JP5130873B2 - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機の商品収納装置に関する。
例えば、上側回転板及び下側回転板の間で回転軸に対して放射状に配置される複数の仕切板により画成された複数の商品収納室のうち、販売するべき商品を収納する一の商品収納室が商品取出口に対向するように、この上側回転板及び下側回転板を回転する商品収納装置を備えた自動販売機が知られている(特許文献1参照)。ここで、上側回転板及び下側回転板は、回転軸の上側及び下側にそれぞれ軸支されている。
この商品収納装置では、複数の商品収納室のそれぞれに商品を収納する場合、例えば、ルートマンが上側回転板及び下側回転板を回転させつつ商品取出口を通じて商品収納室に商品を収納するようになっている。
特開2001−266238号公報
前述した商品収納装置では、複数の仕切板のうちの一部に対し交換や洗浄等を行う場合、ルートマンは、例えば、上側回転板を回転軸から取り外した後に、該当する仕切板に対しこのようなメンテナンスを施す必要がある。或いは、もし回転軸が前記商品収納装置を収納する筐体に固定されているタイプの自動販売機の場合、ルートマンは、例えば、複数の商品収納室をともなった上側回転板及び下側回転板を回転軸から取り外した後に、上側回転板を取り外す必要がある。
また、前述した商品収納装置では、商品収納室の数や大きさ等を変更する場合にも、ルートマンは、例えば、上側回転板を回転軸から取り外したり、当該取り外しの前に複数の商品収納室をともなった上側回転板及び下側回転板を回転軸から取り外したりする必要がある。
以上、商品収納室のメンテナンスや各種変更等の作業が容易ではないという問題がある。
更に、前述した商品収納装置では、商品収納室の数が多いほど、ルートマンによる商品収納のための作業時間が長くなる。一方、もしこの作業時間を短縮するために一の商品収納室内に一の商品を配置するルートマンの基本動作を速めた場合、商品収納室から商品がはみ出す確率が高くなる可能性がある。この場合、上側回転板及び下側回転板が回転する際に、はみ出した商品が例えば商品収納室と筐体の内側面との間に挟まって回転が停止して、自動販売機が商品を販売できなくなる虞がある。
以上、上側回転板及び下側回転板の回転に支障が起きない程度の丁寧さで多数の商品収納室に商品を収納する作業が容易ではないという問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品販売準備にかかる作業負荷の少ない商品収納装置を備えた自動販売機を提供することにある。
前記課題を解決するための発明は、回転軸の上側に軸支される上側回転板と、前記回転軸の下側に軸支される下側回転板と、前記上側回転板及び前記下側回転板の間に介在し、複数の商品収納室を画成する、前記回転軸に対して放射状に配置される複数の仕切板と、を備え、前記上側回転板及び前記下側回転板は、商品の販売時、販売するべき商品を収納する一の前記商品収納室が商品取出口に対向するように回転し、前記仕切板は、前記下側回転板に固定される下側仕切板と、前記上側回転板及び前記下側仕切板の間をスライドしながら装着される上側仕切板と、を有してなる自動販売機の商品収納装置である。
この自動販売機の商品収納装置によれば、先ず下側仕切板を下側回転板に固定し、次に上側仕切板を上側回転板及び下側仕切板の間をスライドしながら装着することにより、上側回転板及び下側回転板の双方が回転軸に軸支された状態で仕切板の取り付けができる。逆に、先ず上側仕切板を上側回転板及び下側仕切板の間をスライドしながら取り外し、次に下側仕切板を下側回転板から取り外すことにより、上側回転板及び下側回転板の双方が回転軸に軸支された状態で仕切板の取り外しができる。これにより、例えば、複数の仕切板のうちの一部に対し交換や洗浄等を行う場合、ルートマンは、上側回転板及び下側回転板の双方が回転軸に軸支され且つ他の仕切板が装着されている状態で、該当する仕切板のみを取り外してこのようなメンテナンスを施した後に元の位置に取り付けることができる。また、例えば、商品収納室の数や大きさ等を変更する場合、ルートマンは、上側回転板及び下側回転板の双方が回転軸に軸支され且つ仕切板が装着されている状態で、該当する仕切板のみを所定の位置に取り付けたり又は所定の位置から取り外したりすることができる。以上から、この自動販売機の商品収納装置によれば、商品販売準備にかかる作業負荷の少ない商品収納装置を備えた自動販売機を提供できる。
また、かかる自動販売機の商品収納装置において、前記上側仕切板及び前記下側仕切板は、前記上側仕切板が前記上側回転板及び前記下側仕切板の間をスライド可能な所定位置で係合することにより、前記上側仕切板が前記回転軸とは反対方向に抜けることを防止する第1突起部材、を有する、ことが好ましい。
この自動販売機の商品収納装置によれば、上側仕切板を下側仕切板に対し回転軸の方向にスライドしながら第1突起部材を所定位置で係合させれば、その後の上側仕切板の抜けが防止される。これにより、上側回転板及び下側回転板の間に仕切板が一旦確実に取り付けられれば、例えば上側回転板及び下側回転板の回転中にこの仕切板が外れる等の不具合が生じ難くなり、よって商品販売に支障をきたさない。
また、かかる自動販売機の商品収納装置において、前記上側仕切板及び前記下側仕切板の前記第1突起部材の少なくとも一方は、係合する際に弾性力を生じる弾性部材である、ことが好ましい。
この自動販売機の商品収納装置によれば、上側仕切板を下側仕切板に対し回転軸の方向にスライドしながら第1突起部材を所定位置で係合させる際、この上側仕切板を、一方の第1突起部材の弾性力に抗する力で、同方向に押しさえすればよい。これにより、仕切板の取り付け作業が容易になる。
また、かかる自動販売機の商品収納装置において、前記上側仕切板が前記上側回転板及び前記下側仕切板の間をスライドする際の、前記上側仕切板の前記回転軸とは反対側の面に突設される第2突起部材と、前記第1突起部材同士が係合する手前の位置で前記上側仕切板が停止した状態である場合、前記上側回転板及び前記下側回転板が回転することにより、前記第1突起部材同士が係合するように、前記第2突起部材を前記回転軸の方向に押圧する押圧部材と、を更に備えたことが好ましい。
