JPH09249520A - ゲル状乳化組成物 - Google Patents

ゲル状乳化組成物

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JPH09249520A
JPH09249520A JP6338696A JP6338696A JPH09249520A JP H09249520 A JPH09249520 A JP H09249520A JP 6338696 A JP6338696 A JP 6338696A JP 6338696 A JP6338696 A JP 6338696A JP H09249520 A JPH09249520 A JP H09249520A
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powder
water
present
agar
carbonyl group
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Takeshi Nakamura
武 中村
Yukari Sakazaki
ゆかり 坂崎
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Pola Chemical Industries Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用感に優れ、使用性や乳化組成物が本来的
に有する機能を損なわずに界面活性剤の配合量が減量さ
れた化粧料、皮膚外用医薬品等の乳化組成物を提供す
る。 【解決手段】 化粧料、皮膚外用医薬品等の乳化組成物
に、寒天及び/又はゼラチンと揮発性油剤とカルボニル
基を有する水不溶性高分子粉末とを、好ましくは、寒天
及び/又はゼラチンについては組成物全量に対して0.
1〜5重量%、揮発性油剤については組成物全量に対し
て1〜90重量%、カルボニル基を有する水不溶性高分
子粉末については組成物全量に対して0.1〜20重量
%の含有量となるように配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳化組成物に関
し、詳しくは、界面活性剤の配合量が軽減された化粧料
あるいは医薬品に好適な乳化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料や皮膚外用医薬品において界面活
性剤は、水と油性成分を乳化あるいは可溶化させたり、
粉体成分を基剤に安定に分散させたりするために、ま
た、化粧落とし料においては、汚れを溶解・分散・脱離
させるために配合される必要不可欠な成分であった。し
かしながら、その一方で界面活性剤は、上記化粧料や皮
膚外用医薬品に配合する際に安全性上好ましい成分とは
言えなかった。これは、界面活性剤の有する界面活性作
用が上記の様に有用に作用すると同時に皮膚に対しては
刺激を発現させ易いためである。また、界面活性剤は、
親油性と親水性の両方の性質を兼ね備えているために、
メークアップ化粧料の化粧持ちにもあまり良い影響を与
えないと言われている。さらに、クレンジング料の様な
化粧落とし料では、拭き取りきれずに皮膚上に残存する
界面活性剤による刺激と拭き取りの際の摩擦による刺激
の相乗作用から発赤等を起こすこともあった。
【0003】この様な状況を反映して、これまでに化粧
料や皮膚外用医薬品に配合する界面活性剤量の減量を目
的として様々な方法が試みられてきた。前記方法の例と
して、ベントナイト−水のゲル中に油性成分を均一分散
した剤形や糖−ポリグリセリンエステル−炭化水素から
なる油性ゲル中に多量の水相を内包させた高内相W/O
エマルジョン、長鎖アルキルアクリル酸エステルポリマ
ー等の自己乳化型増粘剤による乳化等が挙げられる。
【0004】これらの方法によって、界面活性剤によら
ない乳化や配合界面活性剤量を著しく減少させた乳化が
可能となったが、ベントナイト系についてはゲル化が止
まらず数年で乳化物が固化してしまうという問題があ
り、高内相W/Oエマルジョンについては処方成分の自
由度が少ないという問題があり、また、自己乳化型増粘
剤による乳化は増粘剤の影響で粉体が凝集し易くなるこ
とからファンデーション系では使いにくいという問題が
あった。
【0005】一方、有機高分子ゲル化剤を用いた乳化で
は、寒天やゼラチンを用いてこの中に油性成分を分散し
て乳化する技術が知られていたが、寒天やゼラチンを用
いた乳化物では、潤いのあるしっとりとしたあるいはさ
っぱりとした好ましい使用感が得られるものの、界面活
性剤が少ない分、洗浄機能や浸透作用等の機能が損なわ
れるという問題があった。さらに、寒天やゼラチンを用
いた乳化物では、手に取ったときにボロボロ感があり使
用性に問題があった。
【0006】そこで、化粧料や皮膚外用医薬品等に利用
