JP2003080569A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2003080569A JP2001279850A JP2001279850A JP2003080569A JP 2003080569 A JP2003080569 A JP 2003080569A JP 2001279850 A JP2001279850 A JP 2001279850A JP 2001279850 A JP2001279850 A JP 2001279850A JP 2003080569 A JP2003080569 A JP 2003080569A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形不良をなくして歩留り率を向上させると
ともに、ゲート仕上げを不要として生産効率を高めるこ
とができる射出成形用金型を提供する。 【解決手段】 固定側取付板1および可動側取付板2
と、これらに挟持された、固定側型板3、可動側型板4
および受け板5と、固定側取付板1および固定側型板3
を貫通するスプルーランナ10、固定側型板3と可動側
型板4とで形成されるキャビィティ7と、受け板5およ
び可動側型板4を貫通して、スプルーランナ10の開口
端近傍まで延びるZピン8およびキャビィティ7まで延
びるエジェクタピン25とを有する射出成形用金型にお
いて、Zピン8またはエジェクタピン25に、受け板5
および可動側型板4を貫通し、中心軸孔9および円形天
面のゲート11を有する回転軸9を設けるとともに、そ
の回動手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型に
係り、特に、射出成形性が向上し、歩留り率が高く、し
かも射出成形後のゲートカット等の後処理を不要とする
ことができる射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】玩具、電化製品のハウジング、自動車の
内装部品、外装部品等は、一般にプラスチックを射出成
形して製造される。このような射出成形品は、固定型板
と、該固定型板に嵌合する移動型板とを有する射出成形
用金型に溶融プラスチックを流し込むことによって成形
される。
【0003】図6は、従来のサイドゲート型またはアン
ダーゲート型の射出成形用金型を示す説明図である。こ
の金型は、固定側取付板61および可動側取付板62
と、該取付け板相互間に配置された固定側型板63、可
動側型板64および受け板65と、前記固定側取付板6
1および固定側型板63を貫通するスプルー66と、前
記受け板65および可動側型板64を貫通し、前記スプ
ルー66の開口端近傍まで延びるZピン67および前記
固定側型板63と可動側型板64とで形成されるキャビ
ィティ71まで延びるエジェクタピン69と、該エジェ
クタピン69を突出し操作するエジェクタプレート70
とから主として構成されている。72は、固定側型板に
設けられたランナである。
【0004】図示省略したシリンダーノズルから噴射さ
れた溶融プラスチック(以下、単に樹脂ということがあ
る)は、固定側取付板61および固定側型板63を貫通
するスプルー66のスプルーランナを経て固定側型板6
3と可動側型板64との接合面であるパーティングライ
ン68に到り、ランナ72によって圧力が加えられたの
ち、該ランナ72および該ランナとキャビィティ71を
連結する、図示省略したゲートを経て成形用の間隙であ
る前記キャビィティ71に送り込まれ、所定形状に成形
される。樹脂の射出、注入操作が終了したのち、図示省
略した、例えば冷却用水孔に冷却水が通水されて金型が
所定温度まで冷却され、その温度が維持される。冷却工
程終了後、可動側型板64を図6中左方向に移動させて
パーティングライン68を開き、この状態でZピン67
が図中左方向に所定間隔だけ引き抜かれ、スプルー66
のスプルーランナに溜まったプラスチック成形物(以
下、単にスプルーランナともいう)が抜き出されるとと
もに、エジェクタプレート70が、例えば油圧で操作さ
れてエジェクタピン69を図中右方向に突き出して製品
が取り外される。
【0005】このようなサイドゲートまたはアンダーゲ
ート型の成形金型は、ゲート径が、例えば2.5〜5.
