JP2001088171A - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JP2001088171A JP26998499A JP26998499A JP2001088171A JP 2001088171 A JP2001088171 A JP 2001088171A JP 26998499 A JP26998499 A JP 26998499A JP 26998499 A JP26998499 A JP 26998499A JP 2001088171 A JP2001088171 A JP 2001088171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブを往復動作させるにあたり、駆動源と
して空圧あるいは油圧を利用していた。従って、空圧シ
リンダあるいは油圧シリンダをノズル外部に配置して、
その駆動をノズル内のバルブに伝えなければならないた
め、技術的に困難性が伴なうとともに、構造が複雑とな
りコスト高になるという課題があった。 【解決手段】 射出サイクルに伴ない、射出ゲート13
a1の開放および閉塞を行うにあたり、内壁14eおよ
び翼部14bにて有効軸線方向投影面積に差を設けこの
部分に発生する差圧力を利用する差圧ピストン部14を
採用するとともに、この差圧ピストン部14の内部にバ
ネ構造部15を配設しマニホールド部11に収容される
ようにするため、ホットランナシステム10を小型化す
ることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形装置に関
し、特に、装置本体を小型化する射出成形装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、日用品、家電品、自動車部品等に
使用されているプラスチック製品の多くは射出成形によ
り形成されており、このような射出成形では、金型のキ
ャビティー内に加熱溶融した樹脂をランナを通じて高圧
で充填し、冷却後に成形品を取り出すのであるが、この
ような成形品にはランナ部で固化した樹脂が必然的に伴
ない、従って、これを除去する作業が不可欠であった。
このような切断除去作業は非常に時間と労力を必要とす
るため、ランナをなくしてそれ自体温度調節可能なノズ
ル(ホットノズル)から溶融樹脂を直接金型内に導くい
わゆるホットランナシステムの利用が提案されている。
【0003】ところで、このようなホットノズルを利用
した射出成形において金型から成形品を取り出す場合、
ホットノズルの内部の樹脂を温度調節により半固形状態
(保温加熱状態)として溶融樹脂を糸引きや外部への漏
出を防止するようになっているが、成形品のゲート部は
成形品の取り出しとともに、引きちぎられる状態とな
り、このような切断面はゲート孔が大口径となるほど引
きちぎりによりささくれが目立ち、外観が悪くなってい
た。
【0004】このため、従来の射出成形装置において
は、ノズルとしてシリンダを利用し、このシリンダの金
型側端にゲート孔を成形し、このシリンダを前後方向に
進退可能なバルブによりこのゲート孔を開閉可能として
いた。そして、金型から成形品を取り出す場合には、バ
ルブをゲート孔側に移動させ、ゲート孔を閉じて切断面
を平滑にする構造が採用されていた。このようなバルブ
はシリンダ内部に配設され、溶融樹脂の射出動作に連動
して、ゲート孔を閉じる位置と、ゲート孔を開く位置と
の間を往復動作されるものであり、この往復動作の駆動
源としては空圧あるいは油圧が利用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の射出成
形装置においては、バルブを往復動作させるにあたり、
駆動源として空圧あるいは油圧を利用していた。従っ
て、空圧シリンダあるいは油圧シリンダをノズル外部に
配置して、その駆動をノズル内のバルブに伝えなければ
ならないため、技術的に困難性が伴なうとともに、構造
が複雑となりコスト高になるという課題があった。さら
に、空圧シリンダあるいは油圧シリンダを射出動作と連
動させるための制御装置を設ける必要があるため、これ
によっても製造コストが高くなってしまうとともに、装
置規模が大きくなってしまうという課題があった。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、装置本体を小型化することが可能であるととも
に、所定の駆動源を必要としないでピストンを前後方向
