JP3594176B2 - 電気掃除機およびその吸込口体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連通管を軸方向がケース体の前後方向に沿う掃除形態と長手方向に沿う掃除形態とに選択可能に軸支した電気掃除機およびその吸込口体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機の吸込口体としては、例えば特開昭55−19143号公報に記載の構成が知られている。
【0003】
この特開昭55−19143号公報に記載のものは、横長矩形状のケース体の後部略中央にケース体の下面に開口する吸込口に連通する筒部が設けられ、この筒部に後部に半円筒状部が一体に設けられた回転管がケース体の前後方向を回動軸として回動自在に保持している。そして、この回転管の半円筒状部に、掃除機本体にホースを介して接続される延長管に接続する接続管の一端に設けられた略円筒状部が水平方向を回動軸として回動自在に軸支され、回転管および接続管にて接続管の軸方向がケース体の前後方向に沿う掃除形態とケース体の長手方向に沿う掃除形態とに選択可能な連通管を構成している。
【0004】
しかしながら、この特開昭55−19143号公報に記載の構成では、連通管の軸支位置である回転管の軸支位置および接続管の軸支位置がケース体の後方に位置することから、ホースの端部を持ってケース体を床面上で走行させる押し引き動作の際、ケース体が前進する際には、ケース体を床面に押し付ける力が加わることから、連通管の軸支位置を支点としてケース体の前側が浮き上がる状態となり、ケース体を床面上で安定して走行できない。
【0005】
また、連通管を接続管の軸方向がケース体の長手方向に沿う掃除形態にして家具間の狭い隙間を掃除する際に、家具間に滑り込ませたケース体を引き出すように走行させる際、ケース体に対して連通管の軸支位置が走行方向の一側に位置する状態となることから、引き出す途中で連通管の軸方向がケース体の前後方向に沿う位置に回動してケース体が家具に引っ掛かり、家具間で走行できなくなり、掃除作業が煩雑となるおそれもある。
【0006】
そこで、例えば図29に示すように、連通管200 を軸方向がケース体201 の前後方向に沿う掃除形態と長手方向に沿う掃除形態とに選択可能に軸支する位置を、ケース体201 の前後にそれぞれ設けた車輪202 ,203 の回転軸間に位置させ、ケース体201 の浮き上がりを防止するとともに、連通管200 に設けた係止爪部205 を係合させて連通管200 がケース体201 の長手方向に沿う位置に回動した掃除形態を保持する引っ掛け爪部206 を車輪203 を軸支する後車輪軸支部204 に設ける構成が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図29に示す従来の電気掃除機の吸込口体では、ケース体201 の浮き上がりを防止するために連通管200 の軸支位置より後方に突出する軸支部204 により、連通管200 をケース体201 の長手方向に沿う位置に回動すると、連通管200 が後車輪軸支部204 の上部に乗り上げる状態となることから、吸込口体の前後方向の幅寸法は小さくなるものの連通管200 の軸方向は水平方向に対して斜め上方に傾く状態となり、高さ寸法が高くなる。このため、連通管200 に延長管を接続して家具の下などの狭い位置を掃除する際、ケース体201 が家具の下に滑り込めても、連通管200 あるいは連通管200 に接続した延長管が家具に当接し、家具の下を掃除できないおそれがある問題がある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、連通管の軸方向がケース体の前後方向に沿う掃除形態、長手方向に沿う掃除形態、および高さを抑える掃除形態の各掃除形態でケース体が安定して走行可能な電気掃除機およびその吸込口体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電気掃除機の吸込口体は、被掃除面と対向する面に吸込口を開口する横長矩形状のケース体と、このケース体の前部に設けられ車輪を回転自在に軸支する前車輪軸支部と、前記ケース体の後部に設けられ車輪を回転自在に軸支する後車輪軸支部と、前記前車輪軸支部および前記後車輪軸支部間に位置して前記ケース体に回転自在に軸支された継手部と、前記前車輪軸支部および前記後車輪軸支部間に位置して前記継手部に上下方向に回動自在に軸支され、第1の係止部および第2の係止部を備えた連通管部とを有する連通管とを備え、前記連通管は、前記連通管部の軸方向が前記ケース体の前後方向に沿う第1の掃除形態と、前記連通管部の軸方向が前記ケース体の長手方向に沿った状態で前記第1の係止部が前記後車輪軸支部に係止される第2の掃除形態と、この第2の掃除形態よりも前記連通管部の位置が低い状態で前記第2の係止部が前記後車輪軸支部に係止される第3の掃除形態とのいずれかに選択可能であるものである。
【0010】
そして、前車輪軸支部および後車輪軸支部間に位置して連通管部の軸方向がケース体の前後方向に沿う第1の掃除形態、長手方向に沿う第2の掃除形態およびこの第2の掃除形態より連通管部の位置が低い状態の第3の掃除形態のいずれかに選択可能に回動自在に取り付けた連通管の連通管部に、第2の掃除形態で後車輪軸支部に係止される第1の係止部と、第3の掃除形態で後車輪軸支部に係止される第2の係止部とを設けたため、例えば家具の間などの狭い場所では、連通管の継手部および連通管部の軸支位置より後方に位置する後車輪軸支部に連通管部を乗り上げるように回動して前後方向の幅寸法が最小となる第2の掃除形態に連通管を係止保持し、家具間などの狭い場所を走行させて掃除する。また、例えば家具の下などの狭い場所では、連通管の継手部および連通管部の軸支位置より後方に位置する後車輪軸支部に連通管部が乗り上げないように回動して第2の掃除形態より高さ寸法が低くなる第3の掃除形態に連通管を係止保持し、家具の下などの狭い場所を走行させて掃除する。このため、連通管部の軸方向がケース体の前後方向に沿う第1の掃除形態、長手方向に沿う第2の掃除形態、および高さが抑えられた第3の掃除形態の各掃除形態で、ケース体の浮き上がりなどを防止し、ケース体が安定して走行する。