0φと比較的大きく射出圧力および保圧を大きく採るこ
とができるので、樹脂がキャビィティの細部まで充填さ
れ易く、成形性が向上して良好な成形品が得られる。
【0006】しかしながら、上記サイドゲートまたはア
ンダーゲート型の成形用金型においては、成形品がゲー
トまたはランナにおける樹脂成形物(以下、それぞれ単
にランナおよびゲートともいう)と一体として得られる
ので、成形品取り出し後、ゲート仕上げ、すなわちバリ
取り作業が必要となり、作業効率が上がらず、原料プラ
スチックの歩留り率が低いという問題があった。
【0007】図7は、サイドゲート型金型の成形品を示
す説明図である。図7において、成形品75は、ランナ
76およびゲート77と一体として得られる。なお、7
8はパーティングライン(P/L)である。
【0008】ところで近年は、ゲート仕上げを不要とし
たサブマリンゲート型の成形用金型が広く採用されてい
る。図8は、サブマリンゲート型金型における成形品と
ゲート等との関係を示す説明図である。図8において、
ランナ82と成形品81を形成するキャビィティとを連
結するゲート83はくさび型を呈しており、該くさび型
のゲート83の先端部は、例えば1〜1.5φの孔径で
キャビィティと連通している。84はパーティングライ
ン、85および86はエジェクタピンである。
【0009】このようなサブマリンゲート型の成形用金
型においては、成形工程、冷却工程終了後、製品用エジ
ェクタピン85とランナ用エジェクタピン86が突き出
されて成形品が金型から外されるが、このとき、成形品
とゲートとの接続部は極めて細いので、この成形品取外
し工程で成形品とゲートとが分離され、ゲートと分離し
た形成品が得られる。従って、サブマリンゲート型の成
形用金型においては成形品に対するゲートカット作業が
不要となる。
【0010】しかしながら、サブマリンゲート型の成形
用金型は、ゲートとキャビィティとの接続部の径が極め
て細いので、溶融プラスチックを射出する際の射出圧力
および保圧を充分に高めることができず、樹脂がキャビ
ィティの細部まで充填できず、成形不良が発生し易いの
で歩留り率が低いという欠点がある。また、成形品取外
し工程において、成形品とゲートとが切り離される際に
プラスチック粉が発生し、このプラスチック粉がパーテ
ィングラインを形成する固定側金型と可動側金型との接
合面に付着して成形不良またはパーティングラインを破
損させ易いという問題がある。このような問題は、原料
として、例えばABS樹脂を使用した場合に発生し易
い。なお、サブマリンゲート型成形用金型において、射
出圧力を無理して高めようとすると金型が破損し易くな
る上、樹脂射出時の保圧が掛かり難くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題点を解決し、充分なゲート径を確保して
必要射出圧力により成形不良をなくして歩留り率を向上
させるとともに、成形品取り出し後のアンダーゲート、
サイドゲート等のゲート仕上げを不要として生産効率を
高めることができる射出成形用金型を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願で特許請求する発明は以下のとおりである。 (1)固定側取付板および可動側取付板と、該取付板相
互間に挟持された、固定側型板、可動側型板および該可
動側型板を支持する受け板と、前記固定側取付板および
固定側型板を貫通するスプルーランナと、固定側型板と
可動側型板とで形成されるキャビィティと、前記受け板
および可動側型板を貫通して、前記スプルーランナの開
口端近傍まで延びるZピンおよび前記キャビィティまで
延びるエジェクタピンとを有する射出成形用金型におい
て、前記Zピンに、前記受け板および可動側型板を貫通
して該可動側型板と前記固定側型板との接合面まで延
び、前記Zピンが貫通する中心軸孔および該中心軸孔の
端部開口部と前記スプルーランナの開口端との連結部を
前記キャビィティに連結するように円形天面に設けられ
たゲートとを有する回転軸を設けるとともに、該回転軸
の回動手段を設けたことを特徴とする射出成形用金型。
【0013】(2)前記回転軸を、前記Zピンに代えて
エジェクタピンに設け、前記回転軸の円形天面に、前記
エジェクタピンが貫通する中心軸孔と前記スプルーラン
ナに連結されたランナとの連結部を前記キャビィティに
連結するゲートを設けたことを特徴とする上記(1)に
記載の射出成形用金型。 (3)前記回転軸の回動手段が、該回転軸の前記受け板
貫通部分の外周面に沿って回転中心軸とは所定角度を有
