JP5131947B2 - スプレーダンプナ - Google Patents

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    • B41F7/24Damping devices
    • B41F7/30Damping devices using spraying elements

Description

【技術分野】
【0001】
本発明はオフセット印刷機におけるスプレー方式の湿し水供給装置(以下、”スプレーダンプナ”と言う)に関し、特に印刷機本体で発生したインキミストが湿し水ローラの高速回転によってスプレーダンプナ本体内部に引きずられて侵入し、スプレーノズルにインク汚れを発生させ、或いはスプレーダンプナ内に存在する余剰な湿し水ミストが外部へ漏れて飛散し、不良の印刷紙の発生を防止するようにしたスプレーダンプナに関する。
【背景技術】
【0002】
オフセット印刷機は、版面の画線部にインキを付着させ、非画線部に湿し水を付着させることにより印刷を行う。版面に湿し水を付着させる装置は、ダンプナと呼ばれる。ダンプナには、動作原理の違いによって、いくつかの種類が存在する。代表的な種類は、湿し水スプレーを使用したスプレーダンプナである。スプレーダンプナは、スプレーノズルを備えており、スプレーノズルから湿し水をスプレー状に水滴として噴射し、湿し水ローラに対して湿し水を供給する。
【0003】
図7は従来のスプレーダンプナの構成を模式的に示したものである。3は湿し水ローラ(クロームローラ)である。湿し水ローラ3は、長さが約1600mm程度の円筒形のローラであって、矢印110に示す方向に回転する。111は、ハウジングである。ハウジング111のおおよその断面は、一方に開口112を備えたアルファベットの文字の”U”の形状をしている。ハウジング111の長さは、湿し水ローラ3とほぼ同一の長さがある。ハウジング111は、開口112に近接した湿し水ローラ3の表面114とともにスプレー室115を形成する。ハウジング111は、開口112の反対側にスプレーノズル取り付け部113を備えている。図1に示すスプレーバー5は、スプレーノズル取り付け部113に取り付けられている。図1に示すスプレーバー5に取り付けられたスプレーノズル4のスプレー吹き出し口は、スプレー室115内にあって、開口112を通して、湿し水ローラ3の表面114に湿し水を供給する。ハウジング111とスプレーノズル4を組み合わせた構成がスプレーダンプナ装置100である。
【0004】
さらに、図1は、スプレーダンプナ装置におけるスプレーと版胴の関係を示した模式図である。1は版胴であり、3は湿し水ローラである。版胴1と湿し水ローラ3の間には中間ローラ2がある。中間ローラ2は、湿し水ローラ3に到達した湿し水を均一化して版胴1に移動させる。
図7において、ハウジング111は、開口112を形成するエッジ116及び117を備える。エッジ116と湿し水ローラ3の表面114の間には、間隙118が形成され、エッジ117と湿し水ローラ3の表面114の間には、間隙119が形成される。
【0005】
図7に示した従来のスプレーダンプナ装置100は、主として2つの問題を抱えている。一つは、スプレー室115からの湿し水の流出である。スプレー室115の中でスプレーノズル4から噴出された湿し水は、すべてが湿し水ローラ3に到達するわけではない。一部は、スプレー室115内でミストとなって浮遊する。そうすると、例えば間隙119からスプレー室115の外部に洩れだす。スプレー室115の外に洩れた湿し水ミストは、水滴となって印刷機に付着したり、版胴1の上に滴下して、印刷不良(白抜け)を発生させる。
他の一つの問題は、スプレー室115内へのインキミストで代表される異物の侵入である。インキミストは、乳化したインキが印刷機の工程で空中に霧状に浮遊したものである。スプレー室115内に設置されたスプレーノズル4は、精密に加工された部品である。スプレーノズル4は、設計通りのスプレーパターンで湿し水を噴射するように加工されている。ノズル4が、外部から侵入したインキミストなどで汚染されると、スプレーノズルの形状の精度が低下し、正しいスプレーパターンが得られない。それを防ぐために、印刷機のオペレータは、定期的にスプレーノズル4の清掃あるいは交換を行う必要がある。また、スプレー室115に侵入したインキミストは、スプレーノズル4だけではなく、スプレー室115の内部も汚損する。
【0006】
