JP3754140B2 - 電気掃除機用吸込具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機に接続され、塵埃等の吸引と共に被掃除面の拭き掃除を行う吸込具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種床用吸込具として、吸込具本体下面に雑巾やモップ等を装着したものが、例えば、実開昭62-184846号公報(A47L 9/02)及び実公昭50-38223号公報(92(3)D101.1)等にて知られている。
【0003】
しかしながら、これらの吸込具は、雑巾やモップ等により吸込具本体下面全体を覆っているので、塵埃は電気掃除機に吸塵されることなく、雑巾やモップ等に付着し、掃除動作に伴って、塵埃は雑巾やモップに付着したまま被掃除面上を移動し、被掃除面を傷つける欠点がある。また、雑巾やモップによって吸気抵抗が増大し、掃除機本体の吸気量が低下するため、塵埃の吸着能力が低下すると共に、電動送風機に過負荷が加わるなどの欠点があった。
【0004】
そこで、本願出願人は、吸込具本体底面に吸気口を前後に弊設し、後方の吸気口に拭き部材を装着した吸込具を特願平7―104429号にて提案した。この吸込具においては、後方の吸気口に拭き部材を上下動自在に設けており、フローリング等を掃除する際には、拭き部材を吸気口から突出させ、前後の吸気口から吸塵し、拭き部材にて塵埃を吸着させると共に、フローリング等を拭く動作を同時に行う。また、畳や絨毯等を掃除する際には、拭き部材を後方の吸気口内に収納し、拭き部材が被掃除面にふれないようにして前方の吸気口から吸塵するものである。
【0005】
しかしながら、前後いずれの吸気口にも回転ブラシが設けられておらず、絨毯等に絡みついた糸屑等を十分に除去できない欠点がある。
【0006】
そこで、前方の吸気口に回転ブラシを設けることも考えられるが、拭き部材を吸込具本体底面から突出させた状態であっても、収納した状態であっても、回転ブラシを駆動することができ、誤使用を招く問題があった。即ち、誤って拭き部材を吸込具本体底面から突出させた状態で、回転ブラシを駆動して絨毯等の被掃除面を掃除すると、回転ブラシが被掃除面に接触せず、被掃除面の掃除を行うことができず、また、拭き部材に被掃除面が接触して拭き部材に付着した汚れによって被掃除面が汚れるおそれがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点に鑑みなされたもので、誤使用を防止でき、塵埃の吸引と被掃除面の拭き掃除とを同時に行うことができる電気掃除機用吸込具を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の手段は、底面に吸気口を形成した吸込具本体と、前記吸気口に臨ませて吸込具本体に回転自在に支持される回転ブラシと、前記吸込具本体に配設され、回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体底面の吸気口に隣接する位置に着脱自在に装着される塵埃捕集性を有する拭き部材と、前記吸込具本体に設けられ、吸込具本体の被掃除面からの離間時電動機への通電を遮断する安全スイッチとを備え、前記拭き部材の吸込具本体底面への装着時、拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させたことを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の手段は、底面に吸気口を形成した吸込具本体と、前記吸気口に臨ませて吸込具本体に回転自在に支持される回転ブラシと、前記吸込具本体に配設され、回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体底面の吸気口に隣接する位置に形成された収納部と、該収納部に収納自在に収納される塵埃捕集性を有する拭き部材と、前記吸込具本体に設けられ、吸込具本体の被掃除面からの離間時電動機への通電を遮断する安全スイッチとを備え、前記拭き部材の吸込具本体底面側への露出時、拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させ、拭き部材の収納部への収納時、拭き部材を安全スイッチの検出部より上方に位置させたことを特徴とする。
【0010】
