JP2000037327A - 掃除機用床ノズル - Google Patents

掃除機用床ノズル

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JP2000037327A
JP2000037327A JP20742498A JP20742498A JP2000037327A JP 2000037327 A JP2000037327 A JP 2000037327A JP 20742498 A JP20742498 A JP 20742498A JP 20742498 A JP20742498 A JP 20742498A JP 2000037327 A JP2000037327 A JP 2000037327A
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JP
Japan
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floor nozzle
brush
chamber
cleaned
vacuum cleaner
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JP20742498A
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Koji Oka
浩二 岡
Toru Hirose
徹 広瀬
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシ部分が吸引空気流の流路を妨げないの
で集塵性能が良く、清掃時の操作抵抗が軽い掃除気用床
ノズルを提供する。 【解決手段】 掃除機本体の吸引力により、被清掃面1
0上の塵埃が吸引口15から床ノズル内に取り込まれ、
吸気口部8を経て掃除機本体側へ吸引される。一方、床
ノズル内に備えられた回転ブラシ11の回転運動によ
り、被清掃面10上の塵埃はかき上げられて隔壁14を
超えて吸引口15から吸引される。床ノズルカバー9前
面と被清掃面10との間には隙間を、また、床ノズルカ
バー9後面と被清掃面10、及び隔壁14と被清掃面1
0との間には微小な隙間を設けている。これにより、負
圧の高い吸気室13と負圧を受けないブラシ室12とを
独立させることができ、吸引空気流の流路をブラシ11
が妨げることもなく、また、吸引口15の開口面積を小
さし、操作抵抗を軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機に用いら
れる掃除機用床ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術について図9に基づい
て説明する。図において、1は掃除機本体内の電動送風
機の吸引力が作用し、吸引口6から塵埃を吸引する吸気
口部で、この吸気口部1は掃除機本体側に接続されてい
るホース、パイプまでの空気流の流路となる。2はノズ
ル全体を覆っている床ノズルカバーである。3は回転ブ
ラシで、複数のブレード4を有し、複数のブレード4は
回転軸5を略中心に略放射状に配されている。回転軸5
の両端は軸受けで回転自在に支持され、回転ブラシ3を
回転させることが可能となっている。
【0003】以上の構成で、使用者が清掃を行うと、回
転ブラシ3が回転することによりブレード4が被清掃面
7上の塵芥をかき上げる役目をし、絨毯等に絡み付いた
ゴミなどを取り去るのに効果をあげる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成の掃除機用床ノズルは、被清掃面上の塵芥をかき
あげる回転ブラシ3が吸引口6の一部をふさいでいるの
で、吸引空気の流れを妨げ、効率の良い吸引ができなか
った。また、吸引口6の床面積を小さくするのにも限界
があったため清掃時の操作抵抗を小さくするのが困難で
あった。さらに、床ノズルカバー2の前面と被清掃面7
との隙間が狭いため、大量に存在する塵埃を床ノズルカ
バー2前面に蓄積してしまい良好な集塵が行えなかっ
た。
【0005】本発明はこのような従来の掃除機用床ノズ
ルが有している課題を解決しようとするもので、効率の
良い集塵を行うだけでなく清掃時の操作抵抗を軽減して
