JP2018140003A - 電気掃除機の寝具用吸込口体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベッドや壁に対する傷付き抑制および軽量化できる寝具用吸込口体を提供すること。【解決手段】吸込口を底面に有する左右方向に長い筐体と、前記筐体の左右方向に長い前端部に沿って取り付けられたバンパーとを有し、前記バンパーが、前記筐体に固定される固定部と、前記固定部の下端部から前方に突出しかつ上方へ折り返された折り返し部とを有することを特徴とする電気掃除機の寝具用吸込口体。【選択図】図7

Description

本発明は、電気掃除機の寝具用吸込口体に関する。
特許文献1には、電動送風機および集塵部を有する掃除機本体に、ホース、手元操作部および接続管を介して床用吸込口体と寝具用吸込口体が交換可能に接続される電気掃除機が開示されている。
特許文献1における寝具用吸込口体は、左右一対の車輪を有する筐体と、筐体の底面側に設けられて被掃除面(例えば布団)に作用する振動部材と、筐体内に設けられて振動部材を駆動する電気駆動手段とを備えている。振動部材は、被掃除面に対向する振動部材の底面に複数の吸引口を有している。この電気掃除機によれば、振動する振動部材を被掃除面に押し当ててゴミや塵埃を被掃除面から叩き出し吸引口から吸い取って掃除機本体の集塵部に回収することができる。
また、特許文献2には、毛布や絨毯等の毛足の長い被掃除面に対して吸込口体(床用ツール)が後方へ移動する際に、被掃除面と接触する吸込口体の後端部が被掃除面に引っ掛かってジャンプする「スキップ」と呼ばれる動作を抑制した吸込口体を備えた電気掃除機が開示されている。
この電気掃除機の吸込口体は、被掃除面と接触する底面を構成するソールプレートを有し、ソールプレートの前端部および後端部が上方へ湾曲して反り返った前側エッジおよび後側エッジとなっている。
特開2010−227636号公報 特開2010−201170号公報
特許文献1における寝具用吸込口体の場合、左右一対の車輪が筐体の前端面よりも前方へ突出しているため、例えば、ベッド上を清掃すると、ベッドのヘッドボードに一対の車輪が当たって傷を付けるおそれがある。また、ベッドが壁際に設置されていると一対の車輪によって壁を傷つけるおそれもある。
また、特許文献1における寝具用吸込口体の場合、左右一対の車輪が振動部材よりも被掃除面側に突出していることは、振動部材の被掃除面への吸い付きを抑制して被掃除面に対する寝具用吸込口体の前後移動をスムーズに行うのに有効であるが、左右一対の車輪は大きいため電気掃除機全体の重量が増加し、清掃時に使用者の腕が疲れやすくなる。
また、特許文献2における吸込口体は、ソールプレートの前端部に反り返った前側エッジを有するが、前側エッジはベッド上を清掃するときに生じるヘッドボードや壁への衝突による傷付きを抑制するバンパーとしての機能を有していない。また、吸込口体の筐体の底面に大きなソールプレートが設けられることで重量増加にもなっていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ベッドや壁に対する傷付き抑制および軽量化できる寝具用吸込口体を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、吸込口を底面に有する左右方向に長い筐体と、前記筐体の左右方向に長い前端部に沿って取り付けられたバンパーとを有し、
前記バンパーが、前記筐体に固定される固定部と、前記固定部の下端部から前方に突出しかつ上方へ折り返された折り返し部とを有する電気掃除機の寝具用吸込口体が提供される。
本発明によれば、寝具用吸込口体にてベッド上を清掃する際、バンパーの先端部が上方へ折り返されているため、ベッドのヘッドボードあるいは壁等にバンパーが接触したとしても、それらにはバンパーの先端部が面接触する。それに加え、横断面U形またはJ形に形成されたバンパーは面接触時に弾性変形して衝撃を緩和することができるため、ベッドのヘッドボードあるいは壁等への傷付きを抑制することができる。
