JP5146735B2 - トナー容器及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
なお、トナー容器本体が回転駆動されると、容器本体の開口からトナーが排出される。そして、トナー容器の開口から排出されたトナーは、現像装置に向けて搬送されて、現像工程において消費される。
本願発明者は、研究を重ねた結果、従来の技術ではトナー容器本体の底部に形成した係合部の分配角が180度に設定されていて、駆動カップリングの2つの爪部材は同じタイミングで垂直状態(水平面に対して爪部材が直交する状態である。)と水平状態(水平面に対して爪部材が平行になる状態である。)とを繰り返すために、容器本体を駆動する際の負荷変動が大きくなることを知得した。
また、このような現象は、駆動カップリングの駆動源がトナー容器の駆動に加えてトナー容器から排出されたトナーを搬送するトナー搬送スクリュをも駆動する駆動源としても用いられている場合や、低コスト化を目的としてその駆動源としてプラスチック模型等にも用いられる汎用の小型DCモータを用いた場合等には、特に無視できないものになっていた。
図1〜図20にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている(図3〜図6をも参照できる。)。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが配設されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容されたトナーは、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に供給(補給)される。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー落下経路64Yに連通している。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
図3〜図5を参照して、装置本体100のトナー容器収容部31に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって適宜に各現像装置内に補給される。
なお、4つのトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kやトナー容器32Y、32M、32C、32Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、イエローに対応したトナー補給装置50Yやトナー容器32Yのみの説明をおこない、他の3つの色に対応したトナー補給装置60M、60C、60Kやトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略する。
ここで、図9の模式図を参照して、トナー容器32Yは、略円筒状のトナーボトルであって、その内周面に螺旋状の突起が設けられている(外周面側から見ると螺旋状の溝となっている。)。この螺旋状の突起は、駆動部71(駆動モータ80、駆動カップリング90、ギア列91〜93等で構成されている。)によってトナー容器32Yを図9の矢印方向に回転駆動してトナー排出口Wからトナーを排出するためのものである。すなわち、駆動部71によってトナー容器32Yが適宜に回転駆動されることで、トナータンク部61Yにトナーが適宜に供給される。なお、トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。
駆動モータ80は、自動車や戦車のプラスチック模型でよく用いられる小型モータと同程度の大きさ及び出力のDCモータであり、入力電圧が24Vのものを用いている。この駆動モータ80は、1つで、容器本体32Y2をその底部から回転駆動するとともに、底部近傍から頭部であるキャップ部32Y1にかけて延設された伝達軸81aを有するギア92を駆動している。伝達軸81aに伝えられた駆動力によって、駆動伝達方向を変えるためにねじり角が大きく設定されたハス歯ギア81、82等を介して、トナータンク部61Y内の撹拌部材65Yとトナー搬送管63Y内のトナー搬送スクリュ62Yとが駆動されている。上述の複雑な駆動伝達機構と、いずれもトナーを搬送・撹拌することで負荷が大きくなっている3つの駆動対象32Y2、62Y、65Yと、によって、駆動対象の1つである容器本体32Y2の駆動ムラが生じやすくなっている。
具体的に、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kには、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成されたガイドリブ32Y1f(図13等を参照できる。)が係合する第1案内溝と、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成された突起部材32Y1d、32Y1e(図13、図16等を参照できる。)が係合する第2案内溝と、が形成されている。そして、第2案内溝は、その形状が色ごとに異なり、所定の挿入口(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)に異なる色のトナー容器が誤セットされないように構成されている。