操作性を良好とした掃除機用床ノズルを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、床ノズルカバー内に、被清掃面上の塵埃を
かきあげるブラシを回転自在に収容したブラシ室と、吸
引力が作用する吸気室を設け、前記ブラシ室と吸気室と
の間に隔壁を設け、この隔壁の下端と被清掃面との間に
隙間を設けたもので、この構成では、ブラシ室と吸気室
から独立しているため、ブラシが吸引空気の流れを妨げ
ず効率の良い吸引ができ、また、吸気室に設けた吸引口
の床面積を小さくすることができるので、清掃時の操作
抵抗を小さくすることが可能となるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
床ノズルカバー内に、被清掃面上の塵埃をかきあげるブ
ラシを回転自在に収容したブラシ室と、吸引力が作用す
る吸気室を設け、前記ブラシ室と吸気室との間に隔壁を
設け、この隔壁の下端と被清掃面との間に隙間を設けた
ものである。
【0008】この構成によれば、ブラシの位置が吸気室
から独立しているため、ブラシが吸引空気の流れを妨げ
ず効率の良い吸引ができ、また、吸引口の床面積を小さ
くすることができるので、清掃時の操作抵抗を小さくす
ることが可能となるものである。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明における床ノズルカバー前面と被清掃面との
間に隙間を設けたので、大量の塵埃が床ノズルカバー前
面にたまるのを防ぐこともできる。
【0010】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の発明における隔壁の下面に可撓性のリッ
プを設け、このリップの一端が被清掃面に接するように
したので、被清掃面上に存在する塵埃を集塵し易くする
ことができるものである。
【0011】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
乃至3のいずれか1項に記載の発明における隔壁に隔壁
高さ可変手段を備えたので、ブラシ室と吸気室との間の
隔壁部分に塵埃がたまるのを防ぐことができる。また、
吸い込み部分の床面積の大きさに関係なく、清掃時の操
作抵抗を自在に変えることができる。
【0012】本発明の請求項5記載の発明は、請求項1
記載の発明において、ブラシ室から床ノズルカバー外へ
通ずる面積可変の孔部を有するので、ブラシ室内部の真
空度の大きさを可変にすることができ、ブラシが絨毯等
の被清掃面を押さえつける力を調節することができる。
【0013】本発明の請求項6記載の発明は、請求項1
記載の発明において、床ノズル本体前面の被清掃面上か
らの隙間が可変で、隔壁に隔壁高さ可変手段を備えたも
ので、この構成によれば、吸い込み部分の床面積の大き
さに関係なく、容易に清掃時の操作抵抗を変えることが
できるだけでなく、大量の塵埃を床ノズルカバー前面及
びブラシ室内にためるのを防ぐことができる。
【0014】本発明の請求項7記載の発明は、床ノズル
カバー内に、被清掃面上の塵埃をかきあげるブラシを回
転自在に収容したブラシ室と、吸引力が作用する吸気室
を設け、前記吸気室はブラシ室の前方と後方に配し、前
記ブラシ室とブラシ室前方の吸気室との間に前方用隔壁
を設け、前記ブラシ室とブラシ室後方の吸気室との間に
後方用隔壁を設け、前記ブラシ室から床ノズルカバー外
へ通ずる面積可変の孔部を有するもので、この構成によ
れば、ブラシが吸引空気の流れを妨げず効率の良い集塵
が可能で、それがブラシの回転方向が正転、逆転のいず
れでも、また床ノズルの進行方向が前方、後方のいずれ
でも得られるものである。さらに、ブラシ室内部の真空
度の大きさを変えることでブラシが絨毯を押さえつける
力を調節することもできるものである。
【0015】本発明の請求項8記載の発明は、請求項7
記載の発明において床ノズルカバー前面の被清掃面上か
らの隙間を可変としたもので、請求項7記載の発明に加
え、大量の塵埃を床ノズルカバー前面にためるのを防ぐ
ことができ、また清掃時の操作抵抗を自在に調整でき
る。
【0016】
【実施例】(実施例1)本発明の第1の実施例を図1、
2により説明する。図1において、8は吸気口部で、こ
の吸気口部8は電気掃除機本体の電動送風機からの吸引
力が作用する。被清掃面10上の塵芥は吸引口15を通
じて吸気口部8に吸引される。11は被清掃面10上の
塵芥をかきあげるブラシで、回転軸16を略中心に回転
