JP5130927B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、販売商品を収納する複数の商品収納室を区画、形成する商品収納棚を備え、その何れかの商品収納室を商品取出口に対応する位置に移動することにより、商品取出口を介して顧客にその商品収納室に収納される商品を販売する自動販売機であって、特にその商品収納室の広さを変更可能に構成する自動販売機に関する。
従来のこの種の自動販売機としては、先に出願公開された特開2001−266238号公報(特許文献1)に記載されるようなものが知られている。この自動販売機は、本体内に区画形成された複数の商品収納部(商品収納室)を商品取出口に巡回移動させて、その商品収納部に収納された商品を販売するものであって、各商品収納部毎に異なる販売価格等の販売条件を設定し、種類、大きさの異なる物品を同時に販売可能にするものである。
このような自動販売機によれば、各商品収納部毎に異なる物品を収納し、異なる価格を設定して販売することができるから、種類や大きさの異なる物品を同時に販売することができる自動販売機を提供することができる。
特開2001−266238号公報
ところで、このような従来の自動販売機は、各商品収納部毎に異なる販売価格等の販売条件を設定して、種類、大きさの異なる商品を同時に販売することができるが、各商品収納部の大きさは固定されているので、小型の商品を販売する場合も、それより大きい所定の商品の大きさに合わせて形成された商品収納部に販売商品を収納して販売することしかできない。すなわち、この場合は、商品収納部のデッドスペースが増えて商品の収納効率が低下する問題が生じる。また、例えば、商品収納部の大きさを販売する小型の商品の形状に応じて小さく変更し、それにより商品の収納効率の低下を防止して、機体内の販売商品の数を増やす場合は、商品取出口が所定の商品収納部に収納される商品の大きさに対応して形成されているので、収納スペースを小さく変更された商品収納部を商品取出口に対応する位置に巡回移動させた場合に、それに隣接する商品収納部等に収納される商品も商品取出口を介して同時に取り出し可能な状態が生じる場合があり、商品の誤販売や盗難等の不具合が生じる問題があった。
本発明は、このような問題に対応するため、販売する商品の形状に応じて商品収納部の大きさを変更可能な構成を備えるものであって、その商品収納部の大きさに応じて商品取出口の開口部の大きさを適宜に変更可能な構成を備えることにより、商品の収納効率の低下を防止するとともに、商品収納部と商品取出口の開口部分の大きさの不整合による商品の誤販売や盗難等の不具合の発生を防止することができる自動販売機を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、間隔を有して対向配置される回転板と、前記回転板の回転中心に対し放射状に配設され前記回転板間を複数の商品収納室に等分に区画する複数の仕切板とを備える商品収納棚と、前記商品収納棚を収納する筐体と、前記商品収納室に収納された商品を取り出す商品取出口と、前記商品取出口を開閉する取出口扉と、前記商品収納棚を回動して、そこに区画される各商品収納室をそれぞれ前記商品取出口に対応する位置に回転移動する商品収納棚回転手段と、前記取出口扉を開閉する取出口扉開閉手段と、制御手段とを備え、前記仕切板は仕切位置を変えて前記商品収納室の広さを変更可能に構成され、前記制御手段は、前記商品収納棚に等分に区画形成された前記商品収納室の数を計数することにより前記商品収納室の広さを検出し、前記商品取出口に対応する位置に移動する前記商品収納室の広さに応じて前記取出口扉の開口量を前記取出口扉開閉手段により変更するものである。
これによれば、前記商品収納室の大きさを販売する商品の形状に応じて変更することができ、さらにこのように変更された前記商品収納室の大きさに対応して、適宜に前記商品取出口の開口量を可変することができる。
また、前記回転中心の周りに区画、形成される商品収納室の大きさが全て同じとなるから、前記取出口扉の開口量を簡単に設定することができる。
また、前記制御手段は、前記商品収納室の広さに応じて、前記取出口扉の開口量を自動的に変更し、設定するように前記取出口扉開閉手段を制御することができる。
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、商品収納室の大きさを販売する商品の形状に応じて変更することができ、さらにこのように変更された商品収納室の大きさに対応して、適宜に商品取出口の開口量を設定することができるから、商品の収納効率の低下を防止するとともに、商品収納室と商品取出口の開口部分の大きさの不整合を解消することで、販売商品が収納される商品収納室以外の商品収納室に収納される商品の誤販売や盗難等の不具合の発生を防止することができる自動販売機を提供することができる。