また、本発明の寝具用吸込口体は、従来のように寝具上(例えば、布団上)でスムーズな往復移動を実現させるために設けられる左右一対の車輪やソールプレートを有さないため軽量化できる。
本発明の寝具用吸込口体の実施形態1およびそれに接続される掃除機本体を示す斜視図である。 実施形態1の寝具用吸込口体の平面図である。 実施形態1の寝具用吸込口体の正面図である。 実施形態1の寝具用吸込口体の底面図である。 実施形態1の寝具用吸込口体の右側面図である。 実施形態1の寝具用吸込口体の左側面図である。 実施形態1の寝具用吸込口体の左側断面図である。 実施形態1の寝具用吸込口体におけるバンパーおよびその取り付け箇所を示す斜視図である。 実施形態1の寝具用吸込口体における吸込口本体の左側断面図であって(A)は安全スイッチOFF状態、(B)は安全スイッチON状態を示す。 実施形態1の寝具用吸込口体における安全スイッチのスイッチ部を示す説明図である。 実施形態1の寝具用吸込口体であって(A)はベッド清掃時、(B)は布団清掃時、(C)は安全スイッチON状態を示す。 実施形態2の寝具用吸込口体の底面図である。 実施形態3の寝具用吸込口体の底面図である。
(実施形態1)
図1は本発明の寝具用吸込口体の実施形態1およびそれに接続される掃除機本体を示す斜視図である。
実施形態1の寝具用吸込口体20は、例えば、ハンドル10aを有する掃除機本体10に接続され、ハンディタイプの寝具用電気掃除機として使用することができる。
<掃除機本体>
図1に示すように、掃除機本体10は、電動送風機およびバッテリーを内蔵する駆動装置11と、駆動装置11に着脱可能に装着されるサイクロン方式のダストカップユニット12とを備え、駆動装置11の先端部に設けられた吸気口11aに寝具用吸込口体20の接続パイプ部22が接続される。
また、駆動装置11の後部にはハンドル10aが設けられ、このハンドル10aに電動送風機のONとOFFを切り替えるスイッチおよびパワー切り替えスイッチを有する操作部11bが設けられている。
また、図示省略するが、駆動装置11の吸気口11aの周辺下部には、寝具用吸込口体20の接続パイプ部22の後述する一対のピン形端子部22c(図4参照)が差し込まれる一対の凹形端子部が設けられており、一対のピン形端子部22cと一対の凹形端子部との電気的接続により、駆動装置11内のバッテリーからの電力が寝具用吸込口体20内の後述するモータ21d1に供給可能となり、それによって回転体21cが回転可能となる。
<寝具用吸込口体>
図2は実施形態1の寝具用吸込口体の平面図であり、図3は実施形態1の寝具用吸込口体の正面図であり、図4は実施形態1の寝具用吸込口体の底面図である。また、図5は実施形態1の寝具用吸込口体の右側面図であり、図6は実施形態1の寝具用吸込口体の左側面図であり、図7は実施形態1の寝具用吸込口体の左側断面図である。また、図8は実施形態1の寝具用吸込口体におけるバンパーおよびその取り付け箇所を示す斜視図であり、図9は実施形態1の寝具用吸込口体における吸込口本体の左側断面図であって(A)は安全スイッチOFF状態、(B)は安全スイッチON状態を示す。また、図10は実施形態1の寝具用吸込口体における安全スイッチのスイッチ部を示す説明図である。
図2〜8に示すように、寝具用吸込口体20は、左右方向に長い吸込口本体21と、吸込口体21と掃除機本体10とを接続する接続パイプ部22とを有する。
吸込口本体21は、底面に左右方向に長い吸込口21awを有する筐体21aと、筐体21aの左右方向に長い前端部に沿って取り付けられたバンパー21bと、筐体21a内における吸込口21awに左右軸心P1廻りに回転可能に設けられた回転体21cと、筐体21a内に設けられて回転体21cを回転させる回転体駆動部21dと、筐体21aの底面付近に設けられた回転体駆動部21dを制御する安全スイッチ21eと、筐体21aの後部に左右軸心P2廻りに回転可能に設けられた後部ローラ21fとを備える。
