JPH05253355A - コイン類の計数装置 - Google Patents

コイン類の計数装置

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JPH05253355A
JPH05253355A JP4087949A JP8794992A JPH05253355A JP H05253355 A JPH05253355 A JP H05253355A JP 4087949 A JP4087949 A JP 4087949A JP 8794992 A JP8794992 A JP 8794992A JP H05253355 A JPH05253355 A JP H05253355A
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JP
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coins
coin
payout
passage
lever
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JP4087949A
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Shigetaro Muraoka
繁太郎 村岡
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COSMO COMMUN KK
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COSMO COMMUN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計数ミスの生じないコイン類の計数装置を提
供すること。 【構成】 払出機構1に接続する払出通路3に、ここを
通過するコインcがレバー15を押し上げてオンになる
マイクロスイッチ14を配し、これに隣接して払出通路
3を挟む発光素子18と受光素子19とを配する。受光
素子19の出力を、これがコインcの通過可能期間内に
検出されれば通過有り信号を出力する補正器21に接続
し、補正器21及びマイクロスイッチ14の各出力を、
一方又は双方が通過有り信号を出力した場合にのみ通過
有りの判定信号を出力する判定器22に接続する。判定
器22の出力をカウンタ23で計数し、計数値を比較器
24で設定値と比較し、一致すれば前記払出機構1の動
作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コインを用いたゲーム
装置でプレーするため所定数の金員と引き換えにコイン
を払出したり、または一定の高額貨幣を対応する額に達
する所定数の硬貨に両替する払出装置等に於いて使用さ
れるコイン類の計数装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記払出装置で使用されるコイン
類の計数装置は、コイン類の払出通路に配した機械セン
サと上記機械センサの通過有り信号を計数する計数手段
とで構成され、所定払出数に達すると、その計数手段の
その旨の出力により、払出装置の払出機構に払出動作を
停止させることとして、所定数のコイン類の払出しが行
なわれるようになっている。
【0003】前記機械センサは、前記払出通路の途中に
突出させたレバーと、上記レバーでオンオフ制御される
マイクロスイッチと、前記レバーの直前に配した規制レ
バーとで構成したものが一般的である。上記マイクロス
イッチに代えて、発光素子と受光素子とからなる光スイ
ッチを用い、前記レバーを上記発光素子と受光素子の間
を通過させて光を遮断する構成を採用したものもある。
レバーをコイン類の通過で動かして光を遮断し、これに
よりコイン類の通過を検出するもので、これもまた実質
的に機械センサである。前記規制レバーはバネで通過し
ようとするコイン類の周端を弾力的に抑えるように作用
し、引続く次のコイン類により押されて外方に回動し、
コイン類が上記規制レバーの先端を僅かにくぐり抜ける
状態になると、今度は戻り動作が可能になり、その戻り
動作によりコイン類を払出方向に弾き出すように作用す
るものである。
【0004】しかしてコイン類は前記払出機構から払出
