JP3268514B2 - 電気掃除機用吸込具 - Google Patents

電気掃除機用吸込具

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JP3268514B2
JP3268514B2 JP19582494A JP19582494A JP3268514B2 JP 3268514 B2 JP3268514 B2 JP 3268514B2 JP 19582494 A JP19582494 A JP 19582494A JP 19582494 A JP19582494 A JP 19582494A JP 3268514 B2 JP3268514 B2 JP 3268514B2
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cloth roller
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vacuum cleaner
suction
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敏行 丸山
一夫 乳井
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
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    • A47L9/0405Driving means for the brushes or agitators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L11/00Machines for cleaning floors, carpets, furniture, walls, or wall coverings
    • A47L11/02Floor surfacing or polishing machines
    • A47L11/20Floor surfacing or polishing machines combined with vacuum cleaning devices
    • A47L11/204Floor surfacing or polishing machines combined with vacuum cleaning devices having combined drive for brushes and for vacuum cleaning

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機の床用吸込具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種電気掃除機用吸込具の第1
の例として、例えば特開平2−295527号公報に示
されるものがある。図38及び図39はこの従来の第1
の例(特開平2−295527号公報)を示すもので、
図38はその床用吸込具の底面部の斜視図、図39はそ
の要部の縦断面図である。
【0003】この従来の第1の例のものは、床用吸込具
の本体1が上ケース2と下ケース3を結合して形成さ
れ、その後部中央に、図示しない電気掃除機本体の吸引
側にホースを介し連通する連結管4が取付けられてい
る。下ケース3のほぼ中央には連結管4に連なる吸込口
5が形成され、吸込口5の左右に吸込溝6が延設されて
いる。吸込溝6の前後の外周部、つまり床用吸込具の床
面との接触面には提状の取付座7が形成され、取付座7
の上面部にカットパイル状の紡績布でなる起毛布8が接
着固定されている。
【0004】この従来の第1の例のものにおいては、床
用吸込具の床面との接触面となる吸込溝6の前後外周に
設けた起毛布8が、被掃除面と接した時に同面に当接す
るため、当接時の感触が軟らかくて良くなじみ、その表
面を雑巾で拭いているごとく作用する。従って、この従
来の第1の例の床用吸込具は、塵埃の吸込み機能以外に
フローリング床等の硬質平面に対する拭き及び磨きの機
能を有する。
【0005】また、従来のこの種電気掃除機用吸込具の
第2の例として、例えば特開平5−261039号公報
に示されるように、床用吸込具本体の下面の吸込口の前
方両端部に前述の第1の従来例(図38,図39)で説
明した起毛布を配設し、更に吸込口の後方に、起毛布を
前後方向に自由回転できるローラ体に貼付けて配設し、
木床上および畳上のみならず絨毯上においてもなんら切
り換え動作なく軽い操作ができるようにしたものがあ
る。
【0006】また、従来のこの種電気掃除機用吸込具の
第3の例として、例えば特開平4−44731号公報に
示されるものがある。図40及び図41はこの従来の第
3の例(特開平4−44731号公報)を示すもので、
図40はその床用吸込具の底面部の斜視図、図41はそ
の要部の縦断面図であり、各図中、前述の第1の従来例
(図38,図39)に相当する部分には同一符号を付し
てある。
【0007】この従来の第3の例のものは、下ケース3
に形成される吸込口を、互いに平行な前側吸込口5aと
後側吸込口5bとに分離構成し、これら吸込口5a,5
b間には、下部に開口11aを有する反割状の筒体から
なるローラ体収納筒11を配置し、ローラ体収納筒11
には、その周面に風路12に連なる孔11bを穿設する
とともに、その内部に開口11aを覆うように起毛布8
をセクタローラ13に貼付けてなる起毛布ローラ体14
を収容し、かつ起毛布ローラ体14は所定角度内(36
0°以内)に回動を制約して往復揺動できるようにし
て、往復揺動時に起毛布ローラ体14の起毛先端がロー
ラ体収納筒11の下部開口エッジ部やその内壁部に当接
できるようにしている。
【0008】この従来の第3の例のものにおいては、起
毛布ローラ体14が往復揺動する時に、起毛先端がロー
ラ体収納筒11の下部開口エッジ部やその内壁部に擦ら
れ、起毛布8に付着した塵埃が掻き落とされて風路12
内に吸引され、回収される。
【0009】また、従来のこの種電気掃除機用吸込具の
第4の例として、例えば特開平5−261035号公報
に示されるものがある。図42乃至図44はこの従来の
第4の例(特開平5−261035号公報)を示すもの
で、図42はその床用吸込具の底面部の斜視図、図43
はその要部の縦断面図、図44はその要部の分解斜視図
であり、各図中、前述の第3の従来例(図40,図4
1)に相当する部分には同一符号を付してある。
【0010】この従来の第4の例のものは、下ケース3
の前部の左右端にそれぞれ支持ローラ21を取付けると
ともに、下ケース3の後部に、起毛布8を円筒ローラ2
2に巻き付けてなる起毛布ローラ体23を着脱自在に設
置し、起毛布ローラ体23を取り外すことにより起毛布
8の洗浄が行えるようにしている。すなわち、起毛布ロ
ーラ体23は、その両端にそれぞれ段筒状のホルダ24
が嵌着固定され、各ホルダ24の中心孔24aにそれぞ
れポペット状の軸受部材25の軸部25aが摺動自在に
差し込まれている。軸受部材25は、その軸部25aの
先端が反割に形成され、反割部の外周にそれぞれ爪25
bが形成されていて、軸部25aをホルダ24の中心孔
24aに差し込んだ際には、各爪25bがホルダ24の
内端面と係合できるようになっており、これによってホ
ルダ24からの脱落が防止されるようになっている。軸
受部材25の頭部外側端面には、矩形状の突起25cが
突出形成され、この突起25cが下ケース3に穿設した
矩形孔3a内に嵌入して回動を規制された状態で支承さ
れるようになっている。また、軸受部材25の頭部内側
端面とホルダ24の外端面との間には、軸受部材25を
