JP4242786B2 - 硬貨収納体用スペーサ,硬貨収納体及び硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨収納体用スペーサ,硬貨収納体及び硬貨処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、硬貨処理装置への着脱を可能とした硬貨収納体の収納通路内に挿入して使用されるスペーサと、該スペーサの着脱を可能とした硬貨収納体と、該硬貨収納体を着脱自在に備えた硬貨処理装置に関する。
硬貨作動機器、例えば自動販売機内には、商品購入に際して投入された硬貨の正偽及び種類を識別する機能と、正貨であるときはこれを種類別に分配して種類毎に収納し、且つ、偽貨であるときにはこれを返却口に戻す機能と、釣銭発生時に収納硬貨から釣銭に対応した硬貨を払い出して返却口に送出する機能とを有する硬貨処理装置が設けられている。
前記硬貨収納手段には、指定硬貨を積み重ねて収納可能な単一の収納通路を有する硬貨収納体または複数の収納通路を有する硬貨収納体の何れかが用いられている。前者の硬貨収納体は硬貨の種類別、具体的には500円硬貨,100円硬貨,50円硬貨,10円硬貨の別に用意されたものであり、硬貨処理装置には個別に取り付けられ、取り外しも個別に行われる。後者の硬貨収納体は複数の収納通路が硬貨の種類別、具体的には500円硬貨,100円硬貨,50円硬貨,10円硬貨の別に複数並設されたものであり、硬貨処理装置には一度で取り付けられ、取り外しも一度で行われる。
特開平5−73758号公報
先に述べた単一収納通路タイプの硬貨収納体は収納通路単位での着脱が可能であるため、収納通路変更の要求があった場合には既に取り付けられている硬貨収納体を別種類の硬貨収納体に交換すること、例えば100円硬貨用硬貨収納体を10円硬貨用硬貨収納体に交換することができる。
しかし、単一収納通路タイプの硬貨収納体では、所望の硬貨収納体を個別に硬貨処理装置に取り付けなければならないため取付作業に時間を要する不具合があると共に全ての種類の硬貨収納体を十分量備蓄しておく必要があるためその在庫管理が煩雑になる不具合がある。また、交換すべき硬貨収納体の在庫が無い場合には所期の収納通路変更がタイムリーに行えない不具合がある。
一方、先に述べた複数収納通路タイプの硬貨収納体は一度の操作で硬貨処理装置への着脱が行えるため、単一収納通路タイプの硬貨収納体のように所望の硬貨収納体を個別に取り付ける面倒がない利点がある。
しかし、複数収納通路タイプの硬貨収納体では、単一収納通路タイプの硬貨収納体のような収納通路単位での着脱が行えないため、収納通路変更の要求があった場合、例えば500円硬貨,100円硬貨,100円硬貨,50円硬貨,10円硬貨用の5つの収納通路の組み合わせを有する硬貨収納体が既に取り付けられているときに100円硬貨用収納通路を10円硬貨用収納通路に変更する要求があった場合には硬貨収納体を500円硬貨,100円硬貨,50円硬貨,10円硬貨,10円硬貨用の5つの収納通路の組み合わせを有する別の硬貨収納体に交換しなければならない不具合がある。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、単一収納通路タイプの硬貨収納体を使用する場合、また、複数収納通路タイプの硬貨収納体を使用する場合でも、硬貨収納体を別の硬貨収納体に交換することなく収納通路の変更をタイムリーに行うことができる硬貨収納体用スペーサ,硬貨収納体及び硬貨処理装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る硬貨収納体用スペーサは、指定硬貨を積み重ねて収納可能な単一または複数の収納通路を有し硬貨処理装置への着脱を可能とした硬貨収納体の収納通路内に挿入して使用されるスペーサであって、該スペーサは硬貨収納体の収納通路内に挿入された状態で収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化し得る、ことをその特徴とする。
