JP2595100B2 - ミシンの安全装置 - Google Patents

ミシンの安全装置

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JP2595100B2
JP2595100B2 JP19664789A JP19664789A JP2595100B2 JP 2595100 B2 JP2595100 B2 JP 2595100B2 JP 19664789 A JP19664789 A JP 19664789A JP 19664789 A JP19664789 A JP 19664789A JP 2595100 B2 JP2595100 B2 JP 2595100B2
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safety
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roller
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高志 月岡
顯光 平岡
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はミシンの安全装置、特に穴かゞりミシンの安
全装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の穴かゞりミシンにおいては第7図に示すように
ミシンが起動するとき布押えが上昇しないように又は布
押えが上昇しているときはミシンが起動しないようにす
る安全装置が設けられている。
即ち第7図に示す装置においては起動ペダルを踏み鎖
45を下方に引くと、起動レバー40の押圧部44が係合軸32
を左右に押して制御レバー26を軸27を中心に時計方向に
回動し、この回動により停止片38が停止カム39の停止溝
から抜け出すと共に、連動軸35、板ばね25を介して連動
レバー17を軸20を中心に時計方向に回動し、更に腕21上
端のピン23、移動体8を介して低速回転する従動プーリ
ー12を右方に移動し、その接触部16と被駆動プーリー5
の接触面とを板ばね25の弾性力により圧接させて、従動
プーリー12の回転をミシンの主軸1に伝達し、ミシンは
駆動を始める。
又制御レバー26の時計方向への回動により下端の係止
片31は左方に移動してスイッチ80の接点を開き、図示し
ないトランジスタ回路がOFFとなりこれによってクラッ
チプーリーが高速プーリーと連動してミシンを高速度で
回転する。又ミシンの始動によって回転する回転カム
(図示しない)により、掛止レバー85は軸87を中心とし
てばね89の作用力により時計方向に回動し、その右端の
掛止片88は左方に移動した係止片31の端面28と係合して
制御レバー26を上記時計方向への回動状態、即ちミシン
の駆動状態に維持する。
ミシンが縫目を形成しその縫目形成サイクルが完了す
る数針前において、前述した回転カム(図示しない)の
低速面により掛止レバー85が僅かに反時計方向に回動す
ると、掛止片88は係止片31の端面28との係合が外れ端面
29に係合してミシンを低速度で駆動する。
即ち、上記掛止片88と端面29との係合により、制御レ
バー26は戻しばね36の作用力によって僅かに反時計方向
に回動復元するが、その制御レバー26の位置においては
連動レバー17の板ばね25の作用力によって従動プーリー
12と被駆動プーリー5とが圧接した状態であり、又スイ
ッチ80の接点が閉じて図示しないトランジスタ回路がON
となりこれによってクラッチプーリーが低速プーリーに
連動して回転するから、縫目サイクル完了の数針前にお
いてミシンの主軸1は高速回転から低速回転に切り換わ
る。
縫目形成サイクルが完了すると回転カムの停止面によ
り掛止レバー85が更に僅かに反時計方向に回動して掛止
片88は係止片31の端面29との係合が外れ、各部は第7図
の状態となってミシンは定位置に停止する。
又51は起動安全腕であってミシンフレーム3に固定さ
れている支点軸2を中心に揺動自在であり、制御レバー
26が回動したとき起動連結棒4を介して戻しばね36に抗
して揺動される。
第7図はミシンの停止状態でこの状態では押え上げレ
バー6(一端をミシンフレーム3に固定した軸に回動可
能とし、中間部をリンク機構を介して押え棒に固定した
押え棒抱きに連結し、且つミシンフレーム3に固定した
ばね9により上方に附勢されている。)を下方に押し下
げ、押え(図示しない)を上げることが出来る。
然しながらミシンが起動状態のときは起動連結棒4が
制御レバー26を介して引かれ第8図に示すように起動安
全腕51の下端部上面が押え上げレバー6の下面に位置す
るようになるため、ミシン起動中に押え上げレバー6を
踏んでも起動安全腕51の下端部によって阻止されて下が
らず、従って押えが上がることがない。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら上記のような従来の装置ではミシン起動中
に押え上げレバー6を踏んだまゝとすれば、押え上げレ
バー6の下面が起動安全腕51の下端部上面を押したまゝ
となるためミシン停止位置で起動連結棒4を介して起動
安全腕51が元に戻ろうとしても戻ることが出来ず、結局
ミシンは速度変換及び停止が出来ず、停止出来ない場合
は二重縫いとなってしまう欠点があった。
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のミシンの安全装置は、押えを上げるために下
降される押え上げレバーに設けた水平方向に延びる安全
板と、この安全板の下面にその上面が対向する水平部分
を有するミシンの起動安全腕と、この起動安全腕の水平
部分に回転自在に取り付けた安全コロとを有し、ミシン
の運転時には上記安全板の下方に上記安全コロが位置し
て上記押え上げレバーの下降を阻止することを特徴とす
る。
また、本発明のミシンの安全装置は、押えを上げるた
めに下降される押え上げレバーに設けた安全板と、この
安全板の下面にその上面が対向する水平部分を有するミ
シンの起動安全腕と、この起動安全腕の水平部分に回転
