以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。実施形態では、セルフ型POS端末を会計装置の一例として説明する。また、実施形態では、硬貨釣銭部を金銭出金装置の一例として説明する。また実施形態では、硬貨と紙幣を総称して金銭という。すなわち、金銭は、硬貨または紙幣のいずれか一方、または両方をいう。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、セルフ型POS端末1について説明する。セルフ型POS端末1は、販売データ処理部2(会計処理部)、紙幣釣銭部3(金銭払出装置)、硬貨釣銭部4(金銭払出装置)、レシート印字部5を備える。販売データ処理部2と紙幣釣銭部3と硬貨釣銭部4とは、例えばLAN(Local Area Network)等の通信回線L1で互いに接続されている。販売データ処理部2と紙幣釣銭部3と硬貨釣銭部4は、通信回線L1を介して情報を送受信が可能である。また、販売データ処理部2とレシート印字部5は、通信回線L2で接続されている。販売データ処理部2とレシート印字部5は、通信回線L2を介して情報を送受信が可能である。
販売データ処理部2は、商品の販売に係るデータ処理を実行する販売データ処理装置である。販売データ処理部2は、顧客によるコード情報の読み取り操作に伴い、商品を特定する商品コードを取得する。また、販売データ処理部2は、取得した商品コードに基づいて、当該商品の売上登録処理を実行する。また、販売データ処理部2は、売上登録処理した商品について、会計処理を実行する。売上登録処理とは、販売される商品について商品コードを取得し、取得した商品コードに基づいて商品マスタから読み出した、当該商品の商品情報(商品名、価格等)を表示するとともに、当該商品情報を商品情報部631(図6を参照)等に記憶する処理をいう。会計処理とは、売上登録処理した商品情報に基づいて、当該取引に係る合計金額の表示、顧客から預かった預り金に基づいて釣銭額を計算して表示する処理等をいう。
紙幣釣銭部3は、顧客から預かった紙幣を収納し、顧客に釣銭としての紙幣を払い出す紙幣釣銭機である。紙幣釣銭部3は、商品の代金として顧客が支払った金銭のうちの紙幣分を入金して収納する。また、紙幣釣銭部3は、販売データ処理部2から受信した紙幣分の釣銭情報に基づいて、紙幣の釣銭を払い出す。硬貨釣銭部4、顧客から預かった硬貨を入金して収納し、顧客に釣銭としての硬貨を払い出す硬貨釣銭機である。硬貨釣銭部4は、商品の代金として顧客が支払った金銭のうちの硬貨分を入金して収納する。また、硬貨釣銭部4は、販売データ処理部2から受信した硬貨分の釣銭情報に基づいて、硬貨の釣銭を払い出す。なお、図1において、紙幣釣銭部3および硬貨釣銭部4は、販売データ処理部2に対して並列的に接続されているように記載したが、物理的には、販売データ処理部2と紙幣釣銭部3が接続されており、紙幣釣銭部3と硬貨釣銭部4が接続されている。しかしながら、電気的には、販売データ処理部2と紙幣釣銭部3とが直接接続されており、また販売データ処理部2と硬貨釣銭部4も直接接続されている。
レシート印字部5は、販売データ処理部2から受信した商品の商品情報や会計情報等の印字情報を印字したレシートを発行するレシート印字装置である。
次に、硬貨釣銭部4の構造について説明する。図2は、実施形態の硬貨釣銭部4の内部構造を示す平面図である。図3は、硬貨釣銭機の内部構造を示す側断面図である。図2および図3に示すように、硬貨釣銭部4は、顧客から預かり投入した硬貨Cを内部設けられた収納部30に金種別に収納する。また、硬貨釣銭部4は、販売データ処理部2から受信した硬貨分の釣銭情報に基づいて、収納部30に収納している硬貨Cを釣銭として受皿52に払い出す。硬貨釣銭部4の本体ケース15の右側手前に硬貨Cを一括して投入する上方に開口した投入口16が設けられている。この投入口16には、光電的に硬貨Cの有無を検出する複数組の投入センサ17が設けられている。投入センサ17は、投入口16に投入された硬貨Cを検出する。また、前記投入口16の下端部には、投入された硬貨Cを硬貨釣銭部4の内部に搬入するための入金ベルト75が設けられている。また、前記投入口16の一端には、不規則に投入された硬貨Cを硬貨釣銭部4の内部に1枚ずつ送り出す投入ローラ18が設けられる。この投入口16と入金ベルト75と投入ローラ18とにより投入部19が形成されている。
