JP5145221B2 - 安定性に優れた皮膚外用剤 - Google Patents
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Description
しかしながら、化粧料などの皮膚外用剤は、流通段階や家庭での保管においては、思いも掛けないような過酷な高温条件などに長期間曝されることにより、しばしば皮膚外用剤の形態に変化が生じる場合があり、その安定性は未だ十分とはいえなかった。
一方、アルギン酸プロピレングリコールなどのアルギン酸多価アルコールエステルを含む乳化型組成物において、4−アルキルレゾルシノールが組成物の粘度低下を防ぐことは知られていないし、これらを組み合わせた処方についても検討されていない。
[2] 成分3)が、4−n−ブチルレゾルシノール、4−n−ヘキシルレゾルシノール、4−シクロヘキシルレゾルシノール及びそれらの塩から選ばれることを特徴とする[1]に記載の皮膚外用剤。
[3] 成分1)が、エステル化率75〜95%のアルギン酸プロピレングリコールエステル及び/又はその塩であることを特徴とする[1]又は[2]に記載の皮膚外用剤。
[4] さらに、成分4)アルギン酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする[1]〜[3]の何れか一に記載の皮膚外用剤。
[5] さらに、成分5)ダイマー酸のジエステル及び/又はダイマージオールのジエステルを含有することを特徴とする[1]〜[4]の何れか一に記載の皮膚外用剤。
[6] 成分5)が、ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)であることを特徴とする[5]に記載の皮膚外用剤。
[7] 水中油型の乳化剤型であることを特徴とする、[1]〜[6]の何れか一に記載の皮膚外用剤。
[8] 化粧料であることを特徴とする、[1]〜[7]の何れか一に記載の皮膚外用剤。
本発明の皮膚外用剤は、エステル化率が75〜95%のアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩(成分1)を含有することを特徴とする。アルギン酸多価アルコールエステルを構成するアルギン酸は、β−D−マンヌロン酸のみ、α−L−グルロン酸のみ、両者の混合からなる3種のブロックによって組み立てられる不均質な直線状の高分子化合物である。アルギン酸多価アルコールエステルを構成する多価アルコールとしては、皮膚外用剤などで使用されているものであれば特段の限定無く使用することができるが、この中でも炭素数が2〜4の多価アルコールが好ましい。具体的には、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、エチレングリコール等が好ましく例示できる。これらの中でも、親水性と疎水性のバランスからプロピレングリコールが特に好ましく例示できる。アルギン酸多価アルコールエステルの塩は、アルギン酸多価アルコールエステルのエステル化されていないウロン酸残基のカルボキシル基の水素イオンが一価の陽イオンで置換された塩であればよいが、中でもアルカリ金属塩であるナトリウム塩、カリウム塩が好ましく例示できる。
本発明に用いるアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩の粘度は、製造する皮膚外用剤の種類などに応じて適宜調節、選択することができるが、アルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩の濃度が2質量%の水溶液の、20℃における粘度が、10〜300mPa・sのものなどが好ましく例示できる。
また、本発明においては、アルギン酸多価アルコールエステル及びその塩のうち、一種のみを含むものであっても、二種以上を含むものであってもよい。アルギン酸多価アルコールのエステル及び/又はその塩の含有量は、皮膚外用剤の種類などに応じて適宜調節することができるが、皮膚外用剤全体に対して、0.1〜5質量%であることが好ましく、0.2〜2質量%であることがより好ましく、0.3〜1質量%であることがさらに好ましい。これより少なすぎると本発明の効果が得られにくい場合があり、多すぎると使用性を損なう場合があるからである。