通路に払出されると、先ず前記規制レバーで弾力的にそ
の通過が抑えられ、払出機構による次のコイン類の払出
しが行なわれるまで、該位置に停止する。次のコイン類
が払出されると、前記規制レバーで抑えられている先行
コイン類は、上記次のコイン類に押出され、上記規制レ
バーの先端を僅かに越えるに至り、この途端に上記規制
レバーの戻り動作により払出し方向に弾き出されること
となる。こうして払出通路の対応する位置を通過する際
に前記レバーを一瞬押上げ、マイクロスイッチを一瞬オ
ン動作させる。若しくは前記レバーの一瞬の押上動作で
前記光スイッチの発光素子と受光素子間を該レバーに通
過させ、一瞬の遮光をさせる。前記マイクロスイッチの
オン動作又は受光素子に対する一瞬の遮光を計数手段で
計数する。以上を繰返して計数手段の計数値が所定数に
達した時、達成信号を出力して払出し機構の動作を停止
させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来例
では、払出通路を通過するコイン類を、これが通過の際
にレバーを押すことで、マイクロスイッチをスイッチン
グ動作させ、若しくは発光素子と受光素子間の光を遮断
させることとしたものであるので、コイン類の払出速度
を高めると、上記レバーの復帰のための時間的余裕がな
くなり、コイン類の通過検出ミスが多くなって来るとい
う問題がある。即ち、レバーの復帰が遅れている間に次
のコイン類が通過してしまって、これを検出できない、
と云う飛び越しミスが生じ易くなるものである。概ね1
秒間に10個の検出が限度である。本発明では、このよ
うな計数ミスの生じないコイン類の計数装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、払出装置中に、コイン類を収納するホッパ及び上
記ホッパ中のコイン類を一個づつ連続して払出す払出機
構とともに配されるコイン類の計数装置であって、上記
払出機構から払出されるコイン類を払出通路の途中で検
出するセンサと、上記センサによって検出された通過有
り信号を計数する計数手段とからなるコイン類の計数装
置に於いて、前記センサを、コイン類が前記払出通路の
対応する位置を通過する際に押圧揺動させることとなる
レバー及び上記レバーの押圧揺動によるオン制御でコイ
ン類の通過有り信号を出力するスイッチで構成した機械
センサと、コイン類が前記払出通路の対応する位置を通
過する際に遮断することとなる払出通路を横切る光を発
光する発光手段及び上記発光手段の光を受光する受光手
段で構成した光センサとによって構成し、上記光センサ
には、前記払出機構の払出動作時から発光手段と受光手
段の間にコイン類が到達し得る最短時間以降最長時間ま
での間に、前記受光手段による受光が途切れたことが検
出された場合にのみコイン類の通過有り信号を出力する
補正手段を付設し、前記機械センサ及び上記補正手段
と、前記計数手段との間に、前記機械センサ及び上記補
正手段のいずれか一方又は双方がコイン類の通過有り信
号を出力した場合にのみコイン類の通過有りの判定信号
を出力する判定手段を介在させ、前記計数手段を、上記
判定手段の通過有りの判定信号を計数して予め設定され
た所定数に達すると設定数到達信号を出力するように構
成したコイン類の計数装置である。
【0007】前記払出装置は、従来一般にゲームセンタ
ー等で使用されている所定のゲームに使用するメタルコ
インを払出すコイン払出装置や硬貨への両替を行なう両
替機等を対象とするものである。前記ホッパの下部に、
ホッパ中のコイン類を一個づつ払出通路に連続して払出
す払出機構を備えた構成が一般的であり、払出機構の最
も普通のものは、複数のコイン受入孔を外周に沿って等
角度間隔で構成した回転円板と、上記コイン受入孔のコ
イン類を前記払出通路に案内するガイド部材と、上記回
転円板を回転駆動する電動モータとを基本として構成し
てある。前記コイン受入孔はその下部のコイン類の厚み
を僅かに越える程度の部分の回転前方を開口状態とし、
かつ後方を櫛状に構成し、他方前記ガイド部材も上記回
転円板の回転の際に、相互に隙間を通過するように、櫛
状に構成したものである。若しくは原理的にこれに類す
る構成を採用している。
【0008】前記回転円板が回転すると、前記ホッパ中
