JP5135885B2 - 炭化珪素半導体装置の製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、高耐圧、大電流用炭化珪素(以下、SiC)半導体装置の製造方法にかかり、詳しくはトレンチゲート構造を備える炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる。
インバータや交流電力制御などに用いられるシリコン(以下Si)半導体パワーデバイス(パワー半導体装置と同義)としてはパワーMOSFETやIGBTなどが周知であり、広く用いられている。しかしながら、半導体材料としてのSiは、パワーデバイスの半導体特性に関しては、もはや、その材料の物性的限界に近い使われ方が多く見られるようになった。そこで、物性的限界が半導体Siよりさらに高い材料である、半導体SiCが着目されるようになってきている。この半導体SiC(特に4H−SiCの結晶形態のもの)材料はその絶縁破壊電界が半導体Siに比べ一桁高く、さらにバンドギャップは2.9倍、熱伝導率は3.2倍、真性半導体となる温度が3〜4倍とそれぞれSiより高いことを特長とする。このため、特にパワーデバイス用の基板材料として用いた場合に、Siより物性的限界に優れた性能が大いに発揮される。この結果、このSiC半導体基板を用いたパワーデバイスでは、半導体Siデバイスではトレードオフ関係にあって難しいとされる高耐圧特性と低オン抵抗特性との併有を期待できるので、近年製品化へのアプローチが多く試みられるようになった。しかし、パワーデバイスとして実用化または製品化するための実際の製造プロセスには、まだまだ解決すべき課題も多い。
一方、近年、半導体Siを用いたパワーMOSFETやIGBTのオン抵抗またはオン電圧を低減するために開発された高密度パターン化技術の一つとしてトレンチゲート構造がある。このトレンチゲート構造を備えたMOSFETのユニット部分の要部断面図を図12に示す。このトレンチMOSFETは、n型基板101の一方の主面に形成されるn型高抵抗層102とpウエル層103とこのpウエル層103の表面層に形成されるnエミッタ領域104と、このnエミッタ領域104の表面からn型高抵抗層102に達する深さにエッチング形成されたトレンチ105と、このトレンチ105内表面に形成されるゲート酸化膜106およびゲート酸化膜106を挟んでトレンチ105内に埋め込まれる導電性ポリシリコンゲート電極107などを主要な構成要素として備えるデバイスである。その製造に際しては、特に、トレンチ105の幅、深さ、内表面性状などを精密に制御するためのエッチング工程は、その半導体特性にも密接に関係するので、非常に重要である。また、トレンチ105に必要な深さは耐圧等によって異なるが数百Vの耐圧で数μmの深さが少なくとも必要である。このように高耐圧デバイスを作成する際に必要とされる深いトレンチ105の形成を可能にするエッチング技術および好ましいトレンチ105内表面性状に制御するためのエッチングプロセス技術はSi半導体基板では既にほぼ確立されている。
しかしながら、本発明にかかるSiC半導体基板材料は、ウエットエッチングを可能とする実用的なエッチング溶液すら未だ発見されていないほど難エッチング材料の一つであるため、前述のSi半導体基板のようにはエッチング制御技術が充分に確立されていない。一応、SiC半導体基板のエッチング方法としては、反応性イオンエッチング(RIE)などのドライエッチングによれば、可能であることは知られている(特許文献1〜5)が、このRIEドライエッチング技術ではSiC半導体基板に対するエッチングレートが低い(CFおよびOとの混合ガスを用いたエッチングレートで、50nm/分程度)上にマスクとなる材料とのエッチング選択性も小さいため、マスクを用いた選択エッチングが必要なトレンチ形成、その中でも特に、深いトレンチエッチング形成が難しいという問題がある。たとえば、数μm程度の深さのトレンチでさえ、容易とはいえないレベルである。
