JPH0684036A - 硬貨入出金装置 - Google Patents

硬貨入出金装置

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JPH0684036A
JPH0684036A JP4231803A JP23180392A JPH0684036A JP H0684036 A JPH0684036 A JP H0684036A JP 4231803 A JP4231803 A JP 4231803A JP 23180392 A JP23180392 A JP 23180392A JP H0684036 A JPH0684036 A JP H0684036A
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八一 早野
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栄文 木下
Hiroshi Azuma
浩 東
Toshiyuki Misawa
年之 三沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の故障時であっても、硬貨の入金および
出金が可能な硬貨入出金装置を実現すること。 【構成】 硬貨入出金装置71において、硬貨受入繰出
部74が受入れた硬貨を1枚ずつ分離して繰り出しする
と、硬貨識別部75が繰り出された硬貨の真偽および金
種を識別して搬送し、硬貨振分部76が硬貨識別部75
により金種判別された硬貨を金種別に振り分け、硬貨収
納払出部77に収納する。この硬貨入出金装置71は、
キャッシュレジスタ1からの釣銭払出し指令信号に基づ
いて、釣銭金額に対応する硬貨を自動に支払い可能であ
り、また、硬貨収納払出部77を装置本体から引出し
て、直接硬貨の入,出金を行なうこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬貨入出金装置に関
し、特に、スーパーマーケットのチェックアウトレーン
においてキャッシュレジスタなどに接続されて用いられ
る硬貨入出金装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアーなどでは、バーコードスキャナーが導入さ
れたことから商品の品名や価格の読み取りが容易にな
り、チェックアウトレーン(レジスタ部)の省力化に大
きく貢献している。図6に、一般的なスーパーマーケッ
トのチェックアウトレーンを示してある。バーコードス
キャナー14はキャッシュレジスタ10に接続されてお
り、オペレーター(レジ担当者)22が、買物客23の
買物商品に表示されているバーコードをバーコードスキ
ャナー14に読み取らせると、バーコードスキャナー1
4に一体的に設けられた表示部11bおよびキャッシュ
レジスタ10の表示部11aに商品の品名や価格が表示
される。そして、全商品の価格読み取りが終わると、商
品の合計金額が表示部11a,11bに表示され、オペ
レーター22はドロワ(貨幣収納引出し)13を引出し
て釣銭の出金および受取り金銭の入金を行なう。
【0003】また、ここ数年では、チェックアウトレー
ンの更なる省力化および釣銭渡しの誤りを防止すること
を目的に、硬貨の入出金を自動に処理可能な硬貨入出金
装置が使用されており、その一例を図7に示す。なお、
図7において、図6に示す部分と同一部分には同一符号
を付してある。
【0004】本図において、キャッシュレジスタ10の
下方側には、硬貨投入口16および硬貨払出口17を備
えた硬貨入出金装置15が設置されており、釣銭の自動
払出し、および受取り硬貨の自動入金処理が可能になっ
ている。この硬貨入出金装置15はキャッシュレジスタ
10に対し、インターフェイス対応にて接続されてお
り、表示部11a,11bに釣銭金額が表示されると、
その信号がインターフェイスを介して硬貨入出金装置1
5に出力され、硬貨入出金装置15は信号に基づき釣銭
金額に対応する硬貨を硬貨払出口17に出金するように
なっている。そして、オペレーター22は硬貨払出口1
7より釣銭を取り出して買物客23へ支払い、接客を終
えた時点で、保留されていた買物客23からの受取り金
銭を収納する。ここで、受取り金銭のうちの硬貨は硬貨
投入口16へ投入され、硬貨入出金装置15において金
種別に選別収納され、出金用硬貨として流用される。な
お、この硬貨入出金装置15は硬貨のみを処理するもの
であるため、キャッシュレジスタ10の近傍には紙幣専
用のドロワが設置されており、受取り金銭のうちの紙幣
はこの紙幣専用ドロワへ収納されると共に、釣銭の支払
い時に、釣銭金額が1,000円を越える場合には、紙
幣で支払うべき金額に対応する紙幣をここより払出す。
