JP2003512408A - 複合エマルジョンを含む二重チャンバクレンジングシステム - Google Patents

複合エマルジョンを含む二重チャンバクレンジングシステム

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セント・ルイス,デイル
ナツグズ,ヘレン・エリザベス
ネイサー,マーク・ステイーブン
チヤム,フイリツプ
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ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも1つの界面活性剤ストライプおよび少なくとも1つの複合エマルジョンストライプを含む少なくとも二重区画の容器を提供する。複合エマルジョンストライプを塗布することによって、可能と思われるより多量の付着、特に水溶性効果剤(例えば、グリコール酸)の付着が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、体を洗うシャワージェル型の液体および/またはフェイシャルクレ
ンジング液を用いるときに、良好な気泡安定性を維持しつつ、水溶性効果剤(例
えば、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシカプリン酸、水溶性ビタミンなど)を以
前より大量に付着させることができる組成物に関する。特に、本発明は、1つの
組成物/ストライプが界面活性剤を含み、同時に塗布する別の組成物/ストライ
プが、他の水溶性効果剤(例えば、グリセロール、PEG類、PPGなど)を含
む水溶液中で乳化した効果剤エマルジョン(例えば、油中の水溶性グリコール酸
)を含む複合エマルジョンを含む、二重チャンバシステムに関する。
【0002】 水溶性効果剤(例えば、グリコール酸、乳酸)を皮膚または他の基質上に付着
させることはきわめて望ましいことである。
【0003】 しかし、水溶性効果剤は使用者が水で洗うときに実質的に洗い落ちてしまうの
で、特にウオッシュオフ型製品(例えば、シャワージェル)で水溶性効果剤を付
着させることはきわめて困難である。一般には、シャワージェル製品にはまだ問
題が残っているが、親水性のものより疎水性効果剤(例えば、シリコーンまたは
ワセリン)を付着させる方がずっと容易である。
【0004】 予期せぬことではあるが、本出願者等は、水溶性効果剤の複合エマルジョンを
形成し、この水溶性効果剤含有複合エマルジョンを1つのストライプで、界面活
性剤含有組成物をもう1つのストライプで、別々に塗布することによって、別の
やり方で(例えば、本発明の水中油中水エマルジョンではなく、単一ストライプ
クレンジング液、または単なる水中油エマルジョンを有する二重ストライプクレ
ンジング液によって)達成できるよりも多量の水溶性効果剤を付着させることが
できることを発見した。
【0005】 界面活性剤ストライプと効果剤ストライプを別々に用いること自体は新しいこ
とではない。例えば、Chambers他の米国特許第5,612,307号は
、別々の界面活性剤と効果剤ストライプを有する二重チャンバパッケージを教示
している。しかし、この効果剤は水溶性のものではなく親油性効果剤であり、さ
らに本発明の複合エマルジョンストライプからなる複合エマルジョン形ではない
【0006】 本発明のもののような複合エマルジョンは、本出願と同日に出願されたNas
er他の「Stable Multiple Emulsion Compos
ition」と題する本出願者らの同時係属出願に教示されているが、この参考
文献は、本発明の二重チャンバ塗布システムについては教示していない。
【0007】 予期せぬことではあるが、本出願者等は、一方では界面活性剤含有ストライプ
を、他方では複合エマルジョン含有ストライプ(ただし、エマルジョンは水中油
中水エマルジョンであり、内部の水相は少なくとも1種の水溶性効果剤を含有す
る)を有する二重チャンバディスペンサが、可能な別のやり方、すなわち単一ス
トライプの使用、または異なるタイプのエマルジョンを単に水中油などの2スト
ライプシステムで使用する方法より、水溶性効果剤を皮膚または他の基質に大量
に与えることができることを発見した。
【0008】 特に、本発明は、 −少なくとも二重チャンバのディスペンサ(理論的には3ストライプ以上を塗
布することも可能であり、本発明は必ずしもストライプの数に限定されない)を
有する水性液状クレンジングおよびモイスチャリング組成物を含む。
【0009】 この組成物は、 (A)10から99.9重量%、好ましくは30から99.9重量%、より好
ましくは50から99.9重量%の界面活性剤含有ストライプ、ここにおいて、
約1から75%、好ましくは5から70%の前記界面活性剤ストライプは、アニ
オン系、ノニオン系、双性イオン系、およびカチオン系界面活性剤、せっけん、
およびこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤を含み(水、溶質、
乳白剤、殺菌剤、および他の標準的成分もこのストライプに含まれることができ
る)、および (B)0.1から90重量%、好ましくは0.1から70重量%、より好まし
くは0.1から50重量%の複合エマルジョンストライプを含み、 前記複合エマルジョンストライプは、 (1)前記複合エマルジョンの1から99%、好ましくは2から90%の油
中水(W/O)エマルジョン、および (2)前記複合エマルジョンの1から99%、好ましくは20から95%の
外部水相Wを含み、 前記油中水エマルジョンは、 (a)水、任意の溶質(溶質0.01から30%)および任意の界面活性
剤(0から30%)を含む内部水相約1から99%、 (b)非揮発性シリコン化合物、揮発性炭化水素化合物、非揮発性炭化水
素化合物またはこれらの混合物を含む、前記内部水相を取り囲む油相のエマルジ
ョン0.5から99%、好ましくは1から80%、 (c)低HLBの乳化剤(例えば、HLB10未満)約0.1から20%
、好ましくは1から15%、および (d)内部水相に添加した外用有効水溶性化合物(例えば、グリコール酸
)の有効量(例えば、0.01から40%、好ましくは0.05から15%)を
含み、 前記外部水相は、 (a)油相の油がW相から漏れて別の油層を形成することを防止するた
めに用いる高(10〜30)HLBのノニオン系界面活性剤(例えば、Brij
58)0から30%、好ましくは0.01から5%、 (b)第2の外用活性化合物(例えば、グリセリン)0から60%、好ま
しくは10から50%、 (c)任意の溶質、および (d)界面活性剤がアニオン系の場合は非アミド系界面活性剤である、任
意のクレンジング用界面活性剤または界面活性剤0から20%とを含む。