本発明の第3の手段は、底面に吸気口を形成した吸込具本体と、前記吸気口に臨ませて吸込具本体に回転自在に支持される回転ブラシと、前記吸込具本体に配設され、回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体底面の吸気口に隣接する位置に装着され、塵埃捕集性を有する布状体が装着された一側面及び布状体が装着されない他側面を選択的に吸込具本体底面側に露出する基台と、前記吸込具本体に設けられ、吸込具本体の被掃除面からの離間時電動機への通電を遮断する安全スイッチとを備え、前記基台を布状体が吸込具本体底面側に露出する位置に選択した状態で、布状体を安全スイッチの検出部より下方に位置させ、基台を他側面が吸込具本体底面側に露出する位置に選択した状態で、基台の他側面を安全スイッチの検出部より上方に位置させたことを特徴とする。
【0011】
本発明の第4の手段は、底面に吸気口を形成した吸込具本体と、前記吸気口に臨ませて吸込具本体に回転自在に支持される回転ブラシと、前記吸込具本体に配設され、回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体底面の吸気口に隣接する位置に形成される収納部と、該収納部に配設され、塵埃捕集性を有する拭き部材が着脱自在に装着されると共に、拭き部材を吸込具本体底面から露出する位置と収納部に収納する位置とに移動する基台と、前記吸込具本体に設けられ、吸込具本体の被掃除面からの離間時電動機への通電を遮断する安全スイッチとを備え、前記基台を拭き部材が吸込具本体底面から露出する位置に移動させた状態で、拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させ、前記拭き部材を収納部に収納する位置に基台を移動させた状態で、拭き部材を安全スイッチの検出部より上方に位置させると共に、拭き部材を基台から取り外した状態で、基台を安全スイッチの検出部より上方に位置させたことを特徴とする。
【0012】
【実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1乃至図10に基づいて以下に詳述する。
【0013】
1は吸込具本体で、上ケース2と下ケース3とから構成され、後部中央に、図示しない掃除機本体に接続される接続管4を回動自在に支持すると共に、接続管4に対して左右両側に電動機収納室5と電装品収納室6を形成している。7は前記吸込具本体1底面前方位置に形成された吸気口で、上ケース2と下ケース3との間に形成した吸込路8を介して接続管4に連通している。
【0014】
9は前記吸込口7に臨ませて軸受け部10により吸込具本体1に回転自在に支持された回転ブラシで、一端側にプーリー11を装着している。12は前記吸込具本体1後部の電動機収納室5に配設される電動機で、前記回転ブラシ9のプーリー11との間に図示しないベルトを架設し、回転ブラシ9を回転駆動するようになっている。
【0015】
13は前記回転ブラシ9のプーリー11及びプーリー11近傍の軸受け部10を吸込具本体1底面側から覆う固定部材で、一端側に形成した係合溝14に、吸込具本体1に形成した係合突起15を係合すると共に、他端側をネジ16により吸込具本体1に固定することで、吸込具本体1に着脱自在に装着されている。
【0016】
17は前記吸込具本体1底面略中央部に吸込具本体1底面から上方に凹設された収納部で、後述する基台24が回転自在に支持されている。18は前記吸込具本体1底面に凹設され、前記収納部17に連通する凹部で、指を挿入して後述する拭き部材33を基台24から取り外すようになっている。
【0017】
19は前記吸込具本体1一側の収納部17に隣接する位置に形成された凹所で、収納部17と凹所19は区画壁20により区画されている。21は前記区画壁20の吸込具本体1底面側に装着される支持片で、区画壁20と支持片21との間で後述する基台24の枢支軸25を回動自在に軸支している。前記支持片21は一端側に形成した係合爪22を吸込具本体1に係合し、他端側を前記固定部材13により吸込具本体1底面側から押さえることにより吸込具本体1に着脱自在に装着されている。23は前記凹所19に延設した基台24の枢支軸25に固定される操作体で、該操作体23を回転操作することにより基台24を回転するようになっている。
【0018】