【0011】
請求項2記載の電気掃除機は、掃除機本体と、この掃除機本体に接続される請求項1記載の電気掃除機の吸込口体とを具備したものである。
【0012】
そして、異なる掃除形態の状態でケース体が安定して走行する請求項1記載の電気掃除機の吸込口体を備えるため、掃除作業性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を示す電気掃除機の構成を図面を参照して説明する。
【0014】
図24において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、上面を開口した下部本体ケース2a、および、この下部本体ケース2aの後部上面を閉塞する上部本体ケース2bが、前面を含む周縁にバンパ3を挟持して接合されて前側上面を開口した本体ケース2を有している。そして、掃除機本体1は、本体ケース2の前側上面を開閉自在に閉塞する蓋体4を回動自在に軸支している。
【0015】
また、本体ケース2は、進行方向の前側下面に図示しない旋回自在の旋回輪が取り付けられ、本体ケース2の後側側面に大径の従動輪6が回転自在に設けられ、掃除機本体1は旋回輪と従動輪6とにて被掃除面である床面上を走行可能となっている。さらに、本体ケース2の上部には、上下方向に摺動可能なハンドル7が設けられている。
【0016】
そして、掃除機本体1内には、図示しない電動送風機が収容される電動送風機室が後側に区画形成され、この電動送風機の吸込側に連通しかつ上方が開放して蓋体4にて開閉され集塵フィルタを収容する図示しない集塵室が前側に区画形成されている。さらに、掃除機本体1の前側には、集塵室に臨んで開口しホース8が着脱可能に接続される接続口9が形成されている。
【0017】
また、ホース8は、可撓なホース本体11と、このホース本体11の一端に設けられ掃除機本体1の接続口9に着脱可能に差し込み接続される接続管12と、ホース本体11の他端に設けられ延長管13を介して吸込口本体14が接続される把持部15とにて構成されている。そして、把持部15には、電動送風機の駆動状態を設定操作する各種スイッチ16,16を有した操作手段17が配設されている。
【0018】
一方、吸込口本体14は、図1ないし図8に示すように、前後方向である走行方向に対して横長で、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂などの合成樹脂製の上面を開口した下部ケース21と、この下部ケース21の上部に上面の開口を覆い同材質の下面を開口する上部ケース22とが、下部ケース21および上部ケース22の前面を含む周面に沿って軟質部材の緩衝体23を挟持して結合固定されて、後部略中央が後方に向けて突出する凸字状のケース体24を備えている。
【0019】
そして、下部ケース21は上面に略垂直にリブ部25を有し、ケース体24はリブ部25により横長矩形状の吸込部26とこの吸込部26の後部略中央に後方に一対突出する軸支部27,27とにて凸字状に形成されている。また、吸込部26内には、リブ部25により、前側に横長に位置し下部ケース21の下面に吸込口30が開口形成された吸込室31と、この吸込室31の後部略中央に連通して区画形成された風路室32と、吸込室31の長手方向の一端側に区画形成された駆動室33と、風路室32の駆動室33側に一方の軸支部27に亘って区画形成された回路室34と、風路室32の他側に他方の軸支部27に亘って区画形成された床面検出室35とが設けられている。そして、ケース体24の吸込室31の駆動室33と反対側の端部下面は下方に向けて開口し、この開口に閉塞板36が装着具37にて着脱可能に取り付けられている。
【0020】
さらに、下部ケース21の下面には、駆動室33の下面に位置してケース体24の側方外部と吸込室31とを連通する凹溝状の第1の連通凹部38が設けられているとともに、吸込室31の両端側後部に位置してケース体24の後方外部と吸込室31とを連通する凹溝状の第2の連通凹部39が設けられている。
【0021】
また、下部ケース21の下面には、前側両端部に位置して側方に向けてブラシ毛41が植設された掃除体としてのブラシ体42が設けられている。さらに、下部ケース21の下面には、駆動室33の下面後部に位置して前方に向けて起毛が植設された布部材にて形成された掃除体としての清掃体43が設けられている。
【0022】
一方、上部ケース22は、下部ケース21の前側である吸込室31の略上面を覆う断面略円弧状のケース蓋体45と、このケース蓋体45の上面後部縁を覆うように間隙を介して着脱可能に取り付けられる吸気蓋部46と、下部ケース21の後側を軸支部27,27に亘って覆うケース覆部47とを備えている。そして、吸気蓋部46の前面には吸気口48が開口形成され、吸気口48はケース蓋体45との間隙が吸気風路49となって吸込室31に連通する。
【0023】
