JP2013127711A - 貨幣出金処理装置およびプログラム - Google Patents

貨幣出金処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】貨幣詰まりが発生しても、顧客に対する釣銭の支払いに掛かる時間が増大することを抑制することができる貨幣出金処理装置を提供する。
【解決手段】実施形態の貨幣出金処理装置は、出金枚数得手段と、出金制御手段と、を備えている。前記出金枚数得手段は、貨幣を金種別に収納する貨幣収納部から貨幣を出金可能な出金機構に出金させる金種別の出金枚数を得る。前記出金制御手段は、前記出金枚数の貨幣を出金する出金動作を前記出金機構に行わせ、前記出金機構による出金に異常が発生した金種がある場合、前記異常が発生した金種の出金金額を前記異常が生じた金種とは別の金種で代替出金可能であるときには、前記代替出金を前記出金機構に行わせる。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、貨幣出金処理装置およびプログラムに関する。
従来、スーパーマーケット等の店舗等に設置され、釣銭を払い出す自動釣銭機がある。
自動釣銭機は、例えばPOS(Point Of Sales)端末等の上位装置からの要求により指定された金額分の硬貨(釣銭)を出金する。出金の際に、自動釣銭機の収納庫内に収納された硬貨が収納庫の側面や奥で立ったり重なったりしてしまうと、収納庫に設けられた硬貨搬送用ベルトを回転させても硬貨を出金することができず、硬貨詰まりエラー(出金エラー)としてエラー報知がなされる。
硬貨詰まりエラーが発生すると、釣銭分の硬貨が払い出されないため、キャッシャーは客へ釣銭を渡すことができない。この場合、キャッシャーは、自動釣銭機のユニットを開けて収納庫内を確認し、収納庫の硬貨詰まりを崩してエラーの解除をしてから再度出金処理を行うか、予め自動釣銭機外に用意しておいた予備の硬貨を使用して、顧客へ釣銭を渡す。これらのいずれの対応においても釣銭分の硬貨を準備するのに時間がかかるため、顧客を待たしてしまう。
実施形態の貨幣出金処理装置は、出金枚数得手段と、出金制御手段と、を備えている。前記出金枚数得手段は、貨幣を金種別に収納する貨幣収納部から貨幣を出金可能な出金機構に出金させる金種別の出金枚数を得る。前記出金制御手段は、前記出金枚数の貨幣を出金する出金動作を前記出金機構に行わせ、前記出金機構による出金に異常が発生した金種がある場合、前記異常が発生した金種の出金金額を前記異常が生じた金種とは別の金種で代替出金可能であるときには、前記代替出金を前記出金機構に行わせる。
図1は、実施形態にかかる自動釣銭機の外観を示す斜視図である。 図2は、実施形態にかかる自動釣銭機の内部構成を示す平面図である。 図3は、実施形態にかかる自動釣銭機の内部構成を示す縦断側面図である。 図4は、実施形態にかかる自動釣銭機の電気的接続を示すブロック図である。 図5は、実施形態にかかる自動釣銭機の機能構成を示すブロック図である。 図6は、実施形態にかかる自動釣銭機のCPUが実行する釣銭出金処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる貨幣出金処理装置およびプログラムについて詳細に説明する。本実施形態は、貨幣出金処理装置として、硬貨を扱う自動釣銭機(硬貨入出金装置)の例である。
図1および図2に示すように、自動釣銭機1のハウジング2の右前部には、上方に開口した硬貨投入口3が設けられている。硬貨投入口3は、投入された硬貨C(図3参照)を受け入れる。硬貨Cは、貨幣の一例である。硬貨投入口3の底部には、光電的に硬貨Cの有無を検出する複数組の投入センサ4が設けられている。