上記のスプレー室115から外部への湿し水ミストの流出を防ぎ、外部からスプレー室115への異物の侵入を防止するのに役に立つ先行技術が知られている。
特許文献1には、超音波によって湿し水の霧を作り、霧化した湿し水を湿し水ローラに付着させるダンプナ装置が示されている。ここに示されたダンプナ装置は、湿し水の霧を湿し水ローラに接触させる部分の前後に、エアカーテンを備えている。エアカーテンは、外部に出て行こうとする霧を遮る。さらに、ここに示されたダンプナ装置は、余分な霧を、排気ダクトを通して再度水の供給源に戻すメカニズムを備えている。しかし、ここに示された構成は、高速印刷機に対応できない。湿し水ローラの回転数が高くなると湿し水ローラの表面の高速移動に引きずられる空気によって湿し水の霧が外部に引き出される。また、外部からの異物の侵入に対しては当初から考慮されていない。
特許文献1に記載されたダンプナ装置は、エアカーテンのための空気の発生源及び供給源が、ダンプナ装置に一体に組み込まれている。さらに空気の供給源とスリットの出口の距離が離れており、空気の供給源から供給された空気は、直ちにスリットを構成するダクト全体に拡散する。従って、特許文献1に示されたような構成によるエアカーテンでは、湿し水ローラの長さ(約1600mm)の全長にわたる十分な強度のあるエアカーテンを作ることができない。
特許文献2には、スプレーダンプナ装置のスプレーノズルにインキミストなどの異物を付着させない技術が示されている。ここに示されたスプレーノズルは、スプレーノズル先端の吹き出し口を壁で保護している。このことにより、スプレーノズル先端の汚染をきわめて効果的に防ぐことができる。しかし、特許文献2には、スプレーダンプナ装置からの湿し水の流出を防ぐ技術は示されていない。
特許文献3には、印刷機に使用するためのブラシ式の洗浄装置が示されている。ここに示された装置は、ダンプナ装置ではないが、ブラシで除去した異物を、洗浄装置の外部にもらさないようにするための構成を備えている。ここに示された装置は、ブラシの両側にエアカーテンを備えている。このことにより、ブラシで浮き上がった異物は、洗浄装置の外部に洩れない。しかし、ここに示された構成のエアカーテンは、単なる空気ダクトが示されているのみで、湿し水ローラの全長(約1600mm)にわたって均一に空気の吹き出し強さが強いエアカーテンを作る構成は記載されていない。また、外部からの異物の侵入に対しても考慮されていない。
【特許文献1】
実開昭55−94834号
【特許文献2】
特開2005−153513号
【特許文献3】
特開平6−115057号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、外部からスプレーダンプナの内部にインキミストなどの異物が侵入するのを防止し、同時にスプレーダンプナの内部の湿し水のミストが外部に漏れ出すのを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、湿し水ローラの長さ方向にのび、前記湿し水ローラの周方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に近接する一対のエッジ、および前記各エッジ間に形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有するハウジングと、
前記ハウジングに収容され、前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に湿し水をスプレーする複数のスプレーノズルと、
前記湿し水ローラの長さ方向にのび、前記ハウジングに固定された壁部材によって前記各エッジに沿って形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有する一対の隔壁空間と、
前記各隔壁空間に収容され、かつ前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置されるとともに、圧縮空気を前記湿し水ローラの表面に向けて噴出する複数の空気ノズルと、
前記各エッジに沿ってのび、前記各空気ノズルに連通し、前記各空気ノズルに圧縮空気を供給する少なくとも一対の空気供給路とを具備し
前記空気供給路は前記隔壁空間に収容されたエアチューブからなり、前記空気ノズルは前記エアチューブに形成された孔からなることを特徴とするスプレーダンプナが提供される。
【0010】