【0010】 ただし、W相は水以外にはありえない。
【0011】 また、同じ日に出願された出願者の同時係属出願に見られるように、W相が
主にアニオン系(>60%)である場合は、ノニオン系ゴムポリマーがWに存
在することが好ましく、Wが主に両性(>50%)である場合は、アニオン系
ゴムポリマーが存在することが好ましい。
【0012】 本発明は、一方(上記(A))に界面活性剤含有ストライプ、他方に複合エマ
ルジョン含有ストライプ(上記(B))を含む少なくとも二重チャンバのディス
ペンサに関する。この複合エマルジョンは、内部水相が水溶性効果剤(例えば、
グリコール酸)を含有する水中油中水エマルジョン(W−O−W)である。
様々な成分のそれぞれを、より詳細に以下に説明する。
【0013】 本発明のディスペンサの1つのストライプは、界面活性剤ストライプ(成分A
)である。界面活性剤含有ストライプにはいかなる限定もなく、どんな実行可能
な界面活性剤システムを用いることもできるが、「マイルドな」界面活性剤シス
テムであることが好ましい。
【0014】 この界面活性剤は、人体への外用塗布に適当な任意の知られている界面活性剤
から選択することができる。ただし、マイルドな界面活性剤、すなわち角質層、
皮膚の外層を損傷しない界面活性剤が特に好ましい。
【0015】 好ましいアニオン系界面活性剤には、次式の脂肪族アシルイセチオン酸塩があ
り、
【0016】
【化1】 式中、Rは、炭素原子7から21のアルキルまたはアルケニル基であり、Mは、
ナトリウム、カリウム、アンモニウム、または置換アンモニウムなどの可溶化カ
チオンである。RCO基の少なくとも4分の3は、炭素原子が12から18であ
ることが好ましく、ココナッツ、ヤシ、またはココナッツ/ヤシのブレンド物か
ら誘導することができる。
【0017】 もう1つの好ましいアニオン系界面活性剤は、次式のアルキルエーテル硫酸塩
であり、
【0018】
【化2】 式中、Rは炭素原子8から22のアルキル基であり、nは、0.5から10、特
に1.5から8の範囲であり、Mは上記のような可溶化カチオンである。
【0019】 他の使用可能なアニオン系界面活性剤には、アルキルグリセリルエーテル硫酸
塩、スルホコハク酸塩、タウリン塩、サルコシネート、スルホ酢酸塩、アルキル
リン酸塩、アルキルリン酸エステルおよびアシル乳酸塩、アルキルグルタミン酸
塩、およびこれらの混合物が含まれる。
【0020】 スルホコハク酸塩は、次式のモノアルキルスルホコハク酸塩、
【0021】
【化3】 および次式のアミノ−MEAスルホコハク酸塩、
【0022】
【化4】 とすることができ、式中、Rの範囲はC〜C20のアルキル、好ましくはC 12 〜C15のアルキルであり、Mは可溶化カチオンである。
【0023】 サルコシネートは、一般に、次式によって表され、
【0024】
【化5】 式中、RはC〜C20のアルキル、好ましくはC12〜C15のアルキルで
あり、Mは可溶化カチオンである。
【0025】 タウリン塩は、一般に次式によって識別され、
【0026】
【化6】 式中、RはC〜C20のアルキル、好ましくはC12〜C15のアルキルで
あり、RはC〜Cのアルキルであり、Mは可溶化カチオンである。
【0027】 一般に、1級アルカリ性スルホン酸塩またはアルキルベンゼンスルホン酸塩な
どの強い界面活性剤は避ける。
【0028】 適当なノニオン系界面活性剤には、アルキルポリサッカライド、ラクトビオン
アミド、エチレングリコールエステル、グリセロールモノエーテル、ポリヒドロ
キシアミド(グルクアミド)、エトキシル化1級および2級アルコール、特にア
ルコール1モルあたり平均1から20モルのエチレンオキシドでエトキシル化し
たC〜C20脂肪族アルコールが含まれる。
【0029】 界面活性剤がせっけんを含む場合は、このせっけんは、C〜C22の実質上
飽和の炭素鎖を有する材料から誘導することが好ましく、好ましくは炭素鎖C 〜C18のカリウムせっけんである。
【0030】 前記界面活性剤の任意の混合物も使用することができる。
【0031】 界面活性剤は、1から75重量%の濃度で存在することが好ましく、好ましく
は5から70重量%である。
【0032】 この組成物が、0.5から15重量%の皮膚緩和効果を有する共界面活性剤を
含むことも好ましい。適当な材料には、炭素原子7から18のアルキルまたはア
ルケニル基を有し、次式の一般構造式に従う双性イオン系界面活性剤がある。
【0033】
【化7】 式中、Rは炭素原子7から18のアルキルまたはアルケニルであり、Rおよ
びRはそれぞれ独立にアルキル、ヒドロキシアルキルまたは炭素原子1から3
のカルボキシアルキルであり、 mは2から4であり、 nは0または1であり、 Xは、ヒドロキシルで置換されてもよい炭素原子1から3のアルキレンであり
、 Yは−COまたは−SOである。
【0034】 上記一般式の双性イオン系界面活性剤には、次式の単純ベタイン、
【0035】
【化8】 および次式のアミノベタインが含まれる。
【0036】
【化9】 式中、mは2または3である。
【0037】 両式において、R、RおよびRは、既に定義したものである。特に、R は、R基の少なくとも半分、好ましくは少なくとも4分の3が炭素原子10
から14を有するようにココナッツから誘導されたC12およびC14アルキル
基の混合物とすることができる。RおよびRはメチルであることが好ましい
【0038】 次式のスルホベタインにも可能性がある。
【0039】
【化10】 式中、mは2または3であり、あるいは−(CHSO−が次式で置換さ
れたこれらの変形体である、
【0040】
【化11】 [これらの式において、R、RおよびRは、既に定義したものである。]
【0041】 界面活性剤を含む相に構造剤(structurant)を添加することがで
きる。適当な材料には、膨潤粘土、例えばラポナイト;脂肪酸およびその誘導体
、特に脂肪酸モノグリセリドポリグリコールエーテル;Carbopol(商標
)(Goodrich販売のポリマー)などの架橋ポリアクリレート;アクリレ
ートおよびそのコポリマー;ポリビニルピロリドンおよびそのコポリマー;ポリ
エチレンイミン;塩化ナトリウムおよび硫酸アンモニウムなどの塩;スクロース
エステル;ゲル化剤(gellant);およびこれらの混合物が含まれる。
【0042】 粘土の中で特に好ましいのは、合成ヘクトライト(ラポナイト)粘土を増粘さ
せることができる電解質塩とともに用いることである。適当な電解質には、アル
カリおよびアルカリ土類のハロゲン化物、アンモニウム塩および硫酸塩などの塩
が含まれる。
【0043】 界面活性剤相は増粘剤、すなわち、使用中にせん断速度が上昇してもこの相の
粘度を保つ材料も含むことができる。適当な材料には、Carbopol(商標