自在に取り付けた安全コロとを有し、ミシンの高速運転
時及び低速運転時には上記安全板の下方に上記安全コロ
が位置して上記押え上げレバーの下降を阻止し、ミシン
の停止直前状態では上記安全板の下方位置から上記安全
コロが退避し、上記起動安全腕の水平部分の先端のみが
上記安全板の下方に位置されることを特徴とする。
〔作 用〕
本発明のミシンの安全装置においてはミシン起動中押
え上げレバーを踏んだまゝの状態でも安全コロの転動に
より起動安全腕が容易に移動し、ミシンの速度変換及び
停止が可能となる。
〔実 施 例〕
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
前出従来例と同一部品には同一符番を付しその説明は
省略する。
本発明においては第1図〜第3図に示すように押え上
げレバー6には起動安全腕51に向かって水平方向に延び
る安全板13を固定し、この安全板13の水平下面に頂面が
接するようになる安全コロ14を起動安全腕51の下部に水
平に延びる腕に回転自在に取り付け、上記安全板13の水
平長さはミシンの高速運転時及び低速運転時には上記安
全板13の下方に上記安全コロ14が位置し、ミシンの停止
直前位置では安全板13の先端部が上記安全コロ14の頂部
から離間するが上記起動安全腕51の下部先端のみが押え
上げレバー6の下方に位置されている大きさとする。
本発明のミシンの安全装置は上記のような構成である
からミシンが停止状態のときは第1図に示すように安全
板13は起動安全腕51の下部上面及び安全コロ14からは横
方向に完全に離間しており、従って押え上げレバー6を
踏んで押えを上げることが出来るが、ミシンの起動状態
時、即ちミシンの高速運転時と低速運転時には夫々第4
図(a),第5図(a)に示すように押え上げレバー6
を踏んでも安全板13の下面が安全コロ14の上面に接し押
え上げレバー6が下がらないようになる。
尚第4図(b),第5図(b)はミシンの高速運転時
と低速運転時における係止片31と掛止片88との関係を示
す。
又本発明のミシンの安全装置においては安全コロ14は
回転自在であるため押え上げレバー6を踏んだまゝの状
態でも安全板13に対する安全コロ14の水平移動は阻止さ
れず、従って高速、低速変換及び停止位置への移行はス
ムーズになされるようになる。
更に本発明のミシンの安全装置においては第6図
(a)に示すようにミシンの停止直前の位置では安全板
13の下面が安全コロ14の頂部より離間し、若し押え上げ
レバー6を踏んでいれば押え上げレバー6は下降するよ
うになるが、この下降の際直ちに押え上げレバー6の下
面が起動安全腕51の下部先端上面に接するためその後の
下降が阻止され、第6図(b)鎖線で示すミシンの完全
停止位置において初めて両者の係合が断たれ押え上げレ
バー6が下降するようになる。
尚第6図(b)はミシン停止直前の位置における係止
片31と係止片88との関係を示している。
〔発明の効果〕
本発明のミシンの安全装置によればミシンの起動中に
押え上げレバー6を踏んだまゝでも制御レバー26の移動
が許容されるから二重縫いを完全に防ぐことが出来、又
制御レバー26の戻りが良くなるため戻しばね36をそれだ
け弱くすることが出来るので起動負荷が減少しミシンの
起動が円滑に行える等の大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のミシンの安全装置の正面図、第2図は
第1図の要部の側面図、第3図は第2図の平面図、第4
図(a),(b)〜第6図(a),(b)は夫々安全板
と安全コロと、係止片と掛止片の関係説明図、第7図は
従来装置の正面図、第8図は第7図の要部の説明図であ
る。 1……主軸、2……支点軸、3……ミシンフレーム、4
……起動連結棒、5……被駆動プーリー、6……押え上
げレバー、8……移動体、9,89……ばね、12……従動プ
ーリー、13……安全板、14……安全コロ、16……接触
部、17……連動レバー、20,87……軸、21……腕、23…
…ピン、25……板ばね、26……制御レバー、27……軸、
28,29……端面、31……係止片、32……係合軸、35……
連動軸、36……戻しばね、38……停止片、39……停止カ
ム、40……起動レバー、44……押圧部、45……鎖、51…
…起動安全腕、80……スイッチ、85……掛止レバー、88
……掛止片。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押えを上げるために下降される押え上げレ
    バーに設けた水平方向に延びる安全板と、この安全板の
    下面にその上面が対向する水平部分を有するミシンの起
    動安全腕と、この起動安全腕の水平部分に回転自在に取
    り付けた安全コロとを有し、ミシンの運転時には上記安
    全板の下方に上記安全コロが位置して上記押え上げレバ
    ーの下降を阻止することを特徴とするミシンの安全装
    置。
  2. 【請求項2】押えを上げるために下降される押え上げレ
    バーに設けた安全板と、この安全板の下面にその上面が
    対向する水平部分を有するミシンの起動安全腕と、この
    起動安全腕の水平部分に回転自在に取り付けた安全コロ
    とを有し、ミシンの高速運転時及び低速運転時には上記
    安全板の下方に上記安全コロが位置して上記押え上げレ
    バーの下降を阻止し、ミシンの停止直前状態では上記安
    全板の下方位置から上記安全コロが退避し、上記起動安
    全腕の水平部分の先端のみが上記安全板の下方に位置さ
    れることを特徴とするミシンの安全装置。
JP19664789A 1989-07-31 1989-07-31 ミシンの安全装置 Expired - Lifetime JP2595100B2 (ja)

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JPH0360693A JPH0360693A (ja) 1991-03-15
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