JP7118730B2 - 硬貨出金装置およびプログラム - Google Patents

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本発明の実施形態は、硬貨出金装置およびプログラムに関する。
従来、POS(Point of Sales)端末と接続され、顧客との取引において顧客に渡す釣銭を出金する硬貨出金装置がある。このような硬貨出金装置は、硬貨を金種別に収納する収納部を備え、POS端末から受信した釣銭情報に応動して、顧客に対して渡す釣銭を収納部から搬送して硬貨受部に出金する(払い出す)。
また、硬貨出金装置には、収納部に収納されている硬貨のうち所定枚数(例えば硬貨での最多の釣銭額である999円分の硬貨)の硬貨を収納部から搬送して待機させる待機部を備えたものがある。POS端末から釣銭情報が入力されると、硬貨出金装置は、待機部に待機している硬貨から釣銭情報に応じた釣銭額の金銭を釣銭として出金する。待機部を設けるのは、できる限り早く釣銭を出金するためである。
ところで、収納部に異種硬貨(例えば、外国の硬貨、変形した硬貨、偽硬貨、等)が混入することがある。このような場合、待機部にも異種硬貨が混入することがある。また、所定枚数を超える硬貨が待機部に待機することがある。例えば、100円硬貨や10円硬貨は最大4枚待機させるが、何らかの異常で4枚を超える枚数が待機することがある。このような場合、硬貨出金装置は、エラーを報知し、待機部に待機しているすべての硬貨を、釣銭を出金する硬貨受部に排出する。硬貨出金装置の操作者は、排出された硬貨を回収する。
しかしながら、硬貨出金装置の操作者は、硬貨受部に排出された硬貨を、釣銭と勘違いして誤って顧客に渡すことがある。また、硬貨出金装置がセルフPOSやセミセルフPOSにおける会計装置である場合、顧客は、排出された硬貨を釣銭と勘違いして持ち帰ることがあった。
本発明が解決しようとする課題は、顧客に不適切硬貨が渡されることを防止する硬貨出金装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の硬貨出金装置は、硬貨を収納する収納部と、前記収納部から釣銭として出金した硬貨を受ける硬貨受部と、前記収納部から硬貨を待機部に搬送して、所定数の硬貨を金種別に一時的に待機させる待機搬送部と、前記待機搬送部が待機させた硬貨に前記硬貨受部に出金すべきでない不適切硬貨が含まれているかを判断する硬貨判断部と、前記硬貨判断部が前記不適切硬貨は含まれていないと判断した場合には、前記待機搬送部が待機させた硬貨から釣銭相当額の硬貨を前記硬貨受部に出金する硬貨出金部と、前記硬貨判断部が前記不適切硬貨が含まれていると判断した場合には、前記待機部が待機した硬貨を前記硬貨受部とは異なる硬貨排出部に排出する硬貨排出制御部と、を備え、前記硬貨判断部は、不適切硬貨が含まれている硬貨の金種を判断可能であり、前記硬貨排出制御部は、前記硬貨判断部が前記不適切硬貨が含まれていると判断した場合に、前記待機部に待機させている硬貨のうち、前記硬貨判断部が不適切硬貨が含まれていると判断した金種の硬貨をすべて前記硬貨排出部に排出する。
図1は、実施形態の硬貨釣銭機の内部構造を示す平面図である。 図2は、硬貨釣銭機の内部構造を示す側断面図である。 図3は、硬貨釣銭機のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、硬貨釣銭機の機能構成を示す機能ブロック図である。 図5は、硬貨釣銭機の制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。実施形態では、硬貨釣銭機を硬貨出金装置の一例として説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、硬貨釣銭機の構造について説明する。図1は、実施形態の硬貨釣銭機1の内部構造を示す平面図である。図2は、硬貨釣銭機の内部構造を示す側断面図である。