JP5140864B2 - 無人車両の走行システムおよび走行経路生成方法 - Google Patents

無人車両の走行システムおよび走行経路生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、無人車両の走行経路を生成し、生成された走行経路に沿って無人車両を目標
点まで走行させる無人車両の走行システムおよび走行経路生成方法に関するものである。
採石現場、鉱山などの広域の作業現場では、土砂運搬作業を行うための車両が用いられている。その土砂運搬作業を行うに際して車両の運転者(作業者)の疲労による事故の回避、省人化、稼動時間の延長による生産性の向上を図るべく、有人の車両、たとえば有人のオフロードダンプトラックの代わりに無人のダンプトラックを稼動させるための無人車両走行システムが導入されている。
無人ダンプトラックが走行する作業現場には、積込場、排土場、給油場などの各エリアがある。これら各エリアがホールロードと呼ばれる整備された搬送路やアクセスロードと呼ばれるホールロードから各エリアへの引込み線や交差点により接続されている。
エリアの一つである積込場は、無人のダンプトラック(本発明では、無人車両という)へ土砂を積み込む作業を行う場所であり、ホイルローダ(フロントエンドローダ)、バックホー、ショベル(例えば油圧ショベル)といった有人の作業車両(本発明では、積込機という)による掘削作業および無人車両への土砂の積込作業が行なわれる。
図1(a)は、積込場1を示している。
同図1(a)に示すように、積込場1の入口点11から積込機30が存在する積込点12まで無人車両20を走行させるための走行経路10が生成され、生成された走行経路10に沿って無人車両20が走行制御される。積込点12とは、積込機30に備えられた作業機30aのバケットにすくわれた土砂を無人車両20の荷台(ベッセルとも呼ぶ)に積込む位置である。
この場合、無人車両20は、入口点11から積込点12の近傍の経由点14としてのスイッチバック点13を経由して積込点12に至る。スイッチバック点13とは、無人車両20が前進走行した後に、後進走行に切り換えて、積込点12にアプローチするというスイッチバック動作時の前後走行の切り換え点である。ただし、積込みの形態によっては、必ずしもスイッチバックは必要ではない。たとえば、入口点11から積込機30に向かって円弧を描いて積込場1を出て行く場合もある。
ここで、図1(b)に示すように、油圧ショベルなどの積込機30は、積込機30のオペレータが、積込機30の走行体(無限軌道の履帯やタイヤで構成される下部走行体)を駆動させるための操作を行い、新しい掘削場所へ移動等させるため、積込点12の位置が逐次移動する。なお、「移動等」としたのは、積込機30自体は移動せず、作業機(バケットなど)30aを旋回させることで積込点12が変更されることもあるからである。たとえば、積込機30のオペレータが積込機30の上部旋回体を駆動させるための操作を行い、作業機の旋回させることなどにより積込機30に対する無人車両20のアプローチ角度が変更するなどして、積込機30が移動することなく積込点12の位置が移動することがある。すなわち、積込機30が次の3ケースの動作をした場合に積込点12の位置が移動する。
1)移動+旋回
2)移動のみ
3)旋回のみ
積込点12の位置が移動すると、それに対応して新たにスイッチバック点13´を設定して新しい走行経路10´(図1(b)に破線にて示す)を生成し、その走行経路10´に沿って無人車両20を走行させて新たな積込点12´まで導く必要がある。つまり、無人車両20が、積込場1の入口点11から新たな積込点12‘まで可能な限り最短距離で走行することで、生産効率と低燃費を図りコストを抑制しなければならないからある。
(従来の実施技術)
従来の無人車両走行システムでは、積込点12の位置と積込点12における無人車両20の向きと、積込場1の入口点11と、積込場1のエリアの境界線1Aの情報が与えられると、後述する図5に示す管制装置40においてスイッチバック点13の位置が自動的に探索されて、入口11からスイッチバック点13を経て積込点12に至る走行経路10が自動的に生成される。
(特許文献にみられる従来技術1)
特許文献1には、積込場内に、無人ダンプトラックが周回走行する周回コースを形成し、積込点の位置が移動した場合に、周回コース上の車両停止位置(スイッチバック点)に所定の旋回半径で接し、移動後の積込点に至るアプローチ用コースを自動的に演算により生成し、周回コースを走行する無人ダンプトラックを、車両停止位置(スイッチバック点)で停止させてから周回コースのアプローチ用コースに沿って積込点まで後進走行させるという発明が記載されている(特許文献1の特に段落0012〜0014および図1、図
4)。
(特許文献にみられる従来技術2)
特許文献2には、予め積込場内における所定の走行パターンを設定し、積込点の位置が移動した場合に、新たな積込点の位置を計測あるいは演算によって求め、予め設定された走行パターンにしたがい、スイッチバック点を経て新たな積込点に至る走行経路を生成するという発明が記載されている(特許文献2の特に段落0052および図7)。
特開平5−257529号公報(特に段落0012〜0014および図1、図4) 特開平8−263138号公報(特に段落0052および図7)
従来技術によれば、無人車両走行システムによって、スイッチバック点13の位置が自動的に決定される。
しかし、無人車両走行システムによって自動的に決定されたスイッチバック点13は、必ずしも積込機30の積込作業にとって最適な地点ではなく、積込機30のオペレータの好みに合わせて作業性のよい地点に変更したい場合がある。
また、積込場1が狭いといったスイッチバック点13として決定可能な地点の選択余地が限られているような制約がある場合には、無人車両走行システムによる演算処理によっては、演算結果の解であるスイッチバック点13の位置が求められない(解が発散して収束しない)こともある。このような場合、積込機30のオペレータの判断によれば、スイッチバック点13を積込作業にとって最適な地点に設定できることがある。
たとえば、図2に示すように、積込場1の切羽の付近に、積込機30専用の走行エリアBを確保する必要があるときには、積込機30のオペレータとしては走行エリアB外の所望する地点にスイッチバック点13を設定したいことがある。走行エリアBとは、積込機30が移動する可能性を示す範囲ともいうことができる。
また、図3に示すように、積込場1が狭く、入口点11と積込点12との間の手前付近に、スイッチバック点13を設定することが難しい場合であっても、積込機30のオペレータが目視で積込場1の形状を認識し判断することにより積込点12から離れた地点に最適なスイッチバック点13を設定できることがある。
しかし、一方で、積込点12が移動する毎に、積込機30のオペレータがその度に最適なスイッチバック点13を独力で探索してその地点を設定する作業を行うことは煩わしく、オペレータに多大な負担を課すことになるから却って作業性を損なうことになる。
ところで、無人車両走行システムにおける生産効率は、積込機30が無人車両20に対して積込作業を行っている間に、いかにして、次に積込作業を行う無人車両20を積込点12の近くまで走行させているかによって定まる。次に積込作業を行う無人車両20を、スイッチバック点13のはるか手前の積込場1の入口点11の手前で待機させ、新しい走行経路10を生成してから無人車両20を積込場1に進入させたとすると、積込機30は時間的に連続して積込作業が行えないことや無人車両20の停車時間(待ち時間)が長くなることなどから、作業現場の生産効率が著しく低下する。ここで、生産効率とは、採石現場などで採石された積荷を積込場1から別の場所へ無人車両20を用いて移動する際の往復走行の効率(サイクルタイム)のことをいう。とりわけ、複数台の無人車両20が積込場1内に順次進入するような場合には、待ち時間が累積するため生産効率が一層低下する。よって、積込機30が積込作業を行っている間に、スイッチバック点13近傍まで、次の無人車両20が走行していることが、作業現場の生産効率を向上させる上で望ましい形態である。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、スイッチバック点13を含む走行経路上の経由点を、積込作業の作業性を高める上で最適な地点に設定できるようにするとともに、積込点12を含む走行経路10上の目標点が移動する毎に、積込機30のオペレータがその度に最適なスイッチバック点13のような経由点を独力で探索してその地点を設定するという煩わしく負担のかかる作業を不要として、積込機30のオペレータの作業性を向上させることを第1の解決課題とするものである。また、スイッチバック点13のような経由点を無人車両走行システムの管制装置40のオペレータが設定するような形態を採る場合であっても、その管制装置40のオペレータの作業性を向上させることが第1の解決課題となる。
また、本発明は、同様にして、スイッチバック点13を含む走行経路上の経由点を、作業性を高める上で最適な地点に設定できるようにするとともに、積込点12を含む目標点で積込機30を含む作業車両が作業を行っている場合に、次の無人車両20を経由点近傍まで走行させることができるようにして生産効率を向上させることを第2の解決課題とするものである。
