JP5142561B2 - ボタン付けミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ボタン保持部材を引き上げる機構に特徴を有するボタン付けミシンに関するものである。
図3乃至図7は、ボタン保持部材を引き上げる機構を備えた、従来のボタン付けミシンの構成の要部概略図である(特許文献1参照)。
このボタン付けミシンは、縫針N等を有するミシンアーム21a、布押え下板22等を有するミシンベッド21b、不図示のカムとこのカムに摺接する不図示の摺接部材とにより駆動される送り機構に連結されてミシンベッド21b上を摺動する送り台23、支点軸24dにより回動可能に支持されたボタン保持部材24を有している。前記ボタン保持部材24は、常時は、バネ24eにより下方に付勢された押圧棒24fによって下方へ押圧されている。このボタン保持部材24は先端部にボタンの外周を挟持する一対のボタン挟持部24a、24bが布押え下板22に対向して設けられている。
また、その上面には、図7に示すように、立上部24c1と前記立上部24c1の先端から斜め下方へ向かって折り返して延在する傾斜状の延在部(傾斜延在部)24c2とからなる、逆J字状に屈曲した係合フック24cが形成され、この係合フック24cは、後述する押え上げフック26と係合可能に配設されている。そして、基部24dを回動中心として、前記ボタン挟持部24a、24bが前記布押え下板22に近接する下降位置と、前記布押え下板22から離間してボタン挟持部24a、24bにボタンを挟持させる上昇位置との間を回動自在に支持されている。
なお、前記係合フック24cは、後述する押え上げレバー25の回動に伴う前記押え上げフック26の回動に合わせ、該押え上げフック26を最も効率的かつ確実に係合させ、摺動させるべく、延在部(傾斜延在部)24c2をその仮想延長線を押え上げレバー25の回動中心方向へ指向させて設計されている。
また、長手方向中央部を軸27によってミシンアーム21aに回動自在に支持された押え上げレバー25は、その基部を、ミシンアーム21aに軸28aにて回動自在に支持された回動リンク28に形成された溝部内において、軸体25aにより作動杆51の上端部および後述のリンク33の上端部と同軸上に連結されている。また、押え上げレバー25の先端部には、垂下部26aと、前記垂下部26aの先端から平面視において前記押え上げレバー25の長手方向に直交する方向に延在し、前記係合フック24cの延在部24c2と直交する延在部26bとからなる、略L字状の押え上げ部材26が形成されている。
そして作動杆51が下降することにより、押え上げレバー25は軸27を中心に回動し、それに伴って押え上げレバー25の押え上げ部材26の延在部26bがボタン保持部材24に設けられた前記係合フック24cの延在部24c2に係合して、ボタン挟持部24a、24bを布押え下板22から上方へ離間させるように上方へ持ち上げるようになっている。
図3に戻り、ボタン付けミシンは針板21cの下面に位置する糸切りメス29を有しており、この糸切りメス29は前記作動杆51に連動するリンク30、31、32、33を介して前記作動杆51に連結されており、作動杆51が下降することにより、押え上げレバー25の回動に伴って糸切りメス29が水平移動し、図外の固定刃との間で布からルーパに連なる糸を切断するようになっている。なお、前記糸切りメス29およびリンク30〜33により糸切り機構を構成している。
また、ミシンベッド21bに支持されたミシン主軸34には図5に示すクラッチ機構35を介してミシンモータ等の駆動源(図示せず)からの回転力が伝達されるようになっている。すなわち、前記クラッチ機構35はミシン主軸34に固定した円錐台状の制動部35a1を有する遮断プーリ35aと、ミシン主軸34に対し回動及び軸方向への移動を可能とした駆動プーリ35bとにより構成されており、前記駆動プーリ35bには前記制動部35a1に対して嵌脱可能な凹面部35b1が形成されている。また、駆動プーリ35bはその外周面に架装されたベルト35cによって図外の駆動源と連結されており、前記凹面部35b1を介して前記制動部35a1と駆動プーリ35bとを嵌合させることにより、モータの回転力をミシン主軸34に伝達させ得るようになっている。
