JPH1130906A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1130906A
JPH1130906A JP9185424A JP18542497A JPH1130906A JP H1130906 A JPH1130906 A JP H1130906A JP 9185424 A JP9185424 A JP 9185424A JP 18542497 A JP18542497 A JP 18542497A JP H1130906 A JPH1130906 A JP H1130906A
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JP
Japan
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toner
hopper
toner hopper
developing device
image forming
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Application number
JP9185424A
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English (en)
Inventor
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Masaru Tanaka
勝 田中
Haruji Mizuishi
治司 水石
Hiroyuki Ookaji
博之 大鍛冶
Hiroshi Mizusawa
浩 水沢
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Hideki Yoshinami
英樹 善波
Mayumi Ohori
真由美 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー補給不良の発生を防止できる画像形成
装置を提供すること。 【解決手段】 トナー補給装置3が、トナー収容容器2
0が装着される第1のトナーホッパ部23と、第1のト
ナーホッパ部23と現像装置5との間に配置され、第1
のトナーホッパ部23と現像装置5とにそれぞれ連通す
る第2のトナーホッパ部24と、第1のトナーホッパ部
23の内部のトナーを第2のトナーホッパ部24に搬送
する第1の搬送手段22,31と、第2のトナーホッパ
部24の内部のトナーを現像装置5に搬送する第2の搬
送手段25,32とを有する構成であり、第1の搬送手
段22,31による単位時間当たりのトナー搬送量が、
第2の搬送手段25,32による単位時間当たりのトナ
ー搬送量よりも多い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは、
この画像形成装置に使用されるトナー補給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、像担持体に形成
された静電潜像を可視像化する現像装置には、その現像
部へトナーを補給するためのトナー補給装置が設けられ
ている。最も一般的な現像装置のトナー補給装置は、図
15に示す構成を有している。同図において、符号20
0は感光体ドラムを、符号201は現像装置を、符号2
02は現像ローラを、符号203はパドルローラをそれ
ぞれ示している。現像装置201には、トナーを収容す
るトナーカートリッジ204と、トナーを補給するトナ
ーホッパ部205とがそれぞれ設けられ、トナーカート
リッジ204内のトナーは、アジテータ206によりト
ナーホッパ部205に補給される。一旦、トナーホッパ
部205にトナーを補給するのは、トナー補給ローラ2
07による現像部201aへのトナー補給量をできるだ
け一定にし、現像部201a内のトナー濃度を一定にす
るためある。また、特開平9−6115号公報に、トナ
ー収容容器の吐出口の前方にトナーホッパ部を設け、こ
こからトナー搬送用のアジテータにより現像装置にトナ
ーを一定量づつ補給する方式も開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したトナー補給装
置では、トナー補給装置及びトナー収容容器を現像装置
またはプロセスカートリッジの近傍に配置しなければな
らない。このため、特に、トナー収容容器が大容量であ
る場合には、現像装置やプロセスカートリッジの近傍に
おいて、この長手方向に大きなスペースが必要となる。
一方、現像装置やプロセスカートリッジの近傍には、作
像プロセスのための高圧電源やプロセスカートリッジを
冷却するための冷却用ダクト等を配置する必要があり、
トナー収容容器が大容量である場合には、高圧電源及び
冷却用ダクト等がトナー収容容器と干渉するおそれがあ
り、トナー収容容器が障害となる問題点がある。
【0004】そこで、トナー収容容器を現像装置または
プロセスカートリッジから所定距離離して、高圧電源及
び冷却用ダクト等とトナー収容容器との干渉を防止する
方法が考えられるが、トナー収容容器から現像装置やプ
ロセスカートリッジまでのトナー搬送経路が長くなるた
め、トナー搬送不良やそれに伴うトナーエンド誤検知が
発生するおそれがあり、正常なトナー補給を行うことが
困難になるという問題点がある。
【0005】よって、本発明の目的は、トナー補給不良
の発生を防止できる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トナー収容容器内のトナーを現像装置に補給するトナー
補給装置を有する画像形成装置において、トナー補給装
置が、トナー収容容器が装着される第1のトナーホッパ
部と、第1のトナーホッパ部と現像装置との間に配置さ
れ、第1のトナーホッパ部と現像装置とにそれぞれ連通
する第2のトナーホッパ部と、第1のトナーホッパ部の
内部のトナーを第2のトナーホッパ部に搬送する第1の
搬送手段と、第2のトナーホッパ部の内部のトナーを現
像装置に搬送する第2の搬送手段とを有する構成であ
り、第1の搬送手段による単位時間当たりのトナー搬送
量が、第2の搬送手段による単位時間当たりのトナー搬
送量よりも多い。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、第1の搬送手段が、第1のトナー
ホッパ部内のトナーを第1のトナーホッパ部と第1のト
ナーホッパ部との間の第1の連通部に押し出す第1のト
ナー押出し部材を、第2の搬送手段が、第2のトナーホ
ッパ部内のトナーを第2のトナーホッパ部と現像装置と
の間の第2の連通部に押し出す第2のトナー押出し部材
をそれぞれ有する構成であり、第1の連通部の開口面積
をS1、第2の連通部の開口面積をS2、第1のトナー
押出し部材が単位時間当たりにトナーを第1の連通部に
押し出す回数をN1、第2のトナー押出し部材が単位時
間当たりにトナーを第2の連通部に押し出す回数をN2
としたとき、S1・N1>S2・N2なる関係を満た
す。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、第1の搬送手段が、第1のトナー
押出し部材を第1のトナーホッパ部の内壁面に摺接する
ように第1のトナーホッパ部の内部で回転する第1の回
転部材を有し、第2の搬送手段が、第2のトナー押出し
部材を第2のトナーホッパ部の内壁面に摺接するように
第2のトナーホッパ部の内部で回転する第2の回転部材
を有する構成であり、第1のトナー押出し部材が第1の
連通部にトナーを押し出す押出時期と、第2のトナー押
出し部材が第1の連通部を塞ぐ閉鎖時期とが重複しない
