JP2001017756A - 環縫いボタン付けミシン - Google Patents

環縫いボタン付けミシン

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JP2001017756A
JP2001017756A JP2000108516A JP2000108516A JP2001017756A JP 2001017756 A JP2001017756 A JP 2001017756A JP 2000108516 A JP2000108516 A JP 2000108516A JP 2000108516 A JP2000108516 A JP 2000108516A JP 2001017756 A JP2001017756 A JP 2001017756A
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push
button
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Takayuki Shiina
隆行 椎名
Shinichi Sakamoto
眞一 坂本
Hiroshi Oda
洋 小田
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被縫製物に対するボタン付けの安定した糸締
めと、一定の糸残り長さを得ることのできる環縫いボタ
ン付けミシンを提供すること。 【解決手段】 糸切りを行うための糸切り装置の駆動手
段32(33)と、環縫い後のボタンを押上げる押上げ
装置の駆動手段32(34)とを、ミシン機構の駆動停
止と同時あるいは直後に順次駆動開始させる制御を行う
制御手段30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸締め、糸切り、
押上げの工程を以て環縫いによりボタン付けを行なう環
縫いボタン付けミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、環縫いによりボタン付けを行
うための従来の環縫いボタン付けミシンの構成の要部を
示す説明図である。
【0003】この環縫いボタン付けミシンはサイクルミ
シンといわれるミシンであり、偏心の回転軸を有する回
転体を回転させる機構的な1サイクルの駆動により被縫
製物に対しボタン付けを行なう所定の環縫いを施すとと
もに、環縫いボタン付けミシンを構成する糸締め装置、
糸切り装置、押上げ装置の各装置の動作を、前記1サイ
クル毎に自動的かつ一斉に停止させる機構を有するもの
である。
【0004】以下、従来の環縫いボタン付けミシンの構
造について簡単に説明する。
【0005】図15に示すミシンは、水平方向に延在
し、長手方向中央に形成された揺動の支点1をもって垂
直方向に揺動する揺動アーム2を有している。
【0006】また、前記糸締め装置は、略く字状に形成
されたその折曲部分を回動の支点3として垂直方向に回
動する糸締め用回動アーム4を有しており、前記糸締め
用回動アーム4の一端部は、前記揺動アーム2の図示し
ない針棒配設方向と反対側となる一端部に連設されてい
る。そして、前記糸締め用回動アーム4の他端部は前記
揺動アームの上方にほぼ平行に延在する糸締め用アーム
5の一端部に連設されている。前記糸締め用アーム5の
他端側上面には凹係合部6が形成されており、糸締め部
材7の係合ピン8が係合されている。
【0007】前記糸締め部材7は図16に示すように平
面形状を略L字状に形成されており、一端部を図示しな
い針棒方向に指向させるとともに、その折曲部分を回動
の支点9として水平方向に回動するように支承されてい
る。この一端部の下面にはミシンの上糸を通す糸孔10
が形成されており、他端部の下面には前記係合ピン8が
形成されている。なお、この糸締め部材7には鉛直方向
に延在する立ち上がり部を形成することも可能である
(図3を参照)。
【0008】そして、前記糸締め用アーム5を図示しな
い針棒の配設方向にスライド移動させることにより、前
記凹係合部6に係合する係止ピン8を針棒の配設方向に
押しやり、前記糸締め部材7を前記支点9を中心にして
前記糸孔10が形成された端部を前記糸締め用アーム5
の反配設方向へ水平に回動させることにより、前記糸孔
10に通した上糸を引き締める作用を施すように構成さ
れている。