)(Goodrich販売のポリマー)などの架橋ポリアクリレート;アルギン
酸塩を含む天然ゴム、グアル、キサンタン、ならびにカルボキシメチルセルロー
スおよびヒドロキシプロピルグアルを含むポリサッカライド誘導体;プロピレン
グリコールおよびプロピレングリコールオレイン酸エステル;塩化ナトリウムお
よび硫酸アンモニウムなどの塩;グリセロールタロー酸塩ならびにこれらの混合
物が含まれる。
【0044】 別の効果剤ストライプ(すなわち、(B)で定義される複合エマルジョンスト
ライプW−O−W)があるが、ある種の効果剤(例えば、シリコーン、ワセ
リンなどの疎水性剤、あるいはポリグリセリンなどの親水性効果剤または水溶性
剤)を界面活性剤ストライプに添加してもよいことを理解されたい。界面活性剤
ストライプに使用できる他の成分は、例えば、粘度調節のための可溶性物質/塩
類(例えば、アルカリ金属塩化物)、少量の乳白剤(好ましくは0.2から2%
)、防腐剤(好ましくは0.2から2.0重量%)、香料(0.5から2.0重
量%)などである。
【0045】 別の効果剤ストライプは、本出願と同日に出願され、参照により本出願明細書
に合体したNaser他の「Phase Stable Multiple E
mulsion Compositions」に記載の安定エマルジョンに類似
の複合エマルジョンストライプである。 この複合エマルジョン組成物は、油中水部分とこの油中水エマルジョンを取り
囲む外部水エマルジョンの両者を含む。より詳細には、この複合エマルジョンは
、 (1)1から99%のW/Oエマルジョン、それ自体は、 (a)水、任意の溶質0.01から30%、および任意の界面活性剤0か
ら30%を含む内部水相約1から99%、 (b)非揮発性シリコーン化合物、揮発性炭化水素化合物、非揮発性炭化
水素化合物またはこれらの混合物を含む、前記内部水相を取り囲む油相O0.5
から99%、 (c)低HLBの乳化剤約0.1から20%、および (d)内部水相の、外用有効量の水溶性効果剤とを含むエマルジョンを含
み、および (2)1から99%の外部水相W、これは、 (a)高HLBのノニオン系界面活性乳化剤0から30%、好ましくは0
.01から5%、 (b)第2の外用活性化合物0から60%、 (c)任意の溶質、および (d)界面活性剤がアニオン系の場合は非アミノ界面活性剤である、任意
のクレンジング用界面活性剤または界面活性剤0から20%とを含む、を含む。
【0046】 エマルジョンのW/O部分の水相は、一般に、水、任意の溶質(好ましくは
0.01から30%)、および外用として活性な化合物(例えば、グリコール酸
および/または乳酸)を含む内部水相と、前記内部水相を取り囲む油相とを有す
る液滴を含むものである。液滴は、0.1から約10ミクロンの範囲とすること
ができ、油および低HLB乳化剤を含むメンブレンまたはフィルムによって覆う
ことができる。
【0047】 WOエマルジョンは、複合エマルジョンW−O−Wの1〜99重量%、
好ましくは2から90重量%、より好ましくは5から90重量%、最も好ましく
は10から70重量%の量で存在する。
【0048】 述べたように、W水相は、少量の油およびWとWを分離する低HLB乳
化剤を有するエマルジョンの1から99重量%からなる。水相は、水、溶質、お
よび水溶性外用活性化合物(油溶性活性剤も油相に入れることができる)を含む
ことができ、さらに、所望の美的または機能的効果を提供する、他の活性化合物
および/または任意の水溶性化合物(例えば、香料)も含むことができる。
【0049】 W相は、W/Oエマルジョンの1〜99%、好ましくは10〜95%、よ
り好ましくはエマルジョンの25〜95%からなる。
【0050】 この外用活性化合物は、溶解性に応じて水相または油相に入れることができる
(例えば、水溶性化合物を水相に、油溶性化合物を油相に)。
【0051】 本明細書において、用語「水溶性」は、水溶性または水分散可能性を意味する
。水溶性化合物は、水100ml(ミリリットル)あたり少なくとも0.1g(
グラム)の水溶解性を有し、真の溶液を形成する。水溶性化合物は、本質的に水
溶性であっても、あるいはカップリング剤、共界面活性剤、または溶媒などの可
溶化化合物の添加によって水溶性にしてもよい。水分散可能化合物は、少なくと
も1次W/Oエマルジョンを製造するために必要な時間、すなわち、少なくと
も約1時間、水中で分散状態を保つものである。
【0052】 さらに、より効果を上げるために、外用活性化合物を外部水相Wに組み込む
ことも可能である。
【0053】 したがって、外用活性化合物を、化粧用化合物、医療用活性化合物、あるいは
皮膚または毛髪に外用塗布して有用な他の任意の化合物の1つ、または組合せと
することができる。こうした外用活性化合物には、それだけに限らないが、ヘア
コンディショナー(例えば、水溶性4級アンモニウム化合物、アルコキシル化お
よび非アルコキシル化脂肪族アミン、ジメチコンコポリオール、カチオンポリマ
ーなど)、スキンコンディショナー(例えば、グルコース、グリセリン、プロピ
レングリコール、アミノ酸、ビタミン、アミノ基含有シリコンなどの湿潤剤)、
ヘアおよびスキンクレンジング液、ヘアフィクサチーフ、ヘアダイ、毛髪成長促
進剤、デオドラント(例えば、アルミニウム、ジルコニウム、亜鉛、およびこれ
らの混合物の有機および無機塩)、スキンケア化合物、パーマ用化合物、ヘアリ
ラクサ、ヘアストレートナ、抗菌化合物、防カビ化合物、抗炎症化合物、局所麻
酔剤、日焼け止め、ならびにその他の化粧用および医療用外用有効化合物(例え
ば、防カビ剤、抗菌剤)が含まれる。
【0054】 水相が、1次エマルジョンの約1重量%から約95重量%をからなるように、
十分な水を水相に入れる。W−O−W複合エマルジョン組成物中の水の総量
は、組成物の約30重量%から約99.9重量%であり、一般的には約40重量
%から約95重量%である。
【0055】 内部水相に含めることができる任意の成分には溶質もある。添加することがで
きる溶質には、アルカリ金属塩化物などの塩がある。内部水相に添加される溶質
は、0〜30重量%、好ましくは0.1〜10重量%からなることができる。
【0056】 界面活性剤は、一般には外部W相に添加するが、もし添加したければこれを
内部水相に添加することも可能である。界面活性剤は、以下にW相に関して説
明するどんな界面活性剤でもよい。
【0057】 内部水相には、外用塗布組成物に従来から含まれる任意の成分を含めることが
できる。これらの任意の成分には、これだけに限らないが、染料、芳香剤、防腐
剤、抗酸化剤、粘着防止剤、および同様な化合物が含まれる。内部相は、ポリア
ルキレンオキシド成分も含む。これは、他の方法では内部水相に添加するのが困
難であると思われるある種の親水性効果剤(例えば、サリチル酸)を組み込むた
