JP6780597B2 - 吸込み具及び電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、吸込み具と電気掃除機とに関する。
特許文献1に電気掃除機の例が記載されている。特許文献1に記載の電気掃除機は、吸込み具を備える。吸込み具は、塵埃を掻き出す回転ブラシを備える。回転ブラシに被清掃面を清掃する作業の際に塵埃が付着する。回転ブラシに糸状の塵埃が絡みつくと、電気掃除機の清掃能力が低減する。このため、回転ブラシに付着した塵埃を取り除く作業が必要となる。
特許文献1に塵埃を取り除く作業の方法の例が記載されている。特許文献1に記載の吸込み具は、回転ブラシを吸込み具から取り外すことができる。取り外した回転ブラシの長手方向に沿って、リング状の塵埃除去具を移動させる。この塵埃除去具は塵埃を切断するための刃を備える。これにより、回転ブラシに絡みついた塵埃を取り除くことができる。
特開2008−259718号公報
特許文献1に記載される吸込み具では、使用者は回転ブラシを取り外してから絡みついた塵埃を取り除かなければならない。したがって、使用者は被清掃面を清掃する作業とは別の作業として回転ブラシから塵埃を除去する作業を行わなければならず、使用者の負担が大きいという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされた。本発明の目的は、回転ブラシに付着した塵埃を取り除くために必要な使用者の負担を低減できる吸込み具と、そのような吸込み具を備えた電気掃除機とを提供することである。
本発明に係る吸込み具は、下面に吸込み口を有するケースと、ケースに支持された駆動部と、清掃体を有し、ケースの内部で吸込み口と通じる収容部に配置され、駆動部により回転する回転ブラシと、ケースの吸込み口より後方に配置され、ケースの内部で吸込み口より後方の風路を介して収容部と内部が通じる継手管と、収容部の内壁に配置された起毛布と、を備える。起毛布は、前記回転ブラシのいずれかの回転位置において清掃体に接触し、回転ブラシの回転軸の方向から見た場合に、吸込み口と、起毛布の少なくとも一部と、風路とが、回転ブラシの回転方向にこの順に並ぶように配置される
本発明に係る吸込み具は、下面に吸込み口を有するケースと、ケースに支持された駆動部と、清掃体を有し、ケースの内部で吸込み口と通じる収容部に配置され、駆動部により回転する回転ブラシと、ケースの吸込み口より後方に配置され、ケースの内部で吸込み口より後方の風路を介して収容部と内部が通じる継手管と、収容部の内壁に配置された起毛布と、を備える。収容部の内壁の一部は、第一位置と第一位置より回転ブラシに近い第二位置とに配置されるように変形が可能である。起毛布は、内壁の一部が第二位置に配置されている状態において、回転ブラシのいずれかの回転位置において清掃体に接触し、回転ブラシの回転軸の方向から見た場合に、吸込み口と、起毛布の少なくとも一部と、風路とが、回転ブラシの回転方向にこの順に並ぶように配置される
本発明に係る電気掃除機は、上記のうちいずれかに記載された吸込み具と、吸引風を発生する送風機と、前記吸引風により前記吸込み口から吸引される塵埃を捕集する集塵部と、を備える。
本発明に係る吸込み具は、ケースと、駆動部と、回転ブラシと、継手管と、起毛布とを備える。ケースは、下面に吸込み口を有する。駆動部は、ケースに支持される。回転ブラシは清掃体を有する。収容部はケースの内部で吸込み口と通じる。回転ブラシは収容部に配置される。回転ブラシは駆動部により回転する。継手管はケースの吸込み口より後方に配置される。継手管はケースの内部で収容部と内部が通じる。起毛布は収容部の内壁に配置される。起毛布は、回転ブラシのいずれかの回転位置において、清掃体に接触する。この発明に係る吸込み具を用いることにより、回転ブラシに付着した塵埃を取り除くために必要な使用者の負担を低減できる。
本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の上面図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の下面図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の上ケースを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の、図2におけるA−A面での断面図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の回転ブラシの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の起毛布の概略図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の回転ブラシを取り外した状態を示す下面から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具に起毛布が配置される位置を示す下面図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の回転ブラシの概略斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の他の例を示す、図2におけるA−A面での断面図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の他の例を示す、図2におけるA−A面での断面図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込み具の他の例を示す、図2におけるA−A面での断面図である。 本発明の実施の形態2に係る吸込み具の収容部の内壁の一部が第一位置にある状態を示す、図2におけるA−A面に相当する面での断面図である。 本発明の実施の形態2に係る吸込み具の収容部の内壁の一部が第二位置にある状態を示す、図2におけるA−A面に相当する面での断面図である。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分に同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