さらに、ケース体24には、下部ケース21および上部ケース22に後部略中央で軸支部27,27間に位置して挟持固定され風路室32を区画する連結管部51が設けられている。この連結管部51は、図2、図3および図9ないし図13に示すように、軸方向の一端側にラッパ状に拡開する吸込ラッパ部52が設けられ、他端側に略円筒状の連結吸込管部53が設けられた管状の吸込管部54を有し、この吸込管部54の略中間である吸込ラッパ部52と連結吸込管部53との間にフランジ状に突出し下部ケース21および上部ケース22に挟持される連結鍔部55を設けている。そして、連結管部51は、吸込管部54の吸込ラッパ部52が吸込室31内に向けて開口するように吸込ラッパ部52の周縁および連結鍔部55が下部ケース21および上部ケース22に挟持されて取り付けられる。なお、吸込管部54の吸込ラッパ部52の外周、連結鍔部55および下部ケース21との間には、回路室34と床面検出室35とを連通し電線57が配線される電線配線通路58が区画形成される。
【0024】
また、連結鍔部55には、吸込管部54の外周側に沿って円弧状にリード線60が挿通される電線挿通孔61が設けられている。なお、この電線挿通孔61の縁は、リード線60が接触してもリード線60を損傷しないように面取り加工されている。また、吸込管部54の連結吸込管部53の外周面には、外方に突出する回転規制突部62が突設されている。
【0025】
そして、下部ケース21の前部両端側には、車輪である従動前輪65が回転自在に軸支された前車輪軸支部となる従動前輪室66が形成されている。また、下部ケース21の一対の軸支部27,27には、それぞれ車輪である従動後輪67が回転自在に軸支された後車輪軸支部となる従動後輪室68が形成されている。なお、従動後輪67は、外周面に布などの柔軟部材やゴムなどの弾性部材である保護シート69が設けられている。そして、ケース体24は、従動前輪65と従動後輪67とにて被掃除面である床面上を走行可能になっている。
【0026】
また、ケース体24の後部中央には、一対の軸支部27,27間に位置して連通管71が配設されている。この連通管71は、ケース体24に配設された連結管部51の吸込管部54の連結吸込管部53に回転自在に嵌着される継手部72と、一端を他端が上下方向に回動自在に継手部72に軸支される連通管部73とを備え、継手部72の軸支位置および連通管部73の軸支位置が従動前輪65の回転軸と従動後輪67の回転軸間でかつ従動後輪67,67間に位置する。
【0027】
そして、連通管部73は、図14ないし図17に示すように、一端側が屈曲する略円筒状の筒状部74と、この筒状部74の一端に設けられた連通回動部75とにて構成されている。また、筒状部74の屈曲する側の外周面には、軸方向に長手状のカバー部76が内部に配線室77を区画形成して図示しないねじなどにて取付固定されている。
【0028】
一方、連通回動部75は、筒状部74の軸方向に対して直交方向である左右方向に軸方向を有する略半円筒状で筒状部74の一端側に一体的に設けられた回動筒部80と、この回動筒部80内に一体に設けられ筒状部74の内面から内面が拡開するようにラッパ状に形成されたラッパ部81とを有し、回動筒部80の内面からラッパ部81の外面の空間部分に略放射状に補強リブ82が一体に設けられている。そして、連通回動部75には、補強リブ82の中心位置、すなわち回動筒部80の両端面位置に略同軸上に略円筒状の回転軸84がそれぞれ一体に設けられている。さらに、連通回動部75のラッパ部81が拡開する上下縁近傍で回動筒部80の軸方向に沿った縁には、外方に向けて壁状に突出する抜止爪部85が突設されている。そして、回動筒部80の外周面には、軸方向に沿って壁状で継手部72に当接して回動規制される回動規制リブ86が突設されている。
【0029】
また、連通回動部75には、筒状部74が接続する基端位置に回動筒部80とラッパ部81との間の空間部分に連通する配線開口部88が開口形成されているとともに、一方の回転軸63、すなわち回路室側に位置する回転軸63には、軸方向に亘って配線切込部89が切欠形成されている。
【0030】
さらに、連通管部73には、カバー部76に一体に設けられ筒状部74の外周面の一部を覆い内部がカバー部76内の配線室77および回動筒部80とラッパ部81との間の空間部分に連通する配線経路室91を区画形成する配線カバー部92が配設される。この配線カバー部92は、カバー部76に一連に設けられ筒状部74の外周面の一部を覆うカバー覆い部93を有し、このカバー覆い部93の一側縁には回動筒部80の一端側、すなわち配線切込部89が設けられた回転軸84が位置する側を、回動筒部80とラッパ部81との間の空間部分を覆って閉塞する扇部94が設けられている。さらに、扇部94には、回転軸84の外周曲率と同様に円弧状に突設されて回転軸84の配線切込部89に係合して閉塞する軸蓋部95が設けられ、この軸蓋部95が配線切込部89に係合することにより回転軸84は略円筒状に構成される。
【0031】
また、配線カバー部92に覆われる連通管部73の外面には、凹溝状のリード線係合溝96が設けられている。
【0032】
そして、カバー部76の連通回動部75側の上面には、連通管部73の軸方向を前後方向に沿って位置する状態で、第2の係止部としての水平方向に突出する一対の係止鍔部97,97が一対突設されている。これら係止鍔部97,97は、図27および図28に示すように、連通管部73の軸方向を吸込口本体14の下面である水平方向に沿って位置する状態で、ケース体24の軸支部27,27の先端上面に設けられた引っ掛け爪部98,98にそれぞれ係合可能となっている。
【0033】
さらに、連通管部73には、軸方向を前後方向に沿って位置する状態で水平方向に沿った径方向の位置に、第1の係止部としての軸方向に沿った壁状の係止爪部99が一対突設されている。そして、これら係止爪部99,99は、図25および図26に示すように、連通管部73をケース体24の長手方向に沿って位置する状態で、ケース体24の軸支部27,27の先端上面に設けられた引っ掛け爪部98にそれぞれ係合可能となっている。なお、係止鍔部97,97、引っ掛け爪部98,98および係止爪部99,99にて連通管保持手段100 が構成される。
