JP4160264B2 - 半透明または透明な化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半透明または透明な化粧料に関し、さらに詳しくは、皮膚へのうるおい効果や肌改善効果を発揮する油分や油溶性薬剤を安定に配合した半透明または透明な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、油分を微粒子化した外観上半透明または透明である化粧料が、肌に優しい感じを与え、また、嗜好にあった使用感触と肌改善効果を幅広く実現できることから好まれるようになってきており、スキンケア製品のみならず、ボディケア製品にも幅広く用いられるようになってきている。
【0003】
しかしながら、例えば、油分や油溶性薬剤を超微粒子化することによって、皮膚へのより高い浸透性と肌改善効果が期待される化粧料において、経時安定性に優れ、簡便に製造でき、透明性が極めて高い透明化粧料は皆無である。また、半透明な化粧料においても、高圧乳化機を用いて油分を微粒子化して半透明化粧料を得ようとすると高圧乳化機を何度もパスさせなければならず、長時間の製造時間を必要とするうえ、製造量にも制約がある。また、例えば、特開昭63−132813号公報および特開昭64−47710号公報には特定の界面活性剤を用いて簡便に半透明化粧料を得る方法が開示されているが、静置した状態での長期安定性は良好でも、使用者に渡るまでの輸送による振動や使用者が使用している間の振とうにより半透明度が変化するという現象が起き、商品価値を失わせるという欠点がしばしば生じる。
【0004】
本発明は以上述べたような従来の事情に対処してなされたもので、長期安定性及び振動や振とう安定性に優れ、多様化する消費者の嗜好に対応できる幅広い使用感触と肌改善効果を持ち、且つ、簡便に製造できる半透明から極めて高い透明性まで自由に調節できる半透明または透明な化粧料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、常温で液状の分枝飽和脂肪酸を含む油分を親水性界面活性剤を用いて微粒子化すると半透明から極めて高い透明性まで自由に調節でき、簡便に製造できるうえ、長期安定性及び振動や振とう安定性に優れ、化粧料に配合される種々の成分の影響もほとんど受けないことから、幅広い嗜好に対応できる使用感触と肌改善効果を持つ化粧料が得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、常温で液状の分枝飽和脂肪酸を含む油分と親水性界面活性剤とを含有し、
常温で液状の分枝飽和脂肪酸の油分中に占める割合が1.0〜80.0重量%であり、油分の含有量が0.01〜3重量%であることを特徴とする半透明または透明な化粧水状の化粧料である。
なお、本発明において、透明または半透明とは、スガ試験器株式会社製のデジタル測色色差計算機を用いて測定し、コントロールとして蒸留水の透明度を100としたときに20〜100の範囲のものをいう。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の半透明または透明な化粧料に用いる常温で液状の分枝飽和脂肪酸としては、例えば、2−メチルウンデカン酸、2−メチルドコサン酸、3−メチルドコサン酸、2,2−ジメチルドデカン酸、3−メチルテトラデカン酸、4−メチルテトタデカン酸、5−メチルテトラデカン酸、6−メチルテトラデカン酸、7−メチルテトラデカン酸、8−メチルテトラデカン酸、9−メチルテトラデカン酸、10−メチルテトラデカン酸、11−メチルテトラデカン酸、12−メチルテトラデカン酸、13−メチルテトラデカン酸、2−エチルテトラデカン酸、2−プロピルトリデカン酸、2−ブチルドデカン酸、2−ペンチルウンデカン酸、2−ヘプチルノナン酸、2−エチルヘキサデカン酸、2−プロピルペンタデカン酸、2−ブチルテトラデカン酸、2−ヘプチルウンデカン酸、2−イソヘプチルイソウンデカン酸、10−メチルオクタデカン酸、11−メチルオクタデカン酸、イソステアリン酸等が挙げられる。これらは一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0008】
これらの常温で液状の分枝飽和脂肪酸のうち、安定性に優れ、供給が十分確保でき、化粧品用成分として汎用されているイソステアリン酸が特に好ましい。
【0009】
本発明の半透明または透明な化粧料に用いられる常温で液状の分枝飽和脂肪酸の油分中に占める割合は、1.0〜80.0重量%であることが好ましく、さらに好ましくは、5.0〜70.0重量%である。1.0重量%未満では希望する半透明性または透明性が得られないか、得られても輸送による振動や使用時の振とうにより半透明性または透明性の変化が大きくて安定性に欠け、80.0重量%を越えると良好な半透明性または透明性を得ることが難しい。
【0010】
本発明に用いる常温で液状の分枝飽和脂肪酸の代わりにオレイン酸のような常温で液状の不飽和脂肪酸を用いても長期安定性及び振動や振とう安定性に優れたものが得られるが、特に高温で保存されたり光が照射されたりすると、匂いが悪くなり、着色するなど化粧料としては好ましくないものとなってしまう。
【0011】
本発明の半透明または透明な化粧料に用いるその他の油分は化粧料に配合できるものであれば特に制限されず、天然物由来のものでも合成のものでもよく、液体でも固体でもよい。