めに特に有用である。その意図した機能を発現するのに十分な量の任意の成分を
、1次エマルジョンの内部水相に入れる。
【0058】 油相は、揮発性(シリコーンを除き)または非揮発性とすることができる。
【0059】 揮発性油は、皮膚または毛髪の乾燥プロセス中に蒸発し、それによって皮膚ま
たは毛髪に接触する第1外用活性化合物を含む内部水相Wを放出する揮発性炭
化水素油を含むことができる。揮発性シリコーンは複合エマルジョンを不安定化
しやすいので、この油は、揮発性シリコーンを含有しないことが好ましい。
【0060】 一実施形態では、この油は、揮発性油(シリコーンを除く)と非揮発性油の組
合せを含むことができる。この実施形態では、油を、予め選択した温度で蒸発し
て、第1外用活性化合物をこの予め選択した温度で制御して放出するようにデザ
インすることができる。予め選択する温度は、ヘアドライヤによってもたらされ
る、またはヘアアイロンによってもたらされる通常の毛髪乾燥時の温度である。
【0061】 上記のように、この油は、外用活性化合物がW−O−W複合エマルジョン
組成物に悪い影響がない(エマルジョンの不安定性をもたらすことがない)限り
、特別の機能性または美的効果(例えば、軟化)を付与するのに十分な量の水不
溶性外用活性化合物を含むことができる。
【0062】 1次エマルジョンに組み込まれる揮発性炭化水素化合物には、例えば、イソド
デカンおよびイソヘキサデカン、すなわち、米国ニュージャージー州、Sout
h PlainfieldのPresperse,Inc.販売のPERMET
HYL 99A、PERMETHYL 101A、およびPERMETHYL
102Aが含まれる。他の代表的な揮発性炭化水素化合物は、一般構造式(I)
で示され、式中、nは2から5の範囲である。
【0063】
【化12】 他の代表的な揮発性炭化水素化合物は、ISOPAR M(米国テキサス州、
BaytownのExxon Chemical Co.販売のC13〜C14 イソパラフィン)である。揮発性炭化水素は、不飽和50%未満であることが好
ましい。
【0064】 上記のように、この油は、非揮発性油とすることもできる。非揮発性油は、非
揮発性シリコン化合物、非揮発性炭化水素、またはこれらの混合物を含む。非揮
発性油は、不飽和50%未満を含む化合物を含むことが好ましい。非揮発性油は
、皮膚または毛髪から蒸発しない。したがって、第1外用活性化合物は、皮膚ま
たは毛髪をこすって、1次W/Oエマルジョンを破裂させることによって放出
される。非揮発性油相は、大気圧での沸点が約250℃より高い。
【0065】 代表的な非揮発性シリコーン化合物には、ポリアルキルシロキサン、ポリアリ
ールシロキサン、またはポリアルキルアリールシロキサンが含まれる。これらの
非揮発性シリコン化合物も有用である。
【0066】 非揮発性油は、鉱油、ワセリン、ひまわり種子油、カノラ油、またはそのミト
ラなどの非揮発性炭化水素化合物を含むことができる。油相に組み込むことがで
きる他の代表的な非揮発性炭化水素化合物には、それに限らないが、1−デセン
ダイマーまたはポリデセンなどの分岐1−デセンオリゴマーが含まれる。
【0067】 この油は、場合によっては、(1)ホホバ油、コムギ麦芽油、パーセリン油な
どの油、または(2)例えば、炭素原子少なくとも約10、好ましくは炭素原子
約10から約32を有するエステルなどの水不溶性エモリエントを含むこともで
きる。
【0068】 適当なエステルには、炭素原子が約8から約20の脂肪族アルコールと炭素原
子が2から約12の脂肪族または芳香族カルボン酸とを含むもの、または逆に、
炭素原子が2から約12の脂肪族アルコールと炭素原子が約8から約20の脂肪
族または芳香族カルボン酸とを含むものが挙げられる。エステルは、直鎖状また
は分岐状である。エステルの分子量は、約500未満であることが好ましい。し
たがって、適当なエステルには、それだけに限らないが、例えば、 (a)脂肪族一価アルコールエステル(例えば、イソステアリン酸イソプロピ
ル、酢酸セチル、ステアリン酸セチル)、 プロピオン酸ミリスチル、 ミリスチル酸イソプロピル、 パルミチン酸イソプロピル、 酢酸セチル、 プロピオン酸セチル、 ステアリン酸セチル、 (b)ポリカルボン酸の脂肪族ジ−およびトリ−エステル(例えば、アジピン
酸ジイソプロピル)、 (c)脂肪族多価アルコールエステル(例えば、ジペラルゴン酸プロピレング
リコール)、および (d)芳香族酸の脂肪族エステル(例えば、安息香酸のC12〜C15アルコ
ールエステル)が含まれる。
【0069】 本発明の油相は、低HLB乳化剤を、油の重量の約0.1%から約30%、好
ましくは約0.1%から約15%含んでもよい。
【0070】 低HLB乳化剤は、HLB値が約10以下(すなわち、HLB値約0.1から
約10)のシリコンフリーの界面活性剤、または複数のシリコンフリー界面活性
剤のブレンド、油溶性シリコン系界面活性剤、油溶性高分子界面活性剤、または
これらの混合物を含んでもよい。シリコンフリー界面活性剤または界面活性剤ブ
レンドは、HLB値が約1から約7であることが好ましい。本発明の効果を十分
発揮させるには、シリコンフリー界面活性剤または界面活性剤ブレンドのHLB
値は、約3から約6である。本明細書の用語「油溶性」は、溶解性が油相100
mlあたり少なくとも0.1gであって、真の溶液を形成する化合物を意味する
【0071】 特定のシリコンフリー界面活性剤のHLB値は、米国ニュージャージー州、G
len Rock、MC PublishingのMcCutcheon’s
Emulsifiers and Detergents、North Ame
rican and International Editions(199
3年)(以後McCutcheon’s)に出ている。あるいは、特定の界面活
性剤のHLB値は、界面活性剤中のオキシエチレンの重量パーセントを5で割る
ことによって推定することができる(エトキシ部分のみを含む界面活性剤につい
て)。さらに、界面活性剤ブレンドのHLB値は、次式によって推定することが
できる。
【0072】
【数1】 式中、wt.%Aおよびwt.%Bは、それぞれ、シリコンフリー界面活性剤ブ
レンドの界面活性剤AおよびBの重量パーセントであり、HLBおよびHLB は、界面活性剤AおよびBのHLB値である。
【0073】 低HLB界面活性剤は、シリコン系界面活性剤またはシリコンフリー界面活性
剤とすることができる。
【0074】 シリコンフリーのノニオン系界面活性剤の代表的な種類には、それだけに限ら
ないが、脂肪族(C〜C22)アルコールのポリオキシエチレンエーテル、脂
肪族(C〜C22)アルコールのポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン
エーテル、エトキシル化アルキルフェノール、メチルグルコースのポリエチレン
グリコールエーテル、ソルビトールのポリエチレングリコールエーテル、および
これらの混合物が含まれる。
【0075】 代表的なシリコンフリーのノニオン系界面活性剤は、HLB値が約0.1から
約10のエトキシル化アルコールである。特に好ましいエトキシル化アルコール
は、ラウレス−1、すなわち、エチレンオキシド平均1モルでエトキシル化され
たラウリルアルコールである。他の適当なエトキシル化アルコールには、ラウレ
ス−2、ラウレス−3、およびラウレス−4がある。
【0076】 HLBが約0.1から約10の、その他多数のノニオン系界面活性剤が、Mc
Cutcheon’sの229〜236頁に挙げられており、参照により本明細
書に取込む。HLB値が約0.1から約10の、他の代表的なシリコンフリーの
ノニオン系界面活性剤には、それだけに限らないが、エトキシル化ノニルフェノ
ール、エトキシル化オクチルフェノール、エトキシル化ドデシルフェノール、エ
チレンオキシド部分が4以下のエトキシル化脂肪族(C〜C22)アルコール
、オレス−2、ステアレス−3、ステアレス−2、セテス−2、オレス−3、お
よびこれらの混合物が含まれる。
【0077】 乳化剤はまた、HLB値が約1から約10のシリコンフリー界面活性剤ブレン
ドを含むことができる。このブレンドは、低HLB値、すなわち約0.1から約
10を有する十分量の界面活性剤と、HLB値がより高い、すなわち約1から約
10を超える十分量の界面活性剤を、界面活性剤ブレンドのHLB値が約1から
約10になるように混合したものである。それだけに限らないが、HLB値が高
い代表的なノニオン系界面活性剤が、McCutcheon’sの236〜24
6頁に挙げられており、参照により本明細書に取込む。
【0078】 好ましいシリコーンフリー界面活性剤は、ジポリヒドロキシステアリン酸PE
G−30である。
【0079】 代表的な油溶性シリコン系界面活性剤は、ジメチコンコポリオールである。こ
れは、米国ミシガン州、MidlandのDow Corning Co.販売
のDOW CORNING 322C FORMULATION AIDなどの
、ポリオキシエチレンおよび/またはポリオキシプロピレン側鎖を有するジメチ
ルシロキサンポリマーである。ジメチコンコポリオールは、側鎖に全部で約15
以下のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドモノマー単位を有す
る。シリコン含有界面活性剤は、揮発性または非揮発性シリコン化合物に著しく
溶解し、水に著しく不溶解性で皮膚刺激の恐れが少ないので、通常、ジメチコン
コポリオールをシリコンと一緒に用いる。
【0080】 それだけに限らないが、他の代表的な油溶性シリコン系界面活性剤は、米国バ
ージニア州、HopewellのGoldschmidt Chemical
CorporationからABIL(登録商標)EM 90として市販されて
いるセチルジメチコンコポリオールなどのアルキルジメチコンコポリオールであ
る。このアルキルジメチコンコポリオールは、次式の構造を有する。
【0081】
【化13】 式中、pは7から17の数字であり、 qは1から100の数字であり、 mは1から40の数字であり、 nは0から200の数字であり、 PEは、分子量が約250から約2000の(CO)(CO) −Hであり、ここで、aおよびbは、CO/COの重量比が10
0/0から20/80となるように選択する。
【0082】 乳化剤は油溶性ポリマー界面活性剤であってもよい。油中水エマルジョンを形
成することができるポリマー界面活性剤は、水滴の表面を完全に覆って油−水界
面でしっかり固定され、外部油相はポリマー界面活性剤の安定化部分の良溶媒で
あり、界面の油側のポリマー層厚みは安定性を確保するのに十分である。これら
の界面活性剤は、エトキシ、プロポキシ、および/または同様のアルキレンオキ
シドモノマー単位、例えばブトキシを含んでもよい。
【0083】 油溶性高分子界面活性剤は、界面活性剤として作用し、溶液中で物理的または
化学的に架橋することはない。したがって、油溶性高分子界面活性剤は、ポリア
クリル酸またはポリメタクリル酸などの高分子ゲル化剤とは区別される。
【0084】 したがって、代表的な油溶性高分子界面活性剤には、それだけに限らないが、
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、および同様の
ポリオキシアルキレンブロックコポリマーが含まれる。一般に、油溶性ブロック
コポリマーのエチレンオキシドは約20重量%未満である。それだけに限らない
が、具体的な油溶性高分子界面活性剤には、ポロキサマー101、ポロキサマー
105、PPG−2−ブテス−3、PPG−3−ブテク−5、PPG−5−ブテ
ク−7、PPG−7−ブテク−10、PPG−9−ブテス−12、PPG−12
−ブテス−16、PPG−15−ブテス−20、PPG−20−ブテス−30、
PPG−24−ブテス−27、PPG−28−ブテス−35、およびPEG−1
5ブタンジオールが含まれる。その他の有用な油溶性高分子界面活性剤は、ポリ
アミン、すなわち、エチレンオキシドが約40重量%未満のエチレンジアミンの
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマーである。
【0085】 本発明の重要な特徴によると、シリコンフリー界面活性剤、シリコン含有界面
活性剤または高分子界面活性剤の疎水性部分は、油相に十分に溶解するので、界
面活性剤の十分量が油相にあって1次W/Oエマルジョンを安定化させる。
【0086】 油相がシリコーン化合物を含む一実施形態では、界面活性剤相は、シリコン系
界面活性剤、好ましくは炭素原子約10から約14を含有する疎水性部分を有す
るシリコンフリー界面活性剤、油溶性高分子界面活性剤、またはこれらの混合物
を含む。シリコンフリー界面活性剤の疎水性部分が飽和で約14を超える炭素原
子を含む場合は、このシリコンフリー界面活性剤はシリコーン相に不溶であり1
次W/Oエマルジョンは不安定である。疎水性部分が約10未満の炭素原子を
含む場合は、1次W/Oエマルジョンは合体する傾向がある、すなわち、エマ
ルジョンの液滴が溶けて大きな液滴を形成する。
【0087】 所望のW/O液滴径の1次エマルジョンをもたらすのに必要な界面活性剤相
の量は、1次エマルジョン中の水相の量で異なり、当分野の技術者であれば容易
に求めることができる。
【0088】 1つの特に好ましい乳化剤はセチルジメチコンコポリオールである。
【0089】 W−O−W複合エマルジョンの外部水相(W)は、界面活性剤が存在す
る場合は、(米国特許第5,656,280号の薄膜相とは異なり)界面活性剤
