JP2018140003A - 電気掃除機の寝具用吸込口体 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1における寝具用吸込口体は、左右一対の車輪を有する筐体と、筐体の底面側に設けられて被掃除面(例えば布団)に作用する振動部材と、筐体内に設けられて振動部材を駆動する電気駆動手段とを備えている。振動部材は、被掃除面に対向する振動部材の底面に複数の吸引口を有している。この電気掃除機によれば、振動する振動部材を被掃除面に押し当ててゴミや塵埃を被掃除面から叩き出し吸引口から吸い取って掃除機本体の集塵部に回収することができる。
この電気掃除機の吸込口体は、被掃除面と接触する底面を構成するソールプレートを有し、ソールプレートの前端部および後端部が上方へ湾曲して反り返った前側エッジおよび後側エッジとなっている。
前記バンパーが、前記筐体に固定される固定部と、前記固定部の下端部から前方に突出しかつ上方へ折り返された折り返し部とを有する電気掃除機の寝具用吸込口体が提供される。
また、本発明の寝具用吸込口体は、従来のように寝具上(例えば、布団上)でスムーズな往復移動を実現させるために設けられる左右一対の車輪やソールプレートを有さないため軽量化できる。
図1は本発明の寝具用吸込口体の実施形態1およびそれに接続される掃除機本体を示す斜視図である。
実施形態1の寝具用吸込口体20は、例えば、ハンドル10aを有する掃除機本体10に接続され、ハンディタイプの寝具用電気掃除機として使用することができる。
図1に示すように、掃除機本体10は、電動送風機およびバッテリーを内蔵する駆動装置11と、駆動装置11に着脱可能に装着されるサイクロン方式のダストカップユニット12とを備え、駆動装置11の先端部に設けられた吸気口11aに寝具用吸込口体20の接続パイプ部22が接続される。
また、駆動装置11の後部にはハンドル10aが設けられ、このハンドル10aに電動送風機のONとOFFを切り替えるスイッチおよびパワー切り替えスイッチを有する操作部11bが設けられている。
図2は実施形態1の寝具用吸込口体の平面図であり、図3は実施形態1の寝具用吸込口体の正面図であり、図4は実施形態1の寝具用吸込口体の底面図である。また、図5は実施形態1の寝具用吸込口体の右側面図であり、図6は実施形態1の寝具用吸込口体の左側面図であり、図7は実施形態1の寝具用吸込口体の左側断面図である。また、図8は実施形態1の寝具用吸込口体におけるバンパーおよびその取り付け箇所を示す斜視図であり、図9は実施形態1の寝具用吸込口体における吸込口本体の左側断面図であって(A)は安全スイッチOFF状態、(B)は安全スイッチON状態を示す。また、図10は実施形態1の寝具用吸込口体における安全スイッチのスイッチ部を示す説明図である。
吸込口本体21は、底面に左右方向に長い吸込口21awを有する筐体21aと、筐体21aの左右方向に長い前端部に沿って取り付けられたバンパー21bと、筐体21a内における吸込口21awに左右軸心P1廻りに回転可能に設けられた回転体21cと、筐体21a内に設けられて回転体21cを回転させる回転体駆動部21dと、筐体21aの底面付近に設けられた回転体駆動部21dを制御する安全スイッチ21eと、筐体21aの後部に左右軸心P2廻りに回転可能に設けられた後部ローラ21fとを備える。
第2カバー部21a3は、第1カバー部21a2の風路形成部を含むベース部21a1の後半部21a12を覆い、複数のネジにてベース部21a1と結合される。
このように構成された回転体駆動部21dによれば、モータ21d1の出力軸の回転力は、プーリ21d2、ベルト21d4およびプーリ21d3を介して回転体21cに伝達され、回転体21cが回転する。
一方、揺動片21e1の基端部21e11を枢支する筐体21aの一部には揺動片21e1の第1段部21e111と第2段部21e112との間に突出するストッパ凸部21a124が設けられており、このストッパ凸部21a124に第1段部21e111と第2段部21e112が当接することにより揺動片21e1の揺動範囲が規制されている。
また、安全スイッチ21eの車輪21e2の外径D1は10〜40mmの範囲に設定されている(図10参照)。
