JP4639737B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に関し、特に、現像に使用されるトナーが収容されたトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジから供給されたトナーが一時的に貯留されるトナー貯留容器(リザーブタンク)とを備えた画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、現像に使用されるトナーを補給するためのトナーカートリッジが画像形成装置に着脱可能に装着され、トナーカートリッジ内のトナーがなくなると、ユーザがトナーカートリッジを交換することが行われている。しかし、ユーザの間違い等により、交換されたトナーカートリッジが新品でなく、空のカートリッジが装着される場合がある。空のトナーカートリッジが装着された場合、そのまま画像形成を行うと、トナーが不足して、画像濃度の低下や白抜け等の画像形成不良が発生したり、構成部品に不具合が発生したりする恐れがある。
前記トナーカートリッジ交換時に、トナーが収容されたトナーカートリッジに交換されたか否かを検出する技術として、下記の従来技術(J01),(J02)が公知である。
(J01)特許文献1(特開平8−76571号公報)記載の技術
特許文献1には、トナーカートリッジ交換後には、現像器駆動モータとディスペンスモータを駆動させて、トナー供給搬送手段(リザーブタンク)に配置された第1センサ(35)と、現像装置(1)内に配置された第2センサ(25)とを使用して、トナーの有無を検出する技術が記載されている。そして、前記特許文献1記載の技術は、前記第1センサ(35)及び第2センサ(25)の両方がトナー有りを検知した時点で、適切な(新品の)トナーカートリッジに交換されたと判断し、スタンバイ状態に移行して、画像形成動作が可能になる。
(J02)特許文献2(特開平7−64452号公報)記載の技術
特許文献2には、トナーカートリッジ(現像カートリッジ34)を新規品に交換したことをユーザが操作パネル7から入力することにより、トナーカートリッジが新規であることを画像形成装置が認識し、新規品の場合には、エラー解消時に比べて、トナーを撹拌する時間を長くしてトナーをほぐす技術が記載されている。
特開平8−76571号公報(「0032」〜「0047」、第1図〜第3図) 特開平7−64452号公報(「0020」〜「0033」、第9図〜第13図)
(従来技術の問題点)
前記従来技術(J01)では、トナーカートリッジ交換後は、2つのセンサの両方がトナー有りを検知するまでの一定時間、画像形成動作を行うことができないので、生産性が著しく低下してしまうという問題がある。
前記従来技術(J02)では、ユーザが操作パネルから情報入力を行う必要があるため、入力を行う間、画像形成動作が行えず、生産性が低下すると共に、手作業で情報入力を行うので、人為的なミスが発生する恐れもある。
前記従来技術(J01),(J02)を含め、従来の画像形成装置では、トナーカートリッジの交換作業を行う場合には、画像形成動作(ジョブ)が停止され、交換後一定時間、画像形成動作が再開できない画像形成装置が主流であった。したがって、画像形成装置の生産性を高めるために、画像形成動作を継続しつつトナーカートリッジの交換が可能な画像形成装置を提供することが課題となっている。
しかしながら、画像形成動作を継続しつつ、トナーカートリッジを交換可能にする場合、画像形成動作によりトナーを消費しながら、トナーカートリッジが新品であるか否かを判別する必要がある。仮に、前記従来技術(J01)において画像形成動作を継続した場合、新品のトナーカートリッジが装着され、リザーブタンクにトナーが供給されても、画像形成動作によりトナーを消費し続けているので、第1センサ及び第2センサがトナー有りを検出できないことがある。この場合、新品のトナーカートリッジが装着されたにも関わらず、トナーカートリッジが空である(トナーが収容されていない)と誤検知してしまう。特に、トナーカートリッジ内のトナーが凝集して、リザーブタンクへの排出性能が低下している場合や、センサの感度が悪くトナーの検知精度が悪い場合には、新品のトナーカートリッジに交換直後に、トナーカートリッジが空(エンプティ)と誤検知する恐れが高くなるという問題がある。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)画像形成装置の生産性を高めつつ、トナーカートリッジ内のトナーの有無の誤検知を低減すること。
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A01)〜(A06),(A06a),(A06b)を備えたことを特徴とする。
(A01)像担持体(PR)上の潜像をトナー像に現像する現像装置(G)、
(A02)トナーを収容するトナー貯留容器(RT)と、前記トナー貯留容器(RT)内のトナーを前記現像装置(G)に補給するトナー補給部材(74)とを有するトナー補給装置(76)、
(A03)内部に収容されたトナーを前記トナー貯留容器(RT)に供給するトナー供給部材(32)を有し、前記画像形成装置(U)に着脱可能に装着されるトナーカートリッジ(K)、
(A04)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着されたか否かを判別するトナーカートリッジ装着判別手段(C6)、
(A05)前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給に応じて前記トナー供給部材(32)を駆動させて、前記トナーカートリッジ(K)内のトナーを前記トナー貯留容器(RT)に供給するトナー供給部材制御手段(C7,C7′)、
(A06)前記現像装置(G)でのトナーの消費に応じて前記トナー補給部材(74)を駆動して前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へトナーを補給するトナー補給部材制御手段(C8,C8′,C8″)であって、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、設定された交換時補給時間(ta)の間、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる前記トナー補給部材制御手段(C8,C8′,C8″)
(A06a)前記トナー貯留容器(RT)に配置され且つ前記トナー貯留容器(RT)内のトナーを検出するトナーセンサ(SNc)、
(A06b)前記トナーセンサ(SNc)の検知結果に基づいて、前記トナーカートリッジ(K)内の現像剤が空であるか否かを検知する空検知手段(C9)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A06),(A06a),(A06b)を備えた第1発明の画像形成装置(U)では、現像装置(G)は、像担持体(PR)上の潜像をトナー像に現像する。トナー補給装置(76)のトナー補給部材(74)は、トナー貯留容器(RT)内のトナーを前記現像装置(G)に補給する。前記画像形成装置(U)に着脱可能に装着されるトナーカートリッジ(K)のトナー供給部材(32)は、トナーカートリッジ(K)内部に収容されたトナーを前記トナー貯留容器(RT)に供給する。トナーカートリッジ装着判別手段(C6)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着されたか否かを判別する。
トナー供給部材制御手段(C7,C7′)は、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給に応じて前記トナー供給部材(32)を駆動させて、前記トナーカートリッジ(K)内のトナーを前記トナー貯留容器(RT)に供給する。トナー補給部材制御手段(C8,C8′,C8″)は、前記現像装置(G)でのトナーの消費に応じて前記トナー補給部材(74)を駆動して前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へトナーを補給する。また、前記トナー補給部材制御手段(C8,C8′,C8″)は、トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、設定された交換時補給時間(ta)の間、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる。
トナーセンサ(SNc)は、前記トナー貯留容器(RT)に配置され且つ前記トナー貯留容器(RT)内のトナーを検出する。空検知手段(C9)は、前記トナーセンサ(SNc)の検知結果に基づいて、前記トナーカートリッジ(K)内の現像剤が空であるか否かを検知する。
したがって、第1発明の画像形成装置(U)では、トナーカートリッジ(K)が装着された場合に、トナー貯留容器(RT)から現像装置(G)へのトナー補給量が減少するので、トナー貯留容器(RT)から流出するトナー量が減少する。この結果、トナーカートリッジ(K)からトナーが補給されるトナー貯留容器(RT)に、通常よりもトナーが貯留されやすい。したがって、トナーカートリッジ(K)から供給されるトナーの検出精度を高めることができ、トナーカートリッジ内のトナーの有無の誤検知を低減することができる。また、第1発明の画像形成装置(U)では、トナー貯留容器(RT)からのトナー補給量が交換時補給時間(ta)の間減少するだけで、画像形成動作を継続することも可能であるため、生産性を低下することなく、検出精度を高め、誤検知を低減することができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の画像形成装置(U)は、前記第1発明において、下記の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする。
(A07)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、前記トナーカートリッジ(K)から前記トナー貯留容器(RT)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる前記トナー供給部材制御手段(C7′)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A07)を備えた第1発明の形態1の画像形成装置(U)では、前記トナー供給部材制御手段(C7′)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、前記トナーカートリッジ(K)から前記トナー貯留容器(RT)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる。したがって、トナー貯留容器(RT)に、さらにトナーが貯留されやすく、トナーカートリッジ(K)から供給されるトナーの検出精度をさらに高めることができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の画像形成装置(U)は、前記第1発明または第1発明の形態1において、下記の構成要件(A08)を備えたことを特徴とする。
(A08)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、前記トナー補給部材(74)の駆動を停止させる前記トナー補給部材制御手段(C8)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A08)を備えた第1発明の形態2の画像形成装置(U)では、前記トナー補給部材制御手段(C8)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、前記トナー補給部材(74)の駆動を停止させる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の画像形成装置(U)は、前記第1発明または第1発明の形態1において、下記の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする。
(A09)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、回転駆動する前記トナー補給部材(74)の回転数を低下させて、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる前記トナー補給部材制御手段(C8′)。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A09)を備えた第1発明の形態3の画像形成装置(U)では、トナー補給部材制御手段(C8′)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、回転駆動する前記トナー補給部材(74)の回転数を低下させて、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4の画像形成装置(U)は、前記第1発明または第1発明の形態1において、下記の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする。
(A010)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の期間中は前記現像装置(G)における現像剤の消費量に基づいて演算される前記トナー補給部材(74)の駆動時間(td)に比べて、回転駆動する前記トナー補給部材(74)の駆動時間(td)を短く設定して、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる前記トナー補給部材制御手段(C8″)。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件(A010)を備えた第1発明の形態4の画像形成装置(U)では、トナー補給部材制御手段(C8″)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の期間中は前記現像装置(G)における現像剤の消費量に基づいて演算される前記トナー補給部材(74)の駆動時間(td)に比べて、回転駆動する前記トナー補給部材(74)の駆動時間(td)を短く設定して、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる。
(第2発明)
前記技術的課題を解決するために第2発明の画像形成装置(U)は、下記の構成要件(A01)〜(A04),(A05′),(A06′),(A06a),(A06b)を備えたことを特徴とする。
(A01)像担持体(PR)上の潜像をトナー像に現像する現像装置(G)、
(A02)トナーを収容するトナー貯留容器(RT)と、前記トナー貯留容器(RT)内のトナーを前記現像装置(G)に補給するトナー補給部材(74)とを有するトナー補給装置(76)、
(A03)内部に収容されたトナーを前記トナー貯留容器(RT)に供給するトナー供給部材(32)を有し、前記画像形成装置(U)に着脱可能に装着されるトナーカートリッジ(K)、
(A04)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着されたか否かを判別するトナーカートリッジ装着判別手段(C6)、
