JP4937763B2 - 包装硬貨処理装置および包装硬貨用トレイ - Google Patents

包装硬貨処理装置および包装硬貨用トレイ Download PDF

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本発明は、包装硬貨の払い出しを行なう包装硬貨処理装置と、包装硬貨を複数本収納する包装硬貨用トレイに関する。
従来、入金された貨幣を包装硬貨へ両替する両替機が知られている。ここで、包装硬貨とは、所定枚数の硬貨を重ねて包装したもので、金種別となっている。
両替機への包装硬貨の補充は警送員の手によって行われる。警送員は、現金センタにて包装硬貨が収納されたトレイを店舗に運び、トレイ単位で両替機への交換を行う。こうしたトレイには、収納された包装硬貨の金種を表わすバーコードラベルが貼着されたものがある(例えば、特許文献1)。両替機は、バーコードラベルを光学的なセンサにより読みとることで金種を検出して、この金種と実際に投出した本数とから払い出した金額を計算することで、現在の在り高を管理している。
特開平11−86067号公報
しかしながら、前記従来の技術によれば、両替機全体の在り高を管理することはできるが、各トレイを個別に管理することができないという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、包装硬貨を収納するトレイを個別に管理することを可能とすることを課題の一つとしている。
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
本発明の包装硬貨処理装置は、
所定枚数の硬貨を金種別に包装した包装硬貨の払い出しを行なう包装硬貨処理装置であって、
前記包装硬貨を複数本収納するトレイと、
前記トレイを着脱自在に保持する複数のトレイ装填部と、
前記トレイの各々に設けられ、当該トレイについての個別情報を記憶する情報記憶媒体と、
前記情報記憶媒体に対して非接触で前記個別情報の読み書きを行なう情報読み書き手段と
を備えることを要旨としている。
ここで、「当該トレイについての個別情報」とは、トレイによって内容が異なる情報である。「読み書き」とは、読み取りと書き込みとの双方を行いうる構成をいう。
上記構成の包装硬貨処理装置によれば、情報読み書き手段により、情報記憶媒体に記憶された、トレイについての個別情報を読み書きすることができる。このために、トレイ毎で情報の管理を行うことができるという効果を奏する。
前記情報記憶媒体は、無線でデータのやり取りができるIDタグとしてもよい。この構成によれば、無線でトレイについての個別情報の読み書きが可能となる。
前記情報記憶媒体に記憶される個別情報は、前記トレイを識別し得る識別情報を含む構成としてもよい。識別情報によって、トレイを個別に管理することできる。
前記情報記憶媒体に記憶される個別情報は、包装硬貨処理装置の使用の状況によって、トレイ単位で変化し得る変動情報を含む構成としてもよい。変動情報によって、トレイを個別に管理することできる。
前記変動情報は、前記トレイに収納される包装硬貨の本数情報としてもよい。包装硬貨の金種と本数が判れば、トレイ毎の残高を個別に管理することができる。また、前記変動情報は、前記トレイからの前記包装硬貨の取り出しに関する異常情報としてもよい。前記異常情報を記憶することによって、トレイから包装硬貨を取り出したときにどのような異常が発生したかを容易に知ることが可能となる。
前記構成の包装硬貨処理装置において、前記複数のトレイ装填部のそれぞれに装填された各トレイの並び方向に移動して、所望のトレイから包装硬貨を取り込む包装硬貨取込手段を備え、前記情報読み書き手段は、前記包装硬貨取込手段に設けられ、前記包装硬貨取込手段の移動と共に、前記情報記憶媒体の読み書きを行う構成としてもよい。この構成によれば、一つの情報読み書き手段で各トレイに設けられた複数の情報記憶媒体の読み書きを行うことができることから、装置の構成が簡単である。
前記構成の包装硬貨処理装置において、前記情報読み書き手段により読み込んだ前記情報記憶媒体毎の個別情報を、前記複数のトレイ装填部のそれぞれと対応づけて記憶するテーブル形式のデータを記憶するテーブルデータ記憶手段を備える構成としてもよい。この構成によれば、テーブルデータの形で、トレイ毎の情報を管理することができることから、管理が容易である。
本発明の包装硬貨処理装置において、前記情報記憶媒体に記憶される個別情報は、前記トレイに収納される包装硬貨の金種を含み、包装硬貨の補充が必要な金種とトレイ装填部を定める補充内容決定手段と、前記補充が必要と定められた金種とトレイ装填部を、前記補充を行なう作業員に通知する通知手段と、作業員による前記補充が完了したか否かを判定する補充完了判定手段と、前記補充完了判定手段により前記補充の完了が判定されたとき、前記情報読み書き手段を作動させて、前記補充内容決定手段により定められたトレイ装填部に対応する前記情報記憶媒体に記憶された金種を読み取る読取制御手段と、前記金種読取制御手段により読み取った金種が前記補充内容決定手段により定められた金種と一致しないときに、警報を発する警報手段とを備える構成としてもよい。
この構成によれば、包装硬貨の補充の際に、作業員が、前記補充内容検定手段により定められたトレイ装填部に対して、前記補充内容検定手段により定められた金種とは相違するトレイを誤装填した場合、警報手段により警報が発せられることになる。したがって、包装硬貨の補充作業を確実なものとすることができる。