常時外側方向(爪によるホルダとの係合方向)に付勢す
るコイルばね26が配設されている。従って、起毛布ロ
ーラ体23、ホルダ24、軸受部材25、及びコイルば
ね26は、組付によって一体化される。
【0011】この従来の第4の例のものにおいては、起
毛布8の洗浄のために起毛布ローラ体23を下ケース3
より取り外すには、まず起毛布ローラ体23を手で掴
み、その状態で軸方向の一方側に移動させ、移動方向先
端に位置する軸受部材25の頭部をコイルばね26の付
勢力に抗してホルダ24側に移動させる。この移動によ
って、移動方向後端に位置する軸受部材25の頭部の突
起25cが下ケース3の矩形孔3aより抜けるので、そ
の状態から起毛布ローラ体23を傾けることにより、起
毛布ローラ体23を下ケース3から離脱させることがで
きる。ホルダ24側に移動させられていた軸受部材25
は、起毛布ローラ体23の下ケース3からの離脱後にコ
イルばね26の付勢力により元の位置まで復帰する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気掃除機用吸
込具の第1の例のもの(図38,図39)は、以上のよ
うに起毛布8が平面状に形成されているので、絨毯上で
は起毛布8と絨毯毛の接触による摩擦抵抗で床用吸込具
の移動が困難なものとなってしまうという問題があっ
た。更に、平面状の起毛布8では、起毛布8の目に塵埃
が詰まり、汚れたまま被掃除面を拭くこととなり、その
塵埃で被掃除面にキズをつける等の問題があった。
【0013】また、従来の電気掃除機用吸込具の第2の
例のものは、起毛布を回転自在なローラ体に貼付けてい
るため、絨毯上でも軽い操作が得られるものの、本来の
目的である拭き機能は満足なものではなくなってしまう
という難点があった。
【0014】また、従来の電気掃除機用吸込具の第3の
例のもの(図40,図41)は、床用吸込具の往復運動
による起毛布ローラ体14の回動が360°以内に制約
されているため、片道時(往動時または復動時)に1回
の掻き取りしか行われず、十分な清浄効果が得られな
い。
【0015】また、従来の電気掃除機用吸込具の第4の
例のもの(図42乃至図44)は、起毛布ローラ体2
3、ホルダ24、軸受部材25、及びコイルばね26
を、組付によって一体化して独立構成しているため、起
毛布8の洗浄のために起毛布ローラ体23を下ケース3
から取り外しても、起毛布ローラ体23からコイルばね
26を分離できず、起毛布8を水洗いしたりするとコイ
ルばね26が錆び、軸受部の動作に不具合が生じて着脱
が不可能になる可能性がある。更に、起毛布ローラ体2
3を消耗品として消費者に提供する場合、高コストの物
となり不利益を与えることになる。
【0016】本発明は叙上の点に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、木床面、畳面などの硬質平面に
対し起毛布の作用により雑巾掛けの如く拭き及び磨きの
機能を十分持たせることができるとともに、絨毯上でも
軽い操作を実現することのできる電気掃除機用吸込具を
得ることにある。
【0017】また、本発明の第2の目的は、起毛布に付
着した塵埃を床用吸込具の往動時または復動時に確実に
掻き落とすことができて、起毛布を長期に亘って清浄に
保つことのできる電気掃除機用吸込具を得ることにあ
る。
【0018】また、本発明の第3の目的は、起毛布ロー
ラ体のストローク調整機能を備えた軸受部を起毛布ロー
ラ体から分離可能で、作動不良の発生を未然に防止でき
るとともに、交換部品としても低コストで供給すること
のできる電気掃除機用吸込具を得ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
に係る電気掃除機用吸込具は、吸込具本体に取り付けら
れて被掃除面上を自由転動する起毛布ローラ体の回動
を、回転方向の一方向で規制し、回転方向の逆方向でフ
リーとする制動手段を備え、この制動手段は、吸込具本
体の起毛布ローラ体周面と対向する壁面との間に形成さ
れた楔状空間と、この楔状空間内に配置されて起毛布ロ
ーラ体周面と前記壁面との間に介在し、起毛布ローラ体
の回転方向の一方向の動き時に前記楔状空間内の奥に嵌
入してこの起毛布ローラ体の動きを規制する制動輪とか
ら構成したものである。
【0020】
【0021】また、本発明の請求項2の発明に係る電気
掃除機用吸込具は、吸込具本体内に収容されて一端部が
外部に突出する操作部を有し、制動輪を起毛布ローラ体
周面との係合位置から離脱させる方向に維持する係合解
除手段を設けたものである。
【0022】また、本発明の請求項3の発明に係る電気
掃除機用吸込具は、係合解除手段を操作するスイッチを
吸込具本体と電気掃除機本体とを接続するホースの手元
操作部に設けたものである。
【0023】
【0024】また、本発明の請求項4の発明に係る電気
掃除機用吸込具は、吸込具本体の起毛布ローラ体周面と
対向する部位に、起毛布ローラ体の起毛部と接触して、
起毛部に付着している塵埃を起毛布ローラ体のフリー方
向回転時に掻き取る掻取手段を設けたものである。
【0025】また、本発明の請求項5の発明に係る電気
掃除機用吸込具は、吸込具本体の起毛布ローラ体両端軸
受部の少なくとも一方に、起毛布ローラ体の軸部をその
軸方向で弾性支持するホルダを設けたものである。
【0026】また、本発明の請求項6の発明に係る電気
掃除機用吸込具は、吸込具本体に、被掃除面上を自由転
動する起毛布ローラ体を前後に2本配置するとともに、
これら起毛布ローラ体の回動を、吸込具進行方向で後方
側となった時に規制し、吸込具進行方向で前方側となっ
た時にフリーとする制動手段を設け、この制動手段は、
各起毛布ローラ体周面との間でそれぞれ楔状空間を形成
する斜面と、前記楔状空間内にそれぞれ配置されて前記
各起毛布ローラ体周面と前記斜面との間に独立して介在
し、吸込具進行方向で後方側となった起毛布ローラ体の
前記進行方向の回転時に該後方側起毛布ローラ体の前記
楔状空間内の奥に嵌入して該後方側起毛布ローラ体の動
きを規制する一対の制動輪とから構成したものである。
【0027】
【0028】
【0029】また、本発明の請求項7の発明に係る電気
掃除機用吸込具は、吸込具本体に、被掃除面上を自由転
動する円筒ローラを前後に2本配置するとともに、これ
ら円筒ローラの回転方向の一方向の動きを規制し、回転
方向の逆方向の動きをフリーとする制動手段を設け、か
つ前記各円筒ローラにはそれぞれ異なる性質の表面材を
巻き付けたものである。
【0030】
【作用】本発明の請求項1の発明においては、被掃除面
上を自由転動する起毛布ローラ体の回動を回転方向の一
方向で規制し、回転方向の逆方向でフリーとする制動手
段を備えるとともに、この制動手段を、吸込具本体の起
毛布ローラ体周面と対向する壁面との間に形成された楔
状空間と、この楔状空間内に配置されて起毛布ローラ体
周面と前記壁面との間に介在し、起毛布ローラ体の回転
方向の一方向の動き時に前記楔状空間内の奥に嵌入して
この起毛布ローラ体の動きを規制する制動輪とから構成
しているので、吸込具本体の前後いずれかの方向への移
動時、つまり起毛布ローラ体が制動輪を楔状空間内に食
い込ませる方向へ回転する場合は、制動輪が自動的に楔
状空間内の奥に入り込んで起毛布ローラ体周面とこれに
対向する吸込具本体の壁面の間に食い込み、起毛布ロー
ラ体に回転に逆らった抵抗を与えてその自由回動を停止
させ、この状態で被掃除面上を摺動し、雑巾がけのよう
に硬質の床面に対し十分な拭き性能を発揮する。また、
吸込具本体の逆方向への移動時、つまり起毛布ローラ体
が制動輪を楔状空間内の食い込み位置より解放する方向
へ回転する場合は、制動輪による楔作用が自動的に解除