図2に示すように、硬貨投入口3には、入金モータM1(図4参照)に駆動され、投入された硬貨Cをハウジング2内の後部に向けて搬送する投入口ベルト5が設けられている。投入口ベルト5の上方には、硬貨投入口3の一端に位置させて不規則に投入された硬貨Cを一枚ずつ送り出すための投入口ローラ6が設けられている。また、投入口ベルト5には、入金モータM1(図4参照)に駆動され、硬貨Cの送り速度を速めて所定の隙間をあけてそれぞれの硬貨Cを送ることができるように搬送速度を速めた搬送ベルト7が連設されている。さらに、搬送ベルト7の終端部分には、搬送方向を略直角に屈曲する硬貨案内部50と、自動釣銭機1の幅方向に略平行に設けられ、硬貨案内部50によって搬送方向が略直角に屈曲された硬貨Cを硬貨選別位置(後述する硬貨選別部11)に搬送する搬送ベルト8が設けられている。
搬送ベルト8の下方には、選別板10が設けられている。選別板10には、搬送ベルト8に沿わせて順次孔幅寸法が拡大する金種毎の選別孔10aが設けられている。選別孔10aは、一例として、図2において右側から1円,50円,5円,100円,10円,500円の順にそれぞれの金種に対応する大きさで6個設けられている。選別板10は、搬送ベルト8等とによって、硬貨Cを金種別に選別する硬貨選別部11を構成している。そして、各選別孔10aの下方には、仕切板13により金種毎に仕切られた上方開口の硬貨収納庫14が配置されている。硬貨収納庫14は、硬貨Cを金種別に収納するものであり、貨幣収納部の一例である。したがって、各選別孔10aから落下した硬貨Cは、硬貨収納庫14に金種別に収納される。また、選別孔10aの下方には、金種毎に硬貨Cの枚数を計数する計数センサ12が設けられている。計数センサ12は、選別孔10aから落下した硬貨Cを検出して、硬貨収納庫14に収納される硬貨Cを計数する。
図3に示すように、硬貨収納庫14の各金種毎の底面部分には、出金ベルト15が駆動ローラ16と従動ローラ17とに掛け渡されて設けられている。出金ベルト15は、出金モータM2(図4参照)に駆動される。
出金ベルト15は、エンドレスベルトであって、硬貨搬送方向下流側に向かうに従い高さが高くなるような昇斜面を形成するように傾斜配置されている。そして、硬貨収納庫14の出口部には、硬貨Cを一枚毎に分離する分離ローラ18が、出金ベルト15の上面に対して硬貨C一枚が通過し得る間隔を隔てて配設され、かつ、全ての金種の出口部をそれらの金種毎に横断するように配設されている。分離ローラ18は、出金ベルト15と同じ方向に回転することで、出金ベルト15によって搬送される硬貨Cの重なりを解消する。
さらに、硬貨収納庫14の出口部には、所定枚数の硬貨Cを一列に整列させて、待機させる硬貨待機部19が金種毎に設けられている。硬貨待機部19は、出金ベルト15の一部を含んでおり、硬貨出金経路としても機能する。
各硬貨待機部19には、硬貨シャッタ20が設けられている。各硬貨シャッタ20は、シャッタソレノイド21に駆動されて、対応する金種の硬貨Cを一時的に停止させるとともに必要枚数の硬貨Cの送り出しを許容するように動作する。ここで、出金ベルト15は、駆動ローラ16、従動ローラ17、出金モータM2、硬貨シャッタ20、およびシャッタソレノイド21とともに、出金機構40を構成している。
硬貨シャッタ20の直後には、金種毎に、出金された硬貨Cを検出する出金センサ22や、硬貨Cの材質を検出するための材質センサ27がそれぞれ設けられている。出金センサ22は、例えば透過型光学センサを含んで構成されている。出金センサ22は、検出した硬貨Cの枚数を計数する。出金センサ22は、出金機構40によって出金された金種別の貨幣Cの枚数である実出金枚数を計数する計数手段として機能する。材質センサ27は、例えば発振コイルである。
さらに、図1および図2に示すように、ハウジング2の左前部には、出金ベルト15によって搬送(出金)されて落下した硬貨Cを受ける受皿23が設けられている。また、受皿23の上方には、図1に示すように、操作部24が設けられている。操作部24は、表示器24aと操作キー24bとを有する。表示器24aは、一例として液晶表示器である。
