JP4006695B2 - 電気掃除機用吸込具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、拭き掃除機能を備えた電気掃除機用吸込具に係り、より詳しくは、拭きローラ体を収納室内壁に押し当てて回転方向を制御する拭き掃除機能を備えた電気掃除機用吸込具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機用吸込具は、起毛布ローラ体の回転方向の一方向(ここでは前進時)の動きを制限する制動手段を設け、拭き機能を得られるようにしたものである。制動手段は、下ケースにおける起毛布ローラ体の支持部となるキャップに対向する壁面の一部に設けられてキャップ周面との間で楔状空間を形成する平面部と、この楔状空間内に所定量食い込み可能に平面部とキャップ周面との間に介在設置され、床面抵抗に伴う負荷が規定以上に作用した場合に、制限方向(前進方向)の回動を許容する軟質体からなる制動部材とから構成されている。制動部材は、中心軸を有するコマ形の制動輪からなり、横軸配置されている。下ケースには、制動輪の輪部を楔状空間内に挿入可能とする孔が形成され、孔の縁部が制動輪食い込み量の制限手段として構成されている。上ケースには、制動輪の上方向移動量を制限する一対のリブが垂下して設けられている。
【0003】
この電気掃除機用吸込具を用いて掃除する際、前進時には、制動輪が楔状空間内に所定量食い込み、起毛布ローラ体の動きを制限して拭き機能が得られ、後進時には、制動輪が楔状空間内より解放されて、起毛布ローラ体が回転する。このため、起毛布ローラ体が一箇所で接することはなく、前後進を繰り返す度に接触面の移動が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−93365号公報(第7頁〜第9頁、図8、9、12)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電気掃除機用吸込具においては、拭き機能を得るために制動輪により起毛布ローラ体の動きを制限しているが、起動輪や起毛布ローラ体に微塵が付着するなどした場合は、制動輪やキャップの摩擦抵抗が小さくなり、床面と起毛布ローラ体との接触抵抗に対して小さくなるために起毛布ローラ体が回転してしまい、拭き機能が得られなくなってしまう。また、起毛布ローラ体を濡れ拭きするためのローラ体として利用するときなどは、制動輪が起毛布ローラ体として比較して小さいので、濡れ拭きするためのローラ体などでは、床面と起毛布ローラ体や濡れ拭きローラ体との接触抵抗の方が大きいためローラ体が回転してしまい、拭き機能が得られなくなる。
【0006】
さらに、拭き機能が好ましくないじゅうたんなどの拭きローラ体との密着抵抗が高い床面では、いったん起毛布ローラ体に巻き付いた塵埃がじゅうたんなどに再付着してじゅうたんを汚してしまうなど不具合があるため、拭き機能が好ましくない床面では、いったん電気掃除機より吸込具本体を外し、新たな吸込具本体を取り付けるなどしなくてはならず、面倒であった。また、起毛布ローラ体の回転方向制御をさせるには、起毛布ローラ体の端部に硬質のキャップを設ける必要があり、楔状空間設置部も含め、起毛布ローラ体の実質拭き範囲が狭くなり、拭き残しが多くなってしまう。加えて、起毛布ローラ体を本体案内軸部に圧入によって嵌着固定しているため取り外しが複雑であり、使い勝手が悪い。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、拭き機能を備えた電気掃除機用吸込み具の拭きローラ体の回転方向の制御を確実に行い、床面の種類、拭きローラ体の種類によることなく使用でき、拭き残し範囲が少なく、拭きローラ体の交換も容易な、使い易くて信頼性の高い電気掃除機用吸込具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、掃除機本体と連通する吸込具経路とは独立したローラ収納室を有し、ローラ収納室内に拭きローラ体を軸支した吸込具本体を設けた電気掃除機用吸込具であって、拭きローラ体は吸込具本体の前進、後退に追従してローラ収納室内を前後方向に移動可能に形成され、吸込具本体の前進時には拭きローラ体がローラ収納室内壁に圧接されて拭きローラ体の回転を停止させ、吸込具本体の後退時には拭きローラ体がローラ収納室内壁に非接触で回転可能とする一方向に規制する制動手段を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る拭き機能を備えた電気掃除機用吸込具の吸込具本体を前進させた場合の側面側から見た縦断面図、図2は図1を正面側からみた縦断面図、図3は吸込具本体を後退させた場合の側面側からみた縦断面図であり、図4は実施の形態1に係る吸込具本体の外観を示す斜視図である。なお、図5は図1に示す吸込具本体の収納室内壁に植毛体を形成したときの縦断面図である。