以下の説明においては、「塵埃」に塵、埃、糸屑、髪の毛及びその他の電気掃除機で吸引できるごみを含む。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機1の側面図である。電気掃除機1は、本体2と、ホース体3と、吸込み具4とを備える。使用者は、吸込み具4を進行方向Sに進めることによって、被清掃面Gを清掃する作業を行う。被清掃面Gは、例えば床、畳又は絨毯である。
本体2は、電動送風機5と集塵部6とを備える。電動送風機5は吸引風を発生させる。吸引風は、被清掃面Gから塵埃を吸引する気流である。集塵部6は、被清掃面Gから吸引される塵埃を捕集する。集塵部6は、袋状のフィルターによって塵埃を捕集する。即ち、紙パック式の集塵方法が採用される。なお、集塵部6で塵埃を捕集する方法は、特定の方法に限定されない。集塵部6は、旋回流によって分離された塵埃を捕集しても良い。即ち、集塵部6にサイクロン式の集塵方法が採用されても良い。
ホース体3は、軟質管部7と、持ち手部8と、硬質延長管部9とを備える。軟質管部7は、例えば蛇腹形状であり、可撓性を有する。持ち手部8は、電気掃除機1を取り回すためのものである。持ち手部8は、電気掃除機1を操作するための入力を行う操作部8aを備える。操作部8aは、使用者が電気掃除機1の電源を入れたり切ったりするための電源ボタンを備える。硬質延長管部9は、伸縮構造を有する。硬質延長管部9は、無段階又は多段階に長さの調節が可能である。
本体2と軟質管部7は着脱自在に接続される。軟質管部7は持ち手部8に接続される。持ち手部8は硬質延長管部9に接続される。硬質延長管部9と吸込み具4は着脱自在に接続される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の上面図である。本実施の形態では、進行方向Sを前方とする。吸込み具4が被清掃面Gに置かれたとき、被清掃面Gと対向する面を下面とする。図2のBの方向を左右方向とする。
吸込み具4は、ケース10と継手管14とを備える。ケース10は、吸込み具4の外郭をなす。ケース10の形状は、上から見て長方形状である。前後方向に平行な辺が短辺となる。左右方向に平行な辺が長辺となる。即ち、左右方向がケース10の長手方向となる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の斜視図である。ケース10は、上ケース11と下ケース12とを備える。上ケース11は、ケース10の上面をなす。下ケース12は、ケース10の下面をなす。
継手管14は、硬質延長管部9と接続するための接続部14aを端部に備える。継手管14は、接続部14aと反対側の端部に連結部14bを備える。連結部14bは、上ケース11と下ケース12とに挟まれて支持される。継手管14の被清掃面Gに対する角度は、連結部14bを支点として可変である。継手管14は、ケース10の吸込み口22の後方に配置される。
図4は、本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の下面図である。下ケース12は、下カバー13を備える。下カバー13は、下ケース12の長手方向の両端部に配置される。
吸込み具4は、後部車輪16と中部車輪17とを更に備える。後部車輪16及び中部車輪17は、下ケース12に支持される。後部車輪16は、下ケース12の下面から被清掃面Gへ向かって突出する。中部車輪17は、下カバー13の下面から被清掃面Gへ向かって突出する。中部車輪17は、後部車輪16より前方に配置される。後部車輪16及び中部車輪17は、樹脂成形で形成される。後部車輪16及び中部車輪17は、被清掃面Gから一定の距離を置いた位置に支持される。後部車輪16及び中部車輪17は、下ケース12に支持された軸の周りに自由に回転できる。
吸込み具4は、滑り部材15を更に備える。滑り部材15は、下カバー13の下面に配置される。滑り部材15は、中部車輪17の前方に配置される。滑り部材15は、被清掃面Gとの摩擦による抵抗が小さい部材が用いられる。滑り部材15は、例えば起毛布又はフェルトが用いられる。
ケース10の下面に後部車輪16、中部車輪17及び滑り部材15が備えられることにより、被清掃面Gを傷つけることなく吸込み具4が滑らかに移動できる。中部車輪17及び後部車輪16は、滑り部材に置き換えられても良い。
吸込み具4は、軸受け部18を更に備える。軸受け部18は、下ケース12に支持される。軸受け部18は、ケース10の一方の端部に配置される。
図5は本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の上ケース11を取り外した状態を示す斜視図である。吸込み具4は、モーター19を更に備える。モーター19は、下ケース12に支持される。モーター19は、軸受け部18に回転を伝えるプーリー20及びベルト21に接続される。モーター19は、駆動部の一例である。なお、駆動部は、モーターに限定されない。電動送風機5の吸引風により回転するエアータービンが駆動部に用いられても良い。