例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリイソオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、イソパルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸ヘキシル、イソステアリン酸ミリスチル、オクタン酸イソセチル、イソオクタン酸セチル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸イソデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸オレイル、エルカ酸イソステアリル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸オクチル、パルミチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸オクチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸デシル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、セバシン酸ジオクチル、12−ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル、ステアロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、アジピン酸ジオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、メトキシケイ皮酸オクチル、乳酸オクチルドデシル、乳酸イソステアリル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、流動パラフィン、スクワラン、イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、ポリブテン、揮発性環状シリコーン、揮発性ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルシリコーン、オレイルアルコール、2−オクチルドデカノール等の液体油脂;カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、コレステロール、フィトステロール、マイクロクリスタリンワックス、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸等の固体油脂及びロウが挙げられる。これらは一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0012】
これらの油分のうち、従来半透明化または透明化が困難であった流動パラフィン、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、ポリブテンなどの炭化水素油やオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサンなどの揮発性環状シリコーン油、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、ヘキサデカメチルヘプタシロキサンなどの揮発性ジメチルポリシロキサンを単独または組み合わせて、あるいは、他の油分と組み合わせることにより安定性が良好で使用感触に優れた半透明または透明な化粧料を得ることができる。
【0013】
本発明の半透明または透明な化粧料の油分中には、さらに油溶性薬剤及び/又は香料を配合することができ、薬剤が皮膚へ浸透することによる化粧料としての効果を高めたり、香料によるアロマコロジー効果を付与したりすることができる。
【0014】
油溶性薬剤としては、例えば、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、リボフラビン酪酸エステル、ジカプリル酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシン、ジラウリン酸ピリドキシン、ジパルミチン酸アスコビル、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、トコフェロール類、酢酸トコフェロール、メナジオン、ニコチン酸ベンジル、トリクロロカルバニリド、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、グリチルレチン酸ステアリル、γ−オリザノール、ジブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。
【0015】
本発明の半透明または透明な化粧料には、常温で液状の分枝飽和脂肪酸を含む油分が0.01〜20.0重量%含有される。0.01重量%未満では使用性が悪く、20.0重量%を超えると、半透明または透明な化粧料を得るために多量の界面活性剤を必要とし、その結果、使用感触がべたつく等の欠点があり、化粧料として好ましくない。
【0016】
本発明の半透明または透明な化粧料に用いられる親水性界面活性剤は非イオン型、陰イオン型、陽イオン型、両性型のいずれでも良く、例えば、ポリオキシエチレン(以下「POE」と略す)ソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POEアルキルフェニルエーテル、POE・ポリオキシプロピレン(以下「POP」と略す)アルキルエーテル、POEヒマシ油又は硬化ヒマシ油誘導体、POE蜜ロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコーン、脂肪酸セッケン、高級アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、N−アシルサルコシン酸塩、高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、リン酸エステル塩、スルホコハク酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、イミダゾリン系界面活性剤、ベタイン系界面活性剤等が挙げられる。これらは一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0017】