【0010】
図において、拭き機能を備えた電気掃除機用吸込具の吸込具本体1は、上ケース2と下ケース3がバンパー5を介して一体に結合され、左右両側には側面ケース4が一体に結合されている。また、後部のほぼ中央には連結管吸込み経路9aを有する連結管9が回動自在に装着され、図示しない延長パイプ及び可撓性ホースを介して電気掃除機本体の吸引側に連通している。そして、上ケース2と下ケース3の間には連結管9に連なる吸込経路6が形成され、吸込経路6に連なる下ケース3前部には吸込口7が設けられている。なお、上ケース2と下ケース3の間に形成された吸込経路6は、下ケース3内のローラ収納室8とは独立した空間を形成しており、拭きローラ体12(後述)に水分が含まれるときなど、吸込具本体1と図示しない乾式電気掃除機本体とを接続した場合でも、乾式電気掃除機本体の吸引部に水分が侵入することがない。ただし、拭きローラ体12に水分が含まれないときには、かならずしも独立した空間である必要はない。
【0011】
下ケース3の前部及び後部のそれぞれ左右両側には、吸込具本体1を前後にスムーズに移動可能にするためと、吸込具本体1と床面との距離を一定に保つために、前車輪10及び後車輪11が設けられており、さらに、下ケース3の中央部に形成されたローラ収納室8内には、床面などを拭くための拭きローラ体12が着脱可能に設置されている。また、左右両側の側面ケース4には、拭きローラ体12の回転軸12aを支持する凹状の軸受部4aが設けられており、この軸受部4aは、吸込具本体1の後退時には、拭きロータ体12がローラ収納室8内での前進範囲を規制するとともにその回転運動を妨げないように、前後方向に一定の距離を有する長穴状、例えば小判状に形成されている。
【0012】
拭きローラ体12は、外周に拭きローラ12bを巻き付けた回転軸12aを備え、拭きローラ12bを起毛布などによって構成すれば乾拭き機能を付与させることができる。また、拭きローラ12bを軟質の高吸水性スポンジなどにより構成すれば拭きローラ12bに水を保水させて水拭き機能を付与させることもでき、拭きローラの12bの材質を変えることにより種々の利用が可能となる。また、ローラ収納室8内の拭きローラ体12を軸受部4aから取り外すことにより、拭きローラ体12の洗浄を行うことができる。
【0013】
拭きローラ体12が収納されているローラ収納室8の収納室内壁8aは、拭きローラ体12が起毛布などの乾拭き用素材などで形成されている場合には、図5に示すように、収納室内壁8aの後部に植毛体13などの拭きローラ体12の滑り止め部材を一体に取り付けることにより、拭きローラ体12の回転制御を確実にしてその回転を確実に停止させることができ、拭き機能を満足させることができる。
【0014】
次に、動作について説明する。電気掃除機の吸引作用により、塵埃は、吸込具本体1の吸込口7から吸込経路6、連結管吸込経路9aを通り、図示しない電気掃除機本体の集塵室に収塵される。その際、吸込具本体1は、前進、後退を繰り返して床面上の掃除を行う。吸込具本体1の前進時には、図1に示すように、電気掃除機の吸引作用により塵埃を吸い取るとともに、ローラ収納室8内の拭きローラ体12は回転軸12aが軸受部4aに沿って移動することによりローラ収納室8内を後退し、拭きローラ体12の外周が収納室内壁8aの後部に押し付けられ、その押圧抵抗により回転が抑制され、拭き機能を得る。なお、拭きローラ体12の種類によっては、図5に示すように、収納室内壁8aの後部に取り付けた植毛体13の接触抵抗により、拭きローラ体12の回転を抑制することができる。
【0015】
吸込具本体1の後退時には、図3に示すように、電気掃除機の吸引作用により塵埃を吸い取るとともに、ローラ収納室8内の拭きローラ体12は、その回転軸12aが軸受部4aの長穴に沿って長穴の長さだけローラ収納室8内を前進した後、長穴状の軸受部4aによって前進を規制される。このため、拭きローラ体10は収納室内壁8aの前部に当たることがなく、この状態で拭きローラ体12の回転軸12aが軸受部4aで支持されて回転運動する。
【0016】