筐体21aは、吸込口本体21の大部分を構成するベース部21a1と、接続パイプ部22の基端部22aを覆う第1カバー部21a2と、ベース部21a1の後部および第1カバー部21a2の一部を覆う第2カバー部21a3と、ベース部21a1の左側底面に着脱可能に取り付けられるロックカバー部21a4と、ベース部21a1の左側底面に設けられてロックカバー部21a4のベース部21a1への取り付け状態を解除可能にロックするロック部21a111とを有してなる。
ベース部21a1は、回転体21cを上方から覆う下方開口状の前半部21a11と、回転体駆動部21d、安全スイッチ21eおよび接続パイプ部22の基端部を収納する上方開口状の後半部21a12とを有する。
ベース部21a1の後半部21a12は、接続パイプ部22の基端部22aを左右軸心P2廻りに揺動可能に受ける球面状凹部21a121を左右中間部に有し(図7参照)、回転体駆動部21dの後述するモータ21d1を受けるリブ21a122を左側スペースに有し(図2参照)、安全スイッチ21eの後述する揺動片21e1および車輪21e2をベース部21a1内から下方外部へ出し入れするための開口部21a123を右側スペースに有している(図10参照)。
また、ベース部21a1の後半部21a12における左右中間部は後方へ突出しており、この部分の上面側に前記球面状凹部21a121が形成されると共に、下面側に左右軸心廻りに回転可能に後部ローラ21fが取り付けられている。
第1カバー部21a2は、ベース部21a1の左右中間位置を覆うことにより、ベース部21a1と協働して吸込口21awと接続パイプ部22とを連通させる風路形成部を有すると共に、接続パイプ部22の基端部22aの凸形球面部と摺接可能な凹形球面部を有している。
第2カバー部21a3は、第1カバー部21a2の風路形成部を含むベース部21a1の後半部21a12を覆い、複数のネジにてベース部21a1と結合される。
ロックカバー部21a4は、複数枚のブレードを有する回転体21cの左側軸部をベース部21a1の前半部21a11に回転可能に支持する部材であり、ロック部21a111を解除することによりベース部21a1から取り外され、それによって回転体21cをベース部21a1から取り外すことができる。
回転体駆動部21dは、ベース部21a1の後半部21a12に収納されるモータ21d1と、モータ21d1の出力軸および回転体21cの左側軸部に固定された一対のプーリ21d2、21d3と、一対のプーリ21d2、21d3に張架されたベルト21d4とを有する。
このように構成された回転体駆動部21dによれば、モータ21d1の出力軸の回転力は、プーリ21d2、ベルト21d4およびプーリ21d3を介して回転体21cに伝達され、回転体21cが回転する。
図8〜10に示すように、安全スイッチ21eは、筐体21aのベース部21a1の後半部21a12の右側スペースに左右軸心P3廻りに揺動可能に枢着された基端部21e11を有する揺動片21e1と、揺動片21e1の先端部21e12に左右軸心P4廻りに回転可能に設けられた車輪21e2と、揺動片21e1の揺動状態を検知して回転体駆動部21d(図2参照)を駆動状態または停止状態に切り替える揺動検知部21e3とを有する。
揺動片21e1は、その基端部21e11の端縁の一部に切欠き凹部が形成されており、この切欠き凹部によって対向する第1段部21e111および第2段部21e112が形成されている。
一方、揺動片21e1の基端部21e11を枢支する筐体21aの一部には揺動片21e1の第1段部21e111と第2段部21e112との間に突出するストッパ凸部21a124が設けられており、このストッパ凸部21a124に第1段部21e111と第2段部21e112が当接することにより揺動片21e1の揺動範囲が規制されている。
すなわち、図9(A)に示すように、揺動片21e1の第1段部21e111がストッパ凸部21a124に当接した状態においては、揺動片21e1が筐体21a内に収納され、筐体21aの底面21axからの車輪21e2の突出が最小突出寸法X1になっている。