本発明の包装硬貨処理装置において、前記情報記憶媒体に記憶される個別情報は、前記トレイに収納される包装硬貨の金種を含み、前記包装硬貨の取り込み先である前記トレイ装填部を求める取込先決定手段と、前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に装填された前記トレイから包装硬貨を取り込む包装硬貨取込手段と、前記包装硬貨取込手段により取り込んだ包装硬貨の金種を、当該包装硬貨を実測することにより判定する実金種判定手段と、前記包装硬貨取込手段により取り込んだ包装硬貨の金種を、前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に対応する前記情報記憶媒体に記憶された金種から判定する記憶金種判定手段と、前記実金種判定手段と前記記憶金種判定手段との判定結果が一致しないときに、警報を発する警報手段とを備える構成としてもよい。
この構成によれば、包装硬貨をトレイから取り込む際に、前記取込先決定手段により定められたトレイ装填部に装填されたトレイについて、本来収納しなければならない金種とは相違する金種が誤って収納されていた場合、警報手段により警報が発せられることになる。したがって、包装硬貨の払い出し時等における包装硬貨の取込作業を確実なものとすることができる。
包装硬貨の本数を情報記憶媒体に記憶させた前記包装硬貨処理装置において、前記包装硬貨の取り込み先である前記トレイ装填部を求める取込先決定手段と、前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に装填された前記トレイから包装硬貨を取り込む包装硬貨取込手段と、前記包装硬貨取込手段により取り込んだ包装硬貨の本数をカウントする本数カウント手段と、前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に装填された前記トレイに残る包装硬貨の本数を、前記本数カウント手段によりカウントされた本数に基づいて演算する残数演算手段と、前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に対応する前記情報記憶媒体の前記本数情報を、前記残数演算手段により求められた包装硬貨の本数に基づいて更新する情報記憶媒体更新手段とを備える構成としてもよい。
この構成によれば、包装硬貨をトレイから取り込む際に、前記取込先決定手段により定められたトレイ装填部に装填されたトレイに記憶されている情報記憶媒体の前記本数情報を、その包装硬貨の取り込み後の本数に更新することができる。したがって、包装硬貨の払い出しが行われた後の情報記憶媒体に記憶された所定情報を、その払い出し後のトレイの残った本数に更新することができる。
本発明の包装硬貨用トレイは、
所定枚数の硬貨を金種別に包装した包装硬貨の払い出しを行なう包装硬貨処理装置に用いられ、前記包装硬貨を複数本収納する包装硬貨用トレイであって、
当該包装硬貨用トレイについての個別情報を記憶し、非接触で前記個別情報の読み書きを受ける情報記憶媒体
を備えることを要旨としている。
上記構成の包装硬貨用トレイによれば、情報記憶媒体から、包装硬貨用トレイについての個別情報を非接触で読み書きができる。このために、トレイ毎で情報の管理を行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
A.全体の構成:
図1は、本発明の第1実施例としての包装硬貨処理装置10の概略構成図である。包装硬貨処理装置10は、コンビニエンスストアや複数のテナント店を擁するショッピングセンター等に設置され(以下、この設置場所を以下「店舗」と呼ぶ)、入金された貨幣を棒金へ両替する自動両替機として機能する。棒金とは、同一金種の硬貨を所定枚数(例えば50枚)重ねて紙やビニール等のシートで棒状(円柱状)に包装した包装硬貨である。
図示するように、包装硬貨処理装置10は、箱形の筺体20を備え、筺体20内には、棒金32を複数収納するトレイ30が装填されるワゴン部40と、ワゴン部40から棒金32を取り込む棒金取込部50とを備える。
図2は、トレイ30の外観を示す斜視図である。トレイ30は、上部の大部分が開口した箱体で、複数の棒金32を整列状態で収容可能となっている。なお、一のトレイ30には同一金種の棒金が収容されている。トレイ30の前方には、棒金取出口34が設けられている。また、トレイ30の前方の側面には、IDタグ36が貼着されている。棒金32のトレイ30への装填は、包装硬貨処理装置10の設置場所から離れた現金センタにて行なわれる。現金センタにて棒金32が装填されたトレイ30は、警送員(作業員)によって店舗まで搬送され、警送員の手によって包装硬貨処理装置10に装填される。
IDタグ36は、ICチップと無線を拾うためのアンテナとが一体化されたもので、無線でデータのやり取りができる。IDタグ36には、貼着されたトレイを識別するためのID番号と、貼着されたトレイに収容される棒金32の金種と本数とが記憶されている。すなわち、IDタグ36には、トレイについての個別情報として、「ID番号」、「金種」、「本数」といった3種類の情報が記憶されている。「本数」は、包装硬貨処理装置10の使用の状況によってトレイ単位で変化し得る変動情報の一種である。
IDタグ36は、トレイ30に対して貼着剤により貼着されている。なお、このIDタグ36は、粘着剤での貼付けでなくてもよく、トレイ30から容易に外れることなく取付けられていれば、どのような手法で取り付けるようにしてもよい。