【0009】また、糸切り装置は、前記揺動アーム2の
下方に配設された略L字状の糸切り用回動アーム11を
有しており、この糸切り用回動アーム11は、その折曲
部分を回動の支点12として鉛直方向に回動するように
支承されている。前記糸切り用回動アーム11の一端部
には、前記揺動アーム2の前記糸締め用回動アーム4が
接続された一端部との間を連結させる第1連結アーム1
3が配設されている。また、前記糸切り用回動アーム1
1の他端部には、第2連結アーム14を介して糸切り用
アーム15がその先端部に形成された糸切り部材16を
図示しない針板の下方となる針棒下付近に位置させるよ
うにして連設されている。
【0010】そして、前記糸切り用回動アーム11を図
15において時計回りに回動した場合に、前記第2連結
アーム14および糸切り用アーム15は前記糸切り部材
16を針棒下に押し出して、被縫製物の下面にある上糸
を切断することができるように構成されている。
【0011】押上げ装置は、前記揺動アーム2と前記糸
切り装置との間に配置されており、押上げ基部17の一
端部下面に形成された持ち出し部18に回動の支点19
が形成されており、この支点19を以て鉛直方向に回動
可能に支承されている。
【0012】前記押上げ基部17の他端部先端には取付
台20を介して2本のピックアップアーム21からなる
フォーク状の押上げ部材22が配設されている。また、
前記押上げ基部17の他端部上面には、先端方向下方に
開口するJ字状の係合レバー23が形成されており、こ
の係合レバー23の内周部には、前記揺動アーム2の他
端部下面に垂下し先端部を略J字状に曲折させた揺動ア
ーム側係合レバー24が、その曲折する先端部が内接で
きるように配設されている。
【0013】そして、前記揺動アーム2が前記揺動の支
点1を中心にこの揺動アーム側係合レバー24を配設し
た端部を上方へ持ち上げるように揺動することにより、
前記揺動アーム側係合レバー24と接触する係合レバー
23も所定の位置まで上方へ持ち上がることによって、
前記押上げ基部17が前記回動支点18を中心に、前記
押上げ部材22を配設した先端部を上方へ持ち上げるよ
うに回動し、前記押上げ部材22のピックアップアーム
21に把持したボタンを押上げることができるに構成さ
れている。
【0014】そして、前記揺動アーム2の前記糸締め用
回動アーム4および糸切り装置の第1連結アーム13が
接続された端部には、もう一つ、駆動アーム25が鉛直
方向に延在するようにして接続されている。この駆動ア
ーム25の下方端部付近には、噛合部26が形成されて
おり、この噛合部26に環縫いボタン付けミシンの駆動
機構を構成する偏心回転体27の回転を伝達する伝達部
材28の係合部29が噛合するように構成されている。
【0015】そして、この駆動アーム25に伝達部材2
8の係合部29が噛合すると、駆動アーム25が下方に
引かれ、前記揺動アーム2の一端を下方に押し下げるよ
うに作用して揺動アーム2を揺動させると共に、この動
作を以て、前記糸締め用回動アーム4および糸切り用回
動アーム11を回動させることとなるように構成されて
いる。
【0016】このように、従来の環縫いボタン付けミシ
ンにおいては、揺動アーム2の一端を下方に押し下げる
ことにより、糸締め、糸切り、押上げの各装置が駆動す
る構成とされていた。
【0017】図17は、この従来の環縫いボタン付けミ
シンにおける駆動軸、糸締め装置、糸切り装置および押
上げ装置の起動から停止までを示すタイミングチャート
である。タイミングチャートには、糸締めとして、糸孔
10が移動するタイミングが記載され、糸切りとして糸
切り部材16が移動するタイミングが記載され、押上げ
として、押上げ部材22が上昇するタイミングが示され
ている。
【0018】この図に示すように、従来においては、環
縫いボタン付けミシンの駆動軸を駆動させると同時に糸
締め、糸切り、押上げを待機状態(OFF)とする。駆
動軸の機構的な1サイクルの駆動の終了直前に偏心回転
体27の回転による伝達部材28の上下動を駆動アーム
25へと伝達することで、駆動アーム25を下方に押し
下げ、糸締め装置、糸切り装置とが一斉に始動され(a
1)、まず、糸締めの糸孔10と糸切りの糸切り部材1
6とを同時に動作させ始め(e1、f1)、次に押上げ
の押し上げ部材22を動作させ始める(g1)。糸締め
しつつ糸切りが行われて糸孔10と糸切り部材16の駆