この自動販売機の商品収納装置によれば、もし上側仕切板の取り付け時に前記第1突起部材同士が係合していなかった場合でも、上側回転板及び下側回転板の回転時に押圧部材が当該上側仕切板の第2突起部材を回転軸の方向に押圧することにより、前記係合が達成される。つまり、例えば、商品販売準備において、もし仕切板の取り付けが確実でなかった場合でも、商品販売前に上側回転板及び下側回転板を一度回転させることにより、前記取り付けを確実なものとできる。或いは、例えば、商品販売準備時に仕切板の取り付けが確実でなかった場合でも、商品販売時に上側回転板及び下側回転板が回転することにより、前記取り付けが確実なものとなり得る。これにより、結果的に、仕切板の取り付け作業が容易になる。
また、かかる自動販売機の商品収納装置において、前記押圧部材は、前記上側回転板及び前記下側回転板を取り囲む筐体の内側面に立設される突片である、ことが好ましい。
この自動販売機の商品収納装置によれば、筐体は、上側回転板及び下側回転板を取り囲む機能と、前記押圧部材としての機能との双方を兼ね備えることができる。
また、かかる自動販売機の商品収納装置において、前記突片は、前記筐体における前記商品取出口の近傍に立設される、ことが好ましい。
この自動販売機の商品収納装置によれば、例えば、商品販売準備時において、自動販売機の正面側の商品取出口を通じて上側回転板及び下側回転板の間に上側仕切板及び下側仕切板を取り付けた後にこの上側回転板及び下側回転板を所定の回転方向に回転させれば、突片は該当する第2突起部材を押圧し得るため、仕切板の取り付けが商品販売前に確実になる。或いは、例えば、商品販売時において、待機時に自動販売機の奥側に位置していた商品収納室が上側回転板及び下側回転板の所定の回転方向の回転にともない商品取出口に向かって移動する際、当該商品収納室が商品取出口と対向する前に突片は該当する第2突起部材を押圧し得るため、仕切板の取り付けが商品販売前に確実になる。
また、前記課題を解決するための発明は、複数の商品収納室を画成する、回転軸に対して放射状に配置される複数の仕切板を有し、商品の販売時、販売するべき商品を収納する一の前記商品収納室が商品取出口に対向するように回転する回転板と、上側に向かうほどに前記回転板との距離が長くなり、且つ、前記回転板の回転方向に向かうほどに前記回転板との距離が短くなる形状を有し、前記商品収納室に収納される商品のはみ出しを防止する防止板と、を備えてなる自動販売機の商品収納装置である。
この自動販売機の商品収納装置によれば、もし商品収納室から商品がはみ出している場合には、回転板とともに回転する商品は、防止板を通過する際に当該防止板に案内されて商品収納室に確実に収納される。即ち、はみ出した商品が防止板に当接するとき、当接している間中そのはみ出した部分が防止板により上側から下側へ向かって案内されるとともに、当接時間の経過につれてそのはみ出した部分が防止板により回転板の中心へ向かって案内される。よって、もし商品収納時に、一部の商品収納室の収納が不完全であった場合でも、回転板の回転時に、はみ出した商品を防止板が商品収納室に案内することにより、商品の収納が完全なものとなる。従って、例えばルートマンが、商品収納時間の短縮のために一の商品収納室内に一の商品を配置する基本動作を単純に速めた結果、商品収納室から商品がはみ出す確率がたとえ高くなったとしても、例えば商品販売時に回転板が回転すれば、はみ出した商品は商品収納室に確実に収納される。これにより、結果的に、商品収納作業が容易になる。
商品販売準備にかかる作業負荷の少ない商品収納装置を備えた自動販売機を提供できる。
===自動販売機の構成===
図1及び図2を参照しつつ、本実施の形態の自動販売機1の構成例について説明する。尚、図1は、本実施の形態の自動販売機1の外観構成例を示す正面図である。図2は、本実施の形態の商品取出装置3及び商品収納装置5の構成例を示す斜視図である。
図1に例示されるように、本実施の形態の自動販売機1は、商品を収納する本体(筐体、不図示)の開口面に対し前扉(筐体)2が開閉可能に設けられて構成されている。同図に例示される前扉2は、商品取出装置3、紙幣挿入口21、硬貨投入口22、返却レバー23、返却口24、及びハンドル25を備えている。
商品取出装置3は、鉛直方向(Z軸方向)に長尺な矩形状の枠体31と、この枠体31の内側で鉛直方向に複数ユニット並設される扉開閉装置40とを備えている。また、枠体31上には、扉開閉装置40ごとに、利用者が商品購入時に押下するための販売釦32が設けられている。
紙幣挿入口21は、利用者が商品を購入する代金を支払うべく紙幣を挿入するためのものであり、前扉2における設置箇所裏側(図1の紙面裏側)には、挿入された紙幣の金額等を検出するための所定の手段(不図示)が設けられている。
硬貨投入口22は、利用者が商品を購入する代金を支払うべく硬貨を投入するためのものであり、前扉2における設置箇所裏側(図1の紙面裏側)には、投入された硬貨の金額等を検出するための所定の手段(不図示)が設けられている。
返却レバー23は、利用者が紙幣挿入口21又は硬貨投入口22を通じて一旦支払った紙幣又は硬貨を返却するためのものである。本実施の形態では、紙幣は紙幣挿入口21から返却され、硬貨は返却口24から返却されるようになっている。
返却口24は、利用者が支払った金銭に対する釣銭を硬貨で返却したり、利用者が支払った金銭と同額の金銭を返却レバー23の操作を通じて硬貨で返却したりするためのものである。
ハンドル25は、例えばルートマンが本体の開口面に対し前扉2を開閉するべく手で把持するためのものである。
図2に例示されるように、商品取出装置3では、扉開閉装置40が、枠体31を構成する鉛直方向(Z軸方向)の一対の化粧フレーム31a、31bに対して取り付けられている。この扉開閉装置40の正面は、一対の矩形状をなす扉41a、41bが商品販売待機時に水平方向中央を境にして当接するように構成されている。この一対の扉41a、41bは、間にレール台42を挟んで、鉛直方向に沿って複数ユニット並んでいる。ここで、本実施の形態では、扉41b(図1の紙面左側の扉)は、レール台42に固定されている一方、扉41a(図1の紙面右側の扉)は、レール台42に対し開口面に沿って横方向(Y軸方向)に摺動可能に支持されている。
