JP2003030980A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003030980A
JP2003030980A JP2001214237A JP2001214237A JP2003030980A JP 2003030980 A JP2003030980 A JP 2003030980A JP 2001214237 A JP2001214237 A JP 2001214237A JP 2001214237 A JP2001214237 A JP 2001214237A JP 2003030980 A JP2003030980 A JP 2003030980A
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thyristor
line
lines
control
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JP2001214237A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Iwata
佳久 岩田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み時の非選択セルでのデータ破壊を防
止するようにした、NDR素子を用いた半導体記憶装置
を提供する。 【解決手段】 MISゲート付きサイリスタTHとMI
SFET−Qからなるメモリセルがマトリクス配列され
る。MISFET−QのゲートとサイリスタTHのMI
Sゲートは、ワード線WL1,WL2に接続され、MI
SFET−Qのドレインがビット線BLに接続される。
サイリスタTHのアノード端子は、ワード線WL1,W
L2と対をなしてこれらと並行するバイアス電圧制御線
REFに接続される。バイアス電圧制御線REFには、
スタンバイ時及びデータ読み出し時は共通の制御電圧を
与えるが、データ書き込み時は、対をなすワード線WL
1,WL2に応じて異なる制御電圧を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、負性微分抵抗素
子を用いてメモリセルを構成する半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サイリスタのような負性微分抵抗(Nega
tive Differential Resistance)特性を持つ素子(以
下、NDR素子という)を半導体メモリに応用しようと
する試みは古くからなされている。NDR素子のオフ状
態とオン状態とを二つの安定点として保持すれば、二値
データを記憶することができるからである。
【0003】最近、NDR素子としてゲートでターンオ
ン/ターンオフできるサイリスタを用い、これと負荷抵
抗を兼ねたアクセス用MISFETとを組み合わせてメ
モリセルを構成する半導体メモリ(T−RAMと称され
る)が提案されている(F.Nemati and J.D.Plummer,"
A Novel High Density, Low Voltage SRAM Cell witha
Vertical NDR Device," Symp. on VLSI Tech. Dig., p
p.66-77, 1998, Technical Digest IEDM 1999, pp.28
3-286参照)。
【0004】図14(a)(b)は、文献に示された
T−RAMのメモリセル構造と等価回路を示す。サイリ
スタは、縦方向に積み上げられたpnpn構造を有し、
そのp型ベース層の側面にMIS構造のゲート電極が形
成されている。サイリスタのn型エミッタをソースと
し、ドレインがビット線BLに接続されたMISFET
が負荷兼選択トランジスタとなる。MISFETのゲー
ト電極は、第1のワード線WL1に接続され、サイリス
タのゲート電極は第2のワード線WL2に接続される。
サイリスタのp型エミッタは、基準電圧端子Vrefに
接続される。
【0005】図15は、この様なメモリセルを配列した
セルアレイの2×2ビット分を示している。第1のワー
ド線WL1と第2のワード線WL2は、並行して配設さ
れ、ビット線BLは、ワード線WL1,WL2と交差し
て配設される。基準電圧Vrefは、全メモリセルに共
通に、電源電圧より低い固定電圧とされる。
【0006】このメモリセルの特性は、次のようにな
る。MISFETは例えば、浅いDタイプとして、デー
タ保持時にはWL1=0Vで僅かなデータ保持電流が流
れる高抵抗負荷として働くようにする。図16がそのデ
ータ保持状態の特性である。データ保持時、第1のワー
ド線WL1及び第2のワード線WL2共に0Vであり、
サイリスタのオフ状態(高抵抗状態)をデータ“0”、
オン状態(低抵抗状態)をデータ“1”として記憶す
る。
【0007】図17は、データ読み出し時の特性であ
る。このとき、ワード線WL1に例えば電源電圧Vdd
を与えることにより、破線で示すように負荷曲線が保持
時とは変化し、“1”データの場合に大きな電流がビッ
ト線に流れ、“0”データの場合には殆ど電流が流れな
い。この様に、データ保持時と読み出し時とで動作点を