一方、エッチングレートを稼ぐためには、ICP(Inductive Coupled Plasma:誘導結合プラズマ)方式などによる高密度プラズマを用いたドライエッチングが有効であることも知られているが、それでも前述の数μm程度の深さのトレンチを形成するには長時間を要する。さらに、エッチング選択性を有するアルミニウム(Al)膜またはニッケル膜をマスクとしてCFおよびOとの混合ガスを用いたICP方式によるエッチングレートは100nm/分以上にすることができるが、マスク金属による汚染やエッチング表面に付着したマイクロマスクによるエッチング面の非平滑性が問題となる。
前述のICPドライエッチングでは、エッチングマスクとしてSiO膜を用いれば、金属マスクの場合のような問題は生じないが、化学的および物理的にも、SiC半導体基板とのエッチング選択比が十分高くないと、SiC半導体基板に形成されるトレンチが目標とするエッチング深さに到達する前に、SiO膜などのマスクがエッチングされて無くなるという問題が発生する。現在知られているICPドライエッチングでは、具体的には、厚さが2μmのSiO膜をマスクとしてSiC半導体基板をエッチングすると選択比は3程度であるので、SiC基板が6μm程度エッチングされたところでマスクのSiO膜が消失し、それ以上のトレンチ形成ができなくなる。また、マスクの膜厚を2μmより厚くしようとしても、SiO膜の成膜に時間がかかる上に、厚くなったマスク材に対する良好な精度のパターニングが難しくなるという問題が新たに生じるので、SiO膜の膜厚を厚くすれば前記問題点の解消は容易と単純には言えない。従って、現在のSiC基板に対するICPドライエッチングでは、可能なトレンチの深さの実用的なレベルは約3μm程度である。
さらに、前記ICP高密度プラズマを用いたドライエッチングによりSiC基板110に形成された深いトレンチの底部には、図13に示すようなトレンチ111の底部に鋭角を有する凹凸形状になったマイクロトレンチ(サブトレンチ)112が形成されることが知られている。トレンチ111底部にマイクロトレンチ112を有するトレンチゲート構造を備えるMOSデバイスを動作させると、電界がマイクロトレンチ112の鋭角部に集中して絶縁破壊がおき、設計した耐圧が得られなくなるので、大きな問題となる(特許文献6)。従って、マイクロトレンチができないようにトレンチを形成することが望ましい。数μm以上の深さの深いトレンチでマイクロトレンチのないトレンチを形成することは難しく、その上、さらにトレンチ内表面形状を良く、たとえば、その底部をU字型に丸める形状にすることはなお難しい。
さらに、前記特許文献6には、SiC基板に対して、Al膜をマスクとして、CFとOとの混合ガスを用いた第一のICPドライエッチングによりトレンチの形成を行い、Alマスクを除去後、再度第二のICPドライエッチングを基板の全面に行うことにより、前記第一のドライエッチングにより形成されたトレンチ底部のマイクロトレンチを緩和することの記載もある。
またさらに、炭化珪素基板の{0001}面を低オフ角で機械鏡面加工された面を洗浄後、表面ダメージ層をエッチングにより除去した後、SiCエピタキシャル成長層を形成する炭化珪素基板の製造方法において、前記表面ダメージ層をエッチングとして、CFガスと酸素ガスの混合ガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE)を行った後、前記RIE工程で生じたフッ化炭素ポリマーなどの異物を除去するクリーニング工程として、ハロゲンを含まない、プラズマ励起酸素に暴露する工程を行うことが知られている(特許文献7)。
さらに、同一発明者により、SFとOとArの混合ガスを用いて誘導結合プラズマ方式の第一エッチングを行い、その後、SFとOの混合ガスで同様に第二エッチングを行うことにより、エッチングで形成したトレンチ底部に、電界集中を起こして耐圧低下させる程度の鋭角を有するマイクロトレンチが生じることを抑制する炭化珪素半導体装置の製造方法の発明が出願されている(特願2006−155624号)。
特許第2992596号公報 特許第2661390号公報 特許第3593195号公報 特許第3761546号公報 特公平8−12286号公報 特開2005−56868号公報 特開2006−32655号公報(要約、第一実施形態)
しかしながら、前記特許文献1〜5の記載には、SiC基板とのエッチング選択性の大きいマスクを用いて3μm以上の深いトレンチを形成する方法は無いし、また、前記文献1〜5に記載のエッチング方法ではエッチングレートが小さいので、SiC基板に深いトレンチを形成するには時間がかかり過ぎて実用性が低い。さらに、トレンチゲート構造を備えたMOS半導体デバイスの耐圧特性に悪影響を及ぼさない程度に、トレンチ底部を鋭角の凹凸無く平坦に整形されるようにエッチングすることについては全く示唆すらない。
