JP5141320B2 - ワイヤーグリッド用金属板、自立型ワイヤーグリッド及びワイヤーグリッド用金属板の製造方法 - Google Patents

ワイヤーグリッド用金属板、自立型ワイヤーグリッド及びワイヤーグリッド用金属板の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、主にテラヘルツ光(遠赤外光を含む)の偏光、検光等に用いられるワイヤーグリッド用金属板、それを備えた自立型ワイヤーグリッド及びワイヤーグリッド用金属板の製造方法に関し、詳しくは、適用可能な周波数の高周波化に関する。
従来、主にテラヘルツ光(ほぼ0.1THz〜10THzの電磁波)の偏光や検光等にはワイヤーグリッドが用いられる。このワイヤーグリッドには種々の構造のものがあるが、その1つに、基板のない自立型ワイヤーグリッドがある。
そして、自立型ワイヤーグリッドは、基板の影響(多重反射や干渉等)を受けない利点があり、従来は、直径5μm〜50μm程度の金属細線を、1本づつ設定された間隔で平行に並べ、金属枠に接着剤で貼り付けて製造される(例えば、非特許文献1参照)。なお、前記非特許文献1には、直径10μmのタングステンワイヤーを格子間隔25μmで等間隔で金属枠に張り付けて製造された自立型ワイヤーグリッドの偏光子が示されている。
しかしながら、上記のように金属細線を1本づつ金属枠に接着剤で貼り付けて製造するのでは、各金属細線の線間隔精度、平坦性、強度、時変化及び、生産性、コスト等の面から問題がある。
そこで、金属板を加工(ブレークダウン)して、縦方向に桟状に延びる複数の縦桟部と、該縦桟部に直交する少なくとも1つの横桟部とを有するワイヤーグリッド用金属板を形成し、このワイヤーグリッド用金属板をリング状の枠体(金属枠体)に取り付けて自立型ワイヤーグリッドを製造することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このワイヤーグリッド用金属板を用いた従来の自立型ワイヤーグリッドは、前記金属細線に相当するワイヤーグリッド用金属板の各縦桟部が、金属板の打ち抜き加工やエッチング加工によって形成される。この場合、前記金属細線を1本ずつ貼り付ける場合に比して、縦桟部の間隔や平坦性の精度は優れ、しかも、製造が容易で安価である。なお、前記特許文献1には、各縦桟部及び横桟部の幅を0.1mm、縦桟部の間隔を0.3mmとしたワイヤーグリッド用金属板及び、このワイヤーグリッド金属板を使用した自立型ワイヤーグリッドが示されている。
テラヘルツテクノロジーフォーラム編、「テラヘルツ技術総覧」、第1版、p.341−344、(有)エヌジーティー、2007年11月29日、 国際公開WO2007/138813号パンフレット
前記非特許文献1及び前記特許文献1に記載の自立型ワイヤーグリッドは、いずれも適用可能な周波数に限界があり、とくに、前記特許文献1に記載のワイヤーグリッド用金属板を使用する実用的な自立型ワイヤーグリッドについては、縦桟部の幅が20μm以下の概ね1.5THz以上のテラヘルツ光(遠赤外光も含む)に適用可能な構造のものは実現されていない。
すなわち、前記特許文献1に記載の自立型ワイヤーグリッドの場合、ワイヤーグリッド用金属板を金属板の打ち抜き加工やエッチングのような金属加工(ブレークダウン)で形成するので、加工精度はあまり高くなく、エッチング加工で形成したとしても、縦桟部の幅を20μm以下にすることは困難であり、高周波数化に限界があり、上記したように1.5THz以上のテラヘルツ光に適用可能なものは実現されていない。
そこで、ワイヤーグリッド用金属板の縦桟部や横桟部を、微細電極加工技術であるエレクトロフォーミング(電鋳)のグロウアップによってより高精度に形成し、適用可能な周波数の高周波化を図ることが考えられる。