【0034】
一方、継手部72は、連結管部51の吸込管部54を嵌合して回転自在に保持される風路管部としての内管部101 およびこの内管部101 に同軸上に径大の接続管部としての外管部102 を有し、内管部101 および外管部102 の間に間隙103 を有した二重管部104 と、この二重管部104 の一端縁半周に略半球状に突設された上継手部105 と、この上継手部105 の下面を覆ってねじ止めなどにより一体的に取り付けられる略半球状の下継手部106 とにて構成されている。そして、内管部101 の内面には、略半周に亘って壁状に突出し端部に連結管部51の回転規制突部62が当接する回転規制リブ108 が突設され、連結管部51に対して継手部72が略180°の角度範囲で回動自在に軸支される。
【0035】
さらに、上継手部105 および下継手部106 には、それぞれ対向して先端部が接合する上下方向に壁状に突設された略平行に一対の区画リブ110 ,110 がそれぞれ設けられ、これら区画リブ110 ,110 にて連通管部73の連通回動部75を収容する風路空間部111 と、この風路空間部111 の左右方向にそれぞれ区画形成された一対の内室112 ,112 とが区画形成されている。また、区画リブ110 ,110 には、接合する縁に略半円状に切欠部114 ,114 が対向してそれぞれ切り欠き形成され、これら切欠部114 ,114 にて連通管部73の回転軸84,84をそれぞれ回転自在に軸支する略円形の軸受孔115 ,115 を構成する。
【0036】
そして、配線切込部89が設けられた回転軸84を軸支する軸受孔115 側の内室112 には、二重管部104 の間隙103 に連通する連通挿通孔117 が設けられている。また、この連通挿通孔117 が設けられた側の区画リブ110 には、切欠部114 の一部が切り欠かれて内室112 と風路空間部111 とを連通する連通切欠部118 が設けられている。そして、カバー部76内の配線室77は、配線カバー部92内の配線経路室91、配線開口部88、回動筒部80とラッパ部81との間の空間部分、配線切込部89、回転軸84の内周、連通切欠部118 、内室112 、連通挿通孔117 、二重管部104 の間隙103 、連結管部51の電線挿通孔61を介してケース体24内の回路室34に連通する。
【0037】
また、上継手部105 および下継手部106 には、風路空間部111 に位置する部分で対向する位置に略コ字状に切欠形成された上切欠部120 および連通管部73の回動規制リブ86が当接する下切欠部121 がそれぞれ設けられ、これら上切欠部120 および下切欠部121 により連通管部73が上下方向へ回動するための逃げ部分となっている。
【0038】
そして、連通管71には、一端に連通管部73のカバー部76から先端部分が突出して配設され延長管13の端部に設けられた図示しないコネクタに接続される端子ピン125 が設けられたリード線60が、他端側を配線室77内から配線カバー部92内の配線経路室91、配線開口部88、回動筒部80とラッパ部81との間の空間部分、配線切込部89、回転軸84の内周、連通切欠部118 、内室112 、連通挿通孔117 、二重管部104 の間隙103 、連結管部51の電線挿通孔61を介してケース体24内の回路室34内に配設されている。なお、連通管71は、連通管部73の筒状部74が延長管13およびホース8を介して掃除機本体1に着脱自在に接続され、吸込口30が掃除機本体1の接続口9に連通する。
【0039】
さらに、ケース体24内には、吸込室31の左右方向の両端部に位置して設けられた図示しない軸受により回転自在に軸支された回転体としての回転清掃体130 が配設されている。この回転清掃体130 は、シャフト131 と、このシャフト131 の一端部に回転自在に設けられ軸受に係脱可能に装着される軸支部材132 と、シャフト131 の他端部に一体的に設けられたプーリ133 と、シャフト131 に螺旋状に設けられた凹溝状のブレード取付溝134 、このブレード取付溝134 に一縁が取り付けられシャフト131 の外周面に壁状でスパイラル状に設けられ、先端側が一側に湾曲した清掃部材としてのブレード135 および一面側である回転清掃体130 が回転する方向の面に起毛が設けられた布ブレード136 を有したブレード部137 とを備えている。なお、図2、図3、図6ないし図8は、説明の都合上ブレード135 および布ブレード136 を直線状に示した。また、ブレード135 の先端縁には、湾曲する方向と反対側に膨出して肉厚となる叩き部138 が設けられている。
【0040】
そして、回転清掃体130 は、吸込口30に臨んで下端が従動前輪65および従動後輪67にて形成される平面より上方に位置し、平坦な床面である板の間には接触せず吸込口30に入り込む凹凸のある床面である絨毯にはブレード135 が接触し、布ブレード136 は従動前輪65および従動後輪67にて形成される平面より下方に位置し、板の間に接触してフローリングするように配設される。
【0041】
さらに、回転清掃体130 の駆動室33側に位置する一端に設けられたプーリ133 は、図18および図19に示すように、略円盤状の円盤部140 の外周縁に一面側に略円筒状に筒状部である係合筒部141 が設けられ、係合筒部141 が突出する一面に放射状で係合筒部141 の内周面から所定の距離を介して突出する係合カム142 が複数設けられている。また、円盤部140 の他面側には、回転清掃体130 のシャフト131 に一体的に嵌着する取付筒状部143 が設けられ、プーリ133 は回転清掃体130 の一端に一体的に設けられている。そして、プーリ133 には、係脱可能に係合しプーリ133 とにて駆動伝達体144 を構成する出力プーリ145 が設けられている。
