JP2008086718A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明はスロットマシンに関し、特に投入されるメダルの枚数を正確に把握することができるスロットマシンに関する。
【解決手段】 メダル投入口19から投入されたメダルM1は、メダルセレクトユニット20内のメダル繰出装置31において一旦係止させられる。続けて投入されたメダルM2は、メダルM1に当接して止まる。投入メダル検出センサ40がメダルM1を検知すると、アーム35が開放する一方、メダルM2は、アーム35の上流端によって停止状態が続く。メダルM1は、メダルセレクタ32やメダル流路切替装置38を通過する間に選別され、返却メダル検出センサ41または遊技メダル検出センサ42にその通過が検知されてアーム35が元に戻ることによりメダルM2が受け入れられるので、メダルの計数は確実になされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットマシンに関し、特に投入されるメダルの枚数を正確に把握することのできるスロットマシンに関する。
遊技客がゲームを開始する際にスロットマシンに投入するメダルの全数を正確に計数するための技術については、従来からも多くの提案がなされている。その目的とするところは、遊技客によるメダル計数に関わる不正操作の防止対策であったり、計数の誤認によって遊技客にもたらされる不利益を無くすことであったりするものである。
たとえば、上記前者については、特許文献1が挙げられる。この発明は、スロットマシンに特殊基板などを取り付けて、制御部を電気的に狂わせることによって過剰にメダルを払い出させるといった不正行為を防止することを目的としたものである。すなわち、メダル(特許文献1では、遊技媒体)をメダル投入口(遊技媒体投入口)から貯留部に導くメダル流路(遊技媒体流路)の途中の2箇所に離間させてメダル検出センサ(検出手段)を装着し、これらの2つのメダル検出センサによって出力されるメダル枚数の比較計数値が一致しない場合は、異常信号を出力するというものである。いずれかのメダル検出センサに異常が生じたことを発見することができ、不正行為を抑制することが可能となる。
また、上記後者については、たとえば、特許文献2が挙げられる。この発明は、メダル投入口とメダルセレクタ(特許文献2では、メダル選別機122)との間に、メダル投入口に比較的近接させて、投入メダル検出センサ(通過メダル検出手段126)を配置し、また、メダル返却路(メダル返却路121)に返却メダル検出センサ(返却メダル検出手段127)を配置するというものである。そして、投入メダル検出センサによって計数される投入メダル数(通過メダル数)から、返却メダル検出センサによって計数される返却メダル数を減算して得られる差数を遊技メダル数(投入メダル数)として取得する。加えて、スタートレバー(スタートスイッチ)の操作開始から所定の時間が経過した後に実質的にゲームがスタートするようにし、そののち、前記遊技メダル数の取得が実行されるように形成されている。
メダル投入直後にスタートレバーが操作されると、メダル投入口から投入されたメダルが、遊技メダル検出手段により検出されて、遊技メダル検出手段からの遊技メダル検出信号が出力される以前に、遊技メダル計数手段の計数値が確定されてしまうという問題がある。上記発明は、スタート信号を遅延させるスタート遅延手段を介在させるという特徴的な構成によって、このような問題点を解消している。したがって、遊技メダル計数手段の計数値が確定されたあとに遊技客が投入したメダルが、計数されないままスロットマシンに飲み込まれてしまうという不利益が無くなる。
特開2001−198264号公報(段落番号0009〜0010など) 特開平6−63216号公報(図3)
しかしながら、上記に引例の2件の特許文献は、それぞれ相手方が問題点として取り上げている点について、対処できていないという問題がある。すなわち、特許文献1に開示された技術については、スタートレバーの操作タイミングと投入した遊技メダルの確定枚数との関係については考慮されていないために、投入されたメダルの全ての枚数が正確に把握できているとは言いきれない。また、特許文献2に開示された技術については、不正な特殊基板を取り付けて計数値を誤認させたり、メダル投入口からセルロイドを挿入するなどして投入メダルの枚数をごまかしたりするといった不正行為に対しては、無防備であるといえる。本発明の目的は、このような問題を解消し、投入されるメダルの枚数をより一層正確に把握することができるスロットマシンを提供することにある。