相の等方性混合物を含むことができる。この相は、第1外用活性化合物と類似の
または異なる第2外用活性化合物を相重量の0〜60%、好ましくは10〜50
%、および任意の溶質および任意の(好ましくは0.01から10%)の安定化
天然ゴムポリマーを含むことができる。界面活性剤が存在する場合は、非アミド
アニオン系またはすべて両性あるいは両者の混合物とすることができる。界面活
性剤は不存在でもよいが、一般には水相の2〜80%からなる。
【0090】 この外部相は、両性界面活性剤と組み合わせて、アニオン系および/またはノ
ニオン系(または他の)界面活性剤の混合物を含んでもよい。この場合、アニオ
ン系/ノニオン系は、この界面活性剤システムの1から99%からなり、両性は
、界面活性剤システムの1から99%からなる。すなわち、理想的には一方が他
方を排除するまで存在するべきではない。
【0091】 一般に、界面活性剤は、界面活性剤ストライプ相に関して説明したどんな界面
活性剤であってもよい。
【0092】 より具体的には、界面活性剤が全部または大部分(>60%)アニオン系の場
合は、ノニオン系ゴムポリマーを用いることが好ましい。
【0093】 ノニオン系種子ポリサッカライドは、アニオン系界面活性剤およびアニオン系
リッチな界面活性剤システムに特に可溶かつ分散可能である。グアルゴムはこう
した安定剤の1つであり、その構造は、D−ガラクトース側鎖がマンノース単位
のほぼ1つ置きに結合しているD−マンノースの直鎖からなる。マンノースとガ
ラクトースの通常の比率は、約2:1であり、分子量は通常100,000から
1,000,000程度である。他の有用な安定剤は、ローカストビーンガムで
ある。これは、約4単位ごとに単一ガラクトース側鎖を有するD−マンノース単
位の主鎖からなるガラクトマンナンである。グアルガムと同じように、およその
分子量は、100,000と1,000,000の間である。
【0094】 外部界面活性剤Wが,全部両性界面活性剤で構成されているか、または大部
分(50%以上)が両性界面活性剤を含むシステムでは、アニオン系ゴムポリマ
ーが好ましい。これらは、海草ポリサッカライド、滲出ポリサッカライド、また
は微生物ポリサッカライドとすることができる。
【0095】 好ましいアニオン系海草ポリサッカライドは、カラギーナン、または「トチャ
カ」、硫酸化ポリサッカライドの複雑な混合物である。カラギーナンは、交互に
α−1,3とβ−1,4グリコシド結合によって結合したガラクトース単位の1
つまたは複数の水酸基につながった様々な比率の半エステル硫酸基を有するガラ
クタンの混合物である。分子量は、通常100,000から1,000,000
の範囲である。
【0096】 好ましいアニオン系滲出ポリサッカライドは、トラガカントゴムである。これ
は、ガラクツロン酸、ガラクトース、フコース、キシロース、およびアラビノー
スを含有する酸性ポリサッカライドの複雑な混合物である。もう1つの好ましい
アニオン系滲出ポリサッカライドは、カラヤゴムである。これは、L−ラムノー
ス、D−ガラクトース、D−ガラクツロン酸、およびD−グルクロン酸残渣を含
有する部分アセチル化高分子量ポリサッカライドである。
【0097】 最も好ましい両性界面活性剤または両性リッチの界面活性剤システムは、微生
物アニオン系へテロポリサッカライドゴムであり、キサンタンゴムが最も好まし
い。これら微生物ゴムの1次構造は、グルコース単位2、マンノース単位2、お
よびグルクロン酸単位1を含む。
【0098】 本発明によれば、効果剤ストライプ(複合エマルジョンを有する)および界面
活性剤ストライプは、別々だが、包装手段、一般には単一包装手段から組み合わ
せて塗布できる。こうした包装手段は、2つの別々の区画を有するシステムを含
む。界面活性剤と効果剤との確実な分離は、様々な方法で実現することができる
。効果剤のカプセル化を含め、また共押出しによって組成物を加工して、個々の
ストライプが界面活性剤または効果剤を含有するストライプ化製品を生産するこ
とによって、界面活性剤と効果剤とを包装内の別の区画または別のドメインに入
れるように組成物を包装する。
【0099】 本発明の組成物は、スキンウオッシュ用製品、例えば、バスまたはシャワージ
ェル、ハンドウオッシュ組成物、またはフェイシャルウオッシュ液;シェービン
グ前後の製品;リンスオフ、ワイプオフ、およびリーブオンスキンケア製品;ヘ
アウオッシュおよびデンタル用製品として配合することができる。
【0100】 一般に、本発明の組成物は、流動性液体または半液体、例えばペーストであり
、ハーケ社ロトビスコメータ(Haake rotoviscometer)R
V20を用いて、ずり速度10s−1および25℃で測定した粘度が、250か
ら100,000mPasの範囲である。
【0101】 この製品をシャワージェルとして配合する場合は、ずり速度10s−1および
25℃で測定した粘度は、一般に、200から15000mPasの範囲であり
、好ましくは500から15,000である。
【0102】 この製品をフェイシャルウオッシュ製品として配合する場合は、ずり速度10
−1および25℃で測定した粘度は、一般に、3000から100,000m
Pasの範囲である。
【0103】 こうした組成物の他の代表的な成分は、乳白剤、好ましくは0.2から2.0
重量%;防腐剤、好ましくは0.2から2.0重量%、および香料、好ましくは
0.5から2.0重量%を含む。
【0104】 実施例および比較例、または別に明確に示した場合を除き、材料または条件ま
たは反応の量または比率、材料の物理的性質、および/または使用を示す本説明
のすべての数字は、「約」という語によって修飾されていると理解されたい。
【0105】 明細書で用いられる用語「含む」は、述べられた特徴、整数、ステップ、成分
の存在を含むものであり、しかし、1つまたは複数の特徴、整数、ステップ、成
分、あるいはこれらの群の存在または追加を除外するものではない。
【0106】 下記の実施例は、本発明をさらに例示するためのものであり、本発明をどのよ
うにも限定するものではない。
【0107】 別に指示しない限り、すべての百分率は、重量百分率を意味するものである。
【0108】 グリコール酸およびグリコール酸ナトリウム付着プロトコル クレンジング液からのグリコール酸およびグリコール酸ナトリウムの付着をガ
スクロマトグラフィ(GC)によって分析する方法 試験方法(ブタの皮): 付着の検討には、新鮮な子ブタの皮(生後4〜5週、オス、白色、乳首なし、
毛をそったもの)を用いる。この皮を、〜12cm×5cm片に切断し、広げて
支持体にピンで留める。皮の表面を250mlの水で湿らせ、クレンジング液1
グラムを湿った表面に塗布する(効果剤ストライプ0.5グラムおよび界面活性