される乳化組成物において、乳化剤形を維持しつつ、使
用性や乳化組成物が本来的に有する洗浄作用、浸透作用
等の機能を損なうことなく、界面活性剤の配合量を減量
する方法が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記観点から
なされたものであり、使用感に優れ、使用性や乳化組成
物が本来的に有する機能を損なわずに界面活性剤の配合
量が減量された化粧料、皮膚外用医薬品等の乳化組成物
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、乳化組成物に
(1)寒天及び/又はゼラチンと、(2)揮発性油剤と、(3)
カルボニル基を有する水不溶性高分子粉末と、を配合す
ることで、好ましい使用感が得られ、且つ乳化剤形を維
持しつつも使用性や乳化組成物が本来的に有する洗浄作
用、浸透作用等の機能を損なうことなく、界面活性剤の
配合量を減量できることを見出し、本発明を完成させ
た。
【0009】すなわち本発明は、(1)寒天及び/又はゼ
ラチンと、(2)揮発性油剤と、(3)カルボニル基を有する
水不溶性高分子粉末と、を含有する乳化組成物である。
本発明の乳化組成物に用いる寒天及び/又はゼラチンと
しては、特に制限されず、一般に食品等のゲル状組成物
に用いられるゼラチン、寒天等を本発明の乳化組成物に
用いることが可能である。
【0010】本発明の乳化組成物に用いる揮発性油剤と
しては、水と任意の割合で混合しない液体すなわち油剤
であって、室温で揮散する性質を有する油剤であれば特
に制限されずに挙げることができる。具体的には、大気
圧下における沸点が200℃未満である油剤を挙げるこ
とができ、より具体的には、粘度0.1〜10センチス
トークスのジメチルポリシロキサン、3〜6量体の環状
ジメチルポリシロキサン、炭素数20未満の分岐の炭化
水素及び総炭素数12未満のエステル等を挙げることが
できる。さらに、これらの揮発性油剤は1種が単独で又
は2種以上が混合物として本発明の乳化組成物に用いら
れる。
【0011】本発明の乳化組成物に用いるカルボニル基
を有する水不溶性高分子粉末としては、分子構造中にカ
ルボニル基を有する高分子化合物であって水に不溶性の
粉末であれば特に制限されないが、具体的には、セルロ
ース粉末、デンプン粉末等の水不溶性多糖類粉末、シル
クパウダー、牛皮革粉末等の水不溶性タンパク質粉末、
ナイロンパウダー等のポリアミド粉末、アクリル酸、メ
タアクリル酸及びこれらのエステルのポリマー粉末やこ
れらの共重合体粉末等のアクリル樹脂粉末等を挙げるこ
とができる。これらのカルボニル基を有する水不溶性高
分子粉末は、1種が単独で又は2種以上が混合物として
本発明の乳化組成物に用いられる。また、これらのうち
でもセルロース粉末、シルクパウダー、牛皮革粉末等が
本発明の乳化組成物において好ましく用いられる。
【0012】本発明の乳化組成物における上記寒天及び
/又はゼラチン、揮発性油剤、並びにカルボニル基を有
する水不溶性高分子粉末の含有量であるが、寒天及び/
又はゼラチンについては組成物全量に対して0.1〜5
重量%であることが好ましく、揮発性油剤については組
成物全量に対して1〜90重量%であることが好まし
く、また、カルボニル基を有する水不溶性高分子粉末に
ついては組成物全量に対して0.1〜20重量%である
ことが好ましい。
【0013】本発明の乳化組成物は、上記寒天及び/又
はゼラチンと揮発性油剤とカルボニル基を有する水不溶
性高分子粉末とともに、通常の乳化組成物が含有する基
剤成分を含有し、さらに、界面活性剤や各種用途、目的
等にあわせて適宜選択される各種成分を任意に含有す
る。通常の乳化組成物において基剤成分は水相成分と油
相成分とからなるが、本発明の乳化組成物においてはこ
の油相成分を上記揮発性油剤とそれ以外の油剤で構成す
ることが可能であり、また上記揮発性油剤のみで構成す
ることも可能である。この様な本発明の乳化組成物は、
寒天及び/又はゼラチンを水相成分に揮発性油剤を油相
成分に、また、カルボニル基を有する水不溶性高分子粉
末をそのどちらかに、それぞれ配合する以外は、通常の
乳化組成物と同様にして製造することができる。
【0014】本発明の乳化組成物として具体的には、化
粧料や皮膚外用医薬品等を挙げることができる。本発明
の乳化組成物は、上記のように寒天及び/又はゼラチン
と揮発性油剤とカルボニル基を有する水不溶性高分子粉
末を含有するものであって、これらを含有することで、
組成物に潤いのあるしっとりとしたあるいはさっぱりと
した好ましい使用感を付与することができ、さらに、乳
化組成物が本来的に有する洗浄作用や浸透作用等の機能
を損なうことなく組成物中の界面活性剤の含有量を少な
くすることができる。また、従来の有機高分子ゲル化剤
を用いた乳化組成物で問題とされていたボロボロ感を改
