JP3815595B2 - 電気掃除機およびその吸込口体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転清掃体を備えた電気掃除機の吸込口体およびこの電気掃除機の吸込口体を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転清掃体により床面から塵埃を掻き出して掃除する電気掃除機の吸込口体としては、例えば特開平8−38399号公報に記載のように可撓性を有する板状のブレード部を複数螺旋状に軸部材に設けた構成、あるいは特開平8−173355号公報に記載のように可撓性を有する板状のブレード部およびブラシ毛を壁状に植設したブラシ部を複数螺旋状に軸部材に設けた構成、また特開平10−33428号公報や特開平10−71111号公報に記載のように可撓性を有する板状のブレード部および布帛製の布ブレード部を複数軸部材に設けた構成、さらに特開平11−56707号公報に記載のように可撓性を有するブレードの一面に布ブレードを一体的に設けた清掃体を軸部材に複数設けた構成など、各種構成が知られている。
【0003】
そして、これら各種回転清掃体を、電動送風機を収容する掃除機本体に接続する連通管が連通し下面に吸込口を開口するケース体の吸込室内に回転自在に配設し、エアタービンや電動機などの駆動手段にて回転させたり吸込流を直接当てて回転させて被掃除面である床面から塵埃を掻き上げて空気とともに吸い込み、掃除する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電気掃除機の吸込口体は、効率よく床面から塵埃を吸い込むために、床面上の走行方向に対して横長矩形状に形成されたケース体の後部略中央に連通管が設けられている。このことから、回転清掃体は略中央部分が連通管に対向するのみで両側は連通管に対向しないので、回転清掃体の両端近傍で掻き上げられた塵埃は吸込室内を回転清掃体の軸方向に沿うように回転清掃体の回転に伴って渦巻き状に吸込室内の略中央に移動して連通管内に吸い込まれる。このため、塵埃が吸込口から吸い込まれてから連通管に吸い込まれるまでの吸込室内である程度滞留する時間があり、掃除の中断などの際に吸込室内に塵埃が残るおそれがあるとともに、例えば米粒や豆、砂や砂利、クリップ、硬貨などの硬質部材を吸い込んだ際に、硬質部材が渦巻状に吸込室の略中央に移動するので吸込室内の内面に数多く衝突することとなり、吸込室内を移動する際に騒音が発生する問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、簡単な構成で吸込室内に吸い込んだ塵埃が吸込室内で滞留する時間を短縮して効率よく吸い込む電気掃除機およびその吸込口体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電気掃除機の吸込口体は、被掃除面と対向する下面に吸込口を開口する吸込室を有したケース体と、端が前記吸込室に連通して前記ケース体に設けられた連通管と、前記吸込室内に回転可能に配設された回転清掃体と、前記吸込室内に少なくとも前記連通管に対向しない位置に設けられ、前記回転清掃体の外周接線方向に対して交差し前記回転清掃体の軸方向に略沿った規制面を有する壁面状のごみ取り部とを具備し、前記回転清掃体は、軸部材と、軟質部材にて形成され前記軸部材の外周面に軸方向に沿って設けられ被掃除面から塵埃を掻き出すブラシ毛と、このブラシ毛より硬質に形成され前記軸部材の外周面に軸方向に沿った壁状に設けられ被掃除面から塵埃を掻き出すブレード部とを備え、前記ごみ取り部は、前記回転清掃体のブラシ毛に当接可能、かつ、前記ブレード部に当接しない状態で設けられたものである。
【0007】