また、図3乃至図5に示すように、前記ミシン主軸34に固定した偏心カム36の外周面には、二股形状を成す揺動リンク37の一対の摺接部37a、37bが接触している。そして、前記偏心カム36がミシン主軸34と共に1回転することにより揺動リンク37は軸38を中心に1往復揺動し、その一端部に形成された係止部37cが上下に往復動するようになっている。
また、前記ミシン主軸34に平行して設けられた駆動制御軸39は、図外の連動機構によって前記ミシン主軸34に連動させてあり、ミシン主軸34が1縫製サイクル分回転することにより、1回転するようになっている。この駆動制御軸39に固定した第1の制御カム40は、その外周面に第1の凹所(第1の作動部)40a、40bが180゜の角度間隔をもって形成されている。そして、前記凹所40a、40bはそれぞれ制御カム39の1針分の回転角度範囲(ミシン主軸34の1回転に対応する駆動制御軸39の回転角度範囲)以上に亘って形成されている。例えば1.5針分の角度範囲に渡って形成されている。また、同じく駆動制御軸39に固定した第2の制御カム41の外周部には、第2の凹所(第2の作動部)41a、41bがそれぞれ180゜の角度間隔をもって形成されている。
ミシンベッド21bに回動自在に支持させた中空形状を成す第2の回転揺動軸43は、前記駆動制御軸39と平行に配設されている。そして、この第2の回転揺動軸43の中空部内に回転自在に挿通させてなる第1の回転揺動軸42は前記第2の回転揺動軸43と共に二重軸構造をなしている(図4参照)。
また、第1の回転揺動軸42に固定した第1の作動レバー44、第2の回転揺動軸43に固定した第2の作動レバー45はそれぞれ図外の付勢手段によって常時第1、第2の制御カム40、41に向けて付勢されており、第1の作動レバー44はコロ44aを介して第1の制御カム40に、第2の作動レバー45はコロ45aを介して第2の制御カム41にそれぞれ圧接している。
前記第1の回転揺動軸42に固定したクラッチ制御レバー46の一端部には、前記駆動プーリ35bに対向して、高低、高さの異なる2種類のカム部46a、46bが形成されており、これらカム部46a、46bには、駆動プーリ35bの一側面に設けた球体47が選択的に接するようになっている。そして、高いカム部46aが球体47に接した場合には、球体47を介して駆動プーリ35bが遮断プーリ35aに向かって移動し、前記駆動プーリ35とミシン主軸34とが接合してミシン主軸34とミシン駆動源とが連結されるようになっており、また、低いカム部46bが球体47に接した場合には、駆動プーリ35bは図外の付勢手段によって制動部35a1から離間し、ミシン主軸34と駆動源との連結を遮断するようになっている。
前記第1の回転揺動軸42に固定した遮断レバー48の先端部には係止片48aが突設されており、この係止片48aは前記遮断レバー48の回転により、前記遮断プーリ35aの外周面に設けた係止端面35a2に対し係合し得るようになっている。
一端部を前記第2の回転揺動軸43に固定した連結リンク49は、その他端部には、さらに連結リンク50を介して作動杆51の下端部が軸着されている。そして、前記第2の回転揺動軸43と共に連結リンク49が回転揺動することにより、前記作動杆51が図3中c、d方向に揺動し、作動杆51の下端部に形成された係合部51aを前記揺動リンク37の係止部37cに対して係脱可能としている。
そして、このような構成を備えたボタン付けミシンにおいては、第1、第2の作動レバー44、45のコロ44a、45aが制御カム40、41の外周面に接している場合には、第1の回転揺動軸42と共にクラッチ制御レバー46の高いカム部46aが駆動プーリ35bの球体47に接し、ミシン主軸34とミシン駆動源とは連結状態にあり、また、遮断レバー48は遮断プーリ35aの係止端面35a2との非当接位置にあって、ミシンは駆動状態にある。そしてまた、このミシン駆動状態において、連結リンク49、50は第1の作動杆51をc方向へ移動させた状態になり、作動杆51の係合部51aは揺動リンク37の係止部37cから離脱した状態にある。
