JP5148138B2 - 金型内で複合成形品を得る成形・組立方法および成形・組立用金型 - Google Patents

金型内で複合成形品を得る成形・組立方法および成形・組立用金型 Download PDF

Info

Publication number
JP5148138B2
JP5148138B2 JP2007061607A JP2007061607A JP5148138B2 JP 5148138 B2 JP5148138 B2 JP 5148138B2 JP 2007061607 A JP2007061607 A JP 2007061607A JP 2007061607 A JP2007061607 A JP 2007061607A JP 5148138 B2 JP5148138 B2 JP 5148138B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
hollow body
hollow
main body
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007061607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008221565A (ja
Inventor
正三 西田
貴史 元山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP2007061607A priority Critical patent/JP5148138B2/ja
Publication of JP2008221565A publication Critical patent/JP2008221565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5148138B2 publication Critical patent/JP5148138B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/006Joining parts moulded in separate cavities
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2011/00Optical elements, e.g. lenses, prisms
    • B29L2011/0016Lenses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2012/00Frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、筒状の中空本体の内部に挿入部品が挿入された複合成形品を金型内で得る成形・組立方法および成形・組立用金型に関するもので、限定するものではないが、特に円筒形のフレームの内部に複数枚のレンズが挿入された光学機器の構成要素を得る製造方法に適用して好適な、金型内で複合成形品を得る成形・組立方法およびこの方法の実施に使用される成形・組立用金型に関するものである。
樹脂製の筒状の中空本体と、樹脂製の挿入部品とを金型を使用して別体にそれぞれ射出成形し、そして金型から取り出して筒状の中空本体内に挿入部品を手動的に挿入して組み立てて、中空本体と挿入部品とからなる複合成形品を得ることは、広く実施されている。例えば、携帯電話等の電子機器に取り付けられる小型カメラ用のレンズ付き円筒形フレームは、図6に示されているように、樹脂製の円筒形フレーム50と、この円筒形フレームの内部に設けられている複数枚の樹脂製のレンズ51、51と、円筒形フレーム50の一方を閉じている蓋体53とから構成されている。円筒形フレーム50の底部と蓋体53には透孔54、54がそれぞれ明けられている。したがって、被写体から放射される光は、これらの透孔54、54およびレンズ51、51を通り光学的に適宜処理され、そしてCCD,CMOS等のイメージセンサーで受光される。
このような複合成形品あるいはレンズ付き円筒形フレーム50は、一般に次のようにして製作されている。すなわち、円筒形フレーム50と複数枚のレンズ51、51とを射出成形によりそれぞれ成形し、冷却固化を待って金型から取り出す。取り出された円筒形フレーム50に複数枚のレンズ51、51を手作業あるいは専用の組立装置によりを順次挿入する。挿入された円筒形フレーム50の開口部に蓋体53をかぶせて接着剤等で接合する。
特開昭62−87315号公報
特許文献1には、固定側金型と、この固定側金型に対して型開閉さると共に移動可能な移動側金型とを使用して、中空成形品を成形する成形方法が記載されている。この固定側金型と移動側金型には、2つ割りした一対の半中空成形品を成形するキャビティが形成されているので、移動側金型を固定側金型に対して型締めして1次射出成形すると、一対の半中空成形品が成形される。次いで、一方の半中空成形品を固定側金型に、他方の半中空成形品を移動側金型に残して型を開き、移動側金型をスライドさせて一対の半中空成形品の突合部が対向するよう位置決めし、そして再び型締して一対の半中空成形品の突合部の周りに2次射出成形する。そうすると、一対の半中空成形品が接合された中空成形品が得られる。