そして、下面に被掃除面と対向する吸込口を開口し回転可能に回転清掃体を配設する吸込室内に、少なくとも連通管に対向しない位置に、回転清掃体の外周接線方向に対して交差し回転清掃体の軸方向に略沿った壁面状規制面を有したごみ取り部を設けることにより、回転清掃体にて被掃除面から掻き上げられて吸込口から吸込室内に吸い込まれた塵埃が回転清掃体の回転に伴って回転する際にごみ取り部の規制面に当接して規制面に沿って連通管に導かれるので、吸込室内で回転して滞留することを防止し、効率よく吸塵するとともに、例えば吸い込んだ硬質の部材が吸込室内の内面に数多く衝突することにより発生する騒音を防止する。また、ごみ取り部を軸部材の外周面に軸方向に沿って設けたブラシ毛に当接可能に設けることにより、ブラシ毛に付着する塵埃を剥離除去するので、塵埃の付着によるブラシ毛の塵埃の掻き上げ性の低下を抑制して掃除効率が向上するとともに、ごみ取り部をブラシ毛より硬質のブレード部に当接しない状態で設けることで、ごみ取り部に比較的硬質のブレード部が当接することによる騒音の発生を防止する。
【0008】
請求項記載の電気掃除機は、掃除機本体と、この掃除機本体に接続される請求項記載の電気掃除機の吸込口体とを具備したものである。
【0009】
そして、吸い込んだ塵埃が滞留することなく効率よく吸塵して騒音の発生を防止する請求項記載の電気掃除機の吸込口体を備えることにより、掃除性が向上するとともに掃除環境が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を示す電気掃除機の構成を図面を参照して説明する。
【0011】
図2において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、上面を開口した下部本体ケース2a、および、この下部本体ケース2aの後部上面を閉塞する上部本体ケース2bが、前面を含む周縁に図示しないバンパを挟持して接合されて前側上面を開口した本体ケース2を有している。そして、掃除機本体1は、本体ケース2の前側上面を開閉自在に閉塞する蓋体4を回動自在に軸支している。また、本体ケース2は、進行方向の前側下面に図示しない旋回自在の旋回輪が取り付けられ、本体ケース2の後側側面に大径の従動輪6が回転自在に設けられ、掃除機本体1は旋回輪と従動輪6とにて被掃除面である床面上を走行可能となっている。
【0012】
そして、掃除機本体1内には、電動送風機7が収容される図示しない電動送風機室が後側に区画形成され、この電動送風機7の吸込側に連通しかつ上方が開放して蓋体4にて開閉され図示しない集塵フィルタを収容する集塵室が前側に区画形成されている。さらに、掃除機本体1の前側には、集塵室に臨んで開口しホース9が着脱可能に接続される接続口10が形成されている。
【0013】
また、ホース9は、可撓なホース本体11と、このホース本体11の一端に設けられ掃除機本体1の接続口10に着脱可能に差し込み接続される接続管12と、ホース本体11の他端に設けられ延長管13を介して吸込口体14が接続される把持部15とを備えている。そして、把持部15には、電動送風機7などの駆動状態を設定操作する各種スイッチ16,16を有した操作手段17が配設されている。
【0014】
一方、吸込口体14は、図1ないし図6に示すように、前後方向である走行方向に対して横長矩形状で、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂などの合成樹脂製の上面を開口した下部ケース21と、この下部ケース21の上部に上面の開口を覆い同材質の下面を開口する上部ケース22とが、下部ケース21および上部ケース22の前面を含む周面に沿って軟質部材の緩衝体23を挟持して結合固定されて、後部略中央が後方に向けて突出する凸字状のケース体24を備えている。
【0015】
そして、下部ケース21は上面に略垂直にリブ下部25aを有し、上部ケース22は下面に略垂直に下端縁がリブ下部25aに接合するリブ上部25bを有し、ケース体24はリブ下部25aおよびリブ上部25bにより横長矩形状の吸込部26とこの吸込部26の後部略中央に後方に一対突出するハウジング部27,27とにて凸字状に形成されている。また、吸込部26内には、リブ下部25aおよびリブ上部25bにより、前側に横長に位置し下部ケース21の下面に吸込口30が開口形成された吸込室31と、この吸込室31の一端側に位置して区画形成された駆動伝達室32と、吸込室31の一端側後部に位置して区画形成された電動機室33と、吸込室31の他端側後部に位置して区画形成された回路室34とを区画形成している。さらに、リブ下部25aおよびリブ上部25bの略中央には、それぞれ対向して凹状に形成された切欠保持凹部35a,35bがそれぞれ設けられている。