また、前記特許文献6の記載によるトレンチの深さは3μm程度であり、それ以上の深さのトレンチを形成した場合についても第二のICPドライエッチングによりマイクロエッチングが耐圧特性に影響のない程度にまで改善されるとは説明されていない。また、単にエッチング時間を長くすれば、3μm以上の深さに問題のない形状にエッチングできるものでもない。さらに、前記特許文献6の記載では、エッチングマスクとして、アルミニウムやニッケルの金属マスクを用いているので、トレンチ内表面への金属汚染が避けられない。できれば、金属マスクを避けることが望ましい。
本発明はそのような問題点に鑑みてなされたものであり、SiC半導体基板に10μmを超える深いトレンチエッチングを実用性の高いプロセスにすると共に、トレンチ底部を、電界集中を引き起こして耐圧特性に影響を及ぼす程度の鋭角を有する凹凸形状を形成することなく、平坦に整形することのできるドライエッチング工程を含む炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明は、10μm以上の深いトレンチをマイクロトレンチがない形状で、かつ底部をU字型に丸めて形成する方法として、第一ドライエッチングの条件では、誘導結合プラズマ(ICP)を用い、高いエッチングレートで高速にある深さまでエッチングして、第二ドライエッチングの条件で形状を整えながら酸素プラズマによるエッチングをするSiC基板のドライエッチング方法を特徴とする。この方法とすれば、SiO膜マスクとSiC基板のエッチング選択比を改善し、深いトレンチを形成できることと、SiC基板のドライエッチングを2つの異なる条件での2段階にエッチングすることでマイクロトレンチのない底部が丸まった深いトレンチ形状を実現することができる。
また、上記課題を解決するために、特許請求の範囲の請求項1記載の発明によれば、炭化珪素半導体基板表面に所要のパターンを有するSiO膜マスクを形成し、該基板表面に高密度誘導結合プラズマを用いたドライエッチングにより10μm以上の深いトレンチを形成するドライエッチング工程が、エッチング条件の異なる第一ドライエッチングと第二ドライエッチングとをこの順に備える炭化珪素半導体装置の製造方法において、第一ドライエッチングのエッチング条件はエッチングガスにSF、O、Arの混合ガスを用い、該混合ガス中、Arは50%から80%の流量であり、SFとOの流量比はSFがOに対して50%から70%の流量比であって、エッチング時の前記炭化珪素半導体基板の温度を70℃〜100℃に加熱しながら0.5Pa以下の雰囲気圧力でエッチングを行ない、第二ドライエッチングのエッチング条件はAr、Oの混合ガスを用い、該混合ガス中Arは50%から80%の流量であって、前記炭化珪素半導体基板の温度を70℃〜100℃に加熱しながら0.5Pa以下の雰囲気圧力で酸素プラズマ処理を行う炭化珪素半導体装置の製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項2記載の発明によれば、前記SiO膜マスクの膜厚を2.0μm乃至3μmとし、前記第一エッチングを行った後、真空を維持したまま、または一旦大気に開放して再度真空にしてから前記第二エッチングを行う特許請求の範囲の請求項1記載の炭化珪素半導体装置の製造方法とすることができる。
本発明によれば、SiC半導体基板に10μmを超える深いトレンチエッチングを実用性の高いプロセスにすると共に、トレンチ底部を、電界集中を引き起こして耐圧特性に影響を及ぼす程度の鋭角を有する凹凸形状を形成することなく、平坦に整形することのできるドライエッチング工程を含む炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することができる。
その結果、前述の本発明にかかるトレンチエッチング工程を適用して製造することにより、たとえば、トレンチMOSゲート構造を備える炭化珪素半導体装置のゲート・エミッタ間耐圧を向上させた炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、以下に説明する実施例の記載に限定されるものではない。