運動を行う。12はブラシ11を備えたブラシ室、13
は吸引口15を備えた吸気室で、吸気室13は吸気口部
8につながっている。ブラシ室12と吸気室13は隔壁
14によって分けられ床ノズルカバー9で覆われてい
る。57は床ノズルカバー9前面と被清掃面10との間
に設けたある程度の隙間、58は隔壁14と被清掃面1
0との間の微小な隙間である。
【0017】また図2において、17はブラシ11を回
転させるためのモータ、18はモータ17と軸を同じに
するギア、19はモータ17の回転力をブラシ11に伝
達させるベルト、20はブラシ11と軸を同じにするギ
アである。
【0018】以下本実施例の動作について図1、図2を
用いて説明する。掃除機本体の吸引力により、被清掃面
10上の塵埃が吸引口15から床ノズル内に取り込ま
れ、吸気口部8を経て掃除機本体側へ吸引される。一
方、床ノズル内に備えられたモータ17の回転力が、ギ
ア18、ベルト19、ギア20を経てブラシ11の回転
軸16に伝達されて、ブラシ11は回転運動を行う。こ
のブラシ11の回転運動により、絨毯等の被清掃面10
上に絡みついた塵埃はかき上げられ、隔壁14を超えて
吸引口15から吸引される。なお、床ノズルカバー9前
面と被清掃面10との間には、ある程度の隙間57を、
また、床ノズルカバー9後面と被清掃面10、及び隔壁
14と被清掃面10との間には、微小な隙間58を設け
ている。これにより、真空度の高くなる吸気室13と、
真空度の高くならないブラシ室12とを独立させること
ができる。
【0019】このように本発明によれば、回転ブラシ1
1の存在するブラシ室12と、吸引を行う吸気室13と
は隔壁14によって隔てられているので、吸引口15を
通過した空気流が回転ブラシ11によって流路を妨げら
れることなく、効率よく吸気口部7に吸引される。ま
た、同じく吸気室13にブラシ11が存在しないことか
ら、吸気室13下面の吸引口15の開口床面積を十分に
小さくすることができる。これにより、清掃時の操作抵
抗を小さくすることが可能となる。
【0020】さらに、床ノズルカバー9前面にはある程
度の隙間57を設けているので、大量の塵埃を床ノズル
カバー9前面にためることなく、容易に集塵することが
できる。
【0021】(実施例2)本発明の第2の実施例を図3
を用いて説明する。全体の構成は実施例1と同様なので
省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
図3において、21は、例えばゴム製などの可撓性のリ
ップで、隔壁22の下面に、被清掃面23上にその一端
が接するように他端を固定している。
【0022】このように本実施例によれば、床ノズルが
被清掃面23上を移動する際に、可撓性のリップ21と
被清掃面23との間に被清掃面23上に存在する塵埃を
はさむと吸気室59内部の真空度が急激に増大し、塵芥
を吸い込む力が大きくなって集塵性能を高めることがで
きる。
【0023】(実施例3)本発明の第3の実施例を図4
を用いて説明する。全体の構成は実施例1と同様なので
省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
図4において、24は隔壁高さ可変手段で、隔壁25と
被清掃面26との隙間の大きさを任意に変えることがで
きる。高さ可変手段の一例としては、モータとオピニオ
ンとラックで構成された直動機構がガイドを利用したス
ライド機構に直結して隔壁25の一部を上下駆動させる
構造などが挙げられる。
【0024】このように本実施例によれば、通常は隔壁
25の高さを低くし被清掃面26との間の隙間を小さく
することで、吸気室27内部の真空度を高くし吸引力を
増して高集塵を行う一方、隔壁25の高さを高くし隙間
を大きくすることで、吸気室27とブラシ室28との間
の隔壁25の前面部分に塵芥のたまるのを防ぐことがで
きるだけでなく、吸気室27内部の真空度が調節できる
ため、吸引口29の開口床面積の大きさに関係なく、清
掃時の操作抵抗を自由に変えることができる。
【0025】(実施例4)本発明の第4の実施例を図5
を用いて説明する。全体の構成は実施例1と同様なので
省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
図5において、30はブラシ室31から床ノズルカバー