【0005】このように、硬貨の入出金を自動に処理可
能な硬貨入出金装置15を備えることにより、釣銭を計
数する必要がなく、また、ドロワ内に金種別に配設され
た貨幣収納室に受取り金銭を金種毎に収納する必要もな
いので、釣銭渡しおよび受取り金銭の収納に要する手間
を大幅に削減することができ、チェックアウトレーンに
おける稼働効率を向上させることができる。また、釣銭
渡しの誤りも防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな硬貨入出金装置15においては、硬貨の入出金口が
硬貨投入口16および硬貨払出口17のみに限定されて
いるため、装置15の故障時には、硬貨の入出金が不可
能となり、装置15が使用不能になるという問題があ
る。このため、硬貨入出金装置15が故障したチェック
アウトレーンでは接客対応ができず、夕方などの混雑時
には、その混雑がさらに増長されてしまうという問題が
ある。
【0007】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
装置が故障した場合であっても、硬貨の入出金が可能な
硬貨入出金装置を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る硬貨入出金装置においては、硬貨を受
け入れて、その硬貨を1枚ずつ分離して繰り出しする硬
貨受入繰出部と、この硬貨受入繰出部から繰り出された
硬貨の真偽および金種を識別して搬送する硬貨識別部
と、この硬貨識別部から搬送された硬貨を金種別に振り
分けする硬貨振分部と、この硬貨振分部によって振り分
けされた硬貨を金種別に収納しておき、所定の外部信号
に基づく硬貨出金時に、その出金金額に対応する硬貨を
その繰り出し数を計数して払出しする硬貨収納払出部と
を有し、さらに、所定の外部操作により硬貨収納払出部
を装置本体から外部へ引出し可能な硬貨手入出金手段を
有するものである。
【0009】この硬貨入出金装置において、硬貨収納払
出部は、硬貨の金種に対応する複数のユニットからなっ
ており、各ユニットは、それぞれ着脱自在になっている
ことが好ましい。
【0010】そして、硬貨入出金装置に対し硬貨の出金
を指示する所定の外部信号は、キャッシュレジスタまた
はPOS端末装置のうちの少なくとも一方から出力され
た釣銭払出し指令信号とすることができる。
【0011】
【作用】斯かる手段を講じた本発明に係る硬貨入出金装
置においては、投入硬貨の選別収納および要求金額の自
動払出しが可能であることに加えて、所定の外部操作に
より硬貨収納払出部を装置本体から外部へ引出し可能で
あることを特徴とする。
【0012】すなわち、本発明に係る硬貨入出金装置に
おいては、硬貨受入繰出部が受入れた硬貨を1枚ずつ分
離して繰り出しすると、硬貨識別部が繰り出された硬貨
の真偽および金種を識別して搬送し、硬貨振分部が硬貨
識別部により金種判別された硬貨を金種別に振り分け、
硬貨収納払出部において金種別に収納する。そして、所
定の外部信号に基づく硬貨出金時には、出金金額に対応
する硬貨をその繰り出し数を計数して硬貨収納払出部か
ら自動に出金する。さらに、本装置においては、所定の
外部操作により硬貨収納払出部を装置本体から引出し可
能であり、手から直接硬貨の入金および出金ができる。
従って、本発明に係る硬貨入出金装置によれば、その硬
貨搬送系などに故障が生じ、硬貨の自動入出金が不可能
となった場合でも、硬貨収納払出部を装置本体から引出
すことにより、直接硬貨の入,出金を実行することがで
き、業務に大きく支障を来すことがない。
【0013】この硬貨入出金装置において、硬貨収納払
出部が硬貨の金種に対応する複数のユニットからなって
おり、各ユニットは、それぞれ着脱自在になっている場
合には、締め上げ時の硬貨の回収作業において、各ユニ
ットを装置から取り外して行なうことができるので、回
収作業が容易である。
【0014】また、このような硬貨入出金装置をキャッ
シュレジスタやPOS端末装置に接続して用いた場合に
は、チェックアウトレーンにおける硬貨の入,出金が自
動に処理されるため、稼働効率が向上する。加えて、硬
貨入出金装置の正常稼働時、故障時に拘らずレジ業務を
続行することができるので、高効率の稼働が維持可能で
あり、装置の故障に起因するチェックアウトレーンの渋
滞を招来することもない。
【0015】
【実施例】
〔全体構成〕つぎに、本発明に係る硬貨入出金装置の一
実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の実施例に係る硬貨入出金装
置をキャッシュレジスタと接続された状態で示す斜視図
であり、図2には同硬貨入出金装置の概略構成を模式的
に表してある。また、図3(a)は同硬貨入出金装置を