善して使用性をよくすることも可能である。なお、本発
明の乳化組成物においてはこれら成分を含有することで
乳化剤形に支障を与えることもない。
【0015】上記のようにして乳化組成物中の界面活性
剤の配合量を少なくすることが可能となれば、化粧料に
おいては界面活性剤に由来する化粧崩れや安全性の低下
などの問題を、また、皮膚外用医薬品においては界面活
性剤に由来する皮膚内貯留性の損失、安全性の低下等の
問題を、それぞれの乳化組成物の有する本来的な機能や
使用性を低下させることなく有効に解決することが可能
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。 (1)本発明の乳化組成物 本発明の乳化組成物は、(1)寒天及び/又はゼラチン
と、(2)揮発性油剤と、(3)カルボニル基を有する水不溶
性高分子粉末と、を含有することを特徴とする。
【0017】本発明の乳化組成物が含有する寒天とは、
海草を基源とする多糖類であって、これと水との混合物
は高温下では水溶液となり、室温に冷却するとゲル化
し、その比較的濃度の高い範囲では硬化するものをい
い、食用のゲル状組成物等に通常用いられている寒天、
カラギーナン、アルギン酸及びその塩等も含むものであ
る。また、ゼラチンとは主に食品等のゲル状組成物に用
いられている動物の皮革由来のコラーゲンの総称であ
り、本発明では基源動物の種類を問わず用いることがで
きる。
【0018】本発明の乳化組成物においては、ゼラチ
ン、寒天をそれぞれ単独で含有させてもよく、あるいは
ゼラチンと寒天の併用も可能であり、これらの中では寒
天を単独で用いることがより好ましい。この寒天及び/
又はゼラチンの本発明の乳化組成物における好ましい含
有量は0.1〜5重量%であり、0.5〜4重量%の含
有量とすることがより好ましく、1〜3重量%の含有量
とすることがさらに好ましい。
【0019】本発明の乳化組成物に用いる揮発性油剤と
しては、上述のように室温で揮散する性質を有する油剤
であれば特に制限されずに挙げることができる。室温で
揮散する油剤として、具体的には、大気圧下における沸
点が200℃未満である油剤を挙げることができる。こ
の様な揮発性油剤は、化粧料や皮膚外用医薬品に一般に
用いられており、これらを本発明に用いることが可能で
ある。
【0020】上記揮発性油剤として、より具体的には、
粘度0.1〜10センチストークスのジメチルポリシロ
キサン、3〜6量体の環状ジメチルポリシロキサン、炭
素数20未満の分岐の炭化水素及び総炭素数12未満の
エステル等を挙げることができる。さらに、炭素数20
未満の分岐炭化水素としては、イソノナン、イソデカ
ン、イソウンデカン、イソドデカン、炭素数20未満の
ポリイソブテンやこれらの数種の混合物である軽質流動
イソパラフィン等を、総炭素数12未満のエステルとし
ては、エチルイソオクタネート、メチルイソオクタネー
ト、アジピン酸ジエチル等を挙げることができる。本発
明の乳化組成物は、これらの1種を単独で又は2種以上
を混合物として含有することができる。
【0021】これらの揮発性油剤は通常の製造方法に従
って製造することも可能であるが、製品として市販され
ているものも多いのでこれらを本発明に用いることも可
能である。この様な市販品としては、例えば、粘度0.
1〜10センチストークスのジメチルポリシロキサンと
してシリコーンKF96−1c.s.(信越化学株式会
社製)等を、3〜6量体の環状ジメチルポリシロキサン
としてシリコーンDC345(東レ・ダウ・コーニング
株式会社製)等を、炭素数が20未満程度の分岐の炭化
水素では軽質流動イソパラフィンとしてシェルソル71
(松本製薬株式会社製)、アイソパーG(エクソン化学
株式会社製)等を挙げることができる。
【0022】本発明の乳化組成物における、上記揮発性
油剤の好ましい含有量は、1〜90重量%であり、5〜
80重量%の含有量とすることがより好ましく、10〜
70重量%の含有量とすることがさらに好ましい。
【0023】本発明の乳化組成物に用いるカルボニル基
を有する水不溶性高分子粉末としては、分子構造中にカ
ルボニル基を有する高分子化合物であって水に不溶性の
粉末であれば特に制限されないが、具体的には、水不溶
性多糖類粉末、水不溶性タンパク質粉末、ポリアミド粉
末、アクリル樹脂粉末等を挙げることができる。これら
のカルボニル基を有する水不溶性高分子粉末は、1種が
単独で又は2種以上が混合物として本発明の乳化組成物
に用いられる。
【0024】また、上記カルボニル基を有する水不溶性
高分子粉末として、より具体的には水不溶性多糖類粉末
として、セルロース粉末、デンプン粉末等を、水不溶性
タンパク質粉末として、シルクパウダー、牛皮革粉末等
を、ポリアミド粉末としてナイロンパウダー等をアクリ
ル樹脂粉末として、アクリル酸、メタアクリル酸及びこ