24は前記収納部17に配設される低摩擦抵抗性を有する合成樹脂製の基台で、収納部17両側に枢支された枢支軸25に回り止めして装着され、収納部17に回動自在に支持されている。前記基台24は平板状に形成され、その一側面に後述する拭き部材33が着脱自在に装着されると共に、相対向する他側面は基台24の前後方向の略中央部が最も突出するように略円弧状に形成されている。前記枢支軸25は基台24の偏心した位置に装着され、その短手側が収納部24内を回転するように、基台24の一側に回転規制用の突部26が形成されている。前記突部26は、図1及び図3に示すごとく、後述する拭き部材33を吸込具本体1底面側に向けた状態で、吸込具本体1を押し操作した際に基台24の回転を規制する位置、即ち、図1及び図3において吸込具本体1後方側に位置するように形成されている。
【0019】
27は合成樹脂製の支持体で、上面に形成した係止爪28を前記枢支軸25に係止して基台24に着脱自在に装着されるようになっている。29は前記支持体27の凹部18に位置する部分に形成された手掛部で、該手掛部29に指をかけて支持体27を基台24から取り外すようになっている。30は前記支持体27上面の前部と後部に貼着された係止部材で、先端が鉤状に形成された弾性を有する合成樹脂製の繊維状体を多数有している。
【0020】
31は前記基台24の下面側に貼着された弾力性を有する材料からなる弾性体で、本実施の形態では、柔軟な弾性を有する繊維を多数植毛した材料、いわゆる起毛体を用いている。前記弾性体31は被掃除面の凹凸に沿うように比較的弾力性の大きい材料を用いることが好ましく、上記材料以外に、例えば、スポンジでもよい。
【0021】
32は布状体で、前記弾性体31を覆った状態で、両端を係止部材30の多数の繊維状体に引っかけて係止するようになっており、支持体27を基台24に装着した際、布状体32両端が基台24と支持体27との間に挟持されるようになっている。前記布状体32は、塵埃捕集性、保塵性を有する材料、具体的には、不織布、布、紙等にて形成されており、本実施の形態では、ポリエステル、ポリプロピレン等の微細繊維からなる不織布にて形成され、さらに保塵性を向上するために微細繊維に静電気処理を施している。
【0022】
前記支持体27、弾性体31及び布状体32により拭き部材33を構成している。
【0023】
34は前記吸込具本体1下面前方に回転自在に軸支された前車輪、35は前記吸込具本体1下面後方に回転自在に軸支された後車輪で、拭き部材33が吸込具本体1底面側に位置するように基台24を回動させた状態で、両車輪34、35の最下位置が拭き部材33下面より上方に位置し、且つ拭き部材33が収納部17に収納され、基台24が吸込具本体1底面側に位置するように基台24を回動させた状態で、両車輪34、35の最下位置が基台24下面より下方に位置するようになっている。
【0024】
36は前記吸込具本体1底面の吸気口7と拭き部材33との間に配設されたフラップで、ゴム等の弾性を有する材料から形成されており、このフラップ36は、拭き部材33が吸込具本体1底面側に位置するように基台24を回動させた状態で、フラップ36の最下位置が拭き部材33下面より上方に位置し、且つ拭き部材33が収納部17に収納され、基台24が吸込具本体1底面側に位置するように基台24を回動させた状態で、フラップ36の最下位置が基台24下面より下方に位置するようになっている。
【0025】
37は前記吸込具本体1後部の基板収納室6に収納される安全スイッチで、その検出部である回転ローラ38を収納部17に隣接する位置から吸込具本体1底面に突出している。前記安全スイッチ37は、吸込具本体1を被掃除面に接地した際、回転ローラ38が被掃除面に押されて吸込具本体1方向に移動し、スイッチ39を操作して回転ブラシ9駆動用電動機12を駆動可能な状態とすると共に、吸込具本体1を被掃除面から持ち上げた際、回転ローラ38が吸込具本体1から突出する方向に移動し、スイッチ39を操作して電動機12を駆動不能な状態にするようになっている。
【0026】
前記回転ローラ38は、拭き部材33を吸込具本体1底面に臨ませた状態では、拭き部材33より上方に位置し、吸込具本体1を被掃除面に接地した状態でも回転ローラ38は被掃除面に接触せず、回転ブラシ9駆動用電動機12の駆動を不能とする。一方、拭き部材33を収納部17に収納し、基台24を吸込具本体1底面に臨ませた状態では、基台24が回転ローラ38より上方に位置し、吸込具本体1の被掃除面への接地によって電動機12を駆動可能な状態とする。尚、前記電動機12は、図示されていない電気掃除機の手元スイッチにより操作されるようになっている。
【0027】
而して、布状体32にて弾性体31下方を覆い、布状体32両端を支持体27に設けた係止部材30の多数の繊維状体に引っかけて係止する。この状態で、支持体27の係止爪28を基台24の枢支軸25に係止し、拭き部材33を基台24に装着する。
