JP5148885B2 - 窒化物半導体発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は窒化物半導体発光素子に関し、特に、光取り出し効率を向上することができる窒化物半導体発光素子に関する。
従来の窒化物半導体発光素子としての窒化物半導体発光ダイオード素子のp型窒化物半導体層側が光取り出し側となっている素子構造において、p型窒化物半導体層の表面上に形成される電極については以下の3つの条件を満たすことが求められている。
まず、第1の条件としては、窒化物半導体発光ダイオード素子の発光層から発光した光に対して透過率が高いことである。
次に、第2の条件としては、注入された電流を発光層の面内に十分に拡散させることができる抵抗率および厚さを有していることである。
最後に、第3の条件としては、p型窒化物半導体層とのコンタクト抵抗が低いことである。
上述した第1〜第3の条件を満たすために、近年、窒化物半導体発光ダイオード素子の光取り出し方向となるp型窒化物半導体層の表面上の電極としてITO(Indium Tin Oxide)からなる透明導電膜が使用され始めている。
しかしながら、ITOからなる透明導電膜は、高温にすると光化学的な性質が不可逆的に変化し、可視光の透過率が低下するため、透明導電膜の形成後のプロセスの温度領域が制限され、さらに、ITOからなる透明導電膜は、大電流密度の駆動で劣化し、黒色化するという問題があった。
上記の問題の解決方法として、たとえば特許文献1には、III族窒化物半導体発光素子の光取り出し側の電極が形成されるp型窒化物半導体層にp型GaNを用いる代わりにGaNよりもバンドギャップエネルギの小さいInGaNを用いることにより、p型窒化物半導体層とその表面上に形成される電極との間の障壁を低くして良好なオーミック接触を得ようとする方法が開示されている。
また、特許文献2には、電極が形成されるp型窒化物半導体層を互いに組成の異なる第1と第2の窒化物半導体層が交互に積層された超格子構造を有する構成とし、上記の第1と第2の2つの窒化物半導体層のうち少なくとも第1の窒化物半導体層にInを含ませることにより駆動電圧を低減する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示された方法では、p型窒化物半導体層とその表面上に形成される電極との間の障壁を低くして良好なオーミック接触を得ることが困難であった。
そこで、たとえば特許文献3〜6には、p型窒化物半導体層上にp型窒化物半導体層とトンネル接合を構成するn型窒化物半導体層を形成し、そのn型窒化物半導体層の表面上に電極を形成する方法が開示されている。
この方法によれば、p型窒化物半導体層の表面上に電極を形成した構造と比べてコンタクト抵抗を小さくすることができ、駆動電圧が低く、大出力駆動が可能となる。
特開平8−97468号公報 特開平11−340509号公報 特開2005−229085号公報 特開2005−268601号公報 特開2005−268739号公報 特開2006−135311号公報
しかしながら、上記の特許文献3〜6に開示された方法においても未だ光取り出し効率は不十分であり、光取り出し効率のさらなる改善が望まれている。
そこで、本発明の目的は、光取り出し効率を向上することができる窒化物半導体発光素子を提供することにある。
本発明は、基板と、基板上に基板側から順次積層された、第1のn型窒化物半導体層と、発光層と、p型窒化物半導体層と、金属層と、第2のn型窒化物半導体層と、を含み、第2のn型窒化物半導体層の表面上または第2のn型窒化物半導体層の表面上方に電極を備え、金属層は水素吸蔵合金である窒化物半導体発光素子である。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、p型窒化物半導体層と金属層との間にn型ドーパントとp型ドーパントとを含む半導体層が含まれていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、金属層と第2のn型窒化物半導体層との間にn型ドーパントとp型ドーパントとを含む半導体層が含まれていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、n型ドーパントとp型ドーパントとを含む半導体層は複数の層からなっていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子は、p型窒化物半導体層と金属層との間にp型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層のそれぞれよりもバンドギャップの小さい窒化物半導体層を含んでいてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子は、金属層と第2のn型窒化物半導体層との間にp型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層のそれぞれよりもバンドギャップの小さい窒化物半導体層を含んでいてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、第2のn型窒化物半導体層のバンドギャップエネルギが発光層から発光した光の波長に対応するエネルギよりも大きいことが好ましい。
本発明によれば、光取り出し効率を向上することができる窒化物半導体発光素子を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
(実施の形態1)
