JP2003015396A - トナー補給容器、トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

トナー補給容器、トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2003015396A
JP2003015396A JP2001203374A JP2001203374A JP2003015396A JP 2003015396 A JP2003015396 A JP 2003015396A JP 2001203374 A JP2001203374 A JP 2001203374A JP 2001203374 A JP2001203374 A JP 2001203374A JP 2003015396 A JP2003015396 A JP 2003015396A
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Bunro Tazawa
文朗 田澤
Yusuke Yamada
祐介 山田
Yutaka Ban
伴  豊
Hironori Minagawa
皆川  浩範
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トナー補給容器、プロセスカートリッジと画
像形成装置との間の駆動伝達を簡単にする。 【解決手段】 装置本体駆動部20に円板の本体側駆動
伝達部30を設け、この本体側駆動部30にトナー補給
容器、プロセスカートリッジの駆動力受け部に設けた摩
擦抵抗手段3を加圧する。摩擦抵抗手段3はシリコン、
ウレタン等のゴム、またはエラストマーなどの熱可塑性
樹脂である。操作性にすぐれる強い伝達力が得られる。
係脱される駆動力の伝達部を非常に薄くでき、省スペー
ス化、コンパクト化に寄与する。ローコストである。過
負荷安全装置となる。バックフラッシュがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置本体に着脱可能なトナー補給容器、プロセスカート
リッジ、トナー補給装置及び電子写真画像形成装置に関
する。
【0002】ここで電子写真画像形成装置とは、電子写
真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するもの
である。そして、電子写真画像形成装置の例としては、
例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(レーザービ
ームプリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装
置及びワードプロセッサーなどが含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像
形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び
帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1
つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画
像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少
なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものを
いう。更に、少なくとも現像手段とトナー収納部分とを
一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可
能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンター等の
電子写真画像形成装置には現像剤として微粉末のトナー
が使用されている。そして、画像形成装置本体の現像剤
が消費された場合には、トナー供給容器(トナー補給容
器)を用いて画像形成装置本体へトナーを補給すること
が行われている。
【0005】ここでトナーは極めて微細な粉末であるた
め、トナー補給作業時には、トナーが飛散しないように
トナー供給容器を画像形成装置本体内の内部に据え置い
て、小さな開口部から少量ずつトナーを排出する方式が
知られている。
【0006】このような方式にあってはトナーは重力等
の作用で自然に排出されるのは困難であり、何らかのト
ナー搬送手段が必要となる。
【0007】そしてこのようなトナー搬送手段を備えた
トナー補給容器としては、例えば特公平7−11379
6号公報に開示しているトナー補給容器がある。ここ
で、このトナー補給容器は全体形状が略円筒形であり、
その外周面の一部には比較的小さなトナー排出用の開口
が設けられている。また容器内部には螺旋状のトナー搬
送部材が設けられ、容器本体の端部壁面を貫通して容器
外部より駆動を受けるようになっている。そして、この
トナー補給容器は装置本体内に装着したまま使用され、
装置本体側からの駆動によりトナー搬送部材を回転する
ことでトナーを搬送し、開口部から少量ずつトナーを排
出するようになっている。
【0008】一方、トナー搬送手段を備えた他のトナー
補給容器としては、特開平7−44000号公報に開示
しているトナー補給容器がある。ここで、このトナー補
給容器は、円筒形のボトル状を成し、その内面には螺旋
状の突起を設け、一端側の中心付近に小さなトナー排出
口を設けている。
【0009】なお、このトナー補給容器は、前記従来例
とは異なり搬送部材は内装されておらず、装置本体に据
え置いて使用され、本体側からの駆動を受けて容器本体
そのものが回転することでトナーを搬送する構成のトナ
ー搬送手段を備えている。
【0010】このように、上述したトナー補給容器は、
いずれの場合も画像形成装置本体側から、何らかの駆動
を受けて、トナー補給容器側の搬送部材や容器本体を駆
動させることで、トナー排出させる構成になっている。
こうした駆動伝達手段としては幾つかの方法があり、例
えば 容器本体であるトナーボトルの外周面にギア部を設
け、このギアに駆動源に連結された回転する駆動ギアを
噛み合わせてトナーボトルを回転駆動させる構成。 トナーボトルの端面に回転駆動用の突起を設け、この
突起を画像形成装置本体からの駆動部に設けた凹み部に
係合させて、駆動を伝達する構成。 また、逆にトナーボトル端面に突起ではなく凹みを設
け、該凹み部に対し、画像形成装置本体の駆動部に設け
た突起部を係合させて駆動伝達する構成。など、種々の
駆動伝達方法が提案されている。
【0011】電子写真を用いた画像形成装置では、その
使用が長期に及ぶと感光体ドラムの交換、現像剤の補給
や交換、その他(帯電器、クリーナ容器など)の調整・
清掃交換が必要となるが、このような保守作業は専門知
識を有するサービスマン以外は事実上困難であった。
【0012】そこで、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上させることが
できた。そこで、このプロセスカートリッジ方式は画像
形成装置において広く用いられている。
【0013】このようなプロセスカートリッジにおいて
は、電子写真感光体ドラムと同軸線上に駆動力受け部を
有する。画像形成装置本体の駆動源から伝達された駆動
力を出力する画像形成装置本体の駆動伝達部と、プロセ
スカートリッジを画像形成装置本体に装着した際には駆
動伝達部と駆動力受け部は係合して画像形成装置本体か
らプロセスカートリッジを駆動することが可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ト
ナー補給容器に関する従来例では幾つかの技術的課題が
あった。
【0015】の場合はトナーボトルを画像形成装置本
体に挿入セットする際、トナーボトル外周面に設けたギ
ア部と画像形成装置本体内の駆動ギア部とを上手く噛み
合わせる必要があり、この作業はユーザー自身が注意し
て挿入する必要があり、ユーザーの補給操作性の負担を
強いられていた。また、ギアとギアの噛み合わせにより
トナーボトルを回転させるため、トナーボトルは回転モ
ーメントにより、軸直角方向にずれようとする力を受
け、このため、トナーボトルが浮き上がったり、横ずれ
して正常な回転ができなくなるおそれがある。このよう
なずれを防止するために、トナーボトルの周囲を全部包
囲して支持する必要があるが、そのようにすると今度は
トナーボトルの着脱操作を簡単に行うことができなくな
ると同時に補給システム自体の構成が複雑化し、コスト
アップにつながる。
【0016】及びの場合は、トナーボトル端面の突
起(又は凹み部)を本体駆動部の凹み部(又は突起)に
係合するようにトナーボトルを挿入する際に、トナーボ
トルの回転方向の位置合わせが必要となり、これをユー
ザー自ら行うことは補給操作性の低下を招くとともに、
わずかな位置ずれにより、的確に駆動が伝達されない状
態になる場合がある。
【0017】このような係合不良を防止するために常に
トナーボトル挿入時の回転方向の位置が決まるようにト
ナーボトル外面にガイドリブを設けたり、また、それに
対応して本体駆動部の係合凹み部が常に所定の回転位置
で停止するように回転動作を制御する必要があり、いず
れも補給システムの構成の複雑化・コストアップ要因と
なる。
【0018】また、こうした凹凸の係合によるカップリ
ング駆動伝達の多くは、トナーボトルと本体駆動部の位
相がズレて挿入された場合、本体駆動部をバネで退避さ
せて、位相が合うと係合位置に戻るような構成にする場
合がある。このような構成だと、トナーボトルを挿入し
た時にボトルの位相がずれていても、本体駆動部が逃げ
てくれるため、本体駆動部が回転すると位相が合って、
係合することが可能になるが、本体駆動部の構成が複雑
化するのと、本体駆動部を奥側に退避させるため、余計
なスペースを必要とすることから、本体のコンパクト化
といった観点からも好ましくない。また、このような構
成のカップリング部材の多くは、係合突起同士の干渉を
防止するために、突起の駆動伝達側とは反対の側をテー
パ形状としているため、回転方向が規制されてしまうと
いう欠点があった。
【0019】更に、上記何れの手段においても、駆動伝
達部に過大な駆動力がかかった場合、駆動伝達部材にか
かる負荷を低減する手段がないことが多く、画像形成装
置本体側の駆動伝達機構が破損してしまうと言う不具合
が生じる可能性がある。そこで前記不具合を解消するた
めに、駆動伝達部に過大な負荷が生じた際に駆動伝達を
中止する制御機構を設ける必要があり、装置が複雑化
し、コストアップにつながってしまっていた。
【0020】更に、上記ギアやカップリングなどによる
駆動伝達手段には、必ずガタが設けてあり、そのためバ
ックラッシュなどが発生し、特に回転の反転制御などを
行う際には前記バックラッシュは次第に増大していき、
画像形成装置本体への負荷が大きくなり、異音や振動が
発生したり、駆動伝達までのタイムラグが生じ、回転方
向の反転などの駆動伝達の細かい制御ができなかった。
【0021】本発明は、前述した従来のトナー補給容器
をさらに発展させたものである。
【0022】本発明の目的は、ユーザーがトナー補給容
器の補給操作時にトナー補給容器の回転方向の位置合わ
せを必要とせず、簡単な操作で確実に補給できるトナー
補給容器を提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、トナー補給容器およ
び装置本体の機構が簡単で安価にすることができるトナ
ー補給容器を提供することにある。
【0024】本発明の他の目的は、駆動伝達部における
バックラッシュが存在しないため、駆動伝達までのタイ
ムラグやギアの噛み合いによる異音・振動の発生もな
く、画像形成装置本体に負荷をかけることなく反転・停
止などの駆動制御が可能なトナー補給容器を提供するこ
とに有る。
【0025】本発明の他の目的は、画像形成装置本体を
コンパクト化できるトナー補給容器を提供することにあ
る。
【0026】本発明の他の目的は、駆動伝達部に過大な
負荷がかかることを防止するための機構を必要とせず、
画像形成装置本体のコストを抑えることができるトナー
補給容器を提供することにある。
【0027】本発明の他の目的は、駆動伝達時の力のロ
スをなくすことができるトナー補給容器を提供すること
にある。
【0028】上述の画像形成装置本体の駆動伝達部とト
ナー補給容器の駆動力受け部との間の関係は、画像形成
装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにも同様で
あって、上記と同様の課題を有する。
【0029】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明を請求項
に対応して請求項の番号を付して示せば次の通りであ
る。
【0030】本出願に係る第1の発明は、電子写真画像
形成装置本体に着脱可能で、画像形成装置本体から駆動
を受けるトナー補給容器において、トナーを排出するた
めの開口部を有しトナーを収納する容器本体と、前記画
像形成装置本体からの駆動を摩擦力により受ける摩擦抵
抗手段を有する駆動力受け部と、前記トナー補給容器の
駆動力受け部と前記画像形成装置本体の駆動伝達部とを
前記摩擦抵抗手段を介在させた状態にて分離可能に圧接
状態とする、前記画像形成装置本体に設けられた圧接手
段により生じる圧接作用を受ける圧接作用受け部と、を
有することを特徴とするトナー補給容器である。
【0031】上記構成においては、簡単な本体構成にて
確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操作にて
トナー補給容器の着脱が可能となる。また、凹凸の組み
合わせによる駆動伝達手段に比して面同士の接合である
ことから、省スペース化が図れ、更に位相合わせ・位相
合わせのための手段を必要としないため、本体構成を簡
単にすることができ、低コスト化が可能となる。また、
従来の駆動伝達手段に比して、バックラッシュがないた
めに、駆動伝達時の力のロスや、ギアの噛み合いなどに
よる異音・振動の発生がなく、画像形成装置本体に負荷
をかけることなく、反転・停止などの細かい駆動伝達の
制御が可能となった。
【0032】本出願に係る第2の発明は、前記トナー補
給容器に設けられた駆動力受け部で受けた駆動力によっ
て、トナーを撹拌・搬送・排出するための撹拌・搬送・
排出手段が従動することを特徴とするトナー補給容器で
ある。
【0033】上記構成においては、簡単な装置本体の構
成にて確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操
作にてトナー補給容器の着脱、及びトナーの撹拌・搬送
・排出が可能となる。
【0034】本出願に係る第3の発明は、前記駆動力受
け部にて受けた駆動力により、前記トナー補給容器の開
口部を開閉可能に封止する封止手段が開閉することを特
徴とするトナー補給容器である。
【0035】上記構成においては、簡単な装置本体の構
成にて確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操
作にてトナー補給容器の着脱、及びトナーの封止部材の
開閉が可能となる。
【0036】本出願に係る第4の発明は、前記容器本体