なお、従来技術1では、積込場内に周回コースを形成する必要があるため、周回コースを形成することができない狭い積込場には適用することができない。また車両停止位置(スイッチバック点)は、周回コース上に限定されるため、オペレータが所望する最適な地点に必ずしもスイッチバック点を設定することができない。
従来技術2では、予め決められた走行パターンによりスイッチバック点が一義的に定まってしまい、オペレータの判断が介入する余地がない。
このように各特許文献1、2には、オペレータの判断でスイッチバック点13などの経由点を、作業性を高める上で最適な地点に設定できるようにするという本発明の解決課題は何ら示唆されていない。
第1発明は、
無人車両の走行経路を生成し、生成された走行経路に沿って無人車両を目標点まで走行させる無人車両の走行システムにおいて、
走行経路上にあって目標点の手前の経由点を、目標点の位置移動に応じて位置移動する移動地点としてその初期位置情報を指示する経由点指示手段と、
経由点指示手段により指示された経由点の初期位置情報と、目標点の位置情報とに基づいて、目標点と経由点との相対位置関係の情報を生成する相対位置関係情報生成手段と、
目標点の位置が移動すると、当該位置移動後の目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報と、前記相対位置関係情報とに基づいて、当該相対位置関係を維持できる位置に新たな経由点を設定する経由点設定手段と、
経由点指示手段により経由点の初期位置が指示されると、当該経由点の初期位置情報に基づいて、指示された経由点を経て目標点に至る走行経路を生成するとともに、
目標点の位置が移動すると、経由点設定手段で設定された新たな経由点を経て位置移動後の目標点に至る走行経路を生成する走行経路生成手段と、
生成された走行経路の情報に基づき無人車両を走行経路に沿って経由点を経て目標点まで走行させる走行制御手段と
を備えたことを特徴とする。
第2発明は、
無人車両の走行経路を生成し、生成された走行経路に沿って無人車両を目標点まで走行させる無人車両の走行システムにおいて、
走行経路上にあって目標点の手前の経由点を、位置移動しない固定的な地点としてその位置情報を指示する経由点指示手段と、
経由点指示手段により経由点の固定位置が指示されると、当該経由点の固定位置情報と、目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報とに基づいて、指示された経由点を経て目標点に至る走行経路を生成するとともに、
目標点の位置が移動すると、当該位置移動後の目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報と、経由点の固定位置情報とに基づいて、当該経由点を経て位置移動後の目標点に至る走行経路を生成する走行経路生成手段と、
生成された走行経路の情報に基づき無人車両を走行経路に沿って経由点を経て目標点まで走行させる走行制御手段と
を備えたことを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、
無人車両は、ダンプトラックであり、経由点は、スイッチバック点であり、目標点は、
作業車両としての積込機が存在する積込点であること
を特徴とする。
第4発明は、第3発明において、
走行経路は、積込場の入口点から積込場のエリア内のスイッチバック点を経て積込場のエリア内の積込点に至る経路であること
を特徴とする。
第5発明は、第3発明において、
走行経路は、積込場の入口点の手前の経路を含むものであって、
スイッチバック点は、積込場のエリア外にあって入口点の手前に指示され、設定されることを特徴とする。
第6発明は、第1発明から第5発明において、
経由点指示手段は、目標点に存在する作業車両に設けられていること
を特徴とする。
第7発明は、第1発明から第5発明において、
経由点指示手段は、無人車両および目標点に存在する作業車両と通信手段により通信可能な管制装置に設けられていることを特徴とする。
第8発明は、
無人車両の目標点までの走行経路を生成する無人車両の走行経路生成方法において、
走行経路上にあって目標点の手前の経由点を、目標点の位置移動に応じて位置移動する移動地点としてその初期位置情報を指示し、
経由点の初期位置が指示されると、当該経由点の初期位置情報に基づいて、指示された経由点を経て目標点に至る走行経路を生成するとともに、指示された経由点の初期位置情報と、目標点の位置情報とに基づいて、目標点と経由点との相対位置関係の情報を生成し、
目標点の位置が移動すると、当該位置移動後の目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報と、前記相対位置関係情報とに基づいて、当該相対位置関係を維持できる位置に新たな経由点を設定するとともに、設定された新たな経由点を経て位置移動後の目標点に至る走行経路を生成する
ことを特徴とする。
第9発明は、
無人車両の目標点までの走行経路を生成する無人車両の走行経路生成方法において、
走行経路上にあって目標点の手前の経由点を、位置移動しない固定的な地点としてその位置情報を指示し、
経由点の固定位置が指示されると、当該経由点の固定位置情報と、目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報とに基づいて、指示された経由点を経て目標点に至る走行経路を生成し、
目標点の位置が移動すると、当該位置移動後の目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報と、経由点の固定位置情報とに基づいて、当該経由点を経て位置移動後の目標点に至る走行経路を生成する
ことを特徴とする。
本発明における無人車両は、ダンプトラックなどの運搬車両を含み、屋外を走行する運搬車両、屋内を走行する運搬車両の両方を含む。経由点は、目標点の手前の走行経路上の地点であり、無人車両が一旦停止してスイッチバック動作を行うスイッチバック点などの地点、無人車両が一旦停止せずに通過する通過点の両方を含む。目標点は、作業車両が存在する地点、作業車両が存在しない地点の両方を含む。作業車両は、積込場における積込機、排土場における押土機、給油場における給油車などを含む。
第1発明あるいは第8発明によれば、経由点指示手段によって、オペレータが作業性を高める上で最適な地点に経由点を指示し設定できる。また、一度、経由点が指示されると、目標点が移動しても目標点と経由点の相対位置関係を維持できる位置に新たな経由点が自動的に設定されるため、目標点が移動する毎に毎回最適な地点を独力で探索してその地点を指示するという煩わしく負担のかかる作業が不要となり作業性が向上する。
第2発明あるいは第9発明によれば、第1発明あるいは第8発明と同様に、経由点指示手段によって、オペレータが作業性を高める上で最適な地点に経由点を指示し設定できる。また、一度、経由点が指示されると、目標点が移動しても経由点の位置が固定されたままで走行経路が生成されるため、経由点までの走行経路は固定され、次の無人車両を経由点近傍まで走行させることができるようになる。この結果、作業現場の生産効率が飛躍的に向上する。
図1(a)、(b)は、従来技術を説明するために用いた積込場の上面図である。 図2は、積込場の上面図で、従来技術の問題点および本発明の効果を説明するために用いた図である。 図3は、積込場の上面図で、従来技術の問題点を説明するために用いた図である。 図4は、積込場の上面図である。 図5は、実施形態の無人車両走行システムのブロック図である。 図6(a)、(b)、(c)は、第1実施例を説明するために用いたフローチャートである。 図7(a)、(b)、(c)、(d)は、各種積込方法を例示する図である。 図8(a)、(b)は、積込機の入力装置と表示装置の構成例を示す図である。 図9は、図8の構成例に対応する第2実施例の処理手順を示すフローチャートである。 図10(a)、(b)は、最終アプローチを生成する処理を説明するために用いた図である。 図11(a)、(b)は、斜め積込を行う場合を例示する積込場の上面図である。 図12は、他の実施例を説明するために用いた積込場の上面図である。 図13(a)、(b)は、他の実施例を説明するために用いた積込場の上面図である。 図14は、他の実施例を説明するために用いた積込場の上面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る無人車両の走行システムおよび走行経路の生成方法の実施の形態について説明する。なお、本実施形態では、無人車両として無人のオフロードダンプトラックを想定している。また、無人車両との間で作業を行う作業車両として、有人のショベル、有人のバックホー、有人のホイルローダ、有人のエクスカベータなどの積込機を想定している。なお、積込機のみならず、排土場におけるブルドーザあるいはホイールドーザなどの押土機、給油場におけるタンクローリなどの給油車などの作業車両にも当然本発明を適用することができる。
図4は、積込場1を上面からみた図である。作業現場には、積込場、排土場、給油場、駐機所といった各エリアがある。これら各エリアがホールロードと呼ばれる整備された搬送路やアクセスロードと呼ばれるホールロードから各エリアへの引込み線や交差点により接続されている。
各エリアの一つである積込場1は、無人車両20へ土砂を積み込む作業を行う場所である。積込場1では、ホイルローダ、バックホー、ショベル、エクスカベータといった積込機30による掘削作業および無人車両20への土砂の積込作業が行なわれる。
