JP6318884B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨処理装置に関するものである。
昨今、流通業界などにおいて使用される硬貨処理装置は、会計時に入手された硬貨を入金して金種別ホッパに収納し、金種別ホッパに収納した硬貨を次回以降の会計時における釣り銭準備金として出金する機能を有している。ここで、金種別ホッパから硬貨を繰り出す方式としては、穴あき円盤方式が広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
穴あき円盤方式においては、円盤に設けられている硬貨収納穴に収納された硬貨が円盤の回転によって金種別ホッパの出口に導かれ、金種別ホッパの出口に導かれた硬貨がローラなどで弾かれることによって金種別ホッパから搬送路に繰り出される。硬貨処理装置には、搬送路を通過する硬貨を検知可能なセンサが設けられており、そのセンサによって硬貨が検知された回数によって硬貨の枚数がカウントされる。
金種別ホッパにおいては、硬貨投入部から投入された硬貨の金種は、硬貨入金部によって認識されるのが一般的である。そして、金種が認識された硬貨は、金種ごとに硬貨収納穴に収納される。一方、硬貨投入口から投入された物体が、正常硬貨以外の物体(以下、「異物」とも言う。)であると硬貨入金部によって認識される場合もあり得る。かかる場合には、異物であると認識された物体が排除され得る。
特開2008−33799号公報
しかしながら、硬貨入金部によって認識されないような異物も存在し得る。例えば、クリップなどの小さな物体は、硬貨入金部によって異物として認識されない場合がある。かかる場合、硬貨入金部においてこのような異物が排除されずに硬貨入金部を通過してしまった異物が、出金時に搬送路に繰り出されてしまい、センサによって検知されてしまうと、出金時に硬貨の誤カウントを生じさせる可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、搬送路に繰り出された物体が正常硬貨であるか否かをより高精度に認識することが可能な技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨を搬送する搬送路と、支軸を中心として回動することによって前記搬送路に物体を繰り出すことが可能な繰り出しレバーと、前記繰り出しレバーの動作を検知可能なレバー動作検知センサと、前記搬送路に繰り出された前記物体を検知可能に設けられた繰り出し検知センサと、前記レバー動作検知センサにおける検知状態と前記繰り出し検知センサにおける検知状態とに基づいて、前記物体が正常硬貨であるか否かを判断する制御部と、を備え、前記制御部は、前記繰り出し検知センサによる検知開始時刻から前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻を基準として規定時間だけ遡った時刻までの時間に、前記レバー動作検知センサによる検知開始がない場合に、前記物体が正常硬貨ではないと判断する、硬貨処理装置が提供される。
前記制御部は、前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻から前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻を基準として前記規定時間だけ遡った時刻までの時間に、前記レバー動作検知センサによる検知開始がない場合に、前記レバー動作検知センサによる検知終了時刻から前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻までの時間が閾値より短い場合には、前記物体が正常硬貨であると判断してもよい。
本発明の他の観点によれば、硬貨を搬送する搬送路と、支軸を中心として回動することによって前記搬送路に物体を繰り出すことが可能な繰り出しレバーと、前記繰り出しレバーの動作を検知可能なレバー動作検知センサと、前記搬送路に繰り出された前記物体を検知可能に設けられた繰り出し検知センサと、前記レバー動作検知センサにおける検知状態と前記繰り出し検知センサにおける検知状態とに基づいて、前記物体が正常硬貨であるか否かを判断する制御部と、を備え、前記制御部は、前記繰り出し検知センサによる検知開始時刻から前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻を基準として規定時間だけ遡った時刻までの時間に、前記レバー動作検知センサによる検知開始がある場合に、前記物体が正常硬貨であると判断する、硬貨処理装置が提供される。
前記レバー動作検知センサは、光学センサであり、前記繰り出し検知センサは、磁気センサであってもよい。
前記硬貨処理装置は、1または複数の硬貨を1枚ずつ前記搬送路に繰り出す繰り出し部を備えてもよい。
以上説明したように本発明によれば、搬送路に繰り出された物体が正常硬貨であるか否かをより高精度に認識することが可能となる。