これらの親水性界面活性剤のうちHLB8以上のエチレンオキサイド付加型非イオン性界面活性剤が特に好ましく、例えば、POE(10〜50モル)2−オクチルドデシルエーテル、POE(10〜50モル)デシルテトラデシルエーテル、POE(10〜50モル)オレイルエーテル、POE(10〜50モル)セチルエーテル、POE(20〜60モル)ソルビタンモノオレート、POE(10〜60モル)ソルビタンモノイソステアレート、POE(10〜50モル)ジヒドロコレステロールエーテル、POE(20〜100)硬化ヒマシ油誘導体、POE(5〜30モル)POP(5〜30モル)2−デシルテトラデシルエーテル、POE(10〜50モル)POP(2〜30モル)セチルエーテル、POE(10〜80モル)グリセリルモノイソステアレート、POE(10〜30モル)グリセリルモノステアレート等が挙げられる。
【0018】
本発明の半透明または透明な化粧料に、さらに、HLB7以下の親油性界面活性剤を配合することができ、かかる親油性界面活性剤を配合した場合には、特に半透明の化粧料において、輸送による振動や使用時の振とうによる半透明性の安定度を高めることができる。
【0019】
HLB7以下の親油性界面活性剤として、例えば、ソルビタンモノオレート、ソルビタンセスキオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキイソステアレート、グリセリルモノオレート、グリセリルモノイソステアレート、グリセリルジイソステアレート、グリセリルモノエルケートジグリセリンモノオレート、ジグリセリンジオレート、ジグリセリンモノイソステアレート、ジグリセリンジイソステアレート、デカグリセリンペンタオレート、デカグリセリンペンタイソステアレート、デカグリセリンデカオレート、デカグリセリンデカイソステアレート、ショ糖モノオレート、POE(2モル)モノオレート、POE(6モル)ジイソステアレート、POE(3〜10モル)ヒマシ油誘導体等が挙げられる。
【0020】
本発明の半透明または透明な化粧料に用いる界面活性剤の含有量は、常温で液状の分枝飽和脂肪酸を含む油分に対して40重量%以上であることが好ましく、さらに好ましくは、50重量%である。40重量%未満では安定な半透明または透明な化粧料を得ることが難しい。
【0021】
本発明の半透明または透明な化粧料には、さらに塩基性物質を配合することができ、半透明性または透明性をより高めることができ、また、輸送による振動や使用時の振とうによる半透明性または透明性の安定度を高めることができる。
【0022】
塩基性物質としては、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、L−アルギニン、L−リジン等が挙げられる。
【0023】
本発明の半透明または透明な化粧料に用いる塩基性物質の含有量は、皮膚への安全性の点から化粧料のpHが9を超えない量が好ましい。
【0024】
本発明の半透明または透明な化粧料には上記成分のほか、一般の化粧料に用いられる成分、例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、それ以上の分子量のポリエチレングリコール等のグリコール類;グリセリン、ジグリセリン、それ以上の分子量のポリグリセリン類;ソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール等の糖アルコール類;フルクトース、グルコース、ガラクトース、マルトース、ラクトース、トレハロース等の糖類;タルク、カオリン、雲母、シリカ、ゼオライト等の無機粉末;ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、セルロース粉末等の有機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)等の無機赤色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブラック等の黒色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料;赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号等の有機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号などのジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料;クロロフィル、β−カロチン等の天然色素;アラビアガム、トラガントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、ジェランガム、カラギーナン等の植物系高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドンとビニルアセテート共重合物、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリル酸アルカノールアミン、アルキルメタクリレートとジメチルアミノエチルメタクリレート共重合物、ポリ2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ポリメタクリロイルオキシトリメチルアンモニウム等のアクリル系高子;アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、、ビタミンB6塩酸塩、パントテニルエチルエーテル等のビタミン類;紫外線吸収剤、キレート剤、殺菌剤、消炎剤、防腐剤、植物抽出液、アミノ酸、清涼剤等の薬剤;エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合できる。
【0025】
本発明の半透明または透明な化粧料は、スキンケアを目的とした化粧水、美容液、乳液として用いる他、サンスクリーン基剤、サンタン基剤、洗浄基剤として用いることができる。このうち特に化粧水状であるものが好ましい。