走行経路10の生成についての詳細は後述するが、無人車両20は、走行経路10に沿って誘導走行されて積込場1内を入口点11から有人の積込機30が存在する積込点12まで走行する。走行経路10は、無人車両20を走行させるための各種情報で構成される。走行経路10は、無人車両20が走行する経路の位置を示す経路座標データが、主な情報である。経路座標データは、点列の集合である。また、走行経路10は、経路座標データに関連づけられた経路での特定位置での無人車両20の停止位置を示す停止位置座標データおよび経路座標データに関連付けられた経路での速度制限値データも含まれる。無人車両20は、経路座標データと停止位置座標データ、速度制限値データを走行中に逐次、記憶装置34から読み込みながら、各データに応じてエンジン出力とブレーキ制動、ステアリング操舵を行い、走行、停止、旋回を行う。積込点12は、無人車両20が積込作業を行うための目標点となる。ここで、入口点11とは、予め設定された点であって、無人車両20が走行するホールロードと積込場1とが交差する点のことである。また、後述するように、入口点11と積込点12の間の手前には、積込機30のオペレータの指示により経由点14が設定される。例えばスイッチバック点13が経由点14として定められる。スイッチバック点13は、無人車両20が一旦停止して、前進走行から後進走行へと進行方向を変える(スイッチバックする)地点である。その他、後述するように、無人車両20が停止することなく通過する通過点16も経由点14に含まれる。以下、断りのない限り経由点14はスイッチバック点13であるとして説明する。
走行経路10とは、入口点11から積込点12の近傍のスイッチバック13を経由して積込点12に至る無人車両20が走行する経路のことである。走行経路10のうち、スイッチバック点13から積込点12に至る走行経路を「最終アプローチ10a」とし、入口点11からスイッチバック点13に至る走行経路を「走行経路前半部10b」とする。
走行経路10は、積込点12の位置P12の情報と、積込点12における無人車両20の向きV12と、入口点11の位置情報と、スイッチバック点13の位置P13の情報に基づき、図5に示す管制装置40で生成される。なお、時間的に前後して複数の走行経路10が生成される場合には、走行経路同士を区別するために、後から生成された走行経路については符号「10」に「ダッシュ」を付することとする。
すなわち、無人車両20は、管制装置40から受信した走行経路10に沿って誘導走行される。無人車両20は、走行経路20に沿って、エンジン出力制御やブレーキ制御を行うことで速度調節をしながら走行し、さらに走行経路10に沿って、車輪の操舵角を旋回制御しながら走行する。その結果、無人車両20は、積込場1に入口点11から入り、スイッチバック点13に向かい、スイッチバック点13でスイッチバックを行い、積込点12である地点で停止する。積込機30のオペレータが、運転室内で作業機30aを操作するためのレバー操作などを行い、積込機30の作業機(バケット)30aによって土砂(積荷)が、無人車両20の荷台に積み込まれる。無人車両20は、積込点12で積込作業が終了すると、積込機30のオペレータの所定の操作によって所定の信号(積込終了、発進可能などを示す信号)が無人車両20に向けて発信される。無人車両20は、当該無人車両20で積込機30からの所定の信号を受けた後、積込場1の出口点15に向けて走行する。
無人車両20は、車体前方に運転席(キャブ)20aが設けられ、車体後方に荷台(ベッセル)が設けられ、前輪と後輪が備えられた前輪ステアリングの車両である。
スイッチバック点13の前後では、無人車両20の走行は、前進走行方向から後進走行に変化する。無人車両20は、積込点12に向けて、後進走行で進入する。
積込点12の位置が移動すると、入口点11から位置移動後の積込点12´に至る新しい走行経路10´(破線にて示す)が生成される。積込点12の位置移動に応じて後に設定される走行経路10´上のスイッチバック点13´は、先に設定された走行経路10上のスイッチバック点13とは異なる位置に設定される。ただし、後述するように、位置移動前の積込点12と先に設定されたスイッチバック点13との相対位置関係Aは維持される。走行経路10´のうち、後に設定されたスイッチバック点13´から位置移動後の積込点12´に至る走行経路を「最終アプローチ10´a」とする、入口点11から後に設定
されたスイッチバック点13´に至る走行経路を「走行経路前半部10´b」とする。
なお、位置移動前後の両積込点を区別するために、上記のごとく位置移動後の積込点については符号「12」に「ダッシュ」を付することとする。同様に先に設定されたスイッチバック点と後に設定されたスイッチバック点を区別するために、上記のごとく後に設定されたスイッチバック点については符号「13」に「ダッシュ」を付することとする。図5は、実施形態の無人車両走行システムのブロック図を示している。なお、複数台の無人車両20が積込場1を走行する場合には、無人車両同士を区別するために符号「20」に「ダッシュ」を付することとする。
作業現場には、多数の無人車両20、20´...を管理、監視する管制装置40が設けられている。管制装置40には、通信装置41と処理装置42と入力装置43と記憶装置44と表示装置45とが設けられている。
一方、無人車両20、20´には、通信装置21と処理装置22と位置計測装置23と制御装置24と記憶装置25が設けられている。
積込機30には、通信装置31と処理装置32と入力装置33と記憶装置34と位置計測装置35と表示装置36とが設けられている。
通信装置21は、無線通信のためのアンテナや送信機、受信機などで構成される。処理装置22は、CPUなどの数値演算プロセッサやROM・RAMといったメモリで構成される。さらに、記憶装置25は、ROM・RAMなどのメモリやデータの書き込みや読み出しが可能なUSBメモリなどの記憶媒体で構成される。また、記憶装置25は、高い耐振動性を備えたハードディスクなどの記憶装置であってもよい。制御装置24は、無人車両20、20‘のエンジン出力制御や前輪の操舵角制御、ブレーキの制動量制御などを行うためのコントローラであって、CPUなどの数値演算プロセッサやROM・RAMといったメモリで構成される。無人車両20、20´の位置計測装置23では、自己の車両位置が計測される。位置計測の手段としては、例えば無人車両20、20´に設けられたタイヤ回転数センサとジャイロが使用される。これらタイヤ回転数センサの出力信号とジャイロの出力信号とに基づいて、車両位置が計測される。またGPS衛星から送信される信号をGPSアンテナで受信し、GPSセンサで検出することにより車両位置を計測してもよい。
無人車両20、20´で計測された、無人車両20、20‘の位置情報は、通信データとして送信できるように処理装置22で処理され通信装置21を介して管制装置40および積込機30に送信される。もしくは、無人車両20、20’の位置情報は、無線装置21を介して、一旦、管制装置40に送信され、管制装置40の通信装置41を介して積込機30に送信されるものであってもよい。
管制装置40の通信装置41は、無線通信のためのアンテナや送信機、受信機などで構成される。処理装置42は、CPUなどの数値演算プロセッサやROM・RAMといったメモリで構成される。さらに、記憶装置44は、ROM・RAMなどのメモリやデータの書き込みや読み出しが可能なUSBメモリなどの記憶媒体、ハードディスクなどの記憶装置で構成される。また、表示装置45は、液晶モニタなどの表示装置であって、音声出力機能を備えたもので構成される。入力装置43は、キーボードやタッチパネル、ペンタブレットやマウスといったポインティングデバイスで構成される。なお、表示装置45と入力装置43は、一体構造のものでも別体構造のものでもよい。表示装置45は入力装置43の各種情報入力機能を有するものでもよい。表示装置45は、タッチパネルといった各種情報入力機能と各種情報表示機能が併存したものでもよい。
管制装置40の通信装置41は、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)などの無線通信手段を用いて、複数の無人車両20、20´...から送信された位置情報を受信する。受信した位置情報は、複数の無人車両20、20´の管理、監視に使用されるとともに、走行経路10、10´の生成に使用される。
ショベルなどの積込機30は、積荷となる土砂等の積込場1の状態に応じて、積込機30のオペレータの操作によって新しい掘削場所へ移動等するため、その積込点12が逐次移動する。なお、「移動等」としたのは、積込機30自体は移動せず、積込機30のオペレータが運転室の操作レバー等を操作することにより、作業機(バケット)30aを旋回(あるいは伸縮)させることで、積込機30のオペレータが設定したい積込点12の位置が変更されることもあるからである。