この場合、電気めっき(電解)によって導電性の基板に析出した縦桟部及び横桟部の金属パターンを基板から引き剥がす等する際に、金属パターンが破れたりしないようにするため、金属パターンは適当な厚みに形成する必要がある。そのため、前記基板には、パターンエッチング等により、縦桟部の溝として、ある程度の深さのある細長い溝を形成しなければならないが、このような細長い溝にはめっき液が浸透しにくく、とくに、いっそう細線化して適用可能な周波数の高周波化を図るときには問題となる。実際、エレクトロフォーミングによる金属メッシュ板の形成においては、数μmの程度の厚みの薄膜しか形成できないのが現状である。
また、前記特許文献1に記載のワイヤーグリッド用金属板においては、縦桟部と横桟部の幅は例えば0.1mmであって等しいが、このように、縦桟部と横桟部とを同じ幅に形成すると、とくに、前記1.5THz以上の高周波数のテラヘルツ光に対しては、縦桟部及び横桟部の幅が共に極めて狭くなり、縦桟部に対する横桟部の補強作用が失われ、この点からも、前記金属パターンが破れ易くなり、縦桟部をそのような高周波数のテラヘルツ光に適用可能なまでに細線化することは困難である。
すなわち、エレクトロフォーミングによっても、従来は、前記1.5THz以上(より具体的には、ほぼ1.5THz〜30THzのテラヘルツ光、以下同様)のテラヘルツ光にも適用可能なように高周波化した構造の実用的な自立型ワイヤーグリッドを実現することは困難である。
本発明は、適用可能な周波数の高周波化に好適な構造のワイヤーグリッド用金属板及び、このワイヤーグリッド用金属板を備えた自立型ワイヤグリッドを提供することを目的とする。更には、前記ワイヤーグリッド用金属板のエレクトロフォーミングによる製造方法を提供することも目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のワイヤーグリッド用金属板は、エレクトロフォーミングにより形成された縦方向に桟状に延びる複数の縦桟部と、該縦桟部にほぼ直交するエレクトロフォーミングにより形成された少なくとも1つの横桟部とを有し、前記横桟部は、少なくとも所定幅以上であって前記縦桟部の幅よりも幅広であることを特徴としている(請求項1)。そして、前記縦桟部の幅は1.5μm〜50μmであり、前記所定幅は15μmであることが好ましい(請求項2)。
また、本発明のワイヤーグリッド用金属板は、更に、板厚が少なくとも所定厚以上であって前記縦桟部の幅よりも厚いことを特徴とする(請求項3)。そして、前記所定厚は10μmであることが好ましい(請求項4)。
つぎに、本発明の自立型ワイヤーグリッドは、請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤーグリッド用金属板と、該ワイヤーグリッド用金属板の周部を両面から挟む枠体とを備えたことを特徴としている(請求項5)。
つぎに、本発明のワイヤーグリッド用金属板の製造方法は、請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤーグリッド用金属板の製造方法であって、エレクトロフォーミングにより、導電性の基板上に前記縦桟部及び前記横桟部の形状に金属を析出し、前記基板から金属パターンを剥離して製造することを特徴としている(請求項6)。
その際、前記基板の表面にフォトレジストを形成する工程と、前記フォトレジストの表面をマスクパターンを通して露光する工程と、前記フォトレジストの露光されなかった部分を除去して前記ワイヤーグリッド用金属板の前記縦桟部及び前記横桟部の形状に前記基板の表面を露出し、前記基板上に前記縦桟部及び前記横桟部の溝を形成する工程と、前記基板をめっき液に浸漬して電解を施し、前記縦桟部及び前記横桟部の溝に金属を析出して前記金属パターンを形成する工程と、前記基板から前記金属パターンを剥離する工程とを具備することが、実用的で好ましい(請求項7)。