図6は本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の、図2におけるA−A面での断面図である。ケース10の下面に吸込み口22が設けられる。吸込み口22は、被清掃面Gにある塵埃を吸引するための開口である。本実施の形態においてケース10の内部とは、吸込み口22から継手管14の内部に通じる空間を言う。
ケース10の内部に収容部23が設けられる。収容部23は、吸込み口22の上方の空間である。収容部23は、ケース10の内部の風路24を介して継手管14の内部と通じる。
吸込み具4は、回転ブラシ25と起毛布35とを更に備える。回転ブラシ25は、収容部23に配置される。回転ブラシ25は、軸受け部18により回転方向Rに回転できる。回転ブラシ25は、回転により被清掃面Gの塵埃を掻き出すための部材である。回転ブラシ25は、交換等のために吸込み具4から取り外せる構造としても良い。
後部車輪16及び中部車輪17が下ケース12の下面から突出していることにより、回転ブラシ25は被清掃面Gから一定の距離に保たれる。これにより、被清掃面Gを清掃する作業を行う時に、回転ブラシ25が適正に動作する。即ち、回転ブラシ25に不必要な圧力がかかることなく、安定に回転する。また、回転ブラシ25によって塵埃が被清掃面Gから安定して掻き出される。
図7は本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の回転ブラシ25の斜視図である。回転ブラシ25は、円筒基体26と、清掃体29と、ガイド部31とを備える。
円筒基体26は、樹脂成形で形成される円筒部27を有する。円筒部27の周面に、螺旋状の溝部28が5つ形成される。溝部28は、円筒基体26の周方向に等角度で形成される。
周方向に隣接する溝部28の間に、清掃体保持部30が形成される。清掃体29は、清掃体保持部30を介して円筒基体26に保持される。清掃体29は、被清掃面Gの塵埃を掻き出すための部材である。清掃体29は、清掃体保持部30に埋め込まれた繊維からなるブラシが用いられる。清掃体29は、吸込み口22から被清掃面Gへ向かって突出するように配置される。清掃体29は、回転ブラシ25のいずれかの回転位置において被清掃面Gと接触する。清掃体29は、軟質のブレード状の部材であっても良い。清掃体29は、軟質のブレード状の部材とブラシとを組み合わせたものであっても良い。
ガイド部31は、円筒基体26の長手方向の一端部に設けられる。ガイド部31は、回転ブラシ25を軸受け部18に装着するための部材である。
図4に示すように、下ケース12は、吸込み口22の後方に遮口部材40を備える。遮口部材40は、例えば起毛布が用いられる。回転ブラシ25が被清掃面Gの上の塵埃を掻き出す時に、塵埃を後方に弾くことがある。遮口部材40は、弾かれた塵埃が吸込み口22の後方から外部に逃れることを抑制する。また、遮口部材40は被清掃面Gと吸込み口22との間の吸引風が流れる風路の一部を塞ぐ。これにより、被清掃面Gの上において、吸引風の気流の速度が速くなる。即ち、吸込み性能を向上させる。
図5に示すように、吸込み具4は、スイッチ保持部33を更に備える。スイッチ保持部33は、下ケース12に支持される。スイッチ32は、スイッチ保持部33に設けられる。図4に示すように、下ケース12はスイッチ兼用車輪34が設けられる。スイッチ兼用車輪34は、下ケース12の下面から被清掃面Gへ向かって突出する。スイッチ兼用車輪34は、下ケース12の下面に押し込むことができる。スイッチ32の状態はスイッチ兼用車輪34を押し込むことで切り替えられる。
吸込み具4が被清掃面Gへ置かれた状態では、スイッチ兼用車輪34は車輪の一部を残して下ケース12の下面に押し込まれる。このとき、スイッチ32はオン状態となる。即ち、電源スイッチを入れた状態ではスイッチ32によりモーター19が回転する。スイッチ兼用車輪34は、吸込み具4が被清掃面Gから離れている状態で、下ケース12の下面から突出する他の部材より突出する。このとき、スイッチ32はオフ状態となる。即ち、スイッチ32がオフ状態であれば、モーター19は回転しない。したがって、吸込み具4が被清掃面Gから離れている時は、回転ブラシ25が無駄に空転しない。
図8は本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の起毛布35の概略図である。本実施の形態において、起毛布35とは基材36とパイル37とを有するものである。パイル37は、一端を基材36に保持された線状の部材である。パイル37は、基材36上に複数本配列される。パイル37は、基材36に垂直な方向から角度θだけ倒伏している。倒伏高さHは、基材36に垂直な方向の、基材36からパイル37の先端までの高さを表す。
起毛布35は、パイル織物からなるブラシが用いられる。パイル織物の基布を基材36とする。起毛布35は、例えば繊維状の部材をパイル37とし、これを束ねて基材36に植え込んだものであっても良い。基材36は硬質の樹脂であっても良い。起毛布35は、帯電防止処理を施した部材が用いられる。帯電防止処理を施した部材として、例えば金属などの導電性の繊維がパイル37の一部に用いられる。