積込機30の通信装置31は、無線通信のためのアンテナや送信機、受信機などで構成される。処理装置32は、CPUなどの数値演算プロセッサやROM・RAMといったメモリで構成される。さらに、記憶装置34は、ROM・RAMなどのメモリやデータの書き込みや読み出しが可能なUSBメモリなどの記憶媒体、ハードディスクなどの記憶装置で構成される。また、表示装置36は、液晶モニタなどの表示装置であって、音声出力機能を備えたもので構成される。入力装置33は、キーボードやタッチパネル、ペンタブレットやマウスといったポインティングデバイスで構成される。なお、表示装置36と入力装置33は、一体構造のものでも別体構造のものでもよい。表示装置36は入力装置33の各種情報入力機能を有するものでもよい。後述するように、表示装置36が、タッチパネルで構成されていてもよい。積込機30の位置計測装置35では、GPS(グローバルポジショニングシステム)に代表される、全地球測位システムを用いて、自己の積込機30の位置Qが計測される。GPS衛星からの信号をGPSセンサで受信し、自身の位置を計測する。処理装置32は、CPUなどの数値演算プロセッサやROM・RAMといったメモリで構成される。処理装置32では、積込機30が例えばショベルであれば計測された自己の積込機30の位置Qと作業機30aの旋回角度θと車体および作業機30a各部の寸法のデータ等に基づき積込点12の位置P12が計測される。作業機30a各部の寸法のデータは、記憶装置34にあらかじめ記憶されている。旋回角度θは、積込機30が例えばショベルであれば、下部走行体と上部旋回体の相対位置関係をポテンショメータやレゾルバなどの回転角センサーによって計測され、求められる。
積込機30のオペレータは、積込点12の位置を初期設定したり、積込点12の位置を変更したりするときには、入力装置33を手動で操作して、積込点12の位置P12の設定を指示する。この手動の操作についての詳細は後述する。この指示により、積込点12の位置設定を指示する信号が入力装置33から処理装置32に出力される。この信号の出力に応じて、処理装置32に積込機30の現在位置Qと作業機30a各部の寸法のデータ、現在の作業機30aの旋回角度θが取り込まれ、積込点12の現在位置P12が演算される。また、積込機30のオペレータが入力装置33を手動で操作して、積込方法が指示され、積込方法の情報が、処理装置32に出力される。入力装置33を構成する、複数のボタンの各々に各積込方法が割り当てられており、入力装置33のいずれかのボタンを押圧すると、そのボタンに対応した積込方法を示す情報が入力装置33から出力される。
積込機30の現在位置Qの情報と積込点12の現在位置P12の情報と積込方法の情報は記憶装置34に記憶される。
積込機30の現在位置Qと積込点12の現在位置P12と指示された積込方法から、積込点12における無人車両20の向きV12(以下、積込点向きV12という)を定めることができる。積込点向きV12の具体的な定め方については、後述する。
図7に各種積込方法を例示する。
図7(a)は、右積込を示す。右積込の場合には、作業機30aの長手方向に対して垂直な右側方向より無人車両20が後進走行で進入(アプローチ)する。よって、積込機30の現在位置Qと積込点12の現在位置P12と指示された「右積込」という積込方法から、積込点向きV12が一義的に定まる。
図7(b)は、左積込を示す。左積込の場合には、作業機30aの長手方向に対して垂直な左側方向より無人車両20が後進走行で進入(アプローチ)する。
よって、積込機30の現在位置Qと積込点12の現在位置P12と指示された「左積込」という積込方法から、積込点向きV12が一義的に定まる。
図7(c)は、後方積込を示す。後方積込の場合には、作業機30aの長手方向に一致する方向より無人車両20が後進走行で進入(アプローチ)する。よって、積込機30の現在位置Qと積込点12の現在位置P12と指示された「後方積込」という積込方法から、積込点向きV12が一義的に定まる。
図7(d)は、斜め積込を示す。斜め積込の場合には、作業機30aの長手方向に対して設定傾斜角度αだけ傾斜した方向より無人車両20が後進走行で進入(アプローチ)する。よって、積込機30の現在位置Qと積込点12の現在位置P12と指示された「斜め積込」という積込方法から、積込点向きV12が一義的に定まる。
先に示した図4の例では、積込方法として左積込が指示された場合を示している。
積込点向きV12の計算は、積込機30の処理装置32で行われる。現在の積込点向きV12の情報は、積込機30の記憶装置34に記憶される。
記憶装置34に記憶された積込機30の現在位置Qの情報と積込点12の現在位置P12の情報と現在の積込点向きV12の情報は、通信装置31を介して、管制装置40に送信される。
なお、積込点12の現在位置P12から位置を変更した後の積込点12´の位置を「P´12」とする。
管制装置40の通信装置41は、積込機30から送信された積込機30の現在位置Qの情報と積込点12の現在位置P12の情報と現在の積込点向きV12の情報を受信する。受信した積込機30の現在位置Qの情報と積込点12の現在位置P12の情報と現在の積込点向きV12の情報は、積込機30の管理、監視に使用されるとともに、走行経路10、10´の生成に使用される。
管制装置40の入力装置43を用いて、無人車両20、20´が走行すべき積込場1の境界線1A、入口点11の位置および入口点11における無人車両20、20´の向きなど、走行経路10、10´の生成に必要な積込場1の既知の「地形情報」が入力される。地形情報は、空間座標値のデータで構成され、あらかじめ作業現場に距離センサなどの各種計測機器を搭載した計測用車両を走行させ、地形情報を取得するという作業によって得られたものである。
この地形情報は、管制装置40の通信装置41を介して、積込機30に送信される。
積込機30の通信装置31は、管制装置40から送信された地形情報を受信する。受信した地形情報は記憶装置34に記憶される。以上に述べたことは、以下に説明する各実施例に共通するものである。
(第1実施例)
図6(a)、(b)、(c)は、第1実施例の処理を示すフローチャートである。以下では、図6のフローチャートと図4を併せ参照して説明する。図6(a)は、積込機30と管制装置40とで実行される、本実施例の一部を構成するフローを示す。また、図6(b)は、積込機30と管制装置40とで実行される、本実施例の一部を構成するフローを示す。図6(c)は、無人車両20と管制装置40とで実行される、本実施例の一部を構成するフローを示す。
積込機30のオペレータは、入力装置33を手動で操作して、スイッチバック点13の初期位置P13を指示して、スイッチバック点13の位置P13を初期設定する。この指示により入力装置33から、スイッチバック点13の初期位置P13の情報が入力されるとともに、スイッチバック点13が初期設定されたという信号が入力されることになる。入力装置33は、経由点(スイッチバック点)指示手段を構成している。入力装置33の具体的構成等は、後述するが、例えば、積込機30のオペレータは、タッチパネルで構成される入力装置33の画面上に表示された地図上の任意の位置を指で接触し押圧することによって、スイッチバック点13の初期位置P13を指示する。接触した場所に対応する位置の情報が、スイッチバック点13の初期設定がされたという信号として処理装置32に出力される。
積込機30の処理装置32では、スイッチバック点13の初期設定がされたという信号が入力されると、スイッチバック点13の初期位置P13と、積込点12の初期位置P12の情報とに基づいて、積込点12とスイッチバック点13との相対位置関係Aの情報を生成する。処理装置32は、相対位置関係情報生成手段を構成している(ステップ101)。相対位置関係Aとは、積込点12の初期位置P12の位置を原点として仮想的に定められたXY座標系でのスイッチバック点13の積込点12に対する相対位置の関係のことである。XY座標系のX軸方向は、積込方法が指示されることにより方向付けされることから、X軸方向が示す方向が積込点V12の向きと一致することとなる。
スイッチバック点13の初期位置P13の情報と相対位置関係Aの情報は、記憶装置34に記憶される(ステップ102)。
スイッチバック点13の初期位置P13の情報は、通信装置31を介して、管制装置40に送信される。管制装置40の通信装置41は、スイッチバック点13の初期位置P13の情報を受信する(ステップ103)。
積込機30で積込点12の初期位置P12が設定指示されると(ステップ201)、積込点12の初期位置P12が求められる。積込機30の初期位置Qの情報と積込点12の初期位置P12における積込点向きV12の情報とは、通信装置31を介して、管制装置40に送信される。なお、スイッチバック点13の初期位置P13の情報は、通信装置31を介してステップ103で管制装置40に送信される(ステップ202)。
管制装置40の処理装置42は、通信装置21を介してこれらの情報を受信する。処理装置42は、これらの情報、つまりスイッチバック点13の初期位置P13の情報と、積込点12の初期位置P12の情報と、積込点向きV12の情報と、さらに地形情報と、無人車両20の現在位置の情報とに基づいて、スイッチバック点13を経て積込点12に至る走行経路10を生成する。走行経路10は無人車両20が積込場1のエリア内を逸脱せず積込機30等の障害物に干渉しないで入口点11からスイッチバック点13を経て積込点12に至る経路として生成されるものである。処理装置42は、走行経路生成手段を構成している。生成された走行経路10は、記憶装置44
に記憶される(ステップ203)。
無人車両20からは、自動的に走行経路要求指令が通信装置21を介して管制装置40に送信される(ステップ301)。