切り換える(即ち負荷抵抗の大きさを切り換える)こと
により、保持電流を低減し、大きな読み出し電流を確保
することが可能になる。
【0008】図18は、データ書き込み時の特性であ
る。データ書き込み時は、WL1=WL2=Vddと
し、ビット線BLには、“0”書き込み時にはVdd
を、“1”書き込み時には0Vを与える。“1”書き込
み時、サイリスタは、n型エミッタが0Vとなり、ゲー
ト電極にVddが与えられるためターンオンして、
“1”状態になる。“0”書き込み時は、サイリスタの
n型エミッタがVddになって、pnpn接合には逆電
圧がかかり、従って図18に示すように、サイリスタの
静特性上の負電圧側に動作点が移動してサイリスタはタ
ーンオンしない。WL1,WL2を0Vに戻すと、図1
6の“0”データ保持状態になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のT−R
AMセルアレイ構成では、“0”データ書き込み時、選
択ビット線に沿った非選択セルでのデータ保持が問題に
なる。例えば、図15のビット線BL(j)とワード線
WL1(i),WL2(i)の交差部のセルに“0”デ
ータを書き込む場合に、同じビット線BL(j)に沿っ
た隣接した非選択セルでは、WL1(i+1)=WL2
(i+1)=0Vであり、ビット線BL(j)がVdd
であるため、データ保持状態は、図19のようになる。
この非選択セルが“0”データを保持している場合には
問題がないが、“1”データを保持している場合には、
それが破壊される可能性がある。即ち、データ保持状態
でMISFETは、ゲートが0Vであっても僅かに電流
が流れる状態であるから、VddがVrefより高い
と、非選択セルのサイリスタに逆電圧がかかって、ター
ンオフしてしまい、“0”データに書き換えられるおそ
れがある。
【0010】この発明は、書き込み時の非選択セルでの
データ破壊を防止するようにした、NDR素子を用いた
半導体記憶装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、マトリクス配列された複数の負性微分抵抗素
子と、前記負性微分抵抗素子の第1の方向の配列に沿っ
て配設され、それぞれに第1の方向に並ぶ負性微分抵抗
素子の一端がMISFETを介して共通接続される複数
のデータ転送線と、前記負性微分抵抗素子の第2の方向
の配列に沿って配設されて、それぞれに第2の方向に並
ぶMISFETのゲートが共通接続された複数のデータ
選択線と、前記各データ選択線と対をなして前記第2の
方向に配設されて、それぞれに第2の方向に並ぶ負性微
分抵抗素子の他端が共通接続され、データ書き込み時に
対をなす前記データ選択線の電圧に応じて異なる制御電
圧が与えられる複数のバイアス電圧制御線と、を有する
ことを特徴とする。
【0012】この発明によると、セルアレイ内で従来固
定電位に設定されていた基準電位線を、データ選択線と
対をなすバイアス電圧制御線として分割配置して、デー
タ書き込み時にこのバイアス電圧制御線に与える制御電
圧をデータに応じて切り換えることにより、非選択セル
でのデータ破壊を防止することが可能になる。
【0013】この発明において好ましくは、負性微分抵
抗素子は、MISゲート付きのサイリスタであって、各
データ選択線と対をなして第2の方向に配設されて、そ
れぞれに第2の方向に並ぶサイリスタのMISゲートが
共通に接続される複数のデータ制御線を有するものとす
る。
【0014】この発明において、例えばサイリスタは、
アノード端子がバイアス電圧制御線に接続され、カソー
ド端子がnチャネル型のMISFETを介してデータ転
送線に接続される。このとき、スタンバイ時及びデータ
読み出し時は、全てのバイアス電圧制御線がサイリスタ
をデータに応じてオン又はオフ状態を保持するに必要な
第1の制御電圧に設定され、データ書き込み時、選択さ
れて高レベル電圧が与えられるデータ選択線及びデータ
制御線と対をなすバイアス電圧制御線には第1の制御電
圧が、非選択の低レベル電圧が与えられるデータ選択線
及びデータ制御線と対をなすバイアス電圧制御線には第
1の制御電圧により高い第2の制御電圧が与えられるよ
うにする。
【0015】この発明に係る半導体記憶装置はまた、マ
トリクス配列された複数の負性微分抵抗素子と、前記負
性微分抵抗素子の第1の方向に配列に沿って配設され、
それぞれに第1の方向に並ぶ負性微分抵抗素子の一端が
MISFETを介して共通接続される複数のデータ転送
線と、前記負性微分抵抗素子の第2の方向の配列に沿っ
て配設されて、それぞれに第2の方向に並ぶMISFE
Tのゲートが共通接続された複数のデータ選択線と、前
記各データ転送線と対をなして前記第1の方向に配設さ
れて、それぞれに第1の方向に並ぶ負性微分抵抗素子の
他端が共通接続され、データ書き込み時に対をなす前記
データ転送線の電圧に応じて異なる制御電圧が与えられ
る複数のバイアス電圧制御線と、を有することを特徴と
する。
【0016】この様に、セルアレイ内で従来固定電位に
設定されていた基準電位線を、データ転送線と対をなす
バイアス電圧制御線として分割配置した場合にも、デー
タ書き込み時にこのバイアス電圧制御線に与える制御電