特許文献1に記載の射出成形方法を適用すると、すなわち一対の半中空成形品の一方の半中空成形品を筒状の中空本体と見なし、他方の半中空成形品を蓋体と見なすと、筒状の中空本体と蓋体とからなる成形品、例えば上記した小型カメラ用のレンズ付き円筒形フレーム50と蓋体53とからなる成形品は金型内で効率よく成形することはできる。しかしながら、複数枚のレンズ51、51を組み立てることはできない。もっとも、移動側金型を開いた状態で2次射出成形する前に、円筒形フレーム50の内部に別の金型で成形された複数枚のレンズ51、51を、手動または専用のハンドリング装置でピックアップし、円筒形フレーム50の開口部から順次挿入する。次いで、移動側金型をスライドさせ円筒形フレーム50の開口部と蓋体53とが対向するよう位置合わせして型締し、2次射出成形により円筒形フレーム50と蓋体53の接合部を接合すると、レンズ付き円筒形フレーム50を製造することはできる。
しかしながら、このような成形・組立法には問題がある。例えば、円筒形フレーム50の内部にレンズ51、51を手動的に挿入すると、レンズ51、51に手垢や汚れが付着して、不良品となる恐れがある。さらには、人が介在するためミスが起きやすく、また人手によるので製作コストも高くなる。一方、専用のハンドリング装置を使用する場合は、高価な装置を別に必要とするので装置全体の価格が高くなり、構造も複雑になる。また、円筒形フレーム50にレンズ51、51を挿入するためには、ハンドリング装置の正確な動きを必要とし、その調整は労力を要する。さらには、ハンドリング装置を射出成形機の近傍に設けなければならないので、射出成形機のメンテナンスに邪魔になる恐れもある。
したがって、本発明は、汚れ等の問題がなく、低コストで効率よく筒状の中空本体内に挿入部品が挿入された複合成形品を得ることができる、金型内で複合成形品を得る成形・組立方法および成形・組立方法の実施に直接使用される成形・組立用金型を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、樹脂製の中空本体と挿入部品とを、固定側金型と移動側金型とを使用して略同時に1次射出成形し、そして中空本体と挿入部品がそれぞれ別々の金型に残った状態で移動側金型を開いて移動側金型をスライド的に移動させて、中空本体の開口部と挿入部品とが対向するよう位置合わせ、そして移動側金型を閉じ方向に駆動して、この型閉じ動作により中空本体の内部に挿入部品が挿入されるよう構成される。また、1次射出成形時に、樹脂製の中空本体の開口部を封鎖する蓋体も同時に射出成形し、2次射出成形により中空本体と蓋体とを接合して一体化するように構成される。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、固定側金型と、該固定側金型に対して型開閉されると共に移動可能な移動側金型とを使用して、少なくとも一方が開口した樹脂製の中空本体と、該中空本体内に挿入される樹脂製の複数個の挿入部品とを射出成形し、そして前記中空本体内に前記開口から前記挿入部品を順次挿入して前記中空本体と複数個の挿入部品とからなる複合成形品を金型内で得る成形・組立方法であって、前記移動側金型を前記固定側金型に対して型締めして、前記中空本体と前記複数個の挿入部品とを実質的に同時に射出成形すると共に、前記複数個の挿入部品のそれぞれの外周部の少なくとも一部は前記中空本体の内周面に沿って挿入される形状に成形する1次成形工程と、前記1次成形工程により成形された前記中空本体と複数個の挿入部品の固化を待って、前記中空本体は前記固定側金型または前記移動側金型のいずれかの一方の金型に残し、前記複数個の挿入部品は他方の金型に残した状態で型開きする第1の型開き工程と、前記第1の型開き工程により型開きされた前記移動側金型を前記固定側金型に対して移動させ、前記中空本体の開口部と前記複数個の挿入部品のうちの第1番目の挿入部品とが対向するよう位置合わせする第1の位置合わせ工程と、前記第1の位置合わせ工程により位置合わせられた前記移動側金型を型閉じ方向に駆動して、前記中空本体の内部に前記第1番目の挿入部品を挿入し、前記外周部の形状によって前記第1番目の挿入部品が前記中空本体の内部で妄りに動かない状態になるようにする第1の挿入工程と、前記第1の挿入工程により、前記第1番目の挿入部品が挿入された前記中空本体を金型に残した状態で型開きする第2の型開き工程と、前記第2の型開き工程により型開きされている前記移動側金型を移動させ、前記中空本体の開口部と前記第2番目の挿入部品とが対向するよう位置合わせする第2の位置合わせ工程と、前記第2の位置合わせ工程により位置合わせられた前記移動金型を型閉じ方向に駆動して、前記中空本体の内部に前記第2番目の挿入部品を挿入し、前記外周部の形状によって前記第2番目の挿入部品が前記中空本体の内部で妄りに動かない状態になるようにする第2の挿入工程と、前記第1番目と第2番目の挿入部品が挿入されている状態で前記中空本体を金型に残したまま型開きする第3の型開き工程と、以下、同様にして前記各工程を繰り返して前記中空本体の内部に複数個の挿入部品を順次挿入する最終挿入工程と、前記最終挿入工程後に、前記移動側金型を開いて、前記中空本体と該中空本体の内部に挿入された複数個の挿入部品とからなる複合成形品を得るように構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の方法において、挿入工程時には中空本体を挿入部品の方へ、または挿入部品を中空本体の方へピストン機構により押し出すように構成され、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の方法において、1次成形時に中空本体の開口部を塞ぐ蓋体も実質的に同時に射出成形し、最終挿入工程後に、中空本体の開口部に蓋体を2次射出成形により接合するように構成される。そして請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の方法によって、小型カメラ用の中空本体と、その内部に挿入されるカメラ用レンズとからなる複合成形品を金型内で得る成形・組立方法として構成される。
