JP5570562B2 - 硬貨入出金装置 - Google Patents
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Description
このような硬貨入出金装置は、ベルトの上に硬貨を乱雑に堆積させた状態で収納する。そして、払い出しにあたっては、ベルトを回すことによって硬貨を払出口へ向けて搬送する。
ベルトの払出口側には、分離ローラが配されている。分離ローラは、硬貨の厚さ分程度の隙間を空けてベルトに対向し、ベルトの回転方向と同じ方向に回転して、ベルト上を搬送される硬貨を1枚ずつに分離して、硬貨の払い出しが1枚ずつ行われるようにする。
それらの場合、払出口に払い出された硬貨の総額が、硬貨入出金装置が認識するものと異なってしまう違算が発生してしまう。
図1は、本実施形態の硬貨入出金装置1の一部の構成を概略的に示す縦断左側面図である。図1には、オペレータにとっての手前側つまりオペレータが対向する側を右に、オペレータにとっての奥側を左にして示してある。以降、図面を用いた説明での上下、左右、手前、奥、正面等の表現は、オペレータが対面する面を正面としたときのものである。
図2は、硬貨入出金装置1の機能構成を示すブロック図である。
収納庫2は、硬貨を収納するものである。払出口3は、硬貨を払い出す口である。受け皿4は、払出口3から払い出された硬貨を受け止めてオペレータが取り去るまで保持するものである。待機部5は、収納庫2と払出口3との間に位置し、収納庫2から送出された硬貨を一時的に保持し、硬貨を払出口3へ払い出すものである。
リジェクト庫6は、エラー発生などにより退けた硬貨を収納するものである。リジェクト口7は、待機部5からリジェクト庫6への硬貨の入口である。
収納庫ベルト11は、エンドレスの平ベルトであって、送出ローラ12と第一従動ローラ13とに掛け渡されて支持されることにより収納庫2の底を形成しており、ここに硬貨が不規則に堆積する。
送出分離ローラ15は、収納庫ベルト11の送出ローラ12に支持されている部分のやや上流の部分と硬貨の厚さ分程度の隙間を空けて対向し、送出ローラ12と同じ方向に回転するものであって、複数枚重なった硬貨を分離して1枚ずつ硬貨が待機部5へ送出されるようにするものである。
送出計数部16は、待機部5へと送出される硬貨の数を計数するセンサである。
待機部ベルト21は、エンドレスの平ベルトであり、払出ローラ22と第二従動ローラ23とに掛け渡されてほぼ水平に支持されており、この水平部分の上面で、収納庫2から送出された硬貨を保持する。水平部分の長さは、最大径の硬貨2つ分よりも長く設定されている。
払出計数部26は、払出口3へと払い出される硬貨の数を計数するセンサである。
硬貨検知部27は、待機部ベルト21の硬貨を保持する面の裏面側に設けられて、待機部ベルト21上の硬貨の有無を検知するセンサである。
制御部30は、上記各種プログラムに従って、硬貨入出金装置1の各部を制御する。また、制御部30は、POS端末に直接或いは間接的に接続されて、POS端末からの払出し指示等を受信する。
また、制御部30は、プログラムに従って、送出計数部16、払出計数部26、および硬貨検知部27から受信する信号に基づいて、送出モータ14や払出モータ24を制御する。
このステップS3を制御部30が実行することによって、上述の待機硬貨補充手段33が実現される。
エラーがなかった場合には(ステップS4のYes)、制御部30は、本処理を終了する。
このとき、制御部30は、待機部ベルト21が半回転以上逆転するよう制御する。これにより、図5に示すように、待機部ベルト21上に堆積していた硬貨は全てリジェクト口7からリジェクト庫6へと退けられる。
このステップS6を制御部30が実行することによって、上述のリジェクト手段31が実現される。
そして、制御部30は、送出計数部16が送信する信号に基づいて、硬貨の送出にエラーが発生しなかったか否かを判断し(ステップS9)、エラーがなかった場合には(ステップS9のYes)、制御部30は、本処理を終了する。
ここで、ステップS11でのオペレータへの報知は、例えば、POS端末や硬貨入出金装置1が備える図示しない表示機にその旨を表示するようにしてもよいし、或いは、POS端末や硬貨入出金装置1が備える図示しないスピーカによってその旨を音声で伝えるようにしてもよい。また、後述するステップS15での報知についても同様である。
