JP2002240085A - 樹脂部品固定治具 - Google Patents

樹脂部品固定治具

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JP2002240085A JP2001046671A JP2001046671A JP2002240085A JP 2002240085 A JP2002240085 A JP 2002240085A JP 2001046671 A JP2001046671 A JP 2001046671A JP 2001046671 A JP2001046671 A JP 2001046671A JP 2002240085 A JP2002240085 A JP 2002240085A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型で成型した複数の樹脂部品の接合におい
て、接合部が大きくならず、接合部が変形しない固定治
具を提供する。 【解決手段】 樹脂部品A,Bを仮組立てして挿入する
固定治具のゲート駒24と部品A間を面D1、部品Aの
L形状部11と部品Bのコの字形状部12間の外周側を
面D5、部品Bのコの字形状部12の面12aの反対面
D3で、部品A,Bは固定治具C′で支持されている。
樹脂注入口31、貫通穴14をとおり空所13へ樹脂が
充填される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形で成形さ
れた樹脂部品を小ねじや接着剤を使用せず、樹脂にて接
着するために用いる樹脂部品固定治具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】中空成形品を2つに分割したそれぞれの
樹脂部品AとBを金型Aと金型Bで別々に成形し、それ
ぞれの樹脂部品AとBを組合せて中空体部品Cとし、そ
れを超音波溶着機にセットしそれぞれの成形品に形成し
ているフランジ形状部をホーンとコーンによって挟み込
み超音波で加振する事によって、2つに分割した樹脂部
品AとBを溶着結合させる超音波溶着方式がある。ま
た、一対の金型に中空成形品を2つに分割した形状をそ
れぞれ形成し、成形品AとBを形成し同一金型の一方を
スライドさせAとBを金型内で係合させ突合せた周縁部
に樹脂を注入して中空成形品を形成する特公平02−0
38377号に開示された金型がある。
【0003】
【発明が解決しようととする課題】超音波溶着にて接着
する方法では、重ね合わせた成形品の溶着する部分の形
状として外側へ大きく張り出す形状部が必要であり、接
着の為のフランジ形状が大きくなる事と、超音波溶着し
ようとする成形品の肉厚寸法が変動する事により、溶着
品質が安定しない問題がある。
【0004】また、同一金型で製造する中空成形法で
は、2つの成形品を成形する金型と接合する金型が同一
であるため、金型が高価なうえ、専用の設備となりコス
ト高の要因になる。
【0005】本発明は樹脂部品の接合部が外側へ大きく
張り出すことがない複数の樹脂部品の位置決め固定に用
いる樹脂部品固定治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】主要な本発明を請求項の
番号と対応する番号を付して示せば以下の通りである。
【0007】本出願に係る第1の発明は夫々異なる金型
で成形された複数の樹脂部品を、仮組立して位置決め
し、複数の樹脂部品間の突合せ部に樹脂を注入し、冷却
固化後、取出す事により樹脂部品間を接合するのに用い
られる樹脂接合用固定治具において、一つの樹脂部品A
は樹脂を注入する注入口と注入流路を有し、一つの樹脂
部品Aと一つの樹脂部品Aと接合する他の樹脂部品Bの
突合せ部には、注入流路と繋がった新たな樹脂が流れ込
む空所としての溶融樹脂注入部が形成され、仮組立した
樹脂部品A,Bを固定治具で位置決めする際、少なくと
も、前記一つの樹脂部品Aの注入口を形成する面と、他
の樹脂部品Bの前記空所の注入流路と相対する面の裏側
の面と、樹脂部品A,Bの突合せ部における隙間が表れ
る外面とを保持する面を有する事を特徴とする樹脂部品
固定治具である。
【0008】本出願に係る2の発明は夫々異なる金型で
成形された複数の樹脂部品を、仮組立して位置決めし、
複数の樹脂部品間の突合せ部に樹脂を注入し、冷却固化
後、取出す事により樹脂部品間を接合するのに用いられ
る樹脂接合用固定治具において、一つの樹脂部品Aは樹
脂を注入する注入口と注入流路を有し、一つの樹脂部品
Aと一つの樹脂部品Aと接合する他の樹脂部品Bの突合
せ部には、注入流路と繋がった新たな樹脂が流れ込む空
所としての溶融樹脂注入部が形成され、仮組立した状態
