JP2000327557A - 乳化組成物 - Google Patents

乳化組成物

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JP2000327557A JP11143152A JP14315299A JP2000327557A JP 2000327557 A JP2000327557 A JP 2000327557A JP 11143152 A JP11143152 A JP 11143152A JP 14315299 A JP14315299 A JP 14315299A JP 2000327557 A JP2000327557 A JP 2000327557A
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泰博 福田
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洋進 玉井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4−n−ブチルレゾルシノール等のレゾルシ
ノール誘導体を含有する化粧料や皮膚外用医薬品等の乳
化組成物において、レゾルシノール誘導体の薬効を高め
ながら、さらに充分な安全性と製剤安定性が確保された
乳化組成物を提供する。 【解決手段】 乳化組成物にグリセリン等の多価アルコ
ールの不飽和高級アルコールエーテルと下記一般式
(I)に表される4−n−ブチルレゾルシノール及び/
又はその塩等のレゾルシノール誘導体、更に好ましくは
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び/又は
その塩等のアルキル基を有する高分子を配合する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレゾルシノール誘導
体を含有する乳化組成物に関し、詳しくは、十分な安全
性や製剤安定性を有するとともに、レゾルシノール誘導
体の薬効が高められた乳化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】レゾルシノール誘導体は、メラニン産生
抑制作用や抗菌作用を有しており、且つ、安全性に優れ
るため、化粧料や皮膚外用医薬などの皮膚外用剤の有効
成分として有用である。そこで、レゾルシノール誘導体
のかかる作用を高めるため、その好適な製剤化が望まれ
ていた。つまり、皮膚は、生体と外界とを隔てる防護壁
であり、この為、化学物質等の透過が著しく抑制されて
いることから、上記レゾルシノール誘導体の透過を促進
する様な製剤化が望まれていた。しかし、レゾルシノー
ル誘導体等の化学物質などの透過をただ単に促進させる
ことは、時として、製剤化上、系の安定化に使用してい
る非イオン界面活性剤界面活性などの経皮吸収をも促進
してしまい、これが刺激発現等の原因となる場合があ
り、これら好ましくない現象の発現を回避する対策も望
まれていた。特に、非イオン界面活性剤を含有しない製
剤で、しかも充分な安定性を有する製剤の開発が望まれ
ていた。取り分け、低粘度の(粘度8000c.s.
(5℃の条件下)以下の)乳液剤形では、非イオン界面
活性剤等を配合せずに系を安定性に優れたものにするよ
うな剤形設計が難しく、この様な剤形設計を行うための
技術が望まれていた。
【0003】一方、多価アルコールの高級アルコールエ
ーテルは、系の安定化補助や感触改良の目的で化粧料等
の乳化組成物などに使用されていた。しかしながら、レ
ゾルシノール誘導体と上記多価アルコールの高級アルコ
ールエーテルを組み合わせて用いることにより、レゾル
シノール誘導体の効果が高められることも、これらの組
合せが非イオン界面活性剤の存在しない乳化系で使用さ
れ得ることも知られていなかった。さらに、かかる多価
アルコールの高級アルコールエーテルをアルキル基を有
する高分子とともに乳化組成物に含有させることも、さ
らにはその様な乳化組成物が優れた安定性と物性とを有
していることも全く知られていなかった。また、多くの
場合、この様な安定な乳化組成物の粘度がさほど高くな
いことも知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、4−n−ブチルレゾルシノー
ル等のレゾルシノール誘導体を含有する化粧料や皮膚外
用医薬品等の乳化組成物において、レゾルシノール誘導
体の薬効を高めながら、さらに充分な安全性と製剤安定
性が確保された乳化組成物を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、レゾルシノール誘導体を含有する化
粧料や皮膚外用医薬品等の乳化組成物において、レゾル
シノール誘導体の薬効を高めるとともに、界面活性剤な
どの経皮吸収の心配がなく、かつ充分な安定性を有する
製剤、好ましくは、非イオン界面活性剤を含有しない製
剤を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、乳化組成物に
レゾルシノール誘導体とともに多価アルコールの不飽和
高級アルコールエーテルと、さらに好ましくはアルキル
基を有する高分子とを配合することにより、上記特性を
有するレゾルシノール誘導体配合の乳化組成物が得られ
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】すなわち本発明は、多価アルコールの不飽
和高級アルコールエーテルとレゾルシノール誘導体とを
含有することを特徴とする、乳化組成物である。本発明
の乳化組成物に用いる多価アルコールの不飽和高級アル
コールエーテルにおける多価アルコールとして、好まし
くはグリセリン、ジエチレングリコール等が挙げられ、
不飽和高級アルコールとして、好ましくはオレイルアル
コール等が挙げられる。
【0007】また、本発明の乳化組成物が含有するレゾ
ルシノール誘導体として、好ましくは、下記式(I)に
表される4−n−ブチルレゾルシノール及び/又はその
塩が挙げられる。
【0008】
【化2】
【0009】本発明の乳化組成物においては、上記多価
アルコールの不飽和高級アルコールエーテルとレゾルシ
ノール誘導体に加えて更に、アルキル基を有する高分子