圧をデータに応じて切り換えることにより、非選択セル
でのデータ破壊を防止することが可能になる。
【0017】この場合も、好ましくは、負性微分抵抗素
子は、MISゲート付きのサイリスタであって、各デー
タ選択線と対をなして第2の方向に配設されて、それぞ
れに第2の方向に並ぶサイリスタのゲートが共通に接続
される複数のデータ制御線を有するものとする。
【0018】また、サイリスタは例えば、アノード端子
が前記バイアス電圧制御線に接続され、カソード端子が
nチャネル型のMISFETを介してデータ転送線に接
続される。この場合、スタンバイ時及びデータ読み出し
時は、全てのバイアス電圧制御線がサイリスタをデータ
に応じてオン又はオフ状態を保持するに必要な第1の制
御電圧に設定され、データ書き込み時、データに応じて
低レベル電圧が与えられるデータ転送線と対をなすバイ
アス電圧制御線には第1の制御電圧が、高レベル電圧が
与えられるデータ転送線と対をなすバイアス電圧制御線
には第1の制御電圧より高い第2の制御電圧が与えられ
る。
【0019】この発明に係る半導体記憶装置は更に、半
導体基板と、この半導体基板の各素子形成領域にpnp
n構造が積層され、そのp型ベース層に対向してMIS
ゲートが設けられたサイリスタと、前記各素子形成領域
に前記サイリスタの第1エミッタ層と共有するソース層
をもって形成されたMISFETと、第1の方向に配列
されたサイリスタのMISゲートを共通接続するデータ
制御線と、前記第1の方向に配列されたMISFETの
ゲートを共通接続するデータ選択線と、前記第1の方向
と直交する第2の方向に配列されたMISFETのドレ
イン層を共通接続するデータ転送線と、前記第1の方向
に配列されたサイリスタの第2エミッタ層を共通接続す
るデータ制御線と、を有することを特徴とする。
【0020】この発明に係る半導体記憶装置は更に、半
導体基板と、この半導体基板の各素子形成領域にpnp
n構造が積層され、そのp型ベース層に対向してMIS
ゲートが設けられたサイリスタと、前記各素子形成領域
に前記サイリスタの第1エミッタ層と共有するソース層
をもって形成されたMISFETと、第1の方向に配列
されたサイリスタのMISゲートを共通接続するデータ
制御線と、前記第1の方向に配列されたMISFETの
ゲートを共通接続するデータ選択線と、前記第1の方向
と直交する第2の方向に配列されたMISFETのドレ
イン層を共通接続するデータ転送線と、前記第2の方向
に配列されたサイリスタの第2エミッタ層を共通接続す
るデータ制御線と、を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。 [実施の形態1]図1は、一実施の形態による半導体メ
モリ(SRAM)のメモリセルアレイを2×2ビットに
ついて示している。メモリセルは、NDR素子であるM
ISゲート付きサイリスタTHを用いて構成されてい
る。マトリクス配列されたサイリスタTHの行方向の配
列に沿って、データ転送線である複数のビット線BL
(BL(j),BL(j+1),…)が配設され、列方
向の配列に沿って、データ選択線である複数の第1のワ
ード線WL1(WL1(i),WL1(i+1),…)
が配設される。
【0022】行方向に並ぶサイリスタTHは、その一方
の主電極端子(n型エミッタ即ちカソード端子)がそれ
ぞれnチャネルMISFET−Qを介してビット線BL
に共通接続される。列方向に並ぶMISFET−Qのゲ
ートは、ワード線WL1に共通接続される。MISFE
T−Qはこの実施の形態の場合、ゲート電圧が0Vで僅
かにオン電流が流れるように、浅いDタイプに調整され
ている。
【0023】また、データ制御線である複数の第2のワ
ード線WL2(WL2(i),WL2(i+1),…)
がメモリセルの列方向の配列に沿って、第1のワード線
WL1と平行に配設され、列方向に並ぶサイリスタTH
のゲートは、この第2のワード線WL2(WL2
(i),WL2(i+1),…)に共通接続される。
【0024】サイリスタTHの他方の主電極端子(p型
エミッタ即ちアノード端子)は、従来は全て固定の基準
電圧線に共通接続されていた。これに対してこの実施の
形態では、ワード線WL1,WL2と対をなしてこれら
と並行する複数のバイアス電圧制御線REF(REF
(i),REF(i+1),…)が設けられ、それぞれ
に列方向に並ぶ複数のサイリスタTHの他方の主電極端
子(アノード端子)が共通接続される。そして、バイア
ス電圧制御線REFには、データ保持時及び読み出し時
には、データに応じてサイリスタTHのオン,オフ状態
を保持するに必要な第1の制御電圧として基準電圧Vr
efが与えられ、データ書き込み時には選択的に基準電
圧Vrefより高い第2の制御電圧VrefHが与えら
れるようにしている。各ビット線BLには、カラム選択
信号/CSLにより制御されて、非選択ビット線を保持
状態にするためのMISFET−Sが接続されている。
【0025】この実施の形態による半導体メモリの動作
原理は、サイリスタTHのオン状態をデータ“1”、オ
フ状態をデータ“0”としてスタティックに記憶する。
スタンバイ状態では、ワード線WL1,WL2は全て0
Vとし、バイアス電圧制御線REFに正の基準電圧Vr