【0016】
さらに、下部ケース21は、吸込部26の下面を構成する吸込下部21aと、この吸込下部21aの後部に一体的に設けられハウジング部27,27とにて凸字状に形成されている。そして、吸込下部21aの前部には、複数例えば2カ所、ケース体の長手方向に長手状すなわち横長状で外周面である前面から下面の2面に亘って開口する吸塵口37,37が形成されている。そして、これら吸塵口37,37の下部後方には、吸込下部21aの底面から一面上に連続する板状で下面に被掃除面である床面と略平行に対向する走行面38を有し前端縁で吸塵口37の下縁を構成する滑動部39が設けられている。さらに、吸込下部21aの前部には、滑動部39,39間に位置して先端縁が吸込下部21aの側部と同様に上方に向けて湾曲して突出し外面側に反り面40を有した案内部41が設けられている。なお、滑動部39の先端下縁は、円弧状に面取り42が設けられている。
【0017】
また、吸込下部21aの前部には、上端縁が略半円状に切り欠かれた軸支凹部43を有する支持リブ44が複数設けられている。そして、これら支持リブ44の軸支凹部43には、吸塵口37を開閉する開閉体45が設けられている。この開閉体45は、軸方向がケース体24の長手方向に略沿う状態で支持リブ44の軸支凹部43に回転可能に軸支される回転シャフト46を備えている。また、回転シャフト46には、吸塵口37を開閉する開閉板47が一体的に設けられている。この開閉板47は、上端縁に回転シャフト46を嵌合する略円筒状の軸支部48が設けられ下端縁が後方である吸込室31に向けて湾曲した略板状に形成されている。また、開閉板47の下端縁が湾曲する側と反対側の前面には、前方に向けて略垂直に突出する板状の突起部49が突設されている。
【0018】
そして、開閉体45は、回転シャフト46に軸支された図示しないトーションコイルばねなどの閉塞保持手段50により、常時図6に示すように開閉板47が湾曲する下端縁を吸塵口37の滑動部39の前端縁にリーク間隙を介して対向して吸塵口37の一部を開口する状態で閉塞するように付勢され、突起部49がケース体24の最外周に位置する緩衝体23より前方に突出する状態で回動可能に保持されている。
【0019】
さらに、上部ケース22の下面には、吸込室31の内面に下方に向けて吸込室31の長手方向である左右方向に沿って壁状で、前後に略水平方向に対して略直交する規制面51a,51aを有したごみ取り部51が設けられている。このごみ取り部51は、吸込室31の後側内面の左右方向の略全域に規制面51aが対向するように、吸込室31の内面に左右両端まで一連に設けられている。
【0020】
一方、下部ケース21の吸込下部21aの前部両端側には、図示しない従動前輪が回転自在に軸支された従動前輪室52が形成されている。また、下部ケース21の一対のハウジング部27,27間には、従動後輪53aを回転自在に軸支する車輪軸53bの両端部が架橋するように軸支されている。
【0021】
また、ケース体24には、ハウジング部27,27間に位置して下部ケース21および上部ケース22に挟持固定され吸込室31の後部略中央に連通する風路室54を区画する連結管部55が設けられている。この連結管部55は、円筒状で軸方向の一端側が吸込室31に向けてラッパ状に次第に径大となる吸込管部56を有した軸支管部57を有している。また、連結管部55は、吸込管部56の外周縁に外方に向けて鍔状に突出し周縁がそれぞれ下部ケース21および上部ケース22のリブ下部25aおよびリブ上部25bの各切欠保持凹部35a,35bに係合する取付板部58を備えている。そして、連結管部55は、軸支管部57の一端側の吸込管部56が吸込室31に向けてラッパ状に拡開し他端側がケース体24から後方に向けて略円筒状に突出し、軸支管部57の軸方向が前後方向かつ水平方向に沿ってケース体24に配設される。