図1および図2に示すように、硬貨釣銭機1は、顧客から預かり投入口16から投入した硬貨Cを内部設けられた収納部30に金種別に収納する。また、硬貨釣銭機1は、POS端末(図示せず)から受信した釣銭情報に基づいて、収納している硬貨Cを釣銭として受皿52(硬貨受部)に出金する。硬貨釣銭機1の本体ケース15の右側手前に硬貨Cを一括して投入する上方に開口した投入口16が設けられている。この投入口16には、光電的に硬貨Cの有無を検出する複数組の投入センサ17が設けられている。投入センサ17は、投入口16に投入された硬貨Cを検出する。また、前記投入口16の下端部には、投入された硬貨Cを硬貨釣銭機1の内部に搬入するための入金ベルト75が設けられている。また、前記投入口16の一端には、不規則に投入された硬貨Cを硬貨釣銭機1の内部に1枚ずつ送り出す投入ローラ18が設けられる。この投入口16と入金ベルト75と投入ローラ18とにより投入部19が形成されている。
前記投入ローラ18には、硬貨Cを一列にして搬送する投入ベルト20が連設されている。この投入ベルト20には、搬入された硬貨Cの送り速度を早めて所定の隙間をあけてそれぞれの硬貨Cを搬送する搬送ベルト21が連設されている。さらに、別の搬送ベルト22が連設されている。搬送ベルト21および搬送ベルト22は、搬入モータ67(図3を参照)によって回転する。前記搬送ベルト21によって搬送される硬貨Cの搬送経路途中には、硬貨Cの真贋や変形をチェックする入金センサ23が設けられている。この入金センサ23の先には、搬送される硬貨Cが正貨でない場合に、硬貨搬送を中断して硬貨釣銭機1から排出するリジェクト部24が設けられている。リジェクト部24は、リジェクトソレノイド73(図3を参照)が作動することで、搬送中の硬貨Cを搬送経路から排出する。
また、前記搬送ベルト22の終端部分には、硬貨Cの搬送方向を略直角に変換する搬送ベルト25が設けられ、この搬送ベルト25に沿わせて順次穴幅寸法が拡大する金種毎の選別孔26が設けられて硬貨選別部27が形成されている。前記選別孔26は、図1の右側から、1円・50円・5円・100円・10円・500円のそれぞれの硬貨Cが、金種別に仕切られた収納部30に落下するように6個設けられている。そして、各選別孔26付近には、それぞれ落下センサ28が設けられている。落下センサ28は、選別孔26から収納部30に落下する硬貨Cを計数する。
ついで、前記選別孔26のそれぞれに連通させて仕切板29で硬貨C毎に仕切られた上方開口の収納部30が設けられている。収納部30は、選別孔26から落下した硬貨Cを金種別に収納する。この収納部30のそれぞれの金種毎の底面部分には、繰出ベルト31が駆動ローラ32と従動ローラ33とに懸け渡されて設けられている。繰出ベルト31は、繰り出しモータ68(図3を参照)によって回転する。繰出ベルト31が回転すると、収納部30に収納されている硬貨Cが出金方向に搬送される。
また、収納部30の上部には、その収納部30の上面開口を覆うカバー34がヒンジ部35で支持されて開閉自在に設けられている。このカバー34の大きさは、外部から収納部30に直接的に硬貨Cを入れることができず、また、手で硬貨Cを取り出すことができない大きさである。
また、前記収納部30の硬貨Cの搬送方向の終端部には、円柱状の分離ローラ42が形成されている。分離ローラ42は、すべての収納部30を横断するように構成されており、搬送された硬貨Cを一枚毎に分離する硬貨分離手段として機能する。分離ローラ42を挟んで収納部30の反対側(すなわち、分離ローラ42より硬貨Cの搬送方向下流側)には、所定枚数の硬貨Cを金種別に一列に整列させて待機させる硬貨待機部43(待機部)が設けられている。硬貨待機部43は、例えば、500円硬貨を1枚、100円硬貨を4枚、50円硬貨を1枚、10円硬貨を4枚、5円硬貨を1枚、1円硬貨を4枚待機させることができる。これだけの硬貨Cを待機させれば、硬貨Cで支払われる最多の釣銭額である999円分の硬貨Cを待機させることができる。
