JP2000354570A - 電気掃除機およびその吸込口体 - Google Patents

電気掃除機およびその吸込口体

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JP2000354570A
JP2000354570A JP11169033A JP16903399A JP2000354570A JP 2000354570 A JP2000354570 A JP 2000354570A JP 11169033 A JP11169033 A JP 11169033A JP 16903399 A JP16903399 A JP 16903399A JP 2000354570 A JP2000354570 A JP 2000354570A
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suction port
case
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JP11169033A
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Yasuhiro Otsu
育弘 大津
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Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除形態が可変可能で駆動手段へ安定して給
電する構成が簡略化する電気掃除機の吸込口体を提供す
る。 【解決手段】 ケース体24の後部略中央に、下面の吸込
口30に連通する連結管部51を上部ケース22および下部ケ
ース21間に挟持固定する。延長管に接続する連通管部73
の一端側を回動自在に軸支する継手部72に、内管部101
および外管部102を有した二重管部104 を設ける。二重
管部104 の内管部101 を連結管部51に嵌合し、半周の範
囲で二重管部104 を連結管部51に回転自在に軸支する。
連通管部73に配設したリード線60を回転軸84の内周を介
して継手部72内から二重管部104 の間隙103 を介して連
結管部51の電線配線通路58に挿通する。リード線60をケ
ース体24内の回路室34内の回転清掃体130 を回転駆動す
る駆動手段147 の電動モータに接続する回路基板163 に
接続する。掃除形態を可変可能な構造でも配線できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体を回転駆動
する駆動手段を備えた電気掃除機およびその吸込口体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機の吸込口体
は、例えば特開平6−217908号公報に記載のよう
に、回転ブラシや走行輪などの回転体を回転駆動するモ
ータなどの駆動手段に給電するリード線を、一端が上下
方向に回動自在にケース体に軸支された連通管内にこの
連通管の回動軸近傍を通してケース体内に導入して配設
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電気
掃除機の吸込口体において、例えば略四隅に車輪を有し
下面に吸込口を開口する前後方向に対して横長のケース
体に、吸込口に連通する連通管を軸方向がケース体の前
後方向に沿う位置と長手方向に沿う位置とに選択可能に
回動自在に軸支し、通常の床面を掃除する際には連通管
の軸方向を前後方向に略沿わせてケース体を左右方向に
長手状となるように走行させて掃除し、家具の間などの
狭い場所を掃除する際には軸方向をケース体の長手方向
に沿わせて走行方向に長手状となるように走行させて掃
除し、掃除形態が可変可能な構成が知られている。
【0004】しかしながら、この掃除形態が可変可能な
構成の電気掃除機の吸込口体において、回転体を回転駆
動する駆動手段に給電するためには、連通管の回動部分
に摺動接点などを設ける構成、あるいは、特開平6−2
17908号公報のようにリード線を配設する構成など
が考えられるが、掃除形態が可変するように連通管を回
動自在に軸支する構成では、回動位置が複数となるの
で、吸込口から塵埃とともに吸い込んだ空気の流通に影
響なく、また連通管の回動により給電経路が損傷するこ
となく安定して給電するための構造が複雑となる問題が
ある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、掃除形態が可変可能で駆動手段へ安定して給電する
構成が簡略化する電気掃除機およびその吸込口体を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機の吸込口体は、被掃除面と対向する面に吸込口を開口
し前後方向に対して交差する方向に長手方向を有するケ
ース体と、外管部およびこの外管部の内周側に間隙を介
して外周面が対向し前記吸込口に連通する内管部を有し
前記外管部の軸方向を回転軸方向として所定の角度範囲
で前記ケース体に対して相対的に回転自在の継手部、お
よび、径方向に突出する略円筒状の回転軸により前記ケ
ース体に対して相対的に回動自在の連通管部を備え、前
記継手部の回転および前記連通管部の回動により前記ケ
ース体に支持される側と反対側の端部における軸方向が
前記ケース体の前後方向に沿う位置と長手方向に沿う位
置とに選択可能な連通管と、前記ケース体に回転可能に
配設された回転体と、前記ケース体に設けられ前記回転
体を回転駆動する駆動手段と、前記連通管の連通管部の
外面に軸方向に沿って配設され前記回転軸の内側を通り
前記継手部の外管部および内管部間の間隙に挿通されて
前記駆動手段に電気的に接続されるリード線とを具備し