での一つの樹脂部品Aへの樹脂注入方向を、固定治具の
開閉方向と略直交方向に構成した事を特徴とする樹脂部
品固定治具である。
【0009】本出願に係る3の発明は夫々異なる金型で
成形された複数の樹脂部品を、仮組立して位置決めし、
複数の樹脂部品間の突合せ部に樹脂を注入し、冷却固化
後、取出す事により樹脂部品間を接合するのに用いられ
る樹脂接合用固定治具において、一つの樹脂部品Aは樹
脂を注入する注入口と注入流路を有し、一つの樹脂部品
Aと一つの樹脂部品Aと接合する他の樹脂部品Bの突合
せ部には、注入流路と繋がった新たな樹脂が流れ込む空
所としての溶融樹脂注入部が形成され、成形機から固定
治具への樹脂注入方向と、固定治具から一つの樹脂部品
Aへの樹脂注入方向が略直交方向に構成した事を特徴と
する樹脂部品固定治具である。
【0010】本出願に係る第11の発明は夫々異なる金
型で成形された複数の樹脂部品を、仮組立して位置決め
し、複数の樹脂部品間の突合せ部に樹脂を注入し、冷却
固化後、取出す事により樹脂部品間を接合するのに用い
られる樹脂接合用固定治具において、一つの樹脂部品A
は新たな樹脂を注入する注入口と注入流路を有し、一つ
の樹脂部品Aと一つの樹脂部品Aと接合する他の樹脂部
品Bの突合せ部には、注入流路と繋がった新たな樹脂が
流れ込む空所としての溶融樹脂注入部が形成され、仮組
立した樹脂部品A,Bを固定治具で位置決めする際、複
数の樹脂部品A,Bの突合せ方向と略直交方向から、ス
ライド駒により、複数の樹脂部品A,Bを保持する事を
特徴とする樹脂部品固定治具である。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態の説明において樹脂部
品と固定治具の対向する面は同一の符号を用いて説明に
より区分けした。
【0012】図1は固定治具C′の接合形状の構成図
で、不図示の金型を用いて成形する事によって得た樹脂
部品A、また、不図示の金型を用いて成形する事によっ
て得た樹脂部品Bを接合するのに用いる。
【0013】この固定治具C′は樹脂部品AとBの接合
部に設けた溶融樹脂注入部である空所13へ溶融樹脂を
注入するために、樹脂部品AとBを仮組立した状態で嵌
め込み、位置決めし、固定する。そして自らも溶融樹脂
の注入流路として空所13と上部の面D1間を貫通する
貫通穴14を有する一つの樹脂部品Aの樹脂注入口16
に溶融樹脂を注入樹脂注入口C31を有する。このよう
に固定治具C′は樹脂部品A,Bを成形するための部材
ではない。
【0014】樹脂部品AとBはあらかじめ組立て可能な
構成に設計されており、この樹脂部品Aから形成した凸
形状50と、樹脂部品Bから形成した凹形状51を嵌合
させて、樹脂部品AとBを組立てる。樹脂部品Aと樹脂
部品Bを組立てる事によって、樹脂部品Aの外周部に形
成した断面形状がL字形状11と、樹脂部品Bの外周部
に形成した断面形状がコの字形状12を突き合わせる事
によって四角の空所13が形成される。この空所13は
樹脂部品AとBを一体に接合するための溶融樹脂注入部
である。
【0015】また、樹脂部品Aには樹脂部品AのL字形
状11と樹脂部品Bのコの字形状12で形成された四角
の空所13と繋がっている貫通穴14を有する。この貫
通穴14は溶融樹脂の注入流路である。
【0016】樹脂部品AとBを、組立てる事によって部
品Cを形成する。この組立てられた部品Cを固定治具
C′に嵌め込む。
【0017】図2は固定治具を開いた図である。部品C
を嵌めて位置決めし固定する(インサート)固定治具
C′は成形機の可動プラテンC11及び固定プラテンC
21に取付ける。可動側治具C1は可動プラテンC11
に固定された可動取り付け板C12と、夫々可動取付け
板C12に固定された可動台C13と、可動台C13に
固定された部品側ロッキングブロックC14とランナー
側ロッキングブロックC15と、アンギュラピンC17
と可動位置決め駒(スライドド方向)C16とで構成さ
れている。
【0018】アンギュラピンC17はランナー側ロッキ
ングブロックC15に固定され、可動側治具C1の移動
方向である図示矢印イに対して斜設されており、スライ
ドブロックC29の穴C29aに出入り可能である。
【0019】成形機の固定プラテンC21に取付ける固
定側治具C2は固定プラテンC21に固定した固定取付
け板C22と、固定取付け板C22に固定された固定台
C23と、固定台C23に固定されたゲート駒C24
と、固定台C23に対して図2において右方向にスライ
ド可能なように取り付けられた固定側位置決め駒C25
と、固定台C23に対して夫々が図2において左右動可
能に取り付けられランナーEを形成するランナープレー
トC26と、アンダーカットピンC28をスライドブロ