前記投入ローラ18には、硬貨Cを一列にして搬送する投入ベルト20が連設されている。この投入ベルト20には、搬入された硬貨Cの送り速度を早めて所定の隙間をあけてそれぞれの硬貨Cを搬送する搬送ベルト21が連設されている。さらに、別の搬送ベルト22が連設されている。搬送ベルト21および搬送ベルト22は、搬入モータ49(図4を参照)によって回転する。前記搬送ベルト21によって搬送される硬貨Cの搬送経路途中には、硬貨Cの真贋や変形をチェックする入金センサ23が設けられている。この入金センサ23の先には、搬送される硬貨Cが正貨でない場合に、硬貨搬送を中断して硬貨釣銭部4から排出するリジェクト部24が設けられている。リジェクト部24は、リジェクトソレノイド50(図4を参照)が作動することで、搬送中の硬貨Cを搬送経路から排出する。
また、前記搬送ベルト22の終端部分には、硬貨Cの搬送方向を略直角に変換する搬送ベルト25が設けられ、この搬送ベルト25に沿わせて順次穴幅寸法が拡大する金種毎の選別孔26が設けられて硬貨選別部27が形成されている。前記選別孔26は、図1の右側から、1円・50円・5円・100円・10円・500円のそれぞれの硬貨Cが、金種別に仕切られた収納部30に落下するように6個設けられている。そして、各選別孔26付近には、それぞれ落下センサ28が設けられている。落下センサ28は、選別孔26から収納部30に落下する硬貨Cを計数する。
ついで、前記選別孔26のそれぞれに連通させて仕切板29で硬貨C毎に仕切られた上方開口の収納部30が設けられている。収納部30は、選別孔26から落下した硬貨Cを金種別に収納する。この収納部30のそれぞれの金種毎の底面部分には、払出ベルト31(払出部)が駆動ローラ32と従動ローラ33とに懸け渡されて設けられている。払出ベルト31は、払出モータ53(図4を参照)によって回転する。払出ベルト31が回転すると、収納部30に収納されている硬貨Cが受皿52方向に搬送される。
また、前記収納部30の硬貨Cの搬送方向の終端部には、円柱状の分離ローラ34が形成されている。分離ローラ34は、すべての金種の収納部30を横断するように構成されており、搬送された硬貨Cを一枚毎に分離する硬貨分離手段として機能する。分離ローラ34を挟んで収納部30の反対側(すなわち、分離ローラ34より硬貨Cの搬送方向下流側)には、搬送された硬貨Cの受皿52への払出しを制限するシャッター55が設けられている。シャッター55は、シャッターソレノイド54の動作によって、突出部55aが突出位置と退避位置を移動する。突出部55aが退避位置に位置している(すなわち、シャッター55が開放している)場合は、払出ベルト31によって搬送された硬貨Cは受皿52に排出される。突出部55aが突出位置に位置している(すなわち、シャッター55が閉止している)場合は、払出ベルト31によって搬送された硬貨Cは突出部55aによって搬送が遮断され、硬貨Cは受皿52には排出されない。
また、硬貨釣銭部4は、シャッター55と受皿52の間の位置に、計数センサ51を備える。計数センサ51は、シャッター55を通過して受皿52に払い出される硬貨Cを計数する。計数センサ51は、硬貨Cが計数センサ51を通過しているときには、硬貨Cが通過しないときに比べて異なる出力をする。
また、前記本体ケース15の左側手前には、表示部48及び各種の操作キーを備えた操作部47が設けられている。
ここからは、硬貨釣銭部4のハードウェア構成について説明する。図4は、硬貨釣銭部4のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、硬貨釣銭部4は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、メモリ部44等を備えている。CPU41は制御主体となる。ROM42は各種プログラムを記憶する。RAM43はプログラムや各種データを展開する。メモリ部44は各種プログラムを記憶する。CPU41、ROM42、RAM43、メモリ部44は、互いにバス45を介して接続されている。CPU41とROM42とRAM43が、制御部400を構成する。すなわち、制御部400は、CPU41がROM42やメモリ部44に記憶されRAM43に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する硬貨釣銭部4の制御処理を実行する。
RAM43は、枚数部431を備えている。枚数部431は、販売データ処理部2から受信した硬貨分の釣銭額を含む釣銭情報に基づいて硬貨釣銭部4が算出した、硬貨釣銭部4が釣銭として払い出す硬貨Cの枚数情報を金種別に記憶する。例えば、硬貨分の釣銭額が750円の場合、硬貨釣銭部4の制御部400は、500円硬貨1枚、100円硬貨2枚、50円硬貨1枚の枚数情報を枚数部431に記憶する。
メモリ部44は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部441を備える。