たものである。
【0007】そして、内管部を収容する外管部の軸方向
を回転軸方向として所定の角度範囲でケース体に対して
相対的に回転自在の継手部の回転、および、径方向に軸
方向を有する回転軸を有した連通管部のケース体に対し
て相対的な回動により、ケース体に支持される側と反対
側の端部における軸方向がケース体の前後方向に沿う位
置と長手方向に沿う位置とに選択可能に軸支される連通
管に、リード線を連通管の連通管部の外面に軸方向に沿
って配設し回転軸の内側を通り継手部の外管部および内
管部間の間隙に挿通して駆動手段に電気的に接続するた
め、異なる掃除形態に可変可能に回動自在に連通管を支
持する構成でも、連通管の回動によりリード線が巻き付
いて断線したりねじ切れるなどの損傷を生じることな
く、吸込口から吸い込んだ空気の流通に影響せずに駆動
手段に安定して給電可能にリード線が配設される。
【0008】請求項2記載の電気掃除機の吸込口体は、
請求項1記載の電気掃除機の吸込口体において、ケース
体は、連通管の支持される側と反対側の端部における軸
方向がこのケース体の前後方向に沿う位置と長手方向に
沿う位置とに選択可能に回動することにより生じるリー
ド線の弛み分を収容するリード線収容室を備えたもので
ある。
【0009】そして、連通管の回動状況によりリード線
の弛み分を収容するリード線収容室をケース体に設けた
ため、例えばリード線の弛み分を収容するリード線収納
室を連通管に設けることにより連通管が大型化して、連
通管の回動性が損なわれることを防止し、連通管を回動
して掃除形態を可変する動作が容易となって、掃除作業
性が向上する。
【0010】請求項3記載の電気掃除機は、掃除機本体
と、この掃除機本体に接続される請求項1または2記載
の電気掃除機の吸込口体とを具備したものである。
【0011】そして、異なる掃除形態に可変可能に連通
管を支持する構成でも簡単な構造で安定して給電可能に
リード線を配線可能な請求項1または2記載の電気掃除
機の吸込口体を備えるため、異なる掃除形態に可変可能
な構成でも安定して駆動手段による回転体の回転が得ら
れ掃除性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を示
す電気掃除機の構成を図面を参照して説明する。
【0013】図24において、1は掃除機本体で、この
掃除機本体1は、上面を開口した下部本体ケース2a、お
よび、この下部本体ケース2aの後部上面を閉塞する上部
本体ケース2bが、前面を含む周縁にバンパ3を挟持して
接合されて前側上面を開口した本体ケース2を有してい
る。そして、掃除機本体1は、本体ケース2の前側上面
を開閉自在に閉塞する蓋体4を回動自在に軸支してい
る。
【0014】また、本体ケース2は、進行方向の前側下
面に図示しない旋回自在の旋回輪が取り付けられ、本体
ケース2の後側側面に大径の従動輪6が回転自在に設け
られ、掃除機本体1は旋回輪と従動輪6とにて被掃除面
である床面上を走行可能となっている。さらに、本体ケ
ース2の上部には、上下方向に摺動可能なハンドル7が
設けられている。
【0015】そして、掃除機本体1内には、図示しない
電動送風機が収容される電動送風機室が後側に区画形成
され、この電動送風機の吸込側に連通しかつ上方が開放
して蓋体4にて開閉され集塵フィルタを収容する図示し
ない集塵室が前側に区画形成されている。さらに、掃除
機本体1の前側には、集塵室に臨んで開口しホース8が
着脱可能に接続される接続口9が形成されている。
【0016】また、ホース8は、可撓なホース本体11
と、このホース本体11の一端に設けられ掃除機本体1の
接続口9に着脱可能に差し込み接続される接続管12と、
ホース本体11の他端に設けられ延長管13を介して吸込口
本体14が接続される把持部15とにて構成されている。そ
して、把持部15には、電動送風機の駆動状態を設定操作
する各種スイッチ16,16を有した操作手段17が配設され
ている。
【0017】一方、吸込口本体14は、図1ないし図8に
示すように、前後方向である走行方向に対して横長で、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹
脂などの合成樹脂製の上面を開口した下部ケース21と、
この下部ケース21の上部に上面の開口を覆い同材質の下
面を開口する上部ケース22とが、下部ケース21および上
部ケース22の前面を含む周面に沿って軟質部材の緩衝体
23を挟持して結合固定されて、後部略中央が後方に向け
て突出する凸字状のケース体24を備えている。
【0018】そして、下部ケース21は上面に略垂直にリ
ブ部25を有し、ケース体24はリブ部25により横長矩形状
の吸込部26とこの吸込部26の後部略中央に後方に一対突
出する軸支部27,27とにて凸字状に形成されている。ま
た、吸込部26内には、リブ部25により、前側に横長に位
置し下部ケース21の下面に吸込口30が開口形成された吸
込室31と、この吸込室31の後部略中央に連通して区画形
成された風路室32と、吸込室31の長手方向の一端側に区
画形成された駆動室33と、風路室32の駆動室33側に一方
の軸支部27に亘って区画形成された回路室34と、風路室
32の他側に他方の軸支部27に亘って区画形成された床面
検出室35とが設けられている。そして、ケース体24の吸
込室31の駆動室33と反対側の端部下面は下方に向けて開
口し、この開口に閉塞板36が装着具37にて着脱可能に取
り付けられている。
【0019】さらに、下部ケース21の下面には、駆動室
33の下面に位置してケース体24の側方外部と吸込室31と
を連通する凹溝状の第1の連通凹部38が設けられている
とともに、吸込室31の両端側後部に位置してケース体24
の後方外部と吸込室31とを連通する凹溝状の第2の連通