【0022】
さらに、連結管部55の軸支管部57には、回転自在に嵌着する回動管としての継手部61が取り付けられている。また、この継手部61には、一端部に設けられた回転軸62が延長管13やホース9に接続される他端側を上下方向に回動自在に継手部61に軸支された連通管部63が取り付けられ、継手部61および連通管部63にて連通管64が構成されている。
【0023】
また、ケース体24内には、吸込室31の左右方向の両端部のリブ下部25aおよびリブ上部25bの接合する位置にそれぞれ設けられた軸受66,66により回転自在に軸支された回転体としての回転清掃体67が配設されている。この回転清掃体67は、軸方向が吸込室31の左右方向に沿ってすなわちごみ取り部51の規制面51a,51aに平面に沿って回転自在に両端が軸受66,66が軸支される軸部材としてのシャフト68を備えている。そして、このシャフト68の外周面には、軟質部材にて形成されたブラシ毛69aが壁状に植設された清掃部材としてのブラシ部69と、このブラシ部69より硬質すなわち合成樹脂にて弾性変形性が低く腰が強い板状に形成された可撓性を有するブレード部70とが螺旋壁状に設けられている。また、シャフト69の両端部には、回転自在に設けられ軸受66に係脱可能に装着される軸支部材71が回転自在に設けられているとともに、一端側にはプーリ72が一体的に設けられている。
【0024】
そして、回転清掃体67は、吸込口体14の前進に対して順回転(図1において時計回り方向)に回転するものであって回転軌跡である外周の接線方向に対してごみ取り部51の規制面51a,51aが略直交し、ブラシ部69のブラシ毛69aの先端部のみがごみ取り部51の先端である下端縁に当接するとともに板の間などの平坦な床面上に載置した際にブラシ毛の先端部のみが床面に当接する状態で回転可能に、ごみ取り部51の突出する下方にシャフト68の中心軸が位置するように、吸込室31内に配設されている。
【0025】
さらに、ケース体24の電動機室33内には、出力プーリ75を設けた図示しない出力軸が駆動伝達室32に位置する状態で電動機76が配設されている。そして、出力プーリ75には回転清掃体67のプーリ72とにて無端ベルト状の駆動伝達部材78が掛け渡され、電動機76の駆動により回転清掃体67が回転する。
【0026】
また、ケース体24の回路室34内には、床面検出手段80が配設されている。この床面検出手段80は、先端に床面に接地して回転する回転体81を軸支した腕部82の基端を回転体81がケース体24の下面に対して上下動するように軸支している。そして、ケース体24が床面から離間することにより回転体81が最下位に位置する状態に腕部82が回動することにより、ケース体24が持ち上げられたことを検出するスイッチ手段83が設けられている。また、腕部82には、略U字状に屈曲する保持腕部84が一体的に設けられているとともに、保持腕部84の上方には、上下方向に移動可能に図示しない球体が配設されている。そして、ケース体24の下面を上方に向けて反転させた状態では、球体が上部ケース22側に移動して保持腕部84の先端が球体に当接し、腕部82に設けた回転体81が自重によりケース体24内に移動することなくケース体24が持ち上げられた状態の最下位に位置する状態と同様の最下位に位置する状態で保持され、床面から持ち上げられていることをスイッチ手段83にて検出する。
【0027】
次に、上記実施の形態の動作について説明する。
【0028】
掃除するに際して、掃除機本体1に延長管13およびホース9を介して吸込口体14を接続する。この状態で、ホース9の把持部15を持って操作手段17のスイッチ16の操作により、適宜電動送風機7および電動機76を所望の駆動状態で駆動し、把持部15を押動して吸込口体14を床面上で前後に走行させる。
【0029】
