JPS6044950B2 - 布押え足昇降用操作装置を備えたミシンにおける縫糸切断装置 - Google Patents

布押え足昇降用操作装置を備えたミシンにおける縫糸切断装置

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JPS6044950B2
JPS6044950B2 JP5853078A JP5853078A JPS6044950B2 JP S6044950 B2 JPS6044950 B2 JP S6044950B2 JP 5853078 A JP5853078 A JP 5853078A JP 5853078 A JP5853078 A JP 5853078A JP S6044950 B2 JPS6044950 B2 JP S6044950B2
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cam body
sewing machine
lever
cam
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克明 坂和
邦夫 羽田
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、布押え足昇降用操作装置を備えたミシンに
おいて、その操作装置と連動して作動するように構成さ
れた縫糸切断装置に関するものである。
この種のミシンにおいては、縫製終了時に糸環捕捉機
構が糸環を捕捉し、ミシン針が上昇位置にある状態でミ
シンを停止させ、ミシンの停止後縫糸切断装置を作動さ
せて縫糸(上糸及び下糸)を速やかに切断することが望
ましく、縫糸切断機構の作動時期を制御カムによつて制
御することが従来から行なわれていた。
特公昭44−24941によつて開示された縫糸切断装
置はその例である。 しかし、上記の縫糸切断装置にお
いては、制御カムは常に一定の作動をなすようにされて
おり、当然ながらも切刃も一回だけ作動させられ、たと
え一回の作動で縫糸が切断できなかつた場合でも、作業
者の意志によつて再び縫糸切断装置を作動させることは
できなかつた。このような場合には、ハサミ等で改めて
縫糸を切断することが必要となるが、切刃は通常針板の
下方に配設されており、ハサミ等を切刃とほぼ同じ位置
にあてて縫糸を切断するためには非常な手間がかかつた
のである。本発明はこのような事情を背景とし、さらに
、縫糸切断装置の作動時期が布押え足の昇降時期と極め
て深い関連性があることに鑑みてなされたものである。
すなわち、ミシンフレームのベッド面上方に配設され被
加工物に向つて押圧された作用位置とこの被加工物から
離れるように上昇させられた不作用位置とを占め得る布
押え足と、この布押え足に作動的に連結され布押え足を
前記作用位置または不作用位置に移動操作するためのカ
ム面が形成された第一のカム体と、駆動源によつて回転
させられ前記第一のカム体に回転力を付与する回転体と
、この回転体と前記第一のカム体との間に配設され前記
第一のカム体を記回転体に対して連結・遮断する連結手
段を有し、この連結手段の作用に基づいて前記第一のカ
ム体が回動させられることによつて前記布押え足が上昇
若しくは下降させられるようにされた布押え足昇降用操
作装置を備えたミシンにおいて、前記ミシンフレームに
移動可能に取り付けられ、縫糸を切断するための移動刃
を備えた縫糸切断機構と、前記第一のカム体に作動的に
連結され、前記移動刃を往復動させるためのカム面が形
成された第二のカム体とを含む縫糸切断装置を配設して
、少なくとも前記第一.のカム体の作用によつて前記布
押え足が上昇させられる間に前記第二のカム体の作用に
よつて前記移動刃を往動させ、この移動刃によつて前記
縫糸を切断するようにしたのである。このようにすれは
、布押え足の昇降に関連して移動刃が作動させ.られる
こととなり、しかも縫糸が完全に切断されるまで何回で
もこの作動を繰り返すことができることとなるのである
。以下、本発明の一実施例を示す図面に基づき詳述する
第1図及び第2図に示す制御装置は、図示しない足踏み
ペダルを二段階に踏み込むことにより、ミシンを始動・
停止させる連結棒40、布押え足を昇降させる連結棒3
0、縫糸切断機構を作動させる連結リンク50をそれぞ
れ上下または左右方向に移動させるものである。ミシン
を始動及び停止させる機構は、第10図及び第11図に
示すように、それぞれ高速及び低速で回転させられるプ
ーリ44a,44bと、このプーリ44a,44bのク