して傾斜するように設けられた所定長さの溝部と、該溝
部に対向する前記受け板の回転軸貫通部分の内壁面に設
けられた鋼球支持穴と、該鋼球支持穴と前記回転軸の溝
部とで挟持された鋼球とを有することを特徴とする上記
(1)または(2)に記載の射出成形用金型。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1〜3は、本発明の一実施例である射出
成形用金型を示す説明図であり、図1は、その垂直断面
を示す説明図、図2は、図1のII−II線矢視方向断面の
要部を示す図、図3は、その機能を説明するための模式
図である。
【0015】図1において、この成形用金型は、固定側
取付板1および可動側取付板2と、該取付板1、2相互
間に挟持された、固定側型板3、可動側型板4および該
可動側型板4を支持する受け板5と、前記固定側取付板
1および固定側型板3を貫通するように設けられたスプ
ルーランナ10を有するスプルー6と、固定側型板3と
可動側型板4とで形成されるキャビィティ7と、前記受
け板5および可動側型板4を貫通して、前記スプルーラ
ンナ10の開口端近傍まで延びるZピン8および前記キ
ャビィティ7まで延びるエジェクタピン25とを有する
射出成形用金型の、前記Zピン8に、前記受け板5およ
び可動側型板4を貫通して該可動側型板4と前記固定側
型板3との接合面であるパーティングライン18まで延
び、前記Zピン8が貫通する中心軸孔9および該中心軸
孔9の端部開口部と前記スプルーランナ10の開口端と
の連結部を前記キャビィティ7に連結するように円形天
面27に設けられたゲート(アンダーゲート)11とを
有する回転軸12を設けるとともに、該回転軸12の回
動手段を設けたものである。
【0016】回転軸12の回動手段は、図1および図2
に示したように、回転軸12の前記受け板5貫通部分の
外周面に沿って回転中心軸17とは所定角度、例えば2
5度を有して傾斜するように設けられた所定長さの断面
半円形の溝13と、該溝13に対向する前記受け板5の
回転軸貫通部分、すなわち図2における固定スリーブ1
9の内壁面に設けられた鋼球支持穴15と、該鋼球支持
穴15と前記回転軸12の溝13とで挟持された鋼球1
6とを有している。図1中20はコイルばね、21は止
めボルト、22は遊び幅、図2中28はキャップボル
ト、29は固定スリーブである。なお、本実施例におけ
る回転軸12の円形天面27に設けられたゲートをロー
タリーゲートということができる。
【0017】このような構成において、図示省略したシ
リンダーノズルから噴射された溶融プラスチックはスプ
ルー6のスプルーランナ10を経てその開口端、すなわ
ち固定側型板3と可動側型板4との接合部である第1パ
ーティングライン18に到り、回転軸12の円形天面2
7に設けられたアンダーゲート11を経てキャビィティ
7に流入し、所定形状に成形される(図1参照)。樹脂
の射出、注入、成形作業が終了したのち、図示省略した
冷却手段、例えば冷却用水孔に冷却水が通水され、例え
ば樹脂としてポリプロピレンを用いた場合は、金型が例
えば約40℃まで冷却され、この温度が所定時間維持さ
れる。冷却工程が終了した成型用金型は、パーティング
ライン18が開く前に、受け板5の図中右方向への付勢
力が解除され、コイルばね20の圧縮反発力によって前
記受け板5が止めボルト21の遊び幅22、例えば10
mmだけ図1中左方向に移動して第2パーティングライ
ン19が開かれる。このとき、前記受け板5の移動に伴
い、鋼球支持穴15が前記止めボルト21の遊び幅分だ
け図中左方向に移動し、鋼球16も同様に回転軸12の
溝13に摺接して移動し、この移動に伴って、図3に示
したように、回転軸12はその回転中心軸17を中心と
して、例えば矢印23方向に約15度回動し、該回転軸
12の回動に伴いその円形天面27に設けられたアンダ
ーゲート11が回動し、これによってアンダーゲート1
1と成形品24とが切断、離脱する。なおこのとき、第
1パーティングライン18は閉じており、固定側型板3
と可動側型板4の間には隙間がないので、成形品24に
対してゲート11の回転による切断応力が効果的にはた
らく。従って、成形品24とゲート11とが確実に切断
される。
【0018】このようにしてゲート切り工程が終了した
のち、図示省略した油圧装置により可動側型板4が図1
中左方向に移動して第1のパーティングライン18が開
かれ、Zピン8がスプルーランナ10内の樹脂を伴って
左方向に抜かれるとともに、エジェクタプレート26が
操作されてエジェクタピン25が図1中右方向に突き出
