JPH06115057A - シリンダ洗浄装置 - Google Patents

シリンダ洗浄装置

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JPH06115057A
JPH06115057A JP29213192A JP29213192A JPH06115057A JP H06115057 A JPH06115057 A JP H06115057A JP 29213192 A JP29213192 A JP 29213192A JP 29213192 A JP29213192 A JP 29213192A JP H06115057 A JPH06115057 A JP H06115057A
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cylinder
housing
air
rotary brush
brush
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JP29213192A
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Akira Hara
瑛 原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工機のシリンダの外周から除去した付着物
の周囲への飛散を防止する。 【構成】 シリンダ1の外周に離接可能に回転ブラシ2
を設け、回転ブラシ2の外周をハウンジング3で包囲
し、ハウジング3のシリンダ1に対向する開口3aに空
気通路5及びスリット6を設ける。このスリット6から
エアを吹き出してエアカーテンを形成することにより、
ハウジング1内の紙粉等の塵埃が周囲に飛散しないよう
にする。またシリンダの回転方向下流側のシリンダ表面
にエアを吹き付けることにより、エアナイフ効果を生じ
せしめ、シリンダの外周から除去した塵埃が静電気等の
作用によって再びシリンダ表面に付着し、シリンダの回
転に伴ってハウジング外に運び出されるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷機、製
紙機、紙加工機、繊維機械などの加工機のシリンダの外
周面に付着した汚れを除去するシリンダ洗浄装置に係
り、特に回転ブラシを用いて乾式で洗浄を行うシリンダ
洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、オフセット印刷機のブランケッ
トシリンダに巻回されたブランケットの表面には、印刷
紙粉等の汚れが付着するため、高い印刷品質を維持する
ためには周期的にブランケット表面を洗浄する必要があ
る。この洗浄を自動的に行う装置としては、従来から種
々の装置が提案されている。
【0003】例えば、特開平2−178048号公報に
記載されたように、ブランケットシリンダの外周にブラ
シ組立体を軸方向に平行に設け、このブラシ組立体をブ
ランケットシリンダの外周に対して接離可能とし、ブラ
シ組立体とそれに近接したブランケットシリンダの部分
をハウジングで包囲して構成した洗浄装置が知られてい
る。
【0004】この装置によると、回転するブランケット
シリンダにブラシ組立体を当接させてブランケット上の
紙粉等を除去したとき、除去された紙粉等がハウジング
により周囲に飛散することを防止できる。また、ハウジ
ング内の空気を真空装置などで吸引することにより、紙
粉等を所定の場所に排出することができる。
【0005】また、特開平4−99628号公報に記載
された洗浄装置は、乾式ブラシロールをブランケットシ
リンダに対向して平行に、かつ接離可能に設け、ブラシ
ロールをブランケットシリンダの回転方向に対して反対
の方向に所定の相対回転速度で回転駆動するようにした
ものである。この提案においてもブラシロールをハウジ
ングで包囲し、除去された紙粉等を収集する塵埃収集部
をハウジングに設けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記各従来例におい
て、ハウジングのブランケットシリンダに対向する面に
は、ブラシがブランケットシリンダに向かって突出する
ための開口部が設けられている。この開口からハウジン
グ内に収集された塵埃などが外部に飛散するという問題
があった。この問題を解決するため特開平2−1780
48号公報に記載の洗浄装置においては、ハウジングの
開口のシリンダ回転方向の前後縁にゴムなどで構成され
たフレキシブルワイパが設けられている。そしてこのワ
イパがブランケットシリンダの表面の全軸長にわたって
摺接することにより、開口からの塵埃などの飛散を防止
している。
【0007】しかしながら、ブランケットシリンダの外
周には、ブランケットの両端を巻き込んで係止するため
の間隙及び取付金具が全軸長にわたって設けられてい
る。このためフレキシブルワイパがこの間隙の部位を通
過するときに、塵埃などがこの間隙から周囲に飛散する