ステップS13で、待機部5に硬貨がないと判断すれば(ステップS13のYes)、制御部30は、処理をステップS8に進める。また、ステップS13で、待機部5に硬貨が残っていると判断した場合には(ステップS13のNo)、制御部30は、エラーログを書き出し(ステップS14)、オペレータにエラーを報知して(ステップS15)、本処理を終了する。
また、待機部5への硬貨の送出に違算が起こっても、オペレータによらずに硬貨送出をリトライできるので、リトライが成功すれば接客中にエラー処理のために接客を中断せずに手隙のときにリジェクト硬貨の処理を行えばよくなるため、オペレータの負担を軽減するとともに、客のレジ待ち時間を低減することができる。
16 送出計数部(計数部)、21 待機部ベルト(エンドレスベルト)、
27 硬貨検知部、31 リジェクト手段、32 リトライ手段
Claims (6)
- 硬貨を収納する収納庫と、
払出し指示に応じて硬貨を払い出す払出口と、
硬貨を退ける先であるリジェクト庫と、
前記収納庫と前記払出口との間に位置し且つ前記リジェクト庫に隣接し、前記収納庫から送出された硬貨を一時的に保持し、当該硬貨を前記払出口へ払い出すか前記リジェクト庫へ退ける待機部と、
前記待機部に送出された硬貨の数を計数する計数部と、
前記計数部の計数結果が所定数でない場合に、前記待機部の硬貨を前記リジェクト庫へ退けさせるリジェクト手段と、
前記計数部の計数結果が所定数でない場合に、前記待機部から硬貨が退けられた後に改めて前記収納庫の硬貨を前記待機部へ送出させるリトライ手段と、
を備え、
前記待機部は、当該待機部における硬貨の有無を検知する硬貨検知部を備える
硬貨入出金装置。 - 硬貨を収納する収納庫と、
払出し指示に応じて硬貨を払い出す払出口と、
硬貨を退ける先であるリジェクト庫と、
前記収納庫と前記払出口との間に位置し且つ前記リジェクト庫に隣接し、前記収納庫から送出された硬貨を一時的に保持し、当該硬貨を前記払出口へ払い出すか前記リジェクト庫へ退ける待機部と、
前記待機部に送出された硬貨の数を計数する計数部と、
前記計数部の計数結果が所定数でない場合に、前記待機部の硬貨を前記リジェクト庫へ退けさせるリジェクト手段と、
前記計数部の計数結果が所定数でない場合に、前記待機部から硬貨が退けられた後に改めて前記収納庫の硬貨を前記待機部へ送出させるリトライ手段と、
前記待機部が前記払出口へ硬貨を払い出すと、当該払出口から払い出した分の硬貨を前記待機部へ補充して前記待機部の保持硬貨数を一定にする待機硬貨補充手段と、
を備える硬貨入出金装置。 - 前記待機部は、当該待機部における硬貨の有無を検知する硬貨検知部を備える
請求項2に記載の硬貨入出金装置。 - 硬貨を収納する収納庫と、
払出し指示に応じて硬貨を払い出す払出口と、
硬貨を退ける先であるリジェクト庫と、
前記収納庫と前記払出口との間に位置し且つ前記リジェクト庫に隣接し、前記収納庫から送出された硬貨を一時的に保持し、当該硬貨を前記払出口へ払い出すか前記リジェクト庫へ退ける待機部と、
前記待機部に送出された硬貨の数を計数する計数部と、
前記計数部の計数結果が所定数でない場合に、前記待機部の硬貨を前記リジェクト庫へ退けさせるリジェクト手段と、
前記計数部の計数結果が所定数でない場合に、前記待機部から硬貨が退けられた後に改めて前記収納庫の硬貨を前記待機部へ送出させるリトライ手段と、
を備え、
前記リジェクト庫は、前記払出口との間に前記待機部を挟む位置に位置し、
前記待機部は、エンドレスベルトを備え、当該エンドレスベルト上に所定数の硬貨を積載し、前記エンドレスベルトを順転させることによって前記払出口へ硬貨を払い出し、前記エンドレスベルトを逆転させることによって前記リジェクト庫へ硬貨を退ける
硬貨入出金装置。 - 前記エンドレスベルトの硬貨を積載する部分の長さは、最大径硬貨を2枚並べられる程度である
請求項4に記載の硬貨入出金装置。 - 前記待機部は、前記エンドレスベルトを逆転させるときには全長の半分以上回す
請求項4または5に記載の硬貨入出金装置。
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JP2012194432A JP5570562B2 (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | 硬貨入出金装置 |
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Family Applications (1)
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