JP2003012466A - 毛髪用組成物およびその製造方法 - Google Patents
毛髪用組成物およびその製造方法Info
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Abstract
かつ枝毛、切れ毛等の毛髪の損傷を予防し、発生した枝
毛に対しては修復をして目立たなくする効果を有する新
規な毛髪用組成物を提供すること。(2)滑らかにしっ
とりと髪をおちつかせることができ、繰り返し洗浄して
も滑らかさを付与できる洗浄剤として好適な毛髪用組成
物を提供すること。(3)繰り返し使用しても毛髪をべ
たつかせず、毛髪に優れた滑らかさおよび光沢を付与す
ることができるヘアリンス効果剤として好適な毛髪用組
成物を提供すること。 【解決手段】 下記一般式1(式中、R1 は、炭素原子
数4〜30のアルキル基である。)で示されるアルキル
変性シリコーンを0. 1〜80質量%の割合で配合して
なることを特徴とする。 【化1】
Description
びその製造方法に関し、更に詳しくは、毛髪への適用時
における伸びの改良、さっぱり感の向上等、感触(使用
感)の良好な毛髪用組成物に関する。特に、従来におい
て取扱いが困難で、感触の悪いものとされていた各種の
油剤が配合されていても、毛髪に対する密着性(均一な
コート感)が高く、毛髪に対して、優れた光沢(艶)、
撥水性、耐湿性、スタイリング維持効果を付与すること
ができ、更に、乳化性の向上と、油分の相溶性改良とに
よる優れた経時安定性を有する毛髪用組成物およびその
製造方法に関する。
毛髪に光沢や滑らかさを与える目的でシリコーン油、エ
ステル油、炭化水素油などの油分が、可溶化、乳化、溶
解して用いられている。特にシリコーン油は、表面張力
が低く毛髪のなじみに優れ、良い光沢が得られるため
に、近年多用されているものである。しかし、これまで
に多用されている高重合シリコーンオイル〔粘度60,
000mm2 /s(25℃)以上〕、アミノ変性シリコ
ーンなどは粘度が高く、べたつき感があり、毛髪上での
伸びが悪いものであった。このため、希釈剤として、デ
カメチルシクロペンタシロキサン、低粘度シリコーン
(粘度20mm2 /s(25℃)以下)、エステル油お
よびイソパラフィンに代表される炭化水素油などが使用
されていた。然るに、これらの希釈剤を使用することに
よりある程度の効果は出ていたが、油剤の伸びは未だ不
十分であるために、洗髪時、ブラッシング時、ドライヤ
ーによる乾燥時に感触が悪く、また毛髪に対する密着感
が低いために均一なコート感については満足できるもの
ではなかった。また、一般的にシリコーン油は、乳化性
が悪く、他の油分との相溶性も良くないため、これを配
合してなる毛髪用組成物は安定性(保存安定性)に劣る
傾向があった。このように、毛髪上での伸びが悪く、安
定性の悪い毛髪用組成物は、最終的に洗髪・乾燥した毛
髪に対して、十分な滑り、艶(光沢)を与えられないこ
とが多かった。また、スタイリング剤などの毛髪の形状
維持組成物に対しても、これまで使用されてきた希釈剤
では、撥水性、耐湿性、スタイリング維持効果が低く、
十分な性能が達成されていなかった。
来の事情に鑑み鋭意検討したところ、特定のアルキル変
性シリコーンを配合することにより、上記課題が解決で
きることを見出し、この知見に基づいて更に検討して本
発明を完成するに至った。本発明の毛髪用組成物に配合
されるアルキル変性シリコーンは、各種油剤との相溶性
に優れている点と、表面張力を低下させる機能に非常に
すぐれていることとが要因となり、当該毛髪用組成物
(毛髪化粧料)の適用時において、配合されている各種
油分の伸びを改良し、さっぱり感を向上させるなど、感
触の向上に大きく寄与することができる。特に、従来に
おいて取扱いが困難で、感触の悪いものとされていた各
種の油剤の毛髪に対する密着性(均一なコート感)を向
上させることができる。
物として、本発明の毛髪用組成物を使用することによ
り、毛髪の仕上りの点で、毛髪に対して、優れた光沢
(艶)、撥水性、耐湿性、スタイリング維持効果を付与
することができる。併せて、従来、乳化させることが難
しいとされているシリコーン化合物が配合されていて
も、特定のアルキル変性シリコーンを配合することによ
り、乳化性の向上と、他の油分との相溶性の改良とを図
ることができ、この結果、毛髪用組成物の経時安定性を
改良することが可能となる。
は、下記一般式1で示されるアルキル変性シリコーン
(以下、「特定のアルキル変性シリコーン(1)」とも
いう。)を0. 1〜80質量%の割合で配合してなるこ
とを特徴とする。
ルキル基である。)
に係る毛髪用組成物であって、下記一般式2で示される
環状シリコーン(以下、「特定の環状シリコーン
(2)」ともいう。)を0. 1〜80質量%の割合で配
合してなることを特徴とする。
2x+1(xは1以上の整数)で示される炭化水素基、水素
原子、水酸基またはフェニル基含有基を表し、nは3〜
12の整数を表す。〕
または請求項2に係る毛髪用組成物であって、下記一般
式3で示される変性シリコーン(以下、「特定の変性シ
リコーン(3)」ともいう。)を0. 1〜80質量%の
割合で配合してなることを特徴とする。
子、置換もしくは無置換の1価の炭化水素基を表し、X
1 は、式:−(R6 )s −Z1 〔R6 は、炭素原子数1
〜20の2価炭化水素基を表し、Z1 は、水酸基、フェ
ニル基含有基、アミノ基含有基、アンモニウム基含有
基、エポキシ基含有基、O(Cn'H2n' O)c R
7 (n’は2〜4の整数であり、cは平均で4以上の数
を表し、R7 は一価の炭化水素基もしくは水素原子を表
す。)で示されるポリエーテル基、アルコキシ基、ビニ
ル基、カルボキシル基、アシル基、メルカプト基、メタ
クリル基、イソシアネート基、ウレイド基、アミド基、
イミド基、イミノ基、アルデヒド基、ニトロ基、ニトリ
ル基、オキシム基、アゾ基、ヒドラゾン基またはアルコ
キシシリル基を表し、sは1または0である。〕で表さ
れる官能基を表し、R3 は、互いに独立して、R4 また
はX1 のいずれかで定義される基を表し、R5 は、R4
またはX1 のいずれかで定義される基を表し、qは平均
で1以上の数であり、rは平均で0以上の数である。但
し、分子中にX1 で表される基が平均で1以上存在し、
平均分子量は250〜1,000,000である。]
乃至請求項3の何れかに係る毛髪用組成物であって、下
記一般式4で示される第4級アンモニウム塩(以下、
「特定の第4級アンモニウム塩(4)」ともいう。)を
0.1〜5.0質量%の割合で配合してなることを特徴
とする。
ルキル基、ヒドロキシアルキル基、または炭素原子数1
2〜22のアルキル基が結合したアミドアルキル基を表
し、R 10およびR11は、互いに独立して、炭素原子数1
〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基または
ベンジル基を表し、R9 は、R8 、R10およびR11のい
ずれかで定義される基を表し、Xはハロゲン原子、また
は炭素原子数1〜2のアルキル硫酸基を表す。)
性界面活性剤、両性界面活性剤およびノニオン性界面活
性剤から選ばれた少なくとも1種の界面活性剤と、特定
のアルキル変性シリコーン(1)とを配合してなり、前
記界面活性剤の配合割合が1〜40質量%であり、当該
界面活性剤の配合量に対する特定のアルキル変性シリコ
ーン(1)の配合量の質量比が1/2000〜20/1
であることを特徴とする。
乃至請求項5の何れかに係る毛髪用組成物であって、水
溶性ポリマーを0.01〜10質量%の割合で配合して
なることを特徴とする。
乃至請求項6の何れかに係る毛髪用組成物であって、エ
マルジョン型であることを特徴とする。