管制装置40の通信装置41が、走行経路要求指令を受信すると、記憶装置44に走行経路10の情報がなければ、走行経路10が生成されるまで、無人車両20への走行経路10の情報の送信を待つが(ステップ302)、走行経路10が生成され、記憶装置44に走行経路10の情報があれば、走行経路10の情報が通信装置41を介して無人車両20に送信される。また走行経路10の情報は、積込機30にも送信される(ステップ303)。
無人車両20の通信装置21は、管制装置40から送信された走行経路10の情報を受信する。記憶装置25には、管制装置40から送信された走行経路10の情報が記憶される。無人車両20の処理装置22は、走行経路10の情報に基づいて自己の無人車両20を走行させ操舵するための制御指令を生成する。先に述べたように、走行経路10は、経路座標データに関連づけられた経路での特定位置での無人車両20の停止位置を示す停止位置座標データおよび経路座標データに関連付けられた経路での速度制限値データも含まれており、これらのデータを基に制御指令が生成される。これら制御指令は、制御装置24に出力される。この結果、制御装置24は、自己の無人車両20の走行および操舵を制御し、無人車両20は、走行経路10に沿って加減速走行、前後進走行の切り換え、所定位置での停止、旋回操舵走行する(ステップ304;図4)。
ここで積込機30が、積込機30のオペレータの操作により積込機30の下部走行体が駆動して移動したとする。
積込機30のオペレータが、次の積込点12´の位置P´12の設定を指示すると、この指示に応じて、次の積込点12´の位置P´12と、次の積込点向きV´12が求められ、処理装置32では、次の積込点12´の位置P´12の情報と、次の積込点向きV´12の情報と、相対位置関係Aの情報とに基づいて、当該相対位置関係Aを維持できる位置に新たなスイッチバック点13´を設定して新たなスイッチバック点13´の位置P´13を演算する処理が行われる。処理装置32は、経由点設定手段を構成している。記憶装置34には、新たなスイッチバック点13´の位置P´13の情報が記憶される(ステップ201)。
記憶装置34に記憶された、積込機30の次の位置Q´の情報と次の積込点12の位置P´12の情報と当該積込点12における積込点向きV´12の情報および新たなスイッチバック点13´の位置P´13の情報は、通信装置31を介して、管制装置40に送信される(ステップ202)。
管制装置40の処理装置42は、通信装置31を介してこれらの情報が受信されると、これらの情報、つまり新たなスイッチバック点13´の位置P13の情報と、次の積込点12´の位置P´12の情報と、当該積込点12´における積込点向きV´12の情報と、さらに地形情報と、次の無人車両20´の現在位置の情報とに基づいて、新たなスイッチバック点13´を経て位置移動後の積込点12´に至る新たな走行経路10´を生成する。新たな走行経路10´は、無人車両20´が積込場1のエリア内を逸脱せず積込機30等の障害物に干渉しないで入口点11から新たなスイッチバック点13´を経て次の積込点12´に至る経路として作成される。処理装置42は、走行経路生成手段を構成している。生成された新たな走行経路10´は、記憶装置44に記憶される(ステップ203)。
無人車両20の後続として、積込場1に進入してくる、次の無人車両20´(以下、次の無人車両20´と称する)からは、自動的に走行経路要求指令が無人車両20´の通信装置21を介して管制装置40に送信される(ステップ301)。走行経路要求指令は、予め定められた時間間隔で管制装置40に送信されるか、作業現場の特定の地点に無人車両20が到達あるいは通過したタイミングで管制装置40に送信される。
管制装置40の通信装置41で走行経路要求指令が受信されると、記憶装置44に新たな走行経路10´の情報がなければ、新たな走行経路10´が生成されるまで、次の無人車両20´への送信を待つが(ステップ302)、新たな走行経路10´が生成され、記憶装置44に新たな走行経路10´の情報があれば、新たな走行経路10´の情報が通信装置41を介して次の無人車両20´に送信される。また、新たな走行経路10´の情報は、積込機30にも送信される(ステップ303)。
次の無人車両20´の通信装置21は、管制装置40から送信された新たな走行経路10´の情報を受信する。記憶装置25には、管制装置40から送信される新たな走行経路10´の情報が記憶される。次の無人車両20´の処理装置22は、新たな走行経路10´の情報に基づいて自己の無人車両20´を走行させ操舵するための制御指令を生成する。これら制御指令は、制御装置24に出力される。この結果、制御装置24は、自己の無人車両20´の走行および操舵を制御し、次の無人車両20´は、新たな走行経路10´に沿って走行、操舵される(ステップ304;図4)。
以後、同様にして、積込点12´の位置が変更される毎に、相対位置関係Aを用いて新たなスイッチバック点13´が設定され、新たな走行経路10´が生成され、新たな走行経路10´に沿って次の無人車両20´が走行制御される。
なお、積込機30のオペレータが再度、自己の好みに合った位置に、スイッチバック点13を設定したい場合には、入力装置33の特定のボタンをオペレータが押圧することにより、現在、記憶装置34に記憶されている相対位置関係Aがリセットされる。つまり、図6(a)のステップ101からの処理が行われる。積込機30のオペレータが、入力装置33を手動で操作して、スイッチバック点13の初期位置P13を指示すればよい。
(第2実施例)
つぎに、図8、図9をさらに併せ参照して、第2実施例を説明する。なお、この第2実施例では、積込方法として図7(a)に示すような右積込が指示された場合を想定する。
図8は、積込機30の入力装置33と表示装置36の構成例を示す図であり、図9は、図8の構成例に対応する第2実施例の処理手順を示すフローチャートである。
すなわち、図8に示すように、積込機30の運転室内部には、入力装置33と表示装置36とが一体となったタッチパネルGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)装置38が設けられている。タッチパネルGUI装置38の表示画面には、入力装置33として機能するボタン38Aと表示装置33として機能する表示部38Bが配置されている。タッチパネルGUI装置38は、例えば抵抗膜方式のものや静電容量方式のものが用いられる
ボタン38Aを接触、押圧操作することで各種コマンドを入力することができる。表示部38Bには、記憶装置34に記憶された地形情報に基づいて、積込場1の境界線1Aが表示されている。表示部38B上の任意の点の画面座標位置は、実際の積込場1の対応する点の絶対座標位置に対応している。
記憶装置34に記憶された積込機30の現在位置Qおよび積込点12の現在位置P12は、積込機30および作業機30aを示すアイコンとともに、表示部38Bに表示されている。
ここで、積込機30のオペレータが、表示部38Bの画面上に表示された地図上の任意の位置をスイッチバック点13として指定するために、画面を指で直接触れて、画面位置座標の情報が、記憶装置34あるいは処理装置32に出力される。この際、オペレータが、自己の好みに合ったスイッチバック点13の位置を微調整して設定したい場合には、ボタン38Aを接触、押圧操作して、「スイッチバック点13を表示部38B上で移動させる」コマンドを入力する。具体的には、ボタン38Aの各々に「左」、「右」、「上」、「下」といったスイッチバック点13の表示部38B上での移動方向を示す割り当てを行っておき、例えば、オペレータが「左」と割り当てられたボタン38Aを押圧操作すると、表示部38Bに指定されていたスイッチバック点13が、オペレータから見て左方向に移動する。なお、スイッチバック点13の移動量は、ボタン38Aの押圧の回数あるいは押圧を続ける時間によって決められる。このような操作により、スイッチバック点13が表示部38B上の所望する位置に移動する。スイッチバック点13が表示部38B上で所望する位置に位置すると、ボタン38Aを接触、押圧操作して、「スイッチバック点13の位置を確定する」コマンドを入力する。これにより、スイッチバック点13の初期位置P13が指示され、スイッチバック点13の初期位置P13の情報が記憶装置34に記憶される(ステップ501)。
次に、積込機30の処理装置32は、スイッチバック点13の初期位置P13が指示されると、スイッチバック点13の初期位置P13の情報と、積込点12の初期位置P12の情報とに基づいて、積込点12とスイッチバック点13との相対位置関係Aの情報を生成し相対位置関係Aの情報は、記憶装置34に記憶される。
処理装置32では、スイッチバック点13の初期位置P13と、積込点12の初期位置P12の情報と、当該積込点12における積込点向きV12の情報とに基づいて、スイッチバック点13から積込点12に至る最終アプローチ10aを生成し、生成した最終アプローチ10aの軌跡(無人車両20が走行する予定の走行経路)を表示部38Bに、無人車両20を示すアイコンとともに表示する。
ここで、最終アプローチ10aを生成する処理について、図10(a)を参照して説明する。
処理装置32では、図10(a)に示すように、積込点12を原点とし、x軸プラス方向を積込点向きV12とするx−y座標上に、相対位置関係A(座標原点(0、0)に対するスイッチバック点13の位置座標(xE、yE))で規定されるスイッチバック点13の位置座標(xE、yE)をプロットした情報を生成する。