硬貨待機部43は、駆動ローラ44と従動ローラ45とに巻回された出金ベルト46を備える。出金ベルト46は、出金モータ69(図3を参照)を回転させることで、硬貨待機部43に待機している硬貨Cを受皿52(硬貨受部)に出金する。受皿52は、出金された硬貨Cを受ける凹形状の受部である。硬貨待機部43は、出金ベルト46の上部に、2枚以上の硬貨Cが重ならないように寸法を定めた押え板47を備える。
また、硬貨待機部43は、分離ローラ42の硬貨Cの搬送方向すぐ下流側位置に、材質センサ50と計数センサ55を備える。材質センサ50と計数センサ55は、硬貨Cの金種別にそれぞれ設けられる。材質センサ50は、分離ローラ42を通過した硬貨Cの材質を検出する磁気センサである。材質センサ50は、通過する硬貨Cの材質に応じたレベルの出力をする。また、計数センサ55は、分離ローラ42を通過した硬貨Cの枚数を検出するセンサである。計数センサ55は、硬貨Cが通過すると、硬貨Cが通過しないときに比べて異なる出力をする。
また、硬貨待機部43は、待機している硬貨Cの出金を遮断する硬貨シャッタ49を備える。硬貨シャッタ49が開放していると、硬貨待機部43に待機している硬貨Cは、出金ベルト46の回転によって受皿52に出金される。硬貨シャッタ49が閉止していると、硬貨待機部43に待機している硬貨Cは、出金ベルト46が回転していても、硬貨シャッタ49によって搬送経路が遮断されて受皿52に出金されない。
また、硬貨待機部43は、硬貨シャッタ49と受皿52の間の位置に、計数センサ51を備える。計数センサ51は、受皿52に出金される硬貨Cを計数する。計数センサ51は、硬貨Cが通過すると、硬貨Cが通過しないときに比べて異なる出力をする。
また、計数センサ51を通過した硬貨Cが受皿52に出金される経路途中に、経路切換部材71を備える。経路切換部材71は、板状に形成されており、軸心72を中心に、位置Aと位置Bとの間で回転可能である。経路切換部材71は、切換ソレノイド76(図3を参照)によって、硬貨Cが受皿52に出金される経路と面一である位置Aと、硬貨Cが経路から落下する位置Bとに切り換えられる。
経路切換部材71が位置Aに位置する場合には、経路切換部材71は硬貨Cを矢印P1方向に案内する。矢印P1方向に案内された硬貨Cは受皿52に出金される。一方、経路切換部材71が位置Bに位置する場合には、経路切換部材71は硬貨Cを矢印P2方向に案内する。矢印P2方向に案内された硬貨Cは、受皿52に出金させず、受皿52の下部に設けられた硬貨排出部74に排出される。硬貨排出部74は、例えば受皿52の下部に着脱可能に取り付けられた袋である。硬貨排出部74が硬貨釣銭機1に取り付けられた状態では、顧客や硬貨釣銭機1の操作者は、硬貨排出部74に排出された硬貨Cに触れることはできない。硬貨釣銭機1の操作者は、所定のタイミングで、硬貨排出部74を硬貨釣銭機1から取り外して、例えば店舗の事務所に運ぶ。
また、前記本体ケース15の左側手前には、表示部53及び各種の操作キーを備えた操作部54が設けられている。
ここからは、硬貨釣銭機1のハードウェア構成について説明する。図3は、硬貨釣銭機1のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、硬貨釣銭機1は、CPU(Central Processing Unit)61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、メモリ部64等を備えている。CPU61は制御主体となる。ROM62は各種プログラムを記憶する。RAM63はプログラムや各種データを展開する。メモリ部64は各種プログラムを記憶する。CPU61、ROM62、RAM63、メモリ部64は、互いにバス65を介して接続されている。CPU61とROM62とRAM63が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU61がROM62やメモリ部64に記憶されRAM63に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する硬貨釣銭機1の制御処理を実行する。