乃至請求項7の何れかに係る毛髪用組成物であって、下
記一般式5で示されるジメチルポリシロキサン、炭化水
素およびエステル系炭化水素から選ばれた少なくとも1
種を0.1〜80質量%の割合で配合してなることを特
徴とする。
子、メチル基、水酸基、ビニル基、または炭素原子数1
〜6のアルコキシ基を表し、pは平均で1〜10,00
0,000の数を表す。)
る毛髪用組成物を製造する方法であって、特定のアルキ
ル変性シリコーン(1)と、上記一般式5で示されるジ
メチルポリシロキサン、炭化水素およびエステル系炭化
水素から選ばれた少なくとも1種の配合成分とを予め混
合する工程と、得られる混合物に他の配合成分を添加混
合する工程とを含むことを特徴とする。
いて詳細に説明する。 <請求項1に係る毛髪用組成物>本発明の毛髪用組成物
(請求項1に係る毛髪用組成物)は、特定のアルキル変
性シリコーン(1)が配合されている点に特徴を有する
ものである。特定のアルキル変性シリコーン(1)を示
す上記一般式1中、R1 で表されるアルキル基の炭素原
子数は、4〜30とされ、好ましくは6〜20、より好
ましくは8〜12とされる。
体例としては、下記式(I)〜(VII) で示される化合物
を例示することができるが、これらに限定されるもので
はない。
キル変性シリコーン(1)の配合割合としては、毛髪用
組成物全体の0.1〜80質量%とされ、好ましくは1
〜50質量%とされる。1質量%未満では、本発明の効
果が十分に得られず、好ましくない。
に係る毛髪用組成物は、特定のアルキル変性シリコーン
(1)とともに、特定の環状シリコーン(2)が配合さ
れている点に特徴を有するものである。特定の環状シリ
コーン(2)を示す上記一般式2において、R2 で表さ
れる基は、互いに独立して、Cx H2x+1(xは1以上の
整数)で示される炭化水素基、水素原子、水酸基または
フェニル基含有基であり、メチル基またはフェニル基で
あることが好ましい。また、nは3〜12の整数であ
り、4〜6の整数であることが好ましい。
ては、下記式(VIII)〜(X)で示される化合物を例示す
ることができるが、これらに限定されるものではない。
の環状シリコーン(2)の配合割合としては、毛髪用組
成物全体の0.1〜80質量%とされる。
に係る毛髪用組成物は、特定のアルキル変性シリコーン
(1)とともに、特定の変性シリコーン(3)が配合さ
れている点に特徴を有するものである。特定の変性シリ
コーン(3)を示す上記一般式3において、R4 で表さ
れる基は、互いに独立して、水素原子、置換または無置
換の1価の炭化水素基であり、メチル基またはフェニル
基であることが好ましい。
(R6 )s −Z1 で表される官能基である。この式:−
(R6 )s −Z1 において、R6 で表される基は、炭素
原子数1〜20の2価炭化水素基であり、Z1 で表され
る基は、水酸基、フェニル基含有基、アミノ基含有基、
アンモニウム基含有基、エポキシ基含有基、O(Cn'H
2n' O)c R7 (n’は2〜4の整数であり、cは平均
で4以上の数を表し、R 7 は一価の炭化水素基もしくは
水素原子を表す。)で示されるポリエーテル基、アルコ
キシ基、ビニル基、カルボキシル基、アシル基、メルカ
プト基、メタクリル基、イソシアネート基、ウレイド
基、アミド基、イミド基、イミノ基、アルデヒド基、ニ
トロ基、ニトリル基、オキシム基、アゾ基、ヒドラゾン
基またはアルコキシシリル基である。また、sは1また
は0である。
(CH2 )3 OH、−(CH2 )3 SH、−(CH2 )
3 NH2 、−(CH2 )3 NH(CH2 )2 NH2 、−
(CH 2 )3 N(CH3 )2 、−(CH2 )3 N(CH
3 )(CH2 )2 N(CH3 ) 2 、−(CH2 )3 N+
(CH3 )3 Cl - 、−(CH2 )3 N(CH3 )(C
H2 )2 N(CH3 )C=O(CH3 )、−(CH2 )
7 COOH、−(CH2)3 OCH2 CH(O)C
H3 、−(CH2 )3 OC(=O)CH(CH3 )=C
H2 、−(CH2 )2 Si (OCH3 )3 、−(C
H2 )2 Si (OCH2 CH3 )3 、−C3 H6 O(C
2 H4 O)d H(dは少なくとも2の整数)、−C 3 H
6 O(C2 H4 O)e (C3 H6 O)f H(e,fは少
なくとも2の整数)、−C3 H6 O(C3 H6 O)g H
(gは少なくとも2の整数)、−C3 H6 O(C2 H4
O)h CH3 (hは少なくとも2の整数)、−C3 H6
O(C2 H4O)i (C3 H6 O)j CH3 (i,jは
少なくとも2の整数)、−C3 H6 O(C3 H6 O)k
CH3 (kは少なくとも2の整数)を挙げることができ
る。これらのうち、特に好ましいのは−(CH2 )3 N
H2 、−(CH2 )3 NH(CH2 )2 NH2 、−(C
H2 )3 N(CH3 )2 、−(CH2 )3 N(CH 3 )
(CH2 )2 N(CH3 )2 、−(CH2 )3 N+ (C
H3 )3 Cl - 、−C3 H6 O(C2 H4 O)d H(d
は少なくとも2の整数)、−C3 H6 O(C 2 H4 O)
e (C3 H6 O)f H(e,fは少なくとも2の整
数)、−C3 H6O(C3 H6 O)g H(gは少なくと
も2の整数)、−C3 H6 O(C2 H4 O)h CH
3 (hは少なくとも2の整数)、−C3 H6 O(C2 H
4 O)i (C3H6 O)j CH3 (i,jは少なくとも
2の整数)、−C3 H6 O(C3 H6 O)k CH3 (k
は少なくとも2の整数)である。
立して、R4 またはX1 の何れかで定義される基を表
す。また、上記一般式3中、R5 は、R4 またはX1 の
何れかで定義される基を表す。また、上記一般式3中、
qは平均で1以上の数であり、rは平均で0以上の数で
ある。但し、特定の変性シリコーン(3)の分子中に
は、X1 で表される基が平均で1以上存在することが必
要とされる。特定の変性シリコーン(3)の平均分子量
は250〜1,000,000とされる。
の変性シリコーン(3)の配合割合としては、毛髪用組
成物全体の0.1〜80質量%とされる。
に係る毛髪用組成物は、特定のアルキル変性シリコーン
(1)とともに、特定の第4級アンモニウム塩(4)が
配合されている点に特徴を有するものである。特定の第
4級アンモニウム塩(4)を示す上記一般式4におい
て、R8 で表される炭素原子数12〜22のアルキル基
としては、セチル基、ラウリル基、ステアリル基、ベヘ
ニル基等を例示することができる。また、R8 で表され
る炭素原子数12〜22のヒドロキシアルキル基として
は、12−ヒドロキシステアリル基等を例示することが
できる。また、R8 で表される炭素原子数12〜22の
アルキル基が結合したアミドアルキル基としては、ラノ
リン脂肪酸アミノプロピル基等を例示することができ
る。R8 で表される基としては、炭素数12〜22のア
ルキル基が好ましく、特に好ましいものとしてはステア
リル基およびベヘニル基が挙げられる。また、上記一般
式4において、R10およびR11は、互いに独立して、炭
素原子数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキ
ル基またはベンジル基を表し、好ましい基としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基お
よびヒドロキシエチル基が挙げられる。また、上記一般
式4において、R9 は、R8 、R10およびR11のいずれ
かで定義される基を表し、R9 で表される基、R10で表
される基、およびR11で表される基は同じものであって
も、異なるものであってもよい。また、上記一般式4に