が略円筒形状であって、トナーの撹拌・搬送・排出が前
記容器本体を回転することによって行われることを特徴
とするトナー補給容器である。
【0037】上記構成においては、容器本体内に撹拌・
搬送手段が内装され、前記撹拌・搬送手段を回転させる
構成のものに比して、部品点数が少なく簡単な構成に
て、回転時にかかるトルクを低くでき、更に内部に収容
されているトナーの状態の影響を受けることなく、常に
安定したトルク負荷にてトナーの撹拌・搬送が可能とな
った。
【0038】本出願に係る第5の発明は、前記摩擦抵抗
手段が前記略円筒形状のトナー補給容器本体の一端面に
設けられていることを特徴とするトナー補給容器であ
る。
【0039】上記構成においては、簡単な装置本体の構
成にて確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操
作にてトナー補給容器の着脱、及びトナーの撹拌・搬送
・排出が可能となる。
【0040】本出願に係る第6の発明は、前記摩擦抵抗
手段が前記略円筒形状のトナー補給容器本体の周面に設
けられていることを特徴とするトナー補給容器である。
【0041】上記構成においては、簡単な装置本体の構
成にて確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操
作にてトナー補給容器の着脱、及びトナーの撹拌・搬送
・排出が可能となる。
【0042】本出願に係る第7の発明は、前記略円筒形
状のトナー補給容器本体の一端にはトナーを排出する開
口部が設けてあり、前記開口部には開口部を開閉するた
めの封止部材を有しており、前記封止部材は先端部に摩
擦抵抗手段が配設されており、前記トナー補給容器本体
と、回転方向にはお互いに係止され、軸線方向へは互い
に移動自在であり、前記開口部を開口した状態において
も、前記トナー補給容器本体と回転方向には係合した状
態を保つ構成となっており、前記封止部材に設けられた
前記摩擦抵抗手段の摩擦力により、容器本体は前記封止
部材を介して画像形成装置本体からの駆動を受け、容器
本体が回転することを特徴とするトナー補給容器であ
る。
【0043】上記構成においては、封止部材が駆動伝達
手段を兼ね備えていることから、簡単な装置本体の構成
にて確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操作
にてトナー補給容器の着脱が可能となる。また、凹凸の
組み合わせによる駆動伝達手段に比して面同士の接合で
あることから、省スペース化が図れ、更に位相合わせ・
位相合わせのための手段を必要としないため、本体構成
を簡単にすることができ、低コスト化が可能となる。ま
た、従来の駆動伝達手段に比して、バックラッシュがな
いために、駆動伝達時の力のロスや、ギアの噛み合いな
どによる異音・振動の発生がなく、画像形成装置本体に
負荷をかけることなく、反転・停止などの細かい駆動伝
達の制御が可能となった。また、容器本体内に撹拌・搬
送手段が内装され、前記撹拌・搬送手段を回転させる構
成のものに比して、部品点数が少なく簡単な構成にて、
回転時にかかるトルクを低くでき、更に内部に収容され
ているトナーの状態の影響を受けることなく、常に安定
したトルク負荷にてトナーの撹拌・搬送が可能となっ
た。
【0044】本出願に係る第8の発明は、前記摩擦抵抗
手段が、シリコン、ウレタン等のゴム、またはエラスト
マ−などの熱可塑性樹脂であることを特徴とするトナー
補給容器である。
【0045】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給容器を
提供することができる。
【0046】本出願に係る第9の発明は、前記摩擦抵抗
手段が、前記トナー補給容器の駆動力受け部に両面テー
プにて貼着されていることを特徴とするトナー補給容器
である。
【0047】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給容器を
提供することができる。また、両面テープを用いている
ことから摩擦抵抗手段の交換が容易となり、部材の再使
用が可能となった。
【0048】本出願に係る第10の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、前記トナー補給容器の駆動力受け部に一体的
に形成されていること特徴とするトナー補給容器であ
る。
【0049】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給容器を
提供することができる。また、摩擦抵抗手段の貼着と言
った手間を省けることから、組立工程の削減が可能とな
り、コストダウンが可能となった。
【0050】本出願に係る第11の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、表面にゴム被覆が施された合成樹脂性フィル
ムから成る粘着テープ状であり、前記トナー補給容器の
駆動力受け部に貼着されていることを特徴とするトナー
補給容器である。
【0051】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給容器を
提供することができる。また、粘着テープを用いて貼着
していることから、前記摩擦抵抗手段の交換が容易とな
り、部材の再使用が可能となった。
【0052】本出願に係る第12の発明は、前記摩擦抵
抗手段が非粘着性であることを特徴とするトナー補給容
器である。
【0053】上記構成においては、前記摩擦抵抗手段と
画像形成装置本体の駆動伝達部とが、接着されないた
め、トナー補給容器を交換する際に、前記接着を分離す
る必要が無く、操作者に多大な負荷をかけることがな
く、操作性に優れる。また画像形成装置本体に特別の分
離手段を設けることが無く、本体のコストアップを抑え
ることができる。
【0054】本出願に係る第13の発明は、前記摩擦抵
抗手段の静摩擦係数が1〜10(JIS K 712
5)であることを特徴とするトナー補給容器である。
【0055】上記構成においては、確実に駆動伝達がで
きるトナー補給容器を提供することができる。
【0056】本出願に係る第14の発明は、前記トナー
補給容器の駆動力受け部に、位置合わせ用の係合突起ま
たは凹部が設けてあることを特徴とするトナー補給容器
である。
【0057】上記構成においては、簡単な構成、及び簡
便な装着操作にてトナー補給容器本体を装着した際の位
置ズレを防止することが可能となった。
【0058】本出願に係る第15の発明は、前記圧接手
段が、前記トナー補給容器の駆動力受け部が前記画像形
成装置本体の駆動伝達部に圧接した状態を維持するよ
う、互いに離間することを阻止するために、前記トナー
補給容器の少なくとも一部に係合する係止部材であり、
前記圧接作用受け部は、前記係止部材が係合する密接手
段係合部であることを特徴とするトナー補給容器であ
る。
【0059】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給容器を
提供することができる。
【0060】本出願に係る第16の発明は、前記圧接手
段が、前記トナー補給容器の駆動力受け部が前記画像形
成装置本体の駆動伝達部に圧接した状態を維持するよ
う、互いに離間することを阻止するために、前記トナー
補給容器の少なくとも一部を付勢する付勢部材であり、
前記圧接作用受け部は、前記付勢部材により生じる付勢
力を受けるための付勢力受け部であることを特徴とする
トナー補給容器である。
【0061】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給容器を
提供することができる。
【0062】本出願に係る第17の発明は、画像形成装
置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電
子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセ
ス手段と、前記画像形成装置本体からの駆動を受けるた
めの摩擦抵抗力を発揮する摩擦抵抗手段を有する駆動力
受け部と、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装
置本体に装着した際に、前記プロセスカートリッジの駆
動力受け部と前記画像形成装置本体の駆動伝達部とを前
記摩擦抵抗手段を介在させた状態にて分離可能に圧接状
態とする、前記画像形成装置本体に設けられた、圧接手
段により生じる圧接作用を受ける圧接作用受け部と、を
有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0063】上記構成においては、簡単な装置本体の構
成にて確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操
作にてプロセスカートリッジの着脱が可能となる。ま
た、凹凸の組み合わせによる駆動伝達手段に比して面同
士の接合であることから、省スペース化が図れ、更に位
相合わせ・位相合わせのための手段を必要としないた
め、本体構成を簡単にすることができ、低コスト化が可
能となる。また、従来の駆動伝達手段に比して、バック
ラッシュがないために、駆動伝達時の力のロスや、ギア
の噛み合いなどによる異音・振動の発生がなく、画像形
成装置本体に負荷をかけることなく、反転・停止などの
細かい駆動伝達の制御が可能となった。
【0064】本出願に係る第18の発明は、前記プロセ
スカートリッジの駆動力受け部にて受けた駆動力によっ
て、トナーを撹拌・搬送・排出するための撹拌・搬送・
排出手段が従動することを特徴とするプロセスカートリ
ッジである。
【0065】上記構成においては、簡単な本体構成にて
確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操作にて
プロセスカートリッジの着脱、トナーの撹拌・搬送・排
出が可能となる。
【0066】本出願に係る第19の発明は、前記プロセ
スカートリッジの駆動力受け部にて受けた駆動力によっ
て、前記プロセスカートリッジの開口部を開閉可能に封
止する封止手段が開閉することを特徴とするプロセスカ
ートリッジである。
【0067】上記構成においては、簡単な本体構成にて
確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操作にて
プロセスカートリッジの着脱、及びトナーの封止部材の
開閉が可能となる。
【0068】本出願に係る第20の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、シリコン、ウレタン等のゴム、またはエラス
トマ−などの熱可塑性樹脂であることを特徴とするプロ
セスカートリッジである。
【0069】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるプロセスカートリ
ッジを提供することができる。
【0070】本出願に係る第21の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、前記プロセスカートリッジの駆動力受け部に
両面テープにて貼着されていることを特徴とするプロセ
スカートリッジである。
【0071】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるプロセスカートリ
ッジを提供することができる。また、両面テープを用い
ていることから前記摩擦抵抗手段の交換が容易となり、
部材の再使用が可能となった。
【0072】本出願に係る第22の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、前記プロセスカートリッジの駆動力受け部に
一体的に形成されていること特徴とするプロセスカート
リッジである。
【0073】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるプロセスカートリ
ッジを提供することができる。また、前記摩擦抵抗手段
の貼着と言った手間を省けることから、組立工程の削減
が可能となり、コストダウンが可能となった。
【0074】本出願に係る第23の発明は、前記摩擦抵
抗手段が表面にゴム被覆が施された合成樹脂性フィルム
から成る粘着テープ状であり、前記プロセスカートリッ
ジの駆動力受け部に貼着されていることを特徴とするプ
ロセスカートリッジである。
【0075】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるプロセスカートリ
ッジを提供することができる。また、粘着テープを用い
て貼着していることから、前記摩擦抵抗手段の交換が容
易となり、部材の再使用が可能となった。
【0076】本出願に係る第24の発明は、前記摩擦抵
抗手段が非粘着性であることを特徴とするプロセスカー
トリッジである。
【0077】上記構成においては、前記摩擦抵抗手段と
画像形成装置本体の駆動伝達部とが、接着されないた
め、プロセスカートリッジを交換する際に、前記接着を
分離する必要が無く、操作者に多大な負荷をかけること
がなく、操作性に優れる。また画像形成装置本体に特別
の分離手段を設けることが無く、装置本体のコストアッ
プを抑えることができる。
【0078】本出願に係る第25の発明は、前記摩擦抵
抗手段の静摩擦係数が1〜10(JIS K 712
5)であることを特徴とするプロセスカートリッジであ
る。
【0079】上記構成においては、確実に駆動伝達がで
きるトナー補給容器を提供することができる。
【0080】本出願に係る第26の発明は、前記プロセ
スカートリッジの駆動力受け部に、位置合わせ用の係合
突起または凹部が設けてあることを特徴とするプロセス
カートリッジである。
【0081】上記構成においては、簡単な構成、及び簡
便な装着操作にてプロセスカートリッジを装着した際の
位置ズレを防止することが可能となった。
【0082】本出願に係る第27の発明は、前記圧接手
段が、前記プロセスカートリッジの駆動力受け部が前記
画像形成装置本体の駆動伝達部に圧接した状態を維持す
るよう、互いに離間することを阻止するために、前記プ
ロセスカートリッジの少なくとも一部に係合する係止部
材であり、前記圧接作用受け部は、前記係止部材が係合
する密接手段係合部であることを特徴とするプロセスカ
ートリッジである。
【0083】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるプロセスカートリ
ッジを提供することができる。
【0084】本出願に係る第28の発明は、前記圧接手
段が、前記プロセスカートリッジの駆動力受け部が前記
画像形成装置本体の駆動伝達部に圧接した状態を維持す
るよう、互いに離間することを阻止するために、前記プ
ロセスカートリッジの少なくとも一部を付勢する付勢部
材であり、前記圧接作用受け部は、前記付勢部材により
生じる付勢力を受けるための付勢力受け部であることを
特徴とするプロセスカートリッジである。
【0085】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるプロセスカートリ
ッジを提供することができる。
【0086】本出願に係る第29の発明は、前記プロセ
