JP4716797B2 - レンズユニットの成形組立装置およびその製造方法 - Google Patents

レンズユニットの成形組立装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラスチックレンズを含むレンズユニットを作製するに際して、一装置内において複数種の樹脂製部品を成形すると共に組み立てることができるレンズユニット成形組立装置およびその製造方法に関する。
従来より、例えば携帯電話などに装備されるプラスチックレンズを含むレンズユニットは、一般に各種部品を成形した後、組立ライン等に搬送し作業者或いはロボットにより組み立てて製作していた。
しかし、上記従来の方法では、組立ライン等を構築し、かつライン各所に作業者或いはロボットを配して組立作業を行わなければならず、製造に時間を要すると共に、部品毎の在庫管理が必要となりコスト高の要因となっていた。また、ホルダー(例えば鏡筒)内のレンズの配置に精度が要求されるため、スペーサーなどを介在されたり、組み立て後に調芯作業が必要であった。
特開2004−233795号公報 特開2005−10352号公報
そこで、本発明の課題は、プラスチックレンズを含むレンズユニットを成形すると共に組み立てることができ、レンズユニットの製造時間の短縮、製造コストの低減、および組み立て精度を向上させることができるプラスチックレンズの成形組立装置およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するものは、プラスチックレンズを含む複数種の部品をそれぞれ成形する複数の成形部と、成形毎に移動する複数の組立部を備えた組立ステーションと、前記成形部にてそれぞれ成形された各種部品を前記組立ステーションのそれぞれの所定部位に移送するための移送手段と、前記移送手段により前記組立ステーションに移送された各種部品を前記組立部に移動させるための移動手段とを有した金型を備えたレンズユニットの成形組立装置であって、該レンズユニットの成形組立装置は、鏡筒と、該鏡筒内に配置されるプラスチックレンズを製品止め用樹脂を充填して固定することを特徴とするレンズユニットの成形組立装置である。
前記成形部においてそれぞれ成形された各種部品は、前記移送手段により前記組立ステーションのそれぞれの所定部位に移送され、かつ前記移動手段により前記組立部に移動され、さらに、前記組立部が移動する毎に順次各種部品が取り付けられレンズユニットが組立てられることが好ましい。
前記組立ステーションは、設定ピッチにて間欠的に回転する回転部であることが好ましい。
さらに、上記課題を解決するものは、プラスチックレンズを含む複数種の部品をそれぞれ成形する複数の成形部と、成形毎に移動する複数の組立部を備えた組立ステーションと、前記成形部にてそれぞれ成形された各種部品を前記組立ステーションのそれぞれの所定部位に移送するための移送手段と、前記移送手段により前記組立ステーションに移送された各種部品を前記組立部に移動させるための移動手段とを有した金型を備えたレンズユニットの成形組立装置にてレンズユニットを製造する方法であって、前記組立ステーションの前記各組立部では、鏡筒内にプラスックレンズを配する工程と、製品止め用樹脂を充填する工程を経てレンズユニットが製造されることを特徴とするレンズユニットの製造方法である。
請求項1ないし3に記載した発明によれば、プラスチックレンズを含むレンズユニットを成形すると共に組み立てることができ、レンズユニットの製造時間の短縮、製造コストの低減、および組み立て精度を向上させることができると共に、鏡筒と該鏡筒内に配置されるプラスチックレンズを有するレンズユニットの組み立て精度をより向上させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、プラスチックレンズを含むレンズユニットを成形すると共に組み立てることができ、レンズユニットの製造時間の短縮、製造コストの低減、および組み立て精度を向上させることができると共に、鏡筒と該鏡筒内に配置されるプラスチックレンズを有するレンズユニットの組み立て精度をより向上させることができる。
この実施例のレンズユニットの組立成形装置1は、図1または図2に示すように、プラスチックレンズ30,33を含む複数種の部品30,31,33をそれぞれ成形する複数の成形部2と、成形毎に移動する複数の組立部3を備えた組立ステーション4と、成形部2にてそれぞれ成形された各種部品30,31,33および絞り板32を組立ステーション4のそれぞれの所定部位に移送するための移送手段5と、移送手段5により組立ステーション4に移送された各種部品30,31,33および絞り板32を組立部3に移動させるための移動手段6とを有した金型7を備えていることを主要な特徴とする。