ックC29に固定するためのピン固定板C27と、ラン
ナープレートC26を駆動させるスライドブロックC2
9によって形成する。スライドブロックC29は図2に
おいて固定台23に左右方向にガイドされ、左右方向に
移動自在である。
【0020】このように構成された固定治具C′の固定
側位置決め駒C25に形成した突起部C30aに、樹脂
部品Bに形成した凹部15を嵌合させて、部品Cを固定
治具C′にセットする。次に、部品Cがセットされた固
定側位置決め駒C25をゲート駒C24の方向に移動さ
せ、固定治具の樹脂注入口C31に樹脂部品Aに形成し
た樹脂注入口16と図1に示すD1面で突き合わせる。
【0021】可動プラテンC11を固定プラテンC21
方向に移動させ、アンギュラピンC17に連動してスラ
イドブロックC29がゲート駒C24方向に移動してラ
ンナープレートC26を閉じる(図3参照)。樹脂部品
AのL字形状11の外側とゲート駒C24がD2面で突
当たり、可動側治具C1のロッキングブロックC14の
斜面C14aと固定側位置決め駒C25の斜面C25a
が接触して、固定側位置決め駒C25に形成した突起部
C30aと可動位置決め駒C16に形成した突起部C3
0bとが、樹脂部品Bに形成した凹部15とD3面で付
合う(図1参照)事により、D1面とD2面の樹脂部品
Aとゲート駒C24間が所定の隙間に調整される。ま
た、この時の固定治具C′が閉じる力によって、樹脂注
入時の圧力も保持することができる構成としている。
【0022】図3は固定治具を閉じた図である。固定治
具C′に嵌め込み固定された部品Cに、射出成形機のノ
ズルから溶融樹脂を、固定治具C′のゲート駒C24の
ノズルタッチ部C32から所定の接合条件で注入する。
ここで所定の接合条件とは樹脂部品AとBを接合するた
めに注入する溶融樹脂の注入速度、圧力の事であり、溶
融樹脂注入部である空所13に流入した溶融樹脂を行き
わたらせる条件である。前記溶融樹脂の接合条件は樹脂
注入口C31から空所13までの流入経路の大きさ、長
さ、流入経路の経路形状及び空所13の断面積、長さ
(通常は図1の紙面に交叉方向に直線状に延在するが、
曲線又は折線で延在する場合もある)等を考慮して定め
る。
【0023】ノズルタッチ部C32から注入された溶融
樹脂はランナー形状E′から樹脂注入口C31を通過し
て、樹脂部品Aの樹脂注入口16から注入流路である貫
通穴14を経由し、樹脂部品Aと樹脂部品Bで形成した
四角の空所13としての溶融樹脂注入部に溶融樹脂が流
れ、流動が停止し溶融樹脂が冷却固化すると樹脂部品A
とBが接合できる。
【0024】(実施の形態1)図1の接合形状の構成図
で、樹脂部品AとBに形成した樹脂注入口16と貫通穴
14や四角の空所13に樹脂を流動させるとき、樹脂部
品Aの樹脂注入口16の面がD1で固定治具C′のゲー
ト駒C24の面と突当るようにして溶融樹脂が漏れない
ように構成する。また、樹脂部品Aの樹脂注入口16か
ら貫通穴14を通過した樹脂が直進する力によって、樹
脂部品Bのコの字形状12に突当たり衝撃力で変形する
事を防止するために、D3面で樹脂部品Bの凹部15と
固定治具C′の可動側位置決め駒C16と固定側位置決
め駒C25に形成した突起部C30(C30a,C30
b)が突当たるように構成する。
【0025】上述を要約し、補足すると夫々異なる金型
で成形された複数の樹脂部品A,Bを、仮組立して位置
決めし、複数の樹脂部品間の突合せ部に樹脂を注入し、
冷却固化後、固定治具から取出す事により樹脂部品間を
接合するのに用いられる樹脂接合用固定治具において、
一つの樹脂部品Aは樹脂を注入する注入口16と注入口
16と空所13間を貫通する注入流路である貫通穴14
を有し、一つの樹脂部品Aと一つの樹脂部品Aと接合す
る他の樹脂部品Bの突合せ部には、注入流路と繋がった
新たな樹脂が流れ込む空所13としての溶融樹脂注入部
が形成され、仮組立した樹脂部品A,Bを固定治具C′
で位置決めする際、少なくとも、前記一つの樹脂部品A
の注入口16を形成する面D1と、他の樹脂部品Bの前
記空所13の注入流路である貫通穴14と相対する面1
2aの裏側の面D3と、樹脂部品A,Bとの突合せ部に
おける隙間が表れる外面とを保持する面D1,D3,D
5を有する樹脂部品固定治具である。
【0026】この構成により樹脂部品Aの樹脂注入口1
6と樹脂部品AとBの突合せ部の溶融樹脂注入部である
空所13を固定治具C′で保持する事により樹脂漏れを
防止する作用がある。
【0027】(実施の形態2)図3は固定治具C′を閉
じた図で、固定治具C′と嵌め込みした部品Cの関係で
固定治具C′の樹脂注入口C31と樹脂部品Aの樹脂注