請求項の発明は、湿し水ローラの長さ方向にのび、前記湿し水ローラの周方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に近接する一対のエッジ、および前記各エッジ間に形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有するハウジングと、
前記ハウジングに収容され、前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に湿し水をスプレーする複数のスプレーノズルと、
前記湿し水ローラの長さ方向にのび、前記ハウジングに固定された壁部材によって前記各エッジに沿って形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有する一対の隔壁空間と、
前記各隔壁空間に収容され、かつ前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置されるとともに、圧縮空気を前記湿し水ローラの表面に向けて噴出する複数の空気ノズルと、
前記各エッジに沿ってのび、前記各空気ノズルに連通し、前記各空気ノズルに圧縮空気を供給する少なくとも一対の空気供給路とを具備し、
前記空気供給路は前記隔壁空間の構成部材で構成された空気ダクトからなり、前記空気ノズルは前記空気ダクトに形成された孔からなることを特徴とするスプレーダンプナが提供される
【0011】
請求項の発明は、請求項1または2に記載のスプレーダンプナにおいて、前記各エッジに沿ってそれぞれ2つ以上の前記空気供給路が設けられ、圧縮空気が前記各空気供給路から供給され、前記各空気ノズルから噴出するようにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項の発明は、請求項1または2に記載のスプレーダンプナにおいて、前記各隔壁空間がそれぞれ2つ以上の小区画に区切られ、前記各小区画にそれぞれ複数の前記空気ノズルが収容されていることを特徴とする。
【0013】
請求項の発明は、請求項4に記載のスプレーダンプナにおいて、前記空気供給路は区切られた小区画に共通の共通供給路からなり、圧縮空気が前記共通供給路から供給され、前記各空気ノズルから噴出するようにしたことを特徴とする。
【0014】
請求項の発明は、湿し水ローラの長さ方向にのび、前記湿し水ローラの周方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に近接する一対のエッジ、および前記各エッジ間に形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有するハウジングと、
前記ハウジングに収容され、前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に湿し水をスプレーする複数のスプレーノズルと、
前記湿し水ローラの長さ方向にのび、前記ハウジングに固定された壁部材によって前記各エッジに沿って形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有する一対の隔壁空間と、
前記各隔壁空間に収容され、かつ前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置されるとともに、圧縮空気を前記湿し水ローラの表面に向けて噴出する複数の空気ノズルと、
前記各エッジに沿ってのび、前記各空気ノズルに連通し、前記各空気ノズルに圧縮空気を供給する少なくとも一対の空気供給路とを具備し、
前記空気供給路は前記隔壁空間の外側に設けられ、複数の空気管が前記空気供給路に接続され、前記隔壁空間の壁を貫通し、前記隔壁空間の内部に達し、前記各空気管によって前記各空気ノズルが形成されていることを特徴とするスプレーダンプナが提供される
【0015】
請求項の発明は、請求項1、2または6に記載のスプレーダンプナにおいて、前記隔壁空間が前記ハウジングの内側に形成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項の発明は、請求項1、2または6に記載のスプレーダンプナにおいて、前記隔壁空間が前記ハウジングの外側に形成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項の発明は、請求項1、2または6に記載のスプレーダンプナにおいて、前記湿し水ローラの表面と前記各エッジ間の距離が5mm以下であることを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明は、請求項1、2または6に記載のスプレーダンプナにおいて、前記隔壁空間に余剰湿し水の排水路が形成されていることを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、スプレーダンプナと湿し水ローラ間の隙間からインクミストが侵入するのを防止し、同時にスプレーダンプナ内において発生した余剰な湿し水ミストがスプレーダンプナの外部に飛散して漏れ出すのを防止するスプレーダンプナのミスト飛散防止・汚れ防止装置を実現することができる。