この硬貨収納体用スペーサによれば、硬貨収納体の収納通路内に挿入することによって、収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化させることができ、これにより硬貨収納体を別の硬貨収納体に交換することなく収納通路の変更をタイムリーに行うことができる。
また、本発明に係る硬貨収納体は、指定硬貨を積み重ねて収納可能な単一または複数の収納通路を有し硬貨処理装置への着脱を可能とした硬貨収納体であって、該硬貨収納体の収納通路は収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化し得るスペーサの挿入を許容し、且つ、収納通路内に挿入されたスペーサに設けられた係合部に着脱自在な被係合部を収納通路内壁に備える、ことをその特徴とする。
この硬貨収納体によれば、収納通路内にスペーサを挿入し取り付けることによって、収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化させることができ、これにより硬貨収納体を別の硬貨収納体に交換することなく収納通路の変更をタイムリーに行うことができる。
さらに、本発明に係る硬貨処理装置は、指定硬貨を積み重ねて収納可能な単一または複数の収納通路を有する硬貨収納体を着脱自在に備えた硬貨処理装置であって、前記硬貨収納体の収納通路は収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化し得るスペーサの挿入を許容し、且つ、収納通路内に挿入されたスペーサに設けられた係合部に着脱自在な被係合部を収納通路内壁に備える、ことをその特徴とする。
この硬貨処理装置によれば、硬貨収納体の収納通路内にスペーサを挿入し取り付けることによって、収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化させることができ、これにより硬貨収納体を別の硬貨収納体に交換することなく収納通路の変更をタイムリーに行うことができる。
本発明によれば、単一収納通路タイプの硬貨収納体を使用する場合、また、複数収納通路タイプの硬貨収納体を使用する場合でも、硬貨収納体を別の硬貨収納体に交換することなく収納通路の変更をタイムリーに行うことができる硬貨収納体用スペーサ,硬貨収納体及び硬貨処理装置を提供することができる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1〜図5は、硬貨収納手段として複数収納通路タイプの硬貨収納体を着脱自在に備える硬貨処理装置に本発明を適用した実施形態を示す。
図1(A)は硬貨処理装置の正面図、図1(B)は硬貨収納体を取り外した硬貨処理装置の正面図、図2(A)は硬貨収納体の正面図、図2(B)は硬貨収納体の上面図、図2(C)は硬貨収納体に4種類の硬貨を収納した状態を示す上面図、図3は硬貨収納体及びスペーサの正面図、図4(A)〜図4(C)はスペーサ取付手順の説明図、図5はスペーサを取り付けた状態を示す硬貨収納体の上面図である。
図1(A)及び図1(B)に示した硬貨処理装置は、装置上部に設けられた硬貨識別部10と、その下側に設けられた硬貨分配部20と、その下側に着脱自在に設けられた硬貨収納体30と、その下側に設けられた硬貨払出部40とを有している。
硬貨識別部10は、投入硬貨を受け入れるための入口11と、受け入れた硬貨を所定方向に導く検出用通路(図示省略)と、硬貨が検出用通路を通過する過程でその正偽及び種類を磁界変化に基づき検出して識別するセンサ(図示省略)とを備える。この硬貨識別部10は、検出用通路に詰まった硬貨を取り出すためのカバー12を有し、このカバー12は一端に設けられた軸を装置筐体に軸支され、且つ、コイルバネ14によって閉方向に付勢されており常時は閉じている。また、カバー12には、硬貨分配部20による硬貨の分配方向を設定するためのディップスイッチ15が各収納通路31〜35のそれぞれに対応して、或いは、所定の収納通路のみ、例えば500円硬貨用収納通路31に対応して設けられている。
硬貨分配部20は、後述する複数の収納通路31〜35の上端開口に至る複数の分配通路及び返却通路(何れも図示省略)と、硬貨識別部10からの硬貨を所定の分配通路に誘導するための複数の振り分け板(図示省略)と、各振り分け板を駆動するためのソレノイド(図示省略)とを備えている。