本体側に設けられている商品収納装置5は、複数ユニットの扉開閉装置40のそれぞれに対し、円柱形状をなす商品収納装置10が鉛直方向に複数ユニット配置されて構成されており、各商品収納装置10は、自動販売機1を貫く仮想的な鉛直線を中心として放射状に並ぶ仕切板122によって仕切られて複数の商品収納室124に画成されている。これら複数の商品収納室124は、商品販売の都度、前記仮想的な鉛直線を中心として所定方向に回転するように構成されている。前述した一対の扉41a、41bは、商品収納装置10の円柱形状の側部外周面に沿って湾曲した形状をなしており、この湾曲した扉41a、41bの裏面が、自動販売機1の正面側にある商品収納室124の各開口面と対向するようになっている。
尚、本実施の形態の自動販売機1が販売する商品は、例えば所定の包装が施された食品であり、また例えば複数の扉開閉装置40ごとに種類が異なるものである。利用者は、例えば、透明の扉41a、41bを通じて商品収納室124の内部の商品を視認でき、購入の際には、所望の商品に対応する扉開閉装置40(即ち、商品収納装置10)に隣接する販売釦32を押下するようになっている。販売釦32が押下されると、該当する商品収納装置10は、商品が収納された商品収納室124が扉41aと対向するべく回転するようになっている。
===商品収納装置の構成===
図3乃至図9を参照しつつ、前述した商品収納装置10の具体的な構成例について説明する。尚、図3は、本実施の形態の商品収納装置10の構成例を示す斜視図である。図4は、本実施の形態の回転板(下側回転板)12、天井板(上側回転板、回転板)123、並びに回転板12及び天井板123を支持する支持板122’の構成例を示す斜視図である。図5は、本実施の形態の仕切板122の構成例を示す斜視図である。図6は、本実施の形態の下側仕切板1221の構成例を示す部分斜視図である。図7は、本実施の形態の仕切板122における図5に示す線ABでの部分断面の構成例を示す部分断面図である。図8は、本実施の形態の固定板11の構成例を示す平面図である。図9は、本実施の形態の固定板11の構成例を示す斜視図である。
本実施の形態の商品収納装置10は、回転板12と、天井板123と、下側仕切板1221及び上側仕切板1222を有する仕切板122とを備えて構成されている。また、この商品収納装置10は、更に、回転板12を回転可能に支持する固定板11と、回転板12及び天井板123を支持する支持板122’及び支柱(回転軸)125とを備えて構成されている。尚、前述した回転板12は、複数の商品収納室124の底板を形成するものである。
<<<回転板>>>
図3及び図4に例示されるように、円板状の回転板12は、その中心から放射状に複数の仕切板122及び支持板122’が立設されて、これらの仕切板122及び支持板122’の総数と同数の略三角柱形状をなす商品収納室124がその上方に画成された例えば樹脂製の円板である。具体的には、図4に例示されるように、回転板12上に、その回転軸に沿って例えば四角柱形状をなす中空な金属製の支柱125が立設されるとともに、この支柱125を中心として放射状に例えば4枚の支持板122’が立設され、この支柱125及び支持板122’上に、天井板123が設置されている。図4の例示のように固定された回転板12、天井板123、及び4枚の支持板122’が形成する4分割された空間内に、下側仕切板1221と上側仕切板1222とがこの順に取り付けられたり、この逆順に取り外されたりするようになっている。
図3に例示されるように、回転板12は側面にギア12aを備えており、このギア12aは固定板11に設けられた歯車112と噛合するようになっている。
図3及び図4に例示されるように、回転板12の表側(+Z側)には、ギア12aの内周側に隣接し環状をなす側壁12cが形成されている。この側壁12cの高さは、商品収納室124から商品が飛び出し難い一方、利用者が商品を取り出し易い所定の高さに設定されている。
図4に例示されるように、回転板12の表側には、複数の下側仕切板1221を立設するための複数の挿入孔12bが穿設されている。同図の例示では、挿入孔12bは、回転板12における複数の下側仕切板1221が立設可能な各立設位置に例えば3個並んで穿設されている。回転板12には、例えば8、16、及び20分割が可能となるべく、28個の立設位置について例えば3個ずつの挿入孔12bが穿設されている。また、前述した側壁12cの内側におけるこれら複数の立設位置に対応する位置に、回転板12上に立設された下側仕切板1221を固定するための挿入孔12dが穿設されている。更に、回転板12の表側には、これら複数の立設位置のそれぞれに対し、対応する分割数が刻印されている。例えば回転板12を20分割する場合に下側仕切板1221を立設する立設位置の挿入孔12bの近傍には「20」が刻印されている。
尚、回転板12における固定板11と対向する面には、回転軸を中心とする所定の円軌跡上に複数の挿入孔12bが貫通して露出し、その一部から後述する下側仕切板1221の突片1221aが突出している。また、同面には、その中心に支柱125が回転板12を貫通して固設され、その外周には、固定板11上で回転板12が回転するべく固定板11上に固設された後述する案内ローラ13が遊嵌するための溝12eが形成され(図8参照)、更にその外周には、前記回転を円滑にするために例えば支持ローラ(不図示)が固設されている。この支持ローラは、固定板11上を回転板12が回転する際にともに回転して両板11、12間の摩擦を低減するためのものである。
<<<天井板>>>
図3に例示されるように、天井板123は、回転板12と略同形状をなし、この回転板12との間に、複数の商品収納室124を画成する例えば樹脂製の円板である。天井板123の裏側(−Z側)には、上側仕切板1222をスライドするための溝123aが形成されている。尚、同図では、天井板123において、裏側に形成された溝123aが、表側(+Z側)に凸形状をなしている状態が例示されている。
また、天井板123には、支持板122’の突片(不図示)が挿入されて当該支持板122’を固定するための挿入孔123bが穿設されている。また、天井板123の表側の外周部には、上側仕切板1222の係止片1222gが係止されるための環状の溝123cが形成されている。また、天井板123の表側の中央部には、当該天井板123が支柱125の端部に固定されるための固定片123dが形成されている。