この状態から再び拭きローラ体12が前進するときは、図1に示すように、その回転軸12aが軸受部4aの長穴に沿ってローラ収納室8内を後退し、拭きローラ体12の外周が収納室内壁8aの後部に押し当てられ、その押圧によって回転が抑制される。
このようにして、拭きローラ体12は、吸込具本体1が前進するときはその回転が抑制され、後退するときはそのたびに回転するので、拭き面が一箇所で接することがない。
【0017】
実施の形態1によれば、吸込具本体1の前進時には、拭きローラ体12がローラ収納室8の収納室内壁8aに押し当てられて拭きローラ体12の回転が規制されて、拭き掃除を行うことができる。収納室内壁8aに植毛体13を設けた場合は、拭きローラ体12の拭きローラ12bの種類にかかわらず拭き機能を有することができる。また、吸込経路6とローラ収納室8は独立して形成されているので、吸込具本体1は、拭きローラ体12の拭きローラ12bに水分が含まれていても、乾式の電気掃除機に取り付けて使用することができる。
【0018】
また、吸込具本体1の後退時には、拭きローラ体12が回転して拭き面の移動が行われるので、拭きローラ体12は、掃除による吸込具本体1の前進、後退のたびに拭き面が移動して被掃除面と常に一箇所で接することがなく、このため拭き面の汚れに偏りがなく、拭き機能が持続する。
【0019】
[実施形態2]
実施の形態2は、実施の形態1で示した電気掃除機用吸込具の拭きローラ体を、ローラ収納室の上方に収納できるようにしたものである。図6は実施の形態2に係る電気掃除機用吸込具の吸込具本体の拭きローラ体を収納室上方に待避させる前の状態を側面側から見た縦断面図、図7は図6を正面側から見た縦断面図、図8は図7の要部の拡大図、図9は図6の側面図である。また、図10は実施の形態2に係る吸込具本体の拭きローラ体を収納室上方に待避させた後の状態を側面側から見た縦断面図、図11は図10を正面側から見た縦断面図、図12は図11の要部の拡大図、図13は図10の側面図である。
【0020】
吸込具本体1の左右両側に位置する側面ケース4には、上下方向に自由に移動する軸受けスライドレバー14が設けられており、この軸受けスライドレバー14には拭きローラ体12の回転軸12aを支持する凹状のスライド軸受け14aが設けられている。そして、軸受けスライドレバー14を上方に移動させると、ローラ収納室8内の拭きローラ体12も同時に上方に移動し、軸受けスライドレバー14を下方に移動させると、ローラ収納室8内の拭きロータ体12も同時に下方に移動するようになっている。なお、軸受けスライドレバー14には係止爪14bが設けられており、軸受けスライドレバー14の上下移動により側面ケース4の上下方向に設けた複数の係合部4b,4cに係合して固定されるようになっている。
【0021】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に拭きローラ体12の回転は制御されているが、床面がじゅうたんのように拭きローラ体12との密着抵抗が高い場合は、いったん起毛布ローラ体に巻き付いた塵埃がじゅうたんなどに再付着してじゅうたんを汚してしまう。このように拭き機能が好ましくない拭き面では、拭き機能は不要であるため、軸受けスライドレバー14を、図10〜図13に示すように上方に移動させ、上方の係合部4bに係止爪14bを係合させて固定し、一時的に拭きローラ体12をローラ収納室8の上方に待避させる。床面が、木床面、畳面等の硬質平面のように拭きローラ体12との密着抵抗が低い拭き機能に好ましい拭き面に変わったときには、軸受けスライドカバー14を、再び、図6〜図9に示すように下方に移動させ、係合部4bと係止爪14bとの係合を外して拭きローラ体12をローラ収納室8の下方に降ろし、係合部4cに係止爪14bを係合させて固定し、拭き機能を再開させる。なお、この場合、図9、図13に示すように、軸受けスライドレバー14の側方において、側面ケース4に矢印と共に「じゅうたん」、「フローリング」等の記号を付しておけば便利である。
【0022】
実施の形態2によれば、軸受けスライドレバー14を上方に移動させることにより、拭きローラ体12を、ローラ収納室8の上方に待避させることができるので、吸込具本体1は拭きローラ体12の種類および床面の種類によることなく使用することができ、用途に合わせて吸込具本体1を付け替える必要がない。
【0023】
[実施形態3]
