JP6396159B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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この発明は、自動販売機、両替機、精算機、券売機、サービス機器等(以下、「自動販売機等」という。)に搭載される硬貨処理装置に関する。
従来から、自動販売機等の内部には、投入硬貨の正偽を判別するとともに、正貨とみなされた投入硬貨を金種毎に選別収納し、さらに選別収納された硬貨を釣銭等の額に応じて払い出す硬貨処理装置が搭載されている。図6は、このような硬貨処理装置の概略図である。
この硬貨処理装置1は、大別すると、投入硬貨の正偽を判別するとともに投入硬貨を金種別に振り分けるための硬貨選別部2と、硬貨選別部2により振り分けられた投入硬貨を金種毎に収納してそこから釣銭等の額に応じた硬貨を選択して払い出すための硬貨払出部3とから構成されている。そして、硬貨選別部2は、投入硬貨の正偽及び金種を判別するための硬貨識別手段4と、この硬貨識別手段が真正硬貨とみなした硬貨を金種別に振り分ける硬貨振分手段5とを有している。また、硬貨払出部3は、硬貨選別部2により金種毎に振り分けられた硬貨をそれぞれ金種毎に収納する複数のコインチューブ6と、この複数のコインチューブ6から釣銭等の額に応じた硬貨を選択して払い出すための硬貨払出手段7とを有している。なお、この硬貨払出手段としては、コインチューブ6に収納された硬貨を、コインチューブ6の最下部に開口したスリット状の孔から、ペイアウトスライドと称されているスライド部材によって一枚ずつ引き出すことにより硬貨を払い出すものが広く採用されている。
また、現在、多くの硬貨処理装置1は、その硬貨選別部2の硬貨振分手段5に、投入された硬貨をコインチューブ6へ振り分ける前に一時的に保留するための硬貨一時保留機構を備えている。この硬貨一時保留機構は、硬貨処理装置1に投入された硬貨を、コインチューブ6に振り分ける前に一時的に保留して、商品が購入されることなく硬貨返却レバー等によって払い戻しが行われるときは、この一時的に保留された硬貨を返却するようにするために備えられている。これによって、いわゆる硬貨のすり替え現象による窃盗被害を防止している。
また、硬貨払出部3においては、コインチューブ6からの硬貨の回収やコインチューブ6へのつり銭の補充をしやすくするために、その複数のコインチューブ6は硬貨処理装置1の本体から着脱可能な硬貨収納カセット9の中に設けられているのが通常である。
特開2002−63628号公報
自動販売機等に搭載される硬貨処理装置において、自動販売機等で販売する商品の価格設定や自動販売機等が設置される場所における販売の傾向などの販売の状況によっては、特定の金種の硬貨のつり銭切れが発生しやすくなることが考えられる。しかし、このつり銭切れの発生を抑えるために、このつり銭切れが発生しやすい硬貨のつり銭を最大に補充しておくと、コインチューブに振り分けることができずに金庫に流れてしまう硬貨が多くなるので、つり銭管理上非効率となる。そのため、自動販売機等における販売の状況によっては、特定の金種のつり銭切れが発生しやすくなるが、従来の硬貨処理装置においては、それにつり銭管理上効率よく対応することができないという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、つり銭切れが発生しにくい硬貨処理装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の硬貨処理装置は、投入された硬貨の金種を識別する硬貨識別手段と、前記硬貨識別手段によって識別された硬貨を金種別に振り分ける硬貨振分手段と、前記硬貨振分手段によって振り分けられた硬貨を金種ごとに収納する複数のコインチューブと、前記コインチューブに収納された硬貨を払い出す硬貨払出手段と、投入された特定金種の硬貨を、前記コインチューブに振り分ける前に、保留するための硬貨一時保留機構とを有する硬貨処理装置であって、通常の処理を行う通常モードと特別サブチューブ使用モードとをとることができ、前記特別サブチューブ使用モードにおいては、前記硬貨一時保留機構を、前記特定金種の硬貨を前記コインチューブへ振り分けずに直接つり銭として用いるために保留しておくための、硬貨収納手段として用い、前記通常モードにおいて前記一時保留機構に保留されていた前記特定金種の硬貨が振り分けられていたコインチューブを、前記特定金種以外の金種の硬貨を収納する特別サブチューブに代えることを特徴とする。