ラッチ面に対向した状態でミシン主軸45に固定された
クラッチ板48a,48bとを備え、前記連結棒40に
よつてクラッチレバー41が第10図において反時計方
ノ向に回動させられる時、ブレーキ部材42及びストッ
パ部材43がクラッチ板48bから離れるとともに、ク
ラッチレバー41の先端部に形成された第12図に示す
形状のカム面46により、銅球47を介してプーリ44
a,44bが第11図に・おいて先ず右方向へ移動させ
られてプーリ44bがクラッチ板48bに接触し、続い
てプーリ44a,44bが左方向へ移動させられてプー
リ44aがクラッチ板48aに接触することにより、シ
ンを最初低速で次に高速で回転させるものであ゛る。
なお、ミシン始動後はクラッチレバー41は連結ロッド
49を介してミシン主軸と連動して回転させられる図示
しない制御カムによつて作動位置に保持され、ミシン停
止時にはその制御カムの作用によつて第10図において
時計方向に回動させられ、上記したのとは逆の経過をた
どつてミシン主軸45を停止させるのである。布押え足
を昇降させる機構は第13図に示すようなものであり、
布押え足31は、前記図示しない制御カムによつてベッ
ド面上を移動させられる布送り腕32によつて上下動可
能に保持され、通常は前記布送り腕32に取り付けられ
たスプリング33により、この布送り腕32に固着され
た布送り板32a上に載置された加工布wに向かつて付
勢されており、前記連結棒30が第1図において下方に
移動させられる時引上部材34によつてスプリング33
が上方へ撓ませられることによつて加工布wから離れて
不作用位置となるとともに、連結棒30が上方(第1図
において)に移動させられる時引上部材34の作用が解
放されるとスプリング33の作用により加工布Wに押圧
されて作用位置となる。
縫糸切断機構は第14図及び第15図に示すようなもの
である。
両図において、51はミシンフレームに回転可能に枢着
された揺動部材であり、この揺動部材51は三本の腕部
51a,51b及び51cを備えている。
揺動部材51は、第一の腕部51aに装着されたスプリ
ング53により第15図において反時計方向に付勢され
ているとともに、第二の腕−部51bに立設された接触
子54が、ミシン主軸(第11図中45にて図示)に連
動して同図において反時計方向に回転させられる制御カ
ム55の外周面に係合させられている。この制御カム5
5の外周面には、第17図に拡大して示すように、傾斜
面56aを備えた凹所56が形成されている。また揺動
部材51の第三の腕部51cは、連結棒57により、ミ
シンフレームのベッド部に枢着された作動レバー58に
連結されており、この作動レバー58によつて揺動レバ
ー59が回動させられるようになつている。
揺動レバー59は、連結リンク60を介して、上糸さば
き部61bを持つた可動刃61に連結されており、連結
棒57が第14図及び第15図において右方向に移動さ
せられ、可動刃61がピン61aの回りに時計方向に回
動させられることにより、固定刃62との間で縫糸を切
断し得るようになつている。なお、図中63は針板、6
4は針孔、65は下糸取出しレバー、66は糸環捕捉機
構である。また、67,68,69は、揺動レバー59
、連結リンク60、可動刃61、下糸取出し体65等を
連結するピンである。次に、以上詳述したミシン始動・
停止機構、布押え足昇降機構及び縫糸切断機構の作動を
それぞれ制御するための制御装置を第1図及び第2図に
戻つて説明する。
両図において、1はミシンのフレームに固定された軸で
あり、軸1の一端には駆動源に連結されて回転させられ
るプーリ2が軸1に対して回転自在に取り付けられてい
る。
この軸1の中間部には、スプリング4によつて左方向(
第2図において)に付勢されるとともに、一端に上記プ
ーリ2のクツチ面2aに係合させられるクラッチ板3a
を備えた移動部材3が摺動可能に嵌合されている。この
移動部材3には、第3図乃至第7図に示すように、その
外周に第一のカム面3b及び第2のカム面3cが形成さ
れており、さらに第二のカム面3cとクラッチ板3aと
の間に形成された環状溝3dの側面には第三のカム面3
eが形成されている。第三のカム面3eは第7図に示す
ようなものである。また環状溝3dには、第3図及び第
6図中二点鎖線で示すように、ストッパ5が取り付けら
れている。上記移動部材3は、後述する作動レバー15
に制御されつつプー1J2によつてほぼ半回転させられ
、それに伴ない、第一のカム面3bに係合させられた第
一の揺腕35を介して、前記布押え足31を昇降させる