本発明の実施形態に係る硬貨処理装置の内部構成の一例を示す概略正面図である。 本発明の実施形態に係る硬貨処理装置の内部構成の一例を示す概略左側面図である。 図1の向きAに沿って見たときの金種別ホッパの概略上面図である。 物体が正常硬貨である場合におけるレバー動作検知センサおよび繰り出し検知センサそれぞれの検知状態の時間変化を示すタイムチャートである。 円盤から異物が繰り出されるときの金種別ホッパの概略上面図である。 物体が異物である場合におけるレバー動作検知センサおよび繰り出し検知センサそれぞれの検知状態の時間変化を示すタイムチャートである。 正常硬貨が詰まった場合におけるレバー動作検知センサおよび繰り出し検知センサそれぞれの検知状態の時間変化を示すタイムチャートである。 正常硬貨がレバー動作検知センサに作用している間に繰り出し検知センサにも作用するように配置されたレバー動作検知センサおよび繰り出し検知センサそれぞれの検知状態の時間変化を示すタイムチャートである。 物体が正常硬貨であるか否かを判断する動作の一例を示すフローチャートである。 物体が正常硬貨であるか否かを判断する動作の他の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(1.硬貨処理装置の構成)
図1および図2を参照しながら、本発明の実施形態に係る硬貨処理装置1の構成の一例について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る硬貨処理装置1の内部構成の一例を示す概略正面図である。また、図2は、本発明の実施形態に係る硬貨処理装置1の内部構成の一例を示す概略左側面図である。
硬貨処理装置1は、店舗などに設置されたレジスタで取り扱われる硬貨を管理する。例えば、硬貨処理装置1は、店舗の係員などがレジスタから運んできた硬貨の入金処理や計数処理を行う。また、硬貨処理装置1は、レジスタで使用する釣銭準備金としての硬貨の出金や両替などでの硬貨の出金処理を行う。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る硬貨処理装置1は、硬貨投入部2と、硬貨入金部3と、リジェクト硬貨収納部4と、入金一時保留部11と、返却箱13と、金種別ホッパ15と、出金箱17と、制御部40とを有する。
硬貨投入部2は、投入される硬貨Cを受ける部分である。硬貨投入部2は、硬貨処理装置1の上方、かつ、前面側に位置してよい。硬貨投入部2は、複数の硬貨が一括して投入され易いように、広く開口している。硬貨投入部2に投入された硬貨は、硬貨入金部3に落下する。
硬貨入金部3は、硬貨投入部2の下方に位置し、硬貨投入部2から落下した硬貨の真偽および金種などを一枚ずつ判別する。例えば、硬貨入金部3は、硬貨を認識するセンサを有し、センサで検知した硬貨の特徴に基づいて、硬貨の真偽および金種などを判別する。また、硬貨入金部3は、判別結果に基づいて硬貨を搬送する。硬貨入金部3によって正常ではないと判別された硬貨は、リジェクト硬貨収納部4に送られる。一方、硬貨入金部3によって正常であると判別された硬貨は、保留部11a〜11fに送られる。
リジェクト硬貨収納部4は、硬貨入金部3によって正常ではないと判別された硬貨を収納する。図2を参照すると、正常ではないと判別された硬貨を硬貨入金部3からリジェクト硬貨収納部4へ導くためのリジェクトシュートが配置(図2に示す矢印Rのルートで配置)されている。リジェクト硬貨収納部4は、硬貨処理装置1の前面に開閉可能な扉を有し、扉が開いているときに、使用者はリジェクト硬貨収納部4を装置外へ引き出し可能である。
入金一時保留部11は、硬貨入金部3によって正常であると判別された硬貨を、金種別に一時的に収納する。入金一時保留部11は、周囲の4面を囲むフレーム内を金種別に区切って直線状に並んだ金種別の収納部である保留部11a〜11fを含む。図2を参照すると、硬貨入金部3によって正常であると判別された硬貨を保留部11a〜11fへ導くシュートQが設けられている。
返却箱13は、使用者に返却される硬貨を収納する。具体的には、返却箱13は、入金一時保留部11が硬貨処理装置1の背面から正面を見て右方向(紙面上方から図1を見て左方向)に移動する際に、図1に示す矢印Hのルートで入金一時保留部11から落下する硬貨を収納する。返却箱13は、使用者によって硬貨処理装置1の正面から装置外へ引き出し可能になっている。
金種別ホッパ15は、入金された硬貨を金種別に収納する。金種別ホッパ15は、上部に、入金一時保留部11から落下する硬貨が通過する開口を有する。このため、金種別ホッパ15は、入金一時保留部11が硬貨処理装置1の背面から正面を見て左方向(紙面上方から図1を見て右方向)に移動する際に、入金一時保留部11から図1の矢印Sで示すルートで落下する硬貨を収納する。