また、図9(B)に示すように、自重により下方へ揺動した揺動片21e1の第2段部21e112がストッパ凸部21a124に当接した状態においては、揺動片21e1が筐体21aから下方外部に突出し、筐体21aの底面21axからの車輪21e2の突出が最大突出寸法X2になっている。
揺動片21e1の揺動範囲は、筐体21aの底面21axに対する車輪21e2の突出が最小突出寸法X1〜最大突出寸法X2の範囲となるように設定されており、具体的には、最小突出寸法X1は1〜10mmの範囲に設定され、最大突出寸法X2は10〜50mmの範囲に設定されている。
また、安全スイッチ21eの車輪21e2の外径D1は10〜40mmの範囲に設定されている(図10参照)。
揺動検知部21e3は、筐体21aの底面21axからの車輪21e2の突出が最大突出寸法X2になった状態またはその直前の状態のときの揺動片21e1の揺動状態を検知する。
実施形態1の場合、揺動検知部21e3は、回転体駆動部21dのモータ21d1を駆動状態または停止状態に切り替える押しボタン式のスイッチ部21e31であり、車輪21e2の突出が最大突出寸法X2になるときの揺動片21e1がスイッチ部21e31のボタン21e311を押すように、筐体21aの底面21ax側に固定されている。
この揺動検知部21e3によれば、スイッチ部21e31のボタン21e311が押されると、回転体駆動部21dのモータ21d1が駆動状態から停止状態に切り替わり、それによって回転体21cの回転が停止する(図2参照)。
ところで、フローリング、絨毯、畳等の床面上を清掃する一般的な床面用吸込口体(例えば、特開2013−63114参照)に設けられた安全スイッチの場合、布団のように床面が大きく沈み込むことがないため、安全スイッチの車輪の最大突出寸法を5mm程度に小さく抑えることができる。
これに対し、本発明の寝具用吸込口体20の場合、羽毛布団のような空気を多く含んだ柔らかい布団上を寝具用吸込口体20にて清掃する際、床面用吸込口体と同様に安全スイッチ21eの車輪21e2の最大突出寸法を小さく設定すると、柔らかい布団に車輪21e2が少し沈み込んでも回転体駆動部21dのモータ21d1を駆動状態から停止状態に切り替えてしまう誤作動が発生するおそれがある。
そのため、本発明では、柔らかい布団上を寝具用吸込口体20にて清掃する際に、柔らかい布団に車輪21e2がある程度大きく沈み込んでも回転体駆動部21dのモータ21d1を駆動状態から停止状態に切り替えないように、筐体21aの底面21axに対する車輪21e2の突出が最大突出寸法X210〜50mmの範囲に設定されている。また、車輪21e2の外径D1を10〜40mmの範囲に設定することにより、柔らかく凹凸が大きい布団上でも車輪21e2として機能することができ、寝具用吸込口体20のスムーズな前後移動を実現できる。
図3、4、6および7に示すように、寝具用吸込口体20の接続パイプ部22は、吸込口本体21のベース部21a1の球面状凹部21a121および第1カバー部21a2の凹形球面部の間のスペースに嵌り込んで左右軸心P2廻りに揺動可能な基端部22aと、係合凹部22b1を外周面に有する先端部22bと、係合凹部22b1の方へ突出するように長手方向中間部付近に設けられた前記一対のピン形端子部22cとを有する。
一対のピン形端子部22cは、導電ケーブル、安全スイッチ21e等を介して吸込口本体21内のモータ21d1と電気的に接続されている。
また、係合凹部22b1は、接続パイプ部22が掃除機本体10の吸気口11aに接続された際に、掃除機本体10の吸気口11aの周辺下部に設けられた図示しないロック部の係合爪と係脱可能に係合する。この際、一対のピン形端子部22cが、掃除機本体10の前記一対の凹形端子部内に挿入されて電気的に接続する。
図1〜9に示すように、バンパー21bは、吸込口本体21の筐体21aのベース部21a1の前端部に固定されるブレード状の固定部21b1と、固定部21b1の下端部から前方に突出しかつ上方へ折り返された折り返し部21b2とを有する横断面U形またはJ形に形成されている。
実施形態1の場合、バンパー21bは、固定部21b1の長手方向両端部から後方へ延びた一対の円弧部21b3をさらに備えている。