RAM63は、計数部631を備えている。計数部631は、硬貨釣銭機1内(収納部30、硬貨待機部43、硬貨排出部74)に収納されている硬貨Cを計数する。
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部641を備える。
また、制御部100は、バス65およびコントローラ66を介して、操作部54、表示部53、搬入モータ67、リジェクトソレノイド73、投入センサ17、入金センサ23、落下センサ28、材質センサ50、計数センサ51、計数センサ55、繰り出しモータ68、出金モータ69、切換ソレノイド76と接続している。搬入モータ67は、搬送ベルト21、搬送ベルト22、搬送ベルト25を回転させて、投入された硬貨Cを選別孔26まで搬送する。リジェクトソレノイド73は、搬送ベルト21によって搬送される異種硬貨をリジェクト部24において排出するために作動する。入金センサ23は、材質センサ、外径センサ等を備え、搬送ベルト21によって搬送される硬貨Cが偽硬貨や変形硬貨等の異種硬貨であるかを判断するための信号を出力する。
材質センサ50は、収納部30から硬貨待機部43に搬送された硬貨Cの材質を金種別に検出する。材質センサ50は、硬貨Cの材質に応じた出力をする。すなわち、材質センサ50は、硬貨Cの金種によって異なる出力をする。また材質センサ50は、硬貨の変形、偽硬貨の場合には、正硬貨とは異なる出力をする。制御部100は、材質センサ50から出力された信号のレベルによって、硬貨Cの種類、真贋、変形を判断する。例えば、制御部100は、100円硬貨が待機する硬貨待機部43に設けられた材質センサ50からの出力に基づいて、100円硬貨が待機する硬貨待機部43に、100円硬貨が待機したか100円硬貨以外の硬貨C(他の金種の硬貨、変形した硬貨、偽硬貨)が待機したか、を判断することが可能である。
計数センサ55は、収納部30から硬貨待機部43に搬送された硬貨Cの枚数を金種別に検出する。制御部100は、計数センサ55からの出力に基づいて、硬貨待機部43に所定枚数の硬貨Cが待機しているか、また所定枚数を超える硬貨Cが待機しているかを、金種別に判断することが可能である。計数センサ51は、硬貨待機部43から釣銭として受皿52に出金される硬貨Cの枚数、および硬貨排出部74に排出される硬貨Cの枚数を金種別に計数することが可能である。制御部100は、計数センサ51からの出力に基づいて、どの金種の硬貨が何枚受皿52に出金されたかを認識する。なお、硬貨Cが硬貨排出部74に排出される場合、硬貨待機部43に硬貨Cが一列に配列しているのではなく、硬貨Cどうしが重なっている可能性があるため、計数センサ51は、硬貨排出部74に排出される硬貨Cの枚数を正確に計数できないこともある。そのため、制御部100は、計数センサ51からの出力に基づいて、金種別の硬貨排出部74への排出枚数を正確に認識できない可能性がある。
繰り出しモータ68は、繰出ベルト31を回転させる。繰出ベルト31が回転すると、収納部30に収納されている硬貨Cが硬貨待機部43に向けて搬送される。出金モータ69は、出金ベルト46回転させる。出金ベルト46が回転すると、硬貨待機部43に待機している硬貨Cが受皿52に出金される。また、出金ベルト46が回転すると、硬貨待機部43に待機している硬貨Cが硬貨排出部74に排出される。
切換ソレノイド76は、経路切換部材71の位置を位置Aと位置Bとに切り換える。切換ソレノイド76に通電されていない場合は、経路切換部材71は位置Aに位置する。この状態で出金ベルト46が回転すると、硬貨待機部43に待機している硬貨Cは受皿52に出金される。また、切換ソレノイド76に通電されている場合は、経路切換部材71は位置Bに位置する。この状態で出金ベルト46が回転すると、硬貨待機部43に待機している硬貨Cは硬貨排出部74に出金される。