図1は本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる炭化珪素半導体基板のSiO膜上にエッチングマスクを形成するためにフォトレジストをパターニングした段階のSiC半導体基板の要部断面図である。図2は本発明にかかる炭化珪素半導体基板のSiO膜をエッチングマスクパターンにフォトエッチングした段階のSiC半導体基板の要部断面図である。図3は本発明にかかる炭化珪素半導体基板のSiO膜をエッチングマスクパターンに形成してフォトレジストを除去した段階のSiC半導体基板の要部断面図である。図4は本発明にかかるドライエッチングについての、Ar添加量とSiC/SiOの選択比とサブトレンチ量との関係図である。図5は本発明にかかる第一ドライエッチング後トレンチ形状の断面図である。図6は本発明にかかる第一ドライエッチング後に第二ドライエッチングを加えた場合のトレンチの断面図である。図7〜図10はそれぞれ本発明にかかる第二ドライエッチングの処理時間を順の長くした場合のトレンチ形状の変化を示す断面図である。図11は本発明の製造方法により作製したトレンチゲート構造を備えるMOS半導体装置の要部断面図である。
このMOS半導体装置の製造方法のうち、本発明にかかるトレンチエッチング工程以外の工程については、従来の製造方法に準じるので、詳細な製造条件等は示さず簡略記載とする。図11に示すSiC積層基板10はn型のSiC基板1上に高抵抗n型のSiC層2をエピタキシャル成長により堆積させ、この膜上にp型のSiC薄膜3をエピタキシャル成長により堆積またはp型不純物のイオン注入技術により形成される。ここで、前記p型SiCエピタキシャル層はpウエル層3となる。次に、SiO膜フォトエッチング工程を示す図1、2、3に示すように、前述の半導体層2、3等が形成されたSiC積層基板10上にトレンチエッチング用のマスクとなるSiO膜4をCVD法などにより堆積した後にフォトレジスト14を形成し(図1)、フォトリソグラフィでトレンチ用SiO膜パターン4を形成する(図2)。フォトレジスト14を除去し(図3)、形成されたSiO膜パターン4をマスクとして表面から前記pウエル3直下の高抵抗n型のSiCエピタキシャル層2までドライエッチングし、図11に示すような深さ10μm程度のトレンチ(溝)5を形成する。このトレンチエッチング工程の詳細については、後で詳述する。その後、図11に示すように、形成したトレンチ5内を洗浄し、エッチングによるダメージ層(図示せず)を除去するためのソフトエッチングと犠牲酸化膜(図示せず)形成を行った後、前記犠牲酸化膜とマスクSiO膜4を除去する。次にゲート酸化膜6とポリシリコンゲート電極7を順に形成する。ゲート電極7は、基板10表面にリンドープされたポリシリコンを堆積してトレンチ5に埋め込み、基板10表面部のポリシリコンをエッチバックして作製する。さらに、nエミッタ領域8およびpウエル3表面にpコンタクト領域12を設けるためのパターニングを行い、n型およびp型のドーパントをそれぞれイオン注入し、熱処理し活性化する。基板10表面にゲート電極7とエミッタ電極11との間を絶縁するための層間絶縁膜9を堆積し、パターニングした後に、エミッタ電極11とゲート電極パッド部を形成するためにアルミニウム膜を蒸着させ、パターニングし、裏面側にドレイン電極(図示せず)をスパッタなどにより形成すると、図11に示す本発明の製造方法にかかるトレンチゲート構造を備えるSiC−MOS半導体装置ができる。
本発明にかかるトレンチゲート構造を備えるMOS炭化珪素半導体装置の製造方法では、特にトレンチエッチングに特徴があるので、この点について以下特に詳しく説明する。図1は、SiC積層基板10にSiO膜4とフォトレジスト14が積層されたSiC積層基板10の断面を示す。
まず、SiC積層基板10上に2.2μm厚のSiO膜4をCVD法などにより堆積形成した後、フォトレジスト14をSiO膜4上にスピンコート法により全面塗布する。その後、クリーンオーブンに85℃で30分投入し、フォトレジスト14をベークする。ベーク後、紫外線を用いた露光装置で所定のパターンを有するフォトマスクを用いて初期露光を行う。初期露光後、115℃で15分のベークを行い、その後、マスクを用いないで基板全体を全面露光する。全面露光後、現像処理により、所望のトレンチマスクパターン以外の不要なフォトレジストを除去し、図1のような断面を有するフォトレジスト14のパターンを形成する。このときのフォトレジストの膜厚は約3μmである。