金種別ホッパ15は、図2に示すように、金種別の保留部11a〜11fに対応するように直線状に並べられた金種別ホッパ15a〜15fによって構成されている。金種別ホッパ15a〜15fは、それぞれ、500円、100円、50円、10円、5円および1円硬貨のいずれかの1種類の硬貨を収納可能であってよい。また、金種別ホッパ15a〜15fは、それぞれ装置本体に対して着脱可能に装着されている。また、金種別ホッパ15a〜15fは、それぞれ1または複数の硬貨を収納する機能と、1または複数の硬貨を一枚ずつ繰り出す機能とを有する。
出金箱17は、出金処理の際に金種別ホッパ15から繰り出された硬貨を収納することが可能である。出金箱17は、装置本体に対して着脱可能に設けられていてよい。例えば、出金箱17は、図1の矢印Tで示すルートで金種別ホッパ15から落下する硬貨を収納する。
制御部40は、硬貨処理装置1の動作全体を制御する。より具体的には、制御部40は、硬貨の入金処理や出金処理を行う際に、硬貨処理装置1の各構成要素の動作を制御する。例えば、硬貨処理装置1は、硬貨処理装置1の動作全体を制御するためのプログラムや各種のデータを記憶する記憶部を備えており、制御部40は、当該記憶部によって記憶されたプログラムを読み出して実行することによって実現され得る。
上記したように、金種別ホッパ15a〜15fは、1または複数の硬貨を収納する機能と、1または複数の硬貨を一枚ずつ繰り出す機能とをそれぞれ有するが、以下では、一例として金種別ホッパ15aの構成例を説明する。なお、金種別ホッパ15b〜15fも金種別ホッパ15aと同様に構成されていてよいため、金種別ホッパ15b〜15fの構成例についての詳細な説明は省略する。
図3は、図1の向きAに沿って見たときの金種別ホッパ15aの概略上面図である。図3に示すように、金種別ホッパ15aは、ベース20と、円盤21と、2つの誘導ピン23と、繰り出しレバー24と、可動ローラ25と、支軸30と、固定ローラ29と、スプリング31と、外周壁33とを有する。
支軸30は、ベース20に固定されており、円盤21は、ベース20の上において支軸30を中心に回転可能に構成されている。また、円盤21には、硬貨Cをそれぞれ収納することが可能な硬貨収納穴22a〜22eが設けられている。なお、図3には、円盤21が表側から見て反時計回りに回転する例が示されているが、円盤21の回転方向は限定されない。また、図3に示した例では、円盤21に設けられる硬貨収納穴22の数は5つであるが、円盤21に設けられる硬貨収納穴22の数も限定されない。
外周壁33は、硬貨Cが円盤21からベース20に飛び出してしまうことを防止するために、円盤21の外周に沿うようにしてベース20に設けられている。しかし、円盤21から出金箱17に通じる搬送路27への硬貨Cの繰り出しを可能とするため、外周壁33のうち円盤21から搬送路27への硬貨出口に相当する部分には、少なくとも硬貨Cが通過することが可能な幅および高さで切り欠きが設けられている。
繰り出しレバー24は、ベース20の裏側に配置されており、支軸30を中心に回動可能に構成されている。可動ローラ25は、繰り出しレバー24の先端に付されているため、繰り出しレバー24の回動と共に支軸30を中心に移動可能であり、ベース20の表側に向けて厚みを有している。一方、固定ローラ29は、ベース20に固定されている。可動ローラ25と固定ローラ29とは、円盤21から搬送路27への硬貨出口の付近に対向して配置されている。
スプリング31は、可動ローラ25と固定ローラ29との間隔が狭くなる方向に繰り出しレバー24を付勢しているが、硬貨Cによって可動ローラ25が押圧されていない間は、リミッタ(不図示)によって可動ローラ25と固定ローラ29との間隔は、硬貨Cの径より小さな間隔に維持されている。図3には、このときの可動ローラ25および繰り出しレバー24の位置が示されている。
誘導ピン23は、ベース20から表側に突出して設けられているが、円盤21の回転を妨げないよう、円盤21の裏面に設けられた溝(不図示)に入り込んでいる。そして、誘導ピン23は、硬貨収納穴22に収納された硬貨Cの軌跡上に設けられており、硬貨収納穴22に収納された硬貨Cが誘導ピン23に接触すると、誘導ピン23からの押圧により硬貨Cが可動ローラ25と固定ローラ29とを押圧する。
硬貨Cからの押圧により可動ローラ25と固定ローラ29との間隔が、硬貨Cの通過可能な程度に押し広げられると、硬貨Cは、円盤21から搬送路27に繰り出される。図3には、このときの可動ローラ25aおよび繰り出しレバー24aの位置が示されている。なお、図3に示した例では、誘導ピン23の数は2つであるが、誘導ピン23の数は限定されない。搬送路27は、円盤21から繰り出された硬貨Cを搬送する。
ここで、上記したように、硬貨入金部3においては、硬貨の真偽および金種が判別される。しかし、硬貨入金部3によって認識されないような異物も存在し得る。例えば、クリップなどの小さな異物は、硬貨入金部3において異物として認識されない場合がある。かかる場合、硬貨入金部3においてこのような異物が排除されずに硬貨入金部3を通過してしまった異物が、出金時に硬貨の誤カウントを生じさせる可能性がある。そこで、本明細書においては、搬送路27に繰り出された物体が正常硬貨であるか否かをより高精度に認識することが可能な技術を提案する。