<<<仕切板>>>
図5乃至図7に例示されるように、仕切板122は、下側仕切板1221と、上側仕切板1222とを備えて構成されている。
<下側仕切板>
図5に例示されるように、下側仕切板1221は、略矩形状をなす例えば樹脂製の板であり、回転板12側には、当該回転板12の挿入孔12bに挿入可能に突出する3つの突片1221a、1221b、1221cを備えるとともに、当該回転板12の側壁12cの挿入孔12dに挿入可能に突出する突片1221dを一体に備えている。
これらの突片1221a、1221b、1221c、1221dを、挿入孔12b、12dに対し嵌脱することにより、下側仕切板1221は回転板12に取り付け又は取り外しすることができる。例えば、先ず、3つの挿入孔12bに3つの突片1221a、1221b、1221cをそれぞれ挿入するように回転板12上に下側仕切板1221を立設し、次に、側壁12cの挿入孔12dに突片1221dを挿入するように回転板12上で下側仕切板1221を回転軸と反対側に少しスライドすることにより、下側仕切板1221を回転板12上に取り付ける。つまり、本実施の形態では、回転板12上の挿入孔12bの径方向の長さは、前記スライドが可能となるように、突片1221a、1221b、1221cの径方向の長さよりも少し長くなっている。尚、本実施の形態では、下側仕切板1221の取り付け時に回転軸と反対側に位置する突片1221aは、検出器114の検出対象の機能も兼ねている。この検出器114は、回転板12における固定板11と対向する面の突片1221aの通過を検出するべく、固定板11上に固設されている。この検出器114を通じて、例えば、商品販売時に各商品収納室124を特定することができる。
また、下側仕切板1221において、取り付け時に回転軸と反対側に位置する縁1221hは、例えば当該下側仕切板1221の強度を確保するため及びルートマンが把持し易くするために、回転板12の回転方向に幅広に形成されている。
更に、図6に例示されるように、下側仕切板1221は、天井板123側には、回転板12の径方向に長尺であり且つ回転方向に幅広である被挟持部材1221iを一体に備えているとともに、当該被挟持部材1221i上には、回転板12の径方向に長尺であり且つ略矩形状をなす被挟持部材1221eが一体に立設されている。被挟持部材1221eは、下側仕切板1221の取り付け時に回転軸側に位置する部分において、被挟持部材1221iとの間に切り込みが形成されており、この部分は後述するように弾性片(第1突起部材、弾性部材)1221fとしての機能を果たすようになっている。この弾性片1221fは、一方側の側面に、略半円柱形状をなして上下方向に延在する突起1221g(第1突起部材)を有している。尚、被挟持部材1221i、1221eは、後述するように、上側仕切板1222の挟持部材1222cに挟持されつつこれがスライド可能な形状をなしている。
<上側仕切板>
図5に例示されるように、上側仕切板1222は、下側仕切板1221の長尺方向と同方向に長尺であり且つ略矩形状をなす本体1222aと、下側仕切板1221の被挟持部材1221i、1221eを挟持しつつこれに対してスライドするための挟持部材1222cと、天井板123の溝123aに嵌入しつつこれに対してスライドするための嵌入部材1222bと、取り付け時に回転軸と反対側に位置する把持部材1222eとを例えば一体に備えた樹脂製の部材である。この把持部材1222eは、例えばルートマンが上側仕切板1222の取り付け時に把持するための部分であって、当該取り付け時に回転軸と反対側に位置する突起1222f(第2突起部材)と、当該取り付け時に天井板123の溝123cに係止するための係止片1222gとを更に備えている。
特に、挟持部材1222cは、図5及び図6に例示されるように、被挟持部材1221e、1221iの一側面に対し係止可能な鉤形状をなす部材である。挟持部材1222cは、この本体1222aの下方側に対し、長尺方向に、被挟持部材1221e、1221iの一側面を係止し次は他側面を係止するというように、交互に複数形成されている。各挟持部材1222cは、被挟持部材1221eと対向する内側面において、略半円柱形状をなして上下方向に延在する突起1222d(第1突起部材)を有している。尚、このような交互に鉤形状をなす配置には、本実施の形態の上側仕切板1222を例えばプレス成形や射出成形等で一体成形する際に、その作業工程をより簡便なものにできるという利点がある。
以下、図7を参照しつつ、上側仕切板1222の挟持部材1222cの突起1222dと、下側仕切板1221の被挟持部材1221eにおける弾性片1221fの突起1221gとの係合について説明する。
同図に例示されるように、上側仕切板1222の複数の挟持部材1222cが下側仕切板1221の被挟持部材1221eを確実に挟持している場合、挟持部材1222cの突起1222dは被挟持部材1221eの突起1221gに対し、相互に隣接するとともに突起1222dが突起1221gよりもB側に位置するように係合している(所定位置)。
ここで、上側仕切板1222を図中のA側にスライドさせて下側仕切板1221から取り外す際に、突起1222dが図中のA側に変位して突起1221gと当接しこれに乗り上げると、弾性片1221fは図中の下側に曲がるようになっている。つまり、上側仕切板1222をスライドさせて下側仕切板1221から取り外す場合、弾性片1221fが図中の下側に曲がる分に相当する弾性力をもって、上側仕切板1222を図中のA側に引けばよい。同様に、上側仕切板1222をスライドさせて下側仕切板1221に取り付ける場合も、弾性片1221fが図中の下側に曲がる分に相当する弾性力をもって、上側仕切板1222を図中のB側に押せばよい。