また、制御部400は、バス45およびコントローラ46を介して、操作部47、表示部48、搬入モータ49、リジェクトソレノイド50、投入センサ17、入金センサ23、落下センサ28、計数センサ51、払出モータ53、シャッターソレノイド54と接続している。搬入モータ49は、搬送ベルト21、搬送ベルト22、搬送ベルト25を回転させて、投入された硬貨Cを選別孔26まで搬送する。リジェクトソレノイド50は、搬送ベルト21によって搬送される異種硬貨をリジェクト部24において排出するために作動する。入金センサ23は、材質センサ、外径センサ等を備え、搬送ベルト21によって搬送される硬貨Cが偽硬貨や変形硬貨等の異種硬貨であるかを判断するための信号を出力する。
計数センサ51は、シャッター55を通過する硬貨Cを認識する。制御部400は、計数センサ51からの出力に基づいて、計数センサ51を通過した金種の硬貨の枚数(すなわち受皿52に払い出される枚数)を計数する。
払出モータ53は、払出ベルト31を回転させる。払出ベルト31が回転すると、収納部30に収納されている硬貨Cが受皿52に向けて搬送される。シャッター55が開放している間は、払出ベルト31によって搬送された硬貨Cは受皿52に払い出される。シャッター55が閉止すると、払出ベルト31を回転しても硬貨Cは受皿52に払い出されない。
また、制御部400は、バス45を介して、通信部56(釣銭情報受信部)と接続している。通信部56は、通信回線L1を介して、販売データ処理部2と電気的に接続している。通信部56は、通信回線L1を介して、販売データ処理部2から、硬貨分の釣銭額を含む釣銭情報を受信する。
次に、紙幣釣銭部3のハードウェア構成について説明する。図5は、紙幣釣銭部3のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すように、紙幣釣銭部3は、CPU81、ROM82、RAM83、メモリ部84等を備えている。CPU81は制御主体となる。ROM82は各種プログラムを記憶する。RAM83はプログラムや各種データを展開する。メモリ部84は各種プログラムを記憶する。CPU81、ROM82、RAM83、メモリ部84は、互いにバス85を介して接続されている。CPU81とROM82とRAM83が、制御部800を構成する。すなわち、制御部800は、CPU81がROM82やメモリ部84に記憶されRAM83に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する紙幣釣銭部3の制御処理を実行する。
RAM83は、枚数部831を備えている。枚数部831は、販売データ処理部2から受信した紙幣分の釣銭額を含む釣銭情報に基づいて紙幣釣銭部3が算出した、紙幣釣銭部3が釣銭として払い出す紙幣の枚数情報を金種別に記憶する。例えば、紙幣分の釣銭情報が3000円の場合、紙幣釣銭部3の制御部800は、1000円札3枚の枚数情報を枚数部831に記憶する。
メモリ部84は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部841を備える。
また、制御部800は、バス85およびコントローラ86を介して、操作部87、表示部88、搬入モータ89、リジェクトソレノイド90、入金センサ91、計数センサ92、払出モータ93と接続している。搬入モータ49は、投入された紙幣を紙幣収納部(図示せず)まで搬送するためのモータである。リジェクトソレノイド90は、搬送される偽紙幣等の異種紙幣を外部に排出するために作動する。入金センサ91は、収納される紙幣の材質、外径等を判断するための信号を出力する。
計数センサ92は、釣銭として払い出される紙幣を認識する。制御部800は、計数センサ92からの出力に基づいて、払い出される金種別の紙幣の枚数を計数する。
払出モータ93は、収納部(図示せず)に収納されている紙幣を払い出すためのモータである。シャッター(図示せず)が開放している間は、払出モータ93によって搬送された紙幣は釣銭として払い出される。シャッターが閉止すると、払出モータ93が紙幣を搬送しても紙幣は払い出されない。
また、制御部800は、バス85を介して、通信部94(釣銭情報受信部)と接続している。通信部94は、通信回線L1を介して、販売データ処理部2と電気的に接続している。通信部94は、通信回線L1を介して、販売データ処理部2から、紙幣分の釣銭額を含む釣銭情報を受信する。
次に、販売データ処理部2のハードウェア構成について説明する。図6は、販売データ処理部2のハードウェア構成を示すブロック図である。図6に示すように、販売データ処理部2は、CPU61、ROM62、RAM63、メモリ部64等を備えている。CPU61は制御主体となる。ROM62は各種プログラムを記憶する。RAM63はプログラムや各種データを展開する。メモリ部64は各種プログラムを記憶する。CPU61、ROM62、RAM63、メモリ部64は、互いにバス65を介して接続されている。CPU61とROM62とRAM63が、制御部600を構成する。すなわち、制御部600は、CPU61がROM62やメモリ部64に記憶されRAM63に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する販売データ処理部2の制御処理を実行する。