凹部39が設けられている。
【0020】また、下部ケース21の下面には、前側両端
部に位置して側方に向けてブラシ毛41が植設されたブラ
シ部42が設けられている。さらに、下部ケース21の下面
には、駆動室33の下面後部に位置して前方に向けて起毛
が植設された清掃体43が設けられている。
【0021】一方、上部ケース22は、下部ケース21の前
側である吸込室31の略上面を覆う断面略円弧状のケース
蓋体45と、このケース蓋体45の上面後部縁を覆うように
間隙を介して着脱可能に取り付けられる吸気蓋部46と、
下部ケース21の後側を軸支部27,27に亘って覆うケース
覆部47とを備えている。そして、吸気蓋部46の前面には
吸気口48が開口形成され、吸気口48はケース蓋体45との
間隙が吸気風路49となって吸込室31に連通する。
【0022】さらに、ケース体24には、下部ケース21お
よび上部ケース22に後部略中央で軸支部27,27間に位置
して挟持固定され風路室32を区画する連結管部51が設け
られている。この連結管部51は、図1、図2および図9
ないし図13に示すように、軸方向の一端側にラッパ状
に拡開する吸込ラッパ部52が設けられ、他端側に略円筒
状の連結吸込管部53が設けられた管状の吸込管部54を有
し、この吸込管部54の略中間である吸込ラッパ部52と連
結吸込管部53との間にフランジ状に突出し下部ケース21
および上部ケース22に挟持される連結鍔部55を設けてい
る。そして、連結管部51は、吸込管部54の吸込ラッパ部
52が吸込室31内に向けて開口するように吸込ラッパ部52
の周縁および連結鍔部55が下部ケース21および上部ケー
ス22に挟持されて取り付けられる。なお、吸込管部54の
吸込ラッパ部52の外周、連結鍔部55および下部ケース21
との間には、回路室34と床面検出室35とを連通し電線57
が配線される電線配線通路58が区画形成される。
【0023】また、連結鍔部55には、吸込管部54の外周
側に沿って円弧状にリード線60が挿通される電線挿通孔
61が設けられている。なお、この電線挿通孔61の縁は、
リード線60が接触してもリード線60を損傷しないように
面取り加工されている。また、吸込管部54の連結吸込管
部53の外周面には、外方に突出する回転規制突部62が突
設されている。
【0024】そして、下部ケース21の前部両端側には、
従動前輪65が回転自在に軸支された従動前輪室66が形成
されている。また、下部ケース21の一対の軸支部27,27
には、それぞれ従動後輪67が回転自在に軸支された従動
後輪室68が形成されている。なお、従動後輪67は、外周
面に布などの柔軟部材やゴムなどの弾性部材である保護
シート69が設けられている。そして、ケース体24は、従
動前輪65と従動後輪67とにて被掃除面である床面上を走
行可能になっている。
【0025】また、ケース体24の後部中央には、一対の
軸支部27,27間に位置して連通管71が配設されている。
この連通管71は、ケース体24に配設された連結管部51の
吸込管部54の連結吸込管部53に回転自在に嵌着される継
手部72と、一端を他端が上下方向に回動自在に継手部72
に軸支される連通管部73とを備えている。
【0026】そして、連通管部73は、一端側が屈曲する
略円筒状の筒状部74と、この筒状部74の一端に設けられ
た連通回動部75とにて構成されている。また、筒状部74
の屈曲する側の外周面には、軸方向に長手状のカバー部
76が内部に配線室77を区画形成して図示しないねじなど
にて取付固定されている。
【0027】一方、連通回動部75は、筒状部74の軸方向
に対して直交方向である左右方向に軸方向を有する略半
円筒状で筒状部74の一端側に一体的に設けられた回動筒
部80と、この回動筒部80内に一体に設けられ筒状部74の
内面から内面が拡開するようにラッパ状に形成されたラ
ッパ部81とを有し、回動筒部80の内面からラッパ部81の
外面の空間部分に略放射状に補強リブ82が一体に設けら
れている。そして、連通回動部75には、補強リブ82の中
心位置、すなわち回動筒部80の両端面位置に略同軸上に
略円筒状の回転軸84がそれぞれ一体に設けられている。
さらに、連通回動部75のラッパ部81が拡開する上下縁近
傍で回動筒部80の軸方向に沿った縁には、外方に向けて
壁状に突出する抜止爪部85が突設されている。そして、
回動筒部80の外周面には、軸方向に沿って壁状で継手部
72に当接して回動規制される回動規制リブ86が突設され
ている。
【0028】また、連通回動部75には、筒状部74が接続
する基端位置に回動筒部80とラッパ部81との間の空間部
分に連通する配線開口部88が開口形成されているととも
に、一方の回転軸63、すなわち回路室側に位置する回転
軸63には、軸方向に亘って配線切込部89が切欠形成され
ている。
【0029】さらに、連通管部73には、カバー部76に一
体に設けられ筒状部74の外周面の一部を覆い内部がカバ
ー部76内の配線室77および回動筒部80とラッパ部81との
間の空間部分に連通する配線経路室91を区画形成する配
線カバー部92が配設される。この配線カバー部92は、カ
バー部76に一連に設けられ筒状部74の外周面の一部を覆
うカバー覆い部93を有し、このカバー覆い部93の一側縁
には回動筒部80の一端側、すなわち配線切込部89が設け
られた回転軸84が位置する側を、回動筒部80とラッパ部
81との間の空間部分を覆って閉塞する扇部94が設けられ
ている。さらに、扇部94には、回転軸84の外周曲率と同
様に円弧状に突設されて回転軸84の配線切込部89に係合
して閉塞する軸蓋部95が設けられ、この軸蓋部95が配線
切込部89に係合することにより回転軸84は略円筒状に構
成される。