に進退させることが可能な射出成形装置の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、前端側に射出ゲートを形
成するとともに後端側に樹脂注入口を開口した略筒状の
シリンダと、このシリンダ内を上記射出ゲート側の前室
と上記樹脂注入口側の後室とに区分けしつつ、前室側の
有効軸線方向投影面積が後室側の有効軸線方向投影面積
より大となり、同シリンダ内を前後方向に摺動可能であ
り、かつ、前室側には上記射出ゲートを閉塞可能な弁部
を形成したピストンと、上記前室と上記後室を連通させ
樹脂注入路を形成する連通構造と、同樹脂注入路を上記
シリンダにおける上記樹脂注入口に連通させつつ当該樹
脂注入口を閉塞する本体部材と、上記ピストンを前方に
付勢する付勢部材とを具備する構成としてある。
【0008】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、射出成形装置を概略、シリンダと、ピス
トンと、本体部材と、付勢部材とにより構成する。そし
て、シリンダは、略筒状に形成するとともに、この略筒
状の前端側に射出ゲートを形成し後端側に樹脂注入口の
開口を形成してある。また、ピストンは、このシリンダ
内を射出ゲート側の前室と上記樹脂注入口側の後室とに
区分けする。かかる場合、前室側の有効軸線方向投影面
積が後室側の有効軸線方向投影面積より大となるように
する。また、このピストンは、シリンダ内を前後方向に
摺動可能であり、かつ、前室側には上記射出ゲートを閉
塞可能な弁部が形成されている。
【0009】ここで、前室と後室は連通構造にて連通し
ており、この連通部分が後室から前室に対する樹脂注入
路を形成している。また、本体部材は、樹脂注入路をシ
リンダにおける樹脂注入口に連通させつつ当該樹脂注入
口を閉塞し、付勢部材は、ピストンを前方に付勢可能に
なっている。
【0010】かかる構成において、樹脂注入口から樹脂
が注入されると本体部材に形成された樹脂注入路への連
通部分を通過する。かかる場合、樹脂は後室を充填しつ
つ、樹脂注入路に流れ込む。樹脂注入路に流れ込んだ樹
脂はこの樹脂注入路を介して前室に流れ込みこの前室を
充填する。樹脂が後室および前室に充填されると、前室
においては弁部材にて射出ゲートが閉塞されているた
め、また、後室においては本体部材にて樹脂注入口が閉
塞されているため、この充填された樹脂によって前室お
よび後室を形成するピストンの内壁における有効軸線方
向に圧力が印加される。
【0011】この圧力は有効軸線方向投影面積に比例す
る。本発明においては前室側の有効軸線方向投影面積を
後室側の有効軸線方向投影面積より大きく形成している
ので、前室側の内壁にかかる圧力のほうが後室側の内壁
にかかる圧力より大きくなり、ピストンはシリンダ内に
おいて後端側に摺動する。この摺動によって弁部材が射
出ゲートを解放して、前室に充填されてる樹脂が射出ゲ
ートに当接されている金型キャビティー内に射出され、
成形品が生成される。
【0012】ここで、樹脂注入口からの樹脂の注入が終
わると、前室内および後室内に充填している樹脂は金型
キャビティーに流れ込み、前室の内壁および後室の内壁
の有効軸線方向投影面積に作用しいた樹脂による圧力は
解除される。すると、付勢部材によってピストンがシリ
ンダの前端側に付勢され、弁部材が射出ゲートを閉塞す
ることによって射出サイクルが終了する。
【0013】すなわち、本発明においてはシリンダにお
いて前室側の有効軸線方向投影面積を後室側の有効軸線
方向投影面積より大きくすることにより、樹脂の充填時
に差圧を発生させ、ピストンをシリンダ後端側に摺動さ
せて成形品を生成し、樹脂の充填が終了すると、付勢部
材の付勢力にてピストンを付勢し弁部材にて射出ゲート
を閉塞する。従って、ピストンを駆動させる動力源を必
要としないため、射出成形装置を小型化することが可能
になる。
【0014】ここで、ピストンの形状の一態様として、
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の射出成形装
置において、上記ピストンは、後室側に軸線方向を一致
させた細径の摺動部を形成し、上記本体部材には、上記
ピストンにおける細径の摺動部を気密的に摺動可能に支
持する摺動孔部を形成した構成としてある。上記のよう
に構成した請求項2にかかる発明においては、ピストン
に後室側に軸線方向を一致させた細径の摺動部を形成す
る。また、本体部材には、ピストンにおける細径の摺動