示す平面図、図3(b)はその正面図、図3(c)はそ
の側面図である。また、図4(a)は同硬貨入出金装置
において硬貨収納払出部を引出した状態を示す平面図、
図4(b)はその側面図である。そして、図5(a)は
同硬貨入出金装置の構成を示す平面断面図、図5(b)
はその正面断面図、図5(c)および(d)はその側面
断面図である。
【0017】これらの図において、本例の硬貨入出金装
置71は、キャッシュレジスタ1に接続されて、買物客
からの受取り硬貨の入金処理、および釣銭支払い時の出
金処理を行なう装置として用いられる。キャッシュレジ
スタ1には、商品登録の終了を指示する締めキーなどが
配設されたキーボード6,登録商品の品名や価格および
合計金額などを電光表示するオペレーター用表示器3お
よび客用表示器2、そして、レシート4などに印字を行
なうプリンタ5などが設けられている。
【0018】一方、硬貨入出金装置71は、上面にキャ
ッシュレジスタ1が設置可能なように、キャッシュレジ
スタ1と略同等の幅寸法を有する箱型に形成されてい
る。そして、上面カバーの手前右側には、硬貨を投入す
るための硬貨投入口72が形成されており、前面下方に
は、払出しされた硬貨を出金するための硬貨払出口(図
示せず)が形成されている。そして、硬貨払出口の下方
位置には、出金された硬貨を受取るための硬貨出金用皿
73が配置されている。また、本装置71の前面中部に
は、ドロワ100を有し、このドロワ100は装置71
に内蔵されている硬貨収納払出部77のフレーム770
と一体的に形成されており、硬貨収納払出部77を装置
71の手前側へ引出しできるようになっている。また、
装置71の前面右下方部には、硬貨識別部75において
不適正硬貨と識別された硬貨が排出されるリジェクトボ
ックス80が設けられている。
【0019】〔本例の硬貨入出金装置の構成〕本例の硬
貨入出金装置71は、受け入れた硬貨を1枚ずつ分離し
て繰り出しする硬貨受入繰出部74と、この硬貨受入繰
出部74から繰り出された硬貨の真偽および金種を識別
して搬送する硬貨識別部75と、この硬貨識別部75か
ら搬送された硬貨を金種別に振り分けする硬貨振分部7
6と、この硬貨振分部76によって振り分けされた硬貨
を金種別に収納する硬貨収納払出部77とから概略構成
されている。そして、本例の硬貨入出金装置71は、キ
ャッシュレジスタ1から出力される釣銭払出し指令信号
に基づいて、釣銭金額に対応する硬貨をその繰り出し数
を計数して硬貨収納払出部77から硬貨出金用皿73に
払出すようになっている。
【0020】本装置71の内部において、硬貨投入口7
2の下方に配置されている硬貨受入繰出部74はベルト
式ホッパー741を有しており、硬貨受入繰出部74に
投入された硬貨は、ベルト式ホッパー741の搬送ベル
トおよびガイドローラ742により、1枚ずつ分離され
て硬貨識別部75の硬貨通路750に繰り出される。
【0021】ベルト式ホッパー741の硬貨繰り出し方
向に配置されている硬貨識別部75は、略水平に配置さ
れた第1の硬貨搬送ベルト機構751と、第2の硬貨搬
送ベルト機構752とを有しており、硬貨通路750に
繰り出された硬貨は、第1,第2の硬貨搬送ベルト機構
751,752の搬送ベルトによって硬貨通路750を
搬送されて行く。この硬貨通路750は入金される硬貨
のうちの最大径の硬貨が通過可能な幅に形成された溝状
の通路であり、硬貨通路750の途中には、硬貨識別セ
ンサ753が配置されており、ここを通過する硬貨の真
偽および金種を識別している。ここで、不適正硬貨と識
別された場合には、第1の硬貨搬送ベルト機構751の
斜め下方位置に配置されている排出シュート(図示せ
ず)へ通じるシャッターが開き、不適正硬貨を排出シュ
ートの先端側に配置されているリジェクトボックス80
へ排出可能となっている。なお、適正硬貨が通過する場
合には、シャッターは排出シュートの上面を閉鎖した状
態になっており、硬貨を硬貨振分部76へ向けて繰り出
し可能になっている。硬貨識別部75の第2の硬貨搬送
ベルト機構752の先端側には、装置71の背面側で第
2の硬貨搬送ベルト機構752に対して直角に延びる硬
貨振分部76が配置されており、硬貨振分部76は第3
の硬貨搬送ベルト機構761を有している。第3の硬貨
搬送ベルト機構761の下方位置の底板には、振分溝が
形成されており、その溝幅は第2の硬貨搬送ベルト機構
752の側から先端側へ向かって6段階に広がってい
る。硬貨識別部75から繰り出された硬貨は、振分溝の
直上に配置された第3の硬貨搬送ベルト機構761の搬
送ベルトによって振分溝を跨がる状態で搬送されて行
き、硬貨の径より幅が広い部分で落下し、収納シュート
762を通じて硬貨振分部76の下方側に配置されてい