(A05′)前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給に応じて前記トナー供給部材(32)を駆動して前記トナーカートリッジ(K)内のトナーを前記トナー貯留容器(RT)に供給するトナー供給部材制御手段(C7′)であって、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、設定された交換時補給時間(ta)の間、前記トナーカートリッジ(K)から前記トナー貯留容器(RT)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる前記トナー供給部材制御手段(C7′)、
(A06′)前記現像装置(G)でのトナーの消費に応じて前記トナー補給部材(74)を駆動して前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へトナーを補給するトナー補給部材制御手段(C8,C8′,C8″)
(A06a)前記トナー貯留容器(RT)に配置され且つ前記トナー貯留容器(RT)内のトナーを検出するトナーセンサ(SNc)、
(A06b)前記トナーセンサ(SNc)の検知結果に基づいて、前記トナーカートリッジ(K)内の現像剤が空であるか否かを検知する空検知手段(C9)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A04),(A05′),(A06′),(A06a),(A06b)を備えた第2発明の画像形成装置(U)では、現像装置(G)は、像担持体(PR)上の潜像をトナー像に現像する。トナー補給装置(76)のトナー補給部材(74)は、トナー貯留容器(RT)内のトナーを前記現像装置(G)に補給する。前記画像形成装置(U)に着脱可能に装着されるトナーカートリッジ(K)のトナー供給部材(32)は、トナーカートリッジ(K)内部に収容されたトナーを前記トナー貯留容器(RT)に供給する。トナーカートリッジ装着判別手段(C6)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着されたか否かを判別する。
トナー供給部材制御手段(C7′)は、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給に応じて前記トナー供給部材(32)を駆動して前記トナーカートリッジ(K)内のトナーを前記トナー貯留容器(RT)に供給する。また、前記トナー供給部材制御手段(C7′)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、設定された交換時補給時間(ta)の間、前記トナーカートリッジ(K)から前記トナー貯留容器(RT)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる。トナー補給部材制御手段(C8,C8′,C8″)は、前記現像装置(G)でのトナーの消費に応じて前記トナー補給部材(74)を駆動して前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へトナーを補給する。
トナーセンサ(SNc)は、前記トナー貯留容器(RT)に配置され且つ前記トナー貯留容器(RT)内のトナーを検出する。空検知手段(C9)は、前記トナーセンサ(SNc)の検知結果に基づいて、前記トナーカートリッジ(K)内の現像剤が空であるか否かを検知する。
したがって、第2発明の画像形成装置(U)では、トナーカートリッジ(K)が装着された場合に、トナーカートリッジ(K)から前記トナー貯留容器(RT)へのトナーの補給量が増加するので、トナー貯留容器(RT)から流入するトナー量が増加する。この結果、トナー貯留容器(RT)に、通常よりもトナーが貯留されやすい。したがって、トナーカートリッジ(K)から供給されるトナーの検出精度を高めることができ、トナーカートリッジ内のトナーの有無の誤検知を低減することができる。また、第2発明の画像形成装置(U)では、トナーカートリッジ(K)からのトナー補給量が交換時補給時間(ta)の間増加するだけで、画像形成動作を継続することも可能であるため、生産性を低下することなく、検出精度を高め、誤検知を低減することができる。
(第2発明の形態1)
第2発明の形態1の画像形成装置(U)は、前記第2発明において、下記の構成要件(A011)を備えたことを特徴とする。
(A011)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる前記トナー補給部材制御手段(C8,C8′,C8″)。
(第2発明の形態1の作用)
前記構成要件(A011)を備えた第2発明の形態1の画像形成装置(U)では、前記トナー補給部材制御手段(C8,C8′,C8″)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、前記トナー貯留容器(RT)から前記現像装置(G)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる。したがって、さらにトナー貯留容器(RT)へトナーが貯留されやすくなり、トナーの検出精度をさらに高めることができる。
(第2発明の形態2)
第2発明の形態2の画像形成装置(U)は、前記第2発明または第2発明の形態1において、下記の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする。
(A012)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、前記トナー供給部材(32)の回転数を上昇させて前記トナーカートリッジ(K)から前記トナー貯留容器(RT)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる前記トナー供給部材制御手段(C7′)。
(第2発明の形態2の作用)
前記構成要件(A012)を備えた第2発明の形態2の画像形成装置(U)では、前記トナー供給部材制御手段(C7′)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記交換時補給時間(ta)の間、前記トナー供給部材(32)の回転数を上昇させて前記トナーカートリッジ(K)から前記トナー貯留容器(RT)へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる。
(本発明の形態1)
本発明の形態1の画像形成装置(U)は、前記第1発明、第1発明の形態1〜4、第2発明及び第2発明の形態1,2のいずれかにおいて、下記の構成要件(A014)〜(A015)を備えたことを特徴とする。
(A014)前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記トナー供給部材(32)を前記交換時補給時間(ta)駆動する前記トナー供給部材制御手段(C7,C7′)、
(A015)前記トナー供給部材(32)により前記トナー貯留容器(RT)に供給されるトナーの量が、前記トナーセンサ(SNc)で確実にトナーを検知可能な量以上となるまでの時間に設定された前記交換時補給時間(ta)。
(本発明の形態1の作用)
前記構成要件(A014)〜(A015)を備えた本発明の形態1の画像形成装置(U)では前記トナー供給部材制御手段(C7,C7′)は、前記トナーカートリッジ(K)が前記画像形成装置(U)に装着された場合に、前記トナー供給部材(32)を前記交換時補給時間(ta)駆動する。前記交換時補給時間(ta)は、前記トナー供給部材(32)により前記トナー貯留容器(RT)に供給されるトナーの量が、前記トナーセンサ(SNc)で確実にトナーを検知可能な量以上となるまでの時間に設定されている。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)画像形成装置の生産性を高めつつ、トナーカートリッジ内のトナーの有無の誤検知を低減することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
(実施例1)
図1は実施例1の画像形成装置の斜視図である。
図2は実施例1の画像形成装置のフロントカバーを開放した状態の斜視図である。
図3は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1〜図3において、実施例1の画像形成装置(デジタル複写機)Uは、画像読取り部としてのIIT(イメージインプットターミナル)と、画像記録用作動部としてのIOT(イメージアウトプットターミナル)と、前記IITまたはIOTに設けられたIPS(イメージプロセッシングシステム)とを備えた画像形成装置本体U1を有している。画像形成装置本体U1のIITの上面のプラテンガラスPG上には、IITに原稿を搬送する自動原稿搬送装置(ADF、オートドキュメントフィーダ)U2が配置されている。前記IITとIOTとの間には、シート排出トレイTRhが設けられている。そして、前記画像形成装置本体U1には、シートを収容する複数の給紙トレイTR1〜TR4が着脱可能に装着されている。
図1、図2において、前記画像形成装置本体U1の前面の外装カバーU3は、閉塞位置(図1に示す位置)と開放位置(図2に示す位置)との間で開閉可能なメインカバーU3aと、前記メインカバーU3aとは独立して閉塞位置と開放位置との間で開閉可能なカートリッジ交換用カバーU3bとを有している。図2において、前記カートリッジ交換用カバーU3bの内面には、内側に向かって突出する突出部U3cが形成されている。そして、前記画像形成装置本体U1には、カートリッジ交換カバーU3bが閉塞位置に移動した状態で、突出部U3cに係合するスイッチ部U3dが支持されている。前記突出部U3c及びスイッチ部U3dとにより、カートリッジ交換用カバーU3bが閉塞されているか否かを検出するカートリッジ交換用カバーセンサSNaが構成されている。
なお、実施例1のカートリッジ交換用カバーセンサSNaはインターロックスイッチにより構成されており、突起部U3cとスイッチ部U3dとの係合が解除されると、カートリッジモータ(後述)への通電が遮断され、カートリッジモータが駆動停止する。したがって、トナーカートリッジKを交換することができる。また、前記メインカバーU3a及び画像形成装置本体U1にも、図示しないインターロックスイッチが設けられており、メインカバーU3aが開放位置に移動すると、安全のために、画像形成装置Uの動作が停止するように構成されている。
図3において、前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
画像形成装置本体U1上面の透明なプラテンガラスPGの下方に配置された原稿読取装置としてのIITは、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置された露光系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光光学系Aを有している。
前記露光光学系Aは、その移動および停止が露光系レジセンサSpの検出信号により制御され、常時はホーム位置に停止している。
前記自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ)U2を使用して複写を行うADFモードの場合は、前記露光光学系Aはホーム位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の複写位置F1を順次通過する各原稿Giを露光する。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行うプラテンモードの場合、露光光学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原稿を露光走査する。
露光された前記原稿Giからの反射光は、前記露光光学系Aを通ってCCD(固体撮像素子)上に収束される。前記CCDは、その撮像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する。
また、IPSは、前記IITのCCDから入力された読取画像信号をデジタルの画像書込信号に変換してIOTのレーザ駆動信号出力装置DLに出力する。
前記レーザ駆動信号出力装置DLは、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をROS(光書込走査装置、または画像書込装置)に出力する。
前記ROSの下方に配置された感光体ドラム(本実施例のトナー像担持体)PRは、矢印Ya方向に回転する。前記感光体ドラムPR表面は、帯電領域Q0において帯電ロール(チャージロール)CRにより帯電された後、潜像書込位置Q1において前記ROS(画像書込装置)のレーザビームLにより露光走査されて静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPRへのレーザビームLによる潜像形成は、用紙センサSNsが用紙先端を検知してから所定の時間経時後に開始される。前記静電潜像が形成された感光体ドラムPR表面は回転移動して現像領域Q2、シート転写領域Q3を順次通過する。
前記現像領域Q2において前記静電潜像を現像する現像器Gは、トナーおよびキャリアを含む現像剤を現像ロールR0により現像領域Q2に搬送し、前記現像領域Q2を通過する静電潜像をトナー像に現像する。前記感光体ドラムPR表面のトナー像は前記シート転写領域Q3に搬送される。
前記現像器Gで消費される現像剤を補給するための現像剤カートリッジKは、カートリッジ装着部材KSに着脱可能に装着される。前記現像剤カートリッジK内の現像剤はリザーブタンク(トナー貯留容器)RTで攪拌されてから現像剤搬送装置GHにより現像器Gに搬送される。
前記シート転写領域Q3において前記感光体ドラムPRに対向して配置された転写ユニット(転写ベルト支持装置)TUは、駆動ロールRdおよび従動ロールRfを有するベルト支持ロール(Rd,Rf)により回転可能に支持され転写ベルトTB、転写ロールTRおよび剥離爪SC、転写ベルトTBをクリーニングするベルトクリーナCLb等を有している。転写ロールTRは、感光体ドラムPR表面のトナー像をシートSに転写する部材であり、現像器Gで使用される現像用のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が電源回路Eから供給される。前記電源回路EはコントローラCにより制御される。
給紙トレイTR1〜TR4に収容されたシートSは、シート供給路SH1により前記シート転写領域Q3に搬送される。すなわち、前記各トレイTR1〜TR4のシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、複数の搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送されたシートSは、前記感光体ドラムPR上のトナー像がシート転写領域Q3に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドSG1から転写ユニットTUの転写ベルトTBに搬送される。転写ベルトTBは搬送されたシートSをシート転写領域Q3に搬送する。
前記感光体ドラムPR表面に現像されたトナー像Tnは、前記シート転写領域Q3において、転写ロールTRによりシートSに転写される。転写後、感光体ドラムPR表面は、感光体クリーナCLpによりクリーニングされて残留トナーが除去され、次に前記帯電ロールCRにより再帯電される。
シート転写領域Q3において転写ロールTRによりトナー像が転写された前記シートSは、シート転写領域Q3の下流側のシート剥離爪SCにより転写ベルトTB表面から剥離される。剥離されたシートSは、加熱ロールFhおよび加圧ロールFpを有する定着器Fでトナー像が加熱定着されてから弾性シート製のマイラゲートMGを通ってシート排出路SH2の正逆回転可能な搬送ロールRbに搬送される。マイラゲートMGは弾性変形して、定着器Fを通過したシートSをシート排出路SH2に向かわせる。