図1に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の一例の模式的な断面図を示す。ここで、窒化物半導体発光ダイオード素子は、たとえばサファイア等からなる基板1上に、たとえばGaN等からなるバッファ層2、たとえばn型GaN等からなるn型窒化物半導体下地層3、たとえばn型GaN等からなるn型窒化物半導体コンタクト層4、たとえばIn0.25Ga0.75N層とGaN層とを交互に積層した多重量子井戸構造を有する発光層5、たとえばp型AlGaN等からなるp型窒化物半導体クラッド層6、たとえばp型GaN等からなるp型窒化物半導体コンタクト層7、たとえばPd等からなる金属層20、およびn型GaN等からなるn型窒化物半導体層11がこの順序で積層された構成を有している。また、n型窒化物半導体コンタクト層4の表面上にはn側用パッド電極9が形成されており、n型窒化物半導体層11の表面上にはp側用パッド電極10が形成されている。
ここで、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、p型窒化物半導体コンタクト層7とn型窒化物半導体層11との間に金属層20が形成されていることに特徴がある。
このように、トンネル接合を形成するp型窒化物半導体コンタクト層7とn型窒化物半導体層11との間に金属層20を形成することによって、表面が荒れる傾向の大きいp型窒化物半導体コンタクト層7の表面とn型窒化物半導体層11との接触面積(金属層20を介した接触面積)が大きくなる。これにより、キャリアの経路が広がるとともにキャリアが金属層20で拡散することによって、発光層5の表面に広がった状態でキャリアが注入されることになる。
また、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、n型窒化物半導体層11の表面上にp側用パッド電極10が形成されていることから、p型窒化物半導体層の表面上に電極を形成した従来の素子構造よりも良好なオーミック接触が得られやすくなる。
さらに、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、発光層5の下地となるn型窒化物半導体コンタクト層4の結晶性はたとえば特許文献1に記載されているような発光層の下地となるp型窒化物半導体層の結晶性と比べて良好となるため、発光層5の結晶性も良好なものとなり、量子効率の高い高品質な発光層5を得ることができる。
したがって、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、上述した効果の相乗効果によって、電流注入量に対して取り出すことのできる光の量の割合が大きく増大するため、光取り出し効率を飛躍的に向上させることができるのである。
ここで、金属層20としては水素吸蔵合金を用いることが好ましい。金属層20が水素吸蔵合金からなり、p型窒化物半導体コンタクト層7中にp型ドーパントとしてMg(マグネシウム)がドーピングされている場合には、アニール等の処理においてMg原子と結合していた水素がp型窒化物半導体コンタクト層7から離脱して金属層20中に取り込まれやすくなるためp型窒化物半導体コンタクト層7のキャリア濃度が増大し、駆動電圧が低減する。これにより、窒化物半導体発光ダイオード素子の温度上昇を抑制することができるため、電流注入量に対して取り出すことのできる光の量の割合が大きく増大し、光取り出し効率をさらに向上させることができる傾向にある。
ここで、金属層20に用いられる水素吸蔵合金としては、たとえば、Mg、Pd(パラジウム)、Ti(チタン)、V(バナジウム)またはLa(ランタン)等の単体だけでなく、Mg、Pd、Ti、VおよびLaからなる群から選択された少なくとも1種の金属を含む合金を用いることもできる。
なお、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子を発光させるためには、p型窒化物半導体コンタクト層7とn型窒化物半導体層11との間で逆バイアスで電流が流れる必要があるが、たとえばp型窒化物半導体コンタクト層7の金属層20側のキャリア濃度およびn型窒化物半導体層11の金属層20側のキャリア濃度を高くすることによって、p型窒化物半導体コンタクト層7の価電子帯とn型窒化物半導体層11の伝導帯との間でキャリアを空乏層を介して移動させることができる。したがって、p型窒化物半導体コンタクト層7とn型窒化物半導体層11との間において逆バイアスで電流を流すことができる。
以下、図2〜図6の模式的断面図を参照して、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子を製造する方法の一例について説明する。
まず、基板1をMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)装置内にセットし、図2に示すように、基板1上に、バッファ層2、n型窒化物半導体下地層3、n型窒化物半導体コンタクト層4、発光層5、p型窒化物半導体クラッド層6およびp型窒化物半導体コンタクト層7をたとえば従来から公知のMOCVD法等によってこの順序で結晶成長させる。
次に、p型窒化物半導体コンタクト層7の成長後のウエハをMOCVD装置から取り出し、スパッタ装置若しくは蒸着装置等にセットし、たとえば従来から公知のスパッタ法若しくは蒸着法等によって、図3に示すように、p型窒化物半導体コンタクト層7の表面上に金属層20を積層する。
続いて、スパッタ装置若しくは蒸着装置等から、金属層20の形成後のウエハを取り出し、MBE(Molecular Beam Epitaxy)装置内にセットする。その後、たとえば従来から公知のMBE法によって、図4に示すように、金属層20の表面上にn型窒化物半導体層11を成長させる。なお、ここでは、金属層20の表面上にn型窒化物半導体層11を成長させる方法としてMBE法を挙げているが、本発明においては、MBE法に代えて、たとえば従来から公知のMOCVD法またはPLD(Pulsed Laser Deposition)法等を用いることもできる。
次いで、n型窒化物半導体層11の形成後のウエハの一部をエッチング等により除去することによって、図5に示すように、n型窒化物半導体コンタクト層4の表面を露出させる。