恐れがあった。なお、特開平4−99628号公報に記
載の洗浄装置では、この点については配慮されていなか
った。本発明の目的は、加工機のシリンダの外周から除
去した付着物の周囲への飛散を防止できるシリンダ洗浄
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、加工機のフレームに回転自在に支持され
たシリンダの外周面に付着した汚れを除去するシリンダ
洗浄装置であって、前記シリンダの外周に接離可能に設
けられた回転ブラシが前記シリンダに当接したときに、
前記回転ブラシ及び該回転ブラシに近接した前記シリン
ダの部分を包囲するハウジングと、該ハウジング内のエ
アを吸引する吸気手段と、前記ハウジングの少なくとも
前記シリンダの回転方向下流側に設けられ、シリンダ表
面に向けてエアを吹き付けるエア吹出し口とを備えた構
成にある。
【0009】
【作用】上記のように構成されたシリンダ洗浄装置によ
ると、エア吹出し口から吹き出すエアにて形成されるエ
アカーテンの作用により、ハウジングのシリンダに対向
する面に形成された開口の内部と外部とが仕切られるた
め、回転ブラシにてシリンダ表面から除去し、ハウジン
グ内に浮遊する付着物の周囲への飛散を防止できる。ま
たエアをシリンダ表面に向けて吹き付けているため、そ
のエアナイフ効果により一旦除去された付着物がシリン
ダ表面に発生した静電気によって再び付着し、シリンダ
の回転に伴ってハウジング外に運び出される現象をも防
止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明のシリンダ洗浄装置の一実施例
を図面を参照して説明する。図1ないし図3に本発明の
一実施例の要部の構成を示す。本実施例は、オフセット
印刷機のブランケットシリンダの洗浄に適用したもので
ある。図において、ブランケットシリンダ1の外周に
は、シリンダ1の軸方向に平行に回転ブラシ2が設けら
れている。回転ブラシ2の外周には断面がほぼコ字状の
ハウジング3がシリンダ1の軸方向の平行に全長にわた
って設けられており、回転ブラシ2の軸4はハウジング
3の両端面に回転自在に支持されている。また軸4はハ
ウジング3に設けられた図示しないモータにより回転駆
動される。さらにハウジング3は、図示しない印刷機フ
レームに取り付けられたアクチュエータにより、シリン
ダ1に対して近接及び離間する方向に移動駆動される。
【0011】ハウジング3は、シリンダ1の軸方向に平
行な両側面と直角な両端面と上面とからなっており、シ
リンダ1に対向する下面は開口している。そして回転ブ
ラシ2はハウジング3の開口3aから外側に突出してお
り、ハウジング3がシリンダ1に近接したときに、回転
ブラシ2の外周がシリンダ1の外周に当接するようにな
っている。また、ハウジング3の開口3a両側にはシリ
ンダ1の軸方向に平行に、全長にわたってエア通路5が
設けられており、エア通路5の回転ブラシ2に対向する
側には、全長にわたってシリンダ1の外周面に向かって
開口するスリット6が設けられている。ここで、スリッ
ト6はエア吹出し口を構成するものである。
【0012】ハウジング3には吸気手段として、図示を
省略した真空ポンプに接続されたエアホース7が取り付
けられている。また、ハウジング3の両端面間にはシャ
フト8が軸方向に平行に回動可能に設けられており、シ
ャフト8にはアーム9を介してスクレーパ10の一端が
固定されている。このスクレーパ10は、回転ブラシ2
に差込まれ、その回転に抵抗を与え、回転ブラシに付着
している紙粉等を除去する作用を成すものである。さら
にシャフト8のハウジング3の一方の端面から外側に突
出する一端には、ハンドル11の基端が固定されてお
り、ハンドル11の先端はハウジング3の端面に形成さ
れた円弧状の案内溝12に案内されている。
【0013】次に本実施例の作用を説明する。ブランケ
ットシリンダ1を矢印Aで示す方向に回転させ、図示し
ないアクチュエータによりハウジング3をシリンダ1に
近接させて回転ブラシ2の外周をシリンダ1の外周に当
接させる。そしてスクレーパ10の先端を回転ブラシ2
に差し込んで回転ブラシの回転に抵抗を与えると、シリ
ンダ1の周速度より回転ブラシ2の周速度が遅くなり、
シリンダ1の外周に付着した紙粉等を除去することがで
きる。回転ブラシ自体への紙粉等の付着物はスクレーパ
10によってかき落とされる。
【0014】除去された紙粉等は、真空ポンプによりエ
アホース7を介して外部に排出される。このときエア通
路5に圧縮空気を送給しスリット6から吹き出すことに
より、ハウジング3の開口3aとシリンダ1の外周面と
の間にエアカーテンが形成され、ハウジング3内の紙粉
等が外部に飛散することを防止できる。同時に真空ポン
プによるエアの吸引効率を高めることができる。さらに
エアがシリンダの回転方向のシリンダ下流側のシリンダ
表面に向けられ、かつシリンダの回転方向に対して上流
側に吹き付けられているので、エアナイフ効果により、