請求項1の発明によれば、横桟部が前記所定幅以上であって縦桟部の幅よりも幅広であるので、とくに、エレクトロフォーミング(グロウアップ)により基板の縦桟部及び横桟部の溝のパターンに金属を析出してワイヤーグリッド用金属板を製造する際、前記1.5THz以上のテラヘルツ光に適用するように、縦桟部が前記所定幅より狭い20μm以下の幅であっても、横桟部は前記所定幅に形成される。この場合、めっき液が基板の幅の広い横桟部の溝から縦桟部の細い溝に入り込み、毛細管現象によって幅の狭い縦桟部の溝に確実に行き渡り、縦桟部及び横桟部を確実に形成することができる。しかも、横桟部によって十分な強度補強も行える。そのため、縦桟部が前記所定幅以下のワイヤーグリッド用金属板を製造して提供することができ、適用可能な周波数の飛躍的な高周波化を実現できる。
また、縦桟部が前記所定幅以上の幅の場合にも、横桟部は縦桟部の幅よりも幅広に形成されるので、エレクトロフォーミングによりワイヤーグリッド用金属板を形成する際に、めっき液が横桟部及び縦桟部の溝に入り込んで縦桟部及び横桟部を確実に形成することができる。しかも、横桟部によって十分な強度補強が行える。そのため、縦桟部が前記所定幅以上の幅のワイヤーグリッド用金属板も良好に製造して提供することができる。
請求項2の発明によれば、横桟部を少なくとも15μmの幅広に形成する具体的な構造により、請求項1の効果を奏するワイヤーグリッド用金属板を提供することができる。
請求項3の発明によれば、ワイヤーグリッド用金属板の厚みが所定厚以上になるので、とくに高周波化により縦桟部が幅の狭い極めて細長い構造である場合に対しても、エレクトロフォーミングにより製造したワイヤーグリッド用金属板を基板から引き剥がすときに、ワイヤーグリッド用金属板が破れたりせず、剥がした後はワイヤーグリット用金属板の平面性(平行度)を維持することができる。また、ワイヤーグリッド用金属板の厚みを薄くしたときに問題となる透過光特性の劣化がなく、ワイヤーグリッド用金属板の高周波化及び広帯域化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、ワイヤーグリッド用金属板の板厚を、少なくとも10μm以上とする具体的な構造により請求項3の効果を奏するワイヤーグリッド用金属板を提供することができる。
請求項5の発明によれば、自立型ワイヤーグリッドが請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤーグリッド用金属板と枠体とで形成され、適用可能な周波数の高周波化を図った製造容易かつ安価な自立型ワイヤグリッドを提供できる。
請求項6の発明によれば、請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤーグリッド用金属板を、エレクトロフォーミングにより行う実用的な製造方法を提供できる。
請求項7の発明によれば、エレクトロフォーミングによるワイヤーグリッド用金属板のいっそう具体的な製造方法を提供できる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、その一実施形態について、図1〜図13にしたがって詳述する。
<ワイヤーグリッド用金属板>
まず、ワイヤーグリッド用金属板について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は本実施形態のワイヤーグリッド用金属板1の平面図、図2はワイヤーグリッド用金属板1の一部の拡大平面図、図3は図2の一部を更に拡大して示し、(a)は平面図、(b)はそのA−A線の断面図である。
図4、図5はワイヤーグリッド用金属板1のエレクトロフォーミングによる製造過程を示す。図6はレジストパターンが形成された状態の導電性の基板Mの一部の拡大斜視図、図7は図6の基板Mのめっき液の浸透状態の説明図である。
(構成)
ワイヤーグリッド用金属板1は例えばニッケル(Ni)の直径20mm〜100mm程度の円板形状であり、図1〜図3に示すように、縦方向に桟状(細線状)に延びる複数の縦桟部11と、各縦桟部11にほぼ直交する少なくとも1つの横桟部12とを有し、縦桟部11及び横桟部12は、それぞれの両端部が円形又は矩形のフランジ部13につながっている。