入口16と貫通穴14の樹脂流動方向と、固定治具C′
の開閉方向とを直交方向に構成させ、固定治具C′と部
品Cの突き当て面D1,D2,D3面の隙間を容易に調
整できるように、部品側ロッキングブロックC14の底
面に交換可能なライナーC41を設置する。ここで、ロ
ッキングブロックC14のカム面C14a、固定側位置
決め駒C25は夫々同一勾配で持って可動側治具C1の
移動方向に対して傾斜しているため、固定側位置決め駒
C25の位置がライナーC41の厚さにより変更可能で
ある。
【0028】このように、仮組立した状態での一つの樹
脂部品Aへの樹脂注入方向を、固定治具C′の開閉方向
と略直交方向に構成した事によって、位置決めした樹脂
部品A,Bの保持性を向上させる作用がある。
【0029】(実施の形態3)図3の固定治具C′を閉
じた図で、成形機のノズルNから固定治具C′のノズル
タッチ部C32へランナー形状E′に溶融樹脂が流れる
樹脂流動方向と、樹脂部品AとBで構成された四角の空
所13に流れる溶融樹脂の方向を直交方向に構成する。
図4の部品間隙間図の樹脂部品AのL字形状11の内周
部F1と樹脂部品Bのコの字形状12の、外周部F2の
部分が接触もしくは隙間がある状態に保持されるが、隙
間が大きい場合、固定治具C′の部分側ロッキングブロ
ックC14の底面の交換可能なライナーC41を交換
し、内周部F1と外周部F2の隙間を調整できる構造に
する。
【0030】上記内周部F1と外周部F2間の隙間調整
を可能とするために、一つの樹脂部品Aは樹脂を注入す
る注入口16と注入流路である貫通穴14を有し、一つ
の樹脂部品Aと一つの樹脂部品Aと接合する他の樹脂部
品Bの突合せ部には、注入流路と繋がった新たな樹脂が
流れ込む空所13としての溶融樹脂注入部が形成され、
図3に示すように成形機からの固定治具C′への樹脂注
入方向イと、固定治具C′から一つの樹脂部品Aへの樹
脂注入方向ロが略直交方向に構成した。
【0031】上記構成により、樹脂部品間で樹脂漏れを
しないように容易に樹脂部品A,Bと固定治具C′の位
置関係を容易に調整することができる。
【0032】(実施の形態4)この実施の形態は実施の
形態1〜3に適用される。
【0033】図2は固定治具C′を開いた図で、固定治
具C′の開閉方向と直交方向に作動するスライドブロッ
クC29とランナープレートC26をアンギュラピンC
17によって駆動する。この作動によってランナー形状
E′に注入固化したランナーEを取出す。また、固定治
具C′の開閉方向と直交方向に設置したランナー形状
E′を、固定するためのアンダーカットピンC28によ
って冷却固化したランナーEは、ランナープレートC2
6側に付いた状態でゲート駒C24から離れ、ストッパ
ーボルトC33に突当る事でランナープレートC26と
ピン固定板C27の間が開きストッパーボルトC34で
止まる、この動作によりランナーEに食い込んでいたア
ンダーカットピンC28がランナーEから抜け、ランナ
ーEが外れ固定治具C′の外に取出す事ができる。
【0034】ここでストッパーボルトC33は一端がラ
ンナープレートC26に固定されている。そしてストッ
パーボルトC33の拡径された頭部はゲート駒C24の
段穴C24aに移動自在に嵌合してある。ストッパーボ
ルトC33、段穴C24aはスライドブロックC29の
移動方向と同方向の一直線上に配設されている。
【0035】上記構成により、固定治具C′の開閉方向
と直交方向に作動するスライドブロックC29等を用い
たスライド構造に形成したランナーEを容易に取り出せ
る。 (実施の形態5)この実施の形態は実施の形態1〜3に
適用される。
【0036】図2は固定治具を開いた図で、固定治具
C′の開閉方向と直交方向に作動する固定側位置決め駒
C25に、部品Cの凹部15と固定側位置決め駒C25
の突起部C30aとを係合させて嵌め込む。エアーシリ
ンダC35を駆動させ固定側位置決め駒C25を前進さ
せ、部品Cの樹脂注入口16の周辺の面と固定治具C′
の樹脂注入口C31がD1面で密着できるように固定治
具C′を構成する。ここでエアーシリンダC35は固定
治具取付板C22にブラケットC35aを用いて取り付
けられており、そのピストンロッドは固定側位置決め駒
C25に固定されている。
【0037】固定治具C′の開閉方向と略直交方向に作
動する固定側位置決め駒C25に仮組立した複数の樹脂
部品A,Bを係合位置決めさせてゲート駒24へ前進さ
せた後に、固定治具C′の開閉動作と連動させた斜面C
14aを持つブロックC14により固定側位置決め駒C
25を駆動させ、一つの樹脂部品Aの注入口周辺の面D
1と固定治具C′のゲート駒C24の樹脂注入口C31
の周辺の面が密着方向に作動する。即ち、図2におい