本発明の皮膚外用剤は、前記必須成分に加えて、多価金属イオン(成分2)を含有することを特徴とする。多価金属イオンは、通常化粧料などに使用されているものであれば特に制限されないが、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン、亜鉛イオン、ニッケルイオン、銅イオン、鉄イオンなどが好ましく例示でき、その中でもカルシウムイオン、アルミニウムイオン、亜鉛イオンがより好ましい。これらの多価金属イオンは、アルギン酸多価アルコールエステルのエステル化されていないウロン酸残基のカルボン酸に結合し、他のウロン酸残基との間にイオン的な架橋を形成する。本発明の皮膚外用剤に多価金属イオンを含有させる場合には、塩素イオン、硫酸イオン、硝酸イオンなどと結合した多価金属塩を含有させればよい。
多価金属イオンの含有量は、エステル化率が75〜95%のアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩を十分に架橋することができる量であればよく、アルギン酸多価アルコールエステルのエステル化率や製造する皮膚外用剤の種類に応じて決定することができる。通常は、皮膚外用剤全体に対して、0.001〜1質量%であることが好ましく、0.01〜0.1質量%であることがより好ましい。また、エステル化率が75〜95%のアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩との含有比も、同様に適宜調製することができるが、通常は、エステル化率が75〜95%のアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩に対して0.005〜0.5質量倍であることが好ましく、0.01〜0.1質量倍であることがより好ましい。
本発明の皮膚外用剤は4−アルキルレゾルシノール及び/又はその塩(成分3)を含有することを特徴とする。4−アルキルレゾルシノールにおけるアルキル基は、炭素数3〜
10のアルキル基が好ましく、この中でも炭素数3〜6のアルキル基が好ましい。具体的には、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、アミル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、イソオクチル基などが例示できる。本発明の皮膚外用剤においては、特に4−n−ブチルレゾルシノールが好ましく用いられる。4−n−ブチルレゾルシノールなどの4−アルキルレゾルシノールは、公知の物質であり、常法に従って製造することができ、例えば、Lille, J.; Bitter, L. A.; Peiner, V. Trudy-Nauchono-Issledovatel' skii Institut Slantsev (1969), No.18, 127-34に記載された方法に従って製造することができる。すなわち、4−n−ブチルレゾルシノールの製造方法としては、レゾルシンとブタン酸を塩化亜鉛の存在下縮合し、亜鉛アマルガム/塩酸で還元する方法や、レゾルシンとn−ブチルアルコールとを200〜400℃で縮合させる方法が例示できる。ここで、n−ブチルアルコールの代わりにn−ヘキシルアルコールやシクロヘキシルアルコールなどの他のアルコールを使用することにより4−n−ヘキシルレゾルシノールや4−シクロヘキシルレゾルシノールなどの他の4−アルキルレゾルシノールを合成することが可能である。4−n−ヘキシルレゾルシノールは、アルドリッチ社より市販されており、それを購入して使用することも可能である。
本発明の皮膚外用剤中における4−アルキルレゾルシノール等の含有量は、皮膚外用剤全量に対して、総量で、0.01〜3質量%であることが好ましく、0.05〜1質量%であることがより好ましく、0.1〜0.5質量%であることが更に好ましい。また、エステル化率が75〜95%のアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩に対して0.01〜5質量倍であることが好ましく、0.1〜2質量倍であることがより好ましい。
本発明の皮膚外用剤は、上記エステル化率が75〜95%のアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩と、多価金属塩と、4−アルキルレゾルシノールとを含有することを特徴とする。本発明の皮膚外用剤としては、皮膚に外用で投与されるものであれば特段の限定なく適用することができ、例えば、化粧料(医薬部外品を含む)、皮膚外用医薬組成物、皮膚外用雑貨などが好適に例示でき、中でも化粧料が特に好ましい。なお、4−n−ブチルレゾルシノールなどを用いる場合には、化粧料の中でも医薬部外品に適用することがより望ましい。
本発明の皮膚外用剤の剤型は、乳化剤型であり、好ましくは水中油型の乳化剤型である。具体的には、クリーム、乳液、エッセンスミルク、ミルクローションなどが例示できる。