【0028】
フローリング等、拭き掃除を必要とする被掃除面を掃除する際には、図1に示すごとく、拭き部材33が吸込具本体1底面側に位置するように基台24を回動させる。この状態では、拭き部材33が安全スイッチ37の回転ローラ38より下方に位置しているので、誤って回転ブラシ9駆動用電動機12のスイッチを操作しても回転ブラシ9が回転することはない。従って、この状態で回転ブラシ9を駆動して絨毯等を掃除しようとしても、回転ブラシ9が駆動せず、使用者が誤使用を認知することができる。
【0029】
拭き部材33が吸込具本体1底面側に位置するように基台24を回動させた状態で、掃除機本体を作動させて吸込具本体1を移動させると、吸込具本体1は前方へ移動させる際に被掃除面に強く押しつけられ、逆に後方へ移動させる際には、吸込具本体1が浮き気味になるため、拭き操作は、吸込具本体1を前方に移動させる際に主に行われ、この状態では、比較的大きなゴミや塵埃は、吸気口7から吸引され、微細な塵埃は拭き部材33の布状体32に捕集されると共に、被掃除面に付着した油汚れ等が拭き部材33にて拭き取られる。布状体32はその繊維に静電処理を施しているので、塵埃の捕集性がより向上する。
【0030】
拭き部材33は吸気口7に隣接する位置に配設され、吸気口7を覆っていないので、掃除機本体の電動送風機の冷却に十分な空気を吸引することができ、電動送風機が過負荷となるのを防止することができる。
【0031】
布状体32の両端は、係止部材30により係止されると共に、基台24と支持体27との間で挟持されているので、掃除に伴う押し引き操作による支持体27からの布状体32の外れを防止することができる。
【0032】
この拭き部材33が吸込具本体1底面側に位置する状態では、前車輪34と後車輪35は浮いた状態となり、砂等が落ちていても砂等が両車輪34、35に押されて被掃除面を傷つけることがなく、砂等は拭き部材33の前方に配設したフラップ36によって拭き部材33への付着が阻止され、吸気口7から掃除機本体に吸引される。
【0033】
基台24は、突部26によって吸込具本体1を押し操作した際に基台24の回転を規制するようになっているので、拭き操作時に特に力が加わる吸込具本体1の押し操作時に基台24が回動することがなく、基台24が不用意に回動して基台24によって被掃除面を傷つけることがない。
【0034】
布状体32が汚れた場合には、拭き部材33を吸込具本体1底面側に位置させた状態で、凹所18に指を挿入して支持体27の手掛部29を把持し、支持体27を引くことにより係止爪28と枢支軸25との係合を外して新しい布状体32と交換する。
【0035】
万一交換する布状体32がない場合には、布状体32を取り外した状態の拭き部材33を基台24に装着し、拭き部材33を吸込具本体1底面側に位置させた状態で拭き操作を行う。拭き部材33は布状体32を取り外した状態では、弾性体31が被掃除面と接触し、弾性体31は起毛体を用いているので、弾性体31により被掃除面を拭き掃除することができる。拭き部材32は基台24に対して着脱自在に構成しているので、弾性体31によって被掃除面を掃除した後、拭き部材33を基台24から取り外して弾性体31を洗浄することができる。
【0036】
また、万一基台24が破損し、基台24を交換する際には、固定部材13を固定するネジ16を外して固定部材13を吸込具本体1から取り外す。固定部材13を取り外した状態で、支持片21を吸込具本体1から取り外し、枢支軸25を支持片21と区画壁20との間に支持された側から取り外し、基台24を吸込具本体1から取り外す。そして、新たな基台24を吸込具本体1に装着し、支持片21を吸込具本体1に装着して基台24の枢支軸25を支持片21と区画壁20との間に支持し、さらに固定部材13を吸込具本体1に装着して固定部材13をネジ16にて固定する。上述した固定部材13を取り外した状態では、回転ブラシ9を吸込具本体1から取り外して回転ブラシ9に絡みついた糸屑等を除去することができる。
【0037】
畳や絨毯等の被掃除面を掃除する際には、操作部23を操作して基台24を回転させ、拭き部材33を収納部17に収納して基台24を吸込具本体1底面側に位置させる。この状態では、安全スイッチ37の回転ローラ38は基台24より下方に位置しており、被掃除面への接地により安全スイッチ37が作動して回転ブラシ9を駆動可能な状態となる。また、畳や絨毯等の被掃除面を掃除する際には、基台24から拭き部材33を取り外してもよい。この状態においては、基台33の拭き部材33が装着される一側面は、吸込具本体1底面より上方に位置しているので、安全スイッチ37の作動が妨げられることはなく、また、基台33が掃除時の抵抗となることもない。