請求項5に記載の発明は、固定側金型と、該固定側金型に対して型開閉されると共にスライド的に駆動される移動側金型とからなり、これらの金型のパーティング面間には、少なくと一方が開口した中空本体を成形するための本体用キャビティと、前記中空本体の内部に挿入される複数個の挿入部品を成形するための複数個の部品用キャビティが形成され、前記移動側金型は、前記本体用キャビティで成形される中空本体を前記固定側金型と移動側金型のいずれかの一方に、前記部品用キャビティで成形される複数個の挿入部品を他方の金型の方に残して型開くことができ、前記移動側金型は、本体用キャビティが複数個の部品用キャビティのそれぞれに整合する位置へ駆動可能であると共に、各整合位置における型締め動作により、前記部品用キャビティで成形される挿入部品が前記本体用キャビティで成形される中空本体内に挿入でき、このとき前記挿入部品がその外周部の形状によって前記中空本体の内周面に沿って挿入されて前記中空本体内で妄りに動かない状態になり、その状態から前記挿入部品が前記中空本体内に挿入された状態で型開できるようになっていることを特徴とする、金型内で複合成形品を得る成形・組立用金型として構成される。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の金型において、前記固定側金型と移動側金型のパーティング面間には、本体用キャビティで成形される中空本体の開口部を塞ぐ蓋体を成形するための蓋用キャビティも形成され、前記移動側金型は、前記本体用キャビティが前記蓋用キャビティに整合する位置へも駆動可能であり、この整合位置で型締めして溶融樹脂を射出すると、前記本体用キャビティで成形される中空本体と、前記蓋用キャビティで成形される蓋体とが一体的に接合されることを特徴とする、金型内で複合成形品を得る成形・組立用金型として構成され、請求項7に記載の発明は、請求項5、または6に記載の金型において、前記本体用キャビティまたは前記部品用キャビティには、前記本体用キャビティで成形される中空本体または前記部品用キャビティで成形される挿入部品を、パーティング面側に押し出すピストン機構が設けられていることを特徴とする、金型内で複合成形品を得る成形・組立用金型として構成される。
以上のように、本発明によると、固定側金型と移動側金型とを使用して、樹脂製の中空本体と該中空本体内に挿入される挿入部品とを、あるいは中空本体と該中空本体内に挿入される挿入部品と中空本体の開口部を塞ぐ蓋体とを、1次射出成形により略同時に射出成形し、前記中空本体は前記固定側金型または前記移動側金型のいずれかの一方の金型に残し、前記挿入部品は他方の金型に残した状態で型を開いて前記移動側金型を前記固定側金型に対して移動させ、前記中空本体の開口部と前記挿入部品とが対向するよう位置合わせ、そして前記移動側金型を型閉じ方向に駆動して、この型閉じ動作により前記中空本体の内部に前記挿入部品を挿入するので、あるいは挿入後に2次射出成形により前記中空本体の開口部を蓋体で封鎖するので、中空本体と挿入部品、あるいは中空本体と挿入部品と蓋体とを金型内で射出成形し、そして金型内で組み立てることができるという本発明に特有の効果が得られる。以上のように、本発明によると、金型内で成形と組立とができるので、汚れの付着の問題、不良品の発生の問題等を未然に防ぐことができる。また、専用のハンドリング装置等も格別に必要としないので、構造がシンプルで、安価な金型により、安いコストで複合成形品を得ることができる。構造がシンプルであるので、メンテナンスも容易である。
そして、複数の挿入部品が順次挿入された複合成形品を金型内で得ることができる。また他の発明によると、挿入工程時には中空本体を挿入部品の方へ、または挿入部品を中空本体の方へピストン機構により押し出すように構成されているので、挿入部品の挿入が一層確実になるという効果がさらに得られる。さらに他の発明によると、携帯電話等の電子機器に取り付けられる小型カメラ用レンズ付きフレームを簡単に金型内で成形し、そして組み立てることができる。
以下、本発明の実施の形態を、小型カメラ用の、2個のレンズ付き円筒形フレームの成形・組立に適用した例について説明する。小型カメラ用のレンズ付きフレーム30は、図5に示されているように、底部に光の透過用の透孔32が明けられている、一方が開口した円筒形フレーム33と、この円筒形フレーム33内に所定の間隔をおいて挿入されている第1、2のレンズ35、37と、円筒形フレーム33の開口部を塞いでいる蓋体38とから構成されている。第1、2のレンズ35、37の周囲には軸方向に所定長さの筒状の、第1、2のレンズホルダ35h、37hが一体的に成形され、蓋体38には光通過用の透孔39と接合用空間sが成形されている。このような構成部材を射出成形により略同時に射出成形し、そしてこれらの構成部材を金型内で、図5に示されているように組み立てる例について説明する。