動を停止し(e2,f2)、その後、前記駆動軸の1サ
イクルの終了(a2)と同時に押し上げ部材22の駆動
を停止させる(g2)。
【0019】糸締め、糸切り、押上げのタイミングが異
なるのは、駆動アーム25からそれぞれの作用体である
糸孔10,糸切り部材16、押上げ部材22までの伝達
経路がそれぞれ異なるためである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の環
縫いボタン付けミシンにおいては、各装置の駆動源とし
て駆動軸を適用しているために、駆動軸が停止する直前
に糸締め、糸切り、押上げのすべてを行う必要があっ
た。従って、糸締めの工程、糸切りの工程、押上げの工
程における動きがオーバーラップしているため、糸締め
に対し、糸切りのタイミングが早くなると糸締めが不完
全となり、止め縫いが緩くなることがあった。
【0021】また、糸切りと押上げのタイミングにおい
て、糸切りに対し、押上げが早いと糸残りが長くなり、
また、極端に押上げが早い場合には、上糸に対して過張
力となり、上糸が引きちぎれることもあった。
【0022】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、被縫製物に対するボタン付けの安定した糸締めと、
一定の糸残り長さを得ることのできる環縫いボタン付け
ミシンを提供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る環縫いボタン付けミシンは、縫
製後の上糸を引き締める糸締め装置、上糸を切断する糸
切り装置、ボタンの押上げを行なう押上げ装置とを有
し、環縫いにより被縫製物に対しボタン付けを行なう環
縫いボタン付けミシンにおいて、前記糸切りを行うため
の糸切り装置の駆動手段と、環縫い後のボタンを押上げ
る押上げ装置の駆動手段とを、前記ミシン機構の駆動停
止と同時あるいは直後に順次駆動開始させる制御を行う
制御手段を有することを特徴とするものである。
【0024】本発明によれば、ミシン機構の駆動停止ま
でに適正な糸締めを行った後、糸切り、押上げを順次行
うことで、一定の糸残り長さを得ることができる。
【0025】また、請求項2に係る環縫いボタン付けミ
シンは、請求項1に記載の環縫いボタン付けミシンにお
いて、前記糸切り装置の駆動手段と押上げ装置の駆動手
段とを同一の駆動源により駆動させることを特徴とする
ものである。
【0026】そして、本発明によれば、部品数を減らし
て環縫いボタン付けミシンの小型化を図ることができ、
前記ミシン機構の駆動停止と同時あるいは直後に順次前
記糸切り装置の駆動手段および押上げ装置の駆動手段の
駆動を開始させる制御を安価に行なうことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図14を参照して説明する。
【0028】本実施形態の環縫いボタン付けミシンにお
いては、環縫い後の上糸を切断する糸切り装置の駆動手
段と、環縫い後のボタンを押上げる押上げ装置の駆動手
段とを、前記ミシン機構の1サイクルの駆動停止と同
時、あるいは、その停止直後に順次駆動開始させる制御
を行う制御手段としてのCPU30を有しており、図1
に示すようなタイミングでの動作となるように制御する
ものとなっている。
【0029】なお、前記糸締め装置、糸切り装置および
押上げ装置の各構造は、特に言及しない限り、駆動源を
除いて従来例で示したものと同一とし、同一の記号を以
て表すこととし、説明を省略する。
【0030】つまり、本実施形態の環縫いボタン付けミ
シンは、前記CPU30により、環縫いボタン付けミシ
ンの駆動軸を起動させるときには糸締め装置、糸切り装
置、押上げ装置を待機状態のOFFとしておき、前記駆
動軸の1サイクルの駆動の終了直前(a1)に糸締め装
置(b1)のみを動作させ、十分かつ適切な糸締めを行
った状態で前記駆動軸の駆動および糸締め装置の駆動を
停止させる(a2、b2)。そして、この駆動軸の駆動
および糸締め装置の駆動の停止を待って糸切り装置の動
作を開始させ(c1)、糸切り装置による糸切り終了を
待って(c2)押上げ装置を動作させて(d1)、その
押上げ動作の終了(d2)により、一連の環縫いボタン
付けを終了させる制御を行うものである。
【0031】このような制御を行うことで、糸締め、糸
切り、押上げの各工程における動作がオーバーラップす
ることがないので、被縫製物に対するボタン付けにおい