efを与えて、データを保持する。MISFET−Qが
浅いDタイプであるため、サイリスタTHは、“1”デ
ータの場合僅かな電流を流してオン状態を保持し、
“0”データの場合殆ど電流を流さないオフ状態を保持
する。
【0026】データ読み出しは、全てのバイアス電圧制
御線REFに基準電圧Vrefを与えた状態で、選択さ
れたワード線WL1に電源電圧Vddを与える。ワード
線WL2は0Vのままとする。これにより、例えばビッ
ト線BLを0Vにドライブすれば、選択セルのMISF
ETが深くオンして、“1”データの場合ビット線BL
に電流が流れ込み、“0”データの場合は電流が流れな
い。このビット線電流の有無(又は大小)を検知するこ
とによりデータが判定される。
【0027】データ書き込みは、選択されたワード線W
L1,WL2に電源電圧Vddを与え、選択されたビッ
ト線BLには、書き込みデータ“1”の場合、0Vを、
書き込みデータ“0”の場合、正の電圧Vwを与える。
この電圧Vwは例えば、電源電圧Vddより低い値とす
る。またこのとき、選択ワード線と対をなすバイアス電
圧制御線REFには、基準電圧Vrefを与え、残りの
非選択ワード線と対をなすバイアス電圧制御線REFに
は、より高い制御電圧VrefHを与える。例えば、V
refH>Vw>Vrefなる関係に設定する。具体的
に、“1”データ書き込みのビット線につながる非選択
セルがデータを保持する条件として、Vref>Vva
lley、“0”データ書き込みのビット線につながる
非選択セルがデータを保持する条件として、VrefH
−Vw>Vvalley、“0”データ書き込みができ
る条件として、Vref−Vw<Vvalleyが必要
である。
【0028】これにより、ビット線BLに“1”データ
が与えられたときは、選択セルのサイリスタTHは、ゲ
ートにVddが与えられた状態でpnpn接合に順方向
電圧Vrefが与えられるから、ターンオンする。
“0”データが与えられたときは、選択セルのサイリス
タTHのpnpn接合には、Vw−Vrefの逆バイア
スが与えられる。従ってターンオフして、“0”データ
が書かれる。
【0029】以上の各動作モードの電圧関係をまとめる
と、表1のようになる。表1では、読み出し時、ビット
線BLに0Vを与えているが、他の適当な電位に設定す
ることもできる。
【0030】
【表1】 WL1 WL2 BL REF スタンバイ 0 0 0 Vref 読み出し(選択セル) Vdd 0 0 Vref 読み出し(非選択セル) 0 0 0 Vref “0”書き込みの選択セル Vdd Vdd Vw Vref 同BL上の非選択セル 0 0 Vw VrefH “1”書き込みの選択セル Vdd Vdd 0 Vref 同BL上の非選択セル 0 0 0 VrefH
【0031】図2は、この実施の形態でのデータ書き込
み時の非選択セルのサイリスタのデータ保持特性を示し
ている。負荷曲線Aは、“1”データ書き込み時の選択
ビット線(書き込み電圧0V)上の非選択セル(WL1
=WL2=0V,REF=VrefH)についてのもの
である。負荷曲線Bは、“0”データ書き込み時の選択
ビット線(書き込み電圧Vw)上の非選択セル(WL1
=WL2=0V,REF=VrefH)についてのもの
である。
【0032】“0”書き込みのビット線に与える電圧V
wとし、同じビット線に接続された非選択セルについて
制御電圧をVwより高いVrefHとすることで、その
非選択セルで“1”データを保持している場合にも、負
荷曲線Bに示すように、VrefH−Vwによる順方向
電流を保持することができ、その“1”データは安定に
保持される。また、負荷曲線A上の“0”データ、即ち
0Vが与えられた“1”書き込みの選択ビット線に沿う
非選択メモリセルの“0”データは、そのサイリスタに
かかる制御電圧VrefHが、サイリスタTHのゲート
電圧0Vでの順方向のピーク電圧Vpeakより低い値
に設定されていれば、“1”に書き換えられることもな
い。従って、いずれの非選択セルでもデータ破壊は生ぜ
ず、データが安定に保持される。
【0033】図3は、データ読み出し時の選択セルの特
性である。選択ワード線WL1にVddが与えられて、
破線のような負荷曲線となり、“1”,“0”データに
応じてサイリスタTHからビット線BLに流れる電流が
大きく異なり、これを検知してデータを判別することが
できる。これは、従来と変わらない。
【0034】図4は、データ書き込み状態での選択セル
の特性である。サイリスタTH及びMISFET共にゲ
ートにVddが与えられるから、“1”データ書き込み
時は、制御電圧VrefによりサイリスタTHに大きな
順方向電流が流れてターンオンする。“0”データ書き
込み時は、サイリスタTHにVref−Vwなる逆バイ
アスがかかって、ターンオフし、MISFETのゲート
をオフにすれば“0”状態となる。以上により、
“1”,“0”データが書かれる。
【0035】但しこの実施の形態において、制御電圧V
ref,VrefHと“0”データ書き込み時のビット
線電圧Vwの関係を、VrefH>Vw>Vrefに設
定したが、VrefH>Vref>Vwなる関係に設定
しても良い。この場合、“0”データ書き込みのセルに