また、図8に示すように、吸込口本体21の筐体21aのベース部21a1の前端部には複数の切り込み21ayが設けられると共に、バンパー21bの固定部21b1の後面には図示しない複数のリブが設けられており、各リブが各切り込み21ayに差し込まれてバンパー21bの固定部21b1が筐体21aの前端部に固定される。
さらに、筐体21aの左右側面には複数の凹部21azが円弧状に配列すると共に、バンパー21bの左右一対の円弧部21b3の内面には複数の凸部21b31が設けられており、各凸部21b31が各凹部21azに嵌り込まれてバンパー21bの一対の円弧部21b3が筐体21aの左右側面に固定される。
また、図4に示すように、バンパー21b1において、折り返し部21b2の下面には前後方向に延びる複数の溝部21b21が形成されている。
バンパー21bの複数の溝部21b21は、寝具用吸込口体20を寝具上(例えば、布団上)で前後移動させて清掃する際の空気の通り道となり、吸引によるバンパー21b下面への寝具の吸い付き(密着)および寝具の吸込口21awへの吸い込みを抑制してスムーズに寝具用吸込口体20を前後移動させる。
このように構成されたバンパー21bは、例えば、高密度ポリエチレン、エラストマー等にて形成される。
一方、吸込口本体21の筐体21aは、例えば、ABS、PC等にて形成される。
<寝具用吸込口体の動作>
図1に示した掃除機本体10に寝具用吸込口体20を接続し、掃除機本体10の操作部11bの電源スイッチをON状態とすることにより電動送風機が駆動し、寝具用吸込口体20を被清掃面である寝具(例えば、布団、毛布等)上に置くことにより安全スイッチ21eがOFF状態(図9(A)参照)となって回転体21cが回転する。これにより、被清掃面上のゴミや体毛や塵埃等が寝具用吸込口体20の吸込口21awから吸い込まれて掃除機本体10のダストカップユニット12内に集められる。
図11は実施形態1の寝具用吸込口体であって(A)はベッド清掃時、(B)は布団清掃時、(C)は安全スイッチON状態を示す。
本発明の寝具用吸込口体20によれば、図11(A)に示すように、吸込口21awをベッドBの隅まで接近させて清掃することができる。この際、ベッドBのヘッドボードBaや壁にバンパー21bが衝突したとしても、バンパー21bが弾性変形することによりヘッドボードBaや壁の傷付きが防止される。
また、図11(B)に示すように、羽毛布団のような空気を多く含む柔らかい布団F上で寝具用吸込口体20を前後方向に移動させて清掃する場合、安全スイッチ21eの車輪21e2が布団Fにある程度大きく沈み込んだとしても、車輪21e2の突出が最大突出寸法X2(図9(B))まで達しないため、揺動検知部21e3であるスイッチ部21e31のボタン21e311が揺動片21e1にて押されていないOFF状態のままであり、回転体21cの回転が停止することはない(図10参照)。
この際、後部ローラ21fの外径D2は、10〜50mmの範囲に設定されてもよく、これにより、柔らかく凹凸が大きい布団F上でも後部ローラ21fとして機能することができ、寝具用吸込口体20のスムーズな前後移動を実現できる。
図11(C)に示すように、寝具用吸込口体20を布団Fから浮き上がらせると、安全スイッチ21eの車輪21e2が最大突出寸法X2(図9(B))まで達するため、揺動検知部21e3であるスイッチ部21e31のボタン21e311が揺動片21e1にて押されたON状態となり、回転体21cの回転が停止する。
(実施形態2)
図12は実施形態2の寝具用吸込口体の底面図である。なお、図12において、図4中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態2の寝具用吸込口体120は、バンパー121bの構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。以下、実施形態2における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