て、適正な糸締めと一定の糸残り長さを得ることができ
る。
【0032】図2、図8、図13、および図14は、こ
のような制御を可能とする環縫いボタン付けミシンの電
気的な接続を示す4つの実施例の説明図である。
【0033】図2は、本発明の環縫いボタン付けミシン
の制御の第1実施例を示しており、糸締め装置を駆動さ
せるためのソレノイドタイプのアクチュエータ31と、
糸切り装置および押上げ装置を駆動させるためのアクチ
ュエータ32との2つのアクチュエータ31,32を前
記CPU30により制御する電気的な接続を示してい
る。
【0034】図3は、この第1実施例を実施するための
環縫いボタン付けミシンの糸締め装置の構成を具体的に
示す要部斜視図である。本実施形態においては、前記糸
締め装置のアクチュエータ31は、図3の要部斜視図に
示すように、従来の糸締め用回動アーム4の前記揺動ア
ーム2と連接していた部分に配設されている。このアク
チュエータ31の駆動をCPU30において制御するこ
とにより、前述と同様にして、前記糸締め用回動アーム
4を支点3を軸に回動させて、前記糸締め用アーム5を
図示しない針棒方向に押しだし、糸締め部材7の糸孔1
0を上糸の糸道から離間するように水平方向に回動させ
ることにより、上糸を引き締めることができる。
【0035】また、本実施形態においては、前記糸切り
装置および押上げ装置を駆動させるためのアクチュエー
タ32は同一のものとされており、図4の要部平面図及
び図5の要部斜視図にしめすように、前記駆動アーム2
5の下方端部に、偏心回転体27との接続に代えて配設
されている。
【0036】本実施形態の環縫いボタン付けミシンにお
いては、前記CPU30は、まず最初に前記糸締め装置
のアクチュエータ31を駆動させ、適当な糸締めがなさ
れたところで、糸切り装置および押上げ装置のアクチュ
エータ32を駆動させることとなる。
【0037】このように制御をすることにより、アクチ
ュエータ31の駆動により糸締め装置により適当な糸締
めが施された後に、アクチュエータ32を駆動させて、
前記駆動アーム25を下方に引くことで揺動アーム2を
揺動させ、前記糸切り用回動アーム11を回動させ、前
記糸切り装置の糸切り部材16を針棒下部分へ押し出し
て上糸を所望の長さで切り、前記押上げ装置の押上げ部
材22を上方へ押上げることができる。また、前記糸切
り装置の駆動手段と押上げ装置の駆動手段とを同一の駆
動源としてのアクチュエータ32とすることにより、環
縫いボタン付けミシンを構成する部品数を減らして小型
化を図ることができるとともに、コスト的にも安価なも
のとすることが可能となる。
【0038】図6は、前記糸切り装置および押上げ装置
を駆動させるためのアクチュエータ32を同一のものと
する第1実施例の前述の図4および図5に示す糸切り装
置および押上げ装置とは別の構成の糸切り装置および押
上げ装置を具体的に示す斜視図である。
【0039】本実施形態の糸切り装置は、アクチュエー
タ32のプランジャ32aに連結され、プランジャ32
aの進退動作により水平方向に移動可能とされたリンク
35を有している。このリンク35は前述の実施形態に
おける揺動アームに対応する部材である。そして、前記
リンク35のプランジャ連結側と反対側の端部には、一
端を図示しないミシンフレームに係止したばね部材36
の他端が係止されており、このばね部材36によって、
前記プランジャ32aおよびリンク35は、通常は、延
伸する方向(図示B方向)に、前記リンク35のばね部
材配設側端部が図示しないミシンフレームに形成された
ストッパ37に当接するまで引っ張られている。
【0040】また、前記リンク35のプランジャ連結側
と反対側の端部には、押上げ装置のリンク側係合レバー
38の一端が連結されている。前記リンク側係合レバー
38は図示しないミシンフレームに支点39を以て回転
自在に固定されており、リンク側係合レバー38の他端
には押上げ装置に配設された係合レバー23と係合する
ピン部40が形成されている。なお、このリンク側係合
レバー38とピン部40は前述の実施形態における揺動
アーム側係合レバー24に対応するものである。
【0041】そして、前記押上げ装置は押上げ基部17
の一端部下面に形成された持ち出し部18に回動の支点
19が形成されており、この支点19で回転自在に支承
されており、また、前記押上げ基部17と前記リンク3