はその塩の含有量は、アルギン酸多価アルコールエステルのエステル化率、粘度などに応じて、適宜調整することができるが、通常、皮膚外用剤全体の0.1〜2質量%が好ましく、0.2〜1質量%がより好ましい。これは、これより少ないと本発明の効果が得られにくくなる場合があり、多すぎると製剤系の硬度が高くなりすぎて使用性を損なう場合があるからである。このような、アルギン酸及びその塩は、海草などから抽出して用いてもよく、市販品を用いてもよい。例えば、市販品としては、アルギン酸ナトリウムであるSKAT−ONE(株式会社キミカ製)、SKAT−ULV(株式会社キミカ製)、キミカアルギンI(株式会社キミカ製)、キミカアルギンULV(株式会社キミカ製)などが挙げられ、これらを用いることも好ましい。
ダイマー酸の工業的な製造方法は、ほぼ標準化されているため、このような方法に従って得ることができる。重合生成物は、副生成物であるモノマー酸やトリマー酸が含まれているが、これらが含まれている状態で用いてもよいし、薄膜蒸留等によってダイマー酸の精製度を高めて用いてもよい。ダイマー酸を構成する不飽和脂肪酸は皮膚外用剤に安全に用いることができるものであれば特に制限されないが、炭素数18の不飽和脂肪酸であることが好ましく、特に大豆等の植物から得られるオレイン酸、リノール酸が好ましい。また、ダイマー酸は市販されており、例えばダイマージリノール酸の市販品としてツノダイム(筑野食品工業株式会社製)などがある。このような市販品は、ダイマー酸を70〜100質量%程度含んでいるため、このような市販品をそのままで、又はさらに薄膜蒸留等によってダイマー酸の含有割合を高めてエステル化したり、還元してダイマージオールを得てエステル化したりすることができる。
また、ダイマー酸が不飽和結合を有している場合には、この一部又は全部に水素を添加し、部分的又は完全に飽和結合とした、ダイマー酸の水素添加物をエステル化したり、還元してダイマージオールを得てエステル化したりすることもできる。本発明においては、このようなダイマー酸の水素添加物(水添ダイマー酸)もダイマー酸の概念に含める。
種以上を用いた混合アルコールジエステルであってもよい。
本発明の皮膚外用剤中におけるダイマー酸のジエステル及び/又はダイマージオールのジエステルの含有量は、皮膚外用剤全量に対して、総量で、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.5〜2質量%含有することがよい。
の効果を阻害しない範囲の配合量で配合することが可能である。
ル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック(登録商標)類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック(登録商標)類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等が挙げられる。
抗菌剤としては、例えば、フェノキシエタノール等が挙げられる。
プロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール(PEG)、ベントナイト等が例示できる。
エステル化率が75〜95%のアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩や水溶性の任意成分を含有する水相成分に、油相成分や油溶性の任意成分を添加しながら、攪拌・乳化し、これに多価金属塩の水溶液をさらに添加して架橋構造を形成させて、乳化組成物を安定化する。この乳化組成物に、最後に4−アルキルレゾルシノールの水溶液を添加し、皮膚外用剤を得る。このような方法によると、4−アルキルレゾルシノールを効率的に外水相に分布させることができ、皮膚外用剤の安定性がさらに向上する。
下記に示す処方に従い、イ)を混合後70℃に加熱し、これにロ)を混合後70℃に加熱したものを添加して、ホモミキサーにて撹拌、乳化した。これに、さらにハ)を70℃に加熱したもの添加し、撹拌しながら冷却し、40℃でニ)を添加し、室温まで冷却してクリームを作製し、実施例1とした。実施例1において、4−n−ブチルレゾルシノールを純水に置換したものを比較例1、塩化カルシウムを純水に置換したものを比較例2、アルギン酸プロピレングリコールを純水に置換したものを比較例3とした。さらに、4−n−ブチルレゾルシノールとアルギン酸プロピレングリコールを共に純水に置換したものを比較例4とした。
アルギン酸プロピレングリコールエステル
・・・「キミロイドBF」(50〜175mPa・S(2%)、株式会社キミカ製) 1.0 質量%アルギン酸ナトリウム