部を気密的に摺動可能に支持する摺動孔部を形成する。
従って、摺動部は摺動孔部に挿入しピストンの進退に伴
なって動作する。
【0015】射出成形装置のさらなる小型化を実現する
態様の一例として、請求項3にかかる発明は、請求項2
に記載の射出成形装置において、付勢部材は、摺動孔部
内に収容されている構成としてある。上記のように構成
した請求項3にかかる発明においては、付勢部材を摺動
孔部内に収容する。これにより付勢部材を摺動孔部内の
収まってしまうため、本体部材とシリンダとの間にはな
んら構成部材がなくなるため、射出成形装置の小型化を
一層図ることが可能になる。
【0016】前室側の有効軸線方向投影面積を後室側の
有効軸線方向投影面積より大とすることが可能な好適な
態様として、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の射出成形装置において、上記ピ
ストンは、上記後室側の軸方向径を前室側の軸方向径よ
り大きくすることによって、同前室側の有効軸線方向投
影面積を後室側の有効軸線方向投影面積より大とする構
成としてある。上記のように構成した請求項4にかかる
発明においては、ピストンの後室側の軸方向径を前室側
の軸方向径より大きくすることによって、同前室側の有
効軸線方向投影面積を後室側の有効軸線方向投影面積よ
り大とする。
【0017】また、前室側の有効軸線方向投影面積を後
室側の有効軸線方向投影面積より大とする他の好適な態
様として、請求項5にかかる発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載の射出成形装置において、上記ピス
トンは、上記後室に開口した樹脂注入路の有効軸線方向
面積を前室に開口した有効軸線方向面積より大きくする
ことによって、同前室側の有効軸線方向投影面積を後室
側の有効軸線方向投影面積より大とする構成としてあ
る。上記のように構成した請求項5にかかる発明におい
ては、ピストンの後室側に開口した樹脂注入路の有効軸
線方向面積を前室側に開口した有効軸線方向面積より大
きくすることによって、同前室側の有効軸線方向投影面
積を後室側の有効軸線方向投影面積より大とする。
【0018】付勢部材を構成する具体的な一例として、
請求項6にかかる発明は、請求項1〜請求項5のいずれ
かに記載の射出成形装置において、上記付勢部材は、所
定のバネ構造にて形成される構成としてある。上記のよ
うに構成した請求項6にかかる発明においては、付勢部
材を所定のバネ構造にて形成する。従って、このバネ構
造に所定のバネ定数を備えるスプリングを配設する。こ
の所定のバネ定数は上述した差圧が発生するとこの差圧
による圧力に押し込まれる程度ものであればよい。
【0019】また、付勢部材を構成する他の具体的な一
例として、請求項7にかかる発明は、請求項1〜請求項
5のいずれかに記載の射出成形装置において、上記付勢
部材は、所定の空気圧シリンダあるいは油圧シリンダに
て形成される構成としてある。上記のように構成した請
求項7にかかる発明においては、付勢部材を所定の空気
圧シリンダあるいは油圧シリンダにて形成する。従っ
て、この空気圧シリンダあるいは油圧シリンダには上述
した差圧が発生するとこの差圧による圧力に押し込まれ
る程度の所定の圧力を印加しておくことになる。
【0020】樹脂注入口から注入される樹脂は所定の温
度に溶融されている。この溶融された樹脂が後室から樹
脂注入路を介して前室に流れ込み、射出ゲートより金型
キャビティーに射出されるときには温度低下してしま
う。従って、成形品の成形精度が低下し、成形品の品質
が低下してしまう。この温度低下を防止する手法として
は本体部材内に所定の加熱手段を埋設する方法が考えら
れる。一方、射出ゲートから射出される直前の樹脂につ
いて加熱することができると好適でることはいうまでも
ない。
【0021】そこで、請求項8にかかる発明は、請求項
1〜請求項7のいずれかに記載の射出成形装置におい
て、上記シリンダは、上記前室付近を加熱する加熱手段
が周回に配設されている構成としてある。上記のように
構成した請求項8にかかる発明においては、シリンダの
周回に前室付近を加熱する加熱手段を配設する。これに
より射出ゲートに取り付けられている金型キャビティー
に射出される直前の樹脂についてその溶融温度を調整す
ることが可能になるため、より品質の高い成形品を生成
することが可能になる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ピストン