回転ブラシによってシリンダ表面から除去された紙粉等
がシリンダに発生した静電気により再び付着するのを防
止することができる。またハンドル11を矢印C方向に
回動させ、スクレーパ10の先端を回転ブラシ2内に係
合させることにより、回転ブラシ2内に残存する紙粉等
をかき落とすことができる。
【0015】本実施例によれば、ハウジング3の開口3
aとブランケットシリンダ1の外周面との間にエアを吹
き出してエアカーテンを形成するようにしたので、シリ
ンダ1の表面にブランケットを係止するための溝などが
あっても、開口3aとシリンダ1の外周面との間の内外
部を遮断することができ、紙粉等が開口3aを介して外
部に飛散することを防ぐことができる。
【0016】上記実施例では空気通路5及びスリット6
をハウジング3の開口3aの両側に設けた場合について
説明したが、開口3aの矢印B側の片側にのみ設けても
よい。すなわち、紙粉等は回転ブラシ2の矢印Bで示す
回転方向の下流側に集まるので、上流側の空気通路5及
びスリット6を省略しても外部への飛散の防止効果を得
ることができる。また空気通路5及びスリット6を開口
3aの軸方向に直角方向の両端に設けることにより、前
記飛散防止効果をさらに向上させることができる。
【0017】上記実施例では、回転ブラシをシリンダと
の摩擦力によって回転させる構造になっているが、回転
ブラシをモータ駆動させるように構成することもでき
る。本発明のシリンダ洗浄装置は、ハウジングの開口が
シリンダの外周に触れることなく、近接して配置され、
かつシリンダ表面に向けて吹き付けられるエアにて形成
されるエアカーテンによってハウジングの開口が内部と
外部とを仕切るため、例えば印刷用紙をグリップするた
めの機構を配置するためのギャップが設けられたシリン
ダにも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシリンダ
洗浄装置によれば、ハウジング開口の少なくともシリン
ダの回転方向下流側に、エアをシリンダ表面に吹き付け
るエア吹出し口を設けたので、開口とシリンダ外周面と
の間に形成されるエアカーテンにより、シリンダ表面か
ら除去した付着物が周囲に飛散することをほぼ完全に防
止することができると共に、エアナイフ効果により除去
しら付着物のシリンダ表面への再付着が防止され、シリ
ンダの洗浄効果が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシリンダ洗浄装置の一実施例の要部
の構成を示す側断面図である。
【図2】 実施例のシリンダ洗浄装置の外観側面図であ
る。
【図3】 実施例のシリンダ洗浄装置の斜視図である。
【符号の説明】 1 ブランケットシリンダ、2 回転ブラシ、3 ハウ
ジング、5 空気通路、6 スリット、7 エアホー
ス、10 スクレーパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機のフレームに回転自在に支持され
    たシリンダの外周面に付着した汚れを除去するシリンダ
    洗浄装置であって、 前記シリンダの外周に接離可能に設けられた回転ブラシ
    と、 該回転ブラシが前記シリンダに当接したときに、前記回
    転ブラシ及び該回転ブラシに近接した前記シリンダの部
    分を包囲するハウジングと、 該ハウジング内のエアを吸引する吸気手段と、 前記ハウジングの少くとも前記シリンダの回転方向下流
    側に設けられ、エアを前記シリンダ表面に吹き付けるエ
    ア吹出し口と、を備えることを特徴とするシリンダ洗浄
    装置。
JP29213192A 1992-10-06 1992-10-06 シリンダ洗浄装置 Expired - Fee Related JPH0775889B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10320951B4 (de) * 2003-05-09 2007-10-11 Janko Despot Reinigungsvorrichtung für einen Druckmaschinenzylinder
WO2009041582A1 (ja) 2007-09-28 2009-04-02 Baldwin-Japan Ltd. スプレーダンプナ
US20200346484A1 (en) * 2019-05-03 2020-11-05 Hymmen GmbH Maschinen- und Anlagenbau Method and device for surface processing
US12090511B2 (en) 2017-06-13 2024-09-17 Hymmen GmbH Maschinen—und Anlagenbau Method and apparatus for producing a decorative surface

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