請求項2の硬貨処理装置は、請求項1に記載の硬貨処理装置であって、前記複数のコインチューブは装置本体に着脱可能な硬貨収納カセットに含まれていることを特徴とする。
請求項3の硬貨処理装置は、請求項1又は2に記載の硬貨処理装置であって、前記通常モードと前記特別サブチューブ使用モードとの切り替えを行うためのモード切替入力手段を有していることを特徴とする。
請求項4の硬貨処理装置は、請求項2に記載の硬貨処理装置において、前記通常モードと前記特別サブチューブ使用モードとの切り替えが、装置本体に装着された前記硬貨収納カセットの種類に応じて自動的になされることを特徴とする。
本発明によれば、つり銭切れの発生を抑えることができる。
本発明の実施形態の硬貨処理装置の概略図である。 本発明の実施形態の硬貨処理装置の硬貨選別部の概略正面図である。 本発明の実施形態の硬貨処理装置の硬貨選別部の概略正面図であり、(a)は500円硬貨選別通路に500円硬貨が保留されている状態を示し、(b)は100円硬貨選別通路に100円硬貨が保留されている状態を示している。 本発明の実施形態の硬貨処理装置の硬貨一時保留機構及びその周辺部の要部断面図であり、(a)は硬貨保留レバーが硬貨を保留している状態を示し、(b)は硬貨保留レバーが硬貨を解放している状態を示している。 本発明の実施形態の硬貨処理装置の硬貨一時保留機構の下流に設けられた硬貨振分けレバーの動作を示す概略断面図であり、(a)は硬貨が返却口に振り分けられる状態を示し、(b)は硬貨がコインチューブに振り分けられる状態を示し、(c)は硬貨が金庫に振り分けられる状態を示している。 従来の硬貨処理装置の概略図である。
以下、本発明の実施形態の1つを図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の硬貨処理装置1の概略図であって、硬貨処理装置1の断面を模式的に表したものである。この実施形態の硬貨処理装置1の構造は、以下で説明する部分を除いて、前述した従来の硬貨処理装置の構造と同様である。よって、この実施形態における構成部材のうち前述の従来の硬貨処理装置における構成部材と同等の部材には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
この硬貨処理装置1は、500円硬貨、100円硬貨、10円硬貨及び50円硬貨を取り扱うものであって、硬貨選別部2と硬貨払出部3とからなっている。そして、硬貨選別部2は、500円硬貨と100円硬貨とについて、硬貨一時保留機構8を有している。この硬貨処理装置1においては、3枚の500円硬貨と4枚の100円硬貨とを一時的に保留することができるようになっている(図3参照)。この硬貨一時保留機構8は、後述するように、保留した硬貨を1枚ずつ間欠的に解放することができるようになっている。
また、硬貨払出部3には、5本のコインチューブ6を有する硬貨収納カセット9aが着脱可能に取り付けられている。そして、通常の硬貨収納カセット9aは、500円チューブ、100円チューブ、10円チューブ、50円チューブ及びサブチューブを有している。ここで、サブチューブは、硬貨の振り分けがなされず払い出しのみがなされる補助のコインチューブのことである。このサブチューブには、払い出しが多い硬貨を収納する。一方、後述する特別サブチューブ使用モードにおいては、特別の硬貨収納カセット9bが用いられる。この特別の硬貨収納カセット9bは、500円チューブの代わりに特別なサブチューブである特別サブチューブを設けたものであり、特別サブチューブ、100円チューブ、10円チューブ、50円チューブ、サブチューブを有している。
この硬貨処理装置1は、500円チューブに代えて特別サブチューブを用いる特別サブチューブ使用モードと、特別サブチューブを使用しないで通常の処理を行う通常モードと、をとることができる。
この特別サブチューブ使用モードにおいては、硬貨処理装置1に、500円チューブに代えて特別サブチューブが設けられた特別の硬貨収納カセット9bが装着され、500円チューブに代えて用いられる特別サブチューブに、他の金種の硬貨を収納する。そして、500円硬貨については、コインチューブ6への振り分けを行わないで、硬貨一時保留機構8に保留されている硬貨を収納硬貨として使用する。つまり、この特別サブチューブ使用モードにおいては、販売等の時に入金された500円硬貨を一時的に保留しておくのではなく、常に硬貨一時保留機構8に500円硬貨を保留しておき、この硬貨一時保留機構8に保有されている500円硬貨をつり銭の払い出しに利用する。このように、特別サブチューブ使用モードでは、硬貨一時保留機構8を硬貨収納手段として用いることになる。