に投入されたコイン類は前記コイン受入孔に落ち込みつ
つ回転し、順次ガイド部材の位置に至ったコイン受入孔
中から、上記コイン類が上記ガイド部材により前記開口
から滑り出し、かつ案内されて、前記払出通路に送り出
されることとなるものである。
【0009】前記センサの機械センサと光センサとは、
前記払出通路に於いて、どちらを先に配置しても良い。
いずれにしても先に配する機械センサ又は光センサの直
前に規制レバーを配しておくのが適当である。上記規制
レバーは、従来例のそれと同様で、例えば、先端に遊動
ローラを配したレバー部材とバネ材とストッパ片とで構
成することとし、前記レバー部材の先端を前記払出通路
中にその上方から若干払出方向に傾けて突き出させ、そ
の後端をケースの一部に回動自在に軸着し、かつ前記バ
ネ部材により先端側が払出方向と逆方向に回動させられ
るように付勢し、更に前記ストッパ片を、レバー部材の
先端側が前記若干払出方向に傾いた状態から払出方向と
逆方向にそれ以上回動しないように限定する位置に配置
する。
【0010】前記機械センサ及び光センサは、前記のよ
うな機能を有する限り、特定のそれに限定されない。ま
た前記計数手段は一般のICカウンタを採用すれば良
い。所定数までカウントした際に、その出力により、前
記払出機構を動作停止させるようにすれば、所定数の払
出しができることになる。
【0011】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、払出装
置中の払出機構からコイン類が払出通路に送り出されて
来ると、規制レバーを構成してある場合には、先ずその
先端が上記コイン類の外周の払出方向側に当接し、バネ
部材の作用によりそれ以上の払出方向への移動を妨げる
こととなる。続いて次のコイン類が払出され、これが先
に送り出されたコイン類を後から押すこととなり、該コ
イン類が払出方向に進行し、前記規制レバーの先端が該
コイン類の上部中央より僅かに後方と当接するようにな
ると、上記規制レバーは戻り動作が可能になり、一気に
戻りつつ、その戻り動作により上記コイン類を払出方向
に弾き出すこととなる。
【0012】上記規制レバーに弾き出されたコイン類
は、先に配してある方の、例えば、機械センサのレバー
に衝突し、これを押し上げつつその下を通過する。機械
センサでは上記レバーの上昇によってスイッチがオンと
なり、コイン類の通過によるレバーの下降でオフとなっ
てコイン類の通過が検出される。こうしてスイッチから
出力される一個のパルスがコイン類の通過有り信号とな
る。
【0013】引続いて上記機械センサに隣接して配した
光センサの発光手段と受光手段との間を上記コイン類が
通過することとなるので、発光手段から受光手段への光
が一瞬遮られ、その通過が検出される。受光手段の出力
は前記補正手段に入力され、その出力が、前記払出機構
の払出動作時から上記発光手段と受光手段との間にコイ
ン類が到達し得る最短時間以降最長時間までの間に、生
じたものであるかどうかの判断が行なわれ、この場合の
ように、現実に払出されたコイン類が通過した場合に
は、上記時間内に通過しているはずであるから、機械セ
ンサからの出力と同様な一個のパルスがコイン類の通過
有り信号として該補正手段より出力される。光センサの
出力が上記時間外に生じている場合には、これは当然、
無視され、通過有り信号は出力されない。
【0014】前記機械センサの出力及び光センサに付設
した補正手段の出力は、更に判定手段に入力され、上記
機械センサ及び上記補正手段のいずれか一方又は双方が
コイン類の通過有り信号を出力しているか否かの判定が
行なわれ、そのいずれかに該当すればコイン類の通過有
りの判定信号が出力される。この場合には、双方ともコ
イン類の通過有り信号を出力しているので、判定手段は
コイン類の通過有りの判定信号を出力する。
【0015】前記機械センサでは、前記払出機構からの
コイン類の払出速度を高速にし、例えば、10個/秒を
越える速さで払出すこととすると、前記レバーが先行す
るコイン類の通過の際に押し上げられ、戻り切る前に後
行する次のコイン類が通過してしまうことがあり、時と
してコイン類の通過の検出に脱落の生じる虞が有る。一
方で機械センサでは、ホッパの中に混じることがあり、
それ故払出通路を通過することのある紙屑や種々のゴミ