れらのエステルのポリマー粉末やこれらの共重合体粉
末、例えば、メチルアクリレートポリマー、エチルアク
リレートポリマー、メチルメタアクリレートポリマー、
エチルメタアクリレートポリマー、アクリル酸メチル−
メタアクリル酸メチルコポリマー、メタアクリル酸メチ
ル−エチレングリコールジメタアクリレートコポリマー
等の粉末を挙げることができる。
【0025】さらに、これらのうちでもセルロース粉
末、シルクパウダー、牛皮革粉末等が本発明の乳化組成
物においてより好ましく用いられる。上記本発明に用い
るカルボニル基を有する水不溶性高分子粉末は、通常の
製造方法に従って製造することも可能であるが、製品と
して市販されているものも多いのでこれらを本発明に用
いることも可能である。この様な市販品としては、例え
ば、シルクパウダーとしてシルクパウダー(絹開発研究
所製)等を、牛皮革粉末としてプロテインパウダー(出
光石油化学(株)製)等を、ナイロンパウダーとして東
レナイロンパウダーSP−500(東レ(株)製)等
を、メチルメタアクリレートポリマーとしてジュリマー
MB−1(日本純薬製)等を、メタアクリル酸メチル−
エチレングリコールジメタアクリレートコポリマーとし
てチュウクウビーズ(松本油脂製薬製)等を挙げること
ができる。
【0026】本発明の乳化組成物における上記カルボニ
ル基を有する水不溶性高分子粉末の好ましい含有量は、
0.1〜20重量%であり、1〜15重量%の含有量で
あることがより好ましく、3〜10重量%の含有量であ
ることがさらに好ましい。
【0027】本発明の乳化組成物は、上記寒天及び/又
はゼラチン、揮発性油剤、カルボニル基を有する水不溶
性高分子粉末とともに、通常の乳化組成物が含有する基
剤成分を含有し、さらに、界面活性剤や各種用途、目的
等にあわせて適宜選択される各種成分を任意に含有す
る。これら寒天及び/又はゼラチン、揮発性油剤、カル
ボニル基を有する水不溶性高分子粉末以外の各種成分に
ついては、本発明の乳化組成物の用途、目的等により様
々であり、これらの詳細な説明は後述の化粧料、皮膚外
用医薬品の各組成物毎に行うこととする。また、これら
各種成分は、本発明の効果を損なわない範囲の含有量で
本発明の乳化組成物に含有することが可能である。な
お、本発明の乳化組成物における基剤成分は通常の乳化
組成物の基剤成分と同様に水相成分と油相成分とからな
るが、本発明の乳化組成物においてはこの油相成分を上
記揮発性油剤のみで構成してもよいし、あるいは上記揮
発性油剤とそれ以外の油剤との組み合わせで構成しても
よい。
【0028】また、本発明の乳化組成物において界面活
性剤の配合は上述のように任意であり、本発明において
は上記寒天及び/又はゼラチン、揮発性油剤、カルボニ
ル基を有する水不溶性高分子粉末を含有することで通常
の乳化組成物より少ない量の界面活性剤の配合で良好な
乳化物を得ることができる。さらに、本発明においては
必要に応じて界面活性剤を含有しない乳化組成物を作製
することも可能である。
【0029】この様な本発明の乳化組成物は、寒天及び
/又はゼラチンを水相成分に、揮発性油剤を油相成分
に、また、カルボニル基を有する水不溶性高分子粉末を
そのどちらかに、それぞれ配合する以外は、通常の乳化
組成物と同様にして、例えば、油相成分と水相成分とを
それぞれ70〜90℃程度に加熱し、このどちらかにカ
ルボニル基を有する水不溶性高分子粉末を分散させ、こ
れらを混合し撹拌乳化させ、その後、冷却する等の方法
で製造することができる。
【0030】この様な本発明の乳化組成物として、具体
的には、化粧料や皮膚外用医薬品等を挙げることができ
る。以下、本発明の化粧料、皮膚外用医薬品の順にそれ
ぞれ実施の形態を説明する。
【0031】(2)本発明の化粧料 本発明の乳化組成物が適用可能な化粧料としては、乳化
型の剤形が適用できる化粧料であれば特に制限されるも
のではなく、例えば、クリーム等の基礎化粧品、ファン
デーション等のメークアップ化粧料、ヘアクリーム等の
頭髪化粧料、ボディークリーム等の全身用化粧料を挙げ
ることが可能である。
【0032】上述のように本発明の化粧料においては、
通常より少ない量の界面活性剤の配合であるいは界面活
性剤を配合せずに良好な乳化物が得られるが、これによ
り従来の乳化型化粧料において問題とされていた界面活
性剤に由来する化粧崩れや安全性の低下などを解決する
ことができる。また、本発明の化粧料はさっぱりした使
用感を有しており、従来の有機高分子ゲル化剤を用いた
乳化組成物で問題とされていた手に取ったときのボロボ
ロ感も改善され使用性がよくなっている。
【0033】本発明の化粧料を基礎化粧料として用いれ
ば、クレンジング料等では界面活性剤が減量されている
にもかかわらず従来のものと遜色のない化粧料落とし作
用を発揮することができる。ファンデーションとして用