【0042】
また、ケース体24の駆動室33内には、図20ないし図23に示すように、回転清掃体130 を回転させる駆動手段147 が設けられている。この駆動手段147 は、モータケース148 と、このモータケース148 に収容された電動モータ149 とを備えている。
【0043】
そして、モータケース148 は、電動モータ149 を嵌合収容する略円筒状で電動モータ149 に給電する給電線150 を挿通する電線挿通窓部151 を開口するモータ保持部152 と、このモータ保持部152 の一端縁に略同軸上に径小で略円筒状に突設され出力プーリ145 を収容するとともに先端部がプーリ133 の係合筒部141 内に接触することなく互いに回転自在に嵌挿する筒状部としてのプーリ保持部153 とを有している。さらに、プーリ保持部153 の外周面には、鍔状に突出する抜止め鍔部154aが設けられ、この抜止め鍔部154aとモータ保持部152 との段差部154bとの間に下部ケース21および上部ケース22のリブ部25が係合する。また、モータ保持部152 の外周面には、抜止め鍔部154と段差部154bとの間に位置して、径方 向に位置して突出する一対の回転止め爪部154cが設けられている。この回転止め爪部154cが下部ケース21および上部ケース22の接合部分に挟持され、モータケース148 は回転不可能にケース体24内に配設される。
【0044】
また、電動モータ149 は出力軸155 を備え、出力軸155 がプーリ保持部153 側に突出して電動モータ149 がモータ保持部152 に配設される。そして、出力軸155 の先端部には、略角柱状のカム部156 が設けられている。
【0045】
一方、出力プーリ145 は、モータケース148 のプーリ保持部153 に嵌挿可能な略円板状の円板部158 の一面側に内周面が略角筒状で一面側に向けて開口して電動モータ149 の出力軸155 を覆って収容し遊嵌する略有底筒状の連結筒状部159 が設けられている。この連結筒状部159 の内周面の対向する面の距離は、電動モータ149 のカム部156 の対角線上の寸法より短く形成され、出力軸155 と回転清掃体130 とが周方向で所定の角度範囲で互いに回転自在となるクリアランスを設けている。そして、この連結筒状部159 の閉塞する一端外周面にはモータケース148 のプーリ保持部153 内に嵌着固定されるベアリング160 が一端側を覆うように嵌着固定され、出力プーリ145 はベアリング160 にてプーリ保持部153 内に回転自在に配設される。なお、出力プーリ145 がモータケース148 に配設された状態では、電動モータ149 の出力軸155 の先端と出力プーリ145 との軸方向に沿った間には、間隙が設けられ、出力軸155 と回転清掃体130 とが相対的に軸方向に摺動可能となるように、出力軸155 のカム部156 と回転清掃体130 のプーリ133 に係合する出力プーリ145 とが間隙の寸法分のクリアランスを介して係合されている。
【0046】
また、出力プーリ145 の他面には、回転清掃体130 のプーリ133 の係合カム142 間に係合するカム爪部161 が放射状に複数突設されている。
一方、ケース体24の回路室34内には、電動モータ149 を給電線150 にて接続して電動モータ149 の駆動状態を制御する図示しない制御回路を搭載しリード線60および電線57が接続される回路基板163 が配設されている。そして、この回路室34が、リード線60の弛み分を収容するリード線収容室となる。なお、弛むリード線60が位置する部分にはリード線60が引っ掛かる突起などがないようにする。すなわち、例えば回路基板163 に取り付けられる電気部品は、プリント基板の一面側にのみ設け、この一面側を下方に向けて配設するようにし、回路基板163 の上面には電気部品のリード線や半田付け部分などが突出しないようにするとよい。
【0047】
また、床面検出室35内には、回路基板163 に電線配線通路58を介して配線した電線57にて接続される床面検知手段165 が配設されている。この床面検知手段165 は、回転自在の車輪166 を有し軸部材167 にて車輪を軸支する側を回動自在に軸支される車輪受け168 と、この車輪受け168 を常時下方に付勢してケース体24の下面から車輪166 を進退可能に突出させるトーションばねや板ばねなどの図示しない付勢手段と、車輪166 の下端が所定位置、例えば従動前輪65および従動後輪67にて形成される平面より下方に突出したことを検知する検知スイッチ169 とを備えている。そして、床面検知手段165 は、車輪166 の下端が従動前輪65および従動後輪67にて形成される平面より下方に突出したことを検知スイッチ169 にて検知すると、回路基板163 の制御回路にて電動モータ149 の駆動を停止させる制御をする。
【0048】
さらに、上部ケース22の吸気蓋部46の駆動室33側の端部には、電動モータ149 が駆動している際に点灯する回路基板163 に接続された図示しない発光ダイオードなどの点灯部材が臨む表示窓部170 が設けられている。
【0049】
次に、上記実施の形態の動作について説明する。
【0050】
掃除を行う際、掃除機本体1に延長管13およびホース8を介して吸込口本体14を接続する。この接続により、吸込口本体14の端子ピン125 が延長管13の図示しないコネクタに接続され、吸込口本体14内の電動モータ149 が、給電線150 、回路基板163 、リード線60、延長管13およびホース8に設けられた図示しない電源線を介して掃除機本体1に電気的に接続されて、電源が供給される。この状態で、ホース8の把持部15を持って操作手段17のスイッチ16の操作により、適宜電動送風機を所望の駆動状態で駆動させるとともに電動モータ149 を駆動させる。この電動モータ149 の駆動の際、上部ケース22の表示窓部170 を介して点灯部材の点灯が認識され、電動モータ149 が駆動していることを表示する。