を含有することが好ましい。本発明の乳化組成物に用い
る前記アルキル基を有する高分子として、具体的には、
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び/又は
その塩が挙げられる。
【0010】また、本発明の乳化組成物としては、非イ
オン界面活性剤を配合せずに製剤化された乳化組成物が
好ましい。さらに、本発明の乳化組成物は、好適には、
化粧料として用いられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0012】(1)本発明の乳化組成物の必須成分であ
るレゾルシノール誘導体 本発明の乳化組成物では、レゾルシノール誘導体を必須
成分とする。本発明で言うレゾルシノール誘導体とは、
下記一般式(II)に表される、1,3−ジヒドロキシフ
ェノール誘導体及び/又は生理的に許容されるこれらの
塩を意味する。
【0013】
【化3】
【0014】(但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に
水素原子、炭素数1〜4のアシル基、炭素数1〜4のア
ルキル基、メシル基又はトシル基を表し、R3はアルキ
ル基又は水素原子を表す。)
【0015】本発明に用いる上記レゾルシノール誘導体
として、好適には、上記一般式(II)におけるR1、R
2がともに水素原子であって、R3がアルキル基である
アルキルレゾルシノール及び/又は生理的に許容される
これらの塩が挙げられる。ここで、該アルキル基として
は、炭素数4〜7程度の直鎖、分岐又は環状構造を含む
アルキル基が好ましく挙げられ、より好ましくはノルマ
ルブチル基が挙げられる。また、該アルキル基の結合部
位としては2位または4位が好ましい。つまり、これら
のアルキル基としては、2位または4位に結合したノル
マルブチル基がより好ましく、4位に結合したノルマル
ブチル基が特に好ましい。即ち、本発明に用いるレゾル
シノール誘導体のうちでも特に好ましいものは、上記式
(I)に構造を示す4−n−ブチルレゾルシノール及び
/又はその塩である。
【0016】本発明に用いるレゾルシノール誘導体のう
ち、上記一般式(II)で表される1,3−ジヒドロキシ
フェノール誘導体は、レゾルシノールを出発物質とし
て、その1、3位の炭素に結合する水酸基の水素や1、
3位以外の炭素に結合する水素を上記アシル基、アルキ
ル基、メシル基、トシル基等に置換する反応を通常の方
法により行うことで得られるものである。また、これら
誘導体のうちでも本発明に好適に用いられるアルキルレ
ゾルシノールの製法は、例えば、特開平2−49715
号公報等に記載されているので、これらを参照すること
も可能である。すなわち、アルキルレゾルシノールは、
例えば、飽和のカルボン酸とレゾルシノールを塩化亜鉛
の存在下で縮合させた後、該縮合物を亜鉛アマルガム/
塩酸で還元する方法(Lille.J.Bitter, LA. Peiner. V,
Tr. Nauch - Iasled. Inst.slantsev 1969,No 18, 127
参照)、または、レゾルシノールと対応するアルキルア
ルコールとをアルミナ触媒を使用して200〜400℃
の高温下で反応させる方法(英国特許第1,581,4
28号明細書参照)等によって容易に得ることができ
る。
【0017】また、上記塩としては、生理的に許容され
るものであれば特段の限定無く使用することが出来、具
体的には、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類
金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩やト
リエチルアミン塩などの有機アミン塩、リジン塩やアル
ギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。
これらの内でも、本発明においては、アルカリ金属塩が
より好ましく、中でもカリウム塩が特に好ましい。
【0018】本発明に用いる上記レゾルシノール誘導体
は、優れたメラニン産生抑制作用、抗菌作用などの生理
活性作用を有している。本発明の乳化組成物に於いて、
レゾルシノール誘導体が前記生理活性作用を十分に発揮
しながらかつ製剤化においても好ましい含有量は、組成
物全量に対して0.01〜10重量%であり、更に好ま
しくは0.05〜5重量%である。
【0019】(2)本発明の乳化組成物の必須成分であ
る多価アルコールの不飽和高級アルコールエーテル 本発明の乳化組成物は、多価アルコールの不飽和高級ア
ルコールエーテルを必須成分として含有する。ここで、
前記エーテルを構成するのに用いることの出来る多価ア
ルコールとして、好ましくは炭素数2〜5の多価アルコ
ールが挙げられ、この様な多価アルコールとして具体的
には、エチレングリコール、グリセリン、ペンチルグリ
コール、ネオペンチルグリコール、エリスリトール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3ー
ブタンジオール、ジプロピレングリコール等が好ましく
例示でき、より好ましくは、グリセリン、ジエチレング
リコール等が例示でき、中でもグリセリンが特に好まし
い。
【0020】又、エーテルを構成する他方の要素であ
る、不飽和高級アルコールとしては、炭素数4〜24の
ものが好ましく、更に好ましくは炭素数12〜24のも
のである。具体的には、ブテノール、ペンテノール、プ
ロパルギルアルコール、オクテノール、デセノール、ド
デセノール、オレイルアルコール等が好ましく例示で
き、中でもオレイルアルコールが特に好ましい。
【0021】又、多価アルコールに於いては、同一分子
内の全ての水酸基がエーテル化されても良いし、一部が
エーテル化されていても良い。好ましいものは、分子内
に水酸基を残したエーテルである。従って、好ましい該
エーテルを例示するならば、エチレングリコールモノオ
レイルエーテル、ジエチレングリコールモノオレイルエ
ーテル、グリセリン−α−モノオレイルエーテル、グリ
セリン−β−モノオレイルエーテル、グリセリン−α,
β−ジオレイルエーテル、グリセリン−α,α−ジオレ
イルエーテル、ネオペンチルグリコールモノオレイルエ