をシリンダ内にて進退させ、弁部材で射出ゲートの開閉
を行うことにより、樹脂を注入する際の圧力によって金
型への溶融樹脂の注入を制御することが可能になるとと
もに、このようなピストンを適用したり、このピストン
内部に付勢力を与える付勢部材を配設することによっ
て、装置の小型化を図ることが可能になるとともに、併
せて金型を小型化することが可能になり、成形品の取り
数を多くすることが可能な射出成形装置を提供すること
ができる。
【0023】また、請求項2にかかる発明によれば、ピ
ストンを小型化することが可能になるため、射出成形装
置を小型化することが可能になる。さらに、請求項3に
かかる発明によれば、付勢部材を摺動孔部内に収容する
ため、より一層射出成形装置に小型化を図ることが可能
になる。さらに、請求項4にかかる発明によれば、簡易
な手法によって前室側の有効軸線方向投影面積を後室側
の有効軸線方向投影面積よりも大きくすることが可能に
なる。
【0024】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
前室側の有効軸線方向投影面積を後室側の有効軸線方向
投影面積より大きくすることができる他の方法を提示す
ることが可能になる。さらに、請求項6にかかる発明に
よれば、簡易な構成にて安価に付勢部材を構成すること
が可能になる。
【0025】さらに、請求項7にかかる発明によれば、
付勢部材を構成する他の方法を提示することが可能にな
る。さらに、請求項8にかかる発明によれば、金型キャ
ビティーに射出される樹脂の温度制御を行うことができ
るため、より品質のよい成形品を生成することが可能に
なる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる射出成形装置を適用したホットランナシステムの要
部の概略を要部概略断面図に示すとともに、図2〜図4
は本ホットランナシステムに適用される差圧ピストンの
概略断面図である。同図において、ホットランナシステ
ム10は、概略、マニホールド部11と、金型ダイプレ
ート部12と、シリンダ部13と、差圧ピストン部14
と、バネ構造部15と、第一ヒータ部16と、第二ヒー
タ部17と、この第一,第二ヒータ16,17とを備え
る構成となっている。また、マニホールド部11には溶
融樹脂を通過させる溶融樹脂流路11aが形成されてお
り、マニホールド部11の本体外部の所定位置に配置さ
れている溶融樹脂ノズル18から注入される溶融樹脂を
ホットランナシステム10に流し込む場合の通路を形成
している。
【0027】シリンダ部13は、内部に差圧ピストン部
14を配設されるとともに摺動動作可能な略筒状に形成
され、先端に射出ゲート13a1が形成されている。こ
のシリンダ部13を射出ゲート13a1側のノズル部1
3aと、溶融樹脂流路11a側の後端部13bとに略二
分割した場合、ノズル部13aは金型ダイプレート12
に開口されている係合孔12aに所定の空隙を有しつつ
係合される。一方、溶融樹脂を注入するために所定の開
口を有する後端部13bはマニホールド部11に埋設さ
れている。
【0028】かかる場合、マニホールド部11と後端部
13bとは、マニホールド部11と後端部13bとに形
成された所定の係合構造13b1にて係合して嵌合わせ
されるとともに、シリンダ部13はボルト孔を備えた接
合部位13b2において所定のボルト13b21によっ
てマニホールド部11に固着される。これによりシリン
ダ部13は、金型ダイプレート12に対しては、射出ゲ
ート13a1を略当接させつつ、ある程度の空隙を設け
て嵌め合わされるとともに、マニホールド部11に対し
ては固定されることになる。また、シリンダ部13内部
の略筒状の空間は差圧ピストン部14によって、前室1
3d1および後室13d2に分割されている。
【0029】差圧ピストン部14は、上述したシリンダ
部13が形成する略筒状内部において摺動可能に略円筒
形状に形成されつつ配設されており、射出ゲート13a
1を閉塞可能な弁部14aと、後室13d2側にて充填
される溶融樹脂からの圧力を受ける翼部14bと、この
翼部14bと、バネ構造部15を内部に収容するバネ構
造収容部14cと、連通構造を備え前室13d1と後室
13d2とを連通させ、溶融樹脂ノズル18から注入さ
れ、溶融樹脂流路11aを通過した溶融樹脂を後室13
d2から前室13d1に通過させる樹脂注入路14dと
から構成されている。
【0030】従って、上述したように溶融樹脂ノズル1
8から注入された溶融樹脂は溶融樹脂流路11aから後