フォトレジスト14のパターン形成後、図示しないICP−ドライエッチング装置でフォトレジスト14をマスクとしてSiO膜4をドライエッチングする。エッチングの条件はCHFガスを15sccmとCFガス1sccm導入し、0.5Paの圧力でICP電力135W、SiC基板側へのバイアス電力15Wでエッチングする。パターニングされた線幅は本実施例では2.3μm幅である。図2に、以上のフォトプロセスで得られたSiO膜マスク4の構成を示す。図2のSiO膜4のドライエッチング後に、70℃のレジスト剥離液に浸し、残ったフォトレジスト14を剥離して図3のようにSiC基板上にSiO膜4がパターニングされたSiC積層基板10を作成する。
次にSiC積層基板(またはSiC膜)10の表面からICPドライエッチングを行う。本発明ではSiC積層基板10のドライエッチングは2段階に条件を変化させて行うことを特徴とする。第一のドライエッチングにおけるエッチング条件で、深さ10μmを超える深いエッチングを行う場合は、SiO膜マスク4とSiC積層基板10のエッチング選択比(以下選択比)ができるだけ大きいことが望ましい。
まず、エッチング選択比の大きいエッチング条件を調べた。下記表1に、本発明にかかるドライエッチングに用いるガス種、ガス流量、ICP電力、バイアス電力、エッチング装置内の圧力(気圧)および温度を変化させた場合のエッチング選択比(SiC基板エッチング量/SiO膜エッチング量の比)を示す。
Figure 0005135885
表1に示す条件1と条件2とを見ると、SF/OガスにArを添加すると選択比が2.6から3.6に向上することが分かる。条件2と条件3からは、圧力を3Paから1Paに低くすると選択比が3.6から4.1にさらに向上することが分かる。
条件3と条件4からAr添加量を20sccmから30sccmに増加すると選択比が4.1から4.6にまたさらに向上することが分かる。
条件4と条件5からSF流量を10sccmから6sccmに下げてSF<Oの流量比にすると選択比が4.6から5.2にいっそうさらに向上することが分かる。
条件5と条件6からSF<Oの流量比でエッチング時の温度を30℃から80℃に上げると選択比が5.2から5.8にまたまたさらに向上することが分かる。
条件6と条件7からSF<Oの流量比、温度80℃でさらにAr添加量を増加すると選択比が5.8から7.6にその上さらに向上することが分かる。
条件8は条件7のガス混合比率をあまり変えないまま、総ガス流量を低減させると選択比が7.6から8.7にさらにまたその上に向上することが分かる。
条件9は条件7のガス混合比率を変えないまま、総ガス流量を条件8よりさらに低減させ、圧力を0.4Paに低減すると、選択比が10.4に向上することが分かる。
以上のようにSF/OガスにArを添加し、圧力を1Pa、好ましくは0.5Pa以下にしてAr添加量を適切にして、SF<Oの流量比になるようにし、エッチングを基板温度80℃で行い、ガス総流量を制御すると格段に選択比を改善でき、その結果、2μm厚のSiO膜マスクでもSiC基板に10μm以上の深いエッチングが実用的に可能となることが判明した。SiO膜マスクの膜厚の上限は厚いほど好ましいが、実用的には3μm程度である。
図4に、SF/Oのガス流量比6/10sccmを一定とし、Ar添加量を変えたときのエッチング選択比とマイクロトレンチ(サブトレンチ)大きさ(μm)との関係を示す。図4に示すように、Ar流量をおおよそ40sccmにしたとき、エッチング選択比が最大になり、一方、マイクロトレンチ(サブトレンチ)量(大きさ、μm)はAr流量が30sccm以上にすると、30sccm未満に比べて小さくなることが分かる。
前記図4に示す結果を踏まえ、本実施例では第一ドライエッチングは、SFガスとOガスとArガスの混合ガスでSF流量4.2sccm、O流量7sccm、Ar流量28sccmを導入して、0.4Paの圧力でICP電力400W、SiC基板側に印加するバイアス電力を15W、さらにSiC基板をヒーターで80℃に加熱した条件で、30分間エッチングし、深さ約10μmのトレンチを形成した。この第一のドライエッチングが終わった段階でのトレンチ部分のエッチング形状を図5の断面図に示す。