ように、第1のトナー押出し部材の押出時期と、第2の
トナー押出し部材の閉鎖時期とを互いにずらした。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の画像形成装置において、第1のトナーホッパ
部と第2のトナーホッパ部とが互いに接離可能であり、
第1のトナーホッパ部のみ画像形成装置の本体に対して
着脱可能である構成である。
【0010】請求項5記載の発明は、トナー収容容器内
のトナーを現像装置に補給するトナー補給装置を有する
画像形成装置において、トナー補給装置が、トナー収容
容器が装着される第1のトナーホッパ部と、第1のトナ
ーホッパ部と現像装置との間に配置され、第1のトナー
ホッパ部と現像装置とにそれぞれ連通する第2のトナー
ホッパ部と、第1のトナーホッパ部の内部のトナーを第
2のトナーホッパ部に搬送する第1の搬送手段と、第2
のトナーホッパ部の内部のトナーを現像装置に搬送する
第2の搬送手段と、第1の搬送手段及び第2の搬送手段
の駆動をそれぞれ制御する制御手段とを有する構成であ
り、トナーが第1のトナーホッパ部にないとき、制御手
段が第1の搬送手段を所定時間駆動する。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1,2に対応する第1の実
施形態を図面を参照して説明する。図1において、符号
1は、画像形成装置を示す。画像形成装置1には、この
画像形成装置1の図示しない本体に着脱自在に配設され
るプロセスカートリッジ2と、このプロセスカートリッ
ジ2に着脱自在に配設されるトナー補給装置3が備えら
れており、プロセスカートリッジ2は、像担持体として
の感光体4と現像装置5とから主に構成されており、感
光体4と現像装置5とが一体的に収納されてユニット化
されている。
【0012】感光体4の周囲には、感光体4上に一様な
電荷を帯電させる帯電ローラ6、静電潜像を顕像化する
現像装置5、トナー像を転写紙に転写する転写ローラ
7、感光体4上の残留トナーを除去するクリーニングブ
レード8aを有するクリーニング装置8がそれぞれ配置
されている。現像装置5には、攪拌スクリュー9,1
0、現像スリーブ11、ドクターブレード12がそれぞ
れ配設されている。なお、図1において、符号13はト
ナー濃度センサを示している。
【0013】プロセスカートリッジ2による作像動作は
次のように行なわれる。感光体4は、図示しない除電ラ
ンプによる除電光Aによりその表面の残電荷を除電さ
れ、表面電位が0〜−150Vの基準電位に平均化され
る。次に、帯電ローラ6により帯電され、表面電位が−
1100V前後となる。次に、図示しない露光手段によ
る露光光Bにより露光され、光が照射された部分(画像
部)は表面電位が0〜−290Vとなる。現像スリーブ
11には−800V前後のバイアス電圧が印加されてい
るため、現像スリーブ11上のトナーが上記画像部に付
着する。
【0014】トナー像が形成された感光体4は図中Cの
向きに回転移動し、図示しない給紙部より用紙先端部と
画像先端部とが転写ローラ7部位で一致するようなタイ
ミングで転写紙が送られ、転写ローラ7部で感光体4表
面のトナー像が転写紙へ転写される。その後、転写紙は
図示しない定着部へ送られ、熱と圧力によりトナーが転
写紙へ融着されてコピーとして排出される。感光体4上
に残った残留トナーはクリーニングブレード8aにより
掻き落とされ、その後、感光体4は除電光Aにより残留
電荷を除電されてトナーの無いまっさらな状態となり、
再び次の作像工程へ移る。
【0015】上述した感光体4、帯電ローラ6、現像装
置5及びクリーニングブレード8aは、感光体4近傍に
一体的に形成されたケース14内に納められている。ク
リーニング装置8で回収された残留トナーは、トナー搬
送コイル15により現像部と連結された搬送パイプ16
(二点鎖線で示す)位置まで搬送される。そして、自由
落下により撹拌スクリュー10を有する現像剤攪拌部へ
送られ、トナーがリサイクルされる仕組みになってい
る。
【0016】次に、現像装置5について説明する。現像
スリーブ11は、内部に5極の磁石を配置した固定軸を
有し、この外周面を非磁性のパイプ材で覆う構成で、こ
のパイプ材が回転することで現像剤が現像スリーブ11
上を移動する。現像剤は、キャリアと呼ばれる小さな鉄
球とトナーより構成される2成分タイプである。現像剤
は、攪拌スクリュー9,10で攪拌されながら循環し、
これによってトナーは電荷を持ち、キャリアに付着して
感光体4表面まで運ばれ、静電気力の作用で感光体4へ
付着可能となる。現像剤のうち、キャリアは循環してい
るが、トナーは感光体4上の画像部分へ付着するので消
費される。したがって、適宜補給する必要がある。ま
た、現像剤は感光体4への供給量を一定にしないと、画
像濃度不良や濃度ムラを発生するので、現像剤の流入量
を規制するドクターブレード12が配置されている。
【0017】現像装置5には、トナー補給装置3が接続
されており、トナー補給装置3は、現像装置5と並列し
て配置されている。図1,2に示すように、トナー補給
装置3は、トナー収容容器としてのトナーボトル20
と、このトナーボトル20を載置するトナー受台21
と、トナー受台21に一体的に設けられた第1のトナー
ホッパ部23及び第2のトナーホッパ部24と、第1の
トナーホッパ部23内部に配設される第1の回転部材と
してのボトル保持部材22と、第2のトナーホッパ部2
4内部に配設される第2の回転部材としての回転部材2
5とから主に構成されている。
【0018】第1のトナーホッパ部23と現像装置5と
の間には、第2のトナーホッパ部24が配設されてい
る。第1のトナーホッパ部23と第2のトナーホッパ部
24とが互いに接している部分には、第1の連通部とし
ての開口部26が形成されており、互いに連通してい
る。また、第2のトナーホッパ部24の現像装置5の後
述するトナー受入口17に通ずる部分にも、開口部27
が形成されている。この開口部27の外面は、トナー補
給量を適正にするための弾性を有する補給量規制部材2
8で覆われている。開口部27の外周近傍には、開口部
27及び補給量規制部材28を覆うトナー導入カバー2
9が取り付けられており、このトナー導入カバー29の
下端には、トナー受入口17に対向して開口するトナー
供給口30が形成されている。トナー供給口30は、後
述するシャッター部材35により開閉される。
【0019】プロセスカートリッジ2の現像装置5の攪
拌スクリュー10の上方には、トナー受入口17が形成
されている。トナー補給装置3がプロセスカートリッジ
2と連結されたときに、トナー供給口30とトナー受入
口17とは互いに対向するようになっている。トナー受
入口17は、通常、図示しないシャッター部材で覆われ
ており、このシャッター部材は、プロセスカートリッジ
2が画像形成装置1に装着される動作に連動して、トナ
ー受入口17を開口する。また、プロセスカートリッジ
2が画像形成装置1から取り外される動作に連動して、
トナー受入口17を閉口する。
【0020】ボトル保持部材22は、トナーボトル20
の頭部を保持し、トナーボトル20と一体的に回転可能
に第1のトナーホッパ部23に装着されており、開口部
26へトナーを押し出す2枚の第1のトナー押出し部材
としての押出し部材31を有している。第2のトナーホ
ッパ部24内部には、回転部材25が回転自在に収容さ
れており、この回転部材25には、トナーを開口部27
へ押し出す2枚の第2のトナー押出し部材としての押出
し部材32がそれぞれ取り付けられている。押出し部材
31及びボトル保持部材22によって第1の搬送手段