排紙トレイTRhに排出されるべきシートSは正逆回転可能な搬送ロールRbが配置されたシート排出路SH2を搬送される。シート排出路SH2の下流端部には切替ゲートGT1が配置されている。切替ゲートGT1は、画像形成装置に後処理装置(図示せず)が接続されている場合には、搬送されてきたシートSを排紙トレイTRhまたは図示しない後処理装置のいずれかに排出するように切替えられる。なお、後処理装置が装着されていない状態では、切替ゲートGT1は、シート排出路SH2の下流端部に搬送されたシートSを、排紙トレイTRhに排出する。
前記正逆回転可能な搬送ロールRbは、両面コピーを行うための片面記録済シートが搬送された場合には、片面記録済シートSの後端が搬送ロールRbを通過する直前に逆回転し、前記片面記録済シートSをスイッチバックさせる。前記マイラゲートMGは、前記搬送ロールRbによりスイッチバックして来たシートSをシート循環搬送路SH3に向かわせる。シート循環搬送路SH3に搬送された片面記録済シートSは表裏反転した状態で前記転写領域Q3に再送される。前記シート転写領域Q3に再送された片面記録済シートSは、2面目にトナー像が転写される。
なお、前記符号SH1〜SH3,Rp,Rs,Rr,Ra,Rb,MG等で示す構成要素から用紙搬送装置SHが構成される。
(現像装置)
図4は本発明の実施例1の画像形成装置の現像装置の斜視図である。
図5は前記図4示す現像装置の説明図で、図5Aは図4のVA−VA線断面図、図5Bは図4のVB−VB線断面図である。
図6は前記図5AのVI−VI線断面図である。
図4〜図6において、前記現像領域Q2で感光体ドラムPRに対向して配置された現像装置Gは、負(−)極性に帯電するトナー及び正(+)極性に帯電するキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像容器Vを有している(図5参照)。前記現像容器Vは、現像容器本体1とその上端を塞ぐ現像容器カバー2と現像容器本体1の前端に連結された現像剤補給筒3とを有している(図4参照)。
図5において、現像容器本体1はその内側に、前記現像ロールR0を収容する現像ロール室4と、前記現像ロール室4に隣接する第1撹拌室6と、前記第1撹拌室6に隣接する第2撹拌室7とを有している。前記現像容器カバー2は前記現像ロール室4を形成するロール収容壁2aと、前記第2撹拌室7上に配置される上壁2bと、前記上壁2bの右側(+Y側)から下方に伸びて前記現像容器本体1の側壁に当接する被係止壁2cとを有している。前記ロール収容壁2aは頂壁2a1及び側壁2a2を有しており、前記頂壁2a1の内面側の前記現像ロール室4内には、現像容器カバー2が現像容器本体に装着された時に前記現像ロールR0表面の現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材8が設けられている。前記現像容器カバー2が現像容器本体1に装着された際には、前記被係止壁2cに形成された係止口2c1(図4参照)が前記現像容器本体1の外側面に形成された係止爪(図示せず)により係止される。
前記現像容器Vの現像容器カバー2の上面の前後両端部には、前記側壁2a2から所定距離離れた位置にそれぞれカム係合部2d(図4、図5B参照)が設けられている。前記前後両端部に設けられた一対のカム係合部2dと前記側壁2a2との間の距離は、後述するカムが配置可能な距離に保持されている。
図5、図6において、前記第1撹拌室6の左側には、現像剤補給筒3内部の補給室6a(図6参照)が接続されている。前記現像容器本体1の内側で前記第1撹拌室6と第2撹拌室7との間には、両端部以外の部分に仕切壁9が形成されている。前記仕切壁9の上端は、前記ロール収容壁2a(図5参照)の側壁2a2の下端(−Z側端)に当接している。前記第1撹拌室6及び第2撹拌室7はその前後方向(X軸方向)両端部の前側連通部E1及び後側連通部E2において連通するように構成されている(図6参照)。
前記第1撹拌室6及び第2撹拌室7とによって循環撹拌室(6+7)が構成されている。
前記第2撹拌室7の後部には、劣化した現像剤を排出するための現像剤排出口7aが形成されている。現像剤排出口7aから排出された現像剤は図示しない現像剤回収容器に回収されるように構成されている。また、前記現像剤補給筒3の内部には補給室3aが形成されており、上部にはトナー補給口3bが形成されている。前記補給室3aは前記第1撹拌室6の前部に接続されている。また、第2撹拌室7の前記現像剤排出口7aのトナー搬送方向上流側の外壁には、濃度センサユニットSUbが支持されている。前記濃度センサユニットSUbは、第2撹拌室7の外壁を貫通して、第2撹拌室7内に配置されたトナー濃度センサSNbを有しており、トナー濃度センサSNbは現像容器V内のトナー濃度を検出する。
図5ないし図6において、前記現像ロールR0は磁石ロールを内蔵する磁性ロールの外側にスリーブを設けた従来公知のものである。前記第1撹拌室6の現像剤は前記磁性ロールの磁力によって前記現像ロールR0の表面上に吸着されて、現像領域Q2に搬送される。また、前記現像ロールR0のロール軸R0aは現像容器本体1の前面壁と後面壁によって回転自由に支持されており、ロール軸R0aの後端(−X側端)にはギアG0(図6参照)が固着されている。
図5ないし図6において、前記第1撹拌室6および補給室3a内には、現像剤を撹拌しながら搬送する第1撹拌部材R1が配置されている。前記第1撹拌部材R1は、前記現像ロールR0の軸方向に伸びる第1回転軸R1aと、前記回転軸R1aの外周に固着された撹拌搬送羽根R1bと逆搬送羽根R1cとを有している。前記撹拌搬送羽根R1bは、現像剤を後側(−X側)から前側(+X側)に搬送するために前記後側連通部E2から前側連通部E1にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1c(図6参照)は前記補給室3a内に設けられており、トナー補給口3bから補給された現像剤を撹拌搬送羽根R1bの搬送方向の逆方向(後方、−X方向)に搬送している。逆搬送羽根R1cにより後方に搬送された現像剤および撹拌搬送羽根R1bにより前方に搬送された現像剤は、前側連通部E1から第2撹拌室に搬送される。
前記回転軸R1aは前記補給筒3の前面壁と前記現像容器本体1の後面壁によって回転自由に支持されており、回転軸R1aの後端部(−X側端部)にはギアG1(図6参照)が固着されている。
第2撹拌室7には現像剤を撹拌しながら後方に搬送する第2撹拌部材R2が配置されている。前記第2撹拌部材R2も、第2回転軸R2aおよび撹拌搬送羽根R2bおよび逆搬送羽根R2cとを有している。前記撹拌搬送羽根R2bは現像剤を前側(+X側)から後側(−X側)に搬送するために前記トナー補給口3bから後側連通部E2にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1c(図6参照)は前記後側連通部E2の後端側(−X側)に設けられており、現像剤を撹拌搬送羽根R2bの搬送方向の逆方向である前側(X側)に搬送することによって、現像剤を第2撹拌室7から第1撹拌室6に流入させている。前記第2回転軸R2aは現像容器本体1の前面壁と後面壁とによって回転自由に支持され、後端部にギアG2が固着されている。
図4、図6において、前記ロール軸R0aのギアG0は第1回転軸R1aのギアG1と噛合っており、ギアG1は前記第2回転軸R2aのギアG2と噛合っている。前記ギアG0は現像装置用モータ(図示せず)の回転力が伝達されており、前記モータによってギアG0が回転すると、ギアG1はギアG0と逆方向に回転し、前記ギアG1とギアG2は互いに逆方向に回転する。即ち、前記ギアG1及びギアG2と一体に回転する第1撹拌部材R1及び第2撹拌部材R2は互いに逆方向に回転する。したがって、前記第1撹拌部材R1及び第2撹拌部材R2の回転によって、前記第1撹拌室6及び第2撹拌室7の中の現像剤は互いに逆方向に搬送され循環している。
前記補給筒3、現像容器V、現像ロール室4、循環撹拌室(6+7)、第1撹拌部材R1および第2撹拌部材R2とによって現像装置Gが構成されている。
前記現像容器Vの前端壁には前方に突出する2本の突出ピン11,11が設けられている。また、前記現像装置Gの後端壁には前方に突出する2本の突出ピン11,11(図示せず)が設けられている。
(現像装置支持部材12)
前記現像装置Gを支持する現像装置支持部材12は、図4において2点鎖線で示されている。
図4において、現像装置支持部材12は、前端壁13および後端壁14と前記両端壁13および14を接続する接続壁15とを有している。前記前端壁13には前記突出ピン11,11が貫通するピン貫通用長孔13a,13aが形成されている。前記後端壁14には前記前端壁と同様に前記突出ピン11,11が貫通するピン貫通用長孔13a,13aが形成されている。
そして、前記現像装置Gは、前記現像容器Vの前端壁および後端壁にそれぞれ設けた突出ピン11a,11aが前記現像装置支持部材12の前端壁13および後端壁14にそれぞれ設けたピン貫通用長孔13a,13aにより左右方向に移動可能に支持されている。
前記現像装置Gとそれを支持する現像装置支持部材12とは連結された状態で、画像形成装置本体U1に、その前面側から着脱可能に装着される。前記現像装置支持部材12は画像形成装置本体U1に着脱される際、画像形成装置本体U1に支持されたガイド部材(図示せず)によって前後方向(X軸方向)にガイドされる。
前記現像容器Vの前端壁および後端壁によりカム軸17が回転可能に支持されている。カム軸17は、前記現像容器Vの側壁2a2と現像容器カバー2上面のカム係合部2dとの間の空間を前後に貫通して配置されている。カム軸17の前後両端部には、偏心カム18(図4、図5B参照)が固着されており、前記偏心カム18は、前記現像容器Vの側壁2a2と現像容器カバー2上面のカム係合部2dとの間の空間に配置されている。
前記カム軸17は前記前端壁13を貫通して前方に突出しており、カム軸17の前端には操作レバー19が固着されている。したがって、操作レバー19を下方に回動させた図5Bの状態では、偏心カム18が現像容器Vの側壁2a2を右方(+Y方向)に押圧するので、現像器Gが、突出ピン11,11が前端壁13および後端壁14にそれぞれ設けたピン貫通用長孔13a,13aによりガイドされ、感光体PRに近接する。前記操作レバー19を上方に回動させると、偏心カム18がカム係合部2dを左方(−Y方向)に押圧して、現像装置Gが感光体PRから離隔する。
(カートリッジ装着部材、リザーブタンクおよびカートリッジ)
図7は実施例1の画像形成装置のリザーブタンクおよびカートリッジ装着部の斜視図である。
図8は同実施例1の画像形成装置の現像剤カートリッジをカートリッジ装着部に装着する状態を示す断面図である。
図7〜図8において、カートリッジ装着部KSは、現像剤カートリッジKが着脱可能に装着される部分である。カートリッジ装着部KSは、後側円筒部21と前側半円筒部22と、後端壁23とを有している。前記後側円筒部21の前側上端部には、CRUM読み書き装置CRWが支持されている。前側半円筒部22の内面の下部には前後に延びるガイド溝22aと前記ガイド溝22aの後端に接続する補給口22bとが形成されている。
前記後端壁23には、円弧状の2個の位置決めピン挿入孔2,23aが形成されている。前記後端壁23の中央部には、ベアリング24を介して回転軸25が回転可能に支持されている。前記後端壁23を貫通する回転軸25の前端にはカプラ26が固着されており、後端にはギヤG4が固着されている。前記ギヤG4には、図示しないカートリッジモータから回転が伝達される。
図8において、前記カートリッジ装着部KSに着脱可能に装着される現像剤カートリッジKは補給用現像剤を収容する容器28を有している。容器28の前端壁の前面には操作用取っ手29が設けられている。また、容器28の後部上端には、カートリッジ装着部KSに装着された状態でCRUM読み書き装置CRWに対向する位置に、CRUM(Customer Replaceable Unit Memory、顧客交換可能ユニット用メモリ)が支持されている。前記CRUMには、トナーが空であるか又はトナーが有るかといった情報等が記録されており、CRUM読み書き装置CRWとの間での無線交信により、記録された情報が読み書き可能に構成されている。
容器28の後端壁には位置決めピン30,30が後方に突出して設けられている。容器28の後端壁の中央部にはカプラ軸31aが貫通しており、カプラ軸31aの後端にはカプラ31が形成されている。カプラ軸31aの前端にはアジテータ(トナー供給部材)32の後端が連結されている。
容器28の円筒壁の後部には現像剤排出用の開口33、円周方向に延びるガイドレール34、および前記ガイドレール34によりガイドされて円周方向に移動可能なシャッタ35が設けられている。
図8において前記現像剤カートリッジKを前方から後方に挿入すると、現像剤カートリッジKの前記ガイドレール34およびシャッタ35は前記カートリッジ装着部KSのガイド溝22aにガイドされて後方に移動する。図8の状態から更に、現像剤カートリッジKを後方に挿入すると、ピン30,30は円弧状の位置決めピン挿入孔23a,23aに挿入される。その挿入状態では、前記現像剤カートリッジKのカプラ31とカートリッジ装着部KSのカプラ26とは結合する。
前記挿入状態で現像剤カートリッジKを回転させると、シャッタ35は回転せず停止した状態で容器28およびガイドレール34が回転する。その時、開口33は前記補給口22b(図7、図8参照)に連通する位置に回転移動する。前記補給口22bはリザーブタンクRT内部に連結しているので、現像剤カートリッジK内部の補給用の現像剤を前記開口33および補給口22bから、リザーブタンクRT内に補給することが可能である。
図9は前記図7に示すリザーブタンクの平断面図である。
図7、図9においてリザーブタンクRTは、容器本体RT1と前記容器本体RT1の上端開口を閉塞するカバーRT2とを有している。カバーRT2には、前記補給口22b(図7参照)に対応する位置に現像剤流入口RT2aが形成されている。前記容器本体RT1の前壁には前方に突出する現像剤排出筒41が形成されている。現像剤排出筒41の下側面には現像剤排出口41aが形成されている。
容器本体RT1内部には、平行な2本の仕切壁42,42とその後端を接続する後端接続壁43とが設けられている。容器本体RT1内部には、前記仕切壁42,42の外側にそれぞれ現像剤撹拌搬送室44,45が形成されており、前記仕切壁42,42の内側には現像剤排出部材収容室46が形成されている。前記仕切壁42,42の前側には前記容器本体RT1の前壁との間に前側連通路47が形成され、前記仕切壁42,42の後側には前記容器本体RT1の後壁との間に前側連通路48が形成されている。
右側(+Y側)の現像剤撹拌搬送室44の外壁の後部(−X側部分)には、トナー有無センサユニットSUcが支持されている。前記トナー有無センサユニットSUcは、現像剤撹拌搬送室44の外壁を貫通して現像剤撹拌搬送室44内に配置されたトナー有無センサSNcを有する。前記トナー有無センサSNcは、現像剤流入口RT2aの下方に配置されており、トナー有無センサSNc近傍のトナーを検出する。
前記現像剤撹拌搬送室44,45内にはそれぞれ現像剤撹拌搬送部材51,52が配置され、現像剤排出部材収容室46内には現像剤排出部材53が配置されている。前記現像剤撹拌搬送部材51,52,および現像剤排出部材53はそれぞれ、前後に延びる回転軸51a,52a,53aと前記各回転軸に装着されたスクリューオーガ51b,52b,53bを有している。前記各回転軸51a,52a,53aは前記容器本体RT1により回転可能に支持されている。前記各回転軸51a,52a,53aの後端にはギヤG6,G7,G8が装着されており、ギヤG8は前記ギヤG6およびG7と噛み合っている。またギヤG6は前記ギヤG9(図7参照)と噛み合っている。また、前記現像剤排出部材53の回転軸53aの前端には、搬送オーガ駆動用ギア55が支持されている。