【0051】
この電動送風機の駆動により、電動送風機の負圧側に連通する吸込室31内が負圧となって吸気口48から吸気され、この吸気された吸気流が回転清掃体130 のブレード135 および布ブレード136 に当たって回転清掃体130 を回転させる。この吸気流は、回転清掃体130 のブレード135 および布ブレード136 に略垂直に吹き付けられた後、回転清掃体130 の軸方向に沿うようにケース体24の中心の風路室32に向けて集まるように回転清掃体130 の回転に長い距離で作用して回転トルクを増大させつつ連通管71に流れる。また、電動モータ149 の駆動により、出力軸155 がカム部156 とともに回転し、カム部156 の角部分が出力プーリ145 の連結筒状部159 の内面に当接して出力プーリ145 が回転し、連結するプーリ133 を介して回転清掃体130 が回転する。このように、吸気流による回転と電動モータ149 の駆動による回転とにて、回転清掃体130 は大きなトルクで回転する。
【0052】
そして、ホース8の把持部15を押動して吸込口本体14を床面上で前後に走行させる。なお、床面上を吸込口本体14が走行する際には、連通管71の軸方向は吸込口本体14の走行方向である前後方向に沿った状態である第1の掃除形態となる。
【0053】
この吸込口本体14の床面上での走行により、床面が絨毯などの場合、回転する回転清掃体130 のブレード135 の叩き部138 が床面に衝突して塵埃を叩き出すとともにブレード135 が掻き出しあるいは掃き取りして掻き取り、塵埃を吸込口30から吸い込む。また、床面が板の間や畳などの比較的に平坦な場合、回転する回転清掃体130 の布ブレード136 が床面を磨きつつ床面上の塵埃を掃き取り、吸込口30から吸い込む。さらに、吸込口30が開口しないケース体24の下面の位置では、ブラシ体42および清掃体43が床面から塵埃を掻き出しあるいは掃き取りして掻き取る。なお、清掃体43は、起毛が前進方向に向けて植設されているので、ホース8の把持部15を持って吸込口本体14を押動して前進させる際、起毛が逆毛となって塵埃を効率よく掻き出す。また、吸込口本体14の後退時には、吸込口本体14が持ち上げられるような力が作用するので、清掃体43が床面を磨くように塵埃を掃き取る。
【0054】
また、吸込口本体14の側方、特に駆動室33により吸込口30までの距離が長くなる一側の塵埃は第1の連通凹部38を介して吸込口30に吸い込まれる。さらに、ブラシ体42および清掃体43にてこれらの間が吸込口30に連通する風路となり、駆動手段147 が位置する部分でも負圧が増大し、一側からでも効率よく吸塵される。
【0055】
なお、この第1の掃除形態でホース8の把持部15を押動して吸込口本体14を走行させる際、吸込口本体14を床面上に押し付ける力が加わるが、この力は連通管71の軸支位置に作用する。そして、この連通管71の軸支位置は、従動前輪65,65および従動後輪67,67の回転軸間に位置するので、力が従動前輪65,65および従動後輪67,67にて吸収され、吸込口本体14の前側が浮き上がるなどを防止でき、安定して走行できる。
【0056】
そして、空気とともに吸い込んだ塵埃は、延長管13およびホース8を介して掃除機本体1の集塵室に流入して捕捉する。
【0057】
一方、家具の間などの比較的狭い隙間を掃除、すなわち横長の吸込口本体14が走行できない幅寸法の床面を掃除する場合には、図25および図26に示すように、連通管71の軸方向が吸込口本体14の長手方向に沿うように連通管71を回動し、連通管71の係止爪部99をケース体24の引っ掛け爪部98に係合させて連通管71の回動を規制して吸込口本体14を長手方向が走行方向となるように掃除形態を可変して第2の掃除形態にする。そして、この状態で家具の間などの隙間部分に吸込口本体14を滑り込ませるようにして掃除する。
【0058】
また、家具の下などの比較的高さが低い場所を掃除、すなわちケース体24の高さ寸法より高くケース体24は入り込めるが連通管71や延長管13がぶつかってしまう場所を掃除する場合、図27および図28に示すように、連通管71の軸方向が吸込口本体14の下面である水平方向に沿うように連通管71を回動し、連通管71の係止鍔部97をケース体24の引っ掛け爪部98に係合させて連通管71の回動を規制して掃除形態を可変して第3の掃除形態にする。そして、この状態で家具の下などの隙間部分に吸込口本体14を滑り込ませるようにして掃除する。
【0059】
なお、掃除形態を第1の掃除形態から第2の掃除形態あるいは第3の掃除形態に可変する際、リード線60を挿通する連結管部51の電線挿通孔61と継手部72の連通挿通孔117 とが対向しなくなり、電線挿通孔61および連通挿通孔117 間の距離が長くなる。この距離が長くなる分のリード線60が、回路室34から引き出されるように移動し、リード線60が断線することはない。また、再び掃除形態が第1の掃除形態に可変する場合には、電線挿通孔61および連通挿通孔117 が対向してこれらの距離が短くなり、リード線60の余剰分はリード線60自体の剛性により再び回路室34内に収容される。
【0060】