る硬貨収納払出部77に金種毎に収納される。この硬貨
収納払出部77は、フレーム770に6つの金種別硬貨
収納払出ユニット77a〜77fが規則的に配置されて
なるものであり、フレーム770に対し各金種別硬貨収
納払出ユニット77a〜77fが着脱自在な構成になっ
ている。これらの金種別硬貨収納払出ユニット77a〜
77fは、いずれも筒型の硬貨収納室を有しており、そ
れぞれ硬貨振分部76の収納シュート762に対応する
位置に配置されて、落下してくる硬貨を金種別に受入れ
る。そして、これらの金種別硬貨収納払出ユニット77
a〜77fは、それぞれ遠心式ディスクホッパー771
と払出ローラ772とを有しており、硬貨収納室内の硬
貨を1枚ずつ払出し可能になっている。すなわち、硬貨
収納室内の硬貨は遠心式ディスクホッパー771の回転
によって硬貨収納室の内壁に沿った回転運動を付与さ
れ、回転するうちに硬貨収納室の内壁の所定位置に設置
された払出ローラ772によって1枚ずつ捕獲され、硬
貨収納室から払出される。そして、硬貨収納払出部77
において、金種別硬貨収納払出ユニット77a〜77f
の下方側には、第4の硬貨搬送ベルト機構773が配置
されており、金種別硬貨収納払出ユニット77a〜77
fから払出された硬貨を硬貨出金用皿73に搬送する。
ここで、硬貨収納払出部77のフレーム770は板状の
フレームで、装置本体には固定されておらず、フレーム
770の両側部が装置本体に固定されたスライドレール
(図示せず)によって保持された状態にある。従って、
フレーム770は装置本体に対し前後に可動可能であ
り、ストッパーを解除することにより、硬貨収納払出部
77をドロワ100として装置71の手前側へ引出すこ
とが可能である。
【0022】〔本例の硬貨入出金装置の動作〕 硬貨入金動作 上記構成の硬貨入出金装置71において、硬貨投入口7
2より硬貨を投入すると、硬貨は硬貨受入繰出部74の
ベルト式ホッパー741およびガイドローラ742によ
って、1枚ずつ分離されて硬貨識別部75に繰り出され
る。ここで、硬貨の真偽および金種が識別され、偽貨と
識別されると、シャッターが作動して排出シュートの上
面を開放状態とし、偽貨をリジェクトボックス80に排
出する。
【0023】正貨の場合には、シャッターは排出シュー
トの上面を閉鎖状態とし、硬貨は硬貨振分部76に搬送
される。ここで、硬貨はその外径に基づいて振り分けら
れ、硬貨収納払出部77において、金種に対応した金種
別硬貨収納払出ユニット77a〜77fの中に収納され
る。
【0024】硬貨出金動作 チェックアウトレーンにおいて、キャッシュレジスタ1
の客用表示器2およびオペレーター用表示器3に釣銭金
額が表示されると、その表示内容が釣銭払出し指令信号
としてインターフェイスを介して硬貨入出金装置71に
出力される。硬貨入出金装置71は、この釣銭払出し指
令信号に基づいて動作し、対応する金種別硬貨収納払出
ユニット77a〜77fより払出する硬貨の枚数を計数
しながら払出する。そして、払出された硬貨は、第4の
硬貨搬送ベルト機構773の上に搬送され、硬貨出金用
皿73に払出される。
【0025】手動入出金動作 本装置71において、硬貨の搬送系などの故障により、
硬貨の入出金を自動に制御することが不可能となった場
合には、本装置71に配設されたドロワ開スイッチを押
下げると、ドロワ100のストッパーが解除され、ドロ
ワ100が装置71の手前側に引出し可能となる。これ
により、硬貨収納払出部77がドロワ100として引出
され、それぞれの金種別硬貨収納払出ユニット77a〜
77fが装置71の外部へ現出する。この時点で、本装
置71の動作はマニュアル動作に切換わり、装置内にお
ける諸動作は停止し、キャッシュレジスタ1の動作もマ
ニュアル動作対応に切換わる。金種別硬貨収納払出ユニ
ット77a〜77fは、蓋のない筒型で適度な大きさを
有しているため、オペレーターは硬貨の入金および出金
を直接行なうことができる。
【0026】〔本例の硬貨入出金装置の効果〕以上のと
おり、本例の硬貨入出金装置71は、投入硬貨の選別収
納および要求金額の自動払出しが可能であることに加え
て、装置71の故障時などには、硬貨収納払出部を装置
本体から外部へ引出して、手動により硬貨の入出金が可
能である。従って、装置71の正常稼働時、故障時に拘
らずレジ業務を続行することができるので、高効率の稼
働が維持可能であり、装置の故障に起因するチェックア
ウトレーンの渋滞を招来することもない。
【0027】なお、本例の硬貨入出金装置71において
は、硬貨投入口72より投入された硬貨を出金用硬貨に
流用させる構成としたが、これに限らず、入金硬貨を出
金用硬貨に流用しない構成であっても良いことは勿論で
ある。また、硬貨収納払出部77の金種別硬貨収納払出