また、回転中心の周りに区画、形成される商品収納室の大きさが全て同じとなり、取出口扉の開口量を容易に設定することができるから、制御手段の構成が簡単で、コストの安い自動販売機を提供することができる。
また、制御手段は、商品収納室の広さに応じて取出口扉の開口量を自動的に変更し、設定するように取出口扉開閉手段を制御することができるから、取出口扉の開口量の変更、設定を間違いなく確実に行うことができ、またその人手による操作を省くことができるから、設定ミスを防止して信頼性が高く、使い勝手の良い自動販売機を提供することができる。
本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係わる自動販売機を示す正面図、図2は本発明の実施の形態に係わる自動販売機において前扉を開いた状態を示す斜視図、図3は本発明の実施の形態に係わる自動販売機の内部構成を模式的に示す平面断面図である。
図に示すように、本発明に係る自動販売機は、前面を開口した本体(筐体)1と、本体1前面の開口を開閉自在に覆う前扉2を備えている。そして、本体1内には、複数の商品を収納する商品収納棚5が、上下に複数段に並べて設けられている。この商品収納棚5は、上下に間隔を設けて対向配置された底部回転板(回転板)6、天井回転板(回転板)7と、その底部回転板6、天井回転板7間の空間を複数の商品収納室に仕切る仕切板9等を備え、本体1内に施設される棚載置板11上に回動可能に配設されている。
本体1前面の開口を覆う前扉2には、商品収納棚5に収納された商品および、商品の販売時に商品収納棚5に収納された販売商品が後述の商品取出口21に対応する位置に移動する販売動作が、外部から目視、観察できるように、各商品収納棚5に対応する領域に透明窓部3がそれぞれ設けられている。また、透明窓部3の一方側にはこれと隣接して商品収納棚5の商品収納室10に収納された商品を取り出す商品取出口21が配設されている。この商品取出口21は、透明部材からなり、商品取出口21を開閉する商品取出口扉(取出口扉)23を備えている。さらに、商品取出口21の側方には、これと対応して商品収納棚5に収納される商品を選択して販売するための販売ボタン25が前扉2の前面に設けられている。尚、前扉2の背面側には商品取出口扉23を開閉する扉駆動部31が設けられている。
また、前扉2の前面には、商品の購入者がその代金を支払うために紙幣を挿入する紙幣挿入口26、あるいは硬貨を投入する硬貨投入口27、投入金銭や釣銭を返却するための返却レバー28、投入硬貨や釣銭硬貨を返却する硬貨返却口29、本体前面を覆う前扉を開閉するためのハンドルロック30等が設けられている。
図4は、本発明の商品収納棚5の構成を示す斜視図である。この商品収納棚5は上下に間隔を設けて底部回転板6と天井回転板7が対向配置され、この底部回転板6と天井回転板7に挟まれた空間を複数の商品収納室10に仕切る仕切板9が設けられている。また、この商品収納棚5の中央部には底部回転板6と天井回転板7を連結する角筒状の支柱部材8が、この商品収納棚5の図示しない回転軸心に沿って設けられている。商品収納棚5を構成する底部回転板6は、その周囲に歯車6aが形成されている。この歯車6aは後述の棚駆動手段(商品収納棚回転手段)15に設けられた駆動歯車16と噛み合って、商品収納棚5をその回転軸心の回りに回動するためのものである。また、底部回転板6の底面にはその回転軸心を中心に形成された円形溝部6bが設けられている。この円形溝部6bは、棚載置板11上に設けられる後述の案内ローラ12が嵌め込まれて、この商品収納棚5を回転軸心の回りに回転自在に案内するものである。さらに、底部回転板6の底面側には、棚載置板11とこの底部回転板6の底面との間に介在して、商品収納棚5を棚載置板11上で円滑に回転させる複数の支持ローラ13が配置されている。また、商品収納棚5の底部回転板6には、仕切板9の取付位置に対応して複数の仕切板装着孔6cが穿設されている(図3参照)。この仕切板装着孔6cは、図に示すように底部回転板6の外周に沿ってその内側の同一円周上に並ぶように形成されている。そして、その仕切板装着孔6cから仕切板9の底部に設けられた突起9aが、下方に所定の長さ突出している。また、複数の仕切板9の内の一つの仕切板9の突起9aに対して、それらが並ぶ円周方向に沿って長く設けられるとともに下方に突出する突出部14が、その突起9aに続いて配設されている。すなわち、その部分において、突起9aが並ぶ円周に沿って底部回転板6の下方に突出する突起部分の長さが他に比べて特に長く構成されている。