【0030】また、配線カバー部92に覆われる連通管部
73の外面には、凹溝状のリード線係合溝96が設けられて
いる。
【0031】そして、カバー部76の連通回動部75側の上
面には、連通管部73の軸方向を前後方向に沿って位置す
る状態で、水平方向に突出する一対の係止鍔部97,97が
一対突設されている。これら係止鍔部97,97は、図27
および図28に示すように、連通管部73の軸方向を吸込
口本体14の下面である水平方向に沿って位置する状態
で、ケース体24の軸支部27,27の先端上面に設けられた
引っ掛け爪部98,98にそれぞれ係合可能となっている。
【0032】さらに、連通管部73には、軸方向を前後方
向に沿って位置する状態で水平方向に沿った径方向の位
置に、軸方向に沿った壁状の係止爪部99が一対突設され
ている。そして、これら係止爪部99,99は、図25およ
び図26に示すように、連通管部73をケース体24の長手
方向に沿って位置する状態で、ケース体24の軸支部27,
27の先端上面に設けられた引っ掛け爪部98にそれぞれ係
合可能となっている。
【0033】一方、継手部72は、連結管部51の吸込管部
54を嵌合して回転自在に保持される風路管部としての内
管部101 およびこの内管部101 に同軸上に径大の接続管
部としての外管部102 を有し、内管部101 および外管部
102 の間に間隙103 を有した二重管部104 と、この二重
管部104 の一端縁半周に略半球状に突設された上継手部
105 と、この上継手部105 の下面を覆ってねじ止めなど
により一体的に取り付けられる略半球状の下継手部106
とにて構成されている。そして、内管部101 の内面に
は、略半周に亘って壁状に突出し端部に連結管部51の回
転規制突部62が当接する回転規制リブ108 が突設され、
連結管部51に対して継手部72が略180°の角度範囲で
回動自在に軸支される。
【0034】さらに、上継手部105 および下継手部106
には、それぞれ対向して先端部が接合する上下方向に壁
状に突設された略平行に一対の区画リブ110 ,110 がそ
れぞれ設けられ、これら区画リブ110 ,110 にて連通管
部73の連通回動部75を収容する風路空間部111 と、この
風路空間部111 の左右方向にそれぞれ区画形成された一
対の内室112 ,112 とが区画形成されている。また、区
画リブ110 ,110 には、接合する縁に略半円状に切欠部
114 ,114 が対向してそれぞれ切り欠き形成され、これ
ら切欠部114 ,114 にて連通管部73の回転軸84,84をそ
れぞれ回転自在に軸支する略円形の軸受孔115 ,115 を
構成する。
【0035】そして、配線切込部89が設けられた回転軸
84を軸支する軸受孔115 側の内室112 には、二重管部10
4 の間隙103 に連通する連通挿通孔117 が設けられてい
る。また、この連通挿通孔117 が設けられた側の区画リ
ブ110 には、切欠部114 の一部が切り欠かれて内室112
と風路空間部111 とを連通する連通切欠部118 が設けら
れている。そして、カバー部76内の配線室77は、配線カ
バー部92内の配線経路室91、配線開口部88、回動筒部80
とラッパ部81との間の空間部分、配線切込部89、回転軸
84の内周、連通切欠部118 、内室112 、連通挿通孔117
、二重管部104の間隙103 、連結管部51の電線挿通孔61
を介してケース体24内の回路室34に連通する。
【0036】また、上継手部105 および下継手部106 に
は、風路空間部111 に位置する部分で対向する位置に略
コ字状に切欠形成された上切欠部120 および連通管部73
の回動規制リブ86が当接する下切欠部121 がそれぞれ設
けられ、これら上切欠部120および下切欠部121 により
連通管部73が上下方向へ回動するための逃げ部分となっ
ている。
【0037】そして、連通管71には、一端に連通管部73
のカバー部76から先端部分が突出して配設され延長管13
の端部に設けられた図示しないコネクタに接続される端
子ピン125 が設けられたリード線60が、他端側を配線室
77内から配線カバー部92内の配線経路室91、配線開口部
88、回動筒部80とラッパ部81との間の空間部分、配線切
込部89、回転軸84の内周、連通切欠部118 、内室112 、
連通挿通孔117 、二重管部104 の間隙103 、連結管部51
の電線挿通孔61を介してケース体24内の回路室34内に配
設されている。なお、連通管71は、連通管部73の筒状部
74が延長管13およびホース8を介して掃除機本体1に着
脱自在に接続され、吸込口30が掃除機本体1の接続口9
に連通する。
【0038】さらに、ケース体24内には、吸込室31の左
右方向の両端部に位置して設けられた図示しない軸受に
より回転自在に軸支された回転体としての回転清掃体13
0 が配設されている。この回転清掃体130 は、シャフト
131 と、このシャフト131 の一端部に回転自在に設けら
れ軸受に係脱可能に装着される軸支部材132 と、シャフ
ト131 の他端部に一体的に設けられたプーリ133 と、シ
ャフト131 に螺旋状に設けられた凹溝状のブレード取付
溝134 、このブレード取付溝134 に一縁が取り付けられ
シャフト131 の外周面に壁状でスパイラル状に設けら
れ、先端側が一側に湾曲した清掃部材としてのブレード
135 および一面側である回転清掃体130 が回転する方向
の面に起毛が設けられた布ブレード136 を有したブレー
ド部137 とを備えている。なお、図3は、説明の都合上
ブレード135 および布ブレード136を直線状に示した。
また、ブレード135 の先端縁には、湾曲する方向と反対
側に膨出して肉厚となる叩き部138 が設けられている。
【0039】そして、回転清掃体130 は、吸込口30に臨