したがって、図示しないディスペンスモータにより、前記ギヤG6に回転力が伝達されると、リザーブタンクRT内部の現像剤は図9の矢印Yb方向に搬送されてリザーブタンクRT内で循環されるとともに、前側連通路47のトナーの一部は矢印Yc方向に搬送されて現像剤排出口41aから排出される。
(現像剤搬送装置)
図10はトナーカートリッジ、リザーブタンク、現像剤搬送装置及び現像装置部分の要部斜視図である。
図11は図10の矢印XI方向から見た図である。
図12は図11の要部断面図である。
図10〜図12において、現像剤搬送装置GHは、リザーブタンクRTから現像容器Vに向けて斜めに延びる円筒状の搬送装置本体61を有する。前記搬送装置本体61の左端部(−Y端部)の上部には、リザーブタンクRTの現像剤排出筒41が貫通した状態で装着される多重管構造の流入側装着筒62が支持されている。前記流入側装着筒62には、前記現像剤排出口41aに連通する流入連通口62a(図12参照)が形成されている。
前記搬送装置本体61の右端部(+Y端部)の下面にはトナー流出口61aが形成されている。また、搬送装置本体61の右端部には、流出側装着筒部材63が搬送装置本体61の軸方向に沿ってスライド移動可能に支持されている。前記流出側装着筒部材63には、現像装置Gの現像剤補給筒3が貫通した状態で装着されている。そして、前記流出側装着筒63には、トナー流出口61a及び現像剤補給筒3の補給口3bに連通する流出側連通口63aが形成されている。
図12において、前記搬送装置本体61の内部には、トナー搬送オーガ64が収容されている。前記トナー搬送オーガ64のオーガ軸64aには搬送羽根64bが支持されており、オーガ軸64aの両端部は、搬送装置本体61の左右両端面により支持されている。オーガ軸64aの左端(−Y端)には、傘歯車66が支持されている。
図10〜図13において、搬送装置本体61の左端部には、ギア列支持プレート67が支持されている。図13において、ギア列支持プレート67には、前記傘歯車66に噛み合う傘歯車68と、前記傘歯車68に回転力を伝達する回転伝達ギア69,71と、前記回転伝達ギア71と噛み合い且つ前記現像剤排出部材53の前端に固着された搬送オーガ駆動用ギア55に噛み合う被駆動ギア73とが回転可能に支持されている。したがって、図示しないディスペンスモータが駆動すると、現像剤撹拌搬送部材51,52,および現像剤排出部材53が回転すると共に、各ギア55,73,71,69,68,66を介して回転が伝達されてトナー搬送オーガ64が回転駆動し、搬送装置本体61内のトナーを現像装置G側に搬送する。
したがって、前記構成の現像剤搬送装置GHでは、現像装置Gを取り外す場合、操作レバー19を回動させて現像装置Gを感光体PRから離隔させると、現像装置Gの移動に伴い、リザーブタンクRTの現像剤排出筒41を中心として流入側装着筒62が回動すると共に流出側装着筒部材63が搬送装置本体61に対してスライド移動する。この状態で、現像剤搬送装置GHを前方に移動させると、多重管構造の流入側装着筒62が前方に延びると共に、流出側装着筒部材63が現像装置Gの現像剤補給筒3から抜ける。そして、現像剤搬送装置GHをリザーブタンクRTの現像剤排出筒41を中心として回動させることにより、現像装置Gを前後方向に着脱できる。
前記現像剤撹拌搬送部材51,52、現像剤排出部材53及びトナー搬送オーガ64等により、リザーブタンクRTから現像装置Gにトナーを補給するトナー補給部材74が構成されている。また、前記リザーブタンクRT、トナー補給部材74等によりトナー補給装置76が構成されている。
(実施例1の制御部の説明)
図13は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図13において、コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記コントローラCに接続された信号入力要素)
前記コントローラCには、次の信号出力要素等の出力信号が入力されている。
UI:ユーザインターフェース
ユーザインタフェースUIは、表示部UI1、コピースタートキーUI2、テンキーUI3等を備えている。
SNa:カートリッジ交換用カバーセンサ
カートリッジ交換用カバーセンサSNaは、カートリッジ交換用カバーU3bが閉塞されているか否か、すなわち、カートリッジ交換用カバーU3bが開閉されたか否かを検出する。
SNb:トナー濃度センサ
トナー濃度センサSNbは、現像容器V内のトナー濃度N1を検出する。
SNc:トナー有無センサ
トナー有無センサSNcは、リザーブタンクRT内のトナー有無センサSNc近傍のトナーの有無を検出する。なお、実施例1のトナー有無センサSNcは、ディスペンスモータM1が駆動中にのみトナー有無の検出を行い、検出中は所定の検出間隔で検出結果信号を出力する。このような所定の検出間隔で検出結果信号を出力するトナー有無センサは、従来公知(例えば、特開2003−029508号公報等参照)であり、種々のセンサを使用可能であるので詳細な説明は省略する。
(コントローラCに接続された被制御要素)
コントローラCは、次の被制御要素の制御信号を出力している。
D0:メインモータ駆動回路
メインモータ駆動回路D0は、メインモータM0を駆動することにより像担持体PRおよび現像装置Gの現像ロールR0、加熱ロールFh等を回転駆動する。
E:電源回路
電源回路Eは次の電源回路を有している。
E1:現像バイアス用電源回路
現像バイアス用電源回路E1は、現像装置Gの現像ロールR0に現像バイアスを印加する。
E2:帯電用電源回路
帯電用電源回路E2は、帯電ロールCRに帯電バイアスを印加する。
E3:転写ロール用電源回路
転写ロール用電源回路E3は、転写ロールTRに転写バイアスを印加する。
E4:定着用電源回路
定着用電源回路E4は、加熱ロールFhのヒータオン・オフ用の電力を供給する。
CRW:CRUM読み書き装置
CRUM読み書き装置CRWは、トナーカートリッジKのCRUMの情報の読み取りと書き込み(更新)を行う。
D1:ディスペンスモータ駆動回路
ディスペンスモータ駆動回路D1は、ディスペンスモータM1を駆動することにより、トナー補給部材74を回転駆動する。
D2:カートリッジモータ駆動回路
カートリッジモータ駆動回路D2は、カートリッジモータM2を駆動することにより、カートリッジアジテータ32を回転駆動する。
(前記本体コントローラCの機能)
前記本体コントローラCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現するプログラム(機能実現手段)を有している。前記本体コントローラCの各種機能を実現するプログラム(機能実現手段)を次に説明する。
C1:メインモータ回転制御手段
メインモータ回転制御手段C1は、前記メインモータ駆動回路D0を制御して、感光体PR、現像器Gの現像ロールR0、定着装置F等の駆動を制御する。
C2:電源回路制御手段
電源回路制御手段C2は、前記電源回路Eを制御して、前記現像バイアス、帯電バイアス、転写バイアス、加熱ロールFhのヒータのオン・オフ等を制御する。
C3:ジョブ制御手段
ジョブ制御手段C3は、コピースタートキーUI2の入力に応じて、前記ROS、像担持体PR、転写ロールTR、定着装置F等の動作を制御して、画像記録動作であるジョブ(印刷動作、コピー動作)を実行する。なお、実施例1のジョブ制御手段C3は、トナーカートリッジKが空になり且つリザーブタンクRTにトナーが残っている状態(ニアエンプティ状態)であると判別されても、新たなジョブを開始したり、実行中のジョブを継続する。しかし、トナーカートリッジK及びリザーブタンクRTの両方にトナーが無くなった状態(エンプティ状態)であると判別されると、ジョブ制御手段C3は、実行中の画像形成動作を停止し、新たなジョブを開始しない。
C4:ディスペンスモータ駆動開始判別手段
ディスペンスモータ駆動開始判別手段C4は、印字画素数カウント手段C4Aと、ディスペンスモータ駆動信号出力判別用閾値記憶手段C4Bと、基準濃度記憶手段C4Cと、ディスペンスモータ駆動時間演算手段C4Dと、ディスペンスモータ駆動信号出力手段C4Eとを有する。そして、前記ディスペンスモータ駆動開始判別手段C4は、現像装置Gでのトナー消費量に応じて、ディスペンスモータM1の駆動を開始するか否かを判別する。実施例1のディスペンスモータ駆動開始判別手段C4は、画像形成動作による印字画素数のカウント値と現像容器V内のトナー濃度N1とに基づいて、ディスペンスモータM1の駆動開始と、駆動時間の演算を行う。
C4A:印字画素数カウント手段
印字画素数カウント手段C4Aは、画像形成動作時にROSにより書き込まれた画像の画素数(ドット数)を累積画素数mとしてカウントする。
C4B:ディスペンスモータ駆動信号出力判別用閾値記憶手段
ディスペンスモータ駆動信号出力判別用閾値記憶手段C4Bは、前記印字画素数カウント手段C4Aでカウントされた画素数のカウント値(累積画素数)mがディスペンスモータ駆動信号を出力する画素数になったか否かを判別するためのディスペンスモータ駆動信号出力判別用閾値m1を記憶する。
C4C:基準濃度記憶手段
基準濃度記憶手段C4Cは、画像形成動作を実行する際に、画像欠陥等が無く画像形成可能な基準となるトナー濃度である基準濃度Naを記憶する。実施例1の基準濃度記憶手段C4Cは、実験結果等に基づいて、予め設定された基準濃度Naを記憶しているが、環境(温度、湿度)の変動に応じて基準濃度を自動的に更新したり、サービスエンジニア等が設定可能に構成することも可能である。
C4D:ディスペンスモータ駆動時間演算手段
ディスペンスモータ駆動時間演算手段C4Dは、トナー濃度センサSNbで検出したトナー濃度N1と、基準濃度Naとに基づいて、ディスペンスモータM1の駆動時間Tdを演算する。実施例1のディスペンスモータ駆動時間演算手段C4Dは、トナー濃度N1が基準濃度Naを以下である場合に、濃度の差(Na―N1)に応じて、ディスペンスモータ駆動時間tdを演算する。
C4E:ディスペンスモータ駆動信号出力手段
ディスペンスモータ駆動信号出力手段C4Eは、前記印字画素数カウント手段C4Aでカウントされたカウント値(累積画素数)mがディスペンスモータ駆動信号出力判別用閾値m1以上になった場合に、後述するディスペンスモータ制御手段(C8)にディスペンスモータM1の駆動を開始させるための信号であるディスペンスモータ駆動信号を出力する。
C5:CRUM読み書き装置制御手段
CRUM読み書き装置制御手段C5は、CRUM読み書き可能判別手段C5Aと、カートリッジ無し判別フラグFL0と、CRUM読み書き制御手段C5Bとを有し、CRUM読み書き装置CRWを制御して、CRUMに記憶された情報を読み書き可能であるかの判別やCRUMの情報の読み書き行う。
C5A:CRUM読み書き可能判別手段
CRUM読み書き可能判別手段C5Aは、トナーカートリッジKのCRUMを読み書きできる状態であるか否か、即ち、トナーカートリッジKが装着されていなかったり、適切に装着されていないためにCRUMを読み書きできない状態(無線交信できない状態)であるか否かを判別する。
FL0:カートリッジ無し判別フラグ
カートリッジ無し判別フラグFL0は、初期値は「0」であり、CRUMが読み書きできない状態(トナーカートリッジが未装着または誤装着状態)と判別されると「1」になり、CRUMが読み書きできる状態(カートリッジが装着された状態)であると判別されると「0」になる。
C5B:CRUM読み書き制御手段
CRUM読み書き制御手段C5Bは、CRUM読み書き装置CRWを制御して、CRUMに記憶された情報の読み取りまたは書き込みを行う。
C6:カートリッジ交換判別手段(カートリッジ装着判別手段)
カートリッジ交換判別手段C6は、カートリッジ交換用カバー開閉検知手段C6Aと、新カートリッジ判別手段C6Bと、新カートリッジ判別フラグFL1とを有し、トナーカートリッジKが画像形成装置Uに装着されたか否かを判別する。実施例1のカートリッジ交換判別手段C6は、カートリッジ交換用カバーU3bの開閉に基づいて、トナーカートリッジKが交換されたか否かを判別する。
C6A:カートリッジ交換用カバー開閉検知手段
カートリッジ交換用カバー開閉検知手段C6Aは、前記カートリッジ交換用カバーセンサSNaの検出信号に基づいて、カートリッジ交換用カバーU3bの開閉を検知する。
C6B:新カートリッジ判別手段
新カートリッジ判別手段C6Bは、トナーカートリッジKのCRUMに記録された情報に基づいて、装着(交換)されたトナーカートリッジKが、内部にトナーが収容された(残っている)トナーカートリッジであるか否かを判別する。
FL1:新カートリッジ判別フラグ
新カートリッジ判別フラグFL1は、初期値は「0」であり、交換されたトナーカートリッジKが、内部にトナーが収容されたトナーカートリッジであると判別された場合に「1」となり、トナーが残っていないと判別されたり、カートリッジ交換後の所定の処理が終了すると「0」となる。
C7:カートリッジモータ制御手段(トナー供給部材制御手段)
カートリッジモータ制御手段C7は、トナー無し検出回数カウント手段C7Aと、カートリッジ補給開始判別値記憶手段C7Bと、カートリッジ補給時間記憶手段C7Cと、カートリッジ補給時間計測タイマTMcとを有する。そして、前記カートリッジモータ制御手段C7は、リザーブタンクRTから現像装置Gへのトナーの補給に応じて、前記カートリッジモータ駆動回路D2を介してカートリッジモータM2の駆動を制御して、カートリッジアジテータ(トナー供給部材)32を回転駆動させる。
C7A:トナー無し検出回数カウント手段(トナー無し検出カウンタ)
トナー無し検出回数カウント手段C7Aは、ディスペンスモータM1が駆動中にトナー有無センサSNcがトナー無しを検出した回数(トナー無し検出回数)nをカウントする。
C7B:カートリッジ補給開始判別値記憶手段
カートリッジ補給開始判別値記憶手段C7Bは、前記トナー無し検出回数nに基づいて、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへのトナー供給を開始するか否かを判別するためのカートリッジ補給開始判別値naを記憶する。
C7C:カートリッジ補給時間記憶手段
カートリッジ補給時間記憶手段C7Cは、通常時補給時間記憶手段C7C1と、交換時補給時間記憶手段C7C2とを有し、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへトナーを供給する時間、即ち、カートリッジモータM2を駆動する時間であるカートリッジ補給時間(ta,tc)を記憶する。
C7C1:通常時補給時間記憶手段
通常時補給時間記憶手段C7C1は、トナーカートリッジKの交換時以外の通常時に、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへトナーを供給する時間である通常時補給時間tcを記憶する。
C7C2:交換時補給時間記憶手段
交換時補給時間記憶手段C7C2は、トナーカートリッジKが交換された直後に、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへトナーを供給する時間である交換時補給時間taを記憶する。なお、実施例1の交換時補給時間taは、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへ供給されるトナー量が、トナー有無センサSNcが確実にトナー有りを検出可能なトナー量以上となるように設定されている。
TMc:カートリッジ補給時間計測タイマ