具体的に、本発明の実施形態においては、硬貨処理装置1が、繰り出しレバー24の動作を検知可能なレバー動作検知センサ26と、搬送路27に繰り出された物体を検知可能に設けられた繰り出し検知センサ28とを有する。このように、硬貨処理装置1が、レバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28を有することによって、搬送路27に繰り出された物体が正常硬貨であるか否かをより高精度に認識することが可能となる。
レバー動作検知センサ26が設けられる位置は限定されない。例えば、図3に示すように、レバー動作検知センサ26は、硬貨Cからの押圧により可動ローラ25と固定ローラ29との間隔が硬貨Cの通過可能な程度に押し広げられたときに、繰り出しレバー24を検知可能な位置に設けられていてよい。
また、図3に示すように、レバー動作検知センサ26が設けられる位置は、可動ローラ25と固定ローラ29との間隔が硬貨Cの径より小さな間隔に維持されているときに、繰り出しレバー24を検知しないような位置であってよい。かかる位置にレバー動作検知センサ26が設けられることにより、レバー動作検知センサ26は、円盤21から搬送路27への硬貨Cの繰り出しを検知することが可能となる。
また、レバー動作検知センサ26は、繰り出しレバー24とベース20との間に設けられているのがよい。なお、図3に示したように、繰り出しレバー24に支軸30を基準として可動ローラ25とは反対側に延びている部分が存在する場合には、当該部分とベース20との間にレバー動作検知センサ26が設けられてもよい。しかし、繰り出しレバー24のうち支軸30と可動ローラ25との間の部分とベース20との間にレバー動作検知センサ26が設けられてもよい。
レバー動作検知センサ26の種類は限定されないが、光学センサであってもよいし、マイクロスイッチであってもよい。光学センサは、繰り出しレバー24による遮光によって繰り出しレバー24を検知可能である。一方、マイクロスイッチは、繰り出しレバー24からの押圧により繰り出しレバー24を検知可能である。
繰り出し検知センサ28が設けられる位置は限定されない。例えば、図3に示すように、可動ローラ25および固定ローラ29の下流に搬送路27が位置しており、繰り出し検知センサ28は、搬送路27に繰り出された硬貨Cを検知可能な位置に設けられてよい。繰り出し検知センサ28の種類は限定されないが、磁気センサであってもよい。磁気センサは、金属(例えば、硬貨Cなど)を検知可能である。
(2.硬貨処理装置の動作)
次に、本発明の実施形態に係る硬貨Cの入金処理および出金処理を行う際の硬貨処理装置1の動作例について説明する。硬貨Cの入金処理および出金処理を行う際の硬貨処理装置1の動作は、制御部40が、図示しない記憶部に記憶されたプログラムを実行することによって実現され得る。以下では、入金処理時の硬貨処理装置1の動作を説明した後に、出金処理時の硬貨処理装置1の動作を説明する。
(2−1.入金処理時の動作)
図1、図2および図3を参照しながら、入金処理時の硬貨処理装置1の動作の一例について説明する。なお、詳細な説明は省くが、硬貨処理装置1は、計数処理時も入金処理時と同様な動作を行う。
使用者が硬貨投入部2に硬貨Cを投入すると、投入された硬貨Cは硬貨入金部3に落下する。制御部40は、落下した硬貨Cを一枚ずつ分離して繰り出すように硬貨入金部3を制御する。次に、制御部40は、繰り出された硬貨Cの真偽および金種などを判別し、判別した硬貨Cを搬送するように硬貨入金部3を制御する。
制御部40は、硬貨入金部3により正常ではない判別された硬貨Cをリジェクト硬貨収納部4へ落下させる。一方で、制御部40は、硬貨入金部3により正常であると判別された硬貨Cを、入金一時保留部11のうち硬貨Cの金種に対応する保留部11a〜11fへ落下させる。
保留部11a〜11fのいずれかの硬貨の集積量(または集積枚数)が、所定の設定量(設定枚数)に達した場合、または硬貨入金部3内の硬貨が無くなった場合には、制御部40は、硬貨入金部3の動作を停止させる。その後、硬貨入金部3における硬貨Cの搬送動作、硬貨入金部3による硬貨Cの判別動作が終了してから、一旦処理が終了する。
その後、制御部40は、表示部(不図示)に、計数結果に基づく金種別の金額や合計金額などを表示させる。表示部(不図示)を見た使用者は、現在の処理が入金処理の場合には、表示画面中の操作ボタンにより硬貨Cの収納の可否を選択して入力する。
使用者によって収納可の入力が行われた場合、制御部40が、入金一時保留部11を矢印Sで示す方向に移動させると、入金一時保留部11に集積された硬貨Cは、矢印Sで示すルートで落下して、金種別ホッパ15a〜15fに金種別に収納される。一方、使用者によって収納否(すなわち、収納の取り消し)の入力が行われた場合、または現在の処理が計数処理の場合、制御部40が、入金一時保留部11を矢印Hで示す方向に移動させると、入金一時保留部11に集積された硬貨Cは、矢印Hで示すルートで落下して、返却箱13に収納される。