そして、掃除の中断によりホース8を床面上においた場合、あるいは吸込口30に閉塞した塵埃の除去、回転清掃体130 に絡み付いた糸ゴミなどの除去のために、吸込口本体14の下面が床面から離間すると、床面検知手段165 が付勢手段の付勢により車輪166 が所定位置より突出、すなわち従動前輪65および従動後輪67にて形成される平面より下方に突出したことを検知スイッチ169 にて検知して床面を検知しなくなると、回路基板163 の制御回路が吸込口本体14の下面が床面から離間して床面を検知しないと判断して電動モータ149 の駆動を停止させる。そして、吸込口本体14の下面が床面から離間することにより吸込室31内の負圧も小さくなり、吸気口48からの吸気量も低減する。この電動モータ149 の駆動停止および吸気量の低減により、回転清掃体130 の回転は停止する。
【0061】
上述したように、従動前輪65および従動後輪67の回転軸間に位置して軸方向がケース体24の前後方向に沿う第1の掃除形態、長手方向に沿う第2の掃除形態およびケース体24の下面である水平方向に沿い第2の掃除形態より低い状態の第3の掃除形態に選択可能に軸支した連通管71を、連通管71の軸支位置より後方に位置する従動後輪67を軸支する軸支部27に突設した引っ掛け爪部98に連通管71に突設した係止爪部99を係止して第2の掃除形態に保持、あるいは、引っ掛け爪部98に連通管71に突設した係止鍔部97を係止して第3の掃除形態に保持するため、例えば家具の間などの狭い場所では連通管71を軸支部27に乗り上げるようにして幅寸法が最小となる第2の掃除形態の状態に保持して掃除でき、家具の下などの狭い場所では連通管71を軸支部27に乗り上げないようにして高さ寸法が最小となる第3の掃除形態の状態に保持して掃除でき、各異なる掃除形態でケース体24の浮き上がりや第2の掃除形態あるいは第3の掃除形態でのケース体24の走行の際のケース体24および連通管71の相対的な回動を防止してケース体24を安定して走行でき、掃除作業性を向上できる。
【0062】
なお、上記実施の形態において、キャニスタ型の電気掃除機に限らず、吸込口本体14が掃除機本体1の下面に直接形成されたアップライト型、その他、掃除機本体1と吸込口本体14とが一体化された自走式の電気掃除機などにも適用することができる。
【0063】
そして、駆動手段147 による回転駆動および吸気口48からの吸気流により回転清掃体130 を回転させる構成について説明したが、駆動手段147 のみあるいは吸気流のみにより回転させる構成、さらには駆動手段147 、吸気口48および回転清掃体130 を設けない構成でもよい。
【0064】
また、継手部72および連通管部73にて連通管71を構成して説明したが、例えばケース体24に上下方向に回動可能に設けた連通管部73に、延長管13が接続される継手部72を回転可能に連結して連通管71を構成するなど、軸方向がケース体24の前後方向に沿う位置と長手方向に沿う位置とに選択可能に回動自在のいずれの構成でもできる。
【0065】
なお、ケース体24に略円筒状の連結管部51を設けるとともに、この連結管部51に回転自在に嵌合する二重管部104 を有した継手部72に一端を他端が上下方向に回動自在に連通管部73を設けて連通管71を軸方向がケース体24の前後方向に沿う位置と長手方向に沿う位置とに選択可能に構成したため、継手部72に連通管部73を回動軸支するために内室112 ,112 が形成され、この内室112 ,112 を利用して弛み分を収容する構成とすることにより、別途リード線60を収容する空間を設ける必要がなく、小型化が図れる。
【0066】
また、回転清掃体130 を回転駆動させたが、回転体としては例えば走行輪を回転駆動させて吸込口本体14の走行性を向上させる構成としてもよい。さらに、回転清掃体130 としては、1つに限らず複数回転駆動させてもよく、ブレード135 の他に、起毛を壁状に設けた回転ブラシや、布ブレード136 を設けたもの、ブラシや布ブレード136 、ブレード135 を組み合わせたいずれの清掃部材を備えたものでもよい。
【0067】
さらに、電動モータ149 の駆動を回転清掃体130 に伝達する構成としては、出力軸155 と軸方向で間隙を介して摺動可能でかつ周方向に係合して回転を伝達可能な構成であれば、いずれの構成でもよい。
【0068】
また、出力プーリ145 を用いたが、直接回転清掃体130 のプーリ133 を出力軸155 に軸方向で間隙を介して摺動可能でかつ周方向に係合させてもよい。
【0069】
そして、連通管71のケース体24に対して180°以下の角度に回転規制する構成としては、例えば連通管71が回動することにより軸支部27に当接して回転規制される構成など、いずれの構成により回転規制してもよい。
【0070】
また、内管部101 と外管部102 とを略同軸上に設けた二重管構造にて説明したが、内管部101 の中心軸が外管部102 の中心軸から変位する二重管構造、内管部101 の中心軸が外管部102 の中心軸と平行でない二重管構造など、外管部102 の内周面と内管部101 の外周面との間に間隙103 を形成するいずれの二重管構造でもよい。
【0071】
さらに、余剰のリード線60を回路室34に収容して説明したが、風路室32を介して回路室34と反対側の床面検出室35に収容するリード線収容室を区画形成するなど、ケース体24のいずれの位置に弛むリード線60を収容してもよい。なお、上記実施の形態のように、ケース体24内に収容する構成によれば、連通管71が大型化して連通管71の回動範囲が規制されることを防止できることから、ケース体24内、特に連通管71の回動範囲外でケース体24を大型化することがない位置、例えば回路室34あるいは床面検出室35、特にリード線60が接続される回路基板163 を収容する回路室34が好ましい。
【0072】
そして、出力軸155 と回転清掃体130 とを周方向に所定の角度範囲で互いに回転自在にクリアランスを設けて係合させたが、周方向にはクリアランスを設けずに係合させてもよい。
【0073】