が、押出し部材32及び回転部材25によって第2の搬
送手段がそれぞれ構成されている。
【0021】次に、トナー補給装置3を図1〜7に基づ
いて詳細に説明する。図2はトナー補給装置3の分解斜
視図である。トナーボトル20は、画像形成装置1の図
示しない本体後側板に固定された駆動部40によって回
転駆動される。この駆動部40は、ジョイント41、ス
プリング42、モータ及び軸を内蔵したケース部43か
ら構成されており、ジョイント41の先端には、トナー
ボトル20の円柱状凸部20bと嵌合する凹部41a
と、トナーボトル20の角柱状凸部20cと嵌合する凸
部41b,41bとがそれぞれ形成されている。これら
に対応してトナーボトル20の底面(後端面)には、ジ
ョイント41の凹部41aに嵌入する円柱状凸部20b
と、凸部41b,41bの側面に係合する角柱状凸部2
0cが形成されている。円柱状凸部20bの凹部41a
への嵌入によってトナーボトル20の底部が保持され、
凸部41b,41bに対する角柱状凸部20cの係合に
よってトナーボトル20の回転が得られるものである。
駆動部40のジョイント41が図4中、矢印Dの向きに
回転すると、トナーボトル20も同一方向に回転する。
【0022】トナーボトル20の周面には、この内側に
向かって突出する螺旋状の突条20dが形成されてい
る。トナーボトル20が回転されることにより、トナー
が螺旋状の突条20dに案内されてトナー吐出口20a
から吐出する。このトナー吐出口20aには、この吐出
口20aに着脱自在なキャップ19が設けられており、
トナー不使用時には、トナー吐出を防止するためにキャ
ップ19がはめ込まれている。
【0023】トナーボトル20の大径部である本体部と
トナー吐出口20aとの間には、本体部よりも小さい径
を有する中間部20fが形成されている。この中間部2
0fのトナー吐出口20a側の端面、いわゆる肩部に
は、後述するリブ22bが係合する駆動爪20e,20
eがそれぞれ形成されている。
【0024】ボトル保持部材22の先端側、すなわち、
第1のトナーホッパ部23側には、二つのリブ22aが
それぞれ一体形成されており、これらのリブ22aに押
出し部材31が両面テープでそれぞれ貼り付けられてい
る。押出し部材31は、例えば、マイラーやゴム等の弾
性材料から形成されている。ボトル保持部材22の内壁
面であって、トナーボトル20の中間部20fの端面と
対向する部位には、リブ22bが形成されている。この
リブ22bがトナーボトル20の駆動爪20e,20e
に係合することによって、トナーボトル20の回転がボ
トル保持部材22に伝達され、両者が一体的に回転する
ようになっている。
【0025】図2において、符号50は、キャップ19
を摘んだり離したりするコレットチャックを示してい
る。このコレットチャック50は、円筒ケース51に内
蔵され、ネジ52によって軸部材53と一体化されてい
る。符号54はシール材を、符号55はシール部材を、
符号56はコレットチャック50、円筒ケース51及び
軸部材53をトナーボトル20側へ常時加圧するコイル
バネを示している。これらの組付部品は、第1のトナー
ホッパ部23内に保持されている。符号57はキャップ
19を開閉栓するためのハンドルを示しており、ハンド
ル57は、このハンドル57と一体形成された軸部57
aがトナー受台21の先端部に形成された軸穴21aに
支持されて回転可能となっている。
【0026】符号58は軸部材53に形成された孔53
aに入るスライド軸を示し、このスライド軸58は、ハ
ンドル57に形成されたカム部57bに接触し、ハンド
ル57を図4中、矢印Eの向きに回転させ、コレットチ
ャック50等の一連の部品をトナーボトル20から離れ
る方向にスライドさせると、キャップ19がトナー吐出
口20aから抜脱されてトナーボトル20内のトナーが
第1のトナーホッパ部23内へ吐出可能となる。
【0027】上述したように、第1のトナーホッパ部2
3に隣接された第2のトナーホッパ部24の内部には、
回転部材25が配設されている。回転部材25は、画像
形成装置1の図示しない側板に固定された駆動部70に
よって回転駆動される。この駆動部70は、駆動部40
と略同様に、ジョイント71、モータ及び軸を内蔵した
ケース部72から構成されている。ジョイント71の先
端には、凹部71aと凸部71b,71bとがそれぞれ
形成されている。これらに対応して回転部材25の端部
には、ジョイント71の凹部71aに嵌入する図示しな
い円柱状凸部と、凸部71b,71bの側面に係合する
角柱状凸部とが形成されている。円柱状凸部の凹部71
aへの嵌入によって回転部材25が保持され、凸部71
b,71bに対する角柱状凸部の係合によって回転部材
25の回転が得られる。
【0028】回転部材25の先端側、すなわち、第2の
トナーホッパ部24側には、二つのリブ25aがそれぞ
れ一体形成されており、これらのリブ25aに押出し部
材32が両面テープでそれぞれ貼り付けられている。押
出し部材32は、押出し部材31と同様に、例えば、マ
イラーやゴム等の弾性材料から形成されている。
【0029】次にトナー供給口30を開閉するシャッタ
ー部材35について説明する。図2に示すように、第2
のトナーホッパ部24の開口部27に設けられる補給量
規制部材28は、弾性材料、例えば、マイラーやゴム等
で形成されており、この略中央部には、細長い角孔状の
第2の連通部としてのスリット28aが設けられてい
る。このスリット28aの開口面積の設定によりトナー
補給量を調整することができ、トナー補給量が適正とな
るようにスリット28aの開口面積が適宜設定されてい
る。スリット28aの開口面積の設定に関しては、後で
詳細に説明する。補給量規制部材28は、開口部27の
周縁に両面テープで貼り付けられている。
【0030】トナー導入カバー29の外方には、トナー
供給口30を開閉するシャッター部材35がトナー導入
カバー29を覆うように設けられている。シャッター部
材35は、トナー補給装置3の前後方向、すなわち、図
中、矢印F方向に移動可能に設けられている。シャッタ
ー部材35には、プロセスカートリッジ2に一体形成さ
れた図示しない案内リブに当接する突起部35aと、移
動方向へ案内するための長孔35bとが一体形成されて
いる。また、シャッター部材35には、常時、トナー供
給口30が閉じるようにシャッター部材35を付勢する
バネ部材37が取り付けられている。シャッター部材3
5のトナー供給口30に対応する部位には、シール部材
36が設けられている。シール部材36は、スポンジで
形成されており、両面テープでシャッター部材35に取
り付けられている。
【0031】図5に示すように、トナー導入カバー29
の底面には、トナー供給口30が形成されているととも
に、シャッター部材35の移動を案内するため、すなわ
ち、長孔35bに係合する突起部29aが形成されてい
る。また、トナー導入カバー29の下部には、トナー飛
散を防止するための弾性シール部材としてのスポンジシ
ール38が設けられている。
【0032】ここで、開口部26とスリット28aの開
口面積について説明する。図6(a)に示すように、開
口部26は略長方形状の開口であり、その幅をW1、長
さをL1とすると、開口部26の開口面積S1は、S1
=W1×L1となる。また、図6(b)に示すように、
スリット28aも略長方形状の開口であり、その幅をW
2、長さをL2とすると、スリット28aの開口面積S
2は、S2=W2×L2となる。
【0033】図3に示すように、トナー受台21は、ガ
イド板80上を矢印G方向に摺動可能となっている。す
なわち、トナー受け台21の側縁に設けられた段部21