【0026】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。配合量の単位は重量%である。
【0027】
(1)透明性の評価
本実施例における半透明または透明な化粧料の透明性の評価は、スガ試験器株式会社製のデジタル測色色差計算機を用いて測定し、コントロールとして蒸留水の透明度を100として20〜98未満の範囲のものを半透明、98〜99.5未満の範囲のものを透明、99.5〜100の範囲のものを極めて透明と判定した。
【0028】
(2)振とう後の透明性の評価
輸送及び使用中の振動や振とう後の透明性(振とうによる透明安定性)は、井内盛栄堂株式会社製のシェーカーにサンプルを半量充填した100mlガラス容器をセットし、4cmの距離を280回/分で20分間振とうした後の半透明度を測定して評価した。
【0029】
(3)長期安定性の評価
長期安定性は0℃、室温、37℃、50℃の温度試験を行い、次の基準に従って評価した。
◎:各試験温度で分離、透明度の変化等異常は全く認められない。
○:50℃,1ヶ月で僅かに分離、透明度の変化等異常が認められる。
△:37℃,1ヶ月で分離、透明度の変化等異常が認められる。
×:室温、0℃で分離、透明度の変化等異常が認められる。
【0030】
(4)使用性の評価
本発明の半透明または透明な化粧料の使用性(使用感触及び肌改善効果)の評価は女子パネル20名で行い、使用テスト総合評価として次の基準に従って評価した。
◎:是非使いたいと評価したパネルが16名以上
○:是非使いたいと評価したパネルが10〜15名
△:是非使いたいと評価したパネルが6〜9名
×:是非使いたいと評価したパネルが5名以下
【0031】
実施例1〜6、比較例1,2(半透明薬用美白化粧水)
次の表1および表2に示す処方で半透明薬用美白化粧水を調製し、静置状態での透明度、振とう試験後の透明度、長期安定性および使用テストを前記の基準で評価した。その結果を表1および表2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、50℃で均一に溶解したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明薬用美白化粧水を得た。
【0035】
表1,表2の結果から明らかなように、常温で液状の分枝飽和脂肪酸が油分中に占める割合が1.0重量%未満であると、良好な半透明は得られるものの、振とう試験による安定性が悪い。また、80.0重量%を越えると良好な半透明性が得られ難くなる。したがって、好適な常温で液状の分枝飽和脂肪酸の油分中に占める割合は1.0〜80.0重量%である。
【0036】
実施例7〜12(半透明角質除去化粧水)
次の表3に示す処方で半透明角質除去化粧水を調製し、静置状態での透明度、振とう試験後の透明度、長期安定性および使用テストを評価した。その結果を表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、60℃で均一に溶解したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明角質除去化粧水を得た。
【0039】
表3の結果から明らかなように、親油性界面活性剤を配合すると輸送や振動による透明性の安定度をより高めることができる。
【0040】
参考例13〜19、比較参考例3(半透明保湿美容液)
次の表4,表5に示す処方で半透明保湿美容液を調製し、静置状態での透明度、振とう試験後の透明度、長期安定性および使用テストを評価した。その結果を表4,表5に示す。
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、60℃で均一に溶解したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明保湿美容液を得た。
【0044】
表4,表5の結果から明らかなように、油分が配合されていないか0.01重量%未満では使用テストの総合評価が低く、また、油分が20.0重量%を越えると良好な半透明性を得るために界面活性剤の配合量を多くしなければならず、使用感触がべたつくようになるため使用テストの総合評価が低くなる。
【0045】
実施例20〜25(半透明または透明な薬用アクネ化粧水)
次の表6に示す処方で半透明または透明な薬用アクネ化粧水を調製し、静置状態での透明度、振とう試験後の透明度、長期安定性および使用テストを評価した。その結果を表6に示す。
【0046】
【表6】
【0047】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、50℃で均一に溶解したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明薬用美白化粧水を得た。
【0048】
表6の結果から明らかなように、界面活性剤の配合量が、常温で液状の分枝飽和脂肪酸が油分に対して40.0重量%未満であると安定で良好な半透明または透明な化粧料は得られ難い。したがって、好適な界面活性剤の配合量は、常温で液状の分枝飽和脂肪酸の油分に対して40.0重量%以上である。
【0049】
実施例26〜27(透明または極めて透明なうるおい化粧水)
次の表7に示す処方で透明または極めて透明なうるおい化粧水を調製し、静置状態での透明度、振とう試験後の透明度、長期安定性および使用テストを評価した。その結果を表7に示す。
【0050】
【表7】
【0051】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、50℃で均一に溶解したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して透明または極めて透明なうるおい化粧水を得た。
【0052】