剤相0.5グラム)。次いで、この皮を30〜60秒間手洗いし、250mlア
リコートの水で3回洗い、キムワイプ(Kimwipe)ペーパータオルで軽く
たたいて乾かす。
【0109】 次いで、直径3.3cmのガラス/プラスチックシリンダを、この皮の表面に
密着して配置し、皮を3mlアリコートの有機溶媒(エタノール、アセトン、ま
たはテトラヒドロフラン)で3回抽出し、次いで3mlアリコートの蒸留水でさ
らに3回抽出する。有機溶媒抽出物を合わせる。水抽出物にも同じことを行う。
(水および/または有機溶媒抽出は、ブタ皮上のグリコール酸ナトリウムまたは
グリコール酸の濃度に応じて数回繰り返すことができる。)有機抽出物はグリコ
ール酸を、水はグリコール酸ナトリウムを含む。
【0110】 各配合について、3枚の皮それぞれの3箇所を抽出する。皮上のグリコール酸
ナトリウムおよびグリコール酸の濃度(μg/cmで)は、ガスクロマトグラ
フィおよび/または液体クロマトグラフィで、下記の分析方法を用いて標準溶液
と比べて求める。
【0111】 分析方法 装置1: 適当なガスクロマトグラフィ(多分HP5890 シリーズII) AlltechのSil−prep(部品#18013) ガスクロマトグラフィの設定: 検出器: 水素炎イオン化検出器 カラム: HP−1 100%−ポリジメチルシロキサン、 カラム長 25.9m、 内径 0.2mm、 膜厚 0.33mm 注入器量 4.0μL〜5.0μL ガス: ヘリウム(キャリア)、水素および空気(炎) 流量: 総流量: 検出器温度:250℃ 注入器温度:250℃ 炉温度: 設定値 50℃、限界値 300℃ 運転時間: 14.6分 炉温度分布: 初期温度: 50℃ 初期時間: 0.0 速度: 25C/分 最終温度: 290℃ 最終時間: 14.6分 標準: 4000、2000、1000、500、250、125、62.5、31.
3、15.6、7.8μg/mlの溶液を調製する。グリコール酸は有機溶媒で
。グリコール酸ナトリウムは水で。
【0112】 装置2: 適当な液体クロマトグラフィ(HP) 液体クロマトグラフィの設定: 検出器: UV検出器 カラム: Phenomenex LUNA 5μ C18(2) 注入器量:5.0μL〜50.0μL 移動相: 20nMリン酸カリウム@pH2.3 97%:メタノール 3
% 流量: 0.7ml/分 温度: 25℃ 運転時間:30分 標準: 4000、2000、1000、500、250、125、62.5、31.
3、15.6、7.8μg/mlの溶液を調製する。
【0113】 実施例 実施例1−水−油−水効果ストライプの調製 効果ストライプとして用いるW−O−W複合エマルジョン(グリコール酸
プリミックス)のW/O相の調製 成分 −グリコール酸溶液(活性成分44% @pH4) (内部水相中の効果剤) −ワセリン(油相) −Abil EM90 Goldschmidt(セチルジメチコンコポリオ
ール低HLB乳化剤) 調製 ビーカに、ワセリン(油相)およびEM90(乳化剤)を加えた。内容物を、
〜65〜70℃に加熱した(ワセリンを溶解した)。内容物を約800〜900
rpmでかき混ぜた。かき混ぜながら、グリコール酸溶液(プリミックス)を滴
下した。グリコール酸の添加後、混合物を10,000rpmで10〜15分間
均質化し、混合物を一晩冷却した。
【0114】 W−O−W効果ストライプの調製 成分 −水 −グリセリン(任意) −Carbopol980(どんなカルボマーも使用できる) −カチオン系ポリマー(例えば、Jaguar) −バイオポリマー(寒天、カラギーナン) −ホルムアルデヒド/Glydant II −Brij58(W相に用いる高HLBノニオン系) −ルリチシャ種子油(油相に) −2M NaOH −油中水(グリコール酸)プリミックス(上記のように調製) 調製 ビーカA:ビーカAに、油中水プリミックス(上記のように調製)、Brij
58およびルリチシャ種子油を加えた。内容物を〜65〜70℃に加熱した。成
分をよくかき混ぜた。
【0115】 ビーカB:ビーカBに、水、グリセリン、ホルムアルデヒド、およびcarb
opol980/カチオン系ポリマー/バイポリマーを加えた。Carbopo
l980が水溶液中に十分に分散するまで内容物を〜700rpmでかき混ぜた
。混合物を〜65〜70℃に加熱した。
【0116】 ビーカAを熱から外し、ビーカBをビーカAに加えた。均質化するまで内容物
をかき混ぜ、2M NaOHを加え、500rpmで30〜40分間かき混ぜた
。内容物を一晩冷却した。
【0117】 実施例2 効果剤プリミックスの調製 成分 −グリコール酸溶液(活性成分44% @pH4) −水 −NaOH @50% −グリコール酸 @99.0% −カルボマー 調製 水をビーカに加えた。グリコール酸を加え、グリコール酸が溶解するまでかき
混ぜた。グリコール酸溶液を0℃に冷却した。NaOHをゆっくり加えた(滴下
)。NaOHの添加後、成分を室温に冷却した。すばやくかき混ぜながらカルボ
マーを溶液にゆっくり加え、カルボマーを完全に分散させた。粘稠な溶液を得た
【0118】 実施例3 下記は、界面活性剤ストライプ相((A))として用いるように調製したスト
ライプの実施例である。
【0119】
【表1】
【0120】 実施例4 下記のW−O−Wワセリンストライプおよびベース(セントラルベース、ス
トライプA)を調製した。
【0121】
【表2】
【0122】
【表3】
【0123】 比較例A(水中油効果ストライプ) 下記の二重ストライプ組成物も調製したが、実施例4とは異なり、効果ジェル
ストライプは、グリコール酸10%を有するW−O−Wストライプではなく、
グリコール酸10%を有する水中油ストライプであった。
【0124】
【表4】
【0125】
【表5】
【0126】 比較例の効果剤はグリセリンを含有しない。
【0127】 比較例B(単一クレンジング液) 以下の単一クレンジング液システムを調製し、下記の実施例5で用いた。
【0128】
【表6】
【0129】 実施例5 実施例4および比較例A(グリコール酸が水相に直接入っている二重クレンジ
ング液)の組成を用いて、前記プロトコルを用いたこれらの付着結果を比べた。
結果を下に示す。
【0130】 O/W組成 W/OW組成 32μg/cm 200μg/cm これらのパラグラフは、単一O/Wエマルジョンシステムよりはるかに多量
のグリコール酸が複合W/OWエマルジョンシステムから付着したことを明確に
示す。
【0131】 実施例6 本出願者等はまた、二重ストライプクレンジング液システムのW/O/Wエマ
ルジョンシステムからの付着を、比較例Bで述べた単一ストライプクレンジング
液からの付着と比べた。これらの結果は以下のようである。