次に、自動釣銭機1に内蔵される各部の電気的接続について図4に基づいて説明する。自動釣銭機1は、CPU(Central Processing Unit)31を備えており、このCPU31には、バスライン32を介して、ROM(Read Only Memory)33とRAM(Random Access Memory)34とが接続されている。CPU31は、ROM33およびRAM34とともにマイクロコンピュータを構成している。CPU31は、自動釣銭機1の各部を集中的に制御する。ROM33は、コンピュータプログラム等の固定的データを予め記憶している。RAM34は、各種データ等を書き換え可能に記憶してCPU31のワークエリア等として機能する。また、CPU31には、時を計時する計時部41と、POS端末などのホスト装置との通信を実行する通信インタフェース36とがバスライン32を介して接続されている。
RAM34には、リトライカウント領域とエラーフラグ領域(共に図示せず)とが設けられる。リトライカウント領域およびエラーフラグ領域は、後述する釣銭出金処理で用いられる記憶領域である。リトライカウント領域は、出金動作のリトライ回数を記憶する領域であり、エラーフラグ領域は、エラーフラグとして「1」または「0」を記憶する領域である。
また、CPU31には、投入センサ4、計数センサ12、出金センサ22、材質センサ27等のセンサ類35、入金モータM1、出金モータM2、シャッタソレノイド21、表示器24a、操作キー24b、音声出力器28が、バスライン32を介して接続されている。音声出力器28は、例えばスピーカやブザー等である。
CPU31には、投入センサ4、計数センサ12、出金センサ22、材質センサ27等のセンサ類35から出力された、硬貨Cの検出信号やコイルの電圧の変動等が入力される。CPU31は、検出信号に基づいて各モータM1,M2等を駆動制御する。計数センサ12、出金センサ22が出力する硬貨Cの検出信号には、計数センサ12、出金センサ22が検出した硬貨Cの枚数情報が含まれる。
また、CPU31には、各種データを書き換え自在に記憶する不揮発性メモリ42がバスライン32を介して接続されている。不揮発性メモリ42は、一例としてEEPROMである。この不揮発性メモリ42には、硬貨収納庫14に収納されている金種毎の硬貨Cの収納枚数が記憶されている。この収納枚数は、CPU31が、計数センサ12の検出信号と出金センサ22の検出信号とを用いて計数したものである。
次に、CPU31がプログラムに基づいて実行する各種処理および各部の動作を説明する。まず、CPU31が実行する硬貨Cの入金処理を各部の動作により説明する。硬貨Cが硬貨投入口3に投入されると、投入センサ4がその硬貨Cを検出し、この検出信号により投入口ベルト5、投入口ローラ6、搬送ベルト7、搬送ベルト8が駆動される。そして、硬貨投入口3に投入された硬貨Cは、投入口ベルト5と投入口ローラ6との間で1枚ずつ分離されて搬送される。その後、搬送ベルト7により搬送される硬貨Cは、硬貨案内部50によって搬送方向が略直角に屈曲され、搬送ベルト7から搬送ベルト8に受け渡され、硬貨選別部11で金種毎の選別がなされる。すなわち、硬貨Cは、金種に応じて選別孔10aから落下し、硬貨収納庫14に金種別に収納される。そして、選別孔10aから落下した硬貨Cは、計数センサ12により検出されその数が計数される。
次に、CPU31が実行する釣銭出金処理を図5および図6を参照しながら説明する。釣銭出金処理では、CPU31は、ホスト装置から入力された出金要求に応じて硬貨Cを出金する処理を行う。釣銭出金処理において、CPU31は、プログラムに従うことにより、図5に示すように、出金枚数得部51、出金制御部52、および報知部53として機能する。出金枚数得部51は、出金枚数得手段に相当し、出金制御部52は、出金制御手段に相当し、報知部53は、報知手段に相当する。
出金枚数得部51は、出金予定枚数を得るものである。出金予定枚数は、硬貨収納庫14から硬貨Cを出金可能な出金機構40に、出金させる金種別の出金枚数である。