【0020】
本発明は、請求項1に記載したように、スプレーダンプナのスプレーノズルを収容するハウジングにおいて、一対の隔壁空間を一対のエッジに沿って形成し、その開口を湿し水ローラの表面に対向させた。そして、隔壁空間の内部で空気供給路から供給される圧縮空気を、空気ノズルから吹き出すようにした。
そうすると、空気ノズルから吹き出す圧縮空気は、無用に拡散されることなく効率よく湿し水ローラの表面に吹き付けられる。高速回転する湿し水ローラの表面付近に、空気の層と一体となって付着しているインキミストなどの異物は、湿し水ローラの表面から引き離され、スプレーノズルのあるスプレー室内に引き込まれる前にスプレー室の外で空中に舞い上がる。その結果、異物はスプレー室内に侵入しない。
一方スプレー室内の湿し水のミストが外部に漏れ出すこともない。
【0021】
また、空気供給路を市販のエアチューブで実現したので、きわめて安価である。空気ノズルはエアチューブに孔として設けることで実現することができる。従って、空気ノズルの加工が容易である。また、仮に空気ノズルが詰まったとしても容易に交換可能である。
【0022】
請求項の発明によれば、空気供給路を隔壁空間の構成部材で構成したので、空気供給路の断面は自由な形状が選択でき、また量産時の構造的安定性が高い。
【0023】
請求項の発明によれば、各エッジに沿ってそれぞれ2つ以上の空気供給路を設けたため、空気供給路の空気流通抵抗が少なくなり、より大量の圧縮空気を吹き出すことができる。
【0024】
請求項の発明によれば、各隔壁空間をそれぞれ2つ以上の小区画に区切ったので、幾分構造は複雑になる。しかし、隔壁空間を2つ以上の小区画の区切ると、隔壁空間及び空気ノズルの作用をより一層高めることができる。
【0025】
請求項5の発明によれば、空気供給路として区切られた小区間に共通の共通供給路を設け、圧縮空気を共通供給路から供給し、各空気ノズルから噴出させるようにしたので、隔壁空間を2つ以上の小区画に分割しても、構造が簡単である。
【0026】
請求項の発明によれば、空気ノズルを細い管とし、隔壁空間内には、管のみが露出すようにし、空気供給路を、隔壁空間の外あるいはハウジングの外などに配置可能となる。そのため、スプレーダンプナ装置の取り付けの自由度が増す。
【0027】
請求項の発明によれば、隔壁空間をハウジングの内側に設けたため、本発明を実施する前の既存のスプレーダンプと同一の外形寸法のスプレーダンプナ装置を実現することができ、従来のスプレーダンプナとの互換性が優れる。そのため、容易に従来のスプレーダンプナとの置き換えが可能になり産業上の利用価値が高い。
【0028】
請求項の発明によれば、隔壁空間をハウジングの外側に設けるようにしたため、ハウジング内のスプレー室の開口面積を広くすることができる。
【0029】
請求項の発明によれば、湿し水ローラの表面と各エッジ間の距離を実験によって5mm以下が望ましいことを見出した。
【0030】
請求項10の発明によれば、隔壁空間に余剰湿し水の排水路を設けたので、隔壁空間内で液化した余剰湿し水が不用意に空気ノズルの空気の流れを乱すことがない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明にかかるスプレーダンプナを組み込んだオフセット印刷機の模式図である。
【図2】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図3】図2のスプレーダンプナのI−I線に沿った断面図である。
【図4】図3の隔壁空間の拡大図である。
【図5】他の実施例を示す断面図である。
【図6】他の実施例を示す断面図である。
【図7】従来のスプレーダンプナの模式図である。
【図8】他の実施例を示す断面図である。
【図9】他の実施例を示す説明図である。
【図10】他の実施例を示す断面図である。