んで下端が従動前輪65および従動後輪67にて形成される
平面より上方に位置し、平坦な床面である板の間には接
触せず吸込口30に入り込む凹凸のある床面である絨毯に
はブレード135 が接触し、布ブレード136 は従動前輪65
および従動後輪67にて形成される平面より下方に位置
し、板の間に接触してフローリングするように配設され
る。
【0040】さらに、回転清掃体130 の駆動室33側に位
置する一端に設けられたプーリ133は、図18および図
19に示すように、略円盤状の円盤部140 の外周縁に一
面側に略円筒状に筒状部である係合筒部141 が設けら
れ、係合筒部141 が突出する一面に放射状で係合筒部14
1 の内周面から所定の距離を介して突出する係合カム14
2 が複数設けられている。また、円盤部140 の他面側に
は、回転清掃体130 のシャフト131 に一体的に嵌着する
取付筒状部143 が設けられ、プーリ133 は回転清掃体13
0 の一端に一体的に設けられている。そして、プーリ13
3 には、係脱可能に係合しプーリ133 とにて駆動伝達体
144 を構成する出力プーリ145 が設けられている。
【0041】また、ケース体24の駆動室33内には、図2
0ないし図23に示すように、回転清掃体130 を回転さ
せる駆動手段147 が設けられている。この駆動手段147
は、モータケース148 と、このモータケース148 に収容
された電動モータ149 とを備えている。
【0042】そして、モータケース148 は、電動モータ
149 を嵌合収容する略円筒状で電動モータ149 に給電す
る給電線150 を挿通する電線挿通窓部151 を開口するモ
ータ保持部152 と、このモータ保持部152 の一端縁に略
同軸上に径小で略円筒状に突設され出力プーリ145 を収
容するとともに先端部がプーリ133 の係合筒部141 内に
接触することなく互いに回転自在に嵌挿する筒状部とし
てのプーリ保持部153とを有している。さらに、プーリ
保持部153 の外周面には、鍔状に突出する抜止め鍔部15
4aが設けられ、この抜止め鍔部154aとモータ保持部152
との段差部154bとの間に下部ケース21および上部ケース
22のリブ部25が係合する。また、モータ保持部152 の外
周面には、抜止め鍔部154と段差部154bとの間に位置し
て、径方向に位置して突出する一対の回転止め爪部154c
が設けられている。この回転止め爪部154cが下部ケース
21および上部ケース22の接合部分に挟持され、モータケ
ース148 は回転不可能にケース体24内に配設される。
【0043】また、電動モータ149 は出力軸155 を備
え、出力軸155 がプーリ保持部153 側に突出して電動モ
ータ149 がモータ保持部152 に配設される。そして、出
力軸155 の先端部には、略角柱状のカム部156 が設けら
れている。
【0044】一方、出力プーリ145 は、モータケース14
8 のプーリ保持部153 に嵌挿可能な略円板状の円板部15
8 の一面側に内周面が略角筒状で一面側に向けて開口し
て電動モータ149 の出力軸155 を覆って収容する連結筒
状部159 が設けられている。この連結筒状部159 の内周
面の対向する面の距離は、電動モータ149 のカム部156
の対角線上の寸法より短く形成されている。そして、こ
の連結筒状部159 の閉塞する一端外周面にはモータケー
ス148 のプーリ保持部153 内に嵌着固定されるベアリン
グ160 が一端側を覆うように嵌着固定され、出力プーリ
145 はベアリング160 にてプーリ保持部153 内に回転自
在に配設される。なお、出力プーリ145がモータケース1
48 に配設された状態では、電動モータ149 の出力軸155
の先端と出力プーリ145 との軸方向に沿った間には、
間隙が設け、出力軸155 と回転清掃体130 とが相対的に
軸方向に摺動可能となるように、出力軸155 のカム部15
6と回転清掃体130 のプーリ133 に係合する出力プーリ1
45 とが係合されている。
【0045】また、出力プーリ145 の他面には、回転清
掃体130 のプーリ133 の係合カム142 間に係合するカム
爪部161 が放射状に複数突設されている。
【0046】一方、ケース体24の回路室34内には、電動
モータ149 を給電線150 にて接続して電動モータ149 の
駆動状態を制御する図示しない制御回路を搭載しリード
線60および電線57が接続される回路基板163 が配設され
ている。そして、この回路室34が、リード線60の弛み分
を収容するリード線収容室となる。なお、弛むリード線
60が位置する部分にはリード線60が引っ掛かる突起など
がないようにする。すなわち、例えば回路基板163 に取
り付けられる電気部品は、プリント基板の一面側にのみ
設け、この一面側を下方に向けて配設するようにし、回
路基板163 の上面には電気部品のリード線や半田付け部
分などが突出しないようにするとよい。
【0047】また、床面検出室35内には、回路基板163
に電線配線通路58を介して配線した電線57にて接続され
る床面検知手段165 が配設されている。この床面検知手
段165 は、回転自在の車輪166 を有し軸部材167 にて車
輪を軸支する側を回動自在に軸支される車輪受け168
と、この車輪受け168 を常時下方に付勢してケース体24
の下面から車輪166 を進退可能に突出させるトーション
ばねや板ばねなどの図示しない付勢手段と、車輪166 の
下端が所定位置、例えば従動前輪65および従動後輪67に
て形成される平面より下方に突出したことを検知する検
知スイッチ169 とを備えている。そして、床面検知手段
165 は、車輪166 の下端が従動前輪65および従動後輪67