され、スプルーランナ10およびアンダーゲート11と
切り離された成形品24が製品として回収される。
【0019】本実施例によれば、Zピン8に、該Zピン
が嵌合する中心軸孔9およびその円形天面27に設けら
れたゲート11を有する回転軸12を設け、成形後、成
形品24の取り出し前に前記回転軸12を所定角度だけ
回転させて前記ゲート11と成形品24とを切り離す、
前記回転軸の回動手段を設けたことにより、製品取り出
し後のゲート処理が不要となり、生産効率が向上し、コ
ストダウンを図ることができる。
【0020】本実施例によれば、回転軸12の円形天面
27に設けられたゲート11をアンダーゲートとしたこ
とにより、例えばその断面形状を、例えば深さ約2m
m、幅約4mmの四角形、例えば台形とすることができ
るので、ゲート断面が、例えば1〜1.5φのサブマリ
ンゲート型金型に比べて大きくすることができる。従っ
て、樹脂の射出圧力範囲および保圧範囲が広がるので、
充填性、成形性が向上し、歩留り率も高くなる。
【0021】本実施例においては、回転軸12の円形天
面27に設けられたゲート11がアンダーゲートとして
機能する成形用金型について説明したが、サイドゲート
として機能させることもできる。
【0022】本実施例において、受け板5の回転軸12
の貫通部分である固定スリーブ29に設けられた鋼球1
6の支持穴15は、例えば前記固定スリーブ29の支持
穴15に対向する方向からボールエンドミールを装入し
て形成される。図2における固定スリーブ29の断面形
状は特に限定されるものではなく、受け板5にキャップ
ボルト28で固定できるものであればよい。
【0023】図4は、本発明の他の実施例を示す要部断
面図である。図4において、この成形用金型は、ゲート
42をサイドゲートとした以外は、図1の実施例と同様
の構成である。本実施例において、回転軸41の円形天
面44に設けられたゲート42はキャビィティ43の側
面に連通しており、サイドゲートとして機能する。な
お、本実施例においては、回転軸41の円形天面44
は、サイドゲート42の高さ分だけパーティングライン
18よりも図中右方向に凸状となるように突出してい
る。
【0024】本実施例においても、上記実施例と同様の
作用効果が得られ、成形後のゲート処理が不要となる。
なお、本実施例は、成形品の側面にゲート42の断面形
状に相当する大きさのかるい凹部が形成されるので、こ
のような跡が残っても差し支えない製品の成形に適して
いる。本発明において、回転軸をエジェクタピンに設け
ることもできる。
【0025】図5は、本発明の別の実施例を示す要部断
面図である。図5において、受け板5および可動側型板
4を貫通してキャビィティ53まで延びるエジェクタピ
ン55に回転軸51を設けた以外は、上記図1の成形用
金型と同様に構成されている。本実施例において、ゲー
ト52はスプルーランナ10と連通するランナ54をキ
ャビィティ53の下側に連通させるものであり、アンダ
ーゲートとして機能する。
【0026】このような成形用金型において、回転軸5
1は上記実施例と同様に作用し、製品取り出し後のゲー
ト処理が不要となり、作業効率の向上およびコストダウ
ンを図ることができる。なお本実施例は、スプルーラン
ナ10とキャビィティ53との間隔が広く、これらを連
結するランナ54が比較的長い金型に好適に採用され
る。
【0027】本発明において、回転軸は、Zピンまたは
エジェクタピンの何れか一方または両方に設けてもよ
く、何れのピンに設けるかは、成形品の種類、スプルー
ランナとキャビィティとの間隔、エジェクタピンの位置
等を考慮して決定される。回転軸の円形天面に設けられ
るゲートの断面形状は特に限定されないが、断面台形ま
たは半円形のものが好適に適用される。またゲート数も
特に限定されるものではないが、例えば左右対象に偶数
個設けられる。
【0028】本発明において、回転軸回動手段の一部を
なす回転軸の外周面に設けられた溝は、前記回転軸の受
け板貫通部分の外表面に、その回転中心軸に対して所定
角度で設けられる。溝と回転軸の回転中心軸との角度
は、例えば25度であり、20〜30度であることが好
ましい。角度が大きすぎると溝および鋼球が破損するお
それがあり、小さすぎると鋼球の移動幅および回転軸の
回転角度が不十分となりゲートを完全に切り離すことが
困難となる。溝幅は、例えば3〜6mm、鋼球の径は、
例えば3〜8φである。
【0029】
【発明の効果】本願の請求項1に記載の発明によれば、
ゲート仕上げが不要となり、生産効率が向上し、コスト