類によっては前記レバーが押し上げられることはなく、
結果として、コイン類の通過を検出した場合には、間違
いなくコイン類が通過したと判断することができる。
【0016】これに対して前記光センサでは、発光手段
と受光手段との間を何らかのものが通過すれば、それを
確実に検出することができる。そのため、コイン類の通
過を、それが前記機械センサによる検出では脱落するこ
とが有り得る程度に高速の場合であっても、確実に検出
できる反面、前記ホッパ内に紙屑その他のゴミ類が混入
していて、これがコイン類の移動に伴ってその前後を通
過したとすると、これをも検出してしまうこととなる。
【0017】そこで、先ず上記光センサについては、補
正手段を付設して、該光センサの出力が、前記払出機構
の払出動作時から上記発光手段と受光手段との間にコイ
ン類が到達し得る最短時間以降最長時間までの間に、生
じたものかどうかの判断を行ない、コイン類の通過する
はずのないタイミングで検出した出力信号を除去するこ
ととしたものである。
【0018】更に判定手段で、前記機械センサ及び前記
補正手段のいずれか一方又は双方がコイン類の通過有り
信号を出力した場合にのみコイン類の通過有りの判定信
号を出力することとして、光センサにより、機械センサ
による前記のようなコイン類の通過検出の脱落を補い、
逆に機械センサにより、光センサに於いて、コイン類の
前後に紙屑等のゴミ類が接触した状態で連続して通過す
ることにより前記所定の時間内で通過が検出されなかっ
た場合を補うこととして、脱落のないより正確なコイン
類の検出を行なうこととしたものである。
【0019】前記判定手段の出力は後段の計数手段に入
力され、その通過有りの判定信号が計数され、予め設定
された所定数に達すると設定数到達信号が出力される。
この設定数到達信号により前記払出機構の払出動作を停
止させれば、払出装置に於ける設定数の払出を行なうこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明
する。図1に示したように、コインcの払出機構1の払
出口2から延長した払出通路3の途中に、順次、規制レ
バー4、機械センサ5及び光センサ6を配する。
【0021】前記払出機構1は、図示しないホッパの底
部に配置した回転円板7及びこれを回転駆動する図示し
ない電動モータを基本として構成したものである。上記
回転円板7にはその外周に沿って四個のコイン受入孔
8、8…を等角度間隔で配し、それらのコイン受入孔
8、8…の下部には回転前方側をコインcの厚みを若干
越える高さに切欠いた出口を形成し、その後方には櫛状
の止部sを構成しておくこととする。上記回転円板7の
裏面には裏板をスライド自在に当接して置き、該裏板に
コイン受入孔8、8…に落ち込んだコインcが、該回転
円板7の回転により当該の位置まで移動してきた際に前
記払出口2を通じて前記払出通路3に案内するガイド9
を櫛状に構成する。このガイド9は前記櫛状の止部sが
その櫛の隙間を通過できるように前記裏板から立ち上げ
る。なお上記裏板にはその外周に沿って上記止部sの外
側に接する状態に縁板pを立設する。この縁板pは、云
うまでもなく、前記払出口2の部分には存在させない。
【0022】前記規制レバー4は、図1に示したよう
に、従来例のそれと同様で、先端に遊動ローラ10を回
転自在に配したレバー本体11と引張りバネ12とスト
ッパ軸13とで構成する。レバー本体11の後端を上記
払出通路3の上方側でケースに回転自在に軸着し、遊動
ローラ10を設けた先端側を上記払出通路3中に突き出
した状態とする。上記レバー本体11とケースとの間に
は、前記引張りバネ12を該レバー本体11が図1中反
時計回りに回動するように介在させる。また前記ストッ
パ軸13は、上記レバー本体11が、その先端をコイン
cの払出側に傾けた状態でこれに当接するように位置決
めしてケースに固定する。
【0023】前記機械センサ5は、図1に示したよう
に、マイクロスイッチ14とこれをオンオフ駆動するレ
バー15とからなるものである。上記レバー15の先端
側を払出側に傾けた状態で払出通路3の上方から差し込
んだ状態とする。上記レバー15の先端下部には丸く膨
らんだ当接部16を設け、これに払出通路3を通過する
コインcが衝突してレバー15を押し上げるように位置