実施形態2におけるバンパー121bは、実施形態1におけるバンパー12bと同様の基本構成を備えるが、下面に形成された複数の溝部121b21は前後方向に対して斜め方向に延びている。
具体的に実施形態2の場合、各溝部121b21は前方から後方へ向かうにつれて右から左へ傾いている。
このように各溝部121b21を斜めにすることにより、寝具とバンパー121bの下面との密着箇所に溝部121b21が移動してくるため、バンパー121bの下面への寝具の吸い付き抑制効果が向上する。
(実施形態3)
図13は実施形態3の寝具用吸込口体の底面図である。なお、図13において、図4中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態3の寝具用吸込口体220も、バンパー221bの構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。以下、実施形態3における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
実施形態3におけるバンパー221bも、実施形態1におけるバンパー12bと同様の基本構成を備えるが、下面に形成された複数の溝部221b21は前後方向に対して斜め方向に延びており、かつ右側の溝部221b21の方向と左側の溝部221b21の方向が逆向きとなっている。
具体的に実施形態3の場合、右側の各溝部221b21は前方から後方へ向かうにつれて右から左へ傾き、左側の各溝部221b21は前方から後方へ向かうにつれて左から右へ傾いている。
このように各溝部221b21を斜めにすることにより、実施形態2と同様に、寝具とバンパー221bの下面との密着箇所に溝部221b21が移動してくるため、バンパー121bの下面への寝具の吸い付き抑制効果が向上する。それに加え、左右の溝部221b21が吸込口21awの左右中間位置へ向かって傾いているため、実施形態2と比較すると、左側の溝部221b21への空気の流れがスムーズになる。
(他の実施形態)
1.実施形態1では、安全スイッチが押しボタン式のスイッチ部の場合を例示したが、安全スイッチとしては、例えば、磁気的または光学的な近接センサを用いてもよい。
2.実施形態1ではハンディタイプの掃除機本体10に寝具用吸込口体20を接続して使用する場合を例示したが、キャニスター型の掃除機本体に可撓性ホース、手元操作部および延長パイプを介して寝具用吸込口体を接続して使用してもよい。
(まとめ)
本発明の電気掃除機の寝具用吸込口体は、吸込口を底面に有する左右方向に長い筐体と、前記筐体の左右方向に長い前端部に沿って取り付けられたバンパーとを有し、
前記バンパーが、前記筐体に固定される固定部と、前記固定部の下端部から前方に突出しかつ上方へ折り返された折り返し部とを有する。
本発明の電気掃除機の寝具用吸込口体は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記折り返し部は、横断面U形またはJ形に形成されてもよい。
この構成によれば、折り返し部の下端面が丸みを有する湾曲形状に形成されるため、折り返し部に摺接する寝具を痛めることがないことに加え、湾曲した下端部の弾性変形時の応力集中を抑制して耐久性を高めることができる。
(2)前記バンパーは、前記折り返し部の下面に前後方向または前後方向に対して斜め方向に延びる複数の溝部を有してもよい。
この構成によれば、寝具用吸込口体を寝具上(例えば、布団上)で前後移動させて清掃する際にバンパーの複数の溝部を空気が通るため、吸引によるバンパー下面への寝具の吸い付き(密着)および寝具の吸込口11aへの吸い込みを抑制してスムーズに寝具用吸込口体を前後移動させることができる。特に、複数の溝部が前後方向に対して斜め方向に延びていると、寝具とバンパー下面との密着箇所に溝部が移動してくるため、バンパー下面への寝具の吸い付きを抑制するのに効果的である。
(3)前記筐体内における前記吸込口に左右軸心廻りに回転可能に設けられた回転体と、前記筐体内に設けられて前記回転体を回転させる回転体駆動部と、前記筐体の前記底面付近に設けられた前記回転体駆動部を制御する安全スイッチとをさらに備え、