図8に例示されるように、上側仕切板1222が天井板123及び下側仕切板1221の間をスライドしながら装着された後、回転板12が所定の回転方向に回転すると、上側仕切板1222の把持部材1222eにおける突起1222fは、自動販売機1の扉開閉装置40に固設された扉41b(筐体)の内側にある突片411b(押圧部材)を通過するようになっている。同図に例示されるように、突片411bは、扉41bにおける扉41aとの当接部分が例えば2片に分かれ且つ上下方向(Z軸方向)に均一に内側(−X側)に突出した形状をなすものである。また、同図の例示では、突起1222fは、上側(+Z側)から見た場合に、上側仕切板1222のスライド方向に天井板123の回転軸から最も離れ、同方向を中心としてこの最も離れた位置から天井板123の回転方向及びその反対方向の双方向に向かって前記回転軸に近づく傾斜形状をなすものである。
<<<支持板>>>
図3に例示されるように、支持板122’は、仕切板122と略同形状をなす例えば樹脂製の板であり、回転板12及び天井板123に対しネジ留め等により立設されるようになっている。尚、本実施の形態では、回転板12上に、仕切板122が例えば最大16枚まで立設可能となっており、支持板122’が例えば4枚立設することになっている。
図4に例示されるように、回転板12上に支持板122’が例えば相互に90°の角度をなすように4枚立設されている場合、隣接する2枚の支持板122’の間に仕切板122がそれぞれ1枚ずつ合計4枚立設されれば、8個の商品収納室124が画成される。或いは、隣接する2枚の支持板122’の間に仕切板122がそれぞれ3枚ずつ合計12枚立設されれば、16個の商品収納室124が画成される。或いは、隣接する2枚の支持板122’の間に仕切板122がそれぞれ4枚ずつ合計4枚立設されれば、20個の商品収納室124が画成される。
<<<固定板>>>
図3、図8、及び図9に例示されるように、固定板11は、略矩形状をなす例えば薄板状の鋼板であって、回転板12の溝12eと対向する位置に例えば3個の案内ローラ13が固設されている。3個の案内ローラ13は、回転板12の回転軸(但し、仮想的)を中心とする円周を略3等分するように配置されている。各案内ローラ13は、例えば、固定板11に立設される所定の回転軸(不図示)と、当該回転軸を中心に回転可能であり扁平な円柱形状をなす回転体(不図示)とを有している。また、各案内ローラ13は、回転体が、回転板12の溝12eに対し、相互に所定の摩擦力をともなって遊嵌するように構成されている。各案内ローラ13の回転体が所定方向に回転することにより、回転板12は回転軸を中心として同方向に円滑に回転するようになっている。
また、固定板11には、回転板12が固定板11から外れないようにするためのストッパ113、回転板12のギア12aと噛合して当該回転板12に回転力を伝達する歯車112、当該歯車112を駆動する駆動源111等が設けられている。ここで、駆動源111は所定の駆動モータ111aを有している。
更に、固定板11には、前述した検出器114、回転板12及び天井板123の外周の一部を取り囲んで例えばこれらを保護する側板115、後述する防止板116等が設けられている。
<<<防止板>>>
図8及び図9に例示されるように、本実施の形態の防止板116は、固定板11上で駆動源111側に立設された例えば金属製の板である。この防止板116は、商品収納室124からの商品のはみ出しを防止するための板である。
同図の例示では、防止板116は、固定板11上で、回転板12のギア12aと歯車112との噛合部分の近傍且つ回転板12及び天井板123の外周の一部の近傍に立設されており、2箇所で折り曲げられている板材における最も自動販売機1の正面側(+X側)に近い部分である。
この防止板116は、上下方向(Z軸方向)において上側(+Z側)に向かうほど回転板12及び天井板123との距離が長くなり、且つ、固定板11上の面(XY面)において回転板12及び天井板123の回転方向(例えば反時計方向)に向かうほどに当該回転板12及び天井板123との距離が短くなる形状をなすものである。
===メンテナンスや各種変更等の容易性===
本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10は、少なくとも、回転板12と、天井板123と、回転板12に固定される下側仕切板1221並びに天井板123及び下側仕切板1221の間をスライドしながら装着される上側仕切板1222を有する仕切板122とを備えている。
この商品収納装置10によれば、先ず下側仕切板1221を回転板12に固定し、次に上側仕切板1222を天井板123及び下側仕切板1221の間をスライドしながら装着することにより、天井板123及び回転板12の双方が支柱125に軸支された状態で仕切板122の取り付けができる。逆に、先ず上側仕切板1222を天井板123及び下側仕切板1221の間をスライドしながら取り外し、次に下側仕切板1221を回転板12から取り外すことにより、天井板123及び回転板12の双方が支柱125に軸支された状態で仕切板122の取り外しができる。これにより、例えば、複数の仕切板122のうちの一部に対し交換や洗浄等を行う場合、ルートマンは、天井板123及び回転板12の双方が支柱125に軸支され且つ他の仕切板122が装着されている状態で、該当する仕切板122のみを取り外してこのようなメンテナンスを施した後に元の位置に取り付けることができる。また、例えば、商品収納室124の数や大きさ等を変更する場合、ルートマンは、天井板123及び回転板12の双方が支柱125に軸支され且つ仕切板122が装着されている状態で、該当する仕切板122のみを所定の位置に取り付けたり又は所定の位置から取り外したりすることができる。以上から、本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10によれば、商品収納室124のメンテナンスや各種変更等の作業が容易になる。
尚、天井板123、上側仕切板1222、及び下側仕切板1221における前述したスライドにかかる構成は、図5等の例示に限定されるものではない。
例えば、天井板123の裏側に凸形状をなす嵌入部材や被挟持部材等を形成する一方、下側仕切板1221の上側に凹形状をなす溝や挟持部材等を形成してもよい。この場合、上側仕切板1222は、その上側において、天井板123に対してスライドするべく凹形状をなす溝や挟持部材等を備える一方、その下側において、下側仕切板1221に対してスライドするべく凸形状をなす嵌入部材や被挟持部材等を備える必要がある。