おいて、サイリスタには逆バイアスがかからず、Vre
f−Vwなる順バイアスとなるが、この値をごく小さく
設定して、Vvalleyを越えなければ、サイリスタ
はターンオンせず、“0”書き込みが可能である。
【0036】図5及び図6は、この実施の形態によるセ
ルアレイの構成を示す平面図とそのA−A’断面図であ
る。p型シリコン基板10に素子分離絶縁膜11を埋め
込むことによって、図5に破線で示すように矩形の素子
形成領域が2メモリセルずつ区画される。各素子形成領
域に縦型のMISゲート付きサイリスタTHとMISF
ET−Qが形成される。
【0037】サイリスタTHは、素子形成領域に立てら
れた柱状シリコン層12に、下から順に、n型エミッタ
層(カソード層)13、p型ベース層14、n型ベース
層15、p型エミッタ層(アノード層)16が形成され
たpnpn接合を有する。このpnpn構造のp型ベー
ス層14に対向するようにゲート電極17が形成され
る。ゲート電極17は、列方向にワード線WL2として
連続的に配設される。具体的にゲート電極17は、素子
領域では柱状シリコン12を取り囲んで列方向に連続す
るように形成してもよいし、或いは柱状シリコン12の
2側面に対向する状態で2本平行に形成して最終的にチ
ップ端部で共通接続してもよい。
【0038】MISFET−Qは、サイリスタTHに隣
接する位置にゲート電極19が形成され、このゲート電
極19に自己整合的に形成されたn型のソース層13
(n型エミッタ層13と共通)及びドレイン層18を有
する。ゲート電極19は列方向にワード線WL1として
連続的に配設される。この実施の形態の場合、MISF
ET−Qのドレイン層18は隣接セルで共有されるよう
にしている。
【0039】素子が形成された基板上には層間絶縁膜2
1が形成される。層間絶縁膜21には、MISFET−
Qのドレイン層18及びサイリスタTHのp型エミッタ
層16に接続されるコンタクトプラグ22が埋め込まれ
る。そしてこの層間絶縁膜21上に、列方向のサイリス
タTHのp型エミッタ層16を共通接続するための、ワ
ード線WL1,WL2と並行して走るバイアス電圧制御
線(REF)23が配設される。
【0040】更に、バイアス電圧制御線23の上に層間
絶縁膜24が形成され、この上にビット線(BL)25
が配設される。ビット線25は、行方向に連続的に形成
され、層間絶縁膜24に開けられたコンタクト孔を介
し、コンタクトプラグ22を介して、MISFET−Q
のドレイン18に接続される。
【0041】この様にこの実施の形態では、バイアス電
圧制御線をメモリセルアレイの列毎に分離して配設して
いる。これにより、前述のように、サイリスタTHのア
ノード端子を動作モードに応じて列毎に電圧制御するこ
とができる。
【0042】[実施の形態2]図7は、別の実施の形態
によるメモリセルアレイを2×2ビットについて示して
いる。メモリセルは、実施の形態1と同様に、NDR素
子であるMISゲート付きサイリスタTHを用いて構成
されている。マトリクス配列されたサイリスタTHは、
各行毎にカソード端子がnチャネルMISFET−Qを
介してデータ転送線であるビット線BL(BL(j),
BL(j+1),…)に共通接続される。MISFET
−Qはこの実施の形態の場合も、ゲート電圧が0Vで僅
かにオン電流が流れるように、浅いDタイプに調整され
ている。
【0043】各列のMISFET−Qのゲートは、共通
にデータ選択線である第1のワード線WL1(WL1
(i),WL1(i+1),…)に接続される。同様
に、各列のサイリスタTHのゲートは、共通にデータ制
御線である第2のワード線WL2(WL2(i),WL
2(i+1),…)に接続される。
【0044】この実施の形態の場合、バイアス電圧制御
線REF(REF(i),REF(i+1),…)は、
ビット線BLと対をなしてビット線BLと平行に複数本
配設され、行方向に並ぶ複数のサイリスタTHのアノー
ド端子がそれぞれバイアス電圧制御線REFに共通接続
される。そして、バイアス電圧制御線REFには、デー
タ保持時及び読み出し時に基準電圧Vrefが与えら
れ、データ書き込み時には選択的に基準電圧Vrefよ
り高い制御電圧VrefHが与えられるようにしてい
る。各ビット線BLには、カラム選択信号/CSLによ
り制御されて、非選択ビット線を保持状態にするための
MISFET−Sが接続されている。
【0045】この実施の形態による半導体メモリの動作
原理も基本的には、先の実施の形態と同様である。スタ
ンバイ状態では、ワード線WL1,WL2は全て0Vと
し、バイアス電圧制御線REFに正の基準電圧Vref
を与えて、データを保持する。MISFET−Qが浅い
Dタイプであるため、サイリスタTHは、“1”データ
の場合僅かな電流を流してオン状態を保持し、“0”デ
ータの場合電流を流さないオフ状態を保持する。
【0046】データ読み出しは、全てのバイアス電圧制
御線REFに基準電圧Vrefを与えた状態で、選択さ
れたワード線WL1に電源電圧Vddを与える。ワード
線WL2は0Vのままとする。これにより、例えばビッ
ト線BLを0Vにドライブすれば、選択セルのMISF
ETが深くオンして、“1”データの場合ビット線BL