5との間に配設されたばね部材41によって、押上げ部
材22を図示しないミシンテーブルに配設された針板4
2上に接触させるように与圧されている。
【0042】また、前記リンク35の中間部には、糸切
り装置の略L字状の第1回動アーム43の一端が連結さ
れており、この第1回動アーム43は、その折曲部分を
回動の支点44として鉛直方向に回動するように支承さ
れている。この第1回動アーム43の他端部にはピン部
45が形成されている。一方、一端を回動の支点47と
して図示しないミシンフレームに対し回動自在に支承さ
れた第2回動アーム46の前記端部近傍にはカム溝48
が形成されており、このカム溝48には前記ピン部45
が係合している。なお、この第1回動アーム43と第2
回動アーム46は前述の実施形態における糸切り用回動
アーム11に対応するものである。
【0043】また、第2回動アーム46の他端にはL型
リンク49の一端が回転自在に連結されており、そのL
型リンク49の他端には第1糸切りアーム50の一端が
連結している。前記第1糸切りアーム50の他端は第2
糸切りアーム51の一端と固定されており、第2糸切り
アーム51の他端は、ミシンの針板42下に回転自在に
固定されている糸切り部材16としての動メス16aに
連結されている。つまり、この第1糸切りアーム50と
第2糸切りアーム51は前述の実施形態における糸切り
用アーム15に対応するものである。
【0044】そして、前記針板42部分には、図7に示
すように、この動メス16aの回転時にかみ合うことに
より上糸を切断する固定メス16bが固定されている。
【0045】そして、前記リンク35が図6において矢
印Aの方向に退行した場合に、前記第1回動アーム43
および第2回動アーム46は、図中反時計回りに回動し
て、前記第1糸切りアーム50を介して第2糸切りアー
ム51の前記糸切り部材としての動メス16aを針棒下
に押し出して、針板42部分の固定メス16bとかみ合
わせて被縫製物の下面にある上糸を切断することができ
るように構成されている。
【0046】本実施形態の環縫いボタン付けミシンにお
いても、前記CPU30は、まず最初に前記糸締め装置
のアクチュエータ31を駆動させ、適当な糸締めがなさ
れたところで、糸切り装置および押上げ装置のアクチュ
エータ32を駆動させることとなる。
【0047】つまり、ミシンが所定の縫製を終了して、
針の動作が停止すると、アクチュエータ32に通電し、
プランジャ32aが図示A方向に動くと、リンク35、
第1回動アーム43、第2回動アーム46により、第1
糸切りアーム50および第2糸切りアーム51を図示C
方向に動かし、動メス16aをQ方向に回転させて固定
メス16bとかみ合わせることにより上糸を切断させ
る。
【0048】この間、リンク35に連結したリンク側係
合レバー38は、図示D方向に回転するが、前述の糸切
り動作が終了するまでリンク側係合レバー38のピン部
40が押上げ装置の係合レバー23と係合しないように
予め形成された隙間E間を回動し、糸切り終了と共に前
記ピン部40と係合レバー23とが係合し、押上げ装置
が回動することにより、押上げ部材22が図示D方向に
回転して、図示しない縫製物を解放する。
【0049】また、この間、第1回動アーム43は、図
示F方向にさらに回転するが、第2回動アーム46は、
第2回動アーム46に形成したカム溝48により、回転
しないように構成されている。
【0050】この具体的な実施形態における制御におい
ても、前記糸切り装置の駆動手段と押上げ装置の駆動手
段とを同一の駆動源としてのアクチュエータ32とする
ことにより、環縫いボタン付けミシンを構成する部品数
を減らして小型化を図ることができるとともに、コスト
的にも安価なものとすることが可能となる。
【0051】図8は、本発明の環縫いボタン付けミシン
の制御の第2実施例を示しており、糸締め装置を駆動さ
せるためのアクチュエータ31と、前記糸切り装置と押
上げ装置の夫々にその駆動のためのアクチュエータ3
3,34を配設した場合の電気的な接続を示している。
つまり、本実施形態の場合、前記環縫いボタン付けミシ
ンの制御装置としてのCPU30は、この3つのアクチ
ュエータ31、33、34の駆動制御を行うものとな
る。
【0052】その際の前記糸締め装置を駆動させるため
のアクチュエータ31は、前述の図3に示す構造と同様
とし、前記糸締め用回動アーム4を支点3を軸に回動さ