例えば、最終アプローチ10aを生成するための条件として、
a)スイッチバック点13から直線距離sが必要である
b)最終アプローチ10aは、一つの円弧と長さsの線分から成る
という条件が付与されているとすると、最終アプローチ10aが一義的に定まる。すなわち、スイッチバック点13(xE、yE)からx軸に角度θEをもって交差する方向に直線距離sだけ進行し、次に円弧に沿って積込点12に至るという最終アプローチ10aが幾何学的計算によって求められる。幾何学的計算は、指示された積込点12の座標値、指示されたスイッチバック点13の座標値、予め設定されているスイッチバック点13を起点とする直線、選択された積込方法のより定められるXY座標系を基に、直線Sと円弧が接するような半径rと直線SをX軸に延長させた延長線とX軸とが交わるところでのX軸と延長線との交差角度θEが求められる。このようにして最終アプローチ10aが求められる。そして、求められた角度θEに応じて、スイッチバック点13における無人車両20の向きV13が定まることになる。また、積込点12とスイッチバック点13の相対位置関係Aも求まることになる(ステップ502;図8(a))。
図10(a)は、スイッチバック点13における無人車両20の向きV13を所定の条件のもとに自動的に演算する場合を例示しているが、スイッチバック点13における無人車両20の向きV13をオペレータが所望する向きとして指示する実施も可能である。すなわち、積込機30のオペレータが、タッチパネルGUI装置38を操作することでV13の向きを所望とする向きに指示することができる。表示部38BにV13が表示されている状態でオペレータが、ボタン38Aに割り振られた左右上下の何れかのボタンを押すことで、V13の向きが左右上下に変更される。その変更の量は、ボタン38Aの操作回数あるいは操作時間に応じて変わるようにする。
図10(b)は、積込機30のオペレータがスイッチバック点13における無人車両20の向きV13を指示することで、最終アプローチ10aを生成する場合を例示している。
例えば、最終アプローチ10aを生成するための条件として、
a)スイッチバック点13では、無人車両20の向きV13を示す直線は半径r1一定の円弧に接し、この円弧に沿って進行する
b)積込点12では半径r2一定の円弧に接し、この円弧に沿って積込点12に至る
c)半径r1の円弧と半径r2の円弧の間は直線的に移動する
という条件が付与されているとすると、最終アプローチ10aが一義的に定まる。すなわち、スイッチバック点13(xE、yE)から向きV13で規定される方向に半径r1一定の円弧に沿って進行し、次に直線状に進行して、次に半径r2一定の円弧に沿って積込点12に至るという最終アプローチ10aが幾何学的計算によって求められる。この場合、オペレータは、ボタン38Aを接触、押圧操作して、「スイッチバック点13における無人車両20の向きV13を指示する」コマンドを入力すればよい。具体的には、ボタン38Aの何れかに「スイッチバック点13における無人車両20の向きV13を指示する」コマンドが割り当てられており、そのボタン38Aが押圧操作されると、向きV13が指示されたことを示す信号が入力装置33から出力される。
積込機30のオペレータは、表示部38Bに表示された最終アプローチ10aの軌跡(無人車両20が走行する予定の走行経路、図8(a))をみて、指示したスイッチバック点13の位置を必要に応じて微調整することができる。この場合、オペレータは、ボタン38Aを接触、押圧操作して、「スイッチバック点13を微調整する」コマンドを入力し、さらに「スイッチバック点13を表示部38B上で移動させる」コマンドを入力し、さらに「スイッチバック点13の位置を確定する」コマンドを入力する。なお、スイッチバック点13における無人車両20の向きV12を微調整してもよい(ステップ503)。具体的には、ボタン38Aの各々に「左」、「右」、「上」、「下」といったスイッチバック点13における無人車両20の向きV13の表示部38B上での移動方向を示す割り当てを行っておき、例えば、オペレータが「左」と割り当てられたボタン38Aを押圧操作すると、表示部38Bに指定されていたV13の向きが、オペレータから見て左方向に移動する。なお、向きV13の向きの移動量は、ボタン38Aの押圧の回数あるいは押圧を続ける時間によって決められる。
微調整が行われると(ステップ503の判断Y)、ステップ502に戻り、再度、相対位置関係Aが生成され、再度、最終アプローチ10aが求められる。
次ぎに、処理装置32ではオペレータにより指示されたスイッチバック点13が適切なものであるか否かを判断する処理が行われる。
たとえば、
a)指示されたスイッチバック点13が積込場1の境界線1Aの外にある
b)最終アプローチ10aの最小曲率半径が無人車両20の最小旋回半径未満である(最小旋回半径とは、無人車両20が旋回可能な最小の半径であって既知のもの)
c)最終アプローチ10aの走路上で無人車両20が障害物(積込場1の境界線1A、積込機30を含む)と干渉する
のすべての条件に該当しない場合には、スイッチバック点13は適切なものであるとして(ステップ504の判断Y)、つぎのステップ506に進むが、上記条件の少なくとも一つに該当する場合には、オペレータにより指示されたスイッチバック点13は適切なものでないとして(ステップ504の判断N)、再度のスイッチバック点13の指示を促すべく、警報を発する(ステップ505)。上記のa)及びc)の条件は、境界線1Aの座標情報と、スイッチバック点13あるいは最終アプローチ10aの座標情報とを対比し、位置関係から各条件に該当するか否かを判断することができる。警報は、表示部38Bにメッセージとして表示するものでもよいが、スピーカなどの音声発生装置を設けて、特定の音や警告を意味する音声を発するものでもよい。また、タッチパネルGUI装置38の一部にLED(発光ダイオード)を設けて、警報が必要な際は、LEDを点滅あるいは点灯させることにより、オペレータに警報を知らせるものでもよい。
これによりオペレータは、ステップ501において再度、スイッチバック点13を指示する操作を行い、以後、ステップ504においてスイッチバック点13が適切であると判断されるまで、同様の処理が行われる。
スイッチバック点13が適切なものであると判断されると(ステップ504の判断Y)、記憶装置34に記憶されたスイッチバック点13の初期位置P13の情報等が管制装置40に送られ、前述の第1実施例と同様にして、走行経路10が生成される。生成された走行経路10は、管制装置40から積込機30に送られ、走行経路10が表示部38Bに表示される。走行経路10の情報は、無人車両20にも送信される。なお、表示部38Bに無人車両20の現在位置を、無人車両20を示すアイコンとともに表示部38Bに表示してもよい(ステップ506:図8(b))。走行経路10は、実線あるいは破線で表示部38Bに表示される。
このようにして走行経路10が生成されると、無人車両20は、走行経路10に沿って走行制御されて積込点12まで走行し、積込点12で停止して積込作業を行うことができる。
ここで積込機30が移動するなどして積込点12が移動すると、積込機30のオペレータは、ボタン38Aを押圧操作して、「次の積込点12´の位置P´12の設定を指示する」コマンドを入力する(ステップ507の判断Y)。そうすると、このコマンド入力に応じて、つぎの積込点12´の位置P´12と、次の積込点向きV´12が処理装置32によって求められる。処理装置32では、次の積込点12´の位置P´12の情報と、次の積込点向きV´12の情報と、相対位置関係Aの情報とに基づいて、当該相対位置関係Aを維持できる位置に新たなスイッチバック点13´を設定して新たなスイッチバック点13´の位置P´13を演算して求める処理を行う。スイッチバック点13´の位置P´13は、たとえば図10(a)ないしは図10(b)に示した方法と同様にして求められる。ただし、新たなスイッチバック点13´の位置P´13(x´E、y´E)は、x−y軸を、次の積込点向きV´12と初期の積込点向きV12との相対角分だけ座標変換した上で、初期のスイッチバック13の位置P13(xE、yE)に対して積込点12のx軸方向移動量、y軸方向移動量分だけシフトさせた座標位置となる。
新たなスイッチバック点13´の位置P´13の情報は、積込機30の記憶装置34に記憶される(ステップ508)。
こうして新たなスイッチバック点13´が設定されると、次にステップ504に移行され、前述したのと同様に、新たなスイッチバック点13´が適切なものであるか否かが判断され(ステップ504)、新たなスイッチバック点13´が適切なものであれば(ステップ504の判断Y)、記憶装置34に記憶された新たなスイッチバック点13´の位置P´13の情報等が管制装置40に送られ、前述の第1実施例と同様にして、新たな走行経路10´が生成される。生成された新たな走行経路10´は、管制装置40から積込機30の通信装置31を介して処理装置32を取り込まれ、表示部38Bに表示できるようなデータに変換する処理が処理装置32で行われた後、新たな走行経路10´が表示部38Bに、表示される。なお、無人車両20´の現在位置を、無人車両20´を示すアイコンとともに表示部38Bに表示してもよい(ステップ506:図8(b))。
このようにして新たな走行経路10が生成されると、無人車両20´は、新たな走行経路10´に沿って走行制御されて積込点12´まで走行し、積込点12´で停止して積込作業を行うことができる。