ための連結棒30を第1図において上下方向に移動させ
るとともに、第二のカム面3cに係合させられた第二の
揺腕36及び球面継手54a,54b(第16図参照)
を含む連結リンク50を介して、縫糸切断機構の連結棒
52を左右方向の回動させるようになつている。
すなわち、本実施例においては、移動部材3が、布押え
足31を昇降させるための第一のカム体と、縫糸切断機
構を作動させるための第二のカム体とを兼ねているので
ある。なお、第二の揺腕36の下部には、後述する第二
のレバーの回転を制御する制御部材36aが固設されて
おり、また、第一の揺腕35はスプリング35aによつ
て反時計方向に付勢されている。前記移動部材3の係合
溝3dの外方には、環状の作動レバー15が一端を軸1
5aに枢着されて設けられており、作動レバー15の内
周面のほぼ相対する位置には中心方向に突出した二つの
爪16a,16bが固設されている。
この両爪16a,16bは、作動レバー15がどのよう
な回動ノ状態にある時にも、少なくとも一方は係合溝3
d内に嵌入するように形成されている。従つて、作動レ
バー15の回動によつて上方の爪16aがストッパ5と
の係合を解かれ、クラッチ板3aがスプリング4の作用
でプーリ2のクラッチ面2aに7係合して、移動部材3
が回転を開始した時には、下方の爪16bが環状溝3d
内に嵌入している。この爪16bは、移動部材3が回転
させられるにつれて、第三のカム面3eに係合して移動
部材3を右方向(第2図において)に移動させ、クラY
フチ板3aをプーリ2のクラッチ板2aから離れさせる
とともにストッパ5に当接して、移動部材3の回転を停
止させるのである。これは、次に下方の爪16bがスト
ッパ5との係合を解かれる場合も同様であり、その結果
、作動レバー15が軸15aにまわりにその自由端が上
方から下方へまたは下方から上方へ移動させられる毎に
、移動部材3がほぼ半回転させられるのである。作動レ
バー15の自由端はスプリング15bによつて下刃に付
勢されている。また、作動レバー15の外周面の下部に
は端面から軸1と平行に突出した突起17が形成されて
おり、突起17の先端にはローラ18が枢着されている
。この作動レバー15の下方には、ミシンのフレームに
ボルト21によつて回動可能に取付けられるとともに、
一端が鎖20によつて足踏みペダルに連結された第一の
レバー22が設けられている。
このレバー22は、スプリング23によつて鎖20が連
結された端部が上方へ移動する方向(第1図において時
計方向)に付勢されているとともに、鎖20が連結され
たのとは反対側の端部の上面には、作動レバー15の上
記ローラ18と係合し得る傾斜面22a及び弧状面22
bが連続して形成されている。前記ボルト21にはまた
、前述の連結棒40によつて第10図及び第11図に示
したミシンを始動及び停止させる機構に連結された第二
のレバー25が回動可能に保持されており、このレバー
25には前記突起17と係合し得る係止部25a及び弧
状面25bが連続して形成されている。
前記第一のレバー22とこの第二のレバー25とは、第
二のレバー25に立設されたピン26と第一のレバー2
2に穿設された長穴27とによつて互いに係合させられ
ており、ピン26が長穴29の端部に当接するまでは、
いづれか一方のレバ.一が他方に対して独立に回動させ
られるが、ピン26が長穴27の端部に当接した後は、
レバー22及びレバー25は一体的に回動させられる。
次に以上のように構成された各機構の作動を説明する。
第1図及び第2図は足踏みペダルが踏み込まれる以前の
状態を示す図であり、第一のレバー22の鎖20が連結
された端部は上昇位置にある。
また、第二のレバー25も連結棒40が連結された端部
が上昇位置にあり、ミシンは停止している。この時、第
一のレバー22の傾斜面22a及び第二のレバー25の
係止部25aがそれぞれ作動レバー15のローラ18及
び突起17に係合させられており、第二のレバー25は
回動を阻止されているが、第一のレバー22は長穴27
の下端部がピン26に当接するまでは回動可能である。
また、作動レバー15はその自由端が下降位置にあつて
、上方の爪16aが移動部材3の環状溝3d内に嵌入さ
せられており、移動部材3は第三のカム面3eの作用に
よつてプー1J2から遮断され且つストッパ5によつて
回転を阻止されている。さらに、第一の揺腕35が最も
時計方向に回動・させられた位置にあるために連結棒3
0は下降位置にあり、布押え足31(第13図参照)は