また、互いに回転自在に嵌挿する係合筒部141 およびプーリ保持部153 を設けて説明したが、径方向で互いに重なり合って互いに回転自在に嵌挿するいずれの構成でもよく、また設けなくてもよい。
【0074】
そして、駆動手段147 が配設される位置に対してケース体24の走行方向の前側下面および後側下面にそれぞれブラシ体42および清掃体43を設けて説明したが、例えば駆動手段147 が位置する下面に設けたり、前後両側にブラシ体42あるいは清掃体43のみを設けてもよい。
【0075】
また、ケース体24の軸支部27,27の先端上面に引っ掛け爪部98を設け、この引っ掛け爪部98にそれぞれ係合する係止爪部99および係止鍔部97を連通管71に設けて連通管保持手段を構成したが、例えば、引っ掛け爪部98の代わりに上方に向けて凹状の引っ掛け凹部を設け、この引っ掛け凹部に連通管71に設けた係止爪部99および係止鍔部97を係合して連通管71を保持したり、係止爪部99および係止鍔部97の代わりにそれぞれ凹状に形成して引っ掛け爪部98を係合することにより連通管71を保持するなど、連通管71の第2の掃除形態および第3の掃除形態に回動した状態を係止保持できるいずれの構成でもよい。
【0076】
【発明の効果】
請求項1記載の電気掃除機の吸込口体によれば、前車輪軸支部および後車輪軸支部間に位置して連通管部の軸方向がケース体の前後方向に沿う第1の掃除形態、長手方向に沿う第2の掃除形態およびこの第2の掃除形態より連通管部の位置が低い状態の第3の掃除形態に選択可能に軸支した連通管の連通管部に、第2の掃除形態で後車輪軸支部に係止される第1の係止部と、第3の掃除形態で後車輪軸支部に係止される第2の係止部とを設けたため、例えば家具の間などの狭い場所では、継手部および連通管部の軸支位置より後方の後車輪軸支部に連通管部を乗り上げるように回動して幅寸法が最小となる第2の掃除形態の状態に係止保持して掃除し、家具の下などの狭い場所では、連通管部を後車輪軸支部に乗り上げないように回動して第2の掃除形態より連通管部の位置が低い第3の掃除形態の状態に保持して掃除でき、各異なる掃除形態でケース体の浮き上がりなどを防止でき、ケース体を安定して走行できる。
【0077】
請求項2記載の電気掃除機によれば、異なる掃除形態の状態でケース体が安定して走行できる請求項1記載の電気掃除機の吸込口体を備えるため、掃除作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す吸込口本体の側面図である。
【図2】同上吸込口本体の平面断面図である。
【図3】同上吸込口本体の中央位置での側面断面図である。
【図4】同上吸込口本体の端部における側面断面図である。
【図5】同上吸込口本体を示す平面図である。
【図6】同上正面図である。
【図7】同上背面図である。
【図8】同上底面図である。
【図9】同上吸込口本体の連通管の接続部分を示す斜視図である。
【図10】同上上部ケースおよび連結管部の関係を示す平面図である。
【図11】同上連結管部を示す背面図である。
【図12】同上連結管部および連通管を示す分解斜視図である。
【図13】同上継手部の上継手部を示す側面断面図である。
【図14】同上連通管の連通管部を示す分解斜視図である。
【図15】同上連通管部を示す平面図である
【図16】同上カバー部を取り外した連通管部を示す平面図である。
【図17】同上連通管部を示す分解側面図である。
【図18】同上駆動手段と回転清掃体との接続状況を示す断面図である。
【図19】同上回転清掃体のプーリを示す平面図である。
【図20】同上モータケースと出力プーリとを示す側面断面図である。
【図21】同上正面断面図である。
【図22】同上平面断面図である。
【図23】同上平面図である。
【図24】同上電気掃除機本体を示す斜視図である。
【図25】同上第2の掃除形態の吸込口本体を示す平面図である。
【図26】同上背面図である。
【図27】同上第3の掃除形態の吸込口本体を示す平面図である。
【図28】同上背面図である。
【図29】従来例の電気掃除機の吸込口体を示す平面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体
14 吸込口本体
24 ケース体
30 吸込口
65 車輪である従動前輪
66 前車輪軸支部となる従動前輪室
67 車輪である従動後輪
68 後車輪軸支部となる従動後輪室
71 連通管
97 第2の係止部としての係止鍔部
99 第1の係止部としての係止爪部

Claims (2)

  1. 被掃除面と対向する面に吸込口を開口する横長矩形状のケース体と、
    このケース体の前部に設けられ車輪を回転自在に軸支する前車輪軸支部と、
    前記ケース体の後部に設けられ車輪を回転自在に軸支する後車輪軸支部と、
    前記前車輪軸支部および前記後車輪軸支部間に位置して前記ケース体に回転自在に軸支された継手部と、前記前車輪軸支部および前記後車輪軸支部間に位置して前記継手部に上下方向に回動自在に軸支され、第1の係止部および第2の係止部を備えた連通管部とを有する連通管とを備え、
    前記連通管は、前記連通管部の軸方向が前記ケース体の前後方向に沿う第1の掃除形態と、前記連通管部の軸方向が前記ケース体の長手方向に沿った状態で前記第1の係止部が前記後車輪軸支部に係止される第2の掃除形態と、この第2の掃除形態よりも前記連通管部の位置が低い状態で前記第2の係止部が前記後車輪軸支部に係止される第3の掃除形態とのいずれかに選択可能である
    ことを特徴とした電気掃除機の吸込口体。
  2. 掃除機本体と、
    この掃除機本体に接続される請求項1記載の電気掃除機の吸込口体と
    を具備したことを特徴とする電気掃除機。
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