そして、図6に示すように、露出したn型窒化物半導体コンタクト層4の表面上にはn側用パッド電極9を形成するとともに、n型窒化物半導体層11の表面上にp側用パッド電極10を形成する。
その後、n側用パッド電極9およびp側用パッド電極10の形成後のウエハを複数のチップに分割することによって、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子を得ることができる。
(実施の形態2)
図7に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図7に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、p型窒化物半導体コンタクト層7と金属層20との間にn型ドーパントとp型ドーパントの双方がドーピングされた半導体層21を含むことに特徴がある。
このように、p型窒化物半導体コンタクト層7と金属層20との間にn型ドーパントとp型ドーパントの双方がドーピングされた半導体層21を含む場合には、p型ドーパントのみがドーピングされた場合と比べて平坦性が増すとともに結晶性が良好となるため、キャリアが発光層5の面内に容易に広がり、光取り出し効率の高い窒化物半導体発光ダイオード素子を得ることができる傾向にある。
なお、このような半導体層21としては、たとえば、MOCVD装置内に、原料ガスとしてTMG(トリメチルガリウム)、TMI(トリメチルインジウム)およびNH3(アンモニア)を流すとともに、ドーパントガスとしてCp2Mg(シクロペンタジエニルマグネシウム)およびSiH4(モノシラン)を流すことによって成長させたInGaN等の窒化物半導体層を用いることができる。
その他の説明は実施の形態1と同様である。
(実施の形態3)
図8に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図8に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、金属層20とn型窒化物半導体層11との間にn型ドーパントとp型ドーパントの双方がドーピングされた半導体層21を含むことに特徴がある。
このように、金属層20とn型窒化物半導体層11との間にn型ドーパントとp型ドーパントの双方がドーピングされた半導体層21を含む場合には、p型窒化物半導体コンタクト層7とn型窒化物半導体層11との間における電位降下を小さくすることができ、窒化物半導体発光ダイオード素子の駆動電圧の上昇を抑えることができる傾向にある。その理由は明らかではないが、n型ドーパントとp型ドーパントの双方がドーピングされた半導体層21におけるp型不純物準位や欠陥準位などを介して、p型窒化物半導体コンタクト層7の価電子帯とn型窒化物半導体層11の伝導帯との間でキャリアの移動が起こり、逆バイアスでも電流が流れやすくなるためと推測される。
なお、半導体層21は、たとえば従来から公知のMBE法によって金属層20上に形成することができる。また、半導体層21は、MBE法以外にも、たとえば従来から公知のMOCVD法またはPLD法等によっても形成することが可能である。
その他の説明は実施の形態1および実施の形態2と同様である。
(実施の形態4)
図9に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図9に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、p型窒化物半導体コンタクト層7と金属層20との間にn型ドーパントがドーピングされた層とp型ドーパントがドーピングされた層とが交互に積層された半導体層22を含むことに特徴がある。
このように、p型窒化物半導体コンタクト層7と金属層20との間にn型ドーパントがドーピングされた層とp型ドーパントがドーピングされた層とが交互に積層された半導体層22を含む場合には、より結晶性の優れたn型窒化物半導体層11を形成することが可能となるため、キャリアがn型窒化物半導体層11の面内方向に広がることが容易となり、結果として、光取り出し効率の高い窒化物半導体発光ダイオード素子を得ることができる傾向にある。
なお、このような半導体層22としては、たとえば、p型窒化物半導体層とn型窒化物半導体層とを交互にそれぞれ少なくとも1層以上積層した層等を用いることができる。
その他の説明は実施の形態1〜3と同様である。
(実施の形態5)
図10に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、金属層20とn型窒化物半導体層11との間に、p型窒化物半導体コンタクト層7およびn型窒化物半導体層11のそれぞれよりもバンドギャップの小さい窒化物半導体層23を含むことに特徴がある。
このように、金属層20とn型窒化物半導体層11との間にp型窒化物半導体コンタクト層7およびn型窒化物半導体層11のそれぞれよりもバンドギャップの小さい窒化物半導体層23を含む場合には、より小さな電位差でp型窒化物半導体コンタクト層7の価電子帯とn型窒化物半導体層11の伝導帯との間でキャリアを移動させることができる傾向にある。
したがって、この場合には、窒化物半導体発光ダイオード素子の駆動電圧を低減することができるため、窒化物半導体発光ダイオード素子の温度上昇を抑制することができ、電流注入量に対して取り出すことができる光の量の割合が増大し、光取り出し効率を向上させることができると推測される。
なお、窒化物半導体層23は、たとえば従来から公知のMBE法によって金属層20上に形成することができる。また、窒化物半導体層23は、MBE法以外にも、たとえば従来から公知のMOCVD法またはPLD法等によっても形成することが可能である。
その他の説明は実施の形態1〜4と同様である。
(実施の形態6)