32外へ通ずる面積可変の孔部で、床ノズルカバー32
に設けている。また、床ノズルカバー32の前面部と被
清掃面33との間の隙間は孔部30の開口面積を小さく
した場合にブラシ室31内部の真空度を高くするために
微小な隙間60とした。なお、面積可変の機構の一例と
しては、孔部30と、孔部30の周囲に設けられたガイ
ドと、そのガイドに沿ってスライドするふた部材とで構
成されていて、ガイドに沿ってふた部材をスライドさせ
ることで孔部30を覆う面積を変えられる構造などが挙
げられる。
【0026】このように本実施例によれば、床ノズルカ
バー32前面部と被清掃面33の間及び、隔壁61と被
清掃面33の間の隙間は微小な隙間60であるので、ブ
ラシ室31内部の真空度の大きさは孔部30の開口面積
を調節することで変化させることができ、この力を利用
することでブラシ34が絨毯等の被清掃面33を押さえ
つける力を調節することができる。つまり、絨毯面等の
被清掃面33を傷めたくない場合場合には孔部30の開
口面積を大きくしてブラシ室31の真空度を低くし、逆
に被清掃面33上に容易に吸引できない塵埃が存在する
場合には孔部30の開口面積を小さくし、ブラシ室31
内部の真空度を高くしてブラシ34が被清掃面33に強
く当たるようにする。なおこれらの場合、ブラシ34の
回転軸35とその軸受けの関係は、バネなどを用いた上
下自由可動の構造とし、真空度に応じてブラシ34が上
下動するようにしておく。
【0027】(実施例5)本発明の第5の実施例を図6
を用いて説明する。全体の構成は実施例1と同様なので
省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
図6において、36は隙間可変手段、37は隔壁高さ可
変手段で、それぞれ床ノズルカバー38前面部と被清掃
面39の間の隙間の大きさ、隔壁40と被清掃面39の
間の隙間の大きさを変えることができる。なお、隙間可
変手段36、隔壁高さ可変手段37の構成の例としては
実施例3に記載の高さ可変手段の構成例などが挙げられ
る。
【0028】このように本実施例によれば、通常は隔壁
40の高さを低くし隔壁40と被清掃面39の間の隙間
を小さくすることで、吸気室41内部の真空度を高くし
て高集塵を行う一方、隔壁40の高さを高くし隔壁40
と被清掃面39の間の隙間を大きくすることで、吸気室
41とブラシ室42との間の隔壁40の前面部分に塵埃
のたまるのを防ぐことができるだけでなく、吸気室41
内部の真空度が調節できるため、吸引口43の開口床面
積の大きさに関係なく、清掃時の操作抵抗を自由に変え
ることができる。また、隙間可変手段36により床ノズ
ルカバー38前面部と被清掃面39の間の隙間を大きく
することで、大量の塵埃を床ノズルカバー35前面にた
めることを防ぐことができる一方、床ノズルカバー38
前面部と被清掃面39の間の隙間を小さくすることで、
吸気室41の真空度がより高くなって、より高い集塵が
可能となる。
【0029】さらに、隙間可変手段36により床ノズル
カバー38前面部と被清掃面39の間の隙間の大きさを
小さくし、隔壁高さ可変手段37により隔壁40の高さ
を低くし隔壁40と被清掃面39の間の隙間を小さくす
ることで、ブラシ室42の真空度を高めてブラシ56を
被清掃面39に強く押さえつけることができ、被清掃面
39上の塵芥をより力強くかき上げることができる。な
お、この場合、実施例4で示したように、真空度に応じ
てブラシ34が上下動するようにしておく。
【0030】(実施例6)本発明の第6の実施例を図7
を用いて説明する。全体の構成は実施例1と同様なので
省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
図7において、44はブラシ室45と、ブラシ室45の
前方の吸気室46とを隔てる前方用隔壁で、47はブラ
シ室45と、ブラシ室45の後方の吸気室46とを隔て
る後方用隔壁である。ここで、ブラシ室45前方の吸気
室46とブラシ室45後方の吸気室46は互いに空気の
流通が可能となっている。48はブラシ室から床ノズル
カバー49外へ通ずる面積可変の孔部で、床ノズルカバ
ー49に設けている。また、前方用隔壁44、後方用隔
壁47、床ノズルカバー49前面、それに床ノズルカバ
ー49後面のそれぞれと、被清掃面50との間の隙間は
吸気室46内部の真空度を常時高めておくため、また孔