出金制御部52は、出金予定枚数の硬貨Cを出金する出金動作を、出金機構40に行わせる。出金制御部52は、出金機構40による出金に異常が発生した金種がある場合、該異常が発生した金種の出金金額を該異常が生じた金種とは別の金種で代替出金可能であるときには、該代替出金を出金機構40に行わせる。出金機構40による出金異常は、一例として、硬貨詰まりなどによる硬貨搬送不良である。ここで、出金制御部52は、出金機構40に出金動作を行わせてから規定時間内に出金センサ22が計数した実出金枚数が、出金予定枚数に達しない金種がある場合、規定回数を上限として出金機構40に出金動作を含む動作を繰り返し行わせ、出金動作を含む動作が規定回数行われても実出金枚数が出金予定枚数に達しない場合、出金機構40による出金に異常が発生したと判定する。ここで、出金動作を含む動作には、出金動作の他に出金正常化動作が含まれる。出金動作は、出金ベルト15を正転させる動作であるが、出金正常化動作は、出金ベルト15を逆転させる動作である。出金ベルト15の逆転動作は、硬貨収納庫14内の硬貨詰まりの解除を試みる動作であり、出金ベルト15の逆転動作によって硬貨詰まりが解消される場合がある。また、出金制御部52は、別の金種として、異常が発生した金種よりも額面金額が小さい金種のうち最高額面金額の金種を採用する。また、出金制御部52は、上記の代替出金に異常が発生した場合、該代替出金に対する代替出金は行わない。
報知部53は、出金制御部52による代替出金が正常に終了した場合と出金制御部52による代替出金に異常が発生した場合とで異なった報知を行うものである。報知部53は、表示器24aや音声出力器28を用いて報知を行う。
釣銭出金処理の詳細を図6に示すフローチャートを参照して説明する。CPU31は、ホスト装置から出金要求の入力を受け付けると(ステップS1)、出金要求中に含まれる出金要求金額(釣銭金額)を金種別の出金予定枚数に変換する金種別枚数変換処理を行う(ステップS2)。具体的には、CPU31は、不揮発性メモリ42に記憶されている金種毎の硬貨Cの収納枚数と出金要求金額とから、出金要求金額分の硬貨Cの総出金枚数が最少となるように、金種別の出金枚数を求める。例えば、出金要求金額が100円の場合に100円硬貨が硬貨収納庫14に収納されているときには、金種別の出金枚数は、100円硬貨が1枚、他の金種が0枚となる。一方、出金要求金額が100円の場合に、硬貨収納庫14に100円硬貨が収納されておらず50円硬貨が2枚以上収納されている場合には、金種別の出金枚数は、50円硬貨が2枚、他の金種が0枚となる。
次に、CPU31は、RAM34のエラーフラグ領域のエラーフラグを「0」にする(ステップS3)。更に、CPU31は、RAM34のリトライカウント領域のリトライ回数を「0」にする(ステップS4)。
次に、CPU31は、出金モータM2およびシャッタソレノイド21を駆動して出金機構40に出金動作を開始させるとともに、出金センサ22に出金枚数の計数を開始させる(ステップS5)。出金センサ22は、出金枚数を計数して計数値をCPU31に入力する。
CPU31は、硬貨Cの出金予定枚数の出金が出金動作の開始から規定時間内に完了したかを判定する(ステップS6)。このステップS6での硬貨Cの出金予定枚数の出金が完了したか否かの判定では、出金センサ22が計数した硬貨Cの実出金枚数と、ステップS2で求めた出金予定枚数とを比較し、実出金枚数と出金予定枚数とが一致した場合に硬貨Cの出金予定枚数の出金が完了したと判定し、硬貨Cの実出金枚数が出金予定枚数に達していない場合に硬貨Cの出金予定枚数の出金は完了していないと判定する。
CPU31は、硬貨Cの出金予定枚数の出金が出金動作の開始から規定時間内に完了したと判定した場合(ステップS6のYes)、RAM34のエラーフラグ領域のエラーフラグが「1」であるか否かを判定する(ステップS7)。硬貨Cの出金予定枚数の出金が正常に完了した場合には、エラーフラグは「0」であるので(ステップS7のNo)、この場合、CPU31は、出金が正常に完了した旨を表示器24aや音声出力器28を用いて報知して(ステップS8)、処理を終了する。