図5は、本発明の商品収納棚5を載置する棚載置板11に係わる構成を示す平面図である。棚載置板11は、図に示すように略矩形状に形成され、本体1内に複数段設けられている。そして、載置板11の上面には、商品収納棚5を構成する底部回転板6の底面に設けられる円形溝部6bに嵌め込まれて、商品収納棚5を棚載置板11上で回転自在に案内する複数の案内ローラ12と、商品収納棚5の底部回転板6の外周部と係合してその脱落を防止するストッパ部材18と、商品収納棚5を回転駆動する棚駆動手段15と、商品収納棚5の回転にともなって底部回転板6の下方に突出する複数の仕切板9の突起9a及び、その一つの突起9aに続いて設けられる突出部14の通過を検出する棚仕切検出手段19と、棚仕切検出手段19の両側に設けられ商品収納棚5の回転を平らかに案内する案内補助ローラ20等が設けられている。
また、棚駆動手段15は、棚駆動モータ15aと、図示しないギア部を介してこの棚駆動モータ15aにより回転駆動され、商品収納棚5の底部回転板6の周囲に形成される歯車6aと噛み合って、これをその回転軸心の回りに回転駆動する駆動歯車16等を備えている。
図6は、棚載置板11上において、商品収納棚5の外周近傍に配置され、商品収納棚5の底部回転板6の下方に突出する仕切板9の突起9a及び、その一つの突起9aに続いて設けられる突出部14の通過を検出する棚仕切検出手段19の構造を示す斜視図である。図に示すようにこの棚仕切検出手段19は、基台部材41と、基台部材41に中央部の支点部42cを支持され両端が上下に搖動自在に設けられたアーム部材42と、アーム部材42の一端を挟んでその両側に発光素子43aと受光素子43bを備えた光センサ43とを備えている。また、アーム部材42の一端側には発光素子43aと受光素子43bの間の光路を遮断する立板状の遮断部42bが設けられ、その他端側には商品収納棚5の下方に突出する仕切板9の突起9a、およびそれに続く突出部14と当接する三角柱状の突起当接部42aが設けられている。なお、アーム部材42は、遮断部42bにより発光素子43aと受光素子43bの間の光路を常時遮断するように突起当接部42aが上方に向く傾斜姿勢に付勢されている。そして、図に示す矢印のように、頂部を上方に向けた三角柱状の突起当接部42aが仕切板9の突起9aまたは突出部14と当接して下方に押し下げられると、遮断部42bが上方にせり上がって発光素子43aと受光素子43bの間の光路の遮断を解除するように構成されている。
図7は、本体1前面の開口を覆う前扉2に配設される商品取出口21に備えられた商品取出口扉23を示す斜視図である。図に示すようにこの商品取出口扉23は、商品収納棚5の外周に沿って湾曲した矩形状に形成されている。そして、その下端部にはその湾曲形状に沿ってラック23aが設けられ、さらにラック23aの下方には所定の間隔を設けて湾曲形状外側に向かって凸状に形成された複数の開口検出用突部23ba、23bb、23bcが設けられている。この商品取出口扉23は、扉駆動部31により商品収納棚5の外周に沿って左右に移動可能に設けられ、商品取出口21を開閉する。
図8は、商品収納棚5に対応して前扉2に設けられる商品取出口扉23を、その商品収納棚5の外周に沿って左右に移動し、商品取出口21を開閉する扉駆動部31の構成を示す平面図で、(a)は商品取出口扉23を閉じた状態を示し、(b)は商品収納棚5に形成された商品収納室10の大きさに応じて商品取出口扉23を所定に開いた状態を示す図である。図に示すように、この扉駆動部31は、商品取出口扉23のラック23aと噛み合うピニオンギア32と、図示しないギア部を介してこのピニオンギア32を駆動する扉駆動モータ34と、商品取出口扉23の湾曲半径の方向に移動自在に設けられ、その商品取出口扉23下端部に設けられる開口検出用突部23ba、23bb、23bcと先端が当接するように配置された扉開口検出アクチエータ36と、この扉開口検出アクチエータ36の移動を検出する扉開口検出スイッチ37等とを備えている。ここで、扉開口検出アクチエータ36は先端が尖った山形状に形成され、その先端部が、常時は商品取出口扉23の下端部に設けられる開口検出用突起23ba、23bb、23bcの移動軌跡上に位置するように付勢されている。