図1は、上記した小型カメラ用のレンズ付きフレーム30の構成部材を射出成形し、そして組み立てるための成形・組立用金型を示す図で、その(ア)は一部を断面にして模式的に示す正面図、その(イ)は可動側金型を開いて固定側金型と可動側金型の詳細を示す断面図である。これらの図に示されているように、本実施の形態に係る成形・組み立て用金型は、概略的には、固定盤1、この固定盤1に対して型開閉される可動盤2、固定盤1に取り付けられている固定側金型3、可動盤2にスライド可能に取り付けられている移動側金型4等から構成されている。固定側金型3には、従来周知のような第1、2のスプルブッシュが設けられ、第1、2の射出ユニット5、6の射出ノズルは、固定盤1を横切るようにしてそれぞれのスプルブッシュにタッチするようになっている。第1、2のスプルブッシュには、詳しくは後述するキャビティに連通した第1、2のスプル5a、6aが連なっている。第1の射出ユニット5からは光を透過しない、あるいは乱反射もしない、例えば着色された樹脂が射出され、第2の射出ユニット6からは光を透過する透明な樹脂が射出されるようになっている。
本実施の形態によると、移動側金型4を可動盤2に沿って上下方向にスライド的に駆動する駆動装置は、位置がより正確に制御できる電動サーボモータから構成されている。すなわち、可動盤2の上部にはブラケット7が固定され、このブラケット7の水平アームの先端部にボールナット9が固定的に取り付けられている。このボールナット9に螺合しているボールネジ8は、下方へ伸び移動側金型4の上部に回転を許容するようにして取り付けられている。したがって、図1には示されていないが、電動サーボモータによりボールネジ8を回転駆動すると、ボールナット9が固定されているので、ボールネジ8の方が上下動し、移動側金型4がスライド的に上下方向に駆動されることになる。
このように構成されている固定側金型3の下方位置には、図1の(イ)に拡大して示されているように、パーティング面Pから移動側金型4の方へ突き出た円柱状のフレーム用コア3aが形成されている。このフレーム用コア3aにより、円筒形フレーム33を成形するためのキャビティが構成される。フレーム用コア3aの上方位置に、第1のレンズ35を成形するための、凹面状を呈する第1のレンズ用凹部3bが形成されている。この第1のレンズ用凹部3bの周囲に連通する形で比較的深くて狭い、第1のレンズホルダ用凹部3b’が形成されている。このレンズホルダ用凹部3b’により第1のレンズホルダ35hの約半分が第1のレンズ35と一体的に成形されることになる。上記の第1のレンズ用凹部3bと所定の間隔をおいて第2のレンズ37を成形するための同様な第2のレンズ用凹部3cが形成されている。この第2のレンズ用凹部3cの周囲にも比較的深くて狭い第2のレンズホルダ用凹部3c’が形成されている。このレンズホルダ用凹部3c’により第2のレンズホルダ37hの約半分が第2のレンズ37と一体的に成形されることになる。
固定側金型3の上方位置には、パーティング面Pから窪んだ、蓋体38を成形するための蓋体用凹部3dが形成されている。蓋体用凹部3dの底部の略中心位置にはパーティング面Pに達する透孔用コア3eが、そして蓋体用凹部3dの底部の周壁から所定高さ立ち上がった位置には段部3d’がそれぞれ形成されている。この透孔用コア3eにより蓋体38に透孔39が、そして段部3d’により2次成形用の接合空間部sが成形されることになる。
移動側金型4のパーティング面P’には、固定側金型3の上記したフレーム用コア3a、第1、2のレンズ用凹部3b、3c、蓋体用凹部3d等に対応して、以下に説明するように凹部およびコアが形成されている。すなわち、移動側金型のパーティング面P’には、固定側金型3のフレーム用コア3aに対応してフレーム用凹部4aが設けられている。このフレーム用凹部4aの径は、フレーム用コア3aの径より円筒形フレーム30の肉厚分だけ大きい。フレーム用凹部4aの底部は、ピストン機構10のピストンヘッド10aとなっているが、それについては後述する。
固定側金型3の第1のレンズ用凹部3bに対応して、移動側金型4には第1のレンズ用凹部4bが、第1のレンズホルダ用凹部3b’に対応して第1のレンズホルダ用凹部4b’がそれぞれ設けられている。これらのレンズホルダ凹部3b’、4b’の外径は、フレーム用凹部4aの内径よりもわずかに小さい。したがって、第1、2のレンズホルダ35h、37hは、円筒形フレーム33内に挿入できるが、一旦挿入されると妄りに動くようなことはない。以下同様に、固定側金型3の第2のレンズ用凹部3cに対応して移動側金型4には第2のレンズ用凹部4cが、第2のレンズホルダ用凹部3c’に対応して第2のレンズホルダ用凹部4c’がそれぞれ設けられている。固定側金型3の段部3d’に対応して移動側金型4にはパーティング面P’から突き出た環状の接合用コア4dが形成されている。
可動側金型4に形成されているフレーム用凹部4aの底部は、ピストン機構10のピストンヘッド10aからなっている。このピストンヘッド10aは、フレーム用凹部4aの円筒状周面に接しながら滑らかに移動可能に設けられている。このように移動可能なピストンヘッド10aの上面には円柱状の小コア10bが設けられている。この小コア10bの高さは、円筒形フレーム33の底の厚さになり、これにより円筒形フレーム33に透孔32が成形されることになる。ピストン機構10のピストンロッド10cを駆動するシリンダ装置等は移動側金型4の内部に設けられているが、図1には示されていない。
上記のように構成されている固定側金型3には、第1の射出ユニット5に連通する第1のスプル5aが設けられている。この第1のスプル5aは、上下のランナ5b、5b’に分岐して、下ランナ5b’はゲートを介して固定側金型3のフレーム用コア3aの近傍においてパーティング面Pに開口し、上ランナ5bは蓋体用凹部3dの側部に開口している。また、上ランナ5bからは、図1の(イ)には示されていないが、ランナ切替装置等を介して2次成形用ランナ5cが分岐している。この2次成形用ランナ5cは、蓋体用凹部3dの段部3d’に開口している。同様に固定側金型3には、第2の射出ユニット6に連通した第2のスプル6aが設けられ、この第2のスプル6aは分岐して、それぞれのゲートを介して第1、2のレンズホルダ用凹部3b’、3c’に開口している。