一方、通常モードにおいては、この硬貨処理装置1は、通常の硬貨収納カセット9aが装着され、通常の処理を行う。つまり、硬貨一時保留機構8は、自動販売機等における販売の時に硬貨処理装置1に投入された500円硬貨を一時的に保留するだけであり、この硬貨一時保留機構8に保留されていた500円硬貨は、販売が終了するまでに、500円チューブ、返却口又は金庫へ振り分けられ、販売終了後にこの硬貨一時保留機構8に500円硬貨が保留されていることはない。
通常モードと特別サブチューブ使用モードとの切り替えは、硬貨処理装置1の本体に設けられた特別サブチューブ使用モード切替手段10によって行う。この特別サブチューブ使用モード切替手段10は、スイッチ式又はボタン式などの適宜の入力手段である特別サブチューブ使用モード切替入力手段として構成することができる。また、この特別サブチューブ使用モード切替手段10は、硬貨収納カセット9に、そのカセットの種類を表示するためのカセット種表示手段を設けるとともに、硬貨処理装置の本体にそのカセットの種類を識別するためのカセット種識別手段を設けて、装着されている硬貨収納カセット9の種類に応じて自動的にモードの切り替えを行うように構成することも可能である。このカセット種表示手段としては、硬貨収納カセット9にその種類に応じた形状の凸部又は凹部を設けることなどが考えられる。
特別サブチューブ使用モードにおける硬貨一時保留機構8への硬貨の補充は、硬貨処理装置1を硬貨補充モードに切り替えた上で、硬貨処理装置1の硬貨投入口から硬貨を投入することで行う。この硬貨補充モードへの切り替えは、硬貨処理装置1の本体に設けられた硬貨補充モード切替手段12によって行われる。この硬貨補充モード切替手段12は、スイッチ方式又はボタン方式などの適宜の方法で構成することが可能である。また、この硬貨補充モード切替手段12は、硬貨収納カセット9が硬貨処理装置1の本体から外されているときに自動的に硬貨補充モードとする構成とすることも可能である。
また、この硬貨処理装置1は、硬貨一時保留機構8に保留されている硬貨の枚数を検知するための硬貨保留枚数検知手段11を有している。この硬貨保留枚数検知手段11は、硬貨一時保留機構8の近傍に設けられた接触センサ、磁気センサ、光センサ又は音波センサなどのような物理的な手段によって直接硬貨を検知するものでもよく、また、ソフトカウンタによって、保留された硬貨をカウントするものであってもよい。
この硬貨処理装置1の基本的な構成は以上のとおりである。特別サブチューブ使用モードにおいては、500円チューブが使用できないため、つり銭用に収納しておくことができる500円硬貨の枚数は硬貨一時保留機構8に保留することが可能な枚数に限られることになる。しかし、その代わりに、他の金種のためのサブチューブを1つ増やすことができ、特定の金種のつり銭切れが発生しやすい場所において、この硬貨処理装置1を特別サブチューブ使用モードで運用して、特別サブチューブにその特定の金種の硬貨を収納しておくことで、その特定の金種のつり銭切れを抑えることが可能となる。
以下では、本発明の実施形態の硬貨処理装置1の硬貨一時保留機構8の構造及びそこでの処理について、より詳細に説明する。
図2は、本発明の硬貨処理装置1の硬貨選別部2の概略正面図である。この硬貨選別部2は、500円硬貨、100円硬貨、10円硬貨、50円硬貨の4種類の正貨と偽貨との選別を行うものである。この硬貨選別部2は、硬貨投入口21と硬貨識別手段4と硬貨振分手段5とを有しており、硬貨識別手段4は、硬貨判別通路22と硬貨判定手段23とを有し、硬貨振分手段5は、正偽貨振分けレバー24と金種振分けレバー25と偽貨排出通路(図示せず)と500円硬貨選別通路261と100円硬貨選別通路262とその他の硬貨選別通路(図示せず)と金庫導入通路(図示せず)と硬貨振分けレバー281,282と硬貨一時保留機構8とを有している。
この硬貨選別部2の投入口21から投入された硬貨は、硬貨判別通路22に沿って設けられた硬貨判定手段23によってその種類が判定され、その種類に応じて、硬貨判定通路22の下流に設けられた正偽貨振分けレバー24と複数の金種振分けレバー25とにより、偽貨排出通路や金庫導入通路やそれぞれの金種の硬貨のみを案内する硬貨選別通路へと振り分けられることになる。この硬貨選別部2においては、500円硬貨を案内する500円硬貨選別通路261の下流端と、100円硬貨を案内する100円硬貨選別通路262の下流端とのそれぞれに、硬貨一時保留機構8が設けられている。