以上、第1実施例、第2実施例では、右積込を例にとり説明した。しかし、図7に示すような任意の積込方法に本発明を適用できることはもちろんのことである。
図11は、斜め積込を行う場合を例示している。
図11(a)は、積込機30が積込場1の切羽(エリアの境界線1A)に沿って位置Qから位置Q´に移動することで積込点12が積込点12´に移動する場合を示している。最初にスイッチバック点13を指示すれば、積込機30の切羽に沿った移動に応じて自動的に新たなスイッチバック点13´が設定され、斜め積込を行うことができる。図11(a)では、積込点12の移動前後で斜め積込の設定傾斜角度αは一定となっている。この設定傾斜角度αの値は、予め積込機30の記憶装置34に記憶されている。また、設定傾斜角度αの値は、予め管制装置40の記憶装置34に記憶されていて、斜め積込が積込機30のオペレータにより選択された場合、記憶装置34から設定傾斜角度αが読み出されるようにしてもよい。
図11(b)は、積込機30が積込場1の切羽付近の固定位置Qで作業機30aを旋回することで積込点12が積込点12´に移動する場合を示している。最初にスイッチバック点13を指示すれば、作業機30aの旋回に応じて自動的に新たなスイッチバック点13´が設定され、斜め積込を行うことができる。図11(b)では、積込点12の移動前後で斜め積込の設定傾斜角度がαからβに変化している。この設定傾斜角度αの値は、予め積込機30の記憶装置34に記憶されている。また、設定傾斜角度αの値は、予め管制装置40の記憶装置34に記憶されていて、斜め積込が積込機30のオペレータにより選択された場合、記憶装置34から設定傾斜角度αが読み出されるようにしてもよい。
(第3実施例)
第1実施例、第2実施例では、積込機30のオペレータがスイッチバック点13の位置を指示するものとして説明した。しかし、管制装置40のオペレータが、スイッチバック点13の位置を指示する実施も可能である。
管制装置40のオペレータが、スイッチバック点13の位置を指示する場合には、図6(a)に示される積込機30で行われる処理および図6(b)のステップ202においてスイッチバック点13´の位置情報を積込機30から管制装置40に送信する処理は不要となる。
また、管制装置40のオペレータが、スイッチバック点13の位置を指示する場合には、図8に示されるタッチパネルGUI装置38ないしはこれと同等な機能を有した装置が、管制装置40の入力装置43と表示装置45として構成されることになる。この場合、図9のステップ507の積込点を設定する処理以外の各ステップの処理は、管制装置40で行われることになる。
(第4実施例)
以上の説明では、無人車両20が一旦停止するスイッチバック点13を、所望する地点に指示するものとして説明した。しかし、本発明は、入口点11と積込点12の間の走行経路10上の地点であれば、スイッチバック点13などの無人車両20が一旦停止する地点に限定されることなく、無人車両20が停止せずに通過する通過点を指示する場合にも適用することができる。たとえば図12に示されるように、スイッチバック点13と入口点11との間の走行経路前半部10b上の通過点16を初期位置として指示することにより、積込点12が積込点12´へと移動するに応じて、通過点16と積込点12との相対位置関係Aを維持したまま新たな通過点16´を自動的に設定する実施も可能である。
(第5実施例)
以上の説明では、積込場1を想定し、積込機30のオペレータあるいは管制装置40のオペレータが積込点12に至る走行経路10上の経由点14(スイッチバック点13、通過点16)を指示するものとして説明した。しかし、本発明は、無人車両走行システムを適用する作業現場の各エリアに適用することができる。例えば、排土場において、無人車両20が排土点に至る走行経路上の経由点を指示する場合に本発明を適用することができる。排土場とは、無人車両20の荷台に積載された積荷を降ろす場所である。この場合、たとえば排土点に存在するブルドーザなどの押土機のオペレータが経由点を指示することになる。また給油場において、給油点に至る走行経路上の経由点を指示する場合に本発明を適用することができる。給油場とは、無人車両20に燃料を補給する場所である。この場合、たとえば給油点に存在する、タンクローリなどの給油車のオペレータが経由点を指示することになる。給油車に変えて、給油設備という固定されたものを用いても本実施例は適用することができる。
(第6実施例)
以上の説明では、積荷を運搬する車両(運搬車両)が屋外の走行経路に沿って走行させる場合を想定して説明した。しかし、運搬車両を屋内の走行経路に沿って走行させる場合にも本発明を適用することができる。例えば、工場、倉庫等で稼動する無人搬送車を用いた無人搬送システムに本発明を適用し、工場、倉庫等の屋内のエリアに生成される走行経路上の経由点を指示することにより、無人搬送車の目的点の移動に応じて、自動的に経由点を設定してもよい。無人搬送車の目的点とは、多軸ロボットが倉庫内の棚から荷物をつかんで無人搬送車に搭載するといった積込位置(積込点)が想定される。
以上説明した各実施例によれば、オペレータが作業性を高める上で最適な地点にスイッチバック点13などの経由点14を指示、設定できる。また、一度、スイッチバック点13などの経由点14が設定されると、積込機30の積込点12などの目標点が移動しても目標点と経由点14の相対位置関係Aを維持できる位置に新たなスイッチバック点13´などの経由点14が自動的に設定されるため、積込点12などの目標点が移動する毎に毎回最適な地点を独力で探索してその地点を指示するという煩わしく負担のかかる作業が不要となり、積込機30のオペレータの作業性が向上する。
例えば、図2に示すように、積込機30がホイルローダである場合には、切羽を掘削した地点から積込点12に移動するまでの間、Vシェープ運転が行われることから、切羽付近でホイールローダはVシェープ運転を行うための一定の走行エリアBを確保する必要がある。Vシェープ運転とは、図2のVで示すように、ホイールローダのバケットで土砂をすくうために前進走行し、土砂をすくった後に後進走行に切り換えて、さらにダンプトラックに積込作業をするために前進走行に切り換えるという一連の動作のことである。
積込機30のオペレータは、Vシェープ運転を行うために確保すべき走行エリアBを視認して把握する。そして走行エリアBを避けるように積込点12、スイッチバック点13を指示する。なお、図2に破線で走行エリアBは、何かしらの面積データや座標データで記憶されているようなものではなく、オペレータがイメージするエリアのことである。
本実施例によれば、オペレータが走行エリアBを避けるようにスイッチバック点13等の経由点を指示できるため、無人車両20と積込機30との無用な干渉が防止され、高い作業効率をもって積込作業を行うことができる。
(第7実施例)
第1実施例、第2実施例、第3実施例では、スイッチバック点13が積込点12の位置移動に応じて位置が移動する実施例について説明した。
しかし、スイッチバック点13を、位置移動しない固定点としてその位置P13の情報を指示する実施も可能である。
たとえば図13(a)に示すように、横幅が狭い積込場1の場合には、従来にあっては最適なスイッチバック点13を演算装置で自動演算するため、演算が収束せずに解が得られず、結果として最適なスイッチバック点13を探索できないことがある。しかし、積込機30のオペレータや管制装置40のオペレータが目視することで、たとえば積込場1の横幅方向に部分的に広がったエリアCを発見し、そのエリアC内にスイッチバック点13を即座に指示することが可能な場合がある。
このような場合には、スイッチバック点13を、位置移動しない固定点としてその位置P13の情報をオペレータが指示すればよい。具体的には、オペレータが、タッチパネルGUI装置38を用いて、固定点としての位置P13(以下、固定位置P13)を表示部38Bの画面に表示された地図上の任意の位置を接触、押圧操作し、ボタン38Aのいずれかのボタンに割り当てられた、固定点を指示する機能を有するボタンを押圧操作する。この固定点の指示は、管制装置40のオペレータが、管制装置40の入力装置43あるいは表示装置45を操作することで行われてもよい。
スイッチバック点13の固定位置P13が指示されると、管制装置40において、このスイッチバック点13の固定位置P13の情報と、積込機30の積込点12の位置P12の情報と、当該積込点12における無人車両20の向きV12の情報とに基づいて、指示されたスイッチバック点13を経て積込点12至る走行経路10が生成され、無人車両20は管制装置40から生成された走行経路10の情報を受信し、無人車両20は走行経路10に沿ってスイッチバック点13を経て積込点12まで走行する。
積込機30の移動によって積込点12が積込点12´に移動したとしても、スイッチバック点13の位置は固定位置P13を維持する。すなわち、つぎの積込点12´の位置P´12の情報と、当該積込点12´における無人車両20´の向きV´12の情報と、スイッチバック点13の固定位置P13の情報とに基づいて、当該スイッチバック13を経てつぎの積込点12´に至る新たな走行経路10´が生成され、生成された新たな走行経路10´の情報に基づき無人車両20´が新たな走行経路10´に沿ってスイッチバック点13を経て積込点12´まで走行される。