この発明は、上記のような課題に鑑みなされたもので、請求項1に記載のスロットマシンは、メダル投入口から投入されるメダルを内部へと導くメダル流路と、このメダル流路の途中に配設されて規格外のメダルを排除するメダルセレクタと、流路を切り替えることによって流下するメダルを前記メダル流路の外に排出するメダル流路切替装置と、前記メダルセレクタおよび前記メダル流路切替装置によって排出されたメダルを受け入れるメダル返却路と、前記メダルセレクタの上流に配設されて投入されたメダルを1枚ずつ取り込み、かつその取り込んだメダルを一旦係止させたのちに送り出すように形成されるメダル繰出装置と、前記メダル繰出装置によって一旦係止されるメダルを検出する投入メダル検出センサと、前記メダル返却路に配設されて落下するメダルを検出する返却メダル検出センサと、前記メダル流路の最下流側に配設されて流下するメダルを検出する遊技メダル検出センサとを備え、前記メダル繰出装置は、前記投入メダル検出センサより出力されるメダル検出信号に基づいて一旦係止した状態においたメダルを開放して前記メダル流路の下流に送り出すとともに、前記返却メダル検出センサまたは前記遊技メダル検出センサより出力されるメダル検出信号に基づいて後続の投入メダルを取り込むように構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載のスロットマシンは、前記メダル繰出装置によって係止した状態におかれたメダルを開放して送り出すのと同時に計時を開始するタイマーと、前記返却メダル検出センサまたは前記遊技メダル検出センサよりメダル検出信号が出力されるまでに要する時間が、前記タイマーによる計時開始から所定のしきい値時間を超えて計時された場合に異常信号を出力する異常信号出力手段とを備えていることを特徴とする。
また、請求項3に記載のスロットマシンは、前記返却メダル検出センサまたは前記遊技メダル検出センサよりメダル検出信号が出力されないままに、前記タイマーによる計時開始から所定の許容時間が経過した場合は、前記異常信号出力手段より異常信号が出力されることを特徴とする。
また、請求項4に記載のスロットマシンは、受け入れられた遊技メダルの枚数が、スロットマシンに貯留することのできる遊技価値としてのメダルの最大許容枚数に達したときは、前記メダル流路切替装置を前記メダル流路の外に排出するように切り替えたのちに、前記メダル繰出装置が後続のメダルを送り出すように構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載のスロットマシンにおいて、投入されるメダルは、メダル繰出装置において一旦係止されるとともに、後続のメダルが連続的に投入された場合も、後続のメダルは、メダル繰出装置の手前で待機させられる。そして、先行する投入メダルは、その存在が投入メダル検出センサによって検出されることによってメダル流路の下流に向かって送り出され、そのメダルが、返却メダル検出センサまたは遊技メダル検出センサのいずれかによって検出されたのちでなければ、後続の投入メダルはメダル繰出装置に取り込まれないように構成されているので、投入したメダルの枚数と、スロットマシンの内部に貯留されるメダルの枚数および返却されるメダルの枚数との整合性が必ず図られるようになる。したがって、連続的にメダルが投入されたとしても遊技メダル数の誤認を生じることがなく、また、遊技メダルの計数も正確に把握することができる。
請求項2に記載のスロットマシンにおいて、メダル繰出装置と、返却メダル検出センサおよび遊技メダル検出センサの装着位置との間をメダルが流下するのに要する時間の実測結果に基づいて、それぞれのしきい値が設定される。そして、返却メダル検出センサまたは遊技メダル検出センサによって、計時開始からメダルの通過が検出されるまでに要する時間が設定したしきい値を超えて検出された場合には、電気的あるいは機械的な不正行為が行われている恐れがあるものとして異常の発生が報知される。これによって、不正行為を早期に発見することができる。
請求項3に記載のスロットマシンは、メダル繰出装置より下流に放出されたはずのメダルが、いつまで待っても返却メダル検出センサおよび遊技メダル検出センサのいずれかによっても検出されないという状況に関するものである。このような状況となったときに、ずっと待機状態を維持したままにする訳にはいかないから、一定の許容時間が経過した時点で異常と判断し、異常信号が出力されるようにしたものである。これによって、不正行為を早期に発見することができる。当然、この許容時間は、前記しきい値時間よりも長く設定されている。