ーテル等が例示でき、これらの中でも、ジエチレングリ
コールモノオレイルエーテル、グリセリン−α−モノオ
レイルエーテル、グリセリン−β−モノオレイルエーテ
ル、グリセリン−α,β−ジオレイルエーテル、グリセ
リン−α,α−ジオレイルエーテルが更に好ましく、グ
リセリン−α−モノオレイルエーテル、グリセリン−β
−モノオレイルエーテルが特に好ましい。
【0022】本発明においては、この様な多価アルコー
ルの不飽和高級アルコールエーテルを上記レゾルシノー
ル誘導体と組み合わせて乳化組成物に含有させることに
より、レゾルシノール誘導体の有する効果を高めること
を可能としたものである。さらに、これら多価アルコー
ルの不飽和高級アルコールエーテルは、上記レゾルシノ
ール誘導体の効果を高める作用を有するのみならず、乳
化組成物の系を安定化する作用を有する。
【0023】本発明の乳化組成物に於ける該エーテルの
好ましい含有量は、乳化組成物全量に対して0.01〜
5重量%であり、更に好ましくは0.1〜3重量%であ
る。上記エーテルの含有量について上記範囲が好ましい
理由は、多すぎると乳化組成物の系の粘度が高くなりす
ぎる場合があり、少なすぎると系の安定化の効果が得ら
れない場合があるからである。
【0024】(3)本発明の乳化組成物の好適な任意成
分であるアルキル基を有する高分子 本発明の乳化組成物は、アルキル基を有する高分子を好
適な任意成分として含有する。上記レゾルシノール誘導
体と多価アルコールの不飽和高級アルコールエーテルの
組合せに於いて、該高分子を用いて乳化することによ
り、化粧料の離脱を抑制し、作用時間を長くさせること
が出来る。さらに、該高分子を用いることによりレゾル
シノール誘導体の生理活性作用をより高めることも可能
である。
【0025】本発明に用いるアルキル基を有する高分子
として、具体的には、アクリル酸及びそのアルキルエス
テル、アルキルアミド、メタクリル酸及びそのアルキル
エステル、アルキルアミド、アシル化ビニルアルコール
及びそのアルキルエーテル、スチレン、α−アルキルス
チレンから選ばれる1種乃至は2種以上を構成モノマー
とする、重合体及び/又は共重合体が好ましく例示でき
る。さらに、本発明に用いるアルキル基を有する高分子
としては、前記重合体、共重合体の生理的に許容される
塩を例示できる。また、これらの中でも、本発明に用い
るアルキル基を有する高分子として好ましくは、アクリ
ル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び/又はその塩
が例示できる。
【0026】上記アルキル基を有する高分子のアルキル
基としては、長鎖長であることが好ましく、具体的に
は、炭素数8〜34のアルキル基が例示でき、より好ま
しくは炭素数10〜32のアルキル基が例示できる。本
発明に用いるアルキル基を有する高分子は、例えば、上
記例示したモノマーから選ばれる1種乃至は2種以上を
原料として用い、前記選択された原料モノマーが通常重
合されるのと同様の方法でこれを重合させることにより
製造することができる。より具体的には、本発明に好ま
しく用いられるアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重
合体を製造する場合には、常法に従ってメタクリル酸を
塩化チオニルなどでクロリドに変換した後、アルカリ存
在下アルコールやアルキルアミン等と反応させてメタク
リル酸アルキルを作製し、これをアクリル酸と共重合さ
せて得ることが可能である。
【0027】また、本発明に用いる上記高分子の多くは
既に市販されているものもあるので、これらを本発明に
利用することも可能である。この様な市販品の内、好ま
しいものとして、グッドリッチ社より、ペムレンTR−
1やペムレンTR−2の商品名で販売されているアクリ
ル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(アルキル基の炭
素数10〜30)及び/又はその塩を挙げることができ
る。
【0028】ここで上記塩としては、生理的に許容され
るものであれば何れも使用可能であり、例えば、ナトリ
ウム塩やカリウム塩の様なアルカリ金属塩、カルシウム
塩やマグネシウム塩の様なアルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、トリエチルアミン塩やトリエタノールアミン
塩等の有機アミン塩、リジン塩やアルギニン塩などの塩
基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。これらの内、
最も好ましいものは、アルカリ金属塩である。
【0029】本発明の乳化組成物に於ける、これらアル
キル基を有する高分子の好ましい含有量は、乳化組成物
全量に対して0.01〜2重量%であり、更に好ましく
は0.05〜1重量%である。上記アルキル基を有する
高分子の含有量について上記範囲が好ましい理由は、多
すぎると増粘し過ぎてしまう場合があり、少なすぎると
安定化作用が得られない場合があるからである。
【0030】(4)本発明の乳化組成物 本発明の乳化組成物は、上記レゾルシノール誘導体と多
価アルコールの不飽和高級アルコールエーテルとを含有
することを特徴とし、好ましくは、更に、アルキル基を
有する高分子を含有するものである。本発明において
は、乳化組成物を上記組成とすることによりレゾルシノ
ール誘導体の有する生理活性効果が高められるばかりで
なく、界面活性剤などの吸収されるのに好ましくない成
分が過度に経皮吸収される心配がなく安全であり、かつ
充分な製剤安定性を有する乳化製剤とすることができ
る。
【0031】本発明の乳化組成物は、乳化系であれば特
に制限なく何れの組成物にも適用可能である。具体的に
は、乳液、クリーム等の剤形で、化粧料や皮膚外用医薬
品等の分野に適用されるが、本発明の好ましい適用分野
は化粧料である。
【0032】本発明の乳化組成物に於いては、上記必須
成分であるレゾルシノール誘導体と多価アルコールの不
飽和高級アルコールエーテル、好適な任意成分であるア
ルキル基を有する高分子以外に、化粧料や皮膚外用医薬
品など本発明の乳化組成物が適用される分野の乳化組成
物で通常使用される基剤成分、すなわち、水性成分、油