せて前記糸締め用アーム5を図示しない針棒方向に押し
だし、糸締め部材7の糸孔10を上糸の糸道から離間す
るように水平方向に回動させることにより、上糸を引き
締めるものとする。
【0053】また、前記糸切り装置および押上げ装置を
駆動させるための夫々のアクチュエータ33、34は、
図9の平面図および図10の斜視図に示すように、前記
押上げ装置のアクチュエータ34は前記駆動アーム25
の下方端部に偏心回転体27との接続に代えて配設し、
前記糸切り装置のアクチュエータ33は、前述の従来例
において、第1連結アーム13が接続されていた糸切り
用回動アーム11の一端部に配設するとともに、その第
1連結アーム13を省略している。
【0054】このように構成された本実施形態の環縫い
ボタン付けミシンにおいては、前記CPU30は、まず
最初に前記糸締め装置のアクチュエータ31を駆動さ
せ、適当な糸締めがなされたところで、糸切り装置のア
クチュエータ33、続いて押上げ装置のアクチュエータ
34の順で駆動させる制御を行うこととなる。
【0055】このように制御をすることにより、アクチ
ュエータ31の駆動により糸締め装置により適当な糸締
めが施された後に、アクチュエータ33を駆動させて、
前記糸切り用回動アーム11を回動させ、前記糸切り装
置の糸切り部材16を針棒下部分へ押し出して上糸を所
望の長さで切り、アクチュエータ34を駆動させて、前
記駆動アーム25を下方に引くことで揺動アーム2を揺
動させ、前記押上げ装置の押上げ部材22を上方へ押し
上げることができる。
【0056】なお、本実施形態において、前記糸切り装
置の構造を図11および図12に示すように、糸切り装
置の糸切り用アーム15の持ち出し基部にアクチュエー
タ33’を配設することとし、糸切り用回動アーム1
1、第2連結アーム14をも省略する構成とすることも
できる。
【0057】図13は、本発明の環縫いボタン付けミシ
ンの第3実施形態における制御を示しており、糸締め装
置については従来と同様に、ミシン機構により駆動させ
るものとし、CPU30は、前記糸切り装置および押上
げ装置を駆動させるための1つのアクチュエータ32の
制御をする環縫いボタン付けミシンの電気的接続を示す
ものであり、図14は、本発明の環縫いボタン付けミシ
ンの第4実施形態における制御を示しており、同じく糸
締め装置については従来と同様に、ミシン機構により駆
動させるものとし、CPU30は、前記糸切り装置の駆
動のためのアクチュエータ33と押上げ装置の駆動のた
めのアクチュエータ34の制御をする環縫いボタン付け
ミシンの電気的接続を示している。
【0058】このように、前記糸締め装置の駆動に関し
てはアクチュエータとしてのアクチュエータ31を使用
するものであっても、従来と同様にメカ的な機構を以て
駆動させるものであってもよいが、アクチュエータ31
を用いてCPUにより駆動の制御を行なう環縫いボタン
付けミシンとする方が、各動作が安定し、所望の糸残り
長さや糸締めの具合を得ることができる。また、アクチ
ュエータを糸切り装置と押上げ装置とで各別に設ける
と、糸切り装置のアクチュエータ33と押上げ装置のア
クチュエータ34とを順次所定の間隔で駆動させること
で、糸切りと押上げとのタイミングを所定のタイミング
で行うことができるから、糸残り長さを一定とすること
ができる。
【0059】このように、前述の4つのいずれの実施形
態の環縫いボタン付けミシンにおいても、制御手段とし
てのCPU30で、少なくとも糸切り装置および押上げ
装置の駆動のタイミングを制御することが可能となり、
図1に示したタイミングチャートのように、糸締め、糸
切りおよび押上げの各工程における動作がオーバーラッ
プすることを防止でき、よって、糸締めや糸残り長さの
調整を所望の通りに得ることができるように制御できる
ものとなる。
【0060】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る環縫いボ
タン付けミシンによれば、安定した糸締めと、一定の糸
残り長さを得ることができ、各装置の駆動源を共用させ
ることにより、環縫いボタン付けミシンを構成する部品
数を減らして小型化を図ることができるとともに、コス
ト的にも安価なものとすることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る環縫いボタン付けミシンの一実