カートリッジ補給時間計測タイマTMcは、カートリッジモータM2の駆動時間であるカートリッジ補給時間(ta,tc)を計測する。実施例1のカートリッジ補給時間計測タイマTMcは、前記通常時補給時間tcまたは交換時補給時間taがセットされ、セットされたカートリッジ補給時間(ta,tc)が経過するとタイムアップする。
C8:ディスペンスモータ制御手段(トナー補給部材制御手段)
ディスペンスモータ制御手段C8は、ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdと、交換時停止時間計測タイマTMeとを有し、現像装置Gでのトナーの消費に応じて、ディスペンスモータ駆動回路D1を介してディスペンスモータM1を制御し、トナー補給部材74を回転駆動して、リザーブタンクRTから現像装置Gへトナーを補給する。実施例1のディスペンスモータ制御手段C8は、前記ディスペンスモータ駆動開始判別手段C4から出力されたディスペンスモータ駆動信号の入力に応じてディスペンスモータM1の駆動を開始し、ディスペンスモータ駆動時間演算手段C4Dで演算されたディスペンスモータ駆動時間tdが経過すると駆動停止させる。
TMd:ディスペンスモータ駆動時間計測タイマ
ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdは、ディスペンスモータM1の駆動時間を計測する。実施例1のディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdは、前記ディスペンスモータ駆動時間演算手段C4Dで演算されたディスペンスモータ駆動時間tdがセットされ、ディスペンスモータ駆動時間tdが経過するとタイムアップする。
TMe:交換時停止時間計測タイマ
交換時停止時間計測タイマTMeは、トナーカートリッジKの交換後、ディスペンスモータM1を駆動停止する時間である交換時停止時間を計測する。実施例1の交換時停止時間計測タイマTMeは、交換時停止時間として前記交換時補給時間taがセットされ、交換時補給時間taが経過するとタイムアップする。
C9:空検知手段
空検知手段C9は、空検知用ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMfと、ニアエンプティ判別手段C9Aと、エンプティ判別手段C9Bと、交換時カウンタ減算値記憶手段C9Cと、空状態告知手段C9Dとを有し、トナーカートリッジKやリザーブタンクRTのトナーが無くなった(空になった)ことを検知する。
TMf:空検知用ディスペンスモータ駆動時間計測タイマ
空検知用ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMfは、トナー有無センサSNcがトナー無しまたはトナー有りを検出した状態でのディスペンスモータM1の駆動時間である空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfを計測する。
C9A:ニアエンプティ判別手段
ニアエンプティ判別手段C9Aは、ニアエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9A1と、ニアエンプティ判別時間記憶手段C9A2と、ニアエンプティ判別フラグFL2とを有し、トナー有無センサSNcの検出結果に基づいて、トナーカートリッジK内のトナーが空になり且つリザーブタンクRT内にトナーが残った状態(ニアエンプティ状態)であるか否かを判別する。
C9A1:ニアエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段
ニアエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9A1は、トナー有無センサSNcの検出結果と空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfとに基づいて、トナー無しを検出した時間n1をカウントする。実施例1のニアエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段(ニアエンプティカウンタ)C9A1は、トナー無しを検出した場合にはカウント値n1に空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfを加算し、トナー有りを検出した場合には、カウント値n1から空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfを減算する。なお、実施例1のニアエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9A1のカウント値(カウント時間)n1は、0が最小に設定され、ニアエンプティ判別時間(後述)が最大に設定されている。
C9A2:ニアエンプティ判別時間記憶手段
ニアエンプティ判別時間記憶手段C9A2は、ニアエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9A1のカウント値(累積値)に基づいて、ニアエンプティ状態であるか否かを判別するためのニアエンプティ判別時間nbを記憶する。
FL2:ニアエンプティ判別フラグ
ニアエンプティ判別フラグFL2は、初期値が「0」であり、ニアエンプティ状態であると判別されると「1」となり、ニアエンプティ状態が解消されると「0」となる。
C9B:エンプティ判別手段
エンプティ判別手段C9Bは、エンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9B1と、エンプティ判別時間記憶手段C9B2と、エンプティ判別フラグFL3とを有し、トナー有無センサSNcの検出結果に基づいて、トナーカートリッジK内のトナーが空になり且つリザーブタンクRT内のトナーも空になった状態(エンプティ状態)であるか否かを判別する。
C9B1:エンプティ判別用トナー無し時間カウント手段
エンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9B1は、トナー有無センサSNcの検出結果と空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfとに基づいて、トナー無しを検出した時間n2をカウントする。実施例1のエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段(エンプティカウンタ)C9B1は、トナー無しを検出した場合にはカウント値n2に空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfを加算し、トナー有りを検出した場合にはカウント値n2から空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfを減算する。なお、実施例1のエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9B1のカウント値(カウント時間)n2は、0が最小に設定され、エンプティ判別時間(後述)が最大に設定されている。
C9B2:エンプティ判別時間記憶手段
エンプティ判別時間記憶手段C9B2は、エンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9B1のカウント値(累積値)に基づいて、エンプティ状態であるか否かを判別するためのエンプティ判別時間ndを記憶する。なお、実施例1のエンプティ判別時間ndは、ニアエンプティ判別時間nbの3倍の値に設定されているが、設計に応じてニアエンプティ判別時間nbより大きな適切な値に設定可能である。
FL3:エンプティ判別フラグ
エンプティ判別フラグFL3は、初期値が「0」であり、エンプティ状態であると判別されると「1」となり、エンプティ状態が解消されると「0」となる。なお、実施例1の画像形成装置Uでは、前記各フラグFL0〜FL3の値は、不揮発性メモリに記憶され、画像形成装置Uの電源がオフになっても、初期化されないように構成されている。
C9C:交換時カウンタ減算値記憶手段
交換時カウンタ減算値記憶手段C9Cは、トナーカートリッジKが交換された場合に、ニアエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9A1及びエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9B1のカウント値から減算される交換時カウンタ減算値ncを記憶する。
C9D:空状態告知手段
空状態告知手段C9Dは、空状態(ニアエンプティ状態またはエンプティ状態)の検知結果に応じて、ユーザインタフェースUIの表示器UI1にニアエンプティ状態またはエンプティ状態であることを告知する画像を表示して、ユーザに空状態を告知する。実施例1の空状態告知手段C9Dは、ニアエンプティ判別フラグFL2及びエンプティ判別フラグFL3が共に「0」の場合は、空状態でないので、空状態の告知は行わず、ニアエンプティ判別フラグFL2が「1」且つエンプティ判別フラグFL3が「0」の場合は、ニアエンプティ状態であることを告知する(例えば、「カートリッジを交換してください」という画像を表示器UI1に表示する)。また、ニアエンプティ判別フラグFL2及びエンプティ判別フラグFL3が共に「1」の場合は、リザーブタンクRTにもトナーが無いので、エンプティ状態であることを告知する(例えば、「トナーが無くなりました」という画像を表示器UI1に表示する)。
(実施例1のフローチャートの説明)
(カートリッジ交換判別処理のフローチャートの説明)
図14は実施例1のカートリッジ交換判別処理のフローチャートである。
図14のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図14に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図14のST1において、カートリッジ交換ドアセンサSNaがオンになったか否か、即ち、カートリッジ交換ドアU3bが開放されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST1を繰り返し、イエス(Y)の場合はST2に移る。
ST2において、カートリッジ交換ドアセンサSNaがオフになったか否か、即ち、開放されていたカートリッジ交換ドアU3bが閉じられたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST2を繰り返し、イエス(Y)の場合はST3に移る。
ST3において、CRUMに記録された情報を読み書き可能であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST4に移り、イエス(Y)の場合はST5に移る。
ST4において、カートリッジ無し判別フラグFL0を「1」にして、ST1に戻る。
ST5において、カートリッジ無し判別フラグFL0を「0」にして、ST6に移る。
ST6において、CRUMに記録された情報はトナー有りであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に移り、ノー(N)の場合はST8に移る。
ST7において、新カートリッジ判別フラグFL1を「1」にして、ST1に戻る。
ST8において、新カートリッジ判別フラグFL1を「0」にして、ST1に戻る。
(ディスペンスモータ駆動開始判別処理)
図15は実施例1のディスペンスモータ駆動開始判別処理のフローチャートである。
図15のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図15に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図15のST11において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST11を繰り返し、イエス(Y)の場合はST12に移る。
ST12において、画像形成動作で形成された印字画素数をカウントする。そして、ST13に移る。
ST13において、印字画素数のカウント値(累積画素数)mがディスペンスモータ駆動信号出力判別用閾値m1以上になったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に移り、ノー(N)の場合はST16に移る。
ST14において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST15に移る。
(1)現像装置Gの現像容器V内のトナー濃度N1を読み取る。
(2)基準濃度Naと、読み取ったトナー濃度N1とに基づいて、ディスペンスモータ駆動時間tdを演算する。
ST15において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST16に移る。
(1)ディスペンスモータ駆動信号を出力する。
(2)印字画素数のカウント値(累積画素数)mを0に初期化する。
ST16において、ジョブが終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST12に戻り、イエス(Y)の場合はST11に戻る。
(ディスペンスモータ制御処理)
図16は実施例1のディスペンスモータ制御処理のフローチャートである。
図16のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図16に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図16のST21において、ディスペンスモータ駆動信号が入力されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST22に移り、イエス(Y)の場合はST23に移る。
ST22において、新カートリッジ判別フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST21に戻り、イエス(Y)の場合はST27に移る。
ST23において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST24に移る。
(1)ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdにディスペンスモータ駆動時間tdをセットする。
(2)ディスペンスモータM1を駆動する。
ST24において、ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdがタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST25に移り、ノー(N)の場合はST26に移る。
ST25において、ディスペンスモータM1を駆動停止する。そして、ST21に戻る。
ST26において、新カートリッジ判別フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST24に戻り、イエス(Y)の場合はST27に移る。
ST27において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST28に移る。
(1)ディスペンスモータM1を駆動停止する。
(2)交換時停止時間計測タイマTMeに交換時補給時間taをセットする。
ST28において、交換時停止時間計測タイマTMeがタイムアップしたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST28を繰り返し、イエス(Y)の場合はST29に移る。
ST29において、新カートリッジ判別フラグFL1を「0」とし、ST21に戻る。
(カートリッジモータ制御処理)
図17は実施例1のカートリッジモータ制御処理のフローチャートである。