本発明のレンズユニットの成形組立装置およびレンズユニットの製造方法を図1ないし図16に示した一実施例を用いて説明する。
図1は本発明のレンズユニット成形組立装置の一実施例の可動側金型盤面図であり、図2は図1に示したレンズユニット成形組立装置の固定側金型盤面図であり、図3は図1に示したレンズユニット成形組立装置の金型付近の正面図であると共に、本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(成形工程)を説明するための正面図であり、図4は図1に示したレンズユニット成形組立装置の成形部の一部縦断面図である。図5は本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(ランナー排出)を説明するための説明図であり、図6は本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(レンズユニットのエジェクト)を説明するための正面図であり、図7は本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(各部品の移送工程)を説明するための正面図であり、図8は本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(各部品の組立ステーションへの移動工程)を説明するための正面図であり、図9は移動手段の作用を説明するための説明図であり、図10は本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(PL(パーティングライン)型開き工程)を説明するための正面図であり、図11は本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(組立ステーションの回転およびフープ材送り工程)を説明するための可動側金型盤面図であり、図12は組立ステーションの回転機構を説明するための正面図であり、図13は組立ステーションの回転機構を説明するための平面図であり、図14は図1に示したレンズユニット成形組立装置により作製されるレンズユニットの平面図であり、図15は図14のA−A線断面図であり、図16は図14に示したレンズユニットの部品図である。
この実施例のレンズユニットの成形組立装置1は、図14ないし図16に示したレンズユニット50を成形し、かつ組み立てる装置であり、このレンズユニット50は、図14および図15に示した携帯電話に使用されるカメラレンズユニットであり、具体的には、図16に示すように、鏡筒(レンズホルダー)31と、鏡筒31内に配される第1プラスチックレンズ30と、金属製絞り板32と、第2プラスチックレンズ33と、製品止め用樹脂34とから構成されている。
そして、レンズユニット50は、図15に示すように、鏡筒31内に、まず、第1プラスチックレンズ30が配され、次ぎに金属製絞り板32を配し、さらに、第2プラスチックレンズ33を配した上で、製品止め用樹脂34にて各部品が固着されて製造されている。
なお、第1プラスチックレンズ30および第2プラスチックレンズ33の成形材料としては光学用シクロオレフィンポリマー、鏡筒31の成形材料および製品止め用樹脂34のとしてはポリカーボネート、金属製絞り板32の構成材としてはリン青銅が好適に使用される。
すなわち、このレンズユニットの成形組立装置1は二材成形装置であり、図3に示すように、可動側金型盤8と、この可動側金型盤8に対向して設けられた固定側第1金型盤9と、固定側第1金型盤9に隣接して設けられた固定側第2金型盤10と、固定側第3金型盤11と、固定側第4金型盤12とが垂直方向に配設された金型7を備えている。そして、可動側金型盤8と固定側第1金型盤9との間(PL)で樹脂製品が成形されかつ組み立てられる。
可動側金型盤8、固定側第1金型盤9、固定側第2金型盤10、固定側第3金型盤11および固定側第4金型盤12は、図1または図2に示すように、金型7の外方に設けられたPL等開閉シリンダー20により、各金型盤を垂直方向に貫通したガイドポスト13に沿って垂直方向に往復運動可能に構成されている。
固定側第2金型盤10は、内部に後述する移動手段6を有し、各種部品を組立ステーション4の組立部3に移動させるために作用するものである。