て、ロッキングブロックC14は固定側位置決め駒C2
5が前進して樹脂部品Aがゲート駒C24に達した後
に、下降して固定側位置決め駒C25の斜面C25aに
ロッキングブロックC14の斜面C14aが接触し、更
にわずかにロッキングブロックC14が降下して固定側
位置決め駒C25をゲート駒C24に押し付ける。これ
によってゲート駒面と樹脂部品Aの樹脂注入口周辺が密
着する方向に加圧され、溶融樹脂を樹脂部品へ注入する
時の樹脂洩れを防止する効果がある。
【0038】(実施の形態6)この実施の形態は実施の
形態1〜3に適用される。
【0039】図5は樹脂注入部構成図で、固定治具C′
の樹脂注入口C31と樹脂部品Aの樹脂注入口16面で
構成している面D1の隙間量Xを0.3mm以下にする
ように固定治具C′を構成する。
【0040】これによって樹脂部品への固定治具による
部品Cへの外力を防止し、樹脂部品の変形を低減させ、
かつ樹脂部品への樹脂注入時の樹脂洩れを防止する作用
がある。
【0041】固定治具C′のゲート駒C24の面と装着
された樹脂部品Cの樹脂注入口16周辺の面と隙間Xを
0.3mm以下で構成する事により、ゲート駒C24と
樹脂部品Cの樹脂注入口16周辺からの樹脂漏れがない
範囲を隙間を変化して行った実験例を示せば次表のとお
りである。 〔実験例〕 樹脂部品A、Bの材料:HIPS−V2 注入樹脂材料 :HIPS−HB
【0042】(実施の形態7)この実施の形態は実施の
形態5に適用される。
【0043】図6(a)は溶融樹脂注入部の縦断面図、
図6(b)は図6(a)の直角方向の縦断面図である。
【0044】図6は樹脂流動イメージ図で、固定治具
C′の樹脂注入口C31の周辺の平面と樹脂部品Aの樹
脂注入口16の周辺の平面で構成している面D1の隙間
量を、0.3mm以下になった時、樹脂部品Cの凹部1
5部を固定治具の突起部C30によって押付ける力は、
樹脂部品Aの貫通穴14に樹脂G2が流れ、樹脂部品A
とBで構成する断面四角の空所13に樹脂G3が注入し
流れ、四角の空所13に樹脂G3が流れた幅Y1と流動
長さY2の積が投影面積となり、この投影面積と樹脂注
入時の樹脂圧力の積である力より高い力に耐え、且つ突
起部30が変形しないように固定治具C′を調整する。
【0045】固定治具C′のゲート駒24の樹脂注入口
C31回りの平面と嵌め込みした一つの樹脂部品Aの注
入口周辺の面D1との隙間が0.3mm以下になった時
に、固定治具C′の開閉方向イと略直交方向に固定側位
置決め駒25を駆動させる手段として設けたエアーシリ
ンダーC35及び可動側治具C1の斜面C14aによ
り、少なくとも接合部に樹脂が充填する面積に樹脂充填
圧力を乗した力よりも大きい力で複数の樹脂部品A,B
を押付ける。
【0046】(実施の形態8)この実施の形態は実施の
形態1〜3に適用される。
【0047】図7は樹脂注入部構成図で、樹脂部品Aと
Bの突合せ部の、L字形状11とコの字形状12の外周
側の隙間F3部の見える外周面11a,12aと、ゲー
ト駒C24で形成する隙間D5を0.5mm以下にする
ように固定治具C′を構成する。
【0048】この構成により複数の樹脂部品の夫々の単
品精度のばらつきを吸収し、且つ樹脂部品の突合せ部の
隙間に注入した樹脂漏れを防止する作用がある。
【0049】樹脂備品AとBの突き合せ部の隙間F3部
の樹脂部品AとBの外周面と固定治具C′で保持する隙
間D5を0.5mm以下で構成する事により、隙間F3
から隙間D5への樹脂漏れがない範囲を隙間を変化して
行った。実験例を示せば次表のとおりである。 〔実験例〕 樹脂部品A、Bの材料:HIPS−V2 注入樹脂材料 :HIPS−HB
【0050】(実施の形態9)この実施の形態は実施の
形態1〜3に適用される。
【0051】図8(a)はランナーの配置図、図8
(b)は流路調整手段の縦断面図である。樹脂部品Aの
樹脂注入口16が2点以上あるときは、図8(a)のラ
ンナー構成図で、ランナーEが成形機から充填された樹
脂をランナー部E1,E2,E3,E4に分岐させそれ
ぞれの樹脂注入口C31に流動するように構成する。こ
の時分岐したランナーの長さE11,E21,E31,
E41のように長さが異なるとき、各樹脂注入口C31
に樹脂が到達するまでの時間に差が生じる。これを防止
するためにゲート駒C24のランナー形状E′の分岐し
たランナー部E1,E2,E3,E4に流路調整弁E5
をそれぞれ設け、流路調整弁E5にて弁の高さを調整
し、樹脂流動部E6の厚さを調整する事によって各樹脂
注入口C31に樹脂が到達するまでの時間バランスを取
るように固定治具C′を構成する。
【0052】ここで流路調整弁E5はランナープレート
C26とゲート駒C24間に設けた樹脂流動部E6に出