性成分、乳化剤等のうち、上記成分との組み合わせにお
いて乳化組成物を形成するのに必要な成分をさらに含有
する。乳化組成物を形成するのに必要な基剤成分の種類
や組成は、各種用途や乳化剤形に合わせて適宜選択され
るものであり、これらを適宜選択することは当業者にお
いて一般に行われている事項である。
【0033】また、上記基剤成分として具体的には、水
性成分として水等が、油性成分として、ワセリンやマイ
クロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ油や
ゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等のトリグ
リセライド類、セタノール、オレイルアルコール等の高
級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪
酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価アル
コール類等が、乳化剤として、各種界面活性剤等が挙げ
られる。
【0034】さらに、本発明の乳化組成物が皮膚外用医
薬品であれば、通常、抗真菌剤、抗炎症剤、ステロイ
ド、抗掻痒剤、抗生物質等の有効成分を含有する。本発
明の乳化組成物においては、上記成分以外に通常化粧料
や皮膚外用医薬品に配合される任意成分、例えば、エタ
ノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収
剤、抗酸化剤、色素、粉体類、さらには各種薬効成分等
を配合することが可能であり、これら任意成分は本発明
の効果を損なわない範囲の配合量で配合することができ
る。
【0035】本発明の乳化組成物は、これらの成分を常
法に従って処理することにより製造することが出来る。
また、本発明の乳化組成物は、上述の様に任意成分とし
て非イオン界面活性剤を含有することが可能であるが、
非イオン界面活性剤を含有しない乳化系に適用すること
も可能であり、安全性の点から非イオン界面活性剤を含
有しない乳化組成物とすることが好ましい。特に、本発
明の乳化組成物が上記アルキル基を有する高分子を含有
する場合には、該非イオン界面活性剤を含有しないでも
安定性に優れる乳化系が出来るため、上記レゾルシノー
ル誘導体および多価アルコールの不飽和高級アルコール
エーテルに加えてアルキル基を有する高分子を含有さ
せ、非イオン界面活性剤を含有させずに本発明の乳化組
成物を製剤化することが特に好ましい。
【0036】さらに、通常知られている乳化系に於いて
は、安全性の高い乳化製剤では粘度が高くなり、以て、
使用時ののびが重くなる傾向にあるが、本発明の乳化組
成物のうちでもアルキル基を有する高分子を含有する場
合には、8000c.s.(5℃の条件下)以下の低粘
度でも、安全性とともに安定性にも優れる製剤が出来る
ため、のびが良い使用性に優れた乳化組成物が得られ
る。この様な8000c.s.(5℃の条件下)以下の
低粘度で安全性とともに安定性にも優れる本発明の乳化
組成物として、具体的には、組成物全量に対して約1〜
10重量%の油相成分と約90〜99%の水相成分を含
有し、さらに、上記レゾルシノール誘導体、多価アルコ
ールの不飽和高級アルコールエーテルおよびアルキル基
を有する高分子をそれぞれ上記好ましい含有量で含有す
る乳化組成物等が挙げられる。
【0037】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0038】<実施例1>下記表1に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料1(クリーム)を
作成した。即ち、イ、ロ、ハ、ニの各成分をそれぞれ8
0℃に加熱し、イ成分にロ成分を加え混練りし、これに
ハ成分を加え希釈して、ニ成分を徐々に加え乳化し、撹
拌冷却してクリームを得た。
【0039】この化粧料1のグリセリン−α−モノオレ
イルエーテルをグリセリン−α−モノステアリルエーテ
ルに置換した比較例1のクリーム、水に置換した対照例
1のクリームを上記同様にして製造し、上記化粧料1と
ともに美白効果を調べた。
【0040】即ち、人の前腕部2cm×2cmの部位4
つに、予め求めておいたMED(Minimal Erythema Dos
e(最少紅斑量))の0.5倍の紫外線(光源:東芝製
SEランプ)を1日1回、3日間照射し、ターニングモ
デルを作成した。このターニングした4部位の1部位に
本発明の化粧料1、1部位に比較例1のクリーム、1部
位に対照例1のクリームを0.01ml/日で3週間連
日投与し、残る1部位はなにもせず(無処置)、着色の
程度の変化を最後の投与後24時間に観察した。観察基
準は、無処置の部位に比べて、++:非常に白い、+:
明らかに白い、±:僅かに白い、−:白くないの基準で
観察・判定した。
【0041】結果は、対照例1と比較例1のクリームが
±であるのに対し、本発明の化粧料1は+〜++であっ
た。これより、レゾルシノール誘導体を同じ含有量で含
有する対照例や比較例に比べ、レゾルシノール誘導体と
ともに多価アルコールの不飽和高級アルコールエーテル
を含有する本発明の化粧料はレゾルシノール誘導体の薬
効に優れることが明らかである。
【0042】
【表1】 表1 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 70%マルチトース水溶液 5 重量部 グリセリン 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 グリセリン−α−モノオレイルエーテル 1 重量部 ジグリセリントリオレート 5 重量部 メチルパラベン 0.3重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 ────────────────────────────────── ハ成分 流動パラフィン 10 重量部 軽質イソパラフィン 20 重量部 ────────────────────────────────── ニ成分 燐酸水素2ナトリウム 0.2重量部 水 48.3重量部 ──────────────────────────────────