そして、電動送風機7の駆動により、適宜電動機76の駆動により回転する回転清掃体67にて掻き出された床面の塵埃を吸込口30から空気とともに吸い込み、連通管64から延長管13およびホース9を介して掃除機本体1の集塵室8内に装着した集塵袋に流入して捕捉する。さらに、塵埃を集塵袋にて分離除去した空気は、電動送風機7から電動送風機室内に流入し、本体ケース2に設けられた図示しない排気口を介して外気に排気される。
【0030】
なお、吸込口30から空気とともに吸込室31内に吸い込まれた塵埃は、回転清掃体67の回転に伴って吸込室31内で回転しつつ連通管64が接続する略中央に渦巻き状に移動しようとするが、回転清掃体64の回転方向に対向するごみ取り部51の規制面51aに当接し、このごみ取り部51の規制面51aにて連通管64が接続する略中央に案内されつつ移動して連通管64に導かれて吸い込まれる。さらに、回転清掃体67の塵埃が付着しやすいブラシ部69の先端部がごみ取り部51の先端縁に当接して付着する塵埃が剥離除去され、この剥離除去される塵埃もごみ取り部51にて連通管64に導かれる。
【0031】
このため、塵埃が渦巻き状に移動して連通管64に吸い込まれるまでの時間に比して短い時間で連通管64内に吸い込まれるので、例えば掃除の中断や中止で電動送風機の駆動を停止して大気圧に対する負圧状態が得られない、すなわち連通管64からの吸引力が得られなくなっても、吸込室31内に吸い込まれた塵埃は電動送風機が完全に停止するまでの時間でほとんど残留することなく連通管64内に吸い込まれ、確実に吸塵できる。さらに、例えば米粒や豆、砂や砂利、クリップ、硬貨などの硬質部材を吸い込んだ際に、硬質部材がごみ取り部51の規制面51aに当接して直ちに連通管64に導いて吸い込むので、吸込室31内の内面に衝突しつつ吸込室31内の略中央に渦巻き状に移動して騒音が発生することを防止し、静かな良好な環境で掃除できる。
【0032】
そして、床面上を走行させて掃除する状態では、閉塞保持手段50の付勢により開閉体45の開閉板47が下端縁を滑動部39の前端縁にリーク間隙を介して吸塵口37の床面に対向する面の滑動部39の前側の一部が開口する状態で吸塵口37のほぼ全面が閉塞される状態となっている。このため、床面と対向する面で一部開口する吸塵口37から若干空気が吸い込まれる程度でケース体24の下面における大気圧に対する負圧状態が確保され、効率よく吸込口30および下方に向けて一部開口する吸塵口37から塵埃が空気とともに吸い込まれる。さらに、吸込口体14の前進時に滑動部39の前端縁により床面上の塵埃が押し出される状態となっても、滑動部39の前端部分では吸塵口37の一部が開口する状態であることから、押し出された塵埃は、吸塵口37から確実に吸い込まれ、吸い残しなく掃除できる。なお、このケース体24の下面での大気圧に対する負圧状態の確保により、例えば絨毯や畳の畳表が滑動部39にて押さえ付けられて、吸い上げられて上方に湾曲する状態を防止し、吸塵口37や吸込口30が閉塞されることを防止して開口が確保される。
【0033】
また、掃除する床面が絨毯などの毛足が長い場合、吸込口体14を前進させる際に、吸込口体14の前側下縁に位置する反り面40および滑動部39の面取り42により絨毯の毛が案内される状態となり、絨毯の毛が吸込口体14の前側下縁部分に引っ掛かるなどを防止して吸込口体14が円滑に走行する。
【0034】
そして、家具が載置された周縁、壁際などの床面に対して交差して立ち上がる面を有する部分の近傍を掃除する際、吸込口体14の前面が家具や壁面に当接すると、吸込口体14の最前に位置する開閉体45の突起部49の先端が先ず当接する。そして、閉塞保持手段50の付勢に抗して開閉板47が上端縁に軸支する回転シャフト46を回転軸として回動し、吸塵口37の全面を開口する。
【0035】
ここで、床面が毛足の長い絨毯などの場合、吸塵口37の下縁は滑動部39にて構成され、絨毯の毛が滑動部39により押さえ付けられる状態となって吸塵口37にほとんど入り込まず、吸塵口37の開口状態が確保される。そして、家具や壁面により床面から吸塵口37まで風路が構成される状態となって、家具や壁の際の塵埃を吸塵口37から吸い込み、吸込口30から吸い込んだ空気と吸込室31で合流して延長管13およびホース9を介して掃除機本体1の集塵室8内に装着した集塵袋に流入して捕捉する。