IDタグ36への前述した情報の記憶は、前述した現金センタにて、棒金32をトレイ30に装填すると同時に行われる。すなわち、現金センタでは、トレイ30に必要な金種の棒金32を必要な本数だけ収納すると共に、その収納された棒金32の金種と本数をIDタグ36に書き込む処理を行う。
図1に戻って、ワゴン部40は、複数のトレイ台42が上下方向に段形状に設けられており、一のトレイ台42に一のトレイ30が装填される。トレイ30はトレイ台42から着脱可能である。包装硬貨処理装置10の筺体20の後ろ側、すなわちワゴン部40側には、トレイ交換用扉22が設けられており、警送員は、このトレイ交換用扉22を開いて、ワゴン部40に装填されるトレイ30の交換を行う。すなわち、警送員は、払い出しにより減った棒金32の補充を、トレイ30単位で交換する。なお、トレイ台42は水平方向に対して斜めとなっており、トレイ30はその棒金取出口34が下方となるように斜めに装填される。なお、このトレイ台42が本発明の「トレイ装填部」を構成する。
上記トレイ交換用扉22には、扉の開閉を検出する扉開閉センサ24が設けられている。この扉開閉センサ24の役割については後述する。
図3は、ワゴン部40に装填された各トレイ30に収容された金種の一例を示す説明図である。図示するように、ワゴン部40の下から1段目から3段目のトレイ台42に装填された各トレイ30は500円、4段目から6段目のトレイ台42に装填された各トレイ30は100円、7段目から10段目のトレイ台42に装填された各トレイ30は10円、11段目と12段目のトレイ台42に装填された各トレイ30は1円の棒金32が収容されている。なお、あくまでもこれは一例であり、各金種のトレイ30はいずれの段のトレイ台42にでも装填可能で、ワゴン部40における金種の構成パターンを自在に変化させることが可能である。また、この金種の構成パターンは、店舗毎に異なることも可能である。
図1に戻って、棒金取込部50は、図示しないエレベータ構造によって上下方向に昇降可能となっており、ワゴン部40に装填された複数のトレイ30の各先端(IDタグ36の位置)に沿って昇降する。棒金取込部50は、半回転可能なアーム部52を備え、このアーム部52と図示しない棒金転送機構によって、棒金取出口34に位置する棒金32を一つずつトレイ30から取り出すことができる。前述したようにトレイ30は水平方向に対して斜めに装填されることから、棒金取出口34から棒金32が一つ取り出されると、トレイ30に残った棒金32は自重により棒金取出口34側に送られる。このようにして、棒金取込部50により、棒金32はトレイ30から一つずつ取り出されて収容部54に収容される。その後、棒金32のトレイ30からの取り込みを終了すると、棒金取込部50は、最上位の位置まで移動する。この最上位位置における筺体20の上面には、棒金32を払い出すための払出口26が開口され、この払出口26にシャッタ28が設けられている。利用者は、シャッタ28が開いた払出口26から収容部54に収容された棒金32を取り出すことができる。
なお、アーム部52の先端には、金種判別センサ56が設けられている。金種判別センサ56は、トレイ30から移行してきた棒金32の直径を光学的に計測することにより、棒金32の金種を判別するものである。また、棒金取込部50のトレイ30と向かい合う位置にはリーダライタ58が取り付けられている。リーダライタ58は、トレイ30に貼着されたIDタグ36に対して無線にてデータの読み書きを行う。すなわち、リーダライタ58は、IDタグ36からID番号、金種、本数の各情報を非接触にて読み取り、また、IDタグ36に対して新たな本数を非接触にて書き込む。
なお、金種判別センサ56は、前述したように棒金32の直径を計測するものであったが、これに替えて、棒金32の重量を計測して金種を判別する構成としてよい。要は、棒金32を実測することで金種を判別することができるものであるなら、いずれの構成とすることもできる。
図4は、包装硬貨処理装置10の内部的な構成を示すブロック図である。図示するように、包装硬貨処理装置10は、制御ユニット60を備える。前述した扉開閉センサ24、金種判別センサ56、リーダライタ58からの信号は、制御ユニット60に送られる。また、制御ユニット60は、棒金取込部50と電気的に接続されており、この動作を制御する。
さらに、包装硬貨処理装置10は、図1には示さなかったが、操作パネル70と紙幣入金部72とを備えており、制御ユニット60は操作パネル70と紙幣入金部72と電気的に接続されている。操作パネル70は、筺体20の上面に設けられており、利用者に対して操作案内を促す表示部と、利用者からの入力操作を受け付ける入力部とを併せ持つ。紙幣入金部72は、両替をしたい紙幣の入金を行うユニットである。制御ユニット60は、操作パネル70と紙幣入金部72の動作を制御する。
制御ユニット60は、CPU62、ROM64、RAM66、通信部68等を備えた周知のマイクロコンピュータによって構成される。通信部68は、専用回線で接続された前述した現金センタ90との間でデータ通信を可能としている。ROM64には、紙幣から棒金への両替を行う両替処理や、トレイ交換を行うトレイ交換処理を示す各種のコンピュータプログラムが予め格納されている。CPUは、RAM66をワークエリアとして用いることにより上記コンピュータプログラムを実行する。なお、本実施例においてソフトウェア的に実現する機能はハードウェアによって実現するものとしてもよい。
B.制御処理:
図5は、制御ユニット60により実行されるトレイ交換処理を示すフローチャートである。この処理は、警送員がトレイ交換を行うタイミングで実行開始される。本実施例では、上記タイミングは、扉開閉センサ24により、トレイ交換用扉22が閉状態から開状態に切り替えられたときが検出されたときとなっている。なお、このタイミングは、警送員がトレイ交換を行うタイミングを検知することができるものであれば、いずれのタイミングであってもよく、例えば、操作パネル70において所定の入力操作がなされたとき等に換えることもできる。
図5に示すように、処理が開始されると、制御ユニット60のCPU62は、まず、現金センタ90から当該包装硬貨処理装置10についてのトレイ交換情報を受信する(ステップS110)。包装硬貨処理装置10は、各トレイ台42にセットされたトレイ30について金種と最新の本数とを逐次、通信部68を介して現金センタ90に送信しており(後ほど詳述する)、現金センタ90は、いずれのトレイ台42のトレイ30が不足して来ているかを把握することができる。ステップS110では、包装硬貨処理装置10は、現金センタ90に対して、棒金32の補充が必要な(すなわち、交換が必要な)トレイ台番号と金種とをトレイ交換情報として要求して、そのトレイ交換情報を受信する。ここで、トレイ台番号とは、各トレイ台42に下段から順に振られた数字である。
その後、CPU62は、ステップS110により受信したトレイ交換情報を操作パネル70に表示する(ステップS120)。警送員は、操作パネル70に表示されたトレイ交換情報を見て、そのトレイ交換情報に応じたトレイ交換の作業を行う。すなわち、警送員は、トレイ交換情報を見て、トレイ交換情報として示されるトレイ台番号に装填されているトレイをまず抜き取って、その後、トレイ交換情報として示される金種に該当するトレイ(すなわち、金種が一致するトレイ)を手持ちの複数のトレイの中から選択して、その選び出したトレイを上記のトレイ台番号のトレイ台42に装填する。なお、ステップS120による処理は、必ずしも表示という視覚的な通知によるものである必要はなく、音声等により通知する構成としてもよい。
トレイ交換情報として現金センタ90から送られてくるトレイ台番号と金種とは、対となっているが、必ずしも一対でなく、複数対ある場合もある。警送員はそれら全ての対のトレイ台番号と金種についてのトレイ交換を行う。続くステップS130では、CPU62は、それら全てのトレイ交換が完了したか否かを判定する処理を行う。この判定は、具体的には、扉開閉センサ24により、トレイ交換用扉22が開状態から閉状態に切り替えられたときが検出されたときに、全てのトレイ交換が完了したものとする。なお、この判定は、警送員がトレイ交換を完了したこと、即ち棒金32の補充が完了したことを判定することができるものであれば、いずれでもよく、例えば、操作パネル70において所定の入力操作がなされたとき等に換えることもできる。
ステップS130でトレイ交換が完了していないと判定された場合には、CPU62は、ステップS130の処理を繰り返して、トレイ交換が完了するのを待つ。ステップS130でトレイ交換が完了したと判定されると、CPU62は、ステップS140に処理を進めて、ワゴン部40に装填された各トレイ30に貼着された全てのIDタグ36から情報を読み取る処理を行う。詳細には、棒金取込部50を最下段から上昇させながら、棒金取込部50に設けたリーダライタ58により、トレイ台42の各段に装填された全てのトレイ30のIDタグ36を順に読み取っていく。
続いて、CPUは、ステップS140で読み取った全てのIDタグ36の情報に基づいてトレイ一覧テーブルを更新する処理を行う(ステップS150)。トレイ一覧テーブルは、各トレイ台42にいずれのID番号のトレイ30が装填されており、そのトレイ30には、どの金種の棒金32が何本収納されているかを一覧にて示すテーブル形式のデータである。
図6は、トレイ一覧テーブルTBLの一例を示す説明図である。図示するように、トレイ一覧テーブルTBLは、「トレイ台番号」、「トレイID番号」、「金種」、「本数」の4つの項目により1レコードが構成され、トレイ台42の数n(例えば、n=12)だけのレコードが用意されている。各レコードの「トレイ台番号」の項目には、値1からn(=12)までの連番が格納されている。ステップS150では、棒金取込部50により下から1段目に位置するIDタグ36から読み取ったトレイID番号、金種、本数の情報を、トレイ台番号が値1であるレコードの対応する「トレイID番号」、「金種」、「本数」の項目に書き込み、次いで、棒金取込部50により下から2段目に位置するIDタグ36から読み取ったトレイID番号、金種、本数の情報を、トレイ台番号が値2であるレコードの対応する「トレイID番号」、「金種」、「本数」の項目に書き込み、というようにしてトレイ台番号がn(=12)である位置まで情報の書き込みを行う。
この結果、図6に示すように、トレイ一覧テーブルTBLには、トレイ台番号が1からn(=12)までの全てのトレイ台42のそれぞれに、いずれのID番号のトレイ30が装填されており、そのトレイ30には、どの金種の棒金32が何本収納されているかについての最新の情報が記憶されることになる。その後、CPU62は、ステップS110で受信したトレイ交換情報のトレイ台番号をトレイ一覧テーブルTBLと照合することにより、トレイ一覧テーブルTBLに登録された金種、すなわち登録金種を求める(ステップS160)。