・・・「SKAT−ONE」(株式会社キミカ製) 0.5 重量%1,3−ブタンジオール 6.0 質量%グリセリン 5.0 質量%フェノキシエタノール 0.3 質量%純水 40.0 質量%ロ)
2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 8.0 質量%イソステアリン酸 1.0 質量%ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
・・・「プランドゥールH」(日本精化株式会社製) 1.0 質量%トリ(カプリル/カプリン/ミリスチン/ステアリン酸)トリグリセライド
・・・「サラコス334」(日清オイリオ株式会社製) 2.7 質量%ベヘニルアルコール 0.3 質量%スクワラン 1.0 質量%N−ラウロイルグルタミン酸ジ(ファイトステリル/2−オクチルドデシル)
・・・「エルデュウPS−203」(味の素株式会社製) 0.5 質量%メチルポリシロキサン
(10cs:センチストークス、信越化学株式会社製) 1.0 質量%ハ)
塩化カルシウム 0.05質量%純水 16.35質量%ニ)
4−n−ブチルレゾルシノール 0.3 重量%純水 15.0 質量%
それぞれのサンプルを直径40mmφ×高さ120mmのガラス製容器に100mlずつ充填し、蓋をして測定用サンプルとした(各サンプルは2本ずつ準備:20℃保存用、50℃保存用)。これらのサンプルをそれぞれ20℃、50℃の恒温室に一晩保存し、その状態を観察した。
一晩保存後、実施例1のクリームは、20℃及び50℃で保存した場合に、共に安定であった。また、実施例1において4−n−ブチルレゾルシノールを純水に置換した比較例1のクリームも、実施例1のクリームと同様に20℃、50℃で共に安定であった。比較例2のクリームは製造直後においては、乳化状態を保持していたが、20℃、50℃何れでも一晩保存後に油相と水相の2層に分離してしまった。これより、カルシウムイオンなどの多価金属イオンは、乳化組成物を安定化する作用を有していることが判った。比較例3、比較例4のクリームは、製造直後に速やかに油相と水相の2層に分離してしまった。これより、アルギン酸プロピレングリコールを含有しない場合には、乳化化粧料が得られないことが判った。
以上の結果より、アルギン酸プロピレングリコール等のアルギン酸多価アルコールエステルの乳化作用により、一時的に乳化組成物を得ることは可能であるが、製造時の乳化状態を維持するためには、さらにカルシウムイオンなどの多価金属イオンの存在が必要であることが判った。そこで、短期の保存安定性が確認された実施例1及び比較例1のクリームを、更なる過酷保存試験に供した。
次に、試験例1で短期の保存安定性が確認された実施例1及び比較例1のクリームに関し、上記と同様にして、サンプルを用意した(各サンプルは2本ずつ準備:20℃保存用、50℃保存用)。これらのサンプルをそれぞれ20℃、50℃の恒温室に一晩保存し、粘度を測定した。粘度の測定は、ビスメトロン粘度計−VD型(芝浦システム株式会社製)を用いた。次いで、50℃保存用サンプルを20℃の恒温室に一晩保存して、再度粘度を測定した。この50℃保存用サンプルは、粘度測定後、50℃の恒温室に戻してさらに保存した。1ヶ月後に、20℃保存用サンプルの粘度、50℃保存用サンプルの粘度、及び50℃保存用サンプルを20℃で一晩保存した後の粘度をそれぞれ測定した。同様の方法で2ヶ月後、3ヶ月後にも粘度の測定を実施した。結果を以下に示す。
50℃保存用サンプルの粘度変化を図1に、50℃保存用サンプルを20℃で一晩保存
した後の粘度変化を図2に示した。
図1から判るように、4−n−ブチルレゾルシノールを含有する実施例1のクリームは、50℃で保存した場合でも、粘度の変化は小さかった。一方、4−n−ブチルレゾルシノールを純水に置換した比較例1のクリームは、時間経過と共に粘度が低下し、3ヶ月後には粘度が製造直後の1/2程度にまで低下していた。
また、図2から判るように、50℃で保存した後20℃の恒温室で一晩保存した場合は、実施例1のクリームは3ヶ月経過後もほぼ製造直後の値まで粘度が回復したが、比較例1のクリームは時間経過と共に粘度の回復の度合いが低下し、2ヶ月経過後には、製造時の粘度の2/3程度の粘度、3ヶ月経過後には製造直後の粘度の1/2程度の粘度までしか回復しなかった。
下記に示す処方に従い、イ)を混合後70℃に加熱し、これにロ)を混合後70℃に加熱したものを添加して、ホモミキサーにて撹拌、乳化し、さらにハ)を70℃に加熱したものを添加した。これを、冷却しながら撹拌し、40℃で、ニ)を添加し、実施例2のクリームを作製した。また、実施例2において、アルギン酸ナトリウムを純水に置換したものを実施例3、「プランドゥール−H」を除去し、その質量分の純水をニ)に加えたものを実施例4、4−n−ブチルレゾルシノールを純水に置換したものを比較例5とした。