不作用位置にある。また、第二の揺腕36も最も時計方
向に回動させられた位置にあるため、揺動部材51は第
15図において最も反時計方向に回動させられた位置に
あり、第二の腕部51bの接触子54は第17図中54
2にて示すように制御カム55の凹所56内に最も入り
こんだ位置にある。また、揺動レバー59、連結リンク
60、可動刃61及び下糸取出し体61は、これらを連
結する各ピン67,68,69が第18図においてそれ
ぞれ6r,68″,69″にて示す位置となる位置に回
動させられており、前回の縫糸切断が終了した状態にあ
る。この状態で布押え足31の下側に加工布Wが供給さ
れ、スプリング23の作用に抗してペダルが踏み込みス
トロークの約半分(長穴27の下端部がピン26に当接
する)まて踏み込まれると、踏み込みにつれて、第一の
レバー22の傾斜面22aがローラ18を押し上げるた
め、作動レバー15はスプリング15bの作用に抗して
第1図において反時計方向に回動させられ、突起17と
第二のレバー25の係止部25aとの係合が解かれると
ともに、上方の爪16aとストッパ5との係合が解かれ
、下方の爪16bが環状溝3d内に嵌入する。
これと同時に、移動部材3は、スプリング4の作用によ
つて左方向(第2図において)に移動させられ、クラッ
チ板3aがプーリ2のクラッチ面2aに係合させられて
反時計方向(第1図において)に回転させられるが、回
転につれて、第三のカム面3eの作用により再び右方向
(第2図において)へ移動させられてプーリ2から遮断
され、ほぼ半回転した後、ストッパ5が下方の爪16b
に当接することによつて回転を阻止され、第8図に示す
状態で停止させられる。この移動部材3の回動により、
第一のカム面3bの最小径部が第一の揺腕35に係合さ
せられ、この揺腕35が第8図において最も反時計方向
に回動させられた位置となり、連結棒30が上昇させら
れるために布押え足31は作用位置へ下降させられて加
工布Wを押圧する。
また、第二のカム面3cの最大径部が第二の揺腕36に
係合させられ、揺動部材51が時計方向に回動させられ
て第15図に示す中間位置となる。この回動により、接
触子54は第17図中実線で示す位置となり、連結棒5
7は左方向(第14図及び第15図において)に移動さ
せられる。従つて、作動レバー58、揺動レバー59、
ピン67、連結リンク60及びピン68等を介して、可
動刃61がピン61aのまわりに第18図に示す中間位
置まで反時計方向に回動(復動)させられる。この後、
ペダルが更にストロ−クー杯まで踏み込まれると、第8
図に示すように、既にピン26が長穴27の下端部に当
接しているために、第二のレバー25が第一のレバー2
2と一体的に回動させられる。
両レバー22,25の回動時には、それぞれの弧状面2
2b,25bが作動レバー15のローラ18及び突起1
7に係合させられており、両レバー22,25が回動さ
せられても作動レバー15は全く回動させられない。こ
の第二のレバー25の回動によつて連結棒40が下方に
移動させられ、前述のミシン始動・停止機構によつてミ
シンが始動させられて縫製が開始される。ミシンの始動
に伴ない、主軸45(第11図参照)に連動して制御カ
ム55が第15図において反時計方向に回転させられ、
傾斜面56aが接触子54を第17図中54″にて示す
位置まで押し上げるため、揺動部材51は最も時計方向
(第15図において)に回動させられた位置となり、可
動刃61は前記した機構によつてピン68が第18図中
6『にて示す位置となるまで反時計方向に回動させられ
、一方、第9図に示すように、第二の揺腕36は第二の
カム面3cから離れる。縫製が開始された後はペダルの
踏込みが解放される。第9図に示すように、ペダルがス
トロ−クー杯踏み込まれている時には、第一のレバー2
2の長穴27の下端部が第二のレバー25のピン26に
当接させられており、ペダルの踏込みが解放されると、
第一のレバー22はスプリング23(第1図参照)の作
用によつて時計方向(第9図において)に回動させられ
て、同図中二点鎖線で示す原位置に復帰させられる。し
かし、第一のレバー22が原位置に復帰させられても、
ミシン始動・停止機能のロッド49(第10図参照)は
制御カムによつて作動位置に保持されているためにミシ
ンは停止せず、連結棒40によつてクラッチレバー41
に連結されている第二のレバー25も第9図に示す位置
に保持されるため、この時には作動レバー15及び移動
部材3は作動しない。縫製作業がすすみ、縫製終了に伴
なうミシン停止の一回転前において、糸環補捉機構66