また、固定側第3金型盤11は、成形後に残る不要なランナーを金型7より離脱させるためのものであり、図5に示したように、固定側第4金型盤12より若干離間してランナーを離脱させる。
金型7の上部には、射出装置(図示しない)が設けられており、この射出装置から固定側第4金型盤12、固定側第3金型盤11、固定側第2金型盤10および固定側第1金型盤9の内部を貫通してスプルーランナー(図示しない)が形成されている。このスプルーランナーは先端側が分岐しており、成形毎に各ゲート(例えば図4中の符号19)より、成形部2およびレンズユニット完成部14に熔融樹脂が充填されるように構成されている。
そして、この実施例のレンズユニットの成形組立装置1は、プラスチックレンズ30,33を含む複数種の部品30,31,33をそれぞれ成形する複数の成形部2A,2a,2B,2C,2cと、成形毎に移動する複数の組立部3を備えた組立ステーション4と、成形部2A,2a,2B,2C,2cにてそれぞれ成形された各種部品30,31,33および絞り板32を組立ステーション4のそれぞれの所定部位に移送するための移送手段5a,5b,5c,5dと、移送手段5a,5b,5c,5dにより組立ステーション4に移送された各種部品30,31,33および絞り板32を組立部3に移動させるための移動手段6とを有した金型7を備えている。以下、本発明のレンズユニットの成形組立装置1のこれら特徴部分(金型7)の各構成について順次詳述する。
成形部2は、複数種の部品をそれぞれ成形するために複数設けられており、図1または図2に示したように、可動側金型盤8の金型盤面に設けられた鏡筒31を成形するための第1コア2Aと、この第1コア2Aと対をなし、固定側第1金型盤9の金型盤面に設けられた第1キャビティ2aにて構成される空間、可動側金型盤8の金型盤面に設けられた第1プラスチックレンズ30を成形するための第2コア2Bと、この第2コア2Bと対をなし、固定側第1金型盤9の金型盤面に設けられた第2キャビティ2Bにて構成される空間、および可動側金型盤8の金型盤面に設けられた第2プラスチックレンズ33を成形するための第3コア2Cと、この第3コア2Cと対をなし、固定側第1金型盤9の金型盤面に設けられた第3キャビティ2cにて構成される空間とからなる。
なお、この実施例のレンズユニットの成形組立装置1は、同時進行で2つのレンズユニットを製造するように構成されているため、同じ樹脂部品を成形する成形部2が、それぞれ2対づつ設けられている。また、この実施例のレンズユニットの成形組立装置1は、3つの樹脂部品を必要とするため、成形部は3種類の部品を形成するものとなっているが、部品点数に応じて複数の成形部を備えるものは広く本発明の範疇に包含される。
また、本発明のレンズユニットの成形組立装置1は、鏡筒31、第1プラスチックレンズ30および第2プラスチックレンズ33の成形に際して、いずれも、例えば図4(第1プラスチックレンズ30の成形部の縦断面図)に示すように、ピンゲート19からの樹脂充填方式を採用している。この点、プラスチックレンズの成形は、エアトラップを防止するためにサイドゲートからの樹脂充填が一般的であるが、本発明のレンズユニットの成形組立装置1では、他の樹脂部品31と共に、PLの型開きによりランナー切り離しが可能なピンゲートによる樹脂充填方式を採用し、樹脂の切断手段を不要として装置の簡素化を実現すると共に、金型内での成形および組立を可能としている。
組立ステーション4は、複数の成形部2にてそれぞれ成形等された各種部品を順次組み立てる部位であり、この実施例では、可動側金型盤面に設けられた回転部(ターンテーブル)にて構成されている。
この回転部4は、図12または図13に示すように、ロッド15aが水平方向に往復運動する回転用シリンダー15により、設定角度間欠的に回転するように構成されている。具体的には、この実施例の回転部4は、図13に示すように、設定角度(36度)毎に離間して設けられた10本のバー4aを備え、このバー4aが回転部4の下側において垂直方向に延在している。そして、図12に示すように、ロッド15aを伸長させ爪部15bがバー3aと係合した状態でロッド15aを収縮させることにより、回転部4が36度つづ回転するように構成されている。また、この回転用シリンダー15のロッド15aは、成形毎に一往復するように制御されており、これによって回転部4は成形毎に設定角度回転する。
なお、回転部4の上記設定角度は、以下の式(1)で算出される数値によって設定されている。