図11に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図11に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、p型窒化物半導体コンタクト層7と金属層20との間に、p型窒化物半導体コンタクト層7およびn型窒化物半導体層11のそれぞれよりもバンドギャップの小さい窒化物半導体層23を含むことに特徴がある。
このように、p型窒化物半導体コンタクト層7と金属層20との間にp型窒化物半導体コンタクト層7およびn型窒化物半導体層11のそれぞれよりもバンドギャップの小さい窒化物半導体層23を含む場合にも、より小さな電位差でp型窒化物半導体コンタクト層7の価電子帯とn型窒化物半導体層11の伝導帯との間でキャリアを移動させることができる傾向にある。
したがって、この場合にも、窒化物半導体発光ダイオード素子の駆動電圧を低減することができるため、窒化物半導体発光ダイオード素子の温度上昇を抑制することができ、電流注入量に対して取り出すことができる光の量の割合が増大し、光取り出し効率を向上させることができると推測される。
その他の説明は実施の形態1〜5と同様である。
(実施の形態7)
図12に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図12に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、金属層20上にバンドギャップエネルギが発光層5から発光した光の波長に対応するエネルギよりも大きいn型窒化物半導体層110を含むことに特徴がある
このように、n型窒化物半導体層110のバンドギャップエネルギが発光層5から発光した光の波長に対応するエネルギよりも大きい場合には、発光層5から発光した光がn型窒化物半導体層110で吸収されにくくなるため、窒化物半導体発光ダイオード素子の光取り出し効率をさらに向上することができると推測される。
なお、n型窒化物半導体層110は、たとえば従来から公知のMBE法によって金属層20上に形成することができる。また、n型窒化物半導体層110は、MBE法以外にも、たとえば従来から公知のMOCVD法またはPLD法等によっても形成することが可能である。
その他の説明は実施の形態1〜6と同様である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、窒化物半導体発光ダイオード素子や窒化物半導体レーザ素子などの窒化物半導体発光素子に好適に利用することができる。
本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の一例の模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子を製造する方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子を製造する方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子を製造する方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子を製造する方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子を製造する方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図である。
符号の説明
1 基板、2 バッファ層、3 n型窒化物半導体下地層、4 n型窒化物半導体コンタクト層、5 発光層、6 p型窒化物半導体クラッド層、7 p型窒化物半導体コンタクト層、9 n側用パッド電極、10 p側用パッド電極、11,110 n型窒化物半導体層、20 金属層、21,22 半導体層、23 窒化物半導体層。

Claims (8)

  1. 基板と、前記基板上に前記基板側から順次積層された、第1のn型窒化物半導体層と、発光層と、p型窒化物半導体層と、金属層と、第2のn型窒化物半導体層と、を含み、前記第2のn型窒化物半導体層の表面上または前記第2のn型窒化物半導体層の表面上方に電極を備え、前記金属層は水素吸蔵合金である、窒化物半導体発光素子。
  2. 前記p型窒化物半導体層と前記金属層との間にn型ドーパントとp型ドーパントとを含む半導体層が含まれることを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。
  3. 前記n型ドーパントとp型ドーパントとを含む半導体層が複数の層からなることを特徴とする、請求項2に記載の窒化物半導体発光素子。
  4. 前記金属層と前記第2のn型窒化物半導体層との間にn型ドーパントとp型ドーパントとを含む半導体層が含まれることを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。
  5. 前記n型ドーパントとp型ドーパントとを含む半導体層が複数の層からなることを特徴とする、請求項4に記載の窒化物半導体発光素子。
  6. 前記p型窒化物半導体層と前記金属層との間に、前記p型窒化物半導体層および前記第2のn型窒化物半導体層のそれぞれよりもバンドギャップの小さい窒化物半導体層を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
  7. 前記金属層と前記第2のn型窒化物半導体層との間に、前記p型窒化物半導体層および前記第2のn型窒化物半導体層のそれぞれよりもバンドギャップの小さい窒化物半導体層を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
  8. 前記第2のn型窒化物半導体層のバンドギャップエネルギが前記発光層から発光した光の波長に対応するエネルギよりも大きいことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
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