そして、トナー容器32Yの電子基板32Y1cと、アンテナ(アンテナ基板)が設置された画像形成装置本体100と、の間で必要な情報の授受がおこなわれる。双方の間で通信される情報としては、トナー容器の製造番号、リサイクル回数等の情報や、トナーの容量、ロット番号、色等の情報や、画像形成装置本体100の使用履歴等の情報がある。
トナー補給装置60Yの手前側には、トナータンク部61Y、トナー搬送部62Y、63Y、トナー落下経路64Y、撹拌部材65Y、トナーエンドセンサ66Y、ギア列81〜84、シャッタ86、等が設置されている。
トナータンク部61Yは、トナー容器32Yのキャップ部32Y1のトナー排出口Wの下方に配設されていて、トナー容器32Yのトナー排出口Wから排出されたトナーが補給口60Yaを介して貯留される。トナータンク部61Yの底部は、トナー搬送部62Y、63Yの上流部に接続されている。
トナー搬送部は、所定方向に回転駆動してトナーを搬送するトナー搬送スクリュ62Y、トナー搬送スクリュ62Yに近接する内壁を有するトナー搬送管63Y、等で構成される。
具体的に、落下口64Yaから離れた位置に残留するトナー搬送管63Y内のトナーは、傾斜したトナー搬送管63Yに沿ってトナータンク部61Yに向けて滑落するかその位置に留まることになる。また、落下口64Yaに近い位置に残留するトナー搬送管63Y内のトナーは、大きな衝撃等が生じたとしても落下口64Yaから多量に自重落下することなく、傾斜したトナー搬送管63Yに沿ってトナータンク部61Yに向けて滑落するかその位置に留まることになる。
さらに、トナー搬送スクリュ62Yの駆動・駆動停止を繰り返しても、トナー搬送管63Y内に残留しているトナーが多量に現像装置5Y内に補給されてしまうことによりトナータンク部61Yの残トナー量が大きく変動する不具合も抑止される。したがって、トナーエンドセンサ66Yによるトナーエンド検知の誤検知も防止される。
図13〜図19を参照して、トナー容器32Yは、筒状のトナー容器であって、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とで構成される。
容器本体32Y2は、頭部(一端側)に開口が設けられていて、キャップ部32Y1の内部に連通している。また、容器本体32Y2の内壁には螺旋状の突起32Y2aが形成されている。そして、容器本体32Y2は、画像形成装置本体100の駆動カップリング90(容器本体32Y2の他端側の底部に設けられた係合部32Y2bに係合する。)から駆動力を受けて所定方向に回転して、内部に収容されたトナーがキャップ部32Y1に向けて搬送される。そして、容器本体32Y2の開口から排出されたトナーは、キャップ部32Y1(トナー容器32Y)の周面に設けられたトナー排出口Wから排出されて、トナー補給装置60Yのトナータンク部61Yに補給される(図18をも参照できる。)。
このような構成により、容器本体32Y2の底部に設ける複数の係合部32Y2bを、容器本体32Y2の回転中心軸を基準として90度又は180度の分配角θで配設する場合に比べて、容器本体32Y2を回転駆動する際に駆動カップリング90(又は駆動モータ80)にかかる負荷変動を小さくすることができて、現像装置5Yに補給するトナー量のバラツキを軽減することができる。
図20において、横軸は時間を示し、縦軸は駆動カップリング90の駆動トルクを示す。また、実線グラフは、係合部32Y2b(爪部材90a)の分配角θを120度としたトナー容器32Y(本実施の形態1の構成のものである。)を用いたときの駆動トルクの変動を示す。これに対して、破線グラフは、係合部32Y2b(爪部材90a)の分配角θを180度としたトナー容器32Y(従来の構成のものである。)を用いたときの駆動トルクの変動を示す。
なお、トナー補給量の測定は、駆動モータ80を所定時間稼動して、トナー補給装置60Yの落下口64Yaから落下するトナーの重量を測定時間で除算したものである。
なお、図19にて破線で囲んだ領域は、トナー補給装置60Yへのトナー容器32Yの装着時に爪部材90aと係合部32Y2bとが干渉してしまった場合(爪部材90aの当接面90a1と係合部32Y2bの当接面Rとが嵌合せずに、爪部材90aと係合部32Y2bとが先端面でぶつかり嵌合しない場合である。)に、爪部材90aが退避可能な領域(非嵌合状態から嵌合状態に変化するための退避領域)である。
なお、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とのシール性は、キャップ部32Y1の把持部本体32Y120に貼着されたシール材32Y20b(図17、図18等を参照できる。)によって確保されている。すなわち、図17及び図18を参照して、容器本体32Y2の開口がキャップ部32Y1のシール材32Y20bに食い込み摺動することによって、双方の部材の間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