にて形成される平面より下方に突出したことを検知スイ
ッチ169 にて検知すると、回路基板163 の制御回路にて
電動モータ149 の駆動を停止させる制御をする。
【0048】さらに、上部ケース22の吸気蓋部46の駆動
室33側の端部には、電動モータ149が駆動している際に
点灯する回路基板163 に接続された図示しない発光ダイ
オードなどの点灯部材が臨む表示窓部170 が設けられて
いる。
【0049】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。
【0050】掃除を行う際、掃除機本体1に延長管13お
よびホース8を介して吸込口本体14を接続する。この接
続により、吸込口本体14の端子ピン125 が延長管13の図
示しないコネクタに接続され、吸込口本体14内の電動モ
ータ149 が、給電線150 、回路基板163 、リード線60、
延長管13およびホース8に設けられた図示しない電源線
を介して掃除機本体1に電気的に接続されて、電源が供
給される。この状態で、ホース8の把持部15を持って操
作手段17のスイッチ16の操作により、適宜電動送風機を
所望の駆動状態で駆動させるとともに電動モータ149 を
駆動させる。この電動モータ149 の駆動の際、上部ケー
ス22の表示窓部170 を介して点灯部材の点灯が認識さ
れ、電動モータ149 が駆動していることを表示する。
【0051】この電動送風機の駆動により、電動送風機
の負圧側に連通する吸込室31内が負圧となって吸気口48
から吸気され、この吸気された吸気流が回転清掃体130
のブレード135 および布ブレード136 に当たって回転清
掃体130 を回転させる。この吸気流は、回転清掃体130
のブレード135 および布ブレード136 に略垂直に吹き付
けられた後、回転清掃体130 の軸方向に沿うようにケー
ス体24の中心の風路室32に向けて集まるように回転清掃
体130 の回転に長い距離で作用して回転トルクを増大さ
せつつ連通管71に流れる。また、電動モータ149 の駆動
により、出力軸155 がカム部156 とともに回転し、カム
部156 の角部分が出力プーリ145 の連結筒状部159 の内
面に当接して出力プーリ145 が回転し、連結するプーリ
133 を介して回転清掃体130 が回転する。このように、
吸気流による回転と電動モータ149 の駆動による回転と
にて、回転清掃体130 は大きなトルクで回転する。
【0052】そして、ホース8の把持部15を押動して吸
込口本体14を床面上で前後に走行させる。なお、床面上
を吸込口本体14が走行する際には、連通管71の軸方向は
吸込口本体14の走行方向である前後方向に沿った状態で
ある第1の掃除形態となる。
【0053】この吸込口本体14の床面上での走行によ
り、床面が絨毯などの場合、回転する回転清掃体130 の
ブレード135 の叩き部138 が床面に衝突して塵埃を叩き
出すとともにブレード135 が掻き出しあるいは掃き取り
して掻き取り、塵埃を吸込口30から吸い込む。また、床
面が板の間や畳などの比較的に平坦な場合、回転する回
転清掃体130 の布ブレード136 が床面を磨きつつ床面上
の塵埃を掃き取り、吸込口30から吸い込む。さらに、吸
込口30が開口しないケース体24の下面の位置では、ブラ
シ部42および清掃体43が床面から塵埃を掻き出しあるい
は掃き取りして掻き取る。また、吸込口本体14の側方、
特に駆動室33により吸込口30までの距離が長くなる一側
の塵埃は第1の連通凹部38を介して吸込口30に吸い込ま
れる。そして、空気とともに吸い込んだ塵埃は、延長管
13およびホース8を介して掃除機本体1の集塵室に流入
して捕捉する。
【0054】一方、家具の間などの比較的狭い隙間を掃
除、すなわち横長の吸込口本体14が走行できない幅寸法
の床面を掃除する場合には、図25および図26に示す
ように、連通管71の軸方向が吸込口本体14の長手方向に
沿うように連通管71を回動し、連通管71の係止爪部99を
ケース体24の引っ掛け爪部98に係合させて連通管71の回
動を規制して吸込口本体14を長手方向が走行方向となる
ように掃除形態を可変して第2の掃除形態にする。そし
て、この状態で家具の間などの隙間部分に吸込口本体14
を滑り込ませるようにして掃除する。
【0055】また、家具の下などの比較的高さが低い場
所を掃除、すなわちケース体24の高さ寸法より高くケー
ス体24は入り込めるが連通管71や延長管13がぶつかって
しまう場所を掃除する場合、図27および図28に示す
ように、連通管71の軸方向が吸込口本体14の下面である
水平方向に沿うように連通管71を回動し、連通管71の係
止鍔部97をケース体24の引っ掛け爪部98に係合させて連
通管71の回動を規制して掃除形態を可変して第3の掃除
形態にする。そして、この状態で家具の下などの隙間部
分に吸込口本体14を滑り込ませるようにして掃除する。
【0056】なお、掃除形態を第1の掃除形態から第2
の掃除形態あるいは第3の掃除形態に可変する際、リー
ド線60を挿通する連結管部51の電線挿通孔61と継手部72
の連通挿通孔117 とが対向しなくなり、電線挿通孔61お
よび連通挿通孔117 間の距離が長くなる。この距離が長
くなる分のリード線60が、回路室34から引き出されるよ
うに移動し、リード線60が断線することはない。また、
再び掃除形態が第1の掃除形態に可変する場合には、電
線挿通孔61および連通挿通孔117 が対向してこれらの距
離が短くなり、リード線60の余剰分はリード線60自体の
剛性により再び回路室34内に収容される。
【0057】そして、掃除の中断によりホース8を床面
上においた場合、あるいは吸込口30に閉塞した塵埃の除
去、回転清掃体130 に絡み付いた糸ゴミなどの除去のた