に電流が流れ込み、“0”データの場合は電流が流れな
い。このビット線電流の有無(又は大小)を検知するこ
とによりデータが判定される。
【0047】データ書き込みは、選択されたワード線W
L1,WL2に電源電圧Vddを与え、選択されたビッ
ト線BLには、書き込みデータ“1”の場合、0Vを、
書き込みデータ“0”の場合、正の電圧Vwを与える。
バイアス電圧制御線REFには、“0”書き込みのビッ
ト線と対をなすものには、Vrefより高い制御電圧V
refHを、“1”書き込みのビット線と対をなすもの
には、基準電圧Vrefを与える。Vref,Vref
H,Vwの関係は例えば、VrefH>Vw>Vref
とし、VrefHはVwより僅かに高い値とする。
【0048】これにより、“1”データが与えられたと
きは、選択されたサイリスタTHは、ゲートにVddが
与えられた状態でpnpn接合に順方向電圧Vrefが
与えられるから、ターンオンする。“0”データが与え
られたときは、サイリスタTHのpnpn接合には、ご
く小さい順方向バイアスVrefH−Vwが与えられ
る。従って順バイアス電流が小さく、MISゲートをオ
フにするとサイリスタTHはターンオフとなり、“0”
データが書かれる。
【0049】以上の各動作モードの電圧関係をまとめる
と、表2のようになる。
【0050】
【表2】 WL1 WL2 BL REF スタンバイ 0 0 0 Vref 読み出し(選択セル) Vdd 0 0 Vref 読み出し(非選択セル) 0 0 0 Vref “0”書き込みの選択セル Vdd Vdd Vw VrefH 同BL上の非選択セル 0 0 Vw VrefH “1”書き込みの選択セル Vdd Vdd 0 Vref 同BL上の非選択セル 0 0 0 Vref
【0051】この実施の形態の場合、先の実施の形態と
異なり、ビット線BLとバイアス電圧制御線REFが対
をなして平行に配設されるから、データ書き込み時、ビ
ット線BLに沿った選択メモリセルと非選択メモリセル
の間で、ビット線BLとバイアス電圧制御線REFの間
の電圧は同じになり、ワード線WL1,WL2のみの相
違となる。
【0052】図8は、この実施の形態でのデータ保持状
態の特性を示している。負荷曲線A’及びB’は、先の
実施の形態の図2における負荷曲線A,Bにそれぞれ対
応する、非選択セルのものである。負荷曲線B’は、
“1”データ書き込み時の選択ビット線(0V)と同ビ
ット線上の非選択セル(WL1=WL2=0V,REF
=Vref)についてのものである。負荷曲線B’は、
“0”データ書き込み時の選択ビット線(Vw)と同ビ
ット線上の非選択セル(WL1=WL2=0V,REF
=VrefH)についてのものである。
【0053】負荷曲線A’で表させるサイリスタ即ち、
“1”書き込みの選択ビット線に沿う非選択メモリセル
のサイリスタは、VrefがVpeakより小さけれ
ば、“0”データが保持され、また“1”データも微小
な順方向電流を流して保持される。また、負荷曲線B’
で表されるサイリスタ即ち、“0”書き込みの選択ビッ
ト線に沿う非選択メモリセルのサイリスタは、“1”デ
ータの場合、VrefH−Vwが谷電圧Vvalley
より高ければ、安定に保持され、“0”データも保持さ
れる。従って、いずれの非選択セルでもデータ破壊は生
ぜず、データが安定に保持される。
【0054】データ読み出し状態での選択セルの特性は
先の実施の形態の図3と同じである。 図9は、先の実
施の形態の図4に対応させて、データ書き込み状態での
選択セルの特性を示している。サイリスタTH及びMI
SFET共にゲートにVddが与えられるから、“1”
データ書き込み時は、MISゲートにVdd、MISF
ETのゲートにもVddを与え、御制御電圧Vrefに
よりサイリスタTHに順方向電流を流すことで、ターン
オンする。“0”データ書き込み時は、サイリスタTH
には逆バイアスはかからず、小さい順方向電圧Vref
H−Vwとなるが、その電流をある程度以下の小さい値
に制限することにより、ターンオンさせることなく、
“0”書き込みが可能である。以上により、“1”,
“0”データが書かれる。
【0055】図10及び図11は、この実施の形態によ
るセルアレイの構成を示す平面図とそのA−A’断面図
を、先の実施の形態の図5及び図6に対応させて示して
いる。先の実施の形態と対応する部分には同じ符号を付
して詳細な説明は省く。この実施の形態では、層間絶縁
膜21上に形成されるバイアス電圧制御線(REF)2
3’が、先の実施の形態と異なり、ビット線(BL)2
5の方向に連続するようにパターニングされている。
【0056】図10に示すように、バイアス電圧制御線
REFは、ビット線BLのスペースに配置することにな
るため、先の実施の形態に比べてビット線ピッチを大き
くとる必要があり、その分先の実施の形態より単位セル
当たりの面積が大きくなる。しかし、6トランジスタ型
のSRAMセルや、4トランジスタ+2抵抗のSRAM
セルに比べると素子数が少ないため、単位セル面積を小
さいものとすることができる。
【0057】[実施の形態3]図12及び図13は、他
の実施の形態によるセルアレイの平面図とそのA−A’
断面図である。この実施の形態では、シリコン基板30