また、制御部100は、バス65を介して、通信部70と接続している。通信部70は、通信回線Lを介して、POS端末と電気的に接続している。
続いて、硬貨釣銭機1の機能構成について説明する。図4は、硬貨釣銭機1の機能構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、硬貨釣銭機1の制御部100は、待機搬送部101、硬貨判断部102、硬貨出金部103、硬貨排出部104として機能する。
待機搬送部101は、収納部30に収納された硬貨Cのうち所定枚数の硬貨Cを硬貨待機部43に搬送して待機させる。
硬貨判断部102は、待機搬送部101が硬貨待機部43に待機させた硬貨Cに、受皿52に出金すべきでない不適切硬貨が含まれているかを判断する。硬貨判断部102は、計数センサ55からの出力に基づいて、硬貨待機部43に所定枚数より多い枚数の硬貨Cが待機されたと判断した場合に、不適切硬貨が含まれていると判断する。硬貨判断部102は、材質センサ50からの出力に基づいて、硬貨待機部43に異種硬貨を含んだ硬貨Cが待機していると判断した場合に、不適切硬貨が含まれていると判断する。
硬貨出金部103は、硬貨判断部102が不適切硬貨は含まれていないと判断した場合に、POS端末から受信した釣銭情報に基づいて、硬貨待機部43に待機させた硬貨Cから釣銭額に相当する額の硬貨Cを受皿52に出金する。硬貨出金部103は、切換ソレノイド76に通電せずに、経路切換部材71を位置Aに位置させた状態で、硬貨Cを受皿52に出金する。
硬貨排出部104は、硬貨判断部102が不適切硬貨が含まれていると判断した場合に、硬貨待機部43に待機させた硬貨Cを硬貨排出部74に排出する。硬貨排出部104は、切換ソレノイド76に通電して、経路切換部材71を位置Bに位置させた状態で、硬貨Cを硬貨排出部74に排出する。硬貨排出部104は、硬貨判断部102が不適切硬貨が含まれていると判断した場合に、すべての金種の硬貨シャッタ49を開放して、硬貨待機部43に待機させたすべての硬貨Cを硬貨排出部74に排出する。
ここからは、硬貨釣銭機1の制御について説明する。図5は、硬貨釣銭機1の制御処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、制御部100は、硬貨Cの入金があったかを判断する(S11)。いずれかの金種の落下センサ28が、収納部に落下する硬貨Cを検出した場合に、硬貨Cの入金があったと判断する。硬貨Cの入金があったと判断した場合には(S11のYes)、制御部100は、入金があった金種の硬貨Cの枚数を計数部631が記憶している当該金種の枚数に加算する(S12)。そして制御部100は、S11に戻る。
また、硬貨Cの入金ではないと判断した場合には(S11のNo)、制御部100は、POS端末から釣銭情報を受信したかを判断する(S21)。POS端末から釣銭情報を受信したと判断した場合には(S21のYes)、制御部100は、釣銭情報に含まれる釣銭額に相当する金額の硬貨Cを受皿52に出金する(S22)。ここで出金する硬貨Cは、後述するS25とS26において、硬貨待機部43に待機している硬貨Cには不適切硬貨は含まれていない(S25およびS26でNo)とすでに判断した硬貨である。すなわち、S22の処理は、硬貨出金部103の処理に該当する。
次に制御部100は、S22で出金された金種の硬貨Cの枚数を計数部631が記憶している当該金種の枚数から減算する(S23)。S23の処理において、各金種別に配置された計数センサ51は、それぞれ出金される硬貨Cを計数する。制御部100は、計数センサ51が計数した金種の硬貨Cの枚数を、金種別に計数部631が記憶している枚数から減算する。