請求項4に記載のスロットマシンにおいて、メダル繰出装置が、投入メダルを1枚ずつ取り込んで1枚ずつ送り出すように構成されていることから、その間にメダル流路切替装置を切り替えることが可能となり、投入される遊技メダルの枚数が、スロットマシンに貯留することのできる遊技価値としてのメダルが許容枚数に達したときには、確実にメダル流路の外に排出することができるようになる。
次に、この発明の実施の一形態について、図を参照しながら説明する。なお、図1は、本発明の主要部であるメダルセレクトユニット部の概略の構成を示す説明図、図2は、本発明の仕組みを説明するためのフローチャート、図3は、スロットマシンの前面側からの外観を現す斜視図、図4は、前扉の裏面側からの斜視図である。
まず、図3および図4を参照にして、スロットマシン10の概要について、ごく簡単に説明する。このスロットマシン10は、筐体11と前扉12とによって構成されている。前扉12は、蝶番13を介して筐体11に開閉自在に取り付けられており、通常は鍵を掛けて、勝手には開扉することができないようになっている。
図3に示すように、前扉12の前面上段は合成樹脂のパネルによって被われ、透明に形成された表示窓14を通して、スロットマシン本体内部に装備されたリールユニットを構成する回転リールの外表面の一部を視認することができる。この回転リールは、第1回転リール15a、第2回転リール15b、第3回転リール15cの3つの回転リールからなり、その円筒状をなす外表面に沿って、それぞれに複数の図柄が印刷されている。回転リール15a〜15cの回転は、スタートレバー16の押下によって一斉に開始され、そののち、操作順序と操作タイミングを選択しながら第1回転リール停止ボタン17a、第2回転リール停止ボタン17b、第3回転リール停止ボタン17cを押圧操作することによって、回転リール停止ボタン17a〜17cに対応する回転リール15a〜15cが順次回転を停止する。もし回転リール停止ボタン17a〜17cを押圧操作しなければ、回転リール15a〜15cは、所定時間の経過後に自動的に停止する。そして、表示窓14から視認できる3列の回転リール15a〜15cに描かれている停止図柄について、特定の図柄が、メダルの賭数に応じて設定される1本ないし5本の入賞ライン上に揃った場合には、図柄の組み合わせに応じて定められた枚数のメダルが賞メダルとして遊技客に支払われる。表示窓14の上方には、演出効果を高めたり、必要な情報を提供したりする液晶表示部18が装着されている。
ゲームを開始するためには、遊技客は、メダル貸出機などから予め入手したメダルをメダル投入口19より投入する必要がある。投入されたメダルは、後で詳述するが、図4に示すメダルセレクトユニット20に取り込まれたのち、それが正規のメダルであれば、通常は、メダル導入樋21を通じて、筐体11に格納されている図示しないメダル払出装置のホッパータンクに収納される。また、正規のものと識別されなかったメダルは、メダル払出返却シュート22を落下して、メダル払出口23よりメダル受皿24に排出される。また、入賞時におけるメダルの支払いは、メダル払出装置が作動することによって、ホッパータンクに貯留されているメダルが、メダル払出連通口25を通じてメダル払出返却シュート22に排出されることによって行われる。排出されたメダルは、メダル払出口23からメダル受皿24に対して支払われる。
前扉12の前面に配置されている各種の表示部のうち、ここでは、本発明に関連するクレジット表示器26についてのみ説明する。クレジットとは、遊技客が所有する遊技価値としてスロットマシン10に記憶されているメダル数のことである。このメダル数を数値表示するための表示器が、クレジット表示器26である。クレジットは、メダルをスロットマシンに投入したりゲームで入賞したりすることによって加算更新され、賭数を設定したりクレジットに基づくメダルの払出を受けたりすることによって減算更新される。現行では最大、メダル50枚分の遊技価値がクレジットとして記憶されるようになっている。クレジットの最大枚数を超えて投入されるメダルは、メダルセレクトユニット20において内部への受け入れが拒否され、メダル払出返却シュート22を流下して、メダル払出口23よりメダル受皿24に排出される。