部48の開口面積が小さいときにブラシ室45内部の真
空度が高くなるようにするため、さらに吸気室46内部
とブラシ室45内部の真空度の大きさを独立とさせるた
めに微小な隙間62とした。なお、孔部48の開口面積
を可変とする構成の例としては、実施例4に記載の孔部
の面積可変の機構の例などが挙げられる。
【0031】このように本実施例によれば、ブラシ51
が吸引空気の流れを妨げず効率のよい集塵ができ、それ
がブラシ51の回転方向が正転、逆転のいずれでも、ま
た床ノズルの進行方向が前方、後方のいずれでも得られ
る。
【0032】さらに、孔部48の開口面積を調節するこ
とでブラシ室45内部の真空度の大きさを変化させるこ
とができ、この力を利用することでブラシ51が絨毯等
の被清掃面50を押さえつける力の調節することができ
る。なおこの場合、ブラシ51の回転軸52とその軸受
けの関係は、上下自由可動の構造としている。
【0033】(実施例7)本発明の第7の実施例を図8
を用いて説明する。全体の構成は実施例6と同様なので
省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
図8において、53は床ノズルカバー54前面の被清掃
面55上からの隙間が可変な隙間可変手段である。この
隙間可変手段53の構成の例としては実施例3に記載の
高さ可変手段の構成例などが挙げられる。
【0034】このように本実施例によれば、実施例6記
載の事項に加え、床ノズルカバー54前面に大量のまた
は大型の塵埃が存在する場合でも、床ノズルカバー54
前面と被清掃面55の間の隙間の大きさを隙間可変手段
53で調節することで、床ノズルカバー54前面に塵埃
をためることなく容易に集塵でき、また吸気室63の真
空度の大きさが変えられるので、清掃時の操作抵抗を自
在に調整することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
床ノズルカバー内に、被清掃面上の塵埃をかきあげるブ
ラシを回転自在に収容したブラシ室と、吸引力が作用す
る吸気室を設け、前記ブラシ室と吸気室との間に隔壁を
設け、この隔壁の下端と被清掃面との間に隙間を設けた
ので、ブラシが吸引空気の流れを妨げず効率の良い吸引
ができ、また、清掃時の操作抵抗を軽減し、操作性を向
上できる。
【0036】本発明の請求項2記載の発明によれば、床
ノズルカバー前面と被清掃面との間に隙間を設けたの
で、大量の塵埃が床ノズルカバー前面にたまるのを防ぐ
こともできる。
【0037】本発明の請求項3記載の発明によれば、隔
壁の下面に可撓性のリップを設け、このリップの一端が
被清掃面に接するようにしたので、被清掃面上に存在す
る塵芥を集塵し易くすることができる。
【0038】本発明の請求項4記載の発明によれば、隔
壁に隔壁高さ可変手段を備えているので、この隔壁高さ
可変手段を用いて隔壁の高さを低くし、隔壁と被清掃面
との隙間を小さくさせると吸気室内部の真空度が増して
高集塵が行える一方、隔壁を高くし隔壁と被清掃面との
隙間を大きくさせることで、ブラシ室と吸気室との間の
隔壁部分に塵芥のたまるのを防ぐことができる。また、
隔壁高さを変えることで吸気室内の真空度が調節でき、
吸い込み部分の床面積の大きさに関係なく、清掃時の操
作抵抗を自在に変えることもできる。
【0039】本発明の請求項5記載の発明によれば、ブ
ラシ室から床ノズルカバー外へ通ずる面積可変の孔部を
有してているので、ブラシ室内の真空度の大きさを任意
に変えることでブラシが絨毯等の被清掃面を押さえつけ
る力を調節することができる。これにより、絨毯面にし
つこくこびりつく塵埃をブラシで力強くかき上げる清掃
とブラシの回転を用いた絨毯面を傷めない軽操作の清掃
とが簡単な構成で自由に選択可能となる。
【0040】本発明の請求項6記載の発明によれば、床
ノズルカバー前面の被清掃面上からの隙間が可変で隔壁
の高さが可変なので、吸い込み部分の床面積の大きさに
関係なく容易に清掃時の操作抵抗を変えることができる
だけでなく、吸気室内部の真空度を高めて高集塵を行う
ことができ、さらに大量の塵埃を床ノズルカバー前面及
び、ブラシ室内にためるのを防ぐことができる。また、
ブラシが絨毯等の被清掃面を押さえつける力を調節する
ことができる。これにより、絨毯面にしつこくこびりつ
く塵埃をブラシで力強くかき上げる清掃とブラシの回転