にシリコン酸化膜等の絶縁膜31により絶縁された状態
のp型シリコン層32が形成されたSOI基板を用いて
いる。シリコン層32は、素子分離絶縁膜によって、ビ
ット線BLの方向にストライプ状の素子形成領域として
区画される。
【0058】この様に区画されたp型シリコン層32
に、n型ベース層34、p型ベース層35、p+型エミ
ッタ33及びn+型エミッタ36が形成されて、横型の
サイリスタTHが構成されている。p型ベース層35上
には、MIS構造のゲート電極41が形成され、これが
ワード線WL2として連続するようにパターニングされ
る。n+型エミッタ36をドレインとし、これと離隔し
て形成されたn+型ソース38を持ち、p型シリコン層
32からなるチャネルボディ上にゲート電極42が形成
されて、MISFET−Qが構成される。MISFET
−Qのゲート電極42は、ワード線WL1として連続す
るようにパターン形成される。
【0059】素子形成された基板上には層間絶縁膜43
が形成され、これにコンタクトプラグ44,45が埋め
込まれる。この層間絶縁膜43上には、サイリスタのp
型エミッタをワード線方向に共通接続するバイアス電圧
制御線(REF)46が形成される。更にこの上に層間
絶縁膜47が形成され、この上にMISFET−Qのソ
ースに接続されるビット線(BL)48が形成される。
この実施の形態によっても、バイアス電圧制御線REF
の分割により、非選択セルでのデータ破壊を防止した書
き込みが可能になる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、N
DR素子を用いて、データ書き込み時の非選択セルでの
データ破壊を確実に防止するようにした半導体記憶装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるメモリセルアレイ
の等価回路を示す図である。
【図2】同実施の形態のデータ保持時のメモリセル特性
を示す図である。
【図3】同実施の形態のデータ読み出し時のメモリセル
特性を示す図である。
【図4】同実施の形態のデータ書き込み時のメモリセル
特性を示す図である。
【図5】同実施の形態のメモリセルアレイの平面図であ
る。
【図6】図5のA−A’断面図である。
【図7】この発明の他の実施の形態によるメモリセルア
レイの等価回路を示す図である。
【図8】同実施の形態のデータ保持時のメモリセル特性
を示す図である。
【図9】同実施の形態のデータ書き込み時のメモリセル
特性を示す図である。
【図10】同実施の形態のメモリセルアレイの平面図で
ある。
【図11】図10のA−A’断面図である。
【図12】多の実施の形態のメモリセルアレイの平面図
である。
【図13】図12のA−A’断面図である。
【図14】従来のT−RAMのセル構造と等価回路を示
す図である。
【図15】従来のT−RAMのセルアレイの等価回路図
である。
【図16】従来のT−RAMのデータ保持時のメモリセ
ル特性を示す図である。
【図17】従来のT−RAMのデータ読み出し時のメモ
リセル特性を示す図である。
【図18】従来のT−RAMのデータ書き込み時のメモ
リセル(選択セル)特性を示す図である。
【図19】従来のT−RAMのデータ書き込み時のメモ
リセル(非選択セル)特性を示す図である。
【符号の説明】
TH…ゲート付きサイリスタ、Q…MISFET、BL
…ビット線(データ転送線)、WL1…第1のワード線
(データ選択線)、WL2…第2のワード線(データ制
御線)、REF…バイアス電圧制御線、10…p型シリ
コン基板、11…素子分離絶縁膜、12…柱状シリコン
層、13…n型エミッタ層(兼ソース層)、14…p型
ベース層、15…n型ベース層、16…p型エミッタ
層、17…ゲート電極(ワード線WL2)、19…ゲー
ト電極(ワード線WL1)、18…ドレイン層、21,
24…層間絶縁膜、22…コンタクトプラグ、23…バ
イアス電圧制御線(REF)、25…ビット線(B
L)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス配列された複数の負性微分抵
    抗素子と、 前記負性微分抵抗素子の第1の方向の配列に沿って配設
    され、それぞれに第1の方向に並ぶ負性微分抵抗素子の
    一端がMISFETを介して共通接続される複数のデー
    タ転送線と、 前記負性微分抵抗素子の第2の方向の配列に沿って配設
    されて、それぞれに第2の方向に並ぶMISFETのゲ
    ートが共通接続された複数のデータ選択線と、 前記各データ選択線と対をなして前記第2の方向に配設
    されて、それぞれに第2の方向に並ぶ負性微分抵抗素子
    の他端が共通接続され、データ書き込み時に対をなす前
    記データ選択線の電圧に応じて異なる制御電圧が与えら
    れる複数のバイアス電圧制御線と、を有することを特徴
    とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記負性微分抵抗素子は、MISゲート
    付きのサイリスタであって、 前記各データ選択線と対をなして前記第2の方向に配設
    されて、それぞれに第2の方向に並ぶサイリスタのMI