いれば、パウダー等での化粧抑えのいらない、いわゆる
オールインワンファンデーションが化粧持ちのよいもの
として提供できる。また、頭髪化粧料として用いれば、
べとつき感のない整髪料が提供できる。この様な本発明
の化粧料のうち、本発明の乳化組成物がより好ましく適
用されるのはクレンジング料等の化粧落とし料である。
【0034】また、本発明の化粧料は、上記寒天及び/
又はゼラチン、揮発性油剤、カルボニル基を有する水不
溶性高分子粉末と、以下に挙げるそれ以外の各種成分と
を用いて通常の化粧料の製造方法に従って製造すること
ができる。
【0035】本発明の化粧料に、上記寒天及び/又はゼ
ラチン、揮発性油剤、カルボニル基を有する水不溶性高
分子粉末以外に配合される成分としては、通常、化粧料
に配合される水;ワセリン、スクワラン、マイクロクリ
スタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ油、ゲイロ
ウ、カルナウバワックス等のエステル類;オリーブ油、
牛脂等のトリグリセライド類;セタノール、オレイルア
ルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール
類;ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸類;グリ
セリン、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル等の多価アルコール類;エタノール、プロパノール等
の低級アルコール類;不揮発性のシリコーン;脂肪酸モ
ノグリセライド、ポオキシエチレン硬化ヒマシ油等のノ
ニオン界面活性剤;ラウリル硫酸ナトリウム、アルキル
スルホコハク酸エステル等のアニオン界面活性剤;4級
アルキルアミン塩等のカチオン界面活性剤;アルキルベ
タイン等の両性界面活性剤;アラビアゴム、カルボキシ
ビニルポリマー等の増粘剤;パラベン、グルコン酸クロ
ルヘキシジン等の防腐剤;タルク、シリカゲル、酸化チ
タン等の粉体類;トコフェロール、ブチルヒドロキシト
ルエン等の抗酸化剤;パラアミノ安息香酸誘導体、ベン
ゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤;ポリエチレングリ
コール、ヒアルロン酸等の保湿剤;グリチルリチン酸ジ
カリウム等の抗炎症剤;クエン酸塩、酢酸塩等のpH調
整剤;キレート剤;香料;色素;胎盤抽出物、朝鮮人参
エキス、ステロール配糖体等の各種目的に応じた薬効成
分などが挙げられる。
【0036】(3)本発明の皮膚外用医薬品 本発明の乳化組成物が適用可能な皮膚外用医薬品として
は、乳化型の剤形が適用できる皮膚外用医薬品であれば
特に制限されるものではない。本発明の皮膚外用医薬品
においては、通常より少ない量の界面活性剤の配合であ
るいは界面活性剤を配合せずに良好な乳化物が得られる
が、これにより従来の乳化型の皮膚外用医薬品において
問題とされていた界面活性剤に由来する皮膚内貯留性の
損失、安全性の低下等を解決することができる。また、
界面活性剤を含有しない系とすれば、栓塞貼付下での安
全性が非常に大事な貼付剤等のマトリックスにも好適に
適用できる。さらに、上記化粧料と同様、使用性等の改
善もなされている。
【0037】本発明の皮膚外用医薬品としては、例え
ば、抗ヒスタミン剤やステロイドホルモン等を配合した
痒み止め薬、殺菌剤や抗生物質を配合した化膿防止薬、
抗炎症剤を配合した抗炎症薬、抗真菌剤を配合した水虫
治療薬やタムシ治療薬などを挙げることができる。この
様に本発明の皮膚外用医薬品には、上記寒天及び/又は
ゼラチン、揮発性油剤、カルボニル基を有する水不溶性
高分子粉末以外の成分として、抗ヒスタミン剤、ステロ
イドホルモン、殺菌剤、抗生物質、抗炎症剤、抗真菌剤
等の各種薬効成分が適宜選択されて配合される。
【0038】また、本発明の皮膚外用医薬品は、これら
の成分の他に通常皮膚外用医薬品に適宜配合されるエイ
ゾン等の経皮吸収促進剤や、上記化粧料の配合成分とし
て詳述した、水、炭化水素類、エステル類、トリグリセ
ライド類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、多価アル
コール類、界面活性剤、低級アルコール類、増粘剤、防
腐剤、粉体類、抗酸化剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、
キレート剤、色素等の各種成分を用いて通常の皮膚外用
医薬品の製造方法に従って製造することができる。
【0039】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。まず、
化粧料の実施例について説明する。なお、化粧料の実施
例に用いる配合量は全て重量部である。
【0040】
【実施例1〜4】 クリーム 表1の処方に基づいてクリームを作製した。すなわち、