次に、上記実施の形態に係わる成形・組立用金型を使用した、小型カメラ用フレーム付きレンズの成形および組立方法について説明する。移動側金型4を電動サーボモータによりボールネジ8を回転駆動して、1次成形位置へスライド的に駆動する。そして、型締めする。1次成形位置で型締めされた状態が図1の(ア)に示され、その詳細が図2の(ア)に示されている。型締めすると、ピストン機構10のピストンヘッド10aは、固定側金型3のフレーム用コア3aに押されて待避する。固定側金型3のフレーム用コア3aと、可動側金型4のフレーム用凹部4aと、ピストンヘッド10aとにより円筒形フレーム33を成形するためのキャビティFcが構成される。
同時に、固定側金型3の第1のレンズ用凹部3bと第1のレンズホルダ用凹部3b’と、移動側金型4の第1のレンズ用凹部4bと第1のレンズホルダ用凹部4b’とにより、レンズホルダ35h付きの第1のレンズ35を成形するためのキャビティRc1が構成される。同様に、第2のレンズホルダ37h付きの第2のレンズ37を成形するためのキャビティRc2が構成される。また、固定側金型3の蓋体用凹部3d、段部3d’および透孔用コア3eと、移動側金型4のパーティング面P’および接合用コア4dとにより、蓋体成形用のキャビティCcが構成される。このようなキャビティFc、Rc1、Rc2、Ccがパーティング面P、P’の間に構成されている状態が、図2の(ア)に示されている。
次いで、1次射出成形する。すなわち、第1の射出ユニット5から円筒形フレーム33および蓋体38の成形に適した不透明な溶融樹脂を射出する。溶融樹脂はスプル5a、上下のランナ5b、5b’およびそれぞれのゲートを介して蓋体成形用のキャビティCcおよび円筒形フレーム成形用のキャビティFcに充填される。これにより、透孔39付きの蓋体38と、同様な透孔32付きの、一方が開口した円筒形フレーム33とが実質的に同時に成形される。ほぼ同時に、第2の射出ユニット6から第1、2のレンズ35、37に適した透明な溶融樹脂を射出する。溶融樹脂は第2のスプル6aからそれぞれのゲートを介してキャビティRc1、Rc2に充填される。これにより、レンズホルダ35h、37h付きの第1、2のレンズ35、37が成形される。このようにして1次射出成形が終わった状態が図2の(イ)に示されている。
冷却固化を待って、移動側金型4を開く。このとき、摩擦抵抗、形状、表面積の差、その他の手段により円筒形フレーム33は、移動型金型4の方に、第1、2のレンズ35、37および蓋体38は固定側金型3の方に残ってい開かれる。移動側金型4を、電動サーボモータによりボールネジ8を回転駆動して、円筒形フレーム33の開口部が、固定側金型3に残っている第1のレンズ35の位置に一致する位置、あるいは整合する位置へスライド的に駆動する。次いで、第1のレンズ35の組み立て動作に入る。すなわち、固定側金型4の方に残っている第1、2のレンズ35、37および蓋体38に、移動側金型4のパーチング面P’および円筒形フレーム33の開口部が接しない程度に移動側金型4を閉じる。そして、ピストンヘッド10aにより円筒形フレーム33を第1のレンズ33の方へ押し出す。これにより、円筒形フレーム33の内部に第1のレンズ35のレンズホルダ35hの一部が入る。このようにして、第1のレンズ35が円筒形フレーム35内に挿入された状態が、図3の(ア)に示されている。なお、図3の(ア)、(イ)および(ウ)では、図を明瞭にするためにパーティング面P、P’の間は比較的広くあけて示されている。
次に、移動側金型4を開く。このとき第1のレンズ35は、第1のレンズホルダ35hの形状、表面積の差等により、円筒形フレーム33内に挿入された状態で開かれる。ボールネジ8を回転駆動して、円筒形フレーム33に挿入された第1のレンズ35が、固定側金型3に残っている第2のレンズ37の位置に整合する位置へスライド的に駆動する。次いで、固定側金型4の方に残っている第2のレンズ37および蓋体38に、移動側金型4のパーチング面P’および円筒形フレーム33に挿入された第1のレンズ35が接しない程度に移動側金型4を閉じる。そして、ピストンヘッド10aにより円筒形フレーム33を第1のレンズ33の方へ押し出す。これにより、円筒形フレーム33に挿入されている第1のレンズ35のレンズホルダ35hを押して、第2のレンズ37のレンズホルダ37hの一部が入る。このようにして、第1、2のレンズ35、37が円筒形フレーム33内に挿入された状態が、図3の(イ)に示されている。
移動側金型4を開く。ボールネジ8を回転駆動して、円筒形フレーム33に挿入された第2のレンズ37が、固定側金型3に残っている蓋体38に整合する位置へ、すなわち2次成形位置へスライド的に駆動する。この移動側金型4が2次成形位置に整合した状態が、図3の(ウ)に示されている。
移動側金型4を固定側金型3に対して型締めする。型締めすると、第2のレンズ37のレンズホルダ37hは、蓋体38で押されて円筒形フレーム33の開口部端面と同じ面になり、円筒形フレーム33の開口部端面と蓋体38の段部とにより、図5に示されている接合空間sが構成される。第1の射出ユニット5から溶融樹脂を射出する。溶融樹脂は第1のスプル5a、上ランナ5bおよび2次成形用ランナ5cを通ってゲートから接合空間sに充填される。これにより、円筒形フレーム33と蓋体38とが一体化される。冷却固化を待って、移動側金型4を開くと、従来周知のように、エジェクタピンが突き出て、図5に示されているような小型カメラ用のレンズ付きフレーム30が得られる。以下同様にしてレンズ付きフレーム30を得る。