図6に示すように、起毛布35は収容部23の内壁に配置される。起毛布35は、収容部23の内壁に取り付けられる。起毛布35は、回転ブラシ25のいずれかの回転位置において清掃体29に接触する。即ち起毛布35は、回転ブラシ25が一回転すると清掃体29と接触する位置に配置される。清掃体29が接触する位置における、回転ブラシ25の回転運動の接線方向を順方向とする。パイル37は順方向の逆向きに倒伏している。
起毛布35は、平面Vより後方になる位置に配置される。平面Vは、収容部23を前後の2つの領域に分ける。平面Vは、吸込み具4の下面を水平な面に対向させた場合に鉛直面となる。平面Vは、回転ブラシ25の回転軸Xを含む。風路24は平面Vの後方に位置する。
図9は本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の、回転ブラシ25を取り外した状態を示す下面から見た斜視図である。起毛布35は、ケース10の長手方向に平行に配置される。
図10は本発明の実施の形態1に係る吸込み具4に起毛布35が配置される位置を示す下面図である。起毛布35が配置される位置を点線で示す。起毛布35は、回転ブラシ25より紙面奥に取り付けられている。清掃体29が円筒基体26に螺旋状に取付けられているため、起毛布35は清掃体29と部分的に接触する。即ち、起毛布35の左右方向の一部が清掃体29に接触し、他の部分は接触していない。
図11は本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の回転ブラシ25の概略斜視図である。αは、隣接する清掃体29の周方向の開き角である。βは、清掃体29の両端におけるねじれ角である。ねじれ角βは開き角αより大きい。このとき、回転ブラシ25のいずれの回転位置においても清掃体29と起毛布35が接触する。即ち、回転ブラシ25が一回転する間に、清掃体29と起毛布35とが連続的にかつ部分的に接触する。
次に、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機1の動作を説明する。使用者は、被清掃面Gを清掃する作業の際に、操作部8aの電源ボタンにより電気掃除機1の電源を入れる。これにより、電動送風機5が運転し、吸引風を発生させる。吸引風は被清掃面Gの上から、吸込み口22を通りケース10の内部に流入する。ケース10の内部に流入した吸引風は、継手管14の内部を通りホース体3の内部に流入する。ホース体3の内部に流入した吸引風は、集塵部6に到達する。
被清掃面Gの上の塵埃は、吸引風とともに吸込み口22を通りケース10の内部に流入する。ケース10の内部に流入した塵埃は、吸引風とともに集塵部6に到達する。集塵部6に到達した塵埃は、集塵部6で捕集される。これにより、塵埃は被清掃面Gから吸引によって除去される。使用者は吸込み具4を進行方向Sに進めることによって、被清掃面Gの上の塵埃を吸引し、清掃する作業を行う。
被清掃面Gを清掃する作業の際、モーター19がプーリー20及びベルト21を介して軸受け部18を駆動する。軸受け部18に装着されたガイド部31が回転することにより、回転ブラシ25が回転する。回転ブラシ25が有する清掃体29が、被清掃面G上の塵埃を掻き出す。掻き出された塵埃の一部は清掃体29に付着する。回転ブラシ25の回転により清掃体29は起毛布35に接触する。起毛布35に接触することにより、付着した塵埃は清掃体29から除去される。清掃体29から除去された塵埃は、吸引風の吸込み作用により収容部23から排出される。収容部23から排出された塵埃は、吸引風と共に継手管14の内部を通り、本体2の集塵部6で捕集される。即ち、被清掃面Gを清掃する作業の際に回転ブラシ25に付着した塵埃が除去される。したがって、塵埃を除去する作業と被清掃面Gを清掃する作業とを同時に行うことができ、使用者の負担を低減できる。
本実施の形態に示す例においては、塵埃を除去する作業と被清掃面Gを清掃する作業とを同時に行うことができる。すなわち、回転ブラシ25を取り外さずに、清掃作業と同時に清掃体29に付着した塵埃を除去することができる。これにより、塵埃を除去する作業の際に回転ブラシ25を取り外して清掃体29に付着していた塵埃を巻き上げてしまうことを防止する。さらに、回転ブラシ25を取り外さずに塵埃を除去するので、除去する作業の際に塵埃が付着した回転ブラシ25に手を触れない。したがって、塵埃を除去する作業の衛生性を向上することができる。
本実施の形態に示す例においては、被清掃面Gを清掃する作業と塵埃を除去する作業とが同時に行われる。これにより、大量の塵埃が清掃体29に付着することを抑制できる。
また、例えば糸状の塵埃が強固に回転ブラシ25に絡みつくことを抑制できる。したがって、被清掃面Gを清掃する作業と別の作業として塵埃の除去を行う場合であっても、塵埃を除去する作業を容易に行うことができる。
清掃体29にブラシを用いたとき、清掃体29の内部に綿状の塵埃等が入り込むことがある。本実施の形態に示す例においては、被清掃面Gを清掃する作業の間に起毛布35がそれぞれの清掃体29に接触する。このため、隣接する清掃体29の間に渡る塵埃だけではなく、清掃体29の内部に入り込んだ塵埃も除去することができる。
風路24は平面Vの後方に位置するため、平面Vの後方における真空度が、平面Vの前方より高い。真空度は、吸込み性能に影響する。したがって、起毛布35を平面Vより後方に配置することで、清掃体29から除去された塵埃を、効率的に収容部23から排出することができる。なお、起毛布35のすべてが、平面Vより後方になる位置に配置される必要はなく、起毛布35の少なくとも一部が平面Vより後方になる位置に配置されてもよい。