(2−2.出金処理時の動作)
図1、図2および図3を参照しながら、出金処理時の硬貨処理装置1の動作の一例について説明する。出金処理は、上述した入金処理により金種別ホッパ15a〜15fに硬貨Cが金種別に収納されているところから開始される。
出金処理として、まず、使用者が、表示部(不図示)に表示される出金画面で、金種毎の硬貨Cの出金枚数を入力すると、制御部40は、金種別ホッパ15a〜15fの円盤21を回転させる。硬貨収納穴22a〜22eに収納されている硬貨Cは、円盤21の回転と共に移動される。
硬貨収納穴22a〜22eに収納されている硬貨Cは、誘導ピン23に接触すると、誘導ピン23からの押圧を受けて可動ローラ25と固定ローラ29との間に誘導され、可動ローラ25と固定ローラ29との間隔が押し広げられる。このとき、繰り出しレバー24が回動してレバー動作検知センサ26によって繰り出しレバー24が検知される。
制御部40が円盤21をさらに回転させると、硬貨Cは可動ローラ25と固定ローラ29との間を通過する。そして、硬貨Cの最大径部分が可動ローラ25および固定ローラ29それぞれの中心を結んだ線分を過ぎると、スプリング31によって可動ローラ25を元の位置に戻そうとする力が可動ローラ25に与えられるため、硬貨Cが可動ローラ25と固定ローラ29とによって搬送路27に弾かれる。
搬送路27において繰り出し検知センサ28によって硬貨Cが検知されると、制御部40は、円盤21から搬送路27に硬貨Cが繰り出されたと認識し、カウント中の出金枚数をカウントアップする。制御部40は、カウント中の出金枚数が入力された出金枚数に達すると、円盤21の回転を停止させる。搬送路27に繰り出された硬貨Cは、矢印Tで示すルートで落下して、出金箱17に収納される。
しかし、上記したように、搬送路27に繰り出された物体(以下、単に「物体」とも言う。)は、正常硬貨であるとは限らない。そこで、制御部40は、レバー動作検知センサ26における検知状態と繰り出し検知センサ28における検知状態とを常時監視しており、双方の検知状態とに基づいて、物体が正常硬貨であるか否かを判断するとよい。そうすれば、制御部40は、正常硬貨以外の物体が繰り出された場合に、所定の動作を実行することが可能となる。
所定の動作は特に限定されないが、硬貨処理装置1を停止させる動作であってもよい。また、硬貨処理装置1を停止させることを避けたい場合も想定されるため、所定の動作は、正常硬貨以外の物体を収納するためのリジェクト部(不図示)に正常硬貨以外の物体を搬送させる動作であってもよい。なお、硬貨処理装置1の特性によっては、所定の動作は、特に実行されなくてもよい。
ここで、物体が正常硬貨であるか否かの判断は、どのようになされてもよい。以下に、物体が正常硬貨であるか否かの判断の具体的な例を説明する。なお、以下の説明において、制御部40が、2つの値の大小関係の判断結果によって異なる動作がなされるように制御する場合があるが、2つの値が等しい場合には、特にどちらの動作がなされるように制御してもよい。
また、以下の説明において、レバー動作検知センサ26による検知開始を「レバー動作検知センサ26がONになる」と表現し、レバー動作検知センサ26による検知開始時刻を「レバー動作検知センサ26のON時刻」と表現する場合がある。また、レバー動作検知センサ26による検知終了を「レバー動作検知センサ26がOFFになる」と表現し、レバー動作検知センサ26による検知終了時刻を「レバー動作検知センサ26のOFF時刻」と表現する場合もある。
同様に、繰り出し検知センサ28による検知開始を「繰り出し検知センサ28がONになる」と表現し、繰り出し検知センサ28による検知開始時刻を「繰り出し検知センサ28のON時刻」と表現する場合がある。また、繰り出し検知センサ28による検知終了を「繰り出し検知センサ28がOFFになる」と表現し、繰り出し検知センサ28による検知終了時刻を「繰り出し検知センサ28のOFF時刻」と表現する場合もある。
まず、物体が正常硬貨である場合の例を説明する。図4は、物体が正常硬貨である場合におけるレバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28それぞれの検知状態の時間変化を示すタイムチャートである。図4には、レバー動作検知センサ26のON時刻t1、レバー動作検知センサ26のOFF時刻t2、繰り出し検知センサ28のON時刻t3および繰り出し検知センサ28のOFF時刻t4が示されている。
また、図4には、あらかじめ定められた規定時間aが示されている。図4に示した例において、制御部40は、繰り出し検知センサ28のON時刻t3から繰り出し検知センサ28のON時刻t3を基準として規定時間aだけ遡った時刻t3−aまでの時間に、レバー動作検知センサ26がONになった場合に、物体が正常硬貨であると判断してよい。物体が正常硬貨である場合には、正常硬貨がレバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28の双方に作用すると考えられるからである。