を用いた絨毯面を傷めない軽操作の清掃とが自由に選択
可能となる。
【0041】本発明の請求項7記載の発明によれば、ブ
ラシ室とブラシ室前方の吸気室とを隔てる前方用隔壁
と、ブラシ室とブラシ室後方の吸気室とを隔てる後方用
隔壁を備え、さらにブラシ室から床ノズルカバー外側へ
通ずる面積可変の孔部を有してているので、ブラシが吸
引空気の流れを妨げずに効率のよい吸引ができ、また、
ブラシ室内部の真空度の大きさを利用することでブラシ
が絨毯等の被清掃面を押さえつける力を調節することも
できる。これにより、絨毯面にしつこくこびりつく塵埃
をブラシで力強くかき上げる清掃とブラシの回転を用い
た絨毯面を傷めない軽操作の清掃とが簡単な構成で自由
に選択可能となる。さらに、これらの効果は、ブラシの
回転方向が正転、逆転のいずれでも、また床ノズルの進
行方向が前方、後方のいずれでも得られる。
【0042】本発明の請求項8記載の発明によれば、床
ノズルカバー前面に被清掃面上からの隙間が可変な隙間
高さ可変手段を備えているので、大量の塵埃を床ノズル
カバー前面にためるのを防ぐことができ、また吸気室内
部の真空度の大きさが変えられるので、清掃時の操作抵
抗が自由に調節可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における掃除機用床ノズルの
主要断面図
【図2】本発明の実施例1における掃除機用床ノズルの
主要平面断面図
【図3】本発明の実施例2における掃除機用床ノズルの
主要断面図
【図4】本発明の実施例3における掃除機用床ノズルの
主要断面図
【図5】本発明の実施例4における掃除機用床ノズルの
主要断面図
【図6】本発明の実施例5における掃除機用床ノズルの
主要断面図
【図7】本発明の実施例6における掃除機用床ノズルの
主要断面図
【図8】本発明の実施例7における掃除機用床ノズルの
主要断面図
【図9】従来の掃除機用床ノズルの主要断面図
【符号の説明】
8 吸気口部 9、32、38、49、54 床ノズルカバー 15、29、43 吸引口 10、23、26、33、39、50、55 被清掃面 11、34、51、56 ブラシ 12、28、31、42、45 ブラシ室 13、27、41、46、59、63 吸気室 14、22、25、40、61 隔壁 21 可撓性のリップ 24、37 隔壁高さ可変手段 30、48 孔部 36、53 隙間可変手段 44 前方用隔壁 47 後方用隔壁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床ノズルカバー内に、被清掃面上の塵埃
    をかきあげるブラシを回転自在に収容したブラシ室と、
    吸引力が作用する吸気室を設け、前記ブラシ室と吸気室
    との間に隔壁を設け、この隔壁の下端と被清掃面との間
    に隙間を設けた掃除機用床ノズル。
  2. 【請求項2】 床ノズルカバー前面と被清掃面との間に
    隙間を設けた請求項1記載の掃除機用床ノズル。
  3. 【請求項3】 隔壁の下面に可撓性のリップを設け、こ
    のリップの一端が被清掃面に接するようにした請求項1
    または2記載の掃除機用床ノズル。
  4. 【請求項4】 隔壁に隔壁高さ可変手段を備えた請求項
    1乃至3のいずれか1項に記載の掃除機用床ノズル。
  5. 【請求項5】 ブラシ室から床ノズルカバー外へ通ずる
    面積可変の孔部を有する請求項1記載の掃除機用床ノズ
    ル。
  6. 【請求項6】 床ノズル本体前面の被清掃面上からの隙
    間が可変で、隔壁に隔壁高さ可変手段を備えた請求項1
    記載の掃除機用床ノズル。
  7. 【請求項7】 床ノズルカバー内に、被清掃面上の塵埃
    をかきあげるブラシを回転自在に収容したブラシ室と、
    吸引力が作用する吸気室を設け、前記吸気室はブラシ室
    の前方と後方に配し、前記ブラシ室とブラシ室前方の吸
    気室との間に前方用隔壁を設け、前記ブラシ室とブラシ
    室後方の吸気室との間に後方用隔壁を設け、前記ブラシ
    室から床ノズルカバー外へ通ずる面積可変の孔部を有す
    る掃除機用床ノズル。
  8. 【請求項8】 床ノズルカバー前面の被清掃面上からの
    隙間を可変とした請求項7記載の掃除機用床ノズル。
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