施形態における駆動軸、糸締め、糸切り、押上げのタイ
ミングチャート
【図2】 本発明の環縫いボタン付けミシンの制御にお
ける電気的な接続を示す第1実施例
【図3】 第1実施例を実施するための環縫いボタン付
けミシンの糸締め装置の構成を具体的に示す要部斜視図
【図4】 第1実施例を実施するための環縫いボタン付
けミシンの糸切り装置および押上げ装置の構成を示す説
明図
【図5】 図4の斜視図
【図6】 第1実施例を実施するための環縫いボタン付
けミシンの糸切り装置および押上げ装置の具体的構成を
示す別の説明図
【図7】 図6の糸切り装置の要部拡大図
【図8】 本発明の環縫いボタン付けミシンの制御にお
ける電気的な接続を示す第2実施例
【図9】 第2実施例を実施するための環縫いボタン付
けミシンの糸切り装置および押上げ装置の構成を示す説
明図
【図10】 図9の斜視図
【図11】 第2実施例を実施するための環縫いボタン
付けミシンの糸切り装置および押上げ装置の構成を示す
別の説明図
【図12】 図11の斜視図
【図13】 本発明の環縫いボタン付けミシンの制御に
おける電気的な接続を示す第3実施例
【図14】 本発明の環縫いボタン付けミシンの制御に
おける電気的な接続を示す第4実施例
【図15】 従来の環縫いボタン付けミシンの糸締め装
置、糸切り装置および押上げ装置の構成を示す要部説明
【図16】 図15の環縫いボタン付けミシンの糸締め
部材の構成を示す要部拡大平面図
【図17】 従来の環縫いボタン付けミシンの実施形態
における駆動軸、糸締め、糸切り、押上げを示すタイミ
ングチャート
【符号の説明】
1 (揺動アームの揺動)支点 2 揺動アーム 3 (糸締め用回動アームの回動)支点 4 糸締め用回動アーム 5 糸締め用アーム 6 凹係合部 7 糸締め部材 8 係合ピン 9 (糸締め部材の回動)支点 10 糸孔 11 糸切り用回動アーム 12 (糸切り用回動アームの回動)支点 13 第1連結アーム 14 第2連結アーム 15 糸切り用アーム 16 糸切り部材 17 押上げ基部 18 持ち出し部 19 (押上げ基部の回動)支点 20 取付台 21 ピックアップアーム 22 押上げ部材 23 係合レバー 24 (揺動アーム側)係合レバー 25 駆動アーム 26 噛合部 27 偏心回転体 28 伝達部材 29 係合部 30 CPU 31 (糸締め用)アクチュエータ 32 (糸切り・押上げ用)アクチュエータ 33 (糸切り用)アクチュエータ 34 (押上げ用)アクチュエータ 35 リンク 36 ばね部材 37 ストッパ 38 (リンク側)係合レバー 39 (リンク側係合レバーの回動)支点 40 ピン部 41 ばね部材 42 針板 43 第1回動アーム 44 (第1回動アームの回動の)支点 45 ピン部 46 第2回動アーム 47 (第2回動アームの回動の)支点 48 カム溝 49 L型リンク 50 第1糸切りアーム 52 第2糸切りアーム
フロントページの続き (72)発明者 小田 洋 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA23 BB01 CD03 CE01 CE23 CE25 EA12 FH02 FH06 FH09 JA03 JA11 LA48 LA53 LA84 LB01 MA17 NA19 NA44 NA48 NA67 NA71 NB07 NB15 NB16 NC03 NC11 QA04 QA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製後の上糸を引き締める糸締め装置、
    上糸を切断する糸切り装置、ボタンの押上げを行なう押
    上げ装置とを有し、環縫いにより被縫製物に対しボタン
    付けを行なう環縫いボタン付けミシンにおいて、前記糸
    切りを行うための糸切り装置の駆動手段と、環縫い後の
    ボタンを押上げる押上げ装置の駆動手段とを、前記ミシ
    ン機構の駆動停止と同時あるいは直後に順次駆動開始さ
    せる制御を行う制御手段を有することを特徴とする環縫
    いボタン付けミシン。
  2. 【請求項2】 前記糸切り装置の駆動手段と押上げ装置
    の駆動手段とを同一の駆動源により駆動させることを特
    徴とする請求項1に記載の環縫いボタン付けミシン。
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