起毛布35は平面Vより後方に配置しなくても良い。設計上の制約又はその他の条件により平面Vの前方に配置することが好ましい場合は、起毛布35は平面Vの前方に配置しても良い。
回転ブラシ25の回転により清掃体29と起毛布35とが接触すると、接触音が発生する。清掃体29と起毛布35との接触を連続的かつ部分的とすることで、接触音も連続的かつ小さいものとなる。これにより、接触音による使用者の不快感を低減できる。
また、清掃体29と起毛布35が接触すると、回転ブラシ25の回転運動への抵抗が発生する。清掃体29と起毛布35との接触を連続的かつ部分的とすることで、回転運動への抵抗も連続的かつ小さいものとなる。これにより、回転ブラシ25を駆動するモーター19への負荷を低減できる。
なお、本実施の形態においては、例示したような清掃体29が螺旋状に配置されている場合に限定されない。例えば、清掃体29は回転ブラシ25の回転軸Xの方向に平行に配置されるものであってもよい。このとき、起毛布35はケース10の長手方向と非平行に配置される。また、起毛布35の両端におけるねじれ角が、隣接する清掃体29の間の開き角αより大きい。これによって、回転ブラシ25のいずれの回転位置においても清掃体29と起毛布35とが接触する。すなわち、清掃体29と起毛布35の接触音による不快感を低減できる。同時に、回転ブラシ25を駆動するモーター19への負荷を低減できる。
また、5列の清掃体29が円筒基体26に螺旋状に配置される例を示したが、本実施の形態においては5列に限定されない。
回転ブラシ25のいずれかの回転位置において、清掃体29と起毛布35とが接触しない回転位置があってもよい。即ち、回転ブラシ25の回転によって清掃体29と起毛布35とが断続的に接触するものであっても良い。製造上の制約又はその他の条件を考慮し、例えば回転ブラシ25と起毛布35が共に回転軸Xの方向に平行なものとしても良い。
順方向は、清掃体29が接触する位置における、回転ブラシ25の回転運動の接線方向である。パイル37は、順方向の逆向きに倒伏している。これにより、清掃体29と起毛布35が接触する際に,パイル37に塵埃が引っかかりやすくなる。したがって、清掃体29に付着した塵埃をより効率的に除去できる。
なお、回転ブラシ25の回転に対する抵抗と、塵埃の除去性能との双方を考慮し、倒伏角度θは調整されてもよい。回転ブラシ25の回転に対する抵抗を考慮し、パイル37は回転ブラシ25の回転方向Rと逆向きに倒伏していなくてもよい。
起毛布35は、帯電防止処理が施された部材が用いられる。これにより、清掃体29との摩擦により起毛布35が帯電し、塵埃が付着することを抑制できる。したがって、より効率的に塵埃を除去することができる。
なお、帯電防止処理が施された部材として用いられる導電性の材料は、金属に限定されない。また、帯電防止処理が施された部材は、導電性の材料が用いられるものに限定されない。例えば、界面活性剤などの帯電防止剤がパイル37の表面に塗布されたものであってもよい。
また、滑り部材15及び遮口部材40は、起毛布35と同種の起毛布が用いられても良い。同種の起毛布が用いられる場合は、部品の種類を減らすことができ、製造コストを低減できる。別種の起毛布が用いられる場合は、各部材の機能に応じて好適な種類の起毛布を選定できる。
図12は、本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の他の例を示す断面図である。図12は、図2におけるA−A面での断面図である。吸込み口22と、起毛布35の少なくとも一部と、風路24とが、回転ブラシ25の回転軸Xの方向から見て、回転方向Rにこの順に並ぶように配置される。すなわち、起毛布35の少なくとも一部は、吸込み口22と風路24の間に位置する。
清掃体29に付着していた塵埃は起毛布35で除去された後、吸引風により収容部23から風路24を通じて排出される。起毛布35を吸込み口22と風路24との間に設けることで、塵埃の移動を阻害するものがないようにすることができる。これにより、塵埃は集塵部6へと円滑に移動できる。即ち、塵埃が収容部23の内部に留まり、清掃体29又は起毛布35に再び付着することを抑制する。よって、収容部23から効率的に塵埃が除去できる。
さらに、起毛布35が配置される位置において、除去された塵埃が吸込み口22から風路24に移動する方向と、回転ブラシ25の回転方向Rとは対向しない。即ち、除去された塵埃が移動する方向と、清掃体29の移動方向とは対向していない。これにより塵埃が清掃体29に再び付着する可能性を低減でき、効率的に塵埃を除去することができる。
図13は本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の他の例を示す、図2におけるA−A面での断面図である。起毛布35は、第一の起毛布35aと第二の起毛布35bとを有する。第一の起毛布35a及び第二の起毛布35bは、収容部23の内壁に分離してそれぞれ配置される。
これにより、例えば第一の起毛布35aで除去されなかった塵埃を、第二の起毛布35bで除去することが可能となる。したがって、清掃体29に付着した塵埃をより効率的に除去することが可能となる。
