JP2002345694A - 電気掃除機の床ノズル - Google Patents

電気掃除機の床ノズル

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JP2002345694A
JP2002345694A JP2001156572A JP2001156572A JP2002345694A JP 2002345694 A JP2002345694 A JP 2002345694A JP 2001156572 A JP2001156572 A JP 2001156572A JP 2001156572 A JP2001156572 A JP 2001156572A JP 2002345694 A JP2002345694 A JP 2002345694A
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vacuum cleaner
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dust
floor
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Shigeru Narakino
滋 楢木野
Yasushi Niwatsukino
恭 庭月野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ブラシを備えた電気掃除機の床ノズルに
おいては、回転ブラシにより塵埃を掻きあげて吸い込み
するが、回転ブラシによって被掃除面に平行に弾き飛ば
された塵埃は、床ノズル下面と被掃除面との隙間に入り
込み、吸引力の弱い電気掃除機では集塵できないことが
ある。 【解決手段】 空気とともに塵埃を吸引する吸込み口3
と、塵埃を掻きあげる回転ブラシ1と、前記吸込み口3
を送風機へ連通させる通気路4を有する電気掃除機の床
ノズルにおいて、回転ブラシ1の後方に、先端部が自重
またはバネ力で床面に接するように構成され、かつ、通
気路4へ塵埃を導く誘導部材2を設けた構成とし、回転
ブラシ1によって被掃除面に平行に弾き飛ばされた塵埃
を誘導部材2によって確実に床ノズル内の集塵部に導く
ことができ、吸引力の弱い電気掃除機でも集塵性能を大
きく向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ブラシにより
塵埃を掻きあげる手段を備えた電気掃除機の床ノズルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転ブラシによって塵埃を掻きあ
げる手段を備えた電気掃除機の例として、たとえば、特
開昭61−240934号公報に記載されたものがあ
り、図6に従来の電気掃除機の床ノズルの断面図を示
す。
【0003】前記の電気掃除機における回転ブラシによ
り塵埃を掻きあげる手段は、図6に示すように床ノズル
23の内部に、その吸い込み口26に一部が臨むように
ブラシ22を持つ回転ブラシ21を回転自在に装備し、
この回転ブラシ21を直流式整流子モータ24に駆動用
ベルト25によって連結して構成されている。なお、図
面では吸塵機構は省略する。
【0004】上記の回転ブラシにより塵埃を掻きあげる
手段の構成において、スイッチが入ると床ノズル23の
直流式整流子モータ24に電力が供給され、回転を開始
する。そして、この回転は駆動用ベルト25を介して回
転ブラシ21に伝達され、回転ブラシ21の回転で床面
の塵埃が掻きあげられ、そして掻きあげられた塵埃は吸
塵機構の動作で吸い込まれ、集塵効率の高い掃除ができ
ることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した従来の電気掃除機の回転ブラシ21により塵埃を
掻きあげる手段の床ノズル23では、回転ブラシ21に
よって被掃除面に平行に弾き飛ばされた塵埃は、床ノズ
ル23下面と被掃除面との隙間に入り込み、吸引力の弱
い電気掃除機では集塵できないことがある。
【0006】そこで本発明は、塵埃を確実に床ノズル内
に導き、吸引力の弱い電気掃除機でも集塵性能を向上さ
せた電気掃除機の床ノズルを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、空気とともに塵埃を吸引する吸込み口と、
塵埃を掻きあげる回転ブラシと、前記吸込み口を送風機
へ連通させる通気路を有する電気掃除機の床ノズルにお
いて、前記回転ブラシの後方に、先端部が自重またはバ
ネ力で床面に接するように構成され、かつ、前記通気路
へ塵埃を導く誘導部材を設けた構成とする。
【0008】本発明によれば、回転ブラシによって被掃
除面に平行に弾き飛ばされた塵埃を誘導部材によって確
実に床ノズル内の集塵部に導くことができ、集塵性能を