b,21cが、ガイド板80の側縁に設けられたガイド
部80a,80bにそれぞれ係合し、また、トナー受台
21の側縁に設けられた摺動部21dが、ガイド部80
bに係合する。ガイド板80は、画像形成装置1の本体
側板81に図示しないネジで固定されている。
【0034】ガイド板80の先端部には、このガイド板
80に固定された板バネ82で支持された抜け止め用ス
トッパ83が設けられており、この抜け止め用ストッパ
83を下方に押し下げた状態でトナー補給装置3をガイ
ド板80に装着し、装着後、抜け止め用ストッパ83を
戻すと、図4に示すように、抜け止め用ストッパ83が
トナー受台21の先端部に係合し、トナー補給装置3は
抜け止め状態に保持される。
【0035】図3はトナー補給装置3を引き出した状態
を示していて、この状態のもとで、トナーボトル20
は、トナー補給装置3に対して着脱される。この場合の
抜け止めは、トナー受台21の段部21b,21cが、
ガイド板80のガイド部80a,80bにそれぞれ形成
された切欠部80c,80dに係合することによって行
われる。
【0036】図3に示す状態において、トナーボトル2
0をトナー受台21に載せ、トナー補給装置3を画像形
成装置1の本体内に押し込んで装着する。この場合、ト
ナー補給装置3を押し込む前では、シャッター部材35
は、バネ部材37の付勢力によりトナー導入カバー29
の底部に形成されたトナー供給口30を閉じた状態にあ
る。このため、第2のトナーホッパ部24の開口部27
と現像装置5のトナー受入口17との間は、トナー漏れ
を生じない状態にシールされている。
【0037】かかる状態からトナー補給装置3の押し込
み操作がなされると、シャッター部材35に一体形成さ
れた突起部35aが、プロセスカートリッジ2に一体形
成された図示しない案内リブに当接し、バネ部材37の
付勢力に抗して図4中、矢印F1方向にスライドする。
シャッター部材35のスライドによってトナー供給口3
0が開口され、第2のトナーホッパ部24と現像装置5
とが互いに連通状態となる。
【0038】この逆に、トナー補給装置3の取外し操作
がなされると、シャッター部材35の突起部35aが、
プロセスカートリッジ2の案内リブから離間するととも
に、バネ部材37の付勢力によって図4中、矢印F2方
向にスライドする。シャッター部材35のスライドによ
ってトナー供給口30が閉口され、第2のトナーホッパ
部24と現像装置5との間が遮断状態となる。よって、
第2のトナーホッパ部24と現像装置5との間からのト
ナーの流出を防止できる。
【0039】図7は、トナー供給口30及びトナー受入
口17が開いた状態、すなわち、トナー補給装置3及び
プロセスカートリッジ2を画像形成装置1の本体に装着
した状態を示している。トナーボトル20の中間部20
fは、ボトル保持部材22に位置決めされている。すな
わち、中間部20fに形成された球形の小突起20gが
ボトル保持部材22の内径部に接触して係合すること
と、駆動爪20e,20eがボトル保持部材22のリブ
22bに係合することによって、トナーボトル20の中
間部20fがボトル保持部材22に位置決めされる。
【0040】この状態から、図4において、ハンドル5
7を矢印Eの向きに回動させると、カム部57bがスラ
イド軸58を図7中、矢印Hの向きに引っ張る。これに
よって軸部材53もH方向に移動し始め、コレットチャ
ック50が円筒ケース51の突起51aに当接し、これ
に伴ってコレットチャック50が閉じ始めてキャップ1
9を摘む。この状態でさらに軸部材53がH方向に移動
すると、図8に示すように、コレットチャック50によ
ってトナーボトル20のキャップ19が取り外され、ト
ナーボトル20内のトナーTがトナー受台21の第1の
トナーホッパ部23内に流出可能な状態になる。図7,
8において、符号Tはトナーを示す。
【0041】トナー補給は、トナー濃度センサ13によ
り現像装置5内のトナー濃度を検知することによって行
われる。検出値が基準濃度以下になると、駆動部40が
作動し、図4においてジョイント41を矢印Dの向きに
回転させる。これによってジョイント41がトナーボト
ル20の底部に係合し、トナーボトル20も同一の向き
に回転する。また、同時に駆動部70も作動し、図4に
おいて回転部材25を矢印Iの向きに回転する。
【0042】図1において、トナーボトル20が回転す
ると、トナー吐出口20aからトナーが吐出して(矢印
X1)、第1のトナーホッパ部23内に溜まる。一方、
トナーボトル20の回転により、トナーボトル20の駆
動爪20e,20eがボトル保持部材22のリブ22b
に係合して、トナーボトル20の回転がボトル保持部材
22に伝達される。これにより、押出し部材31が第1
のトナーホッパ部23の内壁面を摺動回転することにな
り、第1のトナーホッパ部23内に溜まったトナーが掻
き上げられる(矢印X2)。
【0043】押出し部材31により掻き上げられたトナ
ーが開口部26に達すると、トナーは、開口部26を通
り(矢印X3)、第2のトナーホッパ部24の内部に押
し出される。第2のトナーホッパ部24内に流入したト
ナーは、この第2のトナーホッパ部24内に一時的に収
容される。第1のトナーホッパ部23内のボトル保持部
材22と同様に第2のトナーホッパ部24内の回転部材
25も駆動部70により回転しているので、回転部材2
5の押出し部材32も第2のトナーホッパ部24の内壁
面を摺動回転し、押出し部材32の回転により第2のト
ナーホッパ部24内に溜まったトナーが掻き上げられる
(矢印X4)。
【0044】押出し部材32により掻き上げられたトナ
ーが補給量規制部材28のスリット28aに達すると、
トナーは、このスリット28aを通り(矢印X5)、ト
ナー導入カバー29の内部に押し出される。トナー導入
カバー29の内部に押し出されたトナーは、トナー導入
カバー29内をトナー供給口30に向かって落下し、開
口状態にあるトナー供給口30及びトナー受入口17を
通過して(矢印X6)、現像装置5内に供給される。
【0045】トナーが現像装置5内に供給されて、トナ
ー濃度が基準濃度を越えると、駆動部40,70が共に
停止され、現像装置5へのトナー供給、すなわち、トナ
ー補給装置3によるトナー補給が停止される。その後、
トナーの消費によりトナー濃度が基準濃度以下になる
と、上述したトナー補給が再度行われる。
【0046】ここで、押出し部材31が単位時間当たり
にトナーを開口部26に押し出す回数をN1、押出し部
材32が単位時間当たりにトナーを開口部27を介して
スリット28aに押し出す回数をN2とすると、第1の
トナーホッパ部23から第2のトナーホッパ部24への
単位時間当たりのトナー供給量V1は、開口部26を単
位時間当たりに通過するトナー量で表せる。また、第2
のトナーホッパ部24から現像装置5への単位時間当た
りのトナー供給量V2は、スリット28aを単位時間当
たりに通過するトナー量で表せる。本実施形態では、各
押出し部材31,32の数が共に2つであり、同じであ
るので、トナー供給量V1,V2は、トナー押出回数N
1,N2、開口部26の開口面積S1、スリット28a
の開口面積S2によって決定される。すなわち、トナー
供給量V1,V2は、V1=S1×N1、V2=S2×
N2によって求められる。なお、トナー押出回数N1
は、押出し部材31の数M1に単位時間当たりの駆動部
40の回転数R1を乗算して得られる。すなわち、N1
=M1×R1である。また、トナー押出回数N2は、同
様に、N2=M2×R2である。
【0047】そこで、トナー供給量V1,V2の関係が
V1>V2、すなわち、S1×N1>S2×N2となる