また、第一の起毛布35aと第二の起毛布35bでは清掃体29との接触量が異なっても良い。例えば、第一の起毛布35aは第二の起毛布35bより清掃体29との接触量が大きい。ここで清掃体29との接触量は、回転ブラシ25が一回転する間に起毛布35に接触する清掃体29の部分の割合とする。例えば、回転軸Xを中心とした、第一の起毛布35aに接する回転面38aを考える。このとき、清掃体29の全体の体積に対する、回転面38aの外側にある領域の体積の割合が、第一の起毛布35aの接触量となる。同様に、第二の起毛布35bに接する回転面38bを考える。このとき、清掃体29の全体の体積に対する、回転面38bの外側にある領域の体積の割合が、第二の起毛布35bの接触量となる。
起毛布35との接触により清掃体29から除去される塵埃の量及び種類は、清掃体29との接触量により異なる。また、起毛布35との接触により発生する回転ブラシ25の回転に対する抵抗は、清掃体29との接触量により異なる。第一の起毛布35aと第二の起毛布35bとで清掃体29との接触量が異なる場合、両者において除去される塵埃の量及び種類が異なる。これにより、清掃体29から除去される塵埃の量及び種類の範囲を広くすることができる。したがって、塵埃の除去をより効率的に行うことができる。また、回転ブラシ25の回転に対する抵抗を考慮し、第一の起毛布35aと第二の起毛布35bとで個別に清掃体29との接触量を調整することができる。
図13に示すように、第一の起毛布35aは第二の起毛布35bより後方に配置されてもよい。第一の起毛布35aは、第二の起毛布35bより接触量が大きいため、より多くの塵埃を清掃体29から除去する。このため、第一の起毛布35aを真空度の高い後方に配置することで、効率的に塵埃が除去される。第一の起毛布35aと第二の起毛布35bとの相互の位置関係は、図13に示したものに限定されない。設計上の制約又はその他の条件により第一の起毛布35aは第二の起毛布35bより前方に配置されてもよい。また、起毛布35は、第三の起毛布を更に有してもよい。
また、第一の起毛布35aと第二の起毛布35bは、ケース10の長手方向に並べて配置されても良い。例えば、ケース10の長手方向の中央に第一の起毛布35aが配置される。更に、ケース10の長手方向の両端に第二の起毛布35bが配置される。
継手管14はケース10の長手方向の中央に配置されている。このため、ケース10の長手方向の位置により吸引風の気流の速さが異なる。したがって、清掃体29へ付着する塵埃の状態がケース10の長手方向の位置により異なることがある。清掃体29に付着する塵埃の状態が異なれば、起毛布35の清掃体29との好適な接触量も異なる場合がある。そのため、第一の起毛布35aと第二の起毛布35bとをケース10の長手方向に並べて配置することで、塵埃の除去をより効率的に行うことができる。
図14は、本発明の実施の形態1に係る吸込み具4の他の例を示す断面図である。図14は、図2におけるA−A面での断面図である。第一の起毛布35aは吸込み口22と風路24との間に配置される。第二の起毛布35bは平面Vより後方に配置される。第一の起毛布35a及び第二の起毛布35bが、いずれも真空度の高い後方に配置されることで、効率的に塵埃が除去される。
第二の起毛布35bの清掃体29との接触量は、例えば第二の起毛布35bの取付け位置により調整することができる。収容部23の内壁の一部は凹部23aを有する。第二の起毛布35bは凹部23aに配置される。凹部23aに配置した第二の起毛布35bは、凹部23aの深さにより回転軸Xとの径方向の距離が定まる。すなわち、第二の起毛布35bの種類及び倒伏角度θなどのパラメータを変えずに、凹部23aの深さにより清掃体29との接触量を調整できる。なお、パイル37の倒伏角度θ又は倒伏高さHを変えることで清掃体29との接触量を変えても良い。これにより、除去する塵埃の種類及び量と、回転ブラシ25の回転に対する抵抗等を考慮し、第二の起毛布35bの清掃体29との接触量を調整できる。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1で開示された例と相違する点について詳しく説明する。本実施の形態で説明しない特徴については、実施の形態1で開示された例のいずれの特徴が採用されても良い。
本実施の形態では、収容部の内壁の一部が、第一位置と、第一位置より回転ブラシに近い第二位置とに配置されるように変形が可能な例について説明する。即ち、本実施の形態においては、収容部の内壁の一部は回転ブラシに近づくように変形できる。起毛布は収容部の内壁の一部に配置される。起毛布が配置された内壁の一部は、回転ブラシに近づくように変形できる。以下では、収容部の内壁の一部が第一位置に配置されている状態を、起毛布が回転ブラシから遠い状態という。また、以下では収容部の内壁の一部が第二位置に配置されている状態を、起毛布が回転ブラシに近い状態という。
図15は、本実施の形態に係る吸込み具4の収容部23の内壁の一部が第一位置に配置された状態を示す断面図である。即ち、図15は起毛布35が回転ブラシ25から遠い状態を示す断面図である。図16は、本実施の形態に係る吸込み具4の収容部23の内壁の一部が第二位置に配置された状態を示す断面図である。即ち、図16は起毛布35が回転ブラシ25に近い状態を示す断面図である。図15及び図16は、図2におけるA−A面に相当する面での断面図である。
ケース10は回転ブラシ25より前方にバッファー39を有する。バッファー39は、被清掃面Gを清掃する作業の際に、吸込み具4が壁等に接触した場合に変形することで壁等が傷つくことを防ぐための部材である。壁等は、例えば壁、柱又は家具である。バッファー39は可動部39aを有する。吸込み具4の前方が壁等に接触したとき、可動部39aが変形することで、バッファー39が回転ブラシに近づくように変形する。可動部39aは弾性材料が用いられる。弾性材料として、例えばエラストマー、塩化ビニール又はシリコン樹脂が用いられる。