振り分け板駆動用の各ソレノイドは硬貨識別部10のセンサの検出信号及びディップスイッチ15の設定信号に基づき硬貨処理装置制御用コントローラから送出される分配信号によって作動する。つまり、硬貨分配部20は、硬貨識別部10が受け入れた硬貨が正貨であるときに当該硬貨が所定の収納通路31〜35に収納されるように複数の振り分け板を適宜作動させて分配通路の切り換えを行う。また、硬貨識別部10が受け入れた硬貨が偽貨であるときにこれを返却通路に導くように振り分け板を作動させる。
硬貨収納体30は、透明または半透明プラスチックから一体に形成されており、図2(A)〜図2(C)に示すように、上端を開口した横断面円形の複数の収納通路、具体的には500円硬貨を積み重ねて収納可能な収納通路31と、50円硬貨を積み重ねて収納可能な収納通路32と、10円硬貨を積み重ねて収納可能な収納通路33と、100円硬貨を積み重ねて収納可能な2つの収納通路34,35を一列に並んだ状態で有している。また、各収納通路31〜35の下端一側には、後述する払出板の挿入と払出板による最下位の硬貨の抜き出しを可能とした窓穴(図示省略)が設けられている。
この硬貨収納体30は硬貨分配部20の下側に設けられた空洞に嵌め込むことで硬貨処理装置への取り付けを可能としており、硬貨収納体30の正面側に設けられた掛合レバー(図示省略)を装置筐体に掛合させることで脱落が防止されている。硬貨処理装置からこの硬貨収納体30を取り外すときには掛合レバーを操作し装置筐体との掛合を解除してから手前に抜き出せばよい。つまり、この硬貨収納体30は硬貨処理装置に一度で取り付けることができ、取り外しも一度で行わうことができる。
硬貨払出部40は、各収納通路31〜35の窓穴に挿入可能な5つの払出板41〜45と、各払出板41〜45を進退駆動するためのソレノイド(図示省略)とを備えている。
払出板駆動用の各ソレノイドは硬貨処理装置制御用コントローラから送出される払出信号に基づいて作動する。つまり、硬貨払出部40は、釣銭発生時に釣銭に対応した硬貨が返却口に送出されるように5つの払出板41〜45を適宜進退させて硬貨の払い出しを行う。
前記硬貨収納体30の500円硬貨用収納通路31には、図2(A)〜図2(C)及び図3に示すように、後述するスペーサS1を着脱自在に装着するための2つの被係合部、具体的には矩形状長穴31aが上下方向に間隔をおいて設けられている。
図示したスペーサS1は500円硬貨用収納通路31を500円硬貨よりも径が小さな100円硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化させるためのものである。このスペーサS1は透明または半透明プラスチックから形成されており、図3及び図4(A)〜図4(C)に示すように、500円硬貨用収納通路31の内面に沿う外面曲率を備えた断面C形を成していて、その上下方向寸法は500円硬貨用収納通路31の上下方向寸法とほぼ一致している。また、スペーサS1の内面曲率は100円硬貨の径よりも大きく、上から見たときの外面の左端から右端までの角度は180度よりも小さい。さらに、スペーサS1の外面には矩形状長穴31aに対応した2つの係合部、具体的にはL字形フックS1aが上下方向に間隔をおいて設けられており、このL字形フックS1aの上下方向寸法と左右方向寸法は矩形状長穴31aの上下方向寸法と左右方向寸法よりも僅かに小さく、また、L字形フックS1aの端部内側に設けられた半球状凸部S1bとスペーサS1の外面との間隔は500円硬貨用収納通路31の外壁の厚さよりも僅かに小さい。
このスペーサS1を用いて収納体30の500円硬貨用収納通路31を100円硬貨を収納可能な形状に変化させるときには、硬貨処理装置から収納体30を取り外した後、図4(A)〜図4(C)に示すように、スペーサS1を500円硬貨用収納通路31の上端開口から下向きに挿入し、そして、2つのL字形フックS1aを矩形状長穴31aに内側から差し込んで外方に突出させ、そして、スペーサS1を下方に押し込んでL字形フックS1aの半球状凸部S1bとスペーサS1の外面との間で500円硬貨用収納通路31の外壁を挟持させ、そして、スペーサ取付後の収納体30を硬貨処理装置に取り付ければよい。