前記第一のドライエッチング条件でエッチングするとエッチング速度0.6μm/min程度である。従来の0.05μm/minに比べて高速にエッチングできるが、そのトレンチ5の断面形状はエッチング底部が少し細くなり、底部にマイクロトレンチ13が発生している。
図5に示したようにマイクロトレンチ13が形成されているトレンチ5の底部をオージェ電子分光法で分析領域を200nmΦの小範囲に絞って、SiとCの組成分析を行った。マイクロトレンチの底部部分13とトレンチ底部中心凸部分14を4点ずつ分析した。その結果、下記表1に示すように分析した領域によって、それぞれSi/C比が異なることがわかった。
Figure 0005135885
表2に示すようにトレンチ底部の中心凸部14はマイクロトレンチ底部13より炭素(C)成分の多いことがわかった。故に、炭素(C)成分は酸素プラズマでドライエッチングすればCOとして除去することができると考えられる。
マイクロトレンチ13のように、ゲート耐圧特性にとって好ましくないトレンチ形状を改善する目的で、図5で示した第一ドライエッチング終了後の試料基板に、の高密度誘導結合プラズマ(ICP)方式の第二ドライエッチングを次の条件で行う。試料基板を80℃に加熱し、ICP電力400W、バイアス電力15W、O/Arガス流量を5/15sccm、圧力0.4Paでエッチング処理時間5分間とした。図6に第一ドライエッチングと第二ドライエッチングによる2段階に処理したSiC基板のトレンチ部分の断面図を示す。図6によれば、トレンチ底部中心の凸部分5が削れてトレンチ底部が平坦に改善されているのがわかる。このようにOとArの混合ガスによる酸素プラズマで表面処理(以下酸素プラズマ処理)することでトレンチ側壁や底部に付着した炭素(C)のエッチング残渣を取り除くことができた結果、トレンチ底部が平坦になったと考えられる。
次に、この第二のドライエッチングである酸素プラズマ処理の前記処理時間(5分)を決めるために行った、表2に示す実験について説明する。
Figure 0005135885
図7〜図10は、第二ドライエッチングの処理時間とトレンチ底部形状との関係を示すためのトレンチ断面図である。深さ約10μmのトレンチを形成する第一ドライエッチング後に、第二のドライエッチング(酸素プラズマ処理)を行なう場合、前述のように、前記第一ドライエッチングによるマイクロトレンチ形状が改善されて平坦な底部になる。このようにトレンチ底部の形状が平坦に改善されるメカニズムを明らかにするために、第二ドライエッチング(酸素プラズマ)の処理時間とトレンチ形状の変化を調べ、その結果を前記図7〜図10に示す。これらの図および表3によれば、処理時間を長くしても、トレンチ深さは10μmから12μmとあまり変わらず、底部6だけが処理時間とともに6a、6b、6c、6dのように尖った形状になっていくことが分かる。しかし、パワーデバイスへの応用という点ではトレンチ底はU字型のように滑らかな形状の方が絶縁破壊電界が大きくなるので、この観点で、第二ドライエッチングの処理時間をあまり長くし過ぎないように、図7の場合の試料2の3分〜5分程度とすることが望ましい。このように第二のドライエッチング(酸素プラズマ処理)は、第一のドライエッチングでトレンチ底部にマイクロトレンチのような形状不良が生じても、トレンチの深さをあまり変えることなく、トレンチ底部の形状不良のみを改善する機能を有することが分かる。
以上述べたように、SF/O/Arガスで行う第一のドライエッチングだけで、10μm以上の所定の深さまでのトレンチエッチングを行うと、トレンチ形状が左右非対称の形状になったり、特に底部に凸部分ができたり、マイクロトレンチ(サブトレンチ)が形成されるというように不安定なエッチング形状になることが多いが、本発明のように、第一のドライエッチング終了後に、Ar/Oガスによる酸素プラズマで行う第二のドライエッチングを行うと、深さをあまり変えずにトレンチ側面の形状不具合、底部の細かい凹凸・サブトレンチを除去することができる。この酸素プラズマ処理は、SiC基板そのものは原則エッチングしないで、第一ドライエッチング中に再堆積したあるいはエッチング残渣として残った炭素(C)のみを除去することができるので、エッチング深さをあまり変化させずに、第一ドライエッチングに起因する形状不良だけの改善が計れるのである。