【0036】
なお、吸込口体14が家具や壁面から離間すると、再び閉塞保持手段50の付勢により開閉板47が吸塵口37を床面に対向する一部が開口する状態で閉塞し、吸込口体14の下面の大気圧に対する負圧状態が保持される状態となる。
【0037】
そして、ホース9を床面上においた場合、あるいは吸込口30に閉塞した塵埃の除去、回転清掃体67に絡み付いた糸ごみなどの除去のために、吸込口体14の下面が床面から離間すると、床面検出手段80の回転体81が床面から離間して回転体81が最下位に位置する状態に腕部82が回動し、スイッチ手段83がオン状態となって、掃除機本体1に設けられた図示しない回路基板に搭載する制御手段にて吸込口体14の下面が床面から離間する状態になったと判断して、電動機76の駆動を停止させて回転清掃体67の回転を停止させる。
【0038】
上述したように、上記実施の形態では、下面に床面と対向する吸込口30を開口し回転可能に回転清掃体67を配設する吸込室31内に、回転清掃体67の外周接線方向に対して交差し回転清掃体67の軸方向に略沿った壁面状で連通管64が接続する側に略対向した規制面51aを有したごみ取り部50を設けるため、回転清掃体67にて床面から掻き上げられて吸込口30から吸込室31内に吸い込まれた塵埃がごみ取り部51の規制面51aに当接して規制面51aに沿って連通管64に導かれ、回転清掃体67の回転に伴って回転しつつ吸込室31の中央に渦巻き状に移動して吸込室31内で回転して滞留することを防止し、吸込室31内に残留することなく効率よく吸塵できるとともに、吸込室31内で回転するように滞留、すなわち吸込室31の内面に数多く衝突する状態となって吸込室31の内面に数多く当接して発生する騒音を防止でき、静かな良好な環境で掃除できる。
【0039】
また、回転掃除体67によって掻き上げられ回転力が付与された塵埃は、回転掃除体67の回転方向に対向するとともに、連通管64が設けられる後面に向く規制面51aによって回転力が抑えられ、負圧により連通管64側に移動しやすくなり、結果として特に連通管64から離れている吸込口30の左右両端部分での吸塵性も向上する。
【0040】
そして、ごみ取り部51を壁状に設けたため、吸込室31内に数多く壁状にごみ取り部51を設ける簡単な構造で回転清掃体67の回転方向が反転する構成でも塵埃を連通管64に導くことができ、効率よく掃除できる。
【0041】
また、シャフト68の外周面に軸方向に沿った壁状に設けられ床面から塵埃を掻き出す軟質部材にて形成した回転清掃体67のブラシ部に当接するようにごみ取り部51を設けるため、ブラシ部69に掻き上げられて付着する塵埃はブラシ部69がごみ取り部51に当接することにより剥離除去されるので、塵埃の付着によるブラシ部69の塵埃の掻き上げ性の低下を抑制して確実に掻き上げた塵埃を吸塵でき、掃除効率を向上できるとともに、ブラシ部69の汚れを防止でき、容易に保守管理できる。
【0042】
さらに、ブラシ部69のブラシ毛より硬質に形成されシャフト68の外周面に軸方向に沿った壁状に設けられ床面から塵埃を掻き出す回転清掃体67のブレード部70に当接しないようにごみ取り部51を設けるため、ごみ取り部51に回転清掃体67の比較的硬質のブレード部70が当接することにより騒音が発生することを防止できるとともに、回転清掃体67の回転の負荷が低減して効率よく円滑に回転清掃体67を回転させて塵埃の掻き上げ効率の低下を防止できる。
【0043】
また、ごみ取り部51を回転清掃体67の回転方向である外周接線方向に対して略直交する平面状の規制面51a,51aを有した壁状に形成したため、ブラシ部69のブラシ毛の側面がごみ取り部51に当接する状態となり、簡単な構成で、回転清掃体67の回転に対する負荷が増大することなく効率よく付着する塵埃を剥離除去できる。
【0044】
さらに、ごみ取り部51を回転清掃体67のシャフト68の中心軸の上方に位置して上下方向に沿った壁状に形成したため、ごみ取り部51が突出する構成の上部ケース22でも容易に成形できる。
【0045】