(第14図参照)が上糸糸環を捕捉してそれを拡げると
同時に、第二の腕部51bの接触子54が制御カム55
の凹所56内に落ち込み、揺動部材51が反時計方向(
第15図において)に回動させられるが、この時第二の
揺腕36が第二のカム面3cの最大径部に係合すること
によつてそれ以上の回動を阻止され、接触子54は第1
7図中実線で示す位置となる。これに伴ない、可動刃6
1が第18図に示す位置まで時計方向に回動させられて
、上糸さばき部61bが上糸糸環中に進入して上糸糸環
を布側肢部と針側肢部とにさはくとともに、その上糸糸
環を下糸と一緒に捕捉する。縫製作業が終了し、前記ロ
ッド49(第10図参照)が右方向に移動させられると
、既述のミシン始動・停止機構によりミシンが停止され
るとともに、連結棒40が第9図において上方に移動さ
せられ、第二のレバー25が時計方向の回動させ゛られ
る。
このレバー25の回動によつて突起17が弧状面25b
との係合を解かれ、係止部25aと係合可能な状態にな
ると、作動レバー15はスプリング15b(第1図参照
)の作用によつて時計方向(第9図において)に回動さ
せられ、下方・の爪16bとストッパ5との係合が解か
れるとともに、上方の爪16aが環状溝3d内に嵌入さ
せられるため、移動部材3は既述した理由によつてスト
ッパ5が上方の爪16aに当接するまではほぼ半回転さ
せられて第1図に示した状態となる。) 移動部材3の
回動の前期に第二のカム面3cの最小径部が第二の揺腕
36に速やかに係合させられ、この揺腕36が最も時計
方向(第1図において)に回動させられた位置となり、
揺動部材51は最も反時計方向(第15図において)に
回動させられた位置となる(この時第二の腕部51bの
接触子54は第17図中54″にて示す位置となる)。
これにより、連結棒57が更に右方向(第15図におい
て)移動させられるため、可動刃61はピン68が第1
8図中68″にて示す位置となるまで時計方向に回動(
往動)させられ、固定刃62との間で縫糸を切断するの
である。第二の揺腕36は、移動部材3の回動が停止す
るまで第二のカム面3cの最小径部に係合させられてい
る。また、前記移動部材3の回動後期に、第一のカム面
3bの最大径部が第一の揺腕35に係合させられ、揺腕
35が最も時計方向(第1図において)に回動させられ
た位置となり、連結棒30が第1図において下方に移動
させられるために布押え足31が上昇させられる。
以上が本実施例における通常の作動であり、可動刃61
は、ミシン停止後機械的に作動させられるが、本実施例
によれば、可動刃61の通常の一作動では縫糸が切断さ
れない時でも、作業者が改めて布押え足昇降用の足踏み
ペダルを半ストロークだけ踏み込むことにより、ミシン
を始動させることなく縫糸切断機構を作動させることが
可能である。
すなわち、足踏みペダルを再びストロークの半分まて踏
み込むと、既述した理由によつて移動部材3がほぼ半回
転して第8図に示す状態となり、布押え足31が下降さ
せられるとともに、可動刃61はピン68が第18図に
示す位置となるまで反時計方向に復動させられる。
この時、第二のレバー25は全く回動させられず、従つ
てミシンは停市したままである。続いてペダルの踏込み
を解放すると、移動部材3はさらにほぼ半回転して第1
図に示す当初の位置に戻るが、この回動により、可動刃
61はピン68が68″にて示す位置となるまで時計方
向(第18図において)に往動させられ、布押え足31
は上昇させられるものである。しかも、この作動は縫糸
が完全に切断されるまて何回も繰り返すことができるの
てある。さらに、本実施例においては、縫糸を安全に切
断するための工夫が施されている。すなわち、第1図よ
り明らかなように、第二の揺腕36が最も時計方向に回
動した位置にある時には、この揺腕36の下部に固設さ
れた制御部材36aが第二のレバー25の回動を阻止し
、可動刃61がミシン針の真下にある状態ではミシンが
始動されることはない。また、布押え足31下降後ミシ
ンが始動され、第二のレバー25の連結棒40が連結さ
れた端部が下降位置にある間は作動レバー15の自由端
は下降させられないため、ミシンの駆動中に−は縫糸切
断機構は作動させられず、この機構が作動させられるの
はミシンの停止後である。このように、ミシンの駆動と
縫糸切断機構との作動にイ″ンタロツクがかけられてお
り、ミシン針と可動刃61とが干渉することはないので
ある。なお、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の