ように、開口面積S1,S2、トナー押出回数をN1,
N2を適宜設定する。このとき、トナー供給量V1がト
ナー供給量V2よりも非常に多いと、第2のトナーホッ
パ部24内に溜まるトナーが増加し続けるので、トナー
供給量V1,V2の互いの差がごく僅かになるように、
開口面積S1,S2、トナー押出回数をN1,N2を決
定する必要がある。
【0048】別の実施形態として、例えば、トナー押出
回数N1,N2だけ共に同じである場合には、トナー供
給量V1,V2の関係は、各押出し部材31,32の数
M1,M2及び開口面積S1,S2により決定される。
よって、これらの関係が、M1×S1>M2×S2とな
るように、各押出し部材31,32の数M1,M2及び
開口面積S1,S2をそれぞれ決定する。
【0049】また、開口面積S1,S2だけ共に同じで
ある場合には、トナー供給量V1,V2の関係は、各押
出し部材31,32の数M1,M2及びトナー押出回数
N1,N2により決定される。よって、これらの関係
が、M1×N1>M2×N2となるように、各押出し部
材31,32の数M1,M2及びトナー押出回数N1,
N2をそれぞれ決定する。
【0050】したがって、トナー補給時には、第1のト
ナーホッパ部23から第2のトナーホッパ部24へ供給
されるトナー量が、第2のトナーホッパ部23から現像
装置5へ供給されるトナー量よりも多いので、第2のト
ナーホッパ部24内に、常時、トナーを蓄えることがで
き、現像装置5へのトナー補給を途切れることなく確実
に行うことができる。
【0051】ところで、トナー供給量V1,V2の関係
をV1>V2とするためには、上述の説明のほかに、各
トナーホッパ部23,24において、各押出し部材3
1,32の数M1,M2、トナー押出回数N1,N2、
開口部26とスリット孔28aの各開口面積S1,S2
を以下に説明するように決定することによっても可能で
ある。例えば、各押出し部材31,32の数M1,M2
が同じであり、かつ、トナー押出回数N1,N2も略同
じである場合には、トナー供給量V1,V2の関係は、
開口面積S1,S2の大きさにのみにより決定されるの
で、トナー供給量V1,V2の関係をV1>V2とする
ためには開口面積S1,S2の関係がS1>S2となれ
ば良い。そこで、S1>S2となるように、開口部26
の幅W1、長さL1及びスリット28aの幅W2、長さ
L2をそれぞれ決定する。
【0052】また、各押出し部材31,32の数M1,
M2が同じであり、かつ、開口面積S1,S2の大きさ
も略同じである場合には、トナー供給量V1,V2の関
係は、トナー押出回数N1,N2により決定されるの
で、トナー押出回数N1,N2の関係がN1>N2とな
るように、駆動部40,70の回転数R1,R2をそれ
ぞれ決定する。
【0053】さらに、開口面積S1,S2が同じであ
り、かつ、トナー押出回数N1,N2も同じである場合
には、トナー供給量V1,V2の関係は、各押出し部材
31,32の数M1,M2により決定されるので、これ
らの押出し部材31,32の数M1,M2の関係がM1
>M2となるように、各押出し部材31,32の数M
1,M2をそれぞれ決定する。
【0054】次に、請求項3に対応する第2の実施形態
を図9,10に示し、この実施形態について説明する。
同図において、図1〜4に示す部材と同様の部材は、図
1〜4で用いた符号と同一符号を付すにとどめてその説
明を省略し、相違する点について説明する。第2の実施
形態では、第1の実施形態のトナー補給装置3に対し
て、ボトル保持部材及び回転部材の構成が相違してい
る。
【0055】以下、ボトル保持部材及び回転部材につい
て詳細に説明する。図9において、符号140は第1の
トナーホッパ部を、符号150は第2のトナーホッパ部
をそれぞれ示している。第1のトナーホッパ部140
は、第1の実施形態の第1のトナーホッパ部23と同様
に、トナー受台21と一体的に形成されている。第1の
トナーホッパ部140の内部には、ボトル保持部材14
2が配設されている。ボトル保持部材142の駆動部4
0に対向する端部であって、トナーボトル20を保持す
る端部の周面には、歯数がP1であるギヤ部143が一
体的に形成されている。ギヤ部143には、アイドラギ
ヤ144が噛合しており、アイドラギヤ144は、第1
のトナーホッパ部140の側面に設けられた軸145に
回転自在に支持されている。
【0056】一方、第2のトナーホッパ部150は、第
1の実施形態の第2のトナーホッパ部24と同様に構成
されており、第2のトナーホッパ部150の内部には、
回転部材151が配設されている。回転部材151の端
部には、ギヤ152が一体的に設けられている。このギ
ヤ152の歯数は、歯数P2であり、ギヤ部143の歯
数P1と相違している。すなわち、P1≠P2である。
また、ギヤ152は、アイドラギヤ144に噛合してい
る。
【0057】図10に示すように、第1のトナーホッパ
部140においてボトル保持部材142の中心を通る直
線を基準線Z1とすると、押出し部材31をボトル保持
部材142に取り付けるリブ142aの基準線Z1に対
する角度はθ1となる。また、第2のトナーホッパ部1
50において回転部材151の中心を通り、かつ、基準
線Z1に平行な直線を基準線Z2とすると、押出し部材
32を回転部材151に取り付けるリブ151aの基準
線Z2に対する角度はθ2となる。押出し部材31及び
押出し部材32は、第1,2のトナーホッパ部140,
150内において、角度θ1=角度θ2となるようにそ
れぞれ配設されている。
【0058】駆動部40によりトナーボトル20が回転
されると、図示しないトナーボトルを介してボトル保持
部材142が矢印M1の向きに回転される。ボトル保持
部材142の回転により、アイドラギヤ144が矢印M
2の向きに、ギヤ151が矢印M3の向きにそれぞれ回
転される。ボトル保持部材142と回転部材151とが
共に同じ向きに回転するので、両トナーホッパ部14
0,150内の各押出し部材31,32も同回転して両
トナーホッパ部140,150内のトナーを搬送する。
このとき、ギヤ部143の歯数P1とギヤ152の歯数
P2とは、相違しているので、ギヤ152は、ギヤ部1
43に対してその回転数が異なって回転する。
【0059】したがって、押出し部材31が第1のトナ
ーホッパ部140内で、押出し部材32が第1のトナー
ホッパ部150内でそれぞれ回転しても、開口部26に
おいて互いに接触することなく、開口部26におけるト
ナー搬送不良を防止することができる。すなわち、押出
し部材31による開口部26へのトナー押出し時に、こ
の開口部26を押出し部材32が塞ぐことを防止でき、
第1のトナーホッパ部140から第2のトナーホッパ部
150へのトナー搬送を良好に行うことができる。ま
た、第1のトナーホッパ部140内のボトル保持部材1
42と第2のトナーホッパ部150内の回転部材151
とが駆動部40により共に回転駆動されるので、ボトル
保持部材142と回転部材151を回転駆動する駆動源
が一つで済み、トナー補給装置を簡素化できるととも
に、コストを低減できる。
【0060】また、図2において、ボトル保持部材22
を回転する駆動部40と、回転部材25を回転する駆動
部70との回転数が互いに異なるように、各駆動部4
0,70の回転数をそれぞれ設定する方法もあるが、駆
動部40,70の回転数は、印加電流の変動やトルク変
動等により変化するので、回転数が安定せず、確実な方
法ではない。特に、駆動部40は、トナーボトル20を
介してボトル保持部材22を回転駆動することになるの
で、ボトル保持部材22を安定して回転させるこは困難
である。
【0061】上述の第2の実施形態の別の形態として、