縦桟部11の幅(ワイヤー幅)や間隔は、ワイヤーグリッド用金属板1の性能を決定するバラメータであり、適用する光の周波数に応じて定まる。そして、本実施形態においては、前記1.5THz以上のテラヘルツ光(遠赤外光も含む、以下同様)にも適用可能な構造とするために、図3に示す縦桟部11の幅Waは1.5μm〜50μmである。
ワイヤーグリッド用金属板1の最も特徴的な構造は、横桟部12が、少なくとも所定幅以上であって縦桟部11の幅以上の幅広なことである(請求項1対応)。このように構成するのは、後述するエレクトロフォーミング(グロウアップ)により、幅Waが1.5μm〜50μmの細線構造の縦桟部11を製造可能にするためである。
すなわち、エレクトロフォーミング技術は電解めっき技術であり、めっき浴を用いるので、めっき液が例えば図6に示す基板MのパターンニングしたフォトレジストR間の溝Daに十分に入り込まなければ、縦桟部11は形成できない。そして、溝Daの幅が1.5μm〜50μmと狭い場合、そのような細長い溝Daにめっき液が十分に入り込むか否かについてはフォトレジストRの濡れ性等が問題となる。
一方、ワイヤーグリッド用金属板1の板厚は、基板Mからの引き剥がし等における物理的強度や透過光特性の劣化を考慮して定める必要があり、縦桟部11の幅Waが狭くなっても所定厚み以上である必要があり、実験等によると、前記所定厚以上であって縦桟部11の幅Waよりも厚いことが好ましく、前記所定厚は、実用的には10μmとすることが好ましいことが判明した(請求項3、4対応)。
そして、前記板厚に相当する深さであって、幅が1.5μm〜50μmの細長い溝Daには、フォトレジストの濡れ性等に基づき、めっき液が入り込みにくい。
しかし、横桟部12を上記の幅広に形成することにより、図6からも明らかなように、溝Daに、それより十分に幅の広い横桟部12の溝Dbが交差し、この場合、図7の矢印線に示すように幅広の溝Dbには多量のめっき液が入り込み、溝Dbに入り込んだめっき液が毛細管現象によって細い溝Daに確実に行き渡ることが実験等から確認できた。
なお、横桟部12の幅Wbを縦桟部11の幅Waと等しくするため、溝Dbを溝Daと同じ幅の狭い溝にすると、とくに1.5THz以上のテラヘルツ光に適用するように幅Waを20μm以下に極めて狭くするときに、溝Da、Dbが同様の極めて細長い溝になり、めっき液が極めて入り込みにくくなって縦桟部11及び横桟部12の形成が困難になる。
そして、縦桟部11の幅Waは前記したようにワイヤーグリッド用金属板1の性能を決定するバラメータとして一義的に定まるが、横桟部12の幅Wbや間隔(個数)等は、主にワイヤーグリッド用金属板1の強度を確保する観点から定まり、それらの自由度は高い。
そこで、ワイヤーグリッド用金属板1は、エレクトロフォーミングにより20μm以下の幅Waの極めて細長い縦桟部11も確実に形成して適用可能な周波数の高周波化を図るため、横桟部12の幅Wbは、上述したように、少なくとも所定幅以上であって縦桟部11の幅以上の幅広に形成する。
前記所定幅は、実験等により、縦桟部11の幅Waが1.5μm〜50μmであれば、15μmであることが好ましいことが判明した。そして、本実施形態においては、縦桟部11の幅Waを、従来は製造が困難であった1.5μm〜20μmを含む1.5μm〜50μmとして、横桟部12を15μm以上であって縦桟部11より幅広に形成する(請求項2対応)。
以上説明したように、ワイヤーグリッド用金属板1は、縦桟部11の幅Waを1.5μm〜50μm、横桟部12を、その幅Wbが15μm(所定幅)以上であって縦桟部11の幅Wa以上の幅広に形成した構造である。そのため、エレクトロフォーミングにより、20μm以下の幅Waの極めて細い縦桟部11も確実に形成することができ、しかも、横桟部12によって十分な強度補強も行える。そのため、前記1.5THz以上のテラヘルツ光にも適用可能であり、適用可能な周波数の飛躍的な高周波化が実現する。
また、縦桟部11が前記所定幅以上の幅Waの場合、横桟部12が縦桟部11の幅以上の幅広に形成されるので、縦桟部11及び横桟部12を確実に形成することができ、横桟部12によって十分な強度補強も行える。