実施の形態3では、実施の形態1で示した電気掃除機用吸込具において、吸込み具本体の後退時に拭きローラの回転を良好にする補助ローラをローラー収納室の内壁に設けたものである。図14は実施の形態3に係る吸込具本体の拭きローラ体が吸込具本体の後退時に補助ローラに当接している状態を側面側からみた縦断面図、図15は拭きロータ体が吸込具本体の前進時に収納室内壁に押し当てられている状態を側面側からみた縦断面図である。なお、実施の形態1とど同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0024】
下ケース3のローラ収納室8の前部壁面には、吸込具本体1の後退時に拭きローラ体12の拭き面の回転を円滑にするための摺動性に優れた材質からなる補助ローラ15、すなわち、上部補助ローラ15a、斜め面補助ローラ15bおよび前面補助ローラ15cが設けられており、それぞれが拭きロータ体12の上面、斜め面および前面に回転自在に取り付けられている。図には補助ローラ15a〜15cを下ケース3の3箇所に設けた場合を示したが、1箇所または2箇所に設けた場合でも十分にその機能を果たすことができる。なお、補助ローラ15の設置位置は、拭きローラ体12の中心を通る垂線の位置から、反時計周りで、0度から45度の範囲内に1箇所以上設けることが望ましい。
【0025】
次に、動作について説明する。実施の形態1と同様に拭きローラ体12の回転は制御されているが、吸込具本体1の後退時には、図14に示すように、ローラ収納室8内の拭きローラ体12、ローラ収納室6内を前進して上部補助ローラ15a、斜め面補助ローラ15bおよび前面補助ローラ15cに当接し、回転運動する。吸込具本体1の前進時には、図15に示すように、拭きローラ体12が後退して収納室内壁8aの後部に押し当たる。こうして、拭きローラ体12が1箇所で接することがなく、吸込具本体1が掃除による前進、後退を繰り返すたびに、接触面の移動が行われる。
【0026】
実施の形態3によれば、拭きローラ体12は、掃除による吸込具本体1の前進後退のたびに拭き面が移動して、被掃除面と常に一箇所で接することがなく、拭き面の汚れに偏りがないため、拭き機能が持続する。加えて、補助ローラ15を収納室内壁8aの前部に設けたので、吸込具本体1の後退時にはローラ収納室8内の拭きローラ体12の回転運動が良好になり、補助ローラ15がない場合と比較して、軽い動作力で拭きローラ体12の拭き面の回転方向の制御を行うことができる。
【0027】
[実施形態4]
実施の形態4においては、実施の形態1で示した電気掃除機用吸込具において、軸受部を設けた側面ケースを開閉自在に構成して拭きローラ体を取り出すことができるようにしたものである。図16は本発明の実施の形態4に係る吸込具本体の側面ケースが開かれた状態を正面側からみた縦断面図、図17は図16の斜視図である。なお、実施形態1と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0028】
下ケース3には開閉軸支持部3aが設けられており、側面ケース4に設けた開閉アーム4dを軸支して左右両側の側面ケース4を自在に開閉できるようにしたものである。側面ケース4には拭きローラ体12の回転軸12aを回転自在に支持する凹状の軸受部4aが設けられており、側面ケース4を開閉することにより、拭きローラ体12を軸受部4aから取り外したり、取り付けたりする。なお、上記の説明では、側面ケース4の両方が開閉できる場合を示したが、片方の側面ケース4のみを開閉できる構造にしてもよい。
【0029】
次に動作について説明する。実施の形態1と同様に、拭きローラ体12の回転は制御されている。吸込器具本体1の使用により、汚れたり摩耗したりした拭きローラ体12を取り出すときには、側面ケース4を開き、拭きローラ体12の回転軸12aを側面ケース4の軸受部4aから外して掃除し、あるいは交換する。拭きローラ体12を取付けるときには、拭きローラ体12の回転軸12aを側面ケース4の軸受け4aにあわせて側面ケース4を閉じ、拭きローラ体12をローラ収納室8に収納する。
【0030】