入り可能な流量調整弁E5aは、流路調整弁E5の後部
の調整ネジ部E5dをドライバー等で回転調整する事
で、流路調整弁E5が上下し調整できる。この時ネジの
調整範囲を超えて流量調整弁E5aが出すぎたりへこみ
すぎたりする事を防止するためストッパー室E5c内で
流路調整弁E5を調整できるようにストッパーE5bを
つけており、ストッパー室E5c内の範囲内で位置を制
御することにより流量調整弁E5aの開度を調整し、各
貫通穴14を通じて溶融樹脂注入部である各空所13に
夫々溶融樹脂が行きわたり、比較して長さの長い空所1
3に溶融樹脂が行きわたるようにする。
【0053】以上のように一つの樹脂部品Aの樹脂注入
口が2点以上有する時は、分岐したランナー部に局部的
にランナーの肉厚を調整できる機構を有する事により、
2点ゲート以上の各ゲートから樹脂部品Aの樹脂注入口
からの、樹脂注入バランスをとる作用がある。
【0054】(実施の形態10)この実施の形態は実施
の形態1〜3に適用される。
【0055】図9はホットランナー構成図で、成形機か
らの樹脂の注入経路をホットランナーで構成しているホ
ットランナー金型Hで、成形機からの樹脂はホットラン
ナーH1に組込まれたマニホールH3とチップH2,H
21は、組込まれたヒーターと温度センサーによって外
部のコントローラによって加熱コントロールされてお
り、その内部に形成した流路に樹脂が流れて固定治具樹
脂注入部Hの樹脂注入口H6に到達する。この樹脂注入
口H6,H61はバルブピンH5,H51によって閉じ
ている。シリンダーH4,H41を空圧もしくは油圧に
よって駆動することで、バルブピンH5,H51を作動
させ、樹脂注入口H6,H61が開き、樹脂が樹脂部品
Aの樹脂注入口16に流れるように構成する。この時樹
脂注入口H6,H61からの樹脂注入状態のバランスが
崩れたとき、シリンダーH4,H41の作動のタイミン
グを外部の空圧もしくは油圧コントローラー調整するこ
とによって、各樹脂注入口H6,H61に樹脂が到達す
るまでの時間バランスを取るように固定治具C′を構成
する。
【0056】実施の形態9ではゲート数を2としてある
がゲート数が2以上の場合にも適用される。
【0057】2点ゲート以上のときの各ゲートから一つ
の樹脂部品Aの樹脂注入口からの、樹脂注入バランスを
とる作用がる。
【0058】(実施の形態11)図10の構成図で、固
定治具樹脂注入部Jは固定台J1とホットランナーJ2
に樹脂部品Aの樹脂注入口16へ樹脂を注入するための
樹脂注入口J5を形成する。樹脂部品Cをスライド台J
13に載せてシリンダーJ14で樹脂部品Cをホットラ
ンナーJ2の樹脂注入口J5の駒に押付ける。その後、
固定台J1に固定したシリンダーJ4と連結した位置決
め駒J3を前進させる事によって、樹脂部品Aに形成し
た穴A1と樹脂部品Bに形成した凹部15に、位置決め
駒J3の突起形状J11とJ12が嵌合するように形成
する。これによって、樹脂部品AとBの寸法が多少変動
し樹脂部品AとB間の四角の空所13に樹脂が流れて
も、樹脂部品Cの全長寸法を安定させる事ができ、かつ
樹脂部品AとBの突合せ形状の隙間F3が多少大きくて
も、樹脂漏れを防止させる事ができるように金型Hを構
成する。
【0059】上記構成によって樹脂部品A,B間の寸法
を適正な寸法で接合できる作用がある。
【0060】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の実施の形態によ
れば、複数の樹脂部品を仮組立てして、ひずませない状
態で位置決めし、固定される。そして、ひずんでいない
状態で樹脂部品の接合部(突合せ部)に設けた溶融樹脂
注入部に溶融樹脂を注入する事のできる固定治具を提供
できた。
【0061】これによって、ねじ結合による樹脂部品の
ひずみ、接着剤による結合における樹脂部品の化学変
化、超音波溶着、振動溶着、熱溶着等で接合する場合に
おける樹脂部品の形状選択の自由度低下、接合強度の不
足等が生ずる事がない。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施の形態を示し、
【図1】接合形状を示す縦断面図である。
【図2】固定治具を開いた縦断面図である。
【図3】固定治具を閉じた縦断面図である。
【図4】樹脂部品間の隙間を示す縦断面図である。
【図5】樹脂注入部を示す縦断面図である。
【図6】樹脂流動を示し、(a)は縦断面図である。
(b)は(a)に交叉する方向の縦断面図である。
【図7】樹脂注入部の縦断面図である。
【図8】(a)はランナー構成図、(b)は流路調整手
段の縦断面図である。
【図9】ホットランナーの縦断面図である。