次に待機搬送部101は、S22で出金した金額分の硬貨Cを収納部30から硬貨待機部43に移動させて待機させる(S24)。次に硬貨判断部102は、収納部30から硬貨待機部43に必要以上の硬貨Cを移動させたかを判断する(S25)。硬貨判断部102は、計数センサ55からの出力に基づいて、収納部30から硬貨待機部43に移動した硬貨Cの枚数を金種別に判断し、出金した硬貨Cの枚数より多くの硬貨Cが移動したと判断した場合には、必要以上の硬貨Cが移動したと判断する。換言すると、硬貨待機部43に必要以上の硬貨Cが移動して、硬貨待機部43に所定枚数を超える硬貨が待機している場合には、硬貨判断部102は、不適切硬貨が含まれていると判断する。
硬貨判断部102が収納部30から硬貨待機部43に必要以上の硬貨Cを移動させていないと判断した場合には(S25のNo)、次に硬貨判断部102は、収納部30から硬貨待機部43に移動した硬貨Cに異種硬貨が含まれているかを判断する(S26)。硬貨判断部102は、材質センサ50からの出力に基づいて、収納部30から硬貨待機部43に移動した硬貨Cに異種硬貨が含まれているかを金種別に判断する。硬貨判断部102は、異種硬貨が含まれていると判断した場合には(S26のYes)、不適切硬貨が含まれていると判断する。硬貨判断部102は、硬貨判断部102が異種硬貨は含まれていないと判断した場合には(S26のNo)、不適切硬貨は含まれていないと判断する。そして制御部100は、S11に戻る。
一方、S25において、硬貨判断部102が収納部30から硬貨待機部43に必要以上の硬貨Cを移動させたと判断した場合には(S25のYes)、またS26において、硬貨判断部102が異種硬貨が含まれていると判断した場合には(S26のYes)、硬貨判断部102は、計数センサ55または材質センサ50からの出力に基づいて、不適切硬貨が含まれている金種を判断する(S27)。
次に硬貨排出部104は、切換ソレノイド76に通電して、経路切換部材71を、位置Aの位置から位置Bの位置に切り換える(S28)。そして硬貨排出部104は、出金ベルト46を回転させて、かつすべての硬貨シャッタ49を開放して、硬貨待機部43に待機しているすべての硬貨Cを硬貨排出部74に排出する(S29)。そして制御部100は、S23に戻る。なお、S21において、POS端末から釣銭情報を受信していないと判断した場合には(S21のNo)、制御部100は、S11に戻る。
以上、説明した実施形態によれば、硬貨判断部102が硬貨待機部43に待機した硬貨Cに受皿52に出金すべきでない不適切硬貨が含まれていると判断した場合には、硬貨排出部104は、硬貨待機部43に待機したすべての硬貨Cを硬貨排出部74に排出するようにした。そのため、顧客が誤って不適切硬貨を持ちかえることを防止することができる。
また、硬貨判断部102が硬貨待機部43に所定数を超える硬貨Cを待機させたと判断した場合には、硬貨排出部104は、硬貨待機部43に待機したすべての硬貨Cを硬貨排出部74に排出するようにした。そのため、顧客に不適切硬貨が渡されることを防止することができる。
また、硬貨判断部102が硬貨待機部43に異種硬貨が待機したと判断した場合には、硬貨排出部104は、硬貨待機部43に待機したすべての硬貨Cを硬貨排出部74に排出するようにした。そのため、顧客に不適切硬貨が渡されることを防止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、硬貨待機部43に待機している硬貨Cに不適切硬貨が含まれている場合に、硬貨待機部43に待機しているすべての金種の硬貨Cを硬貨排出部74に排出するようにした。しかしながら、これに限らず、硬貨待機部43に待機している硬貨Cに不適切硬貨が含まれている場合に、不適切硬貨が含まれている金種の全ての硬貨Cを硬貨排出部74に排出するようにしてもよい。この場合、硬貨判断部102は、計数センサ55または材質センサ50からの出力に基づいて、不適切硬貨が含まれている金種を判断する。また、硬貨排出部104は、硬貨判断部102が不適切硬貨が含まれていることと不適切硬貨が含まれている金種を判断した場合に、出金ベルト46を回転させ、かつ不適切硬貨が含まれている金種の硬貨シャッタ49のみを開放して、硬貨待機部43に待機させた硬貨Cのうち、不適切硬貨が含まれている金種の硬貨Cをすべて硬貨排出部74に排出する。