一方、CPU31は、硬貨Cの出金予定枚数の出金が出金動作の開始から規定時間内に完了しなかった場合(ステップS6のNo)、ステップS9に進んで、出金機構40の出金動作のリトライを規定回(一例として4回)実施したかを判定する。CPU31は、リトライカウント領域を参照して、出金動作のリトライ回数を規定回行っていないと判定した場合(ステップS9のNo)、収納庫攪拌動作(出金ベルト15の逆転動作)を出金機構40に行わせる(ステップS10)。その後、CPU31は、RAM34のリトライカウント領域のリトライ回数に1を加算して(ステップS11)、ステップS5に戻る。CPU31は、ステップS5で、再度、出金機構40に出金動作を開始させるとともに、出金センサ22に出金枚数の計数を開始させる。そして、ステップS6で、CPU31は、硬貨Cの出金予定枚数の出金が出金動作の開始から規定時間内に完了したかを判定する。このステップS10,S11およびステップS5の一連の処理はリトライ処理である。CPU31は、このようなリトライ処理を、規定回数(一例として4回)を上限として行う。このリトライ処理によって出金が完了した場合(ステップS6のYes)、エラーフラグ領域には「0」が記憶されているので(ステップS7のNo)、CPU31は、ステップS8に進み、出金が正常に完了した旨を報知して、処理を終了する。
次に、リトライ処理を規定回数実施しても出金が正常に行われない場合について説明する。CPU31は、リトライ処理を規定回数実施した場合(ステップS9のYes)、RAM34のエラーフラグ領域に「1」が記憶されているかを判定する(ステップS13)。CPU31は、エラーフラグ領域に「0」が記憶されていると判定したならば(ステップS13のNo)、正常に出金できていない金種の残りの金額を代替出金するために、残りの金額を他の金種での出金予定枚数に変換する(ステップS14)。このとき、CPU31は、別の金種として、異常が発生した(正常に出金できない)金種よりも額面金額が小さい金種のうち最高額面金額の金種を採用する。例えば、CPU31は、100円硬貨を1枚出金しようとしていた場合、100円硬貨が正常に出金できない場合、他の金種として50円以下の金種について代替出金可能かを判定し、一例として50円硬貨2枚を代替出金可能であるときには、代替出金として50円硬貨2枚を決定する。
そして、CPU31は、代替出金可能である場合には(ステップS15のYes)、RAM34のエラーフラグ領域に「1」を記憶させて(ステップS16)、ステップS4に進み、RAM34のリトライカウント領域のリトライ回数を「0」にしてから、ステップS5以下の処理を繰り返し行う。この際、CPU31は、ステップS5では、ステップS14で求めた代替出金用の硬貨Cに対する出金動作を出金機構40に行わせる。また、この際のステップS6の判定対象の硬貨Cの出金予定枚数は、CPU31がステップS14で求めた代替出金用の硬貨Cの出金予定枚数である。このステップS14〜S16,S4,S5の一連の処理は代替出金処理である。この代替出金処理においても、代替出金用の硬貨Cの出金予定枚数の出金が出金動作の開始から規定時間内に完了しなかった場合(ステップS6のNo)には、リトライ処理(ステップS10,S11およびステップS5)が、規定回数(本実施形態では4回)を上限として行われる。そして、代替出金処理によって出金が完了した場合(ステップS6のYes)、エラーフラグ領域には「1」が記憶さているので(ステップS7のYes)、CPU31は、ステップS12に進み、硬貨詰まりエラーが発生した旨と代替出金によって出金を完了した旨とを、表示器24aや音声出力器28を用いて報知する。
一方、ステップS14で、残りの金額を他の金種での出金予定枚数に変換することができない場合、CPU31は、代替出金は不可能と判定して(ステップS15のNo)、ステップS17に進む。ステップS17で、CPU31は、硬貨詰まりエラーが発生した旨と出金エラーが発生した旨とを、表示器24aや音声出力器28を用いて報知する。
次に、代替出金処理を行っても出金が正常に行われない場合について説明する。CPU31は、代替出金におけるリトライ処理を規定回数実施した場合(ステップS9のYes)、RAM34のエラーフラグ領域に「1」が記憶されているかを判定する(ステップS13)。この場合、エラーフラグ領域に「1」が記憶されているので(ステップS13のYes)、ステップS17に進む。ステップS17で、CPU31は、硬貨詰まりエラーが発生した旨と出金エラーが発生した旨とを、表示器24aや音声出力器28を用いて報知する。