表1に示すA成分、B成分をそれぞれ80℃に加熱溶解
した後、B成分にC成分を分散させ、次いで撹拌しなが
らこれにA成分を徐々に加えて乳化し、冷却してクリー
ムを得た。
【0041】また、比較のために、実施例2のクリーム
の配合成分中、寒天をベントナイトに置換したクリーム
(比較例1)、寒天をPOE(20)オレイルエーテル
に置換したクリーム(比較例2)、結晶セルロースを水
に置換したクリーム(比較例3)、揮発性油剤を流動パ
ラフィンに置換したクリーム(比較例4)を、上記と同
様の製造方法でそれぞれ作製した。
【0042】
【表1】
【0043】
【実施例5〜8】 クリーム 表2の処方に基づいてクリームを作製した。すなわち、
表2に示すA成分、B成分をそれぞれ80℃に加熱溶解
した後、B成分にC成分を分散させ、次いで撹拌しなが
らこれにA成分を徐々に加えて乳化し、冷却してクリー
ムを得た。
【0044】
【表2】
【0045】<本発明のクリームの評価>上記各実施例
及び各比較例で得られたクリームを用いて、使用性・使
用感の試験、化粧持ち試験及びクレンジング試験を行
い、本発明のクリームを評価した。
【0046】(1)使用性・使用感の試験 上記実施例1〜8及び比較例1〜3で得られたクリーム
の使用性及び使用感についての官能評価を行った。専門
パネラー4名に、各クリームを使用してもらい、これら
のクリームについて、のびの良さ、取れ易さ(以上使用
性の評価項目)、しっとり感、さっぱり感(以上使用感
の評価項目)の4項目を非常によい(5点)〜非常に悪
い(1点)の5段階で評価してもらい、4人の平均値を
そのクリームの評点とした。結果を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】この結果より、実施例のクリームは、比較
例で得られた従来の界面活性剤フリーのクリームや本発
明の乳化組成物の寒天を界面活性剤に置換したクリーム
に比べて、使用性、使用感に優れていることが明らかで
ある。。
【0049】(2)化粧持ち試験 上記実施例1〜8及び比較例1〜3で得られたクリーム
について、このクリームの上に塗布されるメークアップ
化粧料の化粧持ちに対する作用を調べた。すなわち、各
クリームを上腕部に塗り、その上に後述の比較例8と同
様にして得られたクリームファンデーションを塗布し
て、流水下、流動パラフィン塗布下での擦りに対しての
崩れ難さを専門パネラー4名に評価してもらった。評価
は、化粧持ちが非常に良いを5点とし化粧持ちが非常に
悪いを1点とした5段階評価で、4人の平均値をそのク
リームの評点とした。結果を表4に示す。
【0050】
【表4】
【0051】この結果から、界面活性剤を含有しない実
施例のクリームは、界面活性剤を含有する比較例2のク
リームに比べて化粧持ちが著しく改善されていることが
わかる。また、「のび」と「取れ易さ」が改善された実
施例のクリームでは密着性が優れるため、比較例1や3
で得られた従来の界面活性剤フリーのクリームに比べて
もより化粧持ちが向上していることもわかる。
【0052】(3)クレンジング試験 上記実施例1〜8及び比較例4で得られたクリームのク
レンジング料としての評価を行った。すなわち、後述の
比較例9と同様にして得られたクリームファンデーショ
ンを上腕内側部に塗布し、その上に上記各クリームを塗
布して、クリームファンデーションの拭き取りを行っ
た。その際のクリームファンデーションの落ち具合を専
門パネラー4名に肉眼で、非常によく落ちている(5
点)〜ほとんど落ちていない(1点)の基準に従って5
段階に評価してもらい、4人の平均値をそのクリームの
クレンジング性の評点とした。
【0053】また、クリームを拭き取った後、ぬるま湯
のみで洗浄してクリームの残り具合を、ほとんど残らな
い(5点)〜ほとんど落ちていない(1点)の基準に従
って5段階に評価してもらい、4人の平均値をそのクリ
ームのウォッシュオフ性の評点とした。結果を表5に示
す。
【0054】
【表5】
【0055】この結果から、実施例のクリームは、本発
明の乳化組成物の揮発性油剤を流動パラフィンに置換し
たクリームに比べて、クレンジング性については同等か
それ以上であり、ウォッシュオフ性については非常に優
れていることがわかる。
【0056】
【実施例9〜12】 クリームファンデーション 表6の処方に基づいてクリームファンデーションを作製
した。すなわち、表6に示すA成分、B成分をそれぞれ
80℃に加熱溶解した後、B成分にC成分を分散させ、
次いで撹拌しながらこれにA成分を徐々に加えて乳化
し、冷却してクリームファンデーションを得た。なお、
表中の成分でプロテインパウダーとは、出光石油化学
(株)製の牛皮革粉末の商品名である。
【0057】また、比較のために、実施例9のクリーム
ファンデーションの配合成分中、寒天をベントナイトに