大きく向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、床ノズル筐体が、空気とともに塵埃を吸引する吸込
み口と、塵埃を掻きあげる回転ブラシと、前記吸込み口
を送風機へ連通させる通気路を有する電気掃除機の床ノ
ズルにおいて、前記回転ブラシの後方に、前記通気路へ
塵埃を導く誘導部材を設けた電気掃除機の床ノズルであ
り、回転ブラシによって被掃除面に平行に弾き飛ばされ
た塵埃を誘導部材によって確実に通気路へ導くことがで
きるという作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の電気掃除機の床ノズルにおいて、床ノズル筐
体は、誘導部材の後方に塵埃を捕集する集塵部を有する
構成としたものであり、回転ブラシによって被掃除面に
平行に弾き飛ばされた塵埃を誘導部材によって確実に集
塵部に誘導し捕集することができるという作用を有す
る。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載の電気掃除機の床ノズルにおいて、誘
導部材を、内側面が吸込み口に向かい傾斜している構造
としたものであり、吸引力の弱い電気掃除機においても
回転ブラシによって被掃除面に平行に弾き飛ばされた塵
埃を、誘導部材で確実に通気路へ導くことができるとい
う作用を有する。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1から3のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズルにお
いて、誘導部材を、床ノズル筐体の走行方向に対し鋭角
に位置するように構成したものでありれ、回転ブラシに
よって被掃除面に平行に弾き飛ばされた塵埃を誘導部材
により確実に床ノズル筐体内へ導くことができるという
作用を有する。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1から4のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズルにお
いて、誘導部材を、先端部が常時被掃除面に接触するよ
うに設けたものであり、回転ブラシによって被掃除面に
平行に弾き飛ばされた微細な塵埃も誘導部材により確実
に床ノズル筐体内へ導くことができ、また、回転ブラシ
に接触しなかった塵埃も床ノズル筐体内へ導くことがで
きるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1から5のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズルおい
て、誘導部材は、ヒンジ構造で回動自在に取付けられ、
先端部が自重またはバネで床面に接するように構成され
たものであり、被掃除面の起伏に関係なく、常時誘導部
材が被掃除面に接触し、効果的に集塵できるという作用
を有する。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1から5のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズルにお
いて、誘導部材は、取付け部に弾性部材を有し、床面方
向に移動自在に構成されたものであり、被掃除面の起伏
に関係なく、常時誘導部材が被掃除面に接触し、効果的
に集塵できるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1から7のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズルにお
いて、誘導部材は、その先端から床ノズル筐体の底面ま
での距離が調整可能に構成されたものであり、被掃除面
の状態にあわせて誘導部材の被掃除面への接触度合いを
調整することができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1から8のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズルにお
いて、誘導部材を被掃除面の形態に合わせて取り替えが
可能にしたものであり、被掃除面の状態にあわせて最適
な誘導部材を選別することができるという作用を有す
る。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項1から9のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズルに
おいて、誘導部材をブラシで形成したものであり、被掃
除面の複雑な起伏に関係なく、常時誘導部材を被掃除面
に接触できるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項1から9のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズルに
おいて、誘導部材を弾性体で形成したものであり、被掃
除面の複雑な起伏に関係なく、常時誘導部材を被掃除面
に接触できるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項1から11のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズル
おいて、誘導部材を導電性材料で形成したものであり、
誘導部材が静電気を除電することができ、静電気による
塵埃の吸着力を除去することができるという作用を有す
る。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の電気掃除機の床ノズルの断面図、図2は同床ノズ
ルの下面図、図3は同床ノズルの断面図である。
【0023】この実施の形態1の電気掃除機の床ノズル
は、図1〜図3に示すように床ノズル筐体5内に、塵埃
をかきあげる回転ブラシ1を、その先端部が底面の吸い
込み口3に臨み、かつ、被掃除面にわずかに接触する位
置に回転自在に設置している。なお、回転ブラシ1を回
転させる駆動源は、床ノズル筐体5内に設けられたモー
タあるいは送風機が発生する吸引力等、その手段は問わ
ない。
【0024】前記床ノズル筐体5における底面側で、か
つ、吸い込み口3および回転ブラシ1の後方には板状の
誘導部材2を設けている。具体的には、板状の誘導部材
2は後部にヒンジ構造を有し、ヒンジ構造における支点
2aを中心とし可動する、すなわち先端部が床面に接す
る方向に自重またはバネ力で付勢されている。
【0025】前記の誘導部材2は、図1に示すように被
掃除面に対し入射角が鋭角になるように構成されてい
る。なお、誘導部材2はブラシや弾性体、その他に導電
性材料で構成されていても何ら問題は無い。さらに、誘
導部材2をその先端から床ノズル筐体の底面までの距離
が調整可能にして、被掃除面の状態にあわせて誘導部材
2の被掃除面への接触度合いを調整することができるよ
うにしたり、あるいは、誘導部材2を被掃除面の形態に
合わせて取り替えが可能にしたり、誘導部材2を弾性体
で形成して被掃除面の複雑な起伏に関係なく、常時誘導
部材を被掃除面に接触できるようにしてもよい。
【0026】前記の床ノズル筐体5の後部には、吸込み
口3から空気と共に吸込まれた塵埃を送風機(図示せ
ず)へと導く通気路4を設けてあり、さらに床ノズル筐
体5の底面の前部と後部には被掃除面と接触し、ノズル
の進行方向に回転可能なローラ6aおよび6bを設けて
いる。なお、このローラ6aおよび6bは、床ノズル筐
体5の底面の最下位置よりも数mm程度下側に突出する
位置に取付けられている。図中の矢印aは床ノズル筐体
5の進行方向、矢印bは回転ブラシ1の回転方向を表わ
す。
【0027】以上のような構成において、電気掃除機に
電圧を印加すると、床ノズル筐体5に内設されたモータ
によって、あるいは、送風機が発生する吸引力によって
回転ブラシ1がb方向に回転を始める。回転ブラシ1の
先端は被掃除面に接触しており、被掃除面に存在する塵
埃を、床ノズル筐体5の進行方向aとは反対方向に弾き
飛ばすが、弾き飛ばされた塵埃は、誘導部材2の内側面
を伝って通気路4へ導かれる。通気路4に導かれた塵埃
は、送風機が発生する吸引力によって集塵部(図示せ
ず)へ吸込まれ、捕集される。
【0028】なお、図3に示すように床ノズル筐体5を
空中に持ち上げたとき、誘導部材2はその自重によって
下方向に垂れ下がった状態となる。このとき、誘導部材
2の最先端部はローラー6a、6bの最下位置よりも下
に位置するように構成されている。床ノズル筐体5を被
掃除面に置いたときは、図1に示すように、誘導部材2
は被掃除面と接触するため、回転ブラシ1側に持ち上げ
られるが、誘導部材2はヒンジ構造を有しているので、
その自重により、誘導部材2の先端部は常時被掃除面と
接触している。
【0029】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2の電気掃除機の床ノズルの断面図である。なお、
実施の形態1と同じ構成部材については共通の符号で指
示し、その詳細な説明は省略する。
【0030】この実施の形態2の電気掃除機の床ノズル
は、図4に示すように前記実施の形態1の構造におい
て、床ノズル筐体5の内部の回転ブラシ1の後方に集塵
部7を設けた構成に特徴を有する。
【0031】以上のような構成において、電気掃除機に
電圧を印加すると、床ノズル筐体5に内設されたモータ
によって回転ブラシ1がb方向に回転を始める。回転ブ
ラシ1の先端は被掃除面に接触しており、被掃除面に存
在する塵埃を、床ノズル筐体5の進行方向aとは反対方
向に塵埃を弾き飛ばすが、弾き飛ばされた塵埃は、誘導
部材2の内側面を伝って集塵部7に捕集される。