本発明は、上記実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。例えば、上記実施の形態では、円筒形フレーム33は移動側金型4の方で成形され、そしてピストン機構10も移動側金型4の方に設けられているが、円筒形フレーム33を固定側金型3の方で成形し、ピストン機構10も固定側金型3に設けても同様に実施できることは明らかである。また、移動側金型4で円筒形フレーム33を成形し、固定側金型3に残っている第1、2のレンズ35、37を固定側金型3に設けられた、それぞれのピストン機構11、11’で押し出すように実施することもできる。その実施の形態が図4の(ア)に模式的に示されている。詳しい説明はしないが、本実施の形態によると、第1、2のレンズ35、37をそれぞれ成形するキャビティの一部はピストン機構11、11’のピストンヘッド11a、11a’からなっている。したがって、移動側金型4に保持されている円筒形フレーム33を固定側金型3の第1のレンズ35に整合させ、固定側金型4を型閉じ方向に駆動してパーティング面P、P’の間を狭め、そしてピストンヘッド11aにより第1のレンズ35を押し出すと、第1のレンズ35は円筒形フレーム33内の所定位置まで挿入される。第2のレンズ37も同様にして挿入される。
さらには、本発明はピストン機構を設けなくても実施できる。すなわち、移動側金型4を固定側金型3に対して型締する動作によって、第1、2のレンズ35、37を移動側金型4に残っている円筒形フレーム33に順次挿入することもできる。その実施の形態の一部が図4の(イ)に示されている。図4の(イ)において移動側金型4を型閉じ方向に駆動して、円筒形フレーム33に第1のレンズ35のレンズホルダ35hを挿入するとき、挿入動作が完了する前に移動側金型4のパーティング面P’に、第2のレンズ37、蓋体38等が干渉するときは、移動側金型4のパーティング面P’を干渉位置から待避させるように実施する。例えば、移動側金型4を所定角度だけ矢印A方向に回転させる。そうすると、干渉することなく、型締めできる。このように実施するときは、移動側金型4はスライドおよび回転可能な金型ということになる。
本発明に係る成形・組立方法によれば中空本体に部品が挿入されている複合成形品を一対の金型で成形して組み立てることができるので、上記したような小型カメラ用レンズ付きフレーム以外にも色々な成形品を成形し、そして組み立てることができる。例えば、配管の途中に介装されているラインフイルタは、短い管と、この管の内部に挿入されているメッシュ状のフイルタとから構成されているので、このようなラインフイルタも同様にして金型内で成形し、そして組み立てることができることは明らかである。また、中空本体の内面形状が円形以外の四角形、五角形、六角形等の多角形で実施できることも明らかである。さらには、中空本体の内周面と、挿入部品の外周面が必ずしも全周で接する必要なく、位置決めできる程度に一部が接しても同様に実施できることは明らかである。
本発明の実施の形態に係る金型を示す図で、その(a)は金型を閉じた状態で一部断面にして示す正面図、その(イ)は開いた状態で詳細に示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る金型を拡大して示す図で、その(ア)は閉じた状態で、その(イ)は1次射出成形が終わった状態で示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る組立方法の各段階における金型の状態を示す図で、その(ア)は第1のレンズの挿入が終わった状態を、その(イ)は第2のレンズの挿入が終わった状態を、その(ウ)は蓋体に位置合わされた状態を、そしてその(エ)は2次射出成形が終わった状態をそれぞれ示す断面図である。 本発明の他の実施の形態を示す図で、その(ア)、(イ)はそれぞれ異なる他の実施の形態の要部を示す断面図である。 本実施の形態により成形・組み立てられる小型カメラ用レンズ付きフレームを示す断面図である。 従来の製造方法により製造される小型カメラ用レンズ付きフレームを示す断面図である。
符号の説明
3 固定側金型 4 移動側金型
5 第1の射出ユニット 6 第2の射出ユニット
3a フレーム用コア 3b 第1のレンズ用凹部
3c 第2のレンズ用凹部 3d 蓋体用凹部
4a フレーム用凹部 4b 第1のレンズ用凹部
4c 第2のレンズ用凹部 4d 接合用コア

Claims (7)

  1. 固定側金型と、該固定側金型に対して型開閉されると共に移動可能な移動側金型とを使用して、少なくとも一方が開口した樹脂製の中空本体と、該中空本体内に挿入される樹脂製の複数個の挿入部品とを射出成形し、そして前記中空本体内に前記開口から前記挿入部品を順次挿入して前記中空本体と複数個の挿入部品とからなる複合成形品を金型内で得る成形・組立方法であって、
    前記移動側金型を前記固定側金型に対して型締めして、前記中空本体と前記複数個の挿入部品とを実質的に同時に射出成形すると共に、前記複数個の挿入部品のそれぞれの外周部の少なくとも一部は前記中空本体の内周面に沿って挿入される形状に成形する1次成形工程と、
    前記1次成形工程により成形された前記中空本体と複数個の挿入部品の固化を待って、前記中空本体は前記固定側金型または前記移動側金型のいずれかの一方の金型に残し、前記複数個の挿入部品は他方の金型に残した状態で型開きする第1の型開き工程と、