ここで、縫製動作がミシン停止の1.5針手前まで進行すると、まず、第1の作動レバー44のコロ44aが第1の制御カム40の凹所40aに嵌入し、第1の回転揺動軸42を図3の矢符e方向へ回転させる。これにより、クラッチ制御レバー46も同方向へ回転し、球体47と接触するカム部が高いカム部46aから低いカム部46bに切り替わる。その結果、駆動プーリ35bは駆動プーリ35a1から離間し、ミシン主軸34とミシン駆動源との連結は遮断され、ミシン主軸34は減速回転を行う。そして、第1の作動レバー44が凹所40aに嵌入してから1針後、つまりミシン停止の半針手前となった時点で、第2の作動レバー45のコロ45aが第2の制御カム41の凹所41aに嵌入し、第2の回転揺動軸43が図3中矢符e方向へ回転する。これにより、連結リンク49が同方向へ回転し、連結リンク50を介して作動杆51が図3に示す矢符d方向へと移動する。この移動によって作動杆51の係合部51aが揺動リンク37の係止部37cに係合する。また、これと同時に、遮断フレーム48が遮断プーリ35aに向かって回転し、その先端に設けられた係止片48aが遮断プーリ35aの係止端面35a2との当接位置まで回転する。
この後、残りの半針で、揺動リンク37の係止部37cは針の下降に伴って下降し、これに係合している作動杆51を押し下げる。作動杆51が下降することにより、押え上げレバー25は矢印P方向へ回動し、回動リンク28は矢符a方向へ回転する。
この作動杆51の下降により、糸切りメス29がリンク33、32、31、30を介して作動し、布とミシン釜との間の糸を切断する一方、押え上げレバー25の引き上げ部材26が上方へ移動し、ボタン保持部材24の係合フック24cを上方へ引き上げてボタン挟持部24a、24bを上方へ離間させ、ボタンと共に布を上方へ移動させる。
また、ミシン主軸34が残りの半針分回転すると、遮断プーリ35aの係止端面35aが遮断レバー48の係止片48aと当接し、その回転は停止する。
特公平8−4667号公報
ところで、このような構成とされ、作用するボタン付けミシンにおいては、ボタン保持部材24を前記上昇位置に位置させる際、前記押え上げレバー25を回動させることで、前記押え上げレバー25の押え上げフック26の周面をボタン保持部材24の係合フック24cに傾斜して形成された延在部24c2の周面に摺接させつつ支承する。よって、ボタン保持部材24の引き上げが終了したときの上昇位置は、常に、延在部24c2と押え上げフック26の周面との係合位置に依存した状態となる。
そのため、ミシン主軸34と駆動源との連結が遮断される際に生じるショック(振動)によってバウンドして、一旦、押え上げフック26と係合フック24cとの係合が解除されてしまうと、ショックが収まったときに、それらの係合位置がバウンド前と変化してしまい、ボタン保持部材24を所定の上下位置に支承することができずに、作業者がボタンをボタン挟持部24a、24bへセットし難くなるといった不都合が生じていた。
また、押え上げフック26の周面と係合する延在部24c2が矢印f方向に向かって傾斜して形成されているため、ボタン保持部材24が上昇位置に位置する際に延在部24c2に掛かるボタン保持部材24の重量により、ボタン保持部材24に送り方向(矢印f方向)の付勢力が発生し、この付勢力が送り台23に連結される基部24dを介して図示しない送り機構に伝達され、送り機構の送りカムとこの送りカムと係合する係合部材の縫い始めにおける嵌合を不正確にする等の不都合を発生させる要因にもなっていた。
そこで、本発明は、ミシン主軸と駆動源との連結が遮断される際に生じるショック(振動)の影響を受けることなく、常に、ボタン保持部材を所定の位置に支承することができ、作業者のボタン挟持部に対するボタンのセット作業を簡便なものとすることのできるボタン付けミシンを提供することを目的とする。