されて起毛布ローラ体が吸込具本体の移動に伴って床面
上を自由転動する。この動作は吸込具本体の往復移動の
たびに繰返される。 したがって、この請求項1の発明に
おいては、硬質の床面に対する拭き機能を楔作用による
制動輪の食い込みという簡単な構造で得ることができ
る。
【0031】
【0032】また、本発明の請求項2の発明において
は、吸込具本体内に収容されて一端部が外部に突出する
操作部を有し、制動輪を起毛布ローラ体周面との係合位
置から離脱させる方向に維持する係合解除手段を設ける
ようにしているので、拭き機能が不要な絨毯上で本吸込
具を使用する場合には、係合解除手段の切り換え操作に
よって制動輪を係合位置から離脱させることにより、吸
込具本体の前後方向の移動とも起毛布ローラ体を回転自
由とすることができ、絨毯上でも軽い操作が得られる。
【0033】また、本発明の請求項3の発明において
は、係合解除手段を操作するスイッチを吸込具本体と電
気掃除機本体とを接続するホースの手元操作部に設ける
ようにしているので、使い勝手がよく、更に係合解除手
段の操作部を吸込具本体の上面に突出させる必要がなく
なって、係合解除手段を吸込具本体内に隠蔽することが
でき、意匠的にも斬新なものが得られる。
【0034】
【0035】また、本発明の請求項4の発明において
は、吸込具本体の起毛布ローラ体周面と対向する部位
に、起毛布ローラ体の起毛部と接触して、起毛部に付着
している塵埃を起毛布ローラ体のフリー方向回転時に掻
き取る掻取手段を設けるようにしているので、拭き機能
によって起毛部に付着した塵埃を、掻取手段により起毛
布ローラ体のフリー方向回転(360°以上、数回転す
る)時に数回に亘って確実に掻き取ることができ、掻き
取った塵埃を吸込具本体の吸込口より吸引させることが
できる。この掻き取り動作は吸込具本体の往動または復
動のたびに繰返される。したがって、この請求項4の発
明においては、起毛布の十分な清浄効果が得られ、これ
を長期に亘って保つことができる。
【0036】また、本発明の請求項5の発明において
は、吸込具本体の起毛布ローラ体両端軸受部の少なくと
も一方に、起毛布ローラ体の軸部をその軸方向で弾性支
持するホルダを設けるようにしているので、コイルばね
等による起毛布ローラ体のストローク調整機能を備えた
軸受部を起毛布ローラ体から分離することができ、起毛
布ローラ体洗浄後の錆び付きなどによる作動不良の発生
を未然に防止することができる。更に、交換部品として
も低コストで供給することができる。
【0037】また、本発明の請求項6の発明において
は、吸込具本体に、被掃除面上を自由転動する起毛布ロ
ーラ体を前後に2本配置するとともに、これら起毛布ロ
ーラ体の回動を、吸込具進行方向で後方側となった時に
規制し、吸込具進行方向で前方側となった時にフリーと
する制動手段を設けるとともに、この制動手段を、各起
毛布ローラ体周面との間でそれぞれ楔状空間を形成する
斜面と、前記楔状空間内にそれぞれ配置されて各起毛布
ローラ体周面と前記斜面との間に独立して介在し、吸込
具進行方向で後方側となった起毛布ローラ体の前記進行
方向の回転時にこの後方側起毛布ローラ体の前記楔状空
間内の奥に嵌入してこの後方側起毛布ローラ体の動きを
規制する一対の制動輪とから構成しているので、硬質の
床面に対する拭き機能を楔作用による各制動輪の食い込
みという簡単な構造で得ることができ、かつ吸込具本体
の往復両方向とも拭き掃除が可能となる。
【0038】
【0039】
【0040】また、本発明の請求項7の発明において
は、吸込具本体に、被掃除面上を自由転動する円筒ロー
ラを前後に2本配置するとともに、これら円筒ローラの
回転方向の一方向の動きを規制し、回転方向の逆方向の
動きをフリーとする制動手段を設け、かつ前記各円筒ロ
ーラにはそれぞれ異なる性質の表面材を巻き付けるよう
にしているので、同時に複数の機能を働かせることがで
きる。
【0041】
【実施例】実施例1. 以下、図示実施例により本発明を説明する。図1は本発
明の請求項1,2,4の発明に係る電気掃除機用吸込具
の全体構成を示す斜視図、図2はその床用吸込具の底面
部の斜視図、図3はその床用吸込具を上方より見た斜視
図、図4はその要部の縦断面図、図5は図4と異なる動
作態様を示す縦断面図、図6は制動手段の作動状態を示
す横断面図、図7は図6の状態の縦断面図、図8は制動
手段の係合解除状態を示す横断面図、図9は図8の状態
の縦断面図であり、各図中、前述の各従来例(図38乃
至図44)に相当する部分には同一符号を付してある。
【0042】本実施例の電気掃除機用吸込具は、床用吸
込具の本体31が上ケース2と下ケース3を結合して形
成され、その後部中央に電気掃除機本体32の吸引側に
ホース33A及び延長パイプ33Bを介し連通する連結
管4が配置され、連結管4が上下ケース2,3間に挾ま
れて組み立てられている。下ケース3の前部中央には連
結管4に連なる吸込口5が設けられ、吸込口5の左右に
吸込溝6が延設されている。また、下ケース3の吸込口
5の後方には、起毛布8を円筒ローラ22に巻き付けて
なる起毛布ローラ体23が設置され、更にその後方の左
右に一対の車輪34が配設されている。車輪34は中央
部に1ケで設定してもよい。また、本体31前部の起毛
布ローラ体23の円筒ローラ22周面と対向する部位に
は起毛布ローラ体23の回転方向の一方向の動きを規制
する制動手段35が設置されている。制動手段35は、
床用吸込具本体31における起毛布ローラ体23の円筒
ローラ22の周面と対向する前部壁面の一部に設けられ
て円筒ローラ周面との間で楔状空間を形成する平面部3
6と、この楔状空間内に配置されて平面部36と円筒ロ
ーラ周面との間に介在し起毛布ローラ体23の回転方向
の一方向の動きを規制する制動輪37とから構成されて
いる。また、制動輪37は、床用吸込具本体31内に収
容されて一端部が穴31aより外部に突出する揺動レバ
ー38の突出部38aの横方向長穴38bに取付けら
れ、前後上下にある範囲で動けるようになっている。揺
動レバー38は、L形状を呈し、制動輪37を取付けた
このL形の一方の片の長手中間部が下ケース3に軸39
によって回動自在に支持されるとともに、そのL形の他
方の片の上面に凸条斜面38cが形成され、凸条斜面3
8cが、その凸条長手方向にスライド可能に設置した係
合解除手段である切換えレバー41と接触している。切
換えレバー41は、その操作部であるつまみ部分41a
が上ケース2から突出して形成され、図6及び図8に示
すじゅうたんと床の表示部分の範囲内で表示方向(凸条
長手方向)にスライドし切り換えられるようになってお
り、床側に切り換えられた場合には、揺動レバー38の
突出部38aの上下方向自由度が大きくなって、制動輪
37が楔状空間内の奥に嵌入できるようになっている。
また、じゅうたん側に切り換えられた場合には、揺動レ
バー38の突出部38aが上方向に強制的に揺動され、
制動輪37が楔状空間内の奥、つまり平面部36と円筒
ローラ周面との係合位置から離脱させられるようになっ
ている。また、床用吸込具本体31の起毛布ローラ体周
面と対向する部位に、起毛布ローラ体23の起毛部と接
触して、起毛部に付着している塵埃を起毛布ローラ体2
3のフリー方向回転時に掻き取る掻取毛42が設置され
ている。
【0043】本実施例の電気掃除機用吸込具において、
硬質の床面の清掃を行うには、まず切換えレバー41を
床側に切り換えて、制動輪37の上下方向自由度を大き
くする(図6,図7)。この状態で床用吸込具本体31
を前方向へ移動させると、図4に示す如く起毛布ローラ
体23すなわち円筒ローラ22が制動輪37を楔状空間