【0132】 単一ストライプ 効果剤ストライプにW/O/W複合エマルジョンを
有する二重ストライプ 0.5μg/cm 200μg/cm これらのパラグラフは、単一システムよりはるかに多量のグリコール酸が複合
W/O/Wエマルジョンシステムから付着したことを明確に示す。
【0133】 実施例7 また下記のように、界面活性剤ストライプ(ストライプA)および効果剤スト
ライプ(ストライプB)を用いて以下の複合エマルジョンを調製した。
【0134】 ストライプA−界面活性剤ベース 成分 ストライプの活性成分% コカミドプロピルベタイン 15.6 ラウレス硫酸ナトリウム 10.4 付着ポリマー(カチオン系ポリマー) 0.9 水 73.1 ストライプB−効果剤W/OWストライプ 成分 ストライプの活性成分% 鉱油(ライト) 14.4 乳酸ナトリウム 7 塩化ナトリウム 4.2 セチルジメチコンコポリオール 3.6 コカミドプロピルベタイン 2.4 ラウレス硫酸ナトリウム 1.6 水 66.8 このエマルジョンは、実施例4のエマルジョンに類似している。界面活性剤ス
トライプは本質的に同じである(ベタイン/イセチオン酸塩)。しかし、効果剤
ストライプは、効果剤として乳酸ナトリウムを、油として鉱油を用いる。
【0135】 この実施例は、複合エマルジョンの一部として多くの異なる効果剤を用いるこ
とができることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ネイサー,マーク・ステイーブン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07020、エツジウオーター、リバー・ロー ド・45、ユニリーバー・リサーチ・ユー・ エス・インコーポレイテツド (72)発明者 チヤム,フイリツプ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07621、バーゲンフイールド、エルダー・ アベニユー・204 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB032 AB051 AB332 AC011 AC012 AC022 AC122 AC182 AC241 AC301 AC302 AC402 AC642 AC682 AC712 AC782 AC792 AC852 AD072 AD092 AD132 AD151 AD161 AD162 AD352 BB04 BB05 BB06 BB07 BB13 BB14 CC23 DD02 DD14 DD23 DD27 DD34 EE06 EE07 EE10 EE12 FF05 4H003 AA03 AB01 AC01 AD01 AE01 BA12 BA14 BA28 DA02 EB08 EB30 EB37 EB41 EB42 EB43 FA33

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アニオン系、ノニオン系、双性イオン系、およびカチオン系界面活性剤
    、せっけん、およびこれらの混合物から選択される1から75重量%の界面活性
    剤を含む10から99.9重量%の界面活性剤ストライプ、および (B)複合エマルジョンを含む0.1から90重量%の効果剤ストライプを含
    み、 前記複合エマルジョンは、 (1)前記複合エマルジョンの1から99%の油中水エマルジョン、および (2)HLB10〜30の界面活性剤のノニオン系界面活性剤0から30%
    、外用活性化合物0〜60%、任意の溶質、およびクレンジング用界面活性剤ま
    たは界面活性剤0〜20%を含む1から99%の外部水性エマルジョンを含み、 前記油中水エマルジョンは、 (a)水、任意の溶質および任意の界面活性剤を含む内部水相1から99
    %、 (b)非揮発性シリコン化合物、揮発性炭化水素化合物、非揮発性炭化水
    素またはこれらの混合物を含む内部水相を取り囲む油相0.5から99%、 (c)HLBが10未満の界面活性乳化剤0.1から20%、および (d)内部水相中の外用有効量の水溶性効果剤とを含むエマルジョンを含
    む クレンジングおよびモイスチャリング水性液体組成物。
  2. 【請求項2】 (A)の界面活性剤が、ストライプの5から70%からなる
    請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 効果剤を界面活性剤ストライプ(A)に加えることができる
    請求項1または請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 油中水エマルジョンが、W−O−Wエマルジョンの2か
    ら90%である請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 油中水エマルジョンが、溶質0.1から10重量%を含む請
    求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 油中水エマルジョンの油相が、内部水相をカプセル化して、
    約5から約1000μの液滴を形成する請求項1から5のいずれか一項に記載の
    組成物。
  7. 【請求項7】 HLBが10未満の乳化剤が、油相の0.1から15%から
    なる、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 乳化剤がジメチコンコポリオールである請求項7に記載の組
    成物。
  9. 【請求項9】 油中水エマルジョンの外用有効化合物がグリコール酸を含む
    請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 外部水相が複合エマルジョン20〜95%を含む請求項1
    から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 クレンジング界面活性剤(B)(2)が存在する場合は、それ
    は非アミド界面活性剤である請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 (B)(2)の界面活性剤システムが60%を超えるアニオン
    系界面活性剤であり、かつノニオン系ゴムポリマーが存在する、請求項1から1
    1のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 (B)(2)の界面活性剤が50%を超える両性界面活性剤で
    あり、かつアニオン系ゴムポリマーが存在する、請求項1から12のいずれか一
    項に記載の組成物。
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