おいて、Xはハロゲン原子、または炭素原子数1〜2の
アルキル硫酸基を表し、Xで表されるハロゲン原子とし
ては、塩素原子および臭素原子が好ましい。
例としては、例えば塩化セチルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘ
ニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒ
ドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチル
ベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアン
モニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化
ミリスチルリルジメチルベンジルアンモニウム、ラノリ
ン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムエ
チルサルフェートおよびセチルトリエチルアンモニウム
メチルサルフェート等を挙げることができる。その中で
も特に、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムおよび
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリル
ジメチルベンジルアンモニウムおよび塩化ジステアリル
ジメチルアンモニウム並びにこれらの混合物が好まし
い。
特定の第4級アンモニウム塩(4)とを必須成分とする
毛髪用組成物(請求項4に係る毛髪用組成物)はリンス
効果剤として好適に用いることができる。請求項4に係
る毛髪用組成物における特定の第4級アンモニウム塩
(4)の配合割合としては、毛髪用組成物全体の0.1
〜5.0質量%とされ、好ましくは0.6〜3.0質量
%とされる。この割合が0.1質量%未満であると、毛
髪用組成物としてのリンス効果が十分に得られない。他
方、この割合が5.0質量%を超えると、得られる毛髪
用組成物の粘度が高くなりすぎるので、好ましくない。
に係る毛髪用組成物は、特定のアルキル変性シリコーン
(1)とともに、アニオン性界面活性剤、両性界面活性
剤およびノニオン性界面活性剤から選ばれた少なくとも
1種の界面活性剤を配合してなる点に特徴を有するもの
である。本発明で使用されるアニオン性界面活性剤とし
ては、例えば脂肪酸石鹸、α−アシルスルフォン酸塩、
アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルおよびアルキル
ナフタレンスルフォン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫
酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、ア
ルキロイルアルキルタウリン塩、N−長鎖アシルアミノ
酸塩等が挙げられる。本発明に用いられるノニオン性界
面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、アルキルアリルポリオキシエチレンエーテル、アル
キロールアミド、アルキルグリセリンエーテル型ポリオ
キシエチレンエーテル、プロピレングリコールエステル
のポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、グリセリンと脂肪酸のエステルのポリオ
キシエチレンエーテル、脂肪酸のソルビタンエステルの
ポリオキシエチレンエーテル、ソルビトールポリオキシ
エチレンの脂肪酸エステル、ショ糖エステル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキル
アミン等が挙げられる。本発明で用いられる両性界面活
性剤としては、ベタイン型(カルボキシベタイン、スル
ホベタイン)、アミドベタイン型、アミノカルボン酸塩
型、イミダゾリン誘導体型等が挙げられる。これらの各
種界面活性剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて
配合することができ、これらを配合した本発明の毛髪用
組成物は毛髪用洗浄剤組成物として好適に用いることが
できる。
活性剤の配合割合としては、毛髪用組成物全体の1〜4
0質量%とされ、好ましくは5〜40質量%とされる。
また、当該界面活性剤の配合量(wA )に対する特定の
アルキル変性シリコーン(1)の配合量(wB )の質量
比(wB /wA )が1/2000〜20/1であること
が必要とされ、この質量比(wB /wA )が1/500
〜10/1であることが好ましい。この質量比(wB /
wA )が1/2000より小さい(界面活性剤が過大)
であると、本発明の効果が発揮されず、20/1を超え
る(界面活性剤が過小)であると、泡立ち、洗浄力とい
った洗浄剤としての機能が損なわれることになる。
に係る毛髪用組成物は、特定のアルキル変性シリコーン
(1)とともに、水溶性ポリマーを配合してなる点に特
徴を有するものである。水溶性ポリマーを配合するとよ
り使用性が向上し好ましい。水溶性ポリマーとしては、
通常の化粧料や外用剤に配合されるものであれば特に限
定されものではなく、アニオン性水溶性ポリマー、水溶
性カチオン性ポリマー、水溶性両性ポリマー、非イオン
性水溶性高分子が挙げられるが、これらのうち、カチオ
ン性ポリマー、両性ポリマーが好ましい。これらを本発
明の効果を損なわない量(ゴワツキ、フライアウェイを
起こさない程度)で配合することにより、洗浄剤すすぎ
時の滑らかさを付与する効果は本発明による同効果にプ
ラスされて相加的に向上する。
ばキサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウ
ム、アラビアガム、ペクチン、カルボキシビニルポリマ
ー、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫
酸、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸及びそれらの塩等が挙
げられる。
ばカチオン変性セルロースエーテル誘導体(ポリマーJ
R(U.C.C)等)、カチオン性澱粉、カチオン化グ
アーガム誘導体、ポリビニルピロリドン誘導体四級アン
モニウム(ガフコート(GAF)等)、ジアリルジメチ
ルアンモニウムクロリドのポリマー(マーコート(Me
rk)等)、ポリアクリル酸誘導体四級アンモニウム
(Cartex(NationalStarch)
等)、ポリアミド誘導体四級アンモニウム(Sando
z等)、ポリオキシエチレンポリアルキレンポリアミン
(ポリコート(HENKEL)等)等が挙げられる。
ボキシル基やスルホン酸基などの陰イオン性基を有する
モノマーと塩基性窒素を有するモノマーとの共重合体、
カルボキシベタイン型モノマーの重合体又は共重合体、
カルボキシ基やスルホン酸基などの陰イオン性基を陽イ
オン性ポリマーに導入したもの、塩基性窒素含有基を陰
イオン性ポリマーに導入したもの、アクリルアミド基な
どの非イオン性基を有するモノマーと陰イオン性基を有
するモノマー及び塩基性窒素含有基を有するモノマーの
共重合体等が挙げられ、特に好ましいものとしては、カ
ルボキシベタイン型モノマーや共重合体や、アクリル酸
/ジアリル第4アンモニウム塩/アクリルアミドの共重
合体などが挙げられる。カルボキベタイン型モノマーの
重合体としてはプラスサイズL401(互応化学社
製)、ユカフォーマーM75(三菱化学社製)が挙げら
れ、アクリル酸/ジアリル第4級アンモニウム塩/アク
リルアミドの共重合体としてマーコートプラス3330
(CALGON社製)が挙げられる。