さらに、ワイヤーグリッド用金属板1の板厚は、10μm(所定厚み)以上であって縦桟部11の幅Waよりも厚くする。このようにすることによって、とくに縦桟部11が幅Waの狭い極めて細長い構造の場合に、エレクトロフォーミングで形成したワイヤーグリッド用金属板1を基板から引き剥がすときに、ワイヤーグリッド用金属板1が破れたりせず、剥がした後はワイヤーグリット用金属板1の平面性(平行度)を維持することができる。また、ワイヤーグリッド用金属板1の厚みを薄くしたときに問題となる透過光特性の劣化がなく、ワイヤーグリッド用金属板1の高周波化だけでなく広帯域化も図ることができる。
(製造方法)
つぎに、ワイヤーグリッド用金属板1の製造方法について説明する。
ワイヤーグリッド用金属板1は縦桟部11の幅Waを、従来の金属板の打ち抜き加工やエッチングのような金属加工(ブレークダウン)では形成困難な1.5μm〜20μmを含む1.5μm〜50μmとするため、エレクトロフォーミングにより、導電性の基板M上に縦桟部11及び横桟部12の形状に金属を析出し、基板Mからその金属パターンを剥離して製造する(請求項6対応)。
エレクトロフォーミングによるワイヤーグリッド用金属板1の好適な製造方法の一例は、図4、図5に示すように、図4(a)の感光性樹脂塗布工程、同図(b)の露光工程、同図(c)の現像工程及び、図5(a)の金属電着工程、同図(b)の引き剥がし工程、同図(c)のレジスト除去工程からなる(請求項7対応)。
前記感光性樹脂塗布工程は、導電性の基板Mの表面にフォトレジストRを形成する工程であり、基板M上に、フォトレジストRを、製造するワイヤーグリッド用金属板1の厚み以上の厚さに塗布する。
なお、基板Mは、例えば、100mm角、厚み1mmの鏡面研磨ステンレス板であり、その表面を、アセトンとアルコール系の有機溶剤で洗浄し、また、形成したワイヤーグリッド用金属板1が剥離しやすいように、表面に導電性剥離液を薄く塗布している。
また、フォトレジストRは、例えば、エポキシ系フォトレジストであり、スピンコート法により、基板Mの表面に例えば厚みが60μmとなるようにエポキシ系フォトレジストを均一に塗布し、約100℃で90分間乾燥して形成されている。
前記露光工程は、フォトレジストRの表面をマスクパターンを通して露光する工程であり、光源Lの紫外光を、ワイヤーグリッド用金属板1のバターンを書き込んだホトマスクのマスクパターンPを通して基板M上のフォトレジストRに照射し、紫外線露光によりパターニングする。なお、マスクパターンPは、例えば、ガラス基板上に、クロム金属でワイヤーグリッド用金属板1のパターンを等倍に形成したものである。また、露光は、マスクパターンPをフォトレジストRの膜表面に密着させ、水銀I線の紫外線を1分間照射して行われる。
前記現像工程は、フォトレジストRの露光されなかった部分を除去してワイヤーグリッド用金属板1の縦桟部11及び横桟部12の形状に基板Mの表面を露出し、基板M上に縦桟部11及び横桟部11の溝Da、Dbを形成する工程であり、前記パターニングによって未現像部分のフォトレジストRを除去し、基板M上に、ワイヤーグリッド用金属板1の縦桟部11、横桟部12等のバターンを定着させる。具体的には、例えば、未露光領域のフォトレジストRの膜を現像液(PMシンナー等)を用いて除去し、前記パターンを形成する。
金属電着工程は、縦桟部11及び横桟部12の溝Da、Dbが形成された基板Mをめっき液に浸漬して電解を施し、溝Da、Dbに金属を析出して縦桟部11及び横桟部12の金属パターンを形成する工程であり、縦桟部11、横桟部12等を含むパターンが定着した基板Mをめっき槽100のめっき液101に浸し、電源200の直流電圧を基板Mとめっき液101との間にかけて電解を施し、基板MのフォトレジストR間の溝、すなわち、図6、図7の溝Da、Dbにめっきに金属を成長させて析出する。