図17のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図17に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図17のST41において、新カートリッジ判別フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST42に戻り、イエス(Y)の場合はST50に移る。
ST42において、ディスペンスモータM1が駆動中であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST43に移る。
ST43において、トナー有無センサSNcから所定の検出間隔で出力される検出信号を受信し、その検出結果がトナー無しであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST44に移り、イエス(Y)の場合はST45に移る。
ST44において、トナー無し検出カウンタ(トナー無し検出回数カウント手段C7A)のカウント値nを0に初期化(リセット)する。そして、ST41に戻る。
ST45において、トナー無し検出カウンタのカウント値nを1加算する。すなわち、n=n+1とする。そして、ST46に移る。
ST46において、トナー無し検出カウンタのカウント値nがカートリッジ補給開始判別値na以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST47に移り、ノー(N)の場合はST41に移る。
ST47において、次の処理(1)、(2)を実行してST48に移る。
(1)カートリッジ補給時間計測タイマTMcに通常時補給時間tcをセットする。
(2)カートリッジモータM2を駆動して、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへのトナーの供給を開始する。
ST48において、カートリッジ補給時間計測タイマTMcがタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST49に移り、ノー(N)の場合はST48を繰り返す。
ST49において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST41に戻る。
(1)カートリッジモータM2の駆動を停止する。
(2)トナー無し検出カウンタのカウント値nを0に初期化する。
ST50において、トナー無し検出カウンタのカウント値nが1以上であるか否か、即ち、トナーカートリッジKが交換された時にトナー有無センサSNcがトナー無しを検出していたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST51に移り、ノー(N)の場合はST41に戻る。
ST51において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST52に移る。
(1)カートリッジ補給時間計測タイマTMcに交換時補給時間taをセットする。
(2)カートリッジモータM2を駆動して、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへのトナーの供給を開始する。
ST52において、カートリッジ補給時間計測タイマTMcがタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に移り、ノー(N)の場合はST52を繰り返す。
ST53において、カートリッジモータM2の駆動を停止して、ST41に戻る。
(ニアエンプティ判別処理)
図18は実施例1のニアエンプティ判別処理のフローチャートである。
図18のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図18に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図18のST61において、ディスペンスモータM1が駆動中であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST62に移り、ノー(N)の場合はST78に移る。
ST62において、空検知用ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMfをリセットして(計測時間を初期化して)、空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfの計測を開始する。そして、ST63に移る。
ST63において、トナー有無センサSNcがトナー有りを検出したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST64に移り、ノー(N)の場合はST103に移る。
ST64において、トナー有無センサSNcがトナー無しを検出したか否か、すなわち、検出結果がトナー有りからトナー無しに変わったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST66に移り、ノー(N)の場合はST65に移る。
ST65において、ディスペンスモータM1が駆動停止したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST64に戻り、イエス(Y)の場合はST66に移る。
ST66において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST67に移る。
(1)ニアエンプティカウンタ(ニアエンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9A1)のカウント値n1から空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfを減算する。すなわち、n1=n1-tfとする。
(2)ニアエンプティ判別フラグFL2を「0」とする。
ST67において、ニアエンプティカウンタのカウント値n1が0以下であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST68に移り、ノー(N)の場合はST69に移る。
ST68において、ニアエンプティカウンタのカウント値n1を0にする。そして、ST69に移る。
ST69において、カートリッジ無し判別フラグFL0が「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST70に移り、ノー(N)の場合はST61に戻る。
ST70において、CRUMにトナーカートリッジK内にはトナーが有る(残っている)という情報を書き込む。そして、ST61に戻る。
ST71において、トナー有無センサSNcがトナー有りを検出したか否か、すなわち、検出結果がトナー無しからトナー有りに変わったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST73に移り、ノー(N)の場合はST72に移る。
ST72において、ディスペンスモータM1が駆動停止したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST71に戻り、イエス(Y)の場合はST73に移る。
ST73において、ニアエンプティカウンタのカウント値n1に、空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfを加算する。すなわち、n1=n1+tfとする。そして、ST74に移る。
ST74において、ニアエンプティカウンタのカウント値n1がニアエンプティ判別時間nb以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST75に移り、ノー(N)の場合はST76に移る。
ST75において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST76に移る。
(1)ニアエンプティカウンタのカウント値n1をニアエンプティ判別時間nbにする。
(2)ニアエンプティ判別フラグFL2を「1」にする。
ST76において、カートリッジ無し判別フラグFL0が「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST77に移り、ノー(N)の場合はST61に戻る。
ST77において、CRUMにニアエンプティ状態、すなわち、トナーカートリッジK内にはトナーが無い(残っていない)という情報を書き込む。そして、ST61に戻る。
ST78において、新カートリッジ判別フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST79に移り、ノー(N)の場合はST61に戻る。
ST79において、次の処理(1)、(2)を実行してST80に移る。
(1)ニアエンプティカウンタのカウント値n1から交換時カウンタ減算値ncを減算する。すなわち、n1=n1−ncとする。
(2)ニアエンプティ判別フラグFL2を「0」とする。
ST80において、新カートリッジ判別フラグFL1が「0」になったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST80を繰り返し、イエス(Y)の場合はST61に戻る。
(エンプティ判別処理)
図19は実施例1のエンプティ判別処理のフローチャートである。
図19のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図19に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図19のST91において、ディスペンスモータM1が駆動中であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST92に移り、ノー(N)の場合はST103に移る。
ST92において、トナー有無センサSNcがトナー有りを検出したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST93に移り、ノー(N)の場合はST98に移る。
ST93において、トナー有無センサSNcがトナー無しを検出したか否か、すなわち、検出結果がトナー有りからトナー無しに変わったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST94に移り、イエス(Y)の場合はST95に移る。
ST94において、ディスペンスモータM1が駆動停止したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST93に戻り、イエス(Y)の場合はST95に移る。
ST95において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST96に移る。
(1)エンプティカウンタ(エンプティ判別用トナー無し時間カウント手段C9B1)のカウント値n2から、空検知用ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMf(図9参照)で計測した空検知用ディスペンスモータ駆動時間tfを減算する。すなわち、n2=n2-tfとする。
(2)エンプティ判別フラグFL3を「0」とする。
ST96において、エンプティカウンタのカウント値n2が0以下であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST97に移り、ノー(N)の場合はST91に戻る。
ST97において、エンプティカウンタのカウント値n1を0にする。そして、ST91に戻る。
ST98において、トナー有無センサSNcがトナー有りを検出したか否か、すなわち、検出結果がトナー無しからトナー有りに変わったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST99に移り、イエス(Y)の場合はST100に移る。
ST99において、ディスペンスモータM1が駆動停止したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST98に戻り、イエス(Y)の場合はST100に移る。
ST100において、エンプティカウンタのカウント値n2に、空検知用ディペンスモータ駆動時間tfを加算する。すなわち、n2=n2+tfとする。そして、ST101に移る。
ST101において、エンプティカウンタのカウント値n2がエンプティ判別時間nd以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST102に移り、ノー(N)の場合はST91に戻る。
ST102において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST91に戻る。
(1)エンプティカウンタのカウント値n2をエンプティ判別時間ndにする。
(2)エンプティ判別フラグFL3を「1」にする。
ST103において、新カートリッジ判別フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST104に移り、ノー(N)の場合はST91に戻る。
ST104において、次の処理(1)、(2)を実行してST105に移る。
(1)エンプティカウンタのカウント値n2から交換時カウンタ減算値ncを減算する。すなわち、n2=n2−ncとする。
(2)エンプティ判別フラグFL3を「0」とする。
ST105において、新カートリッジ判別フラグFL1が「0」になったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST105を繰り返し、イエス(Y)の場合はST91に戻る。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、画像形成動作により累積して所定の画素数m1以上の画像が書き込まれ、現像装置Gでトナーが消費されると、現像容器Vのトナー濃度N1に基づいて、ディスペンスモータ駆動時間tdの間ディスペンスモータM1が駆動し、リザーブタンクRTから現像装置Gに現像剤が補給される。また、リザーブタンクRTのトナー有無センサSNcがトナー無しを検出した回数がカートリッジ補給開始判別値na以上になると、通常時補給時間tcの間カートリッジモータM2が駆動して、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへトナーが供給される。
図20は実施例1の画像形成装置の空検知用のカウンタのタイムチャートであり、図20Aはニアエンプティカウンタのタイムチャート、図20Bはエンプティカウンタのタイムチャートである。
図20において、トナーカートリッジKのトナーが無くなると、ニアエンプティカウンタ及びエンプティカウンタのカウント値n1,n2が増加する。前記カウント値n1,n2がニアエンプティ判別時間nbになると、ニアエンプティ状態であると判別され、CRUMにトナー無し情報が記録される。ニアエンプティ状態で画像形成が継続され、前記カウント値n1,n2がエンプティ判別時間ndになると、エンプティ状態であると判別され、画像形成動作が不能になる。
図20において、トナーカートリッジKが交換され、CRUMに記録された情報がトナー有りの場合(新カートリッジ判別フラグFL1が「1」の場合)、交換時カウンタ減算値ncだけカウンタ値n1,n2が減算され(ST79,ST104参照)、ニアエンプティ状態及びエンプティ状態でないと判別され、画像形成動作が可能な状態となる。