実施の形態4によれば、開閉する側面ケース4に軸受部4aを設けたので、拭きローラ体12を容易に取り出して交換することができる。加えて、拭きロータ体12を取り外すための開閉構造を下ケース3に設けたので、側面ケース4には軸受部4aのみが形成されており、軸受部4aは簡単なリブのみで形成できるので、拭きローラ体12の拭きローラ12bを吸込具本体1の横手方向の両端部近傍まで設けることができ、一度の動作で床面拭きを行う範囲を広く取ることができ、床面の拭き残しも少ない。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、吸込具本体の前進時には拭きローラ体をローラ収納室の収納室内壁に押し当てて拭きローラ体の回転を規制し、拭き掃除を行うことができる。そして、拭きローラ体はローラ収納室内を前後に移動して、吸込具本体の前進時には拭きローラ体の回転を規制し、吸込具本体の後退時には拭きローラ体を回転させるので、拭きローラ体の回転方向の制御が可能となり、吸込具本体の前進、後退のたびに拭き面を移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る拭き機能を備えた電気掃除機用吸込具の吸込具本体を前進させた場合の側面側から見た縦断面図である。
【図2】 図1を正面側からみた縦断面図である。
【図3】 図1に示す吸込具本体を後退させた場合の側面側からみた縦断面図である。
【図4】 実施の形態1に係る吸込具本体の外観を示す斜視図である。
【図5】 図1に示す吸込具本体の収納室内壁に植毛体を形成したときの縦断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機用吸込具の吸込具本体の拭きローラ体を収納室上方に待避させる前の状態を側面側から見た縦断面図である。
【図7】 図6を正面側から見た縦断面図である。
【図8】 図7の要部の拡大図である。
【図9】 図6の側面図である。
【図10】 実施の形態2に係る吸込具本体の拭きローラ体を収納室上部に待避させた後の状態を側面側から見た縦断面図である。
【図11】 図10を正面側から見た縦断面図である。
【図12】 図11の要部の拡大図である。
【図13】 図10の側面図である。
【図14】 本発明の実施の形態3に係る吸込具本体の拭きローラ体が吸込具本体の後退時に補助ローラに当接している状態を側面側からみた縦断面図である。
【図15】 図14に示す拭きロータ体が吸込具本体の前進時に収納室内壁に押し当てられている状態を側面側からみた縦断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態4に係る吸込具本体の側面ケースが開かれた状態を正面側からみた縦断面図である。
【図17】 図16の斜視図である。
【符号の説明】
1 吸込具本体、4 側面ケース、4a 軸受部、6 吸込経路、8 ローラ収納室、8a 収納室内壁、12 拭きローラ体、12a 回転軸、12b 拭きローラ、14 軸受けスライドレバー、15 補助ローラ。
Claims (5)
- 掃除機本体と連通する吸込具経路とは独立したローラ収納室を有し、該ローラ収納室内に拭きローラ体を軸支した吸込具本体を設けた電気掃除機用吸込具であって、
前記拭きローラ体は該吸込具本体の前進、後退に追従して前記ローラ収納室内を前後方向に移動可能に形成され、該吸込具本体の前進時には前記拭きローラ体が前記ローラ収納室内壁に圧接されて該拭きローラ体の回転を停止させ、該吸込具本体の後退時には前記拭きローラ体が前記ローラ収納室内壁に非接触で回転可能とする一方向に規制する制動手段を備えたことを特徴とする電気掃除機用吸込み具。 - 前記拭きローラ体を軸支持する軸受部を前後方向に一定の距離を有する長穴状に形成することで、該吸込具本体の前進時には前記拭きローラ体がローラ収納室内壁に圧接されて該拭きローラ体の回転が停止し、該吸込具本体の後退時には前記拭きローラ体が前記ローラ収納室内壁に非接触で回転可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機用吸込み具。
- 拭きローラ体を支持する軸受部と一体に前記拭きローラ体を上下に移動させる軸受けスライドレバーを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機用吸込具。
- 吸込具本体が後退する際に拭きローラ体と当接する補助ローラをローラ収納室内壁に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機用吸込具。
- 拭きローラ体を支持する軸受部を設けた側面ケースを吸込具本体の少なくとも一方の側面に開閉自在に取り付けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機用吸込具。
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