また、ごみ取り部51を吸込室31の左右方向に回転清掃体67の軸方向に沿って壁状に形成し、回転清掃体67のブラシ部69およびブレード部70を螺旋壁状に設けたため、ごみ取り部51にブラシ部69が当接する際に、長手方向の全域で同時に当接することなく交差する一箇所で当接する状態となり、回転負荷が増大することを防止できるとともに安定して回転清掃体67を回転でき、塵埃を効率よく掻き上げできるとともに、当接する際の音が大きく低減し、回転清掃体67の回転による騒音を低減できる。
【0046】
なお、上記実施の形態において、キャニスタ型の電気掃除機に限らず、吸込口体14が掃除機本体1の下面に直接形成されたアップライト型や掃除機本体1と吸込口体14とが一体化された自走式の電気掃除機、ハンディ型などにも適用することができる。
【0047】
そして、ごみ取り部51を壁状に形成したが、例えば回転清掃体67の回転方向が一方向の場合には、上部ケース22の下面を回転方向である外周接線方向に対して交差し回転清掃体67の軸方向に沿った壁面状で回転清掃体の回転方向に略対向する規制面を有した段差状に形成してごみ取り部51とするなどしてもよい。
【0048】
また、ごみ取り部51を吸込室31内に左右方向に一連の壁状に形成したが、例えば連通管64が設けられる位置には設けず吸込室31の左右両側のみに設けてもよい。なお、この連通管64に対向する位置が切り欠かれるように吸込室31の左右方向の両側のみにごみ取り部51を設ける構成では、ケース体24が軽量化して掃除の際の取扱性を向上できる。さらに、回転清掃体67がケース体24の前進に対して逆回転で回転する場合には、ごみ取り部51の連通管64が位置する側と反対側の前側に位置する規制面51aにて塵埃を略中央に導くこととなるので、中央に導かれた塵埃が切り欠かれた部分を介して容易に連通管64に吸い込まれるので、塵埃の滞留を防止して効率よく吸塵できる。
【0049】
そして、回転清掃体67の回転方向に対して複数並列にごみ取り部51を設けてもよい。
【0050】
また、ごみ取り部51を回転清掃体67のシャフト68の中心軸の上方に位置して上下方向に沿って壁状に設けたが、回転清掃体67より前側あるいは後側に変移する位置に設けてもよい。なお、この場合にも、規制面51a,51aが回転清掃体67の回転方向である外周接線方向に対して略直交するように斜めに傾斜する状態で設けることが好ましい。
【0051】
すなわち、ごみ取り部51が回転清掃体67の回転方向に対して鋭角となる規制面51a,51aを有した構成では、当接した塵埃が回転清掃体67の回転によりごみ取り部51を乗り越えて連通管64に導けなくなるおそれがある。さらに、ごみ取り部51が回転清掃体67の回転方向に対して鈍角となる規制面51a,51aを有した構成では、ブラシ部69が当接する際の衝撃力が大きくなって回転負荷が増大し、円滑に効率よく回転清掃体67が回転できなくなって効率よく掃除できなくなるおそれがある。このことから、回転清掃体67の外周接線方向に対して規制面51a,51aが略直交するようにごみ取り部51を設けることが好ましい。
【0052】
一方、回転清掃体67のブラシ部69のみが当接するようにごみ取り部51を設けたが、回転清掃体67に接触しないように設けたり、ブレード部70にも当接するように設けてもよい。なお、上述したように、ブラシ部69や布ブレード部などの軟質部材にて形成される清掃部材は、比較的硬質の板状に形成したブレード部70に比して比較的塵埃が付着しやすく、ブレード部70はあまり塵埃が付着しないとともにブレード部70に当接させることによる騒音の発生や回転負荷の増大などの不具合が生じることから、ブラシ部69や布ブレード部などの軟質部材にて形成される清掃部材のみに当接させることが好ましい。
【0053】
また、回転清掃体67は、ブラシ部69のみを設けたもの、ブレード部70のみを設けたもの、ブラシ部69に代えて軟質部材である布帛にて形成した布ブレード部を用いたものなど、いずれの構成でもできる。
【0054】
そして、開閉体45にて開閉される吸塵口37を設けたが、設けない構成でもできる。