図3は、本発明の硬貨処理装置における硬貨選別部2の概略正面図であり、(a)は硬貨一時保留機構によって500円硬貨選別通路261に500円硬貨が保留されている状態を示し、(b)は硬貨一時保留機構によって100円硬貨選別通路262に100円硬貨が保留されている状態を示している。この例では、500円硬貨選別通路261には3枚の500円硬貨を保留することができ、100円硬貨選別通路262には4枚の100円硬貨を保留することができる。
図4は、500円硬貨選別通路261の下流端に設けられた硬貨一時保留機構及びその周辺部の要部断面図であり、(a)は硬貨保留レバー81が硬貨を保留している状態を示し、(b)は硬貨保留レバー81が硬貨を解放している状態を示している。この硬貨一時保留機構8は、ソレノイド等からなる駆動手段(図示せず)と、下部突起81aと上部突起81bとを有する硬貨保留レバー81とを有している。そして、その硬貨保留レバー81が、その横向きの軸81cを支点として回動することにより、その下部突起81aとその上部突起81bとが、500円硬貨選別通路261の側面に設けられた孔261aを通して、500円硬貨選別通路261に突出したり、500円硬貨選別通路261から退避したりする。
初期状態では、図4(a)に示すように、硬貨保留レバー81が、その軸81cを支点として反時計方向に付勢され停止し、これにより、その下部突起81aが500円硬貨選別通路261に突出し、その上部突起81bが500円硬貨選別通路261から退避している。この初期状態において、500円硬貨選別通路261に案内される硬貨は、500円硬貨選別通路261に突出した硬貨保留レバー81の下部突起81aに阻止され、そこで一時的に保留される。その後に500円硬貨選別通路261に案内される硬貨も、先に保留された硬貨に阻止され、そこで保留される。このように、500円硬貨選別通路261に複数枚の硬貨が次々と保留される。ここで保留することのできる500円硬貨の枚数は、500円硬貨の大きさと500円硬貨選別通路261の長さに依存する。
複数枚の500円硬貨が500円硬貨選別通路261に保留された状態で、ソレノイド等の駆動手段により、硬貨保留レバー81を、その軸81cを支点として時計方向に回動させると、図4(b)に示すように、その下部突起81aが500円硬貨選別通路261から退避し、その上部突起81bが500円硬貨選別通路261に突出する。すると、硬貨保留レバー81の下部突起81aに阻止されていた硬貨は、その阻止を失うので、下流へと解放される。そして、この硬貨保留レバー81の下部突起81aに阻止されていた硬貨の直後の硬貨は、500円硬貨選別通路261に突出した上部突起81bに阻止されるので、500円硬貨選別通路に保留されたままとなる。その後、硬貨保留レバー81を、図4(a)に示す初期状態に復帰させると、その上部突起81bが500円硬貨選別通路261から退避し、その下部突起81aが500円硬貨選別通路261に突出する。そのため、その上部突起81bに阻止されていた硬貨は、その阻止を失って落下し、500円硬貨選別通路261に突出した下部突起81aに阻止され、そこに保留される。このような動作を繰り返すことにより、硬貨を一枚ずつ間欠的に解放することができる。
100円硬貨選別通路262の下流端に設けられる硬貨一時保留機構8も、硬貨保留レバーの下部突起の形状が異なるなどの違いがあるものの、基本的には、500円硬貨選別通路261の下流端に設けられる硬貨一時保留機構8と同様の構成である。
図5は、硬貨一時保留機構8の下流に設けられた硬貨振分けレバー281,282の動作を示す概略断面図であり、(a)は硬貨が硬貨返却口に振り分けられる状態を示し、(b)は硬貨がコインチューブ6に振り分けられる状態を示し、(c)は硬貨が金庫に振り分けられる状態を示している。この図に示されるように、硬貨一時保留機構8から解放された硬貨は、硬貨一時保留機構8の下流側に設けられた2つの硬貨振分けレバー281,282により、硬貨返却口、コインチューブ6又は自動販売機等の金庫のいずれかに振り分けることが可能である。通常モードにおいては、保留されている500円硬貨は、返却口、コインチューブ6又は金庫のいずれかに振り分けられるが、特別サブチューブ使用モードにおいては、保留されている500円硬貨は、返却口又は金庫にのみ振り分けられ、コインチューブ6へ振り分けられることはない。