或いは、例えば、天井板123の裏側に凸形状をなす嵌入部材や被挟持部材等を形成する一方、下側仕切板1221の上側に凸形状をなす嵌入部材や被挟持部材等を形成してもよい。この場合、上側仕切板1222は、その上側において、天井板123に対してスライドするべく凹形状をなす溝や挟持部材等を備える一方、その下側において、下側仕切板1221に対してスライドするべく凹形状をなす溝や挟持部材等を備える必要がある。
また或いは、例えば、天井板123の裏側に凹形状をなす溝や挟持部材等を形成する一方、下側仕切板1221の上側に凹形状をなす溝や挟持部材等を形成してもよい。この場合、上側仕切板1222は、その上側において、天井板123に対してスライドするべく凸形状をなす嵌入部材や被挟持部材等を備える一方、その下側において、下側仕切板1221に対してスライドするべく凸形状をなす嵌入部材や被挟持部材等を備える必要がある。
また、前述した実施の形態の複数の挟持部材1222cは、被挟持部材1221e、1221iの一側面を係止し次は他側面を係止するというように交互に配置されていたが、これに限定されるものではない。例えば、複数の挟持部材1222cは、被挟持部材1221e、1221iの両側面をともに挟持する一対の鉤形状をなすように配置されていてもよい。また、例えば、挟持部材1222cは、被挟持部材1221e、1221iの一側面全体を係止する幅広の形状をなすものであってもよい。
また、本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10によれば、上側仕切板1222を下側仕切板1221に対し回転軸側にスライドしながら突起1222d及び突起1221gを所定位置で係合させれば、その後の上側仕切板1222の抜けが防止される。これにより、天井板123及び回転板12の間に仕切板122が一旦確実に取り付けられれば、例えば天井板123及び回転板12の回転中にこの仕切板122が外れる等の不具合が生じ難くなる。
尚、上側仕切板1222及び下側仕切板1221における前述した第1突起部材にかかる構成は、図7等の例示に限定されるものではない。例えば、上側仕切板1222の挟持部材1222cに凸部を形成する一方、下側仕切板1221の被挟持部材1221eに凹部を形成して、この凸部及び凹部の係合によって、上側仕切板1222を装着するものであってもよい。或いは、例えば、上側仕切板1222の挟持部材1222cに凹部を形成する一方、下側仕切板1221の被挟持部材1221eに凸部を形成して、この凹部及び凸部の係合によって、上側仕切板1222を装着するものであってもよい。
また、第1突起部材の形状は、図7等に例示される突起122dのように半円柱形状に限定されるものではない。要するに上側仕切板1222及び下側仕切板1221が相互にスライドしつつ係合可能な形状であれば、例えば半多角柱形状や半球形状等、如何なる形状であってもよい。
但し、以上に限定されるものではなく、例えば、上側仕切板1222及び下側仕切板1221は、前述した第1突起部材にかかる弾性片1221f、突起122dの構成を必ずしも備えていなくてもよい。例えば、上側仕切板1222を天井板123及び下側仕切板1221の間をスライドして装着する際に所定の摩擦力を要するようになっていれば、第1突起部材にかかる構成を備えていなくても、天井板123及び回転板12の回転中に上側仕切板1222が外れる等の不具合は生じ難くい。第1突起部材にかかる構成を必要としない場合、商品収納装置10の構成はその分単純化される。
また、本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10によれば、上側仕切板1222を下側仕切板1221に対し回転軸側にスライドしながら突起1222d及び弾性片1221f上の突起1221gを所定位置で係合させる際、この上側仕切板1222を、弾性片1221fの弾性力に抗する力で、回転軸側に押しさえすればよい。また、この係合を解除する際も、上側仕切板1222を、弾性片1221fの弾性力に抗する力で、回転軸とは反対側に引きさえすればよい。これにより、仕切板122の取り付け又は取り外し作業が容易になる。
尚、上側仕切板1222及び下側仕切板1221における前述した弾性片にかかる構成は、図6や図7等の例示に限定されるものではない。例えば、上側仕切板1222の挟持部材1222cが前記係合の際に弾性力を生じるような形状又は素材で構成されていてもよい。この場合、下側仕切板1221の被挟持部材1221eは、前述したように弾性片1221fとして弾性力を生じる形状をなしていてもよいし、図6に例示される切り込みのない剛性な形状をなすものであってもよい。要するに、上側仕切板1222及び下側仕切板1221において係合可能な部材の少なくとも一方が、当該係合の際に弾性力を生じるものであれば如何なる構成であってもよい。
但し、以上に限定されるものではなく、例えば、上側仕切板1222及び下側仕切板1221は、前述した弾性片にかかる構成を必ずしも備えていなくてもよい。一般に、図7等に例示される突起1222dがAB方向にスライドしつつ突起1221gに当接して乗り上げる際に、突起1222d及び突起1221gのAB方向と直交する方向の相対変位を、当該スライドに要する力に応じて設定することができる。よって、上側仕切板1222及び下側仕切板1221が剛性な素材や形状等を有する場合でも、突起1222d、1221gを所定の大きさに設定すれば、前記スライドに要する力を許容範囲内にしつつ、上側仕切板1222及び下側仕切板1221を係合させることができる。弾性片にかかる構成を必要としない場合、商品収納装置10の構成はその分単純化される。
また、本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10によれば、もし上側仕切板1222の取り付け時に突起1222d及び弾性片1221f上の突起1221g同士が係合していなかった場合でも、天井板123及び回転板12の回転時に突片411bが当該上側仕切板1222の突起1222fを回転軸側に押圧することにより、前記係合が達成される。つまり、例えば、商品販売準備において、もし仕切板122の取り付けが確実でなかった場合でも、商品販売前に天井板123及び回転板12を一度回転させることにより、前記取り付けを確実なものとできる。或いは、例えば、商品販売準備時に仕切板122の取り付けが確実でなかった場合でも、商品販売時に天井板123及び回転板12が回転することにより、前記取り付けが確実なものとなり得る。これにより、結果的に、仕切板122の取り付け作業が容易になる。