スカートリッジとは、前記プロセス手段としての帯電手
段、現像手段、またはクリーニング手段と前記電子写真
感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
るプロセスカートリッジである。
【0087】上記構成においては、前記プロセス手段を
一体的にカートリッジ化したことにより、該部分の交
換、メンテナンスが容易となった。
【0088】本出願に係る第30の発明は、トナー補給
容器を着脱可能で画像形成装置本体のトナー受け部へト
ナーを補給するためのトナー補給装置において、トナー
を排出するための開口部を有しトナーを収納する容器本
体と、前記画像形成装置本体からの駆動を摩擦力により
受ける摩擦抵抗手段を有する駆動力受け部と、前記トナ
ー補給容器を前記画像形成装置本体に装着した際に、前
記トナー補給容器の駆動力受け部と前記画像形成装置本
体の駆動伝達部とを前記摩擦抵抗手段を介在させた状態
にて分離可能に圧接状態とする、前記画像形成装置本体
に設けられた圧接手段により生じる圧接作用を受ける圧
接作用受け部と、を有するトナー補給容器と、前記トナ
ー補給容器を取り外し可能に装着する装着手段と、を有
し、前記圧接手段の作用により、前記トナー補給容器の
駆動力受け部と前記画像形成装置本体の駆動伝達部と
が、前記摩擦抵抗手段を介在させた状態にて分離可能に
圧接することで、前記摩擦抵抗手段の摩擦力により画像
形成装置本体からの駆動力がトナー補給容器の駆動受け
部に伝達される位置にセット可能なことを特徴とするト
ナー補給装置である。
【0089】上記構成においては、簡単な本体構成にて
確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操作にて
補給容器・プロセスカートリッジの着脱が可能となる。
また、凹凸の組み合わせによる駆動伝達手段に比して面
同士の接合であることから、省スペース化が図れ、更に
位相合わせ・位相合わせのための手段を必要としないた
め、本体構成を簡単にすることができ、低コスト化が可
能となる。また、従来の駆動伝達手段に比して、バック
ラッシュがないために、駆動伝達時の力のロスや、ギア
の噛み合いなどによる異音・振動の発生がなく、画像形
成装置本体に負荷をかけることなく、反転・停止などの
細かい駆動伝達の制御が可能となった。
【0090】本出願に係る第31の発明は、前記摩擦抵
抗手段を前記駆動力受け部に設けるのに代えて、前記駆
動伝達部又は、前記駆動力伝達部と前記駆動力受け部の
両者に設けたことを特徴とする。
【0091】上記構成においては、より確実に駆動伝達
を行うことの出来るトナー補給装置を提供することが可
能となる。
【0092】本出願に係る第32の発明は、前記画像形
成装置本体からの駆動力によって、トナーを撹拌・搬送
・排出するための撹拌・搬送・排出手段を従動させるこ
とを特徴とするトナー補給装置である上記構成において
は、簡単な装置本体の構成にて確実な駆動伝達を行うこ
とができ、且つ簡単な操作にて補給容器・プロセスカー
トリッジの着脱、及びトナーの撹拌・搬送・排出が可能
となる。
【0093】本出願に係る第33の発明は、前記トナー
補給容器は開口部を開閉可能に封止する封止部材を有
し、前記画像形成装置本体からの駆動力によって、前記
トナー補給容器・プロセスカートリッジの開口部を開閉
可能に封止する封止部材の開閉を行うことを特徴とする
トナー補給装置である。
【0094】上記構成においては、簡単な装置本体の構
成にて確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操
作にて補給容器・プロセスカートリッジの着脱、及びト
ナーの封止部材の開閉が可能となる。
【0095】本出願に係る第34の発明は、前記トナー
補給容器本体が略円筒形状であって、トナーの撹拌・搬
送・排出が前記トナー補給容器を回転することによって
行われることを特徴とするトナー補給装置である。
【0096】上記構成においては、容器本体内に撹拌・
搬送手段が内装され、前記撹拌・搬送手段を回転させる
構成のものに比して、部品点数が少なく簡単な構成に
て、回転時にかかるトルクを低くでき、更に内部に収容
されているトナーの状態の影響を受けることなく、常に
安定したトルク負荷にてトナーの撹拌・搬送が可能とな
った。
【0097】本出願に係る第35の発明は、前記トナー
補給容器が、前記略円筒形状の容器本体の一端にはトナ
ーを排出する開口部が設けてあり、前記開口部には開口
部を開閉するための封止部材を有しており、前記封止部
材は前記トナー補給容器本体と、回転方向にはお互いに
係止され、軸線方向へは互いに移動自在であり、前記開
口部を開口した状態においても、前記トナー補給容器本
体と回転方向には係合した状態を保つ構成となってお
り、前記封止部材の先端部又は前記画像形成装置本体の
駆動伝達部に摩擦抵抗手段を有し、前記摩擦抵抗手段の
摩擦力により、前記トナー補給容器は前記封止部材を介
して前記画像形成装置本体の駆動伝達部からの駆動を受
け、前記容器本体が回転することを特徴とするトナー補
給装置である。
【0098】上記構成においては、封止部材が駆動伝達
手段を兼ね備えていることから、簡単な装置本体の構成
にて確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操作
にて補給容器の着脱が可能となる。また、凹凸の組み合
わせによる駆動伝達手段に比して面同士の接合であるこ
とから、省スペース化が図れ、更に位相合わせ・位相合
わせのための手段を必要としないため、本体構成を簡単
にすることができ、低コスト化が可能となる。また、従
来の駆動伝達手段に比して、バックラッシュがないため
に、駆動伝達時の力のロスや、ギアの噛み合いなどによ
る異音・振動の発生がなく、画像形成装置本体に負荷を
かけることなく、反転・停止などの細かい駆動伝達の制
御が可能となった。また、容器本体内に撹拌・搬送手段
が内装され、前記撹拌・搬送手段を回転させる構成のも
のに比して、部品点数が少なく簡単な構成にて、回転時
にかかるトルクを低くでき、更に内部に収容されている
トナーの状態の影響を受けることなく、常に安定したト
ルク負荷にてトナーの撹拌・搬送が可能となった。
【0099】本出願に係る第36の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、シリコン、ウレタン等のゴム、またはエラス
トマ−などの熱可塑性樹脂であることを特徴とするトナ
ー補給装置である。
【0100】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給装置を
提供することができる。
【0101】本出願に係る第37の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、前記画像形成装置本体の駆動伝達部、又は前
記トナー補給容器の駆動力受け部に両面テープにて貼着
されていることを特徴とするトナー補給装置である。
【0102】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給装置を
提供することができる。また、両面テープを用いている
ことから摩擦抵抗手段の交換が容易となり、部材の再使
用が可能となった。
【0103】本出願に係る第38の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、前記画像形成装置本体の駆動伝達部、又は前
記トナー補給容器の駆動力受け部に一体的に形成されて
いること特徴とするトナー補給装置である。
【0104】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給装置を
提供することができる。また、摩擦抵抗手段の貼着と言
った手間を省けることから、組立工程の削減が可能とな
り、コストダウンが可能となった。
【0105】本出願に係る第39の発明は、前記摩擦抵
抗手段が、表面にゴム被覆が施された合成樹脂性フィル
ムから成る粘着テープ状であることを特徴とするトナー
補給装置である。
【0106】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給装置を
提供することができる。また、粘着テープを用いて貼着
していることから、摩擦抵抗手段の交換が容易となり、
部材の再使用が可能となった。
【0107】本出願に係る第40の発明は、前記トナー
補給容器が前記画像形成装置本体に装着される際に、前
記トナー補給容器の封止部材に設けられた摩擦抵抗手段
の摩擦力を利用して、前記トナー補給開口部を開封可能
に封止している封止部材の開閉を行うことを特徴とする
トナー補給装置である。
【0108】上記構成においては、駆動伝達のために封
止部材に設けられた摩擦抵抗手段が封止部材の開閉をも
行うことから、画像形成装置本体側に封止部材を開閉す
るための複雑な開閉手段を要さないことから、本体構成
を簡略化でき、コンパクト化・低コスト化が可能とな
る。また、操作者にも過大な負荷をかけることなく、補
給操作の行えるトナー補給装置を提供することができ
る。
【0109】本出願に係る第41の発明は、前記封止部
材が開閉される際に、前記画像形成装置本体に設けられ
た前記封止部材と前記画像形成装置本体の駆動伝達部と
を密接する密接手段により、前記封止部材と前記画像形
成装置本体の駆動伝達部との相対位置が固定された状態
にして、前記トナー補給容器が前記画像形成装置本体の
駆動伝達部に密接した封止部材を離間する方向に相対移
動することを特徴とするトナー補給装置である。
【0110】上記構成においては、前記画像形成装置本
体に設けられた前記封止部材と前記画像形成装置本体の
駆動伝達部とを密接する密接手段が、封止部材の開閉時
の固定作用をも行うことから、画像形成装置本体側に封
止部材を開閉するための複雑な開閉手段を要さないこと
から、本体構成を簡略化でき、コンパクト化・低コスト
化が可能となる。また、操作者にも過大な負荷をかける
ことなく、補給操作の行えるトナー補給装置を提供する
ことができる。
【0111】本出願に係る第42の発明は、前記駆動伝
達部と駆動力受け部の何れか一方に係合突起他方に係合
突起が嵌合して軸心を一致させる凹部が設けてあること
を特徴とするトナー補給装置である。
【0112】上記構成においては、簡単な構成、及び簡
便な装着操作にてトナー補給容器・プロセスカートリッ
ジを装着した際の位置ズレを防止することが可能となっ
た。
【0113】本出願に係る第43の発明は、前記摩擦抵
抗手段が非粘着性であることを特徴とするトナー補給装
置である。
【0114】上記構成においては、前記摩擦抵抗手段と
画像形成装置本体の駆動伝達部とが、接着されないた
め、トナー補給容器やプロセスカートリッジを交換する
際に、前記接着を分離する必要が無く、操作者に多大な
負荷をかけることがなく、操作性に優れる。また画像形
成装置本体に特別の分離手段を設けることが無く、本体
のコストアップを抑えることができる。
【0115】本出願に係る第44の発明は、前記摩擦抵
抗手段の静摩擦係数が1〜10(JIS K7125)
であることを特徴とするトナー補給装置である。
【0116】上記構成においては、確実に駆動伝達がで
きるトナー補給容器を提供することができる。
【0117】本出願に係る第45の発明は、前記圧接手
段が、前記トナー補給容器の駆動力受け部が前記画像形
成装置本体の駆動伝達部に圧接した状態を維持するよ
う、互いに離間することを阻止するために、前記トナー
補給容器の駆動力受け部を駆動伝達部に向って加圧する
ように、トナー補給容器の圧接作用受け部を付勢する付
勢手段を有することを特徴とするトナー補給装置であ
る。
【0118】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給装置を
提供することができる。
【0119】本出願に係る第46の発明は、前記圧接手
段が、前記トナー補給容器の駆動力受け部が前記画像形
成装置本体の駆動伝達部に圧接した状態を維持するよ
う、互いに離間することを阻止するために、前記トナー
補給容器及びプロセスカートリッジの少なくとも一部を
付勢する付勢部材であり、前記圧接作用受け部は、前記
付勢部材により生じる付勢力を受けるための付勢力受け
部であることを特徴とするトナー補給装置である。
【0120】上記構成においては、安価な材料及び簡単
な構成にて、確実に駆動伝達ができるトナー補給装置を
提供することができる。
【0121】本出願に係る第47の発明は、プロセスカ
ートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子
写真画像形成装置において、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する
プロセス手段と、前記画像形成装置本体からの駆動を受
ける摩擦抵抗力を発揮する摩擦抵抗手段を有する駆動力
受け部と、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装
置本体に装着した際に、前記プロセスカートリッジの駆
動力受け部と前記画像形成装置本体の駆動伝達部とを圧
接状態とする、前記画像形成装置本体に設けられた、圧
接手段により生じる圧接作用を受ける圧接作用受け部
と、を有しており、前記圧接手段の圧接作用により、前
記プロセスカートリッジの駆動力受け部と前記画像形成
装置本体の駆動伝達部とが前記摩擦抵抗手段を介在させ
た状態にて分離可能に圧接することで、前記摩擦抵抗手
段の摩擦力により、前記画像形成装置本体からの駆動力
が伝達されるプロセスカートリッジを取り外し可能に装
着する装着手段と、 b.プロセスカートリッジの駆動力受け部に圧接して駆
動を伝達する駆動伝達部と、 c.プロセスカートリッジの駆動力受け部と画像形成装
置本体の駆動伝達部を解除可能に加圧する加圧手段と、 d.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0122】上記構成においては、簡単な本体構成にて
確実な駆動伝達を行うことができ、且つ簡単な操作にて
トナー補給容器の着脱が可能となる電子写真画像形成装
置を提供することが出来る。また、凹凸の組み合わせに
よる駆動伝達手段に比して面同士の接合であることか
ら、省スペース化が図れ、更に位相合わせ・位相合わせ
のための手段を必要としないため、電子写真画像形成装
置本体構成を簡単にすることができ、低コスト化が可能
となる。また、従来の駆動伝達手段に比して、バックラ
ッシュがないために、駆動伝達時の力のロスや、ギアの
噛み合いなどによる異音・振動の発生がなく、画像形成
装置本体に負荷をかけることなく、反転・停止などの細
かい駆動伝達の制御が可能となった。
【0123】本出願に係る第48の発明は、前記摩擦抵
抗手段をプロセスカートリッジの駆動力受け部に設ける
のに代えて、画像形成装置本体の駆動伝達部、又は駆動
伝達部及び駆動力受け部の両者に設けることを特徴とす
る電子写真画像形成装置である。
【0124】上記構成においては、より確実な駆動伝達
が可能となる電子写真画像形成装置を提供することが出
来る。