【0043】<実施例2>下記表2に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料2(乳液)を製造
した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、
イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々に加え乳化し、ホモ
ジナイザーにて乳化粒子を均一化した後冷却して、非イ
オン界面活性剤を含有しない乳化組成物を得た。尚、参
考例1として、ペムレンTR−2をカルボキシビニルポ
リマーに置換したものの製造を試みたが乳化できなかっ
た。又、グリセリン−α−モノオレイルエーテルをグリ
セリン−α−ステアリルエーテルに置換した比較例2の
乳液を上記同様に製造したが、得られた乳液は室温で乳
化後24時間以内に分離した。
【0044】また、化粧料2を乳化後24時間室温に放
置してから、保存瓶に充填した後、次の各温度条件で保
管し、保管開始後24時間における粘度を測定したとこ
ろ、結果は、5℃;4820、20℃;2800、40
℃;2000(単位は各c.s.)であった。又、化粧
料2は50℃10日間の過酷条件でも安定であった。こ
れより、本発明のレゾルシノール誘導体を含有する乳化
組成物において、多価アルコールの不飽和高級アルコー
ルエーテルとアルキル基を有する高分子とを組合せて用
いることにより、非イオン界面活性剤を含有しない、低
粘度の乳化組成物を安定して製剤できることが確認され
た。又、この化粧料2を上記と同様の美白効果の評価法
で評価したところ、結果は++であり、レゾルシノール
誘導体と多価アルコールの不飽和高級アルコールエーテ
ルに加えて、アルキル基を有する高分子を配合した乳化
系を用いると、レゾルシノール誘導体の薬効が更に高ま
ることがわかった。
【0045】
【表2】 表2 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリン−α−モノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 87.3重量部 ──────────────────────────────────
【0046】<実施例3>下記表3に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料3(乳液)を製造
した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、
イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々に加え乳化し、ホモ
ジナイザーにて乳化粒子を均一化した後冷却して、非イ
オン界面活性剤を含有しない乳化組成物を得た。尚、参
考例2として、ペムレンTR−2をカルボキシビニルポ
リマーに置換したものの製造を試みたが乳化できなかっ
た。又、グリセリン−α−モノオレイルエーテルをグリ
セリン−α−ステアリルエーテルに置換した比較例3の
乳液を上記同様に製造したが、得られた乳液は室温で乳
化後24時間以内に分離した。
【0047】また、化粧料3を乳化後24時間室温に放
置してから、保存瓶に充填した後、次の各温度条件で保
管し、保管開始後24時間における粘度を測定したとこ
ろ、結果は、5℃;4800、20℃;2910、40
℃;2000(単位は各c.s.)であった。又、化粧
料3は50℃10日間の過酷条件でも安定であった。こ
れより、本発明のレゾルシノール誘導体を含有する乳化
組成物において、多価アルコールの不飽和高級アルコー
ルエーテルとアルキル基を有する高分子とを組合せて用
いることにより、非イオン界面活性剤を含有しない、低
粘度の乳化組成物を安定して製剤できることが確認され
た。
【0048】
【表3】 表3 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリン−α−モノオレイルエーテル 0.5重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.5重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 86.7重量部 ──────────────────────────────────
【0049】<実施例4>下記表4に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料4(乳液)を製造
した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、
イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々に加え乳化し、ホモ
ジナイザーにて乳化粒子を均一化した後冷却して、非イ
オン界面活性剤を含有しない乳化組成物を得た。尚、参
考例3として、ペムレンTR−2をカルボキシビニルポ
リマーに置換したものの製造を試みたが乳化できなかっ
た。又、グリセリン−α−モノオレイルエーテルをグリ
セリン−α−ステアリルエーテルに置換した比較例4の
乳液を上記同様にして製造したが、得られた乳液は室温
で乳化後24時間以内に分離した。
【0050】また、化粧料4を乳化後24時間室温に放
置してから、保存瓶に充填した後、次の各温度条件で保
管し、保管開始後24時間における粘度を測定したとこ
ろ、20℃;1960(単位は各c.s.)であった。
又、化粧料4は50℃10日間の過酷条件でも安定であ
った。これより、本発明のレゾルシノール誘導体を含有
する乳化組成物において、多価アルコールの不飽和高級
アルコールエーテルとアルキル基を有する高分子とを組
合せて用いることにより、非イオン界面活性剤を含有し
ない、低粘度の乳化組成物を安定して製剤できることが
確認された。
【0051】