尚、図8に例示される突起1222fは、上側(+Z側)から見た場合に、上側仕切板1222のスライド方向に天井板123の回転軸から最も離れ、同方向を中心としてこの最も離れた位置から天井板123の回転方向及びその反対方向の双方向に向かって前記回転軸に近づく傾斜形状をなすものであるため、この突起1222fの傾斜形状部分と突片411bとの当接を通じて、天井板123の中心側へ向かう押力が上側仕切板1222に対し作用する。
但し、これに限定されるものではなく、要するに、突起1222f及び突片411bは、突起1222fが突片411bに当接しつつ回転軸の周りに回転することにより、突片411bによって突起1222fが回転軸側へ押し込まれるような形状を有していればよい。例えば、突起1222fが、上側仕切板1222のスライド方向に天井板123の回転軸から最も離れた位置から天井板123の回転方向に向かって前記回転軸に近づく傾斜形状をなしていれば、突片411bは、多角形状や円形状等の如何なる形状をなしていてもよい。或いは、突片411bが、扉41bから天井板123側に最も離れた位置から天井板123の回転方向と反対方向に向かって扉41bに近づく傾斜形状をなしていれば、突起1222fは、多角形状や円形状等の如何なる形状をなしていてもよい。
また、本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10によれば、自動販売機1の本体は、天井板123及び回転板12を取り囲む機能と、本実施の形態の押圧部材としての機能との双方を兼ね備えることができる。
但し、以上に限定されるものではなく、前述した押圧部材にかかる構成は、例えば、別個の部材として突起1222fの軌跡上の所定位置に設けられるものであってもよい。
また、本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10では、前述した突起部材として、突片411bが扉41bの内側に立設されている。この場合、例えば、商品販売時において、待機時に自動販売機1の奥側(例えば図8における検出器114の近傍)に位置していた商品収納室124が回転板12の反時計方向の回転にともない正面側に移動する際、当該商品収納室124が商品取出口と対向する前に突片411bは該当する突起1222fを押圧するため、仕切板122の取り付けが商品販売前に確実になる。或いは、本実施の形態の回転板12が図8における時計方向に回転する場合、例えば、ルートマンが、自動販売機1の商品取出口に回転板12上の或るスペースを対向させた状態で、この商品取出口を通じて当該或るスペースに上側仕切板1222及び下側仕切板1221を取り付けた後に、この回転板12を時計方向に回転させれば、突片411bは該当する突起1222fを押圧するため、仕切板122の取り付けが商品販売前に確実になる。
尚、前述した押圧部材にかかる構成は、図8の例示に限定されるものではなく、要するに、突起1222d及び突起1221g同士の係合が不完全な上側仕切板1222の突起1222fのみに当接し、これを押圧して前記係合を完全なものにする形状を有する突片であれば如何なるものであってもよい。
但し、以上に限定されるものではなく、例えば、前述した押圧部材にかかる構成は、必ずしも扉41bに形成されるものでなくてもよい。
===商品収納の容易性===
本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10は、少なくとも、複数の商品収納室124を画成する、回転軸に対して放射状に配置される複数の仕切板122を有し、商品の販売時、販売するべき商品を収納する一の商品収納室124が商品取出口に対向するように回転する回転板12と、上側に向かうほどに回転板12との距離が長くなり且つ回転板12の回転方向に向かうほどに回転板12との距離が短くなる形状を有し、商品収納室124に収納される商品のはみ出しを防止する防止板116とを備えている。
本実施の形態の自動販売機1の商品収納装置10によれば、もし商品収納室124から商品がはみ出している場合には、回転板12とともに回転する商品は、防止板116を通過する際に当該防止板116に案内されて商品収納室124に確実に収納される。即ち、はみ出した商品が防止板116に当接するとき、当接している間中そのはみ出した部分が防止板116により上側から下側へ向かって案内されるとともに、当接時間の経過につれてそのはみ出した部分が防止板116により回転板12の中心へ向かって案内される。よって、もし商品収納時に、一部の商品収納室124の収納が不完全であった場合でも、回転板12の回転時に、はみ出した商品を防止板116が商品収納室124に案内することにより、商品の収納が完全なものとなる。従って、例えばルートマンが、商品収納時間の短縮のために一の商品収納室124内に一の商品を配置する基本動作を単純に速めた結果、商品収納室124から商品がはみ出す確率がたとえ高くなったとしても、例えば商品販売時に回転板12が回転すれば、はみ出した商品は商品収納室124に確実に収納される。これにより、結果的に、商品収納作業が容易になる。
尚、図8及び図9に例示される防止板116は、単に傾斜した平板となっているが、これに限定されるものではなく、例えば、曲面形状をなす板であってもよい。この曲面は、例えば、回転板12及び天井板123側に凹形状をなす曲面であってもよいし、又は凸形状をなす曲面であってもよい。或いは、曲面ではなく、例えば屈曲面であってもよい。要するに、防止板116の形状は、上下方向において上側に向かうほど回転板12及び天井板123との距離が長くなり、且つ、固定板11上の面において回転板12及び天井板123の回転方向(例えば反時計方向)に向かうほどに当該回転板12及び天井板123との距離が短くなる形状であれば、いかなる形状であってもよい。