前記安全スイッチは、前記筐体に左右軸心廻りに揺動可能に枢着された基端部を有する揺動片と、前記揺動片の先端部に左右軸心廻りに回転可能に設けられた車輪と、前記揺動片の揺動状態を検知して前記回転体駆動部を駆動状態または停止状態に切り替える揺動検知部とを有し、
前記車輪が前記底面から下方外部へ突出したときの最大突出寸法が10〜50mmの範囲に設定されてもよい。
この構成の安全スイッチは、フローリング、絨毯、畳等の床面上を清掃する床面用吸込口体に設けられた安全スイッチよりも大きなストロークで回転体駆動部のONとOFFを切り替えることができる。すなわち、この構成によれば、羽毛布団のような空気を多く含んだ柔らかい布団上を寝具用吸込口体にて清掃する際、柔らかい布団に安全スイッチの車輪が大きく沈み込んで回転体駆動部を駆動状態から停止状態に切り替えてしまう、という誤作動を抑制することができる。
(4)前記安全スイッチの前記車輪の外径が10〜40mmの範囲に設定されてもよい。
この構成の安全スイッチの車輪は、床面用吸込口体の安全スイッチの車輪の外径よりも大きい外径に設定されているため、柔らかく凹凸が大きい布団上でも車輪として機能することができ、寝具用吸込口体のスムーズな前後移動を実現できる。
(5)前記筐体の後部に左右軸心廻りに回転可能に設けられた後部ローラをさらに備え、
前記後部ローラの外径が10〜50mmの範囲に設定されてもよい。
この構成の後部ローラは、床面用吸込口体の後部ローラの外径よりも大きい外径に設定されているため、柔らかく凹凸が大きい布団上でも後部ローラとして機能することができ、寝具用吸込口体のスムーズな前後移動を実現できる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
20、120、220 寝具用吸込口体
21a 筐体
21aw 吸込口
21ax 底面
21b、121b、212b バンパー
21b1 固定部
21b2 折り返し部
21b21、121b21、221b21 溝部
21c 回転体
21d 回転体駆動部
21e 安全スイッチ
21e1 揺動片
21e11 基端部
21e12 先端部
21e2 車輪
21e3 揺動検知部
21f 後部ローラ
1、D2 外径
1、P2、P3、P4 軸心
2 最大突出寸法

Claims (5)

  1. 吸込口を底面に有する左右方向に長い筐体と、前記筐体の左右方向に長い前端部に沿って取り付けられたバンパーとを有し、
    前記バンパーが、前記筐体に固定される固定部と、前記固定部の下端部から前方に突出しかつ上方へ折り返された折り返し部とを有することを特徴とする電気掃除機の寝具用吸込口体。
  2. 前記折り返し部は、横断面U形またはJ形に形成されている請求項1に記載の寝具用吸込口体。
  3. 前記バンパーは、前記折り返し部の下面に前後方向または前後方向に対して斜め方向に延びる複数の溝部を有する請求項1または2に記載の寝具用吸込口体。
  4. 前記筐体内における前記吸込口に左右軸心廻りに回転可能に設けられた回転体と、前記筐体内に設けられて前記回転体を回転させる回転体駆動部と、前記筐体の前記底面付近に設けられた前記回転体駆動部を制御する安全スイッチとをさらに備え、
    前記安全スイッチは、前記筐体に左右軸心廻りに揺動可能に枢着された基端部を有する揺動片と、前記揺動片の先端部に左右軸心廻りに回転可能に設けられた車輪と、前記揺動片の揺動状態を検知して前記回転体駆動部を駆動状態または停止状態に切り替える揺動検知部とを有し、
    前記車輪が前記底面から下方外部へ突出したときの最大突出寸法が10〜50mmの範囲に設定された請求項1〜3のいずれか1つに記載の寝具用吸込口体。
  5. 前記安全スイッチの前記車輪の外径が10〜40mmの範囲に設定されている請求項4に記載の寝具用吸込口体。
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