めに、吸込口本体14の下面が床面から離間すると、床面
検知手段165 が付勢手段の付勢により車輪166 が所定位
置より突出、すなわち従動前輪65および従動後輪67にて
形成される平面より下方に突出したことを検知スイッチ
169 にて検知して床面を検知しなくなると、回路基板16
3 の制御回路が吸込口本体14の下面が床面から離間して
床面を検知しないと判断して電動モータ149 の駆動を停
止させる。そして、吸込口本体14の下面が床面から離間
することにより吸込室31内の負圧も小さくなり、吸気口
48からの吸気量も低減する。この電動モータ149 の駆動
停止および吸気量の低減により、回転清掃体130 の回転
は停止する。
【0058】上述したように、継手部72の回転および連
通管部73の回動により軸方向がケース体24の前後方向に
沿う位置の第1の掃除形態と長手方向に沿う位置の第2
の掃除形態あるいは第3の掃除形態との異なる掃除形態
に選択可能で軸方向を回転中心として半回転以下の角度
範囲で回動自在に軸支される連通管71のケース体24に回
転自在に軸支される外管部102 と、この外管部102 に略
同軸上に設けられ吸込口30に連通する内管部101 との間
の間隙103 にリード線60を挿通するとともに、連通管部
73の回転軸84の内周側を挿通し、駆動手段147 の電動モ
ータ149 に電気的に接続するため、異なる掃除形態に可
変可能に回動自在に連通管71を支持する構成でも、外管
部102 および内管部101 の二重管構造の間にリード線60
を挿通する簡単な構造で、連通管71の回動によりリード
線60が巻き付いて断線したりねじ切れるなどの損傷を生
じることなく、吸込口30から吸い込んだ空気の流通に影
響せずにリード線を配線でき、駆動手段147 に安定して
給電できる。
【0059】また、リード線60が接続される回路基板16
3 が配設されるケース体24内の回路室34を連通管71の回
動により弛むリード線60を収容するリード線収容室とし
たため、例えばリード線収納室を連通管71に設けること
により連通管71が大型化して、連通管71の回動性が損な
われることを防止でき、連通管71を回動して掃除形態を
可変する動作が容易にでき、掃除作業性を向上できる。
【0060】なお、上記実施の形態において、キャニス
タ型の電気掃除機に限らず、吸込口本体14が掃除機本体
1の下面に直接形成されたアップライト型、その他、掃
除機本体1と吸込口本体14とが一体化された自走式の電
気掃除機などにも適用することができる。
【0061】また、継手部72および連通管部73にて連通
管71を構成して説明したが、例えばケース体24に上下方
向に回動可能に設けた連通管部73に、延長管13が接続さ
れる継手部72を回転可能に連結して連通管71を構成する
など、軸方向がケース体24の前後方向に沿う位置と長手
方向に沿う位置とに選択可能に回動自在のいずれの構成
でもできる。
【0062】なお、ケース体24に略円筒状の連結管部51
を設けるとともに、この連結管部51に回転自在に嵌合す
る二重管部104 を有した継手部72に一端を他端が上下方
向に回動自在に連通管部73を設けて連通管71を軸方向が
ケース体24の前後方向に沿う位置と長手方向に沿う位置
とに選択可能に構成したため、継手部72に連通管部73を
回動軸支するために内室112 ,112 が形成され、この内
室112 ,112 を利用して弛み分を収容する構成とするこ
とにより、別途リード線60を収容する空間を設ける必要
がなく、小型化が図れる。
【0063】また、回転清掃体130 を回転駆動させた
が、回転体としては例えば走行輪を回転駆動させて吸込
口本体14の走行性を向上させる構成としてもよい。さら
に、回転清掃体130 としては、1つに限らず複数回転駆
動させてもよく、ブレード135の他に、起毛を壁状に設
けた回転ブラシや、布ブレード136 を設けたもの、ブラ
シや布ブレード136 、ブレード135 を組み合わせたいず
れの清掃部材を備えたものでもよい。
【0064】さらに、回転清掃体130 を同軸上に配設し
た電動モータ149 にて回転させたが、例えば電動モータ
149 を回路室34に配設し、電動モータ149 の出力軸155
にギアや無端伝達ベルトなどにて回転清掃体130 のプー
リ133 に駆動を伝達させるなどしてもよい。
【0065】そして、連通管71のケース体24に対して1
80°以下の角度に回転規制する構成としては、例えば
連通管71が回動することにより軸支部27に当接して回転
規制される構成など、いずれの構成により回転規制して
もよい。
【0066】また、内管部101 と外管部102 とを略同軸
上に設けた二重管構造にて説明したが、内管部101 の中
心軸が外管部102 の中心軸から変位する二重管構造、内
管部101 の中心軸が外管部102 の中心軸と平行でない二
重管構造など、外管部102 の内周面と内管部101 の外周
面との間に間隙103 を形成するいずれの二重管構造でも
よい。
【0067】さらに、余剰のリード線60を回路室34に収
容して説明したが、風路室32を介して回路室34と反対側
の床面検出室35に収容するリード線収容室を区画形成す
るなど、ケース体24のいずれの位置に弛むリード線60を
収容してもよい。なお、上記実施の形態のように、ケー
ス体24内に収容する構成によれば、連通管71が大型化し
て連通管71の回動範囲が規制されることを防止できるこ
とから、ケース体24内、特に連通管71の回動範囲外でケ
ース体24を大型化することがない位置、例えば回路室34
あるいは床面検出室35、特にリード線60が接続される回
路基板163 を収容する回路室34が好ましい。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機の吸込口体に