設定角度=360゜/5(総組立工程数)×2(一成形毎に完成するレンズユニットの数)・・・・・・式(1)
総組立工程数とは、レンズユニットが組み立てられるまでに要する工程数であり、この実施例では、三種類の成形部2にてそれぞれ成形された各種部品30,31,33と、金属製絞り板32を順次組み付ける4つの組立工程と、各種部品30,31,32,33を製品止め用樹脂34にて接合する接合工程(シールド工程)とを加えた計5工程が上記総組立工程数となる。また、この実施例では、一成形毎に完成するレンズユニット50の数は2個、いわゆる2個取りであるため、式(1)によって算出される上記設定角度は36゜となり、回転部4は36゜毎に間欠回転するように制御されている。
さらに、この実施例の回転部4は、図1に示すように、可動側金型盤8の中央部付近に設けられており、各コア2A,2B,2Cは、回転部4の外方において回転部4の回転方向に沿って各種部品の組立順、すなわちコア2A,2B,2Cの順に配設されている。
また、回転部4は、図1に示すように、上記総組立工程数×一成形毎に完成するレンズユニットの数(5×2=10)と同数の組立部3をその表面に備えている。これらの組立部3も前述した回転部4の設定角度に対応して36゜の離間角度をもって配されている。
移送手段5は、複数の成形部2にてそれぞれ成形された各種部品30,31,33および金属製絞り板32を組立ステーション4上の所定部位(組立部3に対向する位置)に移送するためのものである。
この実施例の移送手段5は、図2に示すように、固定側第1金型盤9の金型盤面に往復運動可能にそれぞれ設けられた第1ないし第4スライド部5a,5b,5c,5dと、第1ないし第4スライド部5a,5b,5c,5dを往復運動させるための第1ないし第4のスライド用シリンダー16a,16b,16c,16dとからなっている。そして、これら第1ないし第4のスライド用シリンダー16a,16b,16c,16dの各ロッドを伸長させると、第1ないし第4スライド部5a,5b,5c,5dがそれぞれ組立ステーション4の上方に配置されるように構成されている。
また、第1スライド部5aおよび第3スライド部5cには、第1キャビティ2a,第2キャビティ2bおよび第3キャビティ2cがそれぞれ設けられている。この第1キャビティ2aは、第1コア2Aと共に鏡筒31を成形する部位であり、第2キャビティ2bは第2コア2Bと共に第1プラスチックレンズ30を成形する部位であり、第3キャビティ2cは第3コア2Cと共に第2プラスチックレンズ33を成形する部位である。すなわち、第1スライド部5aおよび第3スライド部5cは、成形された鏡筒31、第1プラスチックレンズ30および第2プラスチックレンズ33を組立ステーション4の上方に移送させる。他方、第2スライド部5bおよび第4スライド部5dは、金属製絞り板32を組立ステーション4上の所定部位に移送させる。
そして、第1ないし第4のスライド用シリンダー16a,16b,16c,16dの各ロッドが収縮した状態(初期状態)では、それぞれ対となる成形部2が、可動側型金型盤面および固定側第1金型盤面の対向する部位にそれぞれ位置するため成形可能となる。他方、移送時には、図6に示すように、第1ないし第4のスライド用シリンダー16a,16b,16c,16dの各ロッドが伸長して、第1ないし第4スライド部5a,5b,5c,5dが回転部4の上方所定部位にて停止する。
なお、本発明のレンズユニットの成形組立装置1は、図1に示すように、可動側金型盤8付近の側部に設けられたフープ材18の送り装置17を備えている。この送り装置17は、PL上に二条のフープ材18を配し、それらフープ材18を成形毎に所定距離移動させるためのものである。フープ材18は連続的に配された金属製絞り板32を有しており、第2および第4スライド部5b,5dに金属製絞り板32に供給する。
移動手段6は、移送手段5により移送された各種部品30,31,32,33を回転部4の組立部3に移動させるためのものであり、この実施例の移動手段6は、図9に示すように、固定側第1金型盤9内に配された被押圧ピン6aと、この被押圧ピン6aを押圧するための押圧盤6bと、この押圧盤6bを往復動させるためのこ往復動手段6cとからなっている。そして、往復動手段6cが押圧盤6bを下方に向かって移動させると、被押圧ピン6aが固定側第1金型盤の金型盤面より突出し、第1ないし第4スライド部5a,5b,5c,5dに存在する各種部品30,31,32,33を突き出して、組立部3に移動させるように構成されている。