【0038】
上述の拭き部材33の収納状態では、前車輪34及び後車輪35が被掃除面に接地し、吸込具本体1の移動性を良好にする。また、吸込具本体1底面側に向く基台24を、吸込具本体1前後方向の略中央部が最も低くなる略円弧状に形成しているので、被掃除面との接触抵抗が低下し、且つ基台24を低摩擦抵抗性を有する合成樹脂にて形成しているので、絨毯等を掃除する際の移動性が一層向上する。
【0039】
拭き部材33の不要な畳や絨毯等の掃除の際には、拭き部材33が収納部17に収納された状態となるので、拭き部材33の布状体32が被掃除面に接触して不必要に汚れることがないと共に、拭き部材33の汚れが絨毯等に付着して絨毯等が汚れることがない。
【0040】
基台24は偏心した位置に枢支軸25を装着し、その短手側が収納部17内を回転するように構成したので、収納部17の高さを小さくすることができ、吸込路8が狭隘化するのを防止することができる。
【0041】
本実施の形態では、基台24を低摩擦抵抗性を有する合成樹脂にて形成したが、基台24の拭き部材33が装着される面と相対向する面に低摩擦抵抗性材料を貼着する構成としてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明の請求項1の構成によれば、掃除機に対する過負荷及び被掃除面への傷付きを防止して、被掃除面の塵埃の吸塵と同時に拭き掃除を行うことができ、掃除効率を向上することができると共に、絨毯等の掃除時に拭き部材に付着した汚れを絨毯等に付着させる不都合を解消することができる。また、拭き部材の吸込具本体底面への装着時拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させることにより、拭き部材を装着したままで絨毯等を掃除する誤使用を防止することができ、使用勝手を向上することができる等の効果を奏する。
【0043】
本発明の請求項2の構成によれば、掃除機に対する過負荷及び被掃除面への傷付きを防止して、被掃除面の塵埃の吸塵と同時に拭き掃除を行うことができ、掃除効率を向上することができると共に、絨毯等の掃除時に拭き部材に付着した汚れを絨毯等に付着させる不都合を解消することができる。また、拭き部材の吸込具本体底面への装着時拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させることにより、拭き部材を装着したままで絨毯等を掃除する誤使用を防止することができ、使用勝手を向上することができる等の効果を奏する。
【0044】
本発明の請求項3の構成によれば、掃除機に対する過負荷及び被掃除面への傷付きを防止して、被掃除面の塵埃の吸塵と同時に拭き掃除を行うことができ、掃除効率を向上することができると共に、絨毯等の掃除時に拭き部材に付着した汚れを絨毯等に付着させる不都合を解消することができる。また、拭き部材の布状体を吸込具本体底面側へ露出させた状態で拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させることにより、拭き部材の布状体を露出した状態で絨毯等を掃除する誤使用を防止することができ、使用勝手を向上することができる等の効果を奏する。
【0045】
本発明の請求項4の構成によれば、掃除機に対する過負荷及び被掃除面への傷付きを防止して、被掃除面の塵埃の吸塵と同時に拭き掃除を行うことができ、掃除効率を向上することができると共に、絨毯等の掃除時に拭き部材に付着した汚れを絨毯等に付着させる不都合を解消することができる。また、拭き部材の布状体を吸込具本体底面側へ露出させた状態で拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させることにより、拭き部材の布状体を露出した状態で絨毯等を掃除する誤使用を防止することができ、使用勝手を向上することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す拭き部材を露出させた状態の断面図である。
【図2】同拭き部材を収納した状態の断面図である。
【図3】同拭き部材を露出させた状態を示す他の方向から見た断面図である。
【図4】同拭き部材を収納した状態を示す他の方向から見た断面図である。