置換したクリームファンデーション(比較例5)、シル
クパウダーを水に置換したクリームファンデーション
(比較例6)、揮発性油剤を流動パラフィンに置換した
クリームファンデーション(比較例7)を上記と同様の
製造方法でそれぞれ作製した。さらに、表7に配合成分
を示す従来の水中油ファンデーション(比較例8)、表
8に配合成分を示す従来の高内相油中水ファンデーショ
ン(比較例9)を上記と同様の方法で作製して実施例の
クリームファンデーションと比較した。
【0058】
【表6】
【0059】
【表7】
【0060】
【表8】
【0061】<本発明のクリームファンデーションの評
価>上記各実施例及び各比較例で得られたクリームファ
ンデーションを用いて、化粧持ち試験及びオールインワ
ンメークアップ化粧料としての使用性試験を行い、本発
明のクリームファンデーションを評価した。
【0062】(1)化粧持ち試験 上記実施例9〜12及び比較例5、6、8、9、で得ら
れたクリームファンデーションについて化粧持ちを調べ
た。すなわち、各クリームファンデーションを上腕部に
塗布して、流水下、流動パラフィン塗布下での擦りに対
しての崩れ難さを専門パネラー4名に評価してもらっ
た。評価は、化粧持ちが非常に良いを5点とし化粧持ち
が非常に悪いを1点とした5段階評価で、4人の平均値
をそのクリームファンデーションの評点とした。結果を
表9に示す。
【0063】
【表9】
【0064】この結果から、実施例のクリームファンデ
ーションは、界面活性剤を含有する比較例8のクリーム
ファンデーションに比べて化粧持ちが著しく改善されて
いるばかりでなく、比較例5、6で得られた従来の有機
高分子ゲル化剤を用いた界面活性剤フリーのクリームフ
ァンデーションや比較例9の高内相油中水ファンデーシ
ョンに比べてもより化粧持ちが向上していることがわか
る。
【0065】(2)オールインワンメークアップ化粧料
としての使用性試験 上記実施例9〜12及び比較例7〜9で得られたクリー
ムファンデーションについてオールインワンメークアッ
プ化粧料としての使用性を化粧仕上がりと化粧性の点か
ら評価した。すなわち、専門パネラー4名に、上記各ク
リームファンデーションをそれぞれ用いて実際にメーク
アップを行った際の仕上がりを、触感と見た目の総合評
価として、化粧抑えのパウダーが全く必要ない(5点)
〜化粧抑えのパウダーが必要(1点)の基準に従って5
段階で評価してもらい、4人の平均値をそのクリームフ
ァンデーションの化粧仕上がりの評点とした。また、そ
の際のクリームファンデーションの化粧のりやのびより
化粧性を、アンダーメークアップが全く必要ない(5
点)〜アンダーメークアップが必要(1点)の基準に従
って5段階で評価してもらい、4人の平均値をそのクリ
ームファンデーションの化粧性の評点とした。結果を表
10に示す。
【0066】
【表10】
【0067】この結果から、実施例で得られたクリーム
ファンデーションを用いれば、比較例のクリームファン
デーションに比べて、パウダー感のある化粧仕上がりが
得られ、またアンダーメークアップを必要としない程化
粧性がよく、このクリームファンデーションがオールイ
ンワンファンデーションとしての使用性に優れることが
わかる。
【0068】次に、皮膚外用医薬品の実施例について説
明する。なお、以下の実施例に用いる配合量は重量%で
ある。
【0069】
【実施例13〜16】 皮膚外用剤 表11の処方に基づいて皮膚外用剤を作製した。すなわ
ち、表11のA成分、B成分をそれぞれ80℃に加熱溶
解した後、B成分にC成分を分散させ、次いで撹拌しな
がらこれにA成分を徐々に加えて乳化し、冷却して皮膚
外用剤を得た。
【0070】また、比較のために日本薬局方に記載の親
水軟膏と同様にして作製した親水軟にビフォナゾールを
1重量%混ぜて混練りした抗真菌皮膚外用剤(比較例1
0)を作製した。
【0071】
【表11】
【0072】<本発明の皮膚外用剤の評価>上記実施例
14で得られた抗真菌皮膚外用剤と比較例10で得られ
た抗真菌皮膚外用剤を用いて殺菌作用についての試験を
行った。すなわち、前記各抗真菌皮膚外用剤をそれぞれ
1gずつ取り、このそれぞれにトリコフィトン・メンタ
グロファイトの分生子を2×105個ずつ植え付け、1
4日後に前記分生子の生存の様子を染色により判定し
た。
【0073】結果は、実施例14の抗真菌皮膚外用剤中
に生存している菌体はほとんど認められなかったが、比
較例10の抗真菌皮膚外用剤中では菌は僅かに生存して
いた。この結果より、実施例14の抗真菌皮膚外用剤に
おいては、比較例10の抗真菌皮膚外用剤に比べて、抗
真菌剤であるビフォナゾールを細胞膜を通して浸潤させ
る作用に優れることがわかる。このことから、実施例で
得られた皮膚外用剤は、乳化組成物が本来的に有する浸
透作用の機能を損なっていないと言える。