    前記第1の型開き工程により型開きされた前記移動側金型を前記固定側金型に対して移動させ、前記中空本体の開口部と前記複数個の挿入部品のうちの第1番目の挿入部品とが対向するよう位置合わせする第1の位置合わせ工程と、
    前記第1の位置合わせ工程により位置合わせられた前記移動側金型を型閉じ方向に駆動して、前記中空本体の内部に前記第1番目の挿入部品を挿入し、前記外周部の形状によって前記第1番目の挿入部品が前記中空本体の内部で妄りに動かない状態になるようにする第1の挿入工程と、
    前記第1の挿入工程により、前記第1番目の挿入部品が挿入された前記中空本体を金型に残した状態で型開きする第2の型開き工程と、
    前記第2の型開き工程により型開きされている前記移動側金型を移動させ、前記中空本体の開口部と前記第2番目の挿入部品とが対向するよう位置合わせする第2の位置合わせ工程と、
    前記第2の位置合わせ工程により位置合わせられた前記移動金型を型閉じ方向に駆動して、前記中空本体の内部に前記第2番目の挿入部品を挿入し、前記外周部の形状によって前記第2番目の挿入部品が前記中空本体の内部で妄りに動かない状態になるようにする第2の挿入工程と、
    前記第1番目と第2番目の挿入部品が挿入されている状態で前記中空本体を金型に残したまま型開きする第3の型開き工程と、
    以下、同様にして前記各工程を繰り返して前記中空本体の内部に複数個の挿入部品を順次挿入する最終挿入工程と、
    前記最終挿入工程後に、前記移動側金型を開いて、前記中空本体と該中空本体の内部に挿入された複数個の挿入部品とからなる複合成形品を得る、ことを特徴とする金型内で複合成形品を得る成形・組立方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、挿入工程時には中空本体を挿入部品の方へ、または挿入部品を中空本体の方へピストン機構により押し出す、ことを特徴とする金型内で複合成形品を得る成形・組立方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法において、1次成形時に中空本体の開口部を塞ぐ蓋体も実質的に同時に射出成形し、最終挿入工程後に、中空本体の開口部に蓋体を2次射出成形により接合する、ことを特徴とする金型内で複合成形品を得る成形・組立方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の方法によって、小型カメラ用の中空本体と、その内部に挿入されるカメラ用レンズとからなる複合成形品を金型内で得る成形・組立方法。
  5. 固定側金型と、該固定側金型に対して型開閉されると共にスライド的に駆動される移動側金型とからなり、
    これらの金型のパーティング面間には、少なくと一方が開口した中空本体を成形するための本体用キャビティと、前記中空本体の内部に挿入される複数個の挿入部品を成形するための複数個の部品用キャビティが形成され、
    前記移動側金型は、前記本体用キャビティで成形される中空本体を前記固定側金型と移動側金型のいずれかの一方に、前記部品用キャビティで成形される複数個の挿入部品を他方の金型の方に残して型開くことができ、
    前記移動側金型は、本体用キャビティが複数個の部品用キャビティのそれぞれに整合する位置へ駆動可能であると共に、各整合位置における型締め動作により、前記部品用キャビティで成形される挿入部品が前記本体用キャビティで成形される中空本体内に挿入でき、このとき前記挿入部品がその外周部の形状によって前記中空本体の内周面に沿って挿入されて前記中空本体内で妄りに動かない状態になり、その状態から前記挿入部品が前記中空本体内に挿入された状態で型開できるようになっていることを特徴とする、金型内で複合成形品を得る成形・組立用金型。
  6. 請求項5に記載の金型において、前記固定側金型と移動側金型のパーティング面間には、本体用キャビティで成形される中空本体の開口部を塞ぐ蓋体を成形するための蓋用キャビティも形成され、
    前記移動側金型は、前記本体用キャビティが前記蓋用キャビティに整合する位置へも駆動可能であり、この整合位置で型締めして溶融樹脂を射出すると、前記本体用キャビティで成形される中空本体と、前記蓋用キャビティで成形される蓋体とが一体的に接合されることを特徴とする、金型内で複合成形品を得る成形・組立用金型。
  7. 請求項5、または6に記載の金型において、前記本体用キャビティまたは前記部品用キャビティには、前記本体用キャビティで成形される中空本体または前記部品用キャビティで成形される挿入部品を、パーティング面側に押し出すピストン機構が設けられていることを特徴とする、金型内で複合成形品を得る成形・組立用金型。
JP2007061607A 2007-03-12 2007-03-12 金型内で複合成形品を得る成形・組立方法および成形・組立用金型 Active JP5148138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007061607A JP5148138B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 金型内で複合成形品を得る成形・組立方法および成形・組立用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007061607A JP5148138B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 金型内で複合成形品を得る成形・組立方法および成形・組立用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008221565A JP2008221565A (ja) 2008-09-25