スペーサS1の内面曲率が100円硬貨の径よりも大きく、且つ、上から見たときの外面の左端から右端までの角度は180度よりも小さいため、スペーサ挿入後の収納通路31の横断面形は円形にはならず図5に示すような楕円形に近い形となるが、スペーサS1の内面とこれと向き合う500円硬貨用収納通路31の内面との間隔が100円硬貨の径よりも僅かに大きくなっているので前記のような形状の横断面形であっても100円硬貨を積み重ねて収納することに何ら支障はない。
スペーサ取付後の収納体30を硬貨処理装置に取り付けた後に、500円硬貨用収納通路31を100円硬貨用収納通路として使用するには、500円硬貨用収納通路31が100円硬貨用収納通路として識別されるように硬貨識別部10のディップスイッチ15を操作して通路設定の変更を行う。この通路設定の変更により当初は500円硬貨用であった収納通路31が100円硬貨用として識別され、結果的に収納体30は50円硬貨用収納通路32と10円硬貨用収納通路33と3つの100円硬貨用収納通路31,34,35を有するものとして利用されることになる。
収納通路31を100円硬貨用から500円硬貨用の収納通路に戻すときには、硬貨処理装置から収納体30を取り外した後、前記とは逆の手順でスペーサS1を取り外し、スペーサ取り外し後の収納体30を硬貨処理装置に取り付けると共に、ディップスイッチ15を操作して通路設定を元の状態に戻せばよい。
先の説明では、スペーサ挿入後の収納通路31の横断面形が楕円形に近い形となるものをスペーサS1として示したが、図6(A)及び図6(B)に示すようなスペーサS2を用いれば、スペーサ挿入後の収納通路31の横断面形を100円硬貨の径よりも僅かに大きな円形とすることもできる。
図6(A)及び図6(B)に示したスペーサS2は透明または半透明プラスチックから形成されており、500円硬貨用収納通路31の内面に沿う外面曲率を備えた断面C形を成していて、その上下方向寸法は500収納通路31の上下方向寸法とほぼ一致している。また、スペーサS2の内面曲率は100円硬貨の径に近似していて、上から見たときの外面の左端から右端までの角度は180度を越えている。L字形フックS2aはスペーサS1のものと同じである。
このスペーサS2を用いて収納体30の500円硬貨用収納通路31を100円硬貨を収納可能な形状に変化させるときには、硬貨処理装置から収納体30を取り外した後、スペーサS2の両端部分を内側に撓ませてから500円硬貨用収納通路31の上端開口から下向きに挿入し、そして、2つのL字形フックS2aを矩形状長穴31aに内側から差し込んで外方に突出させ、そして、スペーサS2を下方に押し込んでL字形フックS2aの半球状凸部とスペーサS2の外面との間で500円硬貨用収納通路31の外壁を挟持させ、スペーサ取付後の収納体30を硬貨処理装置に取り付ければよい。ちなみに、挿入時に内側に撓ませた両端部分は自らの弾性によって復元するので、挿入後のスペーサS2の外面は500円硬貨用収納通路31の内面に沿う。
スペーサS2の内面曲率が100円硬貨の径に近似し、且つ、上から見たときの外面の左端から右端までの角度は180度を越えており、スペーサ挿入後の収納通路31の横断面形は図6(B)に示すような円形となるので、100円硬貨をこの横断面円形の通路に積み重ねて収納することができる。
また、先の説明では、スペーサS1,S2として横断面C形のものを示したが、図7(A)及び図7(B)に示すような円筒形のスペーサS3を用いることもできる。
図7(A)及び図7(B)に示したスペーサS3は透明または半透明プラスチックから円筒形に形成されており、その外径は500円硬貨用収納通路31の内径よりも僅かに小さく、その内径は100円硬貨の外径よりも僅かに大きく、その上下方向寸法は500収納通路31の上下方向寸法とほぼ一致している。このスペーサS3にはスペーサS1,S2のようなL字形フックは無いので、500円硬貨用収納通路31から矩形状長穴31aを排除しても構わない。