また、本発明は、ボタン保持部材24が上昇位置に位置する場合に、ボタン保持部材24に対する送り方向への付勢力の発生を防止して、送り機構に不具合を発生させる要因を除去することができるボタン付けミシンを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明の請求項1に係るボタン付けミシンは、ミシンアームに対して中央部を回動自在に支持され、基部は上下動可能とされた作動杆の上端に連接され、先端部に下方へ突設された押え上げフックを有する押え上げレバーと、先端部にボタンを保持する一対のボタン挟持部を有し、上面に前記押え上げフックと係合可能に形成された係合フックを有し、基部を回動中心として、前記ボタン挟持部が布押え下板に近接する下降位置と前記布押え下板から離間してボタン挟持部にボタンを挟持させる上昇位置との間を回動自在に支持されたボタン保持部材とを備え、前記押え上げフックおよび係合フックはそれぞれ平面視において前記押え上げレバーの長手方向とそれに直交する方向とに相互に延在して係合する延在部を有するとともに、平面視において前記押え上げレバーの長手方向に延在することとなる前記延在部の先端部は、その仮想延長線を前記押え上げレバーの回動中心方向へ指向させた傾斜延在部として形成されており、前記作動杆の下降に伴って押え上げレバーが前記中央部を中心に回動することにより、前記押え上げフックが前記ボタン保持部材の係合フックを上方へ引き上げ、前記ボタン保持部材を前記上昇位置に移動させるボタン付けミシンにおいて、前記傾斜延在部は、前記ボタン保持部材が前記上昇位置に移動したときに、他方の前記延在部に対して先端面を当接させて係合させるように形成されているとともに、前記先端面は、前記ボタン保持部材が前記上昇位置に移動したときに水平方向に延在する平面に形成されていることを特徴とする。
本発明のボタン付けミシンによれば、前記ボタン保持部材が前記上昇位置に移動したときに係合する前記押え上げフックおよび係合フックは、一方の延在部の周面と、他方の延在部の先端面とが当接し、前記ボタン保持部を支承することとなる。
よって、ボタン保持部材の引き上げが終了したときに係合フックの開放先端方向へ作用していた負荷の発生を抑止することができ、そのため、ミシン主軸と駆動源との連結が遮断される際に振動が生じたとしても、押え上げフックと係合フックとの係合位置がバウンドの前後において変化することがなく、常に、ボタン保持部材を所定の位置に支承することができる。よって、作業者がボタンをボタン挟持部にセットする作業も簡便なものとなる。
特に、前記先端面を、前記ボタン保持部材が前記上昇位置に移動したときに水平方向に延在する平面に形成することで、前記押え上げフックおよび係合フックの係合(摺接)を円滑に行なうことができ、ボタン保持部材の支承を確実なものとすることができる。
さらに、ボタン保持部材が上昇位置に位置する場合に、ボタン保持部材に対する送り方向への付勢力の発生を防止することができ、送り機構に不具合を発生させる要因を除去することができる。
以下、本発明のボタン付けミシンについて、前述した従来のボタン付けミシンと異なる点のみを説明する。なお、従来のボタン付けミシンと同一の部材については、従来例と同様の符号を付し、その説明は省略する。
図1は、本発明のボタン付けミシン(以下、単にミシンという)の第1実施形態における要部構成を示す説明図であり、従来の構成を説明する図7に対応する図である。
この図1に示すように、本実施形態のボタン付けミシンの前記押え上げフック26および係合フック24cはそれぞれ平面視において前記押え上げレバー25の長手方向とそれに直交する方向とに相互に延在し、かつ、前記作動杆51の下降による押え上げレバー25の回動に伴って係合する延在部26b、24c2を有している。
詳しくは、本実施形態における係合フック24cは、平面視において前記押え上げレバー25の長手方向に延在することとなる丸棒状に形成された部材を、立上部24c1と、この立上部24c1の先端からその仮想延長線が押え上げレバー25の回動中心となる回動軸27の方向に向かうように斜め下方へ向かって折り返して延在する傾斜状の延在部(傾斜延在部)24c2とからなる略V字状に彎曲させて形成されており、前記延在部24c2の先端はボタン挟持部24a、24bの上面に配設されている。そして、本実施形態において、この係合フック24cの延在部24c2における先端面は、前記ボタン保持部材24が前記上昇位置に移動したときに水平方向に延在する平面に形成されている。