アルギン酸プロピレングリコールエステル
・・・「キミロイドBF」(株式会社キミカ製) 0.5 質量%アルギン酸ナトリウム 0.5 重量%1,3−ブタンジオール 6.0 質量%グリセリン 5.0 質量%フェノキシエタノール 0.3 質量%純水 38.0 質量%ロ)
2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 8.0 質量%イソステアリン酸 1.0 質量%ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル/セチル/ステアリル/ベヘ
ニル)
・・・「プランドゥールH」(日本精化株式会社製) 2.0 質量%トリ(カプリル/カプリン/ミリスチン/ステアリン酸)トリグリセライド
・・・「サラコス334」(日清オイリオ株式会社製) 2.7 質量%ベヘニルアルコール 0.3 質量%スクワラン 1.0 質量%N−ラウロイル−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)
・・・「エルデュウPS−304」(味の素株式会社製) 0.5 質量%メチルポリシロキサン 1.0 質量%ハ)
塩化カルシウム 0.05質量%純水 17.85質量%ニ)
4−n−ブチルレゾルシノール 0.3 質量%純水 15.0 質量%
試験例2と同様の方法で、実施例2〜4及び比較例5に関して、20℃及び50℃での保存安定性試験及び50℃から20℃へ戻した場合の粘度の回復試験を行った。結果を以下に示す。
50℃保存用サンプルの粘度変化を図3に、50℃保存用サンプルを20℃で一晩保存した後の粘度変化を図4に示した。
図3から判るように、4−n−ブチルレゾルシノールを含有する実施例2のクリームは、50℃で保存した場合でも、粘度の変化は小さかった。また、実施例3及び4のクリームは、実施例2のクリームに比して、多少の粘度の低下が見られた。一方、4−n−ブチルレゾルシノールを純水に置換した比較例5のクリームは、時間経過と共に粘度が低下し、3ヶ月後には粘度が製造直後の1/2程度にまで低下していた。
また、図4から判るように、50℃で保存した後20℃の恒温室で一晩保存した場合は、実施例2のクリームは3ヶ月経過後もほぼ製造直後の値まで粘度が回復した。また、実施例3及び4のクリームは、実施例2のクリームに比して粘度の回復の度合いが多少小さかったものの、製造直後の値に近い粘度に回復した。一方、比較例5のクリームは時間経過と共に粘度の回復の度合いが低下し、3ヶ月経過後には製造直後の粘度の1/2程度の粘度までしか回復しなかった。
これより、アルギン酸、ダイマー酸のジエステルは、粘度低下の抑制に必ずしも必要ではないが、それぞれ粘度低下を抑制する作用を高めることが判った。
Claims (8)
- 成分1)エステル化率75〜95%のアルギン酸多価アルコールエステル及び/又はその塩と、成分2)多価金属イオンと、成分3)4−アルキルレゾルシノール及び/又はその塩とを含有することを特徴とする、乳化剤型の皮膚外用剤。
- 成分3)が、4−n−ブチルレゾルシノール、4−n−ヘキシルレゾルシノール、4−シクロヘキシルレゾルシノール及びそれらの塩から選ばれることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
- 成分1)が、エステル化率75〜95%のアルギン酸プロピレングリコールエステル及び/又はその塩であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
- さらに、成分4)アルギン酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- さらに、成分5)ダイマー酸のジエステル及び/又はダイマージオールのジエステルを含有することを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- 成分5)が、ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)であることを特徴とする、請求項5に記載の皮膚外用剤。
- 水中油型の乳化剤型であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- 化粧料であることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
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