【0125】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0126】(電子写真画像形成装置)まず最初に、本
発明に係るトナー補給容器が装着される電子写真画像形
成装置の一例である電子写真複写機の構成について図1
に基づいて説明する。
【0127】同図において、100は電子写真複写機本
体(以下装置本体という)である。また、101は原稿
であり、原稿台ガラス102の上に置かれる。そして、
画像情報に応じた光像が光学部103の複数のミラーM
とレンズLnにより、電子写真感光体ドラム104上に
結像する。105〜108はカセットである。これらカ
セット105〜108に積載された記録媒体(以下、
「用紙」という。)Pのうち、図2に示す操作部100
aから使用者が入力した情報もしくは原稿101の紙サ
イズから最適な用紙をカセット105〜108の用紙サ
イズ情報から選択する。ここで、記録媒体としては、用
紙に限定されずに、例えばOHPシート等適宜選択でき
る。
【0128】そして、給紙・分離装置105A〜108
Aにより搬送された1枚の用紙Pを、搬送部109を経
由してレジストローラ110まで搬送し、感光体ドラム
104の回転と、光学部103のスキャンのタイミング
を同期させて搬送する。なお、111,112は転写放
電器、分離放電器である。ここで、転写放電器111に
よって、感光体ドラム104上に形成されたトナー像を
用紙Pに転写する。そして、分離放電器112によっ
て、トナー像の転写された用紙Pを感光体ドラム104
から分離する。
【0129】この後、搬送部113により搬送された用
紙Pは、定着部114において熱と圧により用紙上のト
ナー像を定着させた後、片面コピーの場合には、排紙反
転部115を通過し、排紙ローラ116により排紙トレ
イ117へ排出される。また、多重コピーの場合には、
排紙反転部115のフラッパ118の制御により、再給
紙搬送路119,120を経由してレジストローラ11
0まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路を
たどって排紙トレイ117へ排出される。
【0130】また、両面コピーの場合には、用紙Pは排
紙反転部115を通り、一度排紙ローラ116により一
部が装置外へ排出される。そして、この後、用紙Pの終
端がフラッパ118を通過し、排紙ローラ116にまだ
挟持されているタイミングでフラッパ118を制御する
と共に排紙ローラ116を逆回転させることにより、再
度装置内へ搬送される。さらにこの後、再給紙搬送部1
19,120を経由してレジストローラ110まで搬送
された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排
紙トレイ117へ排出される。
【0131】ところで、上記構成の装置本体100にお
いて、感光体ドラム104の回りには現像部201、ク
リーナ部202、一次帯電器203等が配置されてい
る。ここで、現像部201は、原稿101の情報を光学
部103により感光体ドラム104に形成された静電潜
像をトナーを用いて現像するものである。そして、この
現像部201へトナーを補給するためのトナー補給容器
1が装置本体100に使用者によって着脱可能に設けら
れている。ここで、現像部201は、トナーホッパー2
01aと現像器201bとを有している。トナーホッパ
ー201aは、トナー補給容器1から補給されたトナー
を撹拌するための撹拌部材201cを有している。そし
て、この撹拌部材201cにより撹拌されたトナーは、
マグネットローラ201dにより現像器201bに送ら
れる。現像器201bは、現像ローラ201fと、送り
部材201eを有している。そして、マグネットローラ
201dによりトナーホッパー201aから送られたト
ナーは、送り部材201eにより現像ローラ201fに
送られて、この現像ローラ201fにより感光体ドラム
104に供給される。
【0132】なお、クリーナー部202は、感光体ドラ
ム104に残留しているトナーを除去するためのもので
ある。また、一次帯電器203は、感光体ドラム104
を帯電するためのものである。
【0133】図2に示す外装カバーの一部であるトナー
補給容器交換用カバー15(以下交換用カバーという)
を図3に示すように使用者が開けると、容器受け台50
が、駆動系(不図示)によって、所定の位置まで引き出
される。そして、この容器受け台50上にトナー補給容
器1を設置する。使用者が容器1を装置本体100から
取り出す際には、引き出された容器受け台50に載って
いるトナー補給容器1を取り出す。ここで、交換用カバ
ー15はトナー補給容器1を着脱(交換)するための専
用カバーであって、トナー補給容器1を着脱するためだ
けに開閉される。尚、装置本体100のメインテナンス
は、前面カバー100cを開閉することによって行なわ
れる。
【0134】なお、容器受け台50を介することなく、
トナー補給容器1を直接装置本体100に設置し、又、
装置本体100から取り外してもよい。
【0135】〔実施の形態1〕次に、本発明の実施の形
態1に係るトナー補給容器について図4を用いて説明す
る。
【0136】図4(a)は本実施の形態のトナー補給容
器の一例を示した斜視図である。また(b)はトナー補
給容器の駆動力受け部の構成を示した部分断面図であ
る。
【0137】(トナー補給容器)トナー補給容器本体で
あるトナーボトル1A(以下容器本体又はボトルとも称
す)は、略円筒形状に形成され、その一端面のほぼ中央
に円筒部より小径の開口部1aが突設されている。前記
開口部1aには開口部1aを閉じる封止部材2が設けて
有り、この封止部材2がトナーボトル1Aの軸線方向に
スライドすることにより、開口部1aの開閉動作を行う
構成になっている。前記封止部材2の先端部には摩擦抵
抗手段3を設けており、この摩擦抵抗手段3は後述する
画像形成装置本体に設けられた密接手段により、画像形
成装置本体内の駆動伝達部表面に密接し、トナーボトル
1Aに回転駆動を伝達する機能を果たす構成になってい
る。トナーボトル1Aの内部の構成について説明する。
【0138】トナーボトル1Aは略円筒形状を有してお
り、画像形成装置本体内に略水平方向に配置され、装置
本体100から回転駆動を受けて、ボトル1Aが回転す
る構成になっている。そして、このトナーボトル1Aの
内面には螺旋状の突起部1cが設けてある。トナーボト
ル1Aが回転することにより、この螺旋状突起1cに沿
ってトナーが軸線方向に搬送され、トナーボトル1A端
面に設けた開口部1aからトナーが排出される構成にな
っている。
【0139】本発明の実施の形態におけるトナーボトル
1A内部の構成については、トナーボトル1Aが回転す
ることによりトナーが排出するボトル形状であれば、特
にその形状や構成について限定するものではない。本発
明の主旨はトナーボトル1Aを駆動させることによって
トナー排出するトナー補給容器1においてボトル1Aの
駆動伝達部に摩擦抵抗手段3を用いたことを特徴とした
ことであるため、トナーボトル1Aの構成については一
般的によく知られているボトル内部に螺旋状の突起1c
を形成したものや、その他の構成のものであってもかま
わない。
【0140】ちなみに図4にはもっとも一般的な構成で
ある、ボトル内部に螺旋状の突起1cを形成したトナー
ボトル1Aの例を示した。
【0141】また、本発明における駆動の種類は、この
実施の形態1に示したような回転駆動だけに限定するも
のではなく、トナー補給容器を振動、あるいは揺動、又
はその他の駆動方法によりトナーを補給するものであれ
ば、特にその駆動の種類は問わない。つまり、画像形成
装置本体100から駆動を受けることによってトナーを
排出するトナー補給容器1であれば、その駆動が回転で
も、揺動でも振動でも、いずれの駆動方法でも良い。
【0142】ボトル1Aにはボトル1Aの一端面に開口
部1aが設けて有り、前記開口部1a内にボトル1Aと
一体に設けられた駆動軸1bが開口部1aより突出して
いる。この駆動軸1bは開口部1aのほぼ中心軸線上に
位置し、封止部材2に設けた係合穴2aと係合する構成
になっている。この駆動軸1bは装置本体100から封
止部材2を介して回転駆動力をボトル本体1へ伝達させ
るためのものであることから、駆動軸1bの断面形状は
回転駆動力を伝達可能な四角形状やHカット形状、Dカ
ット形状等の形状になっている。
【0143】(封止部材)次に、封止部材2について図
5を用いて説明する。なお、図5において(A)は封止
部材の正面図、(B)は(A)のA矢視図、(C)は
(A)の正面断面図である。
【0144】図5の(A)〜(C)において、2bはト
ナー補給容器1のトナー排出口である開口部1aを開封
可能に封止する封止部である。この封止部2bの外径は
開口部1aの内径よりも適当量大きく設定されている。
そして、この封止部2bを開口部1aに圧入嵌合するこ
とにより、封止部材2は開口部1aを密封する。
【0145】ところで、この封止部材2には、駆動軸1
bと係合して装置本体100から受けた駆動力を駆動軸
1b(図4)に伝達するための駆動力伝達部として係合
孔2aを有している。この係合孔2aは封止部2b及び
圧接手段係合部2cの形成部分にわたって形成された開
口(穴)によって構成されている。ここで、この係合孔
2aは駆動軸1bの断面形状に対応した形状を有すると
ともに、駆動軸1bよりも僅かに大きく形成されてい
る。これにより駆動軸1bは係合孔2aに遊嵌される。
【0146】そして、このように駆動軸1bが係合孔2
aに遊嵌されることにより、ボトル1Aと封止部材2と
は、ボトル1Aの回転方向にはお互いに係止される一
方、軸線方向へはお互いに移動自在に構成されるように
なっている。これにより、トナー補給容器装着時、後述
するように封止部材2とボトル1Aとの離間が可能とな
り、トナー補給口である開口部1aの開封(開口)が可
能となる。
【0147】ところで、この係合孔2aと駆動軸1bと
の係合長さは、封止部材2とボトル1Aとが離間する
際、外れることのない長さを有している。これにより封
止部材2がボトル1Aと離間しても、駆動軸1bは封止
部材2を介して駆動力を受けることができる。
【0148】このような封止部材2はプラスチック等の
樹脂を射出成形して製造するのが好ましいが、他の材料
及び製造方法であっても、任意に分割、接合しても構わ
ない。また、封止部材2はトナー補給開口部1aに圧入
嵌合してこれを密封するために適度な弾性が必要とされ
る。その材料としては低密度ポリエチレンが最も好まし
く、次いでポリプロピレン・ナイロン・高密度ポリエチ
レン等好ましく利用できる。
【0149】(駆動伝達部の摩擦抵抗手段について)次
に本発明の特徴を最もよく表す、駆動伝達部の摩擦抵抗
手段について、図6を用いて説明する。
【0150】図6の(A)は、本発明の実施の形態1に
係る駆動伝達部の拡大斜視図であり、(B)は駆動伝達
部の拡大正面図である。
【0151】図6(A)の封止部材2は前項にて説明し
た通りであるが、その先端部に摩擦抵抗手段3が設けら
れており、トナー補給容器1を電子写真画像形成装置本
体100に装着すると、前記トナー補給容器1の駆動力
受け部と前記画像形成装置本体100の駆動伝達部とを
圧接状態とする。画像形成装置本体100に設けられた
圧接手段24(図8参照)により、本体駆動部20の先
端に設けられた本体側駆動伝達部30に摩擦抵抗手段3
が圧接され、本体駆動部20と前記封止部材2が駆動伝
達可能に圧接される(図6(B)、図8(B)参照)。
その状態にて本体駆動部20に駆動を与えると前述の要
領にて封止部材2を介して駆動が伝達される。
【0152】なお、本発明の主旨は駆動の伝達を、駆動
源と駆動力受け部間の摩擦抵抗手段の摩擦力を利用して
行うものである。従って、本実施の形態では、容器本体
側の封止部材2の先端に摩擦抵抗手段3を設けた例を示
したが、例えば摩擦抵抗手段3を本体駆動部20の先端
に配置する構成にしても構わないし、本体駆動部及び容
器本体側封止部材の先端部両方に摩擦抵抗手段3を配置
した構成にしても、本発明の主旨から外れるものではな
い。
【0153】但し、本体駆動部に摩擦抵抗手段を設けた
場合には、前記画像形成装置本体はその製品寿命中、通
常数十回のトナー補給作業が行われ、そのたびに摩擦抵
抗手段の圧接・分離がなされ、更に駆動伝達による負荷
を長期間にわたって受け、更にはトナーによる汚染など
により、摩擦抵抗手段の劣化が予想され、そのような場
合には駆動伝達不良が発生する恐れがある。
【0154】以上から信頼性の点で確実でないため、装
置本体側を容易にメンテナンスが可能な構成とするか、
好ましくは本実施の形態に示したように、容器本体側に
摩擦抵抗手段を設け、トナー補給を行うたびに新しい摩
擦抵抗手段が供給されるようにするのが良い。
【0155】なお、本実施の形態ではもっとも好適な構
成である、トナー補給容器側に摩擦抵抗手段を設けた例
を示した。
【0156】また、摩擦抵抗手段3の配置についても、
本実施の形態に示したように封止部材2の先端部に設け
る必要はなく、駆動を受ける部分であればいかなる場所
に配置しても構わない。例えば容器本体1Aを円筒形と
して、容器本体1Aの外周に摩擦抵抗手段を設け、この
摩擦抵抗手段を周面3個所でローラで把握するようにし
てもよい。このローラは装置本体100に設けられ装置
本体100より駆動される。
【0157】次に摩擦抵抗手段3の材質については、下
記に示す機能を満足する摩擦力を有するものであれば、
例えばシリコン、ウレタン等のゴムを配設したり、エラ
ストマ−などの熱可塑性樹脂により一体的に形成しても
構わず、摩擦抵抗手段3の取り付け方法については、本
発明の主旨により制約を受けるものではない。
【0158】次に、摩擦抵抗手段3及び摩擦抵抗手段圧
接部30の形状・大きさについて説明する。
【0159】本実施の形態においては、トナー補給容器
は略径が80〜120mm、長手方向長さが30〜60
cm、トナーを含めた容器総重量が1〜3kgのもの
を、後述の圧接手段の圧接力が9.8〜19.6Nで回
転速度10〜60rpmにて間欠回転(回転・停止を繰
り返す)させるべく、摩擦抵抗手段3を直径30mmの
略円形形状としたが、本発明の主旨によって形状・大き
さが制限されるものではなく、摩擦抵抗手段の機能が充
分果たせるよう、駆動伝達時にかかる摩擦抵抗手段への
負荷、駆動の種類、駆動速度、摩擦抵抗手段の静摩擦係
数、後述する画像形成装置本体100に設けられた圧接
手段の圧接力、その他設計・製造上の制約などにより、
適宜最適なものを選択しても構わない。例えば、前記摩
擦抵抗手段の大きさ・形状を変えることにより、摩擦抵
抗手段の摩擦力(駆動伝達力)を調整し、前記摩擦抵抗
手段が伝達可能な負荷を超えるような、過大な負荷がか
かった場合には前記摩擦抵抗手段による駆動が空回りす
るように設計することで、画像形成装置本体100の駆
動伝達機構を破損することを防止する効果がある。更に
従来、過大な負荷がかかった際に駆動伝達を中止するた
めの制御機構が必要なくなり、画像形成装置本体のコン
パクト化、及び低コスト化が可能となる。
【0160】また、本実施の形態のように、片方のみに
摩擦抵抗手段を配置した場合には、相手の駆動伝達部を
摩擦抵抗手段と略同一形状とすると、僅かな位置ズレで
も摩擦抵抗手段の接触面積が減少してしまい、摩擦抵抗