また、第4実施例と同様に、入口点11と積込点12の間の走行経路10上の地点であれば、スイッチバック点13などの無人車両20が一旦停止する地点に限定されることなく、無人車両20が停止せずに通過する通過点を、位置移動しない固定点として指示することができる。たとえば図13(b)に示されるように、スイッチバック点13と入口点11との間の走行経路前半部10b上の通過点16を、位置移動しない固定点としてオペレータが指示することにより、積込点12が積込点12´へと移動したとしても、通過点16の位置を固定したまま、新たな走行経路10´(図13(b)中の破線)を生成することができる。
もちろん、無人車両20を第5実施例で示したような積込場以外のエリアを走行させる場合、第6実施例の屋内走行させる場合にも、スイッチバック点13、通過点16といった経由点14を位置移動しない固定点として、オペレータは指示することができる。
第7実施例によれば、オペレータが作業性を高める上で最適な地点にスイッチバック点13などの経由点14を指示、設定できる。また、一度、スイッチバック点13などの経由点14が設定されると、積込点12などの目標点が移動してもスイッチバック点13などの経由点14の位置が固定されたままで走行経路10、10´が生成されるため、スイッチバック点13などの経由点14までの走行経路は固定され、次の無人車両20´を連続してスイッチバック点13などの経由点14の近傍まで走行させることができるようになる。この結果、作業現場の生産効率が飛躍的に向上する。
例えば、図13(a)では、積込機30が積込点12で無人車両20に土砂等を積込んでいるときに、次の無人車両20´さらに次の無人車両20´´等々を順次、走行経路前半部10bに進入させることができ、無駄な待ち時間なく積込作業を連続して行うことができる。
また、図13(b)では、積込機30が積込点12で無人車両20に土砂等を積込んでいるときに、次の無人車両20´さらに次の無人車両20´´等々を順次、走行経路前半部10bのうち通過点16の手前まで進入させることができ、無駄な待ち時間なく積込作業を連続して行うことができる。
(第8実施例)
第1実施例、第2実施例、第3実施例では、スイッチバック点13は、積込場1のエリア内に設定されるものとして説明した。
しかし、図14に示すように、スイッチバック点13を、積込場1のエリア外にあって入口点11の手前に指示、設定する実施も可能である。すなわち、このようなスイッチバック点13の指示、設定が必要な場合とは、積込場1のエリアが、無人車両20の旋回最小半径の制限を受けてスイッチバック点13を設定するには十分な面積や幅を有していない場合である。この場合、走行経路10は、積込場1の入口点11の手前の経路を含むものとして定義される。本実施例においては、図14に示すように積込場1のエリア外の地形情報も表示部38Bにされている。スイッチバック点13は、第7実施例と同様にして固定点として指示してもよい。スイッチバック点13や積込点12の具体的な指示や設定の方法は、先に述べた実施例と同様である。
この第8実施例によれば、無人車両20を、入口点11の手前のスイッチバック点13でスイッチバックさせ、後進状態のまま入口点11を経て積込点12まで走行させることができる。
1 積込場、10、10´ 走行経路、11 入口点、12、12´ 積込点、13、13´ スイッチバック点、14、14´ 経由点、 15 出口点、16 通過点、20、20´ 無人車両、30 積込機、40 管制装置

Claims (9)

  1. 無人車両の走行経路を生成し、生成された走行経路に沿って無人車両を目標点まで走行させる無人車両の走行システムにおいて、
    走行経路上にあって目標点の手前の経由点を、目標点の位置移動に応じて位置移動する移動地点としてその初期位置情報を指示する経由点指示手段と、
    経由点指示手段により指示された経由点の初期位置情報と、目標点の位置情報とに基づいて、目標点と経由点との相対位置関係の情報を生成する相対位置関係情報生成手段と、
    目標点の位置が移動すると、当該位置移動後の目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報と、前記相対位置関係情報とに基づいて、当該相対位置関係を維持できる位置に新たな経由点を設定する経由点設定手段と、
    経由点指示手段により経由点の初期位置が指示されると、当該経由点の初期位置情報に基づいて、指示された経由点を経て目標点に至る走行経路を生成するとともに、
    目標点の位置が移動すると、経由点設定手段で設定された新たな経由点を経て位置移動後の目標点に至る走行経路を生成する走行経路生成手段と、
    生成された走行経路の情報に基づき無人車両を走行経路に沿って経由点を経て目標点まで走行させる走行制御手段と
    を備えたことを特徴とする無人車両の走行システム。
  2. 無人車両の走行経路を生成し、生成された走行経路に沿って無人車両を目標点まで走行させる無人車両の走行システムにおいて、
    走行経路上にあって目標点の手前の経由点を、位置移動しない固定的な地点としてその位置情報を指示する経由点指示手段と、
    経由点指示手段により経由点の固定位置が指示されると、当該経由点の固定位置情報と、
    目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報とに基づいて、指示された経由点を経て目標点に至る走行経路を生成するとともに、
    目標点の位置が移動すると、当該位置移動後の目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報と、経由点の固定位置情報とに基づいて、当該経由点を経て位置移動後の目標点に至る走行経路を生成する走行経路生成手段と、
    生成された走行経路の情報に基づき無人車両を走行経路に沿って経由点を経て目標点まで走行させる走行制御手段と
    を備え、
    経由点指示手段は、目標点に存在する作業車両あるいは、無人車両および目標点に存在する作業車両と通信手段により通信可能な管制装置に設けられていること
    を特徴とする無人車両の走行システム。
  3. 無人車両は、ダンプトラックであり、経由点は、スイッチバック点であり、目標点は、作業車両としての積込機がダンプトラックに積込作業をおこなう積込点であること
    を特徴とする請求項1または2記載の無人車両の走行システム。
  4. 走行経路は、積込場の入口点から積込場のエリア内のスイッチバック点を経て積込場のエリア内の積込点に至る経路であること
    を特徴とする請求項3記載の無人車両の走行システム。
  5. 走行経路は、積込場の入口点の手前の経路を含むものであって、
    スイッチバック点は、積込場のエリア外にあって入口点の手前の地点に指示され、設定されること
    を特徴とする請求項3記載の無人車両の走行システム。
  6. 経由点指示手段は、目標点に存在する作業車両に設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の無人車両の走行システム。
  7. 経由点指示手段は、無人車両および目標点に存在する作業車両と通信手段により通信可能な管制装置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の無人車両の走行システム。
  8. 無人車両の目標点までの走行経路を生成する無人車両の走行経路生成方法において、
    走行経路上にあって目標点の手前の経由点を、目標点の位置移動に応じて位置移動する移動地点としてその初期位置情報を指示し、
    経由点の初期位置が指示されると、当該経由点の初期位置情報に基づいて、指示された経由点を経て目標点に至る走行経路を生成するとともに、指示された経由点の初期位置情報と、目標点の位置情報とに基づいて、目標点と経由点との相対位置関係の情報を生成し、
    目標点の位置が移動すると、当該位置移動後の目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報と、前記相対位置関係情報とに基づいて、当該相対位置関係を維持できる位置に新たな経由点を設定するとともに、設定された新たな経由点を経て位置移動後の目標点に至る走行経路を生成する
    ことを特徴とする無人車両の走行経路生成方法。
  9. 無人車両の目標点までの走行経路を生成する無人車両の走行経路生成方法において、
    走行経路上にあって目標点の手前の経由点を、位置移動しない固定的な地点としてその位置情報を、目標点に存在する作業車両あるいは、無人車両および目標点に存在する作業車両と通信手段により通信可能な管制装置が指示し、
    経由点の固定位置が指示されると、当該経由点の固定位置情報と、目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報とに基づいて、指示された経由点を経て目標点に至る走行経路を生成し、
    目標点の位置が移動すると、当該位置移動後の目標点の位置情報と、当該目標点における無人車両の向きの情報と、経由点の固定位置情報とに基づいて、当該経由点を経て位置移動後の目標点に至る走行経路を生成する
    ことを特徴とする無人車両の走行経路生成方法。
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