また、本実施形態における前記押え上げフック26は、丸棒状部材を、垂下部26aと、この垂下部26aの先端から平面視において前記係合フック24cの延在部24c2と直交する方向へ向かって延在する延在部26bとからなる略L字状に形成されており、前記延在部26bを前記係合フック24cの延在部24c2と直交させるようにして、すなわち、平面視において押え上げレバー25の長手方向に直交する方向に延在させて、前記押え上げレバー25の先端部に配設されている。
そして、前記押え上げフック26および係合フック24cは、前記ボタン保持部材24が下降位置にあるときには、前記押え上げフック26の延在部26bが係合フック24cの延在部24c2直下に位置しており、ボタン保持部24は、図示しない送り機構により延在部24c2が延在部26bに当接しない範囲で押え上げレバー25の長手方向に移動するように構成されいる。そして、前記押え上げフック26は、一連のボタン付け縫いの終了時における前記押え上げレバー25の回動により上昇して前記係合フック24cの延在方向24c2に当接して係合し、ボタン保持部材24を上昇させるとともに、前記係合フック24cの延在部24c2に対する延在部26bの係合位置を先端方向へ移動させるように摺動し、前記ボタン保持部材24が前記上昇位置に移動したときに、係合フック24cの先端面が水平状態となり、前記押え上げフック26bの延在部26bをその先端面上に当接させるように構成されている。
また、図2は、本発明のボタン付けミシンの第2実施形態における要部構成を示す簡略斜視説明図である。
この図に示すように、本実施形態のボタン付けミシンにおいても、前記押え上げフック26および係合フック24cはそれぞれ平面視において前記押え上げレバー25の長手方向とそれに直交する方向とに相互に延在し、かつ、前記作動杆51の下降による押え上げレバー25の回動に伴って係合する延在部24a2、26bを有している。
そして、本実施形態における係合フック24cは、平面視において押え上げレバー25の長手方向に直交する方向に延在する丸棒状部材を、立上部24c1と前記立上部24c1の先端から略直角に彎曲形成されて延在する延在部24c2とからなる逆L字状に形成されており、前記延在部24c2の先端をボタン挟持部24a、24bが形成された先端部方向と直交する方向へ向けてボタン保持部材24の上面に配設されている。
また、本実施形態における前記押え上げフック26は丸棒状部材からなり、垂下部26aと前記垂下部26aの先端から平面視において前記係合フック24cの延在部24c2と直交する方向へ向かって延在する第1延在部26b1と、前記第1延在部26b1から上方へ彎曲形成された第2延在部(傾斜延在部)26bbとからなる鈎付きの略L字状に形成されるとともに、その仮想延長線を押え上げレバー25の回動中心となる回動軸27の方向に指向して形成された延在部26bを有している。そして、前記延在部26bを前記係合フック24cの延在部24c2と直交させ、すなわち、平面視において押え上げレバー25の長手方向に延在させ、かつ、前記ボタン挟持部24a、24bが形成された方向と反対方向となる基端側へ向けるようにして、前記押え上げレバー25の先端部に配設されている。そして、本実施形態において、この押え上げフック26の第2延在部26bbにおける先端面は、前記ボタン保持部材24が前記上昇位置に移動したときに水平方向に延在する平面に形成されている。
そして、前記押え上げフック26および係合フック24cは、前記ボタン保持部材24が下降位置にあるときは、前記押え上げフック26の延在部26bが係合フック24cの延在部24c2の直下に位置しており、ボタン保持部材24は図示しない送り機構により延在部24c2が延在部26bに当接しない範囲で押え上げレバー25の長手方向に移動するように構成されている。そして、前記押え上げフック26は一連のボタン付け縫いの終了時における前記押え上げレバー25の回動により上昇して前記係合フック24cの延在部24c2に当接して係合し、ボタン保持部材24を上昇させるとともに、前記延在部24c2に対する延在部26bの係合位置を先端方向、すなわち第2延在部26bb方向へ移動させるように摺動し、前記ボタン保持部材24が前記上昇位置に移動したときに、押え上げフック26の第2延在部26bbの先端面が水平状態となり、前記係合フック24cの延在部24c2をその先端面上に当接させるように構成されている。