RAM63は、商品情報部631を備えている。商品情報部631は、売上登録処理された商品の商品情報を記憶する。
メモリ部64は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部641を備える。
また、制御部600は、バス65およびコントローラ66を介して、操作部67、店員用表示部68、客用表示部69、レシート印字部5、カード読取部70、コードリーダ71と接続している。操作部67は締めキー671を含むキーボードである。締めキー671は、商品の売上登録処理を終了して会計処理を開始するために宣言するキーである。店員用表示部68は、例えば液晶表示部であり、店員に情報を表示する。客用表示部69は、例えば液晶表示部であり、顧客に情報を表示する。
レシート印字部5は、通信回線L2を介してコントローラ66と接続している。レシート印字部5は、販売データ処理部2が生成した商品情報や会計情報等の印字情報を印字したレシートを発行する。レシート印字部5は、販売データ処理部2を構成する販売データ処理装置の内部に位置してもよいし、販売データ処理装置の外部に位置してもよい。カード読取部70は、会計処理に用いる現金以外の媒体(例えばクレジットカード)から情報を読み取る装置である。コードリーダ71は、商品に付されたバーコード等のシンボルを読み取る装置である。販売データ処理部2は、コードリーダ71が読み取ったシンボルに基づいて商品コードを取得する。
また、制御部600は、バス65を介して、通信部72と接続している。通信部72は、通信回線L1を介して、紙幣釣銭部3および硬貨釣銭部4と電気的に接続している。
ここからは、硬貨釣銭部4の機能構成について説明する。図7は、硬貨釣銭部4の機能構成を示した機能ブロック図である。図7に示すように、制御部400は、払出部401、計数部402、払出判断部403、払出信号送信部404として機能する。
払出部401は、収納部に収納されている硬貨を釣銭として払い出す。払出部401は、払出モータ53を回転させて払出ベルト31を駆動して、硬貨を受皿52に向けて搬送する。また、払出部401は、シャッター55の開放と閉止を制御する。
計数部402は、払出部401が払い出す硬貨を計数する。計数部402は、計数センサ51の出力に基づいて、払い出された硬貨の枚数を金種別に計数する。
払出判断部403は、受信した釣銭情報と計数部402が計数した硬貨の枚数に基づいて、釣銭として払い出す最後の硬貨を計数したかを判断する。具体的には、払出判断部403は、計数部402が計数した硬貨の枚数と枚数部431に記憶している金種別の硬貨の枚数とを比較して、計数部402が計数した硬貨の枚数が枚数部431に記憶している金種別の枚数に達したか(一致したか)を判断する。すなわち、払出判断部403は、枚数部431に記憶しているすべての金種について、計数部402が計数した硬貨の枚数が枚数部431に記憶している硬貨の枚数に達したかを判断する。払出判断部403は、枚数部431に記憶しているすべての金種について、計数部402が計数した硬貨の枚数が、枚数部431に記憶している硬貨の枚数に達した場合に、釣銭として払い出す最後の硬貨を計数したと判断する。
払出信号送信部404は、払出判断部403が最後の硬貨を計数したと判断した場合に、釣銭の払い出しが終了したことを示す払出終了信号を上位装置である販売データ処理部2に送信する。すなわち、払出信号送信部404は、枚数部431に記憶しているすべての金種について、計数部402が計数した硬貨の枚数が枚数部431に記憶している硬貨の枚数に達した場合に、釣銭の払い出しが終了したことを示す払出終了信号を販売データ処理部2に送信する。この場合、払出信号送信部404は、払出ベルト31が最後の硬貨が受皿52に払い出される前に、払出終了信号を販売データ処理部2に送信する。
なお、紙幣釣銭部3の制御部800は、払出部401S、計数部402S、払出判断部403S、払出信号送信部404Sとして機能する。払出部401S、計数部402S、払出判断部403S、払出信号送信部404Sは、それぞれ、払出部401、計数部402、払出判断部403、払出信号送信部404と同等の機能である。
払出部401Sは、収納部に収納されている紙幣を釣銭として払い出す。払出部401Sは、払出モータ93を回転させて、紙幣を払出方向に搬送する。また、払出部401は、紙幣の払い出しを制御するためのシャッター(図示せず)の開放と閉止を制御する。