ニルピロリドン及びビニルピロリドンと酢酸ビニルの共
重合体、ビニルピロリドン、酢酸ビニル及びアクリルア
ミノアクリレートの共重合体、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、メチルセルロース、デキストリ
ン、ガラクタン、プルラン等が挙げられる。
を損なわない量(ゴワツキ、フライアウェイを起こさな
い程度)で配合することにより、洗浄剤すすぎ時の滑ら
かさを付与する効果は本発明による同効果にプラスされ
て相加的に向上する。かかる観点から、請求項6に係る
毛髪用組成物における水溶性ポリマーの配合割合として
は、毛髪用組成物全体の0.01〜10質量%とされ
る。
用される組成物のすべてが含まれ、例えばシャンプー、
ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメン
ト、セットローション、ブロースタイリングローショ
ン、ヘアスプレー、泡状スタイリング剤、ジェル状スタ
イリング剤、ヘアリキッド、ヘアトニック、ヘアクリー
ム、一時染毛剤等が挙げられる。本発明の剤型は任意で
あり、可溶化系、乳化系(エマルジョン型)、粉末分散
系、油−水の2層系、油−水−粉末の3層系等いずれで
も構わない。乳化系の場合は、乳化剤、例えばノニオン
界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤
またはそれらの混合物を用いて乳化することにより製造
可能である。
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンコレス
テリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレング
リコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコー
ン等のノニオン活性剤;塩化ステアリルトリメチルアン
モニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩
化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメ
チルアンモニウム等、特定の第4級アンモニウム塩
(4)を構成する化合物および塩化セチルピリジニウム
等のカチオン活性剤;セチル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル
硫酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、ヤシ油脂肪酸
メチルタウリンナトリウム等のアニオン活性剤が挙げら
れる。また、水溶性多価アルコールを使用することがで
き、かかる水溶性多価アルコールの具体例としては、エ
チレルグリコール、プロピレングリコール、1、3−ブ
チレングリコール、1、4−ブチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリ
グリセリン、テトラグリセリン、グルコース、マルトー
ス、マルチトール、蔗糖、フラクトース、キシリトー
ル、ソルビトール、マルトトリオース、スレイトール、
エリスリトール、澱粉、分解糖還元アルコール、ヒアル
ロン酸などであり、これらの1種または2種以上を用い
ることが可能である。
本発明の効果を損なわない量的、質的範囲内で、上述の
成分以外に毛髪用組成物に使用可能な成分を配合するこ
とができる。例えば、各種油類、例えばジメチルポリシ
ロキサン(粘度0.65cSt/25℃〜ガム状/25
℃)等の上記一般式1〜3で表されるもの以外のシリコ
ーン類、液状イソパラフィン系炭化水素等、エステル系
炭化水素等、パラフィン系炭化水素、スクワラン、ラノ
リン誘導体、高級アルコール、アボガド油、パーム油、
牛脂、ホホバ油、ポリアルキレングリコールポリエーテ
ルおよびそのカルボン酸オリゴエステル化合物、テルペ
ン系炭化水素油等が挙げられる。
般式5で示されるものを挙げることができる。ジメチル
ポリシロキサンを示す上記一般式5において、R12は、
互いに独立して、水素原子、メチル基、水酸基、ビニル
基、または炭素原子数1〜6のアルコキシ基を表し、好
ましくはメチル基である。また、pは平均で1〜10,
000,000の数を表し、好ましくは100〜5,0
00,000とされ、更に好ましくは100,000〜
1,000,000とされる。
における沸点が60〜260℃の範囲にあるイソパラフ
ィン系炭化水素を挙げることができ、例えば、エクソン
社製のアイソパーA(登録商標)、同C、同D、同E、
同G、同H、同K、同L、同M、シェル社のシェルゾー
ル71(登録商標)、フィリップ社のソルトール100
(登録商標)あるいは同130、同220等を挙げるこ
とができる。
酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチ
ルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチ
ル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ2−エ
チルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ(カプリ
ル・カプリン酸)グリセリン、トリイソステアリン酸グ
リセリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシ
ル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸
イソオクチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イ
ソオクチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ミリス
チル、ステアリン酸ステアリル、イソノナン酸イソノニ
ル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデ
シル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、イソステアリ
ン酸イソプロピル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシ
ル、イソステアリン酸プロピレングリコール、ジイソス
テアリン酸ポリエチレングリコール、テトライソステア
リン酸ペンタエリスリット、イソパルミチン酸オクチ
ル、ビバリン酸イソセチル、ビバリン酸オクチルドデシ
ル、乳酸オクチルドデシル、アジピン酸ジイソブチル、
コハク酸ジ2−エチルヘキシル、ジ2−エチルヘキサン
酸ネオペンチルグリコール、モノイソステアリン酸ポリ
グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリ
イソステアリン酸ポリグリセリル、テトライソステアリ
ン酸ポリグリセリル、ラウリン酸ヘキシル、ダイマー酸
ジイソプロピル等を挙げることができる。
上を用いることができ、合計の配合量が特定のアルキル
変性シリコーン(1)に対して0.02〜50倍(質
量)となることが好ましく、毛髪用組成物全量中の1〜
80質量%となるように選ぶことが好ましい。特に毛髪
洗浄剤として用いる時には1〜20質量%が好ましい。
およびエステル系炭化水素から選ばれた少なくとも1種
を配合する場合において、これらの配合成分をアルキル
変性シリコーンと予め混合してから他の成分を配合する
と、特に均一で安定な組成物を容易に得ることができ好
ましい。
リコール、1、3−ブチレングリコール、グリセリン、
ソルビトール、ポリエチレングリコール等の水溶性多価