ギヤ部143の歯数P1とギヤ152の歯数P2とを互
いに同じにする。すなわち、P1=P2とする。このと
き、押出し部材31と押出し部材32とを、予めずらし
てそれぞれ配置する。すなわち、図10において、リブ
151aの基準線Z2に対する角度がθ3となるよう
に、回転部材151を回転して、リブ151aを二点鎖
線で示す位置に位置させる。このように回転部材151
を所定角度だけずらすことによって、角度θ1≠角度θ
3となる。この状態を維持したまま、ギヤ152をアイ
ドラギヤ144に噛合する。このように構成して、ボト
ル保持部材142と回転部材151とを共に回転して
も、各押出し部材31,32が開口部26において互い
に接触することなく、開口部26におけるトナー搬送不
良を防止することができ、第1のトナーホッパ部140
から第2のトナーホッパ部150へのトナー搬送を良好
に行うことができる。
【0062】次に、請求項4に対応する第3の実施形態
を図11,12に示し、この実施形態について説明す
る。これらの図において、図1〜4に示す部材と同様の
部材は、図1〜4で用いた符号と同一符号を付すにとど
めてその説明を省略し、相違する点について説明する。
【0063】図11,12に示すように、トナー補給装
置100は、第1のトナーホッパ部110と第2のトナ
ーホッパ部120とから主に構成されている。第1のト
ナーホッパ部110と第2のトナーホッパ部120と
は、別々に形成されており、互いに接離可能に構成され
ている。
【0064】第1のトナーホッパ部110は、第1の実
施形態の第1のトナーホッパ部23と略同様に、トナー
ボトル20を収容するトナー受け台21と一体形成され
ており、ガイド板80を摺動することによって画像形成
装置本体から引き出し可能に構成されている。また、第
1のトナーホッパ部110の内部には、コレットチャッ
ク50等のキャップ19を開閉する各部材やボトル保持
部材22が配設されている。第1のトナーホッパ部11
0の外端部には、コレットチャック50に対向してハン
ドル57等が配設されている。
【0065】第1のトナーホッパ部110の第2のトナ
ーホッパ部120と接する部分には、第1のトナーホッ
パ部110内のトナーを第2のトナーホッパ部120に
搬送するための開口部111が設けられている。開口部
111の周縁部には、この開口部111を覆うトナー導
入カバー112が取り付けてあり、このトナー導入カバ
ー112の下端面には、後述するトナー受入れ口122
に連通するトナー供給口113が設けられている。
【0066】トナー導入カバー112の外方には、第1
の実施形態のシャッター部材35と同様のシャッター部
材115が取り付けられている。すなわち、シャッター
部材115は、図示しないバネ部材の付勢力により、常
時トナー供給口113を閉じるようにトナー導入カバー
112に取り付けられている。シャッター部材115に
は、突起部115aが一体的に形成されており、突起部
115aは、第1のトナーホッパ部110をトナー補給
装置100の本体に押し込んだ際、第2のトナーホッパ
部120に形成された図示しない案内リブに当接し、シ
ャッター部材115を矢印Jの向きに移動して、トナー
供給口113を開放する。
【0067】一方、第2のトナーホッパ部120は、画
像形成装置の本体側板81aにネジにより固定されてお
り、プロセスカートリッジ2が画像形成装置1に装着さ
れたときに、その一部が現像装置5と接続するように取
り付けられている。第2のトナーホッパ部120は、第
1の実施形態の第2のトナーホッパ部24と略同様に、
第2のトナーホッパ部120の内部に配設された回転部
材25と、この回転部材を回転駆動する駆動部70とか
ら主に構成されている。
【0068】第2のトナーホッパ部120の第1のトナ
ーホッパ部110と接する部分、すなわち、トナー供給
口113と接する部分には、第1のトナーホッパ部11
0からのトナー受け入れるトナー受入口121が形成さ
れている。トナー受入口121は、トナー供給口113
に対向して設けられている。トナー受入口121の下方
には、トナーを第2のトナーホッパ部120の内部へ導
くためのトナー導入路122が形成されている。トナー
受入口121は、トナー受入口17を覆うシャッター部
材と同様の図示しないシャッター部材により覆われてお
り、第1のトナーホッパ部110の着脱に連動して、開
閉される。
【0069】第2のトナーホッパ部120においてトナ
ー受入口121とは略反対側であり、現像装置5と接続
する部分には、第1の実施形態の第2のトナーホッパ部
24と同様に、補給量規制部材28、トナー供給口3
0、トナー導入カバー29及びシャッター部材35がそ
れぞれ設けられている。シャッター部材35は、バネ部
材37の付勢力により、常時、トナー供給口30を閉じ
るように取り付けられている。さらに、シャッター部材
35は、プロセスカートリッジ2を画像形成装置1に装
着したときに、プロセスカートリッジ2に設けられた図
示しない案内リブにより、矢印Kの向きに移動され、ト
ナー供給口30を開放する。
【0070】プロセスカートリッジ2を画像形成装置1
に装着するとともに、トナーボトル20を第1のトナー
ホッパ部110に取り付けた後、第1のトナーホッパ部
110を画像形成装置1に装着する。プロセスカートリ
ッジ2を画像形成装置1に装着することによって、第2
のトナーホッパ部120と現像装置5とが開口部27、
トナー供給口30及びトナー受入口17を介して互いに
連通する。一方、第1のトナーホッパ部110を画像形
成装置1に装着することによって、第1のトナーホッパ
部110と第2のトナーホッパ部120とが開口部11
1、トナー供給口113及びトナー受入れ口121を介
して互いに連通する。
【0071】現像装置5内のトナー濃度が基準濃度以下
になると、駆動部40,70が共に作動し、トナー補給
が行われる。図11において、トナーボトル20の回転
により、トナー吐出口20aからトナーが吐出して(矢
印Y1)、第1のトナーホッパ部110内に溜まる。第
1のトナーホッパ部110内に溜まったトナーは、押出
し部材31により掻き上げられ(矢印Y2)、開口部1
11を通り(矢印Y3)、トナー導入カバー112内に
押し出される。トナー導入カバー112内に流入したト
ナーは、トナー供給口113及びトナー受入口121を
通過して第2のトナーホッパ部120内に流入し(矢印
Y4)、トナー導入路122を通り、さらに第2のトナ
ーホッパ部120の奥部に流入し、第2のトナーホッパ
部120内に一時的に収容される。第2のトナーホッパ
部120内に溜まったトナーは、押出し部材32により
掻き上げられ(矢印Y5)、補給量規制部材28のスリ
ット28aを通り(矢印Y6)、トナー導入カバー29
内に押し出される。トナー導入カバー29の内部に押し
出されたトナーは、トナー供給口30及びトナー受入口
17を通過して(矢印Y7)、現像装置5内に供給され
る。なお、トナー受台21の引き出し動作、トナーボト
ル20のキャップ19の開閉動作等は、第1の実施形態
と同様であるので、その説明は省略する。
【0072】トナーボトル20内のトナーをすべて現像
装置5に補給した後には、トナーボトル20を交換する
ことになるが、このとき、第1のトナーホッパ部110
のみを画像形成装置から引き出して、トナーボトル20
を交換できるので、第2のトナーホッパ部120が邪魔
にならず、トナーボトル20の交換作業性を向上でき
る。また、第1のトナーホッパ部110のみを引き出す
だけで良いので、操作性が良く、トナーボトル20の交
換を容易に行うことができる。
【0073】次に、請求項5に対応する第4の実施形態