なお、特別サブチューブ使用モードにおいて、硬貨保留枚数検知手段11によって硬貨一時保留機構8に最大収納枚数の硬貨が保留されていることが検知されているときに当該金種の硬貨が入金された場合は、当該硬貨は自動販売機等の金庫へ導入されることになる。この自動販売機等の金庫に導入される硬貨の枚数は、投入硬貨の返却に対応するため、硬貨一時保留機構8によって保留されている硬貨の枚数までとし、それを超える投入硬貨については返却口へ振り分けられることになる。
上述の実施形態の硬貨払出装置1によれば、自動販売機等における販売の状況によって特定の金種のつり銭切れが発生しやすくなっている場合に、簡単に、その特定の金種を収納するためのサブチューブを増やすことができるので、つり銭切れの発生を抑えることが可能である。また、自動販売機等に搭載される硬貨処理装置においては、通常、盗難防止や運転資金低減の観点から、500円硬貨等の高額硬貨がコインチューブに少量だけ収納されている。そのため、高額硬貨を収納するコインチューブにおける空きの空間が大きくなり、その空間がデッドスペースとなっている。しかし、硬貨処理装置1においては、500円硬貨の取り扱いが少ない状況において、特別サブチューブ使用モードで運用することによって、このデッドスペースを有効活用することが可能となる。
以上、本発明の実施形態の1つについて説明したが、本発明の硬貨処理装置はこの実施形態に限定されるものではない。上述の実施形態の硬貨処理装置1は、500円チューブを特別サブチューブに代えるものであるが、100円チューブを特別サブチューブに代えるものであってもよく、また、500円チューブと100円チューブの両方を特別サブチューブに代えるものであってもよい。また、上述の実施形態の硬貨処理装置1は、500円硬貨、100円硬貨、10円硬貨及び50円硬貨を取り扱うものであるが、本発明の硬貨処理装置が取り扱う硬貨はこれらの硬貨に限定されない。
1 硬貨処理装置
2 硬貨選別部
3 硬貨払出部
4 硬貨識別手段
5 硬貨振分手段
6 コインチューブ
7 硬貨払出手段
8 硬貨一時保留機構
9 硬貨収納カセット
10 特別サブチューブ使用モード切替手段
11 硬貨保留枚数検知手段
12 硬貨補充モード切替手段
C 硬貨

Claims (4)

  1. 投入された硬貨の金種を識別する硬貨識別手段と、前記硬貨識別手段によって識別された硬貨を金種別に振り分ける硬貨振分手段と、前記硬貨振分手段によって振り分けられた硬貨を金種ごとに収納する複数のコインチューブと、前記コインチューブに収納された硬貨を払い出す硬貨払出手段と、投入された特定金種の硬貨を、前記コインチューブに振り分ける前に、保留するための硬貨一時保留機構とを有する硬貨処理装置であって、
    通常の処理を行う通常モードと特別サブチューブ使用モードとをとることができ、
    前記特別サブチューブ使用モードにおいては、
    前記硬貨一時保留機構を、前記特定金種の硬貨を前記コインチューブへ振り分けずに直接つり銭として用いるために保留しておくための、硬貨収納手段として用い、
    前記通常モードにおいて前記一時保留機構に保留されていた前記特定金種の硬貨が振り分けられていたコインチューブを、前記特定金種以外の金種の硬貨を収納する特別サブチューブに代える
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 請求項1に記載の硬貨処理装置であって、
    前記複数のコインチューブは装置本体に着脱可能な硬貨収納カセットに含まれている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の硬貨処理装置であって、
    前記通常モードと前記特別サブチューブ使用モードとの切り替えを行うためのモード切替手段を有している
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  4. 請求項2に記載の硬貨処理装置において、
    前記通常モードと前記特別サブチューブ使用モードとの切り替えが、装置本体に装着された前記硬貨収納カセットの種類に応じて自動的になされる
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
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