以上説明したとおり、本実施形態では、出金制御部52は、出金機構40による出金に異常が発生した金種がある場合、該異常が発生した金種の出金金額を該異常が生じた金種とは別の金種で代替出金可能であるときには、該代替出金を出金機構40に行わせる。したがって、硬貨収納庫14内で貨幣詰まりが発生して硬貨搬送不良が発生しても、代替出金が行われることで、顧客に対する釣銭の支払いに掛かる時間が増大することを抑制することができる。
また、本実施形態では、出金制御部52は、上記の代替出金に異常が発生した場合、該代替出金に対する代替出金は行わない。したがって、出金枚数が多くなりすぎることを抑制することができる。
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、貨幣処理装置としては、硬貨を扱う自動釣銭機に限るものではなく、貨幣として紙幣を出金する自動釣銭機(紙幣入出金装置)であってもよい。また、貨幣処理装置としては硬貨および紙幣の両方を扱う自動釣銭機(貨幣入出金装置)であってもよく、この場合には、出金に異常が発生した紙幣の代替に貨幣を用いることができる。さらに、貨幣処理装置としては、自動釣銭機等の貨幣入出金装置に指令を入力して貨幣入出金装置を制御するPOS端末やセルフチェックアウト端末(セルフPOS端末)などの情報処理装置であってもよい。
1…自動釣銭機(貨幣出金処理装置)
14…硬貨収納庫(貨幣収納部)
22…出金センサ(計数手段)
40…出金機構
51…出金枚数得部(出金枚数得手段)
52…出金制御部(出金制御手段)
53…報知部(報知手段)
C…硬貨(貨幣)
特許第2938747号公報

Claims (6)

  1. 貨幣を金種別に収納する貨幣収納部から貨幣を出金可能な出金機構に出金させる金種別の出金枚数を得る出金枚数得手段と、
    前記出金枚数の貨幣を出金する出金動作を前記出金機構に行わせ、前記出金機構による出金に異常が発生した金種がある場合、前記異常が発生した金種の出金金額を前記異常が生じた金種とは別の金種で代替出金可能であるときには、前記代替出金を前記出金機構に行わせる出金制御手段と、
    を備えた貨幣出金処理装置。
  2. 前記出金機構によって出金された金種別の貨幣の枚数である実出金枚数を計数する計数手段を備え、
    前記出金制御手段は、前記出金機構に前記出金動作を行わせてから規定時間内に前記計数手段が計数した実出金枚数が前記出金枚数に達しない金種がある場合、規定回数を上限として前記出金機構に前記出金動作を含む動作を繰り返し行わせ、前記出金動作を含む動作が規定回数行われても前記実出金枚数が前記出金枚数に達しない場合、前記出金機構による出金に異常が発生したと判定する、請求項1に記載の貨幣出金処理装置。
  3. 前記出金制御手段は、前記代替出金に異常が発生した場合、前記代替出金に対する代替出金は行わない、請求項1または2に記載の貨幣出金処理装置。
  4. 前記代替出金が正常に終了した場合と前記代替出金に異常が発生した場合とで異なった報知を行う報知手段を備えた、請求項3に記載の貨幣出金処理装置。
  5. 前記出金制御手段は、前記別の金種として、前記異常が発生した金種よりも額面金額が小さい金種のうち最高額面金額の金種を採用する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の貨幣出金処理装置。
  6. コンピュータを、
    貨幣を金種別に収納する貨幣収納部から貨幣を出金可能な出金機構に出金させる金種別の出金枚数を得る出金枚数得手段と、
    前記出金枚数の貨幣を出金する出金動作を前記出金機構に行わせ、前記出金機構による出金に異常が発生した金種がある場合、前記異常が発生した金種の出金金額を前記異常が生じた金種とは別の金種で代替出金可能であるときには、前記代替出金を前記出金機構に行わせる出金制御手段と、
    として機能させるプログラム。
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