また、図2に示すように、固定側第1金型盤9には、2つのレンズユニット完成部14が設けられており、この部位に組立部3がそれぞれ到達すると、このレンズユニット完成部14と組立部3との間の空間に製品止め用樹脂34が充填されてレンズユニット50が完成する。その後、エジェクタピン(図示しない)が回転部4側から突出してレンズユニット50を離型させる。
このように、本発明のレンズユニットの成形組立装置は、複数の成形部において成形される各種部品および絞り板が、移送手段により組立ステーションの所定部位にそれぞれ移送され、かつ移動手段により組立ステーションに移動され、さらに、組立ステーションが成形毎に移動する。このため、組立ステーションの組立部が移動するごとに同一組立部においては順次各種部品が取り付けられて行き、レンズユニット完成部に達すると製品止め用樹脂が充填されてレンズユニットが完成する。そして、この動作を繰り返すことにより、成形毎(射出成形の場合は1ショット毎)にレンズユニット完成部においてレンズユニットが逐次成形組立てられる。
つぎに、本発明のレンズユニットの製造方法について実施例を用いて説明する。なお、本発明のレンズユニットの製造方法は、上記本発明のレンズユニットの成形組立装置を用いてレンズユニットを製造する方法の発明であり、レンズユニットの成形組立装置については前述した通りであり説明を省略する。
この実施例のレンズユニットの製造方法は、樹脂を複数の成形部2内にそれぞれ充填し、プラスチックレンズ30,32を含む各種部品30,31,32を成形する工程と、移送手段5により各種部品30,31,32,33を組立ステーション4のそれぞれの所定部位に移送する工程と、移動手段6により各種部品30,31,32,33を組立ステーション4の組立部3に移動させ組み付ける工程と、組立ステーション4の組立部3を移動させる工程とを順次繰り返してレンズユニットを成形組み立てることを特徴とするレンズユニットの製造方法である。
より具体的には、この実施例のレンズユニットの製造方法は、可動側金型盤8、固定側第1金型盤9、固定側第2金型盤10、固定側第3金型盤11および固定側第4金型盤12相互の間隙をそれぞれ閉じて樹脂を複数の成形部2A,2a,2B,2b,2C,2c内にそれぞれ充填し第1プラスチックレンズ30,鏡筒31,第2プラスチックレンズ33を成形する第1工程と、固定側第1金型盤9、固定側第2金型盤10、固定側第3金型盤11および固定側第4金型盤12を相互に開いてそれぞれ離間させランナーを排出する第2工程と、可動側金型盤8、固定側第1金型盤9、固定側第2金型盤10、固定側第3金型盤11および固定側第4金型盤12を相互に開いて、特にPLラインを開いて完成したレンズユニットをエジェクトする第3工程と、移送手段4により、第1プラスチックレンズ30,鏡筒31,第2プラスチックレンズ33および絞り板32を組立ステーション4の所定部位に移送する第4工程と、可動側金型盤8および固定側第1金型盤9相互(PLライン)の間隙を閉じて移動手段6により各種部品(第1プラスチックレンズ30,鏡筒31,第2プラスチックレンズ33および絞り板32)を組立ステーション4の組立部3に移動させ組み立てる第5工程と、可動側金型盤8、固定側第1金型盤9および固定側第2金型盤10を相互に開いてそれぞれ離間させる第6工程と、組立ステーション4の組立部(回転部)3を設定角度回転させると共に、絞り板32を連続的に備えたフープ材18を送り装置17により送る第7工程と、移送手段5を初期位置に戻して、複数の成形部2A,2a,2B,2b,2C,2cを成形可能な位置に対向させると共に、絞り板32を受け取り可能状態とする第8工程とを順次繰り返すことにより、ユニットレンズ50が成形組み立てられる。以下、各工程について詳述する。
第1工程では、PL等開閉シリンダー20を作動させ、図3に示すように、可動側金型盤8、固定側第1金型盤9、固定側第2金型盤10、固定側第3金型盤11および固定側第4金型盤12相互の間隙をそれぞれ閉じる。そして、射出装置(図示しない)より熔融樹脂を射出させ、金型7内に設けられているスプルーランナー(図示しない)を介して複数の成形部2A,2a,2B,2b,2C,2d内にそれぞれ充填し各種部品(第1プラスチックレンズ30,鏡筒31,第2プラスチックレンズ33)を射出成形する。なお、この状態では、固定側第1金型盤9の第1キャビティ2a、第2キャビティ2bおよび第3キャビティ2cは、図2に示した初期位置にあり、それぞれ、可動側金型盤8の第1コア2A、第2コア2Bおよび第3コア2Cと共に各種部品を成形する。また、この第1工程では、絞り板32を連続的に備えたフープ材18から絞り板32を切断手段(図示しない)により切り離し、第2スライド部5bおよび第4スライド部5dに配する工程が行われる。