実施形態1の場合、揺動検知部21e3は、回転体駆動部21dのモータ21d1を駆動状態または停止状態に切り替える押しボタン式のスイッチ部21e31であり、車輪21e2の突出が最大突出寸法X2になるときの揺動片21e1がスイッチ部21e31のボタン21e311を押すように、筐体21aの底面21ax側に固定されている。
また、係合凹部22b1は、接続パイプ部22が掃除機本体10の吸気口11aに接続された際に、掃除機本体10の吸気口11aの周辺下部に設けられた図示しないロック部の係合爪と係脱可能に係合する。この際、一対のピン形端子部22cが、掃除機本体10の前記一対の凹形端子部内に挿入されて電気的に接続する。
実施形態1の場合、バンパー21bは、固定部21b1の長手方向両端部から後方へ延びた一対の円弧部21b3をさらに備えている。
バンパー21bの複数の溝部21b21は、寝具用吸込口体20を寝具上(例えば、布団上)で前後移動させて清掃する際の空気の通り道となり、吸引によるバンパー21b下面への寝具の吸い付き(密着)および寝具の吸込口21awへの吸い込みを抑制してスムーズに寝具用吸込口体20を前後移動させる。
一方、吸込口本体21の筐体21aは、例えば、ABS、PC等にて形成される。
図1に示した掃除機本体10に寝具用吸込口体20を接続し、掃除機本体10の操作部11bの電源スイッチをON状態とすることにより電動送風機が駆動し、寝具用吸込口体20を被清掃面である寝具(例えば、布団、毛布等)上に置くことにより安全スイッチ21eがOFF状態(図9(A)参照)となって回転体21cが回転する。これにより、被清掃面上のゴミや体毛や塵埃等が寝具用吸込口体20の吸込口21awから吸い込まれて掃除機本体10のダストカップユニット12内に集められる。
本発明の寝具用吸込口体20によれば、図11(A)に示すように、吸込口21awをベッドBの隅まで接近させて清掃することができる。この際、ベッドBのヘッドボードBaや壁にバンパー21bが衝突したとしても、バンパー21bが弾性変形することによりヘッドボードBaや壁の傷付きが防止される。
図12は実施形態2の寝具用吸込口体の底面図である。なお、図12において、図4中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態2の寝具用吸込口体120は、バンパー121bの構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。以下、実施形態2における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
具体的に実施形態2の場合、各溝部121b21は前方から後方へ向かうにつれて右から左へ傾いている。
図13は実施形態3の寝具用吸込口体の底面図である。なお、図13において、図4中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態3の寝具用吸込口体220も、バンパー221bの構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。以下、実施形態3における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
具体的に実施形態3の場合、右側の各溝部221b21は前方から後方へ向かうにつれて右から左へ傾き、左側の各溝部221b21は前方から後方へ向かうにつれて左から右へ傾いている。
1.実施形態1では、安全スイッチが押しボタン式のスイッチ部の場合を例示したが、安全スイッチとしては、例えば、磁気的または光学的な近接センサを用いてもよい。
2.実施形態1ではハンディタイプの掃除機本体10に寝具用吸込口体20を接続して使用する場合を例示したが、キャニスター型の掃除機本体に可撓性ホース、手元操作部および延長パイプを介して寝具用吸込口体を接続して使用してもよい。
本発明の電気掃除機の寝具用吸込口体は、吸込口を底面に有する左右方向に長い筐体と、前記筐体の左右方向に長い前端部に沿って取り付けられたバンパーとを有し、
前記バンパーが、前記筐体に固定される固定部と、前記固定部の下端部から前方に突出しかつ上方へ折り返された折り返し部とを有する。
(1)前記折り返し部は、横断面U形またはJ形に形成されてもよい。