計数部402Sは、払出部401Sが払い出す紙幣を計数する。計数部402Sは、計数センサ92の出力に基づいて、払い出された紙幣の枚数を金種別に計数する。
払出判断部403Sは、受信した釣銭情報と計数部402Sが計数した紙幣の枚数に基づいて、釣銭として払い出す最後の紙幣を計数したかを判断する。具体的には、払出判断部403Sは、計数部402Sが計数した紙幣の枚数と枚数部831に記憶している金種別の紙幣の枚数とを比較して、計数部402Sが計数した紙幣の枚数が枚数部831に記憶している金種別の枚数に達したかを判断する。すなわち、払出判断部403Sは、枚数部831に記憶しているすべての金種について、計数部402Sが計数した紙幣の枚数が枚数部831に記憶している紙幣の枚数に達したかを判断する。払出判断部403Sは、枚数部831に記憶しているすべての金種について、計数部402Sが計数した紙幣の枚数が枚数部831に記憶している硬貨の枚数に達した場合に、釣銭として払い出す最後の紙幣を計数したと判断する。
払出信号送信部404Sは、払出判断部403Sが最後の紙幣を計数したと判断した場合に、釣銭の払い出しが終了したことを示す払出終了信号を上位装置である販売データ処理部2に送信する。すなわち、払出信号送信部404Sは、枚数部831に記憶しているすべての金種について、計数部402Sが計数した紙幣の枚数が枚数部831に記憶している紙幣の枚数に達した場合に、釣銭の払い出しが終了したことを示す払出終了信号を販売データ処理部2に送信する。この場合、払出信号送信部404Sは、最後の紙幣が払い出される前に、払出終了信号を販売データ処理部2に送信する。
ここからは、硬貨釣銭部4の制御について説明する。図8は、硬貨釣銭部4の制御処理の流れを示すフローチャートである。図8に示すように、硬貨釣銭部4の制御部400は、顧客から受け取った預り金としての硬貨が入力されたかを判断する(S11)。入金センサ23が硬貨を検出した場合に入金があったと判断する。入金があったと判断した場合には(S11のYes)、制御部400は、入金された金額を金種別に算出する。金種別の入金された金額は、落下センサ28が計数した硬貨の枚数に基づいて算出する。そして、制御部400は、すでに収納部30に収納されている金額(硬貨釣銭部4記憶されている)に加算する(S12)。そして制御部400は、入金された合計の入金額を販売データ処理部2に送信する(S13)。そして制御部400は、S11に戻る。
また、硬貨の入金ではないと判断した場合には(S11のNo)、制御部400は、販売データ処理部2から、釣銭として支払われる硬貨分の釣銭額を含む釣銭情報を受信したかを判断する(S21)。釣銭情報を受信したと判断した場合には(S21のYes)、制御部400は、受信した釣銭額に基づいて、金種別の払い出す硬貨の枚数を算出する。そして制御部400は、算出した金種別の払い出す硬貨の枚数の情報を枚数部431にセットする(S22)。枚数部431には、金種別の払い出す硬貨の枚数の情報が記憶される。
次に払出部401は、受信した釣銭情報に基づいて硬貨分の釣銭の払出処理を開始する(S23)。すなわち払出部401は、払出ベルト31を駆動して収納部30に収納されている硬貨Cを受皿52に向けて搬送する。また、払出部401は、シャッター55を開放する。
次に計数部402は、硬貨が計数センサ51を通過したときの計数センサ51の出力に基づいて、払い出された硬貨の枚数を金種別に計数する(S24)。
次に払出判断部403は、S22で枚数部431に記憶した金種別の硬貨の枚数と、計数部402によってS24で計数された金種別の硬貨の枚数に基づいて、最後の1枚の硬貨が計数されたかを判断する(S25)。払出判断部403が最後の1枚の硬貨が計数されてはいないと判断した場合には(S25のNo)、S24に戻って、払出部401は、受信した硬貨分の釣銭の払出処理し、計数部402は、払い出された硬貨の枚数を金種別に計数する。また、払出判断部403が最後の1枚の硬貨を計数したと判断した場合には(S25のYes)、払出信号送信部404は、釣銭の払い出しが終了したことを示す払出終了信号を販売データ処理部2に送信する(S26)。
次に払出部401は、硬貨分の釣銭の払い出し処理を終了する(S27)。すなわち、払出部401は、払出判断部403が最後の1枚の硬貨を計数したと判断した場合に、シャッター55を閉止する。また、払出部401は、最後の1枚の硬貨が受皿52に排出された後に払出ベルト31の駆動を停止して硬貨Cの搬送を停止する。