決めする。上記マイクロスイッチ14の接点は、上記レ
バー15が押し上げられた際に押込まれるボタン17で
オンオフ駆動される。当然、ボタン17が押込まれた時
に接点が閉じてマイクロスイッチ14はオンとなる。
【0024】前記光センサ6は、図1及び図2に示した
ように、前記払出通路3の一側に配した発光素子18と
他側に配した受光素子19とで構成し、上記発光素子1
8の光を払出通路3の両側板に穿設した貫通孔20、2
0を通じて受光素子19で検出するようにする。
【0025】上記受光素子19の出力は、図1に示した
ように、補正器21に接続する。上記補正器21には、
別に、払出機構1の払出時信号を入力すべく接続する。
上記払出時信号は、払出機構1から払出口2にコインc
を送り出すタイミングを示す信号である。前記補正器2
1では、上記払出時信号の受信時と、その受信時から前
記発光素子18及び受光素子19の間に前記コインcが
到達する可能性のある最短時間及び最長時間とに基づい
て、コインcが該位置を通過する可能性のある通過可能
期間を計算し、この通過可能期間内に前記受光素子19
に於いて遮光が開始したか否かを判断し、遮光が上記通
過可能期間内に開始している場合には、コインcによる
遮光が開始したものとしてコインcの通過有り信号を出
力することとし、そうでない場合は出力しないように構
成する。上記通過有り信号は一個のパルス信号である。
【0026】また、図1に示したように、上記補正器2
1の出力及び前記機械センサ5のマイクロスイッチ14
の出力をそれぞれ判定器22に接続する。上記判定器2
2は、上記補正器21及び上記マイクロスイッチ14の
いずれか一方又は双方が一個のパルス信号(コインcの
通過有り信号)を出力した場合にのみコインcの通過有
りの判定信号を出力するように構成する。上記判定信号
もまた一個のパルス信号である。
【0027】上記判定器22はその出力をカウンタ23
のクロック入力に接続する。上記カウンタ23の計数デ
ータ出力は比較器24に接続し、上記比較器24はその
比較データ入力に設定値発生器25の設定値出力を接続
する。上記設定値発生器25は、一定金額をこの払出装
置の図示しない金銭装入部に装入し、正貨であると確認
されると払い出されるコインcの払出数データを上記設
定値出力として発生するものである。比較器24で、カ
ウンタ23の計数データ出力の出力データが前記設定値
出力と一致すると判断されると、設定値に達した旨の信
号(一個のパルス信号)が出力され、これによりカウン
タ23をリセットし、前記払出機構1の払出動作を停止
させるべく、それぞれに接続する。
【0028】この実施例では、以上のように構成したの
で、前記したように、図示しない金銭装入部に一定金額
の金銭が装入され、その真贋が図示しない識別装置で判
断され、真券であると確認されると、前記払出機構1が
動作して、回転円板7が回転し、ホッパから該回転円板
7のコイン受入孔8、8…に落ち込んだコインc、c…
が、順次、前記払出口2に送り出され、ここから前記払
出通路3に押し出される。より詳しくは、回転円板7が
回転してコイン受入孔8がガイド9の位置に至ると、上
記コイン受入孔8中のコインcは上記ガイド9に案内さ
れて払出口2に送り出されることとなり、更にここから
払出通路3に押し出されることとなるものである。
【0029】最初のコインcが払出口2に送り出され、
これに接続している払出通路3に押し出されると、前記
規制レバー4に当接し、その引張りバネ12の作用で一
時的に当接状態でその位置に保持され、引続き前記払出
機構1の作用で次のコインcが送り出されると、最初の
コインcは上記規制レバー4を押し上げ時計回りに回動
させつつこの下を通過しようとする。上記最初のコイン
cは、その中心が上記規制レバー4先端の遊動ローラ1
0の中心より僅かに払出側に移動すると、上記規制レバ
ー4は、戻り回動が自由になり、前記引張りバネ12に
より反時計回りに一気に戻り回動し、その動作により、
上記最初のコインcを払出方向に弾き出すこととなる
(引続くコインcについても順次同様に規制レバー4で
一時保持され、その後払出方向に一気に弾き出されるこ
ととなる)。
【0030】上記規制レバー4に弾き出されたコインc
は、先ず機械センサ5の設置位置に至り、レバー15の
丸く膨らんだ当接部16に衝突し、これを押し上げ、上