を図13,14に示し、この実施形態について説明す
る。本実施形態のトナー補給装置3は、第1の実施形態
と同様の構成であるので、その説明は省略する。なお、
本実施形態においては、画像形成装置1を複写機として
説明する。図13において、符号160は、画像形成装
置1の各部を制御する制御手段を示す。制御手段160
の入力側には、トナー濃度センサ13と、図示しない操
作パネルに設けられたコピースタートキー161と、画
像形成装置1の本体に設けられたドアの開閉を検出する
ドア開閉センサ162とがそれぞれ接続されている。制
御手段160の出力側には、駆動部40,70がそれぞ
れ接続されている。制御手段160は、駆動部40,7
0による補給動作が行われた回数を計数するカウンタを
有しており、このカウンタは、トナーボトル20の交換
が行われることによってリセットされる。
【0074】そして、制御手段160は、図14に示す
フローチャートに沿って制御を行う。まず、ステップS
1では、画像形成装置1をコピー待機状態とする。ステ
ップS2では、画像形成装置1がコピー待機状態である
場合において、コピーを行うためにコピースタートキー
161を押す。
【0075】ステップS3では、コピースタートキー1
61が押されたことに伴って、現像装置5内のトナー濃
度をトナー濃度センサ13により検出する。ここでは、
1枚のコピー毎にトナー濃度センサ13によりトナー濃
度を検出している。
【0076】ステップS4では、ステップS3で検出さ
れたトナー濃度の検出値Vに基づいて、現在のトナー濃
度が十分に高いかどうかを判定する。すなわち、トナー
濃度センサ13による検出値Vをトナー濃度の判定を行
うための判定値2.0と比較して、トナー濃度の判定を
行う。検出値Vが判定値2.0未満であるとき、現像装
置5内のトナー濃度は十分に高いと判断し、ステップS
5へ進む。検出値Vが判定値2.0以上であるとき、現
像装置5内のトナー濃度は低いと判断し、トナー補給が
必要であると判定して、ステップS7へ進む。
【0077】ステップS5では、現像装置5内のトナー
濃度は十分に高いので、駆動部40,70の駆動制御を
行わない。すなわち、駆動部40,70を駆動しない。
その後、通常のコピー動作を行い、ステップS6に進
み、ステップS6では、次コピーがあるかどうかの判定
を行う。次コピーがある場合にはステップS3に戻り、
次コピーがない場合にはリターンする。
【0078】一方、ステップS7では、現像装置5内の
トナー濃度が低いので、駆動部40,70を所定時間t
1だけ共に駆動してトナー補給動作を行う。ステップS
8では、制御手段160内のカウンタにより上述のトナ
ー補給動作の回数を計数し、このトナー補給動作がQ回
(Q=30〜50)に達した場合、トナーボトル20、
第1のトナーホッパ部23、第2のトナーホッパ部24
及び現像装置5内のトナーを略消費したと判断し、トナ
ーエンドとして画像形成装置1の動作を停止する。
【0079】ステップS9では、トナーがなくなったこ
とをオペレータに報知する。この報知は、画像形成装置
1の操作パネルにトナーエンドを表示することにより行
われる。ステップS10では、オペレータによるトナー
ボトル20の交換が行われたかどうかを検出する。ここ
では、トナーエンド表示状態で画像形成装置1の本体の
ドアが開閉されたときに、トナーボトル20が交換され
たと判断する。ドアが開閉された場合にはステップS1
1へ進み、ドアが開閉されない場合にはステップS9へ
戻る。ステップS11では、画像形成装置1の操作パネ
ルにトナー補給を表示して、トナー補給が行われたこと
をオペレータに報知する。
【0080】ステップS12では、駆動部40のみを所
定時間t2だけ駆動する。これは、トナーボトル交換直
後には、トナー濃度センサ13の検出値に応じてトナー
補給動作を始めるが、トナーエンド時には、第1トナー
ホッパ部23内のみならず第2のトナーホッパ部24内
にもトナーがほとんどない状態であるので、第2のトナ
ーホッパ部24から現像装置5に適正なトナー量が補給
できずに、トナーエンド誤検知等の問題が発生するおそ
れがある。そこで、この問題を未然に防止するために、
第2のトナーホッパ部24内にトナーが溜まるまで、駆
動部40のみを所定時間t2だけ駆動する。
【0081】したがって、トナーエンド時、すなわち、
第1のトナーホッパ部23内にトナーがないとき、駆動
部40のみを所定時間t2だけ駆動することによって、
トナー補給動作が行われる以前に第1のトナーホッパ部
23から第2のトナーホッパ部24にトナーが供給さ
れ、この後のトナー補給動作によりトナーが第2のトナ
ーホッパ部24から現像装置5に供給される。よって、
トナー補給動作時のトナーエンド誤検知等の問題を未然
に防止でき、常に適正量のトナーを現像装置5に補給で
きる。
【0082】また、上述したトナー補給動作の制御は、
トナーエンド時のトナーボトル交換直後のものである
が、画像形成装置1の着荷時にも、第1のトナーホッパ
部23、第2のトナーホッパ部24及び現像装置5内に
は、トナーがない状態であるので、トナー補給動作が必
要である。この場合には、画像形成装置1が設置されて
使用され始めてからの総コピー枚数を計数するコピー枚
数センサを制御手段160に接続し、このコピー枚数セ
ンサによる計測数が0である場合において、カバーの開
閉が行われたとき、あるいは、コピースタートキーが押
されたときに、駆動部40のみを所定時間t2だけ駆動
すれば良い。これによって、画像形成装置1の着荷時に
も、トナー補給動作が行われる以前に第1のトナーホッ
パ部23から第2のトナーホッパ部24にトナーが供給
され、この後のトナー補給動作によりトナーが第2のト
ナーホッパ部24から現像装置5に供給されるので、画
像形成装置1の着荷時におけるトナー補給動作時のトナ
ーエンド誤検知等の問題を未然に防止でき、常に適正量
のトナーを現像装置5に補給できる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、第1の搬送手段による単位時間当たりのトナー
搬送量が、第2の搬送手段による単位時間当たりのトナ
ー搬送量よりも多いので、第2のトナーホッパ部内に、
常時、トナーを蓄えることができ、現像装置へのトナー
補給を途切れることなく確実に行うことができ、トナー
搬送不良を防止することができる。
【0084】請求項2の発明によれば、第1の連通部の
開口面積をS1、第2の連通部の開口面積をS2、第1
のトナー押出し部材が単位時間当たりにトナーを第1の
連通部に押し出す回数をN1、第2のトナー押出し部材
が単位時間当たりにトナーを第2の連通部に押し出す回
数をN2としたとき、S1・N1>S2・N2なる関係
を満たすことによって、第1の連通部を通過する単位時
間当たりのトナー搬送量が、第2の連通部を通過する単
位時間当たりのトナー搬送量よりも多くなる。したがっ
て、第2のトナーホッパ部内に、常時、トナーを蓄える
ことができ、現像装置へのトナー補給を途切れることな
く確実に行うことができ、トナー搬送不良を防止するこ
とができる。
【0085】請求項3の発明によれば、第1のトナー押
出し部材が第1の連通部にトナーを押し出す押出時期
と、第2のトナー押出し部材が第1の連通部を塞ぐ閉鎖
時期とが重複しないので、第1のトナー押出し部材と第
2のトナー押出し部材とが、第1の連通部において互い
に接触することが防止され、第1の連通部におけるトナ
ー搬送不良を防止することができる。すなわち、第1の
トナー押出し部材による第1の連通部へのトナー押出し
時に、この第1の連通部を第2のトナー押出し部材が塞