続いて、CPU62は、ステップS110で受信したトレイ交換情報の金種が、ステップS160で得られた登録金種と一致するか否かを判定し(ステップS170)、一致しないと判定された場合に警報を発する(ステップS180)。トレイ交換情報の金種と登録金種が一致しないということは、警送員が操作パネル70に表示されたトレイ交換情報とは相違する金種のトレイを誤って装填したことが考えられるため、警報を発することにより、トレイ交換作業が異常である旨を警送員に通知するようにしている。なお、警報は、操作パネル70への表示に替えて、警報灯の点灯、ブザー等を用いた音声によるもの等としてもよい。
その後、ステップS150で得られた最新のトレイ一覧テーブルTBLの内容を、通信部68を動作させて現金センタ90に送信する(ステップS190)。なお、ステップS170で、トレイ交換情報の金種と登録金種が一致すると判定された場合には、ステップS180の処理を実行することなく、ステップS190に処理を進める。ステップS190の実行後、「リターン」に抜けて、このトレイ交換処理を一旦終了する。
なお、このトレイ交換処理においては、トレイ交換完了後、全てのIDタグ36の情報を新たに読み取って、トレイ一覧テーブルTBLの「トレイID番号」、「金種」、「本数」の各項目を全て書き直す構成であったが、これに替えて、実際にトレイ交換が行われたトレイ台42を検出し、そのトレイ台42の交換済みのトレイ30に貼着されたIDタグ36の情報を読み取り、トレイ一覧テーブルTBLの該当するトレイ台番号のレコードだけを書き直す構成としてもよい。
図7は、制御ユニット60により実行される両替処理を示すフローチャートである。この処理は、操作パネルにより表示された操作メニューから両替を行う旨の指示が利用者によりなされたときに実行開始される。図示するように、処理が開始されると、CPU62は、まず、紙幣入金部72を動作させて、利用者により投入された紙幣を取り込む処理を行う(ステップS210)。次いで、CPU62は、取り込んだ紙幣の金額と、別途、利用者により操作パネルから入力された希望金種とに基づいて、排出するトレイ台番号と払い出す棒金32の本数とを決定する処理を行う(ステップS220)。
その後、CPU62は、ステップS220で決定したトレイ台番号と払出本数とに基づいて、棒金取込部50を動作させて、トレイ台番号のトレイ台42に装填されるトレイ30から、払出本数に従う本数の棒金32を払い出す処理を行う(ステップS230)。
図8は、制御ユニット60により実行される払出チェック処理を示すフローチャートである。この払出チェック処理は、ステップS230の棒金払出の処理の途中の所定のタイミングで割り込みにて実行開始される。ここでいう所定のタイミングとは、棒金取込部50において、棒金32がトレイ30からアーム部52側に移行したタイミングである。
アーム部52に棒金32が移行すると、CPU62は、その移行してきた棒金32の金種を金種判別センサ56により判定する(ステップS310)。金種判別センサ56は、前述したように棒金32を実測するものであることから、この判定により棒金32の実金種が求まることになる。次いで、CPU62は、ステップS220で決定したトレイ台番号、すなわち実際に取り込みを行ったトレイ台番号をトレイ一覧テーブルTBLに照合することにより、トレイ一覧テーブルTBLに登録された金種、すなわち登録金種を求める(ステップS320)。なお、このステップS320の構成に替えて、改めて、ステップS220で決定したトレイ台番号から定まるトレイ台42に装填されたトレイ30のIDタグ36をリーダライタ58により読み取ることにより登録金種を求める構成としてもよい。
その後、CPU62は、ステップS310で得られた実金種が、ステップS320で得られた登録金種と一致するか否かを判定する(ステップS330)。ここで、一致しないと判定された場合には、棒金取込部50の動作を停止して、出金を中止する(ステップS340)とともに、警報を発する(ステップS350)。ステップS310で得られた実金種とステップS320で得られた登録金種とが一致しないということは、現金センタ90でトレイ30に収納された棒金32の金種が誤っていたことが考えられるため、直ちに出金を中止するとともに、払出金種が異常である旨を警送員に通知するようにしている。なお、警報は、操作パネル70への表示に替えて、警報灯の点灯、ブザー等を用いた音声によるもの等としてもよい。
一方、ステップS330で一致すると判定された場合には、ステップS230の棒金払出の処理(図7参照)に処理を戻して、棒金取込部50によるその後の棒金払出の処理を続行する。すなわち、アーム部52を回動させて、収容部54に棒金を移し、棒金取込部50を最上段まで上昇させて、シャッタ28を開くようにして、棒金32の払出を行う。
ステップS230による棒金払出の処理が完了すると、CPU62はステップS240に処理を進める。ステップS240では、CPU62は、ステップS230で払い出しのあったトレイ30(=ステップS220で決定したトレイ台番号に装填されたトレイ30)のIDタグ36に記憶された「本数」の情報を更新する。詳細には、棒金取込部50により棒金32を取り込んだ際に、金種判別センサ56により棒金32の取り込み数をカウントするとともに、その取り込んだトレイ30のIDタグ36に記憶された本数情報をリーダライタ58により読み取り、読み取った本数情報から前記カウントした数を減算して、その減算結果を新たな本数情報として、リーダライタ58により該当するIDタグ36に書き込む。なお、棒金32の本数のカウントは金種判別センサ56によって行なったが、金種判別センサ56とは別の手段により棒金32の本数をカウントする構成としてもよい。