【図11】他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0032】
3 湿し水ローラ
4 スプレーノズル
60A,60B 隔壁空間
71A,71B 空気供給路
72 空気ノズル
100 スプレーダンプナ
111 ハウジング
114 表面
116,117,543,544 エッジ
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
図1は、オフセット印刷機に使用されるスプレーダンプナの概念図である。1は版胴である。版胴1は、最終的に湿し水を供給すべき胴である。3は湿し水ローラである。2は中間ローラである。版胴1、中間ローラ2は、印刷機の印刷速度に合わせて高速で回転する。4は湿し水を噴射するスプレーノズルである。5は、スプレーノズル4を支持するスプレーバーである。版胴1、中間ローラ2、湿し水ローラ3は、印刷する紙の幅に合わせた長さがあり、新聞印刷機の場合は、1600mm程度である。スプレーノズル4は、湿し水ローラ3の表面114に均一に湿し水をスプレーするために、横一列に複数個が並んで設けてある。
図2は、本発明のスプレーダンプナのミスト飛散防止・汚れ防止装置を実施したスプレーダンプナの斜視図である。スプレーダンプナ100は、全体として2つの構造体から構成される。ひとつは、スプレーバー本体部50及びプレート521であり、他のひとつはカバー部541である。スプレーバー本体部50及びプレート521とカバー部541は、スプレーダンプナ100の保守作業のときは分離できるようになっている。スプレーバー本体部50には、図1に示したスプレーバー5及びスプレーノズル4が取り付けられている。カバー部541は、スプレーバー本体部50及びプレート521と一体に組み合わさって、全体としてハウジング111を構成する。
【0034】
図3は、図2に示したスプレーダンプナ100を、記号I−Iに沿って示した断面図である。
3は、図1に示した湿し水ローラであり、図3において時計方向に回転する。湿し水ローラ3の反対側には、スプレーバー本体部50がある。スプレーバー本体部50の両側にはプレート521、522が取り付けられている。さらに、プレート521、522には、それぞれカバー部541、542が取り付けられている。カバー541、プレート521、スプレーバー本体部50、プレート522及びカバー部542は組み合わさったときにハウジング111を形成する。また、エンドカバー58、エンドプレート53は、ハウジング111の両端にあって、ハウジング111の両側を略塞ぐ部材である。
また、ハウジング111は、湿し水ローラ3の表面114に向けて開口112を形成している。
【0035】
スプレーバー本体部50には、スプレーダンプナ組立体10が収容されている。スプレーダンプナ組立体10は、スプレーバー5が取り付けられている。スプレーバー5には、図2に示す給水管11が接続されている。さらにスプレーバー5には、ノズル基部6を介してノズルナット7が取り付けられている。ノズルナット7には、スプレーノズル4が収容されている。給水管11から湿し水を供給すると、スプレーノズル4から湿し水がスプレーされる。スプレーバー本体部50とプレート521、522は、ネジ51によって接続されている。ネジ55は、カバー541とプレート521を固定し、ネジ57は、カバー542とプレート522を固定する。蝶番56はプレート522に対してカバー542を開閉可能とする。
【0036】
図3において、60Aは第1の隔壁空間であり、60Bは第2の隔壁空間である。71Aは第1の空気供給路、71Bは第2の空気供給路である。図4は、第1の隔壁空間60A付近の部分拡大図である。なお、以後の説明では、第1の隔壁空間60Aと第2の隔壁空間60Bは、幾何学的に対称にすることで実現することが可能であるので、どちらか一方について詳細に説明し、他の一方の説明は省略することがある。ただし、幾何学的な対称は、本発明の実施に必要な要件ではない。
【0037】
図4において、61はアルファベットの文字”L”の形をした壁部材である。壁部材61とカバー542は、組み合わさって開口70を持った隔壁空間60を形成する。71は、空気供給路としてのエアチューブである。エアチューブ71は、図2に示すように一端がハウジング111から外部に引き出されている。他の一端は、ハウジング111の内部で閉じられている。外部に引き出されたエアチューブ71には、圧縮空気が供給される。72は、空気ノズルである。62は、管固定金具である。管固定金具62は、エアチューブ71をカバー542に固定する。エアチューブ71は、市販の樹脂製のエアチューブでよい。圧縮空気ノズル72は、エアチューブ71にドリルで等間隔に多数の穴をあけるだけでよい。