【表4】 表4 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5 重量部 セタノール 0.5 重量部 グリセリン−α−モノオレイルエーテル 0.5 重量部 ホホバ油 1.7 重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1 重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 1 重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.05重量部 マルトトリオース 0.2 重量部 水 86.3 重量部 ──────────────────────────────────
【0052】<実施例5>下記表5に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料5(乳液)を製造
した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、
イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々に加え乳化し、ホモ
ジナイザーにて乳化粒子を均一化した後、冷却して、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を得た。尚、
参考例4として、ペムレンTR−1をカルボキシビニル
ポリマーに置換したものの製造を試みたが乳化できなか
った。又、グリセリン−α−モノオレイルエーテルをグ
リセリン−α−ステアリルエーテルに置換した比較例5
の乳液を上記同様に製造したが、得られた乳液は室温で
乳化後24時間以内に分離した。
【0053】また、上記で得られた化粧料5を50℃の
過酷条件に10日間放置したが10日後も乳化状態に変
化はなく安定に保存されていた。これより、本発明のレ
ゾルシノール誘導体を含有する乳化組成物において、多
価アルコールの不飽和高級アルコールエーテルとアルキ
ル基を有する高分子とを組合せて用いることにより、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を安定して製
剤できることが確認された。
【0054】
【表5】 表5 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリン−α−モノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−1) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 87.4重量部 ──────────────────────────────────
【0055】<実施例6>下記表6に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料6(乳液)を製造
した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、
イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々に加え乳化し、ホモ
ジナイザーにて乳化粒子を均一化した後、冷却して、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を得た。尚、
参考例5として、ペムレンTR−2をカルボキシビニル
ポリマーに置換したものの製造を試みたが乳化できなか
った。又、グリセリン−β−モノオレイルエーテルをグ
リセリン−α−ステアリルエーテルに置換した比較例6
の乳液を上記同様にして製造したが、得られた乳液は室
温で乳化後24時間以内に分離した。
【0056】また、上記で得られた化粧料6を50℃の
過酷条件に10日間放置したが10日後も乳化状態に変
化はなく安定に保存されていた。これより、本発明のレ
ゾルシノール誘導体を含有する乳化組成物において、多
価アルコールの不飽和高級アルコールエーテルとアルキ
ル基を有する高分子とを組合せて用いることにより、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を安定して製
剤できることが確認された。
【0057】
【表6】 表6 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリン−β−モノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 87.4重量部 ──────────────────────────────────
【0058】<実施例7>下記表7に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料7(乳液)を製造
した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、
イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々に加え乳化し、ホモ
ジナイザーにて乳化粒子を均一化した後、冷却して、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を得た。尚、
参考例6として、ペムレンTR−2をカルボキシビニル
ポリマーに置換したものの製造を試みたが乳化できなか
った。又、グリセリン−β−モノオレイルエーテルをグ
リセリン−α−ステアリルエーテルに置換した比較例7
の乳液を上記と同様にして製造したが、得られた乳液は
室温で乳化後24時間以内に分離した。
【0059】また、上記で得られた化粧料7を50℃の
過酷条件に10日間放置したが10日後も乳化状態に変
化はなく安定に保存されていた。これより、本発明のレ
ゾルシノール誘導体を含有する乳化組成物において、多
価アルコールの不飽和高級アルコールエーテルとアルキ
ル基を有する高分子とを組合せて用いることにより、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を安定して製
剤できることが確認された。
【0060】
【表7】 表7 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリン−β−モノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 2−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 87.4重量部 ──────────────────────────────────