バッファー39は、回転ブラシ25に近づくように変形が可能な収容部23の内壁の一部を形成する。バッファー39が形成する内壁の一部に、起毛布35が配置される。バッファー39が変形していない状態では起毛布35が回転ブラシ25から遠い第一位置に配置されている。バッファー39が変形することで、起毛布35が回転ブラシ25に近い第二位置に変化する。
起毛布35が回転ブラシ25に近い第二位置にあるとき回転ブラシ25のいずれかの回転位置で清掃体29に接触する位置に、起毛布35は配置される。即ち、起毛布35が回転ブラシ25に近い第二位置にあるときに回転ブラシ25が一回転すると清掃体29と接触する位置に、起毛布35は配置される。
起毛布35が回転ブラシ25から遠い第一位置にあるときは回転ブラシ25のいずれの回転位置においても清掃体29に接触しない位置に、起毛布35は配置される。即ち、起毛布35が回転ブラシ25から遠い第一位置にあれば回転ブラシ25が一回転しても清掃体29と接触しない位置に、起毛布35は配置される。
起毛布35は、実施の形態1で図10に示す起毛布35と同様に、ケース10の長手方向に平行に取り付けられている。また、回転ブラシ25において、清掃体29のねじれ角βは、隣接する清掃体29がなす開き角αより大きい。このとき、起毛布35は回転ブラシ25に近い第二位置に配置される状態において、回転ブラシ25のいずれの回転位置においても清掃体29に接触する。すなわち、起毛布35が回転ブラシ25に近い第二位置に配置される状態において、回転ブラシ25の回転により清掃体29と起毛布35が連続的にかつ部分的に接触する。
被清掃面Gを清掃する作業の際は回転ブラシ25が回転している。起毛布35が回転ブラシ25から遠い第一位置に配置される状態にあるときは、起毛布35と清掃体29とは接触しない。即ち、起毛布35と清掃体29との接触による接触音の発生及びモーター19の負荷の増加がない。
被清掃面Gを清掃する作業の際に吸込み具4の前方が壁等に接触した場合、バッファー39が変形する。このとき起毛布35が回転ブラシ25に近い第二位置に配置される状態になり、清掃体29と起毛布35とが接触する。これにより、清掃体29に付着した塵埃が除去される。使用者は塵埃を除去する作業を意識することなく、吸込み具4が壁に衝突したときに清掃体29に付着した塵埃が除去される。また、回転ブラシ25を取り外すことなく清掃体29に付着した塵埃が除去される。したがって、被清掃面Gを清掃する作業の際の接触音の発生及びモーターへの負荷の増加をなくし、且つ使用者が塵埃を除去する作業の負担が低減できる。
起毛布35が回転ブラシ25に近い第二位置に配置される状態においては、清掃体29と起毛布35との接触は連続的かつ部分的なものとなる。これによって、清掃体29と起毛布35の接触音も連続的かつ小さいものとなる。したがって、接触音による使用者の不快感を低減できる。また、回転ブラシ25の回転に対する抵抗も連続的かつ小さいものとなる。したがって、回転ブラシ25を駆動するモーター19への負荷を低減できる。
バッファー39の一部である可動部39aに弾性材料が用いられることで、複雑な構造とせずにバッファー39が変形可能となる。このように、バッファー39は、少なくとも一部が弾性材料からなる。なお、バッファー39全体が可動部39aと同一の弾性材料であってもよい。なお、可動部39aに弾性材料が用いられない場合は、例えば可動部39aにヒンジが用いられても良い。
また、本実施の形態においては、起毛布35が回転ブラシ25から遠い第一位置にあるときも回転ブラシ25が一回転すると清掃体29と接触する位置に、起毛布35が配置されてもよい。起毛布35の位置が可変となるため、清掃体29との接触量が可変となる。すなわち、起毛布35が回転ブラシ25に近い第二位置に配置される状態では清掃体29との接触量が大きく、起毛布35が回転ブラシ25から遠い第一位置にある状態では清掃体29との接触量が小さい。これによって、回転ブラシ25の回転に対する抵抗と、起毛布35によって塵埃を除去する効率とを、使用者が調整できる。
なお、バッファー39が変形し起毛布35が回転ブラシ25に近い第二位置に配置される状態となるのは、吸込み具4の前方が壁等に接触した場合に限定されない。清掃作業の際に、使用者の任意により手又は足等でバッファー39を変形させることで塵埃を除去する作業を使用者は行っても良い。これによって、回転ブラシ25を取り外さずに清掃体29に付着した塵埃が除去される。
本実施の形態は、例示したバッファー39が収容部23の変形可能な内壁の一部を形成するものに限定されない。例えば、吸込み具4の上方が弾性材料で形成され、回転ブラシ25に近づくように変形が可能な部分が設けられたものであってもよい。このとき、起毛布35が配置される収容部23の内壁の一部を当該部分が形成する。被清掃面Gを清掃する作業の際に、使用者の任意により手又は足等で当該部分を変形させて塵埃を除去する作業を行うことができる。起毛布35は収容部23の後方に配置されても良い。収容部23の中で真空度の高い後方に起毛布35が配置されるので、塵埃がより効率的に除去される。
変形可能な収容部23の内壁の一部に、起毛布35の一部のみが配置されてもよい。例えば、第一の起毛布35aが変形可能な収容部23の内壁の一部に設けられ、第二の起毛布35bは変形しない収容部23の内壁の一部に設けられても良い。