このスペーサS3を用いて収納体30の500円硬貨用収納通路31を100円硬貨を収納可能な形状に変化させるときには、硬貨処理装置から収納体30を取り外した後、スペーサS3を500円硬貨用収納通路31の上端開口から下向きに挿入して取り付け、そして、スペーサ取付後の収納体30を硬貨処理装置に取り付ければよい。
スペーサS3の内径が100円硬貨の径に整合し、スペーサ挿入後の収納通路31の横断面形は図7(B)に示すような円形となるので、100円硬貨をこの横断面円形の通路に積み重ねて収納することができる。
さらに、先の説明では、硬貨収納手段として複数収納通路タイプの硬貨収納体30を着脱自在に備えた硬貨処理装置に本発明を適用したものを例示したが、本発明は硬貨収納手段として単一収納通路タイプの複数の硬貨収納体を着脱自在に備えた硬貨処理装置にも適用できる。
図8(A)及び図8(B)はその一例を示すもので、図中の51は硬貨処理装置に設けられたホルダー、61は500円硬貨用硬貨収納体、62は50円硬貨用硬貨収納体、63は10円硬貨用硬貨収納体、64は100円硬貨用硬貨収納体である。
各硬貨収納体61〜64は上端を開口した横断面円形の単一の収納通路をそれぞれ有しており、各収納通路には各々の内径に対応した硬貨を積み重ねて収納することができる。また、各硬貨収納体61〜64の下端一側には、硬貨払出部の払出板の挿入と払出板による最下位の硬貨の抜き出しを可能とした窓穴(図示省略)がそれぞれ設けられている。また、各硬貨収納体61〜64は同一の外径を有していて、ホルダー51には各硬貨収納体61〜64を着脱自在に取り付けることができる装着部51aが4個設けられている。
前記500円硬貨用硬貨収納体61には、前記スペーサS1を着脱自在に装着するための2つの被係合部、具体的には前記長穴31aと同様の矩形状長穴61aが上下方向に間隔をおいて設けられている。
スペーサS1を用いて500円硬貨用硬貨収納体61の収納通路を100円硬貨を収納可能な形状に変化させるときには、硬貨処理装置から500円硬貨用硬貨収納体61を取り外した後、スペーサS1を500円硬貨用硬貨収納体61の収納通路の上端開口から下向きに挿入し、そして、2つのL字形フックS1aを矩形状長穴61aに内側から差し込んで外方に突出させ、そして、スペーサS1を下方に押し込んでL字形フックS1aの半球状凸部とスペーサS1の外面との間で500円硬貨用硬貨収納体61の収納通路の外壁を挟持させ、そして、スペーサ取付後の硬貨収納体61収納体30を硬貨処理装置に取り付ければよい。勿論、スペーサS1の代わりに前記スペーサS2または前記スペーサS3を使用することもできる。
この場合も、スペーサ取付後の500円硬貨用硬貨収納体61を硬貨処理装置に取り付けた後に、500円硬貨用硬貨収納体61の収納通路を100円硬貨用の収納通路として使用するには、500円硬貨用硬貨収納体61が100円硬貨用硬貨収納体として識別されるように硬貨識別部10のディップスイッチ15を操作して通路設定の変更を行う。
さらに、先の説明では、複数収納通路タイプの硬貨収納体にあっては500円硬貨用収納通路31を100円硬貨用の収納通路として用いる場合を例示し、単一収納通路タイプの硬貨収納体にあっては500円硬貨用硬貨収納体61を100硬貨用硬貨収納体として用いる場合を例示したが、スペーサS1〜S3の肉厚等を変えることによって500円硬貨用の収納通路を50円硬貨または10円硬貨用の収納通路に変更したり、10円硬貨用の収納通路を50円硬貨または100円硬貨用の収納通路に変更したり、100円硬貨用の収納通路を50円硬貨用の収納通路として変更すること、要するに、指定硬貨を収納可能な収納通路をこれにより径が小さな異種硬貨用の収納通路として適宜変更することができる。
以上説明したように、単一収納通路タイプの硬貨収納体を使用する場合、また、複数収納通路タイプの硬貨収納体を使用する場合でも、硬貨収納体を別の硬貨収納体に交換することなく収納通路の変更をタイムリーに行うことができる硬貨収納体用スペーサ,硬貨収納体及び硬貨処理装置を提供することができる。