よれば、継手部の回転および連通管部の回動によりケー
ス体の前後方向に沿う位置と長手方向に沿う位置とに選
択可能な連通管に、リード線を連通管部の外面に軸方向
に沿って配設し回転軸の内側を通り継手部の外管部およ
び内管部間の間隙に挿通して駆動手段に電気的に接続す
るため、異なる掃除形態に可変可能に連通管を支持する
構成でも、リード線が巻き付いて断線したりねじ切れる
などの損傷を生じることなく、吸込口から吸い込んだ空
気の流通に影響せずにリード線を配線でき、駆動手段に
安定して給電できる。
【0069】請求項2記載の電気掃除機の吸込口体によ
れば、請求項1記載の電気掃除機の吸込口体の効果に加
え、連通管の回動状況によりリード線の弛み分を収容す
るリード線収容室をケース体に設けたため、例えばリー
ド線の弛み分を収容するリード線収納室を連通管に設け
ることにより連通管が大型化して連通管の回動性が損な
われることを防止でき、連通管を回動して掃除形態を可
変する動作が容易にでき、掃除作業性を向上できる。
【0070】請求項3記載の電気掃除機によれば、異な
る掃除形態に可変可能に連通管を支持する構成でも簡単
な構造で安定して給電できるリード線の配線が得られる
請求項1または2記載の電気掃除機の吸込口体を備える
ため、異なる掃除形態に可変可能な構成でも安定して駆
動手段による回転体の回転が得られ掃除性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す吸込口本体の平面
断面図である。
【図2】同上吸込口本体の中央位置での側面断面図であ
る。
【図3】同上吸込口本体の端部における側面断面図であ
る。
【図4】同上吸込口本体を示す平面図である。
【図5】同上正面図である。
【図6】同上背面図である。
【図7】同上側面図である。
【図8】同上底面図である。
【図9】同上吸込口本体の連通管の接続部分を示す斜視
図である。
【図10】同上上部ケースおよび連結管部の関係を示す
平面図である。
【図11】同上連結管部を示す背面図である。
【図12】同上連結管部および連通管を示す分解斜視図
である。
【図13】同上継手部の上継手部を示す側面断面図であ
る。
【図14】同上連通管の連通管部を示す分解斜視図であ
る。
【図15】同上連通管部を示す平面図である
【図16】同上カバー部を取り外した連通管部を示す平
面図である。
【図17】同上連通管部を示す分解側面図である。
【図18】同上駆動手段と回転清掃体との接続状況を示
す断面図である。
【図19】同上回転清掃体のプーリを示す平面図であ
る。
【図20】同上モータケースと出力プーリとを示す側面
断面図である。
【図21】同上正面断面図である。
【図22】同上平面断面図である。
【図23】同上平面図である。
【図24】同上電気掃除機本体を示す斜視図である。
【図25】同上第2の掃除形態の吸込口本体を示す平面
図である。
【図26】同上背面図である。
【図27】同上第3の掃除形態の吸込口本体を示す平面
図である。
【図28】同上背面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 14 吸込口本体 24 ケース体 30 吸込口 34 リード線収容室となる回路室 60 リード線 71 連通管 72 継手部 73 連通管部 84 回転軸 101 内管部 102 外管部 103 間隙 130 回転体としての回転清掃体 147 駆動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被掃除面と対向する面に吸込口を開口し
    前後方向に対して交差する方向に長手方向を有するケー
    ス体と、 外管部およびこの外管部の内周側に間隙を介して外周面
    が対向し前記吸込口に連通する内管部を有し前記外管部
    の軸方向を回転軸方向として所定の角度範囲で前記ケー
    ス体に対して相対的に回転自在の継手部、および、径方
    向に突出する略円筒状の回転軸により前記ケース体に対
    して相対的に回動自在の連通管部を備え、前記継手部の
    回転および前記連通管部の回動により前記ケース体に支
    持される側と反対側の端部における軸方向が前記ケース
    体の前後方向に沿う位置と長手方向に沿う位置とに選択
    可能な連通管と、 前記ケース体に回転可能に配設された回転体と、 前記ケース体に設けられ前記回転体を回転駆動する駆動
    手段と、 前記連通管の連通管部の外面に軸方向に沿って配設され
    前記回転軸の内側を通り前記継手部の外管部および内管
    部間の間隙に挿通されて前記駆動手段に電気的に接続さ
    れるリード線とを具備したことを特徴とする電気掃除機
    の吸込口体。
  2. 【請求項2】 ケース体は、連通管の支持される側と反
    対側の端部における軸方向がこのケース体の前後方向に
    沿う位置と長手方向に沿う位置とに選択可能に回動する
    ことにより生じるリード線の弛み分を収容するリード線
    収容室を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気掃
    除機の吸込口体。
  3. 【請求項3】 掃除機本体と、 この掃除機本体に接続される請求項1または2記載の電
    気掃除機の吸込口体とを具備したことを特徴とする電気
    掃除機。
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WO2010001674A1 (ja) * 2008-06-30 2010-01-07 株式会社東芝 電気掃除機
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