JP5143500B2 - 乗物用シート並びにウェビングの保護構造及び保護カバー - Google Patents
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Description
そこで、本発明の課題は、背もたれに設けられたウェビングが挟まれないようにすることである。
臀部受け部と、
前記臀部受け部の後端部から起立した背もたれと、
前記背もたれに沿って案内されたウェビングと、
前記背もたれに設けられた背面保護カバーと、
前記背面保護カバーの前側において前記背もたれに設けられた前面保護カバーと、を備え、
前記前面保護カバーが、
前記背面保護カバーの前側において前記背もたれに設けられ、前記ウェビングを前記背面保護カバーとの間に置いて前記背面保護カバーに対向した板状の前壁部と、
前記前壁部の側部から前記背面保護カバーに向けて、前記前壁部に対して立てた状態に設けられた側壁部と、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に形成され、前記背面保護カバー側で開口し、前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面から前記前壁部に向かって切り欠いた切欠きと、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に凸設された柄部と、
前記柄部に形成され、前記柄部の直径よりも大きい直径を有した傘部と、を有し、
穴が前記背面保護カバーに形成され、
前記柄部が前記穴に挿入され、
前記傘部が前記穴の周囲において前記背面保護カバーに引っ掛かっている、乗物用シートが提供される。
前記背面保護カバーと前記側壁部が前記切欠き及び前記柄部の上方で当接している。
前記切欠きが前記柄部と前記受け部の間に配置されている。
乗物用シートの背もたれに設けられる背面保護カバーと、
前記背面保護カバーの前側において前記背もたれに設けられる前面保護カバーと、を備え、
前記前面保護カバーが、
前記背面保護カバーの前側において前記背もたれに設けられ、前記背もたれに沿って案内されたウェビングを前記背面保護カバーとの間に置いて前記背面保護カバーに対向した板状の前壁部と、
前記前壁部の側部から前記背面保護カバーに向けて、前記前壁部に対して立てた状態に設けられた側壁部と、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に形成され、前記背面保護カバー側で開口し、前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面から前記前壁部に向かって切り欠いた切欠きと、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に凸設された柄部と、
前記柄部に形成され、前記柄部の直径よりも大きい直径を有した傘部と、を有し、
穴が前記背面保護カバーに形成され、
前記柄部が前記穴に挿入され、
前記傘部が前記穴の周囲において前記背面保護カバーに引っ掛かっている、ウェビングの保護構造が提供される。
前記背面保護カバーと前記側壁部が前記切欠き及び前記柄部の上方で当接している。
前記切欠きが前記柄部と前記受け部の間に配置されている。
背面保護カバーの前側において前記背面保護カバーに対向する板状の前壁部と、
前記前壁部の側部から前記背面保護カバーに向けて、前記前壁部に対して立てた状態に設けられた側壁部と、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に形成され、前記背面保護カバー側で開口し、前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面から前記前壁部に向かって切り欠いた切欠きと、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に凸設され、前記背面保護カバーに形成された穴に挿入される柄部と、
前記柄部に形成され、前記柄部の直径よりも大きい直径を有し、前記穴の周囲において前記背面保護カバーに引っ掛かる傘部と、備える、ウェビングの保護カバーが提供される。
前記切欠きが前記柄部と前記受け部の間に配置されている。
この図に示すように、車両用シート1は、シートボトムフレーム2と、シートボトムフレーム2の後端部に連結されたセンターシートバックフレーム3と、シートボトムフレーム2の後端部に連結されたサイドシートバックフレーム4と、三点式のシートベルト装置5と、シートボトムフレーム2の下部に設けられた位置調整機構6と、を備える。
図1〜図3に示すように、シートベルト装置5は、シートボトムフレーム2の後端部であってその下側に取り付けられたリトラクタ51と、リトラクタ51から延び出たウェビング52と、ウェビング52に取り付けられたタングと、シートボトムフレーム2の後端部に設けられたバックルと、サイドシートバックフレーム4の上端部に設けられた案内部53と、ウェビング52を保護する保護構造54と、を備える。
図4に示すように、保護構造54は、背もたれ7の内部に設けられた背面保護カバー60、前面保護カバー70及び下部保護カバー80を備える。これらのうち背面保護カバー60が金属(例えば、圧延鋼、ステンレス鋼その他の鋼材)製であり、前面保護カバー70及び下部保護カバー80が樹脂製である。
ウェビング52はリトラクタ51から案内部53にかけて背面保護カバー60の前方を上下に掛け渡され、ウェビング52の背面側が背面保護カバー60によって覆われている。
〔変形例A〕
上記実施形態では前面保護カバー70の下部が下部保護カバー80を介して背面保護カバー60の下部に固定されているが、前面保護カバー70の下部が爪などによって背面保護カバー60の下部に直接固定されてもよい。
〔変形例B〕
上記実施形態では背面保護カバー60が背もたれ8の内部において背面側に設けられ、前面保護カバー70が背もたれ8の内部において前面側に設けられているが、逆に背面保護カバー60が前面側であって前面保護カバー70が背面側であってもよい。この場合、前面保護カバー70の下部と背面保護カバー60の下部の固定は、上記実施形態と同様であってもよいし、変形例Aと同様であってもよい。また、背面保護カバー60が前面側であって前面保護カバー70が背面側である場合、前面保護カバー70が背もたれ8の背面において一部露出してもよい。