さて、本発明において、メダル繰出装置は、先行する投入メダルの係止・送出機構と、後続の投入メダルの係止・送出機構とを、たとえば2つのソレノイドを使ってそれぞれ独立させて構成し、それらを交互に作動させることによっても実現することができる。しかしながら、ここでは、コスト的にもスペース的にもより有利な実施形態として、1つの駆動源でもって実現させた構造について説明する。
メダルセレクトユニット20の内部には、図1(a)に示すように、メダル投入口19より投入されたメダルが流下するための下り傾斜を有するメダル流路30が形成されており、その先端部は、メダル導入樋21を介して、筐体11に格納されている図示しないメダル払出装置のホッパータンクに連通している。また、メダル流路30の傾斜部には、上流から順に、メダル繰出装置31、メダルセレクタ32、メダル流路切替装置33が配設されている。そして、メダル流路30の下方には、メダルセレクタ32およびメダル流路切替装置33から排出されて落下するメダルを受け入れるメダル返却路34が形成されている。さらにこのメダル返却路34の下端部は、メダル払出返却シュート22に包含されている。
メダル繰出装置31は、メダルの流下方向に沿って長手を配したアーム35と、このアーム35の一端に作用するソレノイド36とでもって構成されている。アーム35は、その中間部において軸支されて、両端部がシーソー状に揺動自在に形成される。そして、アーム35の下流端部には係止突片37が突設され、図示しないスプリングによって、メダル流路30の流路内に係止突片37が進入した状態に付勢されている。また、ソレノイド36は、ソレノイド36を作動させたときにスプリングの付勢力に抵抗する方向に作用して、係止突片37をメダル流路30内から退出させるように構成されている。
メダル繰出装置31が、図1(a)に示すようにメダルの受け入れが可能な態勢にあるときに、先に投入されるメダルM1は、係止突片37に進路を阻まれて、その位置で係止した状態となる。また、メダルM1に引き続いて投入される後続のメダルM2は、係止されているメダルM1に当接して停止する。次に、ソレノイド36を作動させて、係止突片37をメダル流路30内から後退させると、図1(b)に示すように進路が開放されることになるので、メダルM1は、下流に転がり出る。これと同時に、アーム35の上流端がメダル流路30の流路内に進入してくることになるので、このアーム35の上流端によって後続のメダルM2の進行が阻止される。そののち、アーム35を元に戻せば、メダルM2は、図1(a)に示されているメダルM1と置き換わる形に流下して止まり、メダル繰出装置31に取り込まれた状態となる。さらに次のメダルが投入された場合も、以上の動作の繰り返しとなる。
メダルセレクタ32は、起立した姿勢で転がるメダルのうち、規格外のメダルについては、メダルセレクタ32内で、たとえばメダル側面のサポートが受けられないように形成するなどして、その場から落下するようにしたものである。
メダル流路切替装置33は、起立した姿勢で転がるメダルの流路を形成するたとえば断面L字状の可動板38が、メダル流路30の一部に組み込まれたものである。そして、この可動板38に作用するソレノイド(図示せず)を制御することによって、図1(a)の紙面に対して前後方向への移動が自在に構成されている。可動板38を後退させたときには、それまで流路を形成していたL字の底面部が流路から外されることになるので、メダルはその場から落下する。
メダル流路30の上流部には、メダル繰出装置31によって一旦係止されるメダルを検出することができる位置に投入メダル検出センサ40が配設されている。メダル返却路34には、メダルセレクタ32およびメダル流路切替装置33から落下するメダルを検出することができる位置に返却メダル検出センサ41が配設されている。メダル流路30の最下流側には、スロットマシン10の内部に取り込まれるメダルを検出することができる位置に遊技メダル検出センサ42が配設されている。なお、これらの検出センサには、遮光形のフォトセンサが使われている。
次に、図2に示すフローチャートに基づいて、本発明スロットマシン10の動作の仕組みについて説明する。なお、図中の符号Sは、ステップを表す。さて、メダル繰出装置31は、初期の待機状態において、アーム35の係止突片37がメダル流路30内に突出した状態におかれて、投入されるメダルの受け入れが可能な態勢をとっている。そして、メダルM1が投入されると(S00)、メダルM1は、係止突片37に当接する所まで流下して停止する(S01)。