なお、可動ローラ25と固定ローラ29との間隔が押し広げられる程度の大きさを有する異物(例えば、硬貨の形状をした玩具、偽造硬貨など)は、硬貨入金部3において異物と認識される。したがって、可動ローラ25と固定ローラ29との間隔が押し広げられる程度の大きさを有する異物は、金種別ホッパ15aまでは到達しない可能性があるため、レバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28の双方に作用しない可能性が高い。
なお、制御部40は、レバー動作検知センサ26のON時刻t1から、レバー動作検知センサ26のON時刻t1を基準として規定時間aだけ経過した時刻t1+aまでの間に、繰り出し検知センサ28がONになったか否かを判断してもよい。しかし、可動ローラ25と固定ローラ29との間隔を押し広げない程度の大きさしかない異物は、レバー動作検知センサ26には作用しにくく、繰り出し検知センサ28には作用しやすいため、上記のように、繰り出し検知センサ28のON時刻t3を基準とするのがよい。
また、規定時間aは、大きすぎてしまうと、レバー動作検知センサ26と繰り出し検知センサ28との間における異なる物体からの作用に基づいて判断がなされてしまう可能性がある。一方、規定時間aは、小さすぎてしまうと、物体が正常硬貨である場合も物体が異物であると誤って判断されてしまう。したがって、規定時間aは、円盤21の回転速度などに応じて適宜に調整されてよい。
続いて、物体が異物である場合の例を説明する。図5は、円盤21から異物が繰り出されるときの金種別ホッパ15aの概略上面図である。図5に示したように、例えば、異物m(例えば、クリップなどの小さな異物など)は、硬貨入金部3において異物mとして認識されない場合があり、硬貨入金部3を通過してしまった異物mが円盤21から搬送路27に繰り出されてしまう可能性がある。
図6は、物体が異物である場合におけるレバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28それぞれの検知状態の時間変化を示すタイムチャートである。図6を参照すると、レバー動作検知センサ26はONとなっていないため、レバー動作検知センサ26のON時刻およびOFF時刻は示されていないが、繰り出し検知センサ28のON時刻t3および繰り出し検知センサ28のOFF時刻t4が示されている。
図6に示した例において、制御部40は、繰り出し検知センサ28のON時刻t3から繰り出し検知センサ28のON時刻t3を基準として規定時間aだけ遡った時刻t3−aまでの時間に、レバー動作検知センサ26がONにならなかった場合に、物体が異物であると判断してよい。異物は繰り出し検知センサ28には作用するが、レバー動作検知センサ26には作用しないと考えられるからである。しかし、制御部40は、繰り出し検知センサ28のON時刻t3から時刻t3−aまでの時間に、レバー動作検知センサ26がONにならなかった場合に、常に物体が異物であると判断しなくてもよい。
図7は、正常硬貨が詰まった場合におけるレバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28それぞれの検知状態の時間変化を示すタイムチャートである。図7を参照すると、繰り出し検知センサ28のON時刻t3から繰り出し検知センサ28のON時刻t3を基準として規定時間aだけ遡った時刻t3−aまでの時間に、レバー動作検知センサ26がONになっていない場合が示されている。
しかし、かかる場合であっても、制御部40は、レバー動作検知センサ26のOFF時刻t2から繰り出し検知センサ28のON時刻t3までの時間T23が閾値より短い場合には、物体が正常硬貨であると判断してもよい。時間T23が閾値より長い場合には、繰り出し検知センサ28に作用した物体がレバー動作検知センサ26に作用した物体と同一であると考えられるからである。
一方、正常硬貨が詰まった場合には、時刻t3−aよりも前から可動ローラ25と固定ローラ29との間隔が押し広げられることがあるが、制御部40は、時間T23が閾値より長い場合には、物体が異物であると判断してもよい。時間T23が閾値より長い場合には、繰り出し検知センサ28に作用した物体がレバー動作検知センサ26に作用した物体と異なると考えられるからである。
以上においては、レバー動作検知センサ26における検知状態と繰り出し検知センサ28における検知状態とに基づいて、物体が正常硬貨であるか否かを判断する例を説明した。しかし、制御部40は、物体が正常硬貨であるか否かを他の手法によって判断してもよい。例えば、正常硬貨がレバー動作検知センサ26に作用している間に繰り出し検知センサ28にも作用するように、レバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28が配置されている場合も想定される。