このように、本発明の第1および第2実施形態のミシンによれば、前記ボタン保持部材24が前記上昇位置に移動したときに係合する前記押え上げフック26および係合フック24cは、一方の延在部26b(24c2)の周面と、他方の延在部(傾斜延在部)24c2(26b)の先端面とが当接して前記ボタン保持部材24を支承することとなる。
よって、ボタン保持部材24の引き上げが終了したときに係合フック24cの開放先端方向へ作用していた負荷の発生を抑止することができ、そのため、ミシン主軸24と駆動源との連結が遮断される際に振動が生じたとしても、押え上げフック26と係合フック24cとの係合位置がバウンドの前後において変化することがなく、常に、ボタン保持部材24を所定の位置に支承することができる。よって、作業者がボタンをボタン挟持部にセットする作業も簡便なものとなる。
特に、前記先端面を、前記ボタン保持部材が前記上昇位置に移動したときに水平方向に延在する平面に形成することで、前記上昇位置におけるボタン保持部材24の支承を確実なものとすることができる。
そして、ボタン保持部材24に対する送り方向への付勢力の発生を防止して、送り機構に不具合を発生させる要因を除去することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明のボタン付けミシンの第1実施形態における、ボタン保持部材の上昇位置における押え上げフックおよび係合フックの係合状態を示す説明図 本発明のボタン付けミシンの第2実施形態における、ボタン保持部材の上昇位置における押え上げフックおよび係合フックの係合状態を示す説明図 従来例としてのボタン付けミシンの要部構造を説明する側面図 図3のボタン付けミシンの要部を示す分解斜視図 図4の平面図 図5の側面図 図3のボタン付けミシンのボタン保持部材の上昇位置における押え上げフックおよび係合フックの係合状態を示す説明図
符号の説明
21c 針板
24 ボタン保持部材
24a、24b ボタン挟持部
24c 係合フック
24c1 立上部
24c2 延在部
24e ばね
24f 押圧棒
25 押え上げレバー
26 押え上げフック
26a 垂下部
26b 延在部
27 軸

Claims (1)

  1. ミシンアームに対して中央部を回動自在に支持され、基部は上下動可能とされた作動杆の上端に連接され、先端部に下方へ突設された押え上げフックを有する押え上げレバーと、
    先端部にボタンを保持する一対のボタン挟持部を有し、上面に前記押え上げフックと係合可能に形成された係合フックを有し、基部を回動中心として、前記ボタン挟持部が布押え下板に近接する下降位置と前記布押え下板から離間してボタン挟持部にボタンを挟持させる上昇位置との間を回動自在に支持されたボタン保持部材とを備え、
    前記押え上げフックおよび係合フックはそれぞれ平面視において前記押え上げレバーの長手方向とそれに直交する方向とに相互に延在して係合する延在部を有するとともに、平面視において前記押え上げレバーの長手方向に延在することとなる前記延在部の先端部は、その仮想延長線を前記押え上げレバーの回動中心方向へ指向させた傾斜延在部として形成されており、
    前記作動杆の下降に伴って押え上げレバーが前記中央部を中心に回動することにより前記押え上げフックが前記ボタン保持部材の係合フックを上方へ引き上げ、前記ボタン保持部材を前記上昇位置に移動させるボタン付けミシンにおいて、
    前記傾斜延在部は、前記ボタン保持部材が前記上昇位置に移動したときに、他方の前記延在部に対して先端面を当接させて係合させるように形成されているとともに、前記先端面は、前記ボタン保持部材が前記上昇位置に移動したときに水平方向に延在する平面に形成されていることを特徴とするボタン付けミシン。
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