【図10】他の実施の形態の固定治具の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A…樹脂部品 A1…穴 B…樹脂部品 C…空体部品 C′…固定治具 C1…可動側治具 C
2…固定側治具 C11…可動プラテン C12…可動
取付板 C13…可動台 C14…部品側ロッキングブ
ロック C14a…斜面 C15…ランナー側ロッキン
グブロック C16…可動側位置決め駒(スライド駒)
C17…アンギュラピン C21…固定プラテン C
22…固定取付板 C23…固定台 C24…ゲート駒
C24a…段穴 C25…固定側位置決め駒 C25
a…斜面 C26…ランナープレート C27…ピン固
定板 C28…アンダーカットピン C29…スライド
ブロック C29a…穴 C30(C30a,C30
b)…突起部 C31…樹脂注入口 C32…ノズルタ
ッチ部 C33…ストッパーボルト C34…ストッパ
ーボルト C35…エアーシリンダ C35a…部ラケ
ット C41…ライナー D1,D2,D3…面 D5…隙間 E…ランナー E′…ランナー形状 E1,E2,E
3,E4…ランナー部 E5…流路調整弁 E5a…流量調整弁 E5b…スト
ッパー E5c…ストッパー室 E5d…調整ネジ部
E6…樹脂流動部 E11,E21,E31,E41…
ランナーの長さ F1…内周部 F2…外周部 F3…
隙間 G2,G3…樹脂 g…隙間 H…ホットランナー金型 H1…ホットランナー H2
…チップ H3…マニホールド H4…シリンダー H
5…バルブピン H6…樹脂注入口 H21…チップ
H41…シリンダー H51…バルブピン H61…樹
脂注入口 J…固定治具樹脂注入部 J1…固定台 J2…ホット
ランナー J3…位置決め駒 J4…シリンダー J5
…樹脂注入口 J11,J12…突起形状 J13…ス
ライド台 J14…シリンダー N…ノズル Y1…幅 Y2…流動長さ 11…L字形状 11a…外周面 12…コの字形状 12a…面 13…空所 14…貫通穴 15…凹部 16…樹脂注入口 50…凸形状 51…凹形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 陽 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 水田 泰志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AD18 AD35 CA11 CB01 CB20 CK02 CK06 CK25 CK32 CK42 CK54 CQ05 4F206 AD18 AD35 JA07 JB20 JL02 JN14 JN25 JQ81 4F211 AD05 AD23 TA08 TC08 TC23 TN82 TQ13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々異なる金型で成形された複数の樹脂
    部品を、仮組立して位置決めし、複数の樹脂部品間の突
    合せ部に樹脂を注入し、冷却固化後、取出す事により樹
    脂部品間を接合するのに用いられる樹脂接合用固定治具
    において、一つの樹脂部品Aは樹脂を注入する注入口と
    注入流路を有し、一つの樹脂部品Aと一つの樹脂部品A
    と接合する他の樹脂部品Bの突合せ部には、注入流路と
    繋がった新たな樹脂が流れ込む空所としての溶融樹脂注
    入部が形成され、仮組立した樹脂部品A,Bを固定治具
    で位置決めする際、少なくとも、前記一つの樹脂部品A
    の注入口を形成する面と、他の樹脂部品Bの前記空所の
    注入流路と相対する面の裏側の面と、樹脂部品A,Bの
    突合せ部における隙間が表れる外面とを保持する面を有
    する事を特徴とする樹脂部品固定治具。
  2. 【請求項2】 夫々異なる金型で成形された複数の樹脂
    部品を、仮組立して位置決めし、複数の樹脂部品間の突
    合せ部に樹脂を注入し、冷却固化後、取出す事により樹
    脂部品間を接合するのに用いられる樹脂接合用固定治具
    において、一つの樹脂部品Aは樹脂を注入する注入口と
    注入流路を有し、一つの樹脂部品Aと一つの樹脂部品A
    と接合する他の樹脂部品Bの突合せ部には、注入流路と
    繋がった新たな樹脂が流れ込む空所としての溶融樹脂注
    入部が形成され、仮組立した状態での一つの樹脂部品A
    への樹脂注入方向を、固定治具の開閉方向と略直交方向
    に構成した事を特徴とする樹脂部品固定治具。
  3. 【請求項3】 夫々異なる金型で成形された複数の樹脂
    部品を、仮組立して位置決めし、複数の樹脂部品間の突