詳しくは、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)にトナー容器32Yを装着する場合、ユーザーはトナー容器32の把持部32Y1b(図13の状態のものである。)を把持しながら、トナー容器32Yを装置本体100の挿入口(図8を参照できる。)から押し込む。そして、トナー容器32Yの底部に設けられた係合部32Y2bが駆動カップリング90に係合した後に、把持部32Y1bを時計方向に約90度だけ手動回転させることで、シャッタ部材32Y1aがトナー補給装置60Yの規制部材に係合して回転が規制されて、トナー排出口Wが開放される。このとき、トナー排出口Wは下方に向いてトナータンク部61Yの補給口60Yaと係合した状態(図18の状態である。)で、キャップ部32Y1がトナー補給装置60Yに固定保持される。これに対して、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)からトナー容器32Yを取出する場合には、上述した装着時の操作と逆の手順で操作がおこなわれることになる。
非互換用の突起部材32Y1dは、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に対して長手方向に装着されるときに画像形成装置本体100に係合して異なる種類の容器の誤セットを防止するためのものである。例えば、非互換用の突起部材32Y1dは、メーカーとは別の会社が画像形成装置を別ブランドで販売するとともにメーカーがトナー容器をその別会社に供給する場合等であって、メーカーの自社ブランドのトナー容器を別会社のものと区別するとき等に設けられる。非互換用の突起部材32Y1dは、シャッタ部材32Y1a(トナー排出口を閉鎖した状態のものである。)とともに電子基板32Y1cを挟むようにトナー容器32Yの周面上に形成されている。
また、図13を参照して、ガイドリブ32Y1fは、トナー補給装置60Yの挿入口(図8を参照できる。)に対して、トナー容器32Yが正しい姿勢で着脱されるように案内するためのものである。
図21にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図21は、実施の形態2におけるトナー容器の底部を示す概略図である。本実施の形態2におけるトナー容器32Yは、係合部32Y2bが設けられている容器本体32Y2の底部の形状が、前記実施の形態1のものと異なる。
このように、容器本体32Y2の外周に係合部32Y2bを形成することで、先に図19で説明した爪部材90aの退避可能な領域(退避領域)を広く取ることができるために、駆動カップリング90の爪部材90aを大きく設定することができるとともに、小さな力で容器本体32Y2を回転駆動させることができる。なお、駆動カップリング90の爪部材90aの形状は、容器本体32Y2の底部(凸部)に嵌合して係合部32Y2bに係合するようなものになる。
なお、本実施の形態2において、容器本体32Y2の材料として、比較的安価で剛性が高いPET(ポリエチレンテレフタレート)等を用いることができる。これにより、係合部32Y2bの寸法精度を向上させることができる。
図22及び図23に示すように、複数の係合部32Y1bは、容器本体32Y2の外周面の近傍に配設されている。このような構成により、複数の係合部32Y1bを容器本体32Y2の外周面から離れた位置に配設した場合(前記実施の形態1における図19のような場合である。)に比べて、駆動カップリング90の爪部材90aを大きく設定することができるとともに、小さな力で容器本体32Y2を回転駆動させることができる。
詳しくは、図23の場合には、図19の場合に比べて、爪部材90aの退避領域(破線で囲んだ領域である。)が広いために、爪部材90aの周方向の大きさを大きく設定することができる。そのため、爪部材90aの機械的強度を高めることができる。さらに、図23の場合には、図19の場合に比べて、爪部材90aが回転中心から離れた位置で係合部32Y2bに当接するために、容器本体32Y2を回転駆動するための負荷を小さくすることができる。
図24にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図24は実施の形態3におけるトナー容器の底部を示す概略図である。本実施の形態3におけるトナー容器32Yは、容器本体32Y2の底部に係合部111bが設けられた嵌合部材111が嵌合されている点が、前記実施の形態1のものと異なる。
具体的に、本実施の形態3では、容器本体32Y2の材料としてPP(ポリプロピレン)を用い、嵌合部材111の材料としてPOM(ポリアセタール)を用いている。
図25にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図25は実施の形態4におけるトナー容器の底部を示す概略図である。本実施の形態4におけるトナー容器32Yは、容器本体32Y2の底部に嵌合された嵌合部材111が所定の範囲で回動する点と、係合部111bの先端が先細り状に形成されている点と、が前記実施の形態3のものと異なる。