また、第一の起毛布35aと第二の起毛布35bとが、ともに変形可能な収容部23の内壁の一部に配置されてもよい。例えば、バッファー39が形成する収容部23の内壁の一部に、第一の起毛布35a及び第二の起毛布35bがケース10の長手方向に並ぶ様に配置されてもよい。
1 電気掃除機、 2 本体、 3 ホース体、 4 吸込み具、 5 電動送風機、 6 集塵部、 7 軟質管部、 8 持ち手部、 8a 操作部、 9 硬質延長管部、 10 ケース、 11 上ケース、 12 下ケース、 13 下カバー、 14 継手管、 14a 接続部、 14b 連結部、 15 滑り部材、 16 後部車輪、 17 中部車輪、 18 軸受け部、 19 モーター、 20 プーリー、 21 ベルト、 22 吸込み口、 23 収容部、 23a 凹部、 24 風路、 25 回転ブラシ、 26 円筒基体、 27 円筒部、 28 溝部、 29 清掃体、 30 清掃体保持部、 31 ガイド部、 32 スイッチ、 33 スイッチ保持部、 34 スイッチ兼用車輪、 35 起毛布、 35a 第一の起毛布、 35b 第二の起毛布、 36 基材、 37 パイル、 38a 回転面、 38b 回転面、 39 バッファー、 39a 可動部、 40 遮口部材

Claims (13)

  1. 下面に吸込み口を有するケースと、
    前記ケースに支持された駆動部と、
    清掃体を有し、前記ケースの内部で前記吸込み口と通じる収容部に配置され、前記駆動部により回転する回転ブラシと、
    前記ケースの前記吸込み口より後方に配置され、前記ケースの内部で前記吸込み口より後方の風路を介して前記収容部と内部が通じる継手管と、
    前記収容部の内壁に配置された起毛布と、を備え、
    前記起毛布は、前記回転ブラシのいずれかの回転位置において前記清掃体に接触し、
    前記回転ブラシの回転軸の方向から見た場合に、前記吸込み口と、前記起毛布の少なくとも一部と、前記風路とが、前記回転ブラシの回転方向にこの順に並ぶように配置される
    吸込み具。
  2. 前記起毛布は、前記回転ブラシのいずれの回転位置においても前記清掃体に接触する請求項1に記載の吸込み具。
  3. 下面に吸込み口を有するケースと、
    前記ケースに支持された駆動部と、
    清掃体を有し、前記ケースの内部で前記吸込み口と通じる収容部に配置され、前記駆動部により回転する回転ブラシと、
    前記ケースの前記吸込み口より後方に配置され、前記ケースの内部で前記吸込み口より後方の風路を介して前記収容部と内部が通じる継手管と、
    前記収容部の内壁に配置された起毛布と、を備え、
    前記収容部の前記内壁の一部は、第一位置と前記第一位置より前記回転ブラシに近い第二位置とに配置されるように変形が可能であり、
    前記起毛布は、前記内壁の前記一部が前記第二位置に配置されている状態において、前記回転ブラシのいずれかの回転位置において前記清掃体に接触し、
    前記回転ブラシの回転軸の方向から見た場合に、前記吸込み口と、前記起毛布の少なくとも一部と、前記風路とが、前記回転ブラシの回転方向にこの順に並ぶように配置される
    吸込み具。
  4. 前記起毛布は、前記内壁の前記一部が前記第二位置に配置されている状態において、前記回転ブラシのいずれの回転位置においても前記清掃体に接触する請求項3に記載の吸込み具。
  5. 前記起毛布は、前記内壁の前記一部が前記第一位置に配置されている状態において、前記回転ブラシのいずれの回転位置においても前記清掃体に接触しない請求項3又は請求項4に記載の吸込み具。
  6. 前記ケースは前記回転ブラシより前方にバッファーを有し、
    前記バッファーは前記内壁の前記一部を形成する請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の吸込み具。
  7. 前記バッファーは、少なくとも一部が弾性材料からなる請求項6に記載の吸込み具。
  8. 前記ケースの前記下面を水平な面に対向させた場合に鉛直となる平面であり且つ前記回転ブラシの回転軸を含む平面より後方に前記起毛布の少なくとも一部が配置される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の吸込み具。
  9. 前記清掃体が前記起毛布に接触する位置における前記回転ブラシの回転運動の接線方向を順方向とし、
    前記起毛布は前記順方向の逆向きに倒伏しているパイルを有する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の吸込み具。
  10. 前記起毛布は、帯電防止処理が施された部材を有する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の吸込み具。
  11. 前記起毛布は、第一の起毛布と第二の起毛布とを有し、
    前記第一の起毛布及び前記第二の起毛布は分離して配置される請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の吸込み具。
  12. 前記第一の起毛布は、前記第二の起毛布より前記清掃体との接触量が大きい請求項11に記載の吸込み具。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の吸込み具と、
    吸引風を発生する送風機と、
    前記吸引風により前記吸込み口から吸引される塵埃を捕集する集塵部と、を備える電気掃除機。
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