【0038】
545は、排水路である。排水路545は、隔壁空間60内に設けられた水路である。隔壁空間60には、スプレーノズル4からスプレーされた湿し水の一部がミストとなって侵入する。隔壁空間60に侵入したミストは、水滴となって壁部材61などに付着する。また、水滴となった湿し水が、圧縮空気ノズル72を塞ぐ場合がある。その場合は、排水路545によって、湿し水を排水する。排水路545によって回収した湿し水は、ハウジング111内の他の余剰湿し水とともに、スプレーダンプナ100の外に排水される。
【0039】
カバー542のエッジ543と湿し水ローラ3の表面114の距離G1は、5mm以下がよく、望ましくは4mm以下がよい。また、壁部材61のエッジ544と湿し水ローラ3の表面114の距離G2は、5mm以下がよく、望ましくは4mm以下がよい。
実験は、図3及び図4の構成で、外部からハウジング111の内部に侵入するインキミストについて行った。エアチューブ71は、市販されていて入手が容易な外径6mm、内径4mmの樹脂製のものを使用した。空気ノズル72は、5mmピッチで等間隔に直径0.2mmの穴を多数設けた。エアチューブ71に供給する空気の圧力は、0.15Mpa、0.20Mpa、0.25Mpaと変化させた。評価は、スプレーダンプナ100を実際に印刷機に取り付け、スプレーノズル4の部分に20mm角の白紙を両面テープで貼り、インキミストの付着を目視で観察した。
空気の圧力を変えながら距離G1、G2を、6mm、5mm、4mm、3mmの4通りで評価したところ、4mm以下では、紙片には、ほとんどインキミストの付着は起こらない。5mmでは、幾分インキミストの付着が認められ、6mmでは明らかに付着するインキミストが増加した。空気の圧力を変化させて同様の評価を行ったが、空気の圧力による影響はほとんど見られない。ただし、空気を供給しない場合は、距離に関係なく明らかにインキミストの付着が見られた。
また、湿し水ミストの流出については、スプレーダンプナ100から排出される余剰湿し水の水量から推定可能であり、本発明の効果は十分に確認できた。
【0040】
次に本発明のほかの実施例及び変形例について、図面とともに説明する。本発明を実施するには、図4に示したエアチューブ71の材質は、樹脂であっても金属であってもよい。同様に、図4に示したカバー542と湿し水ローラ114との距離G1及び壁部材61と湿し水ローラ3の表面との距離G2は、同じ距離であってもよく、また違っていても良い。一方図3に示した第1の隔壁空間60Aと第2の隔壁空間60Bの構造と寸法、空気供給路71A、71Bの寸法、構造、空気圧など、本発明を構成する要素は、図面上で左右対称にすることでも実現可能である。しかし、当然のことながら、左右対称であるとしたのは発明の理解を助けるための仮定であって、実際に本発明を実施するために必要な要件ではない。それぞれの構成要素の構造、寸法、空気圧などが同じであっても異なっていても、本発明は実施可能である。
【0041】
図5は、図3に示した空気供給路71に加えて、空気供給路547を追加し、2列とした例である。空気供給路547には、空気ノズル72と同様な空気ノズル548を設けてある。空気供給路を2列にすると、空気供給路全体の断面積を増加させることができる。そのため、空気供給路の空気抵抗が低下する。また、空気供給路71、547はスプレーダンプナ100の長さに合わせて、約1600mmあるが、空気ノズル72、548から噴出する空気は、その全長で均一であることが望ましい。空気供給路を2列にすることにより、1列あたりの空気ノズルの数量を半分にすることができるので、1列の場合より空気の噴出しを均一化することができる。
【0042】
図3及び図4に示した隔壁空間60は、ハウジング111に対して内側に設けている。オフセット印刷機は、スプレーダンプナ100を取り付ける場合、十分なスペースがない場合がある。特に、既存の印刷機に本発明を実施しようとするときは、本発明を実施する前の既存のスプレーダンプナと同じ寸法にするのが現実的である。既存のスプレーダンプナと同じ外形寸法であれば、既存のスプレーダンプナと置き換えることが可能となる。隔壁空間60をハウジング111の内側に設置すれば、スプレーダンプナ100の外形寸法が本発明を実施する前の既存のスプレーダンプナと変わらないので、既存の印刷機と最も互換性が高い。