内に食い込ませる方向へ回転する。この回転により、制
動輪37は、自動的に楔状空間内の奥に入り込んで、平
面部36と円筒ローラ周面との間に食い込み、円筒ロー
ラ22に回転に逆らった抵抗を与えてその自由回動を停
止させる。これにより、起毛布ローラ体23は床用吸込
具本体31の前方向への移動時にその回動が停止させら
れ、この状態で床面上を摺動し、雑巾がけのように硬質
の床面に対し十分な拭き性能を発揮する。また、床用吸
込具本体31の後方向への移動時は、図5に示す如く円
筒ローラ22が制動輪37を楔状空間内の食い込み位置
より解放する方向へ回転する。この回転により、制動輪
37は、楔作用を自動的に解除する。これにより、起毛
布ローラ体23は床用吸込具本体31の移動に伴って床
面上を自由転動する。この動作は吸込具本体の往復移動
のたびに繰返される。この起毛布ローラ体23のフリー
方向回転(360°以上、数回転する)時、起毛布ロー
ラ体23の起毛部と接触している掻取毛42が、前方向
への移動時の拭き機能によって起毛部に付着した塵埃を
掻き取り、掻き取った塵埃を床用吸込具本体31の吸込
口5より吸引させる。この掻き取り動作は床用吸込具本
体31の復動(後方向への移動)のたびに繰返される。
【0044】また、拭き機能が不要な絨毯上で本吸込具
を使用する場合は、切換えレバー41をじゅうたん側に
切り換えて、制動輪37を楔状空間内の奥、つまり平面
部36と円筒ローラ周面との係合位置から強制的に離脱
させる(図8,図9)。これにより、起毛布ローラ体2
3は床用吸込具本体31の移動に伴って前後双方向とも
床面上を自由転動する。
【0045】このように、本実施例においては、制動手
段35が、自由転動する起毛布ローラ体23の回動を床
用吸込具本体31の前進時に規制し、起毛布ローラ体2
3の回動を床用吸込具本体31の前進時に停止させ、こ
の状態で床面上を摺動させるので、雑巾がけのように硬
質の床面に対し十分な拭き性能を発揮する。
【0046】また、制動手段35を、床用吸込具本体3
1における起毛布ローラ体23の円筒ローラ22の周面
と対向する壁面に設けられて円筒ローラ22周面との間
で楔状空間を形成する平面部36と、楔状空間内に配置
されて平面部36と円筒ローラ周面との間に介在し円筒
ローラ22の一方向の動きを規制する制動輪37とから
構成しているので、硬質の床面に対する拭き機能を楔作
用による制動輪37の食い込みという簡単な構造で得る
ことができる。
【0047】また、制動輪37を床用吸込具本体31内
に収容されて一端部が外部に突出する揺動レバー38の
突出部38aに取付けるとともに、揺動レバー38の他
端近傍に、制動輪37を楔状空間内における平面部36
と円筒ローラ22周面との係合位置から離脱させる方向
に揺動レバー38を操作できる切換えレバー41を設け
るようにしているので、拭き機能が不要な絨毯上で本吸
込具を使用する場合には、切換えレバー41の切り換え
操作によって制動輪37を係合位置から強制的に離脱さ
せることができ、これにより、起毛布ローラ体23を床
用吸込具本体31の移動に伴って前後双方向とも床面上
を自由転動させることができる。このため、絨毯上でも
軽い操作が得られる。
【0048】また、床用吸込具本体31の起毛布ローラ
体周面と対向する部位に、起毛布ローラ体23の起毛部
と接触して、起毛部に付着している塵埃を起毛布ローラ
体23のフリー方向回転時に掻き取る掻取毛42を設け
ているので、拭き機能によって起毛部に付着した塵埃
を、掻取手段42により起毛布ローラ体23のフリー方
向回転時に数回(10回転程)に亘って確実に掻き取る
ことができ、掻き取った塵埃を床用吸込具本体31の吸
込口5より吸引させることができる。このため、起毛布
の十分な清浄効果が得られ、これを長期に亘って保つこ
とができる。
【0049】実施例2. 図10は本発明の請求項4の発明に係る電気掃除機用吸
込具の要部の縦断面図、図11はその底面図であり、各
図中、前述の第1実施例(図1乃至図9)と同一部分に
は同一符号を付してある。
【0050】この実施例の電気掃除機用吸込具は、起毛
布ローラ体23の起毛部と接触して、起毛部に付着して
いる塵埃を起毛布ローラ体23のフリー方向回転時に掻
き取る掻取手段を、下ケース3における起毛布ローラ体
23の前方部に下ケース3の形状の一部として形成した
リブ51から構成したものであり、それ以外の構成は前
述の第1実施例のものと同一である。
【0051】この実施例の電気掃除機用吸込具において
は、掻取手段を下ケース3の形状の一部であるリブ51
から構成しているため、部品点数の削減が図れる。
【0052】実施例3. 図12は本発明の請求項3の発明に係る電気掃除機用吸
込具の全体構成を示す斜視図、図13はその要部の横断
面図、図14はその制動手段の作動状態を示す縦断面
図、図15はその制動手段の係合解除状態を示す縦断面
図であり、各図中、前述の第1実施例(図1乃至図9)
と同一部分には同一符号を付してある。
【0053】この実施例の電気掃除機用吸込具は、制動
輪37の係合解除手段を床用吸込具本体31内に収容隠
蔽したソレノイド61から構成するとともに、ソレノイ
ド61に、基板62、連結管4に設けた電源供給ピン6
3、延長パイプ33B内およびホース33A内にそれぞ
れ配設した図示しない電線により、電気掃除機本体32
より電源を供給し、ホース33Aの手元操作部64に設
けたスイッチ65にてその動作を制御するようにしたも
のであり、それ以外の構成は前述の第1実施例のものと
同一である。
【0054】この実施例の電気掃除機用吸込具において
は、ホース33Aの手元操作部64のスイッチ65にて
ソレノイド61をON/OFFする。OFF時は、図1
4に示す如く揺動レバー38は自由であり、制動輪37
は楔状空間内における平面部36と円筒ローラ22周面
とに接して、食い込み時は円筒ローラ22すなわち起毛
布ローラ体23に制動力をかける。ON時は、図15に
示す如くソレノイド61により揺動レバー38が引き寄
せられ、制動輪37は係合位置から強制的に離脱させら
れ、起毛布ローラ体23を前後双方向とも回転自由にす
る。
【0055】このように、この実施例の電気掃除機用吸
込具においては、床拭き機能とじゅうたんの切り換えを
利用者の手元での遠隔操作によって行うことができるの
で、使い勝手がよくなる。更に、係合解除手段の操作部
を上ケース2上面に突出させる必要がなくなって床用吸
込具本体31内に隠蔽できるので、意匠的にも斬新なも
のが得られる。
【0056】実施例4. 図16は本発明に係る電気掃除機用吸込具の要部の縦断
面図であり、図中、前述の第1実施例(図1乃至図9)
と同一部分には同一符号を付してある。
【0057】この実施例の電気掃除機用吸込具は、下ケ
ース3における揺動レバー38の突出部38aが突出す
る穴31aの近傍に、床用吸込具本体31内の風路に直
接連なる孔71を穿設したものであり、それ以外の構成
は前述の第1実施例のものと同一である。
【0058】すなわち、下ケース3と上ケース2で構成
される部屋(穴31aなどが形成されている部位)は、
床用吸込具本体31内の風路形成部となる合せ部の若干
のもれによる負圧にて塵埃の侵入する風路となりうる。
このため、制動輪37が円筒ローラ22の周面と接触す
るための下ケース3の穴31aも塵埃の侵入する風路と
なりうる。従って、この穴31aの近傍に床用吸込具本
体31内の風路に直接連なる孔71を穿設して、穴31
a部周辺空気の孔71へ向かう流れを発生させること
で、穴31a部周辺の塵埃を孔71へ強制的に導くこと
ができる。
【0059】この実施例の電気掃除機用吸込具において
は、制動輪37および揺動レバー38部への塵埃の侵入