なお、本発明のレンズユニットの製造方法は、上記成形工程を含む8つの工程が繰り返えし行われることにより1成形毎に2つのレンズユニット50が作製されるものであり、説明する各工程は繰り返し行われる1サイクルのうちの各工程である。従って、第1工程(成形工程)時には、レンズユニット完成部14において製品止め用樹脂34の充填が行われており、2つのレンズユニット完成部14にてレンズユニット50が作製されている。
つぎに、第2工程では、PL等開閉シリンダー20を作動させ、図5に示すように、固定側第2金型盤10、固定側第3金型盤11および固定側第4金型盤12を相互に開いてそれぞれ離間させる。そして、固定側第3金型盤11と固定側第4金型盤12との離間によりランナーが排出される。
第3工程では、PL等開閉シリンダー20を作動させ、図6に示すように、可動側金型盤8と固定側第1金型盤9の間を開いてそれぞれ離間させる。そして、この動作と共にエジェクタピン(図示しない)が、可動側金型盤8より上方に突出してレンズユニット完成部14のレンズユニット50を押圧して離型させる。
第4工程では、図7に示すように、移送手段5により各種部品(第1プラスチックレンズ30,鏡筒31,第2プラスチックレンズ33および絞り板32)を組立ステーション4の上方所定部位に移送する。具体的には、図7に示すように、第1ないし第4のスライド用シリンダー16a,16b,16c,16dの各ロッドを伸長させて、第1ないし第4スライド部5a,5b,5c,5dをそれぞれ組立ステーション4の上方にさせる。これによって、第1スライド部5aおよび第3スライド部5cが、鏡筒31、第1プラスチックレンズ30および第2プラスチックレンズ33を組立ステーション4の上方に移送させ、他方、第2スライド部5bおよび第4スライド部5dが、金属製絞り板32を組立ステーション4上の所定部位に移送させる。
第5工程では、可動側金型盤8および固定側第1金型盤9相互(PLライン)の間隙を閉じて、図8に示すように、移動手段6により各種部品(第1プラスチックレンズ30,鏡筒31,第2プラスチックレンズ33および絞り板32)を組立ステーション4の組立部3に移動させ組み立てる。具体的には、固定側第1金型盤9の金型盤面より突出する被押圧ピン6aが、第1ないし第4スライド部5a,5b,5c,5dに保持されている各種部品を押圧し、回転部4の組立部3にそれぞれ移動させる。
第6工程では、PL等開閉シリンダーを作動させ、図10に示すように、可動側金型盤8、固定側第1金型盤9および固定側第2金型盤10を相互に開いてそれぞれ離間させる。
さらに、第7工程では、図11に示すように、組立ステーション(回転部)4を回転用シリンダー15を作動させ設定角度(36度)回転させる。この動作により、回転部4に設けられた各組立部3は、設定角度移動し、次の部品が組み付けられる位置に移動する。また、この第7工程では、絞り板32を連続的に備えたフープ材18を送り装置17により所定距離移動させ、第2スライド部5bおよび第4スライド部5dが初期位置で次位の絞り板32を受け取れる状態とする。
第8工程では、移送手段5を初期位置に戻して、複数の成形部2A,2a,2B,2b,2C,2cを成形可能な位置に対向させると共に、絞り板32を受け取り可能状態とする。具体的には、図2に示すように、第1ないし第4スライド部5a,5b,5c,5dを、それぞれ第1ないし第4のスライド用シリンダー16a,16b,16c,16dを作動させることにより外側に向かって移動させる。この動作により、第1スライド部5aおよび第3スライド部5cにそれぞれ設けられた第1キャビティ2a,2b,2cは、初期位置に戻り、それぞれのキャビティが、第1ないし第3コア2A,2B,2Cと対向した位置となり、成形可能な状態となる。
本発明のレンズユニットの製造方法は、これらの工程を繰り返し行うことにより、成形毎に目的とするレンズユニットが、レンズユニット完成部において作製される。また、この製造方法を組立ステーションの各組立部に着眼した場合、組立ステーション4の各組立部3では、鏡筒31内に第1プラスックレンズ30を配する工程と、鏡筒31内に絞り板32を配する工程と、鏡筒31内に第2プラスチックレンズ33を配する工程と、製品止め用樹脂34を充填する工程を経てレンズユニット50が製造される。