【0061】<実施例8>下記表8に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料8(乳液)を製造
した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、
イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々に加え乳化し、ホモ
ジナイザーにて乳化粒子を均一化した後、冷却して、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を得た。尚、
参考例7として、ペムレンTR−2をカルボキシビニル
ポリマーに置換したものの製造を試みたが乳化できなか
った。又、グリセリン−α,β−ジオレイルエーテルを
グリセリン−α−ステアリルエーテルに置換した比較例
8の乳液を上記と同様に製造したが、得られた乳液は室
温で乳化後24時間以内に分離した。
【0062】また、上記で得られた化粧料8を50℃の
過酷条件に10日間放置したが10日後も乳化状態に変
化はなく安定に保存されていた。これより、本発明のレ
ゾルシノール誘導体を含有する乳化組成物において、多
価アルコールの不飽和高級アルコールエーテルとアルキ
ル基を有する高分子とを組合せて用いることにより、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を安定して製
剤できることが確認された。
【0063】
【表8】 表8 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリン−α,β−ジオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 87.3重量部 ──────────────────────────────────
【0064】<実施例9>下記表9に示す処方に従っ
て、本発明の乳化組成物である化粧料9(乳液)を製造
した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、
イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々に加え乳化し、ホモ
ジナイザーにて乳化粒子を均一化した後、冷却して、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を得た。尚、
参考例8として、ペムレンTR−2をカルボキシビニル
ポリマーに置換したものの製造を試みたが乳化できなか
った。又、ジエチレングリコールモノオレイルエーテル
をグリセリン−α−ステアリルエーテルに置換した比較
例9の乳液を製造したが、得られた乳液は室温で乳化後
24時間以内に分離した。
【0065】また、上記で得られた化粧料9を50℃の
過酷条件に10日間放置したが10日後も乳化状態に変
化はなく安定に保存されていた。これより、本発明のレ
ゾルシノール誘導体を含有する乳化組成物において、多
価アルコールの不飽和高級アルコールエーテルとアルキ
ル基を有する高分子とを組合せて用いることにより、非
イオン界面活性剤を含有しない乳化組成物を安定して製
剤できることが確認された。
【0066】
【表9】 表9 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 ジエチレングリコールモノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 87.3重量部 ──────────────────────────────────
【0067】<実施例10>上記実施例2〜9で得られ
た化粧料2〜9について、専門パネラーが5℃における
使用性を調べた。使用性の評価項目は、のびの良さ、密
着感、肌なじみの良さであった。これらの評価基準は+
+:大変良い、+:良い、±:やや良い、−:悪いであ
った。結果を表10に示す。これより、本発明の化粧料
は、低温度下であっても粘度が低いため、大変使用性が
良いことがわかる。
【0068】
【表10】
【0069】<実施例11>上記実施例2〜9で得られ
た化粧料2〜9について、モルモット損傷皮膚モデル
(1群5匹)を用いて安全性を調べた。モルモットは背
部を剃毛した後、ガムテープストリッピングを行い、上
記化粧料2〜9の48時間クローズパッチを行った。パ
ッチ除去後、皮膚反応を、++:浮腫を伴う反応、+:
明らかな紅斑を伴う反応、±:僅かな紅斑を伴う反応、
−:無反応、のいわゆるドレーズの基準に従って評価し
た。結果は、何れの化粧料をクローズドパッチされた何
れの動物とも無反応(−)であり、本発明の化粧料の安
全性が高いことが証明された。
【0070】<実施例12>下記表11に示す処方に従
って、本発明の乳化組成物である抗炎症用の皮膚外用医
薬1(乳液)を製造した。即ち、イ、ロの成分をそれぞ
れ80℃に加熱し、イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々
に加え乳化し、ホモジナイザーにて乳化粒子を均一化し
た後冷却して、非イオン界面活性剤を含有しない乳化組
成物を得た。得られた皮膚外用医薬1は、のびが大変良
い上、皮膚上からの脱離が少ないので、優れた皮膚外用
基剤を用いていることがわかる。
【0071】また、上記皮膚外用医薬1を抗炎症剤を使
用する損傷皮膚に投与したところ、投与による好ましく
ない物理的刺激が抑制されることが確認された。さら
に、皮膚外用医薬1は、レゾルシノール誘導体の抗菌作
用により、微生物に対しても安定であった。
【0072】
【表11】 表11 ────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリン−α−モノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 スプロフェン 1 重量部 ────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 86.4重量部 ──────────────────────────────────