表7の結果から明らかなように、本発明の透明または極めて透明なうるおい化粧水は安定性が良く、使用感触、肌改善効果などを総合し、使用意欲の高い化粧水である。また、塩基性物質を配合すると透明度をより高め、さらに、振動や振とうによる透明性も安定している。
【0053】
【0054】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、60℃で均一に溶解したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明日焼け用化粧水を得た。得られた半透明日焼け用化粧水は、静置状態での透明度が51.4、振とう試験後の透明度が51.0、長期安定性が◎、使用テスト総合評価が◎であった。
このように、本実施例の半透明な日焼け用化粧水は安定性が良く、使用感触、日焼け効果などを総合し、使用意欲の高い日焼け用化粧水である。
【0055】
【0056】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、50℃で均一に溶解したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明ジェル乳液を得た。得られた半透明ジェル乳液は、静置状態での透明度が58.4、振とう試験後の透明度が57.9、長期安定性が◎、使用テスト総合評価が◎であった。
このように、本実施例の半透明なジェル乳液は安定性が良く、使用感触、肌改善効果などを総合し、使用意欲の高いジェル乳液である。
【0057】
実施例30〜36(半透明化粧水)
次の表8に示す処方で肌なじみの良い半透明化粧水を調製し、静置状態での透明度、振とう試験後の透明度、長期安定性および使用テストを評価した。その結果を表8に示す。
【0058】
【表8】
【0059】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、40℃で均一に攪拌混合したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明化粧水を得た。
【0060】
表8の結果のように、本発明の半透明化粧水は安定性が良く、使用感触、肌のうるおい効果などを総合し、使用意欲の高い化粧料である。
【0061】
実施例37〜40(半透明または透明なうるおい化粧水)
次の表9に示す処方で肌なじみの良いうるおい感に優れた半透明または透明な化粧水を調製し、静置状態での透明度、振とう試験後の透明度、長期安定性および使用テストを評価した。その結果を表9に示す。
【0062】
【表9】
【0063】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、45℃で均一に攪拌混合したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明または透明なうるおい化粧水を得た。
【0064】
表9の結果のように、本発明の半透明または透明なうるおい化粧水は安定性が良く、使用感触、肌のうるおい効果などを総合し、使用意欲の高い化粧料である。
【0065】
実施例41(半透明角質柔軟化粧水)
A.水相
イオン交換水 76.11 重量%
1,3−ブチレングリコール 10.0
キシリトール 3.0
尿素 2.0
ベタイン 2.0
アルギン酸ナトリウム 0.1
L−アルギニン 0.02
メタリン酸ナトリウム 0.05
メチルパラベン 0.2
B.界面活性剤〜油分混合相
1,3−ブチレングリコール 2.0
POE(100モル)硬化ヒマシ油 0.5
POE(10モル)硬化ヒマシ油 0.2
グリセリンモノイソステアレート 0.3
イソステアリン酸 0.8
2−メチルウンデカン酸 0.2
スクワラン 1.5
イソオクタン酸セチル 0.5
セラミド 0.01
(CeramideII;Quest International社製)
香料 0.01
イオン交換水 0.5
【0066】
(製法)
攪拌溶解したAの水相の中に、60℃で均一に攪拌混合したBの界面活性剤〜油分混合相を攪拌しながら添加して半透明角質柔軟化粧水を得た。
【0067】
得られた半透明角質柔軟化粧水は、静置状態での透明度が61.8、振とう後の透明度が61.2、長期安定性が◎、使用テスト総合評価が◎であった。
このように、本発明の半透明な角質柔軟化粧水は安定性が良く、使用感触、肌のうるおい効果などを総合し、使用意欲の高い化粧料である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半透明または透明な化粧料は、透明性を自由に調節でき、簡便に製造できるうえ、長期安定性および振動や振とう安定性に優れ、化粧料に配合される種々の成分の影響もほとんど受けないことから、消費者の幅広い嗜好に対応できる使用感触と肌改善効果を持つものである。
Claims (8)
- 常温で液状の分枝飽和脂肪酸を含む油分と親水性界面活性剤とを含有し、
常温で液状の分枝飽和脂肪酸の油分中に占める割合が1.0〜80.0重量%であり、油分の含有量が0.01〜3重量%であることを特徴とする半透明または透明な化粧水状の化粧料。 - 常温で液状の分枝飽和脂肪酸がイソステアリン酸である請求項1記載の半透明または透明な化粧料。
- 油分が、常温で液状の分枝飽和脂肪酸と炭化水素油および/または揮発性のシリコーン油との混合物である請求項1記載の半透明または透明な化粧料。
- さらに、親油性界面活性剤を含有する請求項1記載の半透明または透明な化粧料。
- 界面活性剤の含有量が常温で液状の分枝飽和脂肪酸を含む油分に対して40.0重量%以上である請求項1記載の半透明または透明な化粧料。
- 親水性界面活性剤がHLB8以上のエチレンオキサイド付加型非イオン界面活性剤である請求項1記載の半透明または透明な化粧料。
- 油分中にさらに油溶性薬剤及び/又は香料を含有する請求項1記載の半透明または透明な化粧料。
- さらに塩基性物質を含有する請求項1記載の半透明または透明な化粧料。
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