続いて、CPU62は、トレイ一覧テーブルの内容の更新を行う(ステップS250)。詳細には、ステップS240で更新を行ったIDタグ36に対応するトレイ台番号のレコードにおける「本数」の項目を上記新たな本数情報で書き換える。その後、そのトレイ台番号に対応する本数が上記新たな本数情報に変わった旨の移動情報を、通信部68を動作させて現金センタ90に送信する(ステップS260)。ステップS260の実行後、この両替処理を一旦終了する。
C.作用・効果:
以上のように構成された第1実施例の包装硬貨処理装置10によれば、ワゴン部40に複数のトレイ台42が設けられ、各トレイ台42にはトレイ30が装填され、各トレイ30にはIDタグ36が貼着されている。IDタグ36には、ID番号、金種、本数が記憶されており、棒金取込部50に設けられたリーダライタ58により、非接触で読み書き可能となっている。このために、トレイ30毎で情報の管理を行うことができる。また、一つのリーダライタ58で各トレイ30のIDタグ36の読み書きが可能であることから、装置の構成が簡単で済む。
また、この包装硬貨処理装置10によれば、トレイ交換時に警送員によって金種の相違するトレイ30が装填された場合に、警報が発せられることから、トレイ交換の作業、即ち、棒金32の補充作業を確実なものとすることができる。さらに、両替時には、トレイ30に金種の誤った棒金32が収納されていたために誤った金種が払い出されようとした場合に、出金を停止するとともに警報が発せられる。このために、棒金32の払い出しの作業を確実に行うことができる。さらにまた、棒金32の払い出しが行われた後のIDタグ36の内容を、その払い出し後のトレイ30の残った本数に更新することができる。
D.第2実施例:
本発明の第2実施例について次に説明する。この第2実施例は、第1実施例の包装硬貨処理装置10と比較して、制御ユニット60にて実行されるトレイ交換処理が相違するだけであり、その他の制御処理やハードウェアの構成については同一である。なお、第1実施例と同一の構成には同じ符号を用いて説明する。
図9は、第2実施例の制御ユニットにより実行されるトレイ交換処理を示すフローチャートである。この処理は、第1実施例と同様に、警送員がトレイ交換を行うタイミングで実行開始される。図示するように、処理が開始されると、制御ユニット60のCPU62は、まず、現金センタ90から当該包装硬貨処理装置10についてのトレイ交換情報を受信する(ステップS410)。詳細には、包装硬貨処理装置10は、現金センタ90に対して、棒金32の補充が必要な(すなわち、交換が必要な)トレイ台番号とトレイについてのID番号とをトレイ交換情報として要求して、そのトレイ交換情報を受信する。
その後、CPU62は、ステップS410により受信したトレイ交換情報を操作パネル70に表示する(ステップS420)。警送員は、操作パネル70に表示されたトレイ交換情報を見て、そのトレイ交換情報に応じたトレイ交換の作業を行う。すなわち、警送員は、トレイ交換情報を見て、トレイ交換情報として示されるトレイ台番号に装填されているトレイをまず抜き取って、その後、トレイ交換情報として示されるID番号に該当するトレイ(を手持ちの複数のトレイの中から選択して、その選び出したトレイを上記のトレイ台番号のトレイ台42に装填する。なお、ステップS420による処理は、必ずしも表示という視覚的な通知によるものである必要はなく、音声等により通知する構成としてもよい。
トレイ交換情報として現金センタ90から送られてくるトレイ台番号とID番号とは、対となっているが、必ずしも一対でなく、複数対ある場合もある。警送員はそれら全ての対のトレイ台番号とID番号とについてのトレイ交換を行う。続くステップS430では、CPU62は、それら全てのトレイ交換が完了したか否かを判定する処理を行う。この判定は、第1実施例と同様である。
ステップS430でトレイ交換が完了していないと判定された場合には、CPU62は、ステップS430の処理を繰り返して、トレイ交換が完了するのを待つ。ステップS430でトレイ交換が完了したと判定されると、CPU62は、ステップS440に処理を進めて、トレイ交換情報として示されるトレイ台番号に装填されているトレイ30に貼着されたIDタグ36から情報を読み取る処理を行う。詳細には、棒金取込部50を上記トレイ台番号により特定されるトレイ台42の位置に移動して、棒金取込部50に設けたリーダライタ58により、そのトレイ台42の位置に装填されたトレイ30のIDタグ36を読み取る。
続いて、CPU62は、ステップS440で読み取ったIDタグ36の情報から得られたID番号が、ステップS410で受信したトレイ交換情報のID番号と一致するか否かを判定し(ステップS450)、一致しないと判定された場合に警報を発する(ステップS460)。一致しないということは、警送員が操作パネル70に表示されたトレイ交換情報とは相違するID番号のトレイを誤って装填したことが考えられるため、警報を発することにより、トレイ交換作業が異常である旨を警送員に通知するようにしている。
ステップS460の実行後、「リターン」に抜けて、このトレイ交換処理を一旦終了する。一方、ステップS450で一致すると判定された場合には、ステップS460の処理を実行することなく、「リターン」に処理を進める。
以上のように構成された第2実施例の包装硬貨処理装置によれば、トレイ交換時に警送員に対して、トレイのID番号によって交換するID番号を指示することができることから、トレイ交換を誤りを防止することができる。特に、誤ってID番号が相違するトレイを装填した場合には、警報が発せられることから、トレイ交換の作業、即ち、棒金32の補充作業をより確実なものとすることができる。
E.他の実施形態:
本発明は上記した実施例や変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
(1)前記実施例では、IDタグ36には、貼着されたトレイ30の個別情報として「ID番号」、「金種」、「本数」が記憶されている構成としているが、これに換えて、「ID番号」だけが記憶された構成としてもよい。この場合には、「金種」、「本数」の情報については、現金センタ90で一元管理するようにする。すなわち、トレイ30における棒金32の変動情報を、IDタグに記憶した「ID情報」とともに現金センタ90に送るようにして、現金センタ90で「ID情報」で特定される各トレイにいずれの金種の棒金がどれだけ収納されているかを常に把握する構成とする。この構成によっても、トレイ30毎で棒金32の金種と本数の管理を行うことができる。なお、「ID番号」は、トレイを識別しうる識別情報であれば、番号に換えて符号等とすることもできる。
(2)また、IDタグ36には、「金種」と「本数」だけが記憶されている構成とすることもできる。この構成によっても、トレイ30毎で棒金32の残高の管理を行うことができる。
(3)前記実施例では、IDタグ36には、「ID番号」、「金種」、「本数」が記憶されている構成としているが、さらに、貼着されたトレイ30からの棒金32の取り出しに関する異常情報が記憶される構成としてもよい。詳細には、払出チェック処理(図8)のステップS350の実行後に、現金センタ90でトレイ30に収納された棒金32の金種が誤っている旨(すなわち、取り出そうとした金種が誤っている旨)を示すエラーコードを異常情報として、該当するIDタグ36にリーダライタ58を使って書き込む処理を行う。異常発生トレイは警送員により回収され、現金センタ90へ運搬され、現金センタ90に備えられた情報読込書込装置にてIDタグ36の異常情報を読取ることで、当該トレイ30から棒金32を取り出そうとしたときにどのような異常が発生したかを容易に知ることが可能となる。
なお、異常情報としては、上記のトレイ30に収納された棒金32の金種が誤っているという異常についてのもの以外にも、トレイ30から棒金取込部50により1本ずつ棒金32を取り出そうとしたときに、複数本同時に排出されようとする異常についてのものとすることができる。要は、異常情報としては、棒金取込部50によるトレイ30からの棒金32の取り出しの際に発生する取り出しに関する異常であればどのような情報とすることもできる。また、IDタグ36は、「ID番号」と前記異常情報だけが記憶される構成としてもよい。さらには、異常情報だけが記憶される構成としてもよい。
なお、異常情報は、包装硬貨処理装置10の使用の状況によってトレイ単位で変化し得る変動情報の一種である。変動情報は、前述した「本数」とこの異常情報以外にも種々のものがあり、これらの変動情報は、情報記憶媒体に記憶される「トレイについての個別情報」となり得る。
さらには、IDタグ36に記憶される情報は、貼着されているトレイ30についての個別情報、すなわち、トレイ30によって内容が異なる情報であれば、「ID番号」等の識別情報や、前述した変動情報以外にも種々の情報とすることができる。
(4)前記実施例では、情報記憶媒体として、無線でデータの読み書きができるIDタグ36を用いていたが、これに換えて、磁気を利用してデータの読み書きを行う構成や、レーザを利用してデータの読み書きを行う構成としてもよい。
本発明の第1実施例としての包装硬貨処理装置10の概略構成図である。 トレイ30の外観を示す斜視図である。 ワゴン部40に装填された各トレイ30に収容された金種の一例を示す説明図である。 包装硬貨処理装置10の内部的な構成を示すブロック図である。 制御ユニット60により実行されるトレイ交換処理を示すフローチャートである。 トレイ一覧テーブルTBLの一例を示す説明図である。 制御ユニット60により実行される両替処理を示すフローチャートである。 制御ユニット60により実行される払出チェック処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例におけるトレイ交換処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10...包装硬貨処理装置
20...筺体
22...トレイ交換用扉
24...扉開閉センサ
26...払出口
28...シャッタ
30...トレイ
32...棒金
34...棒金取出口
36...IDタグ
40...ワゴン部
42...トレイ台
50...棒金取込部
52...アーム部
54...収容部
56...金種判別センサ
58...リーダライタ
60...制御ユニット
62...CPU
64...ROM
66...RAM
68...通信部
70...操作パネル
72...紙幣入金部
90...現金センタ
TBL...トレイ一覧テーブル

Claims (12)

  1. 所定枚数の硬貨を金種別に包装した包装硬貨の払い出しを行なう包装硬貨処理装置であって、
    前記包装硬貨を複数本収納するトレイと、
    前記トレイを着脱自在に保持する複数のトレイ装填部と、
    前記トレイの各々に設けられ、当該トレイについての個別情報を記憶する情報記憶媒体と、
    前記情報記憶媒体に対して非接触で前記個別情報の読み書きを行なう情報読み書き手段と
    を備える包装硬貨処理装置。
  2. 請求項1に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記情報記憶媒体は、