JP5148138B2 true JP5148138B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=39840729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007061607A Active JP5148138B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 金型内で複合成形品を得る成形・組立方法および成形・組立用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5148138B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5540696B2 (ja) * 2009-12-25 2014-07-02 コニカミノルタ株式会社 撮像レンズユニットの製造方法及び成形金型装置
US9223115B2 (en) 2009-12-25 2015-12-29 Konica Minolta Advanced Layers, Inc. Image pickup lens unit
WO2011089815A1 (ja) * 2010-01-21 2011-07-28 コニカミノルタオプト株式会社 撮像レンズユニット及びその製造方法
TWI526726B (zh) * 2010-09-22 2016-03-21 柯尼卡美能達精密光學股份有限公司 攝像透鏡單元之製造方法、以及攝像透鏡單元
TWI544248B (zh) * 2010-09-22 2016-08-01 柯尼卡美能達精密光學股份有限公司 攝像透鏡單元之製造方法、以及攝像透鏡單元
TWI551428B (zh) * 2010-09-30 2016-10-01 柯尼卡美能達精密光學股份有限公司 攝像透鏡單元之製造方法
TWI542917B (zh) * 2010-09-30 2016-07-21 柯尼卡美能達精密光學股份有限公司 攝像透鏡單元之製造方法、以及攝像透鏡單元
CN116638710B (zh) * 2023-05-11 2024-02-13 宁波横河精密工业股份有限公司 一种兼具成型、装配的注塑模具及其使用方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4037279B2 (ja) * 2003-01-31 2008-01-23 株式会社モルテン 射出成形方法及びその成形金型

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008221565A (ja) 2008-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5148138B2 (ja) 金型内で複合成形品を得る成形・組立方法および成形・組立用金型
JP5631802B2 (ja) 多色成形用成形型と多色成形品の成形方法と多色成形品
JP6509688B2 (ja) 光拡散用レンズの製造装置および製造方法
JP6334616B2 (ja) 中空成形品の成形方法および中空成形品の成形装置
JP4093584B2 (ja) 内表面に薄膜を有する中空成形品の成形方法および成形装置
JP2008055713A (ja) 射出成形機、金型、及び射出成形方法
JP2010149450A (ja) 多色成形品の成形方法および多色成形用金型
KR20100012799A (ko) 멀티 사출금형 및 이의 사출방법
CA2545212C (en) Mould cavity structure
JP4897756B2 (ja) 中空成形品の成形方法および成形装置
JP3842718B2 (ja) 多層中空体の射出成形方法および射出成形用金型
JP3515563B2 (ja) 合成樹脂製の多層中空体の射出成形方法
JPH04282214A (ja) 筒体の成形方法
KR101393071B1 (ko) 멀티 사출금형 및 이를 이용한 사출물의 사출방법
JP2976264B2 (ja) 三層構造成形品の射出成形方法およびその金型
JP2825015B2 (ja) レンズ鏡筒の成形方法
JP3587405B2 (ja) 中央部に開口が形成された成形品及びその形成方法
KR20160094796A (ko) 멀티 사출금형
JP4812033B2 (ja) 複合成形品の成形方法および成形用金型
CN217968161U (zh) 一种可缩短主流道长度的注塑模具
JP4600980B2 (ja) 射出成形機及び射出成形方法
JPH0976289A (ja) 中空成形品の成形方法および中空成形品の成形用金型
JP4716797B2 (ja) レンズユニットの成形組立装置およびその製造方法
CN207509617U (zh) 扫描摄像镜头的精密注塑模具
JP2003080569A (ja) 射出成形用金型

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100629

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100714

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5148138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250