を防止し得、作動不具合の発生を防ぐことができる。
【0060】実施例5. 図17は本発明の請求項5の発明に係る電気掃除機用吸
込具の横断面図、図18は図17のXーX線に沿う矢視
断面図、図19はその要部である起毛布ローラ体軸受部
の分解斜視図、図20乃至図22はその軸受部への起毛
布ローラ体の着脱を説明するための説明図であり、各図
中、前述の第1実施例(図1乃至図9)と同一部分には
同一符号を付してある。
【0061】この実施例の電気掃除機用吸込具は、床用
吸込具本体31側の起毛布ローラ体23軸受部の一方
に、起毛布ローラ体23の軸部をその軸方向で弾性支持
するホルダ81及びコイルばね82を設け、起毛布ロー
ラ体23のストローク調整機能を床用吸込具本体31側
に持たせることにより、コイルばね82を起毛布ローラ
体23から分離できるようにしたものである。
【0062】これを図17乃至図19に基づき更に詳述
すると、起毛布ローラ体23は、その起毛布8を巻き付
けた円筒ローラ22の両端部に、それぞれ筒状のキャッ
プ83が固定されている。各キャップ83は、それぞれ
の内部に段軸状のシャフト84が固着され、各シャフト
84の細軸部84aが各キャップ83の端面よりも外方
に突出して必要最少限のスパンが確保されるようになっ
ているとともに、各キャップ83の端面周方向の対向す
る2個所に内向きの爪83aが設けられている。各シャ
フト84には外方よりそれぞれ有底筒状の冠体85が被
せられ、各冠体85のフランジ部85aが各キャップ8
3内に軸方向移動および相対回動自在に嵌まり込み、各
フランジ部85aが各キャップ83の爪83aにて内方
で係合し、それぞれ各キャップ83からの脱落を防止さ
れている。つまり、各冠体85は円筒ローラ22への組
付けによって起毛布ローラ体23と一体化されている。
また、各冠体85は、それぞれの端部が矩形状の突起8
5bとして形成され、一方の冠体85の突起85bは、
下ケース3の一方に形成した小径の矩形穴86内に密嵌
入して支持され、他方の冠体85の突起85bは下ケー
ス3の他方に形成した大径の矩形穴87内に挿入しその
内部に配置されているホルダ81の矩形穴81a内に密
嵌入して支持され、ホルダ81の背面と下ケース3の外
壁88との間に配設したコイルばね82によって軸方向
で弾性支持されている。ホルダ81は、その対向する2
つの側面に軸方向に延びる摺動用条突起81bが設けら
れており、摺動用条突起81bが下ケース3に設置した
ホルダ収容壁89の内面に線接触した状態でスライドで
きるようになっている。
【0063】この実施例の電気掃除機用吸込具におい
て、起毛布8の洗浄などのために起毛布ローラ体23を
下ケース3より取り外すには、まず図20の状態にある
起毛布ローラ体23を手で掴み、その状態で図21に矢
印Aで示すホルダ81側軸方向に移動させ、ホルダ81
をコイルばね82の付勢力に抗して下ケース3の外壁8
8側に移動させる。この移動によって、移動方向後端に
位置する冠体85の突起85bが下ケース3の小径の矩
形穴86より抜けるので、その状態から起毛布ローラ体
23を図22に矢印Bで示す下方向に傾けることによ
り、起毛布ローラ体23を下ケース3から離脱させるこ
とができる。下ケース3の外壁88側に移動させられて
いたホルダ81は、起毛布ローラ体23の下ケース3か
らの離脱後にコイルばね82の付勢力により元の位置ま
で復帰する。起毛布8の洗浄後の起毛布ローラ体23の
下ケース3への取り付けは、前述と逆の手順により行
う。
【0064】このように、この実施例の電気掃除機用吸
込具においては、起毛布ローラ体23のストローク調整
機能を床用吸込具本体31側に持たせているので、コイ
ルばね82を起毛布ローラ体23から分離でき、起毛布
ローラ体洗浄後の錆び付きなどによる作動不良の発生を
未然に防止することができる。更に、交換部品としても
低コストで供給することができる。なお、この実施例で
は、起毛布ローラ体23のストローク調整機能を、床用
吸込具本体31側の起毛布ローラ体23軸受部の一方に
持たせたものを例に挙げて説明したが、この起毛布ロー
ラ体23のストローク調整機能を床用吸込具本体31側
の起毛布ローラ体23軸受部の双方に持たせるように構
成してもよい。
【0065】実施例6. 図23は本発明の請求項6の発明に係る電気掃除機用吸
込具の底面部の斜視図、図24はその要部の縦断面図、
図25は図24と異なる動作態様を示す縦断面図、図2
6はその制動手段の作動状態を示す横断面図、図27は
図26の状態の縦断面図、図28はその制動手段の係合
解除状態を示す横断面図、図29は図28の状態の縦断
面図であり、各図中、前述の第1実施例(図1乃至図
9)と同一部分には同一符号を付してある。
【0066】この実施例の電気掃除機用吸込具は、床用
吸込具本体31の下ケース3の吸込口5の後方に、2本
の起毛布ローラ体23A,23Bを前後に配置するとと
もに、これら起毛布ローラ体23A,23Bの回動を床
用吸込具本体31の移動時に進行方向で後方側となった
時に規制する制動手段91を設けることにより、床用吸
込具本体31の往復両方行の移動時とも拭き掃除を可能
としたものである。
【0067】これを図23乃至図29に基づき更に詳述
すると、制動手段91は、各起毛布ローラ体23A,2
3Bの各円筒ローラ22A,22B周面との間でそれぞ
れ楔状空間を形成するΛ形斜面部92a,92bを有
し、両円筒ローラ22A,22Bの間に配置された制動
輪ホルダ92と、各楔状空間内に配置されるように制動
輪ホルダ92のΛ形斜面部92a,92bの両側に配置
されてそれぞれ縦方向長穴92c,92dに取り付けら
れ、制動輪ホルダ92のΛ形斜面部92a,92bと各
円筒ローラ22A,22Bの周面との間にそれぞれ独立
して介在し、これら円筒ローラ22A,22Bすなわち
各起毛布ローラ体23A,23Bの回動を床用吸込具本
体31移動時に進行方向で後方側となった時に規制する
一対の制動輪93,94とから構成されている。また、
制動輪ホルダ92は下ケース3の底部に立設した軸状ガ
イド95によって上下方向に移動自在に設置されるとと
もに、制動輪ホルダ92の下面と下ケース3の底部との
間で軸状ガイド95周りに配設したコイルばね96によ
って常時上方向(係合解除方向)へ付勢されている。更
に、制動輪ホルダ92の上方には、コイルばね96の付
勢力に抗して制動輪ホルダ92を各円筒ローラ22A,
22B側、つまり一対の制動輪93,94が各円筒ロー
ラ22A,22Bと各々係合できる位置に保持する係合
保持手段である切換えレバー97が設けられている。切
換えレバー97は、その操作部であるつまみ部分97a
が上ケース2から突出して形成され、じゅうたんと床の
切り換えができるようになっており、じゅうたん側に切
り換えられた場合には、制動輪ホルダ92が切換えレバ
ー97による拘束から解放されてコイルばね96の付勢
力により上方向(係合解除方向)へ移動し、各制動輪9
3,94が各円筒ローラ22A,22Bから離れるよう
になっている。また、床側に切り換えられた場合には、
制動輪ホルダ92が切換えレバー97により強制的に下
方へ押圧され、各制動輪93,94が各円筒ローラ22
A,22Bの周面と係合できるようになっている。な
お、下ケース3の前方の左右には一対の車輪98が配設
されているが、この車輪98は中央部に1ケで設定して
もよい。また、図示しないがこの実施例においても下ケ
ース3の各起毛布ローラ体23A,23B周面と対向す
る部位に、各起毛布ローラ体23A,23Bの起毛部と
接触して、起毛部に付着している塵埃を各起毛布ローラ
体23A,23Bのフリー方向回転時に掻き取る掻取手
段が設置されている。