次に制御部400は、受皿52に払い出された釣銭の硬貨が存在するかを判断する(S28)。受皿52に払い出された釣銭の硬貨が存在すると判断した場合には(S28のYes)、制御部400は、顧客がまだ受皿52から釣銭を取っていないことが予想されるため、待機する。受皿52に払い出された釣銭の硬貨は存在しないと判断した場合には(S28のNo)、制御部400は、販売データ処理部2に、当該顧客との取引を終了する取引終了信号を送信する(S29)。そして制御部400は、S11に戻る。また、S21において、釣銭情報を受信していないと判断した場合には(S21のNo)、制御部400は、S11に戻る。
なお、紙幣釣銭部3においても、制御部800は、紙幣について、硬貨釣銭部4のS11〜S13、S21〜S29の処理を同等の制御処理を実行する。すなわち、販売データ処理部2から紙幣分の釣銭額を含む釣銭情報を受信した場合には、制御部800は、受信した釣銭額に基づいて、金種別の払い出す紙幣の枚数を算出して、算出した金種別の払い出す紙幣の枚数の情報を枚数部831にセットする。また、払出部401Sは、受信した釣銭情報に基づいて紙幣分の釣銭の払出処理を開始する。また、計数部402Sは、紙幣が計数センサ92を通過したときの計数センサ92の出力に基づいて、払い出された紙幣の枚数を金種別に計数する。また、払出判断部403Sは、最後の1枚の紙幣が計数されたかを判断する。払出判断部403Sが最後の1枚の紙幣を計数したと判断した場合には、払出信号送信部404Sは、釣銭の払い出しが終了したことを示す払出終了信号を販売データ処理部2に送信する。
ここからは、販売データ処理部2の機能構成について説明する。図9は、販売データ処理部2の機能構成を示す機能ブロック図である。図9に示すように、販売データ処理部2の制御部600は、釣銭情報送信部601、払出終了信号受信判断部602、印字信号送信部603として機能する。
釣銭情報送信部601は、商品購入に伴うデータ処理によって発生した釣銭情報を紙幣釣銭部3および硬貨釣銭部4に送信する。釣銭情報送信部601は、紙幣分の釣銭額を含む釣銭情報を紙幣釣銭部3に送信する。また、釣銭情報送信部601は、硬貨分の釣銭額を含む釣銭情報を硬貨釣銭部4に送信する。
払出終了信号受信判断部602は、紙幣釣銭部3または/および硬貨釣銭部4から払出終了信号を受信したかを判断する。販売データ処理部2に紙幣釣銭部3のみが接続されている場合には、払出終了信号受信判断部602は、紙幣釣銭部3から払出終了信号を受信したかを判断する。販売データ処理部2に硬貨釣銭部4のみが接続されている場合には、払出終了信号受信判断部602は、硬貨釣銭部4から払出終了信号を受信したかを判断する。販売データ処理部2に紙幣釣銭部3および硬貨釣銭部4が接続されている場合には、払出終了信号受信判断部602は、紙幣釣銭部3と硬貨釣銭部4の両方から払出終了信号を受信したかを判断する。なお、販売データ処理部2に紙幣釣銭部3および硬貨釣銭部4が接続されている場合であっても、払出終了信号受信判断部602は、紙幣釣銭部3と硬貨釣銭部4のうちの、予め決められた一方から払出終了信号を受信したかを判断するようにしてもよい。
印字信号送信部603は、払出終了信号受信判断部602が払出終了信号を受信したと判断した場合に、レシート印字部5に対し、データ処理に伴う情報を印字したレシートの発行を指示するレシート発行指示信号を送信する。印字信号送信部603は、払出終了信号受信判断部602が払出終了信号を受信したと判断した場合に、レシート発行指示信号と、売上登録処理された商品の商品情報と会計情報等の印字情報を送信する。すなわち販売データ処理部2は、硬貨釣銭部4において最後の硬貨が受皿52に払い出されるタイミングとほぼ同一のタイミングで、また、紙幣釣銭部3において、最後の紙幣が釣銭として払い出されるタイミングとほぼ同一のタイミングで、レシート発行指示信号と印字情報をレシート印字部5に送信する。
次に、販売データ処理部2の制御について説明する。図10は、販売データ処理部2の制御処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すように、販売データ処理部2の制御部600は、コードリーダ71が読み取ったシンボルで特定される商品の商品コードを取得したかを判断する(S41)。商品の商品コードを取得したと判断した場合には(S41のYes)、制御部600は、当該商品について売上登録処理を実行する(S42)。売上登録処理された商品の商品情報は、商品情報部631に記憶される。そして制御部600は、S41に戻る。