    Sゲートが共通に接続される複数のデータ制御線を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記サイリスタは、アノード端子が前記
    バイアス電圧制御線に接続され、カソード端子がnチャ
    ネル型の前記MISFETを介してデータ転送線に接続
    されており、 スタンバイ時及びデータ読み出し時は、全てのバイアス
    電圧制御線が前記サイリスタをデータに応じてオン又は
    オフ状態を保持するに必要な第1の制御電圧に設定さ
    れ、 データ書き込み時、選択されて高レベル電圧が与えられ
    るデータ選択線及びデータ制御線と対をなすバイアス電
    圧制御線には前記第1の制御電圧が、非選択の低レベル
    電圧が与えられるデータ選択線及びデータ制御線と対を
    なすバイアス電圧制御線には前記第1の制御電圧により
    高い第2の制御電圧が与えられるようにしたことを特徴
    とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 マトリクス配列された複数の負性微分抵
    抗素子と、 前記負性微分抵抗素子の第1の方向に配列に沿って配設
    され、それぞれに第1の方向に並ぶ負性微分抵抗素子の
    一端がMISFETを介して共通接続される複数のデー
    タ転送線と、 前記負性微分抵抗素子の第2の方向の配列に沿って配設
    されて、それぞれに第2の方向に並ぶMISFETのゲ
    ートが共通接続された複数のデータ選択線と、前記各デ
    ータ転送線と対をなして前記第1の方向に配設されて、
    それぞれに第1の方向に並ぶ負性微分抵抗素子の他端が
    共通接続され、データ書き込み時に対をなす前記データ
    転送線の電圧に応じて異なる制御電圧が与えられる複数
    のバイアス電圧制御線と、を有することを特徴とする半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記負性微分抵抗素子は、MISゲート
    付きのサイリスタであって、 前記各データ選択線と対をなして前記第2の方向に配設
    されて、それぞれに第2の方向に並ぶサイリスタのMI
    Sゲートが共通に接続される複数のデータ制御線を有す
    ることを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記サイリスタは、アノード端子が前記
    バイアス電圧制御線に接続され、カソード端子がnチャ
    ネル型の前記MISFETを介してデータ転送線に接続
    されており、 スタンバイ時及びデータ読み出し時は、全てのバイアス
    電圧制御線が前記サイリスタをデータに応じてオン又は
    オフ状態を保持するに必要な第1の制御電圧に設定さ
    れ、 データ書き込み時、データに応じて低レベル電圧が与え
    られるデータ転送線と対をなすバイアス電圧制御線には
    前記第1の制御電圧が、高レベル電圧が与えられるデー
    タ転送線と対をなすバイアス電圧制御線には前記第1の
    制御電圧より高い第2の制御電圧が与えられるようにし
    たことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、 この半導体基板の各素子形成領域にpnpn構造が積層
    され、そのp型ベース層に対向してMISゲートが設け
    られたサイリスタと、 前記各素子形成領域に前記サイリスタの第1エミッタ層
    と共有するソース層をもって形成されたMISFET
    と、 第1の方向に配列されたサイリスタのMISゲートを共
    通接続するデータ制御線と、 前記第1の方向に配列されたMISFETのゲートを共
    通接続するデータ選択線と、 前記第1の方向と直交する第2の方向に配列されたMI
    SFETのドレイン層を共通接続するデータ転送線と、 前記第1の方向に配列されたサイリスタの第2エミッタ
    層を共通接続するデータ制御線と、を有することを特徴
    とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板と、 この半導体基板の各素子形成領域にpnpn構造が積層
    され、そのp型ベース層に対向してMISゲートが設け
    られたサイリスタと、 前記各素子形成領域に前記サイリスタの第1エミッタ層
    と共有するソース層をもって形成されたMISFET
    と、 第1の方向に配列されたサイリスタのMISゲートを共
    通接続するデータ制御線と、 前記第1の方向に配列されたMISFETのゲートを共
    通接続するデータ選択線と、 前記第1の方向と直交する第2の方向に配列されたMI
    SFETのドレイン層を共通接続するデータ転送線と、 前記第2の方向に配列されたサイリスタの第2エミッタ
    層を共通接続するデータ制御線と、 を有することを特徴とする半導体記憶装置。
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