変更、修正が可能であることは勿論である。
例えば、布押え足31の上昇時に可動刃61を往復動さ
せることもできる。以上詳述したように、本発明に従え
ば、布押え足を上昇させる時、同時に縫糸切断機構をも
作動させることが可能となり、縫糸切断のために専用”
の操作機構を操作する必要がなく、しかもこの作動を縫
糸が切断されるまで何回でも繰り返すことが可能となる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のうち制御装置を示す正面(
一部断面)図、第2図はその側面(要部断面)図、第3
図は第2図に示した移動部材の縦断面図、第4図は第3
図における■−■断面図、第5図は第3図における■−
■断面図、第6図は第3図における■−■断面図、第7
図は第3図に゜示した移動部材の第三のカム面の展開図
、第8図及び第9図は第1図に示した制御装置の作動を
説明するための正面図、第10図はミシンの始動・停止
機構を示す正面図、第11図はその側面図、第12図は
第10図における■−■断面図、第13図は布押え足昇
降機構を示す斜視図、第14図は縫糸切断機構を示す正
面図、第15図はその平面図、第16図は第1図におけ
るX■−X■断面図、第17図は第15図におけるA部
拡大図、第18図は第14図及び第15図に示した縫糸
切断機構の作動を説明するための平面図である。 1:軸、2:プーリ、2a:クラツチ面、3:移動部材
、3a:クラツチ板、3b,3c,3e:カム面、5:
ストツパ、15:作動レバー、16a,16b:爪、1
7:突起、18:ローラ、22,25:レバー、26:
ピン、27:長穴、30:連結棒、31:布押え足、3
5,36:揺腕、40:連結棒、41:レバー、44a
,44b:プーリ、45:主軸、48a,48b:クラ
ツチ板、49:ロツド、50:連結リンク、51:揺動
部材、51a,51b,51c:腕部、55:制御カム
、56:凹所、56a:傾斜面、58:作動レバー、5
9:揺動レバー、60:連結リンク、61:可動刃、6
2:固定刃、63:針板、64:針孔、65:下糸取出
し体、66:糸環捕捉機構、67,68,69:ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミシンフレームのベッド面上方に配設され、被加工
    物に向つて押圧された作用位置と該被加工物から離れる
    ように上昇させられた不作用位置とを占め得る布押え足
    と、該布押え足に作動的に連結され、該布押え足を前記
    作用位置または不作用位置に移動操作するためのカム面
    が形成された第一のカム体と、駆動源によつて回転させ
    られ、前記第一のカム体に回転力を付与する回転体と、
    該回転体と前記第一のカム体との間に配設され、前記第
    一のカム体を前記回転体に対して連結・遮断する連結手
    段とを有し、該連結手段の作用に基づいて前記第一のカ
    ム体が回動させられることにより、前記布押え足が上昇
    若しくは下降させられるようにされた布押え足昇降用操
    作装置を備えたミシンにおいて、前記ミシンフレームに
    移動可能に取り付けられ、縫糸を切断するための移動刃
    を備えた縫糸切断機構と、前記第一のカム体に作動的に
    連結され、前記移動刃を往復動させるためのカム面が形
    成された第二のカム体とを含み、少なくとも前記第一の
    カム体の作用により前記布押え足が上昇させられる間に
    前記第二のカム体の作用により前記移動刃を往動させ、
    該移動刃により前記縫糸を切断することを特徴とする縫
    糸切断装置。 2 前記第二のカム体が、前記第一のカム体と同軸上且
    つ該第一のカム体と一体的に回転させられるように配設
    され、前記第一のカム体の作用により、前記布押え足が
    上昇させられる時前記移動刃を往動させて前記縫糸を切
    断するとともに、前記布押え足が下降させられる時前記
    移動刃を復動させるようにされていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の縫糸切断装置。
JP5853078A 1978-05-17 1978-05-17 布押え足昇降用操作装置を備えたミシンにおける縫糸切断装置 Expired JPS6044950B2 (ja)

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