このとき、縦桟部11に対応する溝Waは細長く幅が狭いが、横桟部12に対応する溝Dbが十分に幅広なので、溝Dbに多量のめっき液が入り込み、溝Dbに入り込んだめっき液が毛細管現象によって細い溝Daに確実に行き渡る。そのため、フォトレジストRのパターンに応じた金属パターンが精度よく析出して縦桟部11及び横桟部12が確実に形成される。
そして、溝Da、Dbに析出した金属の厚みが所定の値になったところで電解を停止して金属の成長を止め、基板Mをめっき槽100から取り出して洗浄する。なお、フォトレジストRには電流が流れないため、この部分にはめっきは成長しない。
具体的には、めっき液101は例えばスルファミン酸ニッケルのめっき液であり、前記パターンが形成された基板Mをスルファミン酸ニッケルのめっき液に浸漬した状態で、導電性基板Mを陰極として、30Vの直流電界を導電性基板Mとめっき液101との間に印加し、ニッケルのめっきを導電性基板M上に析出する。このとき、フォトレジストRの部分は、電気を通さないため、めっきが成長せず、ワイヤーグリッド用金属板1を形成できる。
なお、めっきの膜厚は、めっき時間で調整され、この調整により、ほぼ8〜50μmの厚み形成できることが判明した。また、50μmの厚みのめっきを析出させるのには60分程度を要する。
引き剥がし工程は、基板Mから金属パターンを剥離する工程であり、めっき槽100から取り出した基板Mを純水で洗浄した後、アセトンやアルコール系の有機溶剤に浸漬して基板Mからめっき部分(析出した金属パターン)をフォトレジストRとともに剥離する。
レジスト除去工程は、剥離した金属パターンからフォトレジストRを除去する工程であり、例えば、剥離した金属パターンをアセトン溶液に浸漬して超音波洗浄を行い、フォトレジストRの膜を除去してワイヤーグリッド用金属板1を得る。
以上のようにして、種々の条件でワイヤーグリッド用金属板1を形成したところ、つぎの表1の結果が得られた。
Figure 0005141320
なお、表1において、「No.」は形成したワイヤーグリッド用金属板1のサンプル番号、「評価」のOKは良好に形成できたことを表す。
そして、表1からも明らかなように、縦桟部11の幅Waが15μm以下になる縦桟部Waが極めて細いときにも、横桟部12の幅Wbを15μmにすることで、良好なワイヤーグリッド用金属板1が得られる。そのため、従来は製造困難な縦桟部11の幅Waが20μm以下の良好なワイヤーグリッド用金属板1を得ることができ、適用可能な周波数の高周波化が図られる。また、縦桟部11の幅Wbがそれ以上であっても(50μmまで)、良好なワイヤーグリッド用金属板1が得られた。
したがって、縦桟部11の幅Waが1.5μm〜50μmの範囲において、横桟部12の幅Wbを15μm以上であって縦桟部11の幅Waより広くすれば、エレクトロフォーミングによりワイヤーグリッド用金属板1を良好に形成できることが確かめられた。
そして、エレクトロフォーミングによりワイヤーグリッド用金属板1を製造することにより、例えば前記従来の金属細線(タングステンワイヤー)を1本ずつ貼り付けて自立型ワイヤーグリッドを製造する場合に比して量産化が容易で低コスト化が可能である。しかも、前記従来の金属板の打ち抜き加工やエッチング加工(ブレークダウン)によりワイヤーグリッド用金属板を製造する場合に比して縦桟部11の幅Waを極めて狭くして適用可能な周波数の飛躍的な高周波化が可能になる。
<自立型ワイヤーグリッド3>
つぎに、ワイヤーグリッド用金属板1を備えた自立型ワイヤーグリッド3について、図8、図9を参照して説明する。図8は枠体2を示す平面図、図9は完成した自立型ワイヤーグリッド3の正面図である。
そして、上記のようにして製造された円板状のワイヤーグリッド用金属板1を、図8のリング状の金属又は合成樹脂の枠体2で表面側と裏面側とから挟み、両枠体2の所要個所を例えば合わせネジによって締結し、例えば図9の自立型ワイヤーグリッド3が形成される。なお、図9の自立型ワイヤーグリッド3は、一例としてスタンド4に支持されているが、用途等によっては、スタンド4を省いた状態で形成される(請求項5対応)。