室13d2に流し込まれ、この後室13d2を充填した
後に樹脂注入路14dを通過して前室13d1に流し込
まれることになる。翼部14bは差圧ピストン部14の
摺動方向において射出ゲート13a1側に所定の傾斜が
形成されている。上述したこの翼部14bが後室13d
2に充填された溶融樹脂からが受ける圧力は、この翼部
14bが形成する全体面積ではなく、差圧ピストン部1
4の摺動方向に垂直軸方向に投影される有効軸線方向投
影面積に比例する。ここで、図3は差圧ピストン部14
を弁部14aの反対側、すなわち、後方側から観た図を
示しており、上述した有効軸線方向投影面積は、同図の
翼部14dにて囲まれて形成される部分によって示され
ることになる。
【0031】また、前室13d1側の差圧ピストン部1
4の内壁14eに対しても、この前室13d1に流れ込
むとともに充填された溶融樹脂により圧力がかかる。こ
こで、この圧力は上述した翼部14bにかかる圧力と同
様に、この内壁14eが形成する全体面積ではなく、差
圧ピストン部14の摺動方向に垂直軸方向に投影される
有効軸線方向投影面積に比例することになる。ここで、
図4は差圧ピストン部14を弁部14aの側から観た図
を示しており、上述した有効軸線方向投影面積は、同図
の内壁14eにて囲まれて形成される部分によって示さ
れることになる。
【0032】本実施形態においては、後室13d2側の
有効軸線方向投影面積を翼部14dにより形成するた
め、内壁13eにて形成される前室13d1の有効軸線
方向投影面積と比べて小さくすることが可能になる。従
って、前室13d1および後室13d2に溶融樹脂が流
れ込み充填されると、前室13d1側の内壁14eを押
し付ける溶融樹脂の圧力が、後室13d2の翼部14d
を押し付ける溶融樹脂の圧力より大きくなる。これら二
つの圧力の差により発生する圧力を差圧力という。
【0033】また、バネ構造部15は、上述したように
差圧ピストン部14の内部に略筒状に形成されたバネ構
造収容部14cに収容される。このバネ構造部15は所
定のバネ定数を備えるスプリング15aを内部に配置し
て構成されている。
【0034】ここで、本実施形態においては、このバネ
構造部15に配設されているスプリング15aのバネ定
数には上述した差圧力により打ち負かされる程度のもの
を採用する。従って、溶融樹脂が溶融樹脂ノズル18よ
り注入され、溶融樹脂注入路11aを通過して後室13
d2に流れ込むとともに、溶融樹脂注入路14dを介し
て前室13d1に流れ込み、この前室13d1およ後室
13d2が溶融樹脂によって充填され上述した差圧力が
発生すると、この差圧力によってスプリング15aは図
示矢印方向に押し込まれることになる。
【0035】従って、弁部14aが徐々に後退して、図
5に示すように、射出ゲート13a1を開放することに
なり、これによって前室13d1に充填されていた溶融
樹脂が射出ゲート13a1を介して金型ダイプレート1
2に当接された図示しない金型キャビティー内に射出さ
れる。
【0036】一方、溶融樹脂ノズル18からの溶融樹脂
の注入が終わり注入圧力が低下すると、後室13d2お
よび前室13d1に充填されている溶融樹脂は徐々に金
型キャビティー内に流れ込み、後室13d2および前室
13d1にて差圧ピストン部14に発生していた差圧力
が徐々に低下し、差圧力はスプリング15aが射出ゲー
ト13a1側に復元しようとする復元力より小さくな
る。すると、差圧ピストン14はこのスプリング15a
によってシリンダ13の射出ゲート13a1側に付勢さ
れる。そして、最終的には弁部14aが射出ゲート13
a1を閉塞する位置まで摺動し、射出成形サイクルが終
了する。
【0037】本実施形態においては、この差圧力により
差圧ピストン部14の押し下げを受けるとともに、差圧
力の低下により、復元力によって差圧ピストン部14を
射出ゲート13a1側に押し戻し、射出ゲート13a1
を差圧ピストン部14の弁部14aに閉塞させる構成と
して、バネ構造部15を採用し、その内部に配設するス
プリング15aのバネ定数を調整することにより、上述
した差圧力による差圧ピストン部14の押し下げおよび
押し戻しを実現可能な構成を採用した。
【0038】かかる作用を実現する構成は、特に限定さ
れるものではなく、むろん、このような差圧ピストン部
14の押し下げおよび押し戻しを実現可能な構成は特に
限定されるものではなく、このバネ構造部15を空気圧
シリンダや油圧シリンダにて構成してもよい。
【0039】かかる場合、発生する差圧力を勘案して、