図8は、正常硬貨がレバー動作検知センサ26に作用している間に繰り出し検知センサ28にも作用するように配置されたレバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28それぞれの検知状態の時間変化を示すタイムチャートである。図8を参照すると、レバー動作検知センサ26のON時刻t1からレバー動作検知センサ26のOFF時刻t2までの時間T12と繰り出し検知センサ28のON時刻t3から繰り出し検知センサ28のOFF時刻t4までの時間T34が示されている。
図8に示した例において、制御部40は、時間T12と時間T34との間にオーバラップがあれば、物体が正常硬貨であると判断してもよい。すなわち、制御部40は、時刻の順序が早い順に、レバー動作検知センサ26のON時刻t1、繰り出し検知センサ28のON時刻t3、レバー動作検知センサ26のOFF時刻t2および繰り出し検知センサ28のOFF時刻t4であるという条件が満たされている場合に、物体が正常硬貨であると判断してもよい。一方、制御部40は、時間T12と時間T34との間にオーバラップがない場合には、物体が異物であると判断してもよい。
以上、物体が正常硬貨である場合および物体が異物である場合の例を説明した。以下、制御部40が、レバー動作検知センサ26における検知状態と繰り出し検知センサ28における検知状態とに基づいて、物体が正常硬貨であるか否かを判断する動作の例を説明する。図9は、物体が正常硬貨であるか否かを判断する動作の一例を示すフローチャートである。なお、図9に示した例は、物体が正常硬貨であるか否かを判断する動作の一例に過ぎないため、本実施形態に係る制御部40の動作は、図9に示した動作の例に限定されない。
まず、制御部40は、レバー動作検知センサ26の監視を開始して、レバー動作検知センサ26のON時刻およびOFF時刻の記録を開始させる(ステップS1)。続いて、制御部40は、繰り出し検知センサ28が規定時間内にONとならなかった場合には(ステップS2において「No」)、円盤21から搬送路27への硬貨の繰り出し不良が起きたと判断する(ステップS3)。
一方、制御部40は、繰り出し検知センサ28が規定時間内にONとなった場合には(ステップS2において「Yes」)、繰り出し検知センサ28のON時刻と記録されている直近のレバー動作検知センサ26のON時刻との時間差を判定する(ステップS4)。制御部40は、かかる時間差が規定時間を超える場合、または、レバー動作検知センサ26のON時刻がない場合には(ステップS4における「時間差が規定時間を超える、または、レバー動作検知センサ26のON時刻がない」)、物体が異物であると判断する(ステップS5)。その後は、レバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28がOFFとなるまで監視が継続されてもよい。
一方、制御部40は、かかる時間差が規定時間内の場合(ステップS4における「時間差は規定時間内」)、繰り出し検知センサ28が規定時間内にOFFとなったか否かを判定する(ステップS6)。制御部40は、繰り出し検知センサ28が規定時間内にOFFとならなかった場合(ステップS6において「No」)、円盤21から搬送路27への硬貨の繰り出し不良が起きたと判断する(ステップS7)。
一方、制御部40は、繰り出し検知センサ28が規定時間内にOFFとなった場合(ステップS6において「Yes」)、レバー動作検知センサ26はOFFとなっているか否かを判定する(ステップS8)。制御部40は、レバー動作検知センサ26がOFFとなっていないと判断した場合には(ステップS8において「No」)、円盤21から搬送路27への硬貨の繰り出し不良が起きたと判断する(ステップS9)。
一方、制御部40は、レバー動作検知センサ26がOFFとなっていると判断した場合には(ステップS8において「Yes」)、物体が正常硬貨であると判断し(ステップS10)、記録されているレバー動作検知センサ26のON時刻およびOFF時刻をクリアする。続いて、制御部40は、レバー動作検知センサ26の監視を継続しながら、レバー動作検知センサ26のON時刻およびOFF時刻の記録を継続し、ステップS2以降の動作が再度行われる。
続いて、物体が正常硬貨であるか否かを判断する動作の他の例を説明する。図10は、物体が正常硬貨であるか否かを判断する動作の他の一例を示すフローチャートである。なお、図10に示した例は、物体が正常硬貨であるか否かを判断する動作の一例に過ぎないため、本実施形態に係る制御部40の動作は、図10に示した動作の例に限定されない。また、図10に示した例のうち、図9に示した例と異なる部分について主に説明し、図9に示した例と同一の部分について説明を省略する。