【0055】
また、回転清掃体67は、電動機76にて回転させる構成に限らず、エアタービンなどの他の駆動手段を用いたり、吸気流をブレード部70やブラシ部69に吹き付けるにより回転させる構成としてもよい。
【0056】
そして、連通管64としては、連通管部63および継手部61にて回転および回動可能にケース体24に設けた構成に限らず、上下動のみあるいは回転のみ可能に設けたり、回動および回転不可能に設けたものなど、いずれの構造のものでもよい。
【0057】
また、連通管64をケース体24の後部略中央に設けたが、いずれの位置に設けてもよい。
【0058】
【発明の効果】
請求項1記載の電気掃除機の吸込口体によれば、下面に吸込口を開口し回転清掃体を配設する吸込室内に、連通管に対向しない位置に、回転清掃体の外周接線方向に対して交差し回転清掃体の軸方向に略沿った壁面状規制面を有したごみ取り部を設けるため、回転清掃体にて被掃除面から掻き上げられて吸込口から吸込室内に吸い込まれた塵埃がごみ取り部の規制面に当接して規制面に沿って連通管に導かれ、回転清掃体の回転に伴って吸込室内で回転して滞留することを防止でき、効率よく吸塵できるとともに、例えば吸い込んだ硬質の部材が吸込室内の内面に数多く衝突することにより発生する騒音を防止できる。また、ごみ取り部を軸部材の外周面に軸方向に沿って設けたブラシ毛に当接可能に設けるため、ブラシ毛に付着する塵埃を剥離除去するので、塵埃の付着によるブラシ毛の塵埃の掻き上げ性の低下を抑制して掃除効率を向上できるとともに、ごみ取り部をブラシ毛より硬質のブレード部に当接しない状態で設けるため、ごみ取り部に比較的硬質のブレード部が当接することによる騒音の発生を防止できる。
【0059】
請求項記載の電気掃除機によれば、吸い込んだ塵埃が滞留することなく効率よく吸塵して騒音の発生を防止する請求項記載の電気掃除機の吸込口体を備えるため、掃除性を向上できるとともに掃除環境を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す吸塵口近傍での側面断面図である。
【図2】 同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図3】 同上吸込口体の上部ケースを取り外した平面図である。
【図4】 同上吸込口体の底面図である。
【図5】 同上吸込口体の中央側面断面図である。
【図6】 同上閉塞した吸塵口近傍の吸込口体の断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体
14 吸込口体
24 ケース体
30 吸込口
31 吸込室
51 ごみ取り部
51a 規制面
64 連通管
67 回転清掃体
68 軸部材としてのシャフト
69 清掃部材としてのブラシ部
70 ブレード部

Claims (2)

  1. 被掃除面と対向する下面に吸込口を開口する吸込室を有したケース体と、
    端が前記吸込室に連通して前記ケース体に設けられた連通管と、
    前記吸込室内に回転可能に配設された回転清掃体と、
    前記吸込室内に少なくとも前記連通管に対向しない位置に設けられ、前記回転清掃体の外周接線方向に対して交差し前記回転清掃体の軸方向に略沿った規制面を有する壁面状のごみ取り部とを具備し
    前記回転清掃体は、
    軸部材と、
    軟質部材にて形成され前記軸部材の外周面に軸方向に沿って設けられ被掃除面から塵埃を掻き出すブラシ毛と、
    このブラシ毛より硬質に形成され前記軸部材の外周面に軸方向に沿った壁状に設けられ被掃除面から塵埃を掻き出すブレード部とを備え、
    前記ごみ取り部は、前記回転清掃体のブラシ毛に当接可能、かつ、前記ブレード部に当接しない状態で設けられた
    ことを特徴とした電気掃除機の吸込口体。
  2. 掃除機本体と、
    この掃除機本体に接続される請求項記載の電気掃除機の吸込口体と
    を具備したことを特徴とする電気掃除機。
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