実施例1の画像形成装置Uでは、トナーカートリッジKが交換されると、交換時補給時間taの間、ディスペンスモータM1が駆動を停止する(ST27参照)と共に、カートリッジモータM2が駆動する。したがって、リザーブタンクRTからトナーが排出されず、現像剤流入口RT2aから流入したトナー有無センサSNc近傍にトナーが十分堆積されてトナー有無センサSNcで検出しやすくなる。この結果、トナーが収容されたトナーカートリッジKに交換された直後に、トナー無しと誤検知をすることが低減される。特に、実施例1の画像形成装置Uでは、前記交換時補給時間taが、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへ供給されるトナー量が、トナー有無センサSNcが確実にトナー有りを検出可能なトナー量以上となるように設定されているので、トナー有無センサSNc近傍にトナーが十分堆積され、確実にトナー有無センサSNcでトナーを検出できる。
また、実施例1の画像形成装置Uでは、交換時補給時間taの間、ディスペンスモータ駆動信号が出力されてもディスペンスモータM1が駆動しない(図16参照)ので、ニアエンプティカウンタやエンプティカウンタのカウント値n1,n2が変動しない。したがって、交換時補給時間taの間、仮にトナー有無センサSN1で検出していればトナー無しを検出している期間があっても、カウント値n1,n2が上昇して、ニアエンプティ状態やエンプティ状態であると判別されることが防止される。この結果、トナーカートリッジK内のトナーが凝集していたためにカートリッジモータM2の駆動開始後しばらくリザーブタンクRTにトナーが流入しなかった場合や、トナー有無センサSN1の検出感度が低下していた場合でも、トナーカートリッジKが空であるという判別をすることを低減できる。
図21は実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図であり、実施例1の図13に対応する図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図21において、コントローラCのディスペンスモータ制御手段(トナー補給部材制御手段)C8′は、ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdと、交換時停止時間計測タイマTMeとに加え、ディスペンスモータ回転数設定手段C8Aを有している。
C8A:ディスペンスモータ回転数設定手段
ディスペンスモータ回転数設定手段C8Aは、ディスペンスモータ回転数記憶手段C8A1を有しており、ディスペンスモータM1の回転数、すなわち、トナー補給部材74の回転数を設定する。
C8A1:ディスペンスモータ回転数記憶手段
ディスペンスモータ回転数記憶手段C8A1は、トナーカートリッジ交換直後以外の通常時のディスペンスモータM1の回転数(通常回転数)を記憶する通常回転数記憶手段C8A1aと、トナーカートリッジKを交換した直後のディスペンスモータM1の回転数(交換時回転数)を記憶する交換時回転数記憶手段C8A1bとを有し、ディスペンスモータM1の回転数を記憶する。したがって、実施例2のディスペンスモータM1は、回転数を調節可能なモータにより構成されている。なお、実施例2の交換時回転数記憶手段C8A1bが記憶する交換時回転数は、通常回転数の1/2の回転数(低回転数)に設定されている。
(実施例2のフローチャートの説明)
次に、本発明の実施例2の画像形成装置のフローチャートの説明を行うが、実施例2の画像形成装置では、実施例1のディスペンスモータ制御処理(図16参照)以外の処理(カートリッジ交換検知処理等)は、同様の処理を行うので、詳細な説明は省略する。なお、実施例2の画像形成装置Uでは、実施例1のディスペンスモータ制御処理に替えて、ディスペンスモータ制御処理及びディスペンスモータ駆動速度設定処理が実行される。なお、以下のディスペンスモータ制御処理及びディスペンスモータ駆動速度設定処理の説明において、実施例1のディスペンスモータ制御処理と同様のST(ステップ)については、同一のST番号を付し、詳細な説明は省略する。
(ディスペンスモータ制御処理)
図22は実施例2のディスペンスモータ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図16に対応する図である。
図22のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図22に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図22において、ST21と同様の判別処理を実行する。ノー(N)の場合はST21を繰り返し、イエス(Y)の場合はST23′に移る。
ST23′において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST24に移る。
(1)ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdにディスペンスモータ駆動時間tdをセットする。
(2)ディスペンスモータM1を後述するディスペンスモータ駆動速度設定処理で設定された駆動速度(回転数)で駆動する。
次に、ST24と同様の判別処理を実行する。ノー(N)の場合はST24を繰り返し、イエス(Y)の場合はST25に移る。
次に、ST25と同様の処理を実行してST21に戻る。
(ディスペンスモータ駆動速度設定処理)
図23は実施例2のディスペンスモータ駆動速度設定処理のフローチャートである。
図23のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図23に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図23のST30において、ディスペンスモータM1の駆動速度を通常速度(通常回転数)に設定する。そして、ST26に移る。
次に、ST26と同様の判別処理を実行する。ノー(N)の場合はST26を繰り返し、イエス(Y)の場合はST27′に移る。
ST27′において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST28に移る。
(1)交換時停止時間計測タイマTMeに交換時補給時間taをセットする。
(2)ディスペンスモータM1の駆動速度(回転数)を低速(交換時回転数)に設定する。
次に、ST28と同様の判別処理を実行する。ノー(N)の場合はST28を繰り返し、イエス(Y)の場合はST29に移り、ST29の処理を実行して、ST26に戻る。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置Uでは、トナーカートリッジKが交換されると、交換時補給時間taが経過するまでの間、ディスペンスモータM1の駆動速度が通常よりも低速な交換時回転数に設定される。したがって、リザーブタンクRTから現像装置Gに補給されるトナーの量が制限されるので、リザーブタンクRTにトナーが貯留されやすくなり、トナー有無センサSNcの近傍にトナーが堆積されやすくなる。この結果、トナー有無センサSNcで確実にトナーを検出でき、トナーカートリッジKのトナーが空であると誤検知する可能性を低減できる。また、実施例1と異なり、交換時補給時間taの間でも現像装置Gにトナーが補給されるので、現像装置Gでのトナー濃度の減少が抑えられる。
図24は実施例3の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図であり、実施例1の図13に対応する図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図24において、コントローラCのディスペンスモータ制御手段(トナー補給部材制御手段)C8″は、ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdと、交換時停止時間計測タイマTMeに加え、ディスペンスモータ駆動時間調整手段C8Bを有している。
C8B:ディスペンスモータ駆動時間調整手段
ディスペンスモータ駆動時間調整手段C8Bは、トナーカートリッジKが交換された場合に、リザーブタンクRTから現像装置Gへの補給量を減少させるために、前記ディスペンスモータ駆動時間演算手段C4Dで演算されたディスペンスモータ駆動時間tdを調整する。実施例3のディスペンスモータ駆動時間調整手段C8Bは、トナーカートリッジKが交換された場合には、ディスペンスモータ駆動時間tdを1/2にする(半分の時間にする)。
(実施例3のフローチャートの説明)
次に、本発明の実施例3の画像形成装置のフローチャートの説明を行うが、実施例3の画像形成装置では、実施例1のディスペンスモータ制御処理(図16参照)以外の処理(カートリッジ交換検知処理等)は、同様の処理を行うので、詳細な説明は省略する。なお、実施例3の画像形成装置Uでは、実施例1のディスペンスモータ制御処理に替えて、ディスペンスモータ制御処理及びディスペンスモータ駆動速度設定処理が実行される。なお、以下のディスペンスモータ制御処理及びディスペンスモータ駆動速度設定処理の説明において、実施例1のディスペンスモータ制御処理と同様のST(ステップ)については、同一のST番号を付し、詳細な説明は省略する。
(ディスペンスモータ制御処理)
図25は実施例3のディスペンスモータ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図16に対応する図である。
図25のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図25に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図25において、ST21と同様の判別処理を実行する。ノー(N)の場合はST21を繰り返し、イエス(Y)の場合はST22に移る。
次に、ST22と同様の判別処理を実行する。イエス(Y)の場合はST23″に移り、ノー(N)の場合はST23に移る。
ST23″において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST24に移る。
(1)ディスペンスモータ駆動時間計測タイマTMdにディスペンスモータ駆動時間tdの1/2の時間をセットする。
(2)ディスペンスモータM1を駆動する。
次に、ST24と同様の判別処理を実行する。ノー(N)の場合はST24を繰り返し、イエス(Y)の場合はST25に移る。
次に、ST25と同様の処理を実行してST21に戻る。
(ディスペンスモータ駆動速度設定処理)
図26は実施例3のディスペンスモータ駆動速度設定処理のフローチャートである。
図26のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図26に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図26において、ST26と同様の判別処理を実行する。ノー(N)の場合はST26を繰り返し、イエス(Y)の場合はST27″に移る。
ST27″において、交換時停止時間計測タイマTMeに交換時補給時間taをセットして、ST28に移る。
次に、ST28と同様の判別処理を実行する。ノー(N)の場合はST28を繰り返し、イエス(Y)の場合はST29に移る。
次に、ST29と同様の処理を実行し、ST26に戻る。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3の画像形成装置では、トナーカートリッジKが交換されると、交換時補給時間taの間(新カートリッジ判別フラグFL1が「0」に戻るまでの間)、ディスペンスモータ駆動時間が半減される。したがって、実施例3の画像形成装置Uは、実施例2の画像形成装置Uと同様の作用、効果を奏する。
図27は実施例4の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図であり、実施例1の図13に対応する図である。
なお、この実施例4の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例4は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図27において、実施例4のコントローラCのカートリッジモータ制御手段C7′は、トナー無し検出回数カウント手段C7A、カートリッジ補給開始判別値記憶手段C7B、カートリッジ補給時間記憶手段C7C、カートリッジ補給時間計測タイマTMcに加え、カートリッジモータ回転数設定手段C7Dを有している。
C7D:カートリッジモータ回転数設定手段
カートリッジモータ回転数設定手段C7Dは、カートリッジモータ回転数記憶手段C7D1を有しており、カートリッジモータM2の回転数、すなわち、カートリッジアジテータ32の回転数を設定する。
C7D1:カートリッジモータ回転数記憶手段
カートリッジモータ回転数記憶手段C7D1は、トナーカートリッジ交換直後以外の通常時のカートリッジモータM2の回転数(通常回転数)を記憶する通常回転数記憶手段C7D1aと、トナーカートリッジKを交換した直後のカートリッジモータM2の回転数(交換時回転数)を記憶する交換時回転数記憶手段C7D1bとを有し、カートリッジモータM2の回転数を記憶する。したがって、実施例4のカートリッジモータM2は、回転数を調節可能なモータにより構成されている。なお、実施例4の交換時回転数記憶手段C7D1bが記憶する交換時回転数は、通常回転数の2倍の回転数(高回転数)に設定されている。
(実施例4のフローチャートの説明)
次に、本発明の実施例4の画像形成装置のフローチャートの説明を行うが、実施例4の画像形成装置では、実施例1のカートリッジモータ制御処理(図17参照)以外の処理(カートリッジ交換検知処理等)は、同様の処理を行うので、詳細な説明は省略する。なお、以下のフローチャートの説明において、実施例1のカートリッジモータ制御処理と同様のST(ステップ)については、同一のST番号を付し、詳細な説明は省略する。
(カートリッジモータ制御処理)
図28は実施例4のカートリッジモータ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図17に対応する図である。
図28のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図28に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図28において、実施例4のカートリッジモータ制御処理は、実施例1のカートリッジモータ制御処理に比べ、ST47及びST51に替えて、次のST47′及びST51′の処理が実行される。
ST47′において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST48に移る。
(1)カートリッジ補給時間計測タイマTMcに通常時補給時間tcをセットする。
(2)カートリッジモータM2を通常速度(通常回転数)で駆動する。
ST51′において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST52に移る。
(1)カートリッジ補給時間計測タイマTMcに交換時補給時間taをセットする。
(2)カートリッジモータM2を高速(交換時回転数)で駆動する。
(実施例4の作用)
前記構成を備えた実施例4の画像形成装置Uでは、トナーカートリッジKが交換されると、交換時補給時間taの間、カートリッジモータM2の駆動速度(回転数)が通常回転数よりも高くなり、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへの補給量が増加する。したがって、実施例4の画像形成装置Uは、交換時補給時間taの間、リザーブタンクRTから現像装置Gへのトナーの補給が停止されると共に、トナーカートリッジKからリザーブタンクRTへの供給量が増加する。したがって、リザーブタンクRTへトナーが貯留されやすくなるので、誤検知等を低減できる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H012)を下記に例示する。