このように、2段階のエッチング条件を用いてトレンチを形成することにより、ゲート耐圧低下となるトレンチ底部の形状不良をなくし、U字型のトレンチ形状を実現できる。その結果トレンチMOSFET作製工程に本発明を適用することでのゲート・ソース間耐圧を向上させることができ、SiC基板を用いたパワー半導体の特性を向上させることが可能となる。
本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる炭化珪素半導体積層基板上にエッチングマスクを形成した段階の半導体積層基板の要部断面図である。 本発明にかかるエッチングマスクを形成する前にフォトレジストパターンを形成した段階の半導体積層基板の要部断面図である。 本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる炭化珪素半導体積層基板上にエッチングマスクを形成した段階の半導体積層基板の要部断面図である。 本発明にかかる第一ドライエッチングにおけるAr量と選択比およびサブトレンチ量との関係図である。 本発明にかかる第一ドライエッチング後のトレンチ形状の断面図である。 本発明にかかる第一ドライエッチングと第二ドライエッチング後のトレンチ形状の断面図である。 第二のドライエッチング(酸素プラズマ処理)の処理時間を変えた場合のトレンチの断面図である(その1)。 第二のドライエッチング(酸素プラズマ処理)の処理時間を変えた場合のトレンチの断面図である(その2)。 第二のドライエッチング(酸素プラズマ処理)の処理時間を変えた場合のトレンチの断面図である(その3)。 第二のドライエッチング(酸素プラズマ処理)の処理時間を変えた場合のトレンチの断面図である(その4)。 本発明の製造方法により作製したトレンチゲート構造を備えるMOS半導体装置の要部断面図である。 Si半導体基板を用いた、トレンチゲート構造を備えたMOS半導体装置のユニット部分の要部断面図である。 SiC半導体基板に形成されるトレンチとトレンチ底部のマイクロトレンチを示す断面図である。
符号の説明
1 炭化珪素(SiC)基板
2 n型高抵抗層
3 pウエル層
4 SiO膜パターン
5 トレンチ
6 ゲート酸化膜
7 ゲート電極
8 nエミッタ領域
9 層間絶縁膜
10 SiC積層基板
11 エミッタ電極
12 pコンタクト領域
13 マイクロトレンチ
14 フォトレジスト
15 トレンチ中央底部
16a〜16d トレンチ底部。

Claims (2)

  1. 炭化珪素半導体基板表面に所要のパターンを有するSiO膜マスクを形成し、該基板表面に高密度誘導結合プラズマを用いたドライエッチングにより10μm以上の深いトレンチを形成するドライエッチング工程が、エッチング条件の異なる第一ドライエッチングと第二ドライエッチングとをこの順に備える炭化珪素半導体装置の製造方法において、第一ドライエッチングのエッチング条件はエッチングガスにSF、O、Arの混合ガスを用い、該混合ガス中、Arは50%から80%の流量であり、SFとOの流量比はSFがOに対して50%から70%の流量比であって、エッチング時の前記炭化珪素半導体基板の温度を70℃〜100℃に加熱しながら0.5Pa以下の雰囲気圧力でエッチングを行ない、第二ドライエッチングのエッチング条件はAr、Oの混合ガスを用い、該混合ガス中Arは50%から80%の流量であって、前記炭化珪素半導体基板の温度を70℃〜100℃に加熱しながら0.5Pa以下の雰囲気圧力で酸素プラズマ処理を行うことを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  2. 前記SiO膜マスクの膜厚を2.0μm乃至3μmとし、前記第一エッチングを行った後、真空を維持したまま、または一旦大気に開放して再度真空にしてから前記第二エッチングを行うことを特徴とする請求項1記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
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