手段にかかる単位面積あたりの負荷が増大してしまうた
め、より好ましくは、相手の駆動伝達部は摩擦抵抗手段
を完全に包含でき、位置ずれした際にもカバーできる程
度に大きめにしておくと、多少の装着時の位置ずれにも
何ら問題なく機能を発揮することができる。
【0161】更に、駆動伝達部30の形状を図20に示
すように凹凸を設けた形状とすることで、前記摩擦抵抗
手段の接触面積を調節し、前記摩擦抵抗手段の摩擦力を
過大な負荷がかかった際に、空回りするよう設計するこ
とで、上記と同様に画像形成装置本体の駆動伝達機構の
破損防止、及び制御機構をなくすことが可能となる。こ
こで、図20(A)(B)(C)は夫々端面を平面とし
た本体駆動伝達部30に夫々30a,30b,30cの
部分を凹又は凸としたもので、(A)はxy座標上に角
形凹又は凸を多数配置したもの、(B)は車輪状に凹凸
としたもの、(C)は同心円上に円形凹凸を多数設けた
ものである。
【0162】摩擦抵抗手段の静摩擦係数についても上記
形状・大きさと同様、摩擦抵抗手段の機能が充分果たせ
るよう、駆動伝達時にかかる摩擦抵抗手段への負荷、駆
動の種類、駆動速度、摩擦抵抗手段の形状・大きさ、後
述する画像形成装置本体に設けられた圧接手段の圧接
力、その他設計・製造上の制約などにより、適宜最適な
ものを選択しても構わない。
【0163】但し、静摩擦係数が小さすぎると、確実な
駆動伝達が行われなくなる恐れが生じたり、駆動伝達不
良を防止するため、画像形成装置本体に設けられた圧接
手段の圧接力を大きくしなくてはならず、装置本体にか
かる負荷が増大し、コストアップなどにつながる。逆に
静摩擦係数が大きすぎると、前記圧接手段の圧接力が微
小であっても、摩擦抵抗手段の伝達可能トルクが著しく
大きくなりすぎてしまい、前述した過大なトルク負荷が
かかった際の本体側駆動伝達機構破損防止機能が働かな
くなることから、静摩擦係数の目安としては、1〜10
(JIS K7125)の範囲内であることが好まし
く、より好ましくは1.5〜5、最も好ましくは3.5
〜4.5の範囲内であることが望ましい。
【0164】更に、前記摩擦抵抗手段の静摩擦係数を、
過大な駆動負荷がかかった際に駆動伝達部が空回りする
ようなものを選択することで、前述のように画像形成装
置本体の駆動伝達機構の破損防止、及び高負荷がかかっ
た際に駆動を中止する制御装置が必要なくなる、といっ
た効果がある。
【0165】また、前記摩擦抵抗手段が粘着性を有する
場合には、前記駆動伝達部と駆動力受け部が接着してし
まい、トナー補給容器の交換時には粘着による接合を分
離しなくてはならなくなるため、画像形成装置本体に分
離機構を設けたり、操作者が分離作業を行う必要が生じ
るため、操作者に多大な負荷をかけてしまうことから、
本発明にて用いられる摩擦抵抗手段は非粘着性であるこ
とが好ましい。ここで非粘着性とは、表面に密接せしめ
られた部材を表面に対して実質上垂直な方向に移動せし
める場合には、かかる移動に抵抗する力は実質上皆無で
あるか、存在するとしても著しく小さいことを意味す
る。
【0166】なお、本実施例においては、上記機能を満
足するべく、ポリエステルフィルムの如き合成樹脂フィ
ルムの表面にシリコンゴム被覆を施した粘着テープ(静
摩擦係数=3.5〜4.5)を容器本体側封止部材2の
先端部に貼付した。
【0167】(トナー補給容器の交換方法)次に、トナ
ー補給容器の交換方法について説明する。
【0168】画像形成のプロセスに伴い、トナー補給容
器1内のトナーが略全量消費されると、装置本体100
に設けられたトナー補給容器空検知手段(不図示)によ
る検知によって、液晶等の表示手段100b(図2参
照)によりユーザーはトナー補給容器1内のトナーが無
くなったことを知らされる。
【0169】本実施の形態に於てはトナー補給容器1の
交換はユーザー自身が行ない、その手順は以下の通りで
ある。
【0170】まず、図2、図3、図7、図19、図21
示すように、閉じられた状態の交換用カバー15を、ヒ
ンジ18を中心に回動させて開く。この交換用カバー1
5を開く動作に連動して後述するトナー補給部開閉手段
により、図8(C)から矢印bと反対方向に容器本体1
Aが移動して、それまで容器本体1Aと離間してトナー
補給開口部1aを開放する状態にあった封止部材2がト
ナー補給開口部1aに圧入嵌合され、トナー補給開口部
1aが閉口される(図8(B)参照)。続いて、図示さ
れないセンサがスライド部材300の復帰を検知すると
圧接手段24が後退する。
【0171】次に、ユーザーは、装置本体100に装着
されているトナーのなくなったトナー補給容器1を図8
(A)に示す矢印a方向と逆方向に引き出し、装置本体
100より取り外す。この後、図8(A)に示すように
ユーザーは新しいトナー補給容器1を矢印aの向きに装
置本体100へと挿入した後(図8(B)参照)、交換
用カバー15を閉じる。そして、この交換用カバー15
を閉める動作に連動して先ず圧接手段24が封止部材2
を係止され、スライド部材300が右行して封止部材2
が容器本体1Aから離間され、トナー補給口である開口
部1aが開封される(図8(C)参照)。以上が、トナ
ー補給容器の交換手順である。
【0172】なお、後述する圧接手段による駆動伝達部
の圧接をも鑑みると、図7に示すような装着方法がもっ
とも好適である。図7は図3に示すように装置本体10
0の手前(図の左下側)の操作者側から奥側へほぼ水平
に直真ぐにトナー補給容器本体1を挿入し又は引き出す
ものである。
【0173】なお、図19トナー補給容器1は、装置本
体100の前面に沿うトナー補給容器交換用カバー15
を開き、このカバー15に設けた容器本体受台100d
に載置した後にヒンジ18を中心にして図19(a)か
ら(b)に示すようにカバー15を閉めると、装置本体
100に装着されるものである。トナー補給容器1の取
り外しは上記と逆である。
【0174】(補給動作の説明)次に図8を用いて本発
明におけるトナー補給容器の補給動作について説明す
る。
【0175】図8は本発明におけるトナーボトル1Aを
画像形成装置本体内に挿入してトナー補給を行う過程の
状態を各段階毎に示した図である。同図においてmは複
写機本体内に設けた駆動モータであり、中間ギア21対
を介してトナー補給容器側と連結する駆動部20を回転
駆動させる構成になっている。前記駆動部20には、前
記トナー補給容器側に設けられた摩擦抵抗手段3が圧接
する本体側駆動伝達部30が設けてある。ここで、駆動
部20は装置本体100に装着された軸受20a(片側
のみ示す)に軸方向に移動しないように両端支持された
駆動軸20bの先端に駆動伝達部30を固定してある。
なお、中間ギア21対の小ギアは駆動モータmの軸に固
定され、大ギアは駆動力20bに固定されている。
【0176】図8において(A)はトナー容器本体1A
を複写機本体に100挿入させる状態を示した図であ
る。このとき、トナー容器本体1A先端の一端面には開
口部1aが設けて有り、前記開口部1aは封止部材2に
より封止された状態にある。
【0177】図8(B)は更にトナー容器本体1Aの挿
入が進み、封止部材2先端部に設けた摩擦抵抗手段3
が、装置本体側の駆動部20の本体側駆動伝達部30に
圧接した状態である。この本体側駆動伝達部30とトナ
ー補給容器側摩擦抵抗手段3との圧接はユーザーがトナ
ーボトル1Aを挿入した時の挿入動作によって行われ、
同時に画像形成装置本体100に設けられた圧接手段2
4(図9(c)参照)が、駆動伝達部30、及び駆動力
受け部である摩擦抵抗手段3の圧接状態を維持するた
め、封止部材2が駆動伝達部20から離間する方向へ移
動してしまうことを防止するべく係合し、封止部材2の
駆動伝達部20との相対位置を固定する。このような構
成とすることにより、駆動伝達部20が遊離してしまう
ことなく、駆動伝達部20に摩擦抵抗手段3による適度
な摩擦力が働き、駆動伝達不良などの不具合無く確実な
駆動の伝達が可能となる。
【0178】図8(C)は封止部材2と駆動部20がト
ナー補給容器の摩擦抵抗手段3と本体側伝達部30が圧
接した後、不図示の本体前カバーの閉動作に連動して、
スライド部材300が矢印b方向に後退することでトナ
ーボトル1Aも後退し、相対的に封止部材2がボトル1
Aから離れて開口部1aが開いた状態になりトナー補給
可能状態になる。この時、ボトル1Aの駆動軸1bは封
止部材2から完全に外れることは無く、駆動軸1bの一
部が封止部材2内に残っている。また、駆動軸1bの断
面形状は非円形断面で、四角形や三角形など回転駆動伝
達が可能な断面形状になっている。ここで、トナーボト
ル1Aは装置本体100のトナー補給装置部に設けたボ
トル受けローラ23によってくら形に支持されている。
そこで、トナーボトル1Aはボトル受けローラ23上で
回転自在であると共に軸方向に移動自在である。
【0179】(圧接手段について)本発明においては、
摩擦抵抗手段の摩擦力を利用して駆動力を伝達するた
め、駆動伝達時に確実に伝達が行われるよう、画像形成
装置本体の駆動伝達部30にトナー補給容器の駆動力受
け部に設けられた摩擦抵抗手段3を圧接する必要がある
ことから、本実施の形態においては、図8、図9に示す
ような、圧接手段24を設けている。
【0180】圧接手段24は図9の(C)に示すよう
に、封止部材2の圧接手段係合部2cに係合するため
の、逆U字型の係合部を有しており、画像形成装置本体
内に設けられており、矢印方向c−dに移動可能な構成
となっている。トナー補給容器の着脱の際は、前記圧接
手段24は、矢印のd方向に位置し、トナー補給容器及
びトナー補給容器に嵌合されている封止部材2は着脱自
在となっている。また着脱が終了し、トナー補給容器本
体1Aが画像形成装置本体100からの駆動を受ける際
には、前記圧接手段24が矢印のc方向に移動し、前記
トナー補給容器の封止部材2に設けられた圧接手段係合
部2cに進入し、封止部材2は係止され、画像形成装置
本体100の駆動伝達部との圧接状態を維持するよう、
前記駆動伝達部との相対位置は固定される。本実施の形
態においては、前記圧接手段24が封止部材2の圧接手
段係合部2cに進入する際に、前記圧接手段24が前記
圧接手段係合部2cに干渉しないよう、誘い込みのため
のC面を封止部材2に設けた構成とした。ここで、圧接
手段係合部2cは封止部材2に設けた周方向の溝であ
る。
【0181】また、より確実な圧接作用が得られるよ
う、前記圧接手段24に封止部材2を画像形成装置本体
100の駆動伝達部側に押し付けるための凸部24bを
設けることにより、操作者によるトナー補給容器1の押
し込みが不十分であったり、前記封止部材2の寸法差に
よる圧接力不足が生じた場合にも、確実に摩擦抵抗手段
が圧接され、駆動伝達不良などの不具合をなくすことが
できる。ここで、圧接手段24は図外で根本側は剛に支
持されており、凸部24bはなめらかに湾曲してその頂
部は圧接手段係合部2cの側面2c1に図9(A)の非
係合位置では入り込んでいる。そこで、図9(B)に示
すように凸部24bは側面2c1に押されて圧接手段2
4は弾性変形している。
【0182】この圧接手段24による、駆動伝達部の圧
接力については、本発明の主旨によって制限されるもの
ではなく、摩擦抵抗手段の機能が充分果たせるよう、駆
動伝達時にかかる摩擦抵抗手段への負荷、駆動の種類、
駆動速度、摩擦抵抗手段の形状・大きさ、その他設計・
製造上の制約などにより、適宜最適な強度となるよう設
計して構わない。
【0183】更に圧接手段の圧接力を調整することで、
前記摩擦抵抗手段により発揮される摩擦抵抗力を調節
し、前記摩擦抵抗手段の摩擦力を過大な負荷がかかった
際に、空回りするよう設計することで、上記と同様に画
像形成装置本体の駆動伝達機構の破損防止、及び制御機
構をなくすことが可能となる。
【0184】但し、圧接力が弱すぎる場合には、駆動伝
達不良などの不具合が生じる恐れがあり、逆に圧接力が
大きすぎる場合には、前記封止部材2にかかる負荷が大
きくなってしまい、破損したり、圧接手段24と封止部
材2との摩擦により駆動力のロスや封止部材2の削れが
生じたりしてしまうことから、圧接力の範囲としては
4.9〜98Nであることが好ましい。
【0185】次に前記圧接手段24の移動機構について
は、不図示の画像形成装置本体の前カバーの開閉動作に
連動させて、前カバーを閉じた時に圧接手段24が矢印
c方向におりてきて、前記封止部材2の圧接手段係合部
2cに進入し圧接を行い、前カバーを開けると矢印d方
向に移動するといった構成にしても構わないし、あるい
は別途駆動モーターなどを用いて、独立した圧接動作を
行うような構成にしても構わないし、あるいは装置本体
の前カバーとの連動動作ではなく、別途手動レバーを設
け、これに連動して圧接動作を行うような構成にする、
など何れの方法でも構わない。
【0186】次に、この状態でモーターmを駆動させる
と回転駆動力は中間ギア21対、駆動軸20bを介して
本体駆動部20へ伝えられ、本体駆動部20から封止部
材2へと伝達し、さらに封止部材2からボトル駆動軸1
bへと伝わることでボトル1Aが回転する構成になって
いる。すなわちこの封止部材2はトナーを封止すると同
時にボトル1Aの回転駆動力を伝達させる2つの機能を
果たしている。また、ボトル1Aはボトル受けローラ2
3により回転可能に支持されているため、わずかな駆動
トルクでもスムーズに回転することが可能である。
【0187】また、該ボトル受けローラ23に、ボトル
回転時の偏心をバネ部材などにより吸収できるよう構成
しても良い。そのような場合には、駆動部接合時の芯合
わせに高い精度が要求されず、補給操作及び本体構成を
簡単にすることができる。
【0188】このようにトナーボトル1Aが回転するこ
とで容器本体内部に収容されていたトナーは開口部1a
から順次排出され、画像形成装置本体側のホッパー20
1aへトナー補給が行われる。
【0189】(摩擦抵抗手段の配置構成)次に本発明に
おける摩擦抵抗手段3の配置構成について図10を用い
て説明する。
【0190】本発明における摩擦抵抗手段3の配置構成
については、先述した封止部材2の先端部に設けること
に限定するものではなく、トナーボトル1Aを駆動伝達
することが可能な場所なら自由に選択してもよい。
【0191】例えば図10の(a)、(b)、(c)に
示したような構成でも良い。(a)はボトル1A端面の
全周に摩擦抵抗手段3を設けた場合。(b)はボトル1
A端面に分割して複数箇所に摩擦抵抗手段3を設けた場
合。(c)はボトル1A端面に設けた排出開口部1aの
端面に設けた場合であって開口部1aは中空円筒の外周
に設けてある。等、種々のトナー補給容器形状によって
自由に摩擦抵抗手段3を配置する位置を構成して良い。
ただし、(b)のように分割配置した場合、相手側の本
体駆動部の駆動伝達部は(a)に示すような全周に伝達
部(圧接部)を配置した構成にする必要がある。
【0192】〔実施の形態2〕図21、図22に本発明
の実施の形態2を示す。ここでは、前記摩擦抵抗手段3
をトナー補給容器本体1Aの端面の全周に設け、画像形
成装置本体100に設けられた圧接手段として、アーム
状のバネ部材による付勢部材24aを用いた例を示して
いる。その他の構成については実施の形態1と同じであ
る。
【0193】図21は実施の形態2を用いたトナー補給
容器1の画像形成装置本体100への装着時の様子を示