詳しくは、図25に示すように、嵌合部材111には、3つの係合部111a、爪111b、壁部111c等が形成されている。容器本体32Y2の底部(ボス部)に嵌合部材111の穴部(軸受部)を合わせるように嵌合部材111を押し込むと、容器本体32Y2の溝部V(図25(A)を参照できる。)に爪111bが係合して、容器本体32Y2に対して嵌合部材111が軸方向に抜けないように嵌合される。このとき、嵌合部材111は、容器本体32Y2に対して周方向に約65度の範囲(容器本体32Y2のストッパ部Sから爪111bの側面までの範囲である。)だけ回動できるように嵌合している。
そして、駆動カップリング90の爪部材90aの当接面90a1と、嵌合部材111の係合部111aの当接面(側面)と、が当接して、駆動カップリング90から係合部111a(嵌合部材111)に回転駆動力が伝達されると、嵌合部材111が回転して壁部111cが容器本体32Y2のストッパ部Sに当接して嵌合部材111から容器本体32Y2に回転駆動力が伝達される。こうして、容器本体32Y2は嵌合部材111とともに所定方向に回転駆動されることになる。
このように構成することで、トナー補給装置60Yへのトナー容器32Yの装着時に爪部材90aと係合部111aとが干渉してしまう確率を低減することができる。また、爪部材90aと係合部111aとが干渉してしまっても、係合部111aが先細り状に形成されていて、さらに容器本体32Y2に対して嵌合部材111が所定範囲αで回動自在に構成されているために、爪部材90aが退避領域に退避しやすい。
なお、本実施の形態4では、係合部111aの肉厚を2mm程度に設定している。これにより、爪部材90aと係合部111aとが干渉してしまう確率を低減する効果を確保できるとともに、係合部111aと爪部材90aとが衝突したときの係合部111aの強度を充分に確保できる。
31、31Y、31M、31C、31K トナー容器収容部、
32Y、32M、32C、32K トナー容器、
32Y1 キャップ部、
32Y1a シャッタ部材、 32Y1b 把持部、
32Y2 容器本体、
32Y2b 係合部、
60Y、60M、60C、60K トナー補給装置、
80 駆動モータ、
90 駆動カップリング、
90a 爪部材、
100 画像形成装置本体(装置本体)、
111 嵌合部材、
111a 係合部、 W トナー排出口、 θ 分配角。
Claims (7)
- 画像形成装置本体に着脱自在に設置される筒状のトナー容器であって、
内壁に螺旋状の突起部を有するとともに、前記画像形成装置本体に回転自在に保持される容器本体を備え、
前記容器本体は、内部に収容されるトナーを排出するための開口を長手方向の一端側に具備するとともに、前記画像形成装置本体に設置された駆動カップリングの複数の爪部材に係合する複数の係合部が形成されて当該容器本体に対して嵌合可能に構成された嵌合部材を長手方向の他端側の底部に具備し、
前記嵌合部材は、前記複数の係合部が前記容器本体の回転中心軸を基準として90度及び180度を除く分配角で配設されるとともに、前記容器本体に対して前記回転中心軸を中心として所定の角度で回動可能に構成されたことを特徴とするトナー容器。 - 前記複数の係合部は、前記嵌合部材の外周面の近傍に配設されたことを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
- 前記嵌合部材は、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、ABS樹脂のいずれかの樹脂材料で形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー容器。
- 前記嵌合部材は、薄板状に形成され、前記複数の係合部における前記複数の爪部材に向かう側の先端が先細り状に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトナー容器。
- 前記複数の係合部は、3つの係合部であって、前記分配角が120度になるように配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のトナー容器。
- 前記画像形成装置本体に対する装着操作によって前記画像形成装置本体に固定保持されるとともに、前記容器本体に対して相対的に回転自在に設置されたキャップ部を備え、
前記キャップ部は、
前記容器本体の前記開口に連通するトナー排出口と、
前記画像形成装置本体に対する着脱操作に連動して前記トナー排出口を開閉するシャッタ部材と、
を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のトナー容器。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のトナー容器が前記画像形成装置本体に設置されたことを特徴とする画像形成装置。
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