本発明のレンズユニット成形組立装置の一実施例の可動側金型盤面図である。 図1に示したレンズユニット成形組立装置の固定側金型盤面図である。 図1に示したレンズユニット成形組立装置の金型付近の正面図であり、本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(成形工程)を説明するための説明図である。 図1に示したレンズユニット成形組立装置の成形部の一部縦断面図である。 本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(ランナー排出)を説明するための正面図である。 本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(レンズユニットのエジェクト)を説明するための正面図である。 本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(各部品の移送工程)を説明するための正面図である。 本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(各部品の組立ステーションへの移動工程)を説明するための正面図である。 移動手段の作用を説明するための説明図である。 本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(PL型開き工程)を説明するための正面図である。 本発明のレンズユニットの製造方法の一工程(組立ステーションの回転およびフープ材送り工程)を説明するための可動側金型盤面図である。 組立ステーションの回転機構を説明するための正面図である。 組立ステーションの回転機構を説明するための平面図である。 図1に示したレンズユニット成形組立装置により作製されるレンズユニットの平面図である。 図15のA−A線断面図である。 図15に示したレンズユニットの部品図である。
符号の説明
1 レンズユニットの成形組立装置
2 成形部
3 組立部
4 組立ステーション
5 移送手段
6 移動手段
7 金型
8 可動側金型盤
9 固定側第1金型盤
10 固定側第2型盤
11 固定側第3型盤
12 固定側第4型盤
13 ガイドポスト
14 レンズユニット完成部
15 回転用シリンダー
16 スライド用シリンダー
17 送り装置
18 フープ材
19 ピンゲート
20 PL等開閉シリンダー

Claims (4)

  1. プラスチックレンズを含む複数種の部品をそれぞれ成形する複数の成形部と、成形毎に移動する複数の組立部を備えた組立ステーションと、前記成形部にてそれぞれ成形された各種部品を前記組立ステーションのそれぞれの所定部位に移送するための移送手段と、前記移送手段により前記組立ステーションに移送された各種部品を前記組立部に移動させるための移動手段とを有した金型を備えたレンズユニットの成形組立装置であって、該レンズユニットの成形組立装置は、鏡筒と、該鏡筒内に配置されるプラスチックレンズを有するレンズユニットを製品止め用樹脂を充填して固定することを特徴とするレンズユニットの成形組立装置。
  2. 前記成形部においてそれぞれ成形された各種部品は、前記移送手段により前記組立ステーションのそれぞれの所定部位に移送され、かつ前記移動手段により前記組立部に移動され、さらに、前記組立部が移動する毎に順次各種部品が取り付けられレンズユニットが組立てられる請求項1に記載のレンズユニットの成形組立装置。
  3. 前記組立ステーションは、設定ピッチにて間欠的に回転する回転部である請求項1または2に記載のレンズユニットの成形組立装置。
  4. プラスチックレンズを含む複数種の部品をそれぞれ成形する複数の成形部と、成形毎に移動する複数の組立部を備えた組立ステーションと、前記成形部にてそれぞれ成形された各種部品を前記組立ステーションのそれぞれの所定部位に移送するための移送手段と、前記移送手段により前記組立ステーションに移送された各種部品を前記組立部に移動させるための移動手段とを有した金型を備えたレンズユニットの成形組立装置にてレンズユニットを製造する方法であって、前記組立ステーションの前記各組立部では、鏡筒内にプラスックレンズを配する工程と、製品止め用樹脂を充填する工程を経てレンズユニットが製造されることを特徴とするレンズユニットの製造方法。
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