しており、図22は本形態の形態における駆動伝達部の
拡大斜視図を示している。
【0194】図22に示されるように、トナー補給容器
本体1Aの端面には略円環状の摩擦抵抗手段3が全周に
わたり配設されており、操作者は図21(a)に示すよ
うにトナー補給容器交換用の交換用カバー15を開きト
ナー補給容器1を矢印の方向に挿入する。するとトナー
補給容器1の装着方向下流側端面に設けられた前記摩擦
抵抗手段3は、画像形成装置本体100にトナー補給容
器1の装着方向には移動不可に固定された前記摩擦抵抗
手段3と略同形状を成す本体側駆動伝達部30に突き当
たる。この状態では、前記本体側駆動伝達部30と摩擦
抵抗手段3との圧接はなされておらず、両者は遊離可能
な状態であるが、操作者が交換用カバー15を閉じる
と、交換用カバー15に設けられた圧接手段である付勢
部材24aの付勢力により圧接され、駆動伝達可能な状
態となる。そして画像形成装置本体100に設けられた
封止部材2を開閉する手段(不図示)により前記トナー
補給容器1は開封され、画像形成装置本体100からの
駆動力を受けてトナー補給可能となり、一連のトナー補
給容器の交換作業は終了する。
【0195】ここで交換用カバー15は装置本体100
の角部に設けられ装置本体100を覆う部分を除いて開
放されている。そして、交換用カバー15の内部に一端
が固定された板ばねが付勢部材24aとして設けられ、
付勢部材24aの先端は容器本体1Aの後端板1dを加
圧する位置にある。交換用カバー15を閉めると付勢部
材24aはたわんでトナー補給容器1を加圧する。
【0196】なお、本実施の形態は最も好適と思われる
例について示しているが、圧接手段、及びその機構に関
し上記のような構成をとらずとも、摩擦抵抗手段による
駆動伝達が確実に行われるよう付勢される構成であれ
ば、いかなる構成であっても構わない。
【0197】例えば、付勢部材24aは板ばねやコイル
ばね、エアシリンダーなど従来公知の手段を用いても構
わない。
【0198】また、トナー補給容器1に設けられた摩擦
抵抗手段3についても、実施の形態1にて示したよう
に、トナー補給容器端面に分割して複数箇所に設けても
構わないし、配置箇所についても、トナー補給容器1の
装着方向上流側端面に設けても何ら問題ない。
【0199】次に圧接手段である付勢部材24aの付勢
力については、摩擦抵抗手段の機能が充分果たせるよ
う、摩擦抵抗手段3の静摩擦係数、駆動伝達時にかかる
摩擦抵抗手段への負荷、駆動の種類、駆動速度、摩擦抵
抗手段の形状・大きさ、その他設計・製造上の制約など
により、適宜最適なものを選択しても構わない。
【0200】但し、付勢力が小さすぎると、確実な駆動
伝達が行われなくなる恐れが生じる。逆に付勢力が大き
すぎると、前記トナー補給容器1にかかる負荷が大きく
なってしまい、破損したり、付勢部材24aとトナー補
給容器1との摩擦により駆動力のロスやトナー補給容器
1の削れが生じたりしてしまうことから、圧接力の範囲
としては4.9〜98Nであることが好ましい。
【0201】以上、本実施の形態にて示した駆動伝達機
構を用いることにより、トナー補給容器交換時の操作者
の負担を減らし、更に画像形成装置本体に複雑な圧接機
構を必要としないことから、大幅なコストダウンが可能
となった。
【0202】次に本発明の実施の形態3としてプロセス
カートリッジに適用した場合の例について、以下に説明
する。
【0203】〔実施の形態3〕まず実施の形態3に係る
プロセスカートリッジ及びこれを装着可能な画像形成装
置について、図11から図18を参照して具体的に説明
する。
【0204】ここでは説明の順序として、まず図11か
ら図14を参照してプロセスカートリッジ及びこれを装
着して用いる画像形成装置の全体構成を説明し、次に図
15から図18を参照してプロセスカートリッジと画像
形成装置本体の駆動伝達機構である摩擦抵抗手段の構成
について説明する。
【0205】{全体構成}図11はプロセスカートリッ
ジを取り外し可能に装着した画像形成装置の構成模式説
明図であり、図12はプロセスカートリッジの構成模式
説明図、図13はプロセスカートリッジの外観斜視図、
図14はプロセスカートリッジの装着構成の説明図であ
る。
【0206】この電子写真画像形成装置(レーザービー
ムプリンタ)Aは、図11に示すように、光学部103
から画像情報に基づいたレーザー光像をドラム形状の電
子写真感光体に照射して該感光体に潜像を形成し、この
潜像を現像してトナー像を形成する。そして前記トナー
像の形成と同期して、記録媒体である用紙Pを給紙カセ
ット31aからピックアップローラ31b及び給送ロー
ラ31c、搬送ローラ対31d、レジストローラ対31
e等からなる搬送手段31で搬送し、且つプロセスカー
トリッジBとしてカートリッジ化された前記感光体ドラ
ムに形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4
に電圧印加することによって用紙Pに転写し、その用紙
Pをガイド板31fでガイドして定着手段へと搬送す
る。この定着手段5は駆動ローラ5a及びヒータ5bを
内蔵する定着ローラ5cからなり、通過する用紙Pに熱
及び圧力を印加して転写トナー像を定着する。そしてこ
の用紙Pを排出ローラ対31g,31hで搬送し、反転
搬送経路を通して排出部6へと排出如く構成している。
尚、この画像形成装置Aは、手差しトレイ31i及びロ
ーラ31jによって手差し給送も可能となっている。
【0207】一方、前記プロセスカートリッジBは、電
子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備え
たものである。ここでプロセス手段としては、例えば電
子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に
形成された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表
面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニ
ング手段等がある。本実施の形態のプロセスカートリッ
ジBは、図12及び図13に示すように、電子写真感光
体である感光層を有する感光体ドラム7を回転し、その
表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によっ
て一様に帯電し、前記光学部103からの情報光を露光
開口部9を介して感光体ドラム7に露光して潜像を形成
し、現像手段10によって現像するように構成してい
る。
【0208】前記現像手段10は、トナー収納部10a
内のトナーを送り部材10bで送り出し、固定磁石10
cを内蔵した現像ローラ10dを回転させると共に、現
像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナ
ー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを
前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによ
ってトナー像を形成して可視像化するものである。そし
て転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加し
てトナー像を用紙Pに転写した後は、クリーニングブレ
ード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを
掻き落とすと共に、スクイシート11bによってすくい
取り、除去トナー溜め11cへ集めるクリーニング手段
11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する
ように構成している。
【0209】尚、前記感光体ドラム7等の各部材は、ト
ナーを収納するトナー容器12aと、現像ローラ10d
等の現像部材を保持する現像フレーム12bとを溶着し
て現像ユニットを構成し、これをクリーニング枠体12
cに感光体ドラム7やクリーニング手段11等を取り付
けたクリーニングユニットを結合して構成したカートリ
ッジ枠体に収納してカートリッジ化され、装置本体13
に設けたカートリッジ装着手段に対して着脱可能に装着
される。
【0210】前記カートリッジ装着手段は、軸14aを
中心にして開閉カバー14を開くと、図14に示すよう
に、カートリッジ装着スペースの左右両側面にカートリ
ッジ装着ガイド部材32が対向して取り付けてあり(図
14は一方側面のみを図示)、この左右ガイド部材32
にはプロセスカートリッジBを挿入するときのガイドと
なるガイド部32aが対向して設けてある。このガイド
部32aにカートリッジ枠体の長手方向両側に突出形成
したボスをガイドさせて挿入し、開閉カバー14を閉じ
ることによってプロセスカートリッジBを画像形成装置
Aに装着する。前記プロセスカートリッジBを画像形成
装置Aに装着すると、後述するように、カートリッジ側
駆動力受け部に設けられた摩擦抵抗手段と本体側駆動伝
達部とが圧接し、その摩擦力により、感光体ドラム7等
は装置本体から駆動を受けて回転可能となる。
【0211】(駆動伝達部構成)次に画像形成装置本体
100からプロセスカートリッBジへの駆動伝達機構で
ある駆動伝達手段の構成について説明する。
【0212】図15及び図16に示すように、感光体ド
ラム7の一方端部には摩擦抵抗手段3が設けてある。
【0213】一方、画像形成装置本体側には、本体側駆
動伝達部30が設けてある。この本体側駆動伝達部30
は、プロセスカートリッジBを挿入したときの感光体ド
ラム回転軸線と一致する位置に駆動軸27が配設してあ
る。この駆動軸27はモータ19のピニオンギア33と
噛み合う伝達ギア34を介して回転力が伝達され、駆動
回転可能となっており、その先端に本体側駆動伝達部3
0が形成してある。駆動軸27は装置本体13に設けた
不図示の軸受により支持されている。
【0214】前記駆動軸27には、図16に示すよう
に、伝達ギア34が固着してあり、この伝達ギア34と
ピニオンギア33はハス歯ギアで構成している。このハ
ス歯ギアは、駆動軸27を画像形成時の回転方向に回転
すると、伝達ギア34に図16の矢印a方向の推力を発
生させるような傾斜角の歯を有している。これにより、
伝達ギア34と一体的な駆動軸27が感光体ドラム7に
向って押し付けられ、駆動軸27の表面に設けた粘着部
材貼着部である本体駆動伝達部30と感光体ドラム側に
設けた摩擦抵抗手段3とが圧接する。
【0215】また、このとき感光体ドラム7と本体駆動
側の駆動軸27との位置精度をより高めるために図15
及び図16に示すように、本体側駆動伝達部30の中心
部に位置合せ用センタ30bを設け、前記センタ30b
をドラム側摩擦抵抗手段3を設けるフランジ16のセン
タ穴3hに嵌合させるような構成をとっても良い。これ
により互いの中心軸が正確に合致し、駆動伝達時の圧接
不良等が発生することなく、確実で精度の高い回転駆動
の伝達が実現できる。特に感光体ドラム等のような高い
回転精度を必要とするような駆動伝達部には、こうした
構成は有効である。
【0216】なお、フランジ16は中空アルミ筒の外周
に感光層を有する感光体ドラム7の端部に嵌入固定され
ている。そして、センタ穴3hと同心である摩擦抵抗手
段3にはセンタ穴3hよりも大きな穴があいている。
【0217】また、本構成は先に実施の形態1で説明し
たトナー補給容器の場合に適用しても、もちろん構わな
いし、その他の駆動伝達部に適用しても何ら構わない。
【0218】開閉カバー14には図17(a)に示すよ
うに、軸14aを中心にした円弧状の解除部材35が取
り付けてあり、この解除部材35の先端部分には図17
(b)に示すように、徐々に肉厚となるカム部35aが
形成してある。従って、図18に示すように、プロセス
カートリッジBを取り外すために開閉カバー14を開く
と、カム部35aが装置本体13の壁部36と伝達ギア
34の間に入り込み、該伝達ギア34の側面を矢印b方
向へ押し出す。これにより、駆動軸27及びその表面に
設けた本体側駆動伝達部30は壁部36から引っ込んで
感光体ドラム7に設けた摩擦抵抗手段3との圧接が解除
され、プロセスカートリッジBの取り外しがスムーズに
行われる。
【0219】〔他の実施の形態〕次に前述した実施の形
態3に係るプロセスカートリッジB及び画像形成装置の
各部の他例について説明する。
【0220】前述した実施の形態3では、プロセスカー
トリッジBは単色画像を形成するためのものであった
が、プロセスカートリッジは単色の画像を形成する場合
のみならず、現像手段を複数設け、複数色の画像(例え
ば2色画像、3色画像或いはフルカラー等)を形成する
カートリッジにも好適に適用することが出来る。
【0221】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0222】また電子写真感光体としては、前記感光体
ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれ
る。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体
としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセ
レン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OP
C)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状とし
ては、例えばドラム状、ベルト状等の回転体及びシート
状等が含まれる。尚、一般的にはドラム状又はベルト状
のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体
にあっては、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を
蒸着又は塗工等を行ったものである。
【0223】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態3では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として
従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周
囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステン
ワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は
負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラム
の表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然
である。
【0224】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0225】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0226】また前述したプロセスカートリッジとは、