また、実施形態では、硬貨釣銭機1を硬貨出金装置の一例として説明した。しかしながら、これに限らず、例えば、硬貨出金装置は硬貨の出金のみを行い、入金機能がない装置であってもよい。
なお、実施形態の硬貨釣銭機1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態の硬貨釣銭機1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態の硬貨釣銭機1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態の硬貨釣銭機1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 硬貨釣銭機
30 収納部
31 繰出ベルト
43 硬貨待機部
46 出金ベルト
50 材質センサ
51 計数センサ
52 受皿
55 計数センサ
71 経路切換部材
74 硬貨排出部
100 制御部
101 待機搬送部
102 硬貨判断部
103 硬貨出金部
104 硬貨排出部
特開平9-274687号公報

Claims (4)

  1. 硬貨を収納する収納部と、
    前記収納部から釣銭として出金した硬貨を受ける硬貨受部と、
    前記収納部から硬貨を待機部に搬送して、所定数の硬貨を金種別に一時的に待機させる待機搬送部と、
    前記待機搬送部が待機させた硬貨に前記硬貨受部に出金すべきでない不適切硬貨が含まれているかを判断する硬貨判断部と、
    前記硬貨判断部が前記不適切硬貨は含まれていないと判断した場合には、前記待機搬送部が待機させた硬貨から釣銭相当額の硬貨を前記硬貨受部に出金する硬貨出金部と、
    前記硬貨判断部が前記不適切硬貨が含まれていると判断した場合には、前記待機部が待機した硬貨を前記硬貨受部とは異なる硬貨排出部に排出する硬貨排出制御部と、
    を備え、
    前記硬貨判断部は、不適切硬貨が含まれている硬貨の金種を判断可能であり、
    前記硬貨排出制御部は、前記硬貨判断部が前記不適切硬貨が含まれていると判断した場合に、前記待機部に待機させている硬貨のうち、前記硬貨判断部が不適切硬貨が含まれていると判断した金種の硬貨をすべて前記硬貨排出部に排出する、
    硬貨出金装置。
  2. 前記硬貨判断部は、前記待機搬送部が前記所定数を超える硬貨を待機させた場合に、不適切硬貨が含まれていると判断する、
    請求項1に記載の硬貨出金装置。
  3. 前記硬貨判断部は、前記待機搬送部が異種硬貨を待機させた場合に、不適切硬貨が含まれていると判断する、
    請求項1または2に記載の硬貨出金装置。
  4. 硬貨を収納する収納部と、前記収納部から釣銭として出金した硬貨を受ける硬貨受部とを備えた硬貨出金装置を制御するコンピュータを、
    前記収納部から硬貨を待機部に搬送して、所定数の硬貨を金種別に一時的に待機させる待機搬送部と、
    前記待機搬送部が待機させた硬貨に前記硬貨受部に出金すべきでない不適切硬貨が含まれているかを判断する硬貨判断部と、
    前記硬貨判断部が前記不適切硬貨は含まれていないと判断した場合には、前記待機搬送部が待機させた硬貨から釣銭相当額の硬貨を前記硬貨受部に出金する硬貨出金部と、
    前記硬貨判断部が前記不適切硬貨が含まれていると判断した場合には、前記待機部が待機した硬貨を前記硬貨受部とは異なる硬貨排出部に排出する硬貨排出制御部と、
    して機能させ、
    前記硬貨判断部は、不適切硬貨が含まれている硬貨の金種を判断可能であり、
    前記硬貨排出制御部は、前記硬貨判断部が前記不適切硬貨が含まれていると判断した場合に、前記待機部に待機させている硬貨のうち、前記硬貨判断部が不適切硬貨が含まれていると判断した金種の硬貨をすべて前記硬貨排出部に排出する、
    プログラム。
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