【0074】
【発明の効果】本発明の乳化組成物においては、寒天及
び/又はゼラチンと揮発性油剤とカルボニル基を有する
水不溶性高分子粉末を含有することで、組成物に優れた
使用感を付与することができるとともに、乳化組成物が
本来的に有する洗浄作用や浸透作用等の機能を損なうこ
となく、また、乳化剤形に支障を与えることなく、組成
物中の界面活性剤の含有量を減量することが可能であ
る。このようにして乳化組成物中の界面活性剤の配合量
を少なくすることが可能となれば、化粧料においては界
面活性剤に由来する化粧崩れや安全性の低下などの問題
を、また、皮膚外用医薬品においては界面活性剤に由来
する皮膚内貯留性の損失、安全性の低下等の問題を、そ
れぞれの乳化組成物の有する本来的な機能を低下させる
ことなく有効に解決することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/02 A61K 7/02 A Z 9/06 9/06 B 9/107 9/107 B 47/32 47/32 F 47/34 47/34 F 47/36 47/36 H 47/38 47/38 F 47/42 47/42 H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)寒天及び/又はゼラチンと、(2)揮発
    性油剤と、(3)カルボニル基を有する水不溶性高分子粉
    末と、を含有する乳化組成物。
  2. 【請求項2】 揮発性油剤の大気圧下における沸点が2
    00℃未満である請求項1記載の乳化組成物。
  3. 【請求項3】 揮発性油剤が、粘度0.1〜10センチ
    ストークスのジメチルポリシロキサン、3〜6量体の環
    状ジメチルポリシロキサン、炭素数20未満の分岐の炭
    化水素及び総炭素数12未満のエステルから選ばれる1
    種又は2種以上である請求項1又は2記載の乳化組成
    物。
  4. 【請求項4】 カルボニル基を有する水不溶性高分子粉
    末が、水不溶性多糖類粉末、水不溶性タンパク質粉末、
    ポリアミド粉末、アクリル樹脂粉末から選ばれる1種又
    は2種以上である請求項1〜3の何れか一項に記載の乳
    化組成物。
  5. 【請求項5】 カルボニル基を有する水不溶性高分子粉
    末が、セルロース粉末、シルクパウダー、牛皮革粉末か
    ら選ばれる1種又は2種以上である請求項4記載の乳化
    組成物。
  6. 【請求項6】 寒天及び/又はゼラチンの含有量が組成
    物全量に対して0.1〜5重量%であり、揮発性油剤の
    含有量が組成物全量に対して1〜90重量%であり、カ
    ルボニル基を有する水不溶性高分子粉末の含有量が組成
    物全量に対して0.1〜20重量%である請求項1〜5
    の何れか一項に記載の乳化組成物。
  7. 【請求項7】 化粧料である請求項1〜6の何れか一項
    に記載の乳化組成物。
  8. 【請求項8】 皮膚外用医薬品である請求項1〜6の何
    れか一項に記載の乳化組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2837387A1 (fr) * 2002-03-25 2003-09-26 Oreal Composition cosmetique contenant des particules de silicone elastomere
WO2003080016A1 (en) * 2002-03-25 2003-10-02 L'oreal S.A. Cosmetic composition containing particles of elastomeric silicone
JP2008127396A (ja) * 2006-11-23 2008-06-05 L'oreal Sa 少なくとも一つの揮発性エステルを含む化粧品組成物
US8298557B2 (en) 2008-06-19 2012-10-30 Shiseido Company, Ltd. Cleansing cosmetic composition

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US9211243B2 (en) 2006-11-23 2015-12-15 L'oreal Cosmetic composition comprising at least one volatile ester
US8298557B2 (en) 2008-06-19 2012-10-30 Shiseido Company, Ltd. Cleansing cosmetic composition

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