また、商品の商品コードの取得ではないと判断した場合には(S41のNo)、制御部600は、締めキー671が操作されたかを判断する(S51)。締めキー671が操作されたと判断した場合には(S51のYes)、制御部600は、商品情報部631に記憶されている商品情報に基づいて会計処理を実行する(S52)。次に制御部600は、硬貨釣銭部4から、S13の処理に伴う入金額を含む入金情報を受信したかを判断する(S53)。また、制御部600は、紙幣釣銭部3から、入金額を含む入金情報を受信したかを判断する(S53)。入金情報を受信するまで待機し(S53のNo)、入金情報を受信したと判断した場合には(S53のYes)、制御部600は、会計処理した会計情報(購入した商品の合計金額)と入金額とに基づいて釣銭額を含む釣銭情報を生成する(S54)。制御部600は、釣銭額が1000円以上である場合、1000円未満の端数額を除く紙幣分の釣銭額を含む釣銭情報を、紙幣釣銭部3に送信する釣銭情報として生成する。また、制御部600は、釣銭額が1000円未満である場合の釣銭額、または、上記端数の硬貨分の釣銭額を含む釣銭情報を、硬貨釣銭部4に送信する釣銭情報として生成する。そして、釣銭情報送信部601は、生成した紙幣分の釣銭情報を、紙幣釣銭部3に送信する。また、釣銭情報送信部601は、生成した硬貨分の釣銭情報を、硬貨釣銭部4に送信する(S55)。そして制御部600は、S41に戻る。
また、締めキー671の操作ではないと判断した場合には(S51のNo)、払出終了信号受信判断部602は、紙幣釣銭部3または硬貨釣銭部4から、払出終了信号を受信したかを判断する(S61)。紙幣釣銭部3または硬貨釣銭部4から払出終了信号を受信したと判断した場合には(S61のYes)、払出終了信号受信判断部602は、S61で受信したと判断した払出終了信号を送信した釣銭機ではない釣銭機から、すでに払出終了信号を受信しているかを判断する(S62)。すなわち、払出終了信号受信判断部602は、S61において紙幣釣銭部3から送信された払出終了信号を受信したと判断した場合には、S62において、硬貨釣銭部4からすでに払出終了信号を受信しているかを判断する。また、払出終了信号受信判断部602は、S61において硬貨釣銭部4から送信された払出終了信号を受信したと判断した場合には、S62において、紙幣釣銭部3からすでに払出終了信号を受信しているかを判断する。
S61で受信したと判断した払出終了信号を送信した釣銭機ではない釣銭機からはまだ払出終了信号を受信していないと判断した場合には(S62のNo)、制御部600はS41に戻る。一方、S61で受信したと判断した払出終了信号を送信した釣銭機ではない釣銭機から、すでに払出終了信号を受信していると判断した場合には(S62のYes)、印字信号送信部603は、レシート印字部5に対し、データ処理に伴う情報を印字したレシートの発行を指示するレシート発行指示信号を送信する(S63)。印字信号送信部603は、S63の処理において、S42の売上登録処理に基づく商品情報やS52とS54の処理に基づく会計情報等の、レシートに印字する印字情報も送信する。そして制御部600は、S41に戻る。
また、払出終了信号受信判断部602が紙幣釣銭部3または硬貨釣銭部4から払出終了信号の受信ではないと判断した場合には(S61のNo)、制御部600は、紙幣釣銭部3または硬貨釣銭部4から、取引終了信号を受信したかを判断する(S64)。紙幣釣銭部3または硬貨釣銭部4から取引終了信号を受信したと判断した場合には(S64のYes)、制御部600は、S64で受信したと判断した取引終了信号を送信した釣銭機ではない釣銭機から、すでに取引終了信号を受信しているかを判断する(S65)。すなわち、制御部600は、S64において紙幣釣銭部3から送信された取引終了信号を受信したと判断した場合には、S65において、硬貨釣銭部4からすでに取引終了信号を受信しているかを判断する。また、制御部600は、S64において硬貨釣銭部4から送信された取引終了信号を受信したと判断した場合には、S65において、紙幣釣銭部3からすでに取引終了信号を受信しているかを判断する。
S64で受信したと判断した取引終了信号を送信した釣銭機ではない釣銭機からはまだ取引終了信号を受信していないと判断した場合には(S65のNo)、制御部600はS41に戻る。一方、S64で受信したと判断した取引終了信号を送信した釣銭機ではない釣銭機から、すでに取引終了信号を受信していると判断した場合には(S65のYes)、制御部600は、顧客との取引終了処理を実行する(S66)。すなわち、当該顧客との取引終了を宣言し、次客との取引を可能にする処理を実行する。そして制御部600は、S41に戻る。なお、紙幣釣銭部3または硬貨釣銭部4から取引終了信号を受信していないと判断した場合には(S64のNo)、制御部600は、S41に戻る。
レシート印字部5は、S63の処理で送信されたレシート発行指示信号と印字情報を受信する。レシート印字部5は、受信した印字情報に基づいて、直ちに印字情報を印字したレシートを発行する。レシート印字部5は、受信した印字情報に基づいてレシートを発行するのに、ほとんど時間を要しない。そのため、レシート印字部5は、紙幣釣銭部3または硬貨釣銭部4から釣銭が払い出されるとほぼ同じタイミングで、レシートを発行する。