したがって、枠体2によってワイヤーグリッド用金属板1を挟む極めて容易な手法で自立型ワイヤーグリッド3を得ることができる。
<実測特性>
つぎに、自立型ワイヤーグリッド3につき、偏光子としての特性(透過配置での透過率特性及び阻止配置での透過率特性)を測定したところ、図10〜図13の結果が得られた。
図10は前記表1のNo.5のワイヤーグリッド用金属板1(縦桟部11の幅Waが10μm、縦桟部11の間隔が40μm、横桟部12の幅Wbが15μm、横桟部12の間隔が5mm、金属板1の厚みが20μm)を使用した場合の特性であり、同図の透過配置の特性線α1、阻止配置の特性線β1から、周波数が1THz(1000GHz)〜3.5THz(3500GHZ)のテラヘルツ光に対して良好な、偏光子として動作していることが確かめられた。
図11は前記表1のNo.7のワイヤーグリッド用金属板1(縦桟部11の幅Waが20μm、縦桟部11の間隔が60μm、横桟部12の幅Wbが20μm、横桟部12の間隔が5mm、金属板1の厚みが50μm)を使用した場合の特性であり、同図の透過配置の特性線α2、阻止配置の特性線β2から、周波数0.1〜1.5THzのテラヘルツ光に対しても良好な、偏光子として動作していることが確かめられた。
図12は前記表1のNo.9、10、11のワイヤーグリッド用金属板1(縦桟部11の幅Waが50μm、縦桟部11の間隔が200μm、横桟部12の幅Wbが50μm、横桟部12の間隔が8mmであって、金属板1の厚みが30μm、50μm、70μmそれぞれ)を使用した場合の透過配置での比較特性であり、同図の特性線α30はNo.9のワイヤーグリッド用金属板1の特性、特性線α50はNo.10のワイヤーグリッド用金属板1の特性、特性線α70はNo.11のワイヤーグリッド用金属板1の特性を示す。
図13は前記表1のNo.9、10、11のワイヤーグリッド用金属板1を使用した場合の阻止配置での比較特性であり、同図の特性線β30はNo.9のワイヤーグリッド用金属板1の特性、特性線β50はNo.10のワイヤーグリッド用金属板1の特性、特性線β70はNo.11のワイヤーグリッド用金属板1の特性を示す。
そして、図12、図13から明らかなように、縦桟部11の幅Waを50μmとした場合、ワイヤーグリッド用金属板1の厚みを、縦桟部11の幅Wa(50μm)よりも薄い30μmにすると、阻止配置の状態で透過率が上昇する。このことから、ワイヤーグリッド用金属板1の厚みは縦桟部の幅よりも厚いことが好ましいことが分かる。
なお、同じような形状のワイヤーグリッド用金属板の作製をエッチング加工(ブレークダウン)により試みた。具体的には、厚みが10μm、20μm、30μmのニッケル製の金属板を準備し、縦桟部の幅が20μm、縦桟部の間隔が60μm、横桟部の幅が20μm、横桟部の間隔が5mmになるように金属板の表面にレジストを塗布し、その後、金属板を、塩酸を主成分とした酸性エッチング液に浸漬した。その結果、金属板の厚みが10μmの場合は、金属板全てが溶出してしまい、ワイヤーグリッド用金属板を得ることができなかった。また、金属板の厚みが20μm、30μmの場合は、開口部を形成できず、ワイヤーグリッド用金属板を得ることができなかった。すなわち、エッチング加工(ブレークダウン)では、縦桟部の幅を20μm以下にはできないことが確認できた。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能であり、例えば、ワイヤーグリッド用金属板1は、エレクトロフォーミングと同等或いはそれ以上の精度で金属パターンの形成が可能な他の方法で製造してもよい。
また、ワイヤーグリッド用金属板1及び自立型ワイヤーグリッド3の大きさや、形状、材質等は、前記実施形態のものに限るものではない。
さらに、ワイヤーグリッド用金属板1をエレクトロフォーミングによって製造する際、基板M、フォトレジストRの大きさや、形状、材質等は、前記実施形態のものに限るものではなく、めっき液の種類も前記実施形態のものに限るものではない。