アルコール、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ピロ
リドンカルボン酸塩等の保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線
散乱剤、アクリル系樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニル
ピロリドン等の樹脂類、大豆蛋白、ゼラチン、コラーゲ
ン、絹フィブロイン、エラスチン等の蛋白または蛋白分
解物、エチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、各
種アミノ酸、ビオチン、パントテン酸誘導体等の賦活
剤、γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム、
ビタミンE誘導体、ニコチン酸誘導体等の血行促進剤、
硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、エタノール、イソプ
ロパノール、テトラクロロジフルオロエタン等の希釈
剤、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤、薬剤、香
料、色剤等を必要に応じて敵宜配合してもよい。
するが、本発明は、これらによって限定されるものでは
ない。なお、以下において「%」は「質量%」を意味す
るものとする。
d>毛髪用洗浄剤としての実施例および比較例として、
下記表1に示す組成により、常法に従ってシャンプー組
成物を製造した。得られたシャンプー組成物の各々につ
いて、下記の項目〔a〕〜〔h〕について評価した。結
果を併せて表1に示す。
実際に洗髪して、すすいだ後および自然乾燥後の髪の滑
らかさについて官能評価した。評価基準は下記のとおり
である。 ◎:非常に滑らか ○:滑らか △:少し滑らか ×:滑らかでない
が実際に洗髪して、すすいだ後および乾燥後の髪の櫛通
り易さを官能評価した。評価基準は下記のとおりであ
る。 ○:櫛の通りが容易 △:やや通りにくい ×:ひっかかって通りにくい
が実際に洗髪して、乾燥時の髪のさっぱり感(乾燥速度
の速さ)を官能評価した。評価基準は下記のとおりであ
る。 ○:さっぱりしている △:物足りないがさっぱりしている ×:さっぱり感がない
洗髪して、乾燥後の髪の艶を官能評価した。評価基準は
下記のとおりである。 ○:艶が増した ×:艶に変化はなかった
70ppm人工硬水で、試料濃度1%溶液を400ml
調製し、温度40℃の条件下で、攪拌機つき円筒形シリ
ンダーを用いて起泡量を測定した。評価基準は下記のと
おりである。 ○:泡立ち良好(泡量2,000ml以上) △:泡立ち普通(泡量1,500ml以上2,000m
l未満) ×:泡立ち不良(泡量1,500ml未満)
gO=3/1、5°DH人工硬水で、試料濃度1%溶液
を調製し、ウールサージを用いた人工皮脂汚染布を洗浄
した。温度40℃の条件下でターゴトメーター(JIS
K−3371)を用いて洗浄し、洗浄前後の反射率を測
定し、下記の式により洗浄効率を求めた。
s )×100
射率,Rs :汚染布の反射率,Rw :洗浄後の汚染布の
反射率〕
組成物の各々を40℃の温度環境下に2週間放置した
後、当該シャンプー組成物の表面における油浮きの状態
を比較することにより、その経時安定性を評価した。評
価基準は下記のとおりである。 ○:全く油浮きは見られなかった。 △:表面の一部に油浮きが見られた。 ×:ほぼ表面全体に油浮きが見られた。
ー組成物の各々を−20℃の恒温槽に入れて十分に凍ら
せた後、室温に戻し、当該シャンプー組成物の表面にお
ける油浮きの状態を比較することにより、その経時安定
性を評価した。評価基準は下記のとおりである。 ○:全く油浮きは見られなかった。 △:表面の一部に油浮きが見られた。 ×:ほぼ表面全体に油浮きが見られた。
(1) 〔上記一般式1のR1 はC8 H17(オクチル基)〕 *2:特定の環状シリコーン(2) (上記一般式2のR2 はメチル基、n=5) *3:粘度=100,000mm2 /s(25℃) *4:重合度約7000、25℃でガム状 *5:特定の変性シリコーン(3) 〔上記一般式3のR3 は水酸基、R4 、R5 はメチル
基、X1 は−(CH 2 )3 NH(CH2 )2 NH2 、q
=300、r=3)〕
明の毛髪用組成物(本実施例に係るシャンプー組成物)
は、起泡性および洗浄性に優れ、しかも、すすいだ後お
よび乾燥後における髪の滑らかさおよび櫛通り性に優
れ、乾燥時のさっぱり感、乾燥後の艶にも優れている。
更に、40℃・2週間での保存、および−5℃で凍らせ
た後、解凍した際の安定性にも優れている。
c>下記表2に示す組成により、常法に従ってシャンプ
ー組成物を製造した。得られたシャンプー組成物の各々
について、上記〔a〕〜〔h〕の項目について評価し
た。結果を併せて表2に示す。
法によりシャンプー組成物を調製した。
シリコーン(2)〕(日本ユニカー製 VS−715
8):3.0% (2)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:1.0% (3)高重合度ジメチルポリシロキサン〔粘度10万m
m2 /s(25℃)、日本ユニカー製 L−45(10
マン)〕:0.5% (4)ココイルメチルタウリン−Na:8.0% (5)ココイルプロピルアミドベタイン:12.0% (6)ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド:4.0% (7)グリセリン:2.0% (8)香料:0.3% (9)水:残余量
浄性に優れ、しかも、すすいだ後および乾燥後における
髪の滑らかさおよび櫛通り性に優れているとともに、乾
燥時のさっぱり感、乾燥後の艶にも優れていた。更に、
40℃・2週間での保存、および−5℃で凍らせた後、
解凍した際の安定性にも優れていた。
法によりシャンプー組成物を調製した。
(25℃)、日本ユニカー製 L−45(10)〕:
0.5% (2)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:0.5% (3)アミノ変性シリコーン〔特定の変性シリコーン
(3)〕(上記一般式3のR3 、R4 、R5 はメチル
基、X1 は−(CH2 )3 NH(CH2 )2 NH2 、q
=300、r=10):1.0% (4)ココイルメチルタウリン−Na:8.0% (5)ココイルプロピルアミドベタイン:12.0% (6)ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド:4.0% (7)グリセリン:2.0% (8)香料:0.3% (9)水:残余量
浄性に優れ、しかも、すすいだ後および乾燥後における
髪の滑らかさおよび櫛通り性に優れているとともに、乾
燥時のさっぱり感、乾燥後の艶にも優れていた。更に、
40℃・2週間での保存、および−5℃で凍らせた後、
解凍した際の安定性にも優れていた。
d>下記表3に示す組成により、常法に従ってヘアリン
ス効果剤を製造した。得られたヘアリンス効果剤の各々
について、下記の項目〔i〕〜〔o〕について評価し
た。結果を併せて表3に示す。
効果剤)1gを長さ15cm、500〜600本の毛髪
束に塗布し、40℃の温水(300ml)中で振とうす
すぎ(100cycle)を2回繰り返した後、この毛
髪束を乾燥させた。この毛髪束に一定の力でブラッシン
グを繰り返し2万回のブラッシングを行った後に発生し
た枝毛、切れ毛の数をカウントし、毛髪の全数に対する
枝毛、切れ毛の発生率を算出した。未処理毛での枝毛、
切れ毛の発生率X%に対し、各試料による処理毛での発
生率Y%を比較しY/Xの値により以下のように評価し
た。