以上、説明した実施形態金銭払出装置によれば、硬貨釣銭部4において、計数部402が計数した釣銭として払い出される硬貨の枚数に基づいて、払出判断部403が釣銭として払い出す最後の硬貨を計数部402が計数したかを判断し、払出判断部403が最後の硬貨を計数したと判断した場合に、払出信号送信部404が釣銭の払い出しが終了したことを示す払出終了信号を販売データ処理部2に送信するようにした。また、紙幣釣銭部3においても、同様に、払出判断部403Sが最後の紙幣を計数したと判断した場合に、払出信号送信部404Sが釣銭の払い出しが終了したことを示す払出終了信号を販売データ処理部2に送信するようにした。そのため、販売データ処理部2は、受信した払出終了信号に基づいてレシート発行指示信号をレシート印字部5に送信でき、レシート印字部5は、釣銭が払い出されると同時にレシートを発行できる。
このような金銭払出装置によれば、釣銭の払い出しとレシートの発行がほぼ同時に行うことが可能となるため、顧客が、釣銭の取り忘れやレシートの取り忘れることを防止できる。
また、実施形態の会計装置によれば、販売データ処理部2は、払出終了信号受信判断部602が紙幣釣銭部3や硬貨釣銭部4から最後の金銭を計数したと判断した場合に送信される払出終了信号を受信した場合、印字信号送信部603が、レシート印字部5に対してレシート発行指示信号を送信する。このような会計装置によれば、釣銭の払い出しとレシートの発行がほぼ同時に行うことが可能となるため、顧客が、釣銭の取り忘れやレシートの取り忘れることを防止できる。
なお、実施形態に係る会計装置は、会計処理部と金銭払出部とレシート印字部とを備えるが、販売データ処理部2(会計処理部)の機能を有する販売データ処理装置と、金銭払出部の機能を有する金銭払出装置と、レシート印字部の機能を有するレシート発行装置と、を備えた、請求項4の構成を備えた会計システムであってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、セルフ型POS端末1を会計装置の一例として説明した。しかしながら、これに限らず、会計装置は、例えば、セミセルフ型POS端末の会計装置であってもよい。また本発明を、セルフ型POS端末1やセミセルフ型POS端末の会計装置以外の、店員が売上登録操作と会計操作を行う、会計処理装置と金銭払出装置とレシート印字装置を備えたPOSシステムに適用してもよい。
また、実施形態では、計数部402は払い出された硬貨の枚数を計数するようにした。しかしながら、これに限らず、計数部402は、例えば、払い出された硬貨の金額を算出するようにしてもよい。この場合、枚数部431と枚数部831には、釣銭として払い出される金額を記憶し、計数部402および計数部402Sは、払い出す金銭の金額を算出(すなわち計数)し、払出判断部403および払出判断部403Sは、払い出された金額と記憶した金額が一致した場合に、釣銭として払い出す最後の金銭を計数したと判断する。
また、実施形態では、紙幣釣銭部3および硬貨釣銭部4に対し、販売データ処理部2を上位装置とした。これは、紙幣釣銭部3および硬貨釣銭部4がともに販売データ処理部2と電気的に直接接続されているからである。しかしながら、これに限らす、例えば販売データ処理部2と紙幣釣銭部3が電気的に直接接続されており、硬貨釣銭部4は紙幣釣銭部3と電気的に直接接続されている場合には、紙幣釣銭部3の上位装置は販売データ処理部2であり、硬貨釣銭部4の上位装置は紙幣釣銭部3である。この場合、販売データ処理部2は、紙幣分と硬貨分の釣銭額を含む釣銭情報を紙幣釣銭部3に送信する。そして紙幣釣銭部3は、硬貨分の釣銭額を含む釣銭情報を硬貨釣銭部4に送信する。
また、実施形態では、印字信号送信部603は、レシート印字部5に対し、レシート発行指示信号と印字情報を送信するようにした。しかしながら、これに限らず、印字情報を前もってレシート印字部5に送信し、S63の処理においてレシート発行指示信号を送信するようにしてもよい。
なお、実施形態の硬貨釣銭部4やセルフ型POS端末1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態の硬貨釣銭部4やセルフ型POS端末1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態の硬貨釣銭部4やセルフ型POS端末1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態の硬貨釣銭部4やセルフ型POS端末1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。