つぎに、ワイヤーグリッド用金属板1は、自立型ワイヤーグリッド3に使用するだけではなく、単独で使用してもよい。
そして、本発明は、種々の用途の主にテラヘルツ光(遠赤外光を含む)のワイヤーグリッド用金属板、自立型ワイヤーグリッド及びワイヤーグリッド用金属板の製造方法に適用することができる。
一実施形態のワイヤーグリッド用金属板の平面図である。 図1の一部の拡大平面図である。 図2の一部の拡大図であり、(a)は平面図、(b)はそのA−A線の断面図である。 図1のワイヤーグリッド用金属板のエレクトロフォーミングによる製造過程の一部の説明図である。 図1のワイヤーグリッド用金属板のエレクトロフォーミングによる製造過程の他の一部の説明図である。 レジストパターンが形成された状態の導電性の基板の一部の拡大斜視図である。 図6の導電性の基板のめっき液の浸透状態の説明図である。 枠体の平面図である。 自立型ワイヤーグリッドの正面図である。 図9の自立型ワイヤーグリッドの光学特性の一例の説明図である。 図9の自立型ワイヤーグリッドの光学特性の他の例の説明図である。 図9の自立型ワイヤーグリッドの光学特性の比較例の説明図である。 図9の自立型ワイヤーグリッドの光学特性の他の比較例の説明図である。
符号の説明
1 ワイヤーグリッド用金属板
2 枠体
3 自立型ワイヤーグリッド
11 縦桟部
12 横桟部
101 めっき液
M 基板
P マスクパターン
R フォトレジスト
Da、Db 溝

Claims (7)

  1. 自立型ワイヤグリッドのワイヤーグリッド用金属板であって、
    エレクトロフォーミングにより形成された縦方向に桟状に延びる複数の縦桟部と、該縦桟部にほぼ直交するエレクトロフォーミングにより形成された少なくとも1つの横桟部とを有し、
    前記横桟部は、少なくとも所定幅以上であって前記縦桟部の幅よりも幅広であることを特徴とするワイヤーグリッド用金属板。
  2. 請求項1に記載のワイヤーグリッド用金属板において、
    前記縦桟部の幅は1.5μm〜50μmであり、前記所定幅は15μmであることを特徴とするワイヤーグリッド用金属板。
  3. 請求項1又は2に記載のワイヤーグリッド用金属板において、
    板厚が少なくとも所定厚以上であって前記縦桟部の幅よりも厚いことを特徴とするワイヤーグリッド用金属板。
  4. 請求項3に記載のワイヤーグリッド用金属板において、
    前記所定厚は10μmであることを特徴とするワイヤーグリッド用金属板。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤーグリッド用金属板と、該ワイヤーグリッド用金属板の周部を両面から挟む枠体とを備えたことを特徴とする自立型ワイヤーグリッド。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤーグリッド用金属板の製造方法であって、
    エレクトロフォーミングにより、導電性の基板上に前記縦桟部及び前記横桟部の形状に金属を析出し、前記基板から金属パターンを剥離して製造することを特徴とするワイヤーグリッド用金属板の製造方法。
  7. 請求項6に記載のワイヤーグリッド用金属板の製造方法であって、
    前記基板の表面にフォトレジストを形成する工程と、
    前記フォトレジストの表面をマスクパターンを通して露光する工程と、
    前記フォトレジストの露光されなかった部分を除去して前記ワイヤーグリッド用金属板の前記縦桟部及び前記横桟部の形状に前記基板の表面を露出し、前記基板上に前記縦桟部及び前記横桟部の溝を形成する工程と、
    前記基板をめっき液に浸漬して電解を施し、前記縦桟部及び前記横桟部の溝に金属を析出して前記金属パターンを形成する工程と、
    前記基板から前記金属パターンを剥離する工程とを具備することを特徴とすワイヤーグリッド用金属板の製造方法。
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