    合せ部に樹脂を注入し、冷却固化後、取出す事により樹
    脂部品間を接合するのに用いられる樹脂接合用固定治具
    において、一つの樹脂部品Aは樹脂を注入する注入口と
    注入流路を有し、一つの樹脂部品Aと一つの樹脂部品A
    と接合する他の樹脂部品Bの突合せ部には、注入流路と
    繋がった新たな樹脂が流れ込む空所としての溶融樹脂注
    入部が形成され、成形機から固定治具への樹脂注入方向
    と、固定治具から一つの樹脂部品Aへの樹脂注入方向が
    略直交方向に構成した事を特徴とする樹脂部品固定治
    具。
  4. 【請求項4】 固定治具の開閉方向と略直交方向に作動
    するスライド構造によってランナー流路形状を形成し、
    かつ固定治具が開く事によりスライドが作動し、固定治
    具の開閉方向と直交方向に設置したランナーを固定する
    ためのアンダーカットピンによってランナーを固定治具
    から離型させランナーを取出せる構造とした事を特徴と
    する請求項1から3の何れか1つに記載の樹脂部品固定
    治具。
  5. 【請求項5】 固定治具の開閉方向と略直交方向に作動
    する固定側位置決め駒に仮組立した複数の樹脂部品A,
    Bを係合位置決めさせ、固定治具の開閉動作と連動させ
    た傾斜面を持つブロックにより固定側位置決め駒を駆動
    させ、一つの樹脂部品Aの注入口周辺の面と固定治具の
    ゲート駒の面が密着方向に作動する事を特徴とする請求
    項1から3の何れか1つに記載の樹脂部品固定治具。
  6. 【請求項6】 固定治具のゲート駒の面とインサートし
    た一つの樹脂部品Aの注入口周辺の面との隙間を0.3
    mm以下で構成した事を特徴とする請求項1から3の何
    れか1つに記載の樹脂部品固定治具。
  7. 【請求項7】 固定治具のゲート駒の面とインサートし
    た一つの樹脂部品Aの注入口周辺の面との隙間が0.3
    mm以下になった時に、固定治具の開閉方向と略直交方
    向に固定側位置決め駒を駆動させる手段により、少なく
    とも接合部に樹脂が充填する面積に樹脂充填圧力を乗し
    た力よりも大きい力で複数の樹脂部品A,Bを押付ける
    事を特徴とする請求項5に記載の樹脂部品固定治具。
  8. 【請求項8】 複数の樹脂部品A,Bの突合せ部の隙間
    を、固定治具で保持して、0.5mm以下とした事を特
    徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の樹脂部品
    固定治具。
  9. 【請求項9】 一つの樹脂部品Aに樹脂注入口を2点以
    上有する時は、分岐したランナー部に局部的にランナー
    の肉厚を調整できる機構を有する事を特徴とする請求項
    1から3の何れか1つに記載の樹脂部品固定治具。
  10. 【請求項10】 成形機からの注入経路をホットランナ
    ーで構成している固定治具で、一つの樹脂部品Aに樹脂
    注入口を2点以上有し、樹脂注入ゲートを油圧または空
    圧によってピンを駆動させ、樹脂注入口を開閉可能な機
    構を有し各ゲートに開閉タイミングが任意に調整できる
    事を特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の樹
    脂部品固定治具。
  11. 【請求項11】 夫々異なる金型で成形された複数の樹
    脂部品を、仮組立して位置決めし、複数の樹脂部品間の
    突合せ部に樹脂を注入し、冷却固化後、取出す事により
    樹脂部品間を接合するのに用いられる樹脂接合用固定治
    具において、一つの樹脂部品Aは新たな樹脂を注入する
    注入口と注入流路を有し、一つの樹脂部品Aと一つの樹
    脂部品Aと接合する他の樹脂部品Bの突合せ部には、注
    入流路と繋がった新たな樹脂が流れ込む空所としての溶
    融樹脂注入部が形成され、仮組立した樹脂部品A,Bを
    固定治具で位置決めする際、複数の樹脂部品A,Bの突
    合せ方向と略直交方向から、スライド駒により、複数の
    樹脂部品A,Bを保持する事を特徴とする樹脂部品固定
    治具。
  12. 【請求項12】 上記スライド駒には、複数の樹脂部品
    A,Bを固定治具にインサートしたときに、複数の樹脂
    部品A,Bの位置決めをする突起形状を有する事を特徴
    とする請求項11に記載の樹脂部品固定治具。
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