そして、商品取出口扉23が、扉駆動モータ34の駆動により前扉2に設けられたガイドレール部22に案内されて、商品収納棚5の外周に沿って移動し、商品取出口21を開口するとき、商品取出口扉23の開口検出用突起23ba、23bb、23bcと扉開口検出アクチエータ36の先端が当接して、扉開口検出アクチエータ36が商品取出口扉23の湾曲半径方向に沿って外側(図中の矢印A方向)に移動し、扉開口検出スイッチを動作(ON)させる。詳述すれば、扉開口検出アクチエータ36の溝部にその先端が位置して待機状態にあった扉開口検出スイッチ37のアクチエータレバーが、扉開口検出アクチエータ36の外側への移動により、その先端が溝部から外れて押し退けられ、扉開口検出スイッチ36を動作(ON)させるように構成されている。
図9は、本発明の実施の形態に係わる自動販売機の制御部50の構成を示す制御ブロック図である。図に示すように、この自動販売機の制御部50は図示しないCPUを有する主制御部51により全体を統括制御される。ここで、図に示すタイマー52は、光センサ43の発光素子43aと受光素子43bの間の光路をアーム部材42の遮断部42bが遮断した時間、又は遮断を解除した時間などを計時するものである。また、カウンタ53は、棚仕切検出手段19を構成するアーム部材42の突起当接部42aが商品収納棚5に設けられる仕切板9の突起9a等と当接して下方に押し下げられ、その遮断部42bがせり上がって光センサ43の光路の遮断を解除した回数を計数するものである。また、ROM(54)は制御部50の動作プログラム等を記憶し、RAM(55)は制御部の動作時の各種データを記憶するものである。なお、これらのタイマー51、カウンタ53、ROM(54)、RAM(55)は、主制御部51に備えられていても当然良い。また、コントローラ56はこの自動販売機に係わる各種の動作設定や売上データ等の集計を行うものでテンキーや表示部を備えるものである。
次に、このように構成される本発明の実施形態に係わる自動販売機の動作について説明する。先ず、販売する商品の大きさ、形状に応じて商品収納棚5に設ける商品収納室10の大きさを設定する。本実施の形態の場合は、商品収納棚5の底部回転板6と天井回転板7の間の空間に複数の仕切板9を所定に配置する(図4参照)ことにより、商品収納棚5をその回転軸心の回りにそれぞれ8、16、20等分の3通りに分割して、3種類の大きさの異なる商品収納室10を設けることができる。例えば、販売商品が小型で小さい場合は、商品収納棚5を20等分に分割して商品収納室10を小さく構成して商品の収納数を多くする(図3参照)。また、販売商品が嵩張る場合は、商品収納棚5をその回転軸心の周りに8等分に分割して商品収納室10を比較的大きく構成する。すなわち、このように販売商品の形状に応じて、商品収納棚5を適宜に分割して商品収納室10を構成することにより商品の販売効率を向上させる。
次にコントローラ6によって商品収納棚5に画成された商品収納室10の計数指示を行う。主制御部51はコントローラ6によりこのような商品収納室10の計数指示が行われると、棚駆動手段15の棚駆動モータ15aを起動し、商品収納棚5をその回転軸心を中心に回転する。そして、棚仕切検出手段19により、商品収納棚5に設けられる仕切板9の突起9aを検出して計数し、商品収納棚5に画成された商品収納室10の数を計数する。
具体的には、棚仕切検出手段19のアーム部材42が、商品収納棚5に設けられる仕切板9の突起9a或いは突出部14と当接し、光センサ43の光路の遮断を解除するとき、その遮断の解除時間をタイマ52により計時して、それが所定時間より長い場合(すなわち、突起9aに突出部14が続いて設けられ、アーム部材42がそれらに連続して当接するとき)はカウンタ53による突起9aの数の計数を開始する。そして、棚仕切検出手段19のアーム部材42が、光センサ43の光路の遮断を解除する度に、その解除時間をタイマ52により計時して、それが所定時間より短い場合(すなわち突起9aのみに当接するとき)はカウンタ53の計数を1つ加算する。棚仕切検出手段19のアーム部材42が、光センサ43の光路の遮断を解除する度に、この動作を繰り返す。そして、棚仕切検出手段19のアーム部材42が、光センサ43の光路の遮断を解除するとき、その解除時間が再び所定時間より長くなったとき(すなわち、商品収納棚5が一回転することで再び突起9aと突出部14に連続して当接するとき)、カウンタ53による計数を停止する。そして、この停止直前のカウンタ53の計数値を商品収納室の数としてRAM(55)に記憶する。このようにして、商品収納棚5に画成される商品収納室10の数が自動的に計数される。なお、本実施の形態の自動販売機の場合は、商品収納棚5に画成される商品収納室10は等分に画成されるので、その数を計数することにより、その広さが自ずと決定される。