とりわけ、複数収納通路タイプの硬貨収納体を使用する場合にあっては、別の硬貨収納体を用意しなくともスペーサのみで収納通路変更が行え、しかも、一度の操作で硬貨処理装置への着脱が行えるため、単一収納通路タイプの硬貨収納体を使用する場合に比べてコスト面及び作業面で有利である。
複数収納通路タイプの硬貨収納体を着脱自在に備える硬貨処理装置に本発明を適用した実施形態を示す硬貨処理装置の正面図と、硬貨収納体を取り外した硬貨処理装置の正面図である。 硬貨収納体の正面図と、硬貨収納体の上面図と、硬貨収納体に4種類の硬貨を収納した状態を示す上面図である。 硬貨収納体及びスペーサの正面図である。 スペーサの取付手順の説明図である。 スペーサを取り付けた状態を示す硬貨収納体の上面図である。 スペーサの他の形状例を示すスペーサの上面図と、スペーサを取り付けた状態を示す硬貨収納体の上面図である。 スペーサのさらに他の形状例を示すスペーサの上面図と、スペーサを取り付けた状態を示す硬貨収納体の上面図である。 複数収納通路タイプの硬貨収納体を着脱自在に備える硬貨処理装置に本発明を適用した実施形態を示す硬貨処理装置の要部断面図と、スペーサを取り付けた状態を示す硬貨収納体の上面図である。
符号の説明
10…硬貨識別部、15…ディップスイッチ、20…硬貨分配部、30…複数収納通路タイプの硬貨収納体、31〜35…収納通路、31a…矩形状長穴、40…硬貨払出部、S1…スペーサ、S1a…L字形フック、S2…スペーサ、S2a…L字形フック、S3…スペーサ、51…ホルダー、51a…装着部、61〜64…単一収納通路タイプの硬貨収納体、61a…矩形状長穴。

Claims (3)

  1. 指定硬貨を積み重ねて収納可能な単一または複数の収納通路を有し硬貨処理装置への着脱を可能とした硬貨収納体の収納通路内に挿入して使用されるスペーサであって、
    前記スペーサは前記硬貨収納体の収納通路内に挿入された状態で収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化し得るものであり
    前記スペーサは前記硬貨収納体の収納通路内に挿入したときに収納通路内壁に設けられた被係合部に着脱可能な係合部を備え、
    前記硬貨収納体の収納通路は断面円形を成し、前記スペーサは収納通路内面に沿う外面曲率を備えた断面C形を成していて、
    前記係合部はスペーサ外面に設けられたL字形フックから成り、前記被係合部はL字形フックを挿入し掛合可能な長穴から成る、
    ことを特徴とする硬貨収納体用スペーサ。
  2. 指定硬貨を積み重ねて収納可能な単一または複数の収納通路を有し硬貨処理装置への着脱を可能とした硬貨収納体であって、
    前記硬貨収納体の収納通路は収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化し得るスペーサの挿入を許容し、且つ、収納通路内に挿入されたスペーサに設けられた係合部に着脱自在な被係合部を収納通路内壁に備え、
    前記硬貨収納体の収納通路は断面円形を成し、前記スペーサは収納通路内面に沿う外面曲率を備えた断面C形を成していて、
    前記係合部はスペーサ外面に設けられたL字形フックから成り、前記被係合部はL字形フックを挿入し掛合可能な長穴から成る、
    ことを特徴とする硬貨収納体
  3. 指定硬貨を積み重ねて収納可能な単一または複数の収納通路を有する硬貨収納体を着脱自在に備えた硬貨処理装置であって、
    前記硬貨収納体の収納通路は収納通路の内形を指定硬貨よりも径が小さな異種硬貨を積み重ねて収納可能な形状に変化し得るスペーサの挿入を許容し、且つ、収納通路内に挿入されたスペーサに設けられた係合部に着脱自在な被係合部を収納通路内壁に備え、
    前記硬貨収納体の収納通路は断面円形を成し、前記スペーサは収納通路内面に沿う外面曲率を備えた断面C形を成していて、
    前記係合部はスペーサ外面に設けられたL字形フックから成り、前記被係合部はL字形フックを挿入し掛合可能な長穴から成る、
    ことを特徴とする硬貨処理装置
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