(H01)本発明は、複写機に限定されず、プリンタ、FAX、複合機等の画像形成装置の後処理装置に適用可能である。また、モノクロの画像形成装置に限定されず、フルカラーの画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、トナー有無センサSNcの位置は、現像剤流入口RT2aの近傍に配置するのが好ましいが、トナーカートリッジKから供給されたトナーを検知可能な位置で有れば、補給口の上流側または下流側に配置することも可能である。
(H03)前記実施例において、トナーセンサとして、トナー有無センサSNcを使用したが、これに限定されず、トナー濃度センサやトナー量センサ等を使用することも可能である。
(H04)前記実施例4において、リザーブタンクRTから現像装置Gへの補給を停止し且つトナーカートリッジKからの供給量を増加させたが、トナーカートリッジKからの供給量のみを増加させ、リザーブタンクRTから現像装置Gへの補給を通常通り実行するように構成することも可能である。この場合にも、実施例1と同様の作用、効果を奏する。
(H05)前記実施例2において、通常回転数と交換時回転数を記憶し、これらを切り替えたが、これに限定されず、例えば、駆動電圧を低下させる等によりディスペンスモータM1の回転数を低下させることも可能である。同様に、実施例4において、駆動電圧を上昇させたりすることにより、カートリッジモータM2の回転数を上昇させることも可能である。
(H06)前記実施例において、ニアエンプティ状態ではジョブ継続可能にしたが、ニアエンプティ状態でもジョブ実行不能にすることも可能である。また、例えば、ニアエンプティ状態でトナーが収容されていないトナーカートリッジKに交換されると、ジョブを実行不能にするように構成することも可能である。
(H07)前記各実施例を組み合わせることも可能である。例えば、ニアエンプティ状態でトナーカートリッジKの交換が行われた場合には、実施例2または3の様にディスペンスモータM1の回転数を低下させてリザーブタンクRTから現像装置Gへの補給量を減らし、エンプティ状態でトナーカートリッジKの交換が行われた場合には、実施例1または4の様に、ディスペンスモータM1の駆動を停止する様に構成することも可能である。
(H08)前記実施例において、CRUMの情報に基づいて、交換されたトナーカートリッジKの状態を判別したが、これは省略することも可能である。
(H09)前記各実施例において、ニアエンプティ判別値やエンプティ判別値、交換時補給時間、交換時回転数等の値は、設計や実験結果に応じて任意に変更可能である。また、実施例3において、ディスペンスモータ駆動時間を1/2に調節することに限定されず、任意の割合に調節することができる。
(H010)前記実施例において、画素数とトナー濃度に基づいて、ディスペンスモータ駆動時間tdを設定したが、これに限定されず、画素数のカウント値が所定のカウント値になる度に所定のディスペンスモータ駆動時間tdの間ディスペンスモータM1を駆動させることも可能である。また、画素数のカウント値に関わらず、トナー濃度が所定の下限値を下回った場合に、所定のディスペンスモータ駆動時間tdの間ディスペンスモータM1を駆動させることも可能である。
(H011)前記実施例において、カートリッジモータM2は交換時補給時間の間、トナー有無センサSNcの検知結果に関わらず駆動させたが、交換時補給時間内であってもトナー有りを検出した時点でカートリッジモータM2の駆動を停止させることも可能である。同様に、ディスペンスモータM1も、交換時補給時間内であっても、トナー有無センサSNcがトナー有りを検出した時点で駆動停止または回転数の低下を元に戻すように制御することも可能である。
(H012)前記実施例において、トナーカートリッジKが交換される直前にトナー有無センサSNcがトナー無しを検出していた場合に、交換時補給時間taの間カートリッジモータM2を駆動したが、トナー有りを検出していた場合にもカートリッジモータM2を駆動することも可能である。
図1は実施例1の画像形成装置の斜視図である。 図2は実施例1の画像形成装置のフロントカバーを開放した状態の斜視図である。 図3は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図4は本発明の実施例1の画像形成装置の現像装置の斜視図である。 図5は前記図4示す現像装置の説明図で、図5Aは図4のVA−VA線断面図、図5Bは図4のVB−VB線断面図である。 図6は前記図5AのVI−VI線断面図である。 図7は実施例1の画像形成装置のリザーブタンクおよびカートリッジ装着部の斜視図である。 図8は同実施例1の画像形成装置の現像剤カートリッジをカートリッジ装着部に装着する状態を示す断面図である。 図9は前記図7に示すリザーブタンクの平断面図である。 図10はトナーカートリッジ、リザーブタンク、現像剤搬送装置及び現像装置部分の要部斜視図である。 図11は図10の矢印XI方向から見た図である。 図12は図11の要部断面図である。 図13は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図14は実施例1のカートリッジ交換判別処理のフローチャートである。 図15は実施例1のディスペンスモータ駆動開始判別処理のフローチャートである。 図16は実施例1のディスペンスモータ制御処理のフローチャートである。 図17は実施例1のカートリッジモータ制御処理のフローチャートである。 図18は実施例1のニアエンプティ判別処理のフローチャートである。 図19は実施例1のエンプティ判別処理のフローチャートである。 図20は実施例1の画像形成装置の空検知用のカウンタのタイムチャートであり、図20Aはニアエンプティカウンタのタイムチャート、図20Bはエンプティカウンタのタイムチャートである。 図21は実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図であり、実施例1の図13に対応する図である。 図22は実施例2のディスペンスモータ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図16に対応する図である。 図23は実施例2のディスペンスモータ駆動速度設定処理のフローチャートである。 図24は実施例3の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図であり、実施例1の図13に対応する図である。 図25は実施例3のディスペンスモータ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図16に対応する図である。 図26は実施例3のディスペンスモータ駆動速度設定処理のフローチャートである。 図27は実施例4の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図であり、実施例1の図13に対応する図である。 図28は実施例4のカートリッジモータ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図17に対応する図である。
符号の説明
32…トナー供給部材、
74…トナー補給部材、
76…トナー補給装置、
C6…トナーカートリッジ装着判別手段、
C7,C7′…トナー供給部材制御手段、
C8,C8′,C8″…トナー補給部材制御手段、
G…現像装置、
K…トナーカートリッジ、
PR…像担持体、
RT…トナー貯留容器、
SNc…トナーセンサ、
ta…交換時補給時間、
td…駆動時間、
U…画像形成装置。

Claims (9)

  1. 下記の構成要件(A01)〜(A06),(A06a),(A06b)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
    (A01)像担持体上の潜像をトナー像に現像する現像装置、
    (A02)トナーを収容するトナー貯留容器と、前記トナー貯留容器内のトナーを前記現像装置に補給するトナー補給部材とを有するトナー補給装置、
    (A03)内部に収容されたトナーを前記トナー貯留容器に供給するトナー供給部材を有し、前記画像形成装置に着脱可能に装着されるトナーカートリッジ、
    (A04)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着されたか否かを判別するトナーカートリッジ装着判別手段、
    (A05)前記トナー貯留容器から前記現像装置へのトナーの補給に応じて前記トナー供給部材を駆動させて、前記トナーカートリッジ内のトナーを前記トナー貯留容器に供給するトナー供給部材制御手段、
    (A06)前記現像装置でのトナーの消費に応じて前記トナー補給部材を駆動して前記トナー貯留容器から前記現像装置へトナーを補給するトナー補給部材制御手段であって、前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、設定された交換時補給時間の間、前記トナー貯留容器から前記現像装置へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる前記トナー補給部材制御手段
    (A06a)前記トナー貯留容器に配置され且つ前記トナー貯留容器内のトナーを検出するトナーセンサ、
    (A06b)前記トナーセンサの検知結果に基づいて、前記トナーカートリッジ内の現像剤が空であるか否かを検知する空検知手段。
  2. 下記の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、
    (A07)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、前記交換時補給時間の間、前記トナーカートリッジから前記トナー貯留容器へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる前記トナー供給部材制御手段。
  3. 下記の構成要件(A08)を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置、
    (A08)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、前記交換時補給時間の間、前記トナー補給部材の駆動を停止させる前記トナー補給部材制御手段。
  4. 下記の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の記載の画像形成装置、
    (A09)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、前記交換時補給時間の間、回転駆動する前記トナー補給部材の回転数を低下させて、前記トナー貯留容器から前記現像装置へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる前記トナー補給部材制御手段。
  5. 下記の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置、
    (A010)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、前記交換時補給時間の期間中は前記現像装置における現像剤の消費量に基づいて演算される前記トナー補給部材の駆動時間に比べて、回転駆動する前記トナー補給部材の駆動時間を短く設定して、前記トナー貯留容器から前記現像装置へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる前記トナー補給部材制御手段。
  6. 下記の構成要件(A01)〜(A04),(A05′),(A06′),(A06a),(A06b)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
    (A01)像担持体上の潜像をトナー像に現像する現像装置、
    (A02)トナーを収容するトナー貯留容器と、前記トナー貯留容器内のトナーを前記現像装置に補給するトナー補給部材とを有するトナー補給装置、
    (A03)内部に収容されたトナーを前記トナー貯留容器に供給するトナー供給部材を有し、前記画像形成装置に着脱可能に装着されるトナーカートリッジ、
    (A04)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着されたか否かを判別するトナーカートリッジ装着判別手段、
    (A05′)前記トナー貯留容器から前記現像装置へのトナーの補給に応じて前記トナー供給部材を駆動して前記トナーカートリッジ内のトナーを前記トナー貯留容器に供給するトナー供給部材制御手段であって、前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、設定された交換時補給時間の間、前記トナーカートリッジから前記トナー貯留容器へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる前記トナー供給部材制御手段、
    (A06′)前記現像装置でのトナーの消費に応じて前記トナー補給部材を駆動して前記トナー貯留容器から前記現像装置へトナーを補給するトナー補給部材制御手段
    (A06a)前記トナー貯留容器に配置され且つ前記トナー貯留容器内のトナーを検出するトナーセンサ、
    (A06b)前記トナーセンサの検知結果に基づいて、前記トナーカートリッジ内の現像剤が空であるか否かを検知する空検知手段。
  7. 下記の構成要件(A011)を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置、
    (A011)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、前記交換時補給時間の間、前記トナー貯留容器から前記現像装置へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも減少させる前記トナー補給部材制御手段。
  8. 下記の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の画像形成装置、
    (A012)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、前記交換時補給時間の間、前記トナー供給部材の回転数を上昇させて前記トナーカートリッジから前記トナー貯留容器へのトナーの補給量を通常のトナー補給時よりも増加させる前記トナー供給部材制御手段。
  9. 下記の構成要件(A014)〜(A015)を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか記載の画像形成装置、
    (A014)前記トナーカートリッジが前記画像形成装置に装着された場合に、前記トナー供給部材を前記交換時補給時間駆動する前記トナー供給部材制御手段、
    (A015)前記トナー供給部材により前記トナー貯留容器に供給されるトナーの量が、前記トナーセンサで確実にトナーを検知可能な量以上となるまでの時間に設定された前記交換時補給時間。
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