記レバー15にボタン17の押込み動作をさせ、そして
その位置の通過とともに、レバー15の戻り動作を許容
し、ボタン17の戻り動作をさせる。即ち、機械センサ
5の設置位置の通過にともない、マイクロスイッチ14
は、接点が一瞬閉じてオン動作をし、一個のパルスを発
生することとなるものである。
【0031】引続いて上記コインcは上記機械センサ5
に隣接して配した光センサ6の発光素子18と受光素子
19との間を通過することとなり、発光素子18の光が
一瞬遮られ、受光素子19でそれが検出される。上記受
光素子19の出力は前記補正器21に入力され、他方、
前記払出機構1の払出時信号もまた払出時に上記補正器
21に入力されている。上記払出時信号は、前記したよ
うに、払出口2にコインcが払い出されたその時点を示
す信号である(現在検出したコインcの場合は、最初に
払い出されたコインcの払出時を示す信号が通過可能期
間を計算する基礎となる)。
【0032】上記補正器21では、上記払出時信号の受
信時と、その受信時から前記発光素子18及び受光素子
19の間に前記コインcが到達する可能性のある最短時
間及び最長時間とに基づいて、コインcが該位置を通過
する可能性のある通過可能期間を計算し、前記受光素子
19の遮光を示す信号出力が、前記通過可能期間内に開
始したか否か、を判断し、遮光が上記通過可能期間内に
開始した場合には、紙屑等のゴミ類ではなく、コインc
による遮光が開始したものと判断してコインcの通過有
り信号を出力し、そうでない場合は出力しない。なお上
記通過有り信号は一個のパルス信号である。この場合に
は、現実に最初のコインcが通過したので、その通過に
伴う遮光は、上記通過可能期間内に開始したはずであ
り、その結果補正器21からは一個のパルス信号である
通過有り信号が出力される。
【0033】前記機械センサ5のマイクロスイッチ14
の出力及び前記光センサ6に付設した補正器21の出力
は、それぞれ判定器22に入力され、マイクロスイッチ
14及び上記補正器21のいずれか一方又は双方がコイ
ンcの通過有り信号を出力しているか否かの判定が行な
われ、そのいずれかに該当すればコインcの通過有りの
判定信号を出力する。この場合には、双方ともコインc
の通過有り信号を出力しているので、判定器22はコイ
ンcの通過有りの判定信号を出力する。なお、前記した
ように、上記判定信号もまた一個のパルス信号である。
【0034】上記判定器22の出力は前記カウンタ23
のクロック入力に入力され、ここで計数される。上記カ
ウンタ23の計数データ出力は比較器24に入力され、
上記比較器24では上記計数データが設定値発生器25
から入力された設定値と比較される。設定値は、前記し
たように、金銭装入部に装入された金銭(予め定められ
た一定額)に見合う一定のコインcの払出数データであ
る。比較器24で、カウンタ23の出力計数データが上
記設定値と一致すると判断されると、設定値に達した旨
の信号(一個のパルス信号)が出力され、これによりカ
ウンタ23をリセットし、前記払出機構1の払出動作を
停止させる。一致すると判断されない場合は何も出力さ
れない。
【0035】しかして機械センサ5及び光センサ6の欠
点及び利点をうまく組み合わせ、かつ光センサ6にはコ
インcの送り出されるタイミングをも考慮することによ
り、コインcの正確な計数ができるようになったもので
ある。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、従来例と比較して遥か
に払出コイン数の正確な計数が可能になったものであ
る。
【0037】理由を細かく検討すると、次の通りであ
る。先ず機械センサでは、払出機構からのコイン類の払
出速度を高速にすると、機械センサのレバーが先行する
コイン類の通過の際に押し上げられ、戻り切る前に後行
する次のコイン類が通過してしまうことがあり、時とし
てコイン類の通過の検出に脱落の生じる虞がある。一方
で機械センサでは、ホッパの中に混じることがあり、そ
れ故払出通路を通過することのある紙屑や種々のゴミ類
によっては前記レバーが押し上げられることはなく、結
果として、コイン類の通過を検出した場合には、間違い
なくコイン類が通過したと判断することができる。
【0038】これに対して前記光センサでは、発光手段