図10に示した例においては、制御部40は、かかる時間差が規定時間を超える場合(ステップS4における「時間差が規定時間を超える」)、レバー動作検知センサ26のOFF時刻と繰り出し検知センサ28と直近のレバー動作検知センサ26のON時刻との時間差を判定する(ステップS12)。制御部40は、かかる時間差が規定時間内である場合、または、レバー動作検知センサ26がOFFとなっていない場合には(ステップS12における「時間差は規定時間内、または、レバー動作検知センサ26のON時刻がOFFとなっていない」)、ステップS6に動作を移行させる。
一方、制御部40は、かかる時間差が規定時間を超える場合(ステップS12における「時間差が規定時間を超える」)ステップS13に動作を移行させる。
(3.本実施形態の有効性)
本発明の実施形態によれば、硬貨処理装置1が、繰り出しレバー24の動作を検知可能なレバー動作検知センサ26と、搬送路27に繰り出された物体を検知可能に設けられた繰り出し検知センサ28とを有する。このように、硬貨処理装置1が、レバー動作検知センサ26および繰り出し検知センサ28を有することによって、搬送路27に繰り出された物体が正常硬貨であるか否かをより高精度に認識することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、例えば、硬貨処理装置1の動作全体を制御するための制御部40は、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、硬貨処理装置1に内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。
1 硬貨処理装置
2 硬貨投入部
3 硬貨入金部
4 リジェクト硬貨収納部
11 入金一時保留部
11a〜11f 保留部
13 返却箱
15a〜15f 金種別ホッパ
17 出金箱
20 ベース
21 円盤
22a〜22e 硬貨収納穴
23 誘導ピン
24 繰り出しレバー
25 可動ローラ
26 レバー動作検知センサ
27 搬送路
28 繰り出し検知センサ
29 固定ローラ
30 支軸
31 スプリング
33 外周壁
40 制御部

Claims (5)

  1. 硬貨を搬送する搬送路と、
    支軸を中心として回動することによって前記搬送路に物体を繰り出すことが可能な繰り出しレバーと、
    前記繰り出しレバーの動作を検知可能なレバー動作検知センサと、
    前記搬送路に繰り出された前記物体を検知可能に設けられた繰り出し検知センサと、
    前記レバー動作検知センサにおける検知状態と前記繰り出し検知センサにおける検知状態とに基づいて、前記物体が正常硬貨であるか否かを判断する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記繰り出し検知センサによる検知開始時刻から前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻を基準として規定時間だけ遡った時刻までの時間に、前記レバー動作検知センサによる検知開始がない場合に、前記物体が正常硬貨ではないと判断する、
    硬貨処理装置。
  2. 前記制御部は、前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻から前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻を基準として前記規定時間だけ遡った時刻までの時間に、前記レバー動作検知センサによる検知開始がない場合に、
    前記レバー動作検知センサによる検知終了時刻から前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻までの時間が閾値より短い場合には、前記物体が正常硬貨であると判断する、
    請求項に記載の硬貨処理装置。
  3. 硬貨を搬送する搬送路と、
    支軸を中心として回動することによって前記搬送路に物体を繰り出すことが可能な繰り出しレバーと、
    前記繰り出しレバーの動作を検知可能なレバー動作検知センサと、
    前記搬送路に繰り出された前記物体を検知可能に設けられた繰り出し検知センサと、
    前記レバー動作検知センサにおける検知状態と前記繰り出し検知センサにおける検知状態とに基づいて、前記物体が正常硬貨であるか否かを判断する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記繰り出し検知センサによる検知開始時刻から前記繰り出し検知センサによる前記検知開始時刻を基準として規定時間だけ遡った時刻までの時間に、前記レバー動作検知センサによる検知開始がある場合に、前記物体が正常硬貨であると判断する
    貨処理装置。
  4. 前記レバー動作検知センサは、光学センサであり、前記繰り出し検知センサは、磁気センサである、
    請求項1または3に記載の硬貨処理装置。
  5. 前記硬貨処理装置は、
    1または複数の硬貨を1枚ずつ前記搬送路に繰り出す繰り出し部を備える、
    請求項1または3に記載の硬貨処理装置。
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