リンス効果剤)2gを完全脱脂後の毛髪束4gに塗布
し、40℃の温水(1リットル)中で振とうすすぎ(1
00cycle)を2回繰り返した後、この毛髪束を乾
燥させた。それぞれの毛髪束より吸着物をソックスレー
抽出(ジクロルメタン/メタノール=92/8vol
%、5時間抽出)し、その質量より毛髪1g当たりの試
料吸着量を算出した。各試料の毛髪への吸着性を以下の
ように評価した。
試料吸着量>30mg) B:毛髪への吸着性中(1g毛髪当たりの試料吸着量=
10〜30mg) C:毛髪への吸着性小(1g毛髪当たりの試料吸着量<
10mg)
リンス効果剤)1gを長さ15cm、500〜600本
の毛髪束に塗布し、40℃の温水(300ml)中で振
とうすすぎ(100cycle)を2回繰り返した後、
この毛髪束を乾燥させた。この毛髪束から任意に10本
の毛髪を選び、変角光度計GP−IR[(株)村上色彩
研究所製]により、入射された光に対する毛髪の反射光
分布を測定し、毛髪の光沢度(艶)を次の式により求め
た。
量、d:拡散反射光量)
試料の毛髪へのつや付与効果を以下のように評価した。 A:つや付与効果大(15<G) B:つや付与効果中(10<G≦15) C:つや付与効果小(5<G≦10) D:つや付与効果なし(G≦5)
じ方法で作製した毛髪サンプルの走査型電子顕微鏡(S
EM)写真より均一コート性を評価した。各試料で処理
された毛髪のSEM写真(400〜1000倍)を判定
者15名により、未処理毛髪のSEM写真と比較して、
均一コート性が「良好」「同程度」の2段階で評価し
た。その判定結果より以下のように評価した。
効果剤の各々を40℃の温度環境下に2週間放置した
後、当該ヘアリンス効果剤表面における油浮きの状態を
比較することにより、その経時安定性を評価した。評価
基準は下記のとおりである。 ○:全く油浮きは見られなかった。 △:表面の一部に油浮きが見られた。 ×:ほぼ表面全体に油浮きが見られた。
ス効果剤の各々を−20℃の恒温槽に入れて十分に凍ら
せた後、室温に戻し、ヘアリンス効果剤の表面における
油浮きの状態を比較することにより、その経時安定性を
評価した。評価基準は下記のとおりである。 ○:全く油浮きは見られなかった。 △:表面の一部に油浮きが見られた。 ×:ほぼ表面全体に油浮きが見られた。
果の官能評価):試験対象者として、19才から36才
までの女性15名を選んだ。各試験対象者は、市販のヘ
アシャンプー(通常のアルキル硫酸エステル塩系シャン
プー)で洗髪した後の毛髪に、各試料12gずつを塗布
し、約40℃の水ですすぎ洗いしてから、ドライヤーで
乾燥した後の毛髪の感触を対照用試料(塩化ステアリル
トリメチルアンモニウム2.0%、セトステアリルアル
コール3.0%、プロピレングリコール5.0%および
水90.0%からなるもの)と比較して、「著しく良
好」、「良好」、「同程度」および「劣っている」の4
段階の評価で答えてもらい、その判定結果から下記の基
準に従って評価した。
好」または「良好」と答えたもの。 B:15名中、8〜11名が「著しく良好」または「良
好」と答えたもの。 C:15名中、4〜7名が「著しく良好」または「良
好」と答えたもの。 D:15名中、3名以下が「著しく良好」または「良
好」と答えたもの。
(1)〔上記一般式1のR1 はC8 H17(オクチル
基)〕 *9:特定のアルキル変性シリコーン(1) (上記一般式1のR1 が−C10H21である成分1%と、
R1 が−C12H25である成分58%と、R1 が−C14H
29である成分39%と、R1 が−C16H33である成分2
%との混合物)
組成物(本実施例に係るヘアリンス効果剤)は、比較用
の毛髪用組成物(比較例に係るヘアリンス効果剤)に比
べ、毛髪保護効果、乾燥後の髪の滑らかさ、繰り返し使
用後の髪の滑らかさ、毛髪への吸着性、毛髪へのつや付
与効果、均一コート性に優れたものであった。更に、4
0℃・2週間での保存、および−5℃で凍らせた後、解
凍した際の安定性にも優れていた。
法によりヘアリンス効果剤を調製し、前記実施例5A〜
5Eと同様にして、上記〔i〕〜〔o〕の項目について
評価した。
級アンモニウム塩(4)〕:0.6% (2)セトステアリルアルコール(C16/C18=6/
4):2.0% (3)アミノ変性シリコーン〔特定の変性シリコーン
(3)〕(上記一般式3のR3 は水酸基、R4 、R5 は
メチル基、X1 は−(CH2 )3 NH(CH2 )2NH
2 、q=1000、r=3):3.0% (4)デカメチルシクロペンタシロキサン〔特定の環状
シリコーン(2)〕(日本ユニカー製 VS−715
8):5.0% (5)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:10.0% (6)グリセロールモノステアレート:1.0% (7)ステアリン酸:0.5% (8)グリセリン:5.0% (9)プロピレングリコール:5.0% (10)黄色−4号(色素):適量 (11)香料:適量 (12)メチルパラベン:適量 (13)EDTA−3Na(キレート剤):適量 (14)イオン交換水:残余量
定性に優れ、官能試験評価においても従来にない優れた
滑らかさ髪に付与し、その上優れた保護効果を毛髪に付
与するものであった。
法によりヘアトリートメントクリームを調製し、前記実
施例5A〜5E(ヘアリンス効果剤における評価)と同
様にして、上記〔i〕〜〔o〕の項目について評価し
た。
4級アンモニウム塩(4)〕:3.0% (2)セトステアリルアルコール(C16/C18=7/
3):6.5% (3)ベヘニルアルコール:2.0% (4)ジメチルポリシロキサン〔粘度5mm2/s (25
℃)、日本ユニカー製L−45(5)〕:15.0% (5)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC12H25(ドデシル基〕:5.0% (6)アミノ変性シリコーン〔特定の変性シリコーン
(3)〕〔上記一般式3のR3 、R4 、R5 はメチル
基、r=150、q=4、X1 は−(CH2 )3 N
H 2 )〕:6.0% (7)2−オクチルドデカノール:2.0% (8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体(エチレ
ンオキシド60モル付加物):0.3% (9)ポリオキシエチレンステアリルエーテル(エチレ
ンオキシド4モル付加物):1.0% (10)大豆レシチン:0.5% (11)グリセリン:10.0% (12)ジプロピレングリコール:5.0% (13)黄色−4号(色素):適量 (14)香料:適量 (15)メチルパラベン:適量 (16)EDTA−3Na(キレート剤):適量 (17)イオン交換水:残余量
に傷んだ毛髪に対し、優れた滑らかさを与え、毛髪保護
効果の良好なものであった。
分(1)〜(5)を70〜80℃で攪拌溶解して混合す
ることにより、粘性のある(粘度500cps)透明性
のよい液状のヘアオイル(毛髪の保護修復剤)を得た。
0% (2)デカメチルシクロペンタシロキサン〔特定の環状
シリコーン(2)〕:5.0% (3)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:55.0% (4)アミノ変性シリコーン〔特定の変性シリコーン
(3)〕(上記一般式3のR3 は水酸基、R4 、R5 は
メチル基、X1 は−(CH2 )3 NH(CH2 )2NH
2 、q=1000、r=3):10.0% (5)香料:適量
分(1)〜(5)を70〜80℃で攪拌溶解して混合す
ることにより、粘性のある(粘度750cps)透明性
のよい液状のヘアオイル(毛髪の保護修復剤)を得た。
0% (2)ジメチルポリシロキサン〔粘度10mm2 /s
(25℃)、日本ユニカー製 L−45(10)〕:
8.0% (3)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:60.0% (4)高重合度ジメチルポリシロキサン(重合度約70
00、25℃でガム状):10.0% (5)香料:適量
成分(4)〜(5)の混合物に、成分(1)〜(3)の
混合溶解物を添加して混合した。これに成分(6)〜
(8)の溶液を加え、混合攪拌して乳化し、原液を得
た。この原液をエアゾール缶に充填し、次いで、成分
(9)および成分(10)からなる噴射ガスを充填して
エアゾールタイプの毛髪損傷予防修復剤を得た。
% (2)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:17.0% (3)高重合度ジメチルポリシロキサン(重合度約70
00、25℃でガム状):3.0% (4)プロピレングリコール:6.0% (5)ポリオキシエチレン(80モル)硬化ヒマシ油エ
ステル:2.0% (6)カチオン化セルロースポリマーJR−400(U
CC社製):0.2% (7)水溶性エラスチン:10.0% (8)イオン交換水:46.8% (9)ジメチルエーテル:4.0% (10)ジクロロジフロロメタン:6.0%
分(1)〜(3)を混合することにより液状のヘアオイ
ル(毛髪の保護修復剤)を得た。
0% (2)ジメチルポリシロキサン〔5mm2 /s(25
℃)、日本ユニカー製 L−45(5)〕:30.0% (3)香料:適量
分(1)〜(4)を混合することにより液状のヘアオイ
ル(毛髪の保護修復剤)を得た。
0% (2)ジメチルポリシロキサン〔5mm2 /s(25
℃)、日本ユニカー製 L−45(5)〕:20.0% (3)高重合度ジメチルポリシロキサン(重合度約70
00、25℃でガム状):10.0% (4)香料:適量
比較例2により得られたヘアオイルの各々について、毛
髪の滑らかさ、毛髪への艶付与効果、均一コート性につ
いて評価した。結果を下記表4に示す。
髪して、すすいだ後および自然乾燥後の髪の滑らかさに
ついて官能評価した。また、洗髪、すすぎ、および乾燥
を10回繰り返した場合の、10回目の洗髪後の、すす
いだ後および自然乾燥後の髪の滑らかさについて官能評
価した。評価基準は下記のとおりである。 ◎:非常に滑らか ○:滑らか △:少し滑らか ×:滑らかでない
オイル)1gを長さ15cm、500〜600本の毛髪
束に塗布し、40℃の温水(300ml)中で振とうす
すぎ(100cycle)を2回繰り返した後、この毛
髪束を乾燥させた。この毛髪束から任意に10本の毛髪
を選び変角光度計GP−IR[(株)村上色彩研究所
製]で入射された光に対する毛髪の反射光分布を測定
し、毛髪の光沢度(艶)を次の式により求めた。
量、d:拡散反射光量)
試料の毛髪へのつや付与効果を以下のように評価した。 A:つや付与効果大(15<G) B:つや付与効果中(10<G≦15) C:つや付与効果小(5<G≦10) D:つや付与効果なし(G≦5)
じ方法で調整した毛髪サンプルの走査型電子顕微鏡(S
EM)写真より均一コート性を評価した。各試料で処理
された毛髪のSEM写真(400〜1000倍)を判定
者15名により、未処理毛髪のSEM写真と比較して、
均一コート性が「良好」「同程度」の2段階で評価し
た。その判定結果より以下のように評価した。
例9で得られたヘアオイル(毛髪の保護修復剤)は、髪
の滑らかさに優れ、つやを効率的に付与し、均一コート
感に優れた毛髪の保護修復剤であることが理解される。
成分(3)に成分(4)を溶解した後、成分(1)およ
び成分(2)を添加し乳化した。次いで、この系を、成
分(5)、成分(6)および成分(7)と混合した。得
られた混合物をディスペンサー容器に詰め、霧状で頭髪
に噴霧するヘアブロー製品を得た。
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:5.0% (2)特定の変性シリコーン(3)〔上記一般式3のR
3 、R4 、R5 の10モル%がフェニル基で、90モル
%がメチル基、X1 は−(CH2 )3 N+ (CH 3 )3
Cl - 、q=100、r=3〕:1.0% (3)1,3−ブチレングリコール:2.0% (4)ポリエチレン(60)硬化ヒマシ油エステル:
2.0% (5)エチルアルコール95%:15.0% (6)精製水:75.0% (7)香料:適量
成分(1)に成分(2)を溶解し、これを、成分(3)
および成分(4)の混合液に添加し乳化した。得られた
乳化物を成分(5)〜(8)とを混合してなる溶液に加
え、エアゾール容器に入れて弁を取り付けた後、成分
(9)および成分(10)を充填することにより、ヘア
ムース製品を得た。
シリコーン(2)〕:5.0% (2)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:15.0% (3)アミノ変性シリコーン〔特定の変性シリコーン
(3)〕(上記一般式3のR3 は水酸基、R4 、R5 は
メチル基、X1 は−(CH2 )3 NH(CH2 )2NH
2 、q=300、r=3):5.0% (4)ジプロピレングリコール:5.0% (5)ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン
〔EO50%、粘度100cSt/(25℃)〕:3.
0% (6)エタノール:10.0% (7)イオン交換水:51.0% (8)香料:適量 (9)ブタン:4.0% (10)ジメチルエーテル:2.0%
成分(1)〜(9)を70℃で攪拌溶解し、成分(1
0)〜(13)を混合したものの中に攪拌しながら加え
て乳化することによりヘアクリームを得た。
化水素):3.0% (2)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:2.0% (3)高重合度ジメチルポリシロキサン(重合度約70
00、25℃でガム状):3.0% (4)ジメチルポリシロキサン〔粘度10mm2 /s
(25℃)、日本ユニカー製 L−45(10)〕:
5.0% (5)トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリンエステ
ル:8.0% (6)ワセリン:5.0% (7)ステアリルアルコール:2.0% (8)ソルビタンモノオレート:2.0% (9)ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油エ
ステル:2.0% (10)グリセリン:5.0% (11)ヒアルロン酸:5.0% (12)防腐剤:適量 (13)イオン交換水:残余量
成分(1)〜(3)を混合し、これを、成分(4)と成
分(5)の混合物に加えて混合した。得られた混合物に
成分(6)〜(9)の混合物を攪拌しながら加えて乳化
することによりヘアローションを得た。
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:2.0% (3)アミノ変性シリコーン〔特定の変性シリコーン
(3)〕(上記一般式3のR3 は水酸基、R4 、R5 は
メチル基、X1 は−(CH2 )3 NH(CH2 )2NH
2 、q=1000、r=3):3.0% (4)1,3−ブチレングリコール:2.0% (5)ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エ
ステル:2.0% (6)酸化チタンゾル(ネオサンベールW−10、触媒
化成工業製):10.0% (7)エタノール:15.0% (8)イオン交換水:53.0% (9)香料:適量
成分(1)〜(6)を混合溶解し、これをエアゾール缶
に充填して弁を取り付けた後に成分(7)および成分
(8)からなる噴射剤を充填することによりヘアスプレ