【0073】<実施例13>下記表12に示す処方に従
って、本発明の乳化組成物である抗真菌用の皮膚外用医
薬2(乳液)を製造した。即ち、イ、ロの成分をそれぞ
れ80℃に加熱し、イ成分にロ成分を撹拌しながら徐々
に加え乳化し、ホモジナイザーにて乳化粒子を均一化し
た後冷却して、非イオン界面活性剤を含有しない乳化組
成物を得た。得られた皮膚外用医薬2は、のびが大変良
い上、皮膚上からの脱離が少ないので、優れた皮膚外用
基剤を用いていることがわかる。
【0074】また、上記皮膚外用医薬2を、抗真菌剤を
使用するビランした皮膚に投与したところ、投与による
好ましくない物理的刺激が抑制されることが確認され
た。更に、レゾルシノール誘導体の作用によりビラン回
復後の皮膚に色素沈着は見られなかった。
【0075】
【表12】 表12 ─────────────────────────────────── 成 分 配 合 量 ─────────────────────────────────── イ成分 ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリン−α−モノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 メチルフェニルポリシロキサン 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 テルビナフィン 1 重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 0.1重量部 ─────────────────────────────────── ロ成分 1,3−ブタンジオール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 マルトトリオース 0.2重量部 水 86.3重量部 ────────────────────────────────────
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、レゾルシノール誘導体
を含有する化粧料や皮膚外用医薬品等の乳化組成物にお
いて、レゾルシノール誘導体の薬効を高めながら、さら
に充分な安全性と製剤安定性が確保された乳化組成物を
提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/05 A61K 31/05 47/10 47/10 47/32 47/32 // B01F 17/42 B01F 17/42 17/52 17/52 B01J 13/00 B01J 13/00 A (72)発明者 福田 泰博 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 鳥原 正浩 新潟県北蒲原郡中条町倉敷町2番28号 株 式会社クラレ内 (72)発明者 玉井 洋進 新潟県北蒲原郡中条町倉敷町2番28号 株 式会社クラレ内 Fターム(参考) 4C076 AA16 BB31 CC05 CC31 DD30 DD37 DD38 DD39Q DD43 DD67 EE09 EE12 EE27 EE48 EE53 FF63 FF67 4C083 AA122 AB032 AB282 AC022 AC072 AC082 AC122 AC171 AC172 AC422 AC471 AC472 AC482 AD091 AD092 AD111 AD152 AD212 CC05 DD31 EE16 4C206 AA02 CA19 MA02 MA03 MA05 MA41 MA83 NA06 ZA89 ZB35 4D077 AA04 AA09 AB11 AB12 AC01 BA07 CA03 CA13 DC02Y DC04Y DC13Y DC15Z DC16Z DC17Z DC20Y DC24Y DC36Z DD03Y DD09Y DD10Y DD17Y DD17Z DD18Y DD18Z DE02Y DE09Y DE10Y 4G065 AB02Y AB09X AB38X BA13 BA14 CA02 CA20 DA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価アルコールの不飽和高級アルコール
    エーテルとレゾルシノール誘導体とを含有することを特
    徴とする、乳化組成物。
  2. 【請求項2】 多価アルコールが、グリセリンまたはジ
    エチレングリコールであることを特徴とする、請求項1
    に記載の乳化組成物。
  3. 【請求項3】 不飽和高級アルコールがオレイルアルコ
    ールである、請求項1又は2に記載の乳化組成物。
  4. 【請求項4】 レゾルシノール誘導体が下記式(I)に
    表される4−n−ブチルレゾルシノール及び/又はその
    塩であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項
    に記載の乳化組成物。 【化1】
  5. 【請求項5】 更に、アルキル基を有する高分子を含有
    することを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記
    載の乳化組成物。
  6. 【請求項6】 アルキル基を有する高分子が、アクリル
    酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び/又はその塩で
    あることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記
    載の乳化組成物。
  7. 【請求項7】 非イオン界面活性剤を含有しないことを
    特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の乳化組
    成物。
  8. 【請求項8】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    1〜7の何れか一項に記載の乳化組成物。
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