投入メダル検出センサ40は、メダルM1の存在を検知して(S02)、検出信号を図示しない制御部に送信する。続く次のステップS03は、後続メダルM2の係止態勢がとられるというものである。しかしながら、これは、先行メダルM1の係止・送出機構とをそれぞれ独立させて設けたときのものである。本実施例の場合には、先行メダルM1と後続メダルM2の係止・送出機構とが連動しているというメダル繰出装置31の前記構造からして、今回は特に関係しない。そして、投入メダル検出センサ40によってメダルM1の存在が認識されたのちに係止突片37を後退させ、メダルM1をメダル流路30の下流に送り出す(S04)。下流に送り出されてメダルM1が存在しなくなったことを投入メダル検出センサ40が検知した時点で、制御部に備わるタイマーによる計時がスタートする(S05)。
流下するメダルM1は、メダルセレクタ32において、メダルの形状・寸法が規格に適合するものか否かについて識別される(S06)。そして、正規のメダルと識別された場合に、そのメダルが、クレジットに貯留されている遊技価値としての最大遊技メダル数の50枚と、新たに投入される賭数としての最大遊技メダル数である3枚との合計数である53枚を超えるものであるか否かについて、制御部によって判断される(S07)。
制限枚数に達していない場合は、メダル流路切替装置33がメダルの通路を形成する側に作動した状態のまま、メダルM1を下流へと通過させる(S08)。続いて、流下するメダルM1の通過を遊技メダル検出センサ42が検知するか否かについての判断がなされる(S09)。メダルM1の通過が検知された場合には、検出信号が制御部に送信されるとともに、前記タイマーによる計時開始からメダル通過までに要した時間が、予め設定したしきい値の範囲にあるか否かについての判断がなされる(S10)。それがしきい値の範囲内にあれば、遊技メダルとしてクレジット数に加算更新され、メダルM1は、ホッパータンクに貯留される(S100)。
また、メダルM1が内部に受け入れられた時点で、制御部は、メダル繰出装置31にメダルの受け入れが可能な態勢をとらせる(S11)。このとき、メダル繰出装置31の直前で後続のメダルM2が係止させられていた場合には、メダル受入態勢にアーム35が元の位置に揺動するのに伴って、メダルM2は、自動的にメダル繰出装置31内に受け入れられる。一方、後続のメダルが投入されていなかった場合には、メダル繰出装置31は、メダルの受け入れが可能な態勢をとったままで新たなメダルの投入を待つという初期の待機状態を保つこととなる。そして、後述する他の場合も含め、先行するメダルの下流における存在確認がなされない限りは、次のメダルの受け入れが行われないので、スタートレバー16の操作タイミングによるメダル計数の誤認という問題は生じない。
ところで、ステップS10において、タイマーによる計時開始からメダル通過までに要した時間がしきい値を超えた場合には、制御部は、不正操作やメダル詰まりなどのトラブルのおそれがあるものとして異常信号を出力する(S200)。また、ステップS09において、メダルM1の通過が検知されなかった場合も、制御部は、しきい値よりもやや長い適正な値に設定された許容時間が経過するのを待ってから(S12)、異常信号を出力する(S200)。このような異常信号を受けて、たとえば遊技ホールの管理コンピュータ画面や表示灯などによる報知手段によって、遊技ホールの係員や遊技客などに異常が報知される。係員は、異常信号の発生原因を点検し、もしトラブルがあるならばそれを取り除いたうえで、メダル繰出装置31が新たなメダルを受け入れることができる初期の態勢にリセットしておく必要がある。
ステップS07において、遊技価値として留保されている遊技メダル数が53枚という制限枚数に達しているときには、メダル流路切替装置33は、メダルを排出する側に作動して(S13)、メダルM1をメダル返却路34内に落下させる。また、ステップS06において、正規のメダルと識別されなかったメダルM1についても、メダルセレクタ32によってメダル返却路34に向けて落下させられる。そして、この落下するメダルM1を返却メダル検出センサ41が検知したか否かについて識別される(S14)。