ダウンを図ることができる。また、本発明をサイドゲー
トまたはアンダーゲート型の金型に適用することによ
り、サブマリンゲート型の金型に比べてゲート断面積を
大きく採れるので、成形条件が広がり、成形性および歩
留り率が向上する。
【0030】本願の請求項2に記載の発明によれば、上
記発明と同様、ゲート仕上げが不要となり、作業の効率
化およびコストダウンを図ることができる。
【0031】本願の請求項3に記載の発明によれば、受
け板を所定幅だけ移動させるという簡単な操作で、ゲー
ト切りを行うことができるので、上記発明の効果に加
え、作業効率がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す射出成形用金型の垂直
断面を示す説明図。
【図2】図1のII−II線矢視方向断面の要部を示す図。
【図3】図1の装置の機能を説明する模式図。
【図4】本発明の他の実施例の要部を示す断面図。
【図5】本発明の別の実施例の要部を示す断面図。
【図6】従来技術の説明図。
【図7】従来技術の説明図。
【図8】従来技術の説明図。
【符号の説明】
1…固定側取付板、2…可動側取付板、3…固定側型
板、4…可動側型板、5…受け板、6…スプルー、7…
キャビィティ、8…Zピン、9…中心軸孔、10…スプ
ルーランナ、11…ゲート(アンダーゲート)、12…
回転軸、13…溝、14…受け板の貫通孔、15…鋼球
の支持穴、16…鋼球、17…回転軸の回転中心軸、1
8…第1パーティングライン、19…第2パーティング
ライン、20…コイルばね、21…止めボルト、22…
遊び幅、23…回転軸の回転方向を示す矢印、24…成
形品、25…エジェクタピン、26…エジェクタプレー
ト、27…円形天面、28…キャップボルト、29…固
定スリーブ、41…回転軸、42…ゲート(サイドゲー
ト)、43…キャビィティ、44…円形天面、51…回
転軸、52…ゲート(アンダーゲート)、53…キャビ
ィティ、54…ランナ、55…エジェクタピン、61…
固定側取付板、62…可動側取付板、63…固定側型
板、64…可動側型板、65…受け板、66…スプル
ー、67…Zピン、68…パーティングライン、69…
エジェクタピン、70…エジェクタプレート、71…キ
ャビィティ、72…ランナ、75…成形品、76…ラン
ナ、77…ゲート、78…パーティングライン、81…
成形品、82…ランナ、83…ゲート、84…パーティ
ングライン、85、86…エジェクタピン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側取付板および可動側取付板と、該
    取付板相互間に挟持された、固定側型板、可動側型板お
    よび該可動側型板を支持する受け板と、前記固定側取付
    板および固定側型板を貫通するスプルーランナと、固定
    側型板と可動側型板とで形成されるキャビィティと、前
    記受け板および可動側型板を貫通して、前記スプルーラ
    ンナの開口端近傍まで延びるZピンおよび前記キャビィ
    ティまで延びるエジェクタピンとを有する射出成形用金
    型において、前記Zピンに、前記受け板および可動側型
    板を貫通して該可動側型板と前記固定側型板との接合面
    まで延び、前記Zピンが貫通する中心軸孔および該中心
    軸孔の端部開口部と前記スプルーランナの開口端との連
    結部を前記キャビィティに連結するように円形天面に設
    けられたゲートとを有する回転軸を設けるとともに、該
    回転軸の回動手段を設けたことを特徴とする射出成形用
    金型。
  2. 【請求項2】 前記回転軸を、前記Zピンに代えてエジ
    ェクタピンに設け、前記回転軸の円形天面に、前記エジ
    ェクタピンが貫通する中心軸孔と前記スプルーランナに
    連結されたランナとの連結部を前記キャビィティに連結
    するゲートを設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の回動手段が、該回転軸の前
    記受け板貫通部分の外周面に沿って回転中心軸とは所定
    角度を有して傾斜するように設けられた所定長さの溝部
    と、該溝部に対向する前記受け板の回転軸貫通部分の内
    壁面に設けられた鋼球支持穴と、該鋼球支持穴と前記回
    転軸の溝部とで挟持された鋼球とを有することを特徴と
    する請求項1または2に記載の射出成形用金型。
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