ぐことを防止でき、第1のトナーホッパ部から第2のト
ナーホッパ部へのトナー搬送を良好に行うことができ
る。
【0086】請求項4の発明によれば、トナー収容容器
の交換時に、第1のトナーホッパ部のみを画像形成装置
から引き出して、トナー収容容器を交換できるので、第
2のトナーホッパ部が邪魔にならず、トナー収容容器の
交換作業性を向上できる。また、第1のトナーホッパ部
のみを引き出すだけで良いので、操作性が良く、トナー
収容容器の交換を容易に行うことができる。
【0087】請求項5の発明によれば、第1のトナーホ
ッパ部内にトナーがないとき、第1の搬送手段のみを所
定時間駆動することによって、トナー補給動作が行われ
る以前に第1のトナーホッパ部から第2のトナーホッパ
部にトナーが供給され、この後のトナー補給動作により
トナーが第2のトナーホッパ部から現像装置に供給され
る。したがって、トナー補給動作時のトナーエンド誤検
知等を未然に防止でき、常に適正量のトナーを現像装置
に補給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成断面図である。
【図2】トナー補給装置の各構成部品を示す分解斜視図
である。
【図3】トナー補給装置のトナー受台と画像形成装置本
体側のガイド板との関係を示す斜視図である。
【図4】トナー補給装置の斜視図である。
【図5】トナー供給口を有するトナー導入カバーの斜視
図である。
【図6】開口部と補給量規制部材のスリットとの開口面
積を説明する説明図であり、(a)は開口部の拡大図
を、(b)は補給量規制部材の拡大図をそれぞれ示す。
【図7】トナーボトルを第1のトナーホッパ部に装着し
た状態を示す第1のトナーホッパ部の断面図である。
【図8】トナーボトルのキャップが引き抜かれて、トナ
ーボトル内のトナーが第1のトナーホッパ部内に流出し
た状態を示す第1のトナーホッパ部の断面図である。
【図9】請求項3に基づくトナー補給装置の実施形態を
示すボトル保持部材及び回転部材の斜視図である。
【図10】請求項3に基づくトナー補給装置の実施形態
を示すトナー補給装置の概略構成断面図である。
【図11】請求項4に基づくトナー補給装置の実施形態
を示すトナー補給装置の概略構成断面図である。
【図12】請求項4に基づくトナー補給装置の実施形態
を示し、トナー補給装置のトナー受台と画像形成装置本
体側のガイド板との関係を示す斜視図である。
【図13】請求項5に基づく制御手段のブロック図であ
る。
【図14】トナー補給動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】従来のトナー補給装置の概略構成を示すトナ
ー補給装置の断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 プロセスカートリッジ 3 トナー補給装置 5 現像装置 20 トナーボトル(トナー収容容器) 22 ボトル保持部材(第1の搬送手段) 23 第1のトナーホッパ部 24 第2のトナーホッパ部 25 回転部材(第2の搬送手段) 26 開口部(第1の連通部) 28a スリット(第2の連通部) 31 押出し部材(第1の搬送手段) 32 押出し部材(第2の搬送手段) 40,70 駆動部 160 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大鍛冶 博之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 水沢 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 善波 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー収容容器内のトナーを現像装置に補
    給するトナー補給装置を有する画像形成装置において、 上記トナー補給装置が、 トナー収容容器が装着される第1のトナーホッパ部と、 第1のトナーホッパ部と上記現像装置との間に配置さ
    れ、第1のトナーホッパ部と上記現像装置とにそれぞれ
    連通する第2のトナーホッパ部と、 第1のトナーホッパ部の内部の上記トナーを第2のトナ
    ーホッパ部に搬送する第1の搬送手段と、 第2のトナーホッパ部の内部の上記トナーを上記現像装
    置に搬送する第2の搬送手段と、 を有し、 第1の搬送手段による単位時間当たりのトナー搬送量
    が、第2の搬送手段による単位時間当たりのトナー搬送
    量よりも多いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】第1の搬送手段が、第1のトナーホッパ部
    内のトナーを第1のトナーホッパ部と第1のトナーホッ
    パ部との間の第1の連通部に押し出す第1のトナー押出
    し部材を、第2の搬送手段が、第2のトナーホッパ部内
    のトナーを第2のトナーホッパ部と現像装置との間の第
    2の連通部に押し出す第2のトナー押出し部材をそれぞ
    れ有し、 第1の連通部の開口面積をS1、第2の連通部の開口面
    積をS2、第1のトナー押出し部材が単位時間当たりに
    トナーを第1の連通部に押し出す回数をN1、第2のト
    ナー押出し部材が単位時間当たりにトナーを第2の連通
    部に押し出す回数をN2としたとき、 S1・N1>S2・N2なる関係を満たすことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】第1の搬送手段が、第1のトナー押出し部
    材を第1のトナーホッパ部の内壁面に摺接するように第
    1のトナーホッパ部の内部で回転する回転部材を、第2
    の搬送手段が、第2のトナー押出し部材を第2のトナー
    ホッパ部の内壁面に摺接するように第2のトナーホッパ
    部の内部で回転する回転部材をそれぞれ有し、 第1のトナー押出し部材が第1の連通部にトナーを押し
    出す押出時期と、第2のトナー押出し部材が第1の連通
    部を塞ぐ閉鎖時期とが重複しないように、第1のトナー
    押出し部材の押出時期と、第2トナーの押出し部材の閉
    鎖時期とを互いにずらしたことを特徴とする請求項2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】第1のトナーホッパ部と第2のトナーホッ
    パ部とが互いに接離可能であり、 第1のトナーホッパ部のみ上記画像形成装置の本体に対
    して着脱可能であることを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】トナー収容容器内のトナーを現像装置に補
    給するトナー補給装置を有する画像形成装置において、 上記トナー補給装置が、 トナー収容容器が装着される第1のトナーホッパ部と、 第1のトナーホッパ部と上記現像装置との間に配置さ
    れ、第1のトナーホッパ部と上記現像装置とにそれぞれ
    連通する第2のトナーホッパ部と、 第1のトナーホッパ部の内部の上記トナーを第2のトナ
    ーホッパ部に搬送する第1の搬送手段と、 第2のトナーホッパ部の内部の上記トナーを上記現像装
    置に搬送する第2の搬送手段と、 第1の搬送手段及び第2の搬送手段の駆動をそれぞれ制
    御する制御手段と、 を有し、 上記トナーが第1のトナーホッパ部にないとき、上記制
    御手段が第1の搬送手段を所定時間駆動することを特徴
    とする画像形成装置。
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