【0068】この実施例の電気掃除機用吸込具におい
て、各楔状空間は、前方に位置する円筒ローラ22Aの
後方上部と、後方に位置する円筒ローラ22B前方上部
とに、それぞれ形成される。従って、床用吸込具本体3
1の前方向への移動時は、前方の円筒ローラ22Aが斜
面部92aの前方に位置する制動輪93を楔状空間内の
食い込み位置より解放する方向へ回転して床用吸込具本
体31の移動に伴い床面上を自由転動し、後方の円筒ロ
ーラ22Bが斜面部92bの後方に位置する制動輪94
を楔状空間内に食い込ませる方向へ回転する。このた
め、Λ形斜面部の後方に位置する制動輪94は、Λ形斜
面部の後方斜面部92bと後方の円筒ローラ22Bとの
間に形成されている楔状空間内の奥に入り込んで後方斜
面部92bと後方の円筒ローラ22B周面との間に食い
込み、後方の円筒ローラ22Bすなわち起毛布ローラ体
23Bに回転に逆らった抵抗を与えてその自由回動を停
止させる。また、床用吸込具本体31の後方向への移動
時、つまり使用者の引き動作による移動時は、前方の円
筒ローラ22AがΛ形斜面部の前方に位置する制動輪を
楔状空間内に食い込ませる方向へ回転する。このため、
Λ形斜面部の前方に位置する制動輪93は、Λ形斜面の
前方斜面部92aと前方の円筒ローラ22Aとの間に形
成されている楔状空間内の奥に入り込んで前方斜面部9
2aと前方の円筒ローラ22A周面との間に食い込み、
前方の円筒ローラ22Aすなわち起毛布ローラ体23A
に回転に逆らった抵抗を与えてその自由回動を停止させ
る。このとき、後方の円筒ローラ22Bは、Λ形斜面の
後方に位置する制動輪94を楔状空間内の食い込み位置
より解放する方向へ回転して吸込具本体の移動に伴い床
面上を自由転動する。以上の動作は床用吸込具本体31
の往復移動のたびに繰返される。この床用吸込具本体3
1の往復移動のたびに、各起毛布ローラ体23A,23
Bの起毛部と接触している図示しない掻取手段により、
フリー回転側の起毛布ローラ体の起毛部より塵埃を掻き
取り、掻き取った塵埃を床用吸込具本体31の吸込口5
より吸引させることは言うまでもない。
【0069】また、拭き機能が不要な絨毯上で本吸込具
を使用する場合は、切換えレバー97をじゅうたん側に
切り換えて制動輪ホルダ92の拘束を解いて、制動輪ホ
ルダ92すなわち各制動輪93,94を各楔状空間内の
奥の係合位置からコイルばね96の付勢力を利用して強
制的に離脱させる(図28,図29)。これにより、各
起毛布ローラ体23A,23Bは床用吸込具本体31の
移動に伴って前後双方向とも床面上を自由転動する。
【0070】このように、この実施例の電気掃除機用吸
込具においては、床用吸込具本体31に、床面上を自由
転動する起毛布ローラ体を前後に2本配置するととも
に、これら起毛布ローラ体23A,23Bの回動を床用
吸込具本体31の進行方向で後方側となった時に規制す
る制動手段91を設けているので、床用吸込具本体31
の往復両方行とも拭き掃除が可能となる。
【0071】また、制動手段91を、各起毛布ローラ体
23A,23Bの各円筒ローラ22A,22B周面との
間でそれぞれ楔状空間を形成するΛ形斜面部92a,9
2bを有し、両円筒ローラ22A,22Bの間に配置さ
れた制動輪ホルダ92と、各楔状空間内に配置されるよ
うに制動輪ホルダ92のΛ形斜面部92a,92bの両
側に取り付けられて、制動輪ホルダ92のΛ形斜面部9
2a,92bと各円筒ローラ22A,22Bの周面との
間にそれぞれ独立して介在し、これら円筒ローラ22
A,22Bすなわち各起毛布ローラ体23A,23Bの
回動を床用吸込具本体31移動時に進行方向で後方側と
なった時に規制する一対の制動輪93,94とから構成
しているので、2本の起毛布ローラ体23A,23Bに
対して制動手段91を制動輪ホルダ92からなる単体構
成とすることができ、部品点数の削減が図れる。
【0072】また、制動輪ホルダ92を各起毛布ローラ
体23A,23Bから引き離す方向へ付勢するコイルば
ね96を介して床用吸込具本体31に取付けるととも
に、制動輪ホルダ92をコイルばね96の付勢力に抗し
て各起毛布ローラ体23A,23B側に保持する切換え
レバー97を設けているので、拭き機能が不要な絨毯上
で本吸込具を使用する場合には、切換えレバー97の切
り換え操作によって各制動輪93,94を係合位置から
コイルばね96の付勢力を利用して強制的に離脱させる
ことができ、これにより各起毛布ローラ体23A,23
Bを床用吸込具本体31の移動に伴って前後双方向とも
床面上を自由転動させることができる。このため、絨毯
上でも軽い操作が得られる。
【0073】実施例7. 図30は本発明の請求項6の発明に係る電気掃除機用吸
込具の他の実施例を示す要部の縦断面図、図31は図3
0の異なる断面部分を示す縦断面図、図32は図30と
異なる動作態様を示す縦断面図、図33は図32の異な
る断面部分を示す縦断面図であり、各図中、前述の第6
実施例(図23乃至図29)に相当する部分には同一符
号を付してある。
【0074】この実施例の電気掃除機用吸込具は、床用
吸込具本体31の吸込口を下ケース3の前部と中央部と
に分割形成した前部吸込口5Aと中央部吸込口5Bとか
ら構成し、かつ中央部吸込口5Bを挾むようにその前後
に起毛布ローラ体23A,23Bを配置するとともに、
下ケース3における各起毛布ローラ体23A,23B内
方の上部に、各起毛布ローラ体23A,23Bの各円筒
ローラ22A,22B周面との間でそれぞれ楔状空間を
形成する制動手段91A,91Bをそれぞれ独立して設
置し、更に下ケース3における各起毛布ローラ体23
A,23B内方の下部に掻取毛42A,42Bを設け
て、各起毛布ローラ体23A,23Bの回動を床用吸込
具本体31の移動時に進行方向で後方側となった時に規
制し、床用吸込具本体31の往復両方行の移動時とも拭
き掃除を可能としたものである。また、床用吸込具本体
31の往復移動のたびに、掻取毛42A,42Bによっ
てフリー回転側の起毛布ローラ体の起毛部より塵埃を掻
き取り、掻き取り直後に掻き取った塵埃を中央部吸込口
5Bおよび前部吸込口5Aより吸引させるようにしたも
のである。
【0075】この実施例の電気掃除機用吸込具において
は、各掻取毛42A,42Bを前部吸込口5Aおよび中
央部吸込口5Bに隣接させて設置できるため、2本の起
毛布ローラ体を用いた形態でも、各起毛布8の清浄効果
を確実なものとすることができる。
【0076】実施例8. 図34は本発明の請求項7の発明に係る電気掃除機用吸
込具の要部の縦断面図、図35は図34と異なる動作態
様を示す縦断面図であり、各図中、前述の第6実施例
(図23乃至図29)に相当する部分には同一符号を付
してある。
【0077】この実施例の電気掃除機用吸込具は、床用
吸込具本体31の下ケース3の吸込口5の後方に、2本
の円筒ローラ22A,22Bを前後に配置するととも
に、これら円筒ローラ22A,22Bにそれぞれ異なる
性質の表面材を巻き付けるようにして、同時に複数の機
能を働かせることができるようにしたものである。
【0078】この実施例では、表面材として後方の円筒
ローラ22Bに水分を多量に含むことが出来る多孔質材
101を、前方の円筒ローラ22Aには水分の拭き取り
効果の高い材質102のものを、それぞれ巻き付けた。
また、多孔質材101を巻き付けた水拭ローラ体103
と水分の拭き取り効果の高い材質102を巻き付けた乾
拭ローラ体104との間に、これらローラ体103,1
04の表面材に付着する塵埃を、各ローラ体103,1
04のフリー方向回転時に掻き取る掻取毛42A,42
Bを設置した。
【0079】この実施例の電気掃除機用吸込具におい
て、各ローラ体103,104は図示しない制動手段に