〔変形例C〕
上記実施形態ではウェビング52が背もたれ8の内部を背もたれ8の背面に沿って上下に案内されているが、ウェビング52が背もたれ8の外部を背もたれ8の背面に沿って上下に案内されてもよい。この場合、背もたれ8の背面に背面保護カバー60が取り付けられ、前面保護カバー70が背面保護カバー60の前面側又は背面側になるように背面保護カバー60に取り付けられる。この場合、前面保護カバー70の下部と背面保護カバー60の下部の固定は、上記実施形態と同様であってもよいし、変形例Aと同様であってもよい。
〔変形例D〕
また、上記実施形態では本発明に係る乗物用シートを自動車の車両用シートに適用した場合について説明したが、他の乗物(例えば、航空機、船舶等)のシートに適用してもよい。
7 臀部受け部
8 背もたれ
54 保護構造
60 背面保護カバー
61、62 係合穴
63、65 円孔部
64、66 方形部
70 前面保護カバー
71 前壁部
72、73 側壁部
93、95 柄部
94、96 傘部
102、103 切欠き
Claims (8)
- 臀部受け部と、
前記臀部受け部の後端部から起立した背もたれと、
前記背もたれに沿って案内されたウェビングと、
前記背もたれに設けられた背面保護カバーと、
前記背面保護カバーの前側において前記背もたれに設けられた前面保護カバーと、を備え、
前記前面保護カバーが、
前記背面保護カバーの前側において前記背もたれに設けられ、前記ウェビングを前記背面保護カバーとの間に置いて前記背面保護カバーに対向した板状の前壁部と、
前記前壁部の側部から前記背面保護カバーに向けて、前記前壁部に対して立てた状態に設けられた側壁部と、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に形成され、前記背面保護カバー側で開口し、前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面から前記前壁部に向かって切り欠いた切欠きと、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に凸設された柄部と、
前記柄部に形成され、前記柄部の直径よりも大きい直径を有した傘部と、を有し、
穴が前記背面保護カバーに形成され、
前記柄部が前記穴に挿入され、
前記傘部が前記穴の周囲において前記背面保護カバーに引っ掛かっている、乗物用シート。 - 前記背面保護カバーと前記側壁部が前記切欠き及び前記柄部の下方で固定され、
前記背面保護カバーと前記側壁部が前記切欠き及び前記柄部の上方で当接している、請求項1に記載の乗物用シート。 - 前記前面保護カバーが、前記切欠き及び前記柄部の上方において前記側壁部の前記背面保護カバー側の端面に凸設され、前記背面保護カバーに当接する受け部を更に有し、
前記切欠きが前記柄部と前記受け部の間に配置されている、請求項2に記載の乗物用シート。 - 乗物用シートの背もたれに設けられる背面保護カバーと、
前記背面保護カバーの前側において前記背もたれに設けられる前面保護カバーと、を備え、
前記前面保護カバーが、
前記背面保護カバーの前側において前記背もたれに設けられ、前記背もたれに沿って案内されたウェビングを前記背面保護カバーとの間に置いて前記背面保護カバーに対向した板状の前壁部と、
前記前壁部の側部から前記背面保護カバーに向けて、前記前壁部に対して立てた状態に設けられた側壁部と、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に形成され、前記背面保護カバー側で開口し、前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面から前記前壁部に向かって切り欠いた切欠きと、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に凸設された柄部と、
前記柄部に形成され、前記柄部の直径よりも大きい直径を有した傘部と、を有し、
穴が前記背面保護カバーに形成され、
前記柄部が前記穴に挿入され、
前記傘部が前記穴の周囲において前記背面保護カバーに引っ掛かっている、ウェビングの保護構造。 - 前記背面保護カバーと前記側壁部が前記切欠き及び前記柄部の下方で固定され、
前記背面保護カバーと前記側壁部が前記切欠き及び前記柄部の上方で当接している、請求項4に記載のウェビングの保護構造。 - 前記前面保護カバーが、前記切欠き及び前記柄部の上方において前記側壁部の前記背面保護カバー側の端面に凸設され、前記背面保護カバーに当接する受け部を更に有し、
前記切欠きが前記柄部と前記受け部の間に配置されている、請求項5に記載のウェビングの保護構造。 - 背面保護カバーの前側において前記背面保護カバーに対向する板状の前壁部と、
前記前壁部の側部から前記背面保護カバーに向けて、前記前壁部に対して立てた状態に設けられた側壁部と、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に形成され、前記背面保護カバー側で開口し、前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面から前記前壁部に向かって切り欠いた切欠きと、
前記側壁部の前記背面保護カバー側の後端面に凸設され、前記背面保護カバーに形成された穴に挿入される柄部と、
前記柄部に形成され、前記柄部の直径よりも大きい直径を有し、前記穴の周囲において前記背面保護カバーに引っ掛かる傘部と、備える、ウェビングの保護カバー。 - 前記切欠き及び前記柄部の上方において前記側壁部の前記背面保護カバー側の端面に凸設され、前記背面保護カバーに当接する受け部を更に備え、
前記切欠きが前記柄部と前記受け部の間に配置されている、請求項7に記載のウェビングの保護カバー。
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