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した実施の形態では、回転板12には支持板122’が設けられていたが、これに限定されるものではなく、例えば、支持板122’の代わりに全て仕切板122が使用されてもよい。この場合、天井板123及び回転板12は、支柱125のみにより軸支されて、図4に例示される形状を保持するものとする。
また、前述した実施の形態では、回転板12は、固定板11上で、円形溝12b及び案内ローラ13を介して回転可能な構成をとっていたが、これに限定されるものではない。例えば、回転板12は、自動販売機1に設けられる所定の回転軸(不図示)を中心として回転可能な構成をとるものであってもよい。
また、前述した実施の形態では、下側仕切板1221を回転板12上に立設するための構成は、挿入孔12b、12d及び突片1221a、1221b、1221c、1221dであったが、これに限定されるものではない。要するに、天井板123及び回転板12が支柱125に固設された状態で、下側仕切板1221を回転板12上に立設可能にするための構成であれば如何なる構成であってもよい。
また、前述した実施の形態では、下側仕切板1221の突片1221aは、検出器114の検出対象を兼ねたものであったが、これに限定されるものではない。例えば、検出対象は回転板12の裏側に別途取り付け可能に構成されていてもよい。
また、前述した実施の形態では、天井板123及び回転板12と固定板11とは商品収納装置10の1つのユニットを構成し、これらのユニットが複数に集まって商品収納装置5を構成するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、複数組の天井板123及び回転板12が前述した所定の回転軸を中心としてともに回転可能な構成をとるものであってもよい。
また、前述した実施の形態では、上側仕切板1222及び下側仕切板1221のそれぞれは、突起、突片、挟持部材、被挟持部材等の部材が本体と一体成形されたものであったが、これに限定されるものではなく、例えば、これらの部材の一部又は全部が本体に対し着脱可能に構成されていてもよい。
また、前述した実施の形態では、商品収納装置10は、例えば、側板115、防止板116、支柱125等以外は概ね樹脂製であったが、これに限定されるものではなく、例えば、樹脂の代わりに金属が使用されていてもよい。
本実施の形態の自動販売機の外観構成例を示す正面図である。 本実施の形態の商品取出装置及び商品収納装置の構成例を示す斜視図である。 本実施の形態の商品収納装置の構成例を示す斜視図である。 本実施の形態の回転板、支持板、及び天井板の構成例を示す斜視図である。 本実施の形態の仕切板の構成例を示す斜視図である。 本実施の形態の下側仕切板の構成例を示す部分斜視図である。 本実施の形態の仕切板における線ABでの部分断面の構成例を示す部分断面図である。 本実施の形態の固定板の構成例を示す平面図である。 本実施の形態の固定板の構成例を示す斜視図である。
符号の説明
1 自動販売機 2 前扉
3 商品取出装置 5、10 商品収納装置
12 回転板 12a ギア
12b、12d 挿入孔 12c 側壁
12e 溝 13 案内ローラ
21 紙幣挿入口 22 硬貨投入口
23 返却レバー 24 返却口
25 ハンドル 31 枠体
31a、31b 化粧フレーム 32 販売釦
40 扉開閉装置 41a、41b 扉
42 レール台 111 駆動源
111a 駆動モータ 112 歯車
113 ストッパ 114 検出器
115 側板 116 防止板
122 仕切板 122’支持板
123 天井板 123a、123c 溝
123b 挿入孔 123d 固定片
124 商品収納室 125 支柱
1221 下側仕切板 1221a 突片
1221b 突片 1221c 突片
1221d 突片 1221e 被挟持部材
1221f 弾性片 1221g 突起
1221h 縁 1221i 被挟持部材
1222 上側仕切板 1222a 本体
1222b 嵌入部材 1222c 挟持部材
1222d 突起 1222e 把持部材
1222f 突起 411b 突片

Claims (4)

  1. 回転軸の上側に軸支される上側回転板と、
    前記回転軸の下側に軸支される下側回転板と、
    前記上側回転板及び前記下側回転板の間に介在し、複数の商品収納室を画成する、前記回転軸に対して放射状に配置される複数の仕切板と、を備え、
    前記上側回転板及び前記下側回転板は、商品の販売時、販売するべき商品を収納する一の前記商品収納室が商品取出口に対向するように回転し、
    前記仕切板は、前記下側回転板に固定される下側仕切板と、前記上側回転板及び前記下側仕切板の間をスライドしながら装着される上側仕切板と、を有し
    前記上側仕切板及び前記下側仕切板は、前記上側仕切板が前記上側回転板及び前記下側仕切板の間をスライド可能な所定位置で係合することにより、前記上側仕切板が前記回転軸とは反対方向に抜けることを防止する第1突起部材、を有し、
    前記上側仕切板が前記上側回転板及び前記下側仕切板の間をスライドする際の、前記上側仕切板の前記回転軸とは反対側の面に突設される第2突起部材と、
    前記第1突起部材同士が係合する手前の位置で前記上側仕切板が停止した状態である場合、前記上側回転板及び前記下側回転板が回転することにより、前記第1突起部材同士が係合するように、前記第2突起部材を前記回転軸の方向に押圧する押圧部材と、を更に備えた
    ことを特徴とする自動販売機の商品収納装置。
  2. 前記上側仕切板及び前記下側仕切板の前記第1突起部材の少なくとも一方は、係合する際に弾性力を生じる弾性部材である、
    ことを特徴とする請求項に記載の自動販売機の商品収納装置。
  3. 前記押圧部材は、前記上側回転板及び前記下側回転板を取り囲む筐体の内側面に立設される突片である、
    ことを特徴とする請求項に記載の自動販売機の商品収納装置。
  4. 前記突片は、前記筐体における前記商品取出口の近傍に立設される、
    ことを特徴とする請求項に記載の自動販売機の商品収納装置。
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