この構成によれば、折り返し部の下端面が丸みを有する湾曲形状に形成されるため、折り返し部に摺接する寝具を痛めることがないことに加え、湾曲した下端部の弾性変形時の応力集中を抑制して耐久性を高めることができる。
この構成によれば、寝具用吸込口体を寝具上(例えば、布団上)で前後移動させて清掃する際にバンパーの複数の溝部を空気が通るため、吸引によるバンパー下面への寝具の吸い付き(密着)および寝具の吸込口11aへの吸い込みを抑制してスムーズに寝具用吸込口体を前後移動させることができる。特に、複数の溝部が前後方向に対して斜め方向に延びていると、寝具とバンパー下面との密着箇所に溝部が移動してくるため、バンパー下面への寝具の吸い付きを抑制するのに効果的である。
前記安全スイッチは、前記筐体に左右軸心廻りに揺動可能に枢着された基端部を有する揺動片と、前記揺動片の先端部に左右軸心廻りに回転可能に設けられた車輪と、前記揺動片の揺動状態を検知して前記回転体駆動部を駆動状態または停止状態に切り替える揺動検知部とを有し、
前記車輪が前記底面から下方外部へ突出したときの最大突出寸法が10〜50mmの範囲に設定されてもよい。
この構成の安全スイッチは、フローリング、絨毯、畳等の床面上を清掃する床面用吸込口体に設けられた安全スイッチよりも大きなストロークで回転体駆動部のONとOFFを切り替えることができる。すなわち、この構成によれば、羽毛布団のような空気を多く含んだ柔らかい布団上を寝具用吸込口体にて清掃する際、柔らかい布団に安全スイッチの車輪が大きく沈み込んで回転体駆動部を駆動状態から停止状態に切り替えてしまう、という誤作動を抑制することができる。
この構成の安全スイッチの車輪は、床面用吸込口体の安全スイッチの車輪の外径よりも大きい外径に設定されているため、柔らかく凹凸が大きい布団上でも車輪として機能することができ、寝具用吸込口体のスムーズな前後移動を実現できる。
前記後部ローラの外径が10〜50mmの範囲に設定されてもよい。
この構成の後部ローラは、床面用吸込口体の後部ローラの外径よりも大きい外径に設定されているため、柔らかく凹凸が大きい布団上でも後部ローラとして機能することができ、寝具用吸込口体のスムーズな前後移動を実現できる。
21a 筐体
21aw 吸込口
21ax 底面
21b、121b、212b バンパー
21b1 固定部
21b2 折り返し部
21b21、121b21、221b21 溝部
21c 回転体
21d 回転体駆動部
21e 安全スイッチ
21e1 揺動片
21e11 基端部
21e12 先端部
21e2 車輪
21e3 揺動検知部
21f 後部ローラ
D1、D2 外径
P1、P2、P3、P4 軸心
X2 最大突出寸法
Claims (5)
- 吸込口を底面に有する左右方向に長い筐体と、前記筐体の左右方向に長い前端部に沿って取り付けられたバンパーとを有し、
前記バンパーが、前記筐体に固定される固定部と、前記固定部の下端部から前方に突出しかつ上方へ折り返された折り返し部とを有することを特徴とする電気掃除機の寝具用吸込口体。 - 前記折り返し部は、横断面U形またはJ形に形成されている請求項1に記載の寝具用吸込口体。
- 前記バンパーは、前記折り返し部の下面に前後方向または前後方向に対して斜め方向に延びる複数の溝部を有する請求項1または2に記載の寝具用吸込口体。
- 前記筐体内における前記吸込口に左右軸心廻りに回転可能に設けられた回転体と、前記筐体内に設けられて前記回転体を回転させる回転体駆動部と、前記筐体の前記底面付近に設けられた前記回転体駆動部を制御する安全スイッチとをさらに備え、
前記安全スイッチは、前記筐体に左右軸心廻りに揺動可能に枢着された基端部を有する揺動片と、前記揺動片の先端部に左右軸心廻りに回転可能に設けられた車輪と、前記揺動片の揺動状態を検知して前記回転体駆動部を駆動状態または停止状態に切り替える揺動検知部とを有し、
前記車輪が前記底面から下方外部へ突出したときの最大突出寸法が10〜50mmの範囲に設定された請求項1〜3のいずれか1つに記載の寝具用吸込口体。 - 前記安全スイッチの前記車輪の外径が10〜40mmの範囲に設定されている請求項4に記載の寝具用吸込口体。
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