と受光手段との間を何かが通過すれば、それを確実に検
出することができる。そのため、コイン類の通過を、そ
れが機械センサによる検出では脱落することが有り得る
程度に高速の通過の場合であっても、確実な検出ができ
る反面、前記ホッパ内に紙屑その他のゴミ類が混入して
いて、これがコイン類の移動に伴ってその前後を通過す
る場合にはこれをも検出してしまうこととなる。
【0039】そこで、先ず上記光センサについては、補
正手段を付設して、該光センサの出力が、前記払出機構
の払出動作時から上記発光手段と受光手段との間にコイ
ン類が到達するまでの最短時間以降最長時間までの間
に、生じたものかどうかを調べ、コイン類の通過するは
ずのないタイミングで検出した出力信号を除去すること
としたものである。
【0040】更に判定手段で、前記機械センサ及び前記
補正手段のいずれか一方又は双方がコイン類の通過有り
信号を出力した場合にのみコイン類の通過有りの判定信
号を出力することとして、光センサにより、機械センサ
による前記のようなコイン類の通過検出の脱落を補い、
逆に機械センサにより、コイン類の前後に紙屑等のゴミ
類が接触した状態で連続して通過することにより光セン
サに於いて前記所定の時間内で通過が検出されなかった
場合を補うこととして、脱落のない、より正確なコイン
類の検出を行なうことができるようになったものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例装置の概略説明図。
【図2】払出通路の光センサの設置してある部分の断面
図。
【符号の説明】
1 払出機構 2 払出口 3 払出通路 4 規制レバー 5 機械センサ 6 光センサ 7 回転円板 8 コイン受入孔 9 ガイド 10 遊動ローラ 11 レバー本体 12 引張りバネ 13 ストッパ軸 14 マイクロスイッチ 15 レバー 16 当接部 17 ボタン 18 発光素子 19 受光素子 20 貫通孔 21 補正器 22 判定器 23 カウンタ 24 比較器 25 設定値発生器 c コイン p 縁板 s 止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】払出装置中に、コイン類を収納するホッパ
    及び上記ホッパ中のコイン類を一個づつ連続して払出す
    払出機構とともに配されるコイン類の計数装置であっ
    て、上記払出機構から払出されるコイン類を払出通路の
    途中で検出するセンサと、上記センサによって検出され
    た通過有り信号を計数する計数手段とからなるコイン類
    の計数装置に於いて、 前記センサを、コイン類が前記払出通路の対応する位置
    を通過する際に押圧揺動させることとなるレバー及び上
    記レバーの押圧揺動によるオン制御でコイン類の通過有
    り信号を出力するスイッチで構成した機械センサと、コ
    イン類が前記払出通路の対応する位置を通過する際に遮
    断することとなる払出通路を横切る光を発光する発光手
    段及び上記発光手段の光を受光する受光手段で構成した
    光センサとによって構成し、 上記光センサには、前記払出機構の払出動作時から発光
    手段と受光手段の間にコイン類が到達し得る最短時間以
    降最長時間までの間に、前記受光手段による受光が途切
    れたことが検出された場合にのみコイン類の通過有り信
    号を出力する補正手段を付設し、 前記機械センサ及び上記補正手段と、前記計数手段との
    間に、前記機械センサ及び上記補正手段のいずれか一方
    又は双方がコイン類の通過有り信号を出力した場合にの
    みコイン類の通過有りの判定信号を出力する判定手段を
    介在させ、 前記計数手段を、上記判定手段の通過有りの判定信号を
    計数して予め設定された所定数に達すると設定数到達信
    号を出力するように構成したコイン類の計数装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030087483A (ko) * 2002-05-10 2003-11-14 정수연 고속 코인류 계수기의 작동 및 감지방법
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