【0043】
図6は、ハウジング111を構成するカバー542に対して、隔壁空間60を外側に設けるようにした例を示している。印刷機の機種によるが、既存の印刷機に本発明を実施する場合に、スプレーダンプナ100の周辺に余裕がある場合は、隔壁空間60は、ハウジング111の外側に設けるほうがよい場合がある。これは、内側に設けると、図7に示す開口112の面積が隔壁空間60を設けた分小さくなるからである。隔壁空間60を、ハウジング60の外側に設けることができれば、開口112の面積の変化を考慮する必要がなくなる。
【0044】
図8は、図4に示した空気供給路71を、空気ダクト550としたものである。551は、アルファベットのL字型のダクト板金である。圧縮空気ダクト550は、隔壁空間60を構成する壁部材61、カバー542、ダクト板金551によって、長方形に形成されている。72は、空気ノズルであり、ダクト板金551に一列に等間隔に並んでいる。このようにすると、隔壁空間60の断面積が、図4に示した場合と同一であれば、圧縮空気ダクト550の断面積は、チューブ71よりも広くすることができる。
なお、図8に示した圧縮空気ダクト550の形状は例示したものであって、その断面は四角形ではなく、三角形や五角形などその他の形状でもよい。また、位置についても、図8に示した位置に限る必要はなく、隔壁空間60を構成する構造体の一部を含んでいれば、隔壁空間60内のどの位置でもよい。
【0045】
図9は、隔壁空間60内に、空気ノズル552を設け、空気供給路(空気ダクト)553を隔壁空間60から離した例である。空気ノズル552の先端555は、隔壁空間60内にある。この実施例では、複数の空気管が空気供給路553に接続され、支持金具554を貫通し、壁部材61を貫通して、隔壁空間60の内部に達し、各空気管によって各空気ノズル552が形成されている。このようにすることにより、隔壁空間60と空気供給路553を物理的に引き離すことができる。図示はしないが、空気ノズル552を、カバー542を貫通するようにすれば、空気供給路553は、ハウジング111の外に設置することもできる。
【0046】
図10は、図4に示した隔壁空間60を560と561の2つの小区画に分離したものである。小区画560、561には、空気供給路ダクト562、563を設け、空気ノズル564、565を設けたものである。図4に示したように、隔壁空間60は、ひとつであっても十分な効果があるが、複数の小区画に分けることにより、より一層効果がある。なお、図10では、小区画は560と561の2つの例を示したが、図示はしないが3つ以上であってもよい。
【0047】
図11は、図4に示した隔壁空間60を560と561の2つの小区画に分離したものである。小区画560、561には、その間にひとつの空気供給路566を設けた。空気供給路566には、小区画560のための空気ノズル567及び小区画561のための空気ノズル568を設けた。なお、図11では、小区画は、560と561の2つの例を示したが、3つ以上の小区画を設けても良い。

Claims (10)

  1. 湿し水ローラの長さ方向にのび、前記湿し水ローラの周方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に近接する一対のエッジ、および前記各エッジ間に形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有するハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に湿し水をスプレーする複数のスプレーノズルと、
    前記湿し水ローラの長さ方向にのび、前記ハウジングに固定された壁部材によって前記各エッジに沿って形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有する一対の隔壁空間と、
    前記各隔壁空間に収容され、かつ前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置されるとともに、圧縮空気を前記湿し水ローラの表面に向けて噴出する複数の空気ノズルと、
    前記各エッジに沿ってのび、前記各空気ノズルに連通し、前記各空気ノズルに圧縮空気を供給する少なくとも一対の空気供給路とを具備し