この空気圧シリンダあるいは油圧シリンダに所定の圧力
を印加しておけば、この圧力より差圧力が大きくなる
と、差圧ピストン部14がシリンダ部13の後端部14
b方向に押し下げられ射出ゲート13a1が開放される
とともに、この圧力より差圧力が小さくなると空気圧シ
リンダおよび油圧シリンダのシリンダが所定の位置に復
元するとことにより差圧ピストン部14aがノズル部1
3a側に押し戻され、差圧ピストン部14の弁部14a
にて射出ゲート13a1が閉塞されて射出サイクルを終
了させることが可能になる。
【0040】このように、差圧ピストン部14およびバ
ネ構造部15を採用し、差圧ピストン部14の前室13
d1側の摺動軸方向に対する有効軸線方向投影面積と、
後室13d2側の摺動方向に対する有効軸線方向投影面
積とを規定することにより発生する差圧力を規定し、ス
プリング15aのバネ定数をこの差圧力にて押し下げ可
能なものに調整することによって、差圧ピストン部14
を摺動させるために特別な駆動源を必要としない構成と
することができる。これにより、ホットランナシステム
10の小型化を実現することが可能になる。
【0041】また、本実施形態においては、ホットラン
ナシステム10を構成するために第一ヒータ部16およ
び第二ヒータ部17が設置されている。この第一ヒータ
部16はマニホールド部11に シリンダ13の略後端
部13bを周回するように埋設されるとともに、加熱制
御部19に接続されている。そして、この加熱制御部1
9による所定の温度制御によって溶融樹脂注入路11a
および後室13d2に充填される溶融樹脂の溶融温度を
適切に調整可能になっている。
【0042】また、第二ヒータ部17は、金型ダイプレ
ート部12に係合されているシリンダ部13の略ノズル
部13aを加熱可能に、シリンダ部14の周回に配設さ
れている。この第二ヒータ部17も上述した第一ヒータ
部16と同様に加熱制御部19に接続されており、この
加熱制御部19による所定の温度制御によって前室13
d1に充填された溶融樹脂と、金型キャビティーに射出
される直前の溶融樹脂の溶融温度を適切に調整可能にな
っている。
【0043】すなわち、本実施形態においては、ホット
ランナシステム10の小型化を実現することが可能にな
っているため、従来は第一ヒータ部16のようにマニホ
ールド部11に埋設された加熱手段によってのみ溶融樹
脂の溶融温度の温度制御ができなかったものに対し、シ
リンダ部13の略ゲート部13a付近を加熱し、前室1
3d1に充填された溶融樹脂の溶融温度の温度調整が可
能になり、金型キャビティーに射出される溶融樹脂の温
度管理ができるため、より高品質な成形品を生成するこ
とが可能になる。
【0044】また、本実施形態においては、差圧ピスト
ン部14の内部に略筒状のバネ構造部15を収容するバ
ネ構造収容部14cを形成することによって、このバネ
構造部15を差圧ピストン部14の周回に配設する態様
に比べて、ホットランナシステム10をコンパクトにす
ることが可能になる。また、このバネ構造収容部14c
をマニホールド部11に収容されるように形成すること
により、本ホットランナシステム10のより一層の小型
化することが可能になる。
【0045】さらに、ホットランナシステム10の小型
化を図ることが可能になると、本ホットランナシステム
10や使用される金型等の周辺設備についても小型化を
することができるようになるため、設備全体的な製造コ
ストの低減を実現することができる。また、図6および
図7に示すように、差圧ピストン14およびシリンダ部
13にて形成される射出部を小型化できると、金型キャ
ビティーを小型にすることが可能となり、成形金型2
0,21,22,23にて生成される成形品の取り数を
多くすることが可能になる。
【0046】このように、射出サイクルに伴ない、射出
ゲート13a1の開放および閉塞を行うにあたり、内壁
14eおよび翼部14bにて有効軸線方向投影面積に差
を設けこの部分に発生する差圧力を利用する差圧ピスト
ン部14を採用するとともに、この差圧ピストン部14
の内部にバネ構造部15を配設しマニホールド部11に
収容されるようにするため、ホットランナシステム10
を小型化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるホットランナシス
テム10の概略断面を示した概略断面図である。
【図2】本ホットランナシステム10に適用される差圧
ピストン部14の概略断面を示した概略断面図である。