ーを得た。
0% (2)特定のアルキル変性シリコーン(1)〔上記一般
式1のR1 はC8 H17(オクチル基)、クロンプトン社
製 SILSOFT 034〕:10.0% (3)高重合度ジメチルポリシロキサン(重合度約70
00、25℃でガム状):0.5% (4)エタノール:2.0% (5)イソプロピルアルコール:10.0% (6)香料:適量 (7)プロパン:7.0% (8)ジメチルエーテル:3.0%
光沢と滑らかさを与え、かつ枝毛、切れ毛等の毛髪の損
傷を予防し、発生した枝毛に対しては修復をして目立た
なくする効果を有する毛髪用組成物である。また、本発
明の組成物をシャンプー組成物として用いたときには、
洗浄剤をすすいでいる時の滑らかさに加えて、完全に乾
燥した後においても、滑らかにしっとりと髪をおちつか
せることができ、繰り返し洗浄しても滑らかさを付与で
きるものである。さらに、本発明の組成物をヘアトリー
トメント、ヘアパック等の水によるすすぎ工程の入るヘ
アリンス効果剤として用いたときには、繰り返し使用し
ても毛髪をべたつかせず、毛髪に優れた滑らかさおよび
光沢を付与することができ、ブラッシング等の物理的刺
激から毛髪を保護する効果が高い毛髪用組成物とするこ
とができる。
髪用洗浄剤)として好適に使用することができ、本発明
の毛髪用組成物からなるシャンプーは、起泡性および洗
浄性に優れていることは勿論のこと、使用(洗髪)後の
髪を、滑らかで、櫛通りがよく、光沢性(艶)のある状
態とすることができ、使用者にさっぱり感を付与するこ
とができる。また、当該シャンプーは保存安定性にも優
れている。
剤として好適に使用することができ、本発明の毛髪用組
成物からなるヘアリンス効果剤は、毛髪保護効果に優れ
ていることは勿論のこと、毛髪への吸着性、均一コート
性に優れ、使用後の髪を滑らかで光沢性(艶)のある状
態とすることができる。また、当該ヘアリンス効果剤は
保存安定性にも優れている。
ントクリームとして好適に使用することができ、本発明
の毛髪用組成物からなるヘアトリートメントクリーム
は、毛髪保護効果に優れ、特に傷んだ毛髪に対して使用
することにより、優れた滑らかさを与えることができ
る。
て好適に使用することができ、本発明の毛髪用組成物か
らなるヘアオイルは、毛髪の保護修復効果に優れている
ことは勿論のこと、均一コート性に優れ、使用後の髪を
滑らかで光沢性(艶)のある状態とすることができる。
ば、特定のアルキル変性シリコーン(1)と、ジメチル
ポリシロキサン、炭化水素およびエステル系炭化水素か
ら選ばれた少なくとも1種の配合成分とを予め混合する
工程と、得られる混合物に他の配合成分を添加混合する
工程とを含むので、均質性に特に優れた安定な毛髪用組
成物を容易に製造することができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 下記一般式1で示されるアルキル変性シ
リコーンを0. 1〜80質量%の割合で配合してなるこ
とを特徴とする毛髪用組成物。 【化1】 (式中、R1 は、炭素原子数4〜30のアルキル基であ
る。) - 【請求項2】 下記一般式2で示される環状シリコーン
を0. 1〜80質量%の割合で配合してなることを特徴
とする請求項1に記載の毛髪用組成物。 【化2】 〔式中、R2 は、互いに独立して、Cx H2x+1(xは1
以上の整数)で示される炭化水素基、水素原子、水酸基
またはフェニル基含有基を表し、nは3〜12の整数を
表す。〕 - 【請求項3】 下記一般式3で示される変性シリコーン
を0. 1〜80質量%の割合で配合してなることを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の毛髪用組成物。 【化3】 [式中、R4 は、互いに独立して、水素原子、置換もし
くは無置換の1価の炭化水素基を表し、 X1 は、式:−(R6 )s −Z1 〔R6 は、炭素原子数
1〜20の2価炭化水素基を表し、Z1 は、水酸基、フ
ェニル基含有基、アミノ基含有基、アンモニウム基含有
基、エポキシ基含有基、O(Cn'H2n' O)c R
7 (n’は2〜4の整数であり、cは平均で4以上の数
を表し、R7 は一価の炭化水素基もしくは水素原子を表
す。)で示されるポリエーテル基、アルコキシ基、ビニ
ル基、カルボキシル基、アシル基、メルカプト基、メタ
クリル基、イソシアネート基、ウレイド基、アミド基、
イミド基、イミノ基、アルデヒド基、ニトロ基、ニトリ
ル基、オキシム基、アゾ基、ヒドラゾン基またはアルコ
キシシリル基を表し、sは1または0である。〕で表さ
れる官能基を表し、 R3 は、互いに独立して、R4 またはX1 のいずれかで
定義される基を表し、 R5 は、R4 またはX1 のいずれかで定義される基を表
し、 qは平均で1以上の数であり、 rは平均で0以上の数である。但し、分子中にX1 で表
される基が平均で1以上存在し、平均分子量は250〜
1,000,000である。] - 【請求項4】 下記一般式4で示される第4級アンモニ
ウム塩を0.1〜5.0質量%の割合で配合してなるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
毛髪用組成物。 【化4】 (式中、R8 は炭素原子数12〜22のアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、または炭素原子数12〜22のア
ルキル基が結合したアミドアルキル基を表し、R 10およ
びR11は、互いに独立して、炭素原子数1〜3のアルキ
ル基もしくはヒドロキシアルキル基またはベンジル基を
表し、R9 は、R8 、R10およびR11のいずれかで定義
される基を表し、Xはハロゲン原子、または炭素原子数
1〜2のアルキル硫酸基を表す。) - 【請求項5】 アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤
およびノニオン性界面活性剤から選ばれた少なくとも1
種の界面活性剤と、請求項1記載のアルキル変性シリコ
ーンとを配合してなり、 前記界面活性剤の配合割合が1〜40質量%であり、当
該界面活性剤の配合量に対する、前記アルキル変性シリ
コーンの配合量の質量比が1/2000〜20/1であ
ることを特徴とする毛髪用組成物。 - 【請求項6】 水溶性ポリマーを0.01〜10質量%
の割合で配合してなることを特徴とする請求項1乃至請
求項5の何れかに記載の毛髪用組成物。 - 【請求項7】 エマルジョン型であることを特徴とする
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の毛髪用組成物。 - 【請求項8】 下記一般式5で示されるジメチルポリシ
ロキサン、炭化水素およびエステル系炭化水素から選ば
れた少なくとも1種を0.1〜80質量%の割合で配合
してなることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れ
かに記載の毛髪用組成物。 【化5】 (式中、R12は、互いに独立して、水素原子、メチル
基、水酸基、ビニル基、または炭素原子数1〜6のアル
コキシ基を表し、pは平均で1〜10,000,000
の数を表す。) - 【請求項9】 請求項8に記載の毛髪用組成物を製造す
る方法であって、 請求項1記載のアルキル変性シリコーンと、請求項8記
載のジメチルポリシロキサン、炭化水素およびエステル
系炭化水素から選ばれた少なくとも1種の配合成分とを
予め混合する工程と、得られる混合物に他の配合成分を
添加混合する工程とを含むことを特徴とする毛髪用組成
物の製造方法。
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