よって床用吸込具本体31の往復運動の中で交互に停
止、回転を繰り返す。つまり、床用吸込具本体31の移
動時に進行方向で後方側となった時に停止する。これに
より、床用吸込具本体31の前進時には後方に位置する
水拭ローラ体101によって床面の水拭きが行われ、後
進時には前方に位置する乾拭ローラ体102によって床
面についた余分な水分の拭き取りが行われる。以上の動
作は床用吸込具本体31の往復運動の中で繰り返され
る。
【0080】このように、この実施例の電気掃除機用吸
込具においては、2本の円筒ローラ22A,22Bにそ
れぞれ異なる性質の表面材を巻き付けたので、同時に複
数の機能を働かせることができ、より細かい塵埃や粘着
性を持った塵埃に対して十分な拭き機能を得ることがで
きる。
【0081】実施例9. 図36は本発明の請求項7の発明に係る電気掃除機用吸
込具の他の実施例を示す要部の縦断面図、図37は図3
6と異なる動作態様を示す縦断面図であり、各図中、前
述の第6実施例(図23乃至図29)及び第8実施例
(図34,図35)に相当する部分には同一符号を付し
てある。
【0082】この実施例の電気掃除機用吸込具は、床用
吸込具本体31の下ケース3の吸込口5の後方に、2本
の円筒ローラ22A,22Bを前後に配置し、前方の円
筒ローラ22Aの表面に絨毯掃除用の塵埃除去ブラシ1
11を、後方の円筒ローラ22Bには床面拭き掃除用の
起毛布8を、それぞれ巻き付けるとともに、前方の円筒
ローラ22Aは、塵埃除去ブラシ111の表面が絨毯上
でのみ接触するように、床面と塵埃除去ブラシ111先
端との間に隙間tが確保される取付位置、形状に設定し
て、硬質床面へのキズ付きを防止するようにしたもので
ある。また、これらブラシローラ体と起毛布ローラ体の
近傍に、これらの表面に付着する塵埃を、各ローラ体の
フリー方向回転時に掻き取る掻取毛42A,42Bを設
置したものである。。
【0083】この実施例の電気掃除機用吸込具におい
て、各円筒ローラ22A,22Bは双方共図示しない制
動手段によって床用吸込具本体31の前進時に停止し、
後進時には双方共回転するようになっている。従って、
床用吸込具本体31の前進時には、前方に位置する塵埃
除去ブラシ111のローラ体と起毛布8のローラ体は共
に停止し、これら塵埃除去ブラシ111と起毛布8によ
って塵埃が引っ掛けられ、引っ掛けられた塵埃は床用吸
込具本体31後進時にそれぞれの掻取毛42A,42B
によって掻き落とされ、前方の吸込口5より吸い込まれ
る。以上の動作は床用吸込具本体31の往復運動の中で
繰り返される。
【0084】このように、この実施例の電気掃除機用吸
込具においては、2本の円筒ローラ22A,22Bに、
絨毯上の塵埃を叩き出す機能を備えた塵埃除去ブラシ1
11と硬質床面の拭き機能を備えた起毛布8をそれぞれ
巻き付けたので、異なる床種に対し異なる機能を働かせ
ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1の
発明によれば、被掃除面上を自由転動する起毛布ローラ
体の回動を回転方向の一方向で規制し、回転方向の逆方
向でフリーとする制動手段を備えるとともに、この制動
手段を、吸込具本体の起毛布ローラ体周面と対向する壁
面との間に形成された楔状空間と、この楔状空間内に配
置されて起毛布ローラ体周面と前記壁面との間に介在
し、起毛布ローラ体の回転方向の一方向の動き時に前記
楔状空間内の奥に嵌入してこの起毛布ローラ体の動きを
規制する制動輪とから構成したので、硬質の床面に対す
る拭き機能を楔作用による制動輪の食い込みという簡単
な構造で得ることができた。
【0086】
【0087】また、本発明の請求項2の発明によれば、
吸込具本体内に収容されて一端部が外部に突出する操作
部を有し、制動輪を起毛布ローラ体周面との係合位置か
ら離脱させる方向に維持する係合解除手段を設けたの
で、絨毯上でも軽い操作が得られた
【0088】また、本発明の請求項3の発明によれば、
係合解除手段を操作するスイッチを吸込具本体と電気掃
除機本体とを接続するホースの手元操作部に設けたの
で、使い勝手がよく、更に係合解除手段の操作部を吸込
具本体の上面に突出させる必要がなくなって、係合解除
手段を吸込具本体内に隠蔽することができ、意匠的にも
斬新なものが得られた
【0089】
【0090】また、本発明の請求項4の発明によれば、
吸込具本体の起毛布ローラ体周面と対向する部位に、起
毛布ローラ体の起毛部と接触して、起毛部に付着してい
る塵埃を起毛布ローラ体のフリー方向回転時に掻き取る
掻取手段を設けたので、起毛布の十分な清浄効果が得ら
れ、これを長期に亘って保つことができた
【0091】また、本発明の請求項5の発明によれば、
吸込具本体の起毛布ローラ体両端軸受部の少なくとも一
方に、起毛布ローラ体の軸部をその軸方向で弾性支持す
るホルダを設けたので、コイルばね等による起毛布ロー
ラ体のストローク調整機能を備えた軸受部を起毛布ロー
ラ体から分離することができ、起毛布ローラ体洗浄後の
錆び付きなどによる作動不良の発生を未然に防止するこ
とができる。更に、交換部品としても低コストで供給す
ることができた
【0092】また、本発明の請求項6の発明において
は、吸込具本体に、被掃除面上を自由転動する起毛布ロ
ーラ体を前後に2本配置するとともに、これら起毛布ロ
ーラ体の回動を、吸込具進行方向で後方側となった時に
規制し、吸込具進行方向で前方側となった時にフリーと
する制動手段を設けるとともに、この制動手段を、各起
毛布ローラ体周面との間でそれぞれ楔状空間を形成する
斜面と、前記楔状空間内にそれぞれ配置されて各起毛布
ローラ体周面と前記斜面との間に独立して介在し、吸込
具進行方向で後方側となった起毛布ローラ体の前記進行
方向の回転時にこの後方側起毛布ローラ体の前記楔状空
間内の奥に嵌入してこの後方側起毛布ローラ体の動きを
規制する一対の制動輪とから構成したので、硬質の床面
に対する拭き機能を楔作用による各制動輪の食い込みと
いう簡単な構造で得ることができ、かつ吸込具本体の往
復両方向とも拭き掃除が可能となった。
【0093】
【0094】
【0095】また、本発明の請求項7の発明によれば、
吸込具本体に、被掃除面上を自由転動する円筒ローラを
前後に2本配置するとともに、これら円筒ローラの回転
方向の一方向の動きを規制し、回転方向の逆方向の動き
をフリーとする制動手段を設け、かつ前記各円筒ローラ
にはそれぞれ異なる性質の表面材を巻き付けるようにし
たので、同時に複数の機能を働かせることができた
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1,2,4の発明に係る電気
掃除機用吸込具の全体構成を示す斜視図である。
【図2】 図1の電気掃除機用吸込具の底面部の斜視図
である。
【図3】 図1の電気掃除機用吸込具を上方より見た斜
視図である。
【図4】 図1の電気掃除機用吸込具の要部の縦断面図
である。
【図5】 図4と異なる動作態様を示す縦断面図であ
る。
【図6】 図1の電気掃除機用吸込具の制動手段の作動
状態を示す横断面図である。
【図7】 図6の状態の縦断面図である。
【図8】 図1の電気掃除機用吸込具の制動手段の係合
解除状態を示す横断面図である。
【図9】 図8の状態の縦断面図である。
【図10】 本発明の請求項4の発明に係る電気掃除機
用吸込具の要部の縦断面図である。
【図11】 図10の電気掃除機用吸込具の底面図であ
る。
【図12】 本発明の請求項4の発明に係る電気掃除機
用吸込具の全体構成を示す斜視図である。
【図13】 図12の電気掃除機用吸込具の要部の横断
面図である。
【図14】 図12の電気掃除機用吸込具の制動手段の