例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1
つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリ
ッジの態様としては、前述した実施の形態のもの以外に
も、例えば電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカー
トリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写
真感光体と現像手段とを一体化的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体とクリ
ーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体
に着脱可能にするもの。更には電子写真感光体と、前記
プロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的に
カートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等が
ある。
【0227】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0228】更に前述した実施の形態では画像形成装置
としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明は
これに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、フ
ァクシミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像
形成装置に使用することも当然可能である。
【0229】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果を発揮する。
【0230】従来のようにトナー補給容器の交換作業
の際に、トナー補給容器の回転位置合わせを行う必要も
なく、ユーザーは単にトナー補給容器を画像形成装置本
体に挿入し、装置本体の前カバーを閉めるだけで、トナ
ー補給容器は画像形成装置本体の駆動部と駆動伝達可能
となり、且つトナー補給可能状態にセットされるため、
非常に操作性の優れたトナー補給作業が実現できる。
【0231】トナー補給容器の駆動伝達部に摩擦抵抗
手段を用いることによって、トナー補給容器の挿入動作
のみで簡単且つ確実に駆動部と強い伝達力を維持するこ
とができるため、従来のような係合不良が起こらず、確
実にトナー補給できる信頼性の高いトナー補給容器を実
現できる。
【0232】トナー補給容器の駆動力受け部に摩擦抵
抗手段を用いることによって、駆動伝達部の構成が非常
に薄くなり、画像形成装置本体の省スペース化、コンパ
クト化に大きく寄与できる。
【0233】トナー補給容器の駆動力受け部に摩擦抵
抗手段を用いることによって、従来の凹凸の係合による
カップリング部のような複雑な構成を必要としないた
め、駆動伝達部のローコスト化に大きく寄与できる。
【0234】摩擦抵抗手段の静摩擦係数、及び摩擦抵
抗手段の圧接部の形状を変えることによる接触面積の調
整、更に圧接手段による圧接力の調整により、駆動伝達
部の伝達可能な駆動力が調整できることから、過大な負
荷がかかった際に摩擦抵抗手段の摩擦力を超えて空回り
し、駆動伝達が中止されるよう設計することで、画像形
成装置本体の駆動伝達機構の破損を防ぎ、更に前記不具
合防止のために設けられていた過大な負荷がかかった際
に駆動の伝達を中止する制御機構が必要なくなり、画像
形成装置本体のコンパクト化及び低コスト化が可能とな
った。
【0235】駆動伝達部と駆動力受け部間におけるバ
ックラッシュが存在しないため、駆動伝達までのタイム
ラグやギアの噛み合いによる異音・振動の発生もなく、
画像形成装置本体に負荷をかけることなく反転・停止な
どの駆動制御が可能なトナー補給容器を提供することが
可能となった。
【0236】本発明の駆動伝達部と駆動力受け部を採
用したプロセスカートリッジによれば、プロセスカート
リッジを画像形成装置本体に装着した際に、駆動伝達部
と駆動力受け部は直ちに係合するので、従来のように、
位相合せの必要がなく、プロセスカートリッジは直ちに
駆動可能となる。従って、位相合せのために必要な駆動
伝達部を軸方向移動自在とし且つ前進方向へ付勢する付
勢手段を設ける必要がないので駆動伝達部の構成が簡単
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像形成装置本体
(複写機)の概略縦断面図である。
【図2】上記電子写真複写機の斜視図である。
【図3】上記電子写真複写機のトナー補給容器交換用カ
バーを開いてトナー補給容器を電子写真複写機に装着す
る様子を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るトナー補給容器の
(a)は斜視図、(b)は駆動伝達部の部分断面拡大図
である。
【図5】上記トナー補給容器の封止部材の(A)は正面
図、(B)は(A)のA矢視図、(C)は(A)の正面
断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る駆動を伝達する部
分である摩擦抵抗手段の構成を示しており、(A)は斜
視図、(B)は部分正面図である。
【図7】電子写真複写機のトナー補給容器交換用カバー
を開いた様子を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるトナー補給容器の
補給動作状態を示した図で、(A)はトナー補給容器の
挿入初期の状態、(B)はトナー補給容器と本体駆動部
が駆動伝達可能に圧接した状態、(C)はトナー排出し
ている状態を示した正面断面図である。
【図9】(A)(B)は本発明の実施の形態における、
駆動伝達部と摩擦抵抗手段の圧接手段を示した正面図、
(C)は加圧手段の側面図である。
【図10】本発明の実施の形態における、摩擦抵抗手段
の配置構成の例を示した斜視図であり、(a)はトナー
ボトル端面にドーナツ状に配置した場合、(b)はトナ
ーボトル端面に分割して配置した場合、(c)はトナー
ボトルの排出口端面に配置した場合、の図である。
【図11】電子写真画像形成装置(レーザービームプリ
ンタ)の構成模式縦断面図である。
【図12】プロセスカートリッジの構成模式縦断面図で
ある。
【図13】プロセスカートリッジの概観斜視図である。
【図14】プロセスカートリッジの装着構成の斜視図で
ある。
【図15】カートリッジ側摩擦抵抗手段と本体側駆動伝
達部の構成模式斜視図である。
【図16】カートリッジ側摩擦抵抗手段と本体側駆動伝
達部の構成模式正面図である。
【図17】開閉カバーが閉じているときの、駆動伝達手
段の構成模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面
図である。
【図18】開閉カバーを開けたときの、駆動伝達手段の
構成模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面図で
ある。
【図19】(a)(b)は電子写真複写機のトナー補給
容器交換用カバーを開閉した様子を示す平面図である。
【図20】(A)(B)(C)は本発明の実施の形態に
おける駆動伝達部(摩擦抵抗手段圧接部)の表面に凹凸
を設けた様子を示す模式正面図である。
【図21】(a)(b)は本発明の実施の形態2を用い
たトナー補給容器の画像形成装置本体への装着時の様子
を示す模式平面図である。
【図22】本発明の実施の形態2を用いたトナー補給容
器の駆動伝達部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1:トナー補給容器 1A:トナー補給容器本体(容器
本体) 1a:開口部 1b:駆動軸 1c:螺旋状突起 1d:後端板 2:封止部材 2a:係合穴 2b:封止部 2c:圧
接手段係合部 2c1:側面 2d:位置決め溝 3:摩擦抵抗手段 3h:センタ穴 4:転写ローラ 5:定着手段 5a:駆動ローラ 5b:ヒータ 5
c:定着ローラ 6:排出部 7:感光ドラム 8:帯電ローラ 9:露光開口部 10:現像手段 10a:トナー収納部 10b:送り
部材 10c:固定磁石 10d:現像ローラ 10
e:現像ブレード 11:クリーニング手段 11a:クリーニングブレー
ド 11b:スクイシート 11c:除去トナー溜め 12a:トナー容器 12b:現像フレーム 12c:
クリーニング枠体 13:装置本体 14:開閉カバー 14a:軸 15:トナー補給容器交換用カバー 16:フランジ 18:ヒンジ 19:モータ 20:本体駆動部 20a:軸受 20b:駆動軸 21:中間ギア 23:ボトル受ローラ 24:圧接手段 24a:付勢部材 24b:凸部 26:貫通穴 27:駆動軸 30:本体側駆動伝達部(摩擦抵抗手段圧接部)30
a:凹又は凸部 30b:位置合せ用センタ 31:搬送手段 31a:給紙カセット 31b:ピッ
クアップローラ 31c:給送ローラ 31d:搬送ロ
ーラ対 31e:レジストローラ 31f:ガイド板
31g,31h:排出ローラ対 31i:手差しトレイ
31j:ローラ 32:左右ガイド部材 32a:ガイド部 33:ピニオンギア 34:伝達ギア 35:解除部材、 35a:カム部 36:壁部 50:容器受け台 100:画像形成装置本体 100a:操作部 100
b:液晶表示手段 100c:前面カバー 100d:
容器本体受け台 101:原稿 102:原稿台ガラス 103:光学部 104:感光ドラム 105〜108:カセット 105A〜108A:給紙・分離装置 109:搬送部 110:レジストローラ 111:転写放電器 112:分離放電器 113:搬送部 114:定着部 115:排紙反転部 116:排紙ローラ 117:排紙トレイ 118:フラッパ 119,120:再給紙搬送路 201:現像部 201a:トナーホッパー 201
b:現像器 201c:撹拌部材 201d:マグネッ
トローラ 201e:送り部材 201f:現像ローラ 202:クリーナ部 203:一次帯電器 300:スライド部材 A:レーザービームプリンター B:プロセスカートリッジ M:ミラー Ln:レンズ P:用紙 m:駆動モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 豊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 皆川 浩範 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA04 BA20 CA01 CA05 DA06 DA08 DA13 DA15 DA21 DA26 2H077 AA03 AA05 AA15 AB00 AB06 AC03 AD02 AD06 BA01 BA02 BA03

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    で、画像形成装置本体から駆動を受けるトナー補給容器
    において、 トナーを排出するための開口部を有しトナーを収納する
    容器本体と、 前記画像形成装置本体からの駆動を摩擦力により受ける
    摩擦抵抗手段を有する駆動力受け部と、 前記トナー補給容器の駆動力受け部と前記画像形成装置
    本体の駆動伝達部とを前記摩擦抵抗手段を介在させた状
    態にて分離可能に圧接状態とする、前記画像形成装置本
    体に設けられた圧接手段により生じる圧接作用を受ける
    圧接作用受け部と、 を有することを特徴とするトナー補給容器。
  2. 【請求項2】 前記トナー補給容器に設けられた駆動力
    受け部で受けた駆動力によって、トナーを撹拌・搬送・
    排出するための撹拌・搬送・排出手段が従動することを
    特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  3. 【請求項3】 前記駆動力受け部にて受けた駆動力によ
    り、前記トナー補給容器の開口部を開閉可能に封止する
    封止手段が開閉することを特徴とする請求項1に記載の
    トナー補給容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体が略円筒形状であって、ト
    ナーの撹拌・搬送・排出が前記容器本体を回転すること
    によって行われることを特徴とする請求項1に記載のト
    ナー補給容器。
  5. 【請求項5】 前記摩擦抵抗手段が前記略円筒形状のト
    ナー補給容器本体の一端面に設けられていることを特徴
    とする請求項4に記載のトナー補給容器。
  6. 【請求項6】 前記摩擦抵抗手段が前記略円筒形状のト
    ナー補給容器本体の周面に設けられていることを特徴と
    する請求項4に記載のトナー補給容器。
  7. 【請求項7】 前記略円筒形状のトナー補給容器本体の
    一端にはトナーを排出する開口部が設けてあり、 前記開口部には開口部を開閉するための封止部材を有し
    ており、 前記封止部材は先端部に摩擦抵抗手段が配設されてお
    り、前記トナー補給容器本体と、回転方向にはお互いに
    係止され、軸線方向へは互いに移動自在であり、前記開
    口部を開口した状態においても、前記トナー補給容器本
    体と回転方向には係合した状態を保つ構成となってお
    り、 前記封止部材に設けられた前記摩擦抵抗手段の摩擦力に
    より、容器本体は前記封止部材を介して画像形成装置本
    体からの駆動を受け、容器本体が回転することを特徴と
    する請求項4に記載のトナー補給容器。
  8. 【請求項8】 前記摩擦抵抗手段が、シリコン、ウレタ
    ン等のゴム、またはエラストマ−などの熱可塑性樹脂で
    あることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容
    器。
  9. 【請求項9】 前記摩擦抵抗手段が、前記トナー補給容
    器の駆動力受け部に両面テープにて貼着されていること
    を特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  10. 【請求項10】 前記摩擦抵抗手段が、前記トナー補給
    容器の駆動力受け部に一体的に形成されていること特徴
    とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  11. 【請求項11】 前記摩擦抵抗手段が、表面にゴム被覆
    が施された合成樹脂性フィルムから成る粘着テープ状で
    あり、前記トナー補給容器の駆動力受け部に貼着されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容
    器。
  12. 【請求項12】 前記摩擦抵抗手段が、非粘着性である
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  13. 【請求項13】 前記摩擦抵抗手段の静摩擦係数が1〜