【図3】差圧ピストン部14を弁部14aの前方側から
観た外観図である。
【図4】差圧ピストン部14を弁部14aの後方側から
観た外観図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるホットランナシス
テム10の差圧ピストン部14が動作した場合の概略断
面を示した概略断面図である。
【図6】成形品の多数個の取りを実現可能なホットラン
ナシステム10の側面の概略外観を示した側面図であ
る。
【図7】成形品の多数個の取りを実現可能なホットラン
ナシステム10の上面の概略外観を示した上面図であ
る。
【符号の説明】
10…ホットランナシステム 11…マニホールド部 11a…溶融樹脂注入路 12…金型ダイプレート部 12a…係合孔 13…シリンダ部 13a…ノズル部 13a1…射出ゲート 13b…後端部 13b1…係合構造 13b2…接合部位 13b21…ボルト 13d1…前室 13d2…後室 14…差圧ピストン部 14a…弁部 14b…翼部 14c…バネ構造収容部 14d…溶融樹脂注入路 14e…内壁 15…バネ構造部 15a…スプリング 16…第一ヒータ部 17…第二ヒータ部 18…溶融樹脂ノズル 19…加熱制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端側に射出ゲートを形成するとともに
    後端側に樹脂注入口を開口した略筒状のシリンダと、 このシリンダ内を上記射出ゲート側の前室と上記樹脂注
    入口側の後室とに区分けしつつ、前室側の有効軸線方向
    投影面積が後室側の有効軸線方向投影面積より大とな
    り、同シリンダ内を前後方向に摺動可能であり、かつ、
    前室側には上記射出ゲートを閉塞可能な弁部を形成した
    ピストンと、 上記前室と上記後室を連通させ樹脂注入路を形成する連
    通構造と、 同樹脂注入路を上記シリンダにおける上記樹脂注入口に
    連通させつつ当該樹脂注入口を閉塞する本体部材と、 上記ピストンを前方に付勢する付勢部材とを具備するこ
    とを特徴とする射出成形装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の射出成形装置にお
    いて、 上記ピストンは、後室側に軸線方向を一致させた細径の
    摺動部を形成し、上記本体部材には、上記ピストンにお
    ける細径の摺動部を気密的に摺動可能に支持する摺動孔
    部を形成したこと特徴とする射出成形装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の射出成形装置にお
    いて、 上記付勢部材は、上記摺動孔部内に収容されていること
    を特徴とする射出成形装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の射出成形装置において、 上記ピストンは、上記後室側の軸方向径を前室側の軸方
    向径より大きくすることによって、同前室側の有効軸線
    方向投影面積を後室側の有効軸線方向投影面積より大と
    することを特徴とする射出成形装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の射出成形装置において、 上記ピストンは、上記後室に開口した樹脂注入路の有効
    軸線方向面積を前室に開口した有効軸線方向面積より大
    きくすることによって、同前室側の有効軸線方向投影面
    積を後室側の有効軸線方向投影面積より大とすることを
    特徴とする射出成形装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の射出成形装置において、 上記付勢部材は、所定のバネ構造にて形成されることを
    特徴とする射出成形装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の射出成形装置において、 上記付勢部材は、所定の空気圧シリンダあるいは油圧シ
    リンダにて形成されることをことを特徴とする射出成形
    装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載の射出成形装置において、 上記シリンダは、上記前室付近を加熱する加熱手段が周
    回に配設されていることを特徴とする射出成形装置。
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