落下するメダルM1の通過が、返却メダル検出センサ41によって検知された場合は、検出信号が制御部に送信されるとともに、前記タイマーによる計時開始からメダル通過までに要した時間が、予め設定したしきい値の範囲にあるか否かについての判断がなされる(S15)。それがしきい値の範囲内にあれば、メダル払出口23を通じてメダルM1が返却されるとともに(S300)、メダル繰出装置31は、メダルの受け入れ可能な態勢をとるようにする(S11)。
ステップS15において、タイマーによる計時開始からメダル通過までに要した時間がしきい値を超えた場合には、制御部は、不正操作やメダル詰まりなどのトラブルのおそれがあるものとして異常信号を出力する(S200)。また、ステップS14において、メダルM1の通過が検知されなかった場合は、制御部は、しきい値よりもやや長い適正な値に設定された許容時間が経過するのを待ってから(S16)、異常信号を出力する(S200)。これを受けて、報知手段は、遊技ホールの係員や遊技客などに異常の発生を知らせる。
本発明スロットマシンにおけるメダルセレクトユニット部の概略の構成を示す説明図である。 本発明スロットマシンの動作の仕組みを説明するフローチャートである。 スロットマシンの前面側からの外観を現す斜視図である。 スロットマシン前扉の裏面側からの斜視図である。
符号の説明
10 スロットマシン
11 筐体
12 前扉
19 メダル投入口
20 メダルセレクトユニット
21 メダル導入樋
22 メダル払出返却シュート
23 メダル払出口
25 メダル払出連通口
30 メダル流路
31 メダル繰出装置
32 メダルセレクタ
33 メダル流路切替装置
34 メダル返却路
35 アーム
36 ソレノイド
37 係止突片
38 可動板
40 投入メダル検出センサ
41 返却メダル検出センサ
42 遊技メダル検出センサ
M1 (先行の)メダル
M2 (後続の)メダル

Claims (4)

  1. メダル投入口から投入されるメダルを内部へと導くメダル流路と、このメダル流路の途中に配設されて規格外のメダルを排除するメダルセレクタと、流路を切り替えることによって流下するメダルを前記メダル流路の外に排出するメダル流路切替装置と、前記メダルセレクタおよび前記メダル流路切替装置によって排出されたメダルを受け入れるメダル返却路と、前記メダルセレクタの上流に配設されて投入されたメダルを1枚ずつ取り込み、かつその取り込んだメダルを一旦係止させたのちに送り出すように形成されるメダル繰出装置と、
    前記メダル繰出装置によって一旦係止されるメダルを検出する投入メダル検出センサと、前記メダル返却路に配設されて落下するメダルを検出する返却メダル検出センサと、前記メダル流路の最下流側に配設されて流下するメダルを検出する遊技メダル検出センサとを備え、
    前記メダル繰出装置は、前記投入メダル検出センサより出力されるメダル検出信号に基づいて一旦係止した状態においたメダルを開放して前記メダル流路の下流に送り出すとともに、前記返却メダル検出センサまたは前記遊技メダル検出センサより出力されるメダル検出信号に基づいて後続の投入メダルを取り込むように構成されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記メダル繰出装置によって係止した状態におかれたメダルを開放して送り出すのと同時に計時を開始するタイマーと、前記返却メダル検出センサまたは前記遊技メダル検出センサよりメダル検出信号が出力されるまでに要する時間が、前記タイマーによる計時開始から所定のしきい値時間を超えて計時された場合に異常信号を出力する異常信号出力手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記返却メダル検出センサまたは前記遊技メダル検出センサよりメダル検出信号が出力されないままに、前記タイマーによる計時開始から所定の許容時間が経過した場合は、前記異常信号出力手段より異常信号が出力されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 受け入れられた遊技メダルの枚数が、スロットマシンに貯留することのできる遊技価値としてのメダルの最大許容枚数に達したときは、前記メダル流路切替装置を前記メダル流路の外に排出するように切り替えたのちに、前記メダル繰出装置が後続のメダルを送り出すように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスロットマシン。
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