作動状態を示す縦断面図である。
【図15】 図12の電気掃除機用吸込具の制動手段の
係合解除状態を示す縦断面図である。
【図16】 本発明に係る電気掃除機用吸込具の要部の
縦断面図である。
【図17】 本発明の請求項5の発明に係る電気掃除機
用吸込具の横断面図である。
【図18】 図17のXーX線に沿う矢視断面図であ
る。
【図19】 図17の電気掃除機用吸込具の要部である
起毛布ローラ体軸受部の分解斜視図である。
【図20】 図17の電気掃除機用吸込具の軸受部への
起毛布ローラ体の着脱を説明するための説明図である。
【図21】 図17の電気掃除機用吸込具の軸受部への
起毛布ローラ体の着脱を説明するための説明図である。
【図22】 図17の電気掃除機用吸込具の軸受部への
起毛布ローラ体の着脱を説明するための説明図である。
【図23】 本発明の請求項6の発明に係る電気掃除機
用吸込具の底面部の斜視図である。
【図24】 図23の電気掃除機用吸込具の要部の縦断
面図である。
【図25】 図24と異なる動作態様を示す縦断面図で
ある。
【図26】 図23の電気掃除機用吸込具の制動手段の
作動状態を示す横断面図である。
【図27】 図26の状態の縦断面図である。
【図28】 図23の電気掃除機用吸込具の制動手段の
係合解除状態を示す横断面図である。
【図29】 図28の状態の縦断面図である。
【図30】 本発明の請求項6の発明に係る電気掃除機
用吸込具の他の実施例を示す要部の縦断面図である。
【図31】 図30の異なる断面部分を示す縦断面図で
ある。
【図32】 図30と異なる動作態様を示す縦断面図で
ある。
【図33】 図32の異なる断面部分を示す縦断面図で
ある。
【図34】 本発明の請求項7の発明に係る電気掃除機
用吸込具の要部の縦断面図である。
【図35】 図34と異なる動作態様を示す縦断面図で
ある。
【図36】 本発明の請求項7の発明に係る電気掃除機
用吸込具の他の実施例を示す要部の縦断面図である。
【図37】 図36と異なる動作態様を示す縦断面図で
ある。
【図38】 従来の電気掃除機用吸込具の第1の例を示
す底面部の斜視図である。
【図39】 従来の第1の例のものの要部の縦断面図で
ある。
【図40】 従来の電気掃除機用吸込具の第3の例を示
す底面部の斜視図である。
【図41】 従来の第3の例のものの要部の縦断面図で
ある。
【図42】 従来の電気掃除機用吸込具の第4の例を示
す底面部の斜視図である。
【図43】 従来の第4の例のものの要部の縦断面図で
ある。
【図44】 従来の第4の例のものの要部の分解斜視図
である。
【符号の説明】
2 上ケース、3 下ケース、5 吸込口、5A 前部
吸込口、5B 中央部吸込口、8 起毛布、22,22
A,22B 円筒ローラ、23,23A,23B 起毛
布ローラ体、31 床用吸込具本体、32 電気掃除機
本体、33Aホース、35,91,91A,91B 制
動手段、36 平面部、37,93,94 制動輪、3
8 揺動レバー、38a 突出部、41 切換えレバー
(係合解除手段)、42,42A,42B 掻取毛(掻
取手段)、51 リブ(掻取手段)、61 ソレノイド
(係合解除手段)、64 手元操作部、65 スイッ
チ、71 孔、81 ホルダ、82 コイルばね、92
a,92b Λ形斜面部、92 制動輪ホルダ、96
コイルばね(付勢手段)、97 切換えレバー(係合保
持手段)、101 多孔質材(表面材)、102 水分
拭き取り効果の高い材質(表面材)、103 水拭ロー
ラ体、104 乾拭ローラ体、111 塵埃除去ブラシ
(表面材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−253129(JP,A) 特開 平6−292647(JP,A) 特開 平5−245074(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/02 A47L 9/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口を有する吸込具本体に、被掃除面
    上を自由転動する起毛布ローラ体を取り付けた電気掃除
    機用吸込具において、 前記起毛布ローラ体の回転方向の一方向の動きを規制
    し、回転方向の逆方向の動きをフリーとする制動手段を
    備え、 該制動手段は、 吸込具本体の起毛布ローラ体周面と対向する壁面との間
    に形成された楔状空間と、 該楔状空間内に配置されて前記起毛布ローラ体周面と前
    記壁面との間に介在し、該起毛布ローラ体の回転方向の
    一方向の動き時に該楔状空間内の奥に嵌入して該起毛布
    ローラ体の動きを規制する制動輪とから構成されてなる
    ことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
  2. 【請求項2】 吸込具本体内に収容されて一端部が外部
    に突出する操作部を有し、制動輪を起毛布ローラ体周面
    との係合位置から離脱させる方向に維持する係合解除手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機
    用吸込具。
  3. 【請求項3】 係合解除手段を操作するスイッチを吸込
    具本体と電気掃除機本体とを接続するホースの手元操作
    部に設けたことを特徴とする請求項2記載の電気掃除機
    用吸込具。
  4. 【請求項4】 吸込具本体の起毛布ローラ体周面と対向
    する部位に、該起毛布ローラ体の起毛部と接触して、該
    起毛部に付着している塵埃を該起毛布ローラ体のフリー
    方向回転時に掻き取る掻取手段を設けてなる請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の電気掃除機用吸込具。
  5. 【請求項5】 吸込具本体の起毛布ローラ体両端軸受部
    の少なくとも一方に、起毛布ローラ体の軸部をその軸方
    向で弾性支持するホルダを設けてなる請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載の電気掃除機用吸込具。
  6. 【請求項6】 吸込口を有する吸込具本体に、被掃除面
    上を自由転動する起毛布ローラ体を取り付けた電気掃除
    機用吸込具において、 前記起毛布ローラ体を前後に2本配置するとともに、こ
    れら起毛布ローラ体の回動を、吸込具進行方向で後方側
    となった時に規制し、吸込具進行方向で前方側となった
    時にフリーとする制動手段を設け、 該制動手段は、 各起毛布ローラ体周面との間でそれぞれ楔状空間を形成
    する斜面と、 前記楔状空間内にそれぞれ配置されて前記各起毛布ロー
    ラ体周面と前記斜面との間に独立して介在し、吸込具進
    行方向で後方側となった起毛布ローラ体の前記進行方向
    の回転時に該後方側起毛布ローラ体の前記楔状空間内の
    奥に嵌入して該後方側起毛布ローラ体の動きを規制する
    一対の制動輪とから構成されてなることを特徴とする電
    気掃除機用吸込具。
  7. 【請求項7】 吸込口を有する吸込具本体に、被掃除面
    上を自由転動する円筒ローラを前後に2本配置するとと
    もに、これら円筒ローラの回転方向の一方向の動きを規
    制し、回転方向の逆方向の動きをフリーとする制動手段
    を設け、かつ前記各円筒ローラにはそれぞれ異なる性質
    の表面材を巻き付けてなる電気掃除機用吸込具。
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