    前記空気供給路は前記隔壁空間に収容されたエアチューブからなり、前記空気ノズルは前記エアチューブに形成された孔からなることを特徴とするスプレーダンプナ。
  2. 湿し水ローラの長さ方向にのび、前記湿し水ローラの周方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に近接する一対のエッジ、および前記各エッジ間に形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有するハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に湿し水をスプレーする複数のスプレーノズルと、
    前記湿し水ローラの長さ方向にのび、前記ハウジングに固定された壁部材によって前記各エッジに沿って形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有する一対の隔壁空間と、
    前記各隔壁空間に収容され、かつ前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置されるとともに、圧縮空気を前記湿し水ローラの表面に向けて噴出する複数の空気ノズルと、
    前記各エッジに沿ってのび、前記各空気ノズルに連通し、前記各空気ノズルに圧縮空気を供給する少なくとも一対の空気供給路とを具備し、
    前記空気供給路は前記隔壁空間の構成部材で構成された空気ダクトからなり、前記空気ノズルは前記空気ダクトに形成された孔からなることを特徴とするスプレーダンプナ。
  3. 前記各エッジに沿ってそれぞれ2つ以上の前記空気供給路が設けられ、圧縮空気が前記各空気供給路から供給され、前記各空気ノズルから噴出するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のスプレーダンプナ。
  4. 前記各隔壁空間がそれぞれ2つ以上の小区画に区切られ、前記各小区画にそれぞれ複数の前記空気ノズルが収容されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスプレーダンプナ。
  5. 前記空気供給路は区切られた小区画に共通の共通供給路からなり、圧縮空気が前記共通供給路から供給され、前記各空気ノズルから噴出するようにしたことを特徴とする請求項に記載のスプレーダンプナ。
  6. 湿し水ローラの長さ方向にのび、前記湿し水ローラの周方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に近接する一対のエッジ、および前記各エッジ間に形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有するハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置され、前記湿し水ローラの表面に湿し水をスプレーする複数のスプレーノズルと、
    前記湿し水ローラの長さ方向にのび、前記ハウジングに固定された壁部材によって前記各エッジに沿って形成され、前記湿し水ローラの表面に対向する開口を有する一対の隔壁空間と、
    前記各隔壁空間に収容され、かつ前記湿し水ローラの長さ方向に間隔を置いて配置されるとともに、圧縮空気を前記湿し水ローラの表面に向けて噴出する複数の空気ノズルと、
    前記各エッジに沿ってのび、前記各空気ノズルに連通し、前記各空気ノズルに圧縮空気を供給する少なくとも一対の空気供給路とを具備し、
    前記空気供給路は前記隔壁空間の外側に設けられ、複数の空気管が前記空気供給路に接続され、前記隔壁空間の壁を貫通し、前記隔壁空間の内部に達し、前記各空気管によって前記各空気ノズルが形成されていることを特徴とするスプレーダンプナ。
  7. 前記隔壁空間が前記ハウジングの内側に形成されていることを特徴とする請求項1、2または6に記載のスプレーダンプナ。
  8. 前記隔壁空間が前記ハウジングの外側に形成されていることを特徴とする請求項1、2または6に記載のスプレーダンプナ。
  9. 前記湿し水ローラの表面と前記各エッジ間の距離が5mm以下であることを特徴とする請求項1、2または6に記載のスプレーダンプナ。
  10. 前記隔壁空間に余剰湿し水の排水路が形成されていることを特徴とする請求項1、2または6に記載のスプレーダンプナ
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