【図5】同拭き部材を露出させた状態を示す底面図である。
【図6】同拭き部材を収納した状態を示す底面図である。
【図7】同拭き部材の拡大断面図である。
【図8】同拭き部材の着脱操作を説明する底面図である。
【図9】同拭き部材の着脱操作を説明する断面図である。
【図10】同側面図である。
【符号の説明】
1 吸込具本体
7 吸気口
9 回転ブラシ
12 電動機
17 収納部
24 基台
25 枢支軸
27 支持体
30 係止部材
31 弾性体
32 布状体
33 拭き部材
37 安全スイッチ
38 回転ローラー
Claims (4)
- 底面に吸気口を形成した吸込具本体と、前記吸気口に臨ませて吸込具本体に回転自在に支持される回転ブラシと、前記吸込具本体に配設され、回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体底面の吸気口に隣接する位置に着脱自在に装着される塵埃捕集性を有する拭き部材と、前記吸込具本体に設けられ、吸込具本体の被掃除面からの離間時電動機への通電を遮断する安全スイッチとを備え、前記拭き部材の吸込具本体底面への装着時、拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させたことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
- 底面に吸気口を形成した吸込具本体と、前記吸気口に臨ませて吸込具本体に回転自在に支持される回転ブラシと、前記吸込具本体に配設され、回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体底面の吸気口に隣接する位置に形成された収納部と、該収納部に収納自在に収納される塵埃捕集性を有する拭き部材と、前記吸込具本体に設けられ、吸込具本体の被掃除面からの離間時電動機への通電を遮断する安全スイッチとを備え、前記拭き部材の吸込具本体底面側への露出時、拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させ、拭き部材の収納部への収納時、拭き部材を安全スイッチの検出部より上方に位置させたことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
- 底面に吸気口を形成した吸込具本体と、前記吸気口に臨ませて吸込具本体に回転自在に支持される回転ブラシと、前記吸込具本体に配設され、回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体底面の吸気口に隣接する位置に装着され、塵埃捕集性を有する布状体が装着された一側面及び布状体が装着されない他側面を選択的に吸込具本体底面側に露出する基台と、前記吸込具本体に設けられ、吸込具本体の被掃除面からの離間時電動機への通電を遮断する安全スイッチとを備え、前記基台を布状体が吸込具本体底面側に露出する位置に選択した状態で、布状体を安全スイッチの検出部より下方に位置させ、基台を他側面が吸込具本体底面側に露出する位置に選択した状態で、基台の他側面を安全スイッチの検出部より上方に位置させたことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
- 底面に吸気口を形成した吸込具本体と、前記吸気口に臨ませて吸込具本体に回転自在に支持される回転ブラシと、前記吸込具本体に配設され、回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体底面の吸気口に隣接する位置に形成される収納部と、該収納部に配設され、塵埃捕集性を有する拭き部材が着脱自在に装着されると共に、拭き部材を吸込具本体底面から露出する位置と収納部に収納する位置とに移動する基台と、前記吸込具本体に設けられ、吸込具本体の被掃除面からの離間時電動機への通電を遮断する安全スイッチとを備え、前記基台を拭き部材が吸込具本体底面から露出する位置に移動させた状態で、拭き部材を安全スイッチの検出部より下方に位置させ、前記拭き部材を収納部に収納する位置に基台を移動させた状態で、拭き部材を安全スイッチの検出部より上方に位置させると共に、拭き部材を基台から取り外した状態で、基台を安全スイッチの検出部より上方に位置させたことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
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