ユニット77a〜77fに収納されている硬貨の不足時
に対応するための硬貨補充センサや釣銭の不要時に対応
するための釣銭払出し禁止スイッチを有していても良
い。そして、硬貨入出金装置71は本例に限らず、PO
S端末装置に導入されても良いものである。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る硬貨入出金
装置においては、投入硬貨の選別収納および要求金額の
自動払出しが可能であることに加えて、所定の外部操作
により硬貨収納払出部を装置本体から外部へ引出し可能
であることを特徴とする。従って、本発明によれば、装
置が故障して硬貨の自動入出金が不可能となった場合で
も、硬貨収納払出部を装置本体から引出すことにより、
直接硬貨の入,出金を行なうことができる。
【0029】この硬貨入出金装置において、硬貨収納払
出部が硬貨の金種に対応する複数のユニットからなって
おり、各ユニットは、それぞれ着脱自在になっている場
合には、締め上げ時の硬貨の回収作業において、各ユニ
ットを装置から取り外して行なうことができるので、回
収作業が容易である。
【0030】また、このような硬貨入出金装置をキャッ
シュレジスタやPOS端末装置に接続して用いた場合に
は、チェックアウトレーンにおける硬貨の入,出金が自
動に処理されるため、稼働効率が向上する。加えて、硬
貨入出金装置の正常稼働時、故障時に拘らずレジ業務を
続行することができるので、高効率の稼働が維持可能で
あり、装置の故障に起因するチェックアウトレーンの渋
滞を招来することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る硬貨入出金装置を示す
斜視図である。
【図2】同硬貨入出金装置の構成を説明するブロック図
である。
【図3】(a)は同硬貨入出金装置を示す平面図、
(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
【図4】(a)は同硬貨入出金装置において硬貨収納払
出部を引出した状態を示す平面図、(b)はその側面図
である。
【図5】(a)は同硬貨入出金装置の構成を示す平面断
面図、(b)はその正面断面図、(c)および(d)は
その側面断面図である。
【図6】従来のキャッシュレジスタの使用態様を説明す
る使用態様図である。
【図7】従来の硬貨入出金装置の使用態様を説明する使
用態様図である。
【符号の説明】
1・・・キャッシュレジスタ 2・・・客用表示器 3・・・オペレーター用表示器 4・・・レシート 5・・・プリンタ 6・・・キーボード 71・・・硬貨入出金装置 72・・・硬貨投入口 73・・・硬貨出金用皿 74・・・硬貨受入繰出部 75・・・硬貨識別部 76・・・硬貨振分部 77・・・硬貨収納払出部 80・・・リジェクトボックス 100・・・ドロワ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 浩 東京都千代田区外神田六丁目5番12号 富 士電機冷機株式会社内 (72)発明者 三沢 年之 東京都千代田区外神田六丁目5番12号 富 士電機冷機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨を受け入れて、その硬貨を1枚ずつ
    分離して繰り出しする硬貨受入繰出部と、この硬貨受入
    繰出部から繰り出された硬貨の真偽および金種を識別し
    て搬送する硬貨識別部と、この硬貨識別部から搬送され
    た硬貨を金種別に振り分けする硬貨振分部と、この硬貨
    振分部によって振り分けされた硬貨を金種別に収納して
    おき、所定の外部信号に基づく硬貨出金時に、その出金
    金額に対応する硬貨をその繰り出し数を計数して払出し
    する硬貨収納払出部と、所定の外部操作により前記硬貨
    収納払出部を装置本体から外部へ引出し可能な硬貨手入
    出金手段とを有することを特徴とする硬貨入出金装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記硬貨収納払出部
    は、硬貨の金種に対応する複数のユニットからなってお
    り、各ユニットは、それぞれ着脱自在になっていること
    を特徴とする硬貨入出金装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    所定の外部信号は、キャッシュレジスタまたはPOS端
    末装置のうちの少なくとも一方から出力された釣銭払出
    し指令信号であることを特徴とする硬貨入出金装置。
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