また、仕切板9の突起9aに突出部14が続いて設けられる仕切板9に対応する商品収納室10を基点として、商品収納棚5に画成される各々の商品収納室10を特定する符号を各々商品収納室10に対応して設けることができる。例えば、商品収納棚5が16個の商品収納室に画成される場合は、上述の基点となる商品収納室10に対応して符号「1」を付し、隣接する商品収納室10毎に順番に整数字(1、2、・・・、16)の符号を付し、符号「16」までを各々の商品収納室10に対応して設ける。これにより、各々の商品収納室10をその符号により識別することができる。そして、このようにすることで、この商品収納室10に販売する商品を収納した場合、その商品収納室10を識別する符号に対して、商品が収納された旨の情報を付与することができる。例えば、商品収納室10に商品を収納して販売の準備する場合は、コントローラ56により商品を収納したそれぞれの商品収納室10を識別する符号(整数字)に対して、商品が収納されている旨を示す情報(商品有フラッグ)を設定することができる。
そして、このように販売が準備された本発明の実施形態の自動販売機において、商品の購入者により商品の代金が支払われ、希望する商品が収納された商品収納棚5に対応する販売ボタン25が操作されると、主制御部51はその商品収納棚5において「商品有フラッグ」が設定されている商品収納室10の識別符号を読み出す。そして、その何れか一つの識別符号に対応する商品収納室10を、棚駆動手段15を駆動して商品取出口21に対応する位置に移動する。そして、商品取出口21に設けられた商品取出口扉23を移動し、商品取出口21を開口する。
このとき、主制御部51は、販売商品が収納された商品収納室10の広さに応じて、商品取出口21を開口する。例えば、商品収納棚5が20等分に区分けされて商品収納室10が小さく形成されている場合には、商品取出口扉23を開くとき、その下端部に設けられる(最も透明窓3から離れて設けられた)開口検出用突起23baが、扉開口検出アクチエータ36の先端と当接して、扉開口検出アクチエータ36が扉開口検出スイッチ37を動作させるまで、商品取出口扉23を移動し、商品取出口21を開く。このとき、開放される商品取出口21の開口部は、商品収納室10の開放間口の大きさと略同一に小さく形成される(図8(b)参照)。また、商品収納棚5が16等分に区分けされて商品収納室10が形成されている場合は、商品取出口扉23の開口検出用突起23bbが、また、商品収納棚5が8等分に区分けされて商品収納室10が広く形成されている場合は、商品取出口扉23の開口検出用突起23bcが、それぞれ開口検出アクチエータ36の先端に当接して扉開口検出スイッチ37を動作させるまで、商品取出口扉23を移動し、商品取出口21を開く。なお、この場合の各開口検出用突起23ba、23bb、23bcと開口検出用アクチエータ36の当接は、扉開口検出スイッチ37の動作の回数をカウンター53により計数することにより、検出することができる。このように、主制御部51は、商品取出口扉23の開放動作を制御することで、商品収納棚5に適宜に区分けされて設けられた商品収納室10の広さに応じて商品取出口21を開口する。
そして、商品取出口扉23が所定時間開放され、商品収納室10に収納された商品が取り出されると、主制御部51は、その商品収納室10を識別する符号に対して設定されていた情報「商品有フラッグ」(商品が収納されている旨を示す)を取り消す。その後、商品取出口扉23を閉じて商品の販売動作を終了する。
以上のように、本発明の実施形態の自動販売機においては、商品収納室10の大きさを販売する商品の形状に応じて変更することができ、さらにこのように変更された商品収納室10の大きさに対応して、適宜に商品取出口21の開口量を設定することができることができるから、商品の収納効率の低下を防止するとともに、商品収納室10と商品取出口21の開口部分の大きさの不整合を解消することで、販売商品が収納される商品収納室10以外の商品収納室10に収納される商品の誤販売や盗難等の不具合の発生を防止することができる自動販売機を提供することができる。
また、商品収納棚5の回転中心の周りに区画、形成される商品収納室10の大きさが全て同じに設定されるから、その数を計数することによりその広さが簡単に決定されるので、それに対応する商品取出口扉23の開口量を容易に設定することができる。したがって、制御部50の構成が簡単で、コストの安い自動販売機を提供することができる。