    無線でデータのやり取りができるIDタグである
    包装硬貨処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記情報記憶媒体に記憶される個別情報は、前記トレイを識別し得る識別情報を含む
    包装硬貨処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記情報記憶媒体に記憶される個別情報は、包装硬貨処理装置の使用の状況によって、トレイ単位で変化し得る変動情報を含む
    包装硬貨処理装置。
  5. 請求項4に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記変動情報は、前記トレイに収納される包装硬貨の本数情報である
    包装硬貨処理装置。
  6. 請求項4に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記変動情報は、前記トレイからの前記包装硬貨の取り出しに関する異常情報である
    包装硬貨処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記複数のトレイ装填部のそれぞれに装填された各トレイの並び方向に移動して、所望のトレイから包装硬貨を取り込む包装硬貨取込手段
    を備え、
    前記情報読み書き手段は、
    前記包装硬貨取込手段に設けられ、前記包装硬貨取込手段の移動と共に、前記情報記憶媒体の読み書きを行う構成である
    包装硬貨処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記情報読み書き手段により読み込んだ前記情報記憶媒体毎の個別情報を、前記複数のトレイ装填部のそれぞれと対応づけて記憶するテーブル形式のデータを記憶するテーブルデータ記憶手段
    を備える包装硬貨処理装置。
  9. 請求項1または2に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記情報記憶媒体に記憶される個別情報は、前記トレイに収納される包装硬貨の金種を含み、
    包装硬貨の補充が必要な金種とトレイ装填部を定める補充内容決定手段と、
    前記補充が必要と定められた金種とトレイ装填部を、前記補充を行なう作業員に通知する通知手段と、
    作業員による前記補充が完了したか否かを判定する補充完了判定手段と、
    前記補充完了判定手段により前記補充の完了が判定されたとき、前記情報読み書き手段を作動させて、前記補充内容決定手段により定められたトレイ装填部に対応する前記情報記憶媒体に記憶された金種を読み取る読取制御手段と、
    前記金種読取制御手段により読み取った金種が前記補充内容決定手段により定められた金種と一致しないときに、警報を発する警報手段と
    を備える包装硬貨処理装置。
  10. 請求項1または2に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記情報記憶媒体に記憶される個別情報は、前記トレイに収納される包装硬貨の金種を含み、
    前記包装硬貨の取り込み先である前記トレイ装填部を求める取込先決定手段と、
    前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に装填された前記トレイから包装硬貨を取り込む包装硬貨取込手段と、
    前記包装硬貨取込手段により取り込んだ包装硬貨の金種を、当該包装硬貨を実測することにより判定する実金種判定手段と、
    前記包装硬貨取込手段により取り込んだ包装硬貨の金種を、前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に対応する前記情報記憶媒体に記憶された金種から判定する記憶金種判定手段と、
    前記実金種判定手段と前記記憶金種判定手段との判定結果が一致しないときに、警報を発する警報手段と
    を備える包装硬貨処理装置。
  11. 請求項5に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記包装硬貨の取り込み先である前記トレイ装填部を求める取込先決定手段と、
    前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に装填された前記トレイから包装硬貨を取り込む包装硬貨取込手段と、
    前記包装硬貨取込手段により取り込んだ包装硬貨の本数をカウントする本数カウント手段と、
    前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に装填された前記トレイに残る包装硬貨の本数を、前記本数カウント手段によりカウントされた本数に基づいて演算する残数演算手段と、
    前記取込先決定手段により定められた前記トレイ装填部に対応する前記情報記憶媒体の前記本数情報を、前記残数演算手段により求められた包装硬貨の本数に基づいて更新する情報記憶媒体更新手段と
    を備える包装硬貨処理装置。
  12. 所定枚数の硬貨を金種別に包装した包装硬貨の払い出しを行なう包装硬貨処理装置に用いられ、前記包装硬貨を複数本収納する包装硬貨用トレイであって、
    当該包装硬貨用トレイについての個別情報を記憶し、非接触で前記個別情報の読み書きを受ける情報記憶媒体
    を備える包装硬貨用トレイ。
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