【0032】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3の電気掃除機の床ノズルの要部断面図である。な
お、実施の形態1および実施の形態2と同じ構成部材に
ついては共通の符号で指示し、その詳細な説明は省略す
る。
【0033】この実施の形態3の電気掃除機の床ノズル
は、床ノズル筐体5内における誘導部材2の取付け構造
に特徴を有し、すなわち、誘導部材2の後部を弾性部材
8を介して取り付け、被掃除面の形態に沿って誘導部材
2の位置が可変し、常時、被掃除面と接触するように設
置している。
【0034】以上のような構成において、電気掃除機を
床面に沿って進行させるとき、その床面に凹凸があって
も誘導部材2は前記凹凸に応じて伸縮して常に被掃除面
と接触し、したがって、被掃除面に存在する塵埃を有効
に捕集することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
による電気掃除機は、回転ブラシによって被掃除面に平
行に弾き飛ばされた塵埃を誘導部材によって確実に通気
路へ導くことができ、吸引力の弱い電気掃除機であって
も集塵効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電気掃除機の床ノズル
の断面図
【図2】同床ノズルの下面図
【図3】同床ノズルの断面図
【図4】本発明の実施の形態2の電気掃除機の床ノズル
の断面図
【図5】本発明の実施の形態3の電気掃除機の床ノズル
の要部断面図
【図6】従来の電気掃除機の床ノズルの断面図
【符号の説明】
1 回転ブラシ 2 誘導部材 2a 支点 3 吸込み口 4 通気路 5 床ノズル筐体 6a ローラ 6b ローラ 7 集塵部 8 弾性部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床ノズル筐体が、空気とともに塵埃を吸引
    する吸込み口と、塵埃を掻きあげる回転ブラシと、前記
    吸込み口を送風機へ連通させる通気路を有する電気掃除
    機の床ノズルにおいて、前記回転ブラシの後方に、前記
    通気路へ塵埃を導く誘導部材を設けたことを特徴とする
    電気掃除機の床ノズル。
  2. 【請求項2】床ノズル筐体は、誘導部材の後方に塵埃を
    捕集する集塵部を有することを特徴とする請求項1記載
    の電気掃除機の床ノズル。
  3. 【請求項3】誘導部材は、内側面が吸込み口に向かい傾
    斜していることを特徴とする請求項1または2記載の電
    気掃除機の床ノズル。
  4. 【請求項4】誘導部材は、床ノズル筐体の走行方向に対
    し鋭角に位置するよう構成されたことを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズル。
  5. 【請求項5】誘導部材は、先端部が常時被掃除面に接触
    するように設けられたことを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズル。
  6. 【請求項6】誘導部材は、ヒンジ構造で回動自在に取付
    けられ、先端部が自重またはバネ力で床面に接するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれ
    かに記載の電気掃除機の床ノズル。
  7. 【請求項7】誘導部材は、取付け部に弾性部材を有し、
    床面方向に移動自在に構成されたことを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズル。
  8. 【請求項8】誘導部材は、その先端から床ノズル筐体の
    底面までの距離が調整可能であることを特徴とする請求
    項1から7のいずれかに記載の電気掃除機の床ノズル。
  9. 【請求項9】誘導部材は、被掃除面の形態に合わせて取
    り替えが可能であることを特徴とする請求項1から8の
    いずれかに記載の電気掃除機の床ノズル。
  10. 【請求項10】誘導部材は、ブラシで形成されたことを
    特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の電気掃除
    機の床ノズル。
  11. 【請求項11】誘導部材は、弾性体で形成されたことを
    特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の電気掃除
    機の床ノズル。
  12. 【請求項12】誘導部材は、導電性材料で形成されたこ
    とを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の電
    気掃除機の床ノズル。
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