    10(JIS K7125)であることを特徴とする請
    求項1に記載のトナー補給容器。
  14. 【請求項14】 前記トナー補給容器の駆動力受け部
    に、位置合わせ用の係合突起または凹部が設けてあるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  15. 【請求項15】 前記圧接手段が、前記トナー補給容器
    の駆動力受け部が前記画像形成装置本体の駆動伝達部に
    圧接した状態を維持するよう、互いに離間することを阻
    止するために、前記トナー補給容器の少なくとも一部に
    係合する係止部材であり、 前記圧接作用受け部は、前記係止部材が係合する密接手
    段係合部であることを特徴とする請求項1に記載のトナ
    ー補給容器。
  16. 【請求項16】 前記圧接手段が、前記トナー補給容器
    の駆動力受け部が前記画像形成装置本体の駆動伝達部に
    圧接した状態を維持するよう、互いに離間することを阻
    止するために、前記トナー補給容器の少なくとも一部を
    付勢する付勢部材であり、 前記圧接作用受け部は、前記付勢部材により生じる付勢
    力を受けるための付勢力受け部であることを特徴とする
    請求項1に記載のトナー補給容器。
  17. 【請求項17】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子
    写真感光体に作用するプロセス手段と、 前記画像形成装置本体からの駆動を受けるための摩擦抵
    抗力を発揮する摩擦抵抗手段を有する駆動力受け部と、 前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に装
    着した際に、前記プロセスカートリッジの駆動力受け部
    と前記画像形成装置本体の駆動伝達部とを前記摩擦抵抗
    手段を介在させた状態にて分離可能に圧接状態とする、
    前記画像形成装置本体に設けられた、圧接手段により生
    じる圧接作用を受ける圧接作用受け部と、を有すること
    を特徴とするプロセスカートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記プロセスカートリッジの駆動力受
    け部にて受けた駆動力によって、トナーを撹拌・搬送・
    排出するための撹拌・搬送・排出手段が従動することを
    特徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記プロセスカートリッジの駆動力受
    け部にて受けた駆動力によって、前記プロセスカートリ
    ッジの開口部を開閉可能に封止する封止手段が開閉する
    ことを特徴とする請求項17に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  20. 【請求項20】 前記摩擦抵抗手段がシリコン、ウレタ
    ン等のゴム、またはエラストマ−などの熱可塑性樹脂で
    あることを特徴とする請求項17に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  21. 【請求項21】 前記摩擦抵抗手段が前記プロセスカー
    トリッジの駆動力受け部に両面テープにて貼着されてい
    ることを特徴とする請求項17に記載のプロセスカート
    リッジ。
  22. 【請求項22】 前記摩擦抵抗手段が前記プロセスカー
    トリッジの駆動力受け部に一体的に形成されていること
    特徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  23. 【請求項23】 前記摩擦抵抗手段が表面にゴム被覆が
    施された合成樹脂性フィルムから成る粘着テープ状であ
    り、前記プロセスカートリッジの駆動力受け部に貼着さ
    れていることを特徴とする請求項17に記載のプロセス
    カートリッジ。
  24. 【請求項24】 前記摩擦抵抗手段が非粘着性であるこ
    とを特徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  25. 【請求項25】 前記摩擦抵抗手段の静摩擦係数が1〜
    10(JIS K7125)であることを特徴とする請
    求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  26. 【請求項26】 前記プロセスカートリッジの駆動力受
    け部に、位置合わせ用の係合突起または凹部が設けてあ
    ることを特徴とする請求項17に記載のプロセスカート
    リッジ。
  27. 【請求項27】 前記圧接手段が、前記プロセスカート
    リッジの駆動力受け部が前記画像形成装置本体の駆動伝
    達部に圧接した状態を維持するよう、互いに離間するこ
    とを阻止するために、前記プロセスカートリッジの少な
    くとも一部に係合する係止部材であり、 前記圧接作用受け部は、前記係止部材が係合する密接手
    段係合部であることを特徴とする請求項17に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  28. 【請求項28】 前記圧接手段が、前記プロセスカート
    リッジの駆動力受け部が前記画像形成装置本体の駆動伝
    達部に圧接した状態を維持するよう、互いに離間するこ
    とを阻止するために、前記プロセスカートリッジの少な
    くとも一部を付勢する付勢部材であり、 前記圧接作用受け部は、前記付勢部材により生じる付勢
    力を受けるための付勢力受け部であることを特徴とする
    請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  29. 【請求項29】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段としての帯電手段、現像手段、またはクリ
    ーニング手段と前記電子写真感光体とを一体的にカート
    リッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対
    して着脱可能とするものである請求項17に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  30. 【請求項30】 トナー補給容器を着脱可能で画像形成
    装置本体のトナー受け部へトナーを補給するためのトナ
    ー補給装置において、 トナーを排出するための開口部を有しトナーを収納する
    容器本体と、 前記画像形成装置本体からの駆動を摩擦力により受ける
    摩擦抵抗手段を有する駆動力受け部と、 前記トナー補給容器を前記画像形成装置本体に装着した
    際に、前記トナー補給容器の駆動力受け部と前記画像形
    成装置本体の駆動伝達部とを前記摩擦抵抗手段を介在さ
    せた状態にて分離可能に圧接状態とする、前記画像形成
    装置本体に設けられた圧接手段により生じる圧接作用を
    受ける圧接作用受け部と、を有するトナー補給容器と、 前記トナー補給容器を取り外し可能に装着する装着手段
    と、を有し、前記圧接手段の作用により、前記トナー補
    給容器の駆動力受け部と前記画像形成装置本体の駆動伝
    達部とが、前記摩擦抵抗手段を介在させた状態にて分離
    可能に圧接することで、前記摩擦抵抗手段の摩擦力によ
    り画像形成装置本体からの駆動力がトナー補給容器の駆
    動受け部に伝達される位置にセット可能なことを特徴と
    するトナー補給装置。
  31. 【請求項31】 前記摩擦抵抗手段を前記駆動力受け部
    に設けるのに代えて、前記駆動伝達部又は、前記駆動力
    伝達部と前記駆動力受け部の両者に設けることを特徴と
    する請求項30に記載のトナー補給装置。
  32. 【請求項32】 前記画像形成装置本体からの駆動力に
    よって、トナーを撹拌・搬送・排出するための撹拌・搬
    送・排出手段を従動させることを特徴とする請求項30
    又は31に記載のトナー補給装置。
  33. 【請求項33】 前記トナー補給容器は開口部を開閉可
    能に封止する封止部材を有し、前記画像形成装置本体か
    らの駆動力によって、前記トナー補給容器の開口部を開
    閉可能に封止する封止部材の開閉を行うことを特徴とす
    る請求項30又は31に記載のトナー補給装置。
  34. 【請求項34】 前記トナー補給容器本体が略円筒形状
    であって、トナーの撹拌・搬送・排出が前記トナー補給
    容器を回転することによって行われることを特徴とする
    請求項30又は31に記載のトナー補給装置。
  35. 【請求項35】 前記トナー補給容器が、 前記略円筒形状の容器本体の一端にはトナーを排出する
    開口部が設けてあり、 前記開口部には開口部を開閉するための封止部材を有し
    ており、 前記封止部材は前記トナー補給容器本体と、回転方向に
    はお互いに係止され、軸線方向へは互いに移動自在であ
    り、前記開口部を開口した状態においても、前記トナー
    補給容器本体と回転方向には係合した状態を保つ構成と
    なっており、前記封止部材の先端部又は前記画像形成装
    置本体の駆動伝達部に摩擦抵抗手段を有し、 前記摩擦抵抗手段の摩擦力により、前記トナー補給容器
    は前記封止部材を介して前記画像形成装置本体の駆動伝
    達部からの駆動を受け、前記容器本体が回転することを
    特徴とする請求項34に記載のトナー補給装置。
  36. 【請求項36】 前記摩擦抵抗手段が、シリコン、ウレ
    タン等のゴム、またはエラストマ−などの熱可塑性樹脂
    であることを特徴とする請求項30又は31に記載のト
    ナー補給装置。
  37. 【請求項37】 前記摩擦抵抗手段が、前記画像形成装
    置本体の駆動伝達部、又は前記トナー補給容器の駆動力
    受け部に両面テープにて貼着されていることを特徴とす
    る請求項30又は31に記載のトナー補給装置。
  38. 【請求項38】 前記摩擦抵抗手段が、前記画像形成装
    置本体の駆動伝達部、又は前記トナー補給容器の駆動力
    受け部に一体的に形成されていること特徴とする請求項
    30又は31に記載のトナー補給装置。
  39. 【請求項39】 前記摩擦抵抗手段が、表面にゴム被覆
    が施された合成樹脂性フィルムから成る粘着テープ状で
    あることを特徴とする請求項30又31はに記載のトナ
    ー補給装置。
  40. 【請求項40】 前記トナー補給容器が前記画像形成装
    置本体に装着される際に、前記トナー補給容器の封止部
    材に設けられた摩擦抵抗手段の摩擦力を利用して、前記
    トナー補給開口部を開封可能に封止している封止部材の
    開閉を行うことを特徴とする請求項30又は31に記載
    のトナー補給装置。
  41. 【請求項41】 前記封止部材が開閉される際に、前記
    画像形成装置本体に設けられた前記封止部材と前記画像
    形成装置本体の駆動伝達部とを密接する密接手段によ
    り、前記封止部材と前記画像形成装置本体の駆動伝達部
    との相対位置が固定された状態にして、前記トナー補給
    容器が前記画像形成装置本体の駆動伝達部に密接した封
    止部材を離間する方向に相対移動することを特徴とする
    請求項33に記載のトナー補給装置。
  42. 【請求項42】 前記駆動伝達部と駆動力受け部の何れ
    か一方に係合突起他方に係合突起が嵌合して軸心を一致
    させる凹部が設けてあることを特徴とする請求項30又
    は31に記載のトナー補給装置。
  43. 【請求項43】 前記摩擦抵抗手段が非粘着性であるこ
    とを特徴とする請求項30又は31に記載のトナー補給
    装置。
  44. 【請求項44】 前記摩擦抵抗手段の静摩擦係数が1〜
    10(JIS K7125)であることを特徴とする請
    求項28又は29に記載のトナー補給装置。
  45. 【請求項45】 前記圧接手段が、前記トナー補給容器
    の駆動力受け部が前記画像形成装置本体の駆動伝達部に
    圧接した状態を維持するよう、互いに離間することを阻
    止するために、前記トナー補給容器の駆動力受け部を駆
    動伝達部に向って加圧するように、トナー補給容器の圧
    接作用受け部を付勢する付勢手段を有することを特徴と
    する請求項30又は31に記載のトナー補給装置。
  46. 【請求項46】 前記圧接手段が、前記トナー補給容器
    の駆動力受け部が前記画像形成装置本体の駆動伝達部に
    圧接した状態を維持するよう、互いに離間することを阻
    止するために、前記トナー補給容器及びプロセスカート
    リッジの少なくとも一部を付勢する付勢部材であり、 前記圧接作用受け部は、前記付勢部材により生じる付勢
    力を受けるための付勢力受け部であることを特徴とする
    請求項30又は31に記載のトナー補給装置。
  47. 【請求項47】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する
    プロセス手段と、 前記画像形成装置本体からの駆動を受ける摩擦抵抗力を
    発揮する摩擦抵抗手段を有する駆動力受け部と、 前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に装
    着した際に、前記プロセスカートリッジの駆動力受け部
    と前記画像形成装置本体の駆動伝達部とを圧接状態とす
    る、前記画像形成装置本体に設けられた、圧接手段によ
    り生じる圧接作用を受ける圧接作用受け部と、を有して
    おり、 前記圧接手段の圧接作用により、前記プロセスカートリ
    ッジの駆動力受け部と前記画像形成装置本体の駆動伝達
    部とが前記摩擦抵抗手段を介在させた状態にて分離可能
    に圧接することで、前記摩擦抵抗手段の摩擦力により、
    前記画像形成装置本体からの駆動力が伝達されるプロセ
    スカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、 b.プロセスカートリッジの駆動力受け部に圧接して駆
    動を伝達する駆動伝達部と、 c.プロセスカートリッジの駆動力受け部と画像形成装
    置本体の駆動伝達部を解除可能に加圧する加圧手段と、 d.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  48. 【請求項48】 前記摩擦抵抗手段をプロセスカートリ
    ッジの駆動力受け部に設けるのに代えて、画像形成装置
    本体の駆動伝達部又は駆動伝達部と駆動力受け部の両者
    に設けることを特徴とする請求項47に記載の電子写真
    画像形成装置。
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