また、制御部50は、商品収納室10の広さに応じて商品取出口扉23の開口量を自動的に変更するように扉駆動部31を制御するから、商品取出口扉23の開口量の変更、設定を間違いなく確実に行うことができる。また、そのような商品取出口扉23の開口量の変更、設定のための人手による操作を省くことができるから、人為的な設定ミスを防止して信頼性が高く、使い勝手の良い自動販売機を提供することができる。
なお、本発明は、言うまでもなく本実施の形態に示す装置のみに限定されず、その趣旨の包含する範囲で応用変更が可能である。例えば、本発明の商品収納棚5に区画形成される商品収納室10の計数手段は、本実施形態に示される棚仕切検出手段19によるものに限定されず、例えば商品収納棚5の外周に形成される商品収納室10の開放間口の数を計数するものでも良い。この場合、商品収納室10の開放間口を検出するセンサがその開放間口を検出する時間を計時して、商品収納室10の大きさをその時間から直に検出することができるようにしても良い。そうすれば、商品収納棚5にそれぞれ大きさの異なる商品収納室10を画成し、それらを前述の商品収納室10を識別する符号により識別することができる。すなわち、これにより商品収納棚5に種別の異なる商品を収納して販売することも可能である。
また、商品取出口21の開口部の大きさは、商品取出口扉23に設けられる開口検出用突部23ba、23bb、23bcによらず、商品取出口扉23を商品収納棚5の外周に沿って左右に移動する扉駆動モータ34の回転数により制御するものであっても良い。これらは、本発明を実施する自動販売機の態様に応じて適宜に設定されるものである。
本発明の実施の形態に係わる自動販売機を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係わる自動販売機において前扉を開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる自動販売機の内部構成を模式的に示す平面断面図である。 本発明の実施の形態に係わる自動販売機の商品収納棚の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる自動販売機の棚載置板に係わる構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係わる自動販売機の棚仕切検出手段の構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる自動販売機の商品取出口扉の構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる自動販売機の商品取出口を開閉する扉駆動部の構成を示す平面図で、(a)は商品取出口扉を閉じた状態を示し、(b)は商品収納棚に形成された商品収納室の大きさに応じて商品取出口扉を所定に開いた状態を示す図ある。 本発明の実施の形態に係わる自動販売機の制御部の構成を示す制御ブロック図である。
符号の説明
1 本体(筐体)
5 商品収納棚
6 底部回転板(回転板)
7 天井回転板(回転板)
9 仕切板
10 商品収納室
15 棚駆動手段(商品収納棚回転手段)
19 棚仕切検出手段
21 商品取出口
23 商品取出口扉(取出口扉)
31 扉駆動部(取出口扉開閉手段)
36 扉開口検出アクチエータ
37 扉開口検出スイッチ
50 制御部(制御手段)
51 主制御部


Claims (1)

  1. 間隔を有して対向配置される回転板と、前記回転板の回転中心に対し放射状に配設され前記回転板間を複数の商品収納室に等分に区画する複数の仕切板とを備える商品収納棚と、前記商品収納棚を収納する筐体と、前記商品収納室に収納された商品を取り出す商品取出口と、前記商品取出口を開閉する取出口扉と、前記商品収納棚を回動して、そこに区画される各商品収納室をそれぞれ前記商品取出口に対応する位置に回転移動する商品収納棚回転手段と、前記取出口扉を開閉する取出口扉開閉手段と、制御手段とを備え、前記仕切板は仕切位置を変えて前記商品収納室の広さを変更可能に構成され、前記制御手段は、前記商品収納棚に等分に区画形成された前記商品収納室の数を計数することにより前記商品収納室の広さを検出し、前記商品取出口に対応する位置に移動する前記商品収納室の